JP4514633B2 - 縫製データ編集装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の縫製データを用いるミシンの縫製データ編集装置に関する。
従来の縫製データ編集装置は、縫製データ中に無数に設定された縫い或いは空送りの目標点を描画表示し、マウスなどの外部入力装置によりその中の任意の目標点を指定すると共に、編集(移動、追加、削除)を行っていた。
そして、かかる縫製データ編集装置では、一つの表示画面に一つの縫製データのみの表示を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−326014号公報
しかしながら、例えば、ボタン付けミシンなどは、ボタンと布地とを別々に保持し、それぞれ個別に移動位置決めすることにより縫い針を各ボタン穴に順番に挿通させつつボタン付けを行うため、ボタン穴の位置をそれぞれ移動して縫うためのボタン用の縫製データと、布の針落ち位置をそれぞれ移動して縫うための布用の縫製データとを必要とする。つまり、ミシンによっては、複数の縫製データを同時に処理して動作制御を行うものがあった。
これらの縫製データ中には、同じ縫い針の針落ちタイミングで、ボタンの位置決めを行う目標点と布地の位置決めを行う目標点とがそれぞれ設定されている場合のように、互いに関連が深い目標点が含まれている場合が多い。そして、二つの縫製データに互いに関連が深い目標点が設定されている場合、一方の縫製データの目標点について編集を行うと、他方の縫製データの関連ある目標点に対しても編集を行う必要が生じる場合が多かった。
ところが、従来の縫製データ作成装置は、一つの画面内に一つの縫製データを表示することしかできず、このような二つの縫製データを別々に編集することしかできなかった。
そのため、針落ち位置(目標点)を編集する場合に一方の縫製データの目標点を移動・削除などの編集したら、他方の縫製データにおける関連のある目標点を、運針の順番等から探し出した上で移動・削除などの編集を行う必要があり、簡単に相互の針落ちの位置関係を正しく把握することができないために、編集作業が煩雑となる、という問題があった。
本発明は、縫製データの編集作業を円滑に行うことをその目的とする。
請求項1記載の発明は、被縫製物と縫い針とを相対的に位置決めして縫製を行うミシンで用いられ、運針を行う複数の目標点の各位置及び運針の順番を示す縫製データについて編集又は新規入力を行う縫製データ編集入力装置であって、縫製データの目標点の特定情報を表示するための表示手段と、表示手段に対して、編集又は新規入力の対象となる編集対象縫製データと共に少なくとももう一つの参照用縫製データについてそれぞれの目標点の特定情報を同時に表示させる表示制御手段と、編集対象縫製データの目標点の一つを選択又は入力する選択入力手段と、選択又は入力される編集対象縫製データの目標点と、運針の順番について対応関係にある参照用縫製データの対応目標点を特定する対応特定手段と、対応目標点の特定情報を視覚的に他の目標点の特定情報と識別可能に表示する識別表示手段とを備える、という構成を採っている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、対応特定手段は、選択又は入力される編集対象縫製データの目標点と、初回の運針からの順番が一致する関係にある対応目標点を特定する、という構成を採っている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の構成を備えると共に、縫製データは、複数の目標点を複数のブロックで区分されて構成され、対応特定手段は、選択又は入力される編集対象縫製データの目標点が所属するブロックの順番及び当該ブロック内での運針の順番が一致する関係にある対応目標点を特定する、という構成を採っている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明と同様の構成を備えると共に、識別表示手段は、対応目標点が所属するブロックの特定情報を他のブロックの特定情報と識別可能に表示する、という構成を採っている。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、表示制御手段は、表示手段に対して、編集対象縫製データ又は参照用縫製データのうちの少なくとも一つについて、各目標点の特定情報を描画で表示する、という構成を採っている。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、表示制御手段は、表示手段に対して、編集対象縫製データ又は参照用縫製データのうちの少なくとも一つについて、各目標点の特定情報をリスト表示する、という構成を採っている。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、縫製データを複数記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された複数の縫製データの中から編集対象となる編集対象縫製データの選択を行うデータ選択手段を備える、という構成を採っている。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、表示制御手段により、前記表示手段に同時に表示が行われた二以上の縫製データに対して、相互に関連することを示す情報を前記各縫製データに記録する関連記録手段を備える、という構成を採っている。
請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、識別表示手段による識別表示の実行の有無を設定により切り替え可能とする、という構成を採っている。
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明と同様の構成を備えると共に、表示制御手段は、表示手段による、参照用縫製データの目標点の特定情報の表示の実行の有無を設定により切り替え可能とする、という構成を採っている。
請求項1記載の発明は、複数の縫製データの同時表示を行ない、編集対象縫製データについてその目標点の一つを選択又は入力すると、参照用縫製データの対応目標点の特定情報が他の目標点と区別可能に表示される。
このため、編集対象縫製データの編集又は入力される目標点に対応する参照用縫製データの対応目標点を速やかに認識することができ、双方の目標点について作業を行う必要がある場合にでも、煩雑な確認作業を不要として円滑且つ迅速に編集又は新規入力作業を行うことが可能となる。
請求項2記載の発明では、編集対象縫製データの選択又は入力される目標点に昇順での順番が一致する目標点又は降順での順番が一致する目標点を対応目標点とする。
これにより、二つの縫製データを用いて各々の順番が一致する目標点についての関連ある縫製を行うミシンの縫製データを編集対象縫製データとして新規入力又は編集作業を行う場合には、より円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
請求項3記載の発明は、各目標点を複数のブロックで区分する縫製データであっても、対応関係にある目標点を特定することが可能となる。
また、請求項4記載の発明は、対応目標点が所属するブロックの特定情報を他のブロックと識別することが可能となる。
請求項5記載の発明は、編集対象縫製データ又は参照用縫製データのうちの少なくとも一つについて、各目標点の特定情報を描画で表示するため、実際の縫製における運針状態を容易に把握可能となり、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
なお、ここでいう目標点の特定情報とはその位置情報であり、描画表示とは座標平面上で目標点の位置を点で示すことをいうものとする。
請求項6記載の発明は、編集対象縫製データ又は参照用縫製データのうちの少なくとも一つについて、各目標点の特定情報をリスト表示するので、縫製における運針状態を数値的に把握可能となると共に順番に並んだ状態で表示が行われることから、所定の目標点の順番の把握が容易となり、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
なお、ここでいう目標点の特定情報とはその位置情報であり、リスト表示とは縫製データにおける座標平面上で目標点の位置を位置情報を示す文字を列記して示すことをいうものとする。
請求項7記載の発明は、記憶手段に記憶された複数の縫製データから任意に編集対象縫製データを選択できるので、作業に必要となる編集対象縫製データを用意する作業が装置外部から取得する場合に比して容易となり、参照用縫製データの目標点の編集又は入力作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
請求項8記載の発明は、表示手段に同時に表示が行われた二以上の縫製データに対して、相互に関連することを示す情報が各縫製データに記録されるので、各縫製データを縫製に用いる際には、多数の縫製データの中から互いに関連する縫製データを容易に識別することが可能となる。
請求項9記載の発明は、識別表示手段による識別表示の実行の有無を設定により切り替え可能であるため、識別表示不要の場合には、作業対象の目標点のみを把握でき、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
請求項10記載の発明は、参照用縫製データの目標点の特定情報の表示の実行の有無を設定により切り替え可能であるため、参照用縫製データの目標点の特定情報の表示が不要の場合には、編集対象縫製データのみを把握でき、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
(発明の実施形態の全体構成)
本発明の実施形態について、図1乃至図10に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態たる縫製データ作成装置10及びミシン100を含むハードウェア全体を示す全体構成図である。
縫製データ編集装置10は、ミシン100の縫製時の動作制御に使用する縫製データを新規に作成し、或いは既存の縫製データに対して修正等の編集作業を行うためのものである。
(ミシン)
ミシン100は、ボタン付けミシンであって、被縫製物たる布地を保持して縫い針に対して相対的な位置決めを行う布位置決め手段と、被縫製物たるボタンを保持して縫い針に対して相対的な位置決めを行うボタン位置決め手段と、ミシンモータにより縫い針の上下動を行う上下動機構と、これらの動作制御を行う制御手段とを備えている。
そして、ミシン100の制御手段は、縫い針の上下動に同期して布位置決め手段を駆動させて縫い針に対して任意に布地を位置決めして針落ちを行う縫いの動作制御と、縫い針の上方待機状態で布位置決め手段を駆動させて針落ちを伴わずに布地の移動のみを行う空送りの動作制御とを行う。
また、同様に、ミシン100の制御手段は、縫い針の上下動に同期してボタン位置決め手段を駆動させて縫い針に対してボタンを位置決めして任意の糸通し穴に針落ちを行う縫いの動作制御と、縫い針の上方待機状態でボタン位置決め手段を駆動させて針落ちを伴わずにボタンの移動のみを行う空送りの動作制御とを行う。
上述のように、ミシン100では、被縫製物としての布地及びボタンのそれぞれに対して縫い針を移動位置決めする動作制御が行われるので、縫製時には、布地に対する縫い針の位置決め用の縫製データと、ボタンに対する縫い針の位置決め用の縫製データとがそれぞれ必要となる。
(縫製データ)
図2は縫製データの構成を示す概念図であり、図3は一つの縫製データに基づいて行われる一連の運針状態の一例を示す説明図である。
一つの縫製データは、図2(A)に示すように、当該縫製データにより行われる複数の運針の目標点を複数の要素(ブロック)で区分している。つまり、縫製データにより図3に示す各目標点に運針が行われるとすると、その縫製に要する全て運針が複数のブロックとしての要素F1〜F5に区分され、各要素F1〜F5に属する運針の目標点は要素の単位で管理可能となっている。
そして、縫製データは、図2(B)に示すように、各要素ごとに、当該要素の種類(縫いか空送りか)と、当該要素の総針数(総目標点数)と、各運針における目標点への移動量と、縫製データがデータの記録をアドレスで管理する記憶装置(メモリやハードディスク)に記録される場合における次の要素の記憶アドレスが記憶されている。
つまり、本実施形態では、前述した縫いか空送りかの設定は、要素単位で行われるようになっているが、これに限定されず、各目標点ごとに縫いか空送りかが個別に設定されていても良い。
また、上述の各運針における目標点への移動量は、要素内での記録の順番に従い縫製動作が行われるようにミシン100の制御手段が処理を行うため、要素内において運針を実行する順番で移動量のデータを記録することで、各目標点の順番を特定することが可能となっている。
(縫製データ編集装置)
縫製データ作成装置10は、図1に示すように、編集対象縫製データに属する目標点の編集又は入力を行うためのコマンドや数値を入力するためのキーボード1と、編集対象縫製データの新規入力画面や編集画面、編集対象縫製データの目標点の特定情報(例えば、目標点の位置情報)等を表示する「表示手段」としてのカラーCRTであるモニタ2と、モニタ2に表示されるポインタを操作して各種の入力を行うマウス3と、編集対象縫製データに属する目標点の編集又は入力における演算や処理を実行するコンピュータ4とを備えている。
図4は縫製データ編集装置10の制御系を示すブロック図である。コンピュータ4の主要なハードウェア構成に言及してさらに説明する。
コンピュータ4は、縫製データの新規入力や編集に関する後述する各処理を実行するための処理プログラム又は処理データが書き込まれているROM42と、処理プログラムに従って上記各処理を実行するCPU41と、CPU41の各種処理データを記憶するRAM43と、各種処理データ、縫製データ又は各種のプログラムを主電源の切断時にも記憶し続けるHD(ハードディスク)装置44と、他の編集装置やミシン100との間で縫製データの交換を行う不揮発性のフラッシュメモリFのR/W(読み取り書き込み)装置45と、HD装置44とR/W装置45とキーボード1とマウス3とモニタ2の各々についてCPU41とを接続するための図示しないインターフェイスとを備えている。
また、上記RAM43には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、処理におけるワークエリアとしても使用される。
また、上記HD装置44及びフラッシュメモリFは、複数の縫製データを記憶する記憶手段として機能する。
(データ入力作業)
図5は一つの縫製データを編集対象縫製データとして新規入力を行う場合のデータ入力画面の一例を示している。これらにより編集対象縫製データの入力作業を説明する。
データ入力画面は、主に、画面上端及び左端に沿って集中配置された各種のコマンド及びスイッチ群と、画面の上端及び左端以外のほぼ全域を占める運針位置となる目標点及び運針の軌跡を描画表示する描画画面とから構成されている。かかるデータ入力画面の構成は、画面データとしてHD装置44に記憶されており、ROM42内のデータ入力プログラムをCPU41が実行することによりモニタ2への表示が行われるようになっている。
また、CPU41は、データ入力プログラムにより、マウス3の移動入力操作に応じてデータ入力画面上でポインタの表示位置を移動させる処理を行うとともに、ポインタが各種のスイッチのいずれかに位置決めされて、マウス3の左ボタンにより選択が決定されると、当該選択されたスイッチに割り当てられたコマンドを実行する処理を行う。
また、編集対象縫製データの新規入力の際には、描画画面内にポインタを位置決めし、マウス3の左ボタンによる決定入力により任意の位置に形状点を設定することができる。かかる形状点とは、例えば、二つの形状点を入力してそれらを結ぶ線分に沿って運針を行わせたり、或いは、形状点を中心とする円弧に沿って運針を実行させたりするというように、運針の軌跡を決定するための点をいう。
形状点に対してどのような軌跡を描くかは、画面左端にスイッチを適宜選択することで決定される。例えば、上記マウス操作により、折れ線や円弧、円、スプラインの形状が選択され、各形状点の位置が指定されると、CPU41は所定のプログラムにより、選択された線分に沿って予め設定されたピッチで分割した点を演算して針落ち点として表示するようになっている。
例えば、図5のデータ入力画面で説明すると、画面左端のスイッチ群の中から折れ線入力スイッチW1を選択し、画面上で所望する線分L1の点P1,P2の位置へマウス3のポインタを移動しマウス3の左ボタンをクリックすると、各位置P1,P2のスケール上の座標が読み取られ、線分L1の形状点として取り込みが行われる。取り込まれた線分L1は画面上に描画されるようになっている。
また、入力された線分L1は指定ピッチで分割演算した点が黒点で表示され、運針位置となる目標点が分かるように表示が行われるようになっている。つまり、この場合、目標点の位置情報が、座標内での配置を示す描画により表示される。また、かかる描画表示では、各目標点の位置情報を示す点状の表示を行うと共に、縫製の順番に従って各点を結ぶ線分が表示されており、これらの各線分が各目標点の特定情報である縫製の順番情報を示している。
また、形状点を順次入力し、いずれかの形状点でマウス3の右ボタンが入力されると、その形状点までが前述した編集対象縫製データの要素の区切りとして記憶される。
つまり、上記各操作により、形状点を順次入力することで分割演算して求められた各目標点の相互間の移動量が、編集対象縫製データにおける各運針における目標点への移動量として順次RAM43に記録され、マウス3の右ボタンの入力により次の要素への切り替えが行われる。
また、上記各形状点の入力前に、予めスイッチ群の中から縫いの入力か空送りの入力かを選択しておくことで、各要素ごとにその種類が編集対象縫製データ中に記録される。
そして、最終的に確定スイッチを入力することで、一連の入力が縫製データとして確定し、HD装置44又はフラッシュメモリFに書き込まれるようになっている。このとき、各要素ごとに分割演算して求められた各運針位置の総数が求められ、編集対象縫製データ中に各要素ごとの総針数として記録される。また、編集対象縫製データが、HD装置44又はフラッシュメモリFに書き込まれる際には、各要素の先頭となるデータの書き込みアドレスが前の要素のデータ中に記録される。
また、既に確定した編集対象縫製データの入力済みの各運針の目標点に移動、削除、追加などの編集を行うことも可能である。
さらに、編集の対象を目標点単位とするか要素単位とするかの選択も可能となっている。つまり、移動、削除、追加などの編集作業を目標点単位と要素単位とで行うことが可能となっている。
編集作業において、移動を行う場合、着目する目標点をマウス3で指定(ドラッグ)し、移動先位置をマウス3の移動操作で入力(ドロップ)することで着目する目標点を新たな指定点に移動することができる。かかる操作の際には、CPU41は、処理プログラムにより、移動された新たな指定点の位置座標に基づいて縫製データ中の運針における目標点への移動量の値を更新する。
編集作業において、削除を行う場合、着目する目標点をマウス3の左クリックで指定し、次いでスイッチ群の中から削除をマウス3の操作で入力することで着目する目標点を削除することができる。かかる操作の際には、CPU41は、処理プログラムにより、編集対象縫製データに対して、削除された目標点について運針における目標点への移動量の値を削除し、更新する。また、要素内の針数の値を減算し更新する。
編集作業において、追加を行う場合、追加する目標点の一つ前の目標点をマウス3で指定し、追加する目標点の設定位置をマウス3の移動操作で入力することで、新たな目標点を追加することができる。かかる操作の際には、CPU41は、処理プログラムにより、縫製データに対して、追加された目標点について運針における目標点への移動量の値を挿入して更新する。また、要素内の針数の値を加算し更新する。
(複数の縫製データの編集における各種の処理)
図6及び図7は編集対象縫製データ及び参照用縫製データからなる複数縫製データ操作画面の表示例を示す。ここでは、ボタン縫着縫製における縫い針をボタンに相対的に位置決めするための縫製データとボタン縫着縫製における縫い針を布地に相対的に位置決めするための縫製データの双方を表示すると共に一方を編集対象縫製データとし、他方を参照用縫製データとして編集を行う場合を例にして説明する。図6はボタンの位置決めのための縫製データM1の表示例であり、図7はボタンと布地の双方の縫製データM1,M2の同時表示例である。
二つの縫製データに編集を行う場合には、CPU41は、所定の処理プログラムにより、HD装置44又はフラッシュメモリFから読み出された二つの縫製データをそれぞれ一層目と二層目とに割り当てる。
複数縫製データ操作画面では、前述したデータ入力画面の画面構成に加えて二つの縫製データを取り扱うためのコマンドが割り当てられた複数のスイッチが表示されたレイヤー操作ダイアログが表示される。かかるレイヤー操作ダイアログには、各層のいずれの縫製データが編集対象縫製データとして選択されているかを示す編集対象ウィンドウW2と、編集対象縫製データとして選択されている縫製データをもう一方の層の縫製データに切り替える編集対象切り替えスイッチW3と、描画表示されている縫製データの位置を所定位置にあわせる位置合わせスイッチW4と、編集対象縫製データと参照用縫製データとの二つの縫製データを同時に表示する両階層同時表示スイッチW5と、編集対象縫製データと参照用縫製データとの二つの縫製データの同時表示状態において着目目標点と対応関係にある目標点の識別表示の実行の有無を切り替える関係点表示スイッチW6とが表示される。
(複数の縫製データの編集:データ選択手段としての処理)
複数縫製データ操作画面の表示状態にあっては、マウス3のクリック操作により、図示しない縫製データの読み出しコマンドが選択されると、CPU41は所定の処理プログラムに従って、HD装置44又はフラッシュメモリFに記憶された複数の縫製データの中から任意の一つ目の縫製データの読み出しを実行する。かかる縫製データは一層目に割り当てられる。
さらに、一層目に任意の縫製データが割り当てられた状態で、編集対象切り替えスイッチW3がマウス3の操作により入力(クリック)されると、CPU41は、HD装置44又はフラッシュメモリFから任意の縫製データの読み出しが可能となる。また、既存の縫製データの読み出しに限らず、新規の縫製データの入力も可能となる。そして、読み出された縫製データ或いは新規入力が行われた縫製データを二層目の縫製データに割り当てる処理をCPU41は実行する。
(複数の縫製データの編集:選択データの切り替え処理)
各層に縫製データが割り当てられた状態で、編集対象切り替えスイッチW3が入力されると、CPU41は、現在表示されている縫製データからもう一方の縫製データの描画表示に切り替えると共に、編集対象ウィンドウW2の層番号を1から2又は2から1に切り替える処理を実行する。
つまり、CPU41は、前述した二つの層に縫製データを割り当てる処理を経て、さらに、二つのいずれか一方の層の縫製データを選択する処理を行うことにより、複数の縫製データの中から編集対象となる編集対象縫製データの選択を行う「データ選択手段」として機能する。
なお、この場合、データ選択手段により選択された編集対象縫製データを参照用縫製データと容易に区別できるように、それぞれを異なる表示色で表示するなどして、編集対象縫製データと参照用縫製データを識別可能に表示することが望ましい。
(複数の縫製データの編集:選択データの表示制御手段としての処理)
各層に縫製データが割り当てられた状態で、マウス操作により両階層同時表示スイッチW5が入力されると、CPU41は、所定の処理プログラムの実行により、編集対象切り替えスイッチW3により選択されていた層の縫製データ(編集対象縫製データ)の各目標点を表示する描画表示に加えて、編集対象として選択されていない層の縫製データ(参照用縫製データ)の各目標点の描画表示を重ねて同時に行う処理を実行する。
なお、かかる二つの縫製データの描画表示は、原点位置を揃えると共に表示倍率を一致させた状態で行われるが、これらについては、マウス操作により設定を変更することが可能となっている。
即ち、CPU41は、編集対象縫製データと参照用縫製データの双方について同時にそれぞれの目標点を描画表示させることにより、各データの目標点の特定情報(位置情報)を表示させる「表示制御手段」として機能することとなる。
また、各層の縫製データを双方表示状態で、マウス操作により両階層同時表示スイッチW5が入力されると、CPU41は、所定の処理プログラムの実行により、編集対象として選択されていた層の縫製データのみの描画表示状態に戻り、もう一方の層の縫製データの描画表示を中止する処理を実行する。
つまり、両階層同時表示スイッチW5により、参照用縫製データの目標点の編集対象縫製データとの同時表示の実行の有無を切り替え可能としている。
(複数の縫製データの編集:対応特定手段としての処理)
また、各層の縫製データを双方表示状態で、マウス操作により関係点表示スイッチW6が入力されると、CPU41は、所定の処理プログラムの実行により、関係点表示モードのONとOFFとを切り替える処理を実行する。
かかる関係点表示モードとは、編集対象とされている編集対象縫製データの移動、削除、追加、新規入力のいずれかの対象として「選択入力手段」としてのマウス3により指定された目標点と対応関係にある参照用縫製データの対応目標点を、視覚的に他の目標点の特定情報と識別可能に表示するモードである。
つまり、関係点表示モードにおいて、図7に示すように、編集対象とされているボタン位置決め用の縫製データM1(編集対象縫製データ)の任意の目標点P3に対してマウス3の操作によりポインタKを位置決めして左クリックが行われると、CPU41は、その目標点P3を編集作業対象として認識する。
さらに、CPU41は、所定の処理プログラムを実行することにより、縫製データM1を参照して目標点P3が全体の中で何番目に縫製が行われる目標点なのかを求めると共に、縫製データM2を参照して同じ順番の目標点を特定する「対応特定手段」としての処理を実行する。
なお、CPU41は、目標点P3の順番をカウントする場合に、空送りをカウントに含まない。空送りは、通常は、縫製の開始から複数の目標点までについて行われ、それ以降は行われない場合が多いので、目標点P3の順番のカウントは、最初に縫いが行われる目標点を先頭として行われる。
ここで、上述した対応特定手段としての処理について、図9に示すフローチャートにより詳細に説明する。また、縫製データM1,M2の構造については図2を参照する。
まず、一層目の縫製データM1が編集対象縫製データである場合に、CPU41は一層目の縫製データM1の参照を行う(ステップS1)。
次いで、CPU41は、縫製データM1の第一要素の第一移動量データから順にその要素の種類を参照する。そして、縫いではなく空送りの場合には(ステップS2:NO)、参照する対象を次の移動量に進め(ステップS3)、さらにステップS2に戻って、その要素の種類を確認する。
なお、前述したように、通常は、要素単位で種類(縫いか空送りか)は一様に同じなので、第一要素が空送りの場合には、第一要素の全移動量データに対してステップS2とS3の処理が繰り返される。
そして、第一要素から順番に各移動量データに対して要素の種類の判定が行われ、現在参照している移動量データの要素の種類が縫いとなった場合には(ステップS2:YES)、現在編集の対象とされている目標点P3までの針数をカウントする指定針数カウンタを0にリセットする(ステップS4)。
次いで、CPU41は、現在参照している移動量データが現在編集の対象とされる目標点P3か否かを判定し、目標点P3ではないときには(ステップS5:NO)、参照する対象を次の移動量データに進め、指定針数カウンタに1を加算して(ステップS6)、ステップ5に戻る。
また、CPU41は、現在参照している移動量データが目標点P3であるときには(ステップS5:YES)、現在の針数カウンタの値を縫製データM1における目標点P3の運針の順番と特定し、当該カウント値をRAM43に記憶する。
次いで、CPU41は二層目の縫製データM2(参照用縫製データ)の参照を行う(ステップS7)。
CPU41は、縫製データM2の第二要素の第一移動量データから順にその要素の種類を参照する。そして、縫いではなく空送りの場合には(ステップS8:NO)、参照する対象を次の移動量に進め(ステップS9)、さらにステップS8に戻って、その要素の種類を確認する。
なお、縫製データM2についても、通常は、要素単位で種類(縫いか空送りか)は一様に同じなので、第一要素が空送りの場合には、第一要素の全移動量データに対してステップS8とS9の処理が繰り返される。
そして、第一要素から順番に各移動量データに対して要素の種類の判定が行われ、現在参照している移動量データの要素の種類が縫いとなった場合には(ステップS8:YES)、目標点P4までの針数をカウントする対応針数カウンタを0にリセットする(ステップS10)。
次いで、CPU41は、現在参照している移動量データの針数カウント値が目標点P3の針数カウント値と一致するか否かを判定し、一致しないときには(ステップS11:NO)、参照する対象を次の移動量データに進め、対応針数カウンタに1を加算して(ステップS12)、ステップ11に戻る。
また、CPU41は、現在参照している移動量データの針数カウント値が目標点P3の針数カウント値と一致するときには(ステップS11:YES)、現在参照している移動量データが示す目標点が編集対象の目標点P3と対応関係にある対応目標点P4であるものと特定する。
(複数の縫製データの編集:識別表示手段としての処理)
CPU41は、所定の処理プログラムを実行することにより、編集作業対象とされる目標点P3の表示を他の目標点と区別可能な表示、例えば、他の目標点の色彩を黒点で表示し、目標点P3を赤色の点(図7では白抜きの点)で表示する制御を実行する。
また、CPU41は、所定の処理プログラムを実行することにより、目標点P3と縫製の順番が一致する縫製データM2の対応目標点P4についても、他の目標点と区別可能な表示、即ち他の目標点の色彩を黒点で表示し、対応目標点P4を赤色の点(図7では白抜きの点)で表示する「識別表示手段」としての制御を実行する。
なお、対応目標点P4の順番をカウントする場合も、空送りをカウントに含まないように行われ、最初に縫いが行われる目標点を先頭として行われる。
なお、各層の縫製データM1,M2の双方表示状態で一方の縫製データM1に対して行われる編集作業は、図5のデータ入力画面で行われる編集作業と同様の工程により実行される。
また、上述の対応特定手段と識別表示手段としての処理は、参照用縫製データの編集作業のみではなく、縫製データの新規入力作業時にも実行可能である。
即ち、関連する参照用縫製データの描画表示を行い、それを背景にしながら、新規の編集対象縫製データについて、目標点を一つずつ入力し、或いは図5で説明した形状点を一つずつ入力する。かかる入力作業は図5で説明したものと同じ工程を行われる。そして、その際、CPU41は、最も新規に入力された目標点について、その縫製の順番を算出し、同時表示が行われている参照用縫製データについて、同じ順番の対応目標点を特定し、当該対応目標点について区別色彩表示を実行する。
(複数の縫製データの編集:関連記録手段としての処理)
また、CPU41は、レイヤー操作ダイアログに設けられた「データの関連を保存する」のチェック欄がマウス3の左クリック操作によりONの状態にセットされている場合には、所定の処理プログラムにより、同時表示が行われた二つの縫製データM1,M2に対して、編集作業終了後に、それぞれの縫製データM1,M2に対して相互に関連することを示す情報を書き加える処理を実行する。かかる相互関連情報は、例えば、各データの縫製の実質的な記憶内容に影響のない領域に付記される。
即ち、CPU41は、「関連記録手段」として機能することとなる。
これにより、各縫製データM1,M2を含む複数の縫製データが記憶手段に記憶された状態で、ミシン100において、縫製データM1、M2を使用する場合に、一方を読み出せば、相互関連情報により他方も容易に読み出し可能となり、データ選択を容易に行うことが可能となる。
また、縫製データの縫製時の使用に限らず、再度編集を行う場合にも、データ選択を容易に行うことが可能となる。
(複数の縫製データの編集:リスト表示手段としての処理)
図6及び図7では、編集対象縫製データと参照用縫製データである二つの縫製データM1,M2の双方を描画により表示したが、図8に示すように、縫製データ編集装置10では、描画表示に替えて、或いは、描画表示と共に、各縫製データM1,M2について、データの設定内容を文字により列記してリスト(図表)表示する機能を備えている。また、いずれか一方の縫製データのみをリスト表示させることも可能である。
かかるリスト表示は、縫製データに設定された各要素の順番と各要素内の目標点の移動量の順番とに従って、全目標点の位置情報が一列に表示される。つまり、このリスト表示により、縫製データの各目標点の特定情報である位置情報と縫製の順番情報とが表示される。
そして、編集時には、CPU41は、編集対象縫製データM1のリスト表示において、編集の対象となっている目標点P3の移動量表示の近傍に識別マーキングを表示する表示制御を実行する。これにより、現在編集中の目標点が他と区別される。
さらに、CPU41は、参照用縫製データM2のリスト表示において、対応特定手段で特定された対応目標点P4の移動量表示の近傍に識別マーキングを表示する表示制御を実行する。即ち、CPU41は、描画表示に限らず、リスト表示に対しても、識別表示手段としての処理を実行する。
このように、縫製データ編集装置10は、各縫製データについて、各目標点と縫製の順番とを数値情報の羅列からなるリスト表示での表示も行うので、縫製における運針状態を数値的に把握可能となると共に順番に並んだ状態で表示が行われることから、所定の目標点の順番の把握が容易となり、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
(実施形態の効果)
以上のように、CPU41は、縫製データM1において編集が行われている目標点P3の運針の順番と等しい目標点P4を縫製データM2の中から特定する。そして、CPU41が、この目標点P4を目標点P3と共に、他の目標点と異なる色彩で表示する制御を実行することで、編集作業において、編集を行っている目標点に関連ある他の縫製データの目標点を速やかに認識することができ、双方の目標点について作業を行う必要がある場合にでも、煩雑な確認作業を不要として円滑且つ迅速に編集又は新規入力作業を行うことが可能となる。
また、複数縫製データ操作画面では、レイヤー操作ダイアログに編集対象切り替えスイッチW3を設けているので、現在の編集対象である目標点P3に関連あるものとして区別色彩表示が行われている目標点P4についても編集の必要を生じた場合に、速やかに目標点P4への編集作業に切り替えることができ、二つの縫製データの間での関連ある目標点について、並行に編集作業を行うことができ、編集作業のさらなる高効率化を図ることが可能となる。
また、上記縫製データ編集装置10では、二つの縫製データM1,M2について各目標点を描画で表示するため、実際の縫製における運針状態を容易に把握可能となり、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
また、縫製データ編集装置10では、HD装置44に記憶された複数の縫製データから任意の縫製データを選択できるので、作業に必要となる縫製データを用意する作業が装置外部から取得する場合に比して容易となり、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
また、フラッシュメモリFを縫製データの記憶手段とする場合には、装置外部に対する縫製データの送受が容易となるという利点がある。
また、縫製データ編集装置10では、両階層同時表示スイッチW5により、編集又は新規入力の対象となる縫製データ以外の縫製データの目標点の同時表示をしない選択も可能であるため、同時表示不要の場合には、単独の縫製データのみを把握でき、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
また、縫製データ編集装置10では、関係点表示スイッチW5により、対応関係にある目標点の区別表示をしない選択も可能であるため、区別表示不要の場合には、作業対象の目標点のみを把握でき、縫製データの新規入力又は編集作業をより円滑且つ迅速に行うことが可能となる。
(その他)
なお、上記実施形態では、二つの縫製データM1,M2しか選択しない場合を例示したが、編集対象ではない縫製データをより多く選択し、より多くを同時表示しても良い。
また、目標点P3,P4を他の目標点から区別可能とするための表示手法は、上述のように、色彩の変更やマーキング添付に限られず、視覚的に識別可能ないずれの手法であっても良い。
さらに、縫製データ編集装置10の編集作業説明において、ボタン付けミシンに使用する縫製データM1,M2を例示したが、縫製の種類はボタン付けに限らず、あらゆる種類の縫製データに対して複数同時表示を行い、対応表示を実行して良い。
例えば、図10では、二つの模様縫いの縫製データを同時表示している表示例を示している。これらの縫製データの同時表示の場合にも、縫製対象の目標点P5について、CPU41は、区別色彩表示を実行すると共に、対応する目標点P6について区別色彩表示を実行する。
また、編集作業の目標点の指示入力にはマウス3を使用する例を示したが、編集対象とする目標点を隣接する他の目標点に移動させる移動入力スイッチW7(図10参照)により指示入力を行っても良い。
また、上記縫製データ編集装置10では、CPU41が対応特定手段と識別表示手段としての処理を行う場合に、編集対象縫製データの編集対象の目標点に対する参照用縫製データの対応目標点を特定し、当該対応目標点を識別表示しているが、この処理に替えて、或いはこの処理に並行して、対応目標点が所属する要素(ブロック)全体の目標点を識別表示する処理を行っても良い。
発明の実施形態たる縫製データ作成装置及びミシンを含むハードウェア全体を示す全体構成図である。 縫製データの構成を示す概念図であり、図2(A)は一層目の縫製データを示し、図2(B)は二層目の縫製データを示す。 一つの縫製データに基づいて行われる一連の運針状態の一例を示す説明図である。 縫製データ編集装置の制御系を示すブロック図である。 一つの縫製データのみを扱って新規入力を行う場合のデータ入力画面の一例を示す説明図である。 複数縫製データ操作画面において一つの縫製データの表示を行う表示例を示す説明図である。 複数縫製データ操作画面において二つの縫製データの同時表示を行う表示例を示す説明図である。 描画表示に替えて、各縫製データの設定内容をリスト表示する表示例を示す説明図である。 対応特定手段としての処理を示すフローチャートである。 他の種類の二つの縫製データを同時表示している表示例を示す説明図である。
符号の説明
2 モニタ(表示手段)
3 選択入力手段(マウス)
4 コンピュータ
10 縫製データ編集装置
41 CPU
44 HD装置
100 ボタン付けミシン
F フラッシュメモリ
M1,M2 縫製データ
P1〜P6 目標点
F1〜F5 要素(ブロック)

Claims (10)

  1. 被縫製物と縫い針とを相対的に位置決めして縫製を行うミシンで用いられ、運針を行う複数の目標点の各位置及び運針の順番を示す縫製データについて編集又は新規入力を行う縫製データ編集入力装置であって、
    前記縫製データの目標点の特定情報を表示するための表示手段と、
    前記表示手段に対して、編集又は新規入力の対象となる編集対象縫製データと共に少なくとももう一つの参照用縫製データについてそれぞれの目標点の特定情報を同時に表示させる表示制御手段と、
    前記編集対象縫製データの目標点の一つを選択又は入力する選択入力手段と、
    前記選択又は入力される編集対象縫製データの目標点と、運針の順番について対応関係にある参照用縫製データの対応目標点を特定する対応特定手段と、
    前記対応目標点の特定情報を視覚的に他の目標点の特定情報と識別可能に表示する識別表示手段とを備える縫製データ編集装置。
  2. 前記対応特定手段は、
    前記選択又は入力される前記編集対象縫製データの目標点と、初回の運針からの順番が一致する関係にある前記対応目標点を特定することを特徴とする請求項1記載の縫製データ編集装置。
  3. 前記縫製データは、前記複数の目標点が複数のブロックで区分されて構成され、
    前記対応特定手段は、前記選択又は入力される前記編集対象縫製データの目標点が所属するブロックの順番及び当該ブロック内での運針の順番が一致する関係にある前記対応目標点を特定することを特徴とする請求項1記載の縫製データ編集装置。
  4. 前記識別表示手段は、前記対応目標点が所属するブロックの特定情報を他のブロックの特定情報と識別可能に表示することを特徴とする請求項3記載の縫製データ編集装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記表示手段に対して、前記編集対象縫製データ又は前記参照用縫製データのうちの少なくとも一つについて、各目標点の特定情報を描画で表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の縫製データ編集装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記表示手段に対して、前記編集対象縫製データ又は前記参照用縫製データのうちの少なくとも一つについて、各目標点の特定情報をリスト表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の縫製データ編集装置。
  7. 前記縫製データを複数記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数の縫製データの中から編集対象となる前記編集対象縫製データの選択を行うデータ選択手段を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の縫製データ編集装置。
  8. 前記表示制御手段により、前記表示手段に同時に表示が行われた二以上の縫製データに対して、相互に関連することを示す情報を前記各縫製データに記録する関連記録手段を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の縫製データ編集装置。
  9. 前記識別表示手段による識別表示の実行の有無を設定により切り替え可能とすることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の縫製データ編集装置。
  10. 前記表示制御手段は、前記表示手段による、前記参照用縫製データの目標点の特定情報の表示の実行の有無を設定により切り替え可能とすることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の縫製データ編集装置。
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