JP4518806B2 - 光電変換装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池に代表される光電変換装置、光電変換装置の製造方法およびこの光電変換装置の製造に用いる金属ペーストに関する。
代表的な光電変換装置である太陽電池において、現在、市場を占める主流製品は多結晶Si基板を用いたバルク型結晶Si太陽電池である。
バルク型結晶Si太陽電池の一般的な構造の断面図を図1に示す。図中、101は表電極、102は窒化シリコン膜や酸化シリコン膜などからなる反射防止膜、103は半導体基板1の表面側にリン原子などが高濃度に拡散されたN型Si領域(N型領域)、104は例えばP型シリコンの半導体基板を主体とするP型Si光活性領域(P型領域)、105はP型Si−BSF領域(P領域)、106は第1裏電極、107は第2裏電極である。
表電極101は、格子状に形成されるのが一般的であり、スクリーン印刷法などにより銀ペーストなどを塗布した後、焼成することで形成される。また、表電極101は反射防止膜102の電極に相当する部分をエッチング除去して、この部分に表電極101を形成されたり、反射防止膜102の上から直接、表電極101を焼き付け、適当な焼成条件によってメタル成分を、反射防止膜を貫通させ半導体シリコン領域にまで到達させて形成されたりする。
裏面側は、スクリーン印刷法などによりAl金属粉を含んだ金属ペースト(Alペースト)を塗布した後、700〜800℃で焼成することにより、第1裏電極106を形成すると同時に、P型半導体不純物を多量に含んだP領域105が形成される。第1裏電極106は非受光面側の略全面に形成され、その一部にアルミニウムより半田濡れ性のよい、例えば銀粉末を含んだ金属ペーストを印刷、焼成にて第2裏電極107が形成される。
このようにして作製された銀を主成分とする表電極101、第2裏電極107の表面には、銀の酸化を防止して接続性をよくするために、半田が被覆されることが多い。
上述のように、バルク型結晶Si太陽電池では、そのコストメリットから、P型の高濃度ドープ層であるP領域105を形成するために、Al金属粉を含有した金属ペースト(Alペースト)が多用される。例えば、Alペーストを、主に印刷法によって基板裏面に塗布し、適当な熱処理(焼成処理)を加えて、基板のSiとペースト中のAlとを反応させてSi中にP型の不純物であるAlが高濃度にドープされたP領域105を形成する技術がよく知られている(特許文献1)。
このようなP領域105は、BSF(Back Surface Field)層とも呼ばれ、P型シリコンの半導体基板のバルク部を主体とするP型Si光活性領域(P型領域)104との間にいわゆるLow−High接合を形成するので、バルク中で発生した光励起キャリアの基板裏面側での再結合ロスを低減でき、光電流密度Jphを向上させることができる(BSF効果)。そして、P領域での熱励起少数キャリア濃度が小さくなることによって基板裏面(電極界面)での暗電流成分の発生を小さく抑えることができるので、開放電圧Vocを向上させることができる。
このAlペーストには、Al粉末の他に、ガラスフリットや添加剤と言われる無機系の粉末材料、さらにはバインダーなどの有機材料が含まれており、各種の性能を発揮するのに役立っている。
特開昭59−32179号公報 特開2001−313402号公報 特開2003−69056号公報 特開平5−75152号公報 特開平9−102625号公報 特開平11−312665号公報
上述のような結晶Siの半導体基板と第1裏電極106ないしP領域105を形成するアルミニウムとの熱膨張係数は大きく異なっているために、焼成終了後に半導体基板に反りが発生するという問題があった。この現象は特に半導体基板のサイズが大きい場合や厚みが薄い場合により顕著にあらわれる。このような半導体基板に発生する反りが大きいと、製造工程での搬送エラーや太陽電池素子の割れにつながり、生産性の低下や歩留り低下を招く原因となる。
そこで、出願人は、このAlペーストにSi粉末を添加する技術を開発し、特許文献2に開示した。このようにSi粉末を添加することによって、焼成時における基板反りの発生を低減することができ、さらに焼成時におけるAlペーストのガラス成分と結晶Siとの過剰な反応を制御する(結晶Si中にAlが局所的に深く浸入するAlスパイク現象などを抑制する)、Al金属成分の凝集による膨れ・突起物形成を防止するといった優れた効果を得ることができる。したがって、Si基板を薄型化していくにあたって非常に有効であることがわかった。なお、ここでのSi粉末はノンドープあるいは低ドープ濃度の結晶Siを粉砕して作られている。
ところで、特許文献3には、Alペーストにホウ素化合物、例えばホウ酸(B)を添加することによって、Alによるドープに加えて、さらにBによるドープを行ってP領域105のBSF効果を向上させる内容が記載されている。これについて出願人は、上述のSi粉末を添加する技術と併せることによって、Si粒子による反りなどを低減する効果と、ホウ素化合物を含有させることによるBSF効果を向上させる効果とを両立させることを検討したが、Si粒子含有効果は得られるものの、BSF効果を向上させる効果は予想したほどには得られず、太陽電池のIscとVocが期待される値よりも低い値に留まることがわかった。
上述に鑑み、本発明の目的は、Si粒子による反りなどを低減する効果と、BSF効果を向上させる効果とを両立させて、高い特性と生産性を有する光電変換装置、その製造に適した金属ペーストと光電変換装置の製造方法を提供することにある。
出願人は、上述の課題について鋭意検討を行った結果、Si粒子による反りなどを低減する効果と、ホウ素化合物を含有させることによるBSF効果を向上させる効果とが両立しにくい原因として、AlとSiの反応、すなわちAlペーストとSi基板およびAlペースト中のSi粒子との反応(溶融→析出)の結果として生ずる析出Si層のドープ濃度が不充分である点に注目した。そして、この析出Si層への高濃度ドープに対してホウ素化合物の添加が期待した程の効力を発揮しない理由として、ホウ素化合物によるドープは熱拡散を原理にしているが、通常のAlペースト焼成温度は700℃前後の値であるので析出Si層への熱拡散が充分に行われないためであるという結論に至ったのである。そして、この仮定に基づいて問題を解消すべく実験と評価を繰り返し行い、以下に示す本発明に到達した。
まず、本発明にかかる光電変換装置は、電極と、PN接合と、を有する半導体領域を含んで構成された光電変換装置において、前記電極は、P型あるいはN型のドープ元素が2E19/cm3以上の濃度でドープされたSi粒子を含んで成る。このように電極にSi粒子が含有されているので、焼成時における基板反りの発生を低減することができ、さらに電極を構成する金属としてAlを用いたときには、焼成時におけるAlペーストのガラス成分と結晶Siとの過剰な反応を制御し、結晶Si中にAlが局所的に深く浸入するAlスパイク現象などを抑制したり、Al金属成分の凝集による膨れ・突起物形成を防止したりすることができる。そして、このSi粒子にはP型あるいはN型のドープ元素が2E19/cm3以上の濃度でドープされているので、Si粒子のうち、半導体領域と半導体接合を形成したものは、高濃度ドープゆえにSi粒子自体が高性能なBSF層として機能する。また同Si粒子は高濃度ドープゆえに電極の金属との低抵抗コンタクト層としても機能する。
次に、本発明にかかる光電変換装置は、電極と、前記電極と接した高濃度ドープ層と、PN接合と、を有する半導体領域を含んで構成された光電変換装置において、前記電極は、前記高濃度ドープ層と同じ導電型のドープ元素が2E19/cm以上の濃度でドープされたSi粒子を含んで成る。このように電極にSi粒子が含有されているので、焼成時における基板反りの発生を低減することができ、さらに電極を構成する金属としてAlを用いたときには、焼成時におけるAlペーストのガラス成分と結晶Siとの過剰な反応を制御し、結晶Si中にAlが局所的に深く浸入するAlスパイク現象などを抑制したり、Al金属成分の凝集による膨れ・突起物形成を防止したりすることができる。そして、このSi粒子には高濃度ドープ層と同じ導電型のドープ元素が2E19/cm以上の濃度でドープされているので、Si粒子のうち、半導体領域と半導体接合を形成したものは、高濃度ドープゆえにSi粒子自体が高性能なBSF層として機能する。また同Si粒子は高濃度ドープゆえに電極の金属との低抵抗コンタクト層としても機能する。
また、本発明にかかる光電変換装置の製造方法は、電極と、前記電極と接した高濃度ドープ層と、PN接合と、を有する半導体領域を含んで構成された光電変換装置の製造方法であって、前記電極および/または前記高濃度ドープ層は、少なくとも一部がP型あるいはN型のドープ元素が2E19/cm 以上の濃度でドープされたSi粒子を含んで成る金属ペーストを半導体基板に塗布した後、焼成することによって形成されている。さらに、前記金属ペーストは、アルミニウムを主成分とし、前記Si粒子は、Bがドープされて成る。
このようにドープ元素が高濃度でドープされたSi粒子を含む金属ペーストを用いていることから、塗布・焼成の工程において極めて有効にBSF効果を示す領域を形成することができ、高いBSF効果を有する光電変換装置を製造することができる。
ここで以下の説明のために、基板品質と太陽電池特性の関係について、P型シリコン基板にN型不純物を熱拡散してPN接合を形成した太陽電池(特性を決める光活性領域であるP型バルク結晶領域の少数キャリアは電子)を例にとって諸物理量間の関係を示しておく。
τ=1/(Nr・σ・vth) ・・・・・(1)
L=(D・τ)(1/2) ・・・・・(2)
Jph≒q∫{Gph(z)・exp(−z/L)}dz ・・・・・(3)
Jsc≒Jph ・・・・・(4)
Jd0=q∫{Gth(z)・exp(−z/L)}dz ・・・・・(5)
Jsh(V)=V/Rsh ・・・・・(6)
Jd(V)=Jd0・{exp(qV/nkT)−1} + Jsh(V) ・・・・・(7)
q:電子素電荷 : 1.6E−19C
n:ダイオード因子 : P型バルク領域起源の暗電流成分に対する値は、1.0〜1.1程度の範囲となる
k:ボルツマン定数 : 1.38E−23J/K
T:絶対温度 : 室温にて298K
τ:基板品質である少数キャリアライフタイム
L:基板品質である少数キャリア拡散長
σ:少数キャリアの捕獲断面積 : 1E−14 〜 1E−16 cm程度
vth:少数キャリアの熱運動速度
・・・約1E7cm/sec
D:少数キャリアの拡散定数
・・・Bドープ濃度1E16/cm前後の領域(電子移動度約1200cm/V・s)にて電子について約31cm/V・s
Nr:再結合中心密度
・・・深い準位を形成する欠陥密度Ndとほぼ同量と考えてよい。
Gph(z):基板厚方向をz軸(基板表面をz=0とする)としたときの光励起キャリアの生成速度
Gth(z):上記z軸に対する熱励起キャリアの生成速度
Jph:光電流密度
Jsc:短絡電流密度
Jd0:ダイオード電流の飽和暗電流密度
Jsh:シャント電流密度(リーク電流密度)
Jd:暗電流密度(ダイオード電流密度+シャント電流密度)
V:バイアス電圧
Voc:開放電圧
なお、(3)は充分に裏面パッシベーションがなされている場合にほぼ成立し、BSF(Back Surface Field)構造を取り込んでいる現行の高効率バルクシリコン太陽電池ではこれが成立していると考えてよい。また、ダイオード電流成分としては(5)に相当するPベース起源のものの他に、N型領域起源のもの、および同N型領域と電極あるいは反射防止膜との界面起源のもの、接合部起源のもの、P領域(BSF層)起源のもの、P領域と裏電極との界面起源のもの、などがあるが、現行多結晶Si太陽電池では主成分はPベース起源のものなので、ここでは飽和暗電流密度として(5)のみを考えることとする。
ここで、開放状態(V=Voc)では以下のつりあいが成立している。
Jph=Jd(Voc)+Jsh(Voc) ・・・・(8)
これより以下が導かれる。
Voc=(nkT/q)・ln{(Jph−Jsh(Voc))/Jd0+1} ・・・・・(9)
また太陽電池特性(効率)には、上記JscとVocの他に曲線因子FFが影響する。
効率η=Jsc×Voc×FF/太陽光照射密度 ・・・・・(10)
ここで太陽光照射密度の基準値は、AM1.5条件にて100mW/cmである。
本発明の光電変換装置によれば、電極にSi粒子が含有されているので、焼成時における基板反りの発生を低減することができ、さらに電極を構成する金属としてAlを用いたときには、焼成時におけるAlペーストのガラス成分と結晶Siとの過剰な反応を制御し、結晶Si中にAlが局所的に深く浸入するAlスパイク現象などを抑制したり、Al金属成分の凝集による膨れ・突起物形成を防止したりすることができる。そして、このSi粒子にはP型あるいはN型のドープ元素が2E19/cm以上の濃度でドープされているので、BSF効果をさらに高め、光電変換装置の変換効率を向上させることができる。
また、ドープ元素が高濃度でドープされたSi粒子を含む本発明の金属ペーストを用いることによって、塗布・焼成の工程において極めて有効にBSF効果を示す領域を形成することができ、高いBSF効果を有する光電変換装置を製造することができる。
以下、本発明にかかる光電変換装置の一実施形態である結晶Si太陽電池について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は代表的実施形態としての結晶Siバルク型太陽電池を示す。図中、101は表電極、102は反射防止膜、103はN型Si領域(以下、N型領域と称する)、104はP型Si光活性領域(以下、P型領域と称する)、105はP型Si−BSF領域(以下、P領域と称する)、106は第1裏電極、107は第2裏電極である。ここで、第1裏電極は、本発明にかかる、高濃度にドープ元素をドープされたSi粒子を含んだAlペーストを塗布・焼成して形成されたものであり、これを形成する過程で同時にAlを高濃度に含有した高濃度ドープ層であるP領域105を形成する役割を有する。なお、光は反射防止膜102側から入射し、Si領域にて吸収・光電変換されて電子−正孔対が生成されるが、本説明例のようなPN接合型の場合は、特に光活性層として働くP型領域104で吸収・光電変換されて生成した電子−正孔対が光起電力の主な起源となる。生じた光起電力は、表電極101と、第1裏電極106および第2裏電極107とを経て外部へ取り出される。
以下具体的な素子形成プロセスを説明する。
まず、半導体基板として、B(ホウ素)あるいはGa(ガリウム)がドープされたP型のSi基板を用意する。図1中、少なくともP型領域104は基板に含まれる。このときP型ドープ元素であるBあるいはGaの濃度は1E16〜1E17/cm程度とする(このとき基板の比抵抗値は0.2〜2Ω・cm程度となる)。ドープはドープ元素単体を適量Siインゴット製造時に含ませてもよいし、既にドープ濃度の分かっているSi塊を適量含ませてもよい。基板厚は500μm以下にし、より好ましくは350μm以下にする。基板の製造法としては、例えばキャスト法で鋳造された多結晶Siインゴットを金属ワイヤーなどによって板状にスライスする技術を用いることができる。
次に光入射面となる基板表面側に光反射率低減機能を有する凹凸構造を形成する(不図示)。この凹凸構造の形成にあたっては、NaOHなどのアルカリ液による異方性ウェットエッチング法を適用することができるが、Si基板がキャスト法などによる多結晶Si基板である場合は、基板面内での結晶面方位が結晶粒ごとにランダムにばらつくので、基板全域にわたって光反射率を効果的に低減せしめる良好な凹凸構造を一様に形成することは非常に困難である。この場合は、例えばRIE(Reactive Ion Etching)法などによるガスエッチングを行えば比較的容易に良好な凹凸構造を基板全域にわたって形成することができる(例えば、特許文献4、5、6を参照)。
次に光入射面側のPN接合を形成するための表面側N型Si領域103(N型領域)を、熱拡散法で形成する。N型化ドープ元素としてはP(リン)を用い、ドープ濃度は1E18〜2E21/cm程度とする(つまり特にN型とするのが望ましい)。また、拡散層厚については0.1〜0.3μm程度とする。
熱拡散法としては、拡散ガスとして、例えばPOCl(オキシ塩化リン)とSi基板表面との反応によって形成される薄いリンシリケートガラス(PSG)を拡散源としたガス拡散方式を用い、温度700〜900℃程度の範囲、ピーク温度での拡散時間5〜10分程度の範囲で、Pを熱拡散させる。拡散後に表面側および裏面側の表面に残ったPSG層はHF液などによってエッチング除去することが望ましい。
なお、N型領域103形成時には同時に基板の反対面側にも同様なN型拡散領域が形成されるが、この裏面側のN型拡散領域については薬液によるウェットエッチング法、あるいは、サンドブラストなどの安価な機械的方法によっても除去可能である。また、後に述べるように裏面側の高濃度ドープ層であるP領域105をAlペーストによって焼成形成する場合は、この裏面側のN型拡散領域を特に除去しなくてもよい。AlペーストによるAlが高濃度にドープされたP領域が裏面側のN型拡散領域に比べて充分厚く(深く)形成され、該裏面側N型拡散領域の影響は無視できるからである。
次にP型Si−BSF(Back Surface Field)領域であるP領域105を、Alを主成分として有するAlペーストを印刷(塗布)・焼成することによって形成する。このとき用いるAlペーストとして、B(ホウ素)を2E19/cm以上の濃度でドープしたSi粒子を含有させた本発明にかかる金属ペーストを用いれば、高濃度ドープ層であるP領域105とP型領域104との間に良好なLow−High接合を形成して良好なBSF効果を生じさせることができる。
すなわち、焼成工程中の高温ステージにおいてペースト中のAlが溶融した際、基板Siのみならず、ペースト中Si粒子も溶融Alと反応して、AlとSiの共融融液が生成するが、この共融融液が焼成工程の降温ステージにおいて冷却固化する際に析出されるSi層(析出Si層)中に上記Si粒子起源の高濃度Bが効果的に取り込まれて良好なLow−High接合が形成されるものと考えられる。
この本発明にかかる金属ペーストとしては、まず、Al粉末、Bを高濃度にドープしたSi粉末、ガラスフリット、バインダー、有機溶剤、などからなるAlペーストを用意する。Al粉末としては粒径1μm〜10μm程度のものを好適に利用できる。また、Si粉末は、2E19/cm以上の高ドープ濃度の結晶Siを周知の方法により粉砕して作製したり、あるいは高ドープ濃度Si融液をアトマイズ法などによって液滴状に噴射・冷却させて作製する。Si粉末の粒径は、例えば、50μm以下とすればよい。
さらに、Si粉末はAl粉末100重量部に対して、0.5〜50重量部となるような範囲で混合すればよい。この範囲よりも少ないと反り防止効果が減ずるという問題があり、この範囲よりも多いと特性低下を招くという問題がある。
その他、有機溶剤としては、例えば、α−テルピネオールなどの多価アルコール系のものやセロソルブアセテート系などを好適に利用でき、バインダー(有機結合材)としては、エチルセルロースなどのセルロース系化合物やポリメタクリレート系化合物などを好適に利用することができる。これらの有機溶剤やバインダーの配合比を調整することによって、ペーストの印刷性を調整することができるので、印刷条件に合わせて適宜最適な値にすることが望ましい。表1に本発明にかかる金属ペーストの組成の一例を示す。
Figure 0004518806
次に、このAlペーストを印刷法でSi基板裏面の略全面に塗布した後、温度700〜850℃程度で熱処理(焼成)して基板であるSiとAlとを反応させてP領域105を形成する。このとき、焼成工程のうち焼成温度ピークを含んだ高温温度領域では、反応したAlとSiとは溶融層を形成し、また、一部のAlは溶融層に隣接した結晶Si中に熱拡散して高濃度のAlドープ領域を形成する。一方、焼成工程の冷却過程では上述したAlとSiの溶融層が凝固して析出Si層が上記Al熱拡散高濃度ドープ領域上に形成される。
この析出Si層中のAl濃度はその温度でのSiへの固溶度で制限され、焼成温度域700〜850℃程度においてはおよそ最大1E19/cm程度である。これに対して本発明では、Alペースト中にはBが2E19/cm以上の高濃度でドープされたSi粒子が含まれているので、上述したAlとSiの溶融層にこのSi粒子の一部を溶融させ、Si粒子起源の高濃度のBを含ませることができる。
ここでBの焼成温度域700〜850℃程度における結晶Siへの固溶度はおよそ2E19〜1E20/cm程度である。また偏析係数は、8E−1程度と充分大きいから、Si粒子中に含ませたB濃度をほとんどそのまま析出Si中に含ませることができる。
以上によって、上記溶融層が凝固した際に形成される析出Si層中にAl以上の濃度でBを含有させることができ、Al単独では成しえなかったより高性能なBSF機能を有したP領域105を実現することができるのである。
なお、上述したAlペーストによる高濃度のP領域105は数μm程度以上の厚さで結晶Si基板中に深く形成されるので、既に述べたように表面側のN型領域103を熱拡散法で形成する際に同時に形成される裏面側のN型領域を除去する必要をなくすことができる。またP領域105と同時に形成されるAl金属を含んだ層はそのまま裏電極(第1裏電極106)として利用可能であるので、特に必要がない限り除去しなくてもよい。なお、P領域105は、後述する反射防止膜102を形成した後に形成してもよい。このときP領域105は、表電極101を印刷焼成法で形成するときに同時に熱処理形成することも可能である。
また、ここでP領域105と同時に形成される第1裏電極106にも、2E19/cm以上の高濃度でBがドープされたSi粒子が含まれた状態となっている。すなわち、熱処理を行っても、ペースト中のSi粒子の一部は未反応のまま、あるいは反応途中の状態で残存するのが通常である。したがって、上記析出Si層が高性能BSF層として機能するのみならず、該残存したSi粒子自体も次の効果を有する。すなわち、残存した高BドープSi粒子のうち、Si基板と半導体接合を形成したものは、粒子それ自体が高Bドープゆえ高性能なBSF層として機能する。また同粒子は同じく高Bドープゆえ電極(メタル)との低抵抗コンタクト層としても機能する。電極中に残存すべきSi粒子のサイズ、量については、製造に用いた金属ペーストに添加したSi粉末の粒径、量、焼成条件などによって変わるが、走査型電子顕微鏡で確認できるレベルで残存していれば、発明の効果を奏することがわかった。なお、金属ペーストに添加したSi粉末の粒径分布のうち下方の分布値を有するものは反応してなくなるが、上方の分布値を有するものが残存する傾向にある。
次に反射防止膜102を形成する。反射防止膜材料としては、SiN膜、TiO膜、SiO膜、MgO膜、ITO膜、SnO膜、ZnO膜などを用いることができる。厚さは材料によって適宜選択され入射光に対する無反射条件を実現する(材料の屈折率をnとし、無反射にしたいスペクトル領域の波長をλとすれば、(λ/n)/4=dが反射防止膜の最適膜厚となる)。例えば、一般的に用いられるSiN膜(n=約2)の場合は、無反射目的波長を600nmとすれば、膜厚を75nm程度とすればよい。
製法としては、PECVD法、蒸着法、スパッタ法などを用い、温度400〜500℃程度で形成する。反射防止膜102は後述する表電極101を形成するために所定のパターンでパターニングしておくことができるが、後述する表電極101をファイヤースルー方式で形成する場合はその必要はない。なお、パターニングする場合は、レジストなどをマスクに用いたエッチング法(ウェットあるいはドライ)や、反射防止膜形成前にマスクを予め形成しておき、反射防止膜形成後にこれを除去する方法を用いることができる。
次に表電極101を形成する。表電極材料としては、Ag、Cu、Alといった低抵抗率金属を少なくとも1種含む材料を用いることが望ましい。製法としてはこれら金属を含んだペーストを用いた印刷法や、同印刷法に焼成法を加えた印刷焼成法などの他に、スパッタ法、蒸着法などの真空製膜法なども用いることができる。
なお表電極101とSi半導体との接着強度を特に高めるため、印刷法ではTiOなどの酸化物成分をペースト中にわずかに含ませ、また真空製膜法では表電極101とSi半導体との界面にTiを主成分とした金属層を挿入するとよい。印刷焼成法では、ペースト組成(金属粉の組成・粒径・形状、ガラス成分の組成・割合など)と焼成条件(ピーク温度:650〜800℃程度、ピーク温度での熱処理時間:数秒〜1分程度)によって、電極の線抵抗、シリコンとのコンタクト抵抗、シリコンとの接着強度、などの特性を調整することができるが、特にペースト組成を調整すれば、先に形成済みの反射防止膜をこの電極のシリコンとの電気的コンタクト用にパターニングしなくとも、ペースト成分が反射防止膜層を突き破ることでシリコンとの電気的コンタクトを実現することができる(ファイヤースルー法)。例えば、SiN膜を反射防止膜に用いた場合は、組成に酸化亜鉛(ZnO)を適量含ませることでファイヤースルーを実現することができる。
次に第2裏電極107を形成する。この材料としては、通常は、第1裏電極106を構成する材料(本実施形態ではアルミニウム)よりも半田濡れ性がよく、Siに対して反射率の高いAgを主成分に含む金属を用いることが望ましいが、Siに対しての反射率がAgよりもいくらか劣るAlを主成分に含む金属であっても、特に高効率を望まない限り有効に用いることができる。
製法としてはこれら金属を含んだペーストを用いた印刷法や、同印刷法に焼成法を加えた印刷焼成法などの他に、スパッタ法、蒸着法などの真空製膜法などを用いることができる。なお第2裏電極107と下地材料との接着強度を特に高めたい場合は、印刷法ではTiOなどの酸化物成分をペースト中にわずかに含ませ、また真空製膜法では第2裏電極107と下地材料との界面にTiを主成分とした金属層を挿入するとよい。後者の場合、Ti主成分金属層の厚さは5nm以下として金属層が挿入されることによる反射率低減を抑制することが望ましい。なお、第2裏電極107は基板裏面全面に形成することが裏面に到達した長波長光の反射率を高めるために望ましい。ただし、裏電極に上記P領域105を形成した際に形成される焼成ペースト成分を裏電極として有効利用している場合はこの限りではない。
最後に、必要であれば、酸化を防止するため、また電気抵抗を下げるため、あるいはモジュール化時の配線電極の接着強度向上のために半田ディップ処理によって上記表電極および裏電極上に半田層を形成する(不図示)。
以上によって本発明を適用したバルク型Si太陽電池が実現される。
なお、本発明の実施形態は上述の例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることはもちろんである。
例えば、上述の説明では、キャスト法によるP型多結晶Si基板を用いた太陽電池を例にとって説明したが、多結晶Si基板はキャスト法によるものに限る必要はなく、その他の手法による多結晶Si基板一般に適用できる。
また、Si基板は多結晶Si基板に限定されるものではなく、太陽電池級単結晶Si基板に代表される単結晶Si基板にも適用できる。さらに、Si基板はP型に限定されることなくN型、i型(ノンドープ型)のいずれに対しても適用できる。そして、Siは結晶Si基板に限定される必要はなく、結晶質Si薄膜であってもよい。ただし、基板と電極との間に高濃度ドープ層を設ける場合は、電極には、高濃度ドープ層と同じ導電型のドープ元素が2E19/cm以上の濃度でドープされたSi粒子を含むようにすることが重要である。
さらに、太陽電池以外に、光センサ、フォトダイオードなどの光電変換装置全般の用途としても適用可能である。
また、金属ペーストとしては、その主成分としてAl以外に、Gaなどの金属であってもよい。さらに、Si粒子にドープする元素としては、Bに限るものではなく、電極が接する半導体がn型の場合はP、Asなどを添加すればよい。
さらに半導体基板として、Si以外にGe、C(ダイヤモンド)を用いてもよく、さらにGaAs、CdTe、InP、CIS(CuInSe)などの化合物半導体基板や多結晶薄膜を用いてもよい。さらにこれらを組み合わせてもよい。ただし、選択した半導体に応じてドープ元素が異なるので、適宜選択する必要がある。
そして、上述の説明では高濃度ドープ層であるP領域105と第1裏電極106とが同時に存在する場合について述べたが、これに限るものではなく、高濃度ドープ層であるP領域105が存在せず、2E19/cm以上の高濃度でBがドープされたSi粒子が含まれた第1裏電極106だけであっても、本発明においては、この第1裏電極106に含まれるSi粒子自体によって、Si基板と半導体接合を形成したものは、高BドープゆえにSi粒子それ自体が高性能なBSF層として機能する。また、このSi粒子は電極(メタル)との低抵抗コンタクト層としても機能するという効果が得られる。
以下、上述の実施形態にそって作製した本発明の光電変換装置の一例であるバルク型多結晶Si太陽電池における本発明の効果について実施例を説明する。
ホウ素をドープした半導体基板として、キャスト法で鋳造されたp型シリコン多結晶基板を準備した。基板サイズは15cm角、基板厚は300μm厚である。
次に光入射面となる基板表面側に光反射率低減機能を有する凹凸構造として、RIE法により、ガスエッチングを行い、基板全域にわたって形成した。
そして、次に光入射面側のPN接合を形成するため、拡散ガスとして、POClを用いて、温度800℃・ピーク温度での拡散時間5分で、Pを熱拡散させて拡散層厚0.2μmのN型領域103を形成した。
次に、PECVD法を用いて、SiN膜を膜厚を75nmとして、反射防止膜102を形成した。
さらに、表1に示した組成を有する本発明の高濃度BドープSi粒子含金属ペースト(Alペースト)を第1裏電極106として印刷法によって塗布し、続いて表電極101としてAgペーストを印刷法によって櫛形状に塗布した。
そして、ピーク温度約800℃の焼成処理を行った。該焼成処理によって、裏面側には第1裏電極106が形成されると同時に、P型Si−BSF領域であるP領域105が基板のSiおよびペースト中のSi粒子の一部とペースト中のAlとが反応することで形成され、さらに表面側には表電極101が同時に形成された。また、表電極101の形成はいわゆるファイヤースルー法で行ったものである。なお、高濃度BドープSi粒子は、所定濃度でBドープしたSi単結晶を粉砕微粉化したものを用いており、さらに裏面側に形成された第1裏電極106には、Si粒子の一部(例えば、粒径が大きいものなどが反応途中の状態にて)が残存していることが確認された。
次に、第2裏電極107として、第1裏電極106と導通が取れるように、Agを印刷焼成して形成した。
最後に、表電極101と第2裏電極107を半田槽にディップして半田コートを行った。
なお、Si粒子のBドープ濃度は、粉砕前のSi単結晶としてBドープ濃度の異なるものを用いて変化させた。具体的な値は表2に示すとおりである。さらに得られた太陽電池素子の特性について評価した結果を表2に示す。
Figure 0004518806
表2より、Si粒子中のB濃度を2E19/cm以上とすることで、明らかに特性が向上することがわかった。
その他、得られた太陽電池はいずれも、焼成時における基板反りの発生、焼成時におけるAlペーストのガラス成分と結晶Siとの過剰な反応、結晶Si中にAlが局所的に深く浸入するAlスパイク現象、Al金属成分の凝集による膨れ・突起物形成など問題となるようなレベルのものは全く観察されず、本発明の効果を確認することができた。
なお比較として、B単体粉末としてAlペースト中に含有させた場合、ホウ酸粉末としてAlペースト中に含有させた場合の二条件で上記と同様にして実験を行ったが、いずれも特性向上の傾向が見られる場合もあったが、安定的に高い特性を得ることができなかった。これはB単体の融点が高いため、比較的短時間の焼成工程では充分なBがAl−Si共融融液中に溶け込めない、すなわち析出Si中に充分にドープされないためと考えられる。あるいはまた、本発明において、高濃度BドープSi粒子はそれ自体がP型領域(析出Si層よりも高ドープのP型と考えられる)として働くので、高濃度BドープSi粒子を用いた場合はP型バルクSi基板/P型析出Si層/P型Si粒子のような構造が実現し、より高性能なLow−High接合が形成されるためではないかとも考えられる。
金属ペースト中のSiにドープする元素をBからGaに変えた他は全く実施例1と同様にして太陽電池を作製し実験を行った。その結果、発明の効果を得ることができたが、Bに比べると、その度合いはわずかであった。この理由として、Gaが最大固溶度(B:2E20/cm程度、Ga:4E19/cm程度)および偏析係数(B:0.8程度、Ga:0.008程度)の双方において、Bの方がGaに比べて析出Si層を高濃度ドープ化する能力が格段に優れているためであろうと考えられる。
バルク型結晶Si太陽電池の構造の一例を示す構造図である。
符号の説明
101:表電極
102:反射防止膜
103:N型領域(N型Si領域)
104:P型領域(P型Si光活性領域)
105:高濃度ドープ層であるP領域(P型Si−BSF領域)
106:第1裏電極
107:第2裏電極

Claims (4)

  1. 電極と、PN接合と、を有する半導体領域を含んで構成された光電変換装置において、前記電極は、P型あるいはN型のドープ元素が2E19/cm以上の濃度でドープされたSi粒子を含んで成る光電変換装置。
  2. 電極と、前記電極と接した高濃度ドープ層と、PN接合と、を有する半導体領域を含んで構成された光電変換装置において、前記電極は、前記高濃度ドープ層と同じ導電型のドープ元素が2E19/cm以上の濃度でドープされたSi粒子を含んで成る光電変換装置。
  3. 電極と、前記電極と接した高濃度ドープ層と、PN接合と、を有する半導体領域を含んで構成された光電変換装置の製造方法であって、前記電極および/または前記高濃度ドープ層は、少なくとも一部が、P型あるいはN型のドープ元素が2E19/cm以上の濃度でドープされたSi粒子を含んで成る金属ペーストを半導体基板に塗布した後、焼成することによって形成された光電変換装置の製造方法。
  4. 前記金属ペーストは、アルミニウムを主成分とし、前記Si粒子は、Bがドープされて成ることを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置の製造方法
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