JP4517901B2 - 電力用半導体モジュールおよびその駆動回路 - Google Patents

電力用半導体モジュールおよびその駆動回路 Download PDF

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Description

本発明は、配線のインピーダンスの影響を低減して、電力用半導体チップのゲート電圧を正確に検出することができる電力用半導体モジュールに関するものである。
従来の電力用半導体素子の駆動回路は、コレクタ電流の大きさに依存して電力用半導体のゲート電圧が大きくなる現象を利用し、過電流保護および短絡保護を行っている。過電流保護は、電力用半導体がターンオフする際のミラー期間のゲート電圧を検知して所定の値より大きい場合は過電流と判断し、ゲート電圧を制御する。また、短絡保護は、電力用半導体がターンオンする際のミラー期間のゲート電圧を検知して所定の値より大きい場合は短絡故障と判断し、ゲート電圧を制御する。負荷短絡保護は、主回路電流通電時にゲート電圧がゲート電源電圧よりも上昇することを検出、負荷短絡故障と判断し、ゲート電圧を制御する。このように従来の電力用半導体素子の駆動回路では、駆動回路の出力電圧であるゲート電圧を検出し、電力用半導体素子の迅速な保護処理を行っている(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。
また、従来の電力用半導体モジュールの構造は、P端子(コレクタ端子)、N端子(エミッタ端子)、AC端子、ゲート端子、ゲート用エミッタ端子、コレクタ電圧検出端子を有している。モジュール内部には複数の電力用半導体チップが並列に接続されており、それぞれの電力用半導体チップのコレクタ、エミッタはP端子、N端子にそれぞれ接続されている。P端子、N端子およびAC端子は主回路に接続され、ゲート端子およびゲート用エミッタ端子は外部駆動回路に接続される。また、コレクタ電圧検出端子は外部駆動回路に接続され、過電流検出または短絡検出を行う場合がある(例えば、非特許文献2参照)。
特開2003−284318号公報(第5頁、第1図) Yasushi Nakayama, Takeshi Ohi,"Novel Over Current Protection Methods for IGBT Gate Drivers"EPE−2003、PP600、ISBN:90−75815−07−7 山田、佐伯:三菱電機技報、Vol.77、No.9、2003年、P19−22
従来の電力用半導体モジュールでは、モジュール内部の電力用半導体チップのオン/オフのスイッチングを行う際に、電力用半導体チップのゲート電極とゲート端子との間の配線およびエミッタ電極とゲート電流供給用エミッタ端子との間の配線に大きな電流変化率di/dtを伴うゲート電流が流れ、配線などの電力用半導体モジュール内部のインピーダンスとゲート電流とにより配線間に起電力が生じる。また、電力用半導体モジュール内部の電力用半導体チップからゲート端子までの配線および電力用半導体チップからゲート用エミッタ端子までの配線と、コレクタ端子−エミッタ端間の主回路との間に相互インピーダンスが存在し、この相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより起電力が配線間に発生する。これらの起電力の影響により、ゲート端子で電力用半導体チップのゲート電圧を検出した場合、ゲート電圧の検出誤差が生じるため、正確な電力用半導体チップのゲート電圧が電力用半導体モジュールの外部より検出できないという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、配線などの電力用半導体モジュール内部のインピーダンスおよび相互インピーダンスによるゲート電圧の検出誤差が低減され、電力用半導体チップのゲート電圧を正確に検出することができる電力用半導体モジュールを得るものである。
この発明に係る電力用半導体モジュールにおいては、電力用半導体チップを内部に備え、電力用半導体チップにゲート電流を供給する外部端子として、電力用半導体チップのゲート電極に電力用半導体モジュール内部の第1のインピーダンスを介して接続されたゲート端子と、電力用半導体チップのエミッタ電極に電力用半導体モジュール内部の第2のインピーダンスを介して接続されたゲート電流供給用エミッタ端子とを備え、電力用半導体モジュール外部より電力用半導体チップのゲート電圧を検出するための外部端子として、電力用半導体チップのゲート電極の近傍に第1の配線を介して接続されたゲート電圧検出端子を備えたものである。
この発明は、電力用半導体モジュール外部より電力用半導体チップのゲート電圧を検出するための外部端子として、電力用半導体チップのゲート電極の近傍に第1の配線を介して接続されたゲート電圧検出端子を備えることにより、配線などの電力用半導体モジュール内部のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減され、電力用半導体チップのゲート電圧を正確に検出することができ、ゲート電圧の検出による過電流検出および短絡検出を行うことができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図1において、電力用半導体モジュール1内部には複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cを備えている。電力用半導体チップ2a、2b、2cとしては、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などの電力用半導体が設けられている。電力用半導体チップ2a、2b、2cのコレクタ電極は配線を介してコレクタ端子3に接続され、電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は配線を介してエミッタ端子4に接続されている。また、電力用半導体チップ2a、2b、2cにゲート電流を供給する外部端子としてゲート端子5とゲート電流供給用エミッタ端子6とを備えている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極は、電力用半導体モジュール1内部の第1のインピーダンスである配線を介してゲート端子5に接続されている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線を介してゲート電流供給用エミッタ端子6に接続されている。
ゲート電圧検出端子7は電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されている。これにより、電力用半導体チップ2bのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の配線は、大きな電流変化率di/dtを伴うゲート電流が流れる配線から独立することになる。また、第1の配線9はコレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との間の相互インピーダンスも小さい。なお、電力用半導体モジュール1内部の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちで電力用半導体チップのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の配線のインピーダンスが最も小さくなるように、ゲート電圧検出端子7と接続する電力用半導体チップ2bが選択されている。
図2は、実施の形態1における電力用半導体モジュール1の駆動回路図である。図2において、ゲートドライバ21は電力用半導体モジュール1の駆動回路であり、制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24および過電流検出回路26で構成される。電力用半導体モジュール1内部は図1で示した構成と同じである。スイッチング回路は制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24で構成され、制御回路22で電力用半導体モジュール1のオン/オフのスイッチングを行うパルスを発生し、ゲートアンプ23でそのパルスを増幅する。外付けゲート抵抗24はゲートアンプ23の出力側に接続されている。ゲート端子5とスイッチング回路との接続およびゲート電流供給用エミッタ端子6とスイッチング回路との接続はインピーダンスを有する一対のゲート配線25により行われる。また、ゲート電圧検出端子7の電位を検出し、その電位が設定電位以上になると過電流検知信号を出力する過電流検出回路26とゲート電圧検出端子7との間の接続はゲート電圧検出配線27により行われる。
まず、電力用半導体モジュール1の動作について説明する。ゲート端子5にて電力用半導体チップのゲート電圧を検出する場合、電力用半導体チップ2a、2b、2cのオン/オフのスイッチングを行う際に、電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極とゲート端子5との間の配線およびエミッタ電極とゲート電流供給用エミッタ端子6との間の配線に大きな電流変化率di/dtを伴うゲート電流が流れ、これらの配線のインピーダンスとゲート電流とにより配線間に起電力が生じる。また、電力用半導体チップ2a、2b、2cからゲート端子5までの配線と、コレクタ端子3−エミッタ端4間の主回路との間に相互インピーダンスが存在し、この相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより起電力が配線間に発生する。これらの起電力の影響により、正確な電力用半導体チップのゲート電圧が検出できない。
一方、電力用半導体チップ2bのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の第1の配線9には、大きな電流変化率di/dtを伴う電流が流れることもなく、コレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との間にわずかな相互インピーダンスが存在するだけなので、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力も小さい。このため、ゲート電圧検出端子7を用いて電力用半導体チップ2bのゲート電圧を検出することにより、電力用半導体モジュール1内部の配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体チップ2bのゲート電圧を正確に検出することができる。
次に、駆動回路と組み合わせた場合の動作について説明する。図3は、実施の形態1の通常スイッチングターンON時のゲート電圧の時間応答特性である。図3において、横軸は時間、縦軸は電圧であり、ゲートアンプ23の出力(図2のA点)の電圧をVg0、外付けゲート抵抗24とゲート配線25との間(図2のB点)の電圧をVs、電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間の電圧をVgeとし、通常時(通常スイッチング時ターンON時)のVg0の時間応答波形101、Vsの時間応答波形102、Vgeの時間応答波形103の時間応答波形を示す。制御回路22より受けたゲート信号によりゲートアンプ23がパルス波形を出力するため、通常時のVg0の時間応答波形101は矩形波となる。通常時のVsの時間応答波形102および通常時のVgeの時間応答波形103は、一定期間の間、電圧が一定に保持されるミラー期間104が存在し、ミラー期間104のVgeの値は電力用半導体チップ2a、2b、2cのコレクタ電流の大きさにより決まる。また、時間t1はミラー期間中の任意の時刻である。
図4は、実施の形態1の時間t1でのゲート電圧とゲート抵抗の関係の模式図である。図4において、抵抗により分圧されたVg0、Vs、Vgeの各電圧を示す。図4(a)のように外付けゲート抵抗24の抵抗値Rg2が、電力用半導体モジュール1内部の配線によるインピーダンスRg1に比べて十分大きい場合、VsはVgeと同程度になる。しかし、図4(b)のようにRg2がRg1に比べ小さい場合、VsはVg0と同程度になる。このように、Vsの値は外付けゲート抵抗24と配線によるインピーダンスとによって変化する。
このような特性を有するゲート電圧の検出により行う短絡検出について説明する。図5は、実施の形態1の通常スイッチングターンON時と短絡時のゲート電圧の時間応答波形である。図5において、横軸は時間、縦軸は電圧であり、通常時のVgeの時間応答波形103およびVsの時間応答波形102、短絡時のVgeの時間応答波形113およびVsの時間応答波形114をそれぞれ示す。また、電圧マージン115は短絡時のVgeと通常時のVgeとの電位差であり、電圧マージン116は短絡時のVsと通常時のVsとの電位差である。
短絡時のVgeの時間応答波形113にはミラー期間がなく、ゲート電源電圧まで立ち上がる。短絡時のVsの時間応答波形114にもミラー期間がなく電源電圧まで瞬時に立ち上がる。ゲート配線25のインピーダンスによる電圧降下があるため、短絡時のVgeの時間応答波形113と短絡時のVsの時間応答波形114とは異なる。Vsを検出して短絡を検知する場合、外付けゲート抵抗24の抵抗値Rg2が電力用半導体モジュール1内部の配線によるインピーダンスRg1に比べて小さくなると、通常時のVsの時間応答波形102のミラー期間の領域が短くなり、ミラー期間がない短絡時のVsの時間応答波形114と差も小さくなるので、短絡検出のための電圧マージン116が小さくなり、過電流検出回路26にて通常時のVsと短絡時のVsとの電位差を検出しにくくなる。つまり、Vsの測定による短絡検出は困難である。また、ゲート配線25のインピーダンスが大きくなっても、通常時のVsの時間応答波形102のミラー期間の領域が短くなるので、短絡検出は困難である。
一方、ゲート電圧検出端子7にて、ゲート電圧検出配線27を介して電力用半導体チップ2bのゲート電圧を検出することで、ゲート配線25のインピーダンスによる電圧降下の影響を回避できる。これにより、ミラー期間がある通常時のVgeの時間応答波形103とミラー期間がない短絡時のVgeの時間応答波形113が大きく異なり、短絡検出のための電圧マージン115が大きいので、過電流検出回路26にて通常時のVgeと短絡時のVgeとの電位差を容易に検出することができ、正確な短絡検出を行うことが可能となる。また、同様な電位差の検出を行うことで過電流検出も行うことができる。
なお、実施の形態1では、複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cが設けられているとしたが、一つの電力用半導体チップが設けられていてもよい。また、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
以上のように、電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7を備えることにより、電力用半導体モジュール1外部よりゲート電圧検出端子7を用いてゲート電圧を検出すると電力用半導体モジュール1内部の配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されて、電力用半導体チップ2bのゲート電圧を正確に検出することができる。また、ゲートドライバ21がゲート電圧検出端子7を用いて正確な電力用半導体チップ2bのゲート電圧を検出することにより、正確な過電流検出および短絡検出を行うことができる。
実施の形態2.
図6は、この発明を実施するための実施の形態2における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図6において、電力用半導体モジュール1内部には複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cを備えている。電力用半導体チップ2a、2b、2cのコレクタ電極は配線を介してコレクタ端子3に接続され、電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は配線を介してエミッタ端子4に接続されている。また、電力用半導体チップ2a、2b、2cにゲート電流を供給する外部端子としてゲート端子5とゲート電流供給用エミッタ端子6とを備えている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極は、電力用半導体モジュール1内部の第1のインピーダンスである配線を介してゲート端子5に接続されている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線を介してゲート電流供給用エミッタ端子6に接続されている。
ゲート電圧検出端子7は電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続され、エミッタ電圧検出端子8は電力用半導体チップ2bのエミッタ電極の近傍に第2の配線10を介して接続されている。エミッタ電圧検出端子8はゲート電圧検出端子7が接続されたゲート電極を有する電力用半導体チップ2bのエミッタ電極に接続されている。このため、電力用半導体チップ2bのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の配線および電力用半導体チップ2bのエミッタ電極とゲエミッタ電圧検出端子8との間の配線は、大きな電流変化率di/dtを伴うゲート電流が流れる配線から独立する。また、第1の配線9および第2の配線10はコレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との間の相互インピーダンスが小さい。なお、電力用半導体モジュール1内部の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちで電力用半導体チップのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の配線のインピーダンスが最も小さくなるように、ゲート電圧検出端子7と接続する電力用半導体チップ2bが選択されている。
図7は、実施の形態2における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。図7において、ゲートドライバ21は電力用半導体モジュール1の駆動回路であり、制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24および過電流検出回路26で構成される。電力用半導体モジュール1内部は図6と同じである。スイッチング回路は制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24で構成され、制御回路22で電力用半導体モジュール1のオン/オフのスイッチングを行うパルスを発生し、ゲートアンプ23でそのパルスを増幅する。外付けゲート抵抗24はゲートアンプ23の出力側に接続されている。ゲート端子5とスイッチング回路との接続およびゲート電流供給用エミッタ端子6とスイッチング回路との接続はインピーダンスを有する一対のゲート配線25により行われる。
また、ゲート電圧検出端子7の電位およびエミッタ電圧検出端子8の電位を検出し、これらの電位差が設定電位以上になると過電流検知信号を出力する過電流検出回路26はゲート電圧検出配線27によりゲート電圧検出端子7と接続されており、エミッタ電圧検出配線28によりエミッタ電圧検出端子8と接続されている。
まず、電力用半導体モジュール1の動作について説明する。ゲート端子5およびゲート電流供給用エミッタ端子6にて電力用半導体チップのゲート−エミッタ間電圧を検出する場合、電力用半導体チップ2a、2b、2cのオン/オフのスイッチングを行う際に、電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極とゲート端子5との間の配線およびエミッタ電極とゲート電流供給用エミッタ端子6との間の配線に大きな電流変化率di/dtを伴うゲート電流が流れ、これらの配線のインピーダンスとゲート電流とにより配線間に起電力が生じる。また、電力用半導体チップ2a、2b、2cからゲート端子5までの配線および電力用半導体チップ2a、2b、2cから電流供給用エミッタ端子6までの配線と、コレクタ端子3−エミッタ端4間の主回路との間に相互インピーダンスが存在し、この相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより起電力が配線間に発生する。これらの起電力の影響により、正確な電力用半導体チップのゲート−エミッタ間電圧が検出できない。
一方、電力用半導体チップ2bのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の第1の配線9および電力用半導体チップ2bのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8との間の第2の配線10には、大きな電流変化率di/dtを伴う電流が流れることもなく、コレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との間にわずかな相互インピーダンスが存在するだけなので、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力も小さい。このため、ゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いてゲート−エミッタ間を検出することにより、電力用半導体モジュール1内部の配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。
次に、駆動回路と組み合わせた場合の動作について説明する。実施の形態1と同様に、ゲート電圧検出配線27およびエミッタ電圧検出配線28を介して、ゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8にて、ゲート電圧検出端子7の電位とエミッタ電圧検出端子8の電位との電位差である電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を検出することで、ゲート配線25のインピーダンスによる電圧降下の影響を回避できる。これにより、正確なゲート−エミッタ間電圧を検出できるため、過電流検出回路26にて正確な短絡検出または過電流検出も行うことができる。なお、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
以上のように、電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7とエミッタ電極の近傍に第2の配線10を介して接続されたエミッタ電圧検出端子8とを備えることにより、電力用半導体モジュール1外部よりゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いて電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を検出すると電力用半導体モジュール1内部の配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート−エミッタ間電圧の検出誤差が低減されて、電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。また、ゲートドライバ21がゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いて正確な電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を検出することにより、正確な過電流検出および短絡検出を行うことができる。
実施の形態3.
図8は、この発明を実施するための実施の形態3における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図8において、電力用半導体モジュール1内部にゲート抵抗11a、11b、11cを設けている点を除けば、その構成は実施の形態1と同じである。ゲート抵抗11a、11b、11cは並列接続されたそれぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電圧のバランスをとるものである。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極は、電力用半導体モジュール1内部の第1のインピーダンスである配線およびそれぞれのゲート抵抗11a、11b、11cを介してゲート端子5に接続されている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線を介してゲート電流供給用エミッタ端子6に接続されている。そして、複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちの一つの電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7を備えている。ゲート電圧検出端子7は、ゲート抵抗11bと電力用半導体チップ2bのゲート電極との間に第1の配線9を介して接続されている。
次に動作について説明する。ゲート電圧検出端子7にて電力用半導体チップ2bのゲート電圧を検出することにより、ゲート抵抗11bによる電圧降下、および配線のインピーダンスとゲート電流とにより配線間に生じる起電力の影響を受けることなく、電力用半導体モジュール1の外部から電力用半導体チップ2bのゲート電圧を正確に検出することができる。
また、電力用半導体チップ2bのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の第1の配線9には、大きな電流変化率di/dtを伴う電流が流れることもなく、コレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との間にわずかな相互インピーダンスが存在するだけなので、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力も小さい。このため、ゲート電圧検出端子7を用いて電力用半導体チップ2bのゲート電圧を検出することにより、電力用半導体モジュール1内部の配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体チップ2bのゲート電圧を正確に検出することができる。ゲート電圧の検出により、過電流検出および短絡検出を行うことができる。
以上のように、電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7を備えることにより、ゲート抵抗11bによる電圧降下と、配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力とに起因するゲート電圧の検出誤差が低減されて、電力用半導体チップ2bのゲート電圧を正確に検出することができる。
実施の形態4.
図9は、この発明を実施するための実施の形態4における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図9において、電力用半導体モジュール1内部にゲート抵抗11a、11b、11cを設けている点を除けば、その構成は実施の形態2と同じである。ゲート抵抗11a、11b、11cは並列接続されたそれぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電圧のバランスをとるものである。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極は、電力用半導体モジュール1内部の第1のインピーダンスである配線およびそれぞれのゲート抵抗11a、11b、11cを介してゲート端子5に接続されている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線を介してゲート電流供給用エミッタ端子6に接続されている。そして、複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちの一つの電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7を備え、複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちの一つの電力用半導体チップ2bのエミッタ電極の近傍に第2の配線10を介して接続されたエミッタ電圧検出端子8を備えている。エミッタ電圧検出端子8はゲート電圧検出端子7が接続されたゲート電極を有する電力用半導体チップ2bのエミッタ電極に接続されている。ゲート電圧検出端子7は、ゲート抵抗11bと電力用半導体チップ2bのゲート電極との間に第1の配線9を介して接続されている。
次に動作について説明する。ゲート電圧検出端子7にて電力用半導体チップ2bのゲート電圧を検出することにより、ゲート抵抗11bによる電圧降下、および配線のインピーダンスとゲート電流とにより配線間に生じる起電力の影響を受けることなく、電力用半導体モジュール1の外部から電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。
また、電力用半導体チップ2bのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の第1の配線9および電力用半導体チップ2bのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8との間の第2の配線10には、大きな電流変化率di/dtを伴う電流が流れることもなく、コレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との間にわずかな相互インピーダンスが存在するだけなので、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力も小さい。このため、ゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いてゲート−エミッタ間を検出することにより、電力用半導体モジュール1内部の配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。ゲート電圧の検出により、過電流検出および短絡検出を行うことができる。
以上のように、電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7と、エミッタ電極の近傍に第2の配線10を介して接続されたエミッタ電圧検出端子8とを備えることにより、ゲート抵抗11bによる電圧降下と、配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力とに起因するゲート−エミッタ間電圧の検出誤差が低減されて、電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。
実施の形態5.
図10は、この発明を実施するための実施の形態5における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図10において、電力用半導体モジュール1内部にエミッタ抵抗12a、12b、12cを設けている点を除けば、その構成は実施の形態4と同じである。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線およびそれぞれのエミッタ抵抗12a、12b、12cを介してゲート電流供給用エミッタ端子6に接続されている。また、複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちの一つの電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7と、複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちの一つの電力用半導体チップ2bのエミッタ電極の近傍に第2の配線10を介して接続されたエミッタ電圧検出端子8とを備えている。ゲート電圧検出端子7はゲート抵抗11bと電力用半導体チップ2bのゲート電極との間に第1の配線9を介して接続され、エミッタ電圧検出端子8はエミッタ抵抗12bと電力用半導体チップ2bのエミッタ電極との間に第2の配線10を介して接続されている。また、エミッタ電圧検出端子8はゲート電圧検出端子7が接続されている電力用半導体チップ2bに接続されている。
次に動作について説明する。エミッタ抵抗12a、12b、12cが設けられた場合でも、ゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8にて電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を検出することにより、ゲート抵抗11bとエミッタ抵抗12bとによる電圧降下、および配線のインピーダンスとゲート電流とにより配線間に生じる起電力の影響を受けることなく電力用半導体モジュール1の外部から電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。
また、電力用半導体チップ2bのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の第1の配線9および電力用半導体チップ2bのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8との間の第2の配線10には、大きな電流変化率di/dtを伴う電流が流れることもなく、コレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との間にわずかな相互インピーダンスが存在するだけなので、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力も小さい。このため、ゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いてゲート−エミッタ間を検出することにより、電力用半導体モジュール1内部の配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。ゲート電圧の検出により、過電流検出および短絡検出を行うことができる。
以上のように、エミッタ抵抗12a、12b、12cが設けられた場合でも、電力用半導体チップ2bのゲート電極の近傍に第1の配線9を介して接続されたゲート電圧検出端子7とエミッタ電極の近傍に第2の配線10を介して接続されたエミッタ電圧検出端子8を備えることにより、ゲート抵抗11bおよびエミッタ抵抗12bによる電圧降下と、配線のインピーダンスおよび相互インピーダンスによる起電力とに起因するゲート−エミッタ間電圧の検出誤差が低減されて、電力用半導体チップ2bのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。
実施の形態6.
図11は、この発明を実施するための実施の形態6における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図11において、電力用半導体モジュール1内部には複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cを備えている。電力用半導体チップ2a、2b、2cのコレクタ電極は配線を介してコレクタ端子3に接続され、電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は配線を介してエミッタ端子4に接続されている。また、電力用半導体チップ2a、2b、2cにゲート電流を供給する外部端子としてゲート端子5とゲート電流供給用エミッタ端子6とを備えている。ゲート端子5は、電力用半導体モジュール1内部の第1のインピーダンスである配線およびそれぞれのゲート抵抗11a、11b、11cを介してそれぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極に接続され、ゲート電流供給用エミッタ端子6は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線およびそれぞれのエミッタ抵抗12a、12b、12cを介してそれぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極に接続されている。
電力用半導体チップのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の配線のインピーダンスが最も小さくなるように電力用半導体チップ2aのゲート電極を選択し、そのゲート電極とゲート電圧検出端子7とが第1の配線9を介して接続されている。また、配線のインピーダンスが最も小さくなるようにするために、ゲート電圧検出端子7は複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちのゲート電圧検出端子7の最も近くに配置された電力用半導体チップ2aのゲート電極と接続されてもよい。
電力用半導体チップ2aのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の第1の配線9のインピーダンスが小さいので、電力用半導体チップ2aのゲート電極からゲート電圧検出端子7までの配線とコレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との相互インピーダンスが最小となり、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力を低減できる。このため、相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体2aのゲート電圧を正確に検出することができる。また、電力用半導体モジュール1を外部のゲートドライバにて駆動する際、ゲート電圧検出端子7を用いて正確な電力用半導体チップ2aのゲート電圧を検出することにより、正確な過電流検出および短絡検出を行うことができる。
以上のように、ゲート電極からゲート電圧検出端子7までの第1の配線9のインピーダンスが最も小さい電力用半導体チップ2aを選択し、電力用半導体チップ2aのゲート電極とゲート電圧検出端子7とを接続することにより、配線の相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート電圧の検出誤差が低減されて、電力用半導体チップ2aのゲート電圧を正確に検出することができる。
実施の形態7.
図12は、この発明を実施するための実施の形態7における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図12において、エミッタ電圧検出端子8を設けている点を除けば、その構成は実施の形態6と同じである。エミッタ電圧検出端子8はゲート電圧検出端子7が接続されている電力用半導体チップ2aのエミッタ電極に第2の配線10を介して接続されている。
このような構成により、電力用半導体チップ2aのゲート電極からゲート電圧検出端子7までの第1の配線9および電力用半導体チップ2aのエミッタ電極からエミッタ電圧検出端子8までの第2の配線10とコレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との相互インピーダンスが最小となり、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力を低減できる。このため、相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート−エミッタ間電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体2aのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。また、電力用半導体モジュール1を外部のゲートドライバにて駆動する際、ゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いて正確なゲート−エミッタ間電圧を検出することにより、正確な過電流検出および短絡検出を行うことができる。
次に、電力用半導体チップおよび各端子の配置を具体的に説明する。図13は、実施の形態7における電力用半導体モジュールの内部配置図である。図13において、電力用半導体モジュール51の内部には複数の電力用半導体チップ521〜529を備えている。電力用半導体チップ521〜529のコレクタ電極は配線55を介してコレクタ端子53に接続され、エミッタ電極は配線56を介してエミッタ端子54に接続されている。また、電力用半導体チップ521〜529にゲート電流を供給する外部端子としてゲート端子59とゲート電流供給用エミッタ端子60とを備えている。ゲート端子59は電力用半導体モジュール1内部の第1のインピーダンスである配線58およびそれぞれのゲート抵抗571〜579を介してそれぞれの電力用半導体チップ521〜529のゲート電極に接続され、ゲート電流供給用エミッタ端子60は電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線およびそれぞれのエミッタ抵抗(図示せず)を介してそれぞれの電力用半導体チップ521〜529のエミッタ電極に接続されている。
ゲート電圧検出端子61は、複数の電力用半導体チップ521〜529のうちのゲート電圧検出端子61の最も近くに配置された電力用半導体チップ524のゲート電極の近傍に配線を介して接続されている。エミッタ電圧検出端子62は、エミッタ電圧検出端子62の最も近くに配置された電力用半導体チップ524のエミッタ電極に配線を介して接続されている。
次に動作について説明する。ゲート電圧検出端子61と電力用半導体チップ524のゲート電極との間の配線の距離を短くし、エミッタ電圧検出端子62と電力用半導体チップ524のゲート電極との間の配線の距離を短くしているので、電力用半導体チップ524のゲート電極からゲート電圧検出端子61までの配線および電力用半導体チップ524のエミッタ電極からエミッタ電圧検出端子62までの配線とコレクタ端子53−エミッタ端子54間の主回路との相互インピーダンスが最小となり、相互インピーダンスとコレクタ−エミッタ間の主回路電流とにより配線間に発生する起電力を低減できる。このため、相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート−エミッタ間電圧の検出誤差が低減されるので、電力用半導体524のゲート電圧を正確に検出することができる。
以上のように、ゲート電極からゲート電圧検出端子7までの第1の配線9およびエミッタ電極からエミッタ電圧検出端子8までの第2の配線10とコレクタ端子3−エミッタ端子4間の主回路との相互インピーダンスが最も小さい電力用半導体チップ2aを選択し、電力用半導体チップ2aのゲート電極とゲート電圧検出端子7とを接続し、その電力用半導体チップ2aのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8とを接続することにより、配線の相互インピーダンスによる起電力に起因するゲート−エミッタ間電圧の検出誤差が低減されて、電力用半導体チップ2aのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。
実施の形態8.
図14は、この発明を実施するための実施の形態8における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図14において、電力用半導体モジュール1内部には複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cを備えている。電力用半導体チップ2a、2b、2cのコレクタ電極は配線を介してコレクタ端子3に接続され、電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は配線を介してエミッタ端子4に接続されている。また、電力用半導体チップ2a、2b、2cにゲート電流を供給する外部端子としてゲート端子5とゲート電流供給用エミッタ端子6とを備えている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電極は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線およびそれぞれのゲート抵抗11a、11b、11cを介してゲート端子5に接続されている。それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極は、電力用半導体モジュール1内部の第2のインピーダンスである配線を介してゲート電流供給用エミッタ端子6に接続されている。ゲート抵抗11a、11b、11cは並列接続されたそれぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート電圧のバランスをとるものである。
それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極にはエミッタ電極4へつながる配線とゲート電流供給用エミッタ端子6へつながる配線が並列に存在し、エミッタ電極4へつながる配線に流れる主電流がゲート電流供給用エミッタ端子6へつながる配線にも流れるため、これらの配線間のインピーダンスにより電圧が生じる。このため、それぞれの電力用半導体チップ2a、2b、2cのゲート−エミッタ間電圧に、流入する主電流による電圧がノイズとして印加され、正確なゲート−エミッタ間電圧を測定することができない。
そこで、エミッタ電極とゲート電流供給用エミッタ端子6との間のインピーダンスが最も小さくなるように複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちから電力用半導体チップ2aを選択し、その電力用半導体チップ2aのゲート電極とゲート電圧検出端子7とを第1の配線9を介して接続し、その電力用半導体チップ2aのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8とを第2の配線10を介して接続する。ゲート電圧検出端子7は、ゲート抵抗11aと電力用半導体チップ2aのゲート電極との間に第1の配線9を介して接続されている。
このような構成により、ゲート電圧またはゲート−エミッタ間電圧に印加される、ゲート電流供給用エミッタ端子6への配線に流入する主電流によるノイズの影響を最小にすることができるため、電力用半導体モジュール1外部より電力用半導体2aのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。また、電力用半導体モジュール1を外部のゲートドライバにて駆動する際、ゲートドライバがゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いて正確なゲート−エミッタ間電圧を検出することにより、正確な過電流検出および短絡検出を行うことができる。なお、電力用半導体チップ2aのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8との間の接続を行わず、電力用半導体チップ2aのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の接続を行い、電力用半導体チップ2aのゲート電圧を測定してもよい。
以上のように、エミッタ電極とゲート電流供給用エミッタ端子6との間のインピーダンスが最も小さい電力用半導体チップ2aを選択し、その電力用半導体チップ2aのゲート電極とゲート電圧検出端子7とを接続し、その電力用半導体チップ2aのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8とを接続することにより、電力用半導体チップ2aのゲート−エミッタ間電圧に印加されるノイズの影響を最小にすることができるため、電力用半導体モジュール1の外部より電力用半導体2aのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。また、電力用半導体モジュール1を外部のゲートドライバにて駆動する際、正確な過電流検出および短絡検出を行うことができる。
実施の形態9.
図15は、この発明を実施するための実施の形態9における電力用半導体モジュールの内部構成図である。図15において、電力用半導体チップ2a、2b、2cのエミッタ電極とゲート電流供給用エミッタ端子6との間の配線、電力用半導体チップ2cのゲート電極とゲート電圧検出端子7との配線および電力用半導体チップ2cのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8との配線以外の構成は実施の形態8と同じである。並列接続されている複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちの一つ電力用半導体チップ2cのエミッタ電極だけがゲート電流供給用エミッタ端子6に接続され、他の電力用半導体チップ2a、2bのエミッタ電極はエミッタ電極4へつながる配線を経由して接続されている。
このような構成により、エミッタ電極とゲート電流供給用エミッタ端子6との間のインピーダンスが最も小さくなるように複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちから電力用半導体チップ2cを選択し、その電力用半導体チップ2cのゲート電極とゲート電圧検出端子7とを第1の配線9を介して接続し、その電力用半導体チップ2cのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8とを第2の配線10を介して接続することにより、電力用半導体チップ2cのゲート−エミッタ間電圧に印加されるノイズの影響を最小にすることができるため、電力用半導体モジュール1の外部より電力用半導体2cのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。また、電力用半導体モジュール1を外部のゲートドライバにて駆動する際、ゲートドライバがゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いて正確なゲート−エミッタ間電圧を検出することにより、正確な過電流検出および短絡検出を行うことができる。なお、電力用半導体チップ2cのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8との間の接続を行わず、電力用半導体チップ2cのゲート電極とゲート電圧検出端子7との間の接続を行い、電力用半導体チップのゲート電圧を測定してもよい。
以上のように、複数の電力用半導体チップ2a、2b、2cのうちの一つ電力用半導体チップ2cのエミッタ電極だけがゲート電流供給用エミッタ端子6に接続され、他の電力用半導体チップ2a、2bのエミッタ電極はエミッタ電極4へつながる配線を経由して接続されているので、ゲート−エミッタ間電圧に印加されるノイズの影響を最小にすることができるため、電力用半導体モジュール1外部より電力用半導体2cのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。
実施の形態10.
電力用半導体モジュール内の複数の電力用半導体チップのコレクタ−エミッタ間に流れる主電流は電力用半導体チップ毎に異なる場合がある。このため、主電流が小さい電力用半導体チップのゲート電圧を測定すると、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流を小さく見積もることになるので、過電流検出ができない。また、主電流が大きい電力用半導体チップのゲート電圧を測定すると、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流を大きく見積もることになるので、正常時でも過電流検出をしてしまうなど、過電流の誤検出が起こりやすくなる。過電流検出をより精度良く行うためには、電力用半導体モジュール内の複数の電力用半導体チップのうち平均的な電流がコレクタ−エミッタ間に流れる電力用半導体チップのゲート電圧を検出する必要がある。そこで、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流の平均値に最も近い値の電流がコレクタ−エミッタ間に流れる電力用半導体チップを電力用半導体モジュール内の複数の電力用半導体チップの中から選択し、その電力用半導体チップのゲート電極とゲート電圧検出端子7とを第1の配線9を介して接続する。これにより、ゲート電圧検出端子7を用いて、選択した電力用半導体チップのゲート電圧を測定することで、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流に近い値を得ることができるので、ゲートドライバで駆動する際、過電流検出を精度良く行うことができる。
また、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流の平均値に最も近い値の
電流がコレクタ−エミッタ間に流れる電力用半導体チップのエミッタ電極とエミッタ電圧検出端子8とを第2の配線10を介して接続してもよい。これにより、ゲート電圧検出端子7およびエミッタ電圧検出端子8を用いて、選択した電力用半導体チップのゲート−エミッタ間電圧を測定することで、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流に近い値を得ることができるので、ゲートドライバで駆動する際、過電流検出を精度良く行うことができる。
以上のように、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流の平均値に最も近い値の電流がコレクタ−エミッタ間に流れる電力用半導体チップを選択し、その電力用半導体チップのゲート電極とゲート電圧検出端子7とを第1の配線9を介して接続することにより、コレクタ端子3−エミッタ端子4間に流れる主回路電流に近い値を得ることができるので、ゲートドライバで駆動する際、過電流検出を精度良く行うことができる。
実施の形態11.
図16は、この発明を実施するための実施の形態11における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。図16において、ゲートドライバ21は電力用半導体モジュール1の駆動回路であり、制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24および過電流検出回路26で構成される。制御回路22で電力用半導体モジュール1のオン/オフのスイッチングを行うパルスを発生し、ゲートアンプ23でそのパルスを増幅する。外付けゲート抵抗24はゲートアンプ23の出力側に接続されている。なお、スイッチング回路は制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24で構成される。ゲート端子5とスイッチング回路との接続およびゲート電流供給用エミッタ端子6とスイッチング回路との接続はインピーダンスを有する一対のゲート配線25により行われる。また、検出回路切り替えスイッチ29を設けて、過電流検出回路26との接続をゲート電圧の検出箇所をスイッチング回路とゲート配線との間であるゲートアンプ23の出力側にするか、ゲート電圧外部入力端子30に接続されたゲート電圧検出配線27を介してゲート電圧検出端子7にするか選択する。
電力用半導体モジュール1内部は実施の形態1と同じである。電力用半導体モジュール1内部のゲート抵抗およびゲート配線25の配線のインピーダンスの影響が小さい場合やゲート電圧検出配線27がない場合には、検出回路切り替えスイッチ29をゲートアンプ23の出力側(図16のA側)に切り替える。過電流検出回路26はゲートドライバ20の出力電圧を検出し動作を行う。これにより新たにゲート電圧検出配線27を設けなくても、電力用半導体モジュール1の過電流検出および短絡検出を行うことができる。また、ゲート電圧検出端子がない電力用半導体モジュールを駆動する際にも、電力用半導体モジュール1の過電流検出および短絡検出を行うことができる。
電力用半導体モジュール1内部のゲート抵抗およびゲート配線25の配線のインピーダンスの影響が大きく、ゲート電圧検出配線27を設けている場合には、検出回路切り替えスイッチ29をゲート電圧外部入力端子30側(図16のB側)に切り替える。過電流検出回路26はゲート電圧外部入力端子30に接続されたゲート電圧検出配線27により、電力用半導体モジュール1内の電力用半導体チップのゲート電圧を検出する。これにより、ゲート配線25のインピーダンスや電力用半導体モジュール1内部のゲート抵抗の電圧降下の影響を受けることなく、正確な電力用半導体チップのゲート電圧を検出することができ、過電流検出回路26で電力用半導体モジュール1の過電流検出および短絡検出ができる。
以上のように、検出回路切り替えスイッチ29を設けて過電流検出回路26との接続先を変えることにより、ゲート電圧検出配線またはゲート電圧検出端子の有無にかかわらず同じゲートドライバ21を用いて過電流検出および短絡検出を行うことができる。
なお、実施の形態11では、電力用半導体チップのゲート電圧の検出回路切り替えスイッチ29について説明したが、過電流検出回路26に、エミッタ電圧の検出箇所を切り替えることが可能な別の検出回路切り替えスイッチを接続して、エミッタ電圧検出端子の有無にかかわらず同じゲートドライバ21にて過電流検出および短絡検出を行ってもよい。また、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
実施の形態12.
図17は、この発明を実施するための実施の形態12における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。図17において、ゲートドライバ21は複数の電力用半導体チップ31a、31bの駆動回路であり、制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24および過電流検出回路26で構成される。制御回路22で電力用半導体チップ31a、31bのオン/オフのスイッチングを行うパルスを発生し、ゲートアンプ23でそのパルスを増幅する。外付けゲート抵抗24はゲートアンプ23の出力側に接続されている。なお、スイッチング回路は制御回路22、ゲートアンプ23、外付けゲート抵抗24で構成される。ゲート端子5とスイッチング回路との接続およびゲート電流供給用エミッタ端子6とスイッチング回路との接続はインピーダンスを有する一対のゲート配線25により行われる。また、過電流検出回路26は電力用半導体チップ31a、31bのゲート電極の電位が設定電位以上になると過電流が流れていると判断し、過電流検知信号を出力する。電力用半導体チップ31aのゲート電極と過電流検出回路26との間の接続はゲート電圧検出配線32により行われる。なお、電力用半導体チップ31a、31bを含め、これらの回路や配線は電力用半導体モジュール(図示せず)内に設けられていてもよい。また、これらの駆動回路を用いて、モジュールとしてではなく独立した電力用半導体チップ31aの過電流検知を行ってもよい。
このような回路構成の装置において、ゲート配線25には、電力用半導体チップ31a、31bがオン/オフをする際に大きなdi/dtのゲート電流が流れる。このためゲート配線25のインピーダンスとゲート電流によりゲート配線25内に起電力が生じてしまい、過電流検出回路26の検出電圧値として、スイッチング回路の出力電圧を検出しても、電力用半導体チップ31a、31bのゲート電圧と一致しない。そこで、ゲート配線25と電力用半導体チップ31aのゲート電極との間にゲート配線25から独立したゲート電圧検出配線32を接続することにより、ゲート配線25のインピーダンスによる電圧降下を回避し、電力用半導体チップ31aのゲート電圧を正確に検出することができる。これにより、ゲート配線25のインピーダンスに関係なく正確な電力用半導体チップ31aのゲート電圧を検出できるため、過電流検出回路26にて過電流検出および短絡検出が可能となる。なお、実施の形態12では、複数の電力用半導体チップ31a、31bが設けられているとしたが、一つの電力用半導体チップが設けられていてもよい。また、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
以上のように、電力用半導体チップ31aのゲート電極と過電流検出回路26とをゲート電圧検出配線32を介して接続することにより、電力用半導体チップ31aの正確なゲート電圧を検出することができ、正確な過電流検出を行うことができる。
実施の形態13.
図18は、この発明を実施するための実施の形態13における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。図18において、エミッタ電圧検出配線33以外の構成は実施の形態12と同じである。電力用半導体チップ31aのエミッタ電極と過電流検出回路26との間の接続はエミッタ電圧検出配線33により行われる。なお、電力用半導体チップ31a、31bを含め、これらの回路や配線は電力用半導体モジュール(図示せず)内に設けられていてもよい。また、これらの駆動回路を用いて、モジュールとしてではなく独立した電力用半導体チップ31aの過電流検知を行ってもよい。
このような回路構成の装置において、エミッタ電圧検出配線33を用いて、電力用半導体チップ31aのエミッタ電圧を検出する。ゲート電圧検出配線32およびエミッタ電圧検出配線33がゲート配線25から独立するため、ゲート配線25のインピーダンスによる電圧降下を回避して、電力用半導体チップ31aのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。これにより、ゲート配線25のインピーダンスに関係なく正確な電力用半導体チップ31aのゲート−エミッタ間電圧を検出できるため、過電流検出回路26にて過電流検出および短絡検出が可能となる。なお、実施の形態13では、複数の電力用半導体チップ31a、31bが設けられているとしたが、一つの電力用半導体チップが設けられていてもよい。また、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
以上のように、電力用半導体チップ31aのエミッタ電極と過電流検出回路26とをエミッタ電圧検出配線33を介して接続することにより、電力用半導体チップ31aの正確なゲート−エミッタ電圧を検出することができ、正確な過電流検出を行うことができる。
実施の形態14.
図19は、この発明を実施するための実施の形態14における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。図19において、ゲート抵抗34a、34b以外の構成は実施の形態12と同じである。それぞれのゲート抵抗34a、34bはそれぞれの電力用半導体チップ31a、31bのゲート電極とスイッチング回路との間に接続されている。ゲート抵抗34a、34bにより複数並列接続した電力用半導体チップ31a、31b間のゲート電圧のバランスをとることができる。電力用半導体チップ31aのゲート電極と過電流検出回路26との間の接続はゲート電圧検出配線32により行われる。ゲート電圧検出配線32はゲート抵抗34aと電力用半導体チップ31aのゲート電極との間に接続されている。なお、電力用半導体チップ31a、31bを含め、これらの回路や配線は電力用半導体モジュール(図示せず)内に設けられていてもよい。また、これらの駆動回路を用いて、モジュールとしてではなく独立した電力用半導体チップ31aの過電流検知を行ってもよい。
このような回路構成の装置において、ゲート電圧検出配線32がゲート配線25およびゲート抵抗34aから独立するため、ゲート配線25のインピーダンスとゲート抵抗34aによる電圧降下を回避して、電力用半導体チップ31aのゲート電圧を正確に検出することができる。これにより、ゲート配線25のインピーダンスに関係なく正確な電力用半導体チップ31aのゲート電圧を検出できるため、過電流検出回路26にて過電流検出および短絡検出が可能となる。なお、実施の形態14では、複数の電力用半導体チップ31a、31bが設けられているとしたが、一つの電力用半導体チップが設けられていてもよい。また、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
以上のように、電力用半導体チップ31a、31bにゲート抵抗34a、34bが接続されていても、電力用半導体チップ31aのゲート電極と過電流検出回路26とをゲート電圧検出配線32を介して接続することにより、電力用半導体チップ31aの正確なゲート電圧を検出することができ、正確な過電流検出を行うことができる。
実施の形態15.
図20は、この発明を実施するための実施の形態15における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。図20において、エミッタ電圧検出配線33以外の構成は実施の形態14と同じである。電力用半導体チップ31aのエミッタ電極と過電流検出回路26との間の接続はエミッタ電圧検出配線33により行われる。ゲート電圧検出配線32はゲート抵抗34aと電力用半導体チップ31aのゲート電極との間に接続されている。なお、電力用半導体チップ31a、31bを含め、これらの回路や配線は電力用半導体モジュール(図示せず)内に設けられていてもよい。また、これらの駆動回路を用いて、モジュールとしてではなく独立した電力用半導体チップ31aの過電流検知を行ってもよい。
このような回路構成の装置において、ゲート電圧検出配線32およびエミッタ電圧検出配線33がゲート配線25およびゲート抵抗34aから独立するため、ゲート配線25のインピーダンスおよびゲート抵抗34aによる電圧降下を回避して、電力用半導体チップ31aのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。これにより、ゲート配線25のインピーダンスに関係なく正確な電力用半導体チップ31aのゲート−エミッタ間電圧を検出できるため、過電流検出回路26にて過電流検出および短絡検出が可能となる。なお、実施の形態15では、複数の電力用半導体チップ31a、31bが設けられているとしたが、一つの電力用半導体チップが設けられていてもよい。また、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
以上のように、電力用半導体チップ31a、31bにゲート抵抗34a、34bが接続されていても、電力用半導体チップ31aのエミッタ電極と過電流検出回路26とをエミッタ電圧検出配線33を介して接続することにより、電力用半導体チップ31aの正確なゲート−エミッタ電圧を検出することができ、正確な過電流検出を行うことができる。
実施の形態16.
図21は、この発明を実施するための実施の形態16における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。図21において、エミッタ抵抗35a、35b以外の構成は実施の形態15と同じである。それぞれのエミッタ抵抗35a、35bはそれぞれの電力用半導体チップ31a、31bのゲート電極とスイッチング回路との間に接続されている。電力用半導体チップ31aのゲート電極およびエミッタ電極と過電流検出回路26とをそれぞれ配線を介して接続している。ゲート電圧検出配線32はゲート抵抗34aと電力用半導体チップ31aのゲート電極との間に接続され、エミッタ電圧検出配線33はエミッタ抵抗35aと電力用半導体チップ31aのエミッタ電極との間に接続されている。エミッタ抵抗35a、35bにより複数並列接続した電力用半導体チップ31a、31b間のエミッタ電圧のバランスをとることができる。なお、電力用半導体チップ31a、31bを含め、これらの回路や配線は電力用半導体モジュール(図示せず)内に設けられていてもよい。また、これらの駆動回路を用いて、モジュールとしてではなく独立した電力用半導体チップ31aの過電流検知を行ってもよい。
このような回路構成の装置において、ゲート電圧検出配線32およびエミッタ電圧検出配線33がゲート配線25、ゲート抵抗34aおよびエミッタ抵抗35aから独立するため、ゲート配線25のインピーダンス、ゲート抵抗34aおよびエミッタ抵抗35aによる電圧降下を回避して、電力用半導体チップ31aのゲート−エミッタ間電圧を正確に検出することができる。これにより、ゲート配線25のインピーダンスに関係なく正確な電力用半導体チップ31aのゲート−エミッタ間電圧を検出できるため、過電流検出回路26にて過電流検出および短絡検出が可能となる。なお、実施の形態16では、複数の電力用半導体チップ31a、31bが設けられているとしたが、一つの電力用半導体チップが設けられていてもよい。また、過電流検出回路26から制御回路22に過電流検知信号が入力されると、制御回路22では電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行うことで、電力用半導体チップ2a、2b、2cを過電流から保護することができる。
以上のように、電力用半導体チップ31a、31bにゲート抵抗34a、34bおよびエミッタ抵抗35a、35bが接続されていても、電力用半導体チップ31aのゲート電極と過電流検出回路26とをゲート電圧検出配線32を介して接続し、電力用半導体チップ31aのエミッタ電極と過電流検出回路26とをエミッタ電圧検出配線33を介して接続することにより、電力用半導体チップ31aの正確なゲート−エミッタ電圧を検出することができ、正確な過電流検出を行うことができる。
なお、上記の各実施の形態では、電力用半導体チップとしてIGBTが設けられているが、電力用半導体チップとしてMOSFET等の電圧駆動型半導体を設けてもよい
この発明の実施の形態1を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。 この発明の実施の形態1における通常スイッチングターンON時のゲート電圧の時間応答特性である。 この発明の実施の形態1における時間t1でのゲート電圧とゲート抵抗の関係の模式図である。 この発明の実施の形態1における通常スイッチングターンON時と短絡時のゲート電圧の時間応答波形である。 この発明の実施の形態2を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態2における電力用半導体モジュールの駆動回路図である。 この発明の実施の形態3を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態4を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態5を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態6を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態7を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態7における電力用半導体モジュールの内部配置図である。 この発明の実施の形態8を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態9を示す電力用半導体モジュールの内部構成図である。 この発明の実施の形態11を示す電力用半導体モジュールの駆動回路図である。 この発明の実施の形態12を示す電力用半導体モジュールの駆動回路図である。 この発明の実施の形態13を示す電力用半導体モジュールの駆動回路図である。 この発明の実施の形態14を示す電力用半導体モジュールの駆動回路図である。 この発明の実施の形態15を示す電力用半導体モジュールの駆動回路図である。 この発明の実施の形態16を示す電力用半導体モジュールの駆動回路図である。
符号の説明
1、51 電力用半導体モジュール
2a、2b、2c、31a、31b、521〜529 電力用半導体チップ
3、53 コレクタ端子
4、54 エミッタ端子
5、59 ゲート端子
6、60 ゲート電流供給用エミッタ端子
7、61 ゲート電圧検出端子
8、62 エミッタ電圧検出端子
9 第1の配線
10 第2の配線
11a、11b、11c、34a、34b、571〜579 ゲート抵抗
12a、12b、12c、35a、35b エミッタ抵抗
21 ゲートドライバ
22 制御回路
23 ゲートアンプ
24 外付けゲート抵抗
25 ゲート配線
26 過電流検出回路
27、32 ゲート電圧検出配線
28、33 エミッタ電圧検出配線
29 切り替えスイッチ
30 ゲート電圧外部入力端子
101 通常時のVg0の時間応答波形
102 通常時のVsの時間応答波形
103 通常時のVgeの時間応答波形
104 ミラー期間
113 短絡時のVgeの時間応答波形
114 短絡時のVsの時間応答波形
115、116 電圧マージン

Claims (12)

  1. 電力用半導体チップを内部に備えた電力用半導体モジュールであって、
    前記電力用半導体チップのゲート電極に電力用半導体モジュールの内部の第1のインピーダンスを介して接続されたゲート端子と、前記電力用半導体チップのエミッタ電極に電力用半導体モジュールの内部の第2のインピーダンスを介して接続されたゲート電流供給用エミッタ端子とを、前記電力用半導体チップにゲート電流を供給する外部端子として備え、
    前記電力用半導体チップのゲート電極の近傍に第1の配線を介して接続されたゲート電圧検出端子を、前記電力用半導体モジュール外部より前記電力用半導体チップのゲート電圧を検出するための外部端子として備えた電力用半導体モジュール。
  2. 前記ゲート電圧検出端子に前記第1の配線を介して接続されたゲート電極を有する電力用半導体チップのエミッタ電極の近傍に第2の配線を介して接続されたエミッタ電圧検出端子を備えた請求項1記載の電力用半導体モジュール。
  3. 前記第1のインピーダンスおよび前記第2のインピーダンスは配線で構成されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電力用半導体モジュール。
  4. 前記第1のインピーダンスは配線およびゲート抵抗で構成され、前記第1の配線は前記電力用半導体チップのゲート電極と前記ゲート抵抗との間に接続されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電力用半導体モジュール。
  5. 前記第1のインピーダンスは配線およびゲート抵抗で構成され、前記第1の配線は前記電力用半導体チップのゲート電極と前記ゲート抵抗との間に接続され、かつ、前記第2のインピーダンスは配線およびエミッタ抵抗で構成され、前記第2の配線は前記電力用半導体チップのエミッタ電極と前記エミッタ抵抗との間に接続されることを特徴とする請求項2記載の電力用半導体モジュール。
  6. ゲート電極と前記ゲート電圧検出端子との間の配線のインピーダンスが最も小さい電力用半導体チップを選択し、その電力用半導体チップのゲート電極と前記ゲート電圧検出端子とを前記第1の配線を介して接続することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電力用半導体モジュール。
  7. エミッタ電極と前記ゲート電流供給用エミッタ端子との間の第2のインピーダンスが最も小さい電力用半導体チップを選択し、その電力用半導体チップのゲート電極と前記ゲート電圧検出端子とを前記第1の配線を介して接続することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電力用半導体モジュール。
  8. 電力用半導体モジュールの内部に設置された複数の電力用半導体チップのコレクタ−エミッタ間に流れる主電流の平均値に最も近い値の電流がコレクタ−エミッタ間に流れる電力用半導体チップを選択し、その電力用半導体チップのゲート電極と前記ゲート電圧検出端子とを前記第1の配線を介して接続することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電力用半導体モジュール。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の電力用半導体モジュールの駆動回路であって、
    前記電力用半導体モジュールのオン/オフのスイッチングを行うスイッチング回路と、
    前記ゲート端子と前記スイッチング回路とを接続し、前記ゲート電流供給用エミッタ端子と前記スイッチング回路とを接続する一対のゲート配線と、
    前記ゲート電圧検出端子の電位を検出し、前記電位が設定電位以上になると過電流検知信号を出力する過電流検出回路と、
    前記ゲート電圧検出端子と前記過電流検出回路との間を接続するゲート電圧検出配線と、前記エミッタ電圧検出端子と前記過電流検出回路との間を接続するエミッタ電圧検出配線とのいずれかまたは両方を備えた電力用半導体モジュールの駆動回路。
  10. 前記過電流検出回路との接続を、前記スイッチング回路と前記ゲート配線との間にするか、前記ゲート電圧検出配線にするかを選択するスイッチを備えた請求項9記載の電力用半導体モジュールの駆動回路。
  11. 電力用半導体モジュール内の電力用半導体チップの駆動回路であって、
    前記電力用半導体チップのオン/オフのスイッチングを行うスイッチング回路と、
    前記電力用半導体チップのゲート電極と前記スイッチング回路とを接続し、前記電力用半導体チップのエミッタ電極と前記スイッチング回路とを接続する一対のゲート配線と、
    前記ゲート電極の電位が設定電位以上になると過電流検知信号を出力する過電流検出回路と、
    前記ゲート電極と前記過電流検出回路とを接続するゲート電圧検出配線と、前記エミッタ電極と前記過電流検出回路とを接続するエミッタ電圧検出配線とのいずれかまたは両方を備えた電力用半導体モジュールの駆動回路。
  12. 前記過電流検出回路から過電流検知信号が入力されると、前記電力用半導体チップのゲート電圧を低圧側に保持する制御を行う制御回路を備えた請求項9〜11のいずれかに記載の電力用半導体モジュールの駆動回路。
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