JP2002046617A - 折り畳みハンドカート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一人で挽けて、挽く方向に障害物を避けて付
いてくる長尺の荷台を有し、折り畳んで壁面に収納でき
る簡便なハンドカートを提供する。 【解決手段】 次の構造を備える折り畳みハンドカート
を手段とする。 （１）折り畳むことが可能な長尺の荷台中心の前後に旋
回可能な車輪を有し、この車輪を左右交差して襷状に結
んだワイヤーで結合して前後の車輪が逆の方向を向く構
造とし、前後輪の中間、荷台の左右に倒れ止めの車輪を
配する構造とした。 （２）旋回可能な車輪を荷台の前後で左右に１対づつ有
する構造とした。 （３）旋回可能な車輪を荷台の前方で中央に１個、後方
で左右に１対設け、ワイヤー案内を介してワイヤーで左
右交差して襷状に結んだ構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳みハンドカ
ートに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のハンドカートに於いて、前輪の軌
跡に向かって後輪が旋回するものが知られている。これ
はリンク機構が複雑で、荷台を折り畳める構造ではな
い。また長手荷台で簡便なものが知られている。これは
前輪の軌跡に向かって後輪が旋回できず、荷台の回転に
際しては後輪が前輪の回転よりも回転中心側に寄るもの
であった。また車輪を有しない一般の担架が知られてい
る。これは、前後２人が人力で保持するもので体力を必
要とするものであった。また非力な人が一人で簡単に操
作でき、安定していて、小さく収納できるような、車輪
を有する折り畳み担架は存在しなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のハ
ンドカートに於いては、前輪の軌跡に向かって後輪が旋
回するものはリンク機構が複雑で、荷台を折り畳める構
造でなく、重量が重く、重量物を運搬するところなど、
使用する場所が限られるという問題点があった。

【０００４】また長手荷台で簡便なものに関しては前輪
の軌跡に向かって後輪が旋回できず、荷台の回転に際し
ては後輪が前輪の回転よりも回転中心側に寄って落輪し
たり荷台や積載物が障害物に干渉するという問題点があ
った。

【０００５】また市場などの雑踏の中で手押しのハンド
カートでは声だけでは退かないために、長い荷台のハン
ドカートを後ろ手に曳いて雑踏の中を肩で掻き分けて進
む必要があるが、従来のハンドカートでは引く方向に追
随ができないで不向きであるという問題点があった。

【０００６】また車輪を有しない一般の担架において
は、前後を２人が人力で保持するもので体力を必要と
し、高齢化、女子化、核家族化のもとでは使用に無理が
あり、防災訓練の際に落として怪我を負わせる事例が発
生したり安全上の問題点があった。

【０００７】また非力な人が一人で操作でき、重心が低
く、折り畳みできる長尺の荷台を有し、操作が簡単な車
輪の構成を有する折り畳み担架は存在しないという問題
点があった。

【０００８】また、病院の給食のカートのように通常の
長手ハンドカートで前後に旋回キャスター車輪を設けた
ものは、荷台の端部両側に取っ手を設けて、これを両手
でこじて、方向転換をする際に、踏ん張ってひねるため
に、操作する人の体に無理な負担を掛けるという問題点
があった。

【０００９】本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなさ
れたものであり、 １、前輪の軌跡に向かって後輪が旋回する機構が単純で
軽量であり、長い荷台を折り畳んで保管できるために、
使用する場所が限られないうえに、軽量で扱いやすく、
常時職場や家庭や一般の運搬用途に提供できる。 ２、伸ばすと長い荷台を有するハンドカートとして怪我
人や病人または体積の大きい沢山の荷物などの運搬の操
作を、雑踏や障害物の間を一人で操作できる。 ３、担架においては、非力な人が一人でも操作でき、重
心が低く、折り畳みできる長尺の荷台を有し、車輪の構
成により容易に操作できる折り畳み担架を提供できる。 ４、一人で操作する際に体に無理な力をかけないで楽に
操作できる。 以上のような折り畳みハンドカートを提供することを目
的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明では、短く折り畳むことが可能な長尺の荷台
（１）と、荷台（１）の前後にそれぞれ設けられ、水平
方向に旋回可能な前方旋回車輪（２）および後方旋回車
輪（３）と、車輪の旋回中心を隔てて前方旋回車輪
（２）の左右方向の位置に設けられた前方左側連結部
（４）および前方右側連結部（５）と、車輪の旋回中心
を隔てて、後方旋回車輪（３）の左右方向に位置して設
けられた後方左側連結部（６）と後方右側連結部（７）
と、前方左側連結部（４）と後方右側連結部（７）を左
右交差して連結する第１ワイヤー（８）と、前方右側連
結部（５）と後方左側連結部（６）を右左交差して連結
する第２ワイヤー（９）と、前方旋回車輪（２）に連結
され、旋回方向を操作しながら荷台（１）を操作する操
作手段（１０）とを備え、荷台（１）の倒れを支える少
なくとも一対の車輪（１１），（１２）を荷台の両側に
設けたことを特徴とする折り畳みハンドカート、およ
び、短く折り畳むことが可能な長尺の荷台（１）と、荷
台（１）の前後に左右１対設けられ水平方向に旋回可能
な前方旋回車輪（２）および後方旋回車輪（３）と、車
輪の旋回中心を隔てて前方旋回車輪（２）の左右方向の
位置に設けられた前方左側連結部（４）および前方右側
連結部（５）と、車輪の旋回中心を隔てて、後方旋回車
輪（３）の左右方向に位置して設けられた後方左側連結
部（６）と後方右側連結部（７）と、前方左側連結部
（４）と後方右側連結部（７）を左右交差して連結する
第１ワイヤー（８）と、前方右側連結部（５）と後方左
側連結部（６）を右左交差して連結する第２ワイヤー
（９）を各々１対設け、１対の前方旋回車輪（２）に連
結され、旋回方向を操作しながら荷台（１）を操作する
操作手段（１０）を有することを特徴とする折り畳みハ
ンドカート、および、短く折り畳むことが可能な長尺の
荷台（１）と、荷台（１）の前方に１個、後方に左右１
対設けられ、水平方向に旋回可能な前方旋回車輪（２）
および後方旋回車輪（３）と、車輪の旋回中心を隔てて
前方旋回車輪（２）の左右方向の位置に設けられた前方
左側連結部（４）および前方右側連結部（５）と、車輪
の旋回中心を隔てて後方旋回車輪（３）の左右方向に位
置して設けられた後方左側連結部（６）と後方右側連結
部（７）と、前方左側連結部（４）と後方右側連結部
（７）をワイヤー案内（１５）を介して左右交差して連
結する第１ワイヤー（８）と、前方右側連結部（５）と
後方左側連結部（６）をワイヤー案内（１５）を介して
右左交差して連結する第２ワイヤー（９）を各々１対設
け、前方旋回車輪（２）および後方旋回車輪（３）のう
ちいずれか一方に連結され、旋回方向を操作しながら荷
台（１）を操作する操作手段（１０）とを備えたことを
特徴とする折り畳みハンドカートを手段とした。

【００１１】かかる構成によれば、使用者が操作手段
（１０）を動かす方向に前方旋回車輪（２）が向きを変
え、同時に、前方左側連結部（４）と前方右側連結部
（５）の各々と、後方左側連結部（６）と後方右側連結
部（７）の各々とを互いに交差して連結した第１ワイヤ
ー（８）および第２ワイヤー（９）とを介して後方旋回
車輪（３）が反対の向きを向くために前方旋回車輪
（２）と後方旋回車輪（３）がほぼ同じ軌跡を描いて回
転することができ、長い荷台が障害物を迂回しながら、
落輪することなく操作する人の動きに追随できる。した
がって誰にでも怪我人や病人または体積の大きい沢山の
荷物などを容易に運ぶことができ、操作手段（１０）を
持って１人で曳いたり、押したりして容易に操作でき
る。

【００１２】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図１，図２，図３において、短く折り畳む
ことが可能な長尺の荷台（１）と、荷台（１）の前後に
それぞれ設けられ、水平方向に旋回可能な前方旋回車輪
（２）および後方旋回車輪（３）と、この一対の旋回車
輪の各々に水平方向の旋回中心を隔てて、前記前方旋回
車輪（２）の左側と右側とに位置して設けられた前方左
側連結部（４）と前方右側連結部（５）の各々と、後方
旋回車輪（３）の左側と右側とに位置して設けられた後
方左側連結部（６）と後方右側連結部（７）の各々と
を、互いに交差して連結するワイヤー左／右（８）およ
びワイヤー右／左（９）と前方旋回車輪の旋回方法を操
作しながら、荷台を移動操作する操作手段（１０）と、
荷台（１）の倒れを支える左車輪（１１）と右車輪（１
２）を荷台の左側と右側に設けた。

【００１３】図４において、短く折り畳むことが可能な
長尺の荷台（１）と、荷台（１）の前後に左右１対設け
られ、水平方向に旋回可能な前方旋回車輪（２）および
後方旋回車輪（３）と、車輪の旋回中心を隔てて前方旋
回車輪（２）の左右方向の位置に設けられた前方左側連
結部（４）および前方右側連結部（５）と、車輪の旋回
中心を隔てて後方旋回車輪（３）の左右方向に位置して
設けられた後方左側連結部（６）と後方右側連結部
（７）と、前方左側連結部（４）と後方右側連結部
（７）を左右交差して連結する第１ワイヤー（８）と、
前方右側連結部（５）と後方左側連結部（６）を右左交
差して連結する第２ワイヤー（９）を各々１対設け、１
対の前方旋回車輪（２）に連結され、旋回方向を操作し
ながら荷台（１）を操作する操作手段（１０）を設け
た。

【００１４】図５において、短く折り畳むことが可能な
長尺の荷台（１）と、荷台（１）の前方に１個、後方に
左右１対設けられ、水平方向に旋回可能な前方旋回車輪
（２）および後方旋回車輪（３）と、車輪の旋回中心を
隔てて前方旋回車輪（２）の左右方向の位置に設けられ
た前方左側連結部（４）および前方右側連結部（５）
と、車輪の旋回中心を隔てて後方旋回車輪（３）の左右
方向に位置して設けられた後方左側連結部（６）と後方
右側連結部（７）と、前方左側連結部（４）と後方右側
連結部（７）をワイヤー案内（１５）を介して左右交差
して連結する第１ワイヤー（８）と、前方右側連結部
（５）と後方左側連結部（６）をワイヤー案内（１５）
を介して右左交差して連結する第２ワイヤー（９）を各
々１対設け、前方旋回車輪（２）および後方旋回車輪
（３）のうちいずれか一方に連結され、旋回方向を操作
しながら荷台（１）を操作する操作手段（１０）とを設
けた。

【００１５】図６，図７において、車輪を有する折り畳
み担架（１３）も、短く折り畳むことが可能な長尺の荷
台（１）と同じ機構を持つ構造とした。

【００１６】図８，図９において、荷台を中央と前後３
つに折り畳む折り畳みベッド（１９）の足を利用して左
右一対の前方旋回車輪と後方旋回車輪を設ける構造とし
た。

【００１７】図１０，図１１，図１２において、枠（１
８）で構成した荷台を中央と前後３つに折り畳んで小さ
くも大きくも使用でき、なお折り畳みベッド（１９）も
ベッド差し込み部（２０）にセットできる構造とした。

【００１８】操作手段（１０）は図のように前方左側連
結部（４）と前方右側連結部（５）の各々とロープを連
結することもできるが、旋回可能な前方旋回車輪（２）
の保持部に連結用の棒材を直接連結し、この両側にロー
プを連結して操作することもできる。

【００１９】また、前方旋回車輪（２）の旋回の心棒に
ハンドルを直接連結して操作することもできる。

【００２０】また、荷台の下側からでなく、前方旋回車
輪（２）の旋回の心棒を荷台を貫通させて上側に出しこ
れにハンドルを取り付けて引いたり押したりすることも
できる。

【００２１】また、前方左側連結部（４）と前方右側連
結部（５）の各々を前方旋回車輪（２）の車軸の保持部
に一体構造で組み込むか、または固着させることもでき
る。

【００２２】また、前方左側連結部（４）と前方右側連
結部（５）の各々を車輪の保持部に水平に滑車を設け
て、これの円周上に設けることもできる。

【００２３】また、第１ワイヤー（８）と第２ワイヤー
（９）にはロープ、針金、鎖、紐などを使用することも
でき、またそれを組み合わせることもできる。

【００２４】また、長手の台車の代わりに枠の中にシー
ト材（１４）を張る担架（１３）もあり、網を張るもの
も、溶着して編んだビニール紐をかぶせるものも、ボー
ド材を張るものもある。

【００２５】また、折り畳み部は蝶番（１６）を設け
て、折れ固定部材（１７）で固定することも、縦棒の前
方と後方を可撓性のある材料で結合することもできる。

【００２６】また、折り畳みカートに荷物収納の箱や棚
を乗せることもできるが、荷台を箱や棚の底と一体に兼
ねることもできる。

【００２７】また、荷台の倒れを支持する左車輪（１
１）および右車輪（１２）は各１個には限らないで、複
数個使用することもできる。

【００２８】また、折り畳み部は中心部分の１か所には
限らないで複数個の折り畳み部を設けることもできる。

【００２９】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。使用者が操作手段（１０）を動かした方向に前方旋
回車輪（２）が向きを変え、同時に前方左側連結部
（４）と前方右側連結部（５）の各々と、後方左側連結
部（６）と後方右側連結部（７）の各々とを、互いに交
差して連結した第１ワイヤー（８）および第２ワイヤー
（９）を介して、後方旋回車輪（３）の向きを反対に向
けるために、前方旋回車輪（２）の軌跡とほぼ同じ軌跡
を描いて後方旋回車輪（３）が回転することができ、後
方車輪が落輪することなく、したがって、長い荷台のハ
ンドカートが牽引者とほぼ同じ軌道を辿って障害物を迂
回しながら追随できる。また機構が単純で、自在に曲が
るワイヤーを使っているから、長尺の荷台を、容易に短
く折り畳んで収納することができる。また重量が軽くで
きることから、取り扱いが容易である。

【００３０】したがって誰にでも怪我人や病人または体
積の大きい沢山の荷物などを長い荷台を有するハンドカ
ートを使って容易に運ぶことができ、重心が低く積み降
ろしが一人作業でも安全で安心であり、操作手段を持っ
て１人で曳いたり、押したりして容易に操作できる。

【００３１】曳く方向に長い荷台が障害物を迂回して追
従するので、人混みを掻き分けて進む際に、長い荷台を
人にぶつけたりすることがなく、緊急避難の時だけでな
く、日常、市場などの雑踏の中で安全に急いで荷物を運
搬できる。

【００３２】また高齢者や女子など非力な人でも大きな
荷物や、怪我人や、病人を容易に運搬でき、職場の高齢
化や、女子化に対応できる。

【００３３】また一人でも運搬できるから救急車が対応
できない災害発生時に核家族の家庭の救急用に使用で
き、取りあえず安全なところまで移動させることができ
る。

【００３４】従来職場の専用であった担架を家庭にも普
及させることができ非常用だけでなく廃品回収などに普
段でもリヤカー代わりとして使用できる。

【００３５】行政や自治体やボランティアの人が毛布な
ど容積の大きいものを配付するに際して、普段から防災
倉庫にコンパクトに収納しておいて非常事態に対応でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】折り畳みハンドカートの底面図である。

【図２】折り畳みハンドカートの側面図である。

【図３】折り畳みハンドカートの正面図である。

【図４】前後各２個の旋回車輪を有する荷台の底面図で
ある。

【図５】前方１個後方２個の旋回車輪を有する荷台の底
面図である。

【図６】車輪付き折り畳み担架の底面図である。

【図７】前後各２個の旋回車輪を有する担架の底面図で
ある。

【図８】荷台を中央と前後３つに折り畳むベッドの側面
図である。

【図９】荷台を中央と前後３つに折り畳むベッドの底面
図である。

【図１０】３つに折り畳む荷台の底面図である。

【図１１】３つに折り畳む荷台を開いた状態の側面図で
ある。

【図１２】折り畳みベッドを３つに折り畳む荷台の枠に
乗せた側面図である。

【符号の説明】

１ 荷台 ２ 前方旋回車輪 ３ 後方旋回車輪 ４ 前方左側連結部 ５ 前方右側連結部 ６ 後方左側連結部 ７ 後方右側連結部 ８ 第１ワイヤー ９ 第２ワイヤー １０ 操作手段 １１ 左車輪 １２ 右車輪 １３ 担架 １４ シート材 １５ ワイヤー案内 １６ 蝶番 １７ 折れ固定部材 １８ 枠 １９ 折り畳みベッド ２０ ベッド差し込み部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 短く折り畳むことが可能な長尺の荷台
   （１）と、荷台（１）の前後にそれぞれ設けられ、水平
   方向に旋回可能な前方旋回車輪（２）および後方旋回車
   輪（３）と、車輪の旋回中心を隔てて前方旋回車輪
   （２）の左右方向の位置に設けられた前方左側連結部
   （４）および前方右側連結部（５）と、車輪の旋回中心
   を隔てて、後方旋回車輪（３）の左右方向に位置して設
   けられた後方左側連結部（６）と後方右側連結部（７）
   と、前方左側連結部（４）と後方右側連結部（７）を左
   右交差して連結する第１ワイヤー（８）と、前方右側連
   結部（５）と後方左側連結部（６）を右左交差して連結
   する第２ワイヤー（９）と、前方旋回車輪（２）に連結
   され、旋回方向を操作しながら荷台（１）を操作する操
   作手段（１０）とを備え、荷台（１）の倒れを支える少
   なくとも一対の車輪（１１），（１２）を荷台の両側に
   設けたことを特徴とする折り畳みハンドカート。
2. 【請求項２】 短く折り畳むことが可能な長尺の荷台
   （１）と、荷台（１）の前後に左右１対設けられ、水平
   方向に旋回可能な前方旋回車輪（２）および後方旋回車
   輪（３）と、車輪の旋回中心を隔てて前方旋回車輪
   （２）の左右方向の位置に設けられた前方左側連結部
   （４）および前方右側連結部（５）と、車輪の旋回中心
   を隔てて後方旋回車輪（３）の左右方向に位置して設け
   られた後方左側連結部（６）と後方右側連結部（７）
   と、前方左側連結部（４）と後方右側連結部（７）を左
   右交差して連結する第１ワイヤー（８）と、前方右側連
   結部（５）と後方左側連結部（６）を右左交差して連結
   する第２ワイヤー（９）を各々１対設け、１対の前方旋
   回車輪（２）に連結され、旋回方向を操作しながら荷台
   （１）を操作する操作手段（１０）を有することを特徴
   とする折り畳みハンドカート。
3. 【請求項３】 短く折り畳むことが可能な長尺の荷台
   （１）と、荷台（１）の前方に１個、後方に左右１対設
   けられ、水平方向に旋回可能な前方旋回車輪（２）およ
   び後方旋回車輪（３）と、車輪の旋回中心を隔てて前方
   旋回車輪（２）の左右方向の位置に設けられた前方左側
   連結部（４）および前方右側連結部（５）と、車輪の旋
   回中心を隔てて、後方旋回車輪（３）の左右方向に位置
   して設けられた後方左側連結部（６）と後方右側連結部
   （７）と、前方左側連結部（４）と後方右側連結部
   （７）をワイヤー案内（１５）を介して左右交差して連
   結する第１ワイヤー（８）と、前方右側連結部（５）と
   後方左側連結部（６）をワイヤー案内（１５）を介して
   右左交差して連結する第２ワイヤー（９）を各々１対設
   け、前方旋回車輪（２）および後方旋回車輪（３）のう
   ちいずれか一方に連結され、旋回方向を操作しながら荷
   台（１）を操作する操作手段（１０）とを備えたことを
   特徴とする折り畳みハンドカート。