JP4520734B2 - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

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Description

本発明は、車両の座席上に配置され着席した幼児を拘束するチャイルドシートに関し、特に、リクライニング機能を有したチャイルドシートに関する。
従来から、リクライニング機能を有したチャイルドシートが存在する。一例として、シートクッション部の後端とシートバック部の下端とを回動自在に連結し、車両の座席の前後方向に関するシートクッション部の移動に連動してシートバック部の傾きが変化するように構成されたチャイルドシートがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−49470号公報
この種のチャイルドシートは、着席した幼児を拘束するための股ベルト及び肩ベルトを含んで構成されている。肩ベルトはシートクッション部に連結された股ベルトとバックルを介して連結され、連結箇所と反対側の端部はバックルからシートバック部の前面を貫通して当該シートバック部の背面へ回り込み、シートクッション部の前方へ引き出された後、当該シートクッション部に連結されている。従って、着席した幼児を拘束した後にシートクッション部を移動させてシートバック部の傾きを変更すると、肩ベルトの長さに過不足を生じることになり、着席した幼児に対するベルトによる拘束が当初よりもきつくなったり緩くなったりしてしまう。
そこで、本発明はシートバック部の傾きを変更しても、ベルトの緩みの変動を抑えることが可能なチャイルドシートを提供することを目的とする。
以下、本発明のチャイルドシートについて説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明のチャイルドシート(1)は、車両の座席(100)上に配置されるベース部(2)と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部(3)とを具備し、前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体(2a)と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダ(5)と、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト(30)及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引きだされる調整ベルト(37)を備えた拘束ベルト装置(4)と、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構(81)とが設けられ、前記緩み調整機構は、前記案内経路に隣接して配置され、該案内経路を横切る方向に関して進退可能に設けられたガイドブロック(82)と、前記ガイドブロックに沿って移動して該ガイドブロックを進退させる介在部材(83)と、前記スライダと前記介在部材とを連結するリンク(84)とを具備することにより、上述した課題を解決する。
この発明によれば、スライダの移動に伴って調整ベルトの案内経路を変化させることができるので、スライダの位置が変化しても肩ベルトの緩み量の変化を抑えてシート部に着席した幼児を適切に拘束することができる。また、シートバックが最も起立した最大起立位置からスライダを前進させてシートバックをリクライニングさせると、案内経路に隣接して配置されたガイドブロックがスライダの前進に伴って徐々に後退し、調整ベルトが漸次後方へ案内されることになる。そして、スライダを後退させてシートバックを最大起立位置へ戻すときには、上記とは反対にガイドブロックがスライダの後退に伴って徐々に前進し、調整ベルトが漸次前方へ案内されることになる。従って、スライダの位置が変化しても肩ベルトの緩み量の変化を抑えることができる。
本発明のチャイルドシート(1)は、車両の座席(100)上に配置されるベース部(2)と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部(3)とを具備し、前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体(2a)と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダ(5)と、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト(30)及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引きだされる調整ベルト(37)を備えた拘束ベルト装置(4)と、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構(81)とが設けられ、前記緩み調整機構は、前記案内経路に隣接し前記ベース本体に対して回転可能に設けられ、その回転運動により前記案内経路を迂回させるカム部材(89)と、前記スライダの前後方向への運動と前記カム部材の回転運動とを連係させる連係手段(90、96、97)とを具備することにより、上述した課題を解決する。この発明によれば、スライダの進退に連動して調整ベルトの案内経路に隣接して設けられたカム部材が回転し、その案内経路を迂回させることができるので、スライダの位置が変化しても肩ベルトの緩み量の変化を抑えることができる。
本発明のチャイルドシート(1)は、車両の座席(100)上に配置されるベース部(2)と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部(3)とを具備し、前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体(2a)と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダ(5)と、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト(30)及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引きだされる調整ベルト(37)を備えた拘束ベルト装置(4)と、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構(81)とが設けられ、前記緩み調整機構は、前記案内経路に隣接し前記ベース本体に対して移動可能に設けられ、その運動により前記案内経路を迂回させるガイド部材(91)と、前記スライダの前後方向への運動と前記ガイド部材の運動とを連係させる連係手段(90)とを具備することにより、上述した課題を解決する。この発明によれば、調整ベルトの案内経路に隣接して設けられたガイド部材がスライダの進退に連動して移動し、調整ベルトの案内経路を迂回させることができるので、スライダの位置が変化しても肩ベルトの緩み量の変化を抑えることができる。
また、本発明のチャイルドシートにおいて、前記調整ベルト又は前記肩ベルトは、複数のベルトが前記緩み調整機構を介して向き合うように構成される部分を含んでもよい。調整ベルトがこの様に構成されていれば、スライダを後退させてシートバック部を起立させる場合において調整ベルトが余り気味になるときには、ベルトが向き合う部分を押し広げるように緩み調整機構を動作させることができるので、調整ベルトの案内経路をより確実に変化させることができる。また、肩ベルトにおいても同様である。
また、本発明のチャイルドシート(1)は、車両の座席(100)上に配置されるベース部(2)と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部(3)とを具備し、前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体(2a)と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダ(5)と、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト(30)及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引き出される調整ベルト(37)を備えた拘束ベルト装置(4)とが設けられ、前記シート部には、前記スライダに連結されるシートクッション部(6)と、前記シートクッション部の後端部に対して前記座席の左右方向に延びる軸線を中心として回転可能な状態で連結されるシートバック部(8)とが設けられ、前記シートバック部には、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構とが設けられ、前記緩み調整機構は、前記調整ベルトが巻き掛けられた巻き掛けピンを有し、前記スライダの移動に伴う前記軸線を中心とした前記シートバック部の回転運動を利用して前記巻き掛けピンに巻き掛けられた前記調整ベルトの位置を変化させて前記案内経路を変化させることにより、上述した課題を解決する。
この発明によれば、スライダの移動に伴って傾きが変化するシートバックを利用して調整ベルトの案内経路を変化させることができるので、スライダの位置が変化しても肩ベルトの緩み量の変化を抑えてシート部に着席した幼児を適切に拘束することができる。
車両の座席(100)上に配置されるベース部(2a)と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部(3)とを具備し、前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体(2a)と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダ(5)と、前記シート部に着席した幼児を拘束する拘束ベルト装置(4)とが設けられ、前記拘束ベルト装置には、一対の肩ベルト(30)及びこれら肩ベルトに連結される調整ベルト(37)と、前記スライダの移動に連動して回転するドラム(93)を持ち、前記ドラムを利用して前記調整ベルトを巻き取る巻取機構(92)とが設けられていることにより、上述した課題を解決する。
この発明によれば、シートバック部を起立させる際に余り気味となる調整ベルトの一端が巻き取られることになる。他方、シートバック部をリクライニングさせる際には巻取機構により巻き取られた調整ベルトの一部が巻き戻されることになるので、スライダが移動してリクライニング角度が変化しても肩ベルトの緩みの変化を抑えてシート部に着席した幼児を適切に拘束することができる。
本発明によれば、シートバック部の傾きを変更しても、ベルトの緩みの変動を抑えることが可能なチャイルドシートを提供することができる。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係るチャイルドシートの概要を説明する。図1に示すように、チャイルドシート1は、ベース部2と、そのベース部2上に分離可能に取り付けられるシート部3とを備えている。ベース部2は、車両のシートベルトを利用して車両の座席100のシートクッション101及びシートバック102にそれぞれ接するように固定される。
ベース部2には、座席100に固定されるベース本体2aと、幼児を拘束する拘束ベルト装置4と、ベース本体2aに対して座席100の前後方向に位置調整可能なスライダ5とが設けられている。拘束ベルト装置4の両端4a、4bは、それぞれスライダ5に連結されている。ベース部2には、スライダ5の前後の移動に連動して、拘束ベルト装置4の案内経路を変更する緩み調整機構81が設けられている。
一方、シート部3には、スライダ5に対して一体に連結されるシートクッション部6と、座席100の左右方向に延びる支軸7を介してシートクッション部6の後端部に回転可能に連結され、背面側がベース部2に対して取り外し可能な状態で連結されるシートバック部8とが設けられている。
このように構成されたチャイルドシート1は、図2(a)及び(b)に示すように、スライダ5をシートクッション部6とともに前後に移動させることにより、シートバック部8を支軸7の回りに回転させてそのリクライニング角度を変化させることができる。
一般にリクライニング機能を備えたチャイルドシートにおいて、幼児を拘束するために必要なベルト長さは、シートバック部8の傾きが変わることにより変動する。かかるベルト長さの変動に起因して、着席した幼児に対するベルトの締り具合が当初よりもきつくなったり緩くなったりしてしまう。このため、本実施の形態に係るチャイルドシート1は、緩み調整機構81がスライダ5の前後移動(シートバック部8の傾きの変更)と連動して拘束ベルト装置4の案内経路を変化させることにより、拘束ベルト装置4のベルトの緩みの変動に対応している。
次に、図3〜図6を参照してチャイルドシート1のより具体的な実施形態を説明する。
図3はチャイルドシート1の概要を示す斜視図である。チャイルドシート1は、上述のとおり、ベース部2と、そのベース部2に対して分離可能に装着されるシート部3とを備えている。ベース部2には拘束ベルト装置4が設けられている。
図4はシート部3を取り外してベース部2の詳細を示した図である。ベース部2はベース本体2aを備えている。ベース本体2aは、底側支持部としてのサポートベース11と、そのサポートベース11の後端側から上方に延びる背側支持部としてのバックフレーム12とを備えている。バックフレーム12はサポートベース11の両側から後方に向かって立ち上がる一対のメインフレーム13と、メインフレーム13の間に配置された連結部14とを備えている。
また、一対のメインフレーム13のそれぞれには、固定用ベルトガイド(単にベルトガイドと呼ぶことがある。)15と、拘束装置としてのロックオフデバイス16とが取り付けられている。ベルトガイド15は、車両のシートベルトの肩ベルト部分104が通されたタング103Aをバックル103Bに装着してベース部2を座席100(図1参照)に固定する際に、その肩ベルト部分104をバックフレーム12の背面側に導くためのものである。ロックオフデバイス16はバックフレーム12の背面側に導かれた肩ベルト部分104を一対の爪間に挟み込むことにより、肩ベルト部分104をベース部2に対して固定する周知の装置である。
車両のアンカー(不図示)とバックル103Bによる固定位置との間に渡された肩ベルト部分104はベース部2の一方のメインフレーム13に設けられたベルトガイド15に沿ってバックフレーム12の背面側に案内され、反対側のメインフレーム13に設けられたロックオフデバイス16に挟み込まれる。これにより、腰ベルト部分105のアンカーからロックオフデバイス16までのベルト長さが一定値に固定されてベース部2が座席100に固定される。また、メインフレーム13の前端部には、車両の腰ベルト部分105を案内するための腰ベルトガイド34がスライダ5の両側に突出するように設けられている。
ベース部2のスライダ5は、ベース本体2aのサポートベース11の上面側に前後方向に位置調整可能に連結されている。スライダ5の上面には拘束ベルト装置4の一対の肩ベルト30の固定部31と、拘束ベルト装置4の股ベルト32の固定部33とが設けられている。これらの固定部31、33はスライダ5に装着されたシートクッション部6の座面とほぼ同じ高さでベルト30、32を固定できるようにスライダ5の上面から突出して設けられている。
図3に戻ると、シートクッション部6は幼児が座るクッション45と、そのクッション45の両側に設けられたサイドサポート46とを有している。また、シートバック部8は、幼児の背中を支持するバックレスト48と、後頭部を支持するヘッドレスト49と、これらの側方に突出するサイドサポート50、51とを備えている。拘束ベルト装置4の股ベルト32はクッション45に形成された貫通孔を通ってシート部3の前面側に引き出されている。また、拘束ベルト装置4の肩ベルト30はサイドサポート50、51の間に形成された隙間からシート部3の前面側に引き出されている。
シートクッション部6は、その後端部に一対の支軸7が設けられており(図1参照)、シートバック部8の下端と支軸7の回りに回転自在に連結されている。シートクッション部6は、スライダ5上に一体的に取り付けられ、スライダ5とともに前後に移動する。従って、スライダ5の前後移動に伴い、シートクッション部6と回転自在に連結されているシートバック部8の傾き(リクライニング角度)が変化する。なお、シートバック部8は連結ピン(不図示)によってベース部2と接続されている。また、スライダ5が前後移動して支軸7と連結ピンとの距離が変化しても、その変化がシートバック部8の伸縮機構にて吸収されるように構成されている。
図3及び図4に示すように、ベース部2には、拘束ベルト装置4の一対の肩ベルト30を案内するベルトガイド35が連結部14の下方に設けられている。シート部2の前面側からサイドサポート50、51の間の隙間を通りベルトガイド35によってバックフレーム12の背面側に案内された肩ベルト30は連結具36を介して一本の調整ベルト37と連結されている。
図5は、ベース部2に設けられた緩み調整機構81を示した斜視図である。緩み調整機構81は調整ベルト37を所定の位置に案内するガイドブロック82を含んで構成され、連結具36から連結軸38までの調整ベルト37の案内経路に隣接して配置されている。この調整ベルト37の案内経路は次のとおりである。調整ベルト37は連結具36の下方に設けられたガイド軸10に巻き掛けられるとともに、ガイドブロック82の前面及びベルトアジャスタ39を経由して連結軸38に巻き掛けられた後、さらにサポートベース11とスライダ5との間に導かれ、スライダ5の前端部に設けられた開閉レバー43に通されてチャイルドシート1の前方に引き出されるような経路で案内されている。開閉レバー43は、ベルトアジャスタ39を開閉するレバーである。そして、着席した幼児の前面側にて、肩ベルト30に設けられたタング40を股ベルト32の先端のバックル41に固定した上で調整ベルト37の先端部37aを前方に引き出すことにより、固定部31とベルトガイド35との間に繰り出されている肩ベルト30の長さを所望の値に調整することができる(図3も参照)。なお、ベルトアジャスタ39は調整ベルト37の前方への引き出し操作を許容し、所定の解除操作が行われない限りは調整ベルト37の後方への戻りを阻止する公知のベルト長さ調整装置である。
図6は、幼児のダミーCHを拘束ベルト装置4にて拘束したうえで、シートクッション部6を移動させてシートバック部8の傾きを変化させた状態を示した図である。これらの図のうち、図6(a)は、シートバック部8が最も起立した状態の最大起立位置を示し、図6(c)は、シートバック部8が最も傾けられた状態の最小起立位置を示し、図6(b)はそれらの中間の状態の中間位置を示した図である。図6から明らかなように、ダミーCHを拘束するために必要なベルト32、30の長さは、最大起立位置から最小起立位置までの間で略不変であるものの、ベルトガイド35にてシートバック部8の背面側に案内された調整ベルト37の案内経路は、緩み調整機構81によってそれぞれの位置において異なる。仮に、調整ベルト37の案内経路が不変であると次のような問題を招く。
即ち、調整ベルト37は、上述したベルトアジャスタ39によって調整ベルト37の後方への戻りが阻止されている。このため、例えば、最大起立位置において丁度よい締め付け具合が得られるように調整ベルト37がシートクッション部6の前方から引き出されて固定されている場合には、最大起立位置からスライダ5(シートクッション部6)を前方へ移動させるとシート部3の前面側に引き出されているベルト30、32の長さに不足を生じ最大起立位置に向かうほどベルトの緩みが徐々に減少する。従って、シートバック部8の傾きが変化するとベルトが徐々に締まるようになる。そこで、本発明のチャイルドシート1では、調整ベルト37の案内経路を変化させる緩み調整機構81を設け、シートバック部8の傾きの変化に伴うベルトの緩みの変動に対処している。
図5に戻り、上記の緩み調整機構81の構成を詳細に説明する。緩み調整機構81は、ガイドブロック82、介在部材83及びリンク84を含んで構成されている。ガイドブロック82は、一対のメインフレーム13の間に掛け渡されたブリッジ部27上に設けられている。ガイドブロック82は、上述した調整ベルト37の案内経路に隣接しこの経路を横切る方向に関して進退する。介在部材83は、ブリッジ27に対して座席100の上下方向に関してスライド可能に設けられている。介在部材83はガイドブロック82に沿って移動してガイドブロック82を進退させる。リンク84はスライダ5と介在部材83とを連結し、スライダ5の前後運動と介在部材のスライド移動とを連係させている。
ブリッジ部27は、その中央部から下方へ突出する突出部27aを有している。座席100の左右方向に関する突出部27aの両端には、一対のガイドプレート86が座席100の前方に立ち上がるようにそれぞれ設けられている。一対のガイドプレート86は、長孔86aの形成されており、長孔86aの開口方向は、座席100の左右方向に向いている。
上述したガイドブロック82は、一対のガイドプレート86の間に配置されている。ガイドブロック82に設けられた一対のピン82aはガイドプレート86の長孔86aに挿入されている(図7も参照)。これによりガイドブロック82は、ピン82aと長孔86aとを嵌め合わせながら長孔86aの範囲内を移動できる。
ブリッジ部27の突出部27aの両端には一対のピン27bがそれぞれ設けられている。ピン27bと、ガイドブロック82のピン82aとの間には、ばね手段85が掛け渡されている。これにより、ガイドブロック82は座席100の後方(シートバック部8から遠ざかる方向)へ付勢されている。
介在部材83は、ブリッジ部27に形成された長孔27cに沿って、座席100の上下方向に関して移動可能な状態でブリッジ部27の突出部27a上に設けられている。また、介在部材83はガイドブロック82と接触し、座席100の上方に関して鋭角的に傾く接触面83aを有している。図7の(a)及び(b)に示したように、介在部材83が座席100の上方(図の上方)に移動すると、介在部材83は突出部27aとガイドブロック82の間に滑り込み、ばね手段85の引張力に抗してガイドブロック82を座席100前方(シートバック部8へ接近する方向)へ移動させる。また、介在部材83が座席100の下方へ移動する際には、ガイドブロック82は座席100の後方へ付勢されているため、接触面83aに沿って座席100の後方へ移動する。
図5に示したように、介在部材83とスライダ5とは一対のリンク84にて連結されている。リンク84はスライダ5の前後運動と介在部材83の上下運動とを連係する。リンク84は、その一端を介在部材83に形成された長孔83bに挿入され、座席100の上下方向へ長孔83bの範囲内で移動可能かつ回転可能に連結されている(図7も参照)。また、リンク84の他端は、スライダ5に設けられた連結部5aの孔に挿入され、孔に対して回転可能に連結されている。
上記のように構成された緩み調整機構81においては、スライダ5が座席100に対して後方へ移動すると、リンク84を介してスライダ部材83が突出部27aに沿って移動する。すると、このスライダ部材の接触面83aと接触するガイドブロック82は座席100の前方へ突出し、ガイド軸10及び連結軸38との間でガイドブロック82に巻き掛けられている調整ベルト37を座席100の前方へ徐々に押し退ける。従って、シートバック部8の起立に伴って余り気味となる調整ベルトの緩みを適切な量に調整できる。また、反対にスライダ5が座席100に対して前方へ移動するときは、調整ベルト37は後方へその案内経路を徐々に変化させながらガイドブロック82にて案内されるので、シートバック部8の傾き(リクライニング角度)が大きくなるにつれ不足気味となる調整ベルト37の緩みを適切な量に調整できる。よって、スライダ5の位置が変化しても肩ベルト30の緩み量の変化を抑えてシート部に着席した幼児を適切に拘束することができる。
なお、本発明に実施に際し、緩み調整機構81は上記の構成に制限されるものではない。図8〜12は緩み調整機構の他の実施の形態を示す図である。
図8はカム部材を用いて緩み調整機構81を構成した図である。図8(a)を参照すると、カム部材89は調整ベルト37の案内経路に隣接して配置されている。カム部材89の回転軸はベース本体2aに取り付けられている。そして、カム部材89及びスライダ5は連係手段としてのリンク90を介して連結されている。従って、スライダ5が後退すると、リンク90を介してカム部材89が半時計回りに回転し、ガイド軸10とスライダ5との間に引き回されている調整ベルト37を後方へ押し退けて調整ベルトの案内経路を迂回させる。これにより、調整ベルト37の緩みを調整することができる。また、図8(b)は、上記のリンク90の代わりに、連係手段としてカム部材89に設けられたピニオン97とスライダ5に設けられたラック96と用いた例を示した図である。ピニオン97とラック96とを噛み合わせることにより、図8(a)に示した例と同様の機能が実現される。
図9は、ガイド部材としての巻き掛けピン91を用いた緩み調整機構81の構成を示した図である。図9(a)を参照すると、巻き掛けピン91は調整ベルト37を巻き掛けながらリンク90上に設けられている。リンク90の一端はスライダ5に回転可能に連結されている。また、リンク90の他端は、ベース本体2a上に設けられ湾曲している溝95に挿入されており、溝95内を移動可能な状態でベース本体2aと連結されている。リンク90及び溝95はスライダ5の前後運動と巻き掛けピン91の運動とを連係させる連係手段として機能する。従って、スライダ5が後退すると、リンク90を介してリンク90の他端が溝95に沿って座席100の上方に移動し、巻き掛けピン91に巻き掛けられた調整ベルト37が上方へ案内されて案内経路が迂回される。これにより、調整ベルト37の緩みをスライダ5の移動に応じて調整することができる。なお、スライダ5を座席100の後方へ移動させるとリンク90の他端が座席100の下方へ移動するように、溝95を配置してもよい。また、図9(b)のように、巻き掛けピン91を移動させる手段として2本のリンク90を用いてもよい。さらに、図9(c)に示したように、リンク90をベース本体2a上に固定された支点98を中心として回転可能に設けることもできる。この構成によれば、巻き掛けピン91の操作力を低減することができる。また、図9(d)に示したようにスライダ5の前後運動と巻き掛けピン91の運動とを連係させる連係手段として、巻き掛けピン91が設けられたピニオン97とスライダ5に設けられたラック96とを噛み合わせて構成してもよい。
図10は、緩み調整機構81及び調整ベルト37の他の実施形態を示したものである。図10(a)〜(d)に示したように、この態様では、調整ベルト37をベルトが互いに向き合う部分を有するように構成し、その間に緩み調整機構81が配置されるように構成している。これによれば、一方向で調整ベルト37の案内経路を変化させるよりもより確実な動作が可能となる。なお、ベルトが互いに向き合う部分は、調整ベルト37を2本重ねて構成してもよいし、1本のベルトを2つに割って構成してもよい。また、図10(a)〜(d)に示した構成のうち上述した構成と同一の構成については同一の符号を付して詳しい説明は省略する。なお、図10(d)は、緩み調整機構81としてスライダ5の移動に伴い膨張又は収縮を行うバルーン88を用いたものである。スライダ5にはピストンが連結されており、シリンダ内をピストンが移動することにより、バルーン88を膨張又は収縮させることができる。かかる膨張及び収縮を利用して、調整ベルト37の案内経路を変化させることができる。これらの実施形態において、調整ベルト37の代わりに肩ベルト30を上記のように構成してもよい。
図11に更に他の実施の形態を示す。図11(a)は、カム部材89の変形例として、円盤89aを用いたものである。この図を参照すると、円盤89aはベース本体2a上に固定された中心軸回りに回転し、リンク90を介してスライダ5と連結される。円盤89aにはベルトアジャスタ39が設けられており、調整ベルト37の上方への移動を拘束している。従って、スライダ5が後方へ移動すると円盤89aが半時計回りに回転し、調整ベルト37を下方へ引き下げて調整ベルト37の緩みを調整できる。なお、ベルトアジャスタ39の代わりに円盤89aに調整ベルト37の端部を固定してもよい。
図11(b)は、上述したスライドブロック82の他の例を示したものである。スライドブロックを82A、82B、82C・・・と分割することにより、調整ベルト37の移動量を連続的ではなく間欠的に変化させることができる。
図11(c)は、ベルトの緩みを調整する手段として巻取機構92を用いた構成を示した図である。この図から明らかなように、調整ベルト37を巻き取るドラム93が設けられたピニオン97とスライダ5に設けられたラック96とを噛み合わせて構成されている。スライダ5が後方へ移動するとラック96と噛み合っているピニオン97が回転することになり、ピニオン97に設けられたドラム93が回転して調整ベルト37を所定量巻き取ることができ、調整ベルト37の緩みの調整が可能となる。また、スライダ5が前方へ移動するとドラム93に巻き取られていた調整ベルト37は所定量巻き戻されることになる。従って、この構成によれば、スライダ5の移動に応じて調整ベルト37の緩みを調整することができる。
図12は、緩み調整機構81の配置箇所を変更した実施の形態を示す図である。図(a)に示した形態は、緩み調整機構81がシートバック部8に設けられているものである。シートバック部8とシートクッション部6(スライダ5)とは支軸7を中心として回転可能に連結されている。また、シートクッション部8には、調整ベルト37を巻き掛ける巻き掛けピン91が設けられている。従って、シートクッション部8(スライダ5)を後方に移動すると、シートバック部8は起立して行くので、この動きを利用して巻き掛けピン91に巻き掛けられた調整ベルト37を上方へ引き上げることができる。
図12(b)は、スライダ5に緩み調整機構81を設けた態様を示したものである。
この図の態様では、拘束ベルト装置4を構成する股ベルト31の一端を、スライダ5を貫通させてベース本体2aに設けるとともに、スライダ5の上面から股ベルト31の固定点までの股ベルト32の案内経路の途中に巻き掛けピン91を設けている。従って、スライダ5が後方へ移動すると、巻き掛けピン91がスライダ5とともに後方へ移動するので、これに巻きかけられた股ベルト32は後方へ押し退けられシート部3の前面に繰り出されたベルト30、32の緩みがスライダ5の移動に連動して調整される。本実施の形態においては、股ベルト32の一部が調整ベルト37として機能する。
図12(c)は、緩み調整機構81をスライダ5の裏面側に設けた例を示したものである。この図から明らかなように、カム部材89はスライダ5の下方のベース本体2aに回転可能に設けられている。また、カム部材89とスライダ5とはリンク90を介して回転可能設けられている。従って、スライダ5を後方に移動させると、リンク90によってカム部材89が時計回りに回転しガイド軸10、10の間に巻き掛けられている調整ベルト37を押し退けることになるので、スライダ5の移動に連動して調整ベルト37の緩みの調整が可能となる。
以上に述べた緩み調整機構81の実施形態は単独で用いなくてもよく、これらを組み合わせて構成してもよい。その一例を図13に示す。図13(a)を参照すると、この態様は、巻き掛けピン91が設けられベース本体2aに対して回転可能なピニオン97とスライダ5に設けられたラック97とが噛み合わされている。そして、スライダ5の後端部が、その移動に伴って調整ベルト37の案内経路と干渉するように設けられている。従って、スライダ5が後方へ移動すると、巻き掛けピン91が調整ベルト37を巻き掛けつつ前方へ移動すると、それと同時にスライダ5の後端部が調整ベルト37を後方へ押し退けることになるので、スライダ5の移動に連動して調整ベルト37の緩みを調整することが可能になる。図13(b)は、図8で説明したカム部材89を利用した機構と図12(b)で示した機構とを組み合わせて緩み調整機構81を構成した形態と示した図である。この態様は、この図より明らかなように、カム部材89による調整ベルト37を後方へ押し退ける作用と、スライダ5を貫通した股ベルト32を後方へ引き下げる作用とが同時に働くことになり、スライダ5の移動に連動して調整ベルト37の緩みを調整することが可能になる。
本発明は以上の実施形態に限定されず、種々の形態にて実施してよい。例えば、以上の実施形態においては、チャイルドシートを車両のシートベルトを利用して固定するものを示したが、ISOFIX方式に準拠した固定装置等、車両のシートベルト以外の固定手段を利用してベース部2を座席100に固定してもよい。
本発明の一実施形態に係るチャイルドシートの基本構成を示した図。 シートバック部の傾きを変化させた様子を示した図。 本発明の一実施形態に係るチャイルドシートの具体的構成を示した図。 図4のシート部を取り外してベース部の詳細を示す斜視図。 緩み調整機構の詳細を示す斜視図。 幼児を拘束したうえでシートバック部8の傾きを変化させた状態を示した図。 緩み調整機構のガイドブロックと介在部材の関係を示す側面図。 緩み調整機構としてカム部材を用いた他の実施形態を示した図。 緩み調整機構として巻き掛けピンを用いた他の実施形態を示した図。 調整ベルトの他の例を示した図。 本発明のその他の実施形態を示した図。 緩み調整機構の配置場所を変更した実施の形態を示した図。 複数の機構を組み合わせて緩み調整機構を構成した実施の形態を示した図。
符号の説明
1 チャイルドシート
2 ベース部
2a ベース本体
3 シート部
4 拘束ベルト装置
5 スライダ
6 シートクッション部
8 シートバック部
30 肩ベルト
37 調整ベルト
82 ガイドブロック
83 介在部材
84 リンク(連係手段)
89 カム部材
90 リンク(連係手段)
91 巻き掛けピン(ガイド部材)
92 巻取機構
100 車両の座席

Claims (6)

  1. 車両の座席上に配置されるベース部と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部とを具備し、
    前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダと、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引き出される調整ベルトを備えた拘束ベルト装置と、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構とが設けられ
    前記緩み調整機構は、前記案内経路に隣接して配置され、該案内経路を横切る方向に関して進退可能に設けられたガイドブロックと、前記ガイドブロックに沿って移動して該ガイドブロックを進退させる介在部材と、前記スライダと前記介在部材とを連結するリンクとを具備することを特徴とするチャイルドシート。
  2. 車両の座席上に配置されるベース部と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部とを具備し、
    前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダと、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引き出される調整ベルトを備えた拘束ベルト装置と、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構とが設けられ、
    前記緩み調整機構は、前記案内経路に隣接し前記ベース本体に対して回転可能に設けられ、その回転運動により前記案内経路を迂回させるカム部材と、前記スライダの前後方向への運動と前記カム部材の回転運動とを連係させる連係手段とを具備することを特徴とするチャイルドシート。
  3. 車両の座席上に配置されるベース部と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部とを具備し、
    前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダと、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引き出される調整ベルトを備えた拘束ベルト装置と、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構とが設けられ、
    前記緩み調整機構は、前記案内経路に隣接し前記ベース本体に対して移動可能に設けられ、その運動により前記案内経路を迂回させるガイド部材と、前記スライダの前後方向への運動と前記ガイド部材の運動とを連係させる連係手段とを具備することを特徴とするチャイルドシート。
  4. 前記調整ベルト又は前記肩ベルトは、複数のベルトが前記緩み調整機構を介して向き合うように構成される部分を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  5. 車両の座席上に配置されるベース部と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部とを具備し、
    前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダと、前記シート部に着席した幼児を拘束するための一対の肩ベルト及び一端側が前記シート部の背面側にて前記肩ベルトと連結され、他端側は前記スライダの前方に引き出される調整ベルトを備えた拘束ベルト装置とが設けられ、
    前記シート部には、前記スライダに連結されるシートクッション部と、前記シートクッション部の後端部に対して前記座席の左右方向に延びる軸線を中心として回転可能な状態で連結されるシートバック部とが設けられ、
    前記シートバック部には、前記スライダの移動に応じて前記調整ベルトの案内経路を変化させる緩み調整機構が設けられ
    前記緩み調整機構は、前記調整ベルトが巻き掛けられた巻き掛けピンを有し、前記スライダの移動に伴う前記軸線を中心とした前記シートバック部の回転運動を利用して前記巻き掛けピンに巻き掛けられた前記調整ベルトの位置を変化させて前記案内経路を変化させることを特徴とするチャイルドシート。
  6. 車両の座席上に配置されるベース部と、前記車両の座席に対して前向きの姿勢で前記ベース部上に配置されるシート部とを具備し、
    前記ベース部には、前記座席に固定されるベース本体と、前記ベース本体に対して前記車両の座席の前後方向に位置調整可能に連結されるスライダと、前記シート部に着席した幼児を拘束する拘束ベルト装置とが設けられ、
    前記拘束ベルト装置には、一対の肩ベルト及びこれら肩ベルトに一端側が連結される調整ベルトと、前記スライダの移動に連動して回転するドラムを持ち、前記ドラムを利用して前記調整ベルトの他端側を巻き取る巻取機構とが設けられている、
    ことを特徴とするチャイルドシート。
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