JP2000262784A - 刺繍データ編集装置及び刺繍データ編集処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

刺繍データ編集装置及び刺繍データ編集処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000262784A
JP2000262784A JP11066667A JP6666799A JP2000262784A JP 2000262784 A JP2000262784 A JP 2000262784A JP 11066667 A JP11066667 A JP 11066667A JP 6666799 A JP6666799 A JP 6666799A JP 2000262784 A JP2000262784 A JP 2000262784A
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Seiichi Sekine
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刺繍データをカラーディスプレイに表示させ
て、縫い動作を指示する制御コードや縫目データを編集
処理するに際して、これら表示される縫目データや制御
コードに対応する色別模様部やその色が容易に分かるこ
と、編集処理を施す縫目データの間違いを防止するこ
と。 【解決手段】 刺繍データ編集制御を実行して、選択さ
れた刺繍模様の刺繍データをカラーディスプレイ3の縫
目データ表示領域DAに表示する際に、シーケンシャル
番号「00001 」、「00002 」・・・や「色替え」等の縫
い動作を指示する制御コードや縫目データが、それらに
対応する色別模様部の色と同色の赤色や青色でカラー表
示されるので、表示される縫目データや制御コードに対
応する色別模様部やその色が容易に分かることから、こ
の色表示を介して編集処理を施す縫目データの間違いを
確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、刺繍データ編集
装置及び刺繍データ編集処理プログラムを記録した記録
媒体に関し、特に複数の色別模様部を有する刺繍模様の
刺繍データをカラーディスプレイに表示する際に、縫い
動作を指示する制御コードや縫目データを、刺繍縫製す
る糸色の色によりカラー表示するようにして編集作業の
能率化を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、パーソナルコンピュータ等か
らなる刺繍データ編集装置は、カラーディスプレイやフ
ロッピー(登録商標)ディスクドライブや座標入力装置
(所謂、マウス)などが装備され、この刺繍データ編集
装置により、小型で簡単な刺繍模様や大型で多数色から
なる複雑な柄の刺繍模様など、複数の色別模様部を有す
る種々の刺繍模様の刺繍データが作成されてフロッピー
ディスクに記憶される。そして、必要に応じて、フロッ
ピーディスクに記憶された複数の刺繍データのうちから
所望の1つが選択されてカラーディスプレイに表示さ
れ、マウスを用いて編集処理可能になっている。
【0003】例えば、図12に示すように、複数の色別
模様部からなる刺繍模様の刺繍データに基づいて、縫い
動作を指示する制御コードや1針毎の縫目データがカラ
ーディスプレイ103の左半部分の縫目データ表示領域
DAに表示されるときには、それら複数の縫目データで
縫製される縫目模様がカラーディスプレイ103の右半
部分の縫目模様表示領域MAに同時に表示される。即
ち、縫目データ表示領域DAには、第1色別模様部とし
て、シーケンシャル番号「00001 」を付した先頭行に色
コード(001)を付随させた制御コードである「色替
え」、これに後続する2行目表示行以降の各表示行に、
ステッチデータやフィードデータからなる縫目データが
シーケンシャル番号「00001 」、「00002 」、「00003
」・・・を付して黒色で表示される。
【0004】更に、第1色別模様部に続く第2色別模様
部として、シーケンシャル番号「00011 」を付した11
行目表示行以降に、色コード(002)を付随させた「色替
え」と縫目データとが黒色で表示される。ここで、各縫
目データにおけるX方向移動量(例えば、「50」) やY
方向移動量(例えば、「5 」) は、相対移動量である。
また、「00001 」 、「00002 」 、「00003 」・・・
・・は先頭表示行から順々に付したシーケンシャル番号
である。そして、縫目模様表示領域MAには、シーケン
シャル番号(00004)の縫目の針落ち位置からシーケンシ
ャル番号(00020)の縫目の針落ち位置に対応する表示上
での複数の針落ち位置a〜qが夫々求められる。
【0005】そして、これら針落ち位置a〜gを色コー
ド(001)に対応する「赤色」の直線で順々に結んだ縫目
模様が拡大してカラー表示されるとともに、これら針落
ち位置g〜qは色コード(002)に対応する「青色」の直
線で順々に結んだ縫目模様が拡大してカラー表示され
る。ところで、縫目模様表示領域MAに表示された縫目
模様を修正する場合には、座標入力装置(所謂、マウ
ス)のマーカーを縫目データ表示領域DAに表示された
「下向き三角マーク」又は「上向き三角マーク」に合わ
せて「クリック」操作することで、修正したい縫目デー
タを縫目データ表示領域DAの先頭行に表示し、X方向
移動量又はY方向移動量を変更するなどして編集するよ
うにしている。
【0006】また、縫目模様表示領域MAに表示された
複数の縫目模様のうちの修正したい針落ち位置a〜qの
何れかをマーカーで指定して「クリック」操作すること
で、その指定した針落ち位置の縫目データが縫目データ
表示領域DAの先頭行に表示されるので、X方向移動量
又はY方向移動量を変更するなどして編集するようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 前述したように、従
来の刺繍データ編集装置においては、図12に示すよう
に、編集に供する刺繍データに基づいて、シーケンシャ
ル番号00001 、00002 、00003 ・・・に伴って、制御コ
ードや縫目データが縫製順に順々に黒色で表示されるだ
けなので、マウスのマーカーで「下向き三角マーク」又
は「上向き三角マーク」を指示して縫目データをスクロ
ール表示させながら、編集する縫目データを縫目データ
表示領域DAの先頭行に表示させる場合、色別模様部の
数が20〜30のように多く、しかも各色別模様部を構成す
る針数が2000〜5000のように非常に多い場合、編集した
い縫目データに対応する色別模様部を、色替えコードを
確認しながら、刺繍データをそ先頭色別模様部からスク
ロール表示させるようになり、編集操作が複雑化すると
ともに、多大の編集処理時間を要すること、編集処理を
施す縫目データに対応する色別模様部を間違え易いこ
と、などの問題がある。
【0008】ところで、編集したい縫目データに対応す
る色別模様部の色が分かっている場合に、色別模様部毎
の色コードによりその色を検索することも可能である
が、その色に対応する色コードを見つける作業が必要に
なること、縫目データのスクロール表示に際して色コー
ドを見落とすこと、などの問題がある。
【0009】一方、縫目模様表示領域MAに表示された
縫目模様のうちから修正したい針落ち位置をマーカーで
指定して「クリック」操作することで、その修正したい
針落ち位置の縫目データを縫目データ表示領域DAの先
頭行に表示させて編集処理する場合に、マーカーの先端
部に異なる色別模様部の針落ち位置が幾つか密集してい
て、所望の針落ち位置を正確に指定できず、間違った針
落ち位置を指示した場合でも、その間違った針落ち位置
の縫目データに対応する色別模様部の色が縫目データか
らでは分からないので、その間違った縫目データを誤っ
て編集処理するという問題がある。
【0010】本発明の目的は、カラーディスプレイに表
示される制御コードや縫目データをそれらに対応する色
別模様部の色と同色でカラー表示させることで、表示さ
れる縫目データや制御コードに対応する色別模様部やそ
の色が容易に分かること、編集処理を施す縫目データの
間違いを防止すること、等である。
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項1の刺繍データ
編集装置は、カラーディスプレイを含む表示手段を備
え、刺繍模様の刺繍データをカラーディスプレイを介し
て編集処理する刺繍データ編集装置において、複数の色
別模様部を有する刺繍模様の刺繍データに基づいて、縫
い動作を指示する制御コードや1針毎の縫目データを読
み込んで表示手段のカラーディスプレイの縫目データ表
示領域に表示する際に、その表示する制御コードや縫目
データをそれらに対応する色別模様部の色と同色でカラ
ー表示させる縫目データ表示制御手段を備えたものであ
る。
【0012】縫目データ表示制御手段は、複数の色別模
様部を有する刺繍模様の刺繍データに基づいて、縫い動
作を指示する制御コードや1針毎の縫目データを読み込
んで表示手段のカラーディスプレイの縫目データ表示領
域に表示するのに際して、その表示する制御コードや縫
目データをそれらに対応する色別模様部の色と同色でカ
ラー表示させる。例えば、第n色別模様部の色が「赤
色」のときには、その第n色別模様部の制御コードであ
る「色替え」、X方向移動量とY方向移動量とを有する
縫目データ等が「赤色」で表示されるので、この「赤
色」で表示されている縫目データや制御コードが第n色
別模様部に対応していることが容易に分かる。それ故、
編集処理を施す縫目データの間違いを確実に防止するこ
とができ、編集作業の能率化が図れる。
【0013】ここで、前記縫目データ表示制御手段から
カラーディスプレイに表示された複数の縫目データと表
示色データとを受け、それら複数の縫目データで縫製さ
れる縫目模様であって表示色データで指定された表示色
にて図示する縫目模様を、縫目データ表示領域に隣接す
る縫目模様表示領域に表示させる縫目模様表示制御手段
を備えた場合(請求項1に従属の請求項2)には、この
縫目模様表示制御手段により、カラーディスプレイに表
示された複数の縫目データと表示色データとに基づい
て、それら複数の縫目データで縫製される縫目模様でっ
あて、表示色データで指定された表示色にて図示する縫
目模様が、縫目データ表示領域に隣接する縫目模様表示
領域に表示される。
【0014】ここで、前記縫目データ表示制御手段は、
カラーディスプレイに表示された縫目模様の何れかの針
落ち位置が座標入力装置のマーカーで指定されたとき、
その針落ち位置に対応する縫目データ以降の縫目データ
や制御コードを縫目データ表示領域の所定の表示行から
カラー表示させる場合(請求項2に従属の請求項3)に
は、座標入力装置のマーカーでカラーディスプレイに表
示された縫目模様の何れかの針落ち位置を指定するだけ
で、その指定された針落ち位置に対応する縫目データ以
降の縫目データや制御コードが、縫目データ表示領域
の、例えば先頭行等の所定の表示行から順次カラー表示
される。
【0015】請求項4の刺繍データ編集装置は、カラー
ディスプレイを含む表示手段を備え、刺繍模様の刺繍デ
ータをカラーディスプレイを介して編集処理する刺繍デ
ータ編集装置において、複数の色別模様部を有する刺繍
模様の刺繍データに基づいて、縫い動作を指示する制御
コードや1針毎の縫目データを読み込んで表示手段のカ
ラーディスプレイの縫目データ表示領域に表示する際
に、その表示する制御コードや縫目データの背景をそれ
らに対応する色別模様部の色と同色でカラー表示させる
縫目データ表示制御手段を備えたものである。
【0016】縫目データ表示制御手段は、複数の色別模
様部を有する刺繍模様の刺繍データに基づいて、縫い動
作を指示する制御コードや1針毎の縫目データを読み込
んで表示手段のカラーディスプレイの縫目データ表示領
域に表示するのに際して、その表示する制御コードや縫
目データの背景をそれらに対応する色別模様部の色と同
色でカラー表示させる。例えば、第n色別模様部の色が
「赤色」のときには、その第n色別模様部の制御コード
である「色替え」、X方向移動量とY方向移動量とを有
する縫目データ等の背景が「赤色」で表示されるので、
この背景が「赤色」で表示されている縫目データや制御
コードが第n色別模様部に対応していることが容易に分
かる。それ故、編集処理を施す縫目データの間違いを確
実に防止することができ、編集作業の能率化が図れる。
【0017】ここで、前記縫目データ表示制御手段から
カラーディスプレイに表示された複数の縫目データと表
示色データとを受け、それら複数の縫目データで縫製さ
れる縫目模様であって表示色データで指定された表示色
にて図示する縫目模様を、前記縫目データ表示領域に隣
接する縫目模様表示領域に表示させる縫目模様表示制御
手段を備えた場合(請求項4に従属の請求項5)には、
請求項2と同様の作用を奏する。
【0018】ここで、前記縫目データ表示制御手段は、
カラーディスプレイに表示された縫目模様の何れかの針
落ち位置が座標入力装置のマーカーで指定されたとき、
その針落ち位置に対応する縫目データ以降の縫目データ
や制御コードを背景色を伴って縫目データ表示領域の所
定の表示行からカラー表示させる場合(請求項5に従属
の請求項6)には、座標入力装置のマーカーでカラーデ
ィスプレイに表示された縫目模様の何れかの針落ち位置
を指定するだけで、その指定された針落ち位置に対応す
る縫目データ以降の縫目データや制御コードが、背景色
を伴って縫目データ表示領域の、例えば先頭行等の所定
の表示行から順次カラー表示される。
【0019】請求項7の刺繍データ編集処理プログラム
を記録した記録媒体は、刺繍模様の刺繍データをカラー
ディスプレイを介して編集処理する刺繍データ編集処理
プログラムを記録した記録媒体において、請求項1に記
載の縫目データ表示制御手段と同様の機能を達成する縫
目データ表示制御ルーチンを備えたものである。この刺
繍データ編集処理プログラムを記録した記録媒体は、請
求項1に記載の縫目データ表示制御手段と同様の機能を
達成する縫目データ表示制御ルーチンを備えている為、
この縫目データ表示制御ルーチンを含む刺繍データ編集
処理プログラムを記録した記録媒体を刺繍データ編集装
置に装着することで、縫目データ表示制御ルーチンによ
り、請求項1と同様の作用を奏する。
【0020】ここで、請求項2に記載の縫目模様表示制
御手段と同様の機能を達成する縫目模様表示制御ルーチ
ンを備えた場合(請求項7に従属の請求項8)には、こ
の縫目模様表示制御ルーチンを含む刺繍データ編集処理
プログラムを記録した記録媒体を刺繍データ編集装置に
装着することで、縫目模様表示制御ルーチンにより、請
求項2と同様の作用を奏する。
【0021】請求項9の刺繍データ編集処理プログラム
を記録した記録媒体は、刺繍模様の刺繍データをカラー
ディスプレイを介して編集処理する刺繍データ編集処理
プログラムを記録した記録媒体において、請求項4に記
載の縫目データ表示制御手段と同様の機能を達成する縫
目データ表示制御ルーチンを備えたものである。この刺
繍データ編集処理プログラムを記録した記録媒体は、請
求項4に記載の縫目データ表示制御手段と同様の機能を
達成する縫目データ表示制御ルーチンを備えている為、
この縫目データ表示制御ルーチンを含む刺繍データ編集
処理プログラムを記録した記録媒体を刺繍データ編集装
置に装着することで、縫目データ表示制御ルーチンによ
り、請求項4と同様の作用を奏する。
【0022】ここで、請求項5に記載の縫目模様表示制
御手段と同様の機能を達成する縫目模様表示制御ルーチ
ンを備えた場合(請求項9に従属の請求項10)には、
この縫目模様表示制御ルーチンを含む刺繍データ編集処
理プログラムを記録した記録媒体を刺繍データ編集装置
に装着することで、縫目模様表示制御ルーチンにより、
請求項5と同様の作用を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施形態は、カラ
ーディスプレイや座標入力装置(所謂、マウス)などを
備えたパーソナルコンピュータからなる刺繍データ編集
装置に本発明を適用した場合のものである。前記刺繍デ
ータ編集装置1は、図1に示すように基本的に、刺繍デ
ータ作成画面や刺繍データ編集画面をカラーで表示可能
なCRT方式のカラーディスプレイ3と、キーボード4
と、座標入力装置(所謂、マウス)5と、これらを制御
する制御本体部6などから構成されている。刺繍データ
編集装置1の制御系は、図2のブロック図に示すように
構成されている。
【0024】制御本体部6に設けられた制御装置10の
入出力インターフェース(入出力I/F)17には、キ
ーボード4と、座標入力装置5とが夫々接続されてい
る。制御装置10は、CPU11と、このCPU11に
データバス等のバス18を介して接続されたROM12
及びRAM13と、ハードディスク(HD)16を備え
たハードディスクドライブ(HDD)15を制御するハ
ードディスクコントローラ(HDC)14と、入出力I
/F17と、外部に設けられた各種の刺繍ミシンにコネ
クタ24を介して刺繍データを送信可能な通信用インタ
ーフェース(通信用I/F)23などから構成されてい
る。
【0025】更に、バス18には、フロッピーディスク
21を着脱可能に装着するフロッピーディスクドライブ
(FDD)20を制御するフロッピーディスクコントロ
ーラ(FDC)19と、CRTカラーディスプレイ(C
RTD)3に表示データを出力する為のCRTディスプ
レイコントローラ(CRTC)22とが夫々接続されて
いる。前記ROM12には、一般のパーソナルコンピュ
ータと同様に、電源オン時に刺繍データ編集装置1を立
ち上げる起動プログラムが格納されている。
【0026】一方、HD16には、MS−DOSやウイ
ンドウズシステム等の各種OS(オペレーティングシス
テム)が格納されるとともに、同システム上でカラーデ
ィスプレイ3、キーボード4、座標入力装置5等を使用
可能とする為の各種ドライバ・ソフトが組込まれるとと
もに、刺繍データ作成プログラムや刺繍データ編集プロ
グラム、通信用I/F23を介して通信する為の通信制
御プログラム等の各種アプリケーションプログラムが組
込まれている。
【0027】これにより、各種アプリケーションプログ
ラムの実行に際しては、HD16等に格納されているM
S−DOS等の各種OSだけでなく、更には、同システ
ム上で実行可能なワープロソフトや、刺繍データ編集プ
ログラムやデータ通信制御等の各種アプリケーションプ
ログラムが必要に応じて読み込まれ、各メモリ(RAM
13、HD16、FD21等)を適宜使用してアプリケ
ーションプログラムが動作可能とされる。前記RAM1
3には、選択された刺繍模様の模様番号を記憶するメモ
リ、この模様番号の刺繍データを記憶する刺繍データメ
モリ等、模様選択制御や刺繍データ編集制御等の種々の
制御プログラムを実行するに際して必要な各種のメモリ
が設けられている。
【0028】前記フロッピーディスク21には、「動
物」や「乗り物」や「花」などの一般的な刺繍模様に加
えて、特殊な種々の図形や形象、マーク、キャラクタ
(例えば、テレビや映画等に登場する著名な人物、動
物、ロボット等)等の分類された刺繍模様の刺繍データ
が模様番号を付して格納されている。具体的には、図3
に示すように、例えば、「赤」と「青」と「緑」と
「黒」からなる4つの色別模様部を有する動物「パン
ダ」の刺繍データとして、総針数(100000針) に続け
て、第1色別模様部(赤色)の刺繍データ、第2色別模
様部(青色)の刺繍データ、第3色別模様部(緑色)の
刺繍データ、第4色別模様部(黒色)の刺繍データ、終
了コード及び糸切りコードなどが順次記憶されている。
【0029】また、各色別模様部の刺繍データには、色
コードを含む色替えコード、属性データ(フィード、ス
テッチ、制御コマンド)を有する縫目データが記憶され
ている。ここで、属性データのうち、フィードやステッ
チについて、X方向移動量とY方向移動量とを対応させ
て、夫々相対移動量で記憶されている。次に、刺繍デー
タ編集装置1の制御装置10で行なわれる刺繍データ編
集制御のルーチンについて、図4〜図7のフローチャー
トに基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=1、
2、3・・・・)は各ステップである。
【0030】カラーディスプレイ3に表示されたメニュ
ー画面において、項目「刺繍データ編集」が選択指定さ
れるとこの刺繍データ編集制御が開始される。ここで、
各種の刺繍模様の刺繍データは、予め作成されてフロッ
ピーディスク21に模様番号を付して記憶されているも
のとする。この制御が開始されると、カラーディスプレ
イ3には、刺繍データ編集処理に際して、編集処理を施
す刺繍模様を選択する選択処理が実行される(S1)。
【0031】この刺繍模様選択処理においては、「動
物」や「乗り物」などの複数の刺繍模様の模様番号が一
覧表的に表示されるので、マウス5やキーボード4を操
作して所望の1つが選択される。次に、選択された刺繍
模様の刺繍データがFDD20によりフロッピーディス
ク21から読み込まれて刺繍データメモリに格納され、
編集ポインタPに、刺繍データメモリに記憶する刺繍デ
ータの先頭アドレスがセットされる(S2)。そして、
図8に示すように、左半部分に縫目データ表示領域DA
を有し、右半部分に縫目模様表示領域MAを有する刺繍
データ編集画面がカラーディスプレイ3に表示される
(S3)。
【0032】但し、縫目データ表示領域DAの背景は、
文字や数字のカラー表示が明瞭になるように、無色であ
る。次に、縫目データ表示処理制御(図5参照)が実行
される(S4)。この制御が開始されると、先ず縫目デ
ータを読み込む為の読み込みポインタYPに刺繍データメ
モリに記憶する刺繍データの先頭アドレスがセットされ
る(S10)。ここで、編集処理を開始した直後において
は、S2において、編集ポインタPに刺繍データの先頭
アドレスがセットされているので、このとき、読み込み
ポインタYPのアドレスと編集ポインタPのアドレスとが
一致するときには(S11:Yes )、S12〜S18により編
集ポインタPで指示するアドレスから記憶されている縫
目データや制御コードがカラーディスプレイ3に表示さ
れる。
【0033】即ち、読み込みポインタYPで指示するアド
レスのデータが読み込まれ(S12)、そのデータが色替
えコードのときには(S13:Yes )、その色替えコード
に付随する色コードが記憶され(S14)、読み込んだ色
替えコードに対応する「色替え」がその記憶した色コー
ドで指示される色で表示される(S15)。次に、編集ポ
インタPで指示するアドレスに所定値「20」を加算し
た値が読み込みポインタYPで指示するアドレスに達して
いないとき、つまり編集ポインタPで指示するアドレス
のデータを先頭行に表示したとき、最大表示可能な20
行まで表示されていないときには(S17:No)、読み込
みポインタYPが1つインクリメントされ(S18)、S12
〜S18が繰り返して実行される。
【0034】一方、読み込んだデータが縫目データのと
きには(S13:No)、その縫目データが色コードで指示
される色で表示され(S16)、S17以降が同様に実行さ
れる。そして、20行分に亙って表示が完了したときに
は(S17:Yes )、この制御を終了して、刺繍データ編
集制御のS5にリターンする。ところで、後述するよう
に編集処理が実行されたことにより、編集ポインタPで
指示するアドレスが先頭アドレスよりも末尾側のアドレ
スに変更されていることから、読み込みポインタYPのア
ドレスと編集ポインタPのアドレスとが一致しないとき
には(S11:No)、S11とS19〜S22により編集ポイン
タPで指示するアドレスに至るまでのデータが読み飛ば
される。
【0035】即ち、読み込みポインタYPで指示するアド
レスのデータが読み込まれ(S19)、そのデータが色替
えコードのときには(S20:Yes )、その色替えコード
に付随する色コードが記憶され(S21)、読み込みポイ
ンタYPが1つインクリメントされ(S22)、S11とS19
〜S22が繰り返して実行される。そして、読み込みポイ
ンタYPのアドレスと編集ポインタPのアドレスとが一致
したとき(S11:Yes)、前述したように、S12〜S18
により20行分の縫目データや制御コードが表示され
る。例えば、編集ポインタPが刺繍データの先頭アドレ
スを指示しているときには、図8に示すように、カラー
ディスプレイ3の左半部分の縫目データ表示領域DAに
は、先頭行の「色替え」から20行分に亙って制御コー
ドや縫目データが表示される。
【0036】即ち、色コード(001) で指定される「赤
色」に基づいて、その先頭表示行から順々に付したシー
ケンシャル番号「00001 」、「00002 」、「00003 」・
・・・「00010 」が「赤色」で表示されるとともに、先
頭表示行のシーケンシャル番号「00001 」には色コード
(001) を伴う「色替え」、シーケンシャル番号「0000
2」には縫目データ(X方向移動量=「0」,Y方向移
動量=「0」)、シーケンシャル番号「00003 」にはフ
ィードデータ(X方向移動量=「50」,Y方向移動量=
「0」)・・・・以降同様にしてシーケンシャル番号
「00010 」まで、第1色別模様部の複数の縫目データの
各々が「赤色」で表示される。但し、「赤色」による表
示文字や数字をゴシック体で図示する。
【0037】更に、シーケンシャル番号「00011 」〜
「00020 」とこれらに対応する第2色別模様部の複数の
縫目データの各々が、色コード(002) で指示される「青
色」に基づいて、「青色」で表示される。但し、「青
色」により表示された文字や数字を明朝体で図示する。
次に、前記刺繍データ編集制御において、これら表示さ
れた複数の縫目データで縫製される縫目模様を、縫目デ
ータ表示領域DAに隣接するカラーディスプレイ3の右
半部分の縫目模様表示領域MAに表示する縫目模様表示
処理制御(図6参照)が実行される(S5)。この制御
が実行されると、先ず縫目データ表示領域DAに表示さ
れた複数の縫目データと表示色データとに基づいて、複
数の縫目の針落ち位置に対応するカラーディスプレイ3
上の複数の針落ち位置が夫々演算で求められる(S2
5)。
【0038】次に、拡大針落ち位置が演算で求められる
(S26)。即ち、この拡大針落ち位置演算においては、
演算により求められた複数の縫目データの針落ち位置の
各々について、相対移動量を約8〜9倍に拡大した表示
上の針落ち位置が演算で求められる。次に、これら複数
の表示上の針落ち位置を、表示色データで指定される表
示色の直線でつなげた縫目模様が表示され(S27)、こ
の制御を終了して、刺繍データ編集制御のS6にリター
ンする。例えば、図8に示すように、先ず、シーケンシ
ャル番号(00004)の縫目の針落ち位置からシーケンシャ
ル番号(00020)の縫目の針落ち位置に対応する表示上で
の複数の針落ち位置a〜qが夫々求められる。
【0039】ここで、この縫目模様表示を行なうXY座
標のX方向基線とY方向基線及びその原点は、2点鎖線
で示すように縫目模様表示領域MAの外部に仮想的に設
けられているものとする。そして、これら針落ち位置a
〜gを色コード(001)に対応する「赤色」の直線で結ん
だ第1色別模様部の縫目模様がカラー表示されるととも
に、これら針落ち位置g〜qを色コード(002)に対応す
る「青色」の直線で結んだ第2色別模様部の縫目模様が
カラー表示される。但し、「赤色」による第1色別模様
部の縫目模様を太線で図示し、「青色」による第2色別
模様部の縫目模様を細線で図示する。
【0040】次に、刺繍データ編集制御において、縫目
模様表示領域MAに表示された縫目模様の何れかの針落
ち位置がマウス5のマーカーMで指定されてクリック操
作されたときには(S6:Yes )、編集ポインタPを変
更する変更処理(図7参照)が実行される(S7)。こ
の制御が開始されると、先ず、マーカーMに最も近い針
落ち位置を検索する為の検索ポインタDPに、縫目模様表
示領域MAに表示された複数の針落ち位置のうち、最初
に縫製される先頭の縫目データが記憶されている刺繍デ
ータメモリのアドレスがセットされる(S30)。
【0041】次に、最小距離の値Rとして、所定の大き
な数値、例えば「32767 」がセットされる(S31)。次
に、検索ポインタDPで指示するアドレスのデータが縫目
データでないときには(S32:No)、検索ポインタDPの
値が1つインクリメントされる(S38)。検索ポインタ
DPで指示するアドレスのデータが縫目データのときには
(S32:Yes )、検索ポインタDPで指示するアドレスの
縫目データの絶対座標と、マーカーMで指示する絶対位
置との離隔距離Dが演算で求められる(S33)。そし
て、この離隔距離Dが最小距離Rよりも小さいときには
(S34:Yes )、最小距離Rとしてその離隔距離Dがセ
ットされる(S35)。
【0042】次に、現時点において離隔距離Dが最も小
さいとされる針落ち位置の縫目データが記憶されている
アドレス、つまり検索ポインタDPで指示するアドレスが
編集指示アドレスとしてセットされる(S36)。次に、
検索ポインタDPで指示するアドレスのデータが最終でな
いときには(S37:No)、検索ポインタDPが1つインク
リメントされ(S38)、S32〜S38が繰り返して実行さ
れる。そして、検索ポインタDPで刺繍データの全てにつ
いて検索を完了したときには(S37:Yes )、編集ポイ
ンタPに編集指示アドレスがセットされ(S39)、この
制御を終了して刺繍データ編集制御のS4にリターンす
る。
【0043】そして、前述したように、変更された編集
ポインタPに基づいて縫目データ表示制御が実行され
(S4)、その編集ポインタPで指示するアドレスのデ
ータから20行に亙って再表示される。例えば、図8に
示すように、マウス5のマーカーMで針落ち位置e付近
を指示してクリック操作したときには、針落ち位置eに
対応する検索ポインタDPで指示するアドレスの縫目デー
タ、つまりシーケンシャル番号「00008 」の縫目データ
のアドレスが編集ポインタPにセットされ、図9に示す
ように、縫目データ表示領域DAには、編集ポインタP
が指示するアドレスのデータ、つまりシーケンシャル番
号「00008 」の縫目データから20行に亙って再表示さ
れる。
【0044】このとき、シーケンシャル番号「00008 」
〜「00010 」の第1色別模様部の縫目データの各々が
「赤色」表示され、次のシーケンシャル番号「00011 」
〜「00027 」の第2色別模様部の縫目データの各々が
「青色」表示される。更に、縫目模様表示領域MAにお
いては、シーケンシャル番号「00008 」〜「00010 」の
縫目データの針落ち位置e〜gを「赤色」の直線で結ん
だ第1色別模様部の拡大縫目模様がカラー表示されると
ともに、針落ち位置g〜xを「青色」の直線で結んだ第
2色別模様部の縫目模様がカラー表示される。
【0045】ところで、マウス5のマーカーMで刺繍デ
ータ編集画面上の「終了」マークが指定されてクリック
操作されたときには(S6:No、S8:Yes )、この制
御を終了してメインルーチンにリターンする。しかし、
マーカーMで、縫目模様表示領域MAの針落ち位置や
「終了」マーク以外のマークやツールが指定されたとき
には(S6・S8:No)、その指定された機能が実行さ
れる(S9)。ここで、CRTカラーディスプレイ3や
表示制御などが表示手段に相当し、図5の縫目データ表
示処理制御や制御装置10などが請求項1の縫目データ
表示制御手段に相当し、図6の縫目模様表示処理制御や
制御装置10などが縫目模様表示制御手段に相当する。
【0046】ところで、本実施形態の刺繍データ編集装
置1においては、縫目データ表示処理制御ルーチンや縫
目模様表示処理制御のルーチンを含む刺繍データ編集処
理制御の制御プログラムはハードディスク16に格納さ
れているが、この刺繍データ編集処理制御プログラムを
フロッピーディスク21やRAMカードやCD−ROM
等の記録媒体に格納し、この記録媒体を各種の刺繍デー
タ編集装置に装着して用いることが可能であり、この場
合、これらフロッピーディスク21やRAMカードやC
D−ROM等が本発明の刺繍データ編集処理プログラム
を記録した記録媒体に相当する。
【0047】このように、刺繍データ編集制御に含まれ
る縫目データ表示処理制御を実行することにより、選択
された刺繍模様の刺繍データをフロッピーディスク21
から読み込んでカラーディスプレイ3の縫目データ表示
領域DAに表示する際に、シーケンシャル番号や「色替
え」等の縫い動作を指示する制御コードや縫目データ
が、それらに対応する色別模様部の色と同色でカラー表
示されるので、表示される縫目データや制御コードに対
応する色別模様部やその色が容易に分かることから、こ
の色表示を介して編集処理を施す縫目データの間違いを
確実に防止することができ、編集作業の能率化が図れ
る。
【0048】また、刺繍データ編集制御に含まれる縫目
模様表示処理制御を実行することにより、カラーディス
プレイ3の縫目データ表示領域DAに表示された複数の
縫目データの針落ち位置と表示色データとに基づいて、
それら複数の縫目データで縫製される縫目模様であっ
て、表示色データで指定された表示色にて図示する縫目
模様が、縫目データ表示領域DAに隣接する縫目模様表
示領域MAにカラー表示されるので、縫目データと縫目
模様とを、表示色を合わせるようにして且つ対応付けて
同時に見ることができる。
【0049】更に、縫目模様表示領域MAに表示された
縫目模様の何れかの針落ち位置をマウス5のマーカーM
で指定するだけで、その指定された針落ち位置に対応す
る縫目データ以降の縫目データや制御コードが縫目デー
タ表示領域DAの先頭表示行から順次カラー表示される
ので、編集する針落ち位置に対応する縫目データ表示が
簡単化する。また、縫目データがカラー表示なので、マ
ーカーMで指定した針落ち位置の間違いが色の違いによ
り判明し、誤った編集処理を未然に防止することができ
る。
【0050】ところで、前記図5の縫目データ表示処理
制御を図10に示すように部分的に変更し、制御コード
や縫目データの背景を色別模様部の色と同色でカラー表
示するようにしてもよい。但し、S50〜S54とS57〜S
62は、前述した縫目データ表示処理制御のS10〜S14と
S17〜S22と同様なのでその説明を省略し、S55とS56
について説明するものとする。即ち、読み込みポインタ
YPで指示されるアドレスに基づいて読み込まれたデータ
が色替えコードのときには(S53:Yes)、「色替え」
の背景が記憶した色コードで指示される色で表示される
(S55)。一方、縫目データのときには(S53:No)、
その縫目データの背景が色コードで指示される色で表示
される(S56)。
【0051】例えば、図11に示すように、編集ポイン
タPが刺繍データの先頭アドレスを指示しているときに
は、縫目データ表示領域DAには、色コード(001) の
「赤色」に基づいて、第1色別模様部のシーケンシャル
番号「00001 」〜「00010 」の制御コード(色替え)や
縫目データの背景が「赤色」で表示されるとともに、色
コード(002) の「青色」に基づいて、第2色別模様部の
シーケンシャル番号「00011 」〜「00020 」の制御コー
ド(色替え)や縫目データの背景が「青色」で表示され
る。但し、「赤の背景色」を左斜め点線にて図示し、
「青の背景色」を右斜め点線にて図示する。ここで、図
10の縫目データ表示処理制御のルーチンや制御装置1
0などが請求項4の縫目データ表示制御手段に相当す
る。
【0052】この場合にも、前記実施形態と同様に、刺
繍データ編集制御に含まれる縫目データ表示処理制御を
実行することにより、選択された刺繍模様の刺繍データ
をフロッピーディスク21から読み込んでカラーディス
プレイ3の縫目データ表示領域DAに表示する際に、シ
ーケンシャル番号や「色替え」等の縫い動作を指示する
制御コードや縫目データの背景が、それらに対応する色
別模様部の色と同色でカラー表示されるので、この背景
色表示を介して、表示される縫目データや制御コードに
対応する色別模様部やその色が容易に分かり、編集処理
を施す縫目データの間違いを確実に防止することがで
き、編集作業の能率化が図れる。
【0053】前記実施形態の変更形態について説明す
る。 (1) 刺繍データの縫目データ表示領域DAへの表示
に際して、編集するように編集ポインタで指示する縫目
データに対応する色別模様部だけをその色別模様部の色
と同色でカラー表示するようにしてもよく、また点滅表
示させるようにしてもよい。 (2) マウス5のマーカーMで指定して編集作業を施
す針落ち位置を縫目模様表示領域MAの上下方向の略中
央に表示するようにし、そのマーカーMで指定された針
落ち位置の縫目データを縫目データ表示領域DAの上下
方向の略中央に表示するように表示制御してもよい。
【0054】(3) 縫目データや制御コードをカラー
表示する際に、これら縫目データや制御コードの背景
を、表示色の補色で表示するようにしてもよい。 (4) 縫目模様表示領域MAに表示されている複数の
針落ち位置の何れかをマーカーMで指定したとき、その
針落ち位置に対応する色別模様部の色をスピーカを介し
て音声により出力するようにしてもよい。 (5) 前記縫目データ表示処理制御や縫目模様表示処
理制御は一例を示したものに過ぎず、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、
各種の刺繍機や刺繍ミシンに接続された種々の刺繍デー
タ編集装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、カラーディ
スプレイを含む表示手段を備え、刺繍模様の刺繍データ
をカラーディスプレイを介して編集処理する刺繍データ
編集装置において、縫目データ表示制御手段を設け、複
数の色別模様部を有する刺繍模様の刺繍データを表示す
る際に、制御コードや縫目データをそれらに対応する色
別模様部の色と同色でカラー表示させるので、表示され
る縫目データや制御コードに対応する色別模様部やその
色が容易に分かり、編集処理を施す縫目データの間違い
を防止することができ、編集作業の能率化が図れる。
【0056】ここで、前記縫目データ表示制御手段から
カラーディスプレイに表示された複数の縫目データと表
示色データとを受け、それら複数の縫目データで縫製さ
れる縫目模様であって表示色データで指定された表示色
にて図示する縫目模様を、縫目データ表示領域に隣接す
る縫目模様表示領域に表示させる縫目模様表示制御手段
を備えた場合には、縫目模様表示制御手段により表示さ
れた複数の縫目データと表示色データとに基づく縫目模
様が、縫目データ表示領域に隣接する縫目模様表示領域
にカラー表示されるので、縫目データと縫目模様とを、
表示色を合わせるようにして且つ対応付けて同時に見る
ことができる(請求項2)。
【0057】ここで、前記縫目データ表示制御手段は、
カラーディスプレイに表示された縫目模様の何れかの針
落ち位置が座標入力装置のマーカーで指定されたとき、
その針落ち位置に対応する縫目データ以降の縫目データ
や制御コードを縫目データ表示領域の所定の表示行から
カラー表示させる場合には、座標入力装置のマーカーで
カラーディスプレイに表示された縫目模様の何れかの針
落ち位置を指定するだけで、その指定された針落ち位置
に対応する縫目データ以降の縫目データや制御コード
が、縫目データ表示領域の、例えば先頭行等の所定の表
示行から順次カラー表示されるので、編集する針落ち位
置に対応する縫目データの表示が簡単化する。また、縫
目データがカラー表示なので、マーカーで指定した針落
ち位置の間違いが色の違いにより判明し、誤った編集処
理を未然に防止することができる(請求項3)。
【0058】請求項4の発明によれば、カラーディスプ
レイを含む表示手段を備え、刺繍模様の刺繍データをカ
ラーディスプレイを介して編集処理する刺繍データ編集
装置において、縫目データ表示制御手段を設け、複数の
色別模様部を有する刺繍模様の刺繍データを表示する際
に、制御コードや縫目データの背景をそれらに対応する
色別模様部の色と同色でカラー表示させるので、表示さ
れる縫目データや制御コードに対応する色別模様部やそ
の色が容易に分かり、編集処理を施す縫目データの間違
いを防止することができ、編集作業の能率化が図れる。
【0059】ここで、前記縫目データ表示制御手段から
カラーディスプレイに表示された複数の縫目データと表
示色データとを受け、それら複数の縫目データで縫製さ
れる縫目模様であって表示色データで指定された表示色
にて図示する縫目模様を、縫目データ表示領域に隣接す
る縫目模様表示領域に表示させる縫目模様表示制御手段
を備えた場合には、請求項2と同様の効果を奏する(請
求項5)。
【0060】ここで、前記縫目データ表示制御手段は、
カラーディスプレイに表示された縫目模様の何れかの針
落ち位置が座標入力装置のマーカーで指定されたとき、
その針落ち位置に対応する縫目データ以降の縫目データ
や制御コードを背景色を伴って縫目データ表示領域の所
定の表示行からカラー表示させる場合には、カラーディ
スプレイに表示された縫目模様の何れかの針落ち位置を
座標入力装置のマーカーで指定するだけで、その指定さ
れた針落ち位置に対応する縫目データ以降の縫目データ
や制御コードが背景色を伴って、縫目データ表示領域
の、例えば先頭行等の所定の表示行から順次カラー表示
されるので、編集する針落ち位置に対応する縫目データ
の表示が簡単化する。また、縫目データがカラー表示な
ので、マーカーで指定した針落ち位置の間違いが色の違
いにより判明し、誤った編集処理を未然に防止すること
ができる(請求項6)。
【0061】請求項7の発明によれば、刺繍データ編集
処理プログラムを記録した記録媒体は、刺繍模様の刺繍
データをカラーディスプレイを介して編集処理する刺繍
データ編集処理プログラムを記録した記録媒体におい
て、請求項1に記載の縫目データ表示制御手段と同様の
機能を達成する縫目データ表示制御ルーチンを備えたの
で、この縫目データ表示制御ルーチンを含む刺繍データ
編集処理プログラムを記録した記録媒体を刺繍データ編
集装置に装着することで、縫目データ表示制御ルーチン
により、請求項1と同様の効果を奏する。
【0062】ここで、請求項2に記載の縫目模様表示制
御手段と同様の機能を達成する縫目模様表示制御ルーチ
ンを備えた場合には、この縫目模様表示制御ルーチンを
含む刺繍データ編集処理プログラムを記録した記録媒体
を刺繍データ編集装置に装着することで、縫目模様表示
制御ルーチンにより、請求項2と同様の効果を奏する
(請求項8)。
【0063】請求項9の発明によれば、刺繍データ編集
処理プログラムを記録した記録媒体は、刺繍模様の刺繍
データをカラーディスプレイを介して編集処理する刺繍
データ編集処理プログラムを記録した記録媒体におい
て、請求項4に記載の縫目データ表示制御手段と同様の
機能を達成する縫目データ表示制御ルーチンを備えたの
で、この縫目データ表示制御ルーチンを含む刺繍データ
編集処理プログラムを記録した記録媒体を刺繍データ編
集装置に装着することで、縫目データ表示制御ルーチン
により、請求項4と同様の効果を奏する。
【0064】ここで、請求項5に記載の縫目模様表示制
御手段と同様の機能を達成する縫目模様表示制御ルーチ
ンを備えた場合には、この縫目模様表示制御ルーチンを
含む刺繍データ編集処理プログラムを記録した記録媒体
を刺繍データ編集装置に装着することで、縫目模様表示
制御ルーチンにより、請求項5と同様の効果を奏する
(請求項10)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る刺繍データ編集装置の
斜視図である。
【図2】刺繍データ編集装置の制御系のブロック図であ
る。
【図3】複数の色別模様部からなる刺繍データのデータ
構成を説明する図表である。
【図4】刺繍データ編集制御の概略フローチャートであ
る。
【図5】縫目データ表示処理制御の概略フローチャート
である。
【図6】縫目模様表示処理制御の概略フローチャートで
ある。
【図7】編集ポインタ変更処理制御の概略フローチャー
トである。
【図8】刺繍データ編集画面の表示例を示す図である。
【図9】刺繍データがスクロール表示された図8相当図
である。
【図10】変更形態に係る図5相当図である。
【図11】変更形態に係る図8相当図である。
【図12】従来の技術に係る図8相当図である。
【符号の説明】
1 刺繍データ編集装置 3 CRTカラーディスプレイ 10 制御装置 11 CPU 12 ROM 13 RAM 16 ハードディスク(HD) 21 フロッピーディスク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーディスプレイを含む表示手段を備
    え、刺繍模様の刺繍データをカラーディスプレイを介し
    て編集処理する刺繍データ編集装置において、 複数の色別模様部を有する刺繍模様の刺繍データに基づ
    いて、縫い動作を指示する制御コードや1針毎の縫目デ
    ータを読み込んで表示手段のカラーディスプレイの縫目
    データ表示領域に表示する際に、その表示する制御コー
    ドや縫目データをそれらに対応する色別模様部の色と同
    色でカラー表示させる縫目データ表示制御手段を備えた
    ことを特徴とする刺繍データ編集装置。
  2. 【請求項2】 前記縫目データ表示制御手段からカラー
    ディスプレイに表示された複数の縫目データと表示色デ
    ータとを受け、それら複数の縫目データで縫製される縫
    目模様であって表示色データで指定された表示色にて図
    示する縫目模様を、前記縫目データ表示領域に隣接する
    縫目模様表示領域に表示させる縫目模様表示制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の刺繍データ編
    集装置。
  3. 【請求項3】 前記縫目データ表示制御手段は、カラー
    ディスプレイに表示された縫目模様の何れかの針落ち位
    置が座標入力装置のマーカーで指定されたとき、その針
    落ち位置に対応する縫目データ以降の縫目データや制御
    コードを前記縫目データ表示領域の所定の表示行からカ
    ラー表示させることを特徴とする請求項2に記載の刺繍
    データ編集装置。
  4. 【請求項4】 カラーディスプレイを含む表示手段を備
    え、刺繍模様の刺繍データをカラーディスプレイを介し
    て編集処理する刺繍データ編集装置において、 複数の色別模様部を有する刺繍模様の刺繍データに基づ
    いて、縫い動作を指示する制御コードや1針毎の縫目デ
    ータを読み込んで表示手段のカラーディスプレイの縫目
    データ表示領域に表示する際に、その表示する制御コー
    ドや縫目データの背景をそれらに対応する色別模様部の
    色と同色でカラー表示させる縫目データ表示制御手段を
    備えたことを特徴とする刺繍データ編集装置。
  5. 【請求項5】 前記縫目データ表示制御手段からカラー
    ディスプレイに表示された複数の縫目データと表示色デ
    ータとを受け、それら複数の縫目データで縫製される縫
    目模様であって表示色データで指定された表示色にて図
    示する縫目模様を、前記縫目データ表示領域に隣接する
    縫目模様表示領域に表示させる縫目模様表示制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項4に記載の刺繍データ編
    集装置。
  6. 【請求項6】 前記縫目データ表示制御手段は、カラー
    ディスプレイに表示された縫目模様の何れかの針落ち位
    置が座標入力装置のマーカーで指定されたとき、その針
    落ち位置に対応する縫目データ以降の縫目データや制御
    コードを背景色を伴って前記縫目データ表示領域の所定
    の表示行からカラー表示させることを特徴とする請求項
    5に記載の刺繍データ編集装置。
  7. 【請求項7】 刺繍模様の刺繍データをカラーディスプ
    レイを介して編集処理する刺繍データ編集処理プログラ
    ムを記録した記録媒体において、 請求項1に記載の縫目データ表示制御手段と同様の機能
    を達成する縫目データ表示制御ルーチンを備えたことを
    特徴とする刺繍データ編集処理プログラムを記録した記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の縫目模様表示制御手段
    と同様の機能を達成する縫目模様表示制御ルーチンを備
    えたことを特徴とする請求項7に記載の刺繍データ編集
    処理プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 刺繍模様の刺繍データをカラーディスプ
    レイを介して編集処理する刺繍データ編集処理プログラ
    ムを記録した記録媒体において、 請求項4に記載の縫目データ表示制御手段と同様の機能
    を達成する縫目データ表示制御ルーチンを備えたことを
    特徴とする刺繍データ編集処理プログラムを記録した記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の縫目模様表示制御手
    段と同様の機能を達成する縫目模様表示制御ルーチンを
    備えたことを特徴とする請求項9に記載の刺繍データ編
    集処理プログラムを記録した記録媒体。
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