JP4517690B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関する。
従来、遊技機の一種として例えばパチンコ機が広く知られている。このようなパチンコ機等の遊技機では、遊技領域に配置される遊技部品(例えば、風車、装飾ランプ、表示装置など)に様々なデザインを施し、装飾効果を上げて遊技者の興味をなるべく引くように構成されている。このような背景のなか、より一層装飾効果を高めようとする技術として例えば特許文献1のようなものが提供されている。
特開2003−325770公報
ところで、従来の遊技機では、発光素子等の駆動部を駆動させる構成としては、駆動部を各種基板に接続するとともに、メイン基板からの制御信号に応じて駆動部を通電して駆動するような構成が用いられている。このような構成では、駆動部は必ず何らかの基板に接続する必要があり、かつ、駆動の際には何らかの制御信号を与えなければならない。したがって、ワイヤ−ハーネス、基板等といった駆動部を駆動させるために必要となる部品数が多くなりがちであり、遊技機全体の複雑化、部品点数の増加等を招いていた。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、例えば、複雑な回路によって駆動部を駆動する構成を用いなくとも駆動可能な構成を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために有効な手段等を以下に示す。
[請求項1]
遊技球が流下可能に構成された遊技機であって、
アクチュエータと、前記アクチュエータの動作に基づいて変位する変位部材と、を有してなる遊技球を発射する発射装置と、
圧電素子と、前記圧電素子と電気的に接続された駆動部とを有する装飾部品と、を備え、
前記発射装置の動作が前記圧電素子に伝達可能に構成されると共に、その動作の伝達により前記圧電素子が変形して駆動電流が発生し、当該圧電素子からの前記駆動電流によって前記駆動部が駆動するものであり、
前記圧電素子は、当該圧電素子の変形状態に応じて生じる前記駆動電流の向きが変化するようになっており、
前記駆動部は、前記駆動電流が一方の向きの場合に駆動する第1駆動部と、他方の向きの場合に駆動する第2駆動部とを有することを特徴とする遊技機。
上記構成によれば、複雑な電源回路や制御回路によって駆動部を駆動する構成を用いなくとも発射装置を利用して圧電素子に駆動電流を生じさせることができる構成となる。
上記課題を解決するための他の有効な手段とその作用・効果を以下に示す。
手段1.遊技球が流下可能に構成された遊技機であって、
アクチュエータと、前記アクチュエータの動作に基づいて変位する変位部材と、を有してなる所定の電動部と、
圧電素子と、前記圧電素子と電気的に接続された駆動部とを有する装飾部品と、を備え、
前記電動部の動作が前記圧電素子に伝達可能に構成されると共に、その動作の伝達により前記圧電素子が変形して駆動電流が発生し、当該圧電素子からの前記駆動電流によって前記駆動部が駆動することを特徴とする遊技機。
このようにすれば、複雑な電源回路や制御回路によって駆動部を駆動する構成を用いなくとも電動部の電動エネルギーを利用して圧電素子に駆動電流を生じさせることができ、簡易に装飾性を高め得る構成となる。
手段2.前記圧電素子の一部が、前記電動部の作用を受ける作用部として構成されていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすれば、圧電素子の変形を大きくすることができ、効率的に電流を発生させることができることとなる。
手段3.前記電動部は、前記圧電素子を押圧するように構成されていることを特徴とする手段2に記載の遊技機。
このようにすれば、電動部の動作を圧電素子に直接伝達しやすい構成となる。
手段4.前記圧電素子の板面を覆うようにカバー部が配置されており、当該カバー部の外面に前記電動部が作用するように構成されていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすれば、圧電素子の劣化を効果的に保護できる。
手段5.前記電動部は、前記カバー部を押圧するように構成されていることを特徴とする手段4に記載の遊技機。
このようにすれば、電動部の動作をカバー部に伝達しやすい構成となる。
手段6.前記圧電素子は、板状に形成され、かつ撓むように変形可能に構成されていることを特徴とする手段2ないし手段5に記載の遊技機。
このようにすれば、圧電素子がより変形しやすくなり、起電力が生じやすい構成となる。具体的には例えば、圧電素子の一端を自由端として構成し、当該圧電素子においてこの自由端側が撓むように構成してもよく、圧電素子の両端を支持して両持ち状に構成し、当該圧電素子の中央付近が撓むように構成してもよい。
手段7.複数の前記圧電素子が積層された構成をなし、その積層体が変形可能に構成されていることを特徴とする手段2ないし手段6のいずれかに記載の遊技機。
このように、複数の前記圧電素子を積層して構成し、積層体全体を変形させるようにすれば、より大きな起電力を生じさせることができ、強度的にも優れた構成となる。
手段8.前記積層体は、2枚の前記圧電素子を有し、これら圧電素子の間に導体からなる又は導電性を有する接続板が配置された構成をなすことを特徴とする手段7に記載の遊技機。
このようにすれば、2枚の圧電素子から効率的に電流を取り出すことができる構成となる。
手段9.前記積層体は、一端側が自由端とされて当該自由端付近に前記電動部が作用することを特徴とする手段7又は手段8に記載の遊技機。
このようにすれば、電動部の作用によって圧電素子がより一層変形しやすい構成となる。
手段10.前記積層体は長手状に構成されると共に長手方向一端側が自由端側とされ、他端側を所定の保持部材によって保持されており、
前記自由端側に前記電動部が作用することによって撓みが生じるように構成されていることを特徴とする手段9に記載の遊技機。
このようにすれば、積層体がより撓みやすい構成となり、圧電素子から駆動電流が生じやすい構成となる。
手段11.前記圧電素子と接続される接続部が前記電動部の作用を受ける作用部として構成されており、当該接続部の変位又は変形により前記圧電素子を変形させる力が生じることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このようにすれば、圧電素子に直接電動部が作用せず、圧電素子自体を効果的に保護でき、耐久性の高い構成となる。
手段12.前記接続部は、板状部品からなり、当該板状部品の板面に前記圧電素子が接合されていることを特徴とする手段11に記載の遊技機。
このように接続部を板状に構成すれば、圧電素子を保持しやすく、圧電素子に力を作用させやすい好適構成となる。
手段13.前記接続部は、撓むように変形可能に構成されており、当該接続部が撓むことにより当該接続部に接続される前記圧電素子が変形して前記駆動電流が生じることを特徴とする手段11又は手段12に記載の遊技機。
このようにすれば、接続部が変形しやすく、かつ接続部の変形に伴って圧電素子を変形させやすい構成となる。手段13に記載のものにおいて、より具体的には、例えば接続部を板状に構成し、当該接続部が、当該接続部の板面方向と直交する方向に撓むように構成できる。
手段14.前記接続部は、一端側が自由端とされてこの自由端付近に前記電動部が作用するように構成されており、当該接続部の自由端から所定距離離れた位置に前記圧電素子が接合されていることを特徴とする手段13に記載の遊技機。
このようにすれば、電動部の作用によってより圧電素子を大きく変形させることのできる構成となる。
手段15.前記接続部は板状に、かつ長手状に構成されており、長手方向の一端側を当該接続部の自由端として構成し、その長手状に構成される接続部の少なくとも中央付近又は少なくとも他端側に圧電素子が配置されていることを特徴とする手段14に記載の遊技機。
このようにすれば、接続部がより一層撓みやすい構成となり、ひいては圧電素子に変形が生じやすい構成となる。
手段16.前記圧電素子から、当該圧電素子の板面方向所定距離離れた位置において前記接続部が前記電動部の作用を受けるように構成されていることを特徴とする手段11ないし手段15のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば圧電素子を効果的に保護しつつ変形させることができる好適構成となる。
手段17.前記圧電素子と前記駆動部とを備えてなる圧電素子ユニットにおいて、少なくとも前記駆動部は、デザインが施された樹脂カバー部の内部に収容されていることを特徴とする手段2ないし手段16のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、デザインが施された樹脂カバー部内に駆動部(例えば発光素子)を配置できる構成となる。
手段18.前記樹脂カバー部の後方に配置された前記駆動部より、前記作用部が前記電動部側に延出した構成をなすことを特徴とする手段17に記載の遊技機。
このようにすれば、作用部は電動部の作用を受けやすく、駆動部は電動部の作用から効果的に保護できる構成となる。
手段19.前記駆動部は、制御手段を備えてなる制御基板に直接的又は間接的に接続されておらず、前記圧電素子のみが電源とされ、他の電源は用いられないことを特徴とする手段1ないし手段18のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、制御手段(CPU)を備えてなる制御基板或いは当該制御手段に接続される別基板の端子や電源を用いずとも駆動が可能となり、制御基板やこの制御基板に接続される別基板に影響を与えない極めて有効な構成となる。
手段20.前記駆動部は、前記駆動電流によって発光する発光素子からなることを特徴とする手段1ないし手段19のいずれかに記載の遊技機。
この構成によれば、複雑な構成を用いずとも発光素子を発光できることとなり、効率的に装飾性を高め得る構成となる。また、発光素子は大電流を用いずとも駆動が可能となるため、駆動部として好適な構成となる。具体的には、例えばLEDによって発光素子を構成できる。
手段21.前記発光素子の一対の端子が前記圧電素子又は前記圧電素子に接合された導体に接合されていることを特徴とする手段20に記載の遊技機。
このように圧電素子又は圧電素子に接合された導体に直接発光素子の端子を接続すれば、圧電素子と発光素子との間の配線が省略され、極めてコンパクトな構成となる。具体的には圧電素子の板面に直接発光素子の端子を接合してもよく、圧電素子の板面に導体を接合し、この導体に発光素子の端子を接合してもよい。
手段22.前記圧電素子は所定のベース部材に接合されており、このベース部材に前記発光素子が実装されていることを特徴とする手段20に記載の遊技機。
このようにすれば、ハーネスを省略することができ、部品点数の削減、装置のコンパクト化を図ることができる。具体的には、ベース部材を板状部材によって構成し、この板状部材に圧電素子と発光素子の各々を接合するように構成できる。この場合、ベース部材(板状部材)においてスルーホール、ビアホール、ワイヤボンディング、或いは所定パターン等の配線部を設け、圧電素子と発光素子を電気的に接続することができる。
手段23.前記圧電素子は、当該圧電素子の変形状態に応じて生じる前記駆動電流の向きが変化するようになっており、
前記駆動部は、前記駆動電流が一方の向きの場合に駆動する第1駆動部と、他方の向きの場合に駆動する駆動する第2駆動部とを備えてなることを特徴とする手段1ないし手段22のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、双方の電流の向きに対応して各々駆動部が配置されることとなり、2つの駆動態様を生じさせることができる構成となる。具体的には、撓み方向に応じて駆動電流が変更されるように構成でき、自然状態から第1方向に撓んだ場合に一方の向きに駆動電流が生じ、第1方向とは反対の第2方向に撓んだ場合に他方の向きに駆動電流が生じるように構成できる。
手段24.前記圧電素子は、当該圧電素子の変形状態に応じて生じる前記駆動電流の向きが変化するようになっており、
前記発光素子は、前記駆動電流が一方の向きの場合に発光する第1発光素子と、他方の向きの場合に発光する第2発光素子とを備えてなることを特徴とする手段20ないし手段23のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、双方の電流の向きに対応して各々発光素子が配置されることとなり、2つの発光態様を生じさせることができる構成となる。この場合でも、撓み方向に応じて駆動電流が変更されるように構成でき、自然状態から第1方向に撓んだ場合に一方の向きに駆動電流が生じ、第1方向とは反対の第2方向に撓んだ場合に他方の向きに駆動電流が生じるように構成できる。
手段25.前記圧電素子と前記駆動部との間にハーネス部が介在するように接続されていることを特徴とする手段1ないし手段20のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、圧電素子からある程度離れた場所で駆動部を駆動させたい場合に都合のよい構成となる。具体的には、可撓性を有するハーネス部を配置することができる。
手段26.前記圧電素子はバイモルフ構造をなすことを特徴とする手段1ないし手段25のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、小型化を実現しつつ駆動電流を確保できる構成となる。
手段27.前記電動部は、遊技球を発射する発射装置であることを特徴とする手段1ないし手段26のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、発射装置の動作を効果的に利用して圧電素子にて駆動電流を生じさせることができ、効率的な駆動部構成となる。
手段28.前記発射装置は、少なくとも遊技球を押し出す発射槌を有し、
前記圧電素子は、前記発射槌又は当該発射槌と連動する部品の作用を受けて変形するように構成されていることを特徴とする手段27に記載の遊技機。
このように変位量が大きく、強い力が生じる発射槌又はそれと連動する部品の動作を圧電素子に伝達するようにすれば、圧電素子の変形を生じさせやすい構成となる。
手段29.前記電動部は、遊技球の流下領域に配置された遊技部品からなることを特徴とする手段1ないし手段26のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、電動動作を伴う遊技部品の動作を利用して効率的に駆動部を駆動させることができる。
手段30.前記電動部は、遊技球を払い出す払出機構であることを特徴とする手段1ないし手段26のいずれかに記載の遊技機。
このようにすれば、電動動作を伴う払出機構の動作を利用して効率的に駆動部を駆動させることができる。
<実施形態1>
本発明の第1実施形態を図1ないし図8を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施形態1に係る遊技機1を概念的に示す斜視図、図2はその遊技機1の裏面図である。図3はガラス扉枠の裏側構成(但し盤面部品を一部除いた構成)を示す説明図であり、図4は、発射装置付近を拡大して示す拡大図である。図5は発射装置を正面から説明する説明図である。図6は発射装置の構成を模式的に示す斜視図である。
図1において、15はパチンコ機として構成された遊技機1における機枠であり、該機枠15の前面に前面枠2(前枠とも称する)が開閉自在に取付けられている。該前面枠2の裏面側には遊技盤(図1では図示略)が取付けられており、この遊技盤の盤面を覆うようにガラス扉枠5が着脱かつ開閉自在に装着されている。さらに、遊技盤の盤面に打球を供給する上部球受皿7が装着され、前面枠2の下部には上部球受皿7の余剰球を貯留する下部球受皿8と、打球の発射強さを加減する操作ハンドル9が設けられる。
前面枠2の左側縁部はヒンジ具88を介して機枠15の左端部に蝶着され、ガラス扉枠5の左側縁部も前面枠2の左端部に蝶着されている。そして、自由端を施錠装置89によって機枠15および前面枠2に閉止状態で施錠しており、シリンダー錠の操作によって前記施錠装置89を作用して前面枠2およびガラス扉枠5を開閉するようになっている。
前記ガラス扉枠5は、図1に示すように、前面枠2の上半部分以上を全幅にわたって覆う大きさに形成され、その中央部に、図示しない遊技盤の遊技領域が視認可能となるように円形状の窓部4が形成されており、その窓部4の全領域にわたってガラス板81が配置されている。また図3に示すように、窓部4の後方側において遊技盤3の前面には、遊技球を案内するガイドレール3a,3bが設けられている。そして、後述する遊技球発射装置(以下、単に発射装置ともいう)30によってガイドレール3a、3b間に遊技球を発射することによって、遊技球を遊技領域上に送出する。このガイドレール3a,3bによって囲まれる遊技領域には、一般入賞口や可変表示装置の図柄を変動させる始動入賞口、また可変表示装置の予め設定された図柄の組合せにより開放する大入賞口等が設けられ、遊技領域の最下端にアウト口が設けられる。
また、遊技盤3の裏面には図示しない入賞球集合パネルが設けられ、この裏側には図2に示すような機構板26が配設されている。さらに、機構板26の後方において、入賞球集合パネルの裏面に遊技内容を制御する回路基板が収納される基板ボックス27が配置されている。基板ボックス27は機構板26に取り付けることもできるがこれ以外の部品に取り付けることもできる。一方前記機構板26は、ヒンジ具によって開閉自在に装着され、図2に示すように機構板26の開放側および上下に位置して遊技盤を取り付ける枠(前面枠)に設けられた固定手段としての複数の係止具29と、機構板26に設けられた係止孔28とにより、機構板26を遊技盤の裏面に密着させた状態に圧接して固定するようにしている。図2では上側に設けられた係止具29及び係止孔28が図示されており、これ以外のものは図示はしていない。
機構板26は、図2に示すように合成樹脂により例えば略方形状に形成されており、ほぼ中央に図示しない可変表示装置の後部が臨む窓部(図示略)が開設されており、該窓部の後方にはカバー24が配置されており、窓部の上方にはパチンコ球を貯留する貯留タンク12が取付けられる。また、貯留タンク12の下方にはパチンコ球を整列して導き出すタンクレール20が設けられ、その下流端は、屈曲誘導樋45を介して所定数のパチンコ球の払い出しを制御する払出制御部46が接続されている。タンクレール20は貯留タンク12側(上流側)から払出制御部46側(下流側)へ向けて緩やかな勾配を持つように設けられている。払出制御部46の下方には、この払出制御部46から払出されたパチンコ球を上部球受皿7(図1)に導くように図示しない流路が構成されている。
次に遊技球発射装置30の動作について説明する。なお、発射槌によって遊技球を打球する発射装置は公知であるので詳細な説明は省略し、一例の概要を述べる。まず、球皿に遊技球が投入されると、先頭の遊技球が発射球供給装置の内部で止まる。この状態で操作ハンドル9に触れるとセンサーがそれを検知し、発射槌駆動用のモータM(モータMがアクチュエータに相当する)が作動し、図5に示すカム16が、モータM(図6参照)によって駆動される軸16aを中心として回転する。そして回転するカム16は、発射槌本体11(発射槌本体11が変位部材に相当する)のカム受けローラ19に係合し、槌側カップ36内に設けられた図示しない捩りコイルばねの付勢に抗しつつ発射槌本体11を後ろに傾けさせる。発射槌本体11は、回動軸線O(図5では紙面と直交する回動軸線Oを概念的に例示する)を中心とするように軸17のまわりを回動し、所定の位置まで傾斜するとカム受けローラ19がカム16から外れて発射槌本体11がフリーになる。そうすると槌側カップ36もフリーになり、捩りコイルばねの付勢により槌側カップ36と連動する発射槌本体11が逆向きに勢いよく回動し、発射槌本体11がゴム製のストッパー(図示略)に当たって止まる。もし、この段階で発射レール3cの発射部に遊技球があれば衝突スプリング20に当たって勢いよく飛び出す。
発射槌本体11が傾動して戻ると、発射槌10の軌跡上に置かれた遊技球が発射スプリング20に当たり、遊技球はレール3c(図3、図5参照)に沿って勢いよく飛び出す。そして、飛び出した遊技球と入れ替わるようにして次の遊技球が図示しない供給機構によって送り出される。以後、発射槌駆動用モーターのカム16が1回転する毎に上記の動作が繰り返されるから、発射槌10(発射槌本体11及び衝突スプリング20からなる槌)によって遊技球が1個ずつ発射され、それと入れ替わるタイミングで遊技球が1個ずつ供給されることとなる。
なお、発射槌10の打球力の調節は、遊技者が操作ハンドル9を回すことにより行う。そうすると、発射ハンドル9の回転が伝達部材22に伝わり、その回転がワイヤー24を介して槌側カップ36に伝達される。この槌側カップ36の回転は内部に配置された捩りコイルばねの弾発力を強める方向(図5において反時計回り)に作用するから、その分、発射槌10の打球力が強くなる。なお、発射装置の構成の概要を説明したが、本発明は当然ながらこのような発射装置に限定されるものではなく、電動部によって遊技球を送出可能な構成であればどのような発射装置にも適用可能である。
次に圧電素子ユニットについて説明する。
図1、図5に示すように、遊技機1において、発射装置30の近傍には、圧電素子ユニット100が設けられており、この圧電素子ユニット100には、図5、図7に示すように、圧電素子101(符号101は両圧電素子121、122を総称する符号とする)と、圧電素子101と電気的に接続された発光素子103(発光素子103が駆動部に相当する)が設けられている。そして、圧電素子101に対し、発射装置30の駆動が伝達可能に構成されており、発射装置30の駆動に基づいて圧電素子101が変形することにより圧電素子101から駆動電流が発生し、当該圧電素子101からの駆動電流によって発光素子103が発光するように構成されている。より具体的には、発射槌本体11の軌跡上に圧電素子ユニット100の一部が配置されており、発射槌本体11が傾動動作に伴って接続部110に衝突して図7のように接続部110に撓みが生じるように構成され、その接続部110の撓みに伴って両圧電素子121、122が変形(撓み変形)して両圧電素子121、122に起電力が生じ、駆動電流が発生するようになっている。これにより、複雑な回路によって駆動部(発光素子103)を駆動する構成を用いなくとも駆動可能な構成となり、効率的に装飾性を高め得る構成となっている。
本実施形態では、図5、図7に示すように、接続部110に圧電素子101(各圧電素子121、122)が接続される構成をなしている。具体的には、各圧電素子121、122の各々の板面と接合し、かつこれらに挟まれるようにして接続される接続部110に対し発射槌本体11が衝突するようにして発射装置30の駆動(電動動作)が伝達されるように構成されている。そして、接続部110の変位又は変形により各圧電素子121、122を変形させる力が生じるように構成されている。したがって、圧電素子には発射装置30の一部(発射槌本体11)が直接衝突せず耐久性の高い構成となっている。
図7に示すように、本実施形態での接続部110は、板状部品からなり、板状部品の両方の板面に各圧電素子121、122がそれぞれ接合されており、圧電素子101は2枚の圧電素子121、122によってバイモルフ構造をなしている。接続部110は弾性変形可能な可撓性部品からなり、一端側が保持部102、102によって挟圧保持されて固定されており、図7の破線部110a、110bにて示すように接続部110の他端側(自由端側)が撓むことによりそれと連動して両圧電素子121、122が変形して(より具体的には、接続部110の自由端側が撓むことにより積層体106全体が撓んで圧電素子121、122が変形し)起電力が発生して駆動電流が生じ、発光素子103へ流れるようになっている。保持部102、102は、遊技機1において、前面枠2や遊技盤3に固定される部品であってもよく、前面枠2の一部などであってもよい。要は、発射装置30に対して圧電素子ユニット100を相対的に位置決めできる構成であれば保持部102,102は様々な構成を用いることができる。
図5ないし図7にて示すように、弾性変形可能な材質からなる接続部110は、一端側が自由端とされて当該自由端付近に発射装置30の一部(発射槌本体11)が衝突可能とされており、自由端から所定距離離れた位置に圧電素子101(両圧電素子121、122)が接合されている。これにより、発射装置30の押圧力を増幅させて圧電素子101(両圧電素子121、122)に伝達することができるようになっている。さらに、図5に示すように、圧電素子101(両圧電素子121、122)から、両圧電素子121、122の板面方向所定距離離れた位置において接続部110が発射装置30の一部(発射槌本体11)の衝突を受けるように構成されており、圧電素子を効果的に保護しつつ変形させることができるようになっている。
また、図1に示すように、圧電素子101と発光素子103とを備えてなる圧電素子ユニット100において、少なくとも発光素子103(駆動部)は、デザインが施された樹脂カバー部92の内部に収容されており、当該樹脂カバー部92の後方から接続部110が、発射装置30側に延出した構成をなしている。これにより、デザインが施された樹脂カバー部92を効果的に発光させることができ、接続部110は発射装置の作用を受けやすくなっている。なお、樹脂カバー部92は、発光素子103の前方において、発光素子103の全体をカバーしており、発光素子103の前方には透光性を有する部分(本実施形態では樹脂カバー部92のほぼ全体が透光性を有している)が設けられて発光素子103からの光を遊技機1の前方に照射可能に構成さている。なお、発光素子103の光を前方に照射可能な構成であれば樹脂カバー部92は別の構成(例えば一部にスリットを設けたり一部のみを透光性部分とする構成など)であっても勿論よい。
本実施形態では、図7ないし図9(特に図8の回路図)に示すように、発光素子103は遊技機1のメイン基板(メイン基板が制御基板に相当する)に直接的に(即ち、メイン基板から他基板を介さずに直接的に)又は間接的に(即ち、メイン基板から他基板を介して間接的に)接続されておらず、圧電素子101のみが電源とされ、他の電源は用いられない構成をなしている。ここでの発光素子103は、遊技機の主制御を司る制御基板(メイン基板)とは電気的に接続されておらず、メイン基板から完全に独立した構成をなしている。これにより、制御基板(即ちメイン基板)或いは制御基板に接続される別基板(即ちサブ基板)の端子を用いずとも装飾部品90の発光が可能となり、仮に駆動部の数を増大させてもメイン基板やサブ基板に影響を与えない構成となっている。
さらに本実施形態では、駆動部が駆動電流によって発光する発光素子によって構成されているため、大電流を用いずとも駆動が可能となっており、あまり衝突力が大きくなくても駆動がなされることとなる。また、図7は圧電素子ユニット100の斜視図を概念的に示し、図9は正面図及び側面図を概念的に示しているが、圧電素子101(両圧電素子121、122)は所定のベース部材(即ち接続部110)の板面にそれぞれ接合されており、このベース部材(接続部110)に発光素子103が実装されている。これによりハーネスを省略することができ、部品点数の削減、装置のコンパクト化が図られている。なお、圧電素子121、122と、ベース部材(接続部110)と、発光素子103を電気的に接続するように、図8に示すような回路が構成されている。
具体的には、圧電素子121における外側の板面121a側に接続される配線と、圧電素子122の外側の板面122a側に接続される配線とが共に端子T2(発光素子103の一方側の端子)に接続される構成をなしている(図9(b)においてT2への接続経路は破線部にて概念的に示している)。一方、圧電素子121の内側の板面121b側に接続される配線と、圧電素子122の内側の板面122b側に接続される配線とが共に端子T1(発光素子103の他方側の端子)に接続されており、図9(b)には、T1への接続経路C1を実線にて概念的に示している。なお、圧電素子101及びベース部(即ち接続部110)における配線(即ち、図9(b)における経路C1、C2)はパターニング、ワイヤボンディング、スルーホール、ビアホールなどを用いて様々に構成できる。
なお、本実施形態では、接続部110は非導電性の材質によって構成されている。また、図7ないし図9では図示していないが、圧電素子121、122の各々の板面121a、121b、122a、122bにおいて部分的に、或いは板面全体を覆うように電極層を接合させ、この電極層と端子T1、T2とを経路C1,C2によって接続するようにしてもよい。なお、本実施形態において、圧電素子121、122は互いに同様の性質のものが設けられており、積層体106が撓んだ場合に(即ち図7のように撓んだ場合)、板面121aと板面122aとが同極となり、板面121bと板面122bとが同極となるように構成されている。また、本実施形態では、接続部110を、発光素子103を実装するベース部材として機能させているが、接続部110とベース部材(即ち発光素子103を実装する部材)とを別部材としてもよい。
また、図10のような回路構成を採ることもできる。
図10は、図8において端子T1,T2に接続される発光素子103(LED)の代用構成を例示している。なお、端子T1,T2から先(発光素子側)の構成以外は図1ないし図7及び図9と同様の構成である。ここでは、端子T1、T2に発光素子103aの群(同じ向きに配される複数の発光素子の群(破線は1又は複数の発光素子を省略して示している))と、103aの群とは逆向きに配される発光素子103bの群(同じ向きに配される複数の発光素子の群(破線は1又は複数の発光素子を省略して示している))とを並列に接続している。本実施形態の圧電素子101は振動により(即ち、撓む方向によって)生じる電流の向きが変化するようになっている。即ち、図7の110aのように一方側に撓んだ場合には、圧電素子101(両圧電素子121,122)から生じる駆動電流は一方の向きとなり、110bのように他方側に撓んだ場合には、駆動電流はそれとは逆の他方側の向きとなる。そして、ここでの駆動部は、一方の電流の向きにおいて駆動する第1駆動部と、他方の電流の向きにおいて駆動する第2駆動部とを備えた構成とされている。
具体的には、発光素子103として、一方の電流の向きにおいて発光する第1発光素子103aと、他方の電流の向きにおいて発光する第2発光素子103bとを備えており、双方の電流の向きに対応して各々の発光素子が駆動し、2つの発光態様を生じさせることができる構成となっている。なお、第1発光素子103aを例えば赤色LEDによって構成し、第2発光素子を緑色LEDによって構成すれば、赤色と緑色が交互に点灯することとなる。また第1及び第2発光素子を双方同色によって構成してもよい。
<実施形態2>
実施形態2について図11ないし図13を参照して説明する。
図11は実施形態6に係る圧電素子ユニット100の構成を例示する斜視図、図12は回路構成図、図13は発光素子の接続例を示している。実施形態6の圧電素子ユニット100は、接続部110に複数の端子が設けられており、複数の発光素子107が実装されるようになっている。なお、回路構成、端子構成以外については実施形態1と同様であるので同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。本実施形態では、発光素子107aと107bが並列接続されており、一方の電流方向で発光素子107aが発光し、他方の電流方向で発光素子107bが発光するように構成されている。ここでは、圧電素子101の振動によって電流方向が交互に変更するようになっており、発光素子107Aと107bが交互に通電されるように構成されている。また、図示はしていないが、端子T7,T8に発光素子を実装してもよい。
<実施形態3>
次に図14ないし図18を参照して実施形態3について説明する。
なお、図14は、実施形態3に係る圧電素子ユニット200が保持部材204(上記実施形態の保持部材102と同様の保持部材)に保持された状態を概念的に例示する斜視図、図15は、その回路構成を例示する図、図16は、図15の正面図及び側面図である。図17は、本実施形態に係る圧電素子ユニット200が実施形態1と同様に発射装置30の作用を受ける構成を例示している。実施形態3では、圧電素子201(符号201は両圧電素子221、222を総称する符号とする)の一部が発射装置30(図17参照)の一部(発射槌本体11)の作用を受ける被作用部として構成されている。
本実施形態の両圧電素子221、222は、ともに板状に形成され、かつ双方が撓み変形可能に構成されており、圧電素子がより変形しやすく、起電力が生じやすい構成をなしている。ここでは、2枚の圧電素子221、222が接続板205を介して積層された構成をなし、その積層体202の少なくとも一部が変形可能に構成されている。積層体202は、2枚の圧電素子221,222を有するバイモルフ構造をなしており、これら圧電素子221,222の間に導体からなる又は導電性を有する接続板205が配置された構成をなしている。
さらに、積層体202は、図14に示すように、一端側が自由端とされ、他端側が保持部材204、204によって挟圧保持されて固定されており、当該自由端付近に発射装置30(図17)が作用するように(具体的には発射装置30の一部(発射槌本体11)が衝突するように)構成されている。
そして、積層体202は、図14、図17に示すように遊技盤3(図4参照)の前面(盤面)に沿った方向(矢印の方向)に撓むように構成されており、発射装置30の力によって変形しやすい構成をなしている。また、本実施形態においても、図17に示すように、圧電素子201(両圧電素子221、222)と駆動部(発光素子203)とを備えてなる圧電素子ユニット200において、少なくとも駆動部(発光素子203)が、図1のようなデザインが施された樹脂カバー部(樹脂カバー部92と同様の樹脂カバー部)の内部に収容されるように装飾部品(装飾部品90と同様の装飾部品)が構成されている。即ち、図1の圧電素子ユニット100に換えて、図14、図17に示す圧電素子ユニット200を配置することができ、この場合、樹脂カバー部92から被作用部(即ち圧電素子201の一部)が、発射装置30側に延出するように構成できる。また、この場合、例えば発光素子203の全体をカバーするように樹脂カバー部92を構成でき、発光素子203の前方に透光性を有する部分を設けて発光素子203からの光を前方に照射するように構成できる。
さらに、駆動部たる発光素子203は、制御基板(上述のメイン基板)に直接的に(即ちメイン基板から他基板を介さずに)又は間接的に(メイン基板に接続される他基板を介して間接的に)接続されておらず、圧電素子221,222のみが電源とされ、他の電源は用いられないようになっている。ここでは、図14ないし図17に示すように、発光素子203の一対の端子が圧電素子221,222にそれぞれに接合されており、圧電素子221、222と発光素子203との間の配線が省略され、極めてコンパクトな構成が実現されている。具体的には、図16(b)に示すように、圧電素子221の一方の板面221bと圧電素子222の一方の板面222bとが導電性を有する接続板205に接続されている。
一方、圧電素子221の外側の板面221aが端子T9において発光素子203の一方の端子に接続されており、圧電素子222の外側の板面222aが端子T10において発光素子203の他方の端子に接続されている。本実施形態では、図14のように積層体202が一方側に撓むと、板面221aと板面222bとが同極となり、板面221bと板面222aとが同極となり、板面221aと222bとが同極となるように圧電素子221、222が構成、配置されている。また、他方側に撓んだ場合も、板面221bと板面222aとが同極となり、板面221aと222bとが同極となる(この場合、一方側に撓んだ場合とは極が逆になる)。なお、圧電素子221の板面221aと圧電素子222の板面222aとをそれぞれ部分的に、或いはそれぞれの板面全体を覆うように図示しない電極層を設けてもよい。この場合各々の電極層に発光素子203の各端子を接続するように構成できる。なお、このようにせずに、圧電素子203を所定のベース部材に接合し、このベース部材に発光素子203が実装されるような構成であってもよい。
なお、本実施形態では、撓む方向によって生じる電流の向きが変化するように圧電素子201(両圧電素子221,222)が構成されているため、図18のような回路構成を用いてもよい。ここでは、駆動部として一方の向きにおいて駆動する第1駆動部と、他方の向きにおいて駆動する第2駆動部とを備えており、より具体的には、一方の向きにおいて発光する第1発光素子203aと、他方の向きにおいて発光する第2発光素子203bとを備えた構成をなしている。このようにすれば、双方の電流の向きに対応して各々発光素子が配置されることとなり、例えば2つの発光態様を生じさせることができる構成となる。また、各素子に逆起電力が生じにくい。
<実施形態4>
次に図19及び図20を参照して実施形態4について説明する。
図19は実施形態4に係る圧電素子ユニット200を保持部材204(実施形態3と同様に、実施形態1で説明した保持部材102と同様の保持部材)と共に概念的に示す斜視図であり、図20は、図19の平面図及び側面図である。
実施形態4では、図19及び図20に示すように、両圧電素子201(両圧電素子221,222)の各々の板面を覆うようにカバー部206,206が配置されており、当該カバー部206,206の外面に図17と同様の発射装置30の一部(発射装置本体11)が作用するように構成されている。
なお、回路構成や発光素子203の実装構成は実施形態3とほぼ同様であるが、実施形態4では実施形態3の構成に加えて圧電素子206の板面を覆うようにカバー部206,206を配置しており、カバー部206と圧電素子201との間において発光素子203と圧電素子201とが(より具体的には、発光素子203の一方の端子と圧電素子221とが接続され、発光素子203の他方の端子と圧電素子222とが)それぞれ接合されている。なお、本実施形態でも、実施形態3と同様に、図17で示す発射装置30の作用により(具体的には発射槌本体11の作用により)、積層体202(圧電素子221,222、接続板205、及びカバー部206,206を含んでなる積層体)全体が撓み変形するように構成されている。このようにすれば、発射装置の一部が圧電素子に直接衝突せず、保護効果が高くなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記いずれの実施形態においても、圧電素子を所定のベース部材に接合し、このベース部材からハーネスを介して駆動部を接続してもよい。このようにすれば、圧電素子からある程度離れた場所で発光させたい場合に都合のよい構成となる。
(2)電動部は、発射装置に限らず、電動によって一部が変位するものであれば別のものであってもよい。例えば、遊技球の流下領域に配置された遊技部品などであってもよく、遊技球を払い出す払出機構などであってもよい。
(3)上記実施形態では、発射槌本体を圧電素子ユニットに衝突させるようにしたが別の部分(例えば発射スプリングやカムなど)であってもよい。要は、電動によって変位する部分であればどのような部品を圧電素子ユニットに作用させてもよい。
(4)上記実施形態では、駆動部として発光素子を例示したが、電気的に駆動可能なものであれば別のものでもよい。例えば、各種アクチュエータや音声を発生する手段などであってもよい。
本発明の実施形態1に係る遊技機を概念的に示す斜視図 その遊技機の裏面図 ガラス扉枠の裏側構成を例示する図 発射装置近傍を拡大して示す拡大図 発射装置の構成を概念的に説明する説明図 発射装置近傍を示す斜視図 圧電素子ユニットの構成を例示する斜視図 図7の圧電素子ユニットの回路図 図7の圧電素子ユニットの正面図及び側面図 発光素子の配置例を示す図 実施形態2の圧電素子ユニットの構成を例示する斜視図 図11の圧電素子ユニットの回路図 図11の圧電素子ユニットに関し、発光素子の配置例を示す図 実施形態3の圧電素子ユニットの構成を例示する斜視図 図14の圧電素子ユニットの回路図 図14の圧電素子ユニットの正面図及び側面図 本発明の実施形態3に係る遊技機を概念的に例示する図 回路構成の別例を示す図 実施形態4の圧電素子ユニットの構成を例示する斜視図 図19の圧電素子ユニットの正面図及び側面図
1…遊技機
3…遊技盤
10…発射槌
11…発射槌本体(変位部材)
30…発射装置(電動部)
90,290…装飾部品
92,292…樹脂カバー部
100,200…圧電素子ユニット
101,201…圧電素子
103,203…発光素子(駆動部)
110…接続部(作用部)
205…接続板
M…モータ(アクチュエータ)

Claims (1)

  1. 遊技球が流下可能に構成された遊技機であって、
    アクチュエータと、前記アクチュエータの動作に基づいて変位する変位部材と、を有してなる遊技球を発射する発射装置と、
    圧電素子と、前記圧電素子と電気的に接続された駆動部とを有する装飾部品と、を備え、
    前記発射装置の動作が前記圧電素子に伝達可能に構成されると共に、その動作の伝達により前記圧電素子が変形して駆動電流が発生し、当該圧電素子からの前記駆動電流によって前記駆動部が駆動するものであり、
    前記圧電素子は、当該圧電素子の変形状態に応じて生じる前記駆動電流の向きが変化するようになっており、
    前記駆動部は、前記駆動電流が一方の向きの場合に駆動する第1駆動部と、他方の向きの場合に駆動する第2駆動部とを有することを特徴とする遊技機。
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