JP2007203874A - 自転車用幼児座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】幼児の乗せ降ろし時にヘッドレストが邪魔にならずに、容易に幼児を乗せ降ろしできるようにする。
【解決手段】座席本体4の背もたれ部3の上方にヘッドレスト5が設けられた自転車用幼児座席において、ヘッドレスト5と背もたれ部3とは首関節部85により前後揺動自在に連結されることでヘッドレスト5が背もたれ部3の上部に位置する使用ポジションとこの使用ポジションよりも後方へ倒れた控えポジションとに姿勢変更可能になっており、この首関節部85にはヘッドレスト5を使用ポジションで固定又は固定解除する首折れ操作手段95が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自転車に装着される自転車用幼児座席に関する。
自転車用幼児(子供)座席には、座部と背もたれ部とを有する座席本体を備え、座席本体の背もたれ部の上方にヘッドレストが高さ調整自在に設けられたものがある。この種の従来の自転車用幼児座席は、幼児座席の背凭れの上部にヘッドレストを高さ調整可能とする装置として、上下方向のガイド部材に対してヘッドレストを左右2カ所でクランプ部材を介してネジとナットで締結するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
登録実用新案第3058842号公報
上記従来の自転車用幼児座席を自転車の前部(前輪の上方、ハンドルの中央又はハンドルの後部)に前向きで装着した状態にし、この自転車用幼児座席に対して自転車のハンドル後方側から幼児を乗せたり降ろしたりするのにヘッドレストの上方を超えさせる必要が生じ、その分、幼児を高く持ち上げなければならないために、強い力を要し、困難になるということがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、幼児の乗せ降ろし時にヘッドレストが邪魔にならずに、容易に幼児を乗せ降ろしできるようにした自転車用幼児座席を提案することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る自転車用幼児座席は、座部と背もたれ部とを有する座席本体を備え、座席本体の背もたれ部の上方にヘッドレストが設けられたものであって、ヘッドレストと背もたれ部とは軸心が左右方向へ向いたヒンジ軸を有する首関節部により前後揺動自在に連結されることでヘッドレストが背もたれ部の上部に位置する使用ポジションとこの使用ポジションよりも後方へ倒れた控えポジションとに姿勢変更可能になっており、この首関節部にはヘッドレストを使用ポジションで固定又は固定解除する首折れ操作手段が設けられている。
このような構成であると、この自転車用幼児座席を自転車の前部に前向きで装着した状態にし、この自転車用幼児座席に対して自転車のハンドル後方側から幼児を乗せたり降ろしたりする場合には、ヘッドレストを予め控えポジションにしておく(後方へ倒しておく)ということができる。ヘッドレストを後方へ倒すことで、自転車用幼児座席全体としての高さが低くなるので、その上方を超えさせるように幼児を持ち上げる高さも、低く抑えられるということである。
従って、幼児の乗せ降ろし時にヘッドレストが邪魔にならずに、容易に幼児を乗せ降ろしできるという利点が得られる。
上記首関節部は、次の箇所に設けることができる。即ち、ヘッドレストには支持脚が下方突設され、前記背もたれ部には支持脚を上下移動自在に嵌合保持する保持筒部が設けられ、この保持筒部に支持脚を複数高さ位置で固定又はこの固定を解除する高さ調節手段が設けられたものとし、更に上記支持脚はヘッドレストに一体的に設けられたネック片とこのネック片に連結された脚本体とを有したものとしたうえで、これらネック片と脚本体との連結部分で首関節部を形成させる。
このようにすると、ヘッドレストは使用ポジションと控えポジションとに姿勢変更できるだけでなく、高さ調節もできるようになる。従って、幼児の乗せ降ろしを更に一層、容易にできる利点がある。なお、言うまでもなく、ヘッドレストを使用ポジションにおいても高さ調節できるので、幼児の身長や着座姿勢にヘッドレストを柔軟に位置調整できるという利点もある。
首折れ操作手段は次の構成とすることが可能である。即ち、首折れ操作手段はネック片に設けられた操作部と脚本体に設けられた係止孔とを有しており、上記操作部は、ネック片に前後貫通して形成された保持孔に対して回転自在に保持された操作軸と、ネック片の正面側へ向く上記操作軸の軸端部に当該操作軸と一体回転可能に設けられた抜止片と、ネック片の背面側へ向く上記操作軸の軸端部に当該操作軸と一体回転可能に設けられた操作ツマミとを有し、上記係止孔は、上記抜止片が操作軸まわりで回転されることで抜止片を通過可能状態と通過不能状態とに切替可能にする開口形状に形成されたものとなっている。
このようにすることで、首折れ操作手段の操作が容易となる。また操作ツマミの回転位置を見ることで、その操作状態をすぐに確認することができるために、操作のし忘れを防止できる利点もある。
首折れ操作手段は次の構成とすることが可能である。即ち、操作軸にはその径方向へ突出した状態で可撓性を有するストッパ片が設けられた位置決め部材が当該操作軸と一体回転可能に設けられており、前記ネック片には上記位置決め部材のストッパ片が回転する領域内で当該ストッパ片と接触するが操作軸の回転力で当該ストッパ片が撓み変形を伴って乗り越え可能となる程度の突出量を有した位置決め突起が、ストッパ片を嵌め入れ可能な相互間隔をおいて複数設けられている。
このようにすることで操作ツマミを回転させる中にあって、適正な位置で止めることができる。また操作感として一操作ごとにクリック感が得られ、操作した手応えとして実感できる。
高さ調節手段は、背もたれ部の保持筒部に設けられこの保持筒部に嵌合された支持脚に向けて出退する方向で弾性変形可能とされた弾性支持片と、ヘッドレストの支持脚に上下方向に並んで設けられた凹凸列と、上記弾性支持片に設けられ支持脚の凹凸列と係脱自在とされた係合突部と、この係合突部が凹凸列に係合した状態にロックすべく弾性支持片を支持脚に向けて押圧するように締め付ける締結具とを有したものとすればよい。
このようにすると、ヘッドレストを上下調整する場合、締結具を緩めて、ヘッドレスト乃至支持脚を保持筒部に対して上下移動させることにより、支持脚の凹凸列に対して、弾性支持片の係合部が係合する支持脚の凹凸列の位置が上下に小刻みに変更されて、弾性支持片の係合部は支持脚の凹凸列に係合した状態を保持するため、ヘッドレスト乃至支持脚を上下移動した任意の位置で保持筒部に対して保持することできるため、ヘッドレスト乃至支持脚を所望の上下位置に移動させた後は、緩めた締結具を締め付ければ良く、極めて簡単でかつ精度よくヘッドレストを上下調整することができる。しかも、ヘッドレストを上下調整した後の締結具の締め付けにより、弾性支持片が支持脚側に押圧されて、支持脚の係合部が支持脚の凹凸列に強く圧接係合し、ヘッドレスト乃至支持脚は保持筒部に対して上下移動不能に確実にロックされる。従って、ヘッドレストの高さ調整を極めて簡単な操作で高精度でかつ確実になすことができる。
本発明に係る自転車用幼児座席は、幼児の乗せ降ろし時にヘッドレストが邪魔にならずに、容易に幼児を乗せ降ろしできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に示すように、本発明に係る自転車用幼児(子供)座席1は、座部2と背もたれ部3とを有する座席本体4を備え、座席本体4の背もたれ部3の上方にヘッドレスト5が高さ調整自在に設けられている。また座席本体4の座部2の前方側に荷かご6が設けられている。
座席本体4は、合成樹脂等により座部2と背もたれ部3と一体に形成され、背もたれ部3は、後壁部11と左右一対の側壁部12とを有し、座部2は背もたれ部3の後壁部11の下端及び一対の側壁部12の下端に一体に連結され、座部2の前部にはU字状に屈曲した左右一対の脚保持部15が前方に突設されている。座席本体4は支持台16を介して自転車150のハンドル151のハンドルステム152に着脱自在に取付られている。支持台16は後端部中央に半割筒状の後挟持体17を一体に有し、この後挟持体17と、支持台16とは別体の半割筒状の前挟持体18との間で、ハンドル151のハンドルステム152を前後に挟持して、後挟持体17と前挟持体18とをボルト等の締結具で互いに締め付け固定することにより、支持台16はハンドルステム152に後方突出状に固定されている。
座席本体4の前後方向中途部は、支持台16の前端部に左右一対の前取付体21を介して左右方向の支持軸22廻りに回動自在に連結され、座席本体4の後端部は、支持台16の後端部に後取付体23を介して、締結具24により上下調整自在に固定され、これにより座席本体4は支持台16に対して支持軸22廻りに傾斜調整可能に取り付けられている。
なお、前記荷かご6の後壁部には座席本体4に座った幼児の足を挿入するための左右一対の挿入孔が設けられ、荷かご6の底壁の後部に幼児の足を載せることができるように構成されている。
ヘッドレスト5には支持脚45が下方突設されている。背もたれ部3の後壁部11における左右中央となる上端部に、支持脚45を上下移動自在に嵌合保持する保持筒部46が設けられている。
図8及び図9に示すように、この保持筒部46には、支持脚45を複数高さ位置で固定又はこの固定を解除する高さ調節手段44が設けられている。この高さ調節手段44は、保持筒部46に嵌合された支持脚45に向けて出退する方向で弾性変形可能とされた弾性支持片48と、支持脚45に対して上下方向に並んで設けられた凹凸列50と、弾性支持片48に設けられ凹凸列50と係脱自在とされた係合突部51と、この係合突部51が凹凸列50に係合した状態をロックすべく弾性支持片48を支持脚45へ押圧するように締め付ける締結具54とを有している。
弾性支持片48は、保持筒部46の後壁に2本のスリット47を平行に設けることにより、これら両スリット47間に形成されている。この弾性支持片48の上端部には薄肉部49が設けられ、弾性支持片48は、薄肉部49を支点に、保持筒部46に嵌合された支持脚45に向けて出退移動するような弾性変形を生起する。
係合突部51は弾性支持片48の前面で前向きに突出するように設けられ、凹凸列50は支持脚45の後面側に設けられている。
締結具54は、保持筒部46及び支持脚45を貫通して挿通されるボルト55と、このボルト55に螺合される締付ナット56とを有したものであり、支持脚45にはボルト55が挿通される上下方向の長孔58(図4乃至図7参照)が設けられ、弾性支持片48の中央部にボルト55が挿通される取付孔59が設けられている。
保持筒部46の前壁には弾性支持片48に対向して開口窓61が設けられており、この開口窓61には蓋体62が嵌められ、この蓋体62に設けられた取付孔63に、締結具54のボルト55が差し通され、ボルト頭が係合された状態とされる。
このようなことから、締結具54を締め込めば、弾性支持片48が支持脚45へ押圧され、係合突部51が凹凸列50に係合してロックすると共に、開口窓61が蓋体62によって確実に閉塞される。
図3で示したように、ヘッドレスト5は、後方ガード部71と左右一対の側方ガード部72とを有しており、幼児の頭部を後方及び側方から覆うことができるようになっている。これら後方ガード部71及び左右の側方ガード部72は、PP等の硬質合成樹脂により形成された硬質板部材67を土台として、その内側に、エラストマー等より形成された軟質部材68が内張り状に(二色形成により)設けられたものである。
図4乃至図7に示すように、支持脚45は、ヘッドレスト5に一体的に設けられたネック片80とこのネック片80に連結された脚本体81とを有しており、これらネック片80と脚本体81との連結部分に、軸心が左右方向へ向いたヒンジ軸84を有する首関節部85が設けられている。
ネック片80(図10及び図11参照)には、脚本体81の上端部を左右両側から挟み込む左右一対のヒンジレバー86が下方突出状に設けられており、脚本体81には、左側のヒンジレバー86に対してその右側内面に当接するヒンジ片87と、右側のヒンジレバー86に対してその左側内面に当接するヒンジ片87とが設けられている。そしてこれら左右のヒンジレバー86とヒンジ片87との各組み合わせにそれぞれ、ヒンジレバー86とヒンジ片87とを貫通する状態で上記したヒンジ軸84が設けられている。
本実施形態においてヒンジ軸84には、鍔付きの金属製軸であり、且つ、軸先端に段付きカラー88及び抜止輪89(図4にのみ示す)を挿通させた状態で先端を膨出変形させ、装着を完了させるタイプのものを用いている。このタイプの鍔付きの金属製軸は、装着前にシャンク部90が設けられ、装着後にこのシャンク部90を切除するようにする。
このような構成の首関節部85により、ヘッドレスト5と背もたれ部3とは相対的に前後揺動自在となり、ヘッドレスト5は、背もたれ部3の上部に位置する使用ポジション(図5参照)と、この使用ポジションよりも後方へ倒れた控えポジション(図6参照)とに姿勢変更可能になっている。ネック片80には、左右のヒンジレバー86をそれらの後縁側で連結する状態で背板92が設けられており、ヘッドレスト5が使用ポジションになったときにはこの背板92が脚本体81の上端部裏面に当接するようになり、それ以上、ヘッドレスト5が前方へ回動することはない。
この首関節部85には首折れ操作手段95が設けられている。この首折れ操作手段95は、ヘッドレスト5を使用ポジションで固定したり、この固定を解除したりするためのものであって、ネック片80に設けられた操作部100と脚本体81に設けられた係止孔101とを有している。
操作部100は、ネック片80に前後貫通して形成された保持孔105(図10及び図11参照)に対して回転自在に保持された操作軸106(図12及び図13参照)と、この操作軸106においてネック片80の正面側へ向く軸端部に設けられた抜止片107(図12及び図13参照)と、操作軸106においてネック片80の背面側へ向く軸端部に設けられた操作ツマミ108(図14及び図15参照)とを有している。
図12及び図13に示すように、本実施形態では操作軸106と抜止片107とは一体形成されたものとしてあり、従って当然にこれら操作軸106と抜止片107とは一体回転する。また操作軸106において操作ツマミ108が設けられる側の軸端部106aは正方形状断面の角棒状としてあり、且つ、更にその先端は、軸方向でこの角棒状の軸端部106aを半割にした形状とされている。
これに対し、図14及び図15に示すように、操作ツマミ108は操作軸106の先端(角棒状の軸端部106aを半割にした部位)をガタツキ無く嵌め入れ可能な角孔状の嵌合凹部110が設けられている。このようなことから、操作ツマミ108も操作軸106と一体回転可能になっている。
上記操作軸106にはその軸心部分に貫通孔112が形成され、この貫通孔112が抜止片107も突き抜けている。この貫通孔112は抜止片107寄りで径大になる段付き孔となっている。また操作ツマミ108の中心にも貫通孔113が設けられており、この貫通孔113はツマミ外方側で径大になる段付き孔となっている。
そして図4に示すように、ネック片80の正面側から保持孔105に対して操作軸106を挿入し、保持孔105を突き抜けてネック片80の背側へ出た軸端部106aへ操作ツマミ108を嵌め付けると共に、抜止片107側から貫通孔112へ連結軸114を差し込み、操作ツマミ106の貫通孔113内へ抜止輪115を嵌め付け、その先端を膨出変形させて装着を完了させる。
この連結軸114は、上記ヒンジ軸84に用いたのと同じように鍔付きの金属製軸であって、装着前にはシャンク部116を具備し、装着後にこのシャンク部116を切除するようにする。
抜止片107は操作軸106まわりで回転非対称形に形成されている。本実施形態では操作軸106の径方向両側へ向けて、同じ長さだけ長方形状に張り出したものとしてある。
脚本体81に設けられた係止孔101は、抜止片107が操作軸106まわりで回転されることで抜止片107を通過可能状態と通過不能状態とに切替可能にする開口形状に形成されたものとなっている。上記のように本実施形態では抜止片107を長方形状に形成させてあるので、この係止孔101も長方形状の開口形状としてある。
すなわち、係止孔101の長方形状開口に対して抜止片107の長方形状を重ね合わせる状態(同じ向きにした状態)では、抜止片107は係止孔101を通過できることになり、この状態から抜止片107を90°回転させて係止孔101の長方形状開口に対して抜止片107の長方形状を交差させると、抜止片107は係止孔101を通過できないことになる。
図12及び図13で示したように、操作軸106は、径大部106bと径小部106cとが軸方向に並んだ段付き軸とされており、径大部106bが抜止片107との接合寄りの部分とされ、径小部106cが操作ツマミ108との接合寄りの部分とされている。これら径大部106b及び径小部106cは、いずれも断面円形とされており、径大部106bは係止孔101内でガタツキのない嵌合関係を有する寸法とされ、径小部106cは保持孔105内でガタツキのない嵌合関係を有する寸法とされている。
操作軸106には位置決め部材120が設けられている。この位置決め部材120は操作軸106の径方向へ突出した状態で可撓性を有するストッパ片121を有したもので、操作ツマミ108の嵌合凹部110(図14及び図15参照)と一緒に、操作軸106における角棒状の軸端部106a(図12及び図13参照)へガタツキ無く挿通される。従って、この挿通のため、位置決め部材120には角孔状の開口部122が設けられている。すなわちこの位置決め部材120も操作軸106と一体回転する。
図4、図10及び図11に示すように、ネック片80には、位置決め部材120のストッパ片121が回転する領域内、すなわち、保持孔105の開口周部に複数の位置決め突起130が設けられている。各位置決め突起130は、位置決め部材120の回転時にはストッパ片121と接触するが、操作軸106の回転力でストッパ片121が撓み変形を伴って乗り越え可能となる程度の突出量を有している。
本実施形態において位置決め突起130は、90°おきに計4個設けてあり、各位置決め突起130の相互間隔は、ストッパ片121を嵌め入れ可能な寸法としてある。
以上詳説したところから明らかなように、本発明に係る自転車用幼児座席1では、図1に示したようにこれを自転車150の前部に前向きで装着した状態にし、この自転車用幼児座席1に対して自転車150のハンドル151の後方側から幼児を乗せたり降ろしたりする場合には、首折れ操作手段95の操作部100を操作し、ヘッドレスト5を予め控えポジションにする(後方へ倒す)。
ヘッドレスト5を後方へ倒せば、自転車用幼児座席1全体としての高さが低くなるので、その上方を超えさせるように幼児を持ち上げる高さも、低く抑えられる。そのため、幼児の乗せ降ろし時にヘッドレスト5が邪魔にならずに、容易に幼児を乗せ降ろしできる。
幼児を自転車用幼児座席1へ載せた後は、ヘッドレスト5を使用ポジションに戻し(前方へ起こし)、首折れ操作手段95の操作部100を操作して、ヘッドレスト5を固定すればよい。
首折れ操作手段95の操作部100を操作するにあって、操作ツマミ108の回転は、位置決め部材120のストッパ片121が保持孔105まわりの位置決め突起130を乗り越えて係合する作用を受けて、適正な位置で止めることができる。また操作感として一操作ごとにクリック感が得られるため、操作した手応えとして実感できる。このように、首折れ操作手段95の操作は容易である。また操作ツマミ108の回転位置を見ることで、その操作状態をすぐに確認することができるために、操作のし忘れを防止できる利点もある。
ヘッドレスト5は使用ポジションと控えポジションとに姿勢変更できるだけでなく、高さ調節手段44によって高さ調節もできる。従って、この高さ調節も併用すれば幼児の乗せ降ろしを更に一層、容易にできる。
ヘッドレスト5を高さ調節する場合は、高さ調節手段44の締結具54を緩め、ヘッドレスト5を上下動させてヘッドレスト5を所望高さにしたうえで、緩めた締結具54を締め付ける。これだけの操作で、弾性支持片48の係合突部51が支持脚45の凹凸列50に押圧され、係合状態がロックされ、ヘッドレスト5は調節後の高さで確実に固定されることになる。このように、ヘッドレスト5の高さ調節は極めて簡単な操作で高精度、且つ確実に行えるのである。
ところで、本発明に係る自転車用幼児座席1は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
この自転車用幼児座席1は、自転車150の前部に装着することが限定されるものではなく、自転車150の後部に装着してもよい。
首折れ操作手段95の操作部100に用いられる操作軸106と抜止片107とは別体としてもよい。
また、前記実施の形態では、シャンク部90を有したヒンジ軸84をかしめること等により支持脚45にヘッドレスト5をヒンジ軸84廻りに屈曲自在に連結するようにしているが、これに代え、ネジ軸その他を使用することによって支持脚45にヘッドレスト5を屈曲自在に連結するようにしてもよい。
本発明に係る自転車用幼児座席の一実施形態を自転車の前部に装着した状態として示した側面図である。 図1の自転車用幼児座席を拡大して示した側面図である。 図1の自転車用幼児座席を拡大して示した斜視図である。 ヘッドレストの支持脚を分解して示した斜視図である。 ヘッドレスト及び支持脚を使用ポジションにした状態で示した一部破砕側面図である。 ヘッドレスト及び支持脚を控えポジションにした状態で示した一部破砕側面図である。 ヘッドレスト及び支持脚を使用ポジションにした状態で示した背面図である。 図2のA部を拡大して示した側断面図である。 図8のB−B線の対応部位を拡大して示した平面図である。 支持脚をネック片と脚本体とに分解した状態でヘッドレスト及びネック片を示した背面図である。 図10のC−C線拡大断面図である。 首折れ操作手段の操作部に用いられる操作軸及び抜止片を示した側面図である。 図12のD−D線矢視図である。 首折れ操作手段の操作部に用いられる操作ツマミを示した裏面図である。 図14のE−E線断面図である。 首折れ操作手段の操作部に用いられる位置決め部材を示した平面図である。 図16に対応する側面図である。
符号の説明
1 自転車用幼児座席
2 座部
3 背もたれ部
4 座席本体
5 ヘッドレスト
44 高さ調節手段
45 支持脚
46 保持筒部
47 スリット
48 弾性支持片
50 凹凸列
51 係合突部
54 締結具
84 ヒンジ軸
85 首関節部
95 首折れ操作手段
80 ネック片
81 脚本体
100 操作部
101 係止孔
105 保持孔
106 操作軸
106a 軸端部
107 抜止片
108 操作ツマミ
121 ストッパ片
120 位置決め部材
130 位置決め突起

Claims (5)

  1. 座部(2)と背もたれ部(3)とを有する座席本体(4)を備え、座席本体(4)の背もたれ部(3)の上方にヘッドレスト(5)が設けられた自転車用幼児座席において、
    ヘッドレスト(5)と背もたれ部(3)とは軸心が左右方向へ向いたヒンジ軸(84)を有する首関節部(85)により前後揺動自在に連結されることでヘッドレスト(5)が背もたれ部(3)の上部に位置する使用ポジションとこの使用ポジションよりも後方へ倒れた控えポジションとに姿勢変更可能になっており、
    この首関節部(85)にはヘッドレスト(5)を使用ポジションで固定又は固定解除する首折れ操作手段(95)が設けられていることを特徴とする自転車用幼児座席。
  2. 前記ヘッドレスト(5)には支持脚(45)が下方突設され、
    前記背もたれ部(3)には支持脚(45)を上下移動自在に嵌合保持する保持筒部(46)が設けられ、
    この保持筒部(46)に支持脚(45)を複数高さ位置で固定又はこの固定を解除する高さ調節手段(44)が設けられ、
    上記支持脚(45)はヘッドレスト(5)に一体的に設けられたネック片(80)とこのネック片(80)に連結された脚本体(81)とを有し、
    これらネック片(80)と脚本体(81)との連結部分で前記首関節部(85)が形成されていることを特徴とする請求項1記載の自転車用幼児座席。
  3. 前記首折れ操作手段(95)はネック片(80)に設けられた操作部(100)と脚本体(81)に設けられた係止孔(101)とを有しており、
    上記操作部(100)は、ネック片(80)に前後貫通して形成された保持孔(105)に対して回転自在に保持された操作軸(106)と、ネック片(80)の正面側へ向く上記操作軸(106)の軸端部(106a)に当該操作軸(106)と一体回転可能に設けられた抜止片(107)と、ネック片(80)の背面側へ向く上記操作軸(106)の軸端部(106a)に当該操作軸(106)と一体回転可能に設けられた操作ツマミ(108)とを有し、
    上記係止孔(101)は、上記抜止片(107)が操作軸(106)まわりで回転されることで抜止片(107)を通過可能状態と通過不能状態とに切替可能にする開口形状に形成されたものとなっていることを特徴とする請求項2記載の自転車用幼児座席。
  4. 前記操作軸(106)にはその径方向へ突出した状態で可撓性を有するストッパ片(121)が設けられた位置決め部材(120)が当該操作軸(106)と一体回転可能に設けられており、
    前記ネック片(80)には上記位置決め部材(120)のストッパ片(121)が回転する領域内で当該ストッパ片(121)と接触するが操作軸(106)の回転力で当該ストッパ片(121)が撓み変形を伴って乗り越え可能となる程度の突出量を有した位置決め突起(130)が、ストッパ片(121)を嵌め入れ可能な相互間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の自転車用幼児座席。
  5. 前記高さ調節手段(44)は、背もたれ部(3)の保持筒部(46)に設けられこの保持筒部(46)に嵌合された支持脚(45)に向けて出退する方向で弾性変形可能とされた弾性支持片(48)と、
    ヘッドレスト(5)の支持脚(45)に上下方向に並んで設けられた凹凸列(50)と、
    上記弾性支持片(48)に設けられ支持脚(45)の凹凸列(50)と係脱自在とされた係合突部(51)と、
    この係合突部(51)が凹凸列(50)に係合した状態にロックすべく弾性支持片(48)を支持脚(45)に向けて押圧するように締め付ける締結具(54)とを有していることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の自転車用幼児座席。
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