JP2006237661A - 無線送信回路及び無線送信装置 - Google Patents

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Yoshifumi Suehiro
善文 末広
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Abstract

【課題】 短パルス信号を生成する回路における消費電流を低減することができる無線送信回路、及びこれを用いた無線送信装置を提供する。
【解決手段】 送信データを変調して変調信号S1を生成する変調回路6と、変調回路6により生成された変調信号S1における駆動電流を増大させて変調信号S2として出力するドライバ部8と、ドライバ部8により出力された変調信号S2に基づいて高周波の信号成分を生じさせた変調信号S3を生成するステップリカバリダイオード回路9と、ステップリカバリダイオード回路9により生成された変調信号S3から高周波の信号成分を抽出し、当該高周波の信号成分を送信データを表すパルス信号S4として出力するバンドパスフィルタ10とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線送信回路に関し、特に、消費電流を低減することができる無線送信回路に関する。そして、本発明は、これを用いた無線送信装置に関する。
近年、高速無線伝送方式の一つとして、ウルトラワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)通信方式が注目されている。ウルトラワイドバンド通信とは、超広帯域無線を意味し、中心周波数の25%以上、又は1.5GHz以上の帯域幅を占有する無線伝送方式を指し、搬送波を用いず、例えばパルス幅が1nsec以下等の極めて細かい短パルス信号からなるパルス信号列を用いて通信を行うものである(例えば、特許文献1参照。)。このような短パルスを生成する高速パルス発生回路として、ステップリカバリダイオードを用いた無線送信回路が知られている。
図12は、背景技術に係るウルトラワイドバンド通信方式の無線送信回路の構成を示すブロック図である。図12に示す無線送信回路100は、送信データを変調してドライバ回路102へ出力する変調回路101と、変調回路101から出力された変調信号における駆動電流を増大させてステップリカバリダイオード103へ出力するドライバ回路102と、ドライバ回路102から出力された変調信号に高周波の信号成分を生じさせるステップリカバリダイオード103と、ステップリカバリダイオード103で生成された高周波の信号成分を抽出することにより短パルス信号を生成し、アンテナ105から無線信号として送信させるバンドパスフィルタ(BPF)104とを備えている。
特表2003−515974号公報
ところで、上述のように、ステップリカバリダイオード103の特性を利用してウルトラワイドバンド通信に用いられる短パルス信号を生成する無線送信回路では、ステップリカバリダイオード103にバイアス電流を流す必要があり、また、ドライバ回路102から出力される駆動電流が増大するため、消費電流が増大するという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、短パルス信号を生成する回路における消費電流を低減することができる無線送信回路、及びこれを用いた無線送信装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る無線送信回路は、パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信回路において、前記送信データを変調して第1の変調信号を生成する第1の変調部と、前記第1の変調部により生成された第1の変調信号における駆動電流を増大させて第2の変調信号として出力するドライバ部と、前記ドライバ部により出力された前記第2の変調信号に基づいて高周波の信号成分を生じさせた第3の変調信号を生成するステップリカバリダイオードと、前記ステップリカバリダイオードにより生成された前記第3の変調信号から前記高周波の信号成分を抽出し、当該高周波の信号成分を前記送信データを表すパルスとして出力するフィルタ部と、前記ドライバ部の動作用電源電圧を設定するドライバ電圧設定部とを備えることを特徴としている。
また、上述の無線送信回路において、前記ドライバ電圧設定部は、前記送信データにおける予め設定されたビット数毎に、当該ビット数の送信データに応じて前記ドライバ部の動作用電源電圧を変化させることを特徴としている。
また、本発明の第2の手段に係る無線送信回路は、オンオフキーイング方式によって変調されたパルス列により送信データを無線送信する無線送信回路において、前記送信データにおける符号化されたコードの論理値を、パルス列の存在する区間及びパルス列が存在しない区間のいずれかに対応させることにより変調し、第4の変調信号として出力する第2の変調部と、前記第2の変調部により出力された第4の変調信号に基づいて高周波の信号成分を生じさせた第5の変調信号を生成するステップリカバリダイオードと、前記ステップリカバリダイオードにより生成された前記第5の変調信号から前記高周波の信号成分を抽出し、当該高周波の信号成分を前記送信データを表すパルスとして出力するフィルタ部と、前記ステップリカバリダイオードへ供給するバイアス電圧を、前記パルス列が存在する区間における電圧よりも前記パルス列が存在しない区間において低下させるバイアス電圧制御部とを備えることを特徴としている。
また、上述の無線送信回路において、前記バイアス電圧制御部は、前記パルスがある期間よりも前記パルスがない期間において、前記バイアス電圧を低下させることを特徴としている。
また、本発明の第3の手段に係る無線送信装置は、パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信装置において、前記送信データを生成するデータ生成部と、前記データ生成部により生成された送信データに基づいて、前記送信データを表すパルスを出力する無線送信回路と、前記無線送信回路により出力されたパルスを放射するアンテナとを備え、前記無線送信回路は、上述のいずれかに記載の無線送信回路であることを特徴としている。
このような構成の無線送信回路及び無線送信装置は、第1の変調部により送信データが変調されて第1の変調信号が生成される。また、ドライバ部により第1の変調信号における駆動電流が増大されて第2の変調信号として出力される。そして、ステップリカバリダイオードにより第2の変調信号に基づいて高周波の信号成分を生じさせた第3の変調信号が生成され、フィルタ部により第3の変調信号から高周波の信号成分が抽出され、当該高周波の信号成分が送信データを表すパルスとして出力される。さらに、ドライバ電圧設定部によりドライバ部の動作用電源電圧を設定することができるので、ドライバ電圧設定部を用いてドライバ部の動作用電源電圧を低下させることにより、ドライバ部における消費電流を低減することができる。
また、このような構成の無線送信回路及び無線送信装置は、第2の変調部によって送信データにおける各ビットの論理値が、パルス列の存在する区間及びパルス列が存在しない区間のいずれかに対応されることによりオンオフキーイング方式で変調された第4の変調信号として出力される。また、ステップリカバリダイオードによって、第4の変調信号に基づいて高周波の信号成分を生じさせた第5の変調信号が生成される。そして、フィルタ部により第5の変調信号から高周波の信号成分が抽出され、当該高周波の信号成分が送信データを表すパルスとして出力される。さらに、バイアス電圧制御部によって、ステップリカバリダイオードへ供給されるバイアス電圧が、パルス列が存在する区間における電圧よりもパルス列が存在しない区間において低下されるので、パルス列が存在しない区間においてステップリカバリダイオードへ供給されるバイアス電流が低減され、消費電流を低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す無線送信装置1は、水晶発振子OSC1と、発振回路2と、データ生成部3と、無線送信回路4と、アンテナ5とを備えている。無線送信回路4は、データ生成部3から出力された送信データSD1を変調し、パルスを用いて無線通信を行う通信方式、例えばウルトラワイドバンド通信方式におけるパルスを用いた無線信号として送信する回路部で、変調回路6(第1の変調部)と、プリドライバ回路7と、ドライバ部8と、ステップリカバリダイオード回路9と、バンドパスフィルタ10(フィルタ部)と、ドライバ電圧設定部11と、電源電圧供給部12とを備えている。
発振回路2は、水晶発振子OSC1を発振させて、無線送信装置1の動作の基本となる周期信号、例えば送信信号における短パルスの出力周期にされたクロック信号CLK1をデータ生成部3と変調回路6とへ出力する。
データ生成部3は、送信しようとするデータを生成する回路部で、例えば人の在不在を検出する人感センサや温度センサ等の検出装置及び、例えば照明器具や空調装置等を制御するためのリモコン装置等の、情報や指示命令等を表すデータを生成するものであり、生成したデータに送信先の受信装置の通信アドレスを付加し、送信データSD1として発振回路2から出力されたクロック信号CLK1と同期して変調回路6へ出力する。なお、データ生成部3は、自ら送信しようとするデータを生成するものに限られず、例えば外部に接続された機器から送信しようとするデータを受信して、送信データSD1として変調回路6へ出力するものであってもよい。
変調回路6は、ウルトラワイドバンド方式による変調を行う回路であり、例えばデータ生成部3から出力された送信データSD1とPN(Pseudorandom Noise)符号とを乗積することにより、送信データSD1を変調して変調信号S1(第1の変調信号)を生成し、プリドライバ回路7へ出力する。
図2は、プリドライバ回路7及びドライバ部8の構成の一例を示す回路図である。プリドライバ回路7は、ドライバ部8のゲート電圧を上昇させるべく並列接続された複数、例えばn個のPMOSトランジスタQP1〜QPnと、ドライバ部8のゲート電圧を下降させるべく並列接続された複数、例えばn個のNMOSトランジスタQN1〜QNnと、PMOSトランジスタQP1〜QPnのゲート電圧を制御するn個のトライステートバッファBP1〜BPnと、NMOSトランジスタQN1〜QNnのゲート電圧を制御するトライステートバッファBN1〜BNnと、設定部71とを備えている。
そして、変調回路6から出力された変調信号S1が、トライステートバッファBP1〜BPnと、トライステートバッファBN1〜BNnとの入力端子に入力されている。トライステートバッファBP1〜BPnの出力端子は、PMOSトランジスタQP1〜QPnのゲートにそれぞれ接続されている。トライステートバッファBN1〜BNnの出力端子は、NMOSトランジスタQN1〜QNnのゲートにそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタQP1〜QPnのソースには回路動作用電源電圧が印加され、PMOSトランジスタQP1〜QPnのドレインはドライバ部8のゲートに接続されている。NMOSトランジスタQN1〜QNnのソースはグラウンドに接続され、NMOSトランジスタQN1〜QNnのドレインはドライバ部8のゲートに接続されている。これにより、PMOSトランジスタQP1〜QPnのドレインとNMOSトランジスタQN1〜QNnのドレインとの接続点に生じた電圧が、制御信号S11としてドライバ部8のゲートへ出力される。
図2に示すドライバ部8は、プリドライバ回路7から出力された制御信号S11における駆動電流を増大させて変調信号S2(第2の変調信号)として出力する回路部である。ドライバ部8は、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とが直列に接続され、PMOSトランジスタQ1のソースに電源電圧供給部12から出力された動作用電源電圧VDDが印加され、NMOSトランジスタQ2のソースがグラウンドに接続されて構成されたCMOSトランジスタ回路で、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とのドレイン同士の接続された接続点が、ステップリカバリダイオード回路9に接続されている。また、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ2とのゲート同士の接続された接続点が、ドライバ部8のゲートとしてプリドライバ回路7に接続されている。
設定部71は、変調回路6から出力された変調信号S1に応じてオンするPMOSトランジスタQP1〜QPnの数、及びNMOSトランジスタQN1〜QNnの数を設定する。具体的には、設定部71は、例えばトライステートバッファBP1〜BPnのゲート端子にそれぞれ接続されたn個の図略の設定スイッチによって構成されており、各設定スイッチがオンされると、トライステートバッファBP1〜BPnのうちオンされた設定スイッチに接続されたものがイネーブルとなって変調信号S1がそのトライステートバッファに接続されたPMOSトランジスタのゲートに供給される。また、設定部71における図略の各設定スイッチがオフされると、トライステートバッファBP1〜BPnのうちオフされた設定スイッチに接続されたトライステートバッファは変調信号S1をPMOSトランジスタへ出力せず、そのトライステートバッファに接続されたPMOSトランジスタは変調信号S1にかかわらずオンしないようにされている。
これにより、設定部71は、変調回路6から出力された変調信号S1に応じてオンするPMOSトランジスタQP1〜QPnの数を設定するようにされている。設定部71は、同様の構成により、変調回路6から出力された変調信号S1に応じてオンするNOSトランジスタQN1〜QNnの数を設定するようにされている。
この場合、プリドライバ回路7から出力される制御信号S11の立ち上がりにおける電圧レベルの上昇速度であるスルーレートは、PMOSトランジスタQP1〜QPnのうちオンしたトランジスタの数の増減に応じて増減する。PMOSトランジスタQP1〜QPnのうち変調信号S1に応じてオンするトランジスタは設定部71の設定内容によって決められるので、設定部71によって変調信号S1に応じてオンするトランジスタの数を増減することにより、制御信号S11の立ち上がりにおけるスルーレートを増減させることができる。
同様に、変調信号S1に応じてNMOSトランジスタQN1〜QNnがオンすると、ドライバ部8のゲートに印加される制御信号S11の電圧レベルが下降し、立ち下がる。この場合、制御信号S11の立ち下がりにおける電圧レベルの下降速度であるスルーレートは、NMOSトランジスタQN1〜QNnのうちオンしたトランジスタの数の増減に応じて増減する。NMOSトランジスタQN1〜QNnのうち変調信号S1に応じてオンするトランジスタは設定部71の設定内容によって決められるので、設定部71によって変調信号S1に応じてオンするトランジスタの数を増減することにより、制御信号S11の立ち下がりにおけるスルーレートを増減させることができる。
そして、制御信号S11の立ち上がり、立ち下がりにおけるスルーレートが増減されると、ドライバ部8から出力される変調信号S2の立ち下がり、立ち上がりにおけるスルーレートが増減される。これにより、設定部71の設定内容に応じて、変調信号S1の信号エッジにおけるスルーレートを、ステップリカバリダイオード回路9における高周波の信号成分の生成に適したスルーレートに設定することができる。
図1に戻ってドライバ電圧設定部11は、ドライバ部8の動作用電源電圧VDDの設定入力を受け付ける設定部で、例えば1又は複数のディップスイッチや多接点スイッチの一例であるロータリスイッチ、あるいはボリュームスイッチ等を用いて構成され、設定された電圧値を示す設定指示信号を電源電圧供給部12へ出力する。
なお、ドライバ電圧設定部11は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成され、ウルトラワイドバンド通信の受信装置の通信アドレスと、ドライバ部8の動作用電源電圧VDDの設定指示値とを関連付けた電圧設定テーブルを予め記憶した不揮発性メモリの一例であるROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等から構成される記憶部を備え、データ生成部3から出力される送信データSD1に付加されている送信先の通信アドレスを取得し、当該通信アドレスと関連付けて上述の電圧設定テーブルに記憶されている動作用電源電圧VDDの設定指示値を読み出して、その設定指示値に応じた設定指示信号を電源電圧供給部12へ出力する構成としてもよい。この場合、例えば、自機と受信装置との間における距離が短い場合や、受信装置の受信感度が高い場合には、動作用電源電圧VDDを低下させて無線信号の送信電力を低下させることができるので、上述の電圧設定テーブルにおいて、自機と受信装置との間における距離の増減あるいは受信装置の受信感度の減増に応じて動作用電源電圧VDDが増減するように、受信装置の通信アドレスと、動作用電源電圧VDDの設定指示値とを関連付けて記憶させる。
あるいは、データ生成部3は、送信データSD1に動作用電源電圧VDDの設定指示値を示す情報を付加してドライバ電圧設定部11へ送信し、ドライバ電圧設定部11は、データ生成部3から受信した送信データSD1に付加されている動作用電源電圧VDDの設定指示値を示す情報に基づいて設定指示信号を電源電圧供給部12へ出力する構成としてもよい。
電源電圧供給部12は、ドライバ電圧設定部11から出力された設定指示信号に応じて動作用電源電圧VDDを生成し、ドライバ部8へ供給する。
ステップリカバリダイオード回路9は、ドライバ部8から出力された変調信号S2に基づいて高周波の信号成分を生じさせた変調信号S3(第3の変調信号)を生成する回路部である。図3は、ステップリカバリダイオード回路9の構成の一例を示す回路図である。図3に示すステップリカバリダイオード回路9は、ドライバ部8から出力された変調信号S2がハイパスフィルタ91に入力され、ハイパスフィルタ91の出力がステップリカバリダイオードSRDのアノードに接続され、ステップリカバリダイオードSRDのカソードがグラウンドに接続されている。また、所定のバイアス電圧Vbiasが、電圧−電流変換素子92を介してステップリカバリダイオードSRDのアノードに供給されている。
ハイパスフィルタ91は、例えばコンデンサを用いて構成されたハイパスフィルタで、ドライバ部8から出力された変調信号S2の高周波成分を通過させる。電圧−電流変換素子92は、バイアス電圧Vbiasを電流に変換する素子で、例えば抵抗やインダクタ等が用いられる。そして、ステップリカバリダイオードSRDのアノードに生じた電圧が、変調信号S3としてバンドパスフィルタ10へ出力される。
バンドパスフィルタ10は、ステップリカバリダイオード回路9から出力された変調信号S3から高周波の信号成分を抽出する帯域フィルタであり、抽出した高周波の信号成分をウルトラワイドバンド通信用のパルス信号S4としてアンテナ5へ出力する。アンテナ5は、パルス信号S4を無線信号として放射する。
次に、上述のように構成された無線送信装置1の動作について説明する。まず、発振回路2によって、水晶発振子OSC1の発振周波数に基づきクロック信号CLK1が生成されると共にデータ生成部3と変調回路6とへ出力される。次に、データ生成部3から、クロック信号CLK1と同期して送信データSD1が変調回路6とドライバ電圧設定部11とへ出力される。そして、変調回路6によって、例えばデータ生成部3から出力された送信データSD1とPN符号とが乗積されてウルトラワイドバンド方式による変調が施された変調信号S1が生成され、プリドライバ回路7へ出力される。
図4は、プリドライバ回路7、ドライバ部8、ステップリカバリダイオード回路9、及びバンドパスフィルタ10の動作を説明するための信号波形図である。まず、変調回路6から出力された変調信号S1に基づいて、プリドライバ回路7によりスルーレートが調整された制御信号S11がドライバ部8へ出力される。そして、ドライバ部8によって制御信号S11における駆動電流を増大させた信号が変調信号S2としてステップリカバリダイオード回路9へ出力される。この場合、ドライバ部8から出力される変調信号S2の波高値は、電源電圧供給部12から出力された動作用電源電圧VDDの増減に応じて増減される。
次に、ステップリカバリダイオード回路9に変調信号S2が入力されると、図4に示すように、ステップリカバリダイオード回路9におけるステップリカバリダイオードSRDによって、変調信号S2の信号立ち下がり部に高周波の信号成分を生じさせることにより、立ち下がりが急峻にされると共にアンダーシュートが生じた変調信号S3が生成される。この場合、ステップリカバリダイオード回路9によって生成される変調信号S3の波高値は、ドライバ部8から出力される変調信号S2の波高値に応じて増減される。
次に、ステップリカバリダイオード回路9から出力された変調信号S3から、バンドパスフィルタ10によって高周波の信号成分が抽出され、抽出された高周波の信号成分がウルトラワイドバンド通信用のパルス信号S4としてアンテナ5へ出力され、アンテナ5によってパルス信号S4が無線信号として放射される。この場合、パルス信号S4の時間幅は、ウルトラワイドバンド通信に用いられる1ns程度の時間幅が得られると共に、変調信号S3の波高値の増減に応じてパルス信号S4の波高値が増減される。
そして、上述のように、変調信号S3の波高値は変調信号S2の波高値に応じて増減され、変調信号S2の波高値は電源電圧供給部12から出力された動作用電源電圧VDDに応じて増減され、動作用電源電圧VDDはドライバ電圧設定部11から出力された設定指示信号に応じて設定されるので、ドライバ電圧設定部11に設定する動作用電源電圧VDDの値を増減することにより、パルス信号S4の波高値を増減することができる。
また、例えば受信装置が自機の近傍に位置する場合や、受信装置の受信感度が高い場合等、無線送信装置1の送信電力を低下させても通信可能な場合には、ユーザは、ドライバ電圧設定部11を用いて動作用電源電圧VDDの電圧レベルを低下させ、パルス信号S4の波高値を低下させることによりドライバ部8における消費電流を低減することができる。
また、ドライバ電圧設定部11における動作用電源電圧VDDの設定を変更することにより、パルス信号S4の波高値を微調整することができるので、無線送信装置1の送信電力を、例えば米連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)で規定されたウルトラワイドバンド通信方式のスペクトラムマスク以下に調整することが容易となる。この場合、例えばステップリカバリダイオードSRDの特性バラツキや温度特性によるパルス信号S4の波高値のバラツキ、すなわち送信電力のバラツキを吸収するべく予めパルス信号S4の波高値を規格値まで十分なマージンを取って低いレベルに設定する必要がないので、パルス信号S4の波高値を過剰に低いレベルに設定することにより送信距離が短縮されてしまうことを低減することができる。
また、例えば無線送信装置1が使用される温度環境により、例えばステップリカバリダイオードSRDの温度特性の影響でパルス信号S4の波高値が低下して送信距離が短縮したり、パルス信号S4の波高値が増大した場合には、ドライバ電圧設定部11における動作用電源電圧VDDの設定を変更することにより、例えば米連邦通信委員会のスペクトラムマスクを超えない範囲で送信距離を増大させるようにパルス信号S4の波高値を微調整することができる。
また、上述のように、ドライバ電圧設定部11によって、データ生成部3から出力される送信データSD1に基づいて、送信データの送信先の受信機と自機との間の距離や受信機の受信感度等に応じて動作用電源電圧VDDが設定される構成とした場合には、送信データSD1毎に受信装置と通信可能な範囲で動作用電源電圧VDDを低下させることができるので、ドライバ部8における消費電流を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置1aの構成の一例を示すブロック図である。図5に示す無線送信装置1aは、動作用電源電圧VDDを変化させるとパルス信号S4の波高値が変化することを利用して、複数ビットの情報をパルス信号S4の波高値で表すことにより多値変調を行うものである。これにより、例えば8つの短パルス信号を用いて1ビットを送信するようにした無線送信機を、同じ8つの短パルス信号を用いて複数ビットのデータを送信可能とし、送信速度を高速化しようとするものである。
図5に示す無線送信装置1aと図1に示す無線送信装置1とでは、下記の点で異なる。すなわち、図5に示す無線送信装置1aは、データ生成部3とドライバ電圧設定部11aとの間にレジスタ13が介設されており、データ生成部3から出力された送信データSD1が多値化しようとする所定のビット数毎、例えば2ビット毎にレジスタ13で保持され、複数ビットデータSD2としてドライバ電圧設定部11aへ出力される。
ドライバ電圧設定部11aは、レジスタ13から出力された複数ビットデータSD2に基づいて動作用電源電圧VDDを変化させるべく電源電圧供給部12へ設定指示信号を出力する。
その他の構成は図1に示す無線送信装置1と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施形態の動作について説明する。以下の説明においては、2ビットを多値化する例を説
明する。図6は、無線送信回路4aの動作を説明するための説明図である。まず、発振回路2によって、水晶発振子OSC1の発振周波数に基づき生成されたクロック信号CLK1が変調回路6及び生成部3へ出力される。
まず、データ生成部3から、クロック信号CLK1と同期して送信データSD1がレジスタ13へ出力され、レジスタ13により2ビット毎にデータが保持される。図6において、送信データSD1はクロック信号CLK1の4クロックで1ビットを表すようにされており、ローレベルで”0”、ハイレベルで”1”を表すようにされている。
一方、変調回路6により、クロック信号CLK1と同期してパルス信号が生成され、変調信号S1としてプリドライバ回路7へ出力される。この場合、送信データSD1における2ビット分のデータに対応するクロック信号CLK1の8クロックの期間にパルスが8つ形成されたウルトラワイドバンド方式による変調信号S1がプリドライバ回路7へ出力される。
そして、変調回路6から出力された変調信号S1に基づいて、プリドライバ回路7によりスルーレートが調整された制御信号S11がドライバ部8へ出力される。一方、レジスタ13により保持された2ビット分のデータが送信データSD2としてドライバ電圧設定部11aへ出力され、ドライバ電圧設定部11aによって、送信データSD2で示される2ビットデータ”00”、”01”、”10”、”11”に応じて動作用電源電圧VDDを4段階に変化させるべく電源電圧供給部12へ設定指示信号が出力され、電源電圧供給部12によって設定指示信号に応じた動作用電源電圧VDDがドライバ部8へ出力される。
そうすると、ドライバ部8からステップリカバリダイオード回路9へ出力される変調信号S2の波高値は、電源電圧供給部12から出力された動作用電源電圧VDDの増減に応じて増減され、すなわち送信データSD2に応じて4段階に変化される。
次に、ステップリカバリダイオード回路9に変調信号S2が入力されると、ステップリカバリダイオード回路9から変調信号S2の波高値に応じた波高値で変調信号S3がバンドパスフィルタ10へ出力され、バンドパスフィルタ10で変調信号S3の波高値に応じたパルス信号S4が生成され、アンテナ5によって放射される。すなわち、パルス信号S4の波高値は、送信データSD2で示される2ビットデータに応じて変化し、多値化される。
これにより、パルス信号S4を多値化して、一つのパルス信号S4で複数ビット分の情報を送信することができるので、通信速度を高速化することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態に係る無線送信装置1bの構成の一例を示すブロック図である。図7に示す無線送信装置1bと図1に示す無線送信装置1とでは、下記の点で異なる。すなわち、図7に示す無線送信装置1bは、ステップリカバリダイオード回路9へ供給するバイアス電圧Vbiasを、パルス列が存在する区間における電圧よりもパルス列が存在しない区間において低下させるバイアス電圧制御部14を備え、バイアス電圧制御部14によって、送信データSD1に応じてバイアス電圧Vbiasを増減させるべく電源電圧供給部12へ設定指示信号が出力され、電源電圧供給部12によって設定指示信号に応じたバイアス電圧Vbiasがステップリカバリダイオード回路9へ出力される。
その他の構成は図1に示す無線送信装置1と同様であるのでその説明を省略し、以下本実施形態の動作について説明する。図8は、図7に示す無線送信装置1bの動作を説明するための信号波形図である。まず、発振回路2によって、水晶発振子OSC1の発振周波数に基づきクロック信号CLK1が生成されると共にデータ生成部3と変調回路6a(第2の変調部)とへ出力される。次に、データ生成部3から、クロック信号CLK1と同期して送信データSD1が変調回路6aとバイアス電圧制御部14とへ出力される。そして、変調回路6aによって、例えばデータ生成部3から出力された送信データSD1がオンオフキーイング方式によるウルトラワイドバンド通信用の変調が施された変調信号S1(第4の変調信号)が生成され、プリドライバ回路7へ出力される。
この場合、変調回路6aは、例えば図8に示すように、クロック信号CLK1と送信データSD1との論理積をとって、送信データSD1がハイレベルの区間(論理値”1”)で変調信号S1にパルス列を生じさせ、送信データSD1がローレベルの区間(論理値”0”)で変調信号S1をローレベルに固定してパルス列を生じさせない。すなわち変調回路6aは、送信データSD1における1ビット毎、あるいは符号化されたコード毎の論理値を、パルス列の存在する区間及びパルス列の存在しない区間のいずれかに対応させることによりオンオフキーイング方式による変調を行い、変調信号S1を生成する。なお、変調回路6aは、送信データSD1における符号化されたコードの論理値”0”をパルス列の存在する区間に対応させ、送信データSD1における符号化されたコードの論理値”1”をパルス列の存在しない区間に対応させる構成としてもよい。
一方、バイアス電圧制御部14によって、送信データSD1がパルス列の存在する区間に対応する電圧レベル、例えばハイレベルになると、電源電圧供給部12から出力されるバイアス電圧Vbiasを予め設定された所定の電圧V1にするべく設定指示信号が出力され、電源電圧供給部12によって、ステップリカバリダイオード回路9へ電圧V1のバイアス電圧Vbiasが出力される。また、送信データSD1がパルス列の存在しない区間に対応する電圧レベル、例えばローレベルになると、電源電圧供給部12から出力されるバイアス電圧Vbiasを電圧V1より低い電圧レベル、例えば0Vにするべく設定指示信号が出力され、電源電圧供給部12によって、ステップリカバリダイオード回路9へ出力されるバイアス電圧Vbiasが低下され、例えば0Vにされる。
そして、変調回路6aから出力された変調信号S1に基づいて、プリドライバ回路7によりスルーレートが調整された制御信号S11がドライバ部8へ出力され、ドライバ部8によって制御信号S11における駆動電流を増大させた信号が変調信号S2としてステップリカバリダイオード回路9へ出力される。
次に、ステップリカバリダイオード回路9に変調信号S2が入力されると、ステップリカバリダイオード回路9におけるステップリカバリダイオードSRDによって、変調信号S2の信号立ち下がり部に高周波の信号成分を生じさせることにより、立ち下がりが急峻にされると共にアンダーシュートが生じた変調信号S3(第5の変調信号)が生成される。
図3に示すステップリカバリダイオード回路9は、バイアス電圧Vbiasが印加されると、入力される変調信号S2に関わらず電圧−電流変換素子92を介してステップリカバリダイオードSRDへバイアス電流が流れる。しかし、無線送信装置1bでは、バイアス電圧制御部14によって、送信データSD1がパルス列の存在しない区間に対応する電圧レベルになった場合にはバイアス電圧Vbiasが低下され、例えば0Vにされるので、パルス列の存在しない区間におけるバイアス電流が低減され、ステップリカバリダイオード回路9における消費電流を低減することができる。
次に、ステップリカバリダイオード回路9から出力された変調信号S3から、バンドパスフィルタ10によって高周波の信号成分が抽出され、抽出された高周波の信号成分がウルトラワイドバンド通信用のパルス信号S4としてアンテナ5へ出力され、アンテナ5によってパルス信号S4が無線信号として放射される。
以上のように、バイアス電圧制御部14によって、送信データSD1がパルス列の存在しない区間に対応する電圧レベルになった場合にはバイアス電圧Vbiasが低下され、例えば0Vにされるので、パルス列の存在しない区間におけるバイアス電圧Vbiasが低下され、例えば0Vにされるので、当該区間におけるバイアス電流が低減され、ステップリカバリダイオード回路9における消費電流を低減することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路について説明する。図9は、本発明の第4の実施形態に係る無線送信装置1cの構成の一例を示すブロック図である。図9に示す無線送信装置1cと図7に示す無線送信装置1bとでは、下記の点で異なる。すなわち、図9に示す無線送信装置1cは、変調回路6aとプリドライバ回路7との間にタイミング調整部15が介設されている。
タイミング調整部15は、ステップリカバリダイオード回路9でパルスが生成されるタイミングと、ステップリカバリダイオード回路9に供給されるバイアス電圧Vbiasを増減(オンオフ)させるタイミングを調整する回路部である。図10は、タイミング調整部15の構成の一例を示す回路図である。図10に示すタイミング調整部15は、NORゲート51,52と、インバータゲート53〜60とを備えている。
そして、変調回路6aから出力された変調信号S1が、NORゲート51の入力端子の一方に入力され、NORゲート51の出力信号がインバータゲート53,54,59で遅延、反転されてバイアス電圧Vbiasの供給タイミングを示す制御信号S22としてバイアス電圧制御部14へ出力される。また、変調回路6aから出力された変調信号S1は、インバータゲート55を介してNORゲート52の入力端子の一方に入力され、NORゲート52によりインバータゲート54から出力された信号S54とNOR演算が施された後、インバータゲート56,57で遅延されて出力信号S57としてNORゲート51の他方の入力端子へ出力されると共にインバータゲート58,60で遅延されてパルス信号S4のタイミングを示す制御信号S21としてプリドライバ回路7へ出力される。
その他の構成は図7に示す無線送信装置1bと同様であるのでその説明を省略し、以下本実施形態の動作について説明する。図11は、図9に示す無線送信装置1cの動作を説明するための信号波形図である。
まず、図7に示す無線送信装置1bと同様にして変調回路6aからタイミング調整部15へ変調信号S1が出力され、タイミング調整部15からプリドライバ回路7へ制御信号S21が出力され、タイミング調整部15からバイアス電圧制御部14へ制御信号S22が出力される。制御信号S21,S22は、タイミング調整部15によって、変調信号S1のパルスと同期してまず制御信号S22が立ち上がった後に制御信号S21が立ち上がり、制御信号S21が立ち下がった後に制御信号S22が立ち下がるようにされている。
次に、制御信号S22が立ち上がると、バイアス電圧制御部14によって、電源電圧供給部12から出力されるバイアス電圧Vbiasを予め設定された所定の電圧V1にするべく設定指示信号が出力され、電源電圧供給部12によって、ステップリカバリダイオード回路9へ電圧V1のバイアス電圧Vbiasが出力され、ステップリカバリダイオード回路9が動作可能な状態にされる。
次に、制御信号S21が立ち上がると、制御信号S21に基づいて、プリドライバ回路7によりスルーレートが調整された制御信号S11がドライバ部8へ出力され、ドライバ部8によって制御信号S11における駆動電流を増大させた信号が変調信号S2としてステップリカバリダイオード回路9へ出力される。この場合、ステップリカバリダイオード回路9には、電圧V1のバイアス電圧Vbiasが供給されているので、ステップリカバリダイオード回路9により変調信号S3が立ち上げられる。
次に、制御信号S21が立ち下がると、制御信号S21に基づいて、プリドライバ回路7によりスルーレートが調整された制御信号S11がドライバ部8へ出力され、ドライバ部8によって制御信号S11における駆動電流を増大させた信号が変調信号S2としてステップリカバリダイオード回路9へ出力される。この場合、ステップリカバリダイオード回路9には、電圧V1のバイアス電圧Vbiasが供給されているので、ステップリカバリダイオード回路9におけるステップリカバリダイオードSRDによって、変調信号S2の信号立ち下がり部に高周波の信号成分を生じさせることにより、立ち下がりが急峻にされると共にアンダーシュートが生じた変調信号S3が生成される。
次に、制御信号S22が立ち下がると、バイアス電圧制御部14によって、電源電圧供給部12から出力されるバイアス電圧Vbiasを低下させ、例えば0Vにするべく設定指示信号が出力され、電源電圧供給部12によって、ステップリカバリダイオード回路9へ供給されるバイアス電圧Vbiasが低下される。バイアス電圧Vbiasが低下されると、電圧−電流変換素子92を介してステップリカバリダイオードSRDへ流れるバイアス電流が低減されるので、ステップリカバリダイオード回路9における消費電流を低減することができる。
以上のように、タイミング調整部15及びバイアス電圧制御部14によって、ステップリカバリダイオード回路9にパルスを生成させる必要のある期間では、バイアス電圧Vbiasを、パルスの立ち上げタイミングより前に動作用の電圧V1に上昇させパルスの立ち下げタイミングより後に低下させるので、ステップリカバリダイオード回路9にパルス信号S4を生成させることができる。一方、ステップリカバリダイオード回路9にパルスを生成させる必要のない期間では、バイアス電圧Vbiasを低下させ、ステップリカバリダイオードSRDへ流れるバイアス電流を低減するので、ステップリカバリダイオード回路9における消費電流を低減することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線送信装置及び無線送信回路の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すプリドライバ回路及びドライバ部の構成の一例を示す回路図である。 図1に示すステップリカバリダイオード回路の構成の一例を示す回路図である。 図1に示すプリドライバ回路、ドライバ部、ステップリカバリダイオード回路、及びバンドパスフィルタの動作を説明するための信号波形図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線送信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図5に示す無線送信回路の動作を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線送信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図7に示す無線送信装置の動作を説明するための信号波形図である。 本発明の第4の実施形態に係る無線送信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図9に示すタイミング調整部の構成の一例を示す回路図である。 図9に示す無線送信装置の動作を説明するための信号波形図である。 背景技術に係るウルトラワイドバンド通信方式の無線送信回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c 無線送信装置
2 発振回路
3 データ生成部
4,4a,4b,4c 無線送信回路
5 アンテナ
6,6a 変調回路
7 プリドライバ回路
8 ドライバ部
9 ステップリカバリダイオード回路
10 バンドパスフィルタ
11,11a ドライバ電圧設定部
12 電源電圧供給部
13 レジスタ
14 バイアス電圧制御部
15 タイミング調整部
SRD ステップリカバリダイオード

Claims (5)

  1. パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信回路において、
    前記送信データを変調して第1の変調信号を生成する第1の変調部と、
    前記第1の変調部により生成された第1の変調信号における駆動電流を増大させて第2の変調信号として出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部により出力された前記第2の変調信号に基づいて高周波の信号成分を生じさせた第3の変調信号を生成するステップリカバリダイオードと、
    前記ステップリカバリダイオードにより生成された前記第3の変調信号から前記高周波の信号成分を抽出し、当該高周波の信号成分を前記送信データを表すパルスとして出力するフィルタ部と、
    前記ドライバ部の動作用電源電圧を設定するドライバ電圧設定部と
    を備えることを特徴とする無線送信回路。
  2. 前記ドライバ電圧設定部は、前記送信データにおける予め設定されたビット数毎に、当該ビット数の送信データに応じて前記ドライバ部の動作用電源電圧を変化させることを特徴とする請求項1記載の無線送信回路。
  3. オンオフキーイング方式によって変調されたパルス列により送信データを無線送信する無線送信回路において、
    前記送信データにおける符号化されたコードの論理値を、パルス列の存在する区間及びパルス列が存在しない区間のいずれかに対応させることにより変調し、第4の変調信号として出力する第2の変調部と、
    前記第2の変調部により出力された第4の変調信号に基づいて高周波の信号成分を生じさせた第5の変調信号を生成するステップリカバリダイオードと、
    前記ステップリカバリダイオードにより生成された前記第5の変調信号から前記高周波の信号成分を抽出し、当該高周波の信号成分を前記送信データを表すパルスとして出力するフィルタ部と、
    前記ステップリカバリダイオードへ供給するバイアス電圧を、前記パルス列が存在する区間における電圧よりも前記パルス列が存在しない区間において低下させるバイアス電圧制御部と
    を備えることを特徴とする無線送信回路。
  4. 前記バイアス電圧制御部は、前記パルスがある期間よりも前記パルスがない期間において、前記バイアス電圧を低下させること
    を特徴とする請求項3記載の無線送信回路。
  5. パルスを用いた無線信号により送信データを送信する無線送信装置において、
    前記送信データを生成するデータ生成部と、
    前記データ生成部により生成された送信データに基づいて、前記送信データを表すパルスを出力する無線送信回路と、
    前記無線送信回路により出力されたパルスを放射するアンテナと
    を備え、
    前記無線送信回路は、請求項1〜4のいずれかに記載の無線送信回路であることを特徴とする無線送信装置。
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