JP4520236B2 - 固定部の構造、および吊り下げ具 - Google Patents

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Description

本発明は固定部の構造、および吊り下げ具に関するものである。
従来、固定部の構造としては、特許文献1に記載されたものが知られている。この従来例において、ホワイトボードの四隅には吊り下げ部が接着され、該吊り下げ部を押しピンによって壁面に固定することによりホワイトボードが壁面に固定される。上記吊り下げ部は、ホワイトボードへの接着状態において下方に開放する頭部支持部および該頭部支持部よりやや幅狭の溝部を備え、壁面に差し込まれた押しピンの頭部によって頭部支持部が、ピン軸によって溝部が垂直方向に支えられて接着されたホワイトボードを垂直方向に支持する。
また、特許文献2には、石膏ボードからなる壁に対して吊り下げ用フックを固定する固定部の構造が示される。この第2の従来例において、吊り下げ用フックには壁面への固定状態において斜め下方に向くものを含む多数の釘穴が形成され、釘穴を通して壁面に釘を打ち込むことで吊り下げ用フックが壁面に固定される。
特開2000-276085号公報 特開平8-70984号公報
近年、画鋲によって開けられた穴で壁の外観が損ねられているとして、不動産の賃借人の転居時等において、壁紙の張り替えなどの壁に対する大がかりな補修が行われるケースが多くなっている。画鋲の針は直径およそ1mm程度であり、刺すことで壁面に形成される穴は通常の視力があってやや注意をすれば肉眼で容易に見付けることができることから、新規賃貸借の成約を得やすくするためにも補修が必要であるという家主側の事情があり、一方、賃借人側においても快適な生活を過ごすために例えば3kg程度以内などの比較的軽量なものであれば壁面に固定したいという要求がある。
したがって、押しピンを壁面に打ち込む上記第1の従来例は、肉眼で容易に見付けることができる穴を壁面に形成してしまうために、上記補修が必要になるという欠点を有する。
なお、画鋲に代えてセロハンテープや接着剤を用いて物を壁面に固定すれば、壁面に対する穴の形成自体を防止することが可能であるが、この場合にはセロハンテープ等が壁面に対して接着されてしまうために、これを剥がす際に壁紙も一緒に剥がれてしまうことがあり、結果として同様に補修が必要になる。
一方、釘を壁面に打ち込む上記第2の従来例においては、押しピンの針よりもより線径の細い釘を使用すれば、その打ち込みによって肉眼において目立つような大きさの穴を壁面に形成してしまうことはない。しかしながら、釘の場合にはハンマー等の工具を用いなければ壁面に打ち込むことができないために、この第2の従来例は、工具が必要な上に固定作業も面倒であるという欠点がある。
さらに、上記第2の従来例におけるように壁が石膏ボードで形成される場合には、上述した壁面に形成される穴が拡大しやすく、補修が必要になりやすいという問題がある。すなわち、石膏ボードは比較的軟質であるために小さい部位に荷重が集中してしまうと局部的に変形を起こしやすく、例えば、細い釘の打ち込みによっては直接的には小さな穴しか形成されないが、この釘への荷重によって穴が垂直方向に伸びてしまえば肉眼で目立つような大きさになる。複数の釘が打ち込まれる上記第2の従来例などの場合においては、回転モーメントなどの要因によって最上部に配置される釘への荷重が最も大きくなりやすいために、最上部に形成される穴が特に拡大しやすい。したがってこのような場合においては、上述したように仮に線径が細くても壁の外観を損ねてしまうことがあり、補修を惹起する。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、比較的軽量のものを壁面に簡単に固定することができるとともに、肉眼において目立つような大きさの穴の発生を防いで補修を防止でき、特に石膏ボードなどの比較的軟質な壁に好適な固定部の構造、および吊り下げ具の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
壁面1に固定される針打込部材5を取り付けることによって被固定部材2を前記壁面1に固定させる固定部の構造であって、
前記被固定部材2は、複数本のステープラー針3を打ち込む広さを備えた開口部4を有し、
前記針打込部材5は、被固定部材2の裏面10とほぼ同一面上に配置されて前記開口部4を閉塞する平面部11と、該平面部11の縁部から開口部4内壁6に沿って全周に渡って立ち上がる支持部7と、該支持部7の上端縁から被固定部材2の開口部4周りの表面12に当接するようにして全周に渡って張り出すフランジ23とを備えて前記開口部4に嵌合されるとともに、ステープラー24のヘッド押圧操作時の押出力によってステープラー針3が貫通できる程度の硬度で、かつ、ステープラー針3が貫通可能な薄肉の合成樹脂材により形成され、被固定部材2の裏面10を壁面1に当接させた状態で平面部11にステープラー針3が打ち込まれることにより該ステープラー針3の脚部3bが平面部11を貫通して壁面1に突き刺さることによって該壁面1に対して固定される固定部の構造を提供することにより達成される。
本発明においてステープラー針3とは一般に最も広く使用されているいわゆる10号と呼ばれるサイズのものを意味し、横幅すなわち肩部の長さが約9mm、深さすなわち脚部の長さが約5mm、線径がおおよそ0.5mm程度の大きさのものを指す。
本発明によれば、被固定部材2の壁面1への固定は、針打込部材5に打ち込まれるステープラー針3によってなされる。ステープラー針3を打ち込むためのステープラーは文具として広く普及していて操作も簡単であるために固定作業に困ることはない。また、ステープラー針3は画鋲の針に比べて線径がおよそ半分であるために、その打ち込みによって直接壁面1に対して目視において目立つような大きな穴が開けられることはなく、壁の外観を損ねない。このように線径が細いために弱くなってしまう固定強度は、ステープラー針3の打ち込み本数を増やすことで補うことができ、この場合においても、一つ一つのステープラー針3の脚部によって形成される穴は小さいために、壁の外観に影響を与えることはない。また同時に、複数のステープラー針3、3・・によって被固定部材2を支えることで荷重を分解できるために、ステープラー針3のひとつの脚部によって形成される穴一カ所当たりの荷重負担が抑えられ、石膏ボード等の比較的軟質な壁であっても穴の拡大を防ぐことができ、補修を防止できる。
被固定部材2は、例えばカレンダーや温度計など壁面1に固定する目的物そのもののほか、フックやクリップなど目的物を壁面1に固定するために間接的に使用されるものとして構成することも可能である。この被固定部材2に開設される開口部4は、例えばステープラー針3二本分ならば10mm×2mm程度の矩形の広さ、三本分ならば10mm×3mm程度の矩形の広さがあれば足りるが、打ち込まれるステープラー針3、3間の間隔が狭いと負荷される荷重が合成されて壁面1に作用してしまう場合があるため、荷重を確実に分散できる程度の広さであることが望ましい。また、このように被固定部材2に開口部4を設けることにより、被固定部材2に対して針打込部材5を取り付けることができ、ステープラー針3の打ち込みによって固定することが不可能な強度や厚さを備えた被固定部材2を針打込部材5に打ち込まれるステープラー針3によって簡単に壁面1に対して固定させることができる。
針打込部材5は、ステープラーのヘッド押圧操作時の押出力によってステープラー針3が貫通できる程度の硬度で、また、ステープラー針3を壁面1に対して 深く差し込むことができるように薄く、さらに、被固定部材2を安定して支えることができる引き裂き強度などの強度の高い素材や形状からなるものであり、具体的には合成樹脂材を薄く成形して形成されることによりやや剛性を備える。剛性を備えた針打込部材5に対してステープラー針3を打ち込めば、予め穿孔された穴等に釘を通すような場合に比して、針打込部材5を確実にがたつきなく壁面1に固定することが できる。
この針打込部材5は、被固定部材2への取り付け姿勢となる縦姿勢において、その上端縁で縦方向の剛性を利用して被固定部材2を支持することが可能である。さらに、針打込部材5とともに被固定部材2も剛体であれば、針打込部材5と被固定部材2とが一体的な動きをするために、複数の針打込部材5、5・・を設けた場合には、全ての針打込部材5の荷重負担を均等にすることができ、打ち込まれる多数のステープラー 3、3・・に対してより均等に荷重を負担させることができる。
また、針打込部材5は、開口部4を閉塞する部位が薄板状の平面部11であり、被固定部材2の鉛直方向の荷重を支持する支持部7を上記平面部11から突出するように設けている。支持部7を開口部4の内壁6に沿って全周に渡って連続して設けていることにより、ステープラー針3の針打込部材5への打ち込みやすさを損ねることなく壁面1への固定強度をより高めることができる。すなわち、素材の剛性を高めることなくボックス状の 剛形状によって平面部11の剛性が間接的に高められ、その変形が防止されることで打ち込まれる複数本のステープラー針3、3・・に対してより確実に荷重を分散させることができる。
なお、針打込部材5の被固定部材2への固定は、接着等のほぼ永久的な固定方法のほかに、上述したように例えば開口部4に支持部7を嵌合させて着脱自在にすることもできる。このように着脱自在にすることにより、被固定部材2を移設する際に針打込部材5を交換することが容易で、再固定時の固定強度の低下を簡単に防止することができる。加えて、被固定部材2を室内側に剥がすように引っ張ったときに針打込部材5にも脱抜力が伝達されるようにこれらを係合させておけば、被固定部材2を壁面1から取り外すだけで針打込部材5に係止するステープラー針3も同時に壁面1から引き抜くことができ、取り外す際の手間を省くことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、比較的軽量のものを壁面に簡単に固定することができるとともに、肉眼において目立つような大きさの穴の発生を防いで補修を防止でき、特に石膏ボードなどの比較的軟質な壁に好適な固定部の構造、および吊り下げ具を提供することができる。
これにより、近年多発している転居に際しての敷金の返還に関する紛争の発生を未然に防止することができ、快適な生活環境を維持することができる。
図1ないし図3に本発明の実施の形態を示す。この実施の形態において、吊り下げ具20は壁掛け用のフックとして構成され、フック本体(被固定部材2)と、樹脂プレート(針打込部材5)とを有する。
フック本体2は、ステンレスの板材を加工して製造されるもので、平板状の固定基部9と、この固定基部9に打ち抜き加工を施して形成される開口部4と、折り曲げ加工により形成されるフック部8とを備える。図1に示すように、固定基部9は縦長の略矩形形状で、上部に開口部4が、吊り下げ具20の重心に近い長手方向ほぼ中央部にフック部8が配置される。
開口部4は、縦長の略矩形形状で、10号のステープラー針3の肩部3aよりもやや長寸の幅寸法を備え、縦方向は該肩部3aを水平姿勢にすることでステープラー針3を上下に複数本並べて打ち込むことができる長さを備える。
フック部8は、開口部4のやや下方にU字形状の切り込みを入れた後、切り込みの内方を開口部4、すなわち上方に向かって折り曲げることにより形成される。このフック部8は、図1(b)に示すように固定基部9から直行方向に立ち上がった後、円弧状に90度湾曲して上方を向くことにより、引っ掛けられる荷物が固定基部9に近接する方向にガイドされるように、すなわち吊り下げ具20の重心に対して荷物の荷重による作用点が近接するように形成される。
樹脂プレート5は、外形が縦長矩形形状で板厚が0.2ないし0.3mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)からなる平板材に対して真空成形によってその中央部に凹部21を設けて形成される。この凹部21は上記開口部4とほぼ同寸の矩形形状で、深さは固定基部11の厚さにほぼ等しくされる。したがって樹脂プレート5は、凹部21の底壁をなす矩形の平面部11と、この平面部11の四方の辺縁から直交方向に立ち上がる周壁(支持部7)と、この周壁7の上端縁から平面部11にほぼ並行に外方に向かって直交方向へと折れ曲がるフランジ23とを有する。
吊り下げ具20は以上のフック本体2と樹脂プレート5とを組み付けて形成される。組付けは、フック本体2の開口部4に対し、フック部8が立設する表面側から樹脂プレート5の凹部21をその平面部11側から圧入し、固定基部9の表面12に樹脂プレート5のフランジ23の裏面23aを当接させた状態で嵌合固定することによりなされる。この状態で樹脂プレート5の平面部11は固定基部9の裏面10とほぼ同一面上に配置され、周壁7は開口部4の内壁6に当接する。
この吊り下げ具20の壁面1への固定は、固定基部9の裏面10を壁面1に当接させた状態で、樹脂プレート5の平面部11を貫通させるようにして壁面1に対してステープラー針3を打ち込むことによりなされる。ステープラー針3の打ち込みは、図2に示すように、先ず、ステープラー24のハンドル24aとクリンチャアーム24bとをほぼ180度に開き、次いで、ドライバ24c先端部を樹脂プレート5の平面部11に押し当ててからハンドル24aを図2における矢印方向に押圧操作することによりなされる。押圧によりドライバ24c先端部から飛び出すステープラー針3は、図3(a)および(b)に示すように、ほぼ水平となる肩部3aが樹脂プレート5の垂直方向の周壁7a、22a間に配置されるとともに、脚部3bが平面部11を貫通して壁面1に突き刺さる。この状態で樹脂プレート5は平面部11の裏面が壁面1に当接した状態で壁面1に固定され、フック本体2は、固定基部9の裏面10を壁面1に当接させた状態で、樹脂プレート5の上部周壁7bによって鉛直方向の荷重を支持されるとともに、フランジ23によって壁面1離隔方向への倒れ込みが防止される。
また、フック本体2の荷重は、樹脂プレート5の上部の周壁7bに対して直交方向に連続する垂直方向の周壁7a、22aによって強固に支えられ、さらに、上記上部の周壁7bは平面部11およびフランジ23により垂直方向の剛性が高められるために、フック部8に例えば壁掛け時計などを掛けたときであっても、荷重の増加によって樹脂プレート5が垂直方向に容易に撓むことはない。加えて荷重の負荷による周壁7の変形が開口部4の内壁6によって規制されることでさらに耐荷重性能がさらに高められるとともに、吊り下げ具20の重心と荷物による荷重の作用点とが近接していることで荷重によって吊り下げ具20に働く回転モーメントが低く抑えられる。
なお、この実施の形態において壁は石膏ボードで形成され、ステープラー針3は垂直方向の荷重負担能力が高い斜め下方ほぼ45度(図2における角度θ)に向けて上下方向に3本並べて打ち込まれる。このため、ステープラー針3打ち込み時においては、ドライバ24cを斜め上方に傾けた姿勢でハンドル24aを斜め下方に押圧操作する必要があるが、この際、フック部8によってドライバ24cを下面側から支持させることで、比較的簡単にステープラー針3をほぼ上記の角度に打ち込むことができる。また、このようにステープラー針3を斜めに3本並べて打ち込むことで、発明者の実地試験によれば、3kg程度の荷重に耐えられることが確認されている。
一方、吊り下げ具20を取り外したり、別の箇所に移設したりする場合には、フック部8を摘んでフック本体2をステープラー針3の打ち込み方向に対する逆方向、すなわち斜め上方に引き抜くだけでよく、これにより樹脂プレート5は固定基部9の表面12に被さるフランジ23によってフック本体2とともに斜め上方に移動し、壁面1に脚部3b、3bが突き刺されるステープラー針3は、肩部3aと壁面1との間に挟み込まれる平面部11によって壁面1側に引っ張られて脚部3b,3bが壁面1から引き抜かれる。この後壁面1にはステープラー針3の脚部3bによって形成された穴が残ることになるが、ステープラー針3の線径が極めて細く、また、3本のステープラー針3の合計6本の脚部3b、3b・・に荷重が効率的に分散して負担され、壁面1に対する荷重の局部集中が避けられるために、肉眼で壁面1を見た際に穴の存在を容易に確認することはできず、吊り下げ具20固定前後における壁の外観は維持される。
なお、以上においてはステンレス板材への打ち抜き加工により開口部4を形成する場合を示したが、バーリング加工によってフック本体2と樹脂プレート5の周壁7との当接面積をより広げてもよい。また、針打込部材5に対するステープラー針3の打ち込み本数は、負担する総荷重に応じて適宜増やしてもよく、さらに、脚部3bを水平方向に打ち込むのであれば、例えば肩部3aが縦になるように壁面1に打ち込むことも可能である。加えて、開口部4は上記矩形形状以外に円形や星形など適宜の形状にすることが可能で、上記周壁7との当接面積やデザイン性を考慮して決定することができる。
図4に本発明の変形例を示す。なお、この変形例において上述した実施の形態と同一の構成要素は図中に同一の符号を付して説明を省略する。この変形例において、壁面1には温度計2が固定される。
温度計2は、表面に温度の目盛りが印刷された木製の板状部材からなる取付板30と、内部に水銀等が充填されたガラス製の棒状の管体31とを有し、取付板30の表面側ほぼ中央に固定金具32によって管体31が取り付けられる。なお、図4(a)において33は管体31下端の球状部分を保護する保護板である。上記取付板30には、上端部左右に各1箇所ずつ、下端部ほぼ中央部に1箇所の合計3箇所に矩形形状の開口部4が表裏に貫通して形成され、該開口部4に凹部21を嵌合させて樹脂プレート5が固定される。
各樹脂プレート5は上下に2本並べて打ち込まれたステープラー針3によって壁面1に固定され、木製の温度計2と樹脂プレート5の箱状の凹部21とが剛に組み付けられることにより温度計2が壁面1に固定される。壁面1への固定状態において、周壁7が図4(b)および(c)に示すように開口部4の内壁6に当接することで温度計2の上下左右への移動を禁止して温度計2に対して各樹脂プレート5が一体をなし、またその荷重を均等に支える。したがって、各樹脂プレート5に打ち込まれる2本のステープラー針3、3には均等に荷重が負担される。なお、この変形例においては開口部4にある程度の深さがあるため、ステープラー針3打ち込み時には、ドライバ24cの下面を開口部4の下端縁に当てて支持させることができる。
なお、以上の実施の形態や変形例において、ステップラー針3はステンレス製のものが使用されて樹脂プレート5や壁面1への貫通力が高められるが、打ち込み作業を慎重に行えば軟鉄製のものを使用することも可能である。また、以上の実施の形態に示すほか、壁面1に対して例えば小物入れやホワイトボード、コルクボード、マグネットボード、フォトパネル、鏡、スピーカーなどを固定することなども可能である。
本発明を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の1B-1B線断面図である。 吊り下げ具の壁面への固定作業を説明する図である。 樹脂プレートおよび壁面にステープラー針が打ち込まれた状態を示す図で、(a)は図2の3A-3A線断面図、(b)は要部横断面図である。 本発明の変形例を示す図で、 (a)は正面図、(b)は壁面への固定状態を示す要部縦断面図、(c)は壁面への固定状態を示す要部横断面図である
符号の説明
1 壁面
2 被固定部材
3 ステープラー針
4 開口部
5 針打込部材
6 内壁
7 支持部
8 フック部
9 固定基部
10 裏面
11 平面部
12 表面


Claims (3)

  1. 壁面に固定される針打込部材を取り付けることによって被固定部材を前記壁面に固定させる固定部の構造であって、
    前記被固定部材は、複数本のステープラー針を打ち込む広さを備えた開口部を有し、
    前記針打込部材は、被固定部材の裏面とほぼ同一面上に配置されて前記開口部を閉塞する平面部と、該平面部の縁部から開口部内壁に沿って全周に渡って立ち上がる支持部と、該支持部の上端縁から被固定部材の開口部周りの表面に当接するようにして全周に渡って張り出すフランジとを備えて前記開口部に嵌合されるとともに、ステープラーのヘッド押圧操作時の押出力によってステープラー針が貫通できる程度の硬度で、かつ、ステープラー針が貫通可能な薄肉の合成樹脂材により形成され、被固定部材の裏面を壁面に当接させた状態で平面部にステープラー針が打ち込まれることにより該ステープラー針の脚部が平面部を貫通して壁面に突き刺さることによって該壁面に対して固定される固定部の構造。
  2. 前記針打込部材を形成する薄肉の合成樹脂材は、被固定部材を安定して支えることができる引き裂き強度などの強度を備え、
    前記ステープラー針は10号のサイズのものである請求項1記載の固定部の構造。
  3. 壁面に固定される針打込部材を取り付けることによって固定基部を壁面に固定させ、該固定基部を基端部として形成されたフック部に掛けられたものを吊り下げる吊り下げ具であって、
    前記固定基部には、複数本のステープラー針を打ち込む広さを備えた開口部が開設されるとともに、
    該開口部とほぼ同じ広さを備えて開口部内において固定基部裏面とほぼ同一面上に配置される平面部の全周縁から開口部内壁に沿って略直交方向に立ち上がった後、その上端縁から固定基部表面に沿って全周に渡って略直交方向にフランジ状に張り出して形成される針打込部材が開口部に嵌合して取り付けられ
    該針打込部材は、ステープラーのヘッド押圧操作時の押出力によってステープラー針が貫通できる程度の硬度で、かつ、ステープラー針が貫通可能な薄肉の合成樹脂材により形成され、固定基部の裏面を壁面に当接させた状態で平面部にステープラー針が打ち込まれることにより該ステープラー針の脚部が平面部を貫通して壁面に突き刺さることによって該壁面に対して固定される吊り下げ具。
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