JP4519718B2 - 軸受部材およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電鋳加工で形成された電鋳部を有する軸受部材およびその製造方法に関するものである。この軸受部材は、例えば軸の外周面との間に軸受隙間を形成する軸受面を電鋳部で構成した軸受部材として好適に使用可能である。
電鋳部品は、電鋳加工上の特性を活かし、微細かつ複雑な形状を有する部品として様々な分野に適用されている。また、この種の電鋳部品は、電鋳部の成形母体となるマスター表面に析出した面がマスター表面の面精度に倣って高精度に形成可能であることを利用して、この電鋳部の析出面で軸受面を構成した軸受部材として好適に用いられている。
例えば、特開2003−56552号公報(特許文献1)では、電鋳部をインサート部品として一体に型成形した軸受部材(電鋳軸受部材)が提案されている。この軸受部材は、電鋳部の成形母体となるマスター軸の非導電性マスキング部以外の領域に電鋳殻である円筒状の電鋳部を析出形成し、この電鋳部をインサート部品として軸受部材を型成形した後、軸受部材の電鋳部をマスター軸から分離することで、分離面となる電鋳部の内周面をそのまま軸受面として使用可能としたことを特徴とするものである。
特開2003−56552号公報
この種の軸受は、例えばHDD等のディスク駆動装置をはじめとする情報機器用のスピンドルモータに組み込んで使用されるが、その場合には、より高い回転精度や軸受剛性が求められる。上記要求性能を満足するためには、軸受面の面精度はもちろん、軸受面を要求性能に応じた形態とする必要が生じる。例えば、回転精度の向上を狙って、軸受面に動圧溝等の動圧発生手段を設けたり、あるいは、モーメント剛性の向上を狙って、軸受面を軸方向に離隔して複数設けた構成が考えられる。しかしながら、上記形態の軸受面を電鋳部の内周面に形成し、かつそれらを精度良く仕上げることは容易ではなく、そのため、かかる加工工程が複雑化し、高コスト化を招く。また、マスター軸には、電鋳部からの引抜きを考慮すると、その外周面形状が軸方向で均一のものを使用せざるを得ない場合が多い。このことによっても、マスター軸の外周面に析出形成される電鋳部の内周面の形状自由度が制限される。この種の問題は、軸受部材に限らず、微細かつ複雑な表面形状が求められる電鋳部品全てに起こり得る。
本発明の課題は、電鋳部表面の形状自由度を高めた軸受部材およびその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、電鋳加工で形成された円筒状の電鋳部を有する軸受部材であって、電鋳部の内周面が、外径一定のマスター表面への析出によって形成された第一析出面と、マスター表面を被覆する導電性被膜上への析出によって形成された第二析出面とを備え、第一析出面はマスターの引抜きに伴い電鋳部の内周面に露出し、電鋳部の内周に挿入された軸との間に軸受隙間を形成すると共に、第二析出面は導電性被膜の除去により電鋳部の内周面に露出することを特徴とする軸受部材を提供する。
この構成によれば、導電性被膜上に析出した第二析出面は、その被膜厚み分だけ、マスター表面からその法線方向に離隔した位置に形成される。従って、導電性被膜の形状やサイズを適宜調整した上で電鋳加工を行い、その後、マスターおよび導電性被膜を除去すれば、第二析出面と、マスター表面と同レベルに形成される第一析出面との組み合わせにより、電鋳部の内周面がマスターの表面形状とは異なる形状に形成される。 そのため、電鋳部の内周面の形状自由度を高めることができる。
また、予めマスター表面に導電性被膜を高精度に形成しておくことで、導電性被膜の外表面形状が第二析出面として電鋳部の表面に高精度に転写される。これにより、電鋳部表面が高精度に仕上げられた状態で形成されるので、これら電鋳部表面の形成加工と仕上げ加工とを別々の加工で行う場合に比べて加工が容易であり、かかるコストを低減することが可能となる。
上記軸受部材として、例えば第一析出面が軸方向の複数箇所に離隔して形成され、隣接する第一析出面間に第二析出面が形成され、かつ第一析出面が軸との間に軸受隙間を形成するものが構成可能である。この場合、軸受隙間が軸方向の複数箇所に離隔して形成されると共に、第二析出面によって軸受部材の内周面に形成される帯状の凹部は、軸受隙間の間に形成され、軸受面となる第一析出面より大径の逃げ部となる。これによれば、軸をできるだけ軸方向に離隔した位置で支持しつつも、その軸受面積を必要以上に増加せずに済む。そのため、ロストルクや摺動摩擦の増加を避けつつ、モーメント耐力を高めることができる。
また、上記軸受部材として、例えば第二析出面で動圧溝を形成すると共に、第一析出面で動圧溝間の丘部を形成したものが構成可能である。この場合、第二析出面により形成される動圧溝と、この動圧溝間の丘部を形成する第一析出面とで軸受面が構成される。従って、この構成によれば、動圧溝に生じた潤滑油等の流体の動圧作用で軸をラジアル方向に非接触支持して、軸受の回転精度をより一層高めることができる。
上記構成の軸受部材は、この軸受部材と、軸受部材の内周に挿入される軸とを備えた軸受装置として好適に提供することができる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、外径一定のマスターの表面に、導電性被膜を形成した上で電鋳加工を行って、マスター表面に析出した第一析出面と導電性被膜上に析出した第二析出面とを有する電鋳部を形成し、その後、電鋳部からのマスターの引抜きによる分離と導電性被膜の除去とを行うことで第一析出面および第二析出面を電鋳部の内周面に露出させ、この内周面に挿入した軸と第一析出面との間に軸受隙間を形成することを特徴とする軸受部材の製造方法を提供する。
この方法によれば、電鋳部を形成した後、マスターを電鋳部から分離することで、電鋳加工時にマスター表面に析出した第一析出面が電鋳部の表面として露出し、さらに導電性被膜を除去することで、導電性被膜上に析出した第二析出面が電鋳部の表面として露出する。よって、予め導電性被膜を、その厚みやサイズ、形成位置等を適宜調整した上でマスター表面に形成しておくことにより、第二析出面ひいては電鋳部表面の形状自由度を高めることができる。
また、上記方法を採用して、内周面に動圧発生部を有する軸受部材を製造するに際し、マスターの外周面に、動圧発生部の形状に対応した型部を有する導電性被膜を形成した上で電鋳加工を行い、その後、電鋳部からのマスターの分離と導電性被膜の除去とを行うようにしてもよい
上述の方法によれば、導電性被膜の除去後、電鋳部の内周面に、導電性被膜の上記型部に対応した形状の動圧発生部が形成される。従って、予め導電性被膜の型部を所要の形状とすることで、軸受部材の内周面に形成される動圧発生部の形状自由度を高めることができる。
また、上記動圧発生部の形状に対応した型部を含め、導電性被膜をマスター外周面の電鋳部形成予定領域の全面に亘って形成することもできる。この場合、電鋳部の内周面とマスターの外周面との間に導電性被膜が介在した状態となる。この状態からマスターの引抜きを行うことで、電鋳部とマスターとの摺動接触を避けることができる。また、上記導電性被膜を除去した後にマスター軸を引抜く場合、導電性被膜の除去により、電鋳部の内周面とマスター軸の外周面との間に少なくとも被膜厚さ分の径方向隙間が形成されるので、電鋳部とマスターとの摺動接触を避けることができる。従って、導電性被膜の除去と、マスターの分離との何れを先に行っても、電鋳部の内周面とマスターの外周面との間の摺動摩耗を避けて、マスター軸を電鋳部から引抜くことができる。
導電性被膜は、種々の方法によりマスター表面に形成することができ、一例として微量インクの集合体で形成する方法を挙げることができる。この方法は、インクジェット法に代表されるように、液滴状の微量インク(ここでは導電性材料)をノズル等から吐出し、これを素材表面(ここではマスター表面)に例えば着弾又は滴下させる等の形態で供給し、この微量インクの集合体で所要のパターン形状を形成する方法をいう。
上記導電性被膜の除去は、例えば溶剤で行うことができる。この場合、導電性被膜以外の部材、例えば電鋳部やマスター軸を、上記溶剤に対する耐性を有する材料で形成することで、導電性被膜のみを溶解し、被膜の除去を容易に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、電鋳部表面の形状自由度を高めた軸受部材を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る軸受装置1の断面図を示す。同図において、軸受装置1は、軸部材2と、軸部材2を内周に挿入可能な軸受部材3とを備える。このうち軸受部材3は、電鋳部4と、電鋳部4を樹脂でモールドした樹脂部5とを備える。
軸受部材3の内周面には、後述する電鋳加工によりマスター軸8の外周面8aに析出した第一析出面4aが形成される。この第一析出面4aは、その全面に亘って軸部材2の外周面2aとの間に軸受隙間を形成する軸受面となり、この実施形態では、軸方向に離隔して2箇所形成される。軸方向に離隔して形成された第一析出面(軸受面)4a、4a間には、後述する電鋳加工で導電性被膜7上に析出した第二析出面6が形成され、この第二析出面6によって、その径方向寸法を第一析出面4aの径方向寸法に比べて大きくした逃げ部が形成される。第二析出面6で形成される逃げ部の形状は、電鋳加工前にマスター軸8の外周面8aに形成される導電性被膜7の表面形状に倣ったものとなる。なお、図1では、第二析出面6で形成される逃げ部の形状を理解し易くするため、その径方向寸法を、軸部材2や軸受部材3の径方向寸法に比べて大きく誇張して描いている。
このように、軸受装置1を構成する軸受部材3の内周面に、第一析出面(軸受面)4aを軸方向に離隔して2箇所形成し、かつ第一析出面4a、4a間に第一析出面4aより大径の逃げ部を第二析出面6で形成することにより、軸部材2の相対回転時、軸部材2をなるべく軸方向に離隔した位置で支持しつつも、その軸受面積を必要以上に増加せずに済む。そのため、ロストルクや摺動摩耗の増加を避けつつ、モーメント耐力を高めることができる。
以下、軸受装置1の製造工程の一例を、軸受部材3の製造工程を中心に説明する。
軸受部材3は、電鋳加工で使用するマスター軸8の外表面を絶縁性材料でマスキングする工程、マスター軸8の外周面8aに導電性被膜7を形成する工程、導電性被膜7を形成したマスター軸8に電鋳加工を行って電鋳部4を形成する工程、電鋳部4およびマスター軸8をインサート部品として軸受部材3の型成形(インサート成形)を行う工程、電鋳部4とマスター軸8とを分離する工程、および電鋳部4から導電性被膜7を除去する工程とを順に経て製造される。
電鋳部4の成形母体となるマスター軸8は、例えば焼入処理をしたステンレス鋼で断面輪郭真円状に、かつ軸方向で均一径に形成される。マスター軸8の材料としては、ステンレス鋼以外にも、例えばクロム系合金やニッケル系合金など、マスキング性、導電性、耐薬品性を有するものであれば金属、非金属を問わず任意に選択可能である。
マスター軸8は、むく軸(中実軸)の他、中空軸あるいは中空部に樹脂を充填した中実軸であってもよい。また、マスター軸8の外周面精度は、軸受面となる電鋳部4の第一析出面4aの面精度を直接左右するので、なるべく高精度に仕上げておくことが望ましい。
マスター軸8の外表面には、図2に示すように、電鋳部4の形成予定領域を除き、マスキングが施される。マスキング部9形成用の被覆材としては、絶縁性、および電解質溶液に対する耐食性を有する材料が選択使用される。
マスター軸8の外周面8aのうち、電鋳部4の形成予定領域の一部領域に導電性被膜7が形成される。この実施形態では、図2に示すように、マスキング部9間の外周面8aが露出した領域の軸方向中央に、導電性被膜7が全周に亘って帯状に形成される。導電性被膜7を形成する材料としては、その被膜上に電鋳部4を形成可能な程度に導電性を有すると共に、溶剤に対して溶解可能な材料であることが好ましく、例えば日本黒鉛工業(株)社製のU.C.Cを一例として挙げることができる。
電鋳加工は、NiやCu等の金属イオンを含んだ電解質溶液にマスター軸8を浸漬し、電解質溶液に通電して目的の金属をマスター軸8の外表面のうち、マスキング部9を除く領域(外周面8aの露出領域および導電性被膜7表面)に電解析出させることにより行われる。電解質溶液には、カーボンなどの摺動材、あるいはサッカリン等の応力緩和材を必要に応じて含有させることも可能である。析出金属の種類は、軸受の軸受面に求められる硬度、あるいは潤滑油に対する耐性(耐油性)など、必要とされる特性に応じて適宜選択される。
以上の工程を経ることにより、図3に示すように、マスター軸8外周のマスキング部9以外の領域に円筒状の電鋳部4を形成した電鋳軸10が製作される。この段階で、電鋳軸10は、図4に示すように、マスター軸8の外周面8aの一部に導電性被膜7を形成し、さらに導電性被膜7の外周に電鋳部4を形成した複層状の構造をなす。このうち、電鋳部4の内周面には、マスター軸8の外周面8aに析出した第一析出面4aと、導電性被膜7上に析出した第二析出面6とが形成される。なお、電鋳部4の厚みは、これが薄すぎると軸受面(第一析出面4a)の耐久性低下等につながり、厚すぎるとマスター軸8からの剥離性が低下する可能性があるので、求められる軸受性能や軸受サイズ、さらには用途等に応じて最適な厚み、例えば10μm〜100μmの範囲に設定される。
上記工程を経て製作された電鋳軸10は、軸受部材3をインサート成形する成形型内にインサート部品として供給配置される。
図5は、軸受部材3のインサート成形工程を概念的に示すもので、固定型11、および可動型12からなる金型には、ランナ13および点状ゲート14と、キャビティ15とが設けられる。点状ゲート14は、同図に示すように、成形金型の、樹脂部5の軸方向一端面に対応する位置に形成され、円周方向等間隔に複数箇所形成される。各点状ゲート14のゲート面積は、充填する溶融樹脂の粘度や成形品の形状に合わせて適切な値に設定される。なお、ゲート形状としては、図5に示す点状ゲート14の他、図示は省略するが、樹脂部5の軸方向一端面の外周縁部に対応する位置に環状につながった状態に設けられた、いわゆるフィルムゲートを採用することも可能である。
上記構成の金型において、電鋳軸10を位置決め配置した状態で可動型12を固定型11に接近させて型締めする。次に、型締めした状態で、スプール(図示は省略する)、ランナ13、および点状ゲート14を介してキャビティ15内に溶融樹脂Pを射出・充填し、樹脂部5を電鋳軸10と一体に成形する。
樹脂材料は、例えば液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂等の高機能結晶性ポリマーが使用可能である。もちろんこれらは一例にすぎず、軸受の用途や使用環境に適合した樹脂材料が任意に選択可能である。必要に応じて強化材(繊維状、粉末状等の形態は問わない)や潤滑剤、導電化剤等の各種充填材を加えてもよい。
型開き後、マスター軸8、導電性被膜7、電鋳部4、および樹脂部5が一体となった成形品を金型11、12から脱型する。この成形品は、その後の分離工程において電鋳部4と導電性被膜7、および樹脂部5とからなる軸受部材3(図6を参照)と、マスター軸8とに分離される。
ところで、マスター軸8の外周面8aに形成された電鋳部4には、電鋳部4の内周面(第一析出面4aおよび第二析出面6)がマスター軸8から剥がれる方向に変位するのを妨げる向きの応力(残留応力)が生じる場合が多い。この残留応力は、例えば電鋳軸10に衝撃を与える等して電鋳部4の内周面とマスター軸8の外周面8aとの間の密着状態を解消することにより解放される。この応力解放に伴い電鋳部4の内周面が拡径し、この内周面とマスター軸8の外周面8aとの間に径方向の隙間が形成される。
分離工程では、上述の原理を利用して軸受部材3とマスター軸8との分離が行われる。具体的には、電鋳軸10あるいは軸受部材3に衝撃を与え、電鋳部4の内周面を半径方向に拡径させて、マスター軸8の外周面8aとの間に微小隙間を形成する。そして、この微小隙間を介した状態で、図6に示すように、マスター軸8を電鋳部4の内周から引抜く。これにより、電鋳部4の内周面のうち、マスター軸8の外周面8aに析出形成された第一析出面4aが外周面8aから剥離し、内周側に露出する。
なお、電鋳部4の分離手段としては、上記手段以外に、例えば電鋳部4とマスター軸8とを加熱(又は冷却)し、両者間に熱膨張量差を生じさせることによる方法、あるいは両手段(衝撃と加熱)を併用する手段等が使用可能である。
電鋳部4をマスター軸8から分離した後、電鋳部4の内周に形成された導電性被膜7を溶剤により溶解する。これにより、導電性被膜7が除去され、完成品としての軸受部材3が得られる。この際、電鋳部4の内周面には、図7に示すように、導電性被膜7の除去跡としての逃げ部が、導電性被膜7上に析出した第二析出面6で形成されると共に、逃げ部の軸方向両端に、逃げ部より小径の第一析出面(軸受面)4a、4aが離隔形成される。
上述の如く形成された軸受部材3の内周に、引抜いたマスター軸8とは別に作成した軸部材2を挿入することで、図1に示す軸受装置1が完成する。この際、第二析出面6で形成された逃げ部における軸受部材3と軸部材2との間の径方向隙間幅d2は、図7に示すように、第一析出面4aと軸部材2の外周面2aとの間の径方向隙間幅d1に比べて、導電性被膜7の径方向厚みの分だけ大きい。
このように、マスター軸8の外周面8aに導電性被膜7を形成した状態で電鋳部4を形成し、その後に導電性被膜7を除去することで、電鋳部4の内周に、マスター軸8の外周面8aに析出した第一析出面4aで軸受面を、また導電性被膜7上に析出した第二析出面6で逃げ部をそれぞれ形成することができる。これによれば、マスター軸8の外周面8a形状を逃げ部に対応した形状とする必要はなく、上記実施形態のように、径一定の円筒面形状のもので済む。従って、マスター軸8を引抜く際も無理抜きにならずに済み、電鋳部4の内周面、特に軸受面となる第一析出面4aの損傷を防ぐことができる。
以上、本発明に係る軸受装置1の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限らず他の構成についても適用可能である。
図8は、軸受装置1の他の構成例を示す断面図である。同図における軸受装置1’は、電鋳部4の内周面に形成される第二析出面16(同図中破線で囲まれる領域)で、逃げ部の代わりに、複数の動圧溝16aをへリングボーン形状に配列した領域(動圧発生部)を形成した点を特徴とするものである。この実施形態における第二析出面16は、図9に示すように、マスター軸8に、上記動圧発生部に倣った形状の導電性被膜17を形成した上で電鋳加工を行うことで導電性被膜17上に析出した面であり、電鋳加工後、マスター軸8の分離と、導電性被膜17の除去とを行うことで、動圧溝16aを有する動圧発生部を形成する。この場合、第二析出面16で形成される動圧溝16a間の丘部が第一析出面4aで形成される。
このように、動圧溝16a等の複雑な形状を電鋳部4の内周面に形成する場合であっても、導電性被膜17を予め動圧溝16aに対応する形状に形成し、電鋳部4形成後、この導電性被膜17を除去することにより、導電性被膜17上に析出した第二析出面16で動圧溝16aを形成することができる。また、このように複数の動圧溝16aを配列してなる動圧発生部を形成した軸受装置1’においては、第一析出面4aおよび第二析出面16と、これに対向する軸部材2の外周面2aとの間の径方向隙間に、潤滑油を介在させた状態で、軸部材2が回転することにより、動圧溝16aによる潤滑油の動圧作用を生じる。これにより、軸部材2が油膜を介してラジアル方向に非接触支持される。
以上の実施形態では、導電性被膜7、17の除去を、マスター軸8の引抜き後に行う場合を説明したが、上記工程を逆の順序で行うことも可能である。例えば図10に示すように、逃げ部に対応する箇所7aを含む導電性被膜7’が電鋳部4とマスター軸8との間に全面に亘って形成される場合や、図11に示すように、動圧溝16aに対応する箇所(動圧溝対応部)17aを含む導電性被膜17’が電鋳部4とマスター軸8との間に全面に亘って形成される場合など、マスター軸8と密着させた状態で、軸方向端部から溶剤により導電性被膜7’、17’が溶解可能である限り、導電性被膜7’、17’の除去をマスター軸8の引抜きに先んじて行うことができる。この場合、電鋳部4の内周面には、第一析出面4aは析出形成されず、導電性被膜7’、17’上に析出した第二析出面6、16のみが形成される。
この場合、電鋳部4の内周全面に亘り形成された導電性被膜7’、17’の膜部7b、17bを除去することで、電鋳部4の内周全面と軸部材2の外周面2aとの間に膜部7b、17bの厚み分の径方向隙間幅が確保される。これにより、導電性被膜7’、17’除去後のマスター軸8の分離工程では、マスター軸8の外周面8aと電鋳部4の内周面(第一析出面4a)との摺動接触を確実に回避することができる。また、マスター軸8の引抜きに先立って導電性被膜7’、17’を除去することで、マスター軸8を引抜かずに、そのまま軸部材2として使用することもできる。もちろん、上記形状の導電性被膜7’、17’を除去する前にマスター軸8を引抜くことも可能である。この場合には、マスター軸8と電鋳部4の内周面との間に全面に亘って導電性被膜7’、17’が形成されているので、マスター軸8の引抜き時、マスター軸8の外周面8aと電鋳部4の内周面とが摺動接触することはない。これにより、電鋳部4内周面の損傷を確実に避けて、マスター軸8を電鋳部4から分離することができる。
これら導電性被膜7、17(7’、17’を含む。以下同じ。)の形成は、例えばインクジェット法を以って行うことができる。図12は、複数の動圧溝16aをへリングボーン形状に配列した動圧発生部を形成するための導電性被膜17をインクジェット方式で印刷形成する工程を概念的に示す図である。同図に示すように、この印刷工程で使用される印刷装置は、回転駆動部23と、回転駆動部23によって回転支持されるマスター軸8の外周面8aと対向させた一又は複数のノズルヘッド20と、ノズルヘッド20に対してその円周方向位置を異ならせて配置した、好ましくは図示のようにマスター軸8を挟んだ状態でノズルヘッド20と対向させて配置した硬化部21とを主要な構成要素とする。ノズルヘッド20には、液滴状の微量インク22を吐出する複数のノズル24が軸方向に配設される。このノズル24の列は、一列でもよく、並列させた状態で複数列設けてもよい。
インク22には、溶剤に溶解可能でかつ外周面8aに硬化により定着可能なものが使用され、例えば熱硬化性樹脂や、紫外線硬化樹脂に代表される光硬化性樹脂をベース樹脂とする樹脂組成物が使用可能である。また、インク22としては、導電性を有することが必須であるが、必ずしもベース樹脂自体が導電性を有する必要は無く、インク22の成形性を損なわない程度に導電性を有する樹脂や充填剤をベース樹脂に配合したものを使用することもできる。硬化部21は、樹脂組成物を硬化させるためのエネルギー(熱や光)を供給するもので、この実施形態では紫外線ランプの照射装置が使用される。
以上の構成において、マスター軸8を回転駆動させた状態でノズル24からインク22を吐出することにより、液滴状の微量インク22がマスター軸8の外周面8aの所定位置に着弾する。この液滴をなす微量インク22を多数集合させることで、マスター軸8の外周面8aに、例えばへリングボーン形状に配列された複数の動圧溝対応部17aを含む導電性被膜17が印刷形成される(図12を参照)。
導電性被膜17の印刷は、この実施形態では、マスター軸8の回転に伴って徐々に円周方向に進行する形で行われ、印刷部分が硬化部21の対向領域に達すると(この図示例ではノズルヘッド20対向箇所から半周すると)、紫外線の照射を受けたインク22が重合反応を起こして順次硬化する。各ノズル24からのインク22の供給・停止を適宜切替えながらマスター軸8を1回転〜数十回転させて上記印刷・硬化工程を繰り返すことで、マスター軸8の全周に導電性被膜17が形成される。
この種のインクジェット法によれば、被膜形状を予めプログラミングし、そのプログラムに沿ってノズル24の位置およびインク22の供給・停止を制御することができるので、複雑かつ微細な形状を有する導電性被膜17であっても、かかる被膜を高い精度で形成することができる。また、図10や図11に係る導電性被膜7’、17’のように、被膜厚みが周方向あるいは軸方向で異なるような被膜であっても、上記の方法であれば容易に形成することができる。
なお、インク22の定着方式としては、上述のインクジェット方式に限らず、例えば電気泳動を利用して液滴を吐出・着弾させる方法や、いわゆるノズルレスタイプの液滴吐出方式、あるいはマイクロピペットを介してインク22を液滴の状態ではなく連続的に素材の表面に吐出する方式、あるいは外周面8aまでの距離を短縮し、インク22を吐出と同時に外周面8aに接触させる方式などを採用することができる。
また、導電性被膜7、17は、上記形態のように、マスター軸8の外周面8aに円周方向に連続して形成する以外にも、円周方向あるいは軸方向に断続的に形成してもよい。円周方向に不連続に形成した場合の軸受面形状として、例えば図示は省略するが、軸受面3aに複数本の軸方向溝を形成した、いわゆるステップ軸受が挙げられる。
また、導電性被膜7上に電鋳部4を形成した場合、図4に示すように、電鋳部4の外周面が導電性被膜7の厚み分だけ一部凸状に盛り上がって形成されることがある。この現象を利用すれば、例えば帯状の導電性被膜7を厚肉に形成し、この上に電鋳部4を形成することで、樹脂部5のインサート成形後、外径側に盛り上がった電鋳部4の径方向凸部4bを、樹脂部5に対する軸方向の抜け止めとして作用させることもできる。
また、以上の実施形態では、電鋳部4を薄肉円筒状に形成し、電鋳部4をインサート部品として、電鋳部4の外径側に樹脂部5を一体にインサート成形した場合を説明したが、必ずしも、軸受部材3を電鋳部4と樹脂部5とで構成する必要はなく、例えば電鋳部4自体を極度に厚肉に形成して、樹脂部5に対応する箇所も電鋳部4で形成することもできる。これによれば、電鋳部4のみで軸受部材3を構成することも可能である。また、マスター軸8の軸方向一端側にのみ絶縁性マスキングを施すことで、その内周面を有底円筒状とした電鋳部4が形成され、これにより、一端を閉口した軸受部材3を形成することが可能となる。
また、以上の実施形態では、軸受装置1、1’の軸受隙間に介在させ、ラジアル軸受隙間に動圧作用を生じる流体として、潤滑油を例示したが、それ以外にも軸受隙間に動圧作用を生じ得る流体、例えば空気等の気体や、磁性流体等の流動性を有する潤滑剤、あるいは潤滑グリース等を使用することもできる。
以上説明した軸受装置1、1’は、例えば情報機器用のモータに組み込んで使用可能である。以下、軸受装置1を上記モータ用の軸受に適用した構成例を、図13に基づいて説明する。なお、図1、図8に示す実施形態と構成・作用を同一にする部位および部材については、同一の参照番号を付し、重複説明を省略する。
図13は、軸受装置31を組み込んだモータ30の断面図を示している。このモータ30は、例えばHDD等のディスク駆動装置用のスピンドルモータとして使用されるものであって、軸部材32を回転自在に非接触支持する軸受装置31と、軸部材32に装着されたロータ(ディスクハブ)34と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル35およびロータマグネット36とを備えている。ステータコイル35は、ブラケット37の外周に取付けられ、ロータマグネット36はディスクハブ34の内周に取付けられている。ディスクハブ34には、磁気ディスク等のディスクDが一又は複数枚保持されている。ステータコイル35に通電すると、ステータコイル35とロータマグネット36との間の電磁力でロータマグネット36が回転し、それによって、ディスクハブ34及びディスクハブ34に保持されたディスクDが軸部材32と一体に回転する。
この実施形態において、軸受装置31は、軸受部材3と、軸受部材3の内周に挿入される軸部材32と、軸受部材3の一端に装着され、軸部材32の下端と接触するスラストプレート33とを備えている。軸受部材3の内周には、図示は省略するが、図1に示す形状の逃げ部、および図8に示す形状の動圧発生部がそれぞれ形成されている。この場合、上記逃げ部(を形成する第二析出面6)および上記動圧発生部(を形成する第二析出面16)を形成するためのマスター軸8には、その外周面8aに、図2に示す形状の導電性被膜7と、図9に示す形状の導電性被膜17とを共に形成したものが使用される。
上記構成の軸受装置31において、軸部材32の回転時、軸受部材3の第二析出面16および第二析出面16で形成される動圧溝16a間の丘部(何れも図8を参照)とこれに対向する軸部材32の外周面との間の径方向隙間には、動圧溝16aによる潤滑油の動圧作用で軸部材32をラジアル方向に回転自在に非接触支持するラジアル軸受部Rが軸方向に離隔して2箇所形成される。これと同時に、軸部材32の下端とスラストプレート33の上端面との間に、軸部材32をスラスト方向に回転自在に支持するスラスト軸受部Tが形成される。
図13では、スラスト軸受部Tをいわゆるピボット軸受で構成した場合を例示しているが、この他にも、動圧溝等の動圧発生手段で軸部材32をスラスト方向に非接触支持する動圧軸受も使用可能である。
本発明の軸受装置は、以上の例示に限らず、モータの回転軸支持用として広く適用可能である。上記構成の軸受装置であれば、上記の通り、軸受面となる第一析出面4a、あるいは第二析出面6、16の形状自由度を容易に高めることができるので、上記HDD等の磁気ディスク駆動用のスピンドルモータをはじめとして、高回転精度が要求される情報機器用の小型モータ、例えば光ディスクの光磁気ディスク駆動用のスピンドルモータ、あるいはレーザビームプリンタのポリゴンスキャナモータ等における回転軸支持用としても好適に使用することができる。
本発明の一実施形態に係る軸受装置の断面図である。 非導電性マスキング部および導電性被膜を形成したマスター軸の斜視図である。 電鋳軸の斜視図である。 電鋳軸の断面図である。 軸受部材の型成形工程を概念的に示す図である。 マスター軸の分離工程を概念的に示す図である。 被膜除去空間の周辺を拡大した断面図である。 軸受装置の他の構成例を概念的に示す図である。 他の構成に係る導電性被膜を形成したマスター軸の斜視図である。 導電性被膜の他の構成例を概念的に示す断面図である。 導電性被膜の他の構成例を概念的に示す断面図である。 インジェット法による導電性被膜の形成工程を概念的に示す図である。 軸受装置を備えたモータの一構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 軸受装置
2 軸部材
3 軸受部材
3a 軸受面
4 電鋳部
4a 第一析出面
5 樹脂部
6 第二析出面
7 導電性被膜
8 マスター軸
9 マスキング部
10 電鋳軸
16 第二析出面
16a 動圧溝
17 導電性被膜
21 硬化部
22 インク
24 ノズル
31 モータ
33 スラストプレート
R ラジアル軸受部
T スラスト軸受部

Claims (8)

  1. 電鋳加工で形成された円筒状の電鋳部を有する軸受部材であって、電鋳部の内周面が、外径一定のマスター表面への析出によって形成された第一析出面と、マスター表面を被覆する導電性被膜上への析出によって形成された第二析出面とを備え
    第一析出面はマスターの引抜きに伴い電鋳部の内周面に露出し、電鋳部の内周に挿入された軸との間に軸受隙間を形成すると共に、第二析出面は導電性被膜の除去により電鋳部の内周面に露出することを特徴とする軸受部材
  2. 第一析出面が軸方向の複数箇所に離隔して形成され、隣接する第一析出面間に第二析出面が形成され、これにより軸受隙間を軸方向の複数箇所に離隔して形成すると共に、これら軸受隙間の間に逃げ部を形成した請求項1記載の軸受部材
  3. 第二析出面で動圧溝を形成すると共に、第一析出面で動圧溝間の丘部を形成した請求項1記載の軸受部材
  4. 請求項1〜の何れか記載の軸受部材と、軸受部材の内周に挿入される軸とを備えた軸受装置。
  5. 外径一定のマスターの表面に、導電性被膜を形成した上で電鋳加工を行って、マスター表面に析出した第一析出面と導電性被膜上に析出した第二析出面とを有する電鋳部を形成し、
    その後、電鋳部からのマスターの引抜きによる分離と導電性被膜の除去とを行うことで第一析出面および第二析出面を電鋳部の内周面に露出させ、この内周面に挿入した軸と第一析出面との間に軸受隙間を形成することを特徴とする軸受部材の製造方法。
  6. 内周面に動圧発生部を形成するに際し、マスターの外周面に、動圧発生部の形状に対応した型部を有する導電性被膜を形成した上で電鋳加工を行い、その後、電鋳部からのマスターの分離と導電性被膜の除去とを行うことを特徴とする請求項5記載の軸受部材の製造方法。
  7. 導電性被膜を、微量インクの集合体で形成する請求項5又は6記載の軸受部材の製造方法。
  8. 導電性被膜の除去を、溶剤で行う請求項5〜7の何れか記載の軸受部材の製造方法。
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