JPH10255067A - 図形編集処理システムの図形特定制御方法 - Google Patents

図形編集処理システムの図形特定制御方法

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JPH10255067A
JPH10255067A JP5733897A JP5733897A JPH10255067A JP H10255067 A JPH10255067 A JP H10255067A JP 5733897 A JP5733897 A JP 5733897A JP 5733897 A JP5733897 A JP 5733897A JP H10255067 A JPH10255067 A JP H10255067A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAD等の図形編集処理システムでの編集対
象のオブジェクト(図形)の選択操作において、選択す
る図形の優先順位が明確に操作者に表示されず、また、
操作者がその優先順位を変更するができない。 【解決手段】 カーソルの座標を中心とする所定範囲内
に複数のオブジェクトがある場合には、カーソルの色と
同じ色のオブジェクトを優先して特定し、かつ、ハイラ
イト表示等して、他の色のオブジェクトから区別して表
示する構成とする。これにより、操作者は、まとめて編
集したい同一グループのオブジェクトの色に合わせてカ
ーソルの色を設定することで、所望の各オブジェクトを
容易にかつ見失うこと無く指定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD(Computer
Aided Design:コンピュータ支援設計)など、コンピュ
ータ処理によりディスプレイ画面上で図形の作成や変更
等の編集を行う図形編集処理システムに係り、特に、カ
ラーで表示された図形の編集時における操作者の操作性
を向上させるのに好適な図形編集処理システムの図形特
定制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CADに代表されるコンピュータを用い
た図形の編集システムは、ユーザ(操作者)が幾何学的
に定義した図形(以下、「オブジェクト」という)を生
成し、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管、ブラウン
管)やLCD(Liquid CrystalDisplay:液晶ディスプ
レイ)等からなるディスプレイ画面上に表示し、さら
に、操作者の指示に基づき、当該するオブジェクトをデ
ィスプレイ画面上で修正したり削除することができる。
このようにオブジェクトを修正もしくは削除して編集す
る場合、操作者は、まず、CRT等の画面上のカーソル
をマウス等により目的のオブジェクトに移動させ、マウ
スやキーボード等のボタン操作によりオブジェクトを選
択して指定する。そして、その後、キーボードやマウス
等を操作してコンピュータに処理を指示することによ
り、オブジェクトに対する編集を行う。
【0003】このようなオブジェクトの編集操作におい
て、オブジェクトをカーソルにより選択する場合、操作
者は、CRT上におけるオブジェクトを全てカーソルで
なぞる必要も、またカーソルをオブジェクトの一部の座
標と完全に一致させる必要もない。すなわち、コンピュ
ータは、カーソルの座標を中心として操作者が任意に設
定した半径内にその一部の座標が含まれるオブジェクト
を検索して選択する。しかし、このように、カーソルの
座標を中心とした許容半径内に座標の一部を持つオブジ
ェクトを選択すると、図形が複雑であれば、許容半径内
に複数のオブジェクトが含まれる場合がある。
【0004】この場合、従来のCAD等の図形編集シス
テムでは、許容半径内にある全てのオブジェクトを選択
候補とする。そして、操作者は、マウスやキーボードと
の操作により、各選択候補のオブジェクトを巡って、そ
の内から1つ(もしくは複数)のオブジェクトを選択す
る。この操作は、候補となるオブジェクトが多数の場
合、操作者は多くの時間と労力を要してしまうという問
題があった。このような操作者の操作負荷を軽減するた
めの従来技術としては、例えば、図形を必要な大きさま
で拡大することにより、複雑な図形から、修正したいオ
ブジェクトを選択することを容易とする技術がある。し
かし、このように、図形を必要な大きさまで拡大するた
めの処理に時間がかかる。特に、図形が複雑であればあ
るほど拡大処理に時間を要する。
【0005】また、例えば、特開平6−44021号公
報に記載のように、オブジェクトのCRT上の座標や、
オブジェクトの色、オブジェクトを形成するライン
(線)の太さ、オブジェクトのフィルタパターン、さら
に、オブジェクトの生成時刻など、各種の属性情報の集
合体としてオブジェクトを定義し、例えば、色により各
オブジェクトをグループ分け(分類)する技術がある。
しかし、この技術を用いたとしても、操作者は、編集対
象のオブジェクトを選択して指定する度に、カーソルの
移動および移動先のカーソルで特定されているオブジェ
クトの確認を行わなければならない。
【0006】この確認のためには、カーソルで特定され
ていると思われるオブジェクトを一度必ず選択して指定
操作し、このオブジェクトが編集対象として指定したい
オブジェクトか否かを判別しなければならない。CAD
等では一般に、操作者の選択指定操作時、カーソルで特
定していたオブジェクトの表示態様を変化(特定色,ハ
イライト、ブリンク)させるので、操作者は、その変化
に基づき、カーソルで特定されているオブジェクトを識
別し、このオブジェクトが所望のものか否かを確認す
る。所望のものでなければ、カーソルの移動と確認のた
めの選択指定操作を繰り返す。
【0007】また、このように、選択したオブジェクト
の色が変化すると、元の色が分からなくなり、操作者
が、どのグループのオブジェクトを編集していたのかが
分からなくなる可能性もある。一般に、図形の編集にお
いては、同一グループ内の複数のオブジェクトを連続し
て、あるいは、まとめて編集する場合が多いので、選択
していたオブジェクトの色を見失った場合、選択漏れお
よび編集漏れが発生する危険性があるので、操作者は、
注意深く選択操作の確認を行う必要がある。
【0008】このようなカーソルの移動先のオブジェク
トの確認に要する操作者の負荷を削減するための従来技
術として、システムで選択候補に優先順位を自動的に付
ける技術がある。例えば、図形をレイヤ(層)毎に作画
する機能を持たせ、レイヤの重なりの上位ほど優先順位
を高くする技術や、作画された時間により優先順位を付
ける技術、および、それらを組合せた技術などがある。
しかし、これらの技術では、優先順位の基準が明確に操
作者に表示されず、さらに、操作者はその基準を変更す
ることもできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、編集対象として操作者が選択す
るオブジェクトの各候補に対してシステムが付与した優
先順位が明確に操作者に表示されない点と、操作者がそ
の優先順位を変更するができない点である。本発明の目
的は、これら従来技術の課題を解決し、操作者が編集対
象として優先的に選択すべきオブジェクトを、他のオブ
ジェクトから容易に判別できるように表示し、操作者の
オブジェクト選択に要する時間を短縮することを可能と
する図形編集処理システムの図形特定制御方法を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の図形編集処理システムの図形特定制御方法
は、例えば、カーソルの座標を中心とする所定半径内に
複数のオブジェクトがある場合には、カーソルの色と同
じ色のオブジェクトを優先的に特定し、編集対象の候補
としてハイライト表示等し、他の色のオブジェクトから
区別して表示する。このことにより、操作者は、まとめ
て編集したい同一グループのオブジェクトの色に合わせ
てカーソルの色を設定することで、所望の各オブジェク
トを容易に、かつ見失うことなく指定することができ
る。
【0011】また、カーソルの色の設定および変更は、
操作者によるオブジェクトの指定操作、もしくは、カラ
ーパレットからの選択等に基づき行うようにする。さら
に、初期操作時には、操作者が指定するまで、カーソル
の移動に伴い次々に切り替わる特定対象の各オブジェク
トの色に合わせてカーソルの色を変化させる。この場
合、カーソルの色が自動的に特定対象のオブジェクトの
色に変わるので、操作者は、従来技術で必要であった選
択指定操作を行うことなく、カーソルで特定されるオブ
ジェクトが所望のものか否かを確認できる。尚、このよ
うに、カーソルの表示態様を、その移動先の領域に合わ
せて自動的に変化させるだけであれば、例えば、特開昭
63−109534号公報やインターネットブラウザ等
において用いられているカーソルの表示制御技術があ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の図形編集処理シ
ステムの図形特定制御方法の本発明に係る処理手順の一
実施例を示すフローチャートであり、図2は、その動作
を行うCAD装置の構成例を示すブロック図である。図
2に示す本例のCAD装置は、画面上に文字や図形およ
びカーソル等を表示する装置であるCRT1と、CRT
1での表示を制御するCRTドライバ2と、コマンドや
文字列および数値などの入力を行うキーボード3と、C
RT1上に表示された図形に対する操作者からの指示を
入力するためのポインティングデバイス装置であるマウ
ス4と、操作者によるキーボード3およびマウス4の操
作に基づき各種のデータを入力するキーボード/マウス
ドライバ5と、各種のデータが格納されたディスク装置
6と、ディスク装置6とのデータの入出力を制御するデ
ィスク装置ドライバ7と、CAD装置の動作プログラム
を記憶するメモリ装置8と、CPU(中央処理装置)9
とにより構成されている。
【0013】メモリ装置8には、本例のCAD装置の基
本的な動作を管理するオペレーティングプログラムや、
CAD用プログラム等の各種アプリケーションプログラ
ム群、および、キーボード3やマウス4から入力された
文字や数値等のデータが格納され、さらに、図形作成に
必要な情報(図形上のオブジェクトの属性や、カーソル
の属性等)が所定の領域に格納されている。CPU9
は、メモリ装置8の各プログラムに基づきCAD装置全
体の制御を行うと共に、CAD用プログラムに記述され
た各種の命令に基づいて、所定のデータに対する演算処
理を行い、キーボード3やマウス4からの指示に従っ
て、新たなオブジェクトを作成したり、図形上のオブジ
ェクトの属性(位置、大きさ、色など)の変更を行う。
【0014】図3は、図2におけるCAD装置の本発明
に係る機能構成例を示すブロック図である。本図におい
て、30はディスプレイ画面、31はディスプレイ画面
30上のカーソル30aの座標や色等を管理制御するカ
ーソル管理部、32はディスプレイ画面30上のオブジ
ェクト30b,30cの座標や色等を管理制御するオブ
ジェクト管理部、33は本発明に係る図形の特定制御を
行う優先度制御部である。
【0015】優先度制御部33は、カーソル管理部31
からカーソル30aのディスプレイ画面30上での座標
を、また、オブジェクト管理部32からオブジェクト3
0b,30cのディスプレイ画面30上での座標情報を
取得し、オブジェクト30b,30cの一部が、カーソ
ル30aの座標を中心とする所定半径内にあるか否かを
判別する。オブジェクト30bが所定半径内にあること
を検知すると、オブジェクト管理部32からオブジェク
ト30bの表示色を取得し、このオブジェクト30bの
表示色をカーソル管理部31に通知し、カーソル30a
の表示色をオブジェクト30bの表示色と同じ色に変更
させる。この色の変化により、操作者は、カーソル30
aが、オブジェクト30bを編集対象の候補として特定
していることを知ることができる。
【0016】そして、操作者が、オブジェクト30bを
編集対象に指定したならば、優先度制御部33は、カー
ソル30aの表示色の以降の変更動作を停止し、オブジ
ェクト30bと同じ表示色に固定化する。そして、この
状態で、優先度制御部33は、ディスプレイ画面30上
で移動されるカーソル30aの座標をカーソル管理部3
1から逐次取得し、オブジェクト管理部32から座標情
報を取得したオブジェクト30cが、カーソル30aの
座標の所定半径内に入ったか否かを判別する。オブジェ
クト30cが所定半径内に入れば、優先度制御部33
は、オブジェクト30cの表示色とカーソル30aの表
示色とを比較する。
【0017】それぞれの表示色が同じであれば、優先度
制御部33は、オブジェクト30cを次に操作者が編集
対象のオブジェクトとして指定する候補として特定す
る。そして、特定したオブジェクト30cを、ブリンク
あるいはハイライト等により区別表示するよう図形管理
部32に指示する。このように区別表示することによ
り、操作者に、オブジェクト30cが指定対象となって
いる旨を知らせる。各表示色が同じでなければ、操作者
からの何らかの指示操作が無ければそのままの状態を継
続し、また、操作者から編集対象としての指定操作があ
れば、優先度制御部33は、カーソル管理部31に、カ
ーソル30aの表示色を、オブジェクト30cの表示色
に変更させる。
【0018】このように、カーソルの色に合わせてオブ
ジェクトの特定を制御し、また、編集対象のオブジェク
トの色に合わせてカーソルの表示色を制御するので、操
作者は、編集対象のオブジェクトの選択を容易に行うこ
とができる。以下、図4を用いて、このような本発明に
係る図形の特定制御動作をさらに詳細に説明する。図4
は、図1のCRTにおける本発明に係るディスプレイ画
面例を示す説明図である。
【0019】本例においては、CRT1のディスプレイ
画面は、図2におけるマウス4を用いた操作者のピック
操作によりCPU9に与える命令(コマンド)群が表示
されるコマンド領域41と、オブジェクト(図形)が作
成される作画領域42とで構成される。操作者は、図2
のマウス4を操作してCRT1上のカーソル43を移動
させ、コマンド領域41に示される一つのコマンドを指
示するか、図2のキーボード3よりコマンドを入力した
後、作画領域42にオブジェクト44〜47を配置する
ことや、逆に、作画領域42のオブジェクト44〜47
をカーソル43により選択した後に、コマンド領域41
上のコマンドを指示するか、図2のキーボード3よりコ
マンドを入力することにより、オブジェクト44〜47
を修正もしくは消去することにより、作画領域42での
図形の編集を行う。
【0020】現在のカラーCRTが主流のCAD装置を
用いて作図する場合、作図対象の機器(システムあるい
は建物等)を構成する部品ごとにオブジェクトの作画を
行い、そして、図形を見やすくするため、部品ごとにオ
ブジェクトの色を統一している。そして、修正等の編集
作業時には、操作者が、同じ色のオブジェクトを優先的
に選択することで、作業の効率化が図られている。この
ような図形作成作業における操作負荷を考慮して、本例
のCAD装置においては、さらにその効率化を図るため
に、選択指定候補となったオブジェクト群から、カーソ
ル43と同じ色属性を持つオブジェクトを、自動的に、
選択指定候補中の第1の優先度とする。
【0021】図4で示す例では、オブジェクト44,4
5がカーソル43の色と同じ色属性を持つものとする。
この結果、カーソル43でオブジェクト44が優先的に
選択されるのはもちろん、カーソル43をカーソル4
3’の位置に移動した場合にも、カーソル43に近いオ
ブジェクト46ではなく、遠い位置にあるオブジェクト
45が自動的に特定され、操作者は、同じ色のオブジェ
クトを容易に選択することができる。しかし、カーソル
43’で選択したいオブジェクトがオブジェクト46で
あれば、操作者は、カーソル43’によるオブジェクト
の特定先をオブジェクト45からオブジェクト46に変
更させる。この場合、CAD装置では、このように操作
者により選択決定されたオブジェクト46の色属性を判
定して、カーソル43’の色を、オブジェクト46と同
じ色に変更する。
【0022】以下、図1に従って、図2に示した構成の
CAD装置の本発明に係る処理動作を説明する。尚、こ
こでの処理は、特に記述された場合を除き、図2のメモ
リ装置8上に記憶されたプログラムに基づき行われ、ま
た、各符号は図2に示すものである。操作者が、図4の
カーソル43を作画領域42の一点へ移動させた後、マ
ウス4のボタンを押下すると、本発明に係る処理が開始
される(ステップ101)。そして、CPU9は、マウ
ス4のボタンが押された時点でのCRT1上でのカーソ
ルの位置をマウスドライバ5より読み込む(ステップ1
02)。
【0023】CRTドライバ2が管理しているCRT1
上に配置されたオブジェクトの座標を、図4のカーソル
43の位置を中心とした設定許容範囲を半径とする円4
3aの座標と比較し、この円43a内に、座標の一部を
持つ全てのオブジェクト(図4においてはオブジェクト
44,47)の属性情報を、メモリ装置8の定められた
位置の配列に格納する(ステップ103)。図4のカー
ソル43の色が初期設定のものであれば(ステップ10
4)、カーソル43の中心座標から最も近くにあるオブ
ジェクト44を、操作者が選択指定する対象の図形候補
として特定し、そのカーソル43の色を、この特定した
オブジェクト44と同じ色に合わせて変更する(ステッ
プ105)。このことにより、この時点で、操作者は、
選択操作を行うことなく、図4のカーソル43で特定さ
れているオブジェクト44が所望のものか否かを確認す
ることもできる。
【0024】その後、あるいはステップ104において
図4のカーソル43の色が初期設定のものでなければそ
のまま、図4におけるオブジェクト44,47を選択候
補オブジェクトとして、この選択候補オブジェクト4
4,47の色属性と、カーソル43の色属性を比較し、
同じ色属性を持つオブジェクト(ここではオブジェクト
44となる)の情報を配列の先頭に移動し、それ以外の
オブジェクト(ここではオブジェクト47のみが対象と
なる)の情報を、一つずつ後方へ移動(ソート)する
(ステップ106)。そして、操作者に、現時点で、編
集の対象の第1候補となっているオブジェクトを知らせ
るため、配列の先頭(第1候補)のオブジェクト44
を、他のオブジェクト(47)と区別できるよう(ハイ
ライト、ブリンク等)、CRTドライバ2を介して表示
する(ステップ107)。
【0025】操作者は、このようにして区別表示されて
いるオブジェクト(44)が、編集対象のオブジェクト
でない場合は(ステップ108)、マウス4あるいはキ
ーボード3を操作して、次のオブジェクトを編集対象の
候補とするよう、CPU9に指示を行う(ステップ10
9)。この指示に基づき、CPU9は、配列の先頭にあ
ったオブジェクトの情報を、配列の最後に移動させ、そ
れ以外のオブジェクトの情報を一つずつ繰り上げる(ス
テップ110)。これにより、第1候補のオブジェクト
が変更されるため、ステップ107において、新たな第
1候補のオブジェクトが区別表示される。
【0026】操作者は、所望の編集対象のオブジェクト
が区別表示されたところで、マウス4あるいはキーボー
ド3の操作により、選択すべき編集対象オブジェクトを
決定し(ステップ108)、CPU9に知らせる。CP
U9は、決定した編集対象のオブジェクトの色属性をメ
モリ装置8より読み込む(ステップ111)。前述のオ
ブジェクトの色属性と現在のカーソルの色属性とが異な
る場合は(ステップ112)、CRTドライバ2に、カ
ーソルの色属性を、前述のオブジェクトの色属性と同じ
にするよう指示する(ステップ113)。
【0027】本例では、本発明に係る処理はここで終了
するが、その後、オブジェクトの編集が行われる(ステ
ップ114)。尚、ステップ105,113での処理の
結果、図4において、カーソル43を、カーソル43’
の位置まで移動する場合、カーソル43,43’の色が
オブジェクト44と同じ色になっているので、カーソル
43’の中心座標には、オブジェクト47と同じ色のオ
ブジェクト46の方がオブジェクト45よりも近いが、
オブジェクト44と同じ色のオブジェクト45が優先的
に選択され、特定される。また、ステップ105,11
3の処理で設定されたカーソルの色は、操作者が、解除
/初期化メニューや、オブジェクトが複雑に組み合わさ
っていない部分をカーソルで選択するか、カラーパレッ
トを表示して色指定する等の操作により、意図的に変更
/初期化することも可能である。
【0028】以上、図1〜図4を用いて説明したよう
に、本実施例の図形編集処理システムの図面特定制御方
法では、各オブジェクトを色分けして表示すると共に、
カーソルの色を、各色分けしたオブジェクトに合わせて
変更でき、かつ、カーソルの色と同じオブジェクトを優
先して自動的に特定する。このことにより、操作者は、
編集対象として選択指定するオブジェクトの優先順位を
容易に判別できると共に、その優先順位を、操作者自身
で変更することができ、かつ、カーソルで特定されてい
るオブジェクトが所望のものであるか否かを選択指定操
作することなく確認できる。その結果、操作者の編集作
業時の操作数を減らすことができる。
【0029】尚、本発明は、図1〜図4を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、上記実
施例においては、選択候補の優先順位付けには、本発明
のカーソル色のみを基準としていたが、前に示したよう
な、現在使用されているレイヤ方式や、作画時間基準の
優先順位変更方法と組合せることにより、より操作者の
操作効率を向上させることが可能である。また、本例で
は、カーソルの座標を中心とした所定の円内のオブジェ
クトを制御の対象としているが、楕円や正方形等の所定
の範囲内のオブジェクトを制御の対象とすることでも良
い。
【0030】また、本例のCAD装置の構成例では、表
示装置としてCRTを、また、ポインティングデバイス
としてマウスを使用しているが、表示装置としては液晶
ディスプレイや特開平6−44021号公報で示されて
いる背面映写スクリーンでも良く、ポインティングデバ
イスとしては、表示画面上の一点を指示できるものであ
ればタブレットや上記特開平6−44021号公報で示
されているようなペンでも良い。
【0031】さらに、本例においては、発明を適用する
図形作成処理装置としてCAD装置を用いているが、本
発明は、ワープロソフトウェアやスプレッドシート
(表)作成ソフトウェア等、作図機能付きソフトウェア
を用いた全てのシステムに適用可能である。また、マル
チウインドウの各ウインドウに色を着けることにより、
例えば、特開平3−214361号公報に記載のマルチ
ウインドウ切替技術にも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、CAD等の図形編集処
理システムでの編集対象のオブジェクトの選択指定操作
において、優先順位が明確に操作者に表示され、かつ、
操作者がその優先順位を変更するができるので、操作者
は、編集対象として指定すべきオブジェクトを、他のオ
ブジェクトに優先してカーソルで特定させ、かつ容易に
確認することができ、指定のオブジェクトの選択を容易
にかつ高信頼に行うことが可能となり、操作者のオブジ
ェクト指定操作に要する時間を短縮でき、図形編集処理
システムの操作性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の図形編集処理システムの図形特定制御
方法の本発明に係る処理手順の一実施例を示すフローチ
ャートである。
【図2】図1における本発明に係る図形編集処理システ
ムの図形特定制御方法の動作を行うCAD装置の構成例
を示すブロック図である。
【図3】図2におけるCAD装置の本発明に係る機能構
成例を示すブロック図である。
【図4】図1のCRTにおける本発明に係るディスプレ
イ画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:CRT、2:CRTドライバ、3:キーボード、
4:マウス、5:キーボード/マウスドライバ、6:デ
ィスク装置、7:ディスク装置ドライバ、8:メモリ装
置、9:CPU、30:ディスプレイ画面、30a:カ
ーソル、30b,30c:オブジェクト、31:カーソ
ル管理部、32:オブジェクト管理部、33:優先度制
御部、41:コマンド領域、42:作業領域、43,4
3’:カーソル、43a,43’a:円、44〜47:
オブジェクト。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ画面上に図形を表示し、操
    作者の指示操作に基づき、操作者がカーソルを用いて指
    定した図形に対する編集を行う図形編集処理システムの
    図形特定制御方法であって、上記カーソルの表示態様と
    同じ表示態様の図形を、上記操作者が指定する図形の候
    補として、優先して特定することを特徴とする図形編集
    処理システムの図形特定制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の図形編集処理システム
    の図形特定制御方法において、上記カーソルの座標を中
    心とする所定範囲内に掛る複数の図形から、上記カーソ
    ルと同じ表示態様の図形を選択して、上記操作者が指定
    する図形の候補として特定することを特徴とする図形編
    集処理システムの図形特定制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の図形編集処理システムの図形特定制御方法に
    おいて、上記操作者が指定する図形の候補として特定し
    た上記カーソルと同じ表示態様の図形を、他の図形と区
    別して表示することを特徴とする図形編集処理システム
    の図形特定制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の図形編集処理システムの図形特定制御方法において、
    上記候補として特定した図形以外の図形を上記操作者が
    上記編集の対象として指定した場合、上記カーソルの表
    示態様を、上記操作者が指定した図形と同じ表示態様に
    変更することを特徴とする図形編集処理システムの図形
    特定制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の図形編集処理システムの図形特定制御方法において、
    システム起動後、最初の上記操作者による図形の指定操
    作まで、上記カーソルの表示態様を、該カーソルの移動
    に伴い切り替わる特定対象の各図形の表示態様の変化に
    合わせて変更することを特徴とする図形編集処理システ
    ムの図形特定制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の図形編集処理システムの図形特定制御方法において、
    変更する上記カーソルの表示態様を、上記カーソルの色
    とし、上記カーソルの表示態様と同じ表示態様の図形を
    上記操作者が指定する図形の候補として優先して特定す
    る処理を少なくとも行うことを特徴とする図形編集処理
    システムの図形特定制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の図形編集処理システム
    の図形特定制御方法において、上記操作者がカラーパレ
    ットで選択した色に、上記カーソルの色を変更すること
    を特徴とする図形編集処理システムの図形特定制御方
    法。
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