JP4517755B2

JP4517755B2 - 携帯端末

Info

Publication number: JP4517755B2
Application number: JP2004204063A
Authority: JP
Inventors: 俊夫上村; 和洋前多; 昭一郎舟戸
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 2004-07-12
Filing date: 2004-07-12
Publication date: 2010-08-04
Anticipated expiration: 2024-07-12
Also published as: JP2006032996A

Description

本発明は、放送を視聴可能な放送視聴端末装置に関する。

この技術分野関連する従来技術として、例えば特開平１０−３３６６７４公報がある。

この公報は、「受信状態が悪化した場合にも、比較的良好な画質で映像(動画)を復元することの出来るデジタル放送受信機を提供し、これによって番組の進捗状況の把握を可能とする」ことを課題とし、受信状態悪化の影響が大きいフレーム間予測符号化映像データの復号化データに代えて、受信状態悪化の影響が比較的小さいフレーム内符号化映像データの復号化データを使用するデジタル放送受信機が開示されている。

特開平１０−３３６６７４号公報

しかし、上記デジタル放送受信機では、受信手段や、復号化手段等の各種手段を常時連続的に動作させているため、消費電力が増加し、長時間の放送視聴ができないという問題がある。

本発明の目的は、長時間の放送視聴が可能な携帯端末を提供することにある。

本発明にかかる携帯端末は、電池を備え、前記電池から電力供給される端末であって、放送信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した放送信号から映像信号を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出した映像信号を復号化する復号化手段と、前記復号化手段により復号化された映像信号を表示画面に出力する出力手段と、前記抽出手段と復号化手段と出力手段とを制御する制御手段と、前記携帯端末がいる位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段とを備え、前記制御手段は、前記抽出手段と復号化手段と出力手段とを連続的に動作させる通常放送視聴モードと、前記抽出手段と前記復号化手段と前記出力手段のうちの少なくとも一つの手段を断続的に動作させる低電力放送視聴モードを含む複数の制御モードを有する。そして、前記制御手段は、前記位置情報取得手段により取得された位置情報が所定エリア内に含まれない場合に、前記通常放送視聴モードから前記低電力放送視聴モードに切り替えるように制御することを特徴とする。あるいは、前記制御手段は、前記位置情報取得手段により取得された前記携帯端末の位置から所定の場所への移動に要する移動時間に応じて、前記通常放送視聴モードから前記低電力放送視聴モードに切り替えるように制御することを特徴とする。

本発明によれば、長時間の放送視聴が可能な携帯端末を提供することができる。

図１は、アナログ放送視機能付きの携帯端末の一例を示すブロック図である。

放送処理手段１２は、アナログ放送信号を受信するアナログ放送レシーバ等の放送受信手段１２１、受信したアナログ放送信号から放送映像信号を取り出す映像シグナルセパレータ等の放送映像信号抽出手段１２２、抽出した放送映像信号から放送映像データを復号化する映像シグナルデコーダ等の放送映像データ復号手段１２３、受信した放送信号から放送音声信号を取り出す音声シグナルセパレータ等の放送音声信号抽出手段１２４、抽出した放送音声信号から放送音声データを復号化する音声シグナルデコーダ等の放送音声データ復号手段１２５、を有する。

また、携帯端末１は、復号した放送映像データを表示出力する液晶ディスプレイ等の表示出力手段１３、放送処理手段と表示出力手段を連続的に動作させる通常放送視聴動作の制御を含む端末内各種手段制御と端末内各種状態検出を行うマイクロコンピュータ等のシステム制御手段１１、を有する。

さらに、携帯端末１は、通話音声信号を送受信する通話音声トランシーバ等の通話音声送受信手段１４１、受信した受話音声信号から受話音声データを復号化する受話音声シグナルデコーダ等の受話音声データ復号手段１４２、送信する送話音声データを符号化する送話音声シグナルエンコーダ等の送話音声データ符号手段１４３、を有する通話処理手段１４、を有する。

さらに、携帯端末１は、放送音声データや受話音声データを出力するスピーカ等の音声出力手段１５、送話音声データを入力するマイク等の音声入力手段１６を有する。

次に、システム制御手段１１による制御フローの一例を説明する。図２は、携帯端末のシステム制御手段による放送視聴時制御フローの一例を示すものである。

例えば放送再生ON/OFFキー等の入力キーの操作により、ユーザから放送視聴の要求が入力されると、システム制御手段１１が、消費電力の低減が要求される消費電力低減条件に該当しているか否かを判断する。条件に該当している場合は、放送映像信号抽出手段１２２と、放送映像データ復号手段１２３とを、複数フレームごとに断続的に動作させる低電力放送視聴動作の制御を行う。そして、条件に該当しない場合は、放送映像信号抽出手段１２２、放送映像データ復号手段１２３を連続的に動作させる通常放送視聴動作の制御を行う。

ここで、消費電力低減条件とは、例えば、携帯端末１に備えられた電池（図示せず）の電池残量が閾値よりも少ない場合である。電池残量に応じて、制御を切り替えることにより、ユーザが放送視聴中に電池残量に注意を払うことなく、電池残量が少ない場合において、通常放送視聴動作から低電力放送視聴動作を移行させ、長時間の放送視聴視聴を実現できる。この閾値は予め設定してあっても良いし、ユーザが任意に設定するようにしても良い。

また、モード切替スイッチを設けたり、ファンクションキーの操作により消費電力低減条件を設定する設定画面を表示することにより、低電力放送視聴動作を行う消費電力低減モードに切り替え要求を入力できるようにし、消費電力低減モードへ切り替えられている場合は、システム制御手段１１は消費電力低減条件に該当すると判断する。ユーザによっては、電池残量が所定値以上ある場合であっても、消費電力の低減を望む場合がある一方、電池残量が少ない場合であっても低電力放送視聴動作への切り替えを望まない場合がある。ユーザの意思に基づいて任意に切り替えを行うことにより、使い勝手を向上することができる。

また、ユーザが所定時間以上、キー操作をしていない場合に、消費電力低減条件に該当すると判断するようにしても良い。キー操作をしない未操作時間は、予め設定してあっても良いし、ユーザが任意に設定するようにしても良い。

また、携帯端末１に、GPS等の端末がいる位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段を備え（図示せず）、携帯端末がいるエリアに応じて、消費電力低減条件に該当するか否かを判断するようにしても良い。例えば、容易に充電できる自宅や会社等にいる場合には条件に該当しないと判断し、それ以外の場所にいる場合は条件に該当すると判断する。消費電力低減条件を充電器がすぐ近くにあるなどの所定エリア内に位置しない場合とすることで、ユーザの所在地が充電器がすぐ近くにないなどにより、通常放送視聴動作から低電力放送視聴動作を移行させ、長時間の放送視聴視聴を実現できる。
なお、ユーザが消費電力低減条件に該当する、あるいは該当しない場所を入力するようにしても良い。

また、現在いる場所から充電器が存在する所定エリアへの移動に要する移動時間と、電池残量から放送視聴可能時間を算出し、放送視聴可能時間が移動時間よりも短い場合には、消費電力低減条件に該当すると判断し、通常放送視聴動作から低電力放送視聴動作を移行させる。

また、放送視聴とともに、例えば音楽視聴等の他の機能が動いている場合には、消費電力低減条件に該当すると判断し、通常放送視聴動作から低電力放送視聴動作を移行させる。

なお、図示していないが、システム制御手段１１は、条件に該当しているか否かにかかわらず、放送受信手段１２１、放送音声信号抽出手段１２４、放送音声データ復号手段１２５、表示出力手段１３、音声出力手段１５を連続的に動作させる。

携帯端末のシステム制御手段による放送視聴動作の一例を説明する。

図３に示すように、通常放送視聴動作においては、放送受信処理、放送映像抽出処理、放送映像データ復号処理、表示出力処理が連続的に動作し、連続的な映像を表示出力する。一方、図４に示すように、低電力放送視聴動作においては、放送受信処理、表示出力処理を連続的に動作するが、放送映像抽出処理、放送映像データ復号処理は断続的に動作し、不連続な映像を表示出力する。

なお、通常放送視聴動作、低電力放送視聴動作の両動作において、放送音声信号抽出処理、放送音声データ復号処理、音声出力処理は連続的に動作し、連続的な音声を音声出力する。

本実施例によれば、消費電力低減条件に該当するか否かを判断し、該当する場合には、放送映像抽出処理、放送映像データ復号処理を断続的に動作させることにより、放送視聴のための消費電力低減を図れるので、長時間の放送視聴視聴を実現できる。

なお、以上説明した実施例では、低電力放送視聴動作時に、放送映像信号抽出手段と放送映像データ復号手段の両方を断続的に動作させるようにしているが、放送映像信号抽出手段、放送映像データ復号手段、表示出力手段、のうち少なくとも一つの手段を断続的に動作させるようにしても良い。これにより、消費電力低減と視聴動作とのトレードオフを実現できる。具体的には、長時間視聴希望時は映像情報を少なくし、さらに、より長時間視聴希望時は映像情報をより少なくするなどにより、消費電力低減と視聴動作とのトレードオフを実現できる。

また、放送視聴とともに放送視聴以外の機能を動作させているとき、例えば留守録を再生したり、メールを書いたりしているときに、アナログ放送受信手段、放送映像信号抽出手段、放送映像データ復号手段、表示出力手段のうち少なくとも一つの手段を断続的に動作させるようにしても良い。

また、以上の実施例では、携帯端末がアナログ放送信号を受信する場合について説明したが、アナログ放送受信手段をデジタル放送信号を受信するデジタル放送受信手段とすることで、デジタル放送を視聴する場合にも適用することができる。また、デジタル放送受信手段は、インターネット経由のデジタル放送信号を受信するものであっても良い。また、リアルタイムにアナログあるいはデジタル放送信号を受信する場合に限らず、メモリに記憶した放送信号を再生する場合に、適用しても良い。この場合、デジタル放送再生手段と放送映像信号抽出手段、放送映像データ復号手段、表示出力手段のうち少なくとも一つの手段を断続的に動作させることにより、消費電力を低減することができる。

なお、デジタル放送信号の断続的視聴動作における抽出、符号化対象をフレーム内符号化信号のみとすることで、消費電力低減を図り、長時間の放送視聴視聴を実現できる。また、表示内容変化が断続的なパラパラ漫画のような視聴が可能となる。また、デジタル放送信号の抽出、符号化等の処理をフレーム内符号化信号の複数フレームに１フレームごとに行うことにより、さらに消費電力低減を図り、長時間の放送視聴視聴を実現できる。また、表示内容変化がのんびりとしている紙芝居のような視聴が可能となる。

以上の実施例では放送受信機能付きの携帯端末について説明したが、本発明を据え置き型放送視聴端末にも適用しても良い。

放送視機能付きの携帯端末のブロック図の一例を示す。携帯端末のシステム制御手段による放送視聴時制御フローの一例を示す。放送受信機能付きの携帯端末のシステム制御手段による通常放送視聴動作の一例を示す。放送受信機能付きの携帯端末のシステム制御手段による低電力放送視聴動作の一例を示す。

Claims

電池を備え、前記電池から電力供給される携帯端末であって、
放送信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した放送信号から映像信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した映像信号を復号化する復号化手段と、
前記復号化手段により復号化された映像信号を表示画面に出力する出力手段と、
前記抽出手段と前記復号化手段と前記出力手段を制御する制御手段と、
前記携帯端末がいる位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、
前記制御手段は、前記抽出手段と前記復号化手段と前記出力手段とを連続的に動作させる通常放送視聴モードと、前記抽出手段と前記復号化手段と前記出力手段のうちの少なくとも一つの手段を断続的に動作させる低電力放送視聴モードを含む複数の制御モードを有し、前記電池の残量から放送視聴可能時間を算出し、前記位置情報取得手段により取得された前記携帯端末の位置から所定の場所への移動に要する移動時間が前記放送視聴可能時間よりも長い場合に、前記通常放送視聴モードから前記低電力放送視聴モードに切り替えるように制御することを特徴とする携帯端末。
前記所定の場所は、前記携帯端末の利用者の自宅あるいは会社であることを特徴とする
請求項１に記載の携帯端末。
前記所定の場所は、前記電池に充電可能な充電器がある場所であることを特徴とする請求項１に記載の携帯端末。
前記放送信号はデジタル放送信号であり、
前記制御手段は、前記低電力放送視聴モードに切り替えた場合に、前記抽出手段と前記復号化手段と前記出力手段のうちの少なくとも一つの手段を複数フレームに１フレーム動作させることで断続的に動作させるように制御することを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに携帯端末。