JP4517113B2 - 煙突用制振装置 - Google Patents

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本発明は、煙突用制振装置にかかり、特に、外筒及び内筒からなる2重構造の煙突に設置する煙突用制振装置に関する。
重要な都市基盤施設の一つとしてごみ焼却施設があり、かかる施設には排煙用の煙突が備えられている。この排煙用煙突は、近年では、排煙による大気汚染や排煙の高カロリー化、さらには、焼却炉の設備構造上の問題から、高層化、大型化している。そして、例えば、高さ50m〜100mの高層煙突は、外筒と、その内部に配備された1つあるいは複数の内筒と、を備えた構造となっている。ここで、内筒は、排煙を通過させるため、防錆・耐熱性の優れたスチール製大型ダクトであり、外筒は、内筒を覆い、かつ、支持する鉄筋コンクリート造である。
そして、上記のようなごみ焼却施設は、老朽化によって10年から20年の周期で新型設備への更新が行われる。しかし、煙突は高層構造であることから解体費用が高額であるため、解体促進が図られていない。ましてや、もはや使用しない設備に対してはなおさらである。さらには、近年のダイオキシン対策のための規制により、稼動が停止したゴミ処理施設が増加しており(例えば、650箇所)、上記同様に、その解体は促進されていない。以上のことから、未使用となった高層煙突が放置されており、設備投資の無駄や、景観を損ねる、といった問題が生じる。
ここで、上述したような2重構造の煙突では、内筒では直接排煙を通過させるため、その内面には排煙に含まれる有害物質が付着する。このことから、内筒は一定期間の使用により更新せざるを得ないが、鉄筋コンクリート造の外筒は、継続的に利用することができる。しかし、その一方で、高層煙突には、常時、風による外力が全方向から付勢されるため、微小振動が生じ、この振動によって経年劣化が生じうる。従って、外筒を再利用するに当たっては、高寿命化を図ることが必要とされる。
これに対し、高層煙突の経年劣化を抑制する技術が、下記の特許文献1,2に開示されている。これら特許文献には、外筒と内筒との間に、主にバネとダンパーとからなる制振装置を設置している。これにより、外筒と内筒との間に相対的に生じる振動を減衰し、煙突全体の安全性の向上を図ろうとしている。
特開平8−53955号公報 特開平8−303058号公報
しかしながら、上記従来例では、全方向の振動に対応すべく、制振装置を複数箇所に設置しなければならない、という問題が生じる。例えば、特許文献1,2に示す例では、4方向に対応するよう設置しているが、複数箇所に設置することで装置コスト及び設置コストが増大する、という問題が生じる。さらには、設置した複数の制振装置間の調整も複雑化し、取り扱いが困難となる。
このため、本発明では、設置が容易であり、1体(1個)の制振装置によって全方向に対する振動吸収を可能とし、煙突外筒の高寿命化を図る煙突用制振装置を提供することをその目的とする。
そこで、本発明の一態様である煙突用制振装置は、
外筒と内筒とを備えた2重構造煙突に設置される煙突用制振装置であって、
外筒の内部に形成された床部に固定される支持部材と、この支持部材上を水平方向に移動可能な質量部材と、この質量部材を支持部材上の所定の位置に復元させるよう付勢するバネ部材と、を有する動吸振器を備え、
バネ部材は、略半円形状の湾曲部を有する線状バネ部材であり、
この線状バネ部材の湾曲部にて形成される面が支持部材とほぼ水平となるよう線状バネ部材を配設し、前記略半円形状の湾曲部を有する2個の線状バネ部材を、それぞれの前記湾曲部の開口箇所を互いに対向させて略円形状を形成する向きに配設すると共に、前記2個の線状バネ部材の対を、前記質量部材の中心部から放射状に複数対設置し、各線状バネ部材の一端部を前記支持部材に固定し他端部を前記質量部材に固定した、
ことを特徴とする煙突用制振装置。
上記発明によると、1つの動吸振器を外筒の内床部に固定することで、当該外筒の振動を吸収することができる。従って、既存の煙突の外筒にも容易に設置することができるため、低コストにて煙突の振動を制振することができる。そして、特に、動吸振器を半円弧バネを用いて構成しているため、全水平方向の荷重に対して略均等なバネ定数を有し、支持部材に対する全水平方向の振動に対して同等の振動吸収を実現できる。従って、簡易な構成にて、常時、風などの外力によって煙突に全方向に生じうる微小振動を効果的に吸収することができ、外筒の高寿命化を図ることができる。
また、上記略半円形状の湾曲部を有する2個の線状バネ部材を、それぞれの湾曲部の開口箇所を互いに対向させて略円形状を形成する向きに配設すると共に、2個の線状バネ部材の対を、質量部材の中心部から放射状に複数対設置した、ことを特徴としている。これにより、さらに効果的に水平方向の全方向の振動に対して同等の振動吸収を実現できる。
また、支持部材上を質量部材が水平方向に移動する際に、当該質量部材の移動に対する減衰力を付勢する減衰手段を備えた、ことを特徴としている。また、動吸振器を構成する支持部材と質量部材との間に、当該質量部材の移動に対する抵抗力を付勢する抵抗手段を設けた、ことを特徴としている。これにより、動吸振器が振動を打ち消すよう作用すると共に、その過程において、質量部材の移動に対する減衰力(抵抗力によるものも含む)をも付勢することができ、さらに効果的に振動吸収を図ることができる。
また、支持部材を、煙突の最も高い位置に形成された床部に固定する、ことを特徴としている。これにより、動吸振器による振動吸収効果をより効果的に発生させることができ、特に、高層の煙突には有効である。
また、支持部材を、床部の下面側に固定してもよい。このように、床部の下面側、すなわち、床部の裏面側に設置しても、上述同様に制振効果を得ることができると共に、上面側(表面側)に設置する必要がないことから、煙突のメンテナンスなどの所定の作業スペースを確保することができる。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、煙突の外筒に容易に設置することができ、全水平方向の振動に対して同等の振動吸収を実現できるため、外筒の高寿命化を図ることができることから、煙突を有する施設の製造コスト、運営コストの低減を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
本発明は、内筒とその内筒を支持する外筒との2重構造を有する煙突に、半円弧バネを用いた動吸振器を設置した、ことをその特徴としている。以下、実施例にて詳細な構成の一例を説明する。
本発明の第1の実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、煙突の構成を示す断面図である。図2は、煙突を上方から見た平面図である。図3は、本発明である制振装置の構成を示す斜視図である。図4は、制振装置の側面図であり、図5は、そのB−B断面図である。
[構成]
本発明は、煙突2に設置される煙突用制振装置であり、この煙突用制振装置は、具体的には、質量部材と、これを復元させるバネ部材と、さらには質量部材の振動量を低減させる減衰部材と、を備えた動吸振器1により構成されている。以下、動吸振器1の構成と、当該動吸振器1が設置される煙突2の構成と、を詳細に説明する。
まず、煙突2は、例えば、図示しない焼却施設に設置されたものであり、外筒21と内筒22とを有する2重構造の煙突2である。ここで、図2には、煙突2を上方(上端)から見た図を示し、この図におけるA−A断面図を図1に示す。これらの図に示すように、外筒21の内部には、3本の内筒22が備えられている。
そして、内筒22には、焼却後などの排煙が通過し、その上端部から大気中に排出される。このため、内筒22は、防錆・耐熱性の優れたスチール製大型ダクトであり、長期使用することにより内壁に有害物質が付着することから、一定期間の使用によって交換される。なお、内筒22の設置数は、3本であることに限定されない。
また、外筒21は、上記内筒22の外周を覆い、かつ、当該内筒22を支持し、内筒22を保護すべく鉄筋コンクリート造となっている。そして、この外筒21の内部には、筒状の空洞部を遮るよう床部21aが構成されている。この床部21aは、作業者が煙突2のメンテナンスを行うために形成されているものであって、人が立ち入って作業することも可能な強度を有する。また、床部21aは、任意の間隔にて複数形成されているものの、それぞれには、内筒22を貫通させる貫通孔が形成されている。従って、図1,2に示す煙突2では、各床部21aに3本の内筒22を貫通させる3つの貫通孔が形成されている。なお、この貫通孔は、内筒22の外径よりも広く形成されており、当該貫通孔と内筒22との間には空間が形成されており、外筒21あるいは内筒22に振動が生じたとしても、内筒22が床部21aに接触しないよう構成されている。
そして、本実施例においては、図1に示すように、煙突2の最も高い位置に形成された床部21a、すなわち、最上段に位置する床部21aのほぼ中央には、動吸振器1が設置されている。但し、動吸振器1が設置される床部21aは、煙突2の最上段に位置するものに限定されない。また、動吸振器1は、必ずしも床部21aのほぼ中央に設置されていることに限定されない。以下、動吸振器1について詳述する。
動吸振器1の構成を、図3乃至図5を参照して説明する。動吸振器1は、図3に示すように、床部21aに固定される支持台11(支持部材)と、この支持台11上を水平方向に移動可能な質量部12(質量部材)と、この質量部12を支持台11上にてスライド移動させると共に移動に対する抵抗力を付勢するスライド機構部13(抵抗手段)と、移動した質量部12に対して支持台上の所定の位置に復元させるよう付勢するバネ部14(バネ部材)と、を備えている。そして、上記スライド機構部13は、質量部12の振動量を低減させるよう減衰力を付勢する減衰部(減衰手段)としても作用する。以下、各構成について詳述する。
上記支持台11は、板状の部材であって、外筒21の床部21aに固定される。例えば、ボルトにて床部21aに固定されたり、接着剤にて固定される。そして、この支持台11の上面には、煙突2に生じた振動を効果的に吸収するための質量を有する質量部12が載置されることとなる。但し、この質量部12は、スライド機構部13を介して支持台11に載置されている。なお、質量部12は、本実施例では厚みのある略正方形状であるが、図3においては一部を省略して図示している。
スライド機構部13は、上部で質量部12を固着して支持する支柱部13aと、この支柱部13aの下端に備えられたスライドプレート13bと、その下面に複数備えられた球体受け及び当該球体受けに回転自在に保持された球体13cと、によって構成されている。上記構成により、スライド機構部13は球体13cが回転することで支持台11上をスライド移動可能なことから、当該スライド機構部13に支持された質量部12も支持台11上をスライド移動可能となっている。ここで、上記球体13cは、弾性体にて構成されているため、質量部12を支持する球体13cはその重みによって変形する。従って、スライド機構部13と一体化した質量部12が支持台11上を移動すると、球体13cと支持台11との間に摩擦が生じることで移動に対する抵抗力が発生し、この抵抗力が振動に対する減衰力が生じることとなる。なお、質量部12が移動することによってスライド機構部13に発生する抵抗力は、上述した摩擦によるものに限定されない。例えば、回転時に摩擦以外に球体13cに対してかかる負荷であってもよい。
そして、上記減衰力は、本実施例では、磁気減衰によるものでもある。このため、上記スライド機構部13を構成するスライドプレート13bには、複数の永久磁石13dが備え付けられており、これに伴い、支持台11は永久磁石13dと引き合うよう鉄板にて構成されている。これにより、スライド機構部13と一体化した質量部12が磁石の引き合う力に抗して支持台11上を移動することで磁気減衰が生じ、振動を適度に減衰させることができる。なお、上述した磁気減衰を生じさせる構成は一例であって、他の構成によって磁気減衰力を発生させてもよい。さらには、オイルダンパなどの粘性による減衰が生じる構成としてもよい。
また、上記スライド機構部13を構成する支柱部13aと、支持台11に固定して装備されたバネ固定部材15と、にバネ部14が固定されて配置されている。このバネ部14は、具体的には、略半円形状の湾曲部14aを有する線状バネ14(線状バネ部材)である。そして、この線状バネ14は、半円弧状である湾曲部14aにて形成される面を、支持台11に対してほぼ水平となる向きで配設されている。換言すると、湾曲部14aを形成する円弧の半径方向が支持台11の表面に対してほぼ水平となる。これにより、線状バネ14の一端部は、バネ固定部材15すなわち支持台11に固定され、他端部は質量部12を支持する支柱部13aすなわちスライド機構部13に固定されている。
そして、上記線状バネ14は、2つで一対となっており、略半円形状の湾曲部14aの開口箇所を互いに対向させて、これにより略円形状を形成する向きに配設されている。さらに、この2つで一対の線状バネ14は、支柱部13aを中心として放射状に複数配設されている。図5に示す例では、ほぼ90度の間隔にて4対の線状バネ14(合計8本)が配設されている。また、これら4対の線状バネ14を、動吸振器1の高さ方向に複数個重ねて、後述するばねによる復元力を調整することも可能である。
[設置動作]
次に、上記構成の動吸振器1を設置する際の動作を説明する。まず、煙突2すなわち外筒21の総質量に対応して適切な制振効果を得られる質量の質量部12を支柱部13aに固定して装備する
そして、動吸振器1を外筒21の最上階に位置する床部21aに運び、支持台11と床部21aとをボルトなどで固定する。なお、上記質量部12の質量の設定や線状バネ14の固有振動数の設定を、動吸振器1を外筒21の床部21aに設置した後に行ってもよい。また、動吸振器1自体の組み付け作業自体を、床部21a上にて行ってもよい。
[制振動作]
次に、動吸振器1による制振動作を説明する。まず、煙突2すなわち外筒21に、風などの外力によってあらゆる方向に微小振動が生じると、その振動の移動方向に動吸振器1の支持台11は移動する。一方、支持台11上にスライド機構部13を介して載置されている質量部12は、球体13cが回転することにより、当該支持台11の移動には追従しない。すると、質量部12及びスライド機構部13と支持台11とは相対的に移動することとなる。このとき、スライド機構部13の球体13cが支持台11上を転がるため、その摩擦により、振動に対する減衰力を得ることができる。また、磁気減衰の作用により、さらに大きな減衰力を得ることができる。
さらにこのとき、質量部12を支持している支柱部13aと、支持台11に固定されているバネ固定部材15と、に線状バネ14の両端部が固定されているため、上記質量部12と支持台11との相対的な移動により、線状バネ14は変形し、これにより復元力が生じる
ここで、上述したように、線状バネ14は半円弧状であるため、全水平方向の荷重に対して略均等なバネ定数を有するため、全水平方向の振動に対して同等の振動吸収を実現できる。特に、本実施例では、略円形に配置した一対の線状バネ14を放射状に複数配置していることにより、より効果的に全水平方向の動作に対して略等しいバネ定数となっている。従って、上記構成の動吸振器1は、風などの外力にて任意の方向に常時微動を繰り返す煙突2に対して、上述した線状バネ14の復元力と、球体13cの摩擦とが繰る返しかかることとなるため、迅速に制振させることができ、さらに磁気減衰などが付加されることで、きわめて有効に制振作用を果たす。また、線状バネ14を用いた動吸振器1によると、平面上における回転方向の振動(動き)をも吸収することができる。
以上より、本発明である煙突用の動吸振器1は、既存の煙突2の外筒21に容易に設置することができるため、低コストにて外筒21の微小振動を効果的に吸収することができ、外筒21の高寿命化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施例を、図6を参照して説明する。この図に示すように、本実施例においては、動吸振器100を外筒21の床部21aの下面側、すなわち、裏面側に設置している。
ここで、本実施例における動吸振器100の構成は、上記実施例1にて説明した動吸振器1とほぼ同様である。但し、質量部12が落下せず、当該質量部12と一体化しているスライド機構部13が支持台11から離間しないよう、質量部12と支持台11とを連結する部材を備えた構成となっている。例えば、質量部12が支持台11に対して自由に水平移動可能なよう、支持台11に対してワイヤーにて吊り下げられていてもよい。あるいは、質量部12を移動可能としつつ、動吸振器1自体を覆う筐体を設け、当該筐体ごと床部21aの裏面に設置してもよい。
このようにすることで、上述同様に外筒21の制振効果を得ることができると共に、床部21aの上面側(表面側)に設置する必要がないことから、外筒21内での作業者による所定の作業スペースを確保することができる。
本発明は、内筒と当該内筒を支持する外筒とからなる2重構造の高層煙突の外筒に設置することで、当該外筒の振動を抑制し、外筒の高寿命化を図ることができ、産業上の利用可能性を有する。
煙突の構成を示す断面図であり、図2のA−A断面図である。 図1に示す煙突を上方から見た平面図である。 制振装置の構成を示す斜視図である。 図3に示す制振装置の側面図であり、 図3に示す制振装置の図4におけるB−B断面図である。 実施例2における煙突の構成を示す断面図であり、制振装置の設置箇所を説明する図である。
符号の説明
1 動吸振器(制振装置)
2 煙突
11 支持台(支持部材)
12 質量部(質量部材)
13 スライド機構部(抵抗手段)
14 線状バネ、バネ部(バネ部材)
13a 支柱部
13b スライドプレート
13c 球体
13d 永久磁石(減衰手段)
14a 湾曲部
15 バネ固定部材
21 外筒
22 内筒
21a 床部

Claims (5)

  1. 外筒と内筒とを備えた2重構造煙突に設置される煙突用制振装置であって、
    前記外筒の内部に形成された床部に固定される支持部材と、この支持部材上を水平方向に移動可能な質量部材と、この質量部材を前記支持部材上の所定の位置に復元させるよう付勢するバネ部材と、を有する動吸振器を備え、
    前記バネ部材は、略半円形状の湾曲部を有する線状バネ部材であり、
    この線状バネ部材の前記湾曲部にて形成される面が前記支持部材とほぼ水平となるよう前記線状バネ部材を配設し、前記略半円形状の湾曲部を有する2個の線状バネ部材を、それぞれの前記湾曲部の開口箇所を互いに対向させて略円形状を形成する向きに配設すると共に、前記2個の線状バネ部材の対を、前記質量部材の中心部から放射状に複数対設置し、各線状バネ部材の一端部を前記支持部材に固定し他端部を前記質量部材に固定した、
    ことを特徴とする煙突用制振装置。
  2. 前記支持部材上を前記質量部材が水平方向に移動する際に、当該質量部材の移動に対する減衰力を付勢する減衰手段を備えた、ことを特徴とする請求項1記載の煙突用制振装置。
  3. 前記動吸振器を構成する前記支持部材と前記質量部材との間に、当該質量部材の移動に対する抵抗力を付勢する抵抗手段を設けた、ことを特徴とする請求項2記載の煙突用制振装置。
  4. 前記支持部材を、前記煙突の最も高い位置に形成された前記床部に固定する、ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の煙突用制振装置。
  5. 前記支持部材を、前記床部の下面側に固定した、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の煙突用制振装置。
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