JP4518341B1 - 搬送台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の台車は、各隅角に設けた四個の車輪と、台車の走行方向の中央部の前後端に対の転舵車輪を設け、転舵車輪を無端ベルトで懸架し、前端の転舵車輪を、前方連結部材で操作し、前端の転舵車輪の方向に対して、後端の転舵車輪の方向を、逆方向にする構造で、内輪差を無くし、狭い範囲での旋回を可能とする。しかし、転舵車輪を固定用の車輪に変換する構造は開示されていない。
【解決手段】 本発明は、搬送用の台車の基板には、台車の走行方向の左右端中央部で、かつ前後方向において、軸受部を介して、対の固定車輪を架承、また、この台車には、走行方向の中央で、かつ前後方向において、軸受部を介して、対の転舵車輪を設けた搬送台車で、ハンドルの立上げで、転舵車輪、固定用の車輪に変換し、手押し式の台車に、また、ハンドルを水平状態として、この転舵車輪、旋回用の車輪に変換し、牽引式の台車にする構造である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対の転舵車輪を設けた搬送台車に関する。
台車を少なくとも二個の固定、及び、自在車輪(四車輪とする)で走行する構造では、内輪差により、カーブでの走行に障害となることから、この改良を意図した構造がある。これを大別すると、文献(1)の四車輪を菱形配置とする変形構造と、文献(2)〜(4)の二個の固定、及び/又は、自在車輪、並びに転舵車輪を配置する転舵車輪を備えた構造とになる。これらの各構造の代表例を、以下の文献(1)〜(4)を基にして説明する。
文献(1)は、実開昭64−1165号の「台車」である。この考案は、台車の基板(荷物台)の下面に、この走行方向(前進後退方向を云う)の横断側で、その左右端に固定車輪を、この走行方向の中央側で、その前後端に自在車輪を、それぞれ配備した構造であり、この固定車輪に対して、中央側の自在車輪が、カーブする走行方向に順応することで、内輪差の弊害を解消することを意図する。しかし、この考案は、転舵車輪でなく、前後端に設けた自在車輪が、盲動することがあり、確実なカーブ、又は走行が期待できないものと考えられる。
文献(2)は、特開2003−191861の「台車」である。この発明は、二つの発明が開示されている。先ず、第一の発明は、台車の各隅角に設けた四個の車輪と、台車の走行方向の中央部の前後端(一方、他方)に対の転舵車輪を設け、転舵車輪を無端ベルトで懸架し、前端の転舵車輪を、前方連結部材で操作し、前端の転舵車輪の方向に対して、後端の転舵車輪の方向を、逆方向にする構造であって、内輪差を無くすることと、狭い範囲での旋回を可能とすること、又は転舵車輪を備えた台車の構造の簡素化を図ること、等を意図する。次に、第二の発明は、第一の発明をさらに発展した構造であり、前記対の転舵車輪を、台車の四個の車輪を、全て転舵車輪とする構造であって、四個の転舵車輪で、先達の台車の軌跡を、第二の台車等を確実に走行可能として、前記第一の発明の意図を略100%達成することを意図する。尚、この文献(2)には、先行文献として、[0003]において、「特開平10−76976号公報に開示された台車の装置機構のように、舵取りレバーと、パンタグラフを用いて構成されたものと、特開平9−315335号公報に開示された台車や特開2000−159116号公報に開示された台車のように、舵取りハンドルと、リンクロッド、又は連結杆等の棒状部材を用いて構成されたものとがある。」と開示されている。しかし、この文献(2)と、その先行文献は、転舵車輪が走行方向にある状態を、固定する構造(前方連結部材、舵取りレバー、又は舵取りハンドルの固定を除く)を備えていないことから、走行方向への直進に対しての走行の安定性に欠けること、等の問題を抱えている。また、この文献(2)は、四個の車輪と転舵車輪を備えた台車の構造であり、全体して、構造が複雑であり、コストの上昇と、簡易な旋回走行を図るには、改良点がある。
また、文献(3)は、特開平5−246346号の「運搬台車」である。この発明は、台車の前後車輪の車軸に、それぞれ設けた車輪転舵用の対のロッドと、対のロッドの転舵方向への正逆を図る、台車に装着したアーム及びピンと、リンクロッド、並びにシリンダ(ピストン)とで構成し、前後車輪を転舵可能とすることを特徴とし、小型で簡単な操舵機構によって車輪の向きを変え、また旋回の際に移動スペースを必要としない構造とする。しかし、この発明は、多数本のアーム及びピンと、他数本のリンクロッド、並びにシリンダとで構成することで、文献(1)と同じような問題と、改良点を抱えている。
文献(4)は、特開平8−40261号の「管内走行台車装置」である。この発明は、円形断面の管体内部を走行する走行台車の前後方向で、かつその台車幅方向の中央部に設けた旋回可能な軸受と、軸受にそれぞれ設けた転舵可能な対の主輪と、主輪の転舵を図る台車と軸受間に設けたシリンダと、各主輪の転舵に連動して一体的に揺動する揺動材と、揺動材の両端に設けた補助輪とで構成し、台車を、管体内において、転動かつ転舵可能とすることと、台車を簡単、かつコンパクトにすること等を特徴とする。しかし、この文献(4)は、管内走行台車のための特別な構造であり、工場内での走行台車とは、利用の場所と、目的が相違すると考えられる。
実開昭64−1165号 特開2003−191861 特開平5−246346号 特開平8−40261号
文献(1)は、横断側の左右端の固定車輪と、中央側の前後端の自在車輪とを十文字状に配備した構造である。従って、自在車輪を転舵車輪として利用する構造でなく、自由な操作と、目的とする旋回、又はカーブ走行を図るには問題を残す処である。
文献(2)と、その先行文献では、対の転舵車輪を走行方向の中央部に設け、台車に四個の固定車輪を設け、前記対の転舵車輪を、前方連結材、舵取りレバー等で操作する構造であり、前述の如く、この転舵車輪を固定する手段は、前記前方連結材、舵取りレバー等によることから、一時的な固定であって、転舵車輪の本質的な固定とは云い難く、走行方向への直進に対しての走行の安定性に欠けること、又は場合により、直線的な走行に支障を来たすことが考えられる。そして、また、前述の構造では、構造の複雑化を招来する等の改良点がある。
次に、文献(3)では、全ての車輪を転舵車輪構造とすることで、理想的である。然しながら、多数本のアーム及びピンと、リンクロッド、並びにシリンダとで駆動することから、構造が複雑となること、多数の台車を連結した場合に、各台車が順次、同じ動作をするとの保証がなく、前述の文献(1)と同じ問題を抱えていること、また、コストの上昇を招くこと、等の改良が考えられる。
また、文献(4)では、補助輪を備えた転舵車輪構造であることから、管体の走行には有利性があるが、工場の平坦な床面を走行する台車には、到底、採用できない構造であり、利用分野の限定がある。さらに、この文献(4)は、転舵車輪をシリンダで駆動することから、同じシリンダを採用する前述の文献(3)と同じ問題を抱えている。
請求項1の発明は、搬送台車は、その走行方向の左右端中央部に対の固定車輪を設け、走行方向の中央に対の転舵車輪を設けた構造であって、この転舵車輪の方向転換を、ハンドルとカム板、リンクロッド、また、その停止を、突片と、可動カム板、及びストッパー板とで操作する構造とすることで、極めて簡単な構造となること、また、対の固定車輪と、同転舵車輪による四輪構造であり、コストの削減化と、製造の容易化等に寄与すること、等を意図する。また、請求項1の発明は、対の転舵車輪を、カム板とリンクロッドとの組合せで操作する構造であり、確実な旋回を図り、内輪差の解消と、安全な旋回走行を可能とすること、等を意図する。さらに、請求項1の発明は、対の転舵車輪と、対の固定車輪を、台車を平面視して、クロス状(十字形状)に設ける構成としたので、確実で、狭隘な範囲での旋回を図りつつ、この旋回時の盲動解消と、安全な旋回走行を可能とすること、等を意図する。
請求項1は、搬送用の台車の基板には、対の固定車輪と、対の転舵車輪を十文形状に設けてあり、この対の固定車輪を、前記基板の左右端の対の軸受部に設けるとともに、前記対の転舵車輪を、前記基板の前進側と後退側の対の軸受部に設ける構造の搬送台車であって、
この対の転舵車輪の方向転換構造を、前記基板に設けたハンドルと、このハンドルに連結され、かつこの基板の前進側に設けた水平転動するカム板と、この前進側のカム板に対峙し、かつこの基板の後退側に設けた水平転動するカム板と、この前進側と、後退側のカム板間を連結するリンクロッドとで構成し、このハンドルの走行時における左右操作で、前記前進側と、後退側のカム板の可動腕をそれぞれ可動するとともに、この可動腕の可動で、前記リンクロッドを前進、又は後退し、前記対の転舵車輪を、左右方向にそれぞれ方向転換を可能とする構造とし、
また、前記対の転舵車輪の方向転換と、この方向転換停止の構造を、前記ハンドルに設けた突片と、この突片が衝止する前記基板の前進側に設けた可動カム板と、この前進側の可動カム板に対峙し、かつこの基板の後退側に設けた可動カム板と、この前進側と、後退側の可動カム板間を連結する対の連結バーと、前記前進側と、後退側の可動カム板にそれぞれ設けた規制コロと、前記対の転舵車輪の軸受部にそれぞれ挿脱される対のストッパー板とで構成し、前記ハンドルで前記突片の可動と、前記前進側の可動カム板とを可動するとともに、前記対の連結バーで、後退側の可動カム板を可動し、この前進側と、後退側の可動カム板の可動で、前記対のストッパー板の上下動と、この対のストッパー板の切欠き部への、前記各軸受部のそれぞれの挿脱を介して、前記対の転舵車輪の方向転換と、この方向転換停止を可能とする構造としたことを特徴とする搬送台車である。
請求項2の発明は、請求項1の意図を達成することと、この意図を達成するに、最適な、対の転舵車輪の構造を提供すること、等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の搬送台車であって、
前記対の転舵車輪の方向転換構造を、前記基板の前進側に設けた第一支持ブラケットと、この第一支持ブラケットと、前記基板との間に設けた第一枢軸と、この第一枢軸に枢支し、かつこの基板の上に可動可能に枢支した第一カム板と、この第一カム板の基端に設けた第一ブラケットに枢支したコ字形のハンドル支持板と、このハンドル支持板の長孔に貫設する移動可能な第二枢軸と、この第二枢軸に前記ハンドル支持板を介して枢支されるハンドルと、前記第一カム板の自由端に設けたガイド杆兼支持杆が可動自在に設けられる前記基板に開設した円弧孔と、この第一カム板の可動腕に、一端を設けたリンクロッドと、前記基板の後退側に設けた第二支持ブラケットと、この第二支持ブラケットと、前記基板との間に設けた第三枢軸と、この第三枢軸に枢支し、かつこの基板の上に可動可能に枢支し、かつ前記リンクロッドの他端が設けられる可動腕を備えた第二カム板と、この第二カム板の少なくとも一方の自由端に設けたガイド杆兼支持杆が可動自在に設けられる前記基板に開設した円弧孔とで構成したことを特徴とする搬送台車である。
請求項3の発明は、請求項1の意図を達成することと、この意図を達成するに、最適な、対の転舵車輪の停止と、停止解除の構造を提供すること、等を意図する。
請求項3は、請求項1、又は請求項2に記載の搬送台車であって、
前記対の転舵車輪の方向転換と、この方向転換停止の構造を、前記ハンドルの基端に設けた突片と、前記基板裏面の前進側の中央であって、この中央の左右にそれぞれ垂下した対の第二ブラケットに枢支し、かつ後述する第一ストッパーの上昇を司る規制コロを自由端に有する対の第一可動カム板と、この対の第一可動カム板の揺動端間に差渡した、前記突片で押圧されるロッドと、前記ガイド杆兼支持杆に支持し、かつ前記軸受部が挿脱される切欠き部を備えた第一ストッパー板と、前記基板裏面の後退側の中央であって、この中央の左右にそれぞれ垂下した対の第三ブラケットに枢支し、かつ後述する第二ストッパーの上昇を司る規制コロを自由端に有する対の第二可動カム板と、前記ガイド杆兼支持杆に支持し、かつ前記軸受部が挿脱される切欠き部を備えた第二ストッパー板と、前記対の第一可動カム板の自由端と、前記対の第二可動カム板の自由端とを、それぞれ連結した連結バーとで構成したことを特徴とする搬送台車である。
請求項1の発明は、搬送用の台車の基板には、対の固定車輪と、対の転舵車輪を十文形状に設けてあり、対の固定車輪を、基板の左右端の対の軸受部に設けるとともに、対の転舵車輪を、基板の前進側と後退側の対の軸受部に設ける構造の搬送台車であって、
対の転舵車輪の方向転換構造を、基板に設けたハンドルと、ハンドルに連結され、かつ基板の前進側に設けた水平転動するカム板と、前進側のカム板に対峙し、かつ基板の後退側に設けた水平転動するカム板と、前進側と、後退側のカム板間を連結するリンクロッドとで構成し、ハンドルの走行時における左右操作で、前進側と、後退側のカム板の可動腕をそれぞれ可動するとともに、可動腕の可動で、リンクロッドを前進、又は後退し、対の転舵車輪を、左右方向にそれぞれ方向転換を可能とする構造とし、
また、対の転舵車輪の方向転換と、方向転換停止の構造を、ハンドルに設けた突片と、突片が衝止する基板の前進側に設けた可動カム板と、前進側の可動カム板に対峙し、かつ基板の後退側に設けた可動カム板と、前進側と、後退側の可動カム板間を連結する対の連結バーと、前進側と、後退側の可動カム板にそれぞれ設けた規制コロと、対の転舵車輪の軸受部にそれぞれ挿脱される対のストッパー板とで構成し、ハンドルで突片の可動と、前進側の可動カム板とを可動するとともに、対の連結バーで、後退側の可動カム板を可動し、前進側と、後退側の可動カム板の可動で、対のストッパー板の上下動と、対のストッパー板の切欠き部への、各軸受部のそれぞれの挿脱を介して、対の転舵車輪の方向転換と、方向転換停止を可能とする構造としたことを特徴とする搬送台車である。
従って、請求項1は、搬送台車は、その走行方向の左右端中央部に対の固定車輪を設け、走行方向の中央に対の転舵車輪を設けた構造であって、この転舵車輪の方向転換を、ハンドルとカム板、リンクロッド、また、その停止を、突片と、可動カム板、及びストッパー板とで操作する構造とすることで、極めて簡単な構造となり得ること、また、対の固定車輪と、同転舵車輪による四輪構造であり、コストの削減化と、製造の容易化等に寄与できること、等の特徴を有する。また、請求項1は、対の転舵車輪を、カム板とリンクロッドとの組合せで操作する構造であり、確実な旋回を図り、内輪差の解消と、安全な旋回走行を可能となること、等の特徴を有する。さらに、請求項1は、対の転舵車輪と、対の固定車輪を、台車を平面視して、クロス状(十字形状)に設ける構成としたので、確実で、狭隘な範囲での旋回を図りつつ、この旋回時の盲動解消と、安全な旋回走行を可能となること、等の実益を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の搬送台車であって、
対の転舵車輪の方向転換構造を、基板の前進側に設けた第一支持ブラケットと、第一支持ブラケットと、基板との間に設けた第一枢軸と、第一枢軸に枢支し、かつ基板の上に可動可能に枢支した第一カム板と、第一カム板の基端に設けた第一ブラケットに枢支したコ字形のハンドル支持板と、ハンドル支持板の長孔に貫設する移動可能な第二枢軸と、第二枢軸にハンドル支持板を介して枢支されるハンドルと、第一カム板の自由端に設けたガイド杆兼支持杆が可動自在に設けられる基板に開設した円弧孔と、第一カム板の可動腕に、一端を設けたリンクロッドと、基板の後退側に設けた第二支持ブラケットと、第二支持ブラケットと、基板との間に設けた第三枢軸と、第三枢軸に枢支し、かつ基板の上に可動可能に枢支し、かつリンクロッドの他端が設けられる可動腕を備えた第二カム板と、第二カム板の少なくとも一方の自由端に設けたガイド杆兼支持杆が可動自在に設けられる基板に開設した円弧孔とで構成したことを特徴とする搬送台車である。
従って、請求項2は、請求項1の意図を達成できることと、この意図を達成するに、最適な、対の転舵車輪の構造を提供できること、等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1、又は請求項2に記載の搬送台車であって、
対の転舵車輪の方向転換と、方向転換停止の構造を、ハンドルの基端に設けた突片と、基板裏面の前進側の中央であって、中央の左右にそれぞれ垂下した対の第二ブラケットに枢支し、かつ後述する第一ストッパーの上昇を司る規制コロを自由端に有する対の第一可動カム板と、対の第一可動カム板の揺動端間に差渡した、突片で押圧されるロッドと、ガイド杆兼支持杆に支持し、かつ軸受部が挿脱される切欠き部を備えた第一ストッパー板と、基板裏面の後退側の中央であって、中央の左右にそれぞれ垂下した対の第三ブラケットに枢支し、かつ後述する第二ストッパーの上昇を司る規制コロを自由端に有する対の第二可動カム板と、ガイド杆兼支持杆に支持し、かつ軸受部が挿脱される切欠き部を備えた第二ストッパー板と、対の第一可動カム板の自由端と、対の第二可動カム板の自由端とを、それぞれ連結した連結バーとで構成したことを特徴とする搬送台車である。
従って、請求項3は、請求項1の意図を達成できることと、この意図を達成するに、最適な、対の転舵車輪の停止と、停止解除の構造を提供できること、等の特徴を有する。
搬送台車の平面俯瞰模式図 搬送台車の平面仰視模式図 搬送台車の正面模式図 搬送台車のハンドルを下げた状態の側面模式図 搬送台車のハンドルを立上げた状態の側面模式図 搬送台車のハンドルを右側に移動し、この搬送台車を右側にカーブ(右旋回)する状態の要部の平面模式図 搬送台車のハンドルを左側に移動し、この搬送台車を左側にカーブ(左旋回)する状態の要部の平面模式図 搬送台車の連結状態を示した側面俯瞰図 多数台の搬送台車の連結し、旋回する状態を示した平面俯瞰図 搬送台車の立上がったハンドルと、カム板と、リンクロッド等の要部の俯瞰平面図 図7−1の右側からの俯瞰斜視図 図7−1の左側からの俯瞰斜視図 図7−1の裏面から仰視した斜視図 図7−1の裏面から仰視した側面斜視図 搬送台車の下げたハンドルと、カム板と、リンクロッド等の要部の俯瞰平面図
以下、本発明の一実施例を説明する。
図1〜図4−2に示した搬送台車において、1は台車の基板で、この一例では、基板1は、第一基板100と、左右の第二、第三基板101、102とで構成される。以下、基板1と称する際は、これらの第一〜第三基板100〜102とするが、一枚構造の基板(図示せず)の場合もあり得る。この第一基板100の前進側100aには、ハンドル(後述する)の基端と、この基端に設けた突片(後述する)が進入する円弧ガイド片100b1を備えた切欠き部100bと、その後方側に円弧孔100c(三日月孔)が開設される(設けられている)とともに、この切欠き部100bと円弧孔100cとの間には、対の第一可動カム板(後述する)の先端部が進入する長孔100d、100d(対の場合には、一方で説明する)が開設されている。また、その後退側100eには、対の円弧孔100f、100fが、対峙して開設されるとともに、この対の円弧孔100fの内側(前進側100aの方向)には、対の第二可動カム板(後述する)の先端部が進入する長孔100g、100gが開設されている。そして、この第一基板100の前進側100aの表面には、この前進側100aの表面に間隔を置いて設けた第一支持ブラケット2と、この第一支持ブラケット2と第一基板100とに垂設した第一枢軸3と、この第一枢軸3に枢着し、かつ前記間隔に可動自在に設けた第一カム板5とで構成する。この第一カム板5には自由端5aと、可動腕5bを鍵形に設け、この自由端5aと基端5cにはそれぞれガイド杆兼支持杆6、6を垂下するとともに、この対のガイド杆兼支持杆6を前記円弧孔100cに貫設する。そして、この対のガイド杆兼支持杆6が、円弧孔100cに挿入され、かつ円弧ガイド片100b1に添接されている。従って、対のガイド杆兼支持杆6が、対の円弧孔100fに沿って移動、かつ円弧ガイド片100b1に沿って添接移動することで、第一カム板5と後述する第一ストッパー板のスムーズ、かつ確実な旋回を保証する。また、この第一カム板5の基端5c(前進側100aの方向)には、ハンドル7のコ字形のハンドル支持板7aが枢支されている。従って、このハンドル7を、例えば、図1と、図5−1、図5−2の如く、右旋回(右回転で、図1に於いて、上方へ回転)か左旋回(左回転で、図1に於いて、下方へ回転)することで、この第一カム板5が第一枢軸3を支点として旋回し、その自由端5aと対のガイド杆兼支持杆6が、左旋回か右旋回する。また、可動腕5bが、第一枢軸3を支点として円弧状に旋回する(図1において、前進側100aと後退側100eに振られる)。また、このハンドル7のコ字形のハンドル支持板7aは、第一基板100の前進側100aの表面で、かつ前記切欠き部100bを挟むように垂設した第一ブラケット8に第二枢軸10を介して枢支されるとともに、この第一ブラケット8に設けた長孔800に沿って、前記第二枢軸10が前進後退する(前進側100aと後退側100eに移動する)。尚、ハンドル7のハンドル支持板7aは、前記第一基板1の切欠き部100bの上方に位置する。そして、このハンドル7は、第一ブラケット8と同期する構造である。また、この第一ブラケット8(ハンドル7の基端)の下端には突片11を有する。
尚、第一基板100の裏面の前進側100aで、かつその中央部の左右側100i、100hには、それぞれ第二ブラケット13が垂下されており、この各第二ブラケット13には、枢軸15を介して、側面視してト字形の第一可動カム板16が、それぞれ可動可能に枢支されている。この各第一可動カム板16の上部の自由端16aは、前記第一基板100の各長孔100dにそれぞれ貫設して設けられ、かつこの第一基板100の表面に突出する。また、この第一可動カム板16の前進側の揺動端16b間には、ロッド17が差渡し設けられる。そして、前記第一支持ブラケット2と第一基板100とに垂設した第一枢軸3にはカラー18が套嵌されており、このカラー18は、前輪側の転舵車輪20の軸受部20a(車輪取付け手段)に設けられている。図中21は第一ストッパー板で、この第一ストッパー板21は、第一基板100の裏面で、かつ前記転舵車輪20の周辺に垂下した対のガイド杆兼支持杆6に昇降自在に取付けられるとともに、この第一ストッパー板21の中心に設けた切欠き部2100には、前記軸受部20aが挿設されている。そして、前記第一カム板5が可動することにより、第一枢軸3とカラー18が回転し、かつ対のガイド杆兼支持杆6、並びに第一ストッパー板21が可動し、これと同時に、前輪側の転舵車輪20が旋回する(同期して旋回する)構造である。また、この対のガイド杆兼支持杆6には、それぞれスプリング23、23が設けられており、この第一ストッパー板21の復帰を司る。従って、図4−2の如く、ハンドル7を、第二枢軸10を支点軸として立上げると、同期する第一ブラケット8の突片11が、ロッド17を押下げる。このロッド17の押下げで、第一可動カム板16が、枢軸15を支点軸として、揺動し、前進側(揺動端16b側)が押下げられる。この押下げにより、この第一ストッパー板21を規制している各第一可動カム板16の後退側の下部の自由端に設けた対の規制コロ25が枢軸15を支点軸として、反時計方向に可動し、第一ストッパー板21を押上げることで、この第一ストッパー板21の切欠き部2100による軸受部20aの規制がなくなり、この転舵車輪20は自在車輪となる。また、図4−1の如く、ハンドル7を、第二枢軸10を支点軸として水平状態にすると(立上げた状態から、押倒すと)、その突片11が、ロッド17の押下げを解除する。このロッド17の押下げ解除で、第一可動カム板16が、枢軸15を支点軸として、揺動し、前進側が復帰する(押上げられる)。この復帰により、この各第一可動カム板16の後退側の下部に設けた対の規制コロ25が時計方向に可動し、第一ストッパー板21が復帰する(押下げられる)ことで、この第一ストッパー板21の切欠き部2100が軸受部20aに套嵌されて、この転舵車輪20の動きが規制されるとともに、転舵車輪20として機能する。
続いて、第一基板100の裏面の後退側100eで、その中央部の左右側100i、100hには、それぞれ第三ブラケット30が垂下されており、この各第三ブラケット30には、枢軸31を介して、側面視して三角形の第二可動カム板32が、それぞれ可動可能に枢支されている。この各第二可動カム板32の上部の自由端32aは、前記第一基板100の各長孔100gにそれぞれ貫設して設けられ、かつこの第一基板100の表面に突出する。また、この第一基板100の後退側100eの表面には、この後退側100eの表面に間隔を置いて設けた第二支持ブラケット33と、この第二支持ブラケット33と第一基板100とに垂設した第三枢軸34と、この第三枢軸34に枢着し、かつ前記間隔に可動自在に設けた第二カム板36とで構成する。そして、前記第二支持ブラケット33と第一基板100とに垂設した第三枢軸34にはカラー37が套嵌されており、このカラー37は、後輪側の転舵車輪38の軸受部38aに設けられている。図中40は第二ストッパー板で、この第二ストッパー板40は、第一基板100の裏面の後退側100eで、かつ前記転舵車輪38の周辺に垂下した対のガイド杆兼支持杆41、41に昇降自在に取付けられるとともに、この第二ストッパー板40の中心に設けた切欠き部4000には、前記軸受部38aが挿設されている。そして、前記第二カム板36が可動することにより、第三枢軸34とカラー37が回転し、かつ対のガイド杆兼支持杆41、並びに第二ストッパー板40が可動し、これと同時に、後輪側の転舵車輪38が旋回する構造である。また、この対のガイド杆兼支持杆41には、それぞれスプリング42、42が設けられており、この第二ストッパー板40の復帰を司る。
尚、ハンドル7による転舵車輪20、38の動きを図4−1、図4−2に基づいて説明する。図4−2の如く、ハンドル7を、第二枢軸10を支点軸として立上げると、後述する連結バーを介して、第二可動カム板32が、枢軸31を支点軸として、揺動し、前進側が押下げられる(枢軸31を支点軸として、前進側に回転する)。この押下げにより、この第二ストッパー板40を規制している各第二可動カム板32の後退側の下部に設けた対の規制コロ43が反時計方向に可動し、第二ストッパー板40を押上げることで、この第二ストッパー板40の切欠き部4000による軸受部38aに対する規制がなくなり、この転舵車輪38は自在車輪となる。また、図4−1の如く、ハンドル7を、第二枢軸10を支点軸として水平状態にすると、後述する連結バーを介して、第二可動カム板32が、枢軸31を支点軸として、揺動し、前進側が復帰する。この復帰により、この各第二可動カム板32の後退側の下部の自由端に設けた対の規制コロ43が枢軸31を支点軸として、時計方向に可動し、第二ストッパー板40が復帰する(押下げられる)ことで、この第二ストッパー板40の切欠き部4000が軸受部38aに套嵌されて、この転舵車輪38の動きが規制されるとともに、転舵車輪38として機能する。前記第二カム板36は、平面視して、ト字形とし、走行方向の自由端36a、36bには、対のガイド杆兼支持杆41を、それぞれ設ける。この対のガイド杆兼支持杆41は、第一基板100の後端側に開設した対の円弧孔100fに挿入されている。従って、この対のガイド杆兼支持杆41が、対の円弧孔100fに沿って移動することで、前記第二カム板36と、第二ストッパー板40のスムーズ、かつ確実な旋回を保証する。尚、この対のガイド杆兼支持杆41は、対が望ましいが、何れか一方でも可能である。そして、この第一カム36には可動腕36cが突設されている。この可動腕36cと、前記第一カム板5の可動腕5bとの間には、リンクロッド50が枢着されており、このリンクロッド50は、第一基板100の走行方向の中心Hに対して、クロスして斜設されている。従って、可動腕36cと、可動腕5bとは、前記中心Hに対して、それぞれ異なる方向に設けられる。例えば、ハンドル7を、中心Hより、右旋回すると、第一カム板5が第一枢軸3を支点として、この第一カム板5の自由端5aが時計方向に可動し、同時に可動腕5bも時計方向に可動する。この可動は、転舵車輪20を時計方向に旋回する。そして、この可動腕5bの時計方向の可動で、リンクロッド50を後端側100eに向かって移動することとなり、このリンクロッド50の移動で、第二カム板36が第三枢軸34を支点として、反時計方向に移動する。従って、この第二カム板36の可動腕36cも同様に、反時計方向に可動する。この可動は、転舵車輪38を反時計方向に旋回する。これによって、右旋回において内輪差の発生を抑制できるので(内輪差を少なくして)、この台車の右旋回が可能となる。一方、ハンドル7を、中心Hより、左旋回すると、第一カム板5が第一枢軸3を支点として、この第一カム板5の自由端5aが反時計方向に可動し、同時に可動腕5bも反時計方向に可動する。この可動は、転舵車輪20を反時計方向に旋回する。そして、この可動腕5bの反時計方向の可動で、リンクロッド50を前進側100aに向かって移動することとなり、このリンクロッド50の移動で、第二カム板36が第三枢軸34を支点として、時計方向に移動する。従って、この第二カム板36の可動腕36cも同様に、時計方向に可動する。この可動は、転舵車輪38を時計方向に旋回する。これによって、左旋回において内輪差の発生を抑制できるので(内輪差を少なくして)、この台車の左旋回が可能となる。
また、図中48、49は連結バーであり、この連結バー48、49は、対の第一可動カム板16の自由端16aと、対の第二可動カム板32の自由端32aとをそれぞれ連結し、この対の第一可動カム板16と、対の第二可動カム板32、又は規制コロ25、43等が同時に可動する構造となっている。
図中51、52は、第二基板101と、第三基板102の裏面で、その左右端の中央部(左右端中央部)に設けた固定車輪である。従って、前記転舵車輪20、38と、この固定車輪51、52とは、菱形形状に配備される。
図中55は基板1の上に設けたローラ荷台であり、荷台の一例であり、その他、板材による荷台、又はバケット等の荷台もあり得る。また、56は基板1の後退側100cに設けた連結具である。
以下、本発明の牽引方式の台車と、手押し式の台車に関して説明する。
図4−1に示した状態が、牽引方式の台車の使用であり、ハンドル7が、第二枢軸10を支点軸として水平状態であり、ハンドル7の突片11によるロッド17の押下げないことから、第一可動カム板16と、連結バー48、49(一方で説明し、連結バー48とする)による第二可動カム板32は、可動前であり、また、規制コロ25、43(一方で説明し、規制コロ25とする)による第一ストッパー板21と、第二ストッパー板40(一方で説明し、第一ストッパー板21とする)に対する規制がなく、この第一ストッパー板21は、スプリング23、42(一方で説明し、スプリング23とする)の反発力で、押下げられ下方に位置する。従って、前後輪側の転舵車輪20、38(一方で説明し、転舵車輪20とする)は、第一ストッパー板21で規制されることで、この転舵車輪20は、ハンドル7の動きに追従し、前記の如く、図1と、図5−1及び図5−2の如く、右旋回と、左旋回の動きとなる。この動きが、図6−2で開示されている。
図3と、図4−2に示した状態が、手押し式の台車の使用であり、ハンドル7が、第二枢軸10を支点軸として立上がった状態であり、ハンドル7の突片11でロッド17を押下げていることから、第一可動カム板16が反時計方向に可動し、この可動で、連結バー48により第二可動カム板32も同時に反時計方向に可動する。この第一可動カム板16と第二カム板32の可動で、規制コロ25が押上げられるので、第一ストッパー板21を押上げ方向に規制し、この第一ストッパー板21と第二ストッパー板40の切欠き部2100、4000の軸受部20a、38aへの規制を解除し(切欠き部2100、4000から軸受部20a、38aが開放される)、かつスプリング23を押圧する。従って、転舵車輪20はフリーとなり、所謂、自在車輪となる。前記固定車輪51、52と、この転舵車輪20の自在車輪での走行が可能となり、このハンドル7を利用した手押し式の台車の使用が図れる。
1 基板
100 第一基板
100a 前進側
100b 切欠き部
100b1 円弧ガイド片
100c 円弧孔
100d 長孔
100e 後退側
100f 円弧孔
100g 長孔
100h 右側
100i 左側
101 第二基板
102 第三基板
2 第一支持ブラケット
3 第一枢軸
5 第一カム板
5a 自由端
5b 可動腕
5c 基端
6 ガイド杆兼支持杆
7 ハンドル
7a ハンドル支持板
8 第一ブラケット
800 長孔
10 第二枢軸
11 突片
13 第二ブラケット
15 枢軸
16 第一可動カム板
16a 自由端
16b 揺動端
17 ロッド
18 カラー
20 転舵車輪
20a 軸受部
21 第一ストッパー板
2100 切欠き部
23 スプリング
25 規制コロ
30 第三ブラケット
31 枢軸
32 第二可動カム板
32a 自由端
33 第二支持ブラケット
34 第三枢軸
36 第二カム板
36a 自由端
36b 自由端
36c 可動腕
37 カラー
38 転舵車輪
38a 軸受部
40 第二ストッパー板
4000 切欠き部
41 ガイド杆兼支持杆
42 スプリング
43 規制コロ
48 連結バー
49 連結バー
50 リンクロッド
51 固定車輪
52 固定車輪
55 ローラ荷台
56 連結具
H 中心

Claims (3)

  1. 搬送用の台車の基板には、対の固定車輪と、対の転舵車輪を十文形状に設けてあり、この対の固定車輪を、前記基板の左右端の対の軸受部に設けるとともに、前記対の転舵車輪を、前記基板の前進側と後退側の対の軸受部に設ける構造の搬送台車であって、
    この対の転舵車輪の方向転換構造を、前記基板に設けたハンドルと、このハンドルに連結され、かつこの基板の前進側に設けた水平転動するカム板と、この前進側のカム板に対峙し、かつこの基板の後退側に設けた水平転動するカム板と、この前進側と、後退側のカム板間を連結するリンクロッドとで構成し、このハンドルの走行時における左右操作で、前記前進側と、後退側のカム板の可動腕をそれぞれ可動するとともに、この可動腕の可動で、前記リンクロッドを前進、又は後退し、前記対の転舵車輪を、左右方向にそれぞれ方向転換を可能とする構造とし、
    また、前記対の転舵車輪の方向転換と、この方向転換停止の構造を、前記ハンドルに設けた突片と、この突片が衝止する前記基板の前進側に設けた可動カム板と、この前進側の可動カム板に対峙し、かつこの基板の後退側に設けた可動カム板と、この前進側と、後退側の可動カム板間を連結する対の連結バーと、前記前進側と、後退側の可動カム板にそれぞれ設けた規制コロと、前記対の転舵車輪の軸受部にそれぞれ挿脱される対のストッパー板とで構成し、前記ハンドルで前記突片の可動と、前記前進側の可動カム板とを可動するとともに、前記対の連結バーで、後退側の可動カム板を可動し、この前進側と、後退側の可動カム板の可動で、前記対のストッパー板の上下動と、この対のストッパー板の切欠き部への、前記各軸受部のそれぞれの挿脱を介して、前記対の転舵車輪の方向転換と、この方向転換停止を可能とする構造としたことを特徴とする搬送台車。
  2. 請求項1に記載の搬送台車であって、
    前記対の転舵車輪の方向転換構造を、前記基板の前進側に設けた第一支持ブラケットと、この第一支持ブラケットと、前記基板との間に設けた第一枢軸と、この第一枢軸に枢支し、かつこの基板の上に可動可能に枢支した第一カム板と、この第一カム板の基端に設けた第一ブラケットに枢支したコ字形のハンドル支持板と、このハンドル支持板の長孔に貫設する移動可能な第二枢軸と、この第二枢軸に前記ハンドル支持板を介して枢支されるハンドルと、前記第一カム板の自由端に設けたガイド杆兼支持杆が可動自在に設けられる前記基板に開設した円弧孔と、この第一カム板の可動腕に、一端を設けたリンクロッドと、前記基板の後退側に設けた第二支持ブラケットと、この第二支持ブラケットと、前記基板との間に設けた第三枢軸と、この第三枢軸に枢支し、かつこの基板の上に可動可能に枢支し、かつ前記リンクロッドの他端が設けられる可動腕を備えた第二カム板と、この第二カム板の少なくとも一方の自由端に設けたガイド杆兼支持杆が可動自在に設けられる前記基板に開設した円弧孔とで構成したことを特徴とする搬送台車。
  3. 請求項1、又は請求項2に記載の搬送台車であって、
    前記対の転舵車輪の方向転換と、この方向転換停止の構造を、前記ハンドルの基端に設けた突片と、前記基板裏面の前進側の中央であって、この中央の左右にそれぞれ垂下した対の第二ブラケットに枢支し、かつ後述する第一ストッパーの上昇を司る規制コロを自由端に有する対の第一可動カム板と、この対の第一可動カム板の揺動端間に差渡した、前記突片で押圧されるロッドと、前記ガイド杆兼支持杆に支持し、かつ前記軸受部が挿脱される切欠き部を備えた第一ストッパー板と、前記基板裏面の後退側の中央であって、この中央の左右にそれぞれ垂下した対の第三ブラケットに枢支し、かつ後述する第二ストッパーの上昇を司る規制コロを自由端に有する対の第二可動カム板と、前記ガイド杆兼支持杆に支持し、かつ前記軸受部が挿脱される切欠き部を備えた第二ストッパー板と、前記対の第一可動カム板の自由端と、前記対の第二可動カム板の自由端とを、それぞれ連結した連結バーとで構成したことを特徴とする搬送台車。
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