JP3394448B2 - パワー半導体装置およびそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

パワー半導体装置およびそれを用いた電力変換装置

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JP3394448B2 JP16177798A JP16177798A JP3394448B2 JP 3394448 B2 JP3394448 B2 JP 3394448B2 JP 16177798 A JP16177798 A JP 16177798A JP 16177798 A JP16177798 A JP 16177798A JP 3394448 B2 JP3394448 B2 JP 3394448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパワー半導体装置に
係り、特に、大容量で高信頼性を達成する高耐圧半導体
モジュールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からIGBT,ダイオード,GT
O,トランジスタ等のパワー半導体素子を絶縁容器内に
密封して構成したパワー半導体モジュールが知られてい
る。これらの素子はその耐圧や電流容量に応じて各種イ
ンバータ装置などに応用されている。中でもIGBTは
電圧制御型の素子であるので制御が容易であり、大電流
の高周波動作が可能であるなどの利点を有している素子
である。IGBTモジュールを大電流化する場合の手法
としては(1)モジュール内部に搭載する半導体素子の
面積を大きくする。(2)モジュール内部に搭載する半
導体素子の搭載数を多くし、各素子を並列動作させる。
の2種類の方法がある。(1)の方法では半導体素子を
作製する場合の欠陥密度を飛躍的に小さくしなければ不
良率とのトレードオフで、ある程度の大きさに制限され
る。また、素子面積が大きくなると通電時に発熱した熱
の冷却効率が半導体素子の中央で周辺より悪くなり、モ
ジュールの熱抵抗が増加する問題がある。そこで50A
を越えるようなIGBTモジュールではほとんどの場合
モジュール内部に複数のIGBT素子を搭載して並列動
作させる。複数の素子を並列動作させる時、素子間の電
流を均等にする必要がある。例えば、一部の素子に電流
が集中した場合、この素子のみスイッチング耐量を越え
て素子破壊に至ったり、あるいは、集中した素子だけが
温度が上昇し、素子を接合する半田,ワイヤーボンディ
ング部の寿命が低下する。この問題を解決するため、一
般的に並列動作させる素子の特性を揃える方法が取られ
る。また、特開平2−130954 号に示す様にモジュール内
部,外部の配線レイアウトを各素子に対して等価な配置
とする方法が取られていた。
【0003】更に、素子の大電流化が進み定格電流が5
00Aを越えるような素子の場合、モジュール内部の主
端子部分での発熱を抑えるため端子の厚さや、幅を大き
くして電流密度を下げる必要がある。しかし、この方法
では流れる電流量に対応して主端子の形状に制約が加わ
り設計が困難になる。また、インバータ等の電力変換装
置の主回路配線としてラミネートされた配線を使用し、
主回路配線のインダクタンスを小さくする電力変換装置
の実装方法ではモジュール内部のインダクタンスも小さ
くする必要がある。しかし、並列動作させる半導体素子
数が増えると各素子間を配線する回路が長くなりモジュ
ールのインダクタンスが大きくなってしまう。この問題
を解決するため従来は特開平8−275841 号に示す様にモ
ジュール内部の素子をモジュール外部で並列接続させる
構造としていた。例えば、モジュール内部で定格の1/
3の素子を構成し、各3組をモジュールの外部で配線し
て並列動作させることにより、主端子の電流量と、モジ
ュールのインダクタンスを1/3に減らす方法が取られ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、以下のような問題点がある。
【0005】モジュール内部の各半導体素子の特性や、
モジュール内部の配線のバランスを考慮することでモジ
ュールとしては電流の均一化が図れる。しかし、1台の
モジュール内部の素子をモジュールの外部で並列接続さ
せて動作させる構造では、各主端子を電力変換装置の配
線ブスバーに接続するボルトの接触抵抗の違いによって
各端子に流れる電流のアンバランスが生じる。端子,配
線ブスバーが通常使われる銅材料の場合、接触抵抗は5
0μΩ程度と小さいが、例えば、一部のボルトが緩み、
接触抵抗が10倍に増加しただけで、スイッチング動作
時にモジュール内部の素子間で100A以上の電流アン
バランスが生じるケースがある。また、このモジュール
を適用した電力変換装置の主回路配線インダクタンスが
各端子までアンバランスになっている場合も電流の不均
一が生じる。電流アンバランスが発生した場合、モジュ
ール内部で並列動作させた各素子の外部端子間を並列動
作させるために配線したプスバーを通して、制御回路等
の各半導体素子間に電流の流れる経路、いわゆる閉ルー
プを構成する配線に流れるループ電流が生じ、電磁ノイ
ズや誤動作の原因となる。
【0006】本発明の目的は、接触抵抗の違いや、主回
路の構造のアンバランスにより各素子に流れる電流不均
一を低減し、また、配線のループ電流が小さいことで電
磁ノイズが発生しにくいモジュールを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を対策するため
に、本発明では以下の手段を用いた。
【0008】1台のモジュールで主電流が流れるエミッ
タのモジュール外部接続数が補助エミッタ配線のモジュ
ール外部接続数より多く、使用時には該複数の主電流が
流れるエミッタ端子をモジュール外部で短絡させて使用
する構造において、モジュールの実装をモジュール外部
接続をボルトで行い、各ボルト締付け部の接触抵抗が5
0μΩ程度で、モジュールのスイッチングスピードを決
めるゲート抵抗をモジュール外部で取付け(モジュール
の構造によって決まるが一般的に1〜20Ω程度の抵抗
が使われる)て動作させる場合、各エミッタ主端子間を
並列に配線した制御用エミッタ補助端子の配線抵抗を、
モジュール外部でメイン電流が流れる端子を接続する部
分の接触抵抗の10倍以上、モジュール外部で取付ける
ゲート抵抗の1/100以下、の範囲にした。その抵抗
値は0.5mΩ 〜50mΩの範囲とした。また、エミッ
タ補助端子のインダクタンスを5nH〜50nHの範囲
とした。エミッタ補助端子の抵抗を、低インダクタンス
で大きくする手段としては、エミッタ補助端子の材質の
一部、あるいは全てを主端子より抵抗率が大きな材料に
する。あるいは、半導体素子からモジュールのエミッタ
補助端子取出し位置までの間に抵抗素子を設けた。
【0009】エミッタ補助端子の抵抗を大きくするため
に、主電流の流れる部分と制御用電流が流れる部分の回
路を独立させ、制御用配線には主電流が流れる部分が存
在しない構造とした。
【0010】コレクタの電圧検出のために各主回路コレ
クタ端子を並列接続した場合も、エミッタと同様に制御
用コレクタ端子の配線抵抗をメイン電流が流れる端子を
接続する部分の接触抵抗の10倍以上、モジュール外部
で取付けるゲート抵抗の1/100以下、の範囲にし
た。
【0011】モジュールの主電流が流れる主端子のモジ
ュール外部接続数が1組の場合でも、モジュール内部に
複数枚の絶縁基板が搭載され、各基板間を並列動作させ
る場合、各基板間の制御用エミッタ補助端子の抵抗を各
基板間で0.5mΩ から50mΩの範囲とした。また、
エミッタ補助端子の配線インダクタンスは5〜100n
Hの範囲とした。
【0012】本発明の前記手段により以下の作用が得ら
れる。
【0013】各エミッタ主端子間を並列に配線したエミ
ッタ補助端子の配線抵抗をモジュール外部でメイン電流
が流れる端子を接続する部分の接触抵抗の10倍以上、
モジュール外部で取付けるゲート抵抗の1/100以下
の範囲にすることで、モジュールを実装した主回路配線
の接触抵抗のばらつきや、各主端子間の配線アンバラン
スが発生した場合にエミッタ補助端子に流れてモジュー
ル内の電流不均一の原因となる電流量を小さくすること
が出来る。また、電流が流れても減衰速度が早く、端子
自身の発熱による問題をなくすことが出来る。さらに、
エミッタ補助配線のインダクタンスを5〜100nHと
小さくすることで、並列動作させる半導体素子のスイッ
チング時間のずれを小さくすることが出来、誤動作の要
因を抑えることができる。これらの作用により、接触抵
抗の違いや、主回路の構造のアンバランスにより各素子
に流れる電流不均一を低減し、また、配線のループ電流
や、並列動作させる半導体素子のスイッチング時間のば
らつきが小さいため電磁ノイズが発生しにくいモジュー
ルを提供することが出来る。エミッタ補助端子の抵抗を
大きくして、電流のバランスを取る場合、エミッタ補助
端子と、主電流が流れる回路を独立させた方が良い。そ
の理由として、(1)抵抗の大きい部分を分離すること
で通流による端子自身の発熱を抑えることが出来る。
(2)端子部の電圧ドロップを小さくすることが出来、
素子に印加するゲート電圧の制御性が向上する。(3)
制御用回路と主電流が流れる回路が独立しているのでス
イッチング時の急激な電流,電圧の変化による誤動作を
なくすことが出来る。などがある。
【0014】コレクタ電圧を検出するための端子を配置
したモジュールの場合、モジュール内部で並列接続した
各コレクタ端子を短絡させた場合もエミッタ側と同じ問
題が生じる。この時もイン電流が流れる端子を接続する
部分の接触抵抗の10倍以上、モジュール外部で取付け
るゲート抵抗の1/100以下の範囲にし、コレクタ補
助配線のインダクタンスを5〜100nHと小さくする
ことで、モジュールを実装した主回路配線の接触抵抗の
ばらつきや、各主端子間の配線アンバランスが発生した
場合に発生する並列動作する素子時間に流れる電流量を
小さくすることが出来る。
【0015】モジュールの外部で主端子を並列接続しな
い場合でも、モジュール内部に複数枚の絶縁基板が搭載
され、各基板間を並列動作させる場合、各基板間の制御
用エミッタ補助端子の抵抗を各基板間で0.5mΩ から
50mΩの範囲とすることで基板間のアンバランス電流
を小さくすることが出来るので、モジュール内部の補助
端子や、チップ配置を等価配置とする等の従来のレイア
ウトの制約を緩和し、簡易なモジュール構造とすること
出来る。
【0016】本発明のモジュールを電力変換装置に適用
した場合、モジュール内部のエミッタ補助端子の抵抗,
インダクタンスによりモジュール内部で並列動作させる
各素子間の電流アンバランスを抑えることが出来るの
で、モジュールを実装する時の配線ブスバーの構造の制
約を小さくすることが出来る。つまり、アンバランスが
ある回路でもモジュール内部のループ電流を抑えること
が出来、誤動作の少ない良好な装置を提供することが出
来る。また、モジュールと配線ブスバーを接続するボル
ト部の接触抵抗のばらつきが大きくても電流のアンバラ
ンスを抑えることが出来るので、長期間の使用に対する
ボルトの緩み等による悪影響を抑え、信頼性の高い装置
を提供することが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を用い
て説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例で、モジュール内
部で3組のIGBT素子を並列動作させ、モジュール外
部で並列動作させた各IGBT素子を短絡配線する構造
のモジュールの内部、および外部配線等価回路を示す。
IGBTモジュール101の内部で並列動作させる各I
GBT素子102はスイッチとして構成される。各IG
BT素子102に対応したコレクタ主端子の抵抗,イン
ダクタンス成分の等価回路103とエミッタ主端子の抵
抗,インダクタンス成分の等価回路104をモジュール
外部取付け端子位置C1,C2,C3,E1,E2,E
3までの回路とした。制御用エミッタ補助端子105は
各主端子を短絡させる形で配線する。IGBTモジュー
ル101を実装した部分の等価回路は、各主端子の外部
取付け端子C1,C2,C3,E1,E2,E3を電力
変換装置の配線ブスバー108,109にボルトで締付
けた時の接触抵抗106,107を各主端子に直列に抵
抗成分として構成される。IGBTのスイッチング動作
を制御する回路は外付けのゲート抵抗110とエミッタ
補助端子の外部配線の抵抗,インダクタンス成分の等価
回路111を介してゲート制御電源112に配線する。
【0019】図2は図1のIGBT素子101の内部抵
抗、インダクタンス部分をIGBT素子記号として表わ
した等価回路を示す。IGBTモジュール101は内部
でIGBTが3回路(201,202,203)並列で
動作する構成となっている。モジュール内部でのゲート
配線204とエミッタ補助配線205は各IGBT回路
(201,202,203)に並列に配線して並列動作
させる。
【0020】図3は図1のモジュールを実装した外観で
示す。モジュール101の各主端子C1,C2,C3,
E1,E2,E3は電力変換装置の配線ブスバー10
8,109にボルト301により締付ける。モジュール
の制御用配線はゲート配線302,エミッタ補助配線3
03,コレクタ補助配線304とそれぞれ1箇所ずつ取
出される。この等価回路で、電力変換装置のブスバーの
設計を各主端子まで等価になるよう設計し、かつ各主端
子の接触抵抗Rcontが一定の場合各IGBT素子20
1,202,203に流れる電流I1,I2,I3は均
等になる。しかし、例えば主端子E1と電力変換装置の
配線ブスバー109を締付けているボルト301が緩む
とE1部のRcontが大きくなりI1が小さくなる。この
時各主端子間の電流をバランスさせるように補助エミッ
タ端子205を通してループ電流Irが流れる。本発明
では図1の等価回路において、エミッタ補助端子の各主
回路配線間の抵抗Rsを主端子C1,C2,C3,E
1,E2,E3を電力変換装置の配線ブスバー108,
109にボルト301締付けた接触抵抗Rcontの10
倍より大きく、外付けのゲート抵抗Rg110の1/1
00倍より小さくする。Rsをこの範囲にすれば、例え
ば主端子E1と電力変換装置の配線ブスバー109を締
付けているボルト301が緩むことで接触抵抗Rcontが
一部増加してもループ電流Irを小さく抑えることが出
来るので、電磁ノイズの発生やスイッチング動作時の誤
動作がない。
【0021】図4に、図1の等価回路モジュールで、外
付けのゲート抵抗110が5Ω、各主端子の接触抵抗が
50μΩで構成した実装形態で、E1部の接触抵抗だけ
が他の接触抵抗Rcontより10倍大きい500μΩとな
った場合にIGBT素子をスイッチング動作させた時の
各IGBT素子に流れる電流I1,I2,I3を示す。
1回目のターンオン時に電流が時間と共に増加するが、
接触抵抗のばらつきによってI1<I2<I3の順に電
流のアンバランスが生じる。この状態でIGBTをターンオ
フさせると配線ブスバー109を通って流れる電流Iは
0Aになるが、各電流のアンバランスが発生していた分
IGBT素子のターンオフ時間にずれが生じ、素子間に
ループ電流Irが流れる。このループ電流Irは、モジ
ュール内部のエミッタ補助端子抵抗205、及び配線ブ
スバー109の抵抗で消費され、長い時間の内には0に
収束する。しかし、スイッチング周波数が高いと次のス
イッチングのターンオン時の電流の跳ね上がり電流のピ
ーク値、その後の定常電流の値がアンバランスになる。
このアンバランスした電流差の分モジュール内部でエミ
ッタ補助端子205にループ電流Irが発生している。
【0022】図5には図4のスイッチング動作時のルー
プ電流Irの大きさがエミッタ補助端子の抵抗値にどの
ように影響を受けるか計算した結果を示す。また、エミ
ッタ補助端子の抵抗がない場合の損失を基準にして、エ
ミッタ補助端子の抵抗が増えた場合の損失の比率の計算
結果を示す。エミッタ補助端子の抵抗値Rsが大きくな
るとスイッチング時に流れるループ電流量は小さくな
る。また、エミッタ補助配線の発熱から導出された補助
配線許容電流値エミッタ補助端子の抵抗値Rsが大き
くなると小さくなるが、Rsに流れる電流よりその減少
のカーブは緩やかで、余裕度を大きく取ることが出来
る。Rsを例えば0.5mΩ 、すなわち、標準の接触抵
抗の10倍より大きくすることによりRsに流れる電流
を許容電流以下にすることが出来る。スイッチング損失
はエミッタ補助端子の抵抗値Rsが大きくなるとそれに
伴い大きくなる。これは、外付けのゲート抵抗110に
直列に抵抗がプラスされる構造になるためで、スイッチ
ングスピードが遅くなり損失が増加する。エミッタ補助
端子の抵抗を50mΩ、すなわち、外付けのゲート抵抗
値の1/100以下にすることで、外付け抵抗だけの場
合損失を基準にして、損失の増加を5%以下に抑えるこ
とが出来る。エミッタ補助端子の抵抗Rsはモジュール
内部で並列動作させるIGBT素子間の抵抗値のため、
図1の等価回路に示すようにモジュール内部で3つのI
GBTを並列動作させる場合、モジュールの外部から見
た各IGBTでの補助エミッタ抗がRsの値だけ違っ
てくる。この値が大きくなるとモジュール内でゲート抵
抗値の不均一が生じ、スイッチング動作時に基板間で時
間のずれが生じるため、モジュール外部取付け抵抗11
0の値の1/100以下にする必要がある。抵抗の絶対
値としては0.5mΩ 以下にすれば電流のアンバランス
を抑える効果が小さく、逆に50mΩ以上にすれば電流
値は小さくなるがスイッチング動作時に基板間で時間の
ずれが大きくなる。また、配線のインダクタンス成分が
増えても同様にスイッチング動作時に基板間で時間のず
れが生じるため、配線のインダクタンスを5nHから1
00nHの間にする必要がある。
【0023】表1にモジュール内部のエミッタ補助端子
の抵抗を大きくするための候補材料を示す。
【0024】
【表1】
【0025】従来より主端子は端子での電圧ドロップを
避けるため抵抗を小さくするよう設計する。材料も抵抗
率が小さな無酸素銅を使用する場合が多い。これに対し
エミッタ補助端子を表1に示す高抵抗率品を使用するこ
とでエミッタ補助端子の抵抗を本発明範囲内に納めるこ
とが出来る。これらの種類は配線の形状,配線距離等に
よって使い分けることが出来る。また、補助エミッタ端
子全体をこれらの材料で形成しても良いし、2種類以上
の材料を組み合わせて配線しても問題ない。表1には材
料の加工性,耐腐食性を考慮して銅系の材料を多く記載
したが、Ni等の表面処理を施し、防食処理をすればこ
れにとらわれる必要はない。
【0026】図6はエミッタ補助端子に抵抗素子を直列
に組込んだ実施例を示す。(a)は従来構造を示す。エ
ミッタ補助端子501は絶縁基板502の両面に銅箔5
03を例えば銀ろうで接合した絶縁基板に半田504で
直接接合している。(b)はエミッタ補助端子の抵抗を
大きくするために両面に電極を持った抵抗素子505を
絶縁板502上の銅箔503と補助エミッタ端子501
の間に半田504により接合した構造を示す。(c)は
絶縁板502上の銅箔503のパターンを一部分離し、
電気的に絶縁する。この分離した島パターン506と従
来からの銅箔パターン503間に片面電極の抵抗素子5
07を半田504により接合した構造を示す。これらの
方法によってエミッタ補助端子の抵抗を増やしても、ル
ープ電流Irを小さく抑えることが出来るので、電磁ノ
イズの発生やスイッチング動作時の誤動作がない。本実
施例では絶縁基板上に抵抗素子を配置したが、モジュー
ル内部のエミッタ補助配線途中を切断して抵抗を挿入し
た形にしても同じ効果が得られる。
【0027】図7はモジュール内部の絶縁基板上の半導
体素子,配線パターンの一実施例を示す。
【0028】IGBT素子601はAlN絶縁基板60
2上にコレクタ電極の銅箔603,エミッタ電極の銅箔
604,ゲート電極の銅箔605を形成した基板のコレ
クタ電極銅箔603上に例えば図示していない半田によ
り接合する。IGBT素子のエミッタ,ゲート電極それ
ぞれ金属ワイヤー606により銅箔パターン604,6
05上に配線する。この基板のIGBTがオンしている
時の主電流はコレクタ端子接続部607から、IGBT
素子501を通ってエミッタ端子接続部608(矢印6
09の方向)に流れる。この時、補助エミッタ端子接続
部610を主電流が流れる位置からずらすことで主電流
回路と独立させた場合、制御用配線に主電流が流れない
ため、素子に印加するゲート電圧制御性が向上する。
【0029】図8はモジュール内部の補助エミッタ配線
の形状の一例を、図1の等価回路を図7の基板6枚を使
用して実装した例で模擬的に示す。半導体素子を搭載し
た絶縁基板701(図7)はモジュールベース702上
に例えば図示していない半田により接合する。主回路の
コレクタ主端子704,エミッタ主端子705は2枚の
絶縁基板701の端子接続部分から、3組が独立してC
1,C2,C3,E1,E2,E3を構成する。エミッ
タ補助端子706は主端子の電流経路から独立してモジ
ュール外部のエミッタ補助端子取付け位置707に配線
されるので制御用端子に主電流が流れず、素子に印加す
るゲート電圧制御性が向上する。
【0030】図9は主電流の流れる回路の一部を使用し
てエミッタ補助端子を構成する例を示す。(a)はモジ
ュール内部の端子の模式図を示す。(b)は等価回路を
示す。図8と同様に主回路のコレクタ主端子801は2
枚の絶縁基板701の端子接続部分から、3組が独立し
てC1,C2,C3、を構成する。エミッタ主端子80
2は2枚の絶縁基板701の端子接続部分から、主端子
取付け部分は3組が独立してE1,E2,E3を構成す
るが各主端子間に渡り配線803を構成する。エミッタ
補助端子804はエミッタ主端子802の一部から1本
エミッタ補助端子取付け位置707まで配線される。こ
の構造でも、エミッタ主端子間渡り配線802の抵抗R
sを端子を接続する部分の接触抵抗Rcontの10倍以
上、モジュール外部で取付けるゲート抵抗Rgの1/1
00以下の範囲にすることで、制御用エミッタ端子に流
れる電流量を小さくすることが出来る。この構造ではエ
ミッタ補助端子の形状が簡略化出来、モジュール組立が
容易になる利点がある。しかし、(b)の等価回路に示
すようにエミッタ側の主端子配線が補助エミッタ配線1
04がIGBT素子101側805と外部取付け側80
6に分けられる。すなわち制御回路の一部に常時主電流
が流れる構造となり、素子に印加するゲート電圧制御が
難しく誤動作を引き起こす可能性がある。そのため、図
8の配線とすることが望ましい。
【0031】図10は本発明のモジュールを適用した電
力変換装置の一実施例を示す。この場合は、パワー半導
体装置が2レベルインバータを構成している。一般的に
IGBTモジュール901は中間点(B点)を1本の中間電
位配線903で配線出来るように左右を反転させて実装
する。コレクタ側主回路配線902とエミッタ側主回路
配線904は各々U,V,W相を配線して入力電圧90
9を供給する。信号線は各IGBTモジュール901か
らゲート配線905,エミッタ補助端子906,コレク
タ補助端子907によって構成する。これら電力変換装
置が本発明のモジュールであれば、モジュールの各主端
子に対する主回路配線のアンバランスや、主端子締付け
部分のばらつきによる電流のばらつきが小さく、エミッ
タ補助端子に流れる電流も小さい。それによりインバー
タ装置としての誤動作がない。
【0032】図11はモジュールのコレクタ電圧を検出
する回路の一部を変更した場合の実施例を示す。図2で
はコレクタ電圧の検出は3組のIGBT素子201,2
02,203の内、1箇所のIGBT素子201から検
出していたが、各素子のばらつき状態によってモジュー
ルの電圧に比べて誤差が生じる可能性がある。本実施例
ではコレクタ電圧検出回路もIGBTと同様に3組のI
GBT素子を配線した構造とする。この時のコレクタ間
端子の抵抗,インダクタンス成分の等価回路1001,
1002もエミッタ間配線の抵抗と同じように各主端子
を実装する時の接触抵抗の10倍以上、モジュール外付
け抵抗の1/100倍以下の範囲にすることでコレクタ
端子間に流れる電流を抑えることが出来る。
【0033】図12にはモジュール外部の主端子が1組
の場合の実施例を示す。1台のIGBTモジュール1101
で、内部に2組のIGBT1102,1103が並列動
作し、各IGBTの主端子をモジュール内部で配線し、
モジュール外部には1組の取付け端子C,Eがある場
合、各IGBTの組を同時に制御するためゲート配線1
106とエミッタ補助配線1107で構成する。この時
IGBT1102と1103の電流をバランスさせるた
め主端子,エミッタ補助端子の形状を対称構造にした
り、半導体素子の特性を揃える等していた。本発明を用
い、各IGBT1102,1103間のIGBTのエミ
ッタ補助端子の配線抵抗を主端子を実装する時の接触抵
抗の10倍以上、モジュール外付け抵抗1108の1/
100倍以下の範囲にすることで主端子,補助端子の形
状のバランスが悪くなっても電流のアンバランスを防ぐ
ことが出来る。本実施例ではコレクタ側の電圧検出回路
を記載していないが、コレクタ電圧検出回路でコレクタ
側を配線した時も同じ方法で電流のアンバランスを抑え
ることが出来る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば電流のアンバランスを抑
えることが出来るのでモジュール内部で並列動作させて
いるIGBTの一部に電流が集中することを抑えてモジ
ュールの信頼性向上に効果がある。また、モジュールを
実装する時の接触抵抗のばらつきや、主回路配線のイン
ダクタンスのばらつきが発生しても電流のばらつきを抑
えることが出来、実装上の制約を減らすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例の等価回路。
【図2】本発明を適用した一実施例の等価回路。
【図3】本発明を適用したモジュールを実装した場合の
外観図。
【図4】IGBTスイッチング動作時の代表波形。
【図5】エミッタ補助端子の抵抗と補助配線に流れる電
流量の関係。
【図6】本発明を適用したエミッタ補助端子の断面構造
図。
【図7】本発明を適用した絶縁基板上のレイアウト図。
【図8】本発明を適用したモジュールの内部端子模擬
図。
【図9】本発明を適用したモジュールの内部端子模擬図
と等価回路。
【図10】本発明を適用したモジュールを実装した電力
変換装置の一実施例。
【図11】本発明をコレクタ補助端子に適用した場合の
等価回路。
【図12】本発明を外部取付け端子が1組の場合に適用
した時の等価回路。
【符号の説明】
101,817,901,1101…IGBTモジュー
ル、102,601…IGBT素子、103…コレクタ
主端子等価回路、104…エミッタ主端子等価回路、1
05…制御用エミッタ補助端子等価回路、106…コレ
クタ主端子側主端子接触抵抗、107…エミッタ主端子
側接触抵抗、108…コレクタ主回路ブスバー、109
…エミッタ主回路ブスバー、110,1108…外付け
ゲート抵抗、111…モジュール外部エミッタ補助端子
等価回路、112…ゲート制御電源、201,202,
203…モジュール内部で並列動作するIGBT素子、
204…モジュール内部ゲート配線、205,303,
1107…エミッタ補助配線、301…主端子取付けボ
ルト、302,1106…ゲート配線、304,907
…コレクタ補助配線、501,706,804…エミッ
タ補助端子、502…絶縁基板、503…銅箔、504
…半田、505…両面電極抵抗素子、506…銅箔島パ
ターン、507…片面電極島パターン、602…絶縁基
板、603…コレクタ電極銅箔、604…エミッタ電極
銅箔、605…ゲート電極銅箔、606…金属ワイヤー、
607…コレクタ主端子接続部、608…エミッタ主端
子接続部、609…主電流経路、610…エミッタ補助
端子接続部、701…半導体素子搭載絶縁基板、702
…モジュールベース、704…コレクタ主端子、705
…エミッタ主端子、707…エミッタ補助端子取出し位
置、801…コレクタ主端子、802…エミッタ主端
子、803…エミッタ主端子間渡り配線、805…エミ
ッタ補助端子よりIGBT側エミッタ主端子等価回路、
806…エミッタ補助端子より取付け位置側エミッタ主
端子等価回路、902…コレクタ側主回路配線、903
…中性点配線、904…エミッタ側主回路配線、905
…ゲート配線、906…エミッタ補助配線、908…負
荷モータ、909…入力電圧、1001,1002…コレク
タ補助端子等価回路、1102、1103…モジュール
内部で並列動作するIGBT、1104,1105…主
回路配線、1109…ゲート電源。
フロントページの続き (72)発明者 清水 英雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 斉藤 隆一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 ▲高▼槌 重靖 茨城県日立市弁天町三丁目10番2号 日 立原町電子工業株式会社内 (72)発明者 苅谷 忠昭 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 中村 清 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (56)参考文献 特開 平4−229079(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/5387

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の電圧制御型パワー半導体素子を
    部に備え複数電圧制御型半導体素子の夫々の
    ート電極並びに夫々の制御用エミッタ補助電極を内部で
    並列に配線しモジュールを、複数個有するパワー半導
    体装置において、前記モジュールは、前記電圧制御型パワー半導体素子の
    主電流が流れるエミッタのモジュール外部接続端子の
    前記エミッタ補助配線のモジュール外部接続端子の
    より多く 制御用エミッタ端子に接続していて2つの主端子を結
    配線抵抗が、前記エミッタのモジュール外部端子の接
    触抵抗の10倍以上かつ、モジュールのゲート端子に
    付ける外部ゲート抵抗の1/100以下であって、かつ
    前記配線抵抗が0.5mΩ 〜50mΩであることを特徴
    とするパワー半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のパワー半導体装置におい
    て、前記 各エミッタ主端子間を並列に配線した制御用エミッ
    タ端子の配線インダクタンス5nH100nHであ
    ことを特徴とするパワー半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のパワー半導体装置におい
    て、 前記 モジュールに内蔵した電圧制御型パワー半導体素子
    と、エミッタ補助端子の外部接続端子の間に抵抗素子
    を設けたことを特徴とするパワー半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のパワー半導体装置におい
    て、 前記モジュールの エミッタの主電流が流れる経路と、前
    電圧制御型パワー半導体素子を制御するゲートと補
    助エミッタ間の電流の回路をそれぞれ独立させ、制御用
    配線には主電流が流れないことを特徴とするパワー半導
    体装置。
  5. 【請求項5】電圧制御型パワー半導体素子を内蔵したモ
    ジュール2個を直列に接続したアームを3個備え、該2
    個のモジュールの接続点を負荷に接続する電力変換装置
    において、 前記モジュールが 請求項1〜のいずれか1項に記載の
    パワー半導体装置を適用したことを特徴とする電力変換
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電力変換装置において、 前記モジュールのエミッタ接続端子およびコレクタ接続
    端子が、配線ブスバーにボルト締めで接続されているこ
    とを特徴とする電力変換装置。
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