JP4521361B2 - 自転車用幼児座席 - Google Patents
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Description
即ち、本発明に係る自転車用幼児座席は、座部と背もたれ部とを有する座席本体を備え、座席本体の背もたれ部の上方にヘッドレストが設けられたものであって、ヘッドレストと背もたれ部とは軸心が左右方向へ向いたヒンジ軸を有する首関節部により前後揺動自在に連結されることでヘッドレストが背もたれ部の上部に位置する使用ポジションとこの使用ポジションよりも後方へ倒れた控えポジションとに姿勢変更可能になっており、この首関節部にはヘッドレストを使用ポジションで固定又は固定解除する首折れ操作手段が設けられている。
上記首関節部は、次の箇所に設けることができる。即ち、ヘッドレストには支持脚が下方突設され、前記背もたれ部には支持脚を上下移動自在に嵌合保持する保持筒部が設けられ、この保持筒部に支持脚を複数高さ位置で固定又はこの固定を解除する高さ調節手段が設けられたものとし、更に上記支持脚はヘッドレストに一体的に設けられたネック片とこのネック片に連結された脚本体とを有したものとしたうえで、これらネック片と脚本体との連結部分で首関節部を形成させる。
首折れ操作手段は次の構成とすることが可能である。即ち、操作軸にはその径方向へ突出した状態で可撓性を有するストッパ片が設けられた位置決め部材が当該操作軸と一体回転可能に設けられており、前記ネック片には上記位置決め部材のストッパ片が回転する領域内で当該ストッパ片と接触するが操作軸の回転力で当該ストッパ片が撓み変形を伴って乗り越え可能となる程度の突出量を有した位置決め突起が、ストッパ片を嵌め入れ可能な相互間隔をおいて複数設けられている。
高さ調節手段は、背もたれ部の保持筒部に設けられこの保持筒部に嵌合された支持脚に向けて出退する方向で弾性変形可能とされた弾性支持片と、ヘッドレストの支持脚に上下方向に並んで設けられた凹凸列と、上記弾性支持片に設けられ支持脚の凹凸列と係脱自在とされた係合突部と、この係合突部が凹凸列に係合した状態にロックすべく弾性支持片を支持脚に向けて押圧するように締め付ける締結具とを有したものとすればよい。
図1乃至図3に示すように、本発明に係る自転車用幼児(子供)座席1は、座部2と背もたれ部3とを有する座席本体4を備え、座席本体4の背もたれ部3の上方にヘッドレスト5が高さ調整自在に設けられている。また座席本体4の座部2の前方側に荷かご6が設けられている。
ヘッドレスト5には支持脚45が下方突設されている。背もたれ部3の後壁部11における左右中央となる上端部に、支持脚45を上下移動自在に嵌合保持する保持筒部46が設けられている。
係合突部51は弾性支持片48の前面で前向きに突出するように設けられ、凹凸列50は支持脚45の後面側に設けられている。
保持筒部46の前壁には弾性支持片48に対向して開口窓61が設けられており、この開口窓61には蓋体62が嵌められ、この蓋体62に設けられた取付孔63に、締結具54のボルト55が差し通され、ボルト頭が係合された状態とされる。
図3で示したように、ヘッドレスト5は、後方ガード部71と左右一対の側方ガード部72とを有しており、幼児の頭部を後方及び側方から覆うことができるようになっている。これら後方ガード部71及び左右の側方ガード部72は、PP等の硬質合成樹脂により形成された硬質板部材67を土台として、その内側に、エラストマー等より形成された軟質部材68が内張り状に(二色形成により)設けられたものである。
ネック片80(図10及び図11参照)には、脚本体81の上端部を左右両側から挟み込む左右一対のヒンジレバー86が下方突出状に設けられており、脚本体81には、左側のヒンジレバー86に対してその右側内面に当接するヒンジ片87と、右側のヒンジレバー86に対してその左側内面に当接するヒンジ片87とが設けられている。そしてこれら左右のヒンジレバー86とヒンジ片87との各組み合わせにそれぞれ、ヒンジレバー86とヒンジ片87とを貫通する状態で上記したヒンジ軸84が設けられている。
このような構成の首関節部85により、ヘッドレスト5と背もたれ部3とは相対的に前後揺動自在となり、ヘッドレスト5は、背もたれ部3の上部に位置する使用ポジション(図5参照)と、この使用ポジションよりも後方へ倒れた控えポジション(図6参照)とに姿勢変更可能になっている。ネック片80には、左右のヒンジレバー86をそれらの後縁側で連結する状態で背板92が設けられており、ヘッドレスト5が使用ポジションになったときにはこの背板92が脚本体81の上端部裏面に当接するようになり、それ以上、ヘッドレスト5が前方へ回動することはない。
操作部100は、ネック片80に前後貫通して形成された保持孔105(図10及び図11参照)に対して回転自在に保持された操作軸106(図12及び図13参照)と、この操作軸106においてネック片80の正面側へ向く軸端部に設けられた抜止片107(図12及び図13参照)と、操作軸106においてネック片80の背面側へ向く軸端部に設けられた操作ツマミ108(図14及び図15参照)とを有している。
上記操作軸106にはその軸心部分に貫通孔112が形成され、この貫通孔112が抜止片107も突き抜けている。この貫通孔112は抜止片107寄りで径大になる段付き孔となっている。また操作ツマミ108の中心にも貫通孔113が設けられており、この貫通孔113はツマミ外方側で径大になる段付き孔となっている。
抜止片107は操作軸106まわりで回転非対称形に形成されている。本実施形態では操作軸106の径方向両側へ向けて、同じ長さだけ長方形状に張り出したものとしてある。
すなわち、係止孔101の長方形状開口に対して抜止片107の長方形状を重ね合わせる状態(同じ向きにした状態)では、抜止片107は係止孔101を通過できることになり、この状態から抜止片107を90°回転させて係止孔101の長方形状開口に対して抜止片107の長方形状を交差させると、抜止片107は係止孔101を通過できないことになる。
以上詳説したところから明らかなように、本発明に係る自転車用幼児座席1では、図1に示したようにこれを自転車150の前部に前向きで装着した状態にし、この自転車用幼児座席1に対して自転車150のハンドル151の後方側から幼児を乗せたり降ろしたりする場合には、首折れ操作手段95の操作部100を操作し、ヘッドレスト5を予め控えポジションにする(後方へ倒す)。
幼児を自転車用幼児座席1へ載せた後は、ヘッドレスト5を使用ポジションに戻し(前方へ起こし)、首折れ操作手段95の操作部100を操作して、ヘッドレスト5を固定すればよい。
ヘッドレスト5を高さ調節する場合は、高さ調節手段44の締結具54を緩め、ヘッドレスト5を上下動させてヘッドレスト5を所望高さにしたうえで、緩めた締結具54を締め付ける。これだけの操作で、弾性支持片48の係合突部51が支持脚45の凹凸列50に押圧され、係合状態がロックされ、ヘッドレスト5は調節後の高さで確実に固定されることになる。このように、ヘッドレスト5の高さ調節は極めて簡単な操作で高精度、且つ確実に行えるのである。
この自転車用幼児座席1は、自転車150の前部に装着することが限定されるものではなく、自転車150の後部に装着してもよい。
首折れ操作手段95の操作部100に用いられる操作軸106と抜止片107とは別体としてもよい。
2 座部
3 背もたれ部
4 座席本体
5 ヘッドレスト
44 高さ調節手段
45 支持脚
46 保持筒部
47 スリット
48 弾性支持片
50 凹凸列
51 係合突部
54 締結具
84 ヒンジ軸
85 首関節部
95 首折れ操作手段
80 ネック片
81 脚本体
100 操作部
101 係止孔
105 保持孔
106 操作軸
106a 軸端部
107 抜止片
108 操作ツマミ
121 ストッパ片
120 位置決め部材
130 位置決め突起
Claims (3)
- 座部(2)と背もたれ部(3)とを有する座席本体(4)を備え、座席本体(4)の背もたれ部(3)の上方にヘッドレスト(5)が設けられた自転車用幼児座席において、
ヘッドレスト(5)と背もたれ部(3)とは軸心が左右方向へ向いたヒンジ軸(84)を有する首関節部(85)により前後揺動自在に連結されることでヘッドレスト(5)が背もたれ部(3)の上部に位置する使用ポジションとこの使用ポジションよりも後方へ倒れた控えポジションとに姿勢変更可能になっており、
この首関節部(85)にはヘッドレスト(5)を使用ポジションで固定又は固定解除する首折れ操作手段(95)が設けられており、
前記ヘッドレスト(5)には支持脚(45)が下方突設され、
前記背もたれ部(3)には支持脚(45)を上下移動自在に嵌合保持する保持筒部(46)が設けられ、
この保持筒部(46)に支持脚(45)を複数高さ位置で固定又はこの固定を解除する高さ調節手段(44)が設けられ、
上記支持脚(45)はヘッドレスト(5)に一体的に設けられたネック片(80)とこのネック片(80)に連結された脚本体(81)とを有し、
これらネック片(80)と脚本体(81)との連結部分で前記首関節部(85)が形成されており、
前記首折れ操作手段(95)はネック片(80)に設けられた操作部(100)と脚本体(81)に設けられた係止孔(101)とを有しており、
上記操作部(100)は、ネック片(80)に前後貫通して形成された保持孔(105)に対して回転自在に保持された操作軸(106)と、ネック片(80)の正面側へ向く上記操作軸(106)の軸端部(106a)に当該操作軸(106)と一体回転可能に設けられた抜止片(107)と、ネック片(80)の背面側へ向く上記操作軸(106)の軸端部(106a)に当該操作軸(106)と一体回転可能に設けられた操作ツマミ(108)とを有し、
上記係止孔(101)は、上記抜止片(107)が操作軸(106)まわりで回転されることで抜止片(107)を通過可能状態と通過不能状態とに切替可能にする開口形状に形成されたものとなっていることを特徴とする自転車用幼児座席。 - 前記操作軸(106)にはその径方向へ突出した状態で可撓性を有するストッパ片(121)が設けられた位置決め部材(120)が当該操作軸(106)と一体回転可能に設けられており、
前記ネック片(80)には上記位置決め部材(120)のストッパ片(121)が回転する領域内で当該ストッパ片(121)と接触するが操作軸(106)の回転力で当該ストッパ片(121)が撓み変形を伴って乗り越え可能となる程度の突出量を有した位置決め突起(130)が、ストッパ片(121)を嵌め入れ可能な相互間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自転車用幼児座席。 - 前記高さ調節手段(44)は、背もたれ部(3)の保持筒部(46)に設けられこの保持筒部(46)に嵌合された支持脚(45)に向けて出退する方向で弾性変形可能とされた弾性支持片(48)と、
ヘッドレスト(5)の支持脚(45)に上下方向に並んで設けられた凹凸列(50)と、
上記弾性支持片(48)に設けられ支持脚(45)の凹凸列(50)と係脱自在とされた係合突部(51)と、
この係合突部(51)が凹凸列(50)に係合した状態にロックすべく弾性支持片(48)を支持脚(45)に向けて押圧するように締め付ける締結具(54)とを有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自転車用幼児座席。
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