JP4515974B2 - アダプティブアレーアンテナの適応制御装置 - Google Patents

アダプティブアレーアンテナの適応制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数のアンテナ素子で受信したOFDM変調された受信信号に重み付けし、不要波を抑圧するアダプティブアレーアンテナの適応制御装置に関する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式は、直交する多数のキャリアを用いた変調方式で、マルチキャリア・デジタル変調方式の一種である。この、OFDM変調方式は、比較的周波数利用効率がよく、FFT(高速フーリエ変換)による変復調処理が可能であるなど多くの特徴があり、地上波ディジタルテレビ放送の変調方式として採用されているものである。しかしながら、実際のOFDM方式による放送を受信する場合には、固定受信、移動受信共に問題がある。固定受信アンテナの多くは高利得のアンテナを地上から高く設置することが多いことから、SFN(Single Frequency Network)の場合、遠地点の送信局から遅れの大きい遅延波のマルチパスを受信してしまう。この遅れの大きい遅延波は、相互キャリア干渉や、シンボル間干渉を引き起こし、急激に受信品質を劣化させる。また、移動受信の場合、移動により送信局からの直接波である同期波とビルなどの反射による遅延波の状況が変化し、上記と同様の遅れの大きいマルチパスが受信され、同様の受信品質の劣化が発生することとなる。アダプティブアレーアンテナは複数のアンテナからの受信信号に最適な重み付けをすることによって上記の遅延波を抑圧し、その合成信号をアレー出力として出力するもので、良好な受信品質を確保することができるシステムとして知られている。そして、このシステムでは、遅延波を抑圧し所望波である同期波のみを取り出すためには、どのような重み付けをするかが重要となる。
以下、図8〜13を参照しながら、従来技術によるOFDM信号の送受信装置について説明する。図12はOFDM信号を送り出す送信システムが示されている。OFDM変調部2は、S/P(Serial to Parallel)変換器4、変調器6、逆離散フーリエ変換器(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transformation)8を含んで構成される。S/P変換器4は、送信データ系列をサブキャリアの数に応じた長さを有するシンボル毎にS/P変換を施す。すなわちS/P変換器4は各シンボルをサブキャリア数に応じた多数のデータ系列に分割し、分割された各データ系列をパラレルに出力する。1シンボル分の分割されたデータ系列はそれぞれ変調器6により、例えば64QAM等の所定の変調を施された後、逆離散フーリエ変換器8を用いてOFDM変調される。逆離散フーリエ変換器8は、各キャリアの成分となる分割されたデータ系列を逆離散フーリエ変換することにより、時間領域での振幅を表すデータ系列を生成する。ガード区間挿入部12は、逆離散フーリエ変換後の1シンボル分のデータ系列(有効シンボル区間)末尾のテールガード区間をコピーして、当該有効シンボル区間の前に挿入し付加する。図13はOFDM信号の構成を示す模式図である。OFDM信号はシンボル区間20(長さT)の繰り返しであり、シンボル区間20は、ガード区間挿入部12により挿入されたヘッドガード区間22(長さT)とこれに続く有効シンボル区間24(長さT)とからなる。有効シンボル区間24の末尾にはテールガード区間26(長さT)が設定され、この内容がヘッドガード区間にコピーされる。ガード区間挿入部12の出力信号は、D/A(Digital to Analog)変換器30によりアナログ信号に変換される。そして、低域通過フィルタ32により帯域外成分が除去された後、局部発振器34から供給される局部発振信号とミキサー36にて混合され搬送波周波数にアップコンバートされ、さらにバンドパスフィルタ38を経て送信信号となり、送信アンテナ40から放射される。
図8に示す従来技術の受信装置201は、送信アンテナ40から送信された送信信号を複数(K個とする)のアンテナ素子50からなるアレーアンテナで受信する。各アンテナ素子で得られる受信信号、F(t)(k=1,2,…,K)は、ウェィトW(k=1,2,…,K)により重み付け合成される。この合成受信信号g(t)からヘッドガード区間の信号を除去し、送信機のOFDM変調部2とは逆の処理を行うことにより、送信されたデータ系列が再生される(図8参照)。上記の重み付けは、最大比合成(MRC)方式にて行われる。このMRC方式の重み付けベクトルは、受信信号ヘッドガード区間の信号X(t)と合成信号のヘッドガード区間の信号y(t)の相関関係を利用して計算される(図9参照)。(例えば、特許文献1参照)
特開2001−156689号公報
この最大比合成(MRC)方式での重み付けベクトルは、受信信号のヘッドガード区間信号と合成信号のヘッドガード区間信号についての相関関係により計算されている。今、簡単のために、等分に重み付けをして受信波を合成したときの受信信号と合成信号の相関関係について考えると、合成信号のヘッドガード区間の信号は、複数の受信波の内一番強い受信波(復調器とシンボル同期の取れている所望波、つまり同期波)との間に一番強い相関を有することなる。従って、同期波信号の強さが遅延波信号より強い場合には、同期波にかかるウェイトは大きくなり、逆に遅延波にかかるウェイトは小さくなる。しかし、同期波と遅延波の強さが近づいてくるにしたがって、一番強い同期波と合成信号の相関関係の強さと同期波と合成信号の相関関係の強さの差が小さくなり、同期波と遅延波にかかるウェィトの差も小さくなってくる。
このことを、同期波と遅延波の強さが等しい場合について模式的に説明する。図10は、受信装置が同じ強さの同期波と遅延波の二つの信号を受信している場合を模式的に示している。ヘッドガード区間信号抽出区間80は、前記同期波のヘッドガード区間全体としている。この同期波のヘッドガード区間22−1の前半には信号Aが入っており、後半には信号Bが入っている。このヘッドガード区間22−1の信号はテールガード区間26−1の信号がコピーされているので、ヘッドガード区間22−1の信号とテールガード区間26−1の信号はともにA、Bで同一である。
遅延波はガード区間の半分の長さに相当する時間だけ遅れてきているとする。するとヘッドガード区間信号抽出区間80には、遅延波の、ひとつ前のシンボル区間の最終部分の信号Cとヘッドガード区間22−2の前半のAとが含まれることとなる。これから、ヘッドガード区間信号抽出区間80での同期波、遅延波の抽出信号X1、Xはそれぞれ
=(A+B) −−−−−−−−−−− (式1)
=(C+A) −−−−−−−−−−− (式2)
この二つの信号を等分に重み付けして合成する、つまり1/2ずつ足し合わせると、図10に示されるように合成信号ヘッドガード区間信号抽出区間79には、A、B、C、A、の4つの信号が含まれることとなる。これより、yはXとXから以下の式(3)のようになる。
=(2×A+B+C)/2
= A+B/2+C/2 −−−−−− (式3)
となる。
式(1)と式(3)を比較してみると、yに含まれる信号のうち、(A+B/2)の部分はXと同一で、(C/2)が異なる。また、式(2)と式(3)を比較してみると、yに含まれる信号のうち、(A+C/2)の部分はXと同一で、(B/2)が異なる。信号BとCは異なる信号で相関は無いとすると、X、Xはともにその75%の信号は合成後のヘッドガード区間信号と同一であり、yとの相関関係の強さは同等であることとなる。したがって、これに基づいて計算される重み付けベクトルもX、Xでほぼ同一の値となる。このことから、従来の方法による受信装置では同期波と遅延波の強度比(DUR)が小さくなると、ウェイトの差がなくなり遅延波も同期波同様に捕らえることによる受信品質の劣化を招くこととなる。
このことは、最大比合成(MRC)方式でのビームパターンを示す試験結果を示す図11によってよく表されている。この試験は、同期波は−30°の方向から到来し、遅延波は15°の方向から同期波に比べて21μSの遅延時間をもって到来するという条件で行われ、同期波と遅延波の強度比(DUR)を0dBから10dBまで変化させて、そのビームパターンを調べたものである(表1参照)。図11から、DURが10dB、つまり同期波が遅延波よりも非常に強い場合には、方位−30°近辺の同期波の信号強度は約0dBと大きく、逆に方位15°付近の遅延波の信号強度は約−10dBと小さくなっているが、DURが小さくなってくるとともに方位15°付近の遅延波の信号強度が大きくなり、逆に方位−30°近辺の同期波の信号強度は若干減少してきている。そして、DURが0dBとなった時、すなわち、同期波と遅延波の強さが同じ場合には、同期波と遅延波の信号強度はほぼ等しくなってきている。このように従来の方法による受信装置では同期波と遅延波の強度比(DUR)が小さくなると、遅延波も同期波同様に捕らえてしまい受信品質の劣化を招いていた。また、MRC方式では同じヘッドガード区間の複数の受信波と合成波の比較をしていることから、OFDM以外のアナログ信号であっても相関関係が強ければ、その信号も取り込んでしまいさらに受信品質が劣化するという問題もあった。
Figure 0004515974
そこで、本発明の目的は、同期波と遅延波の強度比(DUR)が小さい場合でも、遅延波を抑圧し、確実に同期波を捕らえ、また、アナログ信号のような非OFDM信号を捕らえず、OFDM信号の受信において、より高い受信品質を確保できるようにすることにある。
本発明の上記の目的は、OFDM変調された無線信号であって、テールガード区間を有する有効シンボル区間と、有効シンボル区間の前に配置され、テールガード区間と同一の波形を格納されたヘッドガード区間を有する無線信号を受信する複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナと、複数のアンテナ素子により受信された複数チャネルの受信信号に対してチャネル毎に重み付けを行い複数チャネルの加重受信信号を出力する重み付け部と、複数チャネルの加重受信信号を加算合成して合成受信信号を生成する加算合成部とを、有する適応制御装置であって、複数のアンテナ素子により受信された複数チャネルの受信信号に対してチャネル毎に重み付けを行い複数チャネルの加重受信信号を出力する重み付けを、複数の受信信号のうち、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の少なくとも一部をヘッドガード区間信号抽出区間とし、ヘッドガード区間信号抽出区間に対応する複数チャネルの受信信号をヘッドガード区間抽出信号X(t)とするヘッドガード区間信号抽出部と、合成受信信号のテールガード区間の少なくとも一部をテールガード区間信号抽出区間とし、テールガード区間信号抽出区間の合成信号をテールガード区間抽出信号y(t)とするテールガード区間信号抽出部と、重み付けの重み付けベクトルWABFを、前記ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、前記テールガード区間抽出信号y(t)の複素共役y *(t)とから、期待値演算を用いた次式、WABF=E〔X(t)×y *(t)〕に基づいて算出する演算部を有する適応制御装置により達成することができる。また、重み付けベクトルWABFを算出する演算部は、ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、テールガード区間抽出信号y(t)の複素共役y *(t)の乗算計算、X(t)×y *(t)を複数回行い、その平均値として重み付けベクトルWABFを算出する演算部であることとしても本発明の目的を達成することができる。
本発明の目的は、上記のヘッドガード区間信号抽出部とテールガード区間信号抽出部は、ヘッドガード区間信号抽出区間において、サンプリング信号のタイミング毎に複数チャンネルの受信信号を抽出しヘッドガード区間抽出信号X(t)とするヘッドガード区間信号抽出部と、テールガード区間信号抽出区間において、サンプリング信号のタイミング毎に合成信号を抽出しテールガード区間抽出信号y(t)とするテールガード区間信号抽出部とすることによっても達成できるし、上記、ヘッドガード区間信号抽出区間は、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の開始時刻から始まり、テールガード区間信号抽出区間は合成信号のテールガード区間の開始時刻から始まることとしても達成することができる。
本発明では、複数のアンテナ素子により受信された複数チャネルの受信信号に対してチャネル毎に重み付けを行い複数チャネルの加重受信信号を出力する重み付けを、複数の受信信号のうち、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の少なくとも一部をヘッドガード区間信号抽出区間とし、ヘッドガード区間信号抽出区間に対応する複数チャネルの受信信号をヘッドガード区間抽出信号X(t)とするヘッドガード区間信号抽出部と、合成受信信号のテールガード区間の少なくとも一部をテールガード区間信号抽出区間とし、テールガード区間信号抽出区間の合成信号をテールガード区間抽出信号y(t)とするテールガード区間信号抽出部と、重み付けの重み付けベクトルWABFを、前記ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、前記テールガード区間抽出信号y(t)の複素共役y *(t)とから、期待値演算を用いた次式、WABF=E〔X(t)×y *(t)〕に基づいて算出する演算部を有することにより、同期波と遅延波の強度比(DUR)が小さい場合においても、遅延波を効果的に抑圧し、受信品質を確保しうるという効果がある。
本発明の、第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。従来技術と同様の部分は同様の符号を使い、説明は省略する。本発明の適応制御装置は固定受信、移動受信共に適用することが可能であるが、ここでは、移動受信について説明する。移動受信としては、図7に示すように自動車等に複数のアンテナ素子50、受信装置202を取り付け、OFDM方式による放送を受信してディスプレイ300に表示することが考えられる。本発明の第1の実施形態は、アンテナ素子50は車体の前後の両側に1台ずつ取り付けている。
図1は、本発明の第1の実施形態である適応制御装置の概略のブロック構成図である。この受信装置202は、図12に示すOFDM送信機から放射された無線信号を受信する。マルチパス伝搬路を通り到来した信号はK個のアンテナ素子50からなるアレーアンテナで受信される。従来技術と同様、K個のアンテナ素子50により受信された受信信号F(t)に、重み付け部62にて重み付けされた後、合成受信信号g(t)が生成される。
ここで、受信信号F(t)は次の式で表される。
F(t)= 〔F1(t),F(t),・・・F(t)〕 −− (式4)
また、重み付けベクトルWはそれぞれのウェイトをW(k=1,2,…,K)として
W=〔W,W,・・・・W −−−−−−−−−−− (式5)
と定義され、合成信号g(t)は
g(t)=W×F(t) −−−−−−−−−−−−−− (式6)
と表される。ここで、上添字T、Hはそれぞれ転置、共役転置を表す。
ガード区間除去部66は、復調器とシンボル同期がとれている受信信号を基準として、合成受信信号g(t)からヘッドガード区間部分を取り除き、有効シンボル区間を出力する。離散フーリエ変換器(DFT:Discrete Fourier Transformation)68は、ガード区間除去部66から出力された有効シンボル区間の信号g(t)を離散フーリエ変換する。これにより、g(t)に周波数多重化されていた各サブキャリアの成分信号が分別される。各サブキャリアに対応する成分信号はそれぞれ復調器70により、例えば64QAM等の変調方式に対応した復調を施された後、P/S(Serial to Parallel)変換器72に入力される。各復調器70から同時並列に出力されるデータは、送信機のS/P変換器4にてサブキャリア数に応じて分割された1シンボル分のデータ系列であり、P/S変換器72は、これら複数の復調器70から同時並列に出力される各データ系列をP/S変換して連続した1シンボルのデータ系列を再生し出力する。
本発明の第1の実施形態における、ABF(Array Beam Forming)方式で信号を処理する部分と、重み付けウェイトを決定する部分について図1、図2を参照しながら説明する。ヘッドガード区間信号抽出部76は、複数の受信信号のうち、復調器70とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間22の少なくとも一部をヘッドガード区間信号抽出区間80とし、この区間に対応する複数チャネルの受信信号を抽出し、ヘッドガード区間抽出信号X(t)とする。X(t)は次のように表される。
X(t)= 〔X1(t),X(t),・・・X(t)〕 −−−−− (式7)
そして、テールガード区間信号抽出部78は、合成受信信号のテールガード区間の少なくとも一部をテールガード区間信号抽出区間81とし、テールガード区間信号抽出区間81の合成信号をテールガード区間抽出信号y(t)とする。そして重み付けの重み付けベクトルWABFを、上記ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、前記テールガード区間抽出信号y(t)の複素共役y *(t)とから、期待値演算を用いた式(8)に基づいて演算部102において算出し、算出された重み付けベクトルWABFにて受信信号への重み付けを行う。
ABF=E〔X(t)×y *(t)〕 −−−−−−−−− (式8)
上記において、E〔・〕は期待値演算を示し、上添え字 * は複素共役を示す。)
式(8)のE〔X(t)×y *(t)〕はX(t)とy *(t)の相互相関関数RXyでもあることから、重み付けベクトルWABFはX(t)とy *(t)の相互相関関数であるともいえる。相互相関関数RXyは、1組のランダムデータの値の他の1組のデータに対する依存度を一般的に表すものである。本発明の場合y *(t)は合成信号のテールガード区間抽出信号y(t)の複素共役でスカラ量であるから、複数チャンネルの各受信信号のヘッドガード区間抽出信号X(t)のうちy *(t)の依存度の高いものに大きなウェイトがかかるようなベクトルとなる。
本発明によるABF方式による重み付けベクトルは、受信信号のヘッドガード区間抽出信号X(t)と合成信号のテールガード区間抽出信号y(t)についての相関関係により計算されている。従来技術にて説明したのと同様に、等分に重み付けをした場合で、同期波と遅延波の強さが等しい場合について模式的に説明する。図4は、受信装置202は同じ強さの同期波と遅延波の二つの信号を受信している状態を模式的に示している。ヘッドガード区間信号抽出区間80は、同期波のヘッドガード区間全体としている。同期波のヘッドガード区間22−1の前半には信号Aが入っており、後半には信号Bが入っている。このヘッドガード区間22−1の信号はテールガード区間26−1の信号がコピーされているので、ヘッドガード区間22−1の信号とテールガード区間26−1の信号はともにA、Bで同一である。
遅延波はガード区間の半分の長さに相当する時間だけ遅れてきているとする。するとヘッドガード区間信号抽出区間80には遅延波の、ひとつ前のシンボル区間の最終部分の信号Cとヘッドガード区間22−2の前半のAとが含まれることとなる。
これから、ヘッドガード区間信号抽出区間80の同期波及び遅延波からの抽出信号X1、Xはそれぞれ従来技術での説明と同様、以下の式(1)、(2)となる。
=(A+B) −−−−−−−−−−− (式1)
=(C+A) −−−−−−−−−−− (式2)
一方、テールガード区間は、次のようになる。同期波のテールガード区間26−1の前半には信号Aが入っており、後半には信号Bが入っている。よってテールガード区間信号抽出区間81には同期波のテールガード区間26−1の前半のAと後半の信号Bが含まれることとなる。次に、遅延波はガード区間の半分の長さの相当する時間だけ遅れてきているとする。するとテールガード区間信号抽出区間81には遅延波のテールガード区間26−2の前半のAと有効シンボル区間の最終部分の信号Dが含まれることとなる。これより、
テールガード区間信号抽出区間81には図10に示されるように、A、B、D、A、の4つの信号が含まれることとなる。合成信号は等分の重みをつけて、2つの信号を1/2ずつ足し合わせるとするとテールガード区間抽出信号yは次の様になる。
=(2×A+B+D)/2
=A+B/2+D/2 −−−−−− (式9)
式(1)と式(9)を比較してみると、テールガード区間抽出信号yに含まれる信号のうち、(A+B/2)の部分はXと同一で、(D/2)が異なっている。信号BとDは異なっており、相関は無いとするとXはその75%の信号はテールガード区間抽出信号yと同一である。一方、式(2)と式(9)を比較してみると、テールガード区間抽出信号yに含まれる信号のうち、(A)の部分はXと同一であるが、(B/2+D/2)の部分はXと異なっている。これはテールガード部分yに入っている信号(D)とXの部分に入っている信号(C)はシンボルが異なることから異なる信号で相関が無く、また、信号(B)と信号(C)についても異なる信号で相関は無いためである。すると、Xはその50%の信号がテールガード区間抽出信号yと同一であることとなる。このことは、XはXよりもyと強い相関関係を有することを意味する。したがって、これに基づいて計算される重み付けベクトルにおいて、XにかかるウェイトはXにかかるウェイトよりも大きな値を持つものとなる。このことから、本発明による適応制御装置では同期波と遅延波の強度比(DUR)が小さくても、同期波にかかるウェイトを遅延波に対するものよりも大きくすることができるので、確実に遅延波を抑圧することができ、受信品質を確保できることとなる。
このことは、本発明のABF方式でのBER特性示す試験結果を示す図5およびビームパターンを示す試験結果を示す図6によってよく表されている。この試験は、同期波は−30°の方向から到来し、遅延波は15°の方向から同期波に比べて21μSの遅延時間をもって到来するという条件で行われ、同期波と遅延波の強度比(DUR)を0dBから10dBまで変化させ、そのビームパターンを調べたものである(表1参照)。図5では本発明のABF方式が従来のMRC方式に比べて、DURの小さな領域において、BER(Bit Error Rate)が非常に小さく、受信品質が確保されていることがわかる。図6からは、DURが10dB、つまり同期波が遅延波よりも非常に強い場合でも、DURが0dB、つまり同期波と遅延波の強さが同一の場合にも、方位−30°近辺の同期波の信号強度は約0dBと大きく、逆に方位15°付近の遅延波の信号機用度は約−10dBと小さくなっており、DURが小さいときでも遅延波が効果的に抑圧されていることがわかる。このことから、ABF方式はDURが小さい時でも、受信品質を確保することができる顕著な効果を奏する。また、ABF方式ではヘッドガード区間信号とテールガード区間信号の相関関係に基づいて重み付けベクトルを計算するので、このような区間が存在しないアナログ信号では、相関関係が非常に弱くなることとなり、OFDM以外のアナログ信号を取り込まず、さらに確実に受信品質を確保することができるという効果がある。
本発明の第2の実施形態について説明する。先に説明した、相関関数は一定時間の定積分の結果としても計算することができ、式(8)は次の様にも書ける。
ABF=∫〔X(t)×y *(t)〕dt −−−−−−− (式10)
ここで積分区間は任意であるので、式(10)には記載していないが、積分は定積分である。実際に電子計算機などで上記の相互相関関数の計算を実行するには、適当なサンプリングタイミングごとにX(t)とy *(t)のデータを取り出して
X(t)×y *(t) −−−−−−−−−−−−−−−− (式11)
を計算し、その計算結果の合計をサンプリング回数で平均する手法が使われる。サンプリングの方法と計算の方法を図2、図3を用いて説明する。
図2において、ヘッドガード区間信号抽出区間80は、復調器とシンボル同期の取れている同期波(所望波)のヘッドガード区間の最初からN回のサンプリングができるように設定されている。この区間において、複数チャンネルの受信信号を抽出し、ヘッドガード抽出信号X(t)とする。同様にテールガード区間信号抽出区間81は合成信号のテールガード区間の最初からN回のサンプリングができるように設定されている。図3に示すように、サンプリングタイミング信号からのサンプリングパルスが入力されると、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の最初の時刻において、複数(k個)のチャンネルから同時に信号の抽出を行う。最初のサンプリング信号は
(1)= 〔X1(1),X(1),・・・X(1)〕 −−− (式12)
となる。
同様に、テールガード区間からも信号をサンプリングし、最初のサンプリング信号
(1) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (式13)
を、抽出する。上記の信号の抽出が終わったら、y(1)の複素共役y (1)の計算を行い、この結果と式(12)から、最初のベクトル、W(1)を次式から計算する。
W(1)=〔X1(1)×y (1),X(1)×y (1),
・・・・・・・・X(1)×y (1)〕 −− (式14)
W(1)の計算が終了したら計算結果をSにストアする。次にサンプリング回数が所定のN回になっているかを判断し、N回になっていなければ、最初に戻って、サンプリングタイミング信号のパルスを待ち、次のサンプリングパルスが入力されたら2回目のサンプリングを行う。2回目も1回目と同様の計算を行い、結果をSにストアしていく。
n回目のサンプリングにより、
(n)= 〔X1(n),X(n),・・・X(n)〕 −− (式15)
(n) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (式16)
をサンプリングし、
W(n)=〔X1(n)×y (n),X(n)×y (n),
・・・・・・・・X(n)×y (n)〕 − (式17)
の重み付けベクトルを計算し、結果をSにストアしていく。このように、順次サンプリングと計算、結果のストアを繰り返し、所定のN回のサンプリングを行う。N回のサンプリングの後、ストアSには、N回分のW(n)の計算結果の積算結果がストアされている。
S=ΣW(n) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (式18)
N回の計算の後、N回の平均値を計算して重み付けベクトルWABFを得る。
ABF=S/N=〔ΣW(n)/N〕 −−−−−−−−−− (式19)
このようにして算出された重み付けベクトルWABFは、演算部102から複数の各チャンネルの重み付け部62に送られ、各チャンネルに重み付けがされる。
地上波デジタル放送で用いられているヘッドガード区間、テールガード区間の長さは126μSであり、これにサンプリング周波数32MHzを適用すると、ヘッドガード区間信号抽出区間80、テールガード区間信号抽出区間81において、それぞれ3000回以上のサンプリングが可能で、1シンボルの間に十分に精度の高い重み付けベクトルWABFを計算することができ、高速で重み付けベクトルの演算と受信品質の確保を行うことができる。このため、移動受信のように受信状況が時々刻々変化し、同期波と遅延波の強度比(DUR)が時々刻々変化するような状況でも、確実に遅延波を抑圧し、受信品質を確保することができるという顕著な効果を奏する。
本発明の第1の実施形態のブロック図 本発明の第2の実施形態のデータサンプリングタイミング図 本発明の第2の実施形態の重み付けベクトルWABF計算フローチャート 本発明のヘッドガード区間とテールガード区間の信号の相関説明図 本発明によるBER特性 本発明による適応制御装置のビームパターン図 本発明の移動受信の説明図 従来技術の受信装置のブロック図 従来技術のデータサンプリング説明図 従来技術のヘッドガード区間と合成信号ヘッドガード区間の信号の相関説明図 従来技術の受信装置のビームパターン図 OFDM送信装置の説明図 OFDM信号説明図
符号の説明
2 OFDM変調部、4 S/P変換器、6 変調器、8 逆離散フーリエ変換器、12 ガード区間挿入部、20 シンボル区間、22 ヘッドガード区間、24 有効シンボル区間、26 テールガード区間、30 D/A変換器、32 低域通過フィルタ、34 局部発振器、36 ミキサー、38 バンドパスフィルタ、40 送信アンテナ、50 アンテナ素子、62 重み付け部、66 ガード区間除去部、68 離散フーリエ変換器、70 復調器、72 P/S変換器、76 ヘッドガード区間信号抽出部、80 ヘッドガード区間信号抽出区間、81 テールガード区間信号抽出区間、102 演算部、202 受信装置、300 ディスプレイ。

Claims (4)

  1. OFDM変調された無線信号であって、テールガード区間を有する有効シンボル区間と、前記有効シンボル区間の前に配置され、前記テールガード区間と同一の波形を格納されたヘッドガード区間を有する無線信号を受信する複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナと、
    複数の前記アンテナ素子により受信された複数チャネルの受信信号に対してチャネル毎に重み付けを行い複数チャネルの加重受信信号を出力する重み付け部と、
    前記複数チャネルの前記加重受信信号を加算合成して合成受信信号を生成する加算合成部とを、
    有する適応制御装置であって、
    前記複数の受信信号のうち、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の少なくとも一部をヘッドガード区間信号抽出区間とし、
    前記ヘッドガード区間信号抽出区間に対応する複数チャネルの受信信号をヘッドガード区間抽出信号X(t)とするヘッドガード区間信号抽出部と、
    前記合成受信信号のテールガード区間の少なくとも一部をテールガード区間信号抽出区間とし、前記テールガード区間信号抽出区間の前記合成信号をテールガード区間抽出信号y(t)とするテールガード区間信号抽出部と、
    前記重み付けの重み付けベクトルWABFを、前記ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、前記テールガード区間抽出信号y(t)の複素共役y *(t)とから、期待値演算を用いた次式、WABF=E〔X(t)×y *(t)〕に基づいて算出する演算部を有すること
    を特徴とする適応制御装置。
  2. 重み付けベクトルWABFを算出する演算部は、ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、テールガード区間抽出信号y(t)の複素共役y *(t)の乗算計算、X(t)×y *(t)を複数回行い、その平均値として重み付けベクトルWABFを算出する演算部であることを特徴とする請求項1に記載の適応制御装置。
  3. ヘッドガード区間信号抽出部とテールガード区間信号抽出部は、
    ヘッドガード区間信号抽出区間において、サンプリング信号のタイミング毎に複数チャンネルの受信信号を抽出しヘッドガード区間抽出信号X(t)とするヘッドガード区間信号抽出部と、
    テールガード区間信号抽出区間において、サンプリング信号のタイミング毎に合成信号を抽出しテールガード区間抽出信号y(t)とするテールガード区間信号抽出部と、
    であることを特徴とした、
    請求項1又は2に記載の適応制御装置。
  4. ヘッドガード区間信号抽出区間は、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の開始時刻から始まり、テールガード区間信号抽出区間は合成信号のテールガード区間の開始時刻から始まることを特徴とした、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の適応制御装置。
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