JP4515974B2 - アダプティブアレーアンテナの適応制御装置 - Google Patents
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Description
X1 =(A+B) −−−−−−−−−−− (式1)
X2 =(C+A) −−−−−−−−−−− (式2)
この二つの信号を等分に重み付けして合成する、つまり1/2ずつ足し合わせると、図10に示されるように合成信号ヘッドガード区間信号抽出区間79には、A、B、C、A、の4つの信号が含まれることとなる。これより、yHはX1とX2から以下の式(3)のようになる。
yH =(2×A+B+C)/2
= A+B/2+C/2 −−−−−− (式3)
となる。
F(t)= 〔F1(t),F2(t),・・・Fk(t)〕T −− (式4)
また、重み付けベクトルWはそれぞれのウェイトをWk(k=1,2,…,K)として
W=〔W1,W2,・・・・Wk〕T −−−−−−−−−−− (式5)
と定義され、合成信号g(t)は
g(t)=WH×F(t) −−−−−−−−−−−−−− (式6)
と表される。ここで、上添字T、Hはそれぞれ転置、共役転置を表す。
X(t)= 〔X1(t),X2(t),・・・Xk(t)〕T −−−−− (式7)
そして、テールガード区間信号抽出部78は、合成受信信号のテールガード区間の少なくとも一部をテールガード区間信号抽出区間81とし、テールガード区間信号抽出区間81の合成信号をテールガード区間抽出信号yt(t)とする。そして重み付けの重み付けベクトルWABFを、上記ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、前記テールガード区間抽出信号yt(t)の複素共役yt *(t)とから、期待値演算を用いた式(8)に基づいて演算部102において算出し、算出された重み付けベクトルWABFにて受信信号への重み付けを行う。
WABF=E〔X(t)×yt *(t)〕 −−−−−−−−− (式8)
上記において、E〔・〕は期待値演算を示し、上添え字 * は複素共役を示す。)
式(8)のE〔X(t)×yt *(t)〕はX(t)とyt *(t)の相互相関関数RXyでもあることから、重み付けベクトルWABFはX(t)とyt *(t)の相互相関関数であるともいえる。相互相関関数RXyは、1組のランダムデータの値の他の1組のデータに対する依存度を一般的に表すものである。本発明の場合yt *(t)は合成信号のテールガード区間抽出信号yt(t)の複素共役でスカラ量であるから、複数チャンネルの各受信信号のヘッドガード区間抽出信号Xk(t)のうちyt *(t)の依存度の高いものに大きなウェイトがかかるようなベクトルとなる。
これから、ヘッドガード区間信号抽出区間80の同期波及び遅延波からの抽出信号X1、X2はそれぞれ従来技術での説明と同様、以下の式(1)、(2)となる。
X1 =(A+B) −−−−−−−−−−− (式1)
X2 =(C+A) −−−−−−−−−−− (式2)
一方、テールガード区間は、次のようになる。同期波のテールガード区間26−1の前半には信号Aが入っており、後半には信号Bが入っている。よってテールガード区間信号抽出区間81には同期波のテールガード区間26−1の前半のAと後半の信号Bが含まれることとなる。次に、遅延波はガード区間の半分の長さの相当する時間だけ遅れてきているとする。するとテールガード区間信号抽出区間81には遅延波のテールガード区間26−2の前半のAと有効シンボル区間の最終部分の信号Dが含まれることとなる。これより、
テールガード区間信号抽出区間81には図10に示されるように、A、B、D、A、の4つの信号が含まれることとなる。合成信号は等分の重みをつけて、2つの信号を1/2ずつ足し合わせるとするとテールガード区間抽出信号ytは次の様になる。
yt =(2×A+B+D)/2
=A+B/2+D/2 −−−−−− (式9)
WABF=∫〔X(t)×yt *(t)〕dt −−−−−−− (式10)
ここで積分区間は任意であるので、式(10)には記載していないが、積分は定積分である。実際に電子計算機などで上記の相互相関関数の計算を実行するには、適当なサンプリングタイミングごとにX(t)とyt *(t)のデータを取り出して
X(t)×yt *(t) −−−−−−−−−−−−−−−− (式11)
を計算し、その計算結果の合計をサンプリング回数で平均する手法が使われる。サンプリングの方法と計算の方法を図2、図3を用いて説明する。
X1(1)= 〔X1(1),X2(1),・・・Xk(1)〕 −−− (式12)
となる。
同様に、テールガード区間からも信号をサンプリングし、最初のサンプリング信号
yt(1) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (式13)
を、抽出する。上記の信号の抽出が終わったら、yt(1)の複素共役yt *(1)の計算を行い、この結果と式(12)から、最初のベクトル、W(1)を次式から計算する。
W(1)=〔X1(1)×yt *(1),X2(1)×yt *(1),
・・・・・・・・Xk(1)×yt *(1)〕 −− (式14)
W(1)の計算が終了したら計算結果をSにストアする。次にサンプリング回数が所定のN回になっているかを判断し、N回になっていなければ、最初に戻って、サンプリングタイミング信号のパルスを待ち、次のサンプリングパルスが入力されたら2回目のサンプリングを行う。2回目も1回目と同様の計算を行い、結果をSにストアしていく。
n回目のサンプリングにより、
X1(n)= 〔X1(n),X2(n),・・・Xk(n)〕 −− (式15)
yt(n) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (式16)
をサンプリングし、
W(n)=〔X1(n)×yt *(n),X2(n)×yt *(n),
・・・・・・・・Xk(n)×yt *(n)〕 − (式17)
の重み付けベクトルを計算し、結果をSにストアしていく。このように、順次サンプリングと計算、結果のストアを繰り返し、所定のN回のサンプリングを行う。N回のサンプリングの後、ストアSには、N回分のW(n)の計算結果の積算結果がストアされている。
S=ΣW(n) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (式18)
N回の計算の後、N回の平均値を計算して重み付けベクトルWABFを得る。
WABF=S/N=〔ΣW(n)/N〕 −−−−−−−−−− (式19)
このようにして算出された重み付けベクトルWABFは、演算部102から複数の各チャンネルの重み付け部62に送られ、各チャンネルに重み付けがされる。
Claims (4)
- OFDM変調された無線信号であって、テールガード区間を有する有効シンボル区間と、前記有効シンボル区間の前に配置され、前記テールガード区間と同一の波形を格納されたヘッドガード区間を有する無線信号を受信する複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナと、
複数の前記アンテナ素子により受信された複数チャネルの受信信号に対してチャネル毎に重み付けを行い複数チャネルの加重受信信号を出力する重み付け部と、
前記複数チャネルの前記加重受信信号を加算合成して合成受信信号を生成する加算合成部とを、
有する適応制御装置であって、
前記複数の受信信号のうち、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の少なくとも一部をヘッドガード区間信号抽出区間とし、
前記ヘッドガード区間信号抽出区間に対応する複数チャネルの受信信号をヘッドガード区間抽出信号X(t)とするヘッドガード区間信号抽出部と、
前記合成受信信号のテールガード区間の少なくとも一部をテールガード区間信号抽出区間とし、前記テールガード区間信号抽出区間の前記合成信号をテールガード区間抽出信号yt(t)とするテールガード区間信号抽出部と、
前記重み付けの重み付けベクトルWABFを、前記ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、前記テールガード区間抽出信号yt(t)の複素共役yt *(t)とから、期待値演算を用いた次式、WABF=E〔X(t)×yt *(t)〕に基づいて算出する演算部を有すること
を特徴とする適応制御装置。 - 重み付けベクトルWABFを算出する演算部は、ヘッドガード区間抽出信号X(t)と、テールガード区間抽出信号yt(t)の複素共役yt *(t)の乗算計算、X(t)×yt *(t)を複数回行い、その平均値として重み付けベクトルWABFを算出する演算部であることを特徴とする請求項1に記載の適応制御装置。
- ヘッドガード区間信号抽出部とテールガード区間信号抽出部は、
ヘッドガード区間信号抽出区間において、サンプリング信号のタイミング毎に複数チャンネルの受信信号を抽出しヘッドガード区間抽出信号X(t)とするヘッドガード区間信号抽出部と、
テールガード区間信号抽出区間において、サンプリング信号のタイミング毎に合成信号を抽出しテールガード区間抽出信号yt(t)とするテールガード区間信号抽出部と、
であることを特徴とした、
請求項1又は2に記載の適応制御装置。 - ヘッドガード区間信号抽出区間は、復調器とのシンボル同期の取れている受信信号のヘッドガード区間の開始時刻から始まり、テールガード区間信号抽出区間は合成信号のテールガード区間の開始時刻から始まることを特徴とした、
請求項1から3のいずれか1項に記載の適応制御装置。
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JP2003051802A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-21 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | デジタル受信方式 |
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