JP4518730B2 - 情報公開処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報公開処理システムに関し、コンピュータを用いた情報処理技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−348257号公報によれば、リース管理装置として、リース契約、リース検収、再リース契約、物件処分等の処理をコンピュータの画面上で一元的に実行可能としたものが開示されており、また、特開2001-331563号公報によれば、車両情報管理システムとして、通信網を利用することにより、リース車両に関する情報をユーザーに効率よく提供できるようにしたものが開示されている。
【0003】
一方、この種のリース業界においては、リース会社とユーザーとの間に転リース会社を介在させることがある。この場合、ユーザーは転リース会社に対してリースの依頼をし(又は仮契約を交わし)、これに基づいて転リース会社とリース会社との間でリース契約が交わされることになる。そして、リース物件は、その所有者であるリース会社から転リース会社を介して或いは直接、エンドユーザーに貸与されることになる。
【0004】
これによれば、リース会社を所有物件の管理部門と直接ユーザーに接する営業部門とに分離して経営の効率化を図ったり、1つの転リース会社が複数のリース会社と契約することにより、エンドユーザーに提供する物件の多様化を図ったりすることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような転リースシステムにおいては、転リース会社は、リース会社との間の契約及びエンドユーザーとの間の契約に関する情報は所有しているものの、個々のリース物件に関する情報は物件所有者であるリース会社が管理しているため、エンドユーザーから物件情報の要求があったときに、これを直ちに提供することができず、その都度、リース会社に問い合わせなければならないのであり、特に情報要求の対象物件が複数のリース会社にまたがる場合は、著しく面倒となる。
【0006】
また、予め物件情報を入手しておいても、個々の情報の管理形式が統一されていないため、転リース会社はユーザーからの要求に即応できないという問題もある。
【0007】
さらに、リース会社から提供された物件情報の中には、そのままエンドユーザーに公開できないものがあり、また、他の情報を付加してエンドユーザーに提供しなければならないこともある。そのため、エンドユーザーからの公開要求に対し、その都度、提供する情報の内容を取捨選択したり、或いは追加、修正したりしなければならないことになり、転リース会社の担当者に過大な負担を掛けると共に、適切で迅速な情報の提供が困難となる。
【0008】
そこで、本発明は、上記の転リースシステムにおける個々の物件情報のように、元情報を取捨選択して利用者に公開し、或いは内容を追加修正して提供するような場合に、予めその基準を設定し或いは公開情報を作成しておくことにより、利用者からの要求に応じて直ちに適切な情報を提供できるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0010】
即ち、本発明は元情報を情報利用者に公開可能に処理する情報公開処理システムに関するものであって、まず、請求項1に記載の発明は、エンドユーザーと転リース会社との間で交わされた仮契約に基づいて転リース会社と契約を交わしたリース会社によって作成されたリース料を含む元情報をエンドユーザーに公開可能に処理する情報公開処理システムであって、外部から入力された元情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する元情報記録手段と、該記録手段から読み出した元情報に含まれるリース料に変更を加える情報変更手段と、該変更手段によってリース料が変更された公開用の情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する公開情報記録手段と、エンドユーザーからの情報公開要求があったときに、そのエンドユーザーのIDコードをキーとして上記公開情報記録手段から読み出した公開情報を提供する情報提供手段とを有し、上記情報変更手段は、各エンドユーザーごとにリース料の変更規則を設定する変更規則設定手段と、元情報記録手段から読み出した当該エンドユーザーに提供する情報を上記変更規則設定手段で設定された変更規則に従ってリース料が変更された公開情報に一括変更する一括変更手段とで構成され、該一括変更手段によってリース料が変更された情報を上記公開情報記録手段に記録するように構成されていることを特徴とする。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載のシステムにおいて、情報変更手段は、リース料の変更規則の設定時点までに元情報記録手段に記録された元情報のみのリース料を該変更規則に従って一括変換するか、又は、リース料の変更規則の設定時点以後に元情報記録手段に記録される元情報のリース料も該変更規則に従って一括変換するかを、該変更規則の設定時に設定可能に構成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、エンドユーザーと転リース会社との間で交わされた仮契約に基づいて転リース会社と契約を交わしたリース会社によって作成されたリース料を含む元情報をエンドユーザーに公開可能に処理する情報公開処理システムであって、外部から入力された元情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する元情報記録手段と、該記録手段から読み出した元情報に含まれるリース料に変更を加える情報変更手段と、該変更手段によってリース料が変更された公開用の情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する公開情報記録手段と、エンドユーザーからの情報公開要求があったときに、そのエンドユーザーのIDコードをキーとして上記公開情報記録手段から読み出した公開情報を提供する情報提供手段とを有し、上記情報変更手段は、各エンドユーザーごとに設定されたリース料の変更規則を記録する変更規則記録手段と、該記録手段から各エンドユーザーごとの変更規則を順次読み出し、その変更規則を元情報記録手段から読み出した当該エンドユーザーに提供する情報に含まれているリース料に適用することにより、複数の元情報を連続的にリース料が変更された公開情報に変更する連続変更手段とで構成され、該連続変更手段によってリース料が変更された情報を公開情報記録手段に記録するように構成されていることを特徴とする
【0013】
これらの発明によれば、各種の元情報が元情報記録手段に一元的に記録されるので、転リースシステムの場合に、転リース会社が予めリース会社から個々のリース契約に関する情報を入手して記録しておくことが可能となり、また、複数のリース会社と取り引きする場合や、リース物件の種類が増加する場合等にも、情報を一元的に管理することが可能となる。したがって、エンドユーザーからの情報公開要求時に、該当する情報を速やかに提供することが可能となる。
【0019】
この請求項1から請求項3に記載の発明によれば、元情報記録手段に記録されている情報に含まれるリース料が変更手段によって変更され、公開情報として公開情報記録手段に改めて記録されると共に、エンドユーザーから情報公開要求があったときには、リース料が変更された公開情報が提供されることになる。
【0020】
したがって、転リースシステムの場合に、リース会社から供給された元情報に含まれているリース料金を当該エンドユーザー向け料金に変更することによりカスタマイズされた情報が提供されることになる。
【0022】
また、請求項1に記載の発明によれば、各エンドユーザーごとのリース料の変更規則が設定され、その規則に従って当該エンドユーザーに提供する情報に含まれるリース料が一括して変更されるので、その規則がエンドユーザーごとに一定である場合に、各エンドユーザーに提供する複数の情報を一括して変更することが可能となり、元情報を公開情報に変更する処理が効率よく行われることになる。
【0023】
さらに、請求項3に記載の発明によれば、予め各エンドユーザーごとにリース料の変更規則が設定されて記録されているので、その変更規則をエンドユーザーごとに順次読み出し、各エンドユーザーに提供する情報に含まれるリース料を連続的に変更することにより、例えば夜間のバッチ処理によって情報の連続的な変更処理が可能となるなど、複数のエンドユーザーにわたる多数の情報の変更をさらに効率よく行なうことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を転リースシステムに適用した場合の実施の形態について説明する。
【0032】
図1は、本発明の実施の形態に係る情報公開処理システムを含む情報公開システムの全体の構成を示すもので、当該情報公開処理システムはサーバコンピュータ1を中心として構成され、このサーバコンピュータ1に、インターネット2を介して、情報提供者としての転リース会社の端末3、及び情報利用者としてのエンドユーザー端末4…4が接続可能とされており、また、上記転リース会社端末3には、元情報供給元としてのリース会社の端末5…5で作成された元情報が記録媒体6…6を介して取込まれるようになっている。
【0033】
上記サーバコンピュータ1は、各種のプログラムや情報を記録する記録装置11と、上記転リース会社端末3やユーザー端末との間での信号の入出力を制御する通信制御部12と、該通信制御部12に入力された信号に従って動作し、上記記録装置11に対する情報の書き込み、読み出し、編集等を制御する情報制御部13とを有する。
【0034】
また、上記記録装置11には、プログラム記録部11aと、基本情報記録部11bと、付帯情報記録部11cと、公開用基本情報記録部11dと、公開用付帯情報記録部11eと、管理用マスター記録部11fとが設けられている。
【0035】
ここで、上記各情報記録部11b〜11eにそれぞれ記録される基本情報、付帯情報、公開用基本情報及び公開用付帯情報の内容をさらに詳しく説明すると、図2に示すように、元情報としての基本情報は、リース会社と転リース会社との間の契約情報と、これに付随する一つ又は複数のリース物件ごとの物件個別情報とでなり、また、同じく元情報としての付帯情報は、リース物件が車両の場合の車両情報、車両事故情報及び車両整備情報と、リース物件が車両以外の物品、例えばパソコンである場合の各物件についてのパソコン情報等とでなる。
【0036】
また、図3に示すように、公開用基本情報は、転リース会社とエンドユーザーとの間の公開用契約情報と、これに付随する一つ又は複数のリース物件ごとの公開用物件個別情報とでなり、公開用付帯情報は、リース物件が車両の場合の公開用車両情報、公開用車両事故情報及び公開用車両整備情報と、リース物件が車両以外の物品、例えばパソコンである場合の各物件についての公開用パソコン情報等とでなる。
【0037】
なお、図2、図3では、車両に関する契約については、1つの契約について物件が1つの場合を、車両以外の物品としてのパソコンに関する契約の場合は、1つの契約について物件が複数の場合を例として示している。
【0038】
これらの情報及び管理用マスターは、テーブルとして上記記憶装置11の各記録部11b〜11fにそれぞれ記録されており、次に、これらのテーブルの構成を説明する。
【0039】
まず、元情報として、基本情報に含まれる契約情報について説明すると、これを記録する契約情報テーブルT11は、図4に示すように、元情報の供給元であるリース会社とエンドユーザーへの情報提供者である転リース会社との間の契約ごとにレコードが作成され、各レコードに、リース会社のコード、エンドユーザーのIDコード、「車両」、「パソコン」等のリース物件の種類を示す物件種類、及びリース会社と転リース会社との間の契約の契約番号がキーとして記録され、さらに、基本契約期間中か延長中かを示す基本延長区分、ファイナンスリース、メンテナンスリースなどの契約形態、リース契約の期間、リース契約の解約を禁止する拘束期間、契約日、及びリース開始日である検収日が記録されるようになっている。
【0040】
また、同じく元情報として、上記契約情報に付随する物件個別情報を記録する物件個別情報テーブルT12は、図5に示すように、各物件ごとにレコードが作成され、各レコードに、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、及び物件番号がキーとして記録され、さらに、物件名(車両の場合は車名)、リース料月額、請求書発行対象物件であるか否かを示す請求書発行有無、初回リース料の回収日、その回収方法、2回目のリース料の回収日、2回目以降のリース料の回収方法、1ヶ月ごと、2ヶ月ごと等の請求サイクル、請求口座の銀行コード、支店コード、口座種目、口座番号及び名義、並びに解約があった場合のために予め設定しておく解約日が記録されるようになっている。
【0041】
さらに、同じく元情報として、上記物件個別情報に付帯する付帯情報のうち、物件がパソコンの場合のパソコン情報を記録するパソコン情報テーブルT13は、図6に示すように、各物件ごとのレコードに、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、及び物件番号がキーとして記録され、さらに、デスクトップ型、ノート型等の機器分類、型式、OS種類、バージョン番号、製造番号、CPU、及びメモリ容量が記録されるようになっている。
【0042】
また、同じく物件個別情報に付帯する付帯情報のうち、物件が車両の場合の車両情報を記録する車両情報テーブルT14は、図7に示すように、各物件ごとのレコードに、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、及び物件番号がキーとして記録され、さらに、車両の登録番号、車台番号、及び排気量が記録されるようになっている。
【0043】
なお、物件が車両の場合の付帯情報である車両事故情報及び車両整備情報をそれぞれ記録する車両事故情報テーブルT15及び車両整備情報テーブルT16は、図示しないが、上記車両情報テーブルT14と同様に、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、及び物件番号をキーとし、これに事故の履歴又は整備の履歴を記録するようになっている。
【0044】
次に、転リース会社がエンドユーザーに提供する公開用情報について説明すると、まず、基本情報としての公開用契約情報を記録する公開用契約情報テーブルT21は、図8に示すように、上記契約情報テーブルT11と同様に、リース会社と転リース会社との間の契約ごとにレコードが作成され、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、及びリース会社と転リース会社との間の契約の契約番号がキーとして記録される。
【0045】
そして、その契約に対応する転リース会社とエンドユーザーとの間の転リース契約の契約番号、及び転リース契約での物件番号が記録されると共に、基本延長区分、契約形態、契約期間、拘束期間、契約日、検収日が上記契約情報テーブルT11と同様に記録され、さらに、後述の情報公開の要否の判定に用いられるエンドユーザー公開フラグが記録されるようになっている。このフラグは、「1」のときにはエンドユーザーへの情報の公開を許容し、「0」のときには公開を禁止するように作用する。
【0046】
また、公開用契約情報に付随する公開用物件個別情報を記録する公開用物件個別情報テーブルT22は、図9に示すように、前述の物件個別情報テーブルT12と同様に、各物件ごとのレコードに、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、及び物件番号がキーとして記録されると共に、転リース契約番号及び転リース物件番号が記録される。
【0047】
そして、物件名、リース料月額、請求書発行有無、初回回収日、初回回収方法、2回目回収日、2回目以降回収方法、請求サイクル、請求口座の銀行コード、支店コード、口座種目、口座番号及び名義、並びに解約日が上記物件個別情報テーブルT12と同様に記録されるようになっている。
【0048】
さらに、公開用物件個別情報に付帯する公開付帯情報のうち、物件がパソコンの場合の公開用パソコン情報を記録する公開用パソコン情報テーブルT23は、図10に示すように、前述のパソコン情報テーブルT13と同様の構成で、各物件ごとのレコードに、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、及び物件番号がキーとして記録されると共に、機器分類、型式、OS種類、バージョン番号、製造番号、CPU、及びメモリ容量が記録されるようになっている。
【0049】
また、物件が車両の場合の公開用車両情報を記録する公開車両情報テーブルT24は、図11に示すように、前述の車両情報テーブルT14と同様に、各物件ごとのレコードに、リース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、物件番号がキーとして登録され、さらに、車両の登録番号、車台番号、及び排気量が記録されるようになっている。
【0050】
なお、物件が車両の場合は、図示しないが、元情報と同様に公開用情報についても、公開用車両事故情報及び公開用車両整備情報をそれぞれ記録する車両事故情報テーブルT25及び車両整備情報テーブルT26が作成され、キーとしてのリース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類、契約番号、及び物件番号と、事故の履歴又は整備の履歴が記録されるようになっている。
【0051】
一方、管理用マスターは、エンドユーザーIDテーブルT31、表示項目設定テーブルT32、一覧表示設定テーブルT33、及び一括変換ルールテーブルT34で構成されている。
【0052】
このうち、エンドユーザーIDテーブルT31は、図12に示すように、エンドユーザーIDコードをキーとして、ユーザー名、ログインパスワード、前回ログイン日時、及びそのエンドユーザーのセキュリティレベルを記録するようになっている。
【0053】
ここで、上記セキュリティレベルは、当該エンドユーザーの過去の取引き実績や信用度等に基づいて「1」から「99」までの値で設定されるもので、値が大きいほど、そのエンドユーザーは信用度が高く、より秘密度の高い情報の公開が許容されることを示す。
【0054】
また、表示項目設定テーブルT32は、図13に示すように、車両情報、車両事故情報、車両整備情報、或いはパソコン情報等の各付帯情報に含まれる項目ごとにレコードが作成され、各レコードに、当該付帯情報を示す表示情報名、及び各付帯情報テーブルの項目に付されている項目番号がキーとして記録され、さらに各項目の表示用項目名、項目ごとに設定されたセキュリティレベル、エンドユーザー端末4の画面に各項目を表形式で表示する際の当該項目の表示行位置及び表示列位置が記録されるようになっている。
【0055】
ここで、上記項目番号は、当該付帯情報を記録した公開用付帯情報テーブルT23〜26におけるフィールドの番号に対応し、図例のパソコン情報の場合は、図10に示す公開用パソコン情報テーブルT23のフィールド番号に対応している。
【0056】
また、この表示項目設定テーブルT32におけるセキュリティレベルは、情報の各項目ごとに、秘密を保持すべき度合や公開の必要性等に応じて「1」から「99」までの値に設定され、値が大きいほど秘密度が高く或いは公開の必要性が低いことを示す。そして、後述するように、情報公開時に、この情報項目についてのセキュリティレベルと上記エンドユーザーについてのセキュリティレベルとが比較され、後者の値が前者の値以上のときに、そのエンドユーザーに対して、その項目の情報が公開されるようになっている。
【0057】
さらに、付帯情報の一覧表示設定テーブルT33は、図14に示すように、キーとしての表示情報名に加えて、エンドユーザーへの公開時に当該付帯情報を表示するか否かを示す使用有無、付帯情報を表示する場合にエンドユーザー端末4の画面のメニューバーから付帯情報の一覧を表示可能とするか否かを示す一覧表示有無、及び一覧表示する場合に、一覧表の1列目から6列目にそれぞれ表示する項目の番号を記録するようになっている。ここで、この項目番号も、当該付帯情報を記録した各公開用付帯情報テーブルT23〜26におけるフィールド番号に対応する。
【0058】
また、一括変換ルールテーブルT34は、担当者の操作又はバッチ処理により、エンドユーザーごとに、元情報を公開用情報に所定のルールに従って一括して変換する場合に用いられるもので、図15に示すように、エンドユーザーIDコードをキーとし、公開区分、作成対象区分、リース料設定方法、リース料設定値1、リース料設定値2、請求書発行有無、並びに請求口座の銀行コード、支店コード、口座種目、口座番号、及び名義を記録するようになっている。
【0059】
ここで、上記公開区分は、当該エンドユーザーに関する情報を常に公開するか、公開非公開を転リース会社で個々に設定するかの区分であり、「1」のときは前者を、「2」のときは後者を示す。また、作成対象区分は、当該ルールを設定したときに、その時点までに取り込まれた元情報のみを一括変換の対象とするか、それ以後に取り込まれた元情報も一括変換の対象とするかの区分であり、「1」のときは後者を、「2」のときは前者を示す。
【0060】
さらに、リース料設定方法はリース料を一括変更する方法を示すもので、「1」のときは一定額の一律増減を、「2」のときは一定比率による増減を、「3」のときは増減なしを示す。そして、リース料設定値1は、上記設定方法が「1」のときはその増減値を、設定方法が「2」のときは増減比率をそれぞれ示す。また、リース料設定値2は、設定方法が「1」のときの「増」、「減」の区別を示す。
【0061】
次に、上記のように構成されたシステムの具体的動作を以下に示す端末の操作画面とフローチャートとを用いて説明する。
【0062】
まず、リース会社からの情報の取り込みやエンドユーザーへの情報の提供等に先立つ事前作業として、前述の管理用マスターとしてのテーブルT31〜T34が作成される。
【0063】
これらのテーブルのうち、エンドユーザーIDテーブルT31は、転リース会社端末3からサーバコンピュータ1にインターネット2を介してログインし、表示された画面のメニューリストからユーザーID管理の項目を選択することにより行われる。
【0064】
つまり、上記操作により、図16に示すユーザーID管理画面W1が表示され、この画面W1上で、エンドユーザーIDコード、エンドユーザー名、ログインパスワード、及び当該エンドユーザーのセキュリティレベルを入力する。そして、更新ボタンB1をクリックする。このとき、図17にフローチャートを示すプログラムが作動し、上記画面W1に入力した各項目が図12に示すユーザーIDテーブルT31に記録される。
【0065】
次に、エンドユーザーに提供する付帯情報の表示項目を設定する表示項目設定テーブルT32の作成に際しては、転リース会社端末3の画面のメニューリストから表示項目設定の項目を選択する。これにより、図18に示す表示項目設定画面W2が表示されるので、この画面W2上で、各付帯情報についてエンドユーザー端末4の画面上での表示項目と、各項目についてのセキュリティレベルと、画面上に表形式で表示する場合の表示行及び表示列とを設定する。
【0066】
図18は、付帯情報としてのパソンコン情報について表示項目を設定している状態を示し、この例では、図6に示すパソコン情報テーブルT13に記録されている項目のうち、キー項目であるリース会社コード、エンドユーザーIDコード、物件種類についてはセキュリティレベルが「99」とされて、全てのエンドユーザーに公開しないように設定され、契約番号等についてはセキュリティレベルが「1」とされて、全てのエンドユーザーに公開するように設定され、OS種類や製造番号等については、セキュリティレベルが「1」と「99」の間の値とされて、エンドユーザーのセキュリティレベルに応じて公開したり公開しなかったりするように設定されている。
【0067】
また、エンドユーザー端末の画面上で、例えば契約番号は一覧表の第1行目の第1列に、物件番号は第1行目の第2列に表示するように設定されている(図37参照)。
【0068】
そして、以上のようにして各項目を入力した後、更新ボタンB2をクリックすれば、図19にフローチャートを示すプログラムが実行され、上記画面W2に入力した付帯情報の各項目の表示設定データが図13の表示項目設定テーブルT32に項目ごとに記録される。なお、付帯情報としての車両情報や車両事故情報及び車両整備情報についても、図18の画面W2で同様に表示項目が設定され、図13の表示項目設定テーブルT32に各情報の項目ごとに記録される。
【0069】
また、エンドユーザー端末4に付帯情報の一覧を表示する際に使用される一覧表示設定テーブルの作成に際しては、転リース会社端末3の画面のメニューリストから一覧表示設定の項目を選択する。これにより、図20に示す一覧表示設定画面W3が表示されるので、この画面W3上で、どの付帯情報についての設定かを指定した上で、その付帯情報の一覧をエンドユーザー端末4上で表示するか否かの使用有無、及びその付帯情報の一覧を表示する場合にエンドユーザー端末4の画面のメニュー欄に当該付帯情報の一覧表示選択欄を設けるか否かの一覧表示有無を選択する。
【0070】
また、当該付帯情報の一覧をエンドユーザー端末4の画面に表示する場合には、その一覧画面の何列目にどの項目を表示するかを、対応する公開用付帯情報テーブルT23〜T25のフィールド番号で設定する。
【0071】
ここで、図20は、公開用パソコン情報をエンドユーザー端末4の画面に表示する場合の設定を行なっている状態を示し、図10の公開用パソコン情報テーブルT23のフィールド番号4〜8の項目を一覧表の第1列から第5列にそれぞれ表示するように設定している(図38参照)。
【0072】
そして、以上のようにして各項目を入力した後、更新ボタンB3をクリックすれば、図21にフローチャートを示すプログラムが実行され、上記画面W3に入力したデータが図14の一覧表示設定テーブルT33に記録される。
【0073】
なお、管理用マスターのうち、元情報の内容をエンドユーザーごとに一括変換して公開用付帯情報を作成する際に用いられる一括変換ルールテーブルT34については、その作成と同時に公開用付帯情報が作成されるので、公開用付帯情報の作成動作の説明の中で詳述する。
【0074】
以上のようにして、事前の管理用マスターの作成作業が終了した後、個々のリース契約に基づき、転リース会社による公開用情報を作成するための作業が行われる。次に、個々の契約に基づく公開用情報の作成処理について説明する。
【0075】
まず、エンドユーザーと転リース会社との間の仮契約に基づき、転リース会社とリース会社との間でリース契約が交わされることになるが、このとき、リース会社において基本契約及び付帯契約の内容が元情報として作成され、図1に示す記録媒体6に記録された状態で転リース会社に提供される。なお、リース会社から転リース会社への元情報の提供は複数契約分が一括して行なわれるのが通例である。
【0076】
上記記録媒体6は転リース会社端末3にセットされ、これによりサーバコンピュータ1で情報取り込みプログラムが動作し、記録媒体6に記録されている元情報がインターネット2を介してサーバコンピュータ1の記録装置11に取り込まれる。
【0077】
つまり、図22にフローチャートに示すように、まずステップS1として、上記記録媒体6から読み出された契約情報が、1契約分を1レコードとして、図4に示す契約情報テーブルT11に所定のフォーマットで書き込まれ、次にステップS2として、各契約に付随する物件個別情報が、1物件分を1レコードとして、図5に示す物件個別情報テーブルT12に所定のフォーマットで書き込まれ、さらにステップS3として、各物件に付帯するパソコン情報、車両情報、車両事故情報、車両整備情報等の付帯情報が、1物件分を1レコードとして、図6のパソコン情報テーブルT13、図7の車両情報テーブルT14、図示しない車両事故情報テーブルT15、車両整備情報テーブルT16に、それぞれ書き込まれる。
【0078】
次に、転リース会社においては、各契約ごとに、その内容を確認し、エンドユーザーに公開するに際しての必要な変更を加える処理が行なわれる。
【0079】
この処理に際しては、インターネット2を介してサーバコンピュータ1に接続されている状態で、まず転リース会社端末3の画面に表示されるメニューリストから契約情報登録の項目を選択する。そして、例えば契約番号をキーとして所要の契約を指定すれば、図23に示す契約情報登録画面W4が表示されることになる。
【0080】
このとき、契約情報テーブルT11から指定された契約情報が呼び出され、画面右欄に元情報として表示される。また、既にその契約情報についての公開情報が作成れているときは、画面左欄にその内容が表示される。
【0081】
そこで、転リース会社の担当者は、右欄に表示された元情報の内容を参照しながら、左欄の対応する入力部に所要の内容を入力し、或いは既に左欄に表示されている内容を変更することになる。これにより、元情報の内容をそのままエンドユーザーに公開することが適切でないときに、その部分を修正した公開情報が作成されることになる。図示の例では、契約番号、契約形態及び拘束期間の各項目が変更されている。
【0082】
また、この契約情報全体を公開するか非公開とするかをオプションボタンO4によって選択した後、更新ボタンB4をクリックする。
【0083】
このとき、図24にフローチャートを示すプログラムが動作し、画面W4の左欄に入力した内容のうち、右欄の元情報から変更された項目が図8の公開用契約情報テーブルT21に記録される。なお、変更されていない項目については空白とされ、全て変更されていないときは、キー項目だけのレコードが作成されることになる。
【0084】
また、上記オプションボタンO4により、情報全体の公開を選択すれば、テーブルT21のエンドユーザー公開フラグが「公開」を意味する「1」となり、非公開を選択すれば、該フラグが「非公開」を意味する「0」となる。
【0085】
次に、この契約情報登録画面W4の物件個別情報登録画面ボタンB4′をクリックすれば、図25に示す物件個別情報登録画面W5が表示され、その右欄に、上記契約情報に付随する物件の個別情報が表示される。なお、この場合も、既に物件個別情報の公開情報が作成されているときは、その内容が画面左欄に表示される。
【0086】
そこで、転リース会社の担当者は、契約情報の場合と同様に、右欄に表示された元情報の内容を参照しながら、左欄の対応する入力部に所要の内容を入力し、或いは既に左欄に表示されている内容を変更し、エンドユーザーに提供可能な内容とする。図例では、物件番号が新たに付与され、またリース料月額が元情報の場合よりも300円増額されている。なお、契約番号は既に変更されているから、左欄にはその変更された契約番号が自動的に表示されている。
【0087】
そして、左欄への入力後、更新ボタンB5をクリックすれば、図26にフローチャートを示すプログラムが動作し、画面W4の左欄に入力した内容のうち、右欄の元情報から変更された項目が図9の公開用物件個別情報テーブルT22に記録される。なお、この場合も、変更されていない項目については空白とされ、全て変更されていないときは、キー項目だけのレコードが作成される。
【0088】
その後、図25の物件個別情報登録画面W5の付帯情報登録画面ボタンB5′をクリックすれば、次に図27に示す付帯情報登録画面W6が表示され、その右欄に、当該物件に付帯する元情報としての付帯情報(図例では、パソコン情報)が表示される。この場合も、既に対応する公開付帯情報(図例では、公開パソコン情報)が作成されているときは、その内容が画面左欄に表示される。
【0089】
この画面W6においても、転リース会社の担当者は、右欄に表示された元情報の内容を参照しながら、左欄の対応する入力部に所要の内容を入力し、或いは既に左欄に表示されている内容を変更し、エンドユーザーに公開可能な状態とする。図例では、メモリ容量が転リース会社におけるメモリ増設に伴って変更されている。契約番号及び物件番号は、既に変更された内容が左欄に自動的に表示されている。
【0090】
そして、左欄への入力後、更新ボタンB6をクリックすれば、図28にフローチャートを示すプログラムが動作し、上記付帯情報登録画面W6の左欄に入力した内容のうち、右欄の元情報から変更された項目が公開用付帯情報テーブルT23〜T26のうちの対応するテーブルに記録される(図例では、図10の公開用パソコン情報テーブルT23)。なお、この場合も、変更されていない項目については空白とされ、全て変更されていないときは、キー項目だけのレコードが作成される。
【0091】
以上のようにして、転リース会社において、元情報としての契約情報、物件個別情報、及び各種の付帯情報にそれぞれ必要な変更が加えられて、公開用契約情報、公開用物件個別情報、及び各種の公開用付帯情報が作成され、これらの公開情報が対応する公開情報テーブルT21〜T26にそれぞれ記録されることになる。
【0092】
以上の説明は、公開情報の作成を各契約ごとに個別に行なう場合であるが、同一のエンドユーザーについては、別件の契約であっても変更内容が常に同じである場合が多い。そこで、当該システムでは、上記のような場合に、同一のエンドユーザーとの間の複数の契約について、元情報を一括して変更して公開情報を作成する機能が備えられている。次に、この機能について説明する。
【0093】
転リース会社端末3の画面のメニューリストから一括変換設定の項目を選択すると、図29に示す一括変換ルール設定画面W7が表示され、この画面W7で、まず、公開情報の作成対象区分、即ち今回設定したルールで一括変換ルールテーブルT34を更新したときに、そのルールを適用して、その時点までに取り込まれた元情報のみを一括変換の対象とするか、それ以後に取り込まれる元情報も一括変換の対象とするかの区分をオプションボタンO7で設定し、また、公開区分、即ち当該エンドユーザー用の公開情報を常に公開するか、公開非公開を転リース会社で個別に設定するかの区分を入力ボックスX7で設定する。
【0094】
また、リース料の変更を行なうか否かの選択、変更を行なう場合の料金設定方法の選択、並びに一定額を増減する場合の金額と「増」、「減」の区別、及び一定比率で増減する場合の比率を入力ボックスX7′に入力する。
【0095】
さらに、リース料の請求情報として、請求発行の有無、及び請求口座の銀行口座に関する情報を入力ボックスX7″で設定する。
【0096】
その後、更新&作成ボタンB7をクリックすれば、図30にフローチャートを示すプログラムが作動し、まずステップS11で、図15に示す一括変換ルールテーブルT34に新たなレコードが作成され、上記のようにして入力した内容が当該エンドユーザーのIDコードをキーとして記録される。
【0097】
次に、ステップS12で、契約情報テーブルT11、物件個別情報テーブルT12及び付帯情報テーブルT13〜T16等の各元情報テーブルから、エンドユーザーIDコードをキーとして当該エンドユーザーについてのレコードが読み出され、次いで、ステップS13で、読み出された各元情報が、上記のようにして画面W7で設定した変換ルールに従って変換される。図29に示す例の場合、例えばリース料は元情報の金額に一律に300円増額されると共に、請求情報が付加される。
【0098】
そして、内容の変更により作成された公開用契約情報、公開用物件個別情報、及び公開用付帯情報は、ステップS14〜S16で、公開用契約情報テーブルT21、公開用物件個別情報テーブルT22、及び公開用付帯情報テーブルT23〜T26のうちの対応するテーブルにそれぞれ新たなレコードとして記録され、或いは既に作成されている公開情報が更新され、このようにして、当該エンドユーザー用の複数の契約についての公開情報が一括して作成、記録されることになる。
【0099】
なお、図29の一括変換ルール設定画面W7に一括変換ルールテーブルT34から呼び出したデータを表示している状態で一括設定削除ボタンB7′をクリックすることにより、既に作成されているその一括変換ルールを削除することができる。
【0100】
また、以上の一括変更機能によれば、各エンドユーザーごとに一括変換ルールが作成されて、一括変換ルールテーブルT34に登録されるので、このテーブルを用いて、一括変換ルールが設定されている全エンドユーザーの全契約について、例えば夜間のバッチ処理として連続的に公開情報を作成することが可能となる。次に、このバッチ処理による公開情報の連続作成機能について説明する。
【0101】
この処理は図31にフローチャート示すプログラムにより自動的に行なわれ、まず、ステップS21で、一括変換ルールテーブルT34から1つのレコード、即ち一人のエンドユーザーについての一括変換ルールが読み出され、次にステップS22で、契約情報テーブルT11、物件個別情報テーブルT12及び付帯情報テーブルT13〜T16等の各元情報テーブルから、エンドユーザーIDコードをキーとして当該エンドユーザーについてのレコードが読み出される。
【0102】
次に、ステップS23で、読み出された各元情報が、ステップS21で読み出した当該エンドユーザー用の一括変換ルールに従って変換され、この変換により作成された公開用契約情報、公開用物件個別情報、及び公開用付帯情報が、ステップS24〜S26で、公開用契約情報テーブルT21、公開用物件個別情報テーブルT22、及び公開用付帯情報テーブルT23〜T26のうちの対応するテーブルにそれぞれ新たなレコードとして記録され、或いは当該エンドユーザーについての既に存在しているレコードが更新される。
【0103】
そして、ステップS27で、一括変換ルールテーブルT34の全レコードについて以上の処理を行なったか否かを判定し、全レコードが終了するまでその処理を繰り返す。これにより、一括変換ルールが設定されている全エンドユーザーの全契約について元情報が連続的に変更され、公開情報が作成されることになる。
【0104】
次に、エンドユーザーが以上のようにして作成された情報の公開を要求した場合の動作を説明する。
【0105】
まず、エンドユーザーが端末4から、自分のIDコードやログインパスワードを用いてサーバコンピュータ1にログインし、所定の操作を経て該当する契約情報を呼びしたものとする。
【0106】
このとき、サーバコンピュータ1においては、まず図32にフローチャートを示すプログラムが作動し、ステップS31で、公開用契約情報テーブルT21のエンドユーザー公開フラグを確認し、「1」即ち「公開」か、「0」即ち「非公開」かを判定する。そして、「公開」の場合は、ステップS32で、公開用契約情報テーブルT21を参照し、ステップS33で、図33に示すように、該テーブルT21から読み出した当該契約の各項目をエンドユーザー端末4の契約情報画面W8に表示する。
【0107】
ここで、上記ステップS32で公開用契約情報テーブルT21を参照したときに、空白の項目があったときは、契約情報テーブルT11を参照し、その項目の元情報としての内容を画面W8に表示する。したがって、元情報に変更があった場合には、その変更が直接反映されて公開されることになる。
【0108】
また、エンドユーザーが、図33の契約情報画面W8で物件個別情報画面ボタンB8をクリックし、物件個別情報の公開を要求したときは、図34にフローチャートを示すプログラムが作動し、まずステップS41で、上記の契約情報の呼び出しの場合と同様に、公開用契約情報テーブルT21のエンドユーザー公開フラグを確認し、「公開」か「非公開」かを判定する。
【0109】
そして、「公開」の場合は、ステップS42で、公開用物件個別情報テーブルT22を参照し、ステップS43で、図35に示すように、該テーブルT22から読み出した当該契約に付随する物件個別情報の各項目をエンドユーザー端末4の物件個別情報画面W9に表示する。この場合も、公開用物件個別情報テーブルT22に空白の項目があったときは、物件個別情報テーブルT12を参照し、その項目の元情報としての内容を画面に表示する。
【0110】
さらに、エンドユーザーが図35の物件個別情報画面W9で、付帯情報画面ボタンB9をクリックし、付帯情報の公開を要求したときは、図36にフローチャートを示すプログラムが作動し、まずステップS51で、上記各場合と同様に、公開用契約情報テーブルT21のエンドユーザー公開フラグを確認し、「公開」か「非公開」かを判定する。そして、「公開」の場合は、次にステップS52で、一覧表示設定テーブルT33に記録されている当該付帯情報の「使用有無」を確認し、「有」の場合に、ステップS53以下を実行する。
【0111】
即ち、まずステップS53で、対応する公開用付帯情報テーブルT23〜T26を参照する。この場合も、当該公開用付帯情報テーブルに空白の項目があったときは、付帯情報テーブルT13〜T16のうちの対応するテーブルを参照し、その項目の元情報としての内容を画面に表示する。
【0112】
次に、このようにして公開用付帯情報テーブルT23〜T26又は付帯情報テーブルT13〜T16から読み出した当該付帯情報の各項目について、表示項目設定テーブルT32に記録されている項目セキュリティレベルと、エンドユーザーIDテーブルT31に記録されている当該エンドユーザーのユーザーセキュリティレベルとを比較する。そして、後者が前者以上である項目のみを選択し、ステップS55で、図37に示すように、選択した項目のみをエンドユーザー端末4の付帯情報画面W10に表示する。
【0113】
ここで、図例の場合は、図16のユーザーID管理画面W1でユーザーセキュリティレベルが「3」に設定され、付帯情報(パソコン情報)各項目のセキュリティレベルが図18の表示項目設定画面W2に示すように設定されている場合であって、項目セキュリティレベルが「1」又は「2」の契約番号、物件番号、機器分類、型式、OS種類、及びバージョン情報が、表示項目設定画面W2で設定された位置に表示されており、パソコン情報のうちの比較的秘密度の高い、或いは公開の必要性の低いCPU及びメモリ容量は、当該エンドユーザーには非公開とされている。
【0114】
また、エンドユーザーは、その端末4のメニューリストから、当該付帯情報の一覧表示を要求することができる。
【0115】
つまり、図14の一覧表示設定テーブルT33で、「使用有無」及び「一覧表示有無」がいずれも「有」に設定されている付帯情報については、エンドユーザー端末4の画面のメニューリストに一覧表示のための選択文字が表示されており、例えばパソコン情報一覧を選択すると、図38に示すパソコン情報一覧画面W11のように、パソコンに関する全ての契約について、一覧表示設定テーブルT33で設定した項目が表示されることになる。
【0116】
なお、以上の実施の形態では、元情報はリース会社で作成された記録媒体6によって転リース会社端末3に取り込まれるようになっているが、この元情報の取り込みもインターネット2を介して行なうことができる
【0117】
また、上記の実施の形態は、パソコンと車両とをリース対象物件とする転リースシステムに本発明を適用したものであるが、さらに他の物件をリース対象とする転リースシステムに適用できることは勿論である。
【0120】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る情報公開処理システムによれば、外部から入力された元情報が一旦記録された後、予め設定された基準で項目が選択されて利用者に提供され、或いは予め公開用の情報に変更された上で利用者に提供されることになる。
【0121】
したがって、利用者からの情報公開要求があったときに、情報提供者による情報の選択や修正等の作業を要することなく、常に適切な内容の情報が迅速に提供されることになり、この種の情報提供システムの品質と利便性とが向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るシステムのハード構成説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態で扱われる元情報の説明図である。
【図3】 同じく公開情報の説明図である。
【図4】 実施の形態で用いられる契約情報テーブルの説明図である。
【図5】 物件個別情報テーブルの説明図である。
【図6】 パソコン情報テーブルの説明図である。
【図7】 車両情報テーブルの説明図である。
【図8】 公開用契約情報テーブルの説明図である。
【図9】 公開用物件個別情報テーブルの説明図である。
【図10】 公開用パソコン情報テーブルの説明図である。
【図11】 公開用車両情報テーブルの説明図である。
【図12】 管理用マスターとしてのエンドユーザーIDテーブルの説明図である。
【図13】 同じく表示項目設定テーブルの説明図である。
【図14】 同じく一覧表示設定テーブルの説明図である。
【図15】 同じく一括変換ルールテーブルの説明図である。
【図16】 転リース会社端末のユーザーID管理画面の説明図である。
【図17】 同画面上での操作によって動作するプログラムのフローチャートである。
【図18】 転リース会社端末の表示項目設定画面の説明図である。
【図19】 同画面上での操作によって動作するプログラムのフローチャートである。
【図20】 転リース会社端末の一覧表示設定ユ画面の説明図である。
【図21】 同画面上での操作によって動作するプログラムのフローチャートである。
【図22】 外部からの元情報取込プログラムのフローチャートである。
【図23】 転リース会社端末の契約情報登録画面の説明図である。
【図24】 同画面上での操作によって動作するプログラムのフローチャートである。
【図25】 転リース会社端末の物件個別情報登録画面の説明図である。
【図26】 同画面上での操作によって動作するプログラムのフローチャートである。
【図27】 転リース会社端末の付帯情報登録画面の説明図である。
【図28】 同画面上での操作によって動作するプログラムのフローチャートである。
【図29】 転リース会社端末の一括変換ルール設定画面の説明図である。
【図30】 同画面上での操作によって動作するプログラムのフローチャートである。
【図31】 バッチ処理で公開情報を作成するプログラムのフローチャートである。
【図32】 エンドユーザー端末からの契約情報呼び出しプログラムのフローチャートである。
【図33】 同プログラムによって表示される契約情報画面の説明図である。
【図34】 エンドユーザー端末からの物件個別情報呼び出しプログラムのフローチャートである。
【図35】 同プログラムによって表示される物件個別情報画面の説明図である。
【図36】 エンドユーザー端末からの付帯情報呼び出しプログラムのフローチャートである。
【図37】 同プログラムによって表示される付帯情報画面の説明図である。
【図38】 エンドユーザー端末に表示される付帯情報一覧画面の説明図である。
【符号の説明】
1 サーバコンピュータ
2 インターネット
3 転リース会社端末
4 エンドユーザー端末
5 リース会社端末

Claims (3)

  1. エンドユーザーと転リース会社との間で交わされた仮契約に基づいて転リース会社と契約を交わしたリース会社によって作成されたリース料を含む元情報をエンドユーザーに公開可能に処理する情報公開処理システムであって、
    外部から入力された元情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する元情報記録手段と、
    該記録手段から読み出した元情報に含まれるリース料に変更を加える情報変更手段と、
    該変更手段によってリース料が変更された公開用の情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する公開情報記録手段と、
    エンドユーザーからの情報公開要求があったときに、そのエンドユーザーのIDコードをキーとして上記公開情報記録手段から読み出した公開情報を提供する情報提供手段とを有し、
    上記情報変更手段は、
    各エンドユーザーごとにリース料の変更規則を設定する変更規則設定手段と、
    元情報記録手段から読み出した当該エンドユーザーに提供する情報を上記変更規則設定手段で設定された変更規則に従ってリース料が変更された公開情報に一括変更する一括変更手段とで構成され、
    該一括変更手段によってリース料が変更された情報を上記公開情報記録手段に記録するように構成されていることを特徴とする情報公開処理システム。
  2. 情報変更手段は、リース料の変更規則の設定時点までに元情報記録手段に記録された元情報のみのリース料を該変更規則に従って一括変換するか、又は、リース料の変更規則の設定時点以後に元情報記録手段に記録される元情報のリース料変更規則に従って一括変換するかを、変更規則の設定時に設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報公開処理システム。
  3. エンドユーザーと転リース会社との間で交わされた仮契約に基づいて転リース会社と契約を交わしたリース会社によって作成されたリース料を含む元情報をエンドユーザーに公開可能に処理する情報公開処理システムであって、
    外部から入力された元情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する元情報記録手段と、
    該記録手段から読み出した元情報に含まれるリース料に変更を加える情報変更手段と、
    該変更手段によってリース料が変更された公開用の情報をエンドユーザーのIDコードと共に記録する公開情報記録手段と、
    エンドユーザーからの情報公開要求があったときに、そのエンドユーザーのIDコードをキーとして上記公開情報記録手段から読み出した公開情報を提供する情報提供手段とを有し、
    上記情報変更手段は、
    各エンドユーザーごとに設定されたリース料の変更規則を記録する変更規則記録手段と、
    該記録手段から各エンドユーザーごとの変更規則を順次読み出し、その変更規則を元情報記録手段から読み出した当該エンドユーザーに提供する情報に含まれているリース料に適用することにより、複数の元情報を連続的にリース料が変更された公開情報に変更する連続変更手段とで構成され、
    連続変更手段によってリース料が変更された情報を公開情報記録手段に記録するように構成されていることを特徴とする公開情報処理システム。
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