JP5862458B2 - 車両用シートのオットマン装置 - Google Patents

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本発明は、車両用シートのオットマン装置に関する。
従来、脚載せとなるオットマン本体を、シートクッションの前部に折り畳んで垂直方向姿勢として収納させる収納位置と、シートクッションの前方側に張り出してオットマン本体を使用する使用位置と、の間を移動可能とされており、使用位置におけるオットマン本体の脚載せ位置を前後方向に摺動調整可能な車両用シートのオットマン装置として、下記特許文献1に開示されたものが知られている。この車両用シートのオットマン装置は、オットマン本体を収納位置から使用位置へ移動させるオットマン張り出し機構と、使用位置におけるオットマン本体の脚載せ位置を前後方向に摺動調整する前後調整機構を備えている。
特開2007−21267号公報
しかしながら、上記特許文献1で開示された従来技術においては、オットマン張り出し機構と前後調整機構は、互いに独立した機構とされている。そのため着座者は、最適なオットマン本体の脚載せ位置を得るためには上記両機構をそれぞれ操作する必要があった。また、上記車両用シートのオットマン装置は、オットマン本体を使用位置から収納位置へ移動する際に、前後調整機構を使用して所定の初期位置に戻さなければ適切に収納できない。そのため、着座者は、オットマン本体の収納時においても上記両機構の操作をそれぞれ操作する必要があった。また、前後調整機構は、手動で調整するものもあるが手足で操作するには操作性が悪い。
而して、本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、オットマン本体が収納位置から使用位置まで移動する作動に連動して、オットマン本体の前後方向の調整を可能とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートのオットマン装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、脚載せとなるオットマン本体を、シートクッションの前部に折り畳んで垂直方向姿勢として収納させる収納位置と、前記シートクッションの前方側に張り出して前記オットマン本体を使用する使用位置と、の間を移動可能とされており、前記使用位置におけるオットマン本体の脚載せ位置を前後方向に摺動調整可能な車両用シートのオットマン装置であって、前記オットマン本体の前記収納位置と前記使用位置の間の移動に伴い前記オットマン本体の脚載せ位置の前後方向の摺動範囲における最後方位置と最前方位置の間の摺動が連動して行われる連動機構と、該連動機構による前記オットマン本体の最後方位置と最前方位置の間の摺動に対し付勢する弾性体と、を有し、前記連動機構は、前記オットマン本体を前記収納位置から前記使用位置へと移動させることにより前記オットマン本体を前記最前方位置へ摺動するように連動させ、前記オットマン本体を前記使用位置から前記収納位置へと移動させることにより前記オットマン本体を前記最後方位置へ摺動するように連動させる構成とされ、前記弾性体は、前記オットマン本体が前記最前方位置に向かうように付勢力が働く構成とされ、前記オットマン本体は、前記収納位置から前記使用位置への移動において着座者の脚重量又は衣服の摩擦による負荷が加わると前記付勢力に抗して前記最後方位置に向かって摺動し前記最前方位置と前記最後方位置の間の中間位置に設定される構成であることを特徴とする。
この第1の発明によれば、車両用シートのオットマン装置は、連動機構を有していることにより、オットマン本体の収納位置から使用位置までの張り出しの作動と連動して、オットマン本体の前後位置を最前方位置へ位置させる構成となる。また、オットマン本体は、弾性体の付勢力に抗して最後方位置に向かって摺動を可能としている。これにより、オットマン装置は、オットマン本体に負荷がかかった場合に最前方位置まで延伸しない構成となる。オットマン装置を使用する着座者は、オットマン本体に脚重量や衣服の摩擦などによる負荷をかけることで着座者が選択する所望の脚載せ位置を得ることができる。すなわち、着座者が意図してオットマン本体を調整しなくても自動的に所望の脚載せ位置に設定される。また、着座者が選択する所望の脚載せ位置に設定後の微調整は、着座者が脚を動かせばオットマン本体の前後調整を行い得る。また、オットマン本体の非使用時には、自動的に収納位置に応じた初期位置に戻すことができる。着座者は、オットマン本体の張り出し作動と前後方向の摺動調整の作動を個別に操作する必要がなくなる。また、着座者は、オットマン本体の収納時においても上記両作動を個別に操作する必要もない。これにより、オットマン本体が収納位置から使用位置まで移動する作動に連動して、オットマン本体の前後方向の調整を可能とすることができる。
次に、第2の発明は、第1の発明において、前記連動機構は、シート本体を支持するベースに対して回動可能に軸支されることで前記オットマン本体を前記収納位置から前記使用位置に移動可能とされるとともに前記オットマン本体を前記最後方位置と最前方位置の間を摺動可能に支持する支持フレームと、前記支持フレームに対し回動可能に軸支されると共に該軸支位置が前記支持フレームに対し前後方向にスライド可能に案内される一端と前記ベースに対し回動可能に軸支される他端を有する第1リンクと、を有しており、前記ベースに対する前記第1リンクの回動中心は、相対的に前記ベースに対する前記支持フレームの回動中心より後方側に配設されることにより、前記使用位置における前記支持フレームの回動中心と前記第1リンクの一端の距離が、前記収納位置における前記支持フレームの回動中心と前記第1リンクの一端の距離より短く設定され、前記支持フレームに対する前記第1リンクの軸支位置が前記支持フレームの回動中心に向かってスライド移動する構成とされており、更に前記連動機構は、前記第1リンクの軸支位置が前記支持フレームの回動中心に向かってスライド移動するのに応じて、前記オットマン本体を前記支持フレームの回動中心から遠ざけることで前記最前方位置の方向に摺動させる方向反転手段を有していることを特徴とする。
この第2の発明によれば、連動機構は、支持フレームと第1リンクの回動運動の組み合わせであり、いわゆる機械的機構で構成されている。これにより、車両用シートのオットマン装置は、複雑な機構を採用することなくオットマン本体が収納位置から使用位置まで移動する作動に連動して、着座者が選択する所望の脚載せ位置となるようにオットマン本体の前後方向の調整が可能となる。更に連動機構は、支持フレームとオットマン本体の間に方向反転手段を有する。これにより、支持フレーム及び第1リンクは、必要以上に長くなることを抑制できる。よって、車両の限られたスペース内でオットマン本体の張り出し作動と前後方向の調整を連動させることができる。
本発明は上記各発明の手段をとることによりオットマン本体が収納位置から使用位置まで移動する作動に連動して、オットマン本体の前後方向の調整を可能とすることができる。
実施形態1に係る車両用シートのオットマン装置の斜視図である。 実施形態1に係る車両用シートのオットマン装置の骨格構造を背面から示した斜視図である。 実施形態1に係る車両用シートのオットマン装置の各構成を示した分解斜視図である。 実施形態1に係る車両用シートのオットマン装置のオットマン本体の収納位置から使用位置に移動する状態を示す側面図である。 実施形態1に係る車両用シートのオットマン装置のオットマン本体を上方から示した平面図である。 実施形態2に係る車両用シートのオットマン装置のオットマン本体を背面から示した斜視図である。 実施形態3に係る車両用シートのオットマン装置のオットマン本体を背面から示した斜視図である。 実施形態4に係る車両用シートのオットマン装置ののオットマン本体の収納位置から使用位置に移動する状態を示す側面図である。 実施形態5に係る車両用シートのオットマン装置のオットマン本体を背面から示した斜視図である。 実施形態5に係る車両用シートのオットマン装置のオットマン本体を上方から示した平面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
<実施形態1>
先ず実施形態1にかかる車両用シートのオットマン装置の構成について、図1〜図5を用いて説明する。各図に適宜矢印で示す方向は、車両用シートの前方、後方、上方、下方とそれぞれ一致する方向である。実施形態1においては、車両用シート10のシートクッション12の前部に備えられたオットマン装置20の構成を主体として説明する。そのため各図は、実施の形態の構成を分かり易く説明するためにオットマン装置20を中心とする内部の構造を主体として図示及び説明する。その他のシートバック14やシートクッション12及びオットマン本体22は、外部に装着される表皮やシートパッド等の装備品は図示及び説明を省略することがある。以降の実施形態においても同様である。
図1に図示されるように、実施形態1の車両用シート10のオットマン装置20は、車両の1列目の座席、2列目や3列目に配設される後部座席の何れにおいても採用されるものである。ここで、実施形態1における車両用シート10は、車両の2列目に配設される後部座席における構成を示す。実施形態1の車両用シート10は、着座者の着座部となるシートクッション12と、着座者の背もたれとなるシートバック14と、を備える。シートクッション12の前部には、脚載せとして使用することのできるオットマン装置20が配設されている。オットマン装置20は、脚載せとなるオットマン本体22を、シートクッション12の前部に折り畳んで垂直方向姿勢として収納させる収納位置20Aと、シートクッション12の前方側に張り出してオットマン本体22を使用する使用位置20Bと、の間を移動可能とされている。また、オットマン装置20は、使用位置20Bにおけるオットマン本体22の脚載せ位置を前後方向に摺動調整が可能となってる。
図4、5に示されるように、オットマン装置20は、連動機構とバネ部材70を備えている。連動機構は、オットマン本体22の収納位置20Aと使用位置20Bの間の移動に伴いオットマン本体22の脚載せ位置の前後方向の摺動範囲における最後方位置22Cと最前方位置22Aの間の摺動と、を連動して行う機構である。
連動機構は、オットマン本体22を収納位置20Aから使用位置20Bへと移動させることによりオットマン本体22を最前方位置22Aへ摺動するように連動させる。また連動機構は、オットマン本体22を使用位置20Bから収納位置20Aへと移動させることによりオットマン本体22を最後方位置22Cへ摺動するように連動させる。
バネ部材70は、連動機構によるオットマン本体22の最後方位置22Cと最前方位置22Aの間の摺動に対し付勢する部材である。バネ部材70は、オットマン本体22に摺動方向の負荷が加わると付勢力が働いてオットマン本体22が付勢力に抗して最後方位置22Cに向かって摺動するように構成される。
上記連動機構は、図2、3に図示されるように支持フレーム30、第1リンク40、オットマン摺動機構60を有している。なお、支持フレーム30、第1リンク40、オットマン摺動機構60(方向反転手段)が、本発明の「連動機構」に相当する。
支持フレーム30は、図4、5に図示されるようにシート本体を支持する第1ベース部材16A(ベース)に対して回動可能に軸支されることでオットマン本体22を収納位置20Aから使用位置20Bに移動可能とされるとともに、オットマン本体22を最後方位置22Cと最前方位置22Aの間を摺動可能に支持する。オットマン本体22は、平板状に形成されており、支持フレーム30と重なり合って配設される。
支持フレーム30は、図2、3に図示されるように矩形の板状部材からなる。支持フレーム30の略中央には、矩形でかつ細長く切りかかれた摺動案内溝34が形成される。また、摺動案内溝34の左右には、支持フレーム30の板面から突出したピン36が二つ形成される。支持フレーム30の両端は、上方に向かって平板状の部材が左右一対で延出して形成され、かかる平板状の先端間に軸部30aが架け渡されている。クッションフレーム12F(図1参照)の前端には、2枚の平板状の第1ベース部材16A,16Aが配設される。第1ベース部材16A,16Aは、クッションフレーム12Fの前端において、幅方向に所定間隔を隔てて平行に立設して固定されている。第1ベース部材16A,16Aの前方側には、それぞれ孔部17,17が形成される。軸部30aの両端は、第1ベース部材16A,16Aの孔部17,17に対し回動可能に連結されて支軸32を構成する。なお、支軸32は、第1ベース部材16A,16Aに対する支持フレーム30の回動中心であり、本発明の「ベースに対する支持フレームの回動中心」に相当する。
第1リンク40は、図2、3に図示されるように支持フレーム30に対し回動可能に軸支されると共に軸支位置が支持フレーム30に対し前後方向にスライド可能に案内される一端と、ベースに対し回動可能に軸支される他端を有している。ここで、第1リンク40は、回動部材42と摺動部材46を有する。
回動部材42は、図2、3に図示されるように断面U字状の箱型部材が細長く形成されている。回動部材42の側面には、長手方向に長孔43,43が形成されている。クッションフレーム12Fの前端には、2枚の平板状の第2ベース部材16B,16Bが固定されている。第2ベース部材16B,16Bは、第1ベース部材16A,16Aの間に配設され、第1ベース部材16A,16Aと平行するように立設している。回動部材42の上端と第2ベース部材16B,16B間は、支軸44によって回動可能に軸支されている。
図4に図示されるように支軸44は、支軸32より後方かつ下方に配設される。なお、支軸44は、第2ベース部材16B,16Bに対する第1リンク40の回動中心であり、本発明の「第1リンクの他端」および「ベースに対する第1リンクの回動中心」に相当する。
摺動部材46は、図2、3に図示されるように断面U字状の箱型部材が細長く形成されており、回動部材42と重ね合わされている。摺動部材46は、回動部材42の長孔43,43に摺動可能なスライドピン47,47が固定される。摺動部材46のスライドピン47,47は、回動部材42の長孔43,43内を摺動する。
摺動部材46の下端は、スライダー50が支軸48によって回動可能に軸支されている。スライダー50は、上記支持フレーム30の摺動案内溝34の両面を挟持する第1ブラケット52と第2ブラケット54を有する。第1ブラケット52は、摺動案内溝34の裏面側に配設されて摺動部材46の下端の支軸48に回動可能に軸支される。第2ブラケット54は、摺動案内溝34の表面側から嵌め込まれ、摺動案内溝34内を摺動可能に配設される。また、第2ブラケット54は、後述するオットマン摺動機構60と連結される。これにより、スライダー50は、図5に図示されるように後述するオットマン摺動機構60を介してオットマン本体22を最前方位置22Aと最後方位置22Cの間を摺動可能に支持する。
また、摺動部材46は、回動部材42に対し長手方向に摺動することにより、支軸44と支軸48の距離が伸縮自在となる。これに伴い、スライダー50は、支持フレーム30の摺動案内溝34内をスライド移動可能に構成される。なお、支軸48及びスライダー50は、本発明の「第1リンクの一端」に相当する。
バネ部材70(弾性体)は、図2、3に図示されるように支軸44と図示上方側のスライドピン47の間に取付けられている。このバネ部材70は、引張バネとして構成されている。ここで、バネ部材が本発明の「弾性体」に相当する。
オットマン摺動機構60は、図2、3に図示されるように支持フレーム30とオットマン本体22の間に配設される。オットマン摺動機構60は、スライダー50が支軸32に向かってスライド移動するのに応じてオットマン本体22を支軸32から遠ざけることで最前方位置22A(図4参照)に摺動させる機構である。また、オットマン摺動機構60は、逆にスライダー50が支軸32から遠ざかるようにスライド移動するのに応じてオットマン本体22を支軸32に近づけることで最後方位置22C(図4参照)に摺動させる機構でもある。なお、オットマン摺動機構60は、本発明の「方向反転手段」に相当する。
オットマン摺動機構60は、図2、3に図示されるように左右一対の第2リンク62,62と、第3リンク66,66を有する。第2リンク62,62と、第3リンク66,66は、長尺状に形成された平板部材である。第2リンク62,62の長手方向の中間部位には、長手方向に長孔64,64が切欠き形成されている。第2リンク62,62の一端62a,62aと、第3リンク66,66の一端66a,66aは、それぞれ連結ピンPによって回動可能に連結されている。第2リンク62,62の他端62b,62bは、第2ブラケット54に対し連結ピンPによって回動可能に連結される。また、長孔64,64には、支持フレーム30のピン36が係合する。第3リンク66,66の他端66b,66bは、オットマン本体22の後方側の隅部(図2では図示、上方側の隅部)に設けられたリンク連結部材23,23に対し連結ピンPによって回動可能に連結されている。
オットマン本体22の収納位置20Aから使用位置20Bへ展開する作動は次のとおりである。
図4、5に図示されるように、オットマン本体22を支持する支持フレーム30は、図示を省略した動力源によって支軸32を中心に回動する。
ここで、第1リンク40は、支持フレーム30の回動に伴い、支軸44を中心に回動する。これにより、オットマン本体22は収納位置20Aから使用位置20Bへ移動する。
ここで、支軸44は、図4に図示されるように支軸32より後方かつ下方に配設される。そのため、支持フレーム30の支軸32とスライダー50の距離は、収納位置20Aにおける距離L1より、使用位置20Bにおける距離L2の方が短く設定される。これにより、スライダー50は、図5に図示されるように支軸32に向かって細線で示したスライダー50の位置から実線で示したスライダー50の位置にスライド移動する。このとき第1リンク40は、第1リンク40と支軸44の間に配設されるバネ部材70の付勢力によって最短状態を維持している。スライダー50に回動可能に取付けられた第2リンク62,62は、支持フレーム30のピン36を中心に回動する。また、第2リンク62,62は、第2リンク62,62の一端62a,62aに取付けられた第3リンク66,66を介してオットマン本体22を最前方位置22Aに摺動させる。
一方、最前方位置22Aのオットマン本体22は、着座者の脚重量や衣服の摩擦などによって摺動方向の負荷が入力されると最後方位置22Cに向かって摺動して中間位置22Bとなる。オットマン本体22の摺動に伴って第2リンク62,62と第3リンク66,66が回動してスライダー50が最前方位置22Aに向かって摺動する。支持フレーム30の支軸32とスライダー50の距離がオットマン本体22の中間位置22Bに対応する距離L3となる。
そうすると、支軸32とスライダー50の距離は、オットマン本体22への負荷入力前(すなわち距離L2)より負荷入力後(すなわち距離L3)の方が長くなる。これに伴い、第1リンク40の支軸44とスライダー50の距離も長くなることとなる。そのため、第1リンク40の摺動部材46は、バネ部材70の付勢力に抗して回動部材42に対し摺動する。これにより、第1リンク40は伸長する。すなわち、オットマン本体22は、バネ部材70の付勢力により最前方位置22Aへの摺動が制限される。これにより、オットマン本体22は、最前方位置22A(実線の位置)から中間位置22B(仮想線の位置)に摺動する。
以上より、オットマン摺動機構60は、スライダー50が支軸32に向かってスライド移動するのに応じてオットマン本体22を支軸32から遠ざけることで最前方位置22Aに摺動させる。またバネ部材70は、オットマン本体22に摺動方向の負荷が加わると付勢力が働いてオットマン本体22が付勢力に抗して最後方位置22Cに向かって摺動するように構成される。
一方、オットマン摺動機構60は、オットマン本体22が使用位置20Bから収納位置20Aへ移動の際は、上記と逆の作動となりオットマン本体22を最後方位置22Cへ摺動させて収納する。
このように、実施形態1の車両用シート10のオットマン装置20によれば、連動機構である支持フレーム30、第1リンク40、オットマン摺動機構60を有していることにより、オットマン本体22の収納位置20Aから使用位置20Bまでの張り出しの作動と連動して、オットマン本体22の前後位置を最前方位置22Aへ位置させる構成となる。また、オットマン本体22は、バネ部材70(弾性体)の付勢力に抗して最後方位置22Cに向かって摺動を可能としている。これにより、オットマン装置20は、オットマン本体22に負荷がかかった場合に最前方位置22Aまで延伸しない構成となる。オットマン装置20を使用する着座者は、オットマン本体22に脚重量や衣服の摩擦などによる負荷をかけることで着座者が選択する所望の脚載せ位置を得ることができる。すなわち、着座者が意図してオットマン本体22を調整しなくても自動的に所望の脚載せ位置に設定される。また、所望の脚載せ位置に設定後の微調整は、着座者が脚を動かせばオットマン本体22の前後調整を行い得る。また、オットマン本体22の非使用時には、自動的に収納位置20Aに応じた初期位置に戻すことができる。着座者は、オットマン本体22の張り出し作動と前後方向の摺動調整の作動を個別に操作する必要がなくなる。また、着座者は、オットマン本体22の収納時においても上記両作動を個別に操作する必要もない。これにより、オットマン本体22が収納位置20Aから使用位置20Bまで移動する作動に連動して、オットマン本体22の前後方向の調整を可能とすることができる。
また、連動機構(支持フレーム30、第1リンク40、オットマン摺動機構60)は、支持フレーム30と第1リンク40の回動運動の組み合わせであり、いわゆる機械的機構で構成されている。これにより、車両用シート10のオットマン装置20は、複雑な機構を採用することなくオットマン本体22が収納位置20Aから使用位置20Bまで移動する作動に連動して、着座者が選択する所望の脚載せ位置にとなるようにオットマン本体22の前後方向の調整が可能となる。更に連動機構は、支持フレーム30とオットマン本体22の間にオットマン摺動機構60(方向反転手段)を有する。これにより、支持フレーム30及び第1リンク40は、必要以上に長くなることを抑制できる。よって、車両の限られたスペース内でオットマン本体22の張り出し作動と前後方向の調整を連動させることができる。
<実施形態2>
次に実施形態2にかかる車両用シートのオットマン装置の構成について、図6を用いて説明する。なお、上記実施形態1と同一構成部分には同一符号を付して説明及び図示を省略することがある。以降の実施形態においても同様である。図6は、実施形態2にかかるオットマン装置220におけるオットマン本体222を背面から示した斜視図である。
ここで実施形態1では、オットマン摺動機構60は、オットマン本体22の摺動方向をスライダー50の摺動方向と反転させる方向反転手段として、第2リンク62,62と、第3リンク66,66よりなるリンク機構の構成であった。しかしながら、方向反転手段は、リンク機構に限定されない。方向反転手段は、スライダーとオットマン本体との間にラックとピニオンギアを構成することにより達成し得る。
図6に図示されるようにオットマン装置220に構成されるオットマン摺動機構260は、支持フレーム230にピニオンギア237が回転可能に軸支されている。また、オットマン本体222には、ピニオンギア237に噛み合うラック238が摺動案内溝234と平行に固定されている。スライダー250の第2ブラケット254の側面には、ピニオンギア237に噛み合うギア部254aが形成されている。以上の構成によって、オットマン摺動機構260は、オットマン本体222の摺動方向をスライダー250の摺動方向と反転させる方向反転手段として構成し得る。これにより、実施形態2は、実施形態1と同様の作用及び効果を得られる。
<実施形態3>
次に実施形態3にかかる車両用シートのオットマン装置の構成について、図7を用いて説明する。図7は、実施形態3にかかるオットマン装置320におけるオットマン本体322を背面から示した斜視図である。オットマン装置320に構成されるオットマン摺動機構360は、図7に図示されるように支持フレーム330の前端(図7の図示では下端に配設)に滑車392が回転可能に軸支されている。またオットマン本体322とスライダー350の第1ブラケット352の間には、ワイヤー390が配索されている。ワイヤー390の一端390aは、オットマン本体322に連結されている。また、ワイヤー390の他端390bは、滑車392を介してスライダー350の第1ブラケット352に連結されている。オットマン本体322の背面には、支持フレーム330の摺動案内溝334と平行にガイド324,324が固定されている。スライダー350の第2ブラケット354は、ガイド324,324に対し摺動可能に嵌め込まれている。
以上の構成によって、オットマン摺動機構360は、オットマン本体322の摺動方向をスライダー350の摺動方向と反転させる方向反転手段として構成し得る。これにより、実施形態3は、実施形態1と同様の作用及び効果を得られる。
<実施形態4>
次に実施形態4にかかる車両用シートのオットマン装置の構成について、図8を用いて説明する。図8は、実施形態4にかかるオットマン装置420のオットマン本体の収納位置から使用位置に移動する状態を示す側面図である。オットマン装置420の第1リンク440は、実施形態1における回動部材42と摺動部材46のような伸縮する構成ではない。第1リンク440は、一体の構成である。第1リンク440の一端は、実施形態1における支軸48と同様に支軸448を構成する。スライダー50は、支軸448によって回動可能に軸支されている。一方、第1リンク440の他端側は、支軸444が架け渡されている。
第2ベース部材416B,416Bには、支軸444が車両前後方向に摺動可能な長孔416C,416Cが貫通形成されている。支軸444と長孔416C,416Cの車両後方端部の間には、圧縮バネよりなるバネ部材470が連結している。バネ部材470は、一端が支軸444に掛着されており、他端が長孔416C,416Cの車両後方端部側に固定されている。これにより、バネ部材470は、常時は支軸444を車両後方側に付勢する。第1リンク440は、支軸444がバネ部材470の付勢に抗して長孔416C,416C間を摺動移動する構成でる。第1リンク440の支軸444は、スライダー50が前方に移動した際に、バネ部材470の付勢に抗して長孔416C,416C間を摺動移動する。なお実施形態4の支軸444は、第2ベース部材416B,416Bに対する第1リンク440の回動中心であり、本発明の「第1リンクの他端」および「ベースに対する第1リンクの回動中心」に相当する。これにより、実施形態4は、実施形態1と同様の作用及び効果を得られる。
<実施形態5>
次に実施形態5にかかる車両用シートのオットマン装置の構成について、図9、10を用いて説明する。図9は、実施形態5にかかるオットマン装置520におけるオットマン本体522を背面から示した斜視図である。図10は、オットマン装置520のオットマン本体522を上方から示した平面図である。
オットマン装置520のオットマン摺動機構560は、図9、10に図示されるように支持フレーム530とオットマン本体522の間に配設される。オットマン摺動機構560は、スライダー50が支軸32に向かってスライド移動するのに応じてオットマン本体522を支軸32から遠ざけることで最前方位置522Aに摺動させる機構である。また、オットマン摺動機構560は、逆にスライダー50が支軸32から遠ざかるようにスライド移動するのに応じてオットマン本体522を支軸32に近づけることで最後方位置522Cに摺動させる機構でもある。また、着座者が使用する際は、522Bに摺動調整される。なお、オットマン摺動機構560は、本発明の「方向反転手段」に相当する。
オットマン摺動機構560は、図9に図示されるように左右一対の第2リンク562,562と、第3リンク566,566と、バネ部材570,570と、第4リンク568,568を有する。第2リンク562,562と、第3リンク566,566及び第4リンク568,568は、長尺状に形成された平板部材である。
第2リンク562,562の他端562b、562b側には、長手方向に長孔564,564が切欠き形成されており、それぞれが第2ブラケット54に回動可能且つスライド可能に連結されている。
第2リンク562,562の一端562a,562aは、第3リンク566,566の一端566a,566aとそれぞれ回動可能に連結されている。
第2リンク562,562の一端562a,562aと、他端562b、562bの間は、支持フレーム530に対し回動可能な支軸565,565が構成される。
第2リンク562,562の一端562a,562aと、支軸565,565の間には、第4リンク568,568の長孔569,569にスライド可能なスライドピン563,563が形成されている。
第3リンク566,566は、第1スライドリンク567a,567aと、第2スライドリンク567b,567bのそれぞれ二つで構成されている。第1スライドリンク567a,567aと、第2スライドリンク567b,567bは、互いが長手方向に摺動することで伸縮自在に構成されている。
第1スライドリンク567a,567aは、長手方向に長孔567c,567cが形成される。また第1スライドリンク567a,567aの一方の端部は、第3リンク566,566の一端566a,566aとして構成される。
第2スライドリンク567b,567bの一方の端部は、長孔567c,567cにスライド可能に係合するスライドピン567d,567dとして構成される。また、第2スライドリンク567b,567bの他方の端部は、第2リンク566,566の他端566b,566bとして構成される。
第3リンク566,566の一端566a,566aと、他端566b,566b間には、バネ部材570,570が掛け渡されており付勢力によって第1スライドリンク567a,567aと、第2スライドリンク567b,567bの摺動を制限している。
第4リンク568,568は、長手方向に長孔569,569が形成されており、スライドピン563,563が係合されている。第4リンク568,568の端部568a,568aは、オットマン本体522の後方側(図9では図示、上方側)に対し回動可能に連結されている。これにより、実施形態5は、実施形態1と同様の作用及び効果を得られる。
また、実施形態5は、オットマン本体522とシートクッション12の前部のクッションパッドとが干渉するのを防止する機能を有する。
オットマン装置520は、オットマン本体522が収納位置520Aから使用位置520Bに移動する途中に、オットマン本体522に摺動方向のうち支軸32方向への負荷が加わってもオットマン本体522を最後方位置522Cの方向に摺動するのを抑制する。
詳しくは、第4リンク568の端部568aは、オットマン本体522に回動自在に取付けられている。第4リンク568は長孔569を有している。長孔569は、第2リンク562の中間に位置するスライドピン563にスライド可能に係止されている。
第2リンク562は、オットマン本体522が収納位置520Aから使用位置520Bに移動する途中は、支軸565を中心に回動する。スライドピン563は、第2リンク562の回動に伴って第4リンク568を最前方位置522Aの方向に向かって押し出す。そのため、オットマン本体522は、最前方位置522A方向に強制的に押し出される。第3リンク566は、伸縮自在な構成であるが、オットマン本体522が収納位置520Aから使用位置520Bまでの移動途中においては、第4リンク568がオットマン本体522を最前方位置522Aの方向に向かって押し出すため伸ばすことが抑制される。これにより、オットマン装置520は、オットマン本体522が収納位置520Aから使用位置520Bへの移動の途中に、オットマン本体522とシートクッション12の前部のクッションパッドとの干渉を防止することができる。
ここで、オットマン装置520は、実施形態1の第1リンク40、バネ部材70と同様の構成を示した。これ以外に、実施形態4の第1リンク440、バネ部材470と同様の構成を適用してもよい。
また、オットマン装置520は、バネ部材570が構成されている。そのため、第1リンク40は、支軸32と支軸48間が伸縮しない構成も適用できる。伸縮しない第1リンクを適用する場合は、オットマン本体522が収納位置520Aから使用位置520Bまでの移動途中において、第3リンク566の伸縮が強制的に規制される構成となる。なお、実施形態5における干渉防止の構成は、実施形態1及び実施形態4においても適用可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の車両用シートオットマン装置は、本実施の形態に限定されず、その他各種の形態で実施することができるものである。
例えば、バネ部材は、上記実施形態において示した以外にもバネの構成や配設箇所について種々適用が可能である。すなわち、バネ部材は、オットマン本体に摺動方向の負荷が加わると付勢力が働いてオットマン本体を付勢力に抗して最前方位置から最後方位置に向かって摺動する構成とされればよい。そのため、オットマン本体と支持フレームの間で付勢する圧縮バネであっても良い。また、オットマン摺動機構の各リンクの回動を付勢するねじりバネであっても良い。
また、オットマン装置のオットマン本体の移動に伴う動力源は、種々適用可能である。たとえば、動力源は、電動力、油圧力、手動力、シート本体の姿勢変化に伴う動作移動量をオットマン装置に動力伝達する機構等、種々適用可能である。
10 車両用シート
12 シートクッション
12F クッションフレーム
14 シートバック
16A,16A 第1ベース部材(ベース)
16B,16B 第2ベース部材(ベース)
20 オットマン装置
20A 収納位置
20B 使用位置
22 オットマン本体
22A 最前方位置
22B 中間位置
22C 最後方位置
23 リンク連結部材
30 支持フレーム(連動機構)
30a 軸部
32 支軸(ベースに対する支持フレームの回動中心)
34 摺動案内溝
36,36 ピン
40 第1リンク(連動機構)
42 回動部材
43 長孔
44 支軸(第1リンクの他端)(ベースに対する第1リンクの回動中心)
46 摺動部材
47 スライドピン
48 支軸(第1リンクの一端)
50 スライダー(第1リンクの一端)
52 第1ブラケット
54 第2ブラケット
60 オットマン摺動機構(方向反転手段)(連動機構)
62,62 第2リンク
62a,62a 第2リンクの一端
62b、62b 第2リンクの他端
64,64 長孔
66,66 第3リンク
66a,66a 第3リンクの一端
66b,66b 第3リンクの他端
70 バネ部材(弾性体)
P 連結ピン
L1 収納位置における支持フレームの回動中心とスライダーの距離
L2 使用位置における支持フレームの回動中心とスライダーの距離
L3 中間位置における支持フレームの回動中心とスライダーの距離
220 オットマン装置
222 オットマン本体
230 支持フレーム
234 摺動案内溝
237 ピニオンギア(方向反転手段)(連動機構)
238 ラック(方向反転手段)(連動機構)
250 スライダー
254 第2ブラケット
254a ギア部
260 オットマン摺動機構
320 オットマン装置
322 オットマン本体
324,324 ガイド
330 支持フレーム
334 摺動案内溝
350 スライダー
352 第1ブラケット
354 第2ブラケット
360 オットマン摺動機構
390 ワイヤー(方向反転手段)(連動機構)
390a ワイヤーの一端
390b ワイヤーの他端
392 滑車(方向反転手段)(連動機構)
420 オットマン装置
416B,416B 第2ベース部材
416C 長孔
440 第1リンク(連動機構)
444 支軸
448 支軸
470 バネ部材
520 オットマン装置
520A 収納位置
520B 使用位置
522 オットマン本体
522A 最前方位置
522B 中間位置
522C 最後方位置
530 支持フレーム
560 オットマン摺動機構(方向反転手段)(連動機構)
562,562 第2リンク
562a,562a 第2リンクの一端
562b、562b 第2リンクの他端
563,563 スライドピン
564,564 長孔
565,565 支軸
566,566 第3リンク
566a,566a 第3リンクの一端
566b,566b 第3リンクの他端
567a,567a 第1スライドリンク
567b,567b 第2スライドリンク
567c,567c 長孔
567d,567d スライドピン
568,568 第4リンク
568a,568a 第4リンクの端部
569,569 長孔
570 バネ部材

Claims (2)

  1. 脚載せとなるオットマン本体を、シートクッションの前部に折り畳んで垂直方向姿勢として収納させる収納位置と、前記シートクッションの前方側に張り出して前記オットマン本体を使用する使用位置と、の間を移動可能とされており、前記使用位置におけるオットマン本体の脚載せ位置を前後方向に摺動調整可能な車両用シートのオットマン装置であって、
    前記オットマン本体の前記収納位置と前記使用位置の間の移動に伴い前記オットマン本体の脚載せ位置の前後方向の摺動範囲における最後方位置と最前方位置の間の摺動が連動して行われる連動機構と、
    該連動機構による前記オットマン本体の最後方位置と最前方位置の間の摺動に対し付勢する弾性体と、を有し、
    前記連動機構は、前記オットマン本体を前記収納位置から前記使用位置へと移動させることにより前記オットマン本体を前記最前方位置へ摺動するように連動させ、前記オットマン本体を前記使用位置から前記収納位置へと移動させることにより前記オットマン本体を前記最後方位置へ摺動するように連動させる構成とされ、
    前記弾性体は、前記オットマン本体が前記最前方位置に向かうように付勢力が働く構成とされ、
    前記オットマン本体は、前記収納位置から前記使用位置への移動において着座者の脚重量又は衣服の摩擦による負荷が加わると前記付勢力に抗して前記最後方位置に向かって摺動し前記最前方位置と前記最後方位置の間の中間位置に設定される構成であることを特徴とする車両用シートのオットマン装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートのオットマン装置であって、
    前記連動機構は、
    シート本体を支持するベースに対して回動可能に軸支されることで前記オットマン本体を前記収納位置から前記使用位置に移動可能とされるとともに前記オットマン本体を前記最後方位置と最前方位置の間を摺動可能に支持する支持フレームと、
    前記支持フレームに対し回動可能に軸支されると共に該軸支位置が前記支持フレームに対し前後方向にスライド可能に案内される一端と前記ベースに対し回動可能に軸支される他端を有する第1リンクと、を有しており、
    前記ベースに対する前記第1リンクの回動中心は、相対的に前記ベースに対する前記支持フレームの回動中心より後方側に配設されることにより、
    前記使用位置における前記支持フレームの回動中心と前記第1リンクの一端の距離が、前記収納位置における前記支持フレームの回動中心と前記第1リンクの一端の距離より短く設定され、
    前記支持フレームに対する前記第1リンクの軸支位置が前記支持フレームの回動中心に向かってスライド移動する構成とされており、
    更に前記連動機構は、前記第1リンクの軸支位置が前記支持フレームの回動中心に向かってスライド移動するのに応じて、前記オットマン本体を前記支持フレームの回動中心から遠ざけることで前記最前方位置の方向に摺動させる方向反転手段を有していることを特徴とする車両用シートのオットマン装置。
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