JP4522110B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真感光体、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関し、詳しくは、円筒状支持体の外周面側に感光層を有し、該円筒状支持体の内周面側に挿入体を有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関する。
電子写真方式は、円筒状支持体の外周面側に感光層を有する電子写真感光体の表面に、帯電および露光(画像露光)によって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって現像してトナー像を形成し、このトナー像を紙などの転写材に転写することによって画像形成物(コピー、プリント)を得るというプロセスを採用した方式が一般的である。また、トナー像を転写した後の電子写真感光体の表面は、必要に応じてクリーニングされる。
このプロセスを採用した電子写真装置においては、様々な原因から騒音が発生することがある。
騒音発生の1つの原因として、電子写真感光体の表面の帯電が挙げられる。
帯電装置としては、従来、非接触帯電装置であるコロナ帯電装置が汎用されていたが、近年、電子写真感光体に接触配置された接触帯電部材に外部電源から電圧を印加して電子写真感光体の表面の帯電を行う接触帯電装置が実用化されている。
接触帯電装置としては、帯電均一性の観点から、接触帯電部材に外部電源から1〜2kV程度の直流電圧と2kVP−P程度の交流電圧とを重畳した振動電圧を印加して電子写真感光体の表面の帯電を行う装置が一般的である。
しかしながら、振動電圧が印加された接触帯電部材は、電子写真感光体との間で接触−離間を繰り返すため、電子写真感光体が振動し、帯電音と呼ばれる騒音が発生することがある。
また、騒音発生の別の原因として、電子写真感光体の表面のクリーニングが挙げられる。
近年の電子写真感光体の高耐久化に伴い、電子写真感光体とクリーニング部材との摩擦力が大きくなり、その結果、電子写真感光体とクリーニング部材との間で振動音(騒音)が発生することがある。これは、回転する電子写真感光体とクリーニング部材との摩擦力によって、特に電子写真感光体の回転開始時や回転停止時といった低速回転時にスティックスリップ振動が増大し、電子写真感光体が過度に振動することによって発生する振動音である。
これらの騒音を防止する方法の1つとして、電子写真感光体の円筒状支持体の内周面側に、弾性体や樹脂や金属などの挿入体を押し込むことが知られている(特開平05−035048号公報(特許文献1)など)。また、挿入体の形状や固定方法についても、様々な方法が知られている(特開2000−089612号公報(特許文献2)、特開2000−098804号公報(特許文献3)など)。
しかしながら、接着剤で円筒状支持体の内周面側に挿入体を固定する場合、挿入体の形状が適切でないと十分な接着力が得られず、電子写真感光体やプロセスカートリッジの物流時や電子写真装置での使用時において、挿入体が円筒状支持体から外れる場合があった。
例えば、特開2000−089612号公報には、挿入体の端部にテーパーをつけることで、円筒状支持体の内周面側に挿入体を挿入する際の詰まりをなくし、量産性を向上させる技術が開示されている。
しかしながら、このような形状の挿入体であっても、円筒状支持体の内周面と挿入体との間の接着クリアランスがわずかであるため、十分な接着力を得ることはできなかった。
また、特に、熱収縮率が大きい樹脂を主成分とする挿入体を使用する場合は、より強い接着力が求められる。
一方、接着剤を使用せずに、圧入により挿入体を円筒状支持体の内周面側に固定する方法もあるが、挿入体がずれない程度まで圧入・固定すると、電子写真感光体の寸法精度が悪化してしまい、画像濃度ムラが発生した。
特開平05−035048号公報 特開2000−089612号公報 特開2000−098804号公報
本発明の目的は、従来の問題点を解決し、電子写真感光体の寸法精度の悪化が引き起こされることなく、十分な接着力にて固定された挿入体を有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することである。
本発明は、円筒状支持体を有し、該円筒状支持体の外周面側に感光層を有し、該円筒状支持体の内周面側に挿入体を有する電子写真感光体において、
該挿入体が、該円筒状支持体と嵌合する第1の面と、該挿入体の少なくとも一端に設けられた第2の面とを有し、
該第1の面と該第2の面との間に段差があり、
該第2の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dが、該第1の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dよりも大きく、該第1の面と該円筒状支持体の内周面との距離D が、0μm以上70μm以下であり、
該第2の面上の点および該円筒状支持体の回転軸を含む断面Sと該第2の面との交線と、該断面Sと該円筒状支持体の内周面との交線とが、略平行であり、
該第2の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dと、該第1の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dとの差(D−D)が、70μm以上150μm以下であり、該第1の面の円筒状支持体回転軸方向の最大長が、該挿入体の円筒状支持体回転軸方向の全長に対して50%以上90%以下であり、該第1の面の円筒状支持体回転軸方向の最大長が、80mm以上90mm以下であり、
該第2の面が、全周の95%以上に渡っており、
該円筒状支持体の内周面側にシアノアクリレート系接着剤を円周状塗布した後、該円筒状支持体に該挿入体を第2の面側から挿入することにより該挿入体の該第2の面と該円筒状支持体の内周面との間の全域円周状に付与されたシアノアクリレート系接着剤によって、該挿入体が該円筒状支持体の内周面側に固定されている
ことを特徴とする電子写真感光体である。
また、本発明は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置である。
本発明によれば、電子写真感光体の寸法精度の悪化が引き起こされることなく、十分な接着力にて固定された挿入体を有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
図1(a)〜(e)は、本発明の電子写真感光体に用いられる挿入体の例を示す図である。図1中、1021は円筒状支持体と嵌合する第1の面、1022は挿入体の端に設けられた第2の面であり、第1の面1021と第2の面1022との間には段差がある。
本発明の電子写真感光体に用いられる挿入体は、図1(a)に示される形状以外に、図1(b)や(c)に示されるように中空形状であってもよく、また、図1(c)に示されるようにスリットによって第1の面1021や第2の面1022が途切れていてもよく、また、図1(d)に示されるように第2の面1022が全周に渡っていなくてもよく、また、図1(e)に示されるように両端に第2の面を有していてもよい。その他、どのような形状であっても、本発明の上記規定を満足する形状でありさえすればよい。ただし、接着力の観点からは、第2の面が全周の95%以上に渡っていることが好ましく、特には98%以上に渡っていることがより好ましく、さらには100%に渡っていることがより一層好ましい。
図2は、本発明の電子写真感光体について、挿入体の第1の面上の点、第2の面上の点および円筒状支持体の回転軸を含む断面Sを示した図(一例)である。この断面Sは、上記の断面Sであって、かつ、断面Sである。
図2における挿入体としては、図1(a)に示される形状の挿入体を例に挙げた。
図2中、101は円筒状支持体、102は挿入体、103は接着剤、Aは円筒状支持体101の回転軸(=電子写真感光体の回転軸)である。円筒状支持体の外周面側に設けられる感光層などの層については不図示である。
また、図2中、101cは断面Sと円筒状支持体101の内周面との交線、1021cは断面Sと挿入体102の第1の面との交線、1022cは断面Sと挿入体102の第2の面との交線である。
挿入体の第2の面と円筒状支持体の内周面との間における接着剤保持性の観点から、第2の面上の点および円筒状支持体の回転軸を含む断面Sと第2の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線とは、略平行でなければならない。
また、挿入体を用いることによる騒音防止効果を十分に発揮させるためには、第1の面上の点および円筒状支持体の回転軸を含む断面Sと第1の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線とが、略平行であることが好ましい。
本発明において、略平行とは、当該2つの交線をそれぞれ延長した2直線がなす角(鋭角側)が、好ましくは15°以下、より好ましくは5°以下、さらに好ましくは1°以下である場合を意味する。当然のことながら、略平行には平行(真に平行)である場合も含む。
上述のとおり、挿入体の第2の面と円筒状支持体の内周面との距離Dは、挿入体の第1の面と円筒状支持体の内周面との距離Dよりも大きくなければならないが(D−D>0)、具体的には、距離Dと距離Dとの差(D−D)が30μm以上であることがより好ましい。D−Dが小さすぎると、本発明の効果が得られにくくなる。一方、距離Dと距離Dとの差(D−D)は150μm以下であることが好ましく、特には100μm以下がより好ましい。D−Dが大きすぎると、接着剤の保持性や接着力が低下する場合がある。
挿入体の第1の面と円筒状支持体の内周面との距離Dとは、断面Sと第1の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線との距離である。また、挿入体の第2の面と円筒状支持体の内周面との距離Dとは、断面Sと第2の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線との距離である。また、距離Dと距離Dとの差(D−D)とは、すなわち、第1の面と第2の面との間の段差の大きさを意味している。
なお、上記交線が直線状でない場合は、上記交線の両端を通る直線に置き換える。また、2交線の距離が一様でない場合は、距離の平均値をもってその2交線の距離とする。
また、挿入体の第1の面の円筒状支持体回転軸方向の最大長は、挿入体の円筒状支持体回転軸方向の全長に対して50%以上100%未満であることが好ましく、特には80%以上98%以下であることがより好ましい。挿入体の第1の面の円筒状支持体回転軸方向の最大長が短すぎると、挿入体を用いることによる騒音防止効果が得られにくくなる。
挿入体の材料としては、例えば、アルミニウムなどの金属や、ポリカーボネート樹脂やポリフェニレンオキサイド樹脂などの樹脂や、ウレタンなどのゴムなどが挙げられる。
本発明に用いられる接着剤としては、各種接着剤を用いることができるが、挿入体のずれ防止の観点から、速効性のあるシアノアクリレート系接着剤が好ましい。
また、接着剤は円筒状支持体の内面に円周状塗布することが好ましい。点状塗布では接着力が低下する場合がある。
次に、電子写真感光体の層構成について説明する。
上述のとおり、本発明の製造方法により製造される電子写真感光体は、円筒状支持体(以下、単に支持体ともいう)の外周面に感光層を有する電子写真感光体である。
感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型感光層であっても、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層であってもよいが、電子写真特性の観点からは積層型感光層が好ましい。また、積層型感光層には、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した順層型感光層と、支持体側から電荷輸送層、電荷発生層の順に積層した逆層型感光層があるが、電子写真特性の観点からは順層型感光層が好ましい。
支持体としては、導電性を有していればよく(導電性支持体)、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属製の支持体を用いることができる。また、アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化スズ合金などを真空蒸着によって被膜形成された層を有する上記金属製支持体やプラスチック製支持体を用いることもできる。また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子などの導電性粒子を適当な結着樹脂と共にプラスチックや紙に含浸した支持体や、導電性結着樹脂を有するプラスチック製の支持体などを用いることもできる。
支持体と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)または後述の中間層との間には、レーザー光などの散乱による干渉縞の防止や、支持体の傷の被覆を目的とした導電層を設けてもよい。導電層は、カーボンブラック、金属粒子などの導電性粒子を結着樹脂に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は、0.1〜30μmであることが好ましく、特には0.5〜20μmであることがより好ましい。
また、支持体または導電層と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間には、バリア機能や接着機能を有する中間層を設けてもよい。中間層は、感光層の接着性改良、塗工性改良、支持体からの電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護などのために形成される。中間層は、カゼイン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチルセルロース樹脂、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポリアミド樹脂、変性ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ゼラチン樹脂、酸化アルミニウムなどの材料を用いて形成することができる。中間層の膜厚は0.05〜5μmであることが好ましく、特には0.3〜1.5μmであることがより好ましい。
本発明の電子写真感光体に用いられる電荷発生物質としては、例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾなどのアゾ顔料や、金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料や、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔料や、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリレン顔料や、アンスラキノン、ピレンキノンなどの多環キノン顔料や、スクワリリウム色素や、ピリリウム塩およびチアピリリウム塩や、トリフェニルメタン色素や、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリコンなどの無機物質や、キナクリドン顔料や、アズレニウム塩顔料や、シアニン染料や、キサンテン色素や、キノンイミン色素や、スチリル色素や、硫化カドミウムや、酸化亜鉛などが挙げられる。これら電荷発生物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層に用いる結着樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂などが挙げられる。特には、ブチラール樹脂などが好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤と共に分散して得られる電荷発生層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。分散方法としては、ホモジナイザー、超音波、ボールミル、サンドミル、ロールミル、振動ミル、アトライター、液衝突型高速分散機などを用いた方法が挙げられる。電荷発生物質と結着樹脂との割合は、1:0.3〜1:4(質量比)の範囲が好ましい。
電荷発生層用塗布液に用いる溶剤は、使用する結着樹脂や電荷発生物質の溶解性や分散安定性から選択されるが、有機溶剤としてはアルコール、スルホキシド、ケトン、エーテル、エステル、脂肪族ハロゲン化炭化水素、芳香族化合物などが挙げられる。
電荷発生層の膜厚は5μm以下であることが好ましく、特には0.1〜2μmであることがより好ましい。
また、電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを必要に応じて添加することもできる。
本発明の電子写真感光体に用いられる電荷輸送物質としては、例えば、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物、トリアリールメタン化合物などが挙げられる。これら電荷輸送物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
感光層が積層型感光層である場合、電荷輸送層に用いる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、アクリロニトリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、不飽和樹脂などが挙げられる。特には、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂などが好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と結着樹脂を溶剤に溶解して得られる電荷輸送層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。電荷輸送物質と結着樹脂との割合は、5:1〜1:5(質量比)の範囲が好ましく、特には3:1〜1:3(質量比)の範囲がより好ましい。
電荷輸送層用塗布液に用いる溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル、クロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン原子で置換された炭化水素などが用いられる。
電荷輸送層の膜厚は5〜50μmであることが好ましく、特には10〜35μmであることがより好ましい。
また、電荷輸送層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などを必要に応じて添加することもできる。
感光層が単層型感光層である場合、該単層型感光層は、上記電荷発生物質および上記電荷輸送物質を上記結着樹脂および上記溶剤と共に分散して得られる単層型感光層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。
また、感光層上には、該感光層を保護することを目的とした保護層を設けてもよい。保護層は、上述した各種結着樹脂を溶剤に溶解して得られる保護層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。
保護層の膜厚は0.5〜10μmであることが好ましく、特には1〜5μmであることが好ましい。
上記各層の塗布液を塗布する際には、例えば、浸漬コーティング法(浸漬塗布法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法などの塗布方法を用いることができる。
図3に、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図3において、1は円筒状の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
回転駆動される電子写真感光体1の表面は、帯電手段(一次帯電手段:帯電ローラーなど)3により、正または負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4を受ける。こうして電子写真感光体1の表面に、目的の画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、現像手段5の現像剤に含まれるトナーにより現像されてトナー像となる。次いで、電子写真感光体1の表面に形成担持されているトナー像が、転写手段(転写ローラーなど)6からの転写バイアスによって、転写材供給手段(不図示)から電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて給送された転写材(紙など)Pに順次転写されていく。
トナー像の転写を受けた転写材Pは、電子写真感光体1の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段(クリーニングブレードなど)7によって転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化され、さらに前露光手段(不図示)からの前露光光(不図示)により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なお、図3に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
上述の電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数のものを容器に納めてプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。図3では、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7とを一体に支持してカートリッジ化して、電子写真装置本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9としている。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1)
外径:30.00mm、内径:28.60mm、肉厚:0.70mm、長さ:357.5mmのアルミニウムシリンダーを支持体(円筒状支持体)とした。
次に、SnOコート処理硫酸バリウム(導電性粒子)10部、酸化チタン(抵抗調整用)2部、フェノール樹脂6部、シリコーンオイル(レベリング剤)0.001部、および、メタノール4部/メトキシプロパノール16部の混合溶媒を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で2時間分散して、導電層用塗布液を調製した。
この導電層用塗布液を、支持体上に浸漬塗布し、140℃で30分間熱硬化して、膜厚が15μmの導電層を形成した。
次に、N−メトキシメチル化ナイロン3部、および、共重合ナイロン3部を、メタノール65部/n−ブタノール30部の混合溶媒に溶解して、中間層用塗布液を調製した。
この中間層用塗布液を、導電層上に浸漬塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
次に、下記式で示される構造を有するアゾ顔料(電荷発生物質)4部、
Figure 0004522110
ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBLS、積水化学(株)製)2部およびシクロヘキサノン35部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で12時間分散し、次に、メチルエチルケトン60部を加えて電荷発生層用塗布液を調製した。
この電荷発生層用塗布液を、中間層上に浸漬塗布し、80℃で10分間乾燥して、膜厚が0.3μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式で示される構造を有するアミン化合物(電荷輸送物質)7部、
Figure 0004522110
下記式で示される構造を有するアミン化合物(電荷輸送物質)1部、
Figure 0004522110
および、ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ200、三菱ガス化学(株)製)10部を、クロロベンゼン80部に溶解して電荷輸送層用塗布液を調製した。
この電荷輸送層用塗布液を、電荷発生層上に浸漬塗布し、120℃で1時間乾燥して、膜厚が30μmの電荷輸送層を形成した。
次に、支持体の内周面側、支持体端部から50mmまでの領域に、シアノアクリレート系瞬間接着剤0.1gを塗布した後、図1(a)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体を第2の面側から支持体の中央部まで挿入した。このように挿入することで、第2の面と円筒状支持体の内周面との間に接着剤が導入される。挿入体挿入後、接着剤を23℃で48時間乾燥した。
このようにして、円筒状支持体の外周面側に感光層を有し、円筒状支持体の内周面側に挿入体を有する電子写真感光体を作製した。
なお、実施例1で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
第1の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:90mm
第1の面の部分の外径:28.46mm
第2の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:10mm
第2の面の部分の外径:28.32mm
−D:0.07mm
断面Sと第1の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
断面Sと第2の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
・出力画像評価
作製した電子写真感光体を、キヤノン(株)製複写機iR3300(AC/DC接触帯電装置およびクリーニングブレードを具備)に搭載し、23℃/50%RH環境下、A4サイズの普通紙を用いて画像出力を行い、出力画像の評価を行った結果、濃度ムラなどの画像欠陥は発生しなかった。
・放置試験
次に、同様の電子写真感光体を、40℃/95%RH環境下100時間放置し、次いで、5℃/10%RH環境下100時間放置した後、挿入体の固定状態を確認したところ、挿入体の外れは発生していなかった。
(実施例2)
実施例1において、挿入体を図1(b)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
なお、実施例2で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
第1の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:90mm
第1の面の部分の外径:28.46mm
第2の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:10mm
第2の面の部分の外径:28.32mm
−D:0.07mm
内径:15mm
断面Sと第1の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
断面Sと第2の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
(実施例3)
実施例1において、挿入体を図1(c)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
なお、実施例3で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
第1の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:90mm
第1の面の部分の外径:28.80mm
第2の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:10mm
第2の面の部分の外径:28.66mm
−D:0.07mm
内径:15mm
スリット幅:2mm
断面Sと第1の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
断面Sと第2の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
(実施例4)
実施例1において、挿入体を図1(e)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
なお、実施例4で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
第1の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:80mm
第1の面の部分の外径:28.46mm
2つの第2の面の円筒状支持体回転軸方向長さ:ともに10mm
2つの第2の面の部分の外径:ともに28.32mm
−D:ともに0.07mm
断面Sと第1の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
断面Sと第2の面との交線と、断面Sと円筒状支持体の内周面との交線:平行
(実施例5)
実施例1において、挿入体の『D−D』を0.15mmに変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
(実施例6)
実施例1において、挿入体の『第1の面の円筒状支持体回転軸方向長さ』を50mmに変更し、『第2の面の円筒状支持体回転軸方向長さ』を50mmに変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
(実施例7)
実施例1において、挿入体をポリカーボネート樹脂製挿入体に変更した(寸法は同じ)以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
(実施例8)
実施例1において、挿入体をアルミニウム製挿入体に変更した(寸法は同じ)以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
(実施例9)
実施例1において、挿入体をウレタンゴム製挿入体に変更した(寸法は同じ)以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生せず、挿入体の外れは発生していなかった。
(比較例1)
実施例1において、挿入体を図4(a)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生しなかったが、上記放置試験後、挿入体の外れが発生した。
なお、比較例1で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の円筒状支持体回転軸方向長さ:100mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の部分の外径:28.46mm
段差なし
(比較例2)
実施例1において、挿入体を図4(b)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生しなかったが、上記放置試験後、挿入体の外れが発生した。
なお、比較例2で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の円筒状支持体回転軸方向長さ:100mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の部分の外径:28.46mm
内径:15mm
段差なし
(比較例3)
実施例1において、挿入体を図4(c)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生しなかったが、上記放置試験後、挿入体の外れが発生した。
なお、比較例3で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の円筒状支持体回転軸方向長さ:100mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の部分の外径:28.80mm
内径:15mm
スリット幅:2mm
段差なし
(比較例4)
比較例3において、挿入体の『円筒状支持体と嵌合する面4021の部分の外径』を29.00mmに変更し、該挿入体の接着剤による接着を行わなかった以外は、比較例3と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。上記放置試験後、挿入体の外れは発生しなかったが、出力画像評価を行ったところ、濃度ムラが発生した。
(比較例5)
実施例1において、挿入体を図4(d)に示す形状(概略)のポリフェニレンオキサイド樹脂製挿入体に変更した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価した。濃度ムラなどの画像欠陥は発生しなかったが、上記放置試験後、挿入体の外れが発生した。
なお、比較例5で用いた挿入体の寸法は、以下のとおりである。
円筒状支持体回転軸方向の全長:100mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の円筒状支持体回転軸方向長さ:90mm
円筒状支持体と嵌合する面4021の部分の外径:28.46mm
テーパー面4022のテーパー角度:45°
段差なし
本発明の電子写真感光体に用いられる挿入体の例を示す図である。 挿入体の第1の面上の点、第2の面上の点および円筒状支持体の回転軸を含む断面を示した図である。 本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成を示す図である。 比較例で用いた挿入体を示す図である。
符号の説明
1021 第1の面
1022 第2の面
101 円筒状支持体
102 挿入体
103 接着剤
A 円筒状支持体の回転軸
101c 断面と円筒状支持体の内周面との交線
1021c 断面と挿入体の第1の面との交線
1022c 断面と挿入体の第2の面との交線
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
4021 円筒状支持体と嵌合する面
4022 テーパー面

Claims (4)

  1. 円筒状支持体を有し、該円筒状支持体の外周面側に感光層を有し、該円筒状支持体の内周面側に挿入体を有する電子写真感光体において、
    該挿入体が、該円筒状支持体と嵌合する第1の面と、該挿入体の少なくとも一端に設けられた第2の面とを有し、
    該第1の面と該第2の面との間に段差があり、
    該第2の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dが、該第1の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dよりも大きく、該第1の面と該円筒状支持体の内周面との距離D が、0μm以上70μm以下であり、
    該第2の面上の点および該円筒状支持体の回転軸を含む断面Sと該第2の面との交線と、該断面Sと該円筒状支持体の内周面との交線とが、略平行であり、
    該第2の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dと、該第1の面と該円筒状支持体の内周面との距離Dとの差(D−D)が、70μm以上150μm以下であり、該第1の面の円筒状支持体回転軸方向の最大長が、該挿入体の円筒状支持体回転軸方向の全長に対して50%以上90%以下であり、該第1の面の円筒状支持体回転軸方向の最大長が、80mm以上90mm以下であり、
    該第2の面が、全周の95%以上に渡っており、
    該円筒状支持体の内周面側にシアノアクリレート系接着剤を円周状塗布した後、該円筒状支持体に該挿入体を第2の面側から挿入することにより該挿入体の該第2の面と該円筒状支持体の内周面との間の全域円周状に付与されたシアノアクリレート系接着剤によって、該挿入体が該円筒状支持体の内周面側に固定されている
    ことを特徴とする電子写真感光体。
  2. 前記第1の面上の点および前記円筒状支持体の回転軸を含む断面Sと前記第1の面との交線と、該断面Sと該円筒状支持体の内周面との交線とが、略平行である請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 請求項1または2に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 請求項1または2に記載の電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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