JP4517884B2 - 無線送信回路及び無線送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線送信回路に関し、特に、消費電流を低減することができる無線送信回路に関する。そして、本発明は、これを用いた無線送信装置に関する。
近年、高速無線伝送方式の一つとして、ウルトラワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)通信方式が注目されている。ウルトラワイドバンド通信とは、超広帯域無線を意味し、中心周波数の25%以上、又は1.5GHz以上の帯域幅を占有する無線伝送方式を指し、搬送波を用いず、例えばパルス幅が1nsec以下等の極めて細かい短パルス信号からなるパルス信号列を用いて通信を行うものである(例えば、特許文献1参照。)。このような短パルスを生成する高速パルス発生回路として、ステップリカバリダイオードを用いた無線送信回路が知られている。
図13は、背景技術に係るウルトラワイドバンド通信方式の無線送信装置の構成を示すブロック図である。図13に示す無線送信装置101では、送信データを変調してステップリカバリダイオード103へ出力する通信制御回路102と、通信制御回路102から出力された変調信号に高周波の信号成分を生じさせるステップリカバリダイオード103と、ステップリカバリダイオード103で生成された高周波の信号成分を抽出することにより短パルス信号を生成し、アンテナ105から無線信号として送信させるバンドパスフィルタ(BPF)104とを備えている。
また、ウルトラワイドバンド通信方式による送信電力は、図14に示す米連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)で規定されたスペクトラムマスク以下にする必要がある。図14に示すスペクトラムマスクは、横軸が送信周波数、縦軸が送信電力を示し、周波数毎に送信電力が規定されているので、送信周波数毎に規定された電力以下の電波を用いて送信を行わなければならない。
送信電力は、送信する短パルス信号の波高値に応じて増大する。しかし、図13に示す無線送信装置101では、送信パルスの波高値は、ステップリカバリダイオード103の特性や、通信制御回路102からステップリカバリダイオードへ出力される信号のスルーレートの影響を受けるため、波高値を精度よく制御することが困難であるという不都合があった。そこで、従来、短パルス信号の波高値がばらついてもスペクトラムマスクの規格値を超えないようにあらかじめ短パルス信号の波高値を規格値まで十分なマージンを取って低いレベルに設定したり、所定の時間内に出力する短パルス信号の波高値とパルス数とを制御することにより、送信電力を規格値の範囲内に抑えたりするものが知られている。
特表2003−515974号公報
ところで、上述のように、あらかじめ十分なマージンを取って波高値を十分低いレベルに設定することにより送信電力を規格値の範囲内に抑える場合には、送信距離が短くなってしまうという不都合があった。また、所定の時間内に出力する短パルス信号の波高値とパルス数とを制御することにより送信電力を規格値の範囲内に抑えるものでは制御回路が複雑になり、部品点数が増大するという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、短パルス信号における波高値の制御精度を向上させることにより規格値に対して必要とされる波高値のマージンを縮小することができる無線送信回路、及びこれを用いた無線送信装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る無線送信回路は、パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信回路において、前記送信データを変調して第1の変調信号を生成する変調部と、前記変調部により生成された第1の変調信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくとも一方の信号エッジにおけるスルーレートを調整し、第2の変調信号として出力するスルーレート調整部と、前記スルーレート調整部により出力された前記第2の変調信号における信号立ち下がりエッジのスルーレートに基づいて前記第2の変調信号に高周波の信号成分を生じさせた第3の変調信号を生成するステップリカバリダイオードと、前記ステップリカバリダイオードにより生成された前記第3の変調信号から前記高周波の信号成分を抽出し、当該高周波の信号成分を前記送信データを表すパルスとして出力するフィルタ部とを備え、前記スルーレート調整部は、前記ステップリカバリダイオードへ前記第2の変調信号を出力するCMOSドライバ回路と、前記変調部により生成された第1の変調信号に基づいて前記CMOSドライバ回路におけるゲート電圧を制御するプリドライバ回路とを備え、前記CMOSドライバ回路は、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとが直列接続されて構成され、前記CMOSドライバ回路におけるNMOSトランジスタは、オンすることにより前記第2の変調信号を立ち下げるものであり、前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタは、オンすることにより前記第2の変調信号を立ち上げるものであり、前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタのオン抵抗は、当該CMOSドライバ回路におけるNMOSトランジスタのオン抵抗よりも大きくされていることを特徴としている。
また、上述の無線送信回路において、前記プリドライバ回路は、前記第1の変調信号における第1のレベルで、前記CMOSドライバ回路におけるゲート電圧を上昇させるべく並列接続された複数のPMOSトランジスタと、前記第1の変調信号における前記第1のレベルとは異なる第2のレベルで、前記CMOSドライバ回路におけるゲート電圧を下降させるべく並列接続された複数のNMOSトランジスタと、前記第1の変調信号に応じて動作する、前記複数のPMOSトランジスタの数及び前記複数のNMOSトランジスタの数のうち少なくとも一方の数を設定する設定部とを備えることを特徴としている。
また、上述の無線送信回路において、前記プリドライバ回路は、前記第1の変調信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルへ変化した場合に前記複数のPMOSトランジスタをオフさせてから前記複数のNMOSトランジスタをオンさせ、前記第1の変調信号が前記第2のレベルから前記第1のレベルへ変化した場合に前記複数のNMOSトランジスタをオフさせてから前記複数のPMOSトランジスタをオンさせる第1のノンオーバーラップ回路を備えることを特徴としている。
また、上述の無線送信回路において、前記プリドライバ回路における前記複数のPMOSトランジスタ及び複数のNMOSトランジスタは、前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタのいずれか一方のゲート電圧を制御するべく並列接続されており、前記スルーレート調整部は、前記第1の変調信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルへ変化した場合に前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタのいずれか一方のトランジスタをオフさせてから前記プリドライバ回路によって他方のトランジスタをオンさせ、前記第1の変調信号が前記第2のレベルから前記第1のレベルへ変化した場合に前記プリドライバ回路によって前記他方のトランジスタをオフさせてから、前記CMOSドライバ回路における前記一方のトランジスタをオンさせる第2のノンオーバーラップ回路をさらに備えることを特徴としている。
そして、本発明の第2の手段に係る無線送信装置は、パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信装置において、前記送信データを生成するデータ生成部と、前記データ生成部により生成された送信データに基づいて、前記送信データを表すパルスを出力する無線送信回路と、前記無線送信回路により出力されたパルスを放射するアンテナとを備え、前記無線送信回路は、上述のいずれかに記載の無線送信回路であることを特徴としている。
このような構成の無線送信回路及び無線送信装置は、スルーレート調整部によって、変調部により送信データが変調されて生成された第1の変調信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくとも一方の信号エッジにおけるスルーレートが調整され、第2の変調信号として出力される。そして、ステップリカバリダイオードによって第2の変調信号における信号エッジのスルーレートに基づいて第2の変調信号に高周波の信号成分を生じさせた第3の変調信号が生成され、フィルタ部によって第3の変調信号から高周波の信号成分が抽出され、当該高周波の信号成分が送信データを表すパルスとして出力されるので、パルスの波高値は、第2の変調信号における信号エッジのスルーレートに基づいて増減される。そして、第2の変調信号における信号エッジのスルーレートは、スルーレート調整部によって調整されるので、スルーレート調整部によってパルスの波高値を調整することができ、短パルス信号における波高値の制御精度を向上させて規格値に対して必要とされる波高値のマージンを縮小することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す無線送信装置1は、水晶発振子OSC1と、発振回路2と、データ生成部3と、無線送信回路10と、アンテナ8とを備えている。無線送信回路10は、データ生成部3から出力された送信データSDを変調し、パルスを用いて無線通信を行う通信方式、例えばウルトラワイドバンド通信方式におけるパルスを用いた無線信号として送信する回路部で、変調回路4(変調部)と、スルーレート調整部5と、ステップリカバリダイオード回路6と、バンドパスフィルタ7とを備えている。
発振回路2は、水晶発振子OSC1を発振させて、無線送信装置1の動作の基本となる周期信号、例えば送信信号における短パルスの出力周期にされたクロック信号CLKをデータ生成部3と変調回路4とへ出力する。
データ生成部3は、送信しようとするデータを生成する回路部で、例えば人の在不在を検出する人感センサや温度センサ等の検出装置及び、例えば照明器具や空調装置等を制御するためのリモコン装置等の、情報や指示命令等を表すデータを生成するものであり、生成したデータを送信データSDとして発振回路2から出力されたクロック信号CLKと同期して変調回路4へ出力する。なお、データ生成部3は、自ら送信しようとするデータを生成するものに限られず、例えば外部に接続された機器から送信しようとするデータを受信して、送信データSDとして変調回路4へ出力するものであってもよい。
変調回路4は、ウルトラワイドバンド方式による変調を行う回路であり、例えばデータ生成部3から出力された送信データSDとPN(Pseudorandom Noise)符号とを乗積することにより、送信データSDを変調して変調信号S1(第1の変調信号)を生成し、スルーレート調整部5へ出力する。
スルーレート調整部5は、変調回路4により生成された変調信号S1の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくとも一方の信号エッジにおけるスルーレートを調整し、変調信号S2(第2の変調信号)としてステップリカバリダイオード回路6へ出力する。図2は、スルーレート調整部5の構成の一例を示す回路図である。図2に示すスルーレート調整部5は、CMOSドライバ回路501と、プリドライバ回路502とを備えている。
CMOSドライバ回路501は、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とが直列に接続され、PMOSトランジスタQ1のソースに回路動作用電源電圧が印加され、NMOSトランジスタQ2のソースがグラウンドに接続されて構成されたCMOSトランジスタ回路で、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とのドレイン同士の接続された接続点が、ステップリカバリダイオード回路6に接続されている。また、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とのゲート同士の接続された接続点が、CMOSドライバ回路501のゲートとしてプリドライバ回路502に接続されている。
図3は、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2との構造を模式的に示した構造図である。図3に示すように、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とにおいて、PMOSトランジスタQ1のゲートG1と、NMOSトランジスタQ2のゲートG2とは、ソース−ドレイン間の距離方向の長さLが略等しく形成されている。そして、PMOSトランジスタQ1のゲートG1における長さL方向と垂直方向の幅W1は、NMOSトランジスタQ2のゲートG2における長さL方向と垂直方向の幅W2よりも小さく、例えば1/2以下にされている。これにより、PMOSトランジスタQ1のオン抵抗はNMOSトランジスタQ2のオン抵抗よりも大きく、例えば2倍以上に設定される。
NMOSトランジスタQ2のゲートG2は、オンすることにより変調信号S2を立ち下げる。そして、後述するように、変調信号S2の立ち下がりによってパルス信号S4が生成されるので、NMOSトランジスタQ2は変調信号S2を高速に駆動するべく低オン抵抗となる必要があり、従ってNMOSトランジスタQ2のゲートG2における幅W2は、オン抵抗の要求を満たすべく一定の幅以上にする必要がある。一方、PMOSトランジスタQ1によって駆動される変調信号S2の立ち上がりは、パルス信号S4の生成に寄与しないので、NMOSトランジスタQ2に比べてオン抵抗が大きくてもよい。
そこで、PMOSトランジスタQ1のゲートG1における幅W1を、NMOSトランジスタQ2のゲートG2における幅W2よりも小さく、例えば1/2以下とし、PMOSトランジスタQ1のオン抵抗をNMOSトランジスタQ2のオン抵抗よりも大きく、例えば2倍以上に設定することにより、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とのオン抵抗の合計を増大させ、CMOSドライバ回路501のスイッチングタイミングにおけるPMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とを貫通する貫通電流を減少させ、消費電流を低減することができる。
また、PMOSトランジスタQ1のゲートG1における幅W1を、NMOSトランジスタQ2のゲートG2における幅W2よりも小さく、例えば1/2以下としてPMOSトランジスタQ1を小型化することができるので、CMOSドライバ回路501を小型化することができる。
プリドライバ回路502は、第1ノンオーバーラップ回路503(第1のノンオーバーラップ回路)と、トランジスタアレー部504とを備えている。トランジスタアレー部504は、CMOSドライバ回路501のゲート電圧を上昇させるべく並列接続された複数、例えばn個のPMOSトランジスタQP1〜QPnと、CMOSドライバ回路501のゲート電圧を下降させるべく並列接続された複数、例えばn個のNMOSトランジスタQN1〜QNnと、PMOSトランジスタQP1〜QPnのゲート電圧を制御するn個のトライステートインバータBP1〜BPnと、NMOSトランジスタQN1〜QNnのゲート電圧を制御するn個のトライステートインバータBN1〜BNnと、設定部505とを備えている。
図4は、第1ノンオーバーラップ回路503の構成の一例を示す回路図である。図4に示す第1ノンオーバーラップ回路503は、NORゲート531,532と、インバータゲート533〜538とを備えている。そして、変調回路4から出力された変調信号S1が、NORゲート531の入力端子の一方に入力され、NORゲート531の出力信号がインバータゲート533,534で遅延されてPMOSトランジスタQP1〜QPnの制御信号S534としてトライステートインバータBP1〜BPnの入力端子へ出力される。また、変調回路4から出力された変調信号S1は、インバータゲート535を介してNORゲート532の入力端子の一方に入力され、NORゲート532によりインバータゲート534から出力された出力信号S534とNOR演算が施された後、インバータゲート536,537で遅延されて出力信号S537としてNORゲート531の他方の入力端子へ出力されると共にインバータゲート538で遅延されてNMOSトランジスタQN1〜QNnの制御信号S538としてトライステートインバータBN1〜BNnの入力端子へ出力される。
トライステートインバータBP1〜BPnの出力端子は、PMOSトランジスタQP1〜QPnのゲートにそれぞれ接続されている。トライステートインバータBN1〜BNnの出力端子は、NMOSトランジスタQN1〜QNnのゲートにそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタQP1〜QPnのソースには回路動作用電源電圧が印加され、PMOSトランジスタQP1〜QPnのドレインはCMOSドライバ回路501のゲートに接続されている。NMOSトランジスタQN1〜QNnのソースはグラウンドに接続され、NMOSトランジスタQN1〜QNnのドレインはCMOSドライバ回路501のゲートに接続されている。これにより、PMOSトランジスタQP1〜QPnのドレインとNMOSトランジスタQN1〜QNnのドレインとの接続点に生じた電圧が、制御信号S11としてCMOSドライバ回路501のゲートへ出力される。
設定部505は、第1ノンオーバーラップ回路503から出力された制御信号S534に応じてオンするPMOSトランジスタQP1〜QPnの数、及び第1ノンオーバーラップ回路503から出力された制御信号S538に応じてオンするNMOSトランジスタQN1〜QNnの数を設定する。具体的には、設定部505は、例えばトライステートインバータBP1〜BPnのゲート端子にそれぞれ接続されたn個の図略の設定スイッチによって構成されており、各設定スイッチがオンされると、トライステートインバータBP1〜BPnのうちオンされた設定スイッチに接続されたものがイネーブルとなって制御信号S534がそのトライステートバッファに接続されたPMOSトランジスタのゲートに反転して供給される。また、設定部505における図略の各設定スイッチがオフされると、トライステートインバータBP1〜BPnのうちオフされた設定スイッチに接続されたトライステートバッファは制御信号S534をPMOSトランジスタへ出力せず、そのトライステートバッファに接続されたPMOSトランジスタは制御信号S534にかかわらずオンしないようにされている。
これにより、設定部505は、第1ノンオーバーラップ回路503から出力された制御信号S534に応じてオンするPMOSトランジスタQP1〜QPnの数を設定するようにされている。設定部505は、同様の構成により、第1ノンオーバーラップ回路503から出力された制御信号S538に応じてオンするNOSトランジスタQN1〜QNnの数を設定するようにされている。
なお、設定部505は、PMOSトランジスタQP1〜QPnの数と、NOSトランジスタQN1〜QNnの数とのうち、後述するステップリカバリダイオード回路6によるパルスの生成に用いられる方向の変調信号S2の信号エッジに関わる方の数のみ設定するものであってもよい。例えば、変調信号S2の立ち下がりがステップリカバリダイオード回路6によりパルスの生成に用いられる場合、変調信号S2の立ち下がりを出力するNMOSトランジスタQ2をオンさせるPMOSトランジスタQP1〜QPnの数のみを設定するものであってもよい。
また、プリドライバ回路502は、第1ノンオーバーラップ回路503を備えず、例えば変調回路4から出力された変調信号S1が、直接トライステートインバータBP1〜BPn及びトライステートインバータBN1〜BNnの入力端子に入力される構成としてもよい。
ステップリカバリダイオード回路6は、ステップリカバリダイオードSRDを用いてスルーレート調整部5により出力された変調信号S2における信号エッジのスルーレートに基づいて変調信号S2に高周波の信号成分を生じさせた変調信号S3(第3の変調信号)を生成する回路部である。図5は、ステップリカバリダイオード回路6の構成の一例を示す回路図である。図5に示すステップリカバリダイオード回路6は、スルーレート調整部5から出力された変調信号S2がハイパスフィルタ601に入力され、ハイパスフィルタ601の出力がステップリカバリダイオードSRDのアノードに接続され、ステップリカバリダイオードSRDのカソードがグラウンドに接続されている。また、所定のバイアス電圧Vbiasが、電圧−電流変換素子602を介してステップリカバリダイオードSRDのアノードに供給されている。
ハイパスフィルタ601は、例えばコンデンサを用いて構成されたハイパスフィルタで、スルーレート調整部5から出力された変調信号S2の高周波成分を通過させる。電圧−電流変換素子602は、バイアス電圧Vbiasを電流に変換する素子で、例えば抵抗やインダクタ等が用いられる。そして、ステップリカバリダイオードSRDのアノードに生じた電圧が、変調信号S3としてバンドパスフィルタ7へ出力される。
図1に戻ってバンドパスフィルタ7は、ステップリカバリダイオード回路6から出力された変調信号S3から高周波の信号成分を抽出する帯域フィルタであり、抽出した高周波の信号成分をウルトラワイドバンド通信用のパルス信号S4としてアンテナ8へ出力する。アンテナ8は、パルス信号S4を無線信号として放射する。
次に、上述のように構成された無線送信装置1の動作について説明する。図6は、無線送信装置1の動作を説明するための信号波形図である。まず、発振回路2によって、水晶発振子OSC1の発振周波数に基づきクロック信号CLKが生成されると共にデータ生成部3と変調回路4とへ出力される。次に、データ生成部3から、クロック信号CLKと同期して送信データSDが変調回路4へ出力される。そして、変調回路4によって、例えばデータ生成部3から出力された送信データSDとPN符号とが乗積されてウルトラワイドバンド方式による変調が施された変調信号S1が生成され、スルーレート調整部5へ出力される。
スルーレート調整部5では、プリドライバ回路502により変調信号S1を反転させた信号が制御信号S11としてCMOSドライバ回路501へ出力され、CMOSドライバ回路501によって制御信号S11を反転させた信号が変調信号S2としてステップリカバリダイオード回路6へ出力される。
具体的には、まずスルーレート調整部5において、変調回路4から出力された変調信号S1が、図4に示す第1ノンオーバーラップ回路503に入力される。図7は、第1ノンオーバーラップ回路503の動作を説明するための信号波形図である。図7に示すように、変調信号S1が第1ノンオーバーラップ回路503に入力されると、変調信号S1がハイレベルからローレベルに変化した場合に、制御信号S538をローレベルからハイレベルに変化させてから制御信号S534をローレベルからハイレベルに変化させることによりNMOSトランジスタQN1〜QNnをオフさせてからPMOSトランジスタQP1〜QPnをオンさせて、制御信号S11をローレベルからハイレベルに変化させる。
また、変調信号S1がローレベルからハイレベルに変化した場合に、制御信号S534をハイレベルからローレベルに変化させてから制御信号S538をハイレベルからローレベルに変化させることによりPMOSトランジスタQP1〜QPnをオフさせてからNMOSトランジスタQN1〜QNnをオンさせて、制御信号S11をハイレベルからローレベルに変化させる。
これにより、変調信号S1のレベル反転時にPMOSトランジスタQP1〜QPnとNMOSトランジスタQN1〜QNnとが同時にオンするタイミングが無く、PMOSトランジスタQP1〜QPnとNMOSトランジスタQN1〜QNnとを貫通する貫通電流の流れることが抑制されるので、変調信号S1のレベル反転時における消費電流が低減される。
図8は、制御信号S11、変調信号S2,S3、及びパルス信号S4を拡大して示した信号波形図である。上述のように、制御信号S534に応じてPMOSトランジスタQP1〜QPnがオンすると、CMOSドライバ回路501のゲートに印加される制御信号S11の電圧レベルが上昇し、立ち上がる。この場合、制御信号S11の立ち上がりにおける電圧レベルの上昇速度であるスルーレートは、PMOSトランジスタQP1〜QPnのうちオンしたトランジスタの数の増減に応じて増減する。PMOSトランジスタQP1〜QPnのうち制御信号S534に応じてオンするトランジスタは設定部505の設定内容によって決められるので、設定部505によって制御信号S534に応じてオンするトランジスタの数を増減することにより、制御信号S11の立ち上がりにおけるスルーレートを増減させることができる。
同様に、制御信号S538に応じてNMOSトランジスタQN1〜QNnがオンすると、CMOSドライバ回路501のゲートに印加される制御信号S11の電圧レベルが下降し、立ち下がる。この場合、制御信号S11の立ち下がりにおける電圧レベルの下降速度であるスルーレートは、NMOSトランジスタQN1〜QNnのうちオンしたトランジスタの数の増減に応じて増減する。NMOSトランジスタQN1〜QNnのうち制御信号S538に応じてオンするトランジスタは設定部505の設定内容によって決められるので、設定部505によって制御信号S538に応じてオンするトランジスタの数を増減することにより、制御信号S11の立ち下がりにおけるスルーレートを増減させることができる。
そして、制御信号S11の立ち上がり、立ち下がりにおけるスルーレートが増減されると、CMOSドライバ回路501から出力される変調信号S2の立ち下がり、立ち上がりにおけるスルーレートが増減される。これにより、スルーレート調整部5によって、設定部505の設定内容に応じて、変調回路4により生成された変調信号S1の信号エッジにおけるスルーレートが調整され、変調信号S2としてステップリカバリダイオード回路6へ出力される。
次に、ステップリカバリダイオード回路6に変調信号S2が入力されると、図8に示すように、ステップリカバリダイオード回路6におけるステップリカバリダイオードSRDによって、変調信号S2の信号立ち下がり部に高周波の信号成分を生じさせることにより、立ち下がりが急峻にされると共にアンダーシュートが生じた変調信号S3が生成される。この場合、ステップリカバリダイオード回路6によって生じる高周波の信号成分は、変調信号S2の立ち下がりにおけるスルーレートの増減に応じて増減される。
次に、ステップリカバリダイオード回路6から出力された変調信号S3から、バンドパスフィルタ7によって高周波の信号成分が抽出され、抽出された高周波の信号成分がウルトラワイドバンド通信用のパルス信号S4としてアンテナ8へ出力され、アンテナ8によってパルス信号S4が無線信号として放射される。この場合、パルス信号S4の時間幅は、ウルトラワイドバンド通信に用いられる1ns程度の時間幅が得られると共に、変調信号S3における高周波の信号成分の増減に応じてパルス信号S4の波高値が増減される。
そして、上述のように、高周波の信号成分は変調信号S2の立ち下がりにおけるスルーレートの増減に応じて増減され、変調信号S2の立ち下がりにおけるスルーレートはスルーレート調整部5における設定部505の設定内容に応じて調整されるので、設定部505の設定内容に応じてパルス信号S4の波高値を調整することができる。例えばステップリカバリダイオードSRDの特性バラツキや使用環境によるステップリカバリダイオードSRDの温度特性等、パルス信号S4の波高値の変動を設定部505の設定内容に基づきスルーレート調整部5で補正することができるのでパルス信号S4における波高値の制御精度を向上させることができる。そして、パルス信号S4における波高値の制御精度を向上させることができるので、要求される規格値に対して必要とされる波高値のマージンを縮小することができ、波高値のマージンによる送信距離の低下を低減することができる。
なお、図9に示すように、第1ノンオーバーラップ回路503を直接CMOSドライバ回路501に接続し、第1ノンオーバーラップ回路503の制御信号S538をPMOSトランジスタQ1のゲートへ出力し、第1ノンオーバーラップ回路503の制御信号S534をNMOSトランジスタQ2のゲートへ出力するようにしてもよい。この場合、図7に示すPMOSトランジスタQP1〜QPn及びNMOSトランジスタQN1〜QNnと同様に、PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジスタQ2がオンオフされるので、PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジスタQ2が同時にオン状態にされることが無く、PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジスタQ2を貫通する貫通電流が流れることが抑制され、消費電流を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路について説明する。本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路は、第1の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路とは、スルーレート調整部5aの構成が異なる。他の構成は第1の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路と同様であるのでその説明を省略する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路に用いられるスルーレート調整部5aの構成の一例を示すブロック図である。図10に示すスルーレート調整部5aは、CMOSドライバ回路501と、トランジスタアレー部504と、第2ノンオーバーラップ回路510とを備えている。この場合、第2ノンオーバーラップ回路510が、請求項における第1及び第2のノンオーバーラップ回路の一例に相当している。
図11は、第2ノンオーバーラップ回路510の構成の一例を示す回路図である。図11に示す第2ノンオーバーラップ回路510は、NORゲート550〜552と、インバータゲート553〜564とを備えている。そして、変調回路4から出力された変調信号S1が、NORゲート551の入力端子の一方に入力され、NORゲート551の出力信号がインバータゲート553,554で遅延されて図2に示す制御信号S538の代わりにNMOSトランジスタQN1〜QNnの制御信号SQ3としてトライステートインバータBN1〜BNnの入力端子へ出力される。
また、変調回路4から出力された変調信号S1は、インバータゲート555を介してNORゲート552の入力端子の一方に入力され、NORゲート552により制御信号SQ3とNOR演算が施された後、インバータゲート556,557で遅延されて出力信号S557としてNORゲート550の一方の入力端子へ出力されると共にインバータゲート558で遅延、反転されて、制御信号SQ1として、CMOSドライバ回路501におけるPMOSトランジスタQ1のゲートへ出力される。
さらに、変調回路4から出力された変調信号S1は、インバータゲート559,560で遅延されてNORゲート550の他方の入力端子に入力され、NORゲート550により制御信号S557とNOR演算が施された後、インバータゲート561〜563で遅延、反転されて出力信号S563としてNORゲート551の他方の入力端子へ出力されると共にさらにインバータゲート564で遅延、反転されて図2に示す制御信号S534の代わりにPMOSトランジスタQP1〜QPnの制御信号SQ2としてトライステートインバータBP1〜BPnの入力端子へ出力される。
その他の構成は図2に示すスルーレート調整部5と同様であるので、その説明を省略し、スルーレート調整部5aの動作を説明する。図12は、スルーレート調整部5aの動作を説明するための説明図である。図12に示すように、変調信号S1がハイレベルからローレベルに変化した場合に、第2ノンオーバーラップ回路510からの制御信号SQ1に応じてPMOSトランジスタQ1がオフ(制御信号SQ1がハイレベル)されてから、第2ノンオーバーラップ回路510からの制御信号SQ2及びSQ3に応じてトランジスタアレー部504によりNMOSトランジスタQ2がオン(制御信号S11がハイレベル)される。また、変調信号S1がローレベルからハイレベルに変化した場合に、第2ノンオーバーラップ回路510からの制御信号SQ2及びSQ3に応じてトランジスタアレー部504によりNMOSトランジスタQ2がオフ(制御信号S11がローレベル)されてから、第2ノンオーバーラップ回路510からの制御信号SQ1に応じてPMOSトランジスタQ1がオン(制御信号SQ1がローレベル)される。
これにより、変調信号S1のレベル反転時にPMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とが同時にオンするタイミングが無く、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とを貫通する貫通電流の流れることが抑制されるので、変調信号S1のレベル反転時におけるCMOSドライバ回路501での消費電流を低減することができる。
また、第2ノンオーバーラップ回路510からの制御信号SQ2及びSQ3によって、第1ノンオーバーラップ回路503と同様の動作により、制御信号SQ2のレベル反転時に、PMOSトランジスタQP1〜QPnとNMOSトランジスタQN1〜QNnとが同時にオンするタイミングが無く、PMOSトランジスタQP1〜QPnとNMOSトランジスタQN1〜QNnとを貫通する貫通電流の流れることが抑制されるので、変調信号S1のレベル反転時においてトランジスタアレー部504における消費電流が低減される。
また、上述のようにステップリカバリダイオード回路6によって生じる高周波の信号成分が変調信号S2の立ち下がりにおけるスルーレートの増減に応じて増減される場合には、変調信号S2の立ち下げを行うNMOSトランジスタQ2のゲート信号のスルーレートを調整することによりパルス信号S4における波高値を調整することができるので、トランジスタアレー部504は、NMOSトランジスタQ2側にのみ設けることで、パルス信号S4における波高値を調整することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すスルーレート調整部の構成の一例を示す回路図である。 図2に示すPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの構造を模式的に示した構造図である。 図2に示す第1ノンオーバーラップ回路の構成の一例を示す回路図である。 図1に示すステップリカバリダイオード回路の構成の一例を示す回路図である。 図1に示す無線送信装置の動作を説明するための信号波形図である。 図2に示す第1ノンオーバーラップ回路の動作を説明するための信号波形図である。 図1に示す無線送信装置の動作を説明するための信号波形図である。 図1に示すスルーレート調整部の変形例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路に用いられるスルーレート調整部の構成の一例を示すブロック図である。 図10に示す第2ノンオーバーラップ回路の構成の一例を示す回路図である。 図10に示すスルーレート調整部の動作を説明するための説明図である。 背景技術に係るウルトラワイドバンド通信方式の無線送信装置の構成を示すブロック図である。 米連邦通信委員会で規定されたスペクトラムマスクを示す図である。
符号の説明
1 無線送信装置
2 発振回路
3 データ生成部
4 変調回路
5,5a スルーレート調整部
6 ステップリカバリダイオード回路
7 バンドパスフィルタ
8 アンテナ
10 無線送信回路
501 CMOSドライバ回路
502 プリドライバ回路
503 第1ノンオーバーラップ回路
504 トランジスタアレー部
505 設定部
506 第3ノンオーバーラップ回路
510 第2ノンオーバーラップ回路
601 ハイパスフィルタ
602 電圧−電流変換素子
BN1〜BNn トライステートインバータ
BP1〜BPn トライステートインバータ
G1,G2 ゲート
OSC1 水晶発振子
Q1 トランジスタ
Q2 トランジスタ
QN1〜QNn NMOSトランジスタ
QP1〜QPn PMOSトランジスタ
SRD ステップリカバリダイオード

Claims (5)

  1. パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信回路において、
    前記送信データを変調して第1の変調信号を生成する変調部と、
    前記変調部により生成された第1の変調信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくとも一方の信号エッジにおけるスルーレートを調整し、第2の変調信号として出力するスルーレート調整部と、
    前記スルーレート調整部により出力された前記第2の変調信号における信号立ち下がりエッジのスルーレートに基づいて前記第2の変調信号に高周波の信号成分を生じさせた第3の変調信号を生成するステップリカバリダイオードと、
    前記ステップリカバリダイオードにより生成された前記第3の変調信号から前記高周波の信号成分を抽出し、当該高周波の信号成分を前記送信データを表すパルスとして出力するフィルタ部とを備え、
    前記スルーレート調整部は、
    前記ステップリカバリダイオードへ前記第2の変調信号を出力するCMOSドライバ回路と、
    前記変調部により生成された第1の変調信号に基づいて前記CMOSドライバ回路におけるゲート電圧を制御するプリドライバ回路とを備え、
    前記CMOSドライバ回路は、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとが直列接続されて構成され、
    前記CMOSドライバ回路におけるNMOSトランジスタは、オンすることにより前記第2の変調信号を立ち下げるものであり、
    前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタは、オンすることにより前記第2の変調信号を立ち上げるものであり、
    前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタのオン抵抗は、当該CMOSドライバ回路におけるNMOSトランジスタのオン抵抗よりも大きくされていることを特徴とする無線送信回路。
  2. 記プリドライバ回路は、
    前記第1の変調信号における第1のレベルで、前記CMOSドライバ回路におけるゲート電圧を上昇させるべく並列接続された複数のPMOSトランジスタと、
    前記第1の変調信号における前記第1のレベルとは異なる第2のレベルで、前記CMOSドライバ回路におけるゲート電圧を下降させるべく並列接続された複数のNMOSトランジスタと、
    前記第1の変調信号に応じて動作する、前記複数のPMOSトランジスタの数及び前記複数のNMOSトランジスタの数のうち少なくとも一方の数を設定する設定部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の無線送信回路。
  3. 前記プリドライバ回路は、前記第1の変調信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルへ変化した場合に前記複数のPMOSトランジスタをオフさせてから前記複数のNMOSトランジスタをオンさせ、前記第1の変調信号が前記第2のレベルから前記第1のレベルへ変化した場合に前記複数のNMOSトランジスタをオフさせてから前記複数のPMOSトランジスタをオンさせる第1のノンオーバーラップ回路を備えることを特徴とする請求項2記載の無線送信回路。
  4. 前記プリドライバ回路における前記複数のPMOSトランジスタ及び複数のNMOSトランジスタは、前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタのいずれか一方のゲート電圧を制御するべく並列接続されており、
    前記スルーレート調整部は、前記第1の変調信号が前記第1のレベルから前記第2のレベルへ変化した場合に前記CMOSドライバ回路におけるPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタのいずれか一方のトランジスタをオフさせてから前記プリドライバ回路によって他方のトランジスタをオンさせ、前記第1の変調信号が前記第2のレベルから前記第1のレベルへ変化した場合に前記プリドライバ回路によって前記他方のトランジスタをオフさせてから、前記CMOSドライバ回路における前記一方のトランジスタをオンさせる第2のノンオーバーラップ回路をさらに備えることを特徴とする請求項2又は3記載の無線送信回路。
  5. パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信装置において、
    前記送信データを生成するデータ生成部と、
    前記データ生成部により生成された送信データに基づいて、前記送信データを表すパルスを出力する無線送信回路と、
    前記無線送信回路により出力されたパルスを放射するアンテナと
    を備え、
    前記無線送信回路は、請求項1〜のいずれかに記載の無線送信回路であることを特徴とする無線送信装置。
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