JP2001250042A - 住宅に関する受発注支援システムおよび方法、データ処理装置、記録媒体 - Google Patents

住宅に関する受発注支援システムおよび方法、データ処理装置、記録媒体

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JP2001250042A
JP2001250042A JP2000062063A JP2000062063A JP2001250042A JP 2001250042 A JP2001250042 A JP 2001250042A JP 2000062063 A JP2000062063 A JP 2000062063A JP 2000062063 A JP2000062063 A JP 2000062063A JP 2001250042 A JP2001250042 A JP 2001250042A
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Koichi Iwaoka
耕一 岩岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅を建てようとする人が希望する設計士を
効率良く捜すことができるようにする。 【解決手段】 住宅の設計を依頼するユーザが希望する
設計条件を含むユーザ情報をユーザ端末2-1,2-2,…
から仲介サーバ3に登録して公開するとととに、設計士
が作成した設計例を含む設計士情報を設計士端末1-1
-2,…から仲介サーバ3に登録して公開し、公開され
た設計士情報に基づいてユーザが所望の設計士を選択で
きるようにすることにより、住宅の設計を依頼するユー
ザが自分の希望に合った優秀な設計士を、登録された全
国の設計士の中から効率良く捜すことができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅に関する受発注
支援システムおよび方法、データ処理装置、更にはこれ
らの機能をソフトウェアで実現するためのプログラムを
記録した記録媒体に関し、特に、インターネットなどの
ネットワークシステム上で動作するに用いて好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、個人が住宅を建てようとする場
合、既に土地を持っている人なら、工務店や住宅メーカ
に相談したり、モデルハウスを見に行ったりしてどのよ
うな住宅を建てるかを検討することが多い。また、土地
を持ってない人は、不動産会社が販売している建て売り
住宅や、特定建設会社の建築条件が付いた土地の購入を
検討することが多い。
【0003】ここで、土地を持っている個人が、普通の
住宅とは趣向の違う、設計やデザインに凝った住宅を建
てようとする場合は、まずは建設会社ではなく、設計事
務所に仕事を依頼することになる。ところが、設計事務
所は、建設業界で有名なところであっても個人営業の場
合が多く、また、優秀な設計士でもその多くは、経済的
な問題などから建設会社に籍を置いている場合がほとん
どである。
【0004】このような状況において、個々の設計士は
もちろん、設計士が所属する個人営業の設計事務所で
は、広告費用をあまりかけられないなどの理由から、宣
伝活動が十分に行われていないのが現状である。そのた
め、住宅を建てようと思っている人が、いざ自分の趣味
や目的に合った設計をしてくれる設計士を見つけようと
しても、その“仕事を依頼するルート”を見つけるのは
極めて困難であった。
【0005】また、設計の終了後あるいはそれと同時に
工務店や建設会社に建築を依頼する場合にも同様のこと
が言える。すなわち、規模がそれほど大きくない会社で
は、広告費用の削減などのために宣伝活動が十分に行わ
れていないことが多い。そのため、そのような建設会社
を知ることは極めて困難となる。ところが、宣伝活動を
あまり行っていない小規模の建設会社の中にも、個人の
希望に合ったサービスや価格を提供してくれるところが
存在する可能性もある。しかし、従来は、このような建
設会社を探し出すための手段はほとんどなかった。
【0006】一方、建築の依頼を受ける工務店や建設会
社側では、1年を通して一定のレベルで受注がある訳で
はなく、どんな工務店や建設会社でも、忙しい時期と暇
な時期があるのが通常である。そのため、比較的大きな
規模の建設会社では、忙しい時期を想定して、必要な数
だけ職人を雇っており、また急な資材不足に陥らないよ
うに資材の在庫も余裕を見ておくのが普通である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、現状にお
いては、依頼者の目的に合った、優れた設計士や建設会
社を有機的に探し出すことは極めて困難であるという問
題があった。また、依頼者は、同程度の質を持つ設計士
や建設会社であれば、できるだけ費用の安い方を望むこ
とが多いが、依頼者の目的に合っていて、かつ、より費
用が安くて済む設計士や建設会社を探し出すことは更に
困難であった。
【0008】また、工務店や建設会社では、忙しい時期
を想定して職人や資材在庫を準備していることが多いの
で、暇な時期にはそれらの職人や在庫に余剰が生じてし
まうことになる。そのため、暇な時期では、これらの余
剰人員や余剰在庫にかかるコストに比べて収入が少なく
なり、収益が上がらないという問題があった。場合によ
っては、このことが住宅の価格に反映され、住宅を安価
に建てることができなくなるという問題もあった。
【0009】従来、住宅を建てようとする依頼者と、そ
の依頼を受注する設計士、建設会社との間を適切に仲介
し、両者を効率的に結びつけるためのシステム、装置な
どは全く存在しなかった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、住宅を建てようとする人が希望
する設計士あるいは建設会社を効率良く捜すことを支援
できるようなシステムを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、工務店や建設会社における物的、人的な
ロスを少なくするとともに、依頼者が個人住宅や集合住
宅をできるだけ安く建てることを支援できるようなシス
テムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による住宅に関す
る受発注支援システムは、住宅の設計を依頼するユーザ
が使用するユーザ端末と、設計士が使用する設計士端末
と、上記ユーザと上記設計士との間の受発注を仲介する
仲介サーバとを有する住宅に関する受発注支援システム
であって、上記ユーザが希望する設計条件を含むユーザ
情報を上記ユーザ端末から上記仲介サーバに登録するユ
ーザ情報登録手段と、上記設計士が作成した設計例を含
む設計士情報を上記設計士端末から上記仲介サーバに登
録する設計士情報登録手段と、上記ユーザ情報登録手段
により登録された上記ユーザ情報および上記設計士情報
登録手段により登録された上記設計士情報を公開する情
報公開手段とを備え、上記情報公開手段により公開され
た設計士情報に基づいて、上記ユーザが所望の設計士を
選択できるようにしたことを特徴とする。
【0012】本発明のその他の態様では、住宅の建築を
依頼するユーザが使用するユーザ端末と、建設会社が使
用する建設会社端末と、上記ユーザと上記建設会社との
間の受発注を仲介する仲介サーバとを有する住宅に関す
る受発注支援システムであって、上記ユーザが希望する
建築条件を含むユーザ情報を上記ユーザ端末から上記仲
介サーバに登録するユーザ情報登録手段と、上記建設会
社が作成した見積り額を含む建設会社情報を上記建設会
社端末から上記仲介サーバに登録する建設会社情報登録
手段と、上記ユーザ情報登録手段により登録された上記
ユーザ情報および上記建設会社情報登録手段により登録
された上記建設会社情報を公開する情報公開手段とを備
え、上記情報公開手段により公開された建設会社情報に
基づいて、上記ユーザが所望の建設会社を選択できるよ
うにしたことを特徴とする。
【0013】本発明のその他の態様では、上記ユーザ情
報登録手段により登録される上記ユーザ情報には、上記
建築条件の変更許容範囲を示す情報が含まれ、上記建設
会社情報登録手段により登録される上記建設会社情報に
は、上記建築条件に対する変更条件を示す情報が含まれ
ることを特徴とする。
【0014】本発明の他の態様では、上記ユーザ情報登
録手段により登録される上記ユーザ情報には、上記ユー
ザの住所もしくは住宅の建設地を示す情報が含まれ、上
記ユーザ情報を加工し、上記ユーザの住所もしくは住宅
の建設地の一部を除外して上記情報公開手段に導出する
データ加工手段を備えたことを特徴とする。
【0015】本発明のその他の態様では、上記設計士情
報登録手段により登録される上記設計士情報には、上記
設計士による過去の設計実績を示す情報が含まれ、上記
ユーザにより所望の設計士が選択されたときに、その選
択された設計士の設計士情報中に含まれる上記設計実績
の住所に対するアンケートを出力するアンケート出力手
段を備えることを特徴とする。
【0016】本発明のその他の態様では、上記設計士情
報の中に上記設計士による過去の設計実績が所定数以上
含まれているかどうかを判定し、含まれているときにの
み上記設計士情報の登録を行うようにする登録判定手段
を備えることを特徴とする。
【0017】本発明のその他の態様では、上記建設会社
情報登録手段により登録される上記建設会社情報には、
上記建設会社による過去の建築実績を示す情報が含ま
れ、上記ユーザにより所望の建設会社が選択されたとき
に、その選択された建設会社の建設会社情報中に含まれ
る上記建築実績の住所に対するアンケートを出力するア
ンケート出力手段を備えることを特徴とする。
【0018】本発明のその他の態様では、上記建設会社
情報の中に上記建設会社による過去の建築実績が所定数
以上含まれているかどうかを判定し、含まれているとき
にのみ上記建設会社情報の登録を行うようにする登録判
定手段を備えることを特徴とする。
【0019】また、本発明の住宅に関する受発注支援方
法は、住宅の設計を依頼するユーザと依頼を受ける設計
士との間の受発注を支援するための住宅に関する受発注
支援方法であって、上記ユーザが希望する設計条件を含
むユーザ情報を登録してネットワークを介して公開する
とともに、上記公開されたユーザ情報をもとに、あるい
は上記ユーザ情報が公開される前からあらかじめ、上記
設計士が作成した設計例を含む設計士情報を登録して上
記ネットワークを介して公開し、上記公開された設計士
情報に基づいて、上記ユーザが所望の設計士を選択でき
るようにしたことを特徴とする。
【0020】本発明の他の態様では、住宅の建築を依頼
するユーザと依頼を受ける建設会社との間の受発注を仲
介するための住宅に関する受発注支援方法であって、上
記ユーザが希望する建築条件を含むユーザ情報を登録し
てネットワークを介して公開するとともに、上記公開さ
れたユーザ情報をもとに上記建設会社が作成した見積り
額を含む建設会社情報を登録して上記ネットワークを介
して公開し、上記公開された建設会社情報に基づいて、
上記ユーザが所望の建設会社を選択できるようにしたこ
とを特徴とする。
【0021】本発明のその他の態様では、上記ユーザ情
報には上記建築条件の変更許容範囲を示す情報が含ま
れ、上記建設会社情報には上記建築条件に対する変更条
件を示す情報が含まれることを特徴とする。
【0022】本発明のその他の態様では、上記ユーザ情
報には上記ユーザの住所もしくは住宅の建設地を示す情
報が含まれ、登録された上記ユーザ情報を、上記ユーザ
の住所もしくは住宅の建設地の一部を除外して公開する
ようにしたことを特徴とする。
【0023】本発明のその他の態様では、上記設計士情
報には上記設計士による過去の設計実績を示す情報が含
まれ、上記ユーザにより所望の設計士が選択されたとき
に、その選択された設計士の設計士情報中に含まれる上
記設計実績の住所に対するアンケートを出力するように
したことを特徴とする。
【0024】本発明のその他の態様では、上記設計士情
報の中に上記設計士による過去の設計実績が所定数以上
含まれているかどうかを判定し、含まれているときにの
み上記設計士情報の登録を行うようにしたことを特徴と
する。
【0025】本発明のその他の態様では、上記建設会社
情報には上記建設会社による過去の建築実績を示す情報
が含まれ、上記ユーザにより所望の建設会社が選択され
たときに、その選択された建設会社の建設会社情報中に
含まれる上記建築実績の住所に対するアンケートを出力
するようにしたことを特徴とする。
【0026】本発明のその他の態様では、上記建設会社
情報の中に上記建設会社による過去の建築実績が所定数
以上含まれているかどうかを判定し、含まれているとき
にのみ上記建設会社情報の登録を行うようにしたことを
特徴とする。
【0027】また、本発明のデータ処理装置は、住宅の
設計を依頼するユーザが希望する設計条件を含むユーザ
情報を受信して登録するユーザ情報登録手段と、設計士
が作成した設計例を含む設計士情報を受信して登録する
設計士情報登録手段と、上記ユーザ情報登録手段により
登録された上記ユーザ情報および上記設計士情報登録手
段により登録された上記設計士情報を公開する情報公開
手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】本発明の他の態様では、住宅の建築を依頼
するユーザが希望する建築条件を含むユーザ情報を受信
して登録するユーザ情報登録手段と、建設会社が作成し
た見積り額を含む建設会社情報を受信して登録する建設
会社情報登録手段と、上記ユーザ情報登録手段により登
録された上記ユーザ情報および上記建設会社情報登録手
段により登録された上記建設会社情報を公開する情報公
開手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】本発明のその他の態様では、上記ユーザ情
報には上記建築条件の変更許容範囲を示す情報が含ま
れ、上記建設会社情報には上記建築条件に対する変更条
件を示す情報が含まれることを特徴とする。
【0030】本発明のその他の態様では、上記ユーザ情
報登録手段により登録される上記ユーザ情報には、上記
ユーザの住所もしくは住宅の建設地を示す情報が含ま
れ、上記ユーザ情報を加工し、上記ユーザの住所もしく
は住宅の建設地の一部を除外して上記情報公開手段に導
出するデータ加工手段を備えたことを特徴とする。
【0031】本発明のその他の態様では、上記設計士情
報登録手段により登録される上記設計士情報には、上記
設計士による過去の設計実績を示す情報が含まれ、上記
ユーザにより選択された設計士に関する情報を受信する
選択情報受信手段と、上記選択された設計士の設計士情
報中に含まれる上記設計実績の住所に対するアンケート
を出力するアンケート出力手段とを備えることを特徴と
する。
【0032】本発明のその他の態様では、上記設計士情
報登録手段により受信された設計士情報の中に上記設計
士による過去の設計実績が所定数以上含まれているかど
うかを判定し、含まれているときにのみ上記設計士情報
の登録を行うようにする登録判定手段を備えることを特
徴とする。
【0033】本発明のその他の態様では、上記建設会社
情報登録手段により登録される上記建設会社情報には、
上記建設会社による過去の建築実績を示す情報が含ま
れ、上記ユーザにより選択された建設会社に関する情報
を受信する選択情報受信手段と、上記選択された建設会
社の建設会社情報中に含まれる上記建築実績の住所に対
するアンケートを出力するアンケート出力手段とを備え
たことを特徴とする。
【0034】本発明のその他の態様では、上記建設会社
情報登録手段により受信された建設会社情報の中に上記
建設会社による過去の建築実績が所定数以上含まれてい
るかどうかを判定し、含まれているときにのみ上記建設
会社情報の登録を行うようにする登録判定手段を備える
ことを特徴とする。
【0035】本発明のその他の態様では、上記アンケー
ト出力手段により出力されたアンケートに対する回答の
情報を上記ユーザに提供するアンケート情報提供手段を
備えることを特徴とする。
【0036】本発明のその他の態様では、上記アンケー
ト出力手段により出力されたアンケートに対する回答の
情報を蓄積するアンケート情報記憶手段を備え、上記ア
ンケート情報提供手段は、上記アンケート情報記憶手段
に蓄積されたアンケート情報を上記ユーザに提供するこ
とを特徴とする。
【0037】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、請求項1〜9、19〜40の何れか1項
に記載の各手段としてコンピュータを機能させるための
プログラムを記録したことを特徴とする。本発明の他の
態様では、請求項10〜18の何れか1項に記載の住宅
に関する受発注支援方法の処理手順をコンピュータに実
行させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0039】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態による住宅に関する受発注支援システムの全体構成例
を示す図である。図1に示すように、本実施形態の受発
注支援システムは、複数の設計士端末1-1,1-2,…
と、複数のユーザ端末2-1,2-2,…と、1つの仲介サ
ーバ3とがインターネット等のネットワーク4に接続さ
れて構成されている。
【0040】設計士端末1-1,1-2,…は、個々の設計
士あるいはそれが所属する設計事務所などが使用する端
末であり、設計士が住宅設計のサンプルや参考例などを
作成し、これをユーザ(依頼主)に提供するために用い
る。なお、以下では、設計士端末1-1,1-2,…にて作
成される設計サンプルを含む各種情報をまとめて「設計
士情報」と呼ぶ。
【0041】ユーザ端末2-1,2-2,…は、住宅設計の
依頼を行うユーザが使用する端末であり、ユーザ個人の
属性を含む基本情報や、希望する設計に関する情報など
を入力したり、様々な設計士端末1-1,1-2,…から供
給された設計のサンプルなどを見て所望の設計士を選択
したりするために用いる。なお、以下では、ユーザ端末
-1,2-2,…で作成される希望設計条件などを含む各
種情報をまとめて「ユーザ情報」と呼ぶ。
【0042】仲介サーバ3は、設計士端末1-1,1-2
…とユーザ端末2-1,2-2,…との間を仲介するサーバ
である。この仲介サーバ3は、設計士端末1-1,1-2
…から供給された設計士情報をユーザに公開したり、ユ
ーザ端末2-1,2-2,…から供給されたユーザ情報を設
計士に公開するためのウェブページ(ホームページ)を
有している。
【0043】なお、この図1では、設計士端末1-1,1
-2,…とユーザ端末2-1,2-2,…とをそれぞれ2つず
つ示しているが、この数には限定されない。
【0044】図2は、本実施形態による仲介サーバ3
(データ処理装置)の主要な機能構成を示すブロック図
である。図2において、ウェブ公開部11は、設計士端
末1-1,1-2,…とユーザ端末2-1,2-2,…との間を
仲介するためのウェブページをインターネットなどのネ
ットワーク4上に公開するものである。
【0045】シート記憶部12は、依頼主がユーザ情報
を入力する際に使用するシート(テンプレート)、およ
び設計士が設計士情報を入力する際に使用するシート
(テンプレート)を記憶するものである。このユーザ情
報入力用のシートおよび設計士情報入力用のシートは、
例えば仲介サーバ3の管理者によってあらかじめ作成さ
れ、このシート記憶部12に保存される。
【0046】このシート記憶部12に記憶されたシート
は、ウェブ公開部11が持つウェブ機能によって、設計
士あるいはユーザからの要求に応じて設計士端末1-1
-2,…、ユーザ端末2-1,2-2,…に送信される。な
お、ここではウェブサーバの機能を用いてシートを提供
する例を示しているが、電子メールにシートのファイル
を添付する形で送信するようにしても良いし、FTP
(File Transfer Protocol)によるファイル転送によっ
て送信するようにしても良い。送信の形態は特に問わな
い。
【0047】ユーザ情報受信部13は、仲介サーバ3か
らユーザ端末2-1,2-2,…に提供されたシートに従っ
てユーザにより入力され、当該ユーザ端末2-1,2-2
…からネットワーク4を介して送られてきたユーザ情報
を受信するものである。ユーザ端末2-1,2-2,…のユ
ーザ、すなわち、住宅設計の依頼者は、このユーザ情報
を仲介サーバ3に登録することによって住宅設計の発注
登録を行うことになる。なお、ここではユーザ情報受信
部13をウェブ公開部11とは別に示しているが、ウェ
ブ公開部11が持つウェブ機能によってユーザ情報を受
信するようにしても良い。
【0048】図3は、ユーザ情報の一例を示す図であ
る。図3に示すように、本実施形態のユーザ情報は、依
頼主の属性などを含む基本情報31と、住宅建設地の敷
地の形状などに関する敷地情報32と、希望する設計の
内容に関する希望設計情報33とを含む。これらの情報
31〜33は、ユーザの要求に応じてシート記憶部12
から取り出されてユーザ端末2-1,2-2,…に送られた
所定のシートに対し、ユーザ端末2-1,2-2,…に備え
られたキーボードやマウスなどの入力デバイスを用いて
必要事項を記入したり、そのシートが持つ選択肢の中か
ら該当するものを選択したりすることによって作成され
る。
【0049】基本情報31には、依頼主の住所・氏名お
よび建築をする場所が含まれる。また、敷地情報32に
は、敷地の形状、高低差、地盤、接面道路との関係、特
記事項が含まれる。特記事項以外の情報は、専門的知識
を持たないユーザが直接記述するのは困難であると考え
られる。そのため、シート中に幾つかの選択肢があらか
じめ用意され、これがユーザ端末2-1,2-2,…に備え
られたディスプレイなどの出力デバイスに表示される。
ユーザは、この選択肢の中から該当するものを選択すれ
ば良い。
【0050】また、希望設計情報33には、建築希望年
月日、建物の構造(木造・鉄骨・RC等)、設計図、予
算、内外装の要望、特記事項、依頼主の家族構成が含ま
れる。これらの情報のうち、設計図、予算、内外装の要
望については、シート中にあらかじめ用意された幾つか
の選択肢の中からユーザが所望のものを選択する。な
お、建築希望年月日に幅を持たせてあるのは、設計士の
繁忙期を避けることで入札者を増やすことができるよう
にするためである。また、設計を依頼する場合、依頼主
の家族構成の情報も設計業務上必要となるため、ここで
記入する。
【0051】上記ユーザ情報受信部13で受信された図
3のようなユーザ情報は、ユーザ情報記憶部14に記憶
される。このユーザ情報記憶部14に記憶された全ての
ユーザ情報は、必要に応じて取り出すデータとして仲介
サーバ3内で処理される。
【0052】データ加工部15は、上記ユーザ情報記憶
部14に記憶されたユーザ情報に所定の加工を施すもの
である。すなわち、データ加工部15は、ユーザ情報記
憶部14に記憶されたユーザ情報の中から、基本情報3
1として記述された「依頼主の住所・氏名」の情報と、
「建築をする場所」を表す住所の番地情報とを取り除
き、残りの情報のみを取り出す。このように加工された
ユーザ情報は、加工ユーザ情報記憶部16に記憶され
る。
【0053】ウェブ公開部11は、このようにして加工
ユーザ情報記憶部16に記憶された加工ユーザ情報を整
理して、それを誰でも見ることができる「設計希望情
報」としてウェブページ上に開示する。すなわち、ここ
では依頼主の住所・氏名は非公開にする。また、建築を
する場所は町名までを一般に公開し、更に詳細な場所を
表す番地については、仲介サーバ3へ設計士情報の登録
が完了した設計士に対してのみ公開するようにする。
【0054】個人住宅の場合は、「建設地=依頼者の自
宅」である場合が多いので、仲介サーバ3に登録をして
いない設計士にも依頼者の詳細な住所を開示してしまう
と、この受発注支援システムのルールを無視して直接営
業を行おうとする設計士が出てくることも考えられる。
そのため、このようなルールを無視した営業行為等を防
ぐために、依頼主の細かい住所は一般に公開しないよう
にしている。
【0055】設計士情報受信部17は、仲介サーバ3か
ら設計士端末1-1,1-2,…に提供されたシートに従っ
て設計士により入力され、当該設計士端末1-1,1-2
…からネットワーク4を介して送られてきた設計士情報
を受信するものである。設計士は、この設計士情報を仲
介サーバ3に登録することによって入札を行うことにな
る。なお、ここでは設計士情報受信部17をウェブ公開
部11とは別に示しているが、ウェブ公開部11が持つ
ウェブ機能によって設計士情報を受信するようにしても
良い。
【0056】図4は、設計士情報の一例を示す図であ
る。図4に示すように、本実施形態の設計士情報41に
は、設計士の住所・氏名、設計の希望場所、PR用の設
計例、過去に行った設計現場の実績、自己紹介、ハンド
ルネーム、希望する設計料などが含まれる。これらの情
報は、設計士端末1-1,1-2,…に備えられたキーボー
ドやマウスなどの入力デバイスを用いて記述される。
【0057】ここで、設計の希望場所は、設計業務や設
計監理を受注可能な場所を表す情報である。設計業務と
は設計図面を作るまでの作業であり、設計監理とは設計
図面の作成だけでなく、その後に工事現場の進捗状況を
もチェックし、必要があれば工事内容を指導する作業の
ことである。したがって、設計士が設計を受注する場
合、設計業務だけならば、住宅の建設地へ出向くのは数
回で済む。これに対して、設計監理業務となると、工事
の監理をする役目もあるため、その現場へ頻繁に行き来
できることが条件となる。
【0058】そこで、設計者は、設計業務を受注可能な
場所と設計監理を受注可能な場所とをそれぞれ記入す
る。このとき、設計士は、設計のみの受注を希望するの
か、設計監理の受注を希望するのかも同時に提示する。
例えば、設計業務だけを希望する場合は、設計監理の希
望場所は空欄としておけば良い。設計のみの場合と設計
監理の場合とでは、希望する設計料も違ってくる。
【0059】また、PR用の設計例は、設計士が作成し
た設計のサンプルや参考例、例えば建築パース、設計
図、建築物写真などの情報である。また、設計現場の実
績は、過去に設計士が実際に設計を請け負って工事が行
われた現場の住所と、そのときの顧客(オーナー)の氏
名および住所とを示すものである。
【0060】また、ハンドルネームは、本システム内で
扱う設計士の仮名である。建築設計は芸術的な要素もあ
り、単なる登録ナンバーによって個々の設計士を特定す
るのでは味気ない。そのため、ウェブページ上で取り扱
われる設計士の特定は、このハンドルネームで行うよう
にする。
【0061】また、希望する設計料は、設計士が仕事を
受注した場合(落札した場合)に、仕事の報酬として受
け取る料金を表すものである。ここでは、例えば「建築
費の何%」もしくは「希望する固定額」として登録する
ようにしている。
【0062】以上のような設計士情報の仲介サーバ3へ
の登録(住宅設計の受注登録)、すなわち入札は、依頼
者から住宅設計の発注登録がある前に事前に行っても良
いし、発注登録があった後に行っても良い。
【0063】例えば、設計士が作成した設計例を仲介サ
ーバ3に事前に登録しておけば、依頼主が設計士を選定
する上で、リアルタイムに必要な情報を取得してスピー
ディに選択肢を絞ることができるようになる。また、依
頼主は事前に登録された情報に基づいて依頼先の設計士
を絞ることもできるので、設計士側としても、仲介サー
バ3に設計例を事前に登録しておいた方が、受注確率が
高くなって好ましい。
【0064】また、設計士は、自己の設計士情報を事前
に登録せず、設計の希望案件が依頼主からウェブページ
に公開されたときに、その内容を見てコンペ参加するこ
とも可能である。すなわち、設計士が仲介サーバ3のウ
ェブページ上でユーザの「設計希望情報」を見た後で、
その設計希望情報に合う設計例を作成して仲介サーバ3
に登録することも可能である。ただし、その場合でも、
コンペ参加の前に図4に示したようなシートに基づき設
計士情報の登録をする必要がある。
【0065】設計士情報記憶部18は、上記設計士情報
受信部17で受信された図4のような設計士情報を記憶
するものである。この設計士情報記憶部18に記憶され
た全ての設計士情報は、必要に応じて取り出すデータと
して仲介サーバ3内で処理される。
【0066】データ加工部19は、上記設計士情報記憶
部18に記憶された設計士情報に所定の加工を施すもの
である。すなわち、データ加工部19は、設計士情報記
憶部18に記憶された設計士情報の中から「設計士の住
所・氏名」および「設計現場の実績」の情報を取り除
き、残りの情報のみを取り出す。このように加工された
設計士情報は、加工設計士情報記憶部20に記憶され
る。
【0067】ウェブ公開部11は、このようにして加工
設計士情報記憶部20に記憶された加工設計士情報を整
理して、それを誰でも見ることができる「設計業務受注
の希望者情報」としてウェブページ上に開示する。すな
わち、ここでは設計士の住所・氏名は公開せず、登録さ
れたハンドルネームを公開する。また、設計現場の実績
に関する情報はウェブページ上に公開されることはな
く、ユーザ情報の登録によって行われた住宅設計の発注
依頼を設計者が落札したときにのみ利用される。
【0068】落札情報受信部21は、依頼者が仲介サー
バ3のウェブページ上に公開された設計士情報を見て所
望の設計士を選択したときに入力される情報、すなわ
ち、どの設計士を選択したかを表す情報を、ネットワー
ク4を介してユーザ端末2-1,2-2,…から受信するも
のである。この落札情報受信部21の機能も、ウェブ公
開部11のウェブ機能を用いて実現するようにしても良
い。
【0069】アンケート出力部22は、依頼者が設計士
と設計請負契約を実際に行う前に当該設計士の技術や信
用度を確認するために、上記落札情報受信部21で受信
された落札情報に基づいて、落札した設計士に関する設
計士情報中で「設計現場の実績」として登録された住所
に対するアンケートハガキを自動的に出力する。ここで
出力されたアンケートハガキはその住所に送付され、顧
客の満足度が調べられる。
【0070】そして、顧客から返送されてきたアンケー
トハガキの内容は、データ化されてアンケート情報記憶
部23に蓄積されるとともに、アンケート情報提供部2
4によってネットワーク4を介してユーザ端末2-1,2
-2,…に送られる。これを見た依頼者は、実際に設計請
負契約を結ぶかどうかを検討することができる。
【0071】また、本システムを利用して行う2度目以
降の受注では、前回までにアンケート情報記憶部23に
蓄積しておいたアンケート情報を利用して、設計者の信
用度をユーザにスピーディに確認させることができる。
なお、この場合、2度目以降の受注でも定期的にアンケ
ートを実施し、アンケート情報記憶部23内の情報を随
時更新するようにしても良い。
【0072】ここでは、落札した設計士による仕事の質
をできるだけ公正に評価できるようにするために、設計
士が設計士情報を仲介サーバ3に登録する際に、過去に
工事を行った現場住所と顧客名とを所定数以上登録する
ことを要求する。例えば、過去の実績を20件登録する
ようにし、これを日付の新しい順に登録する。設計現場
の実績が20件に満たない場合は、それらを全て登録す
る。また、設計現場の実績が10件に満たない場合に
は、実績を確認するための情報が不足するので、そのよ
うな設計士情報の登録そのものを受け付けないようにす
る。この処理を行うのが登録判定部25である。
【0073】次に、上記のように構成した本実施形態に
よる受発注支援システムの動作を、図5〜図7に示すフ
ローチャートに従って説明する。図5は、依頼主がユー
ザ端末2-1,2-2,…から仲介サーバ3にユーザ情報の
登録を行う際の処理手順を示すフローチャートである。
【0074】図5において、まずステップS1で、依頼
主は、仲介サーバ3が用意したユーザ情報入力用のシー
トを、ネットワーク4を介してユーザ端末2-1,2-2
…内に取得する。次に、依頼主は、ステップS2で、上
記取得したシート内に必要事項を記入してユーザ情報を
作成した後、ステップS3でその作成したユーザ情報を
ネットワーク4を介して仲介サーバ3に送る。
【0075】このようにしてユーザ端末2-1,2-2,…
から仲介サーバ3に送られたユーザ情報が図2のユーザ
情報受信部13で受信され、ユーザ情報記憶部14に記
憶されることにより、ユーザ情報の登録が完了する。
【0076】図6は、設計士が設計士端末1-1,1-2
…から仲介サーバ3に設計士情報の登録を行う際の処理
手順、すなわち、住宅設計の入札を行う際の処理手順を
示すフローチャートである。
【0077】図6において、まずステップS11で、設
計士は、仲介サーバ3が用意した設計士情報入力用のシ
ートを、ネットワーク4を介して設計士端末1-1
-2,…内に取得する。次に、設計士は、ステップS1
2で、上記取得したシート内に必要事項を記入して設計
士情報を作成した後、ステップS13でその作成した設
計士情報をネットワーク4を介して仲介サーバ3に送
る。
【0078】このようにして設計士端末1-1,1-2,…
から仲介サーバ3に送られた設計士情報が図2の設計士
情報受信部17で受信され、設計士情報記憶部18に記
憶されることにより、設計士情報の登録が完了する。上
述したように、この設計士情報の登録は、仲介サーバ3
のウェブページに公開されたユーザ情報を見てその内容
に応じて行うようにしても良いし、設計の凡例としてあ
らかじめ登録しておくようにしても良い。
【0079】図7は、仲介サーバ3によって行われる内
部処理手順を示すフローチャートである。図7におい
て、ステップS21では、設計士端末1-1,1-2,…あ
るいはユーザ端末2-1,2-2,…からシートの取得要求
を受信したかどうかを判断する。シート取得要求を受信
した場合は、要求されたシート(設計士情報入力用また
はユーザ情報入力用のシート)をステップS22で該当
する端末に送信する。
【0080】一方、シート取得要求が送られてきていな
い場合は、ステップS23に進み、ユーザ端末2-1,2
-2,…からユーザ情報を受信したかどうかを判断する。
ここで、ユーザ情報を受信した場合は、ステップS24
でその受信したユーザ情報をユーザ情報記憶部14に記
憶することによって、ユーザ情報の登録を行う。
【0081】次に、ステップS25で、その登録された
ユーザ情報を加工する。すなわち、データ加工部15に
よって、ユーザ情報記憶部14に記憶されたユーザ情報
の中から「依頼主の住所・氏名」の情報と「建築をする
場所」の番地の情報とを取り除き、残りの情報のみを加
工ユーザ情報として加工ユーザ情報記憶部16に記憶す
る。
【0082】そして、ステップS26で、上記加工した
ユーザ情報を整理して、それを誰でも見ることができる
「設計希望情報」としてウェブページ上に開示する。こ
のようにして、依頼主から登録されたユーザ情報が一部
を除いてウェブページ上に公開され、設計業務の受注を
希望する設計士から設計サンプルが届くのを待つことに
なる。
【0083】また、上記ステップS23でユーザ情報を
受信していないと判断した場合は、ステップS27に進
み、設計士端末1-1,1-2,…から設計士情報を受信し
たかどうかを判断する。ここで、設計士情報を受信した
場合は、ステップS28で、その受信した設計士情報の
一部として記述されている「設計現場の実績」が所定数
以上であるかどうかを更に判断する。
【0084】この設計現場の実績が所定数以上あった場
合は、ステップS29で、上記受信した設計士情報を設
計士情報記憶部18に記憶することによって、設計士情
報の登録を行う。次に、ステップS30で、その登録さ
れた設計士情報を加工する。すなわち、設計士情報記憶
部18に記憶された設計士情報の中から「設計士の住所
・氏名」および「設計現場の実績」の情報を取り除き、
残りの情報のみを加工設計士情報として加工設計士情報
記憶部20に記憶する。
【0085】そして、ステップS31で、上記加工した
設計士情報を整理して、それを誰でも見ることができる
「設計業務受注の希望者情報」としてウェブページ上に
開示する。
【0086】このようにして、設計士から登録された設
計士情報が一部を除いてウェブページ上に公開され、設
計業務を依頼するユーザから落札情報が届くのを待つこ
とになる。依頼主は、ウェブページ上に公開された設計
サンプルや設計士の付帯条件を含む設計士情報を見て、
希望に添う設計士を選定し、落札情報を仲介サーバ3に
送る。
【0087】なお、上記ステップS28の判断におい
て、設計士情報中に記述された設計現場の実績が所定数
に満たなかった場合は、実績を確認するための情報が不
足するので、そのような設計士情報の登録は行うことな
く処理を終了する。
【0088】また、上記ステップS27で設計士情報を
受信していないと判断した場合は、ステップS32に進
み、ユーザ端末2-1,2-2,…から落札情報を受信した
かどうかを判断する。ここで、落札情報を受信した場合
は、ステップS33で、落札があった旨を該当する設計
士に通知する。このとき、その落札した設計士に関する
アンケート情報がアンケート情報記憶部23に既に蓄積
されている場合は、それを依頼主に通知する処理もここ
で行う。
【0089】次に、ステップS34で、アンケート出力
部22は、落札された設計士に関する設計士情報中に
「設計現場の実績」として記載されている住所に対する
アンケートハガキを出力する。ここで出力されたアンケ
ートハガキはその住所に送付され、顧客の満足度が調べ
られる。そして、顧客から返送されてきたアンケートハ
ガキの内容は、データ化されてアンケート情報記憶部2
3に蓄積される。また、必要に応じてネットワーク4を
介してユーザ端末2-1,2-2,…に送られる。依頼者
は、仲介サーバ3より供給されるアンケート情報を見る
ことによって、実際に設計請負契約を結ぶかどうかを検
討することができる。
【0090】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よる住宅に関する受発注支援システムによれば、土地を
持っている依頼主が、仲介サーバ3のウェブページを利
用して自分の希望に合った優秀な設計士を効率良く捜す
ことができるようになる。また、依頼主は、入札のあっ
た複数の設計士の中から所望の設計士を自由に選ぶこと
ができるので、同じレベルの設計士の中でもできるだけ
費用の安い設計士に仕事を依頼することができるように
なる。
【0091】また、本実施形態の受発注支援システムに
よれば、優秀な技能を持ちながら、営業活動が不得手で
企業に属している設計士でも、設計士情報の登録をする
ことによって、その会社に属したまま仕事を受注するこ
とができるようになる。また、インターネット上に接続
された全国各地のユーザが設計士情報を見ることができ
るので、個人営業の設計士でも、地域的な制限に縛られ
ることなく仕事を受注することができるようになる。
【0092】すなわち、本実施形態によれば、個人住宅
の設計に関して、依頼主は、登録された全国の設計士の
中から最適な設計士をスピーディに選択することができ
る。また、設計士自身は、別の宣伝手段に頼らなくても
設計の凡例を登録しておくだけで、全国から設計の受注
につながるルートを確保することができる。また、設計
士に関する信用情報をユーザが事前に持たなくても、落
札後のランダムなアンケート作業による顧客情報によっ
て信用度を確認することができるというメリットも有す
る。
【0093】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態に
よる住宅に関する受発注支援システムの全体構成例を示
す図である。図2に示すように、本実施形態の受発注支
援システムは、複数の建設会社端末5-1,5-2,…と、
複数のユーザ端末2-1,2-2,…と、1つの仲介サーバ
3とがインターネット等のネットワーク4に接続されて
構成されている。
【0094】本実施形態のユーザ端末2-1,2-2,…
は、住宅建築の依頼を行うユーザが使用する端末であ
り、ユーザ個人の属性を含む基本情報や、希望する建築
に関する情報などを入力したり、様々な建設会社端末5
-1,5-2,…から供給された建築の見積り額などの条件
を見て所望の建設会社を選択したりするために用いる。
なお、本実施形態においても、ユーザ端末2-1,2-2
…で作成されるこれらの情報をまとめて「ユーザ情報」
と呼ぶ。
【0095】建設会社端末5-1,5-2,…は、個々の建
設会社が使用する端末であり、ユーザ(依頼主)から登
録されたユーザ情報に対して、建築の見積り額や会社情
報などをユーザに提供するために用いる。なお、以下で
は、建設会社端末5-1,5-2,…で作成される情報をま
とめて「建設会社情報」と呼ぶ。
【0096】仲介サーバ3は、ユーザ端末2-1,2-2
…と建設会社端末5-1,5-2,…との間を仲介するサー
バである。この仲介サーバ3は、ユーザ端末2-1
-2,…から供給されたユーザ情報を建設会社に公開し
たり、建設会社端末5-1,5-2,…から供給された建設
会社情報をユーザに公開するためのウェブページ(ホー
ムページ)を有している。
【0097】なお、この図8では、とユーザ端末2-1
-2,…建設会社端末5-1,5-2,…とをそれぞれ2つ
ずつ示しているが、この数には限定されない。
【0098】図9は、本実施形態による仲介サーバ3
(データ処理装置)の主要な機能構成を示すブロック図
である。なお、この図9において、図2中に示したブロ
ックと同様の機能を有するブロックには同一の符号を付
し、これについての重複する説明は省略する。
【0099】図9において、ウェブ公開部51は、ユー
ザ端末2-1,2-2,…と建設会社端末5-1,5-2,…と
の間を仲介するためのウェブページをインターネットな
どのネットワーク4上に公開するものである。
【0100】シート記憶部52は、依頼主がユーザ情報
を入力する際に使用するシート(テンプレート)、およ
び建設会社が建設会社情報を入力する際に使用するシー
ト(テンプレート)を記憶するものである。これらのシ
ートは、例えば仲介サーバ3の管理者によってあらかじ
め作成され、このシート記憶部52に保存される。
【0101】このシート記憶部52に記憶されたシート
は、ウェブ公開部51が持つウェブ機能によって、ユー
ザあるいは建設会社からの要求に応じてユーザ端末
-1,2 -2,…、建設会社端末5-1,5-2,…に送信さ
れる。なお、ここではウェブサーバの機能を用いてシー
トを提供する例を示しているが、電子メールにシートの
ファイルを添付する形で送信するようにしても良いし、
FTPによるファイル転送によって送信するようにして
も良い。
【0102】建設会社情報受信部53は、仲介サーバ3
から建設会社端末5-1,5-2,…に提供されたシートに
従って建設会社により入力され、当該建設会社端末
-1,5 -2,…からネットワーク4を介して送られてき
た建設会社情報を受信するものである。なお、ここでは
建設会社情報受信部53をウェブ公開部11とは別に示
しているが、ウェブ公開部11が持つウェブ機能によっ
て建設会社情報を受信するようにしても良い。
【0103】建設会社情報記憶部54は、上記建設会社
情報受信部53で受信された建設会社情報を記憶するも
のである。ただし、ここに記憶される建設会社情報は、
登録判定部25によって、建設会社情報中に記述されて
いる施工現場の実績件数が所定数以上あると判定された
ものだけである。この建設会社情報記憶部54に記憶さ
れた全ての建設会社情報は、必要に応じて取り出すデー
タとして仲介サーバ3内で処理される。
【0104】建設会社は、このようにして建設会社情報
を仲介サーバ3の建設会社情報記憶部54に登録するこ
とによって、ユーザから提示されたユーザ情報に対して
入札を行うことになる。上述した第1の実施形態では、
ユーザ情報の登録がある前に設計士情報をあらかじめ登
録しておくことも可能であった。これに対し、本実施形
態の建設会社情報は事前に登録しておく必要がないた
め、依頼主がユーザ情報によって具体的な案件をウェブ
ページ上に開示したときに、それを見て受注を希望する
建設会社のみが建設会社情報の登録を行う。
【0105】ウェブ公開部51は、このようにして建設
会社情報記憶部54に記憶された建設会社情報を整理し
て、それを誰でも見ることができる「建築業務受注の希
望者情報」としてウェブページ上に開示する。なお、こ
こでは建設会社情報をウェブページに公開することとし
ているが、依頼主のユーザ端末2-1,2-2,…に対して
電子メールなどにより建設会社情報を直接送信するよう
にしても良い。
【0106】図10は、本実施形態におけるユーザ情報
の一例を示す図である。図10に示すように、本実施形
態のユーザ情報は、依頼主の属性などを含む基本情報3
1と、住宅建設地の敷地の形状などに関する敷地情報3
2と、希望する建築の内容に関する希望建築情報55と
を含む。
【0107】図10において、基本情報31および敷地
情報32は、図3に示したものと同じである。また、希
望建築情報55には、建築希望年月日、建物の構造(木
造・鉄骨・RC等)、建物の仕様や設備等、条件変更の
許容範囲、予算、特記事項、依頼主の資金内容と支払い
条件が含まれる。これらの情報のうち、建築の仕様や設
備等、条件変更の許容範囲、予算については、シート中
にあらかじめ用意された幾つかの選択肢の中からユーザ
が所望のものを選択する。
【0108】本実施形態においては、建築を依頼したい
場合で、依頼主が設計・仕様を確定した上で建設会社の
入札を待つ場合に、この図10に示すようなシートに必
要事項を記入してユーザ情報の登録を行う。通常は、ユ
ーザ情報の登録内容は1種類に限定されるが、依頼主の
建てたい家が割と一般的な家で、仲介サーバ3が用意し
た建築設計の凡例シートから選んでも依頼主の要望を十
分に満たす場合は、構造や間取り等を変えて複数種類
(例えば3種類まで)シートに記入し、建設会社の入札
を待つことができる。
【0109】図10に示す希望建築情報55のうち、建
築希望年月日は、第1の実施形態と同様に幅を持たせて
ある。これは、建設会社の繁忙期を避けることで入札者
を増やすことができるようにするためである。また、建
物の構造に関しては、依頼主が設計そのものにあまりこ
だわりを持たない場合に、例えば鉄骨造と木造とで建築
費に大差がなければ鉄骨造を選ぶという人もいるため、
実情に即した形で依頼主の選択肢を広げられるようにし
ている。
【0110】また、建物の仕様・設備等に関しては、建
設会社が入札をする段階で、設計図の詳細や仕様の詳細
が決定していないと、建設会社は建設費用の積算を行う
ことができない。そのため、依頼主がユーザ情報の登録
をする時点で住宅の設計・仕様が決定していれば、その
内容を開示する。決定していなければ、仲介サーバ3が
用意した間取りや構造・仕様を記入したシート中の凡例
から、依頼主が希望するものを選択する。この凡例には
費用の積算に必要な材料・数量をあらかじめ関連付けて
いるので、建設会社はこれに従ってその建物の見積額を
記入して入札することになる。
【0111】また、条件変更の許容範囲とは、依頼主が
建築を依頼する場合に、こだわりを持たない設備や仕様
等の箇所を示すものである。例えば、仕様で決められた
あるメーカ製のユニットバスが他のメーカの同等品でも
支障がない場合には、その旨を記入する。また、依頼主
の資金内容と支払い条件を記入するのは、現金払いとロ
ーンとの割合によって、建設会社側では工事の資金回収
率が違ってくるため、資金内容等を確認して入札を行う
必要があるからである。
【0112】図11は、建設会社情報の一例を示す図で
ある。図11に示すように、本実施形態の建設会社情報
56には、建築を希望する物件、建築を希望する建物種
別、建物の構造・仕様、見積り入札額、変更条件の提
示、会社情報、施工現場の実績などが含まれる。これら
の情報は、建設会社端末5-1,5-2,…に備えられたキ
ーボードやマウスなどの入力デバイスを用いて記述され
る。
【0113】ここで、上記施工現場の実績は、建設会社
が過去に実際に工事を行った現場の住所と、そのときの
顧客(オーナー)の氏名および住所とを示すものであ
る。これは、第1の実施形態と同様に、施工者の技術や
信用度を確認するために使用される情報である。すなわ
ち、建設会社がある建築依頼を落札した場合に、依頼主
が建築請負契約を結ぶ前にその登録された住所へのアン
ケートハガキが自動的に出力され、顧客の満足度が調べ
られる。
【0114】ここでは、落札した建設会社による仕事の
質をできるだけ公正に評価できるようにするために、建
設会社が建設会社情報を仲介サーバ3に登録する際に、
過去に工事を行った現場住所と顧客名とを所定数以上登
録することを要求する。例えば、過去の実績を30件登
録するようにし、これを日付の新しい順に登録する。設
計現場の実績が30件に満たない場合は、それらを全て
登録する。
【0115】また、施工現場の実績が10件に満たない
場合には、実績を確認するための情報が不足するので、
そのような建設会社情報の登録そのものを受け付けない
ようにする。この処理を行うのが登録判定部25であ
る。
【0116】次に、上記のように構成した本実施形態に
よる受発注支援システムの動作を、図12および図13
に示すフローチャートに従って説明する。なお、依頼主
がユーザ端末2-1,2-2,…からユーザ情報の登録を行
う際の処理手順は、図5に示したフローチャートと同様
であるので、ここでは説明を省略する。
【0117】図12は、建設会社が建設会社端末5-1
-2,…から仲介サーバ3に建設会社情報情報の登録を
行う際の処理手順、すなわち、住宅建築の入札を行う際
の処理手順を示すフローチャートである。
【0118】図12において、まずステップS41で、
建設会社は、仲介サーバ3が用意した建設会社情報入力
用のシートを、ネットワーク4を介して建設会社端末5
-1,5-2,…内に取得する。次に、建設会社は、ステッ
プS42で、上記取得したシート内に必要事項を記入し
て建設会社情報を作成した後、ステップS43でその作
成した建設会社情報をネットワーク4を介して仲介サー
バ3に送る。
【0119】このようにして建設会社端末5-1,5-2
…から仲介サーバ3に送られた建設会社情報が図9の建
設会社情報受信部53で受信され、建設会社情報記憶部
54に記憶されることにより、建設会社情報の登録が完
了する。上述したように、この建設会社情報の登録は、
仲介サーバ3のウェブページに公開されたユーザ情報を
建設会社が見て、その内容に応じて行う。
【0120】このとき建設会社は、ユーザ情報により示
された建築希望年月日が自社の暇な時期に当たっていれ
ば、職人を遊ばせておいても収益はないことから、普通
より安い建築費を見積り入札額として提示することがで
きる。また、急に資材にダブツキが出たときにも、資材
をさばくために普通より安い建築費を提示することがで
きる。
【0121】また、施工現場が自社に近いか、同じ時期
に近くで他の建築現場があるような場合には、現場管理
の人員や資材のロスが少なくなるので、安い建築費を提
示できる可能性がある。さらに、ユーザ情報として公開
された顧客の資金内容(現金とローンの割合・ローン種
と金額)において、現金の割合が多い場合は資金回転率
が良くなるため、住宅金融公庫等のローンを多く使う場
合に比べて、安い建築費を提示できる。
【0122】図13は、仲介サーバ3によって行われる
内部処理手順を示すフローチャートである。図13にお
いて、ステップS51では、ユーザ端末2-1,2-2,…
あるいは建設会社端末5-1,5-2,…からシートの取得
要求を受信したかどうかを判断する。シート取得要求を
受信した場合は、要求されたシート(ユーザ情報入力用
のシートまたは建設会社情報入力用)をステップS52
で該当する端末に送信する。
【0123】一方、シート取得要求が送られてきていな
い場合は、ステップS53に進み、ユーザ端末2-1,2
-2,…からユーザ情報を受信したかどうかを判断する。
ここで、ユーザ情報を受信した場合は、ステップS54
でその受信したユーザ情報をユーザ情報記憶部14に記
憶することによって、ユーザ情報の登録を行う。
【0124】次に、ステップS55で、その登録された
ユーザ情報を加工する。すなわち、データ加工部15に
よって、ユーザ情報記憶部14に記憶されたユーザ情報
の中から「依頼主の住所・氏名」の情報と「建築をする
場所」の番地の情報とを取り除き、残りの情報のみを加
工ユーザ情報として加工ユーザ情報記憶部16に記憶す
る。
【0125】そして、ステップS56で、上記加工した
ユーザ情報を整理して、それを誰でも見ることができる
「建築希望情報」としてウェブページ上に開示する。こ
のようにして、依頼主から登録されたユーザ情報が一部
を除いてウェブページ上に公開され、建築業務の受注を
希望する建設会社から見積もり額などを含む建設会社情
報が届くのを待つことになる。
【0126】また、上記ステップS53でユーザ情報を
受信していないと判断した場合は、ステップS57に進
み、建設会社端末5-1,5-2,…から建設会社情報を受
信したかどうかを判断する。ここで、建設会社情報を受
信した場合は、ステップS58で、その受信した建設会
社情報の一部として記述されている「施工現場の実績」
が所定数以上であるかどうかを更に判断する。
【0127】この施工現場の実績が所定数以上あった場
合は、ステップS59で、上記受信した建設会社情報を
建設会社情報記憶部54に記憶することによって、建設
会社情報の登録を行う。そして、ステップS60で、上
記登録された建設会社情報を整理して、それを誰でも見
ることができる「建築業務受注の希望者情報」としてウ
ェブページ上に開示する。
【0128】このようにして、建設会社から入札された
建設会社情報がウェブページ上に公開され、建築業務を
依頼するユーザから落札情報が届くのを待つことにな
る。依頼主は、ウェブページ上に公開された見積もり額
や建設会社の付帯条件を含む建設会社情報を見て、希望
に添う建設会社を選定し、落札情報を仲介サーバ3に送
る。このとき依頼主は、例えば、入札があった複数の建
設会社の中から見積り額の小さい会社を選ぶことができ
る。
【0129】なお、上記ステップS58の判断におい
て、建設会社情報中に記述された施工現場の実績が所定
数に満たなかった場合は、実績を確認するための情報が
不足するので、そのような建設会社情報の登録は行うこ
となく処理を終了する。
【0130】また、上記ステップS57で建設会社情報
を受信していないと判断した場合は、ステップS61に
進み、ユーザ端末2-1,2-2,…から落札情報を受信し
たかどうかを判断する。ここで、落札情報を受信した場
合は、ステップS62で、落札があった旨を該当する建
設会社に通知する。このとき、その落札した建設会社に
関するアンケート情報がアンケート情報記憶部23に既
に蓄積されている場合は、それを依頼主に通知する処理
もここで行う。
【0131】次に、ステップS63で、アンケート出力
部22は、落札された建設会社に関する建設会社情報中
に「施工現場の実績」として記載されている住所に対す
るアンケートハガキを出力する。ここで出力されたアン
ケートハガキはその住所に送付され、顧客の満足度が調
べられる。そして、顧客から返送されてきたアンケート
ハガキの内容は、データ化されてアンケート情報記憶部
23に蓄積される。また、必要に応じてネットワーク4
を介してユーザ端末2-1,2-2,…に送られる。依頼者
は、仲介サーバ3より供給されるアンケート情報を見る
ことによって、実際に建築請負契約を結ぶかどうかを検
討することができる。
【0132】以上のように、第2の実施形態において
は、家を建てたい人は、施工時期に多少余裕を持たせて
仲介サーバ3のウェブページ上に自己のユーザ情報を公
開し、建設会社からの入札を待つ。一方、工事を受注し
たい建設会社は、上記ユーザ情報として公開された建築
希望時期や場所・構造などの情報を見て、自社の工事日
程や現場住所などと照らし合わせ、見積り額を決定して
入札を行う。
【0133】建設会社は、この入札に際して、建設地の
所在地や自社の工事日程、建材の余剰在庫、職人の仕事
の空き具合などを検討し、条件が最適だった場合には、
通常の建築費を下回る工事費をユーザに提示することが
できる。
【0134】また、このとき建設会社は、依頼主に対し
てリバース条件を付けることができる。例えば、「公開
された仕様書には○○製のユニットバス希望となってい
たが、当社は××社と提携しているので、××製の同等
品でこの価格です」とか、「この時期ならその金額だ
が、後2ヶ月工事時期を遅らせてもらえれば、坪あたり
2万円安くします」などという付帯条件を付けることが
できる。これは、実際の顧客との打ち合わせでも、この
程度の条件変更は問題にならないことが多いからであ
る。
【0135】家を建てたい人は、建設会社から入札され
た金額や付帯条件などを検討して、どこかの1社に建築
を注文することになる。このように、本実施形態の受発
注支援システムによれば、依頼主が「工事をする時期」
と「工事をする現場」などを公開する一方、建設会社が
その内容を見て見積り額を提示することで、物的・人的
なロスを避けようとする建設会社と、できるだけ安く建
築を発注したいユーザとを有機的に結びつけることがで
きる。
【0136】このように、本実施形態では、個人住宅の
公開入札という従来には全くない方法を、ウェブページ
上の情報処理を利用することで容易に行うことができ
る。また、建築会社に関する信用情報をユーザが事前に
持たなくても、落札後のランダムなアンケート作業によ
る顧客情報によって信用度を確認することができる。
【0137】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。第3の実施形態による受発
注支援システムについては特に図示をしないが、本実施
形態は、上述した第1および第2の実施形態を組み合わ
せたものである。すなわち、上述の第1および第2の実
施形態はそれぞれ単独で用いることも可能であるが、こ
れを組み合わせて用いることも可能である。
【0138】この場合において、依頼主が第3の実施形
態による受発注支援システムを利用して住宅の設計およ
び建築の両方を発注する場合は、第1の実施形態による
手続きにより設計を仕上げてから、第2の実施形態で述
べた手続きにより建築工事を発注する手順をとる。
【0139】第3の実施形態によれば、土地を持ってい
る依頼主は、自分の希望に合った優秀な設計士で、でき
るだけ費用の安い設計士を効率良く捜すことができるよ
うになる。また、企業に属している設計士や個人営業の
設計士でも、所属する会社や地域的な制限に縛られるこ
となく仕事を受注することができるようになる。さら
に、工務店や建設会社が暇な時期における物的・人的な
ロスを少なくすることができるようになるとともに、依
頼主が住宅をできるだけ安く建てることができるように
なる。
【0140】なお、以上に説明した本実施形態による住
宅に関する受発注支援システムおよび個々のデータ処理
装置は、コンピュータのCPUあるいはMPU、RA
M、ROMなどで構成されるものであり、RAMやRO
Mに記憶されたプログラムが動作することによって実現
できる。したがって、コンピュータが上記機能を果たす
ように動作させるプログラムを、例えばCD−ROMの
ような記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませる
ことによって実現できるものである。上記プログラムを
記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フロ
ッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、磁気テ
ープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用い
ることができる。
【0141】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0142】また、本発明をネットワーク環境で利用す
るべく、全部あるいは一部のプログラムが他のコンピュ
ータで実行されるようになっていても良い。
【0143】なお、上記に示した各実施形態は、何れも
本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したも
のに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定
的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発
明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱すること
なく、様々な形で実施することができる。
【0144】
【発明の効果】本発明は上述したように、住宅の設計を
依頼するユーザが希望する設計条件を含むユーザ情報を
登録して公開するとととに、設計士が作成した設計例を
含む設計士情報を登録して公開し、公開された設計士情
報に基づいてユーザが所望の設計士を選択できるように
したので、住宅の設計を依頼するユーザが自分の希望に
合った優秀な設計士を、登録された全国の設計士の中か
ら効率良く捜すことができるようになる。また、設計士
情報の中に設計費の情報を含ませることによって、同じ
レベルの設計士の中でもできるだけ費用の安い設計士を
捜すことができるようになる。
【0145】逆に、設計士側にとっても、企業に属して
いる設計士あるいは個人営業の設計士であっても、設計
の凡例を登録しておくだけで、全国から設計の受注につ
ながるルートを確保することができ、所属する会社や地
域的な制限に縛られることなく仕事を受注することがで
きるようになる。
【0146】また、本発明の他の特徴によれば、住宅の
建築を依頼するユーザが希望する建築条件を含むユーザ
情報を登録して公開するとともに、公開されたユーザ情
報をもとに、建設会社が作成した見積り額を含む建設会
社情報を登録して公開し、公開された建設会社情報に基
づいてユーザが所望の建設会社を選択できるようにした
ので、個人住宅の公開入札という従来には全くない方法
を実現することができ、暇な時期における物的・人的な
ロスを避けようとする建設会社と、できるだけ安く建築
を発注したいユーザとを有機的に結び付けることがで
き、両者に対して良好な条件で受発注を行うことを支援
することができる。
【0147】また、本発明のその他の特徴によれば、ユ
ーザ情報を加工して、その中に含まれるユーザの住所も
しくは住宅の建設地の一部を除外して公開するようにし
たので、登録していない設計士や建設会社が公開された
ユーザ情報を見て独自に営業をかけるなどの不正な営業
活動を防止することができる。
【0148】また、本発明のその他の特徴によれば、設
計士情報や建設会社情報の中に過去の実績を示す情報を
含ませ、ユーザにより所望の設計士や建設会社が選択さ
れたときに、その選択された設計士や建設会社の設計士
情報あるいは建設会社情報中に含まれる実績の住所に対
するアンケートを出力するようにしたので、設計士や建
設会社に関する信用情報をユーザが事前に持たなくて
も、設計士や建設会社の選択後におけるアンケート作業
により得られる顧客情報によって、設計士や建設会社の
信用度を確認することができる。
【0149】また、本発明のその他の特徴によれば、設
計士情報や建設会社情報の中に設計実績あるいは建築実
績が所定数以上含まれているときにのみ設計士情報ある
いは建設会社情報の登録を行うようにしたので、実績を
確認するための情報が不足するような設計士情報や建設
会社情報の登録は受け付けないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による住宅に関する受発注支援
システムの全体構成例を示す図である。
【図2】第1の実施形態による仲介サーバ(データ処理
装置)の主要な機能構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態によるユーザ情報の例を示す図
である。
【図4】第1の実施形態による設計士情報の例を示す図
である。
【図5】ユーザ情報の登録処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】設計士情報の登録処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】第1の実施形態による仲介サーバによって行わ
れる内部処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態による住宅に関する受発注支援
システムの全体構成例を示す図である。
【図9】第2の実施形態による仲介サーバ(データ処理
装置)の主要な機能構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施形態によるユーザ情報の例を示す
図である。
【図11】第2の実施形態による建設会社情報の例を示
す図である。
【図12】建設会社情報の登録処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図13】第2の実施形態による仲介サーバによって行
われる内部処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
-1,1-2 設計士端末 2-1,2-2 ユーザ端末 3 仲介サーバ 4 ネットワーク 5-1,5-2 建設会社端末 11 ウェブ公開部 12 シート記憶部 13 ユーザ情報受信部 14 ユーザ情報記憶部 15 データ加工部 16 加工ユーザ情報記憶部 17 設計士情報受信部 18 設計士情報記憶部 19 データ加工部 20 加工設計士情報記憶部 21 落札情報受信部 22 アンケート出力部 23 アンケート情報記憶部 24 アンケート情報提供部 25 登録判定部 31 基本情報 32 敷地情報 33 希望設計情報 41 設計士情報 51 ウェブ公開部 52 シート記憶部 53 建設会社情報受信部 54 建設会社情報記憶部 55 希望建築情報 56 建設会社情報

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の設計を依頼するユーザが使用する
    ユーザ端末と、設計士が使用する設計士端末と、上記ユ
    ーザと上記設計士との間の受発注を仲介する仲介サーバ
    とを有する住宅に関する受発注支援システムであって、 上記ユーザが希望する設計条件を含むユーザ情報を上記
    ユーザ端末から上記仲介サーバに登録するユーザ情報登
    録手段と、 上記設計士が作成した設計例を含む設計士情報を上記設
    計士端末から上記仲介サーバに登録する設計士情報登録
    手段と、 上記ユーザ情報登録手段により登録された上記ユーザ情
    報および上記設計士情報登録手段により登録された上記
    設計士情報を公開する情報公開手段とを備え、 上記情報公開手段により公開された設計士情報に基づい
    て、上記ユーザが所望の設計士を選択できるようにした
    ことを特徴とする住宅に関する受発注支援システム。
  2. 【請求項2】 上記ユーザ情報登録手段により登録され
    る上記ユーザ情報には、上記ユーザの住所もしくは住宅
    の建設地を示す情報が含まれ、 上記ユーザ情報を加工し、上記ユーザの住所もしくは住
    宅の建設地の一部を除外して上記情報公開手段に導出す
    るデータ加工手段を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の住宅に関する受発注支援システム。
  3. 【請求項3】 上記設計士情報登録手段により登録され
    る上記設計士情報には、上記設計士による過去の設計実
    績を示す情報が含まれ、 上記ユーザにより所望の設計士が選択されたときに、そ
    の選択された設計士の設計士情報中に含まれる上記設計
    実績の住所に対するアンケートを出力するアンケート出
    力手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記
    載の住宅に関する受発注支援システム。
  4. 【請求項4】 上記設計士情報の中に上記設計士による
    過去の設計実績が所定数以上含まれているかどうかを判
    定し、含まれているときにのみ上記設計士情報の登録を
    行うようにする登録判定手段を備えることを特徴とする
    請求項3に記載の住宅に関する受発注支援システム。
  5. 【請求項5】 住宅の建築を依頼するユーザが使用する
    ユーザ端末と、建設会社が使用する建設会社端末と、上
    記ユーザと上記建設会社との間の受発注を仲介する仲介
    サーバとを有する住宅に関する受発注支援システムであ
    って、 上記ユーザが希望する建築条件を含むユーザ情報を上記
    ユーザ端末から上記仲介サーバに登録するユーザ情報登
    録手段と、 上記建設会社が作成した見積り額を含む建設会社情報を
    上記建設会社端末から上記仲介サーバに登録する建設会
    社情報登録手段と、 上記ユーザ情報登録手段により登録された上記ユーザ情
    報および上記建設会社情報登録手段により登録された上
    記建設会社情報を公開する情報公開手段とを備え、 上記情報公開手段により公開された建設会社情報に基づ
    いて、上記ユーザが所望の建設会社を選択できるように
    したことを特徴とする住宅に関する受発注支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記ユーザ情報登録手段により登録され
    る上記ユーザ情報には、上記建築条件の変更許容範囲を
    示す情報が含まれ、上記建設会社情報登録手段により登
    録される上記建設会社情報には、上記建築条件に対する
    変更条件を示す情報が含まれることを特徴とする請求項
    5に記載の住宅に関する受発注支援システム。
  7. 【請求項7】 上記ユーザ情報登録手段により登録され
    る上記ユーザ情報には、上記ユーザの住所もしくは住宅
    の建設地を示す情報が含まれ、 上記ユーザ情報を加工し、上記ユーザの住所もしくは住
    宅の建設地の一部を除外して上記情報公開手段に導出す
    るデータ加工手段を備えたことを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の住宅に関する受発注支援システム。
  8. 【請求項8】 上記建設会社情報登録手段により登録さ
    れる上記建設会社情報には、上記建設会社による過去の
    建築実績を示す情報が含まれ、 上記ユーザにより所望の建設会社が選択されたときに、
    その選択された建設会社の建設会社情報中に含まれる上
    記建築実績の住所に対するアンケートを出力するアンケ
    ート出力手段を備えることを特徴とする請求項5〜7の
    何れか1項に記載の住宅に関する受発注支援システム。
  9. 【請求項9】 上記建設会社情報の中に上記建設会社に
    よる過去の建築実績が所定数以上含まれているかどうか
    を判定し、含まれているときにのみ上記建設会社情報の
    登録を行うようにする登録判定手段を備えることを特徴
    とする請求項8に記載の住宅に関する受発注支援システ
    ム。
  10. 【請求項10】 住宅の設計を依頼するユーザと依頼を
    受ける設計士との間の受発注を支援するための住宅に関
    する受発注支援方法であって、 上記ユーザが希望する設計条件を含むユーザ情報を登録
    してネットワークを介して公開するとともに、上記公開
    されたユーザ情報をもとに、あるいは上記ユーザ情報が
    公開される前からあらかじめ、上記設計士が作成した設
    計例を含む設計士情報を登録して上記ネットワークを介
    して公開し、上記公開された設計士情報に基づいて、上
    記ユーザが所望の設計士を選択できるようにしたことを
    特徴とする住宅に関する受発注支援方法。
  11. 【請求項11】 上記ユーザ情報には上記ユーザの住所
    もしくは住宅の建設地を示す情報が含まれ、登録された
    上記ユーザ情報を、上記ユーザの住所もしくは住宅の建
    設地の一部を除外して公開するようにしたことを特徴と
    する請求項10に記載の住宅に関する受発注支援方法。
  12. 【請求項12】 上記設計士情報には上記設計士による
    過去の設計実績を示す情報が含まれ、上記ユーザにより
    所望の設計士が選択されたときに、その選択された設計
    士の設計士情報中に含まれる上記設計実績の住所に対す
    るアンケートを出力するようにしたことを特徴とする請
    求項10または11に記載の住宅に関する受発注支援方
    法。
  13. 【請求項13】 上記設計士情報の中に上記設計士によ
    る過去の設計実績が所定数以上含まれているかどうかを
    判定し、含まれているときにのみ上記設計士情報の登録
    を行うようにしたことを特徴とする請求項12に記載の
    住宅に関する受発注支援方法。
  14. 【請求項14】 住宅の建築を依頼するユーザと依頼を
    受ける建設会社との間の受発注を仲介するための住宅に
    関する受発注支援方法であって、 上記ユーザが希望する建築条件を含むユーザ情報を登録
    してネットワークを介して公開するとともに、上記公開
    されたユーザ情報をもとに上記建設会社が作成した見積
    り額を含む建設会社情報を登録して上記ネットワークを
    介して公開し、上記公開された建設会社情報に基づい
    て、上記ユーザが所望の建設会社を選択できるようにし
    たことを特徴とする住宅に関する受発注支援方法。
  15. 【請求項15】 上記ユーザ情報には上記建築条件の変
    更許容範囲を示す情報が含まれ、上記建設会社情報には
    上記建築条件に対する変更条件を示す情報が含まれるこ
    とを特徴とする請求項14に記載の住宅に関する受発注
    支援方法。
  16. 【請求項16】 上記ユーザ情報には上記ユーザの住所
    もしくは住宅の建設地を示す情報が含まれ、登録された
    上記ユーザ情報を、上記ユーザの住所もしくは住宅の建
    設地の一部を除外して公開するようにしたことを特徴と
    する請求項14または15に記載の住宅に関する受発注
    支援方法。
  17. 【請求項17】 上記建設会社情報には上記建設会社に
    よる過去の建築実績を示す情報が含まれ、上記ユーザに
    より所望の建設会社が選択されたときに、その選択され
    た建設会社の建設会社情報中に含まれる上記建築実績の
    住所に対するアンケートを出力するようにしたことを特
    徴とする請求項14〜16の何れか1項に記載の住宅に
    関する受発注支援方法。
  18. 【請求項18】 上記建設会社情報の中に上記建設会社
    による過去の建築実績が所定数以上含まれているかどう
    かを判定し、含まれているときにのみ上記建設会社情報
    の登録を行うようにしたことを特徴とする請求項17に
    記載の住宅に関する受発注支援方法。
  19. 【請求項19】 住宅の設計を依頼するユーザが希望す
    る設計条件を含むユーザ情報を受信して登録するユーザ
    情報登録手段と、 設計士が作成した設計例を含む設計士情報を受信して登
    録する設計士情報登録手段と、 上記ユーザ情報登録手段により登録された上記ユーザ情
    報および上記設計士情報登録手段により登録された上記
    設計士情報を公開する情報公開手段とを備えたことを特
    徴とするデータ処理装置。
  20. 【請求項20】 上記ユーザ情報登録手段により登録さ
    れる上記ユーザ情報には、上記ユーザの住所もしくは住
    宅の建設地を示す情報が含まれ、 上記ユーザ情報を加工し、上記ユーザの住所もしくは住
    宅の建設地の一部を除外して上記情報公開手段に導出す
    るデータ加工手段を備えたことを特徴とする請求項19
    に記載のデータ処理装置。
  21. 【請求項21】 上記設計士情報登録手段により登録さ
    れる上記設計士情報には、上記設計士による過去の設計
    実績を示す情報が含まれ、 上記ユーザにより選択された設計士に関する情報を受信
    する選択情報受信手段と、 上記選択された設計士の設計士情報中に含まれる上記設
    計実績の住所に対するアンケートを出力するアンケート
    出力手段とを備えることを特徴とする請求項19または
    20に記載のデータ処理装置。
  22. 【請求項22】 上記アンケート出力手段により出力さ
    れたアンケートに対する回答の情報を上記ユーザに提供
    するアンケート情報提供手段を備えることを特徴とする
    請求項21に記載のデータ処理装置。
  23. 【請求項23】 上記アンケート出力手段により出力さ
    れたアンケートに対する回答の情報を蓄積するアンケー
    ト情報記憶手段を備え、 上記アンケート情報提供手段は、上記アンケート情報記
    憶手段に蓄積されたアンケート情報を上記ユーザに提供
    することを特徴とする請求項22に記載のデータ処理装
    置。
  24. 【請求項24】 上記設計士情報登録手段により受信さ
    れた設計士情報の中に上記設計士による過去の設計実績
    が所定数以上含まれているかどうかを判定し、含まれて
    いるときにのみ上記設計士情報の登録を行うようにする
    登録判定手段を備えることを特徴とする請求項21〜2
    3の何れか1項に記載のデータ処理装置。
  25. 【請求項25】 住宅の建築を依頼するユーザが希望す
    る建築条件を含むユーザ情報を受信して登録するユーザ
    情報登録手段と、 建設会社が作成した見積り額を含む建設会社情報を受信
    して登録する建設会社情報登録手段と、 上記ユーザ情報登録手段により登録された上記ユーザ情
    報および上記建設会社情報登録手段により登録された上
    記建設会社情報を公開する情報公開手段とを備えたこと
    を特徴とするデータ処理装置。
  26. 【請求項26】 上記ユーザ情報には上記建築条件の変
    更許容範囲を示す情報が含まれ、上記建設会社情報には
    上記建築条件に対する変更条件を示す情報が含まれるこ
    とを特徴とする請求項25に記載のデータ処理装置。
  27. 【請求項27】 上記ユーザ情報登録手段により登録さ
    れる上記ユーザ情報には、上記ユーザの住所もしくは住
    宅の建設地を示す情報が含まれ、 上記ユーザ情報を加工し、上記ユーザの住所もしくは住
    宅の建設地の一部を除外して上記情報公開手段に導出す
    るデータ加工手段を備えたことを特徴とする請求項25
    または26に記載のデータ処理装置。
  28. 【請求項28】 上記建設会社情報登録手段により登録
    される上記建設会社情報には、上記建設会社による過去
    の建築実績を示す情報が含まれ、 上記ユーザにより選択された建設会社に関する情報を受
    信する選択情報受信手段と、 上記選択された建設会社の建設会社情報中に含まれる上
    記建築実績の住所に対するアンケートを出力するアンケ
    ート出力手段とを備えたことを特徴とする請求項25〜
    27の何れか1項に記載のデータ処理装置。
  29. 【請求項29】 上記アンケート出力手段により出力さ
    れたアンケートに対する回答の情報を上記ユーザに提供
    するアンケート情報提供手段を備えることを特徴とする
    請求項28に記載のデータ処理装置。
  30. 【請求項30】 上記アンケート出力手段により出力さ
    れたアンケートに対する回答の情報を蓄積するアンケー
    ト情報記憶手段を備え、 上記アンケート情報提供手段は、上記アンケート情報記
    憶手段に蓄積されたアンケート情報を上記ユーザに提供
    することを特徴とする請求項29に記載のデータ処理装
    置。
  31. 【請求項31】 上記建設会社情報登録手段により受信
    された建設会社情報の中に上記建設会社による過去の建
    築実績が所定数以上含まれているかどうかを判定し、含
    まれているときにのみ上記建設会社情報の登録を行うよ
    うにする登録判定手段を備えることを特徴とする請求項
    28〜30何れか1項に記載のデータ処理装置。
  32. 【請求項32】 住宅の設計を依頼するユーザが希望す
    る設計条件を含むユーザ情報、または住宅の建築を依頼
    するユーザが希望する建築条件を含むユーザ情報の少な
    くとも一方を受信して登録するユーザ情報登録手段と、 設計士が作成した設計例を含む設計士情報を受信して登
    録する設計士情報登録手段と、 建設会社が作成した見積り額を含む建設会社情報を受信
    して登録する建設会社情報登録手段と、 上記ユーザ情報登録手段により登録された上記ユーザ情
    報、上記設計士情報登録手段により登録された上記設計
    士情報、および上記建設会社情報登録手段により登録さ
    れた上記建設会社情報を公開する情報公開手段とを備え
    たことを特徴とするデータ処理装置。
  33. 【請求項33】 上記ユーザ情報には上記建築条件の変
    更許容範囲を示す情報が含まれ、上記建設会社情報には
    上記建築条件に対する変更条件を示す情報が含まれるこ
    とを特徴とする請求項32に記載のデータ処理装置。
  34. 【請求項34】 上記ユーザ情報登録手段により登録さ
    れるユーザ情報には、上記ユーザの住所もしくは住宅の
    建設地を示す情報が含まれ、 上記ユーザ情報を加工し、上記ユーザの住所もしくは住
    宅の建設地の一部を除外して上記情報公開手段に導出す
    るデータ加工手段を備えたことを特徴とする請求項32
    または33に記載のデータ処理装置。
  35. 【請求項35】 上記設計士情報登録手段により登録さ
    れる設計士情報には、上記設計士による過去の設計実績
    を示す情報が含まれ、 上記ユーザにより選択された設計士に関する情報を受信
    する第1の選択情報受信手段と、 上記選択された設計士の設計士情報中に含まれる上記設
    計実績の住所に対するアンケートを出力する第1のアン
    ケート出力手段とを備えることを特徴とする請求項32
    〜34の何れか1項に記載のデータ処理装置。
  36. 【請求項36】 上記建設会社情報登録手段により登録
    される建設会社情報には、上記建設会社による過去の建
    築実績を示す情報が含まれ、 上記ユーザにより選択された建設会社に関する情報を受
    信する第2の選択情報受信手段と、 上記選択された建設会社の建設会社情報中に含まれる上
    記建築実績の住所に対するアンケートを出力する第2の
    アンケート出力手段とを備えることを特徴とする請求項
    32〜35の何れか1項に記載のデータ処理装置。
  37. 【請求項37】 上記アンケート出力手段により出力さ
    れたアンケートに対する回答の情報を上記ユーザに提供
    するアンケート情報提供手段を備えることを特徴とする
    請求項35または36に記載のデータ処理装置。
  38. 【請求項38】 上記アンケート出力手段により出力さ
    れたアンケートに対する回答の情報を蓄積するアンケー
    ト情報記憶手段を備え、 上記アンケート情報提供手段は、上記アンケート情報記
    憶手段に蓄積されたアンケート情報を上記ユーザに提供
    することを特徴とする請求項37に記載のデータ処理装
    置。
  39. 【請求項39】 上記設計士情報登録手段により受信さ
    れた設計士情報の中に上記設計士による過去の設計実績
    が所定数以上含まれているかどうかを判定し、含まれて
    いるときにのみ上記設計士情報の登録を行うようにする
    登録判定手段を備えることを特徴とする請求項35に記
    載のデータ処理装置。
  40. 【請求項40】 上記建設会社情報登録手段により受信
    された建設会社情報の中に上記建設会社による過去の建
    築実績が所定数以上含まれているかどうかを判定し、含
    まれているときにのみ上記建設会社情報の登録を行うよ
    うにする登録判定手段を備えることを特徴とする請求項
    36に記載のデータ処理装置。
  41. 【請求項41】 請求項1〜9、19〜40の何れか1
    項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  42. 【請求項42】 請求項10〜18の何れか1項に記載
    の住宅に関する受発注支援方法の処理手順をコンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴
    とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003296591A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Japan Research Institute Ltd 情報公開処理システム
JP2021105815A (ja) * 2019-12-26 2021-07-26 小澤 隆 建物開発システム及びこれを用いた建物開発方法

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JP7378291B2 (ja) 2019-12-26 2023-11-13 隆 小澤 建物開発システム及びこれを用いた建物開発方法

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