JPH11122658A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JPH11122658A
JPH11122658A JP9279250A JP27925097A JPH11122658A JP H11122658 A JPH11122658 A JP H11122658A JP 9279250 A JP9279250 A JP 9279250A JP 27925097 A JP27925097 A JP 27925097A JP H11122658 A JPH11122658 A JP H11122658A
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mobile station
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Toru Takagi
徹 高木
Takuo Ishiwaka
卓夫 石若
Naoki Honda
直記 本多
Sunao Suzuki
直 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線区間の回線品質の劣化に起因して発生す
る通信エラーを防止することができる移動体通信システ
ムを提供する。 【解決手段】 移動局5側の経路探索部37によって車
両の走行経路を算出し、入力部29を介して通信要求が
行われた場合には、走行経路情報を基地局3に送信す
る。基地局3側は、走行経路情報を受信した場合には、
通信状況データベース7に記憶されている走行経路上の
回線品質レベルを表す通信状況情報を読み出し、通信状
況情報に基づいて、みなし音声通信方式またはデータ通
信方式を選択し、選択した通信方式を実行させる通信制
御情報を移動局5側に送信する。移動局5側の制御部4
1は、車両の現在位置に応じて、通信制御情報に基づい
て通信制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体に搭載さ
れる移動局と基地局との間で無線回線を介してデータ通
信を行う移動体通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載される移動局と基地局
との間で無線回線を介してデータ通信を行う移動体通信
システムにおいては、無線区間の通信品質は、移動局の
移動に伴って著しく変動する。従って、通信開始時に通
信品質が劣化していても通信中に改善したり、また逆
に、通信開始時に通信品質が良好であっても通信中に極
端に劣化する恐れがある。
【0003】無線区間の通信品質の劣化に起因して発生
する通信エラーを防止するため、データ端末で用いてい
るアプリケーションの可能な範囲で情報の伝送速度を下
方修正して、誤り訂正符号などの冗長信号を付加する誤
り訂正制御方式を用いることが考えられる。しかしなが
ら、通信品質が改善している間は、過剰な誤り訂正制御
により伝送効率を劣化させ、不必要に通信時間を増大さ
せるといった問題がある。
【0004】また、特にデータ通信では、トンネル、山
間、ビル影で通信不良が発生した場合には、終話制御が
未了のまま通話が中断されるので、通信を再開するには
再手続きが必要である。その結果、通話時間が長引き、
伝送効率が悪くなるといった問題がある。
【0005】このような問題に対し、特開平7−123
043号公報記載の「通信システム」では、移動局側で
回線品質の変動を検出し、適切な通信方式(誤り訂正方
式)を選択して対処する方式が開示されている。
【0006】この移動局側通信装置は、図14に示すよ
うに、受信電界強度データと位相誤差データとを出力す
る無線装置101と回線品質推定手段103と伝送制御
手段105と誤り制御処理手段107と端末109とか
ら構成され、通信中は回線品質推定手段103が無線装
置101からの受信電界強度と位相誤差とを監視して、
回線品質データを伝送制御手段105に出力する。伝送
制御手段105は、この回線品質データを用いて誤り訂
正制御機能の切り替えを判定し、誤り制御処理手段は、
判定された切り替え処理を行う。
【0007】この判定アルゴリズムは、通信品質が良好
な場合には、誤り制御の冗長性を抑えて伝送効率を向上
させる一方、通信品質が劣化してきた場合には、誤り制
御の冗長性を高くするように動作する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信システムは、通信開始位置の受信電界強度及び位相
誤差データに基づいているので、通信開始後の不意の通
信不良に対処できないといった問題点があった。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、無線区間の回線品質の劣化に起因し
て発生する通信エラーを防止することができる移動体通
信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、移動体に搭載される移動局と
基地局との間で無線回線を介して情報通信を行う移動体
通信システムであって、前記基地局側は、地図情報に対
応させて回線品質レベルを表す通信状況情報を記憶する
通信状況記憶手段と、移動局側から予測位置情報を受信
した場合には、予測位置での通信状況情報を読み出す通
信状況読み出し手段と、通信状況情報に基づいて、複数
の通信方式の中からいずれか1つを選択する通信方式選
択手段と、選択された通信方式を表す通信方式情報を移
動局側に送信する通信方式送信手段を有し、前記移動局
側は、移動体の予測位置情報を算出する予測位置算出手
段と、通信要求が行われた場合には、算出された予測位
置情報を基地局側に送信する予測位置送信手段と、基地
局側から通信方式情報を受信する通信方式受信手段と、
移動体が予測位置に到達した場合には、受信した通信方
式情報に基づいて、通信制御を行う通信制御手段とを有
することを要旨とする。
【0011】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、移動体に搭載される移動局と基地局との間で無
線回線を介して情報通信を行う移動体通信システムであ
って、前記基地局側は、地図情報に対応させて回線品質
レベルを表す通信状況情報を記憶する通信状況記憶手段
と、移動局側から走行経路情報を受信した場合には、走
行経路上の通信状況情報を読み出す通信状況読み出し手
段と、通信状況情報に基づいて、複数の通信方式の中か
らいずれか1つを選択する通信方式選択手段と、選択さ
れた通信方式を表す通信方式情報を移動局側に送信する
通信方式送信手段を有し、前記移動局側は、移動体の走
行経路情報を算出する走行経路算出手段と、通信要求が
行われた場合には、算出された走行経路情報を基地局側
に送信する走行経路送信手段と、基地局側から通信方式
情報を受信する通信方式受信手段と、移動体が走行経路
を走行中の場合には、受信した通信方式情報に基づい
て、通信制御を行う通信制御手段とを有することを要旨
とする。
【0012】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記通信方式選択手段は、データ通信に関わる
データ列を音声信号に変換するみなし音声通信方式、ま
たはデータ通信方式のどちらか一方を選択することを要
旨とする。
【0013】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、移動体に搭載される移動局と基地局との間で無
線回線を介して情報通信を行う移動体通信システムであ
って、前記基地局側は、地図情報に対応させて回線品質
レベルを表す通信状況情報を記憶する通信状況記憶手段
と、交通情報を記憶する交通情報記憶手段と、移動局側
から走行経路情報を受信した場合には、走行経路上の通
信状況情報を読み出す通信状況読み出し手段と、回線品
質レベルが所定値以上である走行経路区間を検索する区
間検索手段と、交通情報に基づいて、この走行経路区間
の走行時間を算出する走行時間算出手段と、この走行時
間情報を移動局側に送信する走行時間送信手段を有し、
前記移動局側は、現在位置から予測位置までの走行経路
情報を算出する走行経路算出手段と、通信要求が行われ
た場合には、この走行経路情報を基地局側に送信する走
行経路送信手段と、基地局側から走行時間情報を受信す
る走行時間受信手段と、情報通信に係る通信所要時間の
方が走行時間より小さい場合には、走行経路区間内で情
報通信を行うように制御する通信制御手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0014】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、移動体に搭載された移動局と基地局との間で無
線回線を介して情報通信を行う移動体通信システムであ
って、前記基地局側は、地図情報に対応させて回線品質
レベルを表す通信状況情報を記憶する通信状況記憶手段
と、移動局側からのダウンロード要求信号に基づいて、
走行経路上の通信状況情報を読み出し、この通信状況情
報を移動局側に送信する通信状況送信手段を有し、前記
移動局側は、現在位置から予測位置までの走行経路情報
を算出する走行経路算出手段と、この走行経路上の通信
状況情報のダウンロード要求信号を基地局側に送信する
ダウンロード要求信号送信手段と、基地局側から通信状
況情報を受信する通信状況受信手段と、受信した通信状
況情報に基づいて、通信の開始または停止を判断する通
信判断手段と、移動体が走行経路を走行中の場合には、
通信判断手段の判断に基づいて、通信制御を行う通信制
御手段とを有することを要旨とする。
【0015】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、移動体に搭載される移動局と基地局との間で無
線回線を介して情報通信を行う移動体通信システムであ
って、前記基地局側は、地図情報に対応させて回線事業
者毎に回線品質レベルを表す通信状況情報を記憶する通
信状況記憶手段と、移動局側から走行経路情報を受信し
た場合には、当該回線事業者の走行経路上での通信状況
情報を読み出し、この通信状況情報に基づいて、複数の
通信方式の中からいずれか1つを選択する通信方式選択
手段と、選択された通信方式情報を移動局側に送信する
通信方式情報送信手段を有し、前記移動局側は、移動体
の走行経路情報を算出する走行経路算出手段と、通信要
求が行われた場合には、利用する回線事業者を示す事業
者認識信号と共に、算出された走行経路情報を基地局側
に送信する走行経路送信手段と、基地局側から通信方式
情報を受信する通信方式受信手段と、移動体が走行経路
を走行中の場合には、受信した通信方式情報に基づい
て、通信制御を行う通信制御手段と有することを要旨と
する。
【0016】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、移動体に搭載される移動局と基地局との間で無
線回線を介して情報通信を行う移動体通信システムであ
って、前記基地局側は、地図情報に対応させて回線事業
者毎に回線品質レベルを表す通信状況情報を記憶する通
信状況記憶手段と、交通情報を記憶する交通情報記憶手
段と、移動局側から走行経路情報を受信した場合には、
当該回線事業者の走行経路上の通信状況情報を読み出す
通信状況読み出し手段と、回線品質レベルが所定値以上
である走行経路区間を検索する区間検索手段と、交通情
報に基づいて、この走行経路区間の走行時間を算出し
て、走行時間情報を移動局側に送信する走行時間送信手
段を有し、前記移動局側は、現在位置から予測位置まで
の走行経路情報を算出する走行経路算出手段と、通信要
求が行われた場合には、利用する回線事業者を示す事業
者認識信号と共に、算出された走行経路情報を基地局側
に送信する走行経路送信手段と、基地局側から走行時間
情報を受信する走行時間受信手段と、情報通信に係る通
信所要時間の方が走行時間より小さい場合には、走行経
路区間内で情報通信を行うように制御する通信制御手段
とを有することを要旨とする。
【0017】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るため、移動体に搭載された移動局と基地局との間で無
線回線を介して情報通信を行う移動体通信システムであ
って、前記基地局側は、地図情報に対応させて回線事業
者毎に回線品質レベルを表す通信状況情報を記憶する通
信状況記憶手段と、移動局側からのダウンロード要求信
号に基づいて、当該回線事業者の通信状況情報の中か
ら、走行経路上の通信状況情報を読み出し、この通信状
況情報を移動局側に送信する通信状況送信手段を有し、
前記移動局側は、現在位置から予測位置までの走行経路
情報を算出する走行経路算出手段と、利用する回線事業
者を示す事業者認識信号と共に、算出された走行経路上
の通信状況情報のダウンロード要求信号を基地局側に送
信するダウンロード要求信号送信手段と、基地局側から
通信状況情報を受信する通信状況受信手段と、受信した
通信状況情報に基づいて、通信の開始または停止を判断
する通信判断手段と、移動体が走行経路を走行中の場合
には、通信判断手段の判断に基づいて、通信制御を行う
通信制御手段とを有することを要旨とする。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、移動局
側の予測位置算出手段によって移動体の予測位置を算出
し、通信要求が行われた場合には、予測位置情報を基地
局に送信する。基地局側は、予測位置情報を受信した場
合には、通信状況記憶手段に記憶されている予測位置で
の回線品質レベルを表す通信状況情報を読み出し、通信
状況情報に基づいて、複数の通信方式の中からいずれか
1つを選択し、選択した通信方式を表す通信方式情報を
移動局側に送信する。移動局側の通信制御手段は、移動
体が予測位置に到達した場合には、受信した通信方式情
報に基づいて予測位置での回線品質に応じた通信制御を
行うことで、無線区間の回線品質の劣化に起因して発生
する通信エラーを防止することができる。
【0019】請求項2記載の本発明によれば、移動局側
の走行経路算出手段によって移動体の走行経路を算出
し、通信要求が行われた場合には、走行経路情報を基地
局に送信する。基地局側は、走行経路情報を受信した場
合には、通信状況記憶手段に記憶されている走行経路上
の回線品質レベルを表す通信状況情報を読み出し、通信
状況情報に基づいて、複数の通信方式の中からいずれか
1つを選択し、選択した通信方式を表す通信方式情報を
移動局側に送信する。移動局側の通信制御手段は、移動
体が走行経路を走行中の場合には、受信した通信方式情
報に基づいて走行経路上での回線品質に応じた通信制御
を行うことで、無線区間の回線品質の劣化に起因して発
生する通信エラーを防止することができる。
【0020】請求項3記載の本発明によれば、通信方式
選択手段は、データ通信に関わるデータ列を音声信号に
変換するみなし音声通信方式、またはデータ通信方式の
どちらか一方を選択することで、無線区間の回線品質の
劣化に起因して発生する通信エラーを防止することがで
きる。
【0021】請求項4記載の本発明によれば、移動局側
の走行経路算出手段によって移動体の走行経路を算出
し、通信要求が行われた場合には、走行経路情報を基地
局に送信する。基地局側は、走行経路情報を受信した場
合には、通信状況記憶手段に記憶されている走行経路上
の回線品質レベルを表す通信状況情報を読み出し、回線
品質レベルが所定値以上である走行経路区間の走行時間
を算出して、算出された走行時間情報を移動局側に送信
する。移動局側の通信制御手段は、情報通信に係る通信
所要時間の方が走行時間より小さい場合には、回線品質
の良好な走行経路区間内で情報通信を行うように制御す
ることで、無線区間の回線品質の劣化に起因して発生す
る通信エラーを防止することができる。
【0022】請求項5記載の本発明によれば、移動局側
の走行経路算出手段によって移動体の走行経路を算出
し、走行経路上の通信状況情報のダウンロード要求信号
を基地局に送信する。基地局側は、ダウンロード要求信
号を受信した場合には、通信状況記憶手段に記憶されて
いる走行経路上の回線品質レベルを表す通信状況情報を
読み出し、移動局側に送信する。移動局側の通信判断手
段は、基地局から受信した通信状況情報に基づいて、通
信の開始または停止を判断し、移動体が走行経路を走行
中の場合には、通信判断手段の判断に基づいて、走行経
路上での回線品質に応じた通信制御を行うことで、無線
区間の回線品質の劣化に起因して発生する通信エラーを
防止することができる。
【0023】請求項6記載の本発明によれば、移動局側
の走行経路算出手段によって移動体の走行経路を算出
し、通信要求が行われた場合には、事業者認識信号と共
に走行経路情報を基地局に送信する。基地局側は、走行
経路情報を受信した場合には、通信状況記憶手段に記憶
されている当該通信事業者の通信状況情報の中から、走
行経路上の回線品質レベルを表す通信状況情報を読み出
し、通信状況情報に基づいて、複数の通信方式の中から
いずれか1つを選択し、選択した通信方式を表す通信方
式情報を移動局側に送信する。移動局側の通信制御手段
は、移動体が走行経路を走行中の場合には、受信した通
信方式情報に基づいて走行経路上での回線品質に応じた
通信制御を行うことで、無線区間の回線品質の劣化に起
因して発生する通信エラーを防止することができる。
【0024】請求項7記載の本発明によれば、移動局側
の走行経路算出手段によって移動体の走行経路を算出
し、通信要求が行われた場合には、事業者認識信号と共
に走行経路情報を基地局に送信する。基地局側は、走行
経路情報を受信した場合には、通信状況記憶手段に記憶
されている当該通信事業者の通信状況情報の中から、走
行経路上の回線品質レベルを表す通信状況情報を読み出
し、回線品質レベルが所定値以上である走行経路区間の
走行時間を算出する。算出された走行時間情報を移動局
側に送信する。移動局側の通信制御手段は、情報通信に
係る通信所要時間の方が走行時間より小さい場合には、
走行経路区間内で情報通信を行うように制御すること
で、無線区間の回線品質の劣化に起因して発生する通信
エラーを防止することができる。
【0025】請求項8記載の本発明によれば、移動局側
の走行経路算出手段によって移動体の走行経路を算出
し、事業者認識信号と共に、走行経路上の通信状況情報
のダウンロード要求信号を基地局に送信する。基地局側
は、ダウンロード要求信号を受信した場合には、通信状
況記憶手段に記憶されている当該事業者の通信状況情報
の中から、走行経路上の回線品質レベルを表す通信状況
情報を読み出し、移動局側に送信する。移動局側の通信
判断手段は、基地局から受信した通信状況情報に基づい
て、通信の開始または停止を判断し、移動体が走行経路
を走行中の場合には、通信判断手段の判断に基づいて、
通信制御を行うことで、無線区間の回線品質の劣化に起
因して発生する通信エラーを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る移動体通信システム1のシステム
構成を示す図である。この移動体通信システム1は、基
地局3(固定局)と車両に搭載された移動局5とからな
り、無線回線を介してデータ通信を行うものである。
【0028】まず、基地局3の構成を説明する。
【0029】通信状況データベース7は、書き換え可能
なハードディスクであり、地図情報上の絶対位置情報に
対応させ、電波媒体の電界強度に基づいて算出された回
線品質レベルを示す通信状況情報が格納されている。こ
の回線品質レベルは、回線提供事業者によって異なるた
め、事業者毎に格納される。なお、通信サービス事業者
がデジタル方式で通信を行っている場合には、ビットエ
ラーレートに基づいて算出された回線品質レベルを示す
通信状況情報が格納される。
【0030】データベース読取部9は、移動局5側から
送信される事業者認識信号と走行経路情報とに基づい
て、通信状況データベース7に格納されている通信状況
情報を読み出すものである。
【0031】回線品質レベル比較部11は、データベー
ス読取部9を介して通信状況データベース7から読み出
した通信状況情報に基づいて、データ通信に関わるデー
タ列を音声信号に変換するみなし音声通信方式、または
データ通信方式のどちらか一方を選択する。回線品質レ
ベルがデータ通信しきい値以上である場合には、データ
通信方式を選択し、回線品質レベルがデータ通信しきい
値未満みなし音声通信しきい値以上である場合には、み
なし音声通信方式を選択する。また、みなし音声通信し
きい値未満である場合には、通信を停止する。データ通
信方式を選択した場合は、回線品質が良好なときには、
誤り訂正制御の冗長性を抑えて伝送効率を向上させる一
方、回線品質が劣化してきたときには、誤り訂正制御の
冗長性を高くして通信エラーを防止させる。
【0032】みなし音声信号発生部13は、通信制御部
17からのみなし音声通信開始要求信号を受信した場合
に、データ通信に関わるデータ列を音声信号に変換し、
送受信部15に出力するものである。送受信部15は、
アンテナを有し、無線回線を介して移動局5側とデータ
の送受信を行うものである。通信制御部17は、基地局
3全体を制御するものである。
【0033】次に、移動局5の構成を説明する。
【0034】GPS(Global Positioning System) アン
テナ21は、測位用衛星からの電波を受信し、受信信号
を自車位置測位部23に出力する。自車位置測位部23
は、GPSアンテナ21からの受信信号に基づいて車両
の現在位置情報を演算する。GPSアンテナ21が衛星
からの電波を受信できない場合には、自車位置測位部2
3は、車両の方位角を検出するジャイロセンサ25と車
輪の回転数から走行距離を算出する距離センサ27とか
らの検出信号を受信し、累積計算法により現在位置を推
定する自律測位により車両の現在位置を測位する。ま
た、自車位置測位部23は、車両の軌跡により進行方向
を判断する。
【0035】入力部29は、モニタの画面上に配置され
るタッチパネル等が用いられ、メニュー選択等が行われ
る。モニタ31は、液晶ディスプレイ等が使用される。
道路地図データベース33は、探索に必要な道路地図デ
ータが格納されたCD−ROM(Compact Disk as Read
Only Memory)等が用いられ、この道路地図データは、デ
ータベース読取部35によって読み出される。
【0036】経路探索部37は、データベース読取部3
5によって読み出された道路地図データと、入力部29
で入力された目的地情報及び探索条件に基づいて、予測
位置情報で表される目的地までの走行経路情報を算出す
る。送受信部39は、アンテナを有し、無線回線を介し
て基地局3側とデータの送受信を行うものである。な
お、送受信部39は、データの送信を行う場合には、利
用する回線の提供事業者を識別するための事業者認識信
号をデータと共に送信する。制御部41は、移動局5全
体を制御するものである。
【0037】次に、図2に示すフローチャートを用い
て、移動局5側の動作を説明する。なお、本フローチャ
ートに係る処理プログラムは、制御部41によって制御
される。
【0038】ステップS10では、GPSアンテナ21
により受信した受信情報と、ジャイロセンサ25及び距
離センサ27から送信される検出信号とが自車位置測位
部23に送信される。そして、自車位置測位部23によ
って、送信された受信情報と検出信号とから車両の現在
位置情報が計測され、この現在位置情報が制御部41に
送信される。
【0039】ステップS20では、入力部29を介して
操作者により目的地情報及び経路探索条件が設定され
る。制御部41は、自車位置測位部23によって計測さ
れた現在位置情報と、入力部29を介して設定された目
的地情報及び経路探索条件情報を経路探索部37に送信
する。そして、データベース読取部35を用いて道路地
図データベース33から現在位置周辺の道路地図情報を
読み出し、現在位置情報と目的地情報とに対応させ、周
知のダイクストラ法等に基づいて道路地図データベース
33に記録されているノードや道路リンクを探索して、
設定された経路探索条件を満たす推奨すべき走行経路の
ルートデータを作成する。作成された走行経路は、地図
情報に重ねてモニタ31上に表示される。
【0040】次に、ステップS30では、操作者により
入力部29を介して通信要求メニューが選択され通信を
開始するか否かを判断する。通信を開始する場合には、
ステップS40に進み、制御部41は、通信開始要求信
号に車両の現在位置情報と進行方向情報と走行経路情報
とを付加して基地局3側に送信する。また、このとき事
業者認識信号も送信する。
【0041】ステップS50では、基地局3側から通信
制御情報を受信したか否かを判断する。例えば、図4に
示すように、現在位置でデータ通信開始要求、L11
[km]地点でみなし音声通信開始要求、L12[k
m]地点で通信停止要求、L13[km]地点でみなし
音声通信開始要求、L14[km]地点でデータ通信開
始要求、L15[km]地点でみなし音声通信開始要
求、L16[km]地点でデータ通信開始要求を行うこ
とを示す通信制御情報を受信し、ステップS60に進
む。
【0042】ステップ60では、受信した通信制御情報
に基づいて、現在位置で基地局3にデータ通信開始要求
信号を送信して、現在位置からL11[km]までの間
でデータ通信を行う。そして、L11[km]地点に到
達した場合には、基地局3にみなし音声通信開始要求信
号を送信し、L11[km]〜L12[km]間でみな
し音声通信を行う。L12[km]地点に到達した場合
には、基地局3に通信停止要求信号を送信し、L12
[km]〜L13[km]間は通信圏外のため通信を停
止する。以下同様に、L13[km]地点で基地局3に
みなし音声通信開始要求信号を送信し、L13[km]
〜L14[km]間でみなし音声通信を行い、L14
[km]地点で基地局3にデータ通信開始要求信号を送
信し、L14[km]〜L15[km]間でデータ通信
を行い、L15[km]地点で基地局3にみなし音声通
信開始要求信号を送信し、L15[km]〜L16[k
m]間でみなし音声通信を行い、L16[km]地点で
基地局3にデータ通信開始要求信号を送信し、L16
[km]〜K[km]間でデータ通信を行う。
【0043】次に、図3に示すフローチャートを用い
て、基地局3側の動作を説明する。なお、本フローチャ
ートに係る処理プログラムは、通信制御部17によって
制御される。
【0044】ステップS110では、移動局5側から送
受信部39,15を介して通信開始要求信号を受信した
場合には、ステップS120では、通信制御部17は、
事業者認識信号で特定される事業者の通信状況情報の中
から、走行経路沿いで現在位置から目的地への進行方向
側K[km]地点までの通信状況情報を通信状況データ
ベース7からデータベース読取部9を介して読み出す。
【0045】ステップS130では、回線品質レベル比
較部11によって回線品質レベルとみなし音声通信しき
い値とを比較することによって通信判断を行い、通信停
止回数と通信開始要求を行う回数を算出する。
【0046】図4及び図5は、現在位置からの距離と回
線品質レベルとの関係を示す一例である。現在位置から
の走行経路に沿った距離長を横軸とし、回線品質レベル
を縦軸としている。データ通信が不良となるデータ通信
しきい値をE1、みなし音声通信が不良となるみなし音
声通信しきい値をE0とする。ここで、データ通信しき
い値E1≧みなし音声通信しきい値E0とする。
【0047】図4において、回線品質レベルは、L11
[km]〜L14[km]間及びL15[km]〜L1
6[km]間ではデータ通信しきい値E1未満であり、
L12[km]〜L13[km]間ではみなし音声通信
しきい値E0未満である。同図に示すように、現在位置
からK[km]地点までに通信停止要求が行われる回数
が2回以上であり、通信開始要求が行われる場合には、
ステップS160に進む。
【0048】一方、図5において、回線品質レベルは、
L17[km]〜K[km]間ではデータ通信しきい値
E1未満であり、L18[km]〜K[km]間ではみ
なし音声通信しきい値E0以下である。同図に示すよう
に、現在位置からK[km]地点までに通信停止要求が
行われる回数が1回であり、通信開始要求が行われない
場合には、ステップS150に進む。
【0049】ステップS150では、通信制御部17
は、図5に示すL18[km]地点で通信停止要求を行
うと、その後、K「km」地点までに通信を再開できる
地点がないため、通信状況情報を読み出す距離Kを2倍
にして、ステップS120を繰り返す。
【0050】ステップS120では、再び、走行経路沿
いで現在位置から目的地までの進行方向側2K[km]
地点までの通信状況情報を通信状況データベース7から
データベース読取部9を介して読み出す。このとき、現
在位置からK[km]地点までの通信状況データは既に
読み出しているので、K[km]〜2K[km]地点ま
での通信状況情報を読み出すようにしてもよい。
【0051】ステップ130〜140で、通信状況情報
を読み出して通信判断を行った結果、通信要求を行うL
18[km]地点から走行経路沿いの進行方向側2K
[km]地点までに回線品質レベルがみなし音声通信し
きい値E0以上になる地点がない場合には、さらに2倍
した4K[km]地点までの通信状況情報を読み出すよ
うにする。回線品質レベルがみなし音声通信しきい値E
0以上になる地点があるまで、ステップS120〜ステ
ップS140までの処理を繰り返す。
【0052】なお、通信状況データベース7から読み出
す距離を2回目以降は前回に読み出した距離の2倍とし
たが、読み出す距離をKずつ足すようにしてもよいし、
前回に読み出した距離の整数倍にしてもよい。また、K
にKを整数倍した数を加えていくようにしてもよい。
【0053】ステップS160では、通信状況情報に基
づいて通信判断を行う。
【0054】例えば、図4において、現在位置からL1
1[km]までは、回線品質レベルがデータ通信しきい
値E1以上であるためデータ通信を行い、L11[k
m]〜L12[km]間では、みなし音声通信しきい値
E0以上データ通信しきい値E1未満であるためみなし
音声通信を行うこととして判断する。また、L12[k
m]〜L13[km]間では、みなし音声通信しきい値
E0未満であり通信圏外のため通信を停止することとし
て判断する。以下、同様に、L13[km]〜L14
[km]間ではみなし音声通信、L14[km]〜L1
5[km]間ではデータ通信、L15[km]〜L16
[km]間ではみなし音声通信、L16[km]〜K
[km]間ではデータ通信を行うこととして判断する。
【0055】一方、図5においては、現在位置からL1
7[km]までは、回線品質レベルがデータ通信しきい
値E1以上であるためデータ通信を行い、L17[k
m]〜L18[km]間では、みなし音声通信しきい値
E0以上データ通信しきい値E1未満であるためみなし
音声通信を行うこととして判断する。また、L18[k
m]〜L19[km]間では、みなし音声通信しきい値
E0未満であり通信圏外のため通信を停止することとし
て判断する。以下、同様に、L19[km]〜L20
[km]間ではみなし音声通信、L20[km]〜4K
[km]間ではデータ通信を行うこととして判断する。
【0056】ステップS170では、ステップS160
で判断したような通信をさせるための通信制御情報を移
動局5側に送信する。
【0057】図4においては、現在位置でデータ通信開
始要求信号、L11[km]地点でみなし音声通信開始
要求信号、L12[km]地点で通信停止要求信号、L
13[km]地点でみなし音声通信開始要求信号、L1
4[km]地点でデータ通信開始要求信号、L15[k
m]地点でみなし音声通信開始要求信号、L16[k
m]地点でデータ通信開始要求信号を基地局3に送信す
るように制御する通信制御情報を移動局5に送信する。
【0058】このように、車両の走行経路が予め決まっ
ており、通信の初めは回線状態が良好で移動中に回線品
質が不良になると予測される場合には、回線が不良にな
る前に通信停止要求を行い終話制御を完了する。そし
て、回線が良好になると、終話制御が行われた時点での
データを送受信することができるので、初めからデータ
を再送する通信方式より通信時間を短くすることができ
る。
【0059】また、基地局3側に通信状況データベース
7を設置することによって、移動局5側は、常に最新の
通信状況情報によって通信制御を行うことができる。
【0060】(第2の実施の形態)図6は本発明の第2
の実施の形態に係る移動体通信システム40のシステム
構成を示す図である。
【0061】この移動体通信システム40の特徴は、基
地局41に交通情報データベース51と、データベース
読取部53と、平均移動速度算出部55とを設置したこ
とである。
【0062】交通情報データベース51は、動的な道路
リンク毎の車両の平均移動速度データ、平均移動時間デ
ータ等を表す交通情報が格納されている書き換え可能な
ハードディスクであり、データベース読取部53を介し
て読み出される。動的な交通情報は、道路サイドに設置
された交通量を計測するセンサから得られる。また車両
の車速センサから得た車速を通信手段を用いて基地局4
1に送信するようにしてもよい。平均移動時間算出部5
5は、交通情報データベース51からデータベース読取
部53を介して読み出した交通情報に基づいて、所定区
間の平均移動時間を算出するものである。
【0063】その他の構成は、図1に示すものと同様で
あり、同一の符号を付すことにより、その詳しい説明を
省略する。
【0064】次に、図7に示すフローチャートを用い
て、移動局43側の動作を説明する。なお、本フローチ
ャートに係る処理プログラムは、制御部41によって制
御される。
【0065】第1の実施の形態と同様に、ステップS1
0では、GPSアンテナ21により受信した受信情報
と、ジャイロセンサ25及び距離センサ27から送信さ
れる検出信号とが自車位置測位部23に送信される。そ
して、自車位置測位部23によって、送信された受信情
報と検出信号とから車両の現在位置情報が計測され、こ
の現在位置情報が制御部41に送信される。
【0066】ステップS20では、入力部29を介して
操作者により目的地情報及び経路探索条件が設定され
る。制御部41は、自車位置測位部23によって計測さ
れた現在位置情報と、入力部29を介して設定された目
的地情報及び経路探索条件情報を経路探索部37に送信
する。そして、データベース読取部35を用いて道路地
図データベース33から現在位置周辺の道路地図情報を
読み出し、現在位置情報と目的地情報とに対応させ、周
知のダイクストラ法等に基づいて道路地図データベース
33に記録されているノードや道路リンクを探索して、
設定された経路探索条件を満たす推奨すべき走行経路の
ルートデータを作成する。作成された走行経路は、地図
情報に重ねてモニタ31上に表示される。
【0067】次に、ステップS30では、操作者により
入力部29を介して通信要求メニューが選択され通信を
開始するか否かを判断する。通信を開始する場合には、
ステップS40に進み、制御部41は、通信開始要求信
号に車両の現在位置情報と進行方向情報と走行経路情報
とを付加して基地局41側に送信する。また、このとき
事業者認識信号も送信する。
【0068】ステップS210では、基地局41側から
通信可能時間情報を受信したか否かを判断する。例え
ば、図9に示すように、現在位置からL11[km]間
でL31/Vave[時間]データ通信を行うことが可能
であることを表す通信可能時間情報を受信した場合に
は、ステップS220に進む。
【0069】ステップ220では、通信可能時間内にデ
ータ通信を行うことが可能か否かを判断する。通信可能
時間情報とデータ通信を行うのに要する通信所要時間と
を比較して、通信可能時間の方が大きい場合には、ステ
ップ230に進み、現在位置で基地局3にデータ通信開
始要求信号を送信して、現在位置からL31[km]ま
での間でデータ通信を行うように通信制御を行う。
【0070】一方、通信所要時間の方が大きい場合に
は、ステップ240に進み、通信可能時間内にデータ通
信を行うことが不可能であることをモニタ31に表示し
たり音声によって出力することによって使用者に報知す
る。この場合、使用者は、L31[km]地点に到達す
るまでに車両を安全な場所に停止させることによって、
データ通信を完了させることができる。
【0071】次に、図8に示すフローチャートを用い
て、基地局41側の動作を説明する。なお、本フローチ
ャートに係る処理プログラムは、通信制御部57によっ
て制御される。
【0072】ステップS310では、移動局43側から
送受信部39,15を介して通信開始要求信号を受信し
た場合には、ステップS320では、通信制御部57
は、事業者認識信号で特定される事業者の通信状況情報
の中から、走行経路沿いで現在位置から目的地への進行
方向側K[km]地点までの通信状況情報を通信状況デ
ータベース7からデータベース読取部9を介して読み出
す。
【0073】ステップS330では、回線品質レベル比
較部11によって回線品質レベルとデータ通信しきい値
E1とを比較することによって通信判断を行う。
【0074】図9は、現在位置からの距離と回線品質レ
ベルとの関係を示す一例である。現在位置からの走行経
路に沿った距離長を横軸とし、回線品質レベルを縦軸と
している。データ通信が不良となるデータ通信しきい値
をE1とする。回線品質レベルは、L31[km]〜K
[km]間ではデータ通信しきい値E1未満である。
【0075】同図において、現在位置からL31[k
m]までは、回線品質レベルがデータ通信しきい値E1
以上であるためデータ通信を行い、L31[km]〜K
[km]間ではデータ通信しきい値E1未満であり通信
圏外のためデータ通信を停止することとして判断する。
【0076】ステップS340では、交通情報データベ
ース51からデータベース読取部53を介して交通情報
を読み出す。平均移動時間算出部55は、読み出した交
通情報に基づいて、現在位置からL31[km]までの
車両の平均移動速度Vave を算出する。そして、算出さ
れた平均移動速度Vave から、現在位置からL31[k
m]間の平均移動時間を算出する。ここで、平均移動時
間=L31/Vaveである。この平均移動時間は、デー
タ通信が可能な区間内を車両が走行するのに要する時間
であり、ステップS350では、この平均移動時間を通
信可能時間として移動局43側に送信する。
【0077】このように、車両の走行経路が予め決まっ
ており、通信の初めは回線状態が良好で移動中に回線品
質が不良になると予測される場合には、通信所要時間と
通信可能時間とを比較し、通信可能時間の方が大きい場
合には、通信を開始するように制御し、通信所要時間の
方が大きい場合には、通信可能時間内にデータ通信を行
うことが不可能であることをモニタ31に表示したり音
声によって出力して使用者に報知することで、通信不良
が発生しないようにデータ通信を行うことができる。
【0078】(第3の実施の形態)図10は、本発明の
第3の実施の形態に係る移動体通信システム70のシス
テム構成を示す図である。
【0079】この移動体通信システム70の特徴は、移
動局73側に通信状況情報や交通情報を格納する大容量
メモリ83を設置したことである。
【0080】大容量メモリ83は、書き換え可能なハー
ドディスクであり、基地局71側の通信状況データベー
ス7や交通情報データベース51から送受信部15,3
9を介して受信した通信状況情報や交通情報を格納す
る。
【0081】回線品質レベル比較部85は、大容量メモ
リ83に格納されている通信状況情報を読み出して、デ
ータ通信を開始するか否かを判断する。
【0082】平均移動時間算出部87は、大容量メモリ
83に格納されている交通情報を読み出して、所定区間
の平均移動時間を算出するものである。
【0083】次に、図11に示すフローチャートを用い
て、移動局73側の動作を説明する。なお、本フローチ
ャートに係る処理プログラムは、通信制御部89によっ
て制御される。
【0084】ダウンロード要求を行う前に、予め、GP
Sアンテナ21により受信した受信情報と、ジャイロセ
ンサ25及び距離センサ27から送信される検出信号と
が自車位置測位部23に送信される。そして、自車位置
測位部23によって、送信された受信情報と検出信号と
から車両の現在位置情報が計測され、この現在位置情報
が通信制御部89に送信される。通信制御部89は、受
信した現在位置情報を経路探索部37に送信する。
【0085】さらに、入力部29を介して操作者により
目的地情報及び経路探索条件が設定される。通信制御部
89は、設定された目的地情報及び経路探索条件情報を
経路探索部37に送信する。そして、データベース読取
部35を介して道路地図データベース33から現在位置
周辺の道路地図情報を読み出し、現在位置情報と目的地
情報とに対応させ、周知のダイクストラ法等に基づいて
道路地図データベース33に記録されているノードや道
路リンクを探索して、設定された経路探索条件を満たす
推奨すべき走行経路のルートデータを作成する。作成さ
れた走行経路は、地図情報に重ねてモニタ31上に表示
される。
【0086】ステップS410では、操作者により入力
部29を介してダウンロード要求メニューが選択されダ
ウンロードを開始するか否かを判断する。ダウンロード
を開始する場合には、ステップS420に進み、通信制
御部89は、ダウンロード要求信号に車両の現在位置情
報と進行方向情報と走行経路情報とを付加して基地局7
1側に送信する。また、このとき事業者認識信号も送信
する。
【0087】ステップS430では、基地局71側から
通信状況情報を受信したか否かを判断する。例えば、図
12に示すように、現在位置からの距離に応じた回線品
質レベルを示す通信状況情報を受信した場合には、受信
した通信状況情報を大容量メモリ83に格納する。
【0088】そして、ステップS440では、受信した
通信状況情報に基づいて通信判断を行う。図12におい
て、現在位置からL51[km]地点までは回線品質レ
ベルがデータ通信しきい値E1以上のためデータ通信を
行い、L51[km]〜L52[km]間では回線品質
レベルがデータ通信しきい値E1未満で通信圏外のため
通信を停止し、以下同様に、L52[km]〜L53
[km]間ではデータ通信、L53[km]〜L54
[km]間では通信停止、L54[km]〜K[km]
間ではデータ通信を行うこととして判断する。回線品質
レベルは、送受信部39の機種に対応して設定する。
【0089】ステップ450では、車両が移動中、通信
制御部89は、自車位置測位部23から現在位置情報を
受信して、L51[km]地点で通信停止要求信号、L
52[km]地点でデータ通信開始要求信号、L53
[km]地点で通信停止要求信号、L54[km]地点
で通信開始要求信号を基地局71側に出力する。
【0090】そして、車両が通信可能な区間(例えば、
図12に示すL52[km]〜L53[km]間)で通
信を行う必要がある場合には、制御部41は、通信開始
要求信号に通信開始地点Ls [km]〜L53[km]
間の経路情報を付加して基地局41側に送信する。基地
局41側から、Ls [km]〜L53[km]間で(L
53−Ls )/Vave [時間]データ通信を行うことが
可能であることを表す通信可能時間情報を受信した場合
には、通信可能時間内にデータ通信を行うことが可能か
否かを判断する。通信可能時間とデータ通信を行うのに
要する通信所要時間とを比較して、通信可能時間の方が
大きい場合には、Ls [km]地点で基地局3にデータ
通信開始要求信号を送信して、現在位置からL53[k
m]までの間でデータ通信を行うように通信制御を行
う。
【0091】一方、通信所要時間の方が大きい場合に
は、通信可能時間内にデータ通信を行うことが不可能で
あることをモニタ31に表示したり、音声によって出力
することによって使用者に報知する。この場合、使用者
は、L53[km]地点に到達するまでに車両を安全な
場所に停止させることによって、データ通信を完了させ
ることができる。
【0092】また車両の通信制御部89は、大容量メモ
リ83から通信状況データを読出し、通信可能な区間を
道路地図に重ねて表示してもよい。
【0093】次に、図13に示すフローチャートを用い
て、基地局71側の動作を説明する。なお、本フローチ
ャートに係る処理プログラムは、制御部81によって制
御される。
【0094】ステップS510では、移動局43側から
送受信部39,15を介してダウンロード要求信号を受
信した場合には、ステップS520に進み、通信状況情
報のダウンロード要求信号であった場合には、制御部8
1は、事業者認識信号で特定される事業者の通信状況情
報の中から、走行経路沿いで現在位置から目的地への進
行方向側K[km]地点までの通信状況情報を通信状況
データベース7からデータベース読取部9を介して読み
出す。一方、交通情報のダウンロード要求信号であった
場合には、制御部81は、経路情報で表されるデータ通
信可能な区間の交通情報を交通情報データベース51か
らデータベース読取部53を介して読み出す。
【0095】ステップS560では、読み出した通信状
況情報または交通情報を送受信部15,39を介して移
動局73側に送信する。
【0096】このように、目的地までの走行経路沿いの
通信状況情報を回線品質が安定している状態で通信状況
情報をダウンロードすることによって、車両に設置され
た送受信部が利用する事業者毎に移動中の通信が良好な
領域を車両の使用者は知ることができ、さらに最適な通
信方式を選択することができる。
【0097】また、データ通信しきい値E1を、送受信
部39の機種に応じて設定することで、機種毎の性能に
応じた通信制御を行うことができる。
【0098】なお、本実施の形態では、走行前に目的地
を設定し、走行経路が探索された後に走行経路沿いの通
信状況情報を予め一括してダウンロードする判断を行っ
ているが、車両の移動に伴ってダウンロードする判断を
行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る移動体通信システム1
のシステム構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態に係る移動体通信システム1
の移動局5側の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図3】第1の実施の形態に係る移動体通信システム1
の基地局3側の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図4】現在位置からK[km]地点までの回線品質レ
ベルの変化を示すグラフである。
【図5】現在位置から4K[km]地点までの回線品質
レベルの変化を示すグラフである。
【図6】第2の実施の形態に係る移動体通信システム4
0のシステム構成を示す図である。
【図7】第2の実施の形態に係る移動体通信システム4
0の移動局43側の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】第1の実施の形態に係る移動体通信システム4
0の基地局41側の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】現在位置からK[km]地点までの回線品質レ
ベルの変化を示すグラフである。
【図10】第3の実施の形態に係る移動体通信システム
70のシステム構成を示す図である。
【図11】第3の実施の形態に係る移動体通信システム
70の移動局73側の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図12】現在位置からK[km]地点までの回線品質
レベルの変化を示すグラフである。
【図13】第3の実施の形態に係る移動体通信システム
70の基地局71側の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図14】従来の通信システムのシステム構成を示す図
である。
【符号の説明】
1、40、70 移動体通信システム 3、41、71 基地局 5、43、73 移動局 7 通信状況データベース 11、85 回線品質レベル比較部 13 みなし音声信号発生部 15、39 送受信部 17、57、89 通信制御部 23 自車位置測位部 33 道路地図データベース 41、81 制御部 55、87 平均移動時間算出部 83 大容量メモリ
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 直 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に搭載される移動局と基地局との
    間で無線回線を介して情報通信を行う移動体通信システ
    ムであって、 前記基地局側は、 地図情報に対応させて回線品質レベルを表す通信状況情
    報を記憶する通信状況記憶手段と、 移動局側から予測位置情報を受信した場合には、予測位
    置での通信状況情報を読み出す通信状況読み出し手段
    と、 通信状況情報に基づいて、複数の通信方式の中からいず
    れか1つを選択する通信方式選択手段と、 選択された通信方式を表す通信方式情報を移動局側に送
    信する通信方式送信手段を有し、 前記移動局側は、 移動体の予測位置情報を算出する予測位置算出手段と、 通信要求が行われた場合には、算出された予測位置情報
    を基地局側に送信する予測位置送信手段と、 基地局側から通信方式情報を受信する通信方式受信手段
    と、 移動体が予測位置に到達した場合には、受信した通信方
    式情報に基づいて、通信制御を行う通信制御手段とを有
    することを特徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 移動体に搭載される移動局と基地局との
    間で無線回線を介して情報通信を行う移動体通信システ
    ムであって、 前記基地局側は、 地図情報に対応させて回線品質レベルを表す通信状況情
    報を記憶する通信状況記憶手段と、 移動局側から走行経路情報を受信した場合には、走行経
    路上の通信状況情報を読み出す通信状況読み出し手段
    と、 通信状況情報に基づいて、複数の通信方式の中からいず
    れか1つを選択する通信方式選択手段と、 選択された通信方式を表す通信方式情報を移動局側に送
    信する通信方式送信手段を有し、 前記移動局側は、 移動体の走行経路情報を算出する走行経路算出手段と、 通信要求が行われた場合には、算出された走行経路情報
    を基地局側に送信する走行経路送信手段と、 基地局側から通信方式情報を受信する通信方式受信手段
    と、 移動体が走行経路を走行中の場合には、受信した通信方
    式情報に基づいて、通信制御を行う通信制御手段とを有
    することを特徴とする移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記通信方式選択手段は、 データ通信に関わるデータ列を音声信号に変換するみな
    し音声通信方式、またはデータ通信方式のどちらか一方
    を選択することを特徴とする請求項1または2記載の移
    動体通信システム。
  4. 【請求項4】 移動体に搭載される移動局と基地局との
    間で無線回線を介して情報通信を行う移動体通信システ
    ムであって、 前記基地局側は、 地図情報に対応させて回線品質レベルを表す通信状況情
    報を記憶する通信状況記憶手段と、 交通情報を記憶する交通情報記憶手段と、 移動局側から走行経路情報を受信した場合には、走行経
    路上の通信状況情報を読み出す通信状況読み出し手段
    と、 回線品質レベルが所定値以上である走行経路区間を検索
    する区間検索手段と、 交通情報に基づいて、この走行経路区間の走行時間を算
    出する走行時間算出手段と、 この走行時間情報を移動局側に送信する走行時間送信手
    段を有し、 前記移動局側は、 現在位置から予測位置までの走行経路情報を算出する走
    行経路算出手段と、 通信要求が行われた場合には、この走行経路情報を基地
    局側に送信する走行経路送信手段と、 基地局側から走行時間情報を受信する走行時間受信手段
    と、 情報通信に係る通信所要時間の方が走行時間より小さい
    場合には、走行経路区間内で情報通信を行うように制御
    する通信制御手段とを有することを特徴とする移動体通
    信システム。
  5. 【請求項5】 移動体に搭載された移動局と基地局との
    間で無線回線を介して情報通信を行う移動体通信システ
    ムであって、 前記基地局側は、 地図情報に対応させて回線品質レベルを表す通信状況情
    報を記憶する通信状況記憶手段と、 移動局側からのダウンロード要求信号に基づいて、走行
    経路上の通信状況情報を読み出し、この通信状況情報を
    移動局側に送信する通信状況送信手段を有し、 前記移動局側は、 現在位置から予測位置までの走行経路情報を算出する走
    行経路算出手段と、 この走行経路上の通信状況情報のダウンロード要求信号
    を基地局側に送信するダウンロード要求信号送信手段
    と、 基地局側から通信状況情報を受信する通信状況受信手段
    と、 受信した通信状況情報に基づいて、通信の開始または停
    止を判断する通信判断手段と、 移動体が走行経路を走行中の場合には、通信判断手段の
    判断に基づいて、通信制御を行う通信制御手段とを有す
    ることを特徴とする移動体通信システム。
  6. 【請求項6】 移動体に搭載される移動局と基地局との
    間で無線回線を介して情報通信を行う移動体通信システ
    ムであって、 前記基地局側は、 地図情報に対応させて回線事業者毎に回線品質レベルを
    表す通信状況情報を記憶する通信状況記憶手段と、 移動局側から走行経路情報を受信した場合には、当該回
    線事業者の走行経路上での通信状況情報を読み出し、こ
    の通信状況情報に基づいて、複数の通信方式の中からい
    ずれか1つを選択する通信方式選択手段と、 選択された通信方式情報を移動局側に送信する通信方式
    情報送信手段を有し、 前記移動局側は、 移動体の走行経路情報を算出する走行経路算出手段と、 通信要求が行われた場合には、利用する回線事業者を示
    す事業者認識信号と共に、算出された走行経路情報を基
    地局側に送信する走行経路送信手段と、 基地局側から通信方式情報を受信する通信方式受信手段
    と、 移動体が走行経路を走行中の場合には、受信した通信方
    式情報に基づいて、通信制御を行う通信制御手段とを有
    することを特徴とする移動体通信システム。
  7. 【請求項7】 移動体に搭載される移動局と基地局との
    間で無線回線を介して情報通信を行う移動体通信システ
    ムであって、 前記基地局側は、 地図情報に対応させて回線事業者毎に回線品質レベルを
    表す通信状況情報を記憶する通信状況記憶手段と、 交通情報を記憶する交通情報記憶手段と、 移動局側から走行経路情報を受信した場合には、当該回
    線事業者の走行経路上の通信状況情報を読み出す通信状
    況読み出し手段と、 回線品質レベルが所定値以上である走行経路区間を検索
    する区間検索手段と、 交通情報に基づいて、この走行経路区間の走行時間を算
    出して、走行時間情報を移動局側に送信する走行時間送
    信手段を有し、 前記移動局側は、 現在位置から予測位置までの走行経路情報を算出する走
    行経路算出手段と、 通信要求が行われた場合には、利用する回線事業者を示
    す事業者認識信号と共に、算出された走行経路情報を基
    地局側に送信する走行経路送信手段と、 基地局側から走行時間情報を受信する走行時間受信手段
    と、 情報通信に係る通信所要時間の方が走行時間より小さい
    場合には、走行経路区間内で情報通信を行うように制御
    する通信制御手段とを有することを特徴とする移動体通
    信システム。
  8. 【請求項8】 移動体に搭載された移動局と基地局との
    間で無線回線を介して情報通信を行う移動体通信システ
    ムであって、 前記基地局側は、 地図情報に対応させて回線事業者毎に回線品質レベルを
    表す通信状況情報を記憶する通信状況記憶手段と、 移動局側からのダウンロード要求信号に基づいて、当該
    回線事業者の通信状況情報の中から、走行経路上の通信
    状況情報を読み出し、この通信状況情報を移動局側に送
    信する通信状況送信手段を有し、 前記移動局側は、 現在位置から予測位置までの走行経路情報を算出する走
    行経路算出手段と、 利用する回線事業者を示す事業者認識信号と共に、算出
    された走行経路上の通信状況情報のダウンロード要求信
    号を基地局側に送信するダウンロード要求信号送信手段
    と、 基地局側から通信状況情報を受信する通信状況受信手段
    と、 受信した通信状況情報に基づいて、通信の開始または停
    止を判断する通信判断手段と、 移動体が走行経路を走行中の場合には、通信判断手段の
    判断に基づいて、通信制御を行う通信制御手段とを有す
    ることを特徴とする移動体通信システム。
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