JP4033606B2 - ページ構成部品レイアウト装置、ページ構成部品レイアウト方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
複数の画像部品ブロックをレイアウト対象ページ内に配置する電子組版技術に関し、特にインデックスや地紋などのページ構成部品をレイアウト対象ページ内に配置する電子組版技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子組版技術は、ほぼ同じ形状の画像部品ブロックをレイアウト対象ページ内にレイアウトすることによって、チラシやカタログ、求人雑誌などを作成するさいに使用される。ここで、「画像部品ブロック」とは、所定の領域(通常は矩形領域)の中に写真や文字列などの複数の画像要素を含んでいるものを言う。このような画像部品ブロックをレイアウト対象ページ内にレイアウトする電子組版技術については、本出願人により公開された特開平5−307255号公報や特開2000−48216号公報などの技術が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなチラシやカタログ、求人雑誌などにおいては、そのレイアウト対象ページ内に画像部品ブロック以外のページ構成部品が配置されることが多々ある。ここで、「ページ構成部品」とは、画像部品ブロックの内容を検索するためにページの柱に配置される「インデックス」や、ページ全体を修飾するための「地紋」などのことである。なお、ページ構成部品もまた、画像部品ブロック同様に、所定の領域の中に写真や文字列などの複数の画像要素を含んでいることがある。
このようなページ構成部品については、従来の電子組版技術では容易に配置することができなかったため、電子組版技術によって画像部品ブロックを配置した後に、各レイアウト対象ページに配置された画像部品ブロックの状態を確認した上で、ページ構成部品をオペレータが手動で配置しなければならなかった。特に、インデックスについては、レイアウト対象ページ上に配置された画像部品ブロックの内容と一致していなければならないため、画像部品ブロックの追加や削除が行われた場合には、インデックスと画像部品ブロックの整合性が取れていることを確認しなければならなかったため、電子組版作業の効率を低下させていた。
【0004】
そこで、この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ページ構成部品をレイアウト対象ページ内に容易に配置することが可能な技術を提供することを目的とする。
【0005】
かかる課題を解決する為に、請求項1に係る発明は、文字列や画像、図形などの構成要素情報により構成される画像部品ブロックをレイアウト対象ページに複数レイアウトする画像部品ブロックレイアウト装置において、少なくとも一種類の前記ページ構成部品を作成するページ構成部品作成手段と、複数の前記レイアウト対象ページに対応してページ構成部品をレイアウトするページ構成部品レイアウト装置であって、前記ページ構成部品のデータ名を格納したページ構成部品一覧データを作成するページ構成部品一覧データ作成手段と、前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト情報を設定するレイアウト情報設定手段と、前記作成されたページ構成部品一覧データと、前記設定されたレイアウト情報に基づいて、前記ページ構成部品を複数の前記レイアウト対象ページに対応してそれぞれレイアウトするレイアウト実行手段と、を有し、前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト位置の指定が、前記ページ構成部品一覧データ作成手段によって前記ページ構成部品一覧データに記述するか、あるいは前記レイアウト情報設定手段によって前記レイアウト情報に記述することの少なくとも一方によって実行可能とされてなり、前記レイアウト実行手段は、前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズ以上の場合、または前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報のいずれにおいても当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が指定されていない場合に、当該ページ構成部品を地紋としてレイアウトし、前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報の少なくとも一方に当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が記述されている場合には、当該ページ構成部品を地紋以外としてレイアウトする、ことを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載したページ構成部品レイアウト装置は、オペレータの所望するユニークなページ構成部品を作成し、レイアウト対象ページにおけるページ構成部品のレイアウト位置をレイアウト情報設定手段で設定し、レイアウト情報に基づいて、ページ構成部品一覧データに格納されたデータ名に該当するページ構成部品を対応するレイアウト対象ページにそれぞれレイアウトする。これにより、オペレータが手動でページ構成部品をいちいちレイアウト対象ページにレイアウトせずに済み、効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。特に、レイアウト対象となるページ構成部品がレイアウト対象ページの全面にレイアウトされる地紋であるか否かをオペレータが判別せずに済み、地紋を複数のレイアウト対象ページに効率よくレイアウトすることができる。
【0013】
請求項2に係わる発明は、請求項1に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、前記ページ構成部品作成手段は、前記作成したページ構成部品に対して前記レイアウト対象ページにおけるオフセット情報を設定するオフセット情報設定手段を備え、前記レイアウト実行手段は、前記レイアウト情報および前記オフセット情報に基づいて複数の前記レイアウト対象ページそれぞれに対応した前記ページ構成部品をレイアウトすること、を特徴とする。
【0014】
請求項2に記載したページ構成部品レイアウト装置は、ページ構成部品作成時にレイアウト対象ページにおけるオフセット情報を設定することができるので、レイアウト対象ページにレイアウトするページ構成部品の態様をオペレータが確認することができ、なおかつオペレータが手動でページ構成部品をいちいちレイアウト対象ページにレイアウトせずに済むので、効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。
【0015】
また、請求項3に係わる発明は、請求項2に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、前記ページ構成部品作成手段が、前記ページ構成部品に前記構成要素情報を表示する領域を設定する構成要素情報領域設定手段を備えており、前記レイアウト実行手段は、前記ページ構成部品をレイアウトする際に、前記構成要素情報領域に前記レイアウトされた画像部品ブロックの構成要素情報を前記ページ構成部品一覧データから抽出して表示すること、を特徴とする。
【0016】
請求項3に記載したページ構成部品レイアウト装置は、ページ構成部品に構成要素情報を表示するための構成要素情報配置領域を設定し、該領域にレイアウトされた画像部品ブロックの構成要素情報を表示することができるので、表現性の高いページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトするとともに、効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。
【0017】
さらに請求項4に係わる発明は、請求項3に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、前記レイアウト実行手段は、前記構成要素情報領域に前記レイアウトされた画像部品ブロックの構成要素情報を抽出して表示する際、単一の前記構成要素情報領域に前記構成要素情報を複数表示すること、を特徴とする。
【0018】
請求項4に記載したページ構成部品レイアウト装置は、構成要素情報をページ構成部品の構成要素情報配置領域に表示する際に、複数の構成要素情報を該領域に表示することができるので、さらに表現性が高いページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトするとともに、効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。
【0019】
そして、請求項5に係わる発明は、請求項4に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、前記ページ構成部品作成手段が、前記構成要素情報を前記構成要素情報領域に複数表示するための分離識別子情報を設定する分離識別子情報設定手段を備え、前記レイアウト実行部は、前記設定されたページ構成部品の構成要素情報領域に前記構成要素情報を複数表示する際、前記設定された分離識別子を用いて単一の構成要素情報領域に前記構成要素情報を複数表示すること、を特徴とする。
【0020】
請求項5に記載したページ構成部品レイアウト装置は、複数の構成要素情報をページ構成部品の構成要素情報配置領域に表示する際、構成要素情報を複数配置する旨の分離識別子を設定し、その分離識別子によって複数の構成要素情報を分割して構成要素情報配置領域に表示するので、さらに表現性が高いページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトするとともに、効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。
【0021】
請求項6に係わる発明は、請求項5に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、前記複数のレイアウト対象ページそれぞれに対応した前記ページ構成部品をレイアウトする際、前記ページ構成部品の態様を変更するための条件を設定するページ構成部品レイアウト条件設定手段と、前記ページ構成部品レイアウト条件設定手段で設定された条件に基づいて、前記ページ構成部品の態様を変更するページ構成部品レイアウト条件処理手段と、を有することを特徴とする。
【0022】
請求項6に記載したページ構成部品レイアウト装置は、複数のレイアウト対象ページにページ構成部品をレイアウトする場合、ページ構成部品の配置態様を変更するためのレイアウト条件を設定し、該設定条件に基づいてページ構成部品の態様を変更してレイアウト処理を行うので、オペレータが手動でページ構成部品を変更してレイアウトせずに済み、さらに効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。
【0023】
また、請求項7に係わる発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のページ構成部品レイアウト装置であって、前記画像部品ブロックレイアウト装置は、前記構成要素情報が格納された画像部品ブロック一覧データと前記レイアウト対象ページにおける画像部品ブロックレイアウト情報とから、前記複数の画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトするものであって、前記ページ構成部品一覧データが前記画像部品ブロック一覧データに含まれるページ構成部品レイアウト装置であること、を特徴とする。
【0024】
請求項7に記載したページ構成部品レイアウト装置は、画像部品ブロックレイアウト装置における画像部品ブロック一覧データにページ構成部品一覧データが含まれるので、画像部品ブロックのレイアウトとともにページ構成部品のレイアウトを行うことができるので、効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。
【0025】
さらに、請求項8に係わる発明は、文字列や画像、図形などにより構成される画像部品ブロックをレイアウト対象ページに複数レイアウトする画像部品ブロックレイアウト方法において、複数の前記レイアウト対象ページに対応してページ構成部品をレイアウトするページ構成部品レイアウト方法であって、少なくとも一種類の前記ページ構成部品を作成するページ構成部品作成工程と、前記ページ構成部品のデータ名を格納したページ構成部品一覧データを作成するページ構成部品一覧データ作成工程と、前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト情報を設定するレイアウト情報設定工程と、前記作成されたページ構成部品一覧データと、前記設定されたレイアウト情報に基づいて、前記ページ構成部品を複数の前記レイアウト対象ページに対応してそれぞれレイアウトするレイアウト実行工程と、を有し、前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト位置の指定が、前記ページ構成部品一覧データ作成において前記ページ構成部品一覧データに記述するか、あるいは前記レイアウト情報設定において前記レイアウト情報に記述することの少なくとも一方によって実行可能とされてなり、前記レイアウト実行工程においては、前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズ以上の場合、または前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報のいずれにおいても当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が指定されていない場合に、当該ページ構成部品を地紋としてレイアウトし、前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報の少なくとも一方に当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が記述されている場合には、当該ページ構成部品を地紋以外としてレイアウトする、ことを特徴とする。
【0026】
請求項8に記載したページ構成部品レイアウト方法は、オペレータの所望するユニークなページ構成部品を作成し、レイアウト対象ページにおけるページ構成部品のレイアウト位置をレイアウト情報設定工程で設定し、ページ構成部品一覧データに格納されたデータ名に該当するページ構成部品をレイアウト情報に基づいて、ページ構成部品を複数のレイアウト対象ページに対応してそれぞれレイアウトするので、オペレータが手動でページ構成部品をいちいちレイアウト対象ページにレイアウトせずに済み、効率の良いページ構成部品のレイアウトを行うことができる。特に、レイアウト対象となるページ構成部品がレイアウト対象ページの全面にレイアウトされる地紋であるか否かを判別せずに済み、地紋を複数のレイアウト対象ページに効率よくレイアウトすることができる。
【0027】
そして、請求項9に係わる発明は、コンピュータが有するCPUとメモリとを使用することにより前記コンピュータにおいて請求項8に記載の工程を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0028】
請求項9に記載した記録媒体は、一般に使用されているコンピュータで請求項8に記載されている発明を実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
「第1実施例」
図1は、本発明の実施の形態の一例であるページ構成部品レイアウト装置を示すためのブロック図である。
このページ構成部品レイアウト装置1は、一般的に使用されているパーソナルコンピュータであり、CPU11、表示部12、入力部13、ネットワークI/F14、メディアドライブ15、記憶部16、メモリ17より構成されている。
CPU11は、ページ構成部品レイアウト装置1全体を制御し、特にメディアドライブ15に挿入されたメディアディスク18に記録されているプログラムをメモリ17において実行することによって、ページ構成部品レイアウト装置1の機能を実現している。
表示部12は、レイアウト処理の際に必要な情報を表示するためのものである。
入力部13は、マウスやキーボードで構成されており、ページ構成部品レイアウト装置1に対してオペレータが指示を入力するために使用する。
ネットワークI/F14は、ページ構成部品レイアウト装置1と図示しないネットワークとを接続するためのものである。ネットワークI/F14を介して、ページ構成部品レイアウト装置1は図示しないネットワーク上に接続されている出力機に組版データを出力する。また、図示しないサーバより、ページ構成部品レイアウト装置1の機能を実現するプログラムをダウンロードすることも可能である。
メディアドライブ15は、メディアディスク18に記録されているプログラムを読み取るために使用する。メディアドライブ15で読み取られたプログラムにより、ページ構成部品レイアウト装置1の機能が実現される。
記憶部16は、メディアドライブ15で読み取られたプログラムを格納する。また、後述するページ構成部品データや画像部品ブロックデータ、ページ構成部品一覧データ、画像部品ブロック一覧データ、あるいはこの両者が一体となったレイアウト部品一覧データ、レイアウト対象ページデータ、そして、ページ構成部品レイアウト装置1によってレイアウト対象ページにページ構成部品や画像部品ブロックがレイアウトされたレイアウト済みページデータについても、この記憶部16が記憶する。
【0030】
メモリ17は、記憶部16によって記憶されたプログラムをCPU11が実行するためのワークエリアである。CPU11によってプログラムが実行された結果、メモリ17において、レイアウト部品一覧データ設定部171、ページ構成部品作成部172、レイアウト情報設定部173、レイアウト実行部174の機能が実現する。
【0031】
レイアウト部品一覧データ設定部171は、レイアウト対象ページにレイアウトすべきページ構成部品や画像部品ブロックのファイル名を設定する。また、画像部品ブロックの構成要素情報なども、このレイアウト部品一覧データ設定部171により設定する。ここで、レイアウト部品一覧データは、複数の画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトするための画像部品ブロック一覧データと、ページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトするためのページ構成部品一覧データが一体となったものである。なおレイアウト部品一覧データ設定171は、レイアウト部品一覧データ設定専用の機能を有したプログラムでもよいが、通常のテキストエディタなどでも構成することができる。
【0032】
ページ構成部品作成部172は、レイアウト対象ページにレイアウトするページ構成部品データを作成する。画像や線画によって構成されているページ構成部品データを作成するため、ページ構成部品作成部172は画像や線画を取り扱うことができる。作成されたページ構成部品データはユニークな名称を与えられた上で記憶部16に記憶される。また、ページ構成部品作成部172は、オフセット設定部175と構成要素配置領域設定部176を備えている。
オフセット設定部175は、ページ構成部品作成部172で作成されたページ構成部品に対して、レイアウト対象ページにページ構成部品がレイアウトされる際のオフセット情報を設定する。オフセット設定部175によるページ構成部品のオフセット情報設定はオフセット量を直接入力することの他に、ページ構成部品作成部172でページ構成部品データを作成する際に、レイアウト対象ページと同じサイズの作業領域内でページ構成部品を作成し、作成したページ構成部品データを記憶部16に記憶させる時に、作業領域上におけるページ構成部品の位置をオフセット情報としてページ構成部品データに付与する設定も行うことができる。オフセット設定部175で設定されたオフセット情報は、ページ構成部品データに格納され、後述するページ構成部品レイアウト実行時に使用される。
構成要素配置領域設定部176は、レイアウト部品一覧データ設定部171で設定された構成要素情報をページ構成部品に配置するための領域を設定する。ページ構成部品に構成要素配置領域を設定することにより、レイアウト部品一覧データに格納されている構成要素情報をページ構成部品に配置することが可能になる。構成要素配置領域設定部176は、ページ構成部品作成時に、ページ構成部品の内部あるいは近傍に作成された図形を構成要素配置領域として設定する。構成要素配置領域設定部176で設定された構成要素配置領域は、ページ構成部品データに格納され、後述するレイアウト実行時に使用される。
【0033】
レイアウト情報設定部173は、ページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトする際のレイアウト情報を設定する。特に、ページ構成部品のレイアウト対象ページにおけるオフセット位置や色などの設定を、このレイアウト情報設定部173で実行することが可能である。なお、レイアウト情報設定部173は、ページ構成部品のみならず、画像部品ブロックについてもレイアウト情報を設定する。
【0034】
レイアウト実行部174は、ページ構成部品や画像部品ブロックを、レイアウト情報設定部173で設定されたレイアウト情報に基づいて、レイアウト対象ページにレイアウトする。また、レイアウト実行部174は、ページ構成部品にオフセット設定部175で設定されたオフセット情報が付与されている場合、オフセット情報とレイアウト情報を参照して、ページ構成部品をレイアウト対象ページに配置する。さらに、ページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトする際に、レイアウト情報設定部173で設定された色設定に基づいて、ページ構成部品を塗色する。そして、ページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトする際に、構成要素配置領域設定部176で設定されたページ構成部品の構成要素配置領域に、レイアウト部品一覧データ設定部171で設定された構成要素情報を配置するのも、レイアウト実行部174の機能である。
【0035】
図2は、ページ構成部品レイアウト装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において、画像部品ブロックデータを作成する。オペレータの操作によって、ページ構成部品レイアウト装置1の図示しない画像部品ブロック作成部にて、文字列や線画、画像などの複数の構成要素を配置するための画像部品ブロックデータが作成される。作成された画像部品ブロックデータは、記憶部16に記憶される。
【0036】
ステップS2において、ページ構成部品作成部172がページ構成部品データを作成する。オペレータが、入力部13を操作することにより、ページ構成部品作成部172が起動し、ページ構成部品データの作成を実行する。
【0037】
図3は、ページ構成部品作成部172によってページ構成部品データを作成するのを説明するための図である。
図3(a)は、ページ構成部品作成部172が、ページ構成部品データPCDを作成するためのページ構成部品作成画面MPVを表示部12に表示している状態を示したものである。ページ構成部品作成画面MPVには、レイアウト画面LV、およびページ構成部品編集メニューMp1、そしてページ構成部品設定メニューMp2が表示されている。
【0038】
レイアウト画面LVは、レイアウト対象ページ上に配置されるページ構成部品を、オペレータが視認しながら作成するためのものである。レイアウト画面LVは、レイアウト対象ページにページ構成部品データを配置した状態を示すために、レイアウト対象ページを模したダミーページDP上でページ構成部品PCを作成する。このとき、ダミーページDPをレイアウト対象ページと同サイズに設定すれば、ダミーページDP上に配置されたページ構成部品PCの配置位置を、オフセット情報設定部175がページ構成部品PCのオフセット情報とすることにより、後述するレイアウト情報設定時にページ構成部品に関するレイアウト情報設定の負担を軽減することができる。ここでは、レイアウト対象ページと同サイズのダミーページDP上で、ページ構成部品PCを作成するものとする。
なお、ダミーページDPではなく、実際のレイアウト対象ページLPを表示してページ構成部品作成を行うようにしてもよい。
【0039】
ページ構成部品編集メニューMp1は、図形作成ボタン31、サイズ変形ボタン32、色指定ボタン33、領域指定ボタン34を備えている。
【0040】
図形作成ボタン31は、ページ構成部品の形状を作成するためのものである。この図形作成ボタン31をポインタPoで押下することにより、矩形や楕円、円、あるいは多角形や不定形などの図形を作成するためのメニューを表示することができる。オペレータは、所望する図形を作成するために、入力部13を操作して、表示された図形を作成するためのメニューの中から所望する図形を選択すればよい。選択された図形の形状がページ構成部品の形状となる。
【0041】
サイズ変更ボタン32は、図形作成ボタン31で作成された図形のサイズを変更する。このサイズ変更ボタン32をポインタPoで押下することにより、作成された図形のサイズを、例えばページ大に作成された矩形を縮小したり、小サイズで作成された矩形をページ大に拡大することができる。
【0042】
色指定ボタン33は、作成された図形を所望の色で塗りつぶすためのものである。この色指定ボタン33をポインタPoで押下することにより、彩色メニューを表示することができる。オペレータは、所望する色を彩色メニューより選択することにより、作成された図形を所望の色で塗色する。
また、この色指定ボタン33によって呼び出される彩色メニューには、さらに「後設定」という項目が存在する。彩色メニューの「後設定」が指定された図形は、このページ構成部品編集時には塗色されず、後述するレイアウト情報で設定された色番号に基づいて、レイアウト実行時に塗色される。
【0043】
領域指定ボタン34は、後述するレイアウト部品一覧データで設定された構成要素情報をページ構成部品に配置する際の領域を指定する。この領域指定ボタン34がポインタPoで押下されると、構成要素配置領域設定部176によって、オペレータは構成要素配置領域を指定することができる。オペレータが、ポインタPoを所望する位置に配置した上で入力部13を操作すると、構成要素配置領域設定部176はポインタPoが配置された位置の周辺を構成要素配置領域として、ページ構成部品データPCDに格納する。構成要素配置領域のサイズ変更については、構成要素配置領域設定部176に対して、オペレータが所望するサイズを入力することで行われる。なお、構成要素配置領域はページ構成部品内に指定するのが望ましいが、ページ構成部品との関連が途切れない程度の距離を置いて指定してもよい。
【0044】
このページ構成部品編集メニューMp1を操作することによって、オペレータはページ構成部品PCの形状やサイズ、色、そして構成要素配置領域を作成する。作成されたページ構成部品PCは、ダミーページDPの所望する位置に移動させ、体裁を確認することが可能である。ページ構成部品PCの配置位置が適切なものであれば、その位置をオフセット情報設定部175がページ構成部品PCのオフセット情報と設定し、ページ構成部品データPCDに格納するようにする。
【0045】
作成されたページ構成部品が所望するものであれば、ページ構成部品データPCDを記憶部16へ記憶させるために、オペレータはページ構成部品設定メニューMp2に対する入力を行う。ページ構成部品設定メニューMp2は、ページ構成部品名入力欄41、構成要素項目入力欄42、セパレータ文字指定欄43、オフセット変更入力欄44、OKボタン45、キャンセルボタン46を備えている。
【0046】
ページ構成部品名入力欄41は、作成されたページ構成部品PCの名称を入力するために使用される。オペレータが作成したページ構成部品PCに適宜名称を与え、その名称をこのページ構成部品名入力欄41に入力することにより、作成されたページ構成部品PCに関するページ構成部品データPCDの名称が設定される。
【0047】
構成要素項目入力欄42は、レイアウト部品一覧データのフィールド項目の番号を入力するために使用する。後述するレイアウト実行時に、ページ構成部品PCにレイアウト部品一覧データに格納されている構成要素情報を配置する際、この構成要素項目入力欄42に入力されたフィールド項目の番号に該当する構成要素情報が配置される。
【0048】
セパレータ文字指定欄43は、複数の構成要素情報をページ構成部品PCの構成要素配置領域に配置するときに使用する。「・」や「/」あるいは「、」などの文字を、このセパレータ文字指定欄43でセパレータ文字として指定することにより、後述するレイアウト実行時に複数の構成要素情報をページ構成部品PCの構成要素配置領域に配置することができる。
【0049】
オフセット変更入力欄44は、構成要素項目入力欄42で指定されたフィールド項目の番号に該当する構成要素情報が変化したとき、ページ構成部品のオフセットの変更量を入力するために使用する。レイアウト対象ページに画像部品ブロックをレイアウトしていくに従って、レイアウト部品一覧データのカテゴリ(後述する)の内容が変化する。このカテゴリの内容変化に合わせてページ構成部品のレイアウト位置を変更したい場合には、オペレータは、このオフセット変更入力欄44にオフセット変更量を入力する。オフセット変更量が入力されると、後述のプロセスによって、レイアウト部品一覧データのカテゴリの内容が変化するにつれて、ページ構成部品のオフセットが変更される。
【0050】
OKボタン45は、ページ構成部品データPCDの設定について、オペレータが満足した場合に押下する。OKボタンが押下されたならば、ページ構成部品データPCDは確定したものとして、記憶部16に記憶される。キャンセルボタン46は、ページ構成部品データPCDの設定を中止する際に押下する。
【0051】
図3(b)は、図3(a)に示したページ構成部品作成画面MPVにおける操作により作成された、ページ構成部品データPCDの一例である。この例で作成されたページ構成部品データPCDについては、ページ構成部品の形状として、「部品名」がPC、「形状」が矩形で、矩形サイズを決定する「左下点座標」がPCa(Xpca、Ypca)、「右上点座標」がPCb(Xpcb、Ypcb)であり、「色」は「後設定」が設定されている。さらに、ページ構成部品の設定として、「オフセット情報」には、ページ構成部品PC1の左下点座標PCa(Xpca、Ypca)が設定されている。また、「構成要素項目」については、フィールド項目の番号「6」が設定されている。そして、「セパレータ文字」として「/」が設定されている。さらに、「オフセット変更量」として、(0,-50)が設定されている。このような設定が行われたページ構成部品データPCDは、記憶部16に記憶され、レイアウト時にレイアウト実行部174によって参照される。
【0052】
ステップS3で、レイアウト部品一覧データを作成する。オペレータが、入力部13を操作して、レイアウト部品一覧データ設定部171を起動することにより、レイアウト部品一覧データを作成するための設定が実行される。
図4は、レイアウト部品一覧データのフォーマットの一例を説明するための図である。ここで、図4に示したレイアウト部品一覧データは、ページ構成部品に関するページ構成部品一覧データと、画像部品ブロックに関する画像部品ブロック一覧データとが一体になった形式である。このような形式でレイアウト部品一覧データを設定すれば、画像部品ブロック一覧データとページ構成部品一覧データとを一括して設定することができるので、作業効率の向上を図ることができる。もちろん、ページ構成部品一覧データと画像部品ブロック一覧データを独立して作成してもよい。
図4に示したレイアウト部品一覧データの1行は、1レコードとして取り扱う。1レコードには、1つの画像部品ブロック、および1つのページ構成部品に関する構成要素情報が格納されており、各レコードには番号が付された8つのフィールド項目が登録されている。このうち、フィールド番号1乃至フィールド番号5は、複数の画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトするために必要な構成要素情報を格納するために使用するものである。フィールド項目1に「ID」、フィールド項目2に「画像ファイル名」、フィールド項目3に「商品名」、フィールド項目4に「価格」、フィールド項目5に「画像部品ブロックデータ名」を格納する。なお、フィールド項目1とフィールド項目5は画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトする際に使用される構成要素情報であるが、これらは直接レイアウト対象ページにレイアウトした際に表示されることはない。
【0053】
フィールド項目6は画像部品ブロックに関する新たな構成要素情報であり、フィールド項目7乃至8については、ページ構成部品一覧データに該当する、ページ構成部品に関する構成要素情報である。
フィールド項目6は「カテゴリ」である。この「カテゴリ」は、画像部品ブロックの内容を示すための構成要素情報を格納するフィールド項目である。ステップS2でページ構成部品の作成時に構成要素配置領域が設定されており、フィールド項目6を該領域に対する構成要素項目として設定していれば、この「カテゴリ」に格納されている構成要素情報がページ構成部品に配置される。
フィールド項目7は「ページ構成部品データ名」である。フィールド項目7はページ構成部品データ名を格納するためのものであり、この項目にページ構成部品データ名が格納されていれば、レイアウト対象ページにレイアウトされる画像部品ブロックと同じレイアウト対象ページにページ構成部品がレイアウトされる。
フィールド項目8は「座標値」である。この項目に座標値を格納することにより、レイアウト対象ページにページ構成部品がレイアウトされる座標を設定することができる。なお、ステップS2において、ページ構成部品データ作成時に、オフセット情報設定部175によってページ構成部品データにオフセット情報が格納されていれば、この設定を行わなくともよい。また、座標値の設定については、後述するレイアウト情報設定時にも行うことができる。
なお、フィールド項目7乃至8に格納されている構成要素情報については、画像要素としてレイアウト対象ページに表示されることはない。また、フィールド項目6についても、ステップS2において、ページ構成部品に構成要素配置領域が設定されていなければ、ページ構成部品に配置されることはない。
なお、このレイアウト部品一覧データ設定部171で設定されたレイアウト部品一覧データは、テキストデータの形式を取っているので、テキストエディタなどでの修正が容易である。
【0054】
ステップS4は、レイアウト対象ページに画像部品ブロックやページ構成部品をレイアウトするためのレイアウト情報を作成する。図5は、レイアウト情報を作成するために、レイアウト情報設定部174が表示部12に表示するレイアウト情報設定メニューMLを示したものである。オペレータは、入力部13を操作して、このレイアウト情報設定メニューMLによるレイアウト情報の設定を行う。
【0055】
レイアウト情報設定メニューMLは、画像部品ブロックレイアウト入力部51、ページ構成部品選択欄52、ページ構成部品座標入力欄53、ページ構成部品開始色番号入力欄54、色番号順設定欄55、OKボタン56、キャンセルボタン57を備えている。
【0056】
画像部品ブロックレイアウト入力部51は、画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトする際のレイアウト情報を設定するために使用する。
【0057】
ページ構成部品選択欄52は、レイアウト部品一覧データのフィールド項目の番号を入力することにより、レイアウト対象ページにレイアウトされるページ構成部品を選択するために使用する。ステップS3で設定されたレイアウト部品一覧データの「ページ構成部品データ名」が格納されているフィールド項目の番号を入力することにより、レイアウト対象ページにレイアウトされるページ構成部品を選択することができる。初期状態では、このページ構成部品選択欄52は一行分しか表示されていないが、レイアウト対象ページにレイアウトされるページ構成部品の種類に応じて、欄を追加することができる。もちろん、当初からページ構成部品選択欄52を複数備えるようにしてもよい。
【0058】
ページ構成部品座標入力欄53は、ステップS2におけるページ構成部品データの作成時にオフセット情報を付与しなかった場合、あるいはステップS3におけるレイアウト部品一覧データの作成時にページ構成部品に対する座標値を格納したフィールド項目を設定しなかった場合、レイアウト対象ページ上にページ構成部品をレイアウトするときの座標値を入力するときに使用する。このページ構成部品座標入力欄53も、初期状態では一行しか表示されていないが、ページ構成部品選択欄52が追加された場合に、それに伴ってページ構成部品座標入力欄53も追加表示する。もちろん、このページ構成部品座標入力欄53も、当初から複数備えられていてもよい。
なお、ステップS2およびステップS3でも、ページ構成部品の座標値が指定されず、ここでも座標値が入力されなかった場合には、当該ページ構成部品は特定の座標を有さないページ構成部品、例えば「地紋」と判定されて、レイアウト対象ページにレイアウトされる。
【0059】
ページ構成部品開始色番号入力欄54は、ステップS2のページ構成部品データ作成時に、ページ構成部品を編集した際に、ページ構成部品の彩色を「後設定」と指定した場合に、ページ構成部品の彩色を行う色番号の開始番号を入力するために使用する。このページ構成部品開始色番号入力欄54に入力された色番号が、ページ構成部品の一番最初の色番号となり、色番号で指定された色でページ構成部品が塗色されて、レイアウト対象ページにレイアウトされる。この色番号の設定は、次の色番号順設定欄55で設定される。
【0060】
色番号順設定欄55は、色番号の順序と色番号に対応する色とを設定するために使用する。この色番号順設定欄55は、色番号の順序となる数値と、数値に対応する色とを設定することができるようになっている。例えば、ここで色番号1を入力した後に色として「青」をオペレータが設定すれば、色番号1は「青」となり、先のページ構成部品開始色番号入力欄54で、色番号1が設定されていれば、当該ページ構成部品はレイアウト対象ページへのレイアウト時に、青色で塗色されることになる。続けて色番号2、3、……に対応する色として「赤」「黄」……を設定すれば、後述するページ構成部品のレイアウト実行時に、条件に応じて、ページ構成部品の色を変化させることができる。
【0061】
OKボタン56は、このレイアウト情報設定メニューMLで設定された画像部品ブロックのレイアウト設定およびページ構成部品のレイアウト設定をオペレータが入力し終えた後に押下する。このOKボタン56が押下されると、レイアウト情報設定部173によって、設定された画像部品ブロックレイアウト設定およびページ構成部品レイアウト設定は、レイアウト情報として記憶部16へ記憶される。キャンセルボタン57は、レイアウト情報設定メニューMLにおける設定を中止する際に押下される。キャンセルボタン57が押下されると、レイアウト情報設定メニューMLはクローズされ、レイアウト情報は作成されない。
【0062】
図6は、ステップS4で作成されたレイアウト情報の内容を示すための図である。レイアウト情報LDには、レイアウト情報設定メニューMLの設定が書き込まれ、レイアウト対象ページに対する画像部品ブロックのレイアウト設定に加えて、ページ構成部品のレイアウト設定が格納される。ここで、レイアウト情報LDには、ページ構成部品のレイアウト設定として、レイアウト対象ページにレイアウトされるページ構成部品がページ構成部品データPCDであり、座標指定はされておらず、開始色番号が1であり、色番号順序が格納されていることが示されている。
【0063】
ステップS5は、レイアウト対象ページに対するレイアウトを行うため、レイアウト対象ページの1ページを設定する。もちろん、このページ数については1ページ目以外のページをレイアウト対象ページとしてもよい。
【0064】
ステップS6は、ステップS1およびステップS2において作成した画像部品ブロックデータおよびページ構成部品データと、ステップS3で作成したレイアウト部品一覧データ、およびステップS4で作成したレイアウト情報に基づいて、レイアウト実行部174が、レイアウト対象ページに画像部品ブロックおよびページ構成部品をレイアウトするプロセスである。ステップS6については、図7に示すフローチャートを参照して説明を行う。
【0065】
図7は、図2のフローチャートのステップS6において、ページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトするプロセスを説明するためのものである。
ステップS101において、レイアウト部品一覧データと、レイアウト情報に基づいて、レイアウト対象ページへ画像部品ブロックをレイアウトする。
図8は、ステップS101の処理によって、画像部品ブロックがレイアウト対象ページにレイアウトされた状態を示したものである。レイアウト対象ページLP上に、ステップS4で作成したレイアウト情報で設定した座標(X1,Y1)、(X2,Y2)で定義されているレイアウト領域LLが作成されており、このレイアウト領域LL上に画像部品ブロックがレイアウトされている。この画像部品ブロックは、レイアウト領域LLの左上点を基準に、レイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目1「ID」のID順にレイアウトされる。すなわち、ID=101で指定された画像部品ブロックが、レイアウト領域LLの左上点に画像部品ブロックの左上点を一致させる位置にレイアウトされ、レイアウト情報で設定された画像部品ブロックの移動量Δx分だけx軸方向に移動した位置にID=102で示される画像部品ブロックが配置されている。ID=103で示された画像部品ブロックが配置された時点で、この列には画像部品ブロックが収まらないことが判定されて、レイアウト情報で設定された画像部品ブロックの配列方向に従って、ID=104で示される画像部品ブロックがID=101で示される画像部品ブロックの下部にレイアウトされる。このとき、画像部品ブロックの移動量Δy分だけy軸方向に移動した位置に、ID=104で示される画像部品ブロックがレイアウトされ、同様にID=105、106……と画像部品ブロックがレイアウト領域LLにレイアウトされる。そして、各画像部品ブロックには、レイアウト部品一覧データに格納されている各レコードの構成要素情報がそれぞれ配置される。すなわち、フィールド項目2の「画像データ名」に格納されている画像、フィールド項目3の「商品名」に格納されている文字列、フィールド項目4の「値段」に格納されている線画が、各レコードごとに画像部品ブロックデータにそれぞれ配置される。このような画像部品ブロックに対する構成要素情報配置指定は、図2のステップS1における画像部品ブロックデータ作成時に指定されている。
1ページのレイアウト対象ページのレイアウト対象領域にレイアウト可能な画像部品ブロックをレイアウトし終えたら、続くステップS102へ移行する。
【0066】
ステップS102は、レイアウト部品一覧データに格納されているページ構成部品名から、ページ構成部品データを、レイアウト実行部174がロードする。ロードされるページ構成部品データは、同一レコードに画像部品ブロックデータが格納されていることからわかるように、ステップS101でレイアウトされた画像部品ブロックと関連するページ構成部品データである。これにより、画像部品ブロックがレイアウトされた1ページのレイアウト対象ページにレイアウトされるページ構成部品のみが、レイアウトされることになる。
【0067】
ステップS102でロードされたページ構成部品データのサイズ(面積)が、レイアウト対象ページのサイズ(面積)と同等あるいはそれ以上であるかについて、レイアウト実行部174は判定を行う(S103)。ステップS103の判定は、レイアウトすべきページ構成部品が、ページ全面にレイアウトされるべき「地紋」なのか、それ以外のページ構成部品、例えば「インデックス」「ロゴ」なのかをレイアウト実行部174が判断するために行う。ステップS103の判定において、ページ構成部品データのサイズがレイアウト対象ページのサイズと同等あるいはそれ以上であるならば、ステップS105へ移行する。
【0068】
ステップS104は、ページ構成部品について、レイアウト対象ページにレイアウトするための座標値指定が行われているか否かを判定する。このステップS104の判定も、ステップS103同様、レイアウトすべきページ構成部品が、ページ全面にレイアウトされるべき「地紋」なのか、それ以外のページ構成部品例えば「インデックス」「ロゴ」なのかをレイアウト実行部174が判断するために行うものである。
図2のフローチャートにおけるステップS2のページ構成部品データ作成時にオフセット情報が与えられていない場合、あるいは同じくステップS3あるいはステップS4でレイアウト部品一覧データを作成したとき、もしくはレイアウト情報を作成したときにページ構成部品に座標値情報が付加されていない場合には、ステップS105へ移行する。
【0069】
ステップS103の判定あるいはステップS104の判定でステップS105へ移行した場合には、ステップS102でロードされたレイアウト部品一覧データに格納されているページ構成部品は「地紋」であるものとレイアウト実行部174は判断し、レイアウト実行部174はロードしたページ構成部品データをレイアウト対象ページの左下点を基準にしてレイアウトする。
図9(a)は、ステップS103の判定で「地紋」と判定されたページ構成部品が、レイアウト対象ページにレイアウトされる際の模式図である。図示されているページ構成部品PCJD1はレイアウト対象ページLPと同サイズなので、レイアウト実行部174はレイアウト対象ページLPの左下点PLにページ構成部品PCJD1の左下点を一致するようにレイアウトする。このとき、ページ構成部品PCJD1がレイアウト領域LLにレイアウトされている画像部品ブロックよりも後にレイアウトされることになるので、ページ構成部品PCJD1がレイアウト対象ページにレイアウトされている画像部品ブロックを上書きしないようにする。
また、ステップS104の判定によって「地紋」と判断されたページ構成部品は、レイアウト対象ページよりもサイズが小さいので、レイアウト実行部174は、ページ構成部品をレイアウト対象ページと同サイズに拡大処理するか、あるいはタイリング配置する。
図9(b)は、ステップS104の判定で「地紋」と判定されたページ構成部品が、レイアウト対象ページにレイアウトされる際の模式図である。図示しているページ構成部品PCJD2はレイアウト対象ページLPよりも小さいために、そのままレイアウト対象ページLPにレイアウトすると体裁が良くないので、レイアウト実行部174はページ構成部品PCJD2の複製を複数作成してタイリング表示することにより、レイアウト対象ページLPよりサイズが大きいページ構成部品PCJD3を作成する。作成されたページ構成部品PCJD3は、レイアウト対象ページLPと同サイズに縮小処理を行い、レイアウト実行部174はページ構成部品PCJD3の左下点がレイアウト対象ページLPの左下点と一致するようにレイアウトを行う。この場合についても、ページ構成部品PCJD3がレイアウト領域LLにレイアウトされた画像部品ブロックよりも後にレイアウトされることになるので、レイアウト領域LLにレイアウトされている画像部品ブロックをページ構成部品PCJD3が上書きしないようにする。なお、ステップS104の判定に基づくページ構成部品のレイアウトについては、ページ構成部品を拡大してレイアウトするようにしてもよい。
【0070】
ステップS106では、レイアウト実行部174が、レイアウト対象ページにレイアウトされたページ構成部品の構成要素配置領域の有無を判定する。ページ構成部品に構成要素配置領域が存在していない場合は、ステップS112へ移行する。ページ構成部品に構成要素配置領域が存在する場合は、ステップS107へ移行する。
【0071】
ステップS107は、レイアウト対象ページにレイアウトされたレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報が全て一致しているか否かを、レイアウト実行部174が判定するステップである。レイアウト実行部174は、ステップS101でレイアウト対象ページにレイアウトした画像部品ブロックについて、レイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」を検索する。画像部品ブロックを1ページにレイアウトした時にロードしたレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報が同一である場合には、ステップS110へ移行する。1ページにレイアウトしたレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報が異なっている場合は、ステップS108の判定を行う。
【0072】
図10は、レイアウト領域LLに画像部品ブロックがレイアウトされた際、レイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報が一致している状態と不一致の状態を示すための図である。図10(a)(1)は、レイアウト対象ページLP1上にレイアウト領域LL1が作成されており、さらにレイアウト領域LL1に複数の画像部品ブロックがレイアウトされている。この複数の画像部品ブロックをレイアウトするために使用したレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報はそれぞれ「くだもの」で一致している。図10(a)(2)は、このレイアウト領域LL1に複数の画像部品ブロックをレイアウトするためのレイアウト部品一覧データを示したものであり、その各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報がすべて「くだもの」で一致しているため、図10(a)(1)のようにレイアウトされた複数の画像部品ブロックは、すべてくだものに関する画像部品ブロックということになる。
しかし、図10(b)(1)に示しているレイアウト対象ページLP2上のレイアウト領域LL2にレイアウトされた複数の画像部品ブロックには、「くだもの」の他に「やさい」が含まれているため、「カテゴリ」が一致していない。すなわち、図10(b)(2)で示すレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」を見ればわかるように、「カテゴリ」に格納されている構成要素情報が、「くだもの」ばかりでなく「やさい」が含まれているため、図10(b)(1)のようにレイアウトされた複数の画像部品ブロックは構成要素情報が一致しないことになる。
この図10(b)(1)に示したような画像部品ブロックのレイアウトが行われた場合、ページ構成部品、特にインデックスとしてレイアウトするページ構成部品については、その構成要素配置領域に配置される構成要素情報が、レイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックの「カテゴリ」を正確に示すように、言い換えればインデックスの表示がページの内容と一致しているようにすることが望ましい。
【0073】
そのため、ステップS108では、図2のフローチャートのステップS2におけるページ構成部品データ作成時に、セパレータ文字の指定が行われているか否かを判定する。ページ構成部品データにセパレータ文字についての記述が格納されていることをレイアウト実行部174が確認した場合には、ステップS109へ移行する。セパレータ文字が、ページ構成部品データに格納されていなければ、ステップS110へ移行する。
【0074】
ステップS109は、ステップS108の判定において、ページ構成部品データにセパレータ文字についての記述が行われていた場合の処理である。レイアウト実行部174は、レイアウト対象ページに画像部品ブロックをレイアウトするためのレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報すべてをページ構成部品データに記述されているセパレータ文字で接続したものをページ構成部品の構成要素配置領域に配置する。ステップS109の処理が終了したならば、ステップS112へ移行する。
【0075】
図11は、ステップS109の処理によって、図10(b)(1)のような画像部品ブロックのレイアウトが行われた場合に、構成要素配置領域にレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報を配置したページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトした状態を示すための図である。図10(b)(1)で示したように、レイアウト領域LL2にレイアウトされた複数の画像部品ブロックの「カテゴリ」に関する構成要素情報は、「くだもの」と「やさい」の二種類なので、このレイアウト対象ページLP2にレイアウトされたページ構成部品PCDの構成要素配置領域には、二種類の構成要素情報「くだもの」「やさい」が図2のステップS2で設定されたセパレータ文字「/」で接続された状態で配置されている。レイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックの「カテゴリ」に関する構成要素情報が一致しない場合には、このようにページ構成部品に複数の構成要素情報を配置することにより、レイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックの「カテゴリ」を、言い換えればレイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックの内容を正確に示すことができるので、使用に供するに便利な印刷物を作成することができる。
【0076】
ステップS110では、レイアウト実行部174が、ページ構成部品の構成要素配置領域に対して、レイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報を一つ配置する。ステップS108の判定を経てステップS110での処理を行う場合は、1ページのレイアウト対象ページに、異なった「カテゴリ」を有する複数の画像部品ブロックがレイアウトされているので、このような場合は、例えば、レイアウト部品一覧データのレコードのフィールド項目「ID」でID番号の最小値が格納されているレコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報を、ページ構成部品の構成要素配置領域に配置する。
【0077】
ステップS111では、これまでのプロセスを経てレイアウト対象ページにレイアウトされたレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報について、1ページ前のレイアウト対象ページにレイアウトされたレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている構成要素情報との一致もしくは不一致を判定する。例えばインデックスの場合、連続したページの内容が一致しているならばインデックスの位置は変更しないが、連続したページの内容が不一致の場合にはインデックスの位置を変更する必要がある。このステップS111は、そのような処理を行うためのものである。1ページ前のレイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックに関する「カテゴリ」に格納されている構成要素情報と、現レイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックに関する「カテゴリ」に格納されている構成要素情報とが一致するならば、図2のフローチャートに帰還する。しかし、前ページの構成要素情報と現ページの構成要素情報とが一致しない場合には、ステップS112へと移行する。
【0078】
ステップS112では、ページ構成部品データにオフセット変更量が格納されているか否かの判定を行う。ステップS109において、複数の構成要素情報をページ構成部品の構成要素配置領域に配置したことから、次レイアウト対象ページにおけるレイアウト部品一覧データの各レコードの「カテゴリ」に格納されている構成要素情報が、現レイアウト対象ページにレイアウトを行うためのレイアウト部品一覧データの「カテゴリ」に格納されている構成要素情報とは異なることになる。従って、続くレイアウト対象ページにレイアウトするページ構成部品のオフセット量を変更しなければならないことがある。そこで、レイアウト実行部174は、ページ構成部品データにオフセット変更量が格納されているか否かを検索する。ページ構成部品データにオフセット変更量が格納されていなければ、以降のレイアウト対象ページにおいてもページ構成部品の配置位置には変化がないものとして、ステップS114へ移行する。ページ構成部品データにオフセット変更量が格納されていれば、ステップS113へ移行する。
【0079】
ステップS113は、ステップS112の判定を受けて、オフセット量を変更する。レイアウト実行部174は、ページ構成部品データに格納されているオフセット変更量を参照して、次レイアウト対象ページからのページ構成部品のオフセット量を変更する。具体的には、ページ構成部品に設定されている座標値に、ページ構成部品データに格納されているオフセット変更量を加算するこことにより、ページ構成部品データのオフセット量を変更することができる。なお、このオフセット量を変更した結果は、ページ構成部品データに書き戻さずに、メモリ17に記憶するか、あるいは記憶部16に記憶する。
【0080】
ステップS114は、ページ構成部品について、色番号変更の指定が行われているか否かを判定するステップである。ステップS113の処理によってページ構成部品のオフセット量が変更された場合、ページ構成部品の塗色もまた変更しなければならないことがある、そこで、図2のフローチャートにおけるステップS2におけるページ構成部品データ作成時に、ページ構成部品の色について「後設定」を指定し、ステップS4のレイアウト情報作成時にレイアウト情報作成メニューMLの開始色番号入力欄54および色番号順設定欄55の設定を行っていれば、レイアウト実行部174は、前記設定を参照に、次レイアウト対象ページからのページ構成部品の彩色を変更するものとして、ステップS115へ移行する。ページ構成部品について、特定色の指定が行われていたり、レイアウト情報作成時に色番号に関する設定が行われていなければ、オフセット量が変更されたとしてもページ構成部品の彩色には変更がないものとして、ステップS116へ移行する。
【0081】
ステップS115は、次レイアウト対象ページからのページ構成部品の彩色を変更するために、色番号に1加算する。これにより、色番号順入力欄55で行われた色番号に対応する色をページ構成部品に塗色することができる。この処理が終わったならば、レイアウト対象ページの1ページに対する画像部品ブロックのレイアウト、ページ構成部品のレイアウト態様が決定したものとして、ステップS116へ移行する。
【0082】
ステップS116において、レイアウト実行部174が、これまでのプロセスによるページ構成部品に関するレイアウト態様の決定に基づいてページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトする。レイアウト実行部174は、ステップS2のページ構成部品データ作成時に付加されたオフセット情報、ステップS3のレイアウト部品一覧データ作成時に記述された座標値、ステップS4のレイアウト情報作成時にレイアウト情報設定メニューMLで設定した座標値、あるいはステップS112および113で行われたオフセット量の変更が行われた結果得られる座標値で、レイアウト対象ページ上の該当する座標値が示す位置に、ページ構成部品をレイアウトする。ページ構成部品のレイアウトが終了したならば、図2のフローチャートへ帰還する。
【0083】
図2のフローチャートに戻って、ステップS6のレイアウト処理が実行されたならば、ステップS7において、レイアウト部品一覧データに格納されている画像部品ブロックおよびページ構成部品全てをレイアウトしたか否かの判定を行う。レイアウト部品一覧データに格納されているレコードを全て処理したのならば、レイアウト対象ページに対する画像部品ブロックレイアウト処理およびページ構成部品レイアウト処理は全て終了したので、レイアウト済みページに関するデータを記憶部16に記憶する。レイアウト部品一覧データの未処理レコードが存在する場合には、ステップS8へ進む。
【0084】
ステップS8は、レイアウト対象ページを1ページ追加する処理を行う。部品レイアウト装置1は、画像部品ブロックをレイアウトするためのレイアウト対象ページを1ページ追加し、追加したレイアウト対象ページに対して、ステップS6のレイアウト処理を再度実行する。
なお、レイアウト処理が繰り返された結果、ページ構成部品のレイアウト位置がレイアウト対象ページに収まらなくなってしまった場合には、図2のステップS2で設定したオフセット位置に戻してページ構成部品をレイアウトし、再度ページ構成部品のオフセット量変更処理が行えるようにすることが望ましい。
【0085】
図12は、このようなオフセット量の変更によるページ構成部品の移動および色番号順による色の変更と、レイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックとの関係を説明するための図である。
レイアウト対象ページLP3にレイアウトされている画像部品ブロックの「カテゴリ」に格納されている構成要素情報は全て「くだもの」なので、ページ構成部品PCDは、構成要素配置領域に「くだもの」が配置され、図2のステップS2で設定されたオフセット位置で、レイアウト対象ページLP3にレイアウトされている。続くレイアウト対象ページLP4では、画像部品ブロックの「カテゴリ」に格納されている構成要素情報が「くだもの」と「やさい」なので、ページ構成部品PCDの構成要素配置領域には、この二種類の構成要素をセパレータ文字「/」で接続したものが配置される。この時のページ構成部品PCDのオフセット量に変化はないので、レイアウト対象ページLP3にレイアウトされたページ構成部品PCDと同じ位置にレイアウトされている。また、色番号順についても変更されていないので、LP3およびLP4にレイアウトされたページ構成部品の色は、図2のステップS4で設定した開始色番号「1」に対応する「青」色で塗色されている。
そして、レイアウト対象ページLP4において、画像部品ブロックの「カテゴリ」に格納されている構成要素情報は一致しないので、ステップS112および113の処理により、ページ構成部品のオフセット量が変更されるため、レイアウト対象ページLP5において、ページ構成部品PCDのレイアウト位置が変更されている。また、ステップS114および115の処理により、色番号が1加算されるので、ページ構成部品PCDの塗色が「赤」色に変更される。
さらに次のレイアウト対象ページLP6については、画像部品ブロックの「カテゴリ」に格納されている構成要素情報がすべて「にく」であり、前ページの構成要素情報「やさい」と異なっているので、ページ構成部品PCDのレイアウト位置が変更され、また色番号についてもさらに1加算された結果、「黄」でページ構成部品PCDが塗色されることになる。
【0086】
図1に示すページ構成部品レイアウト装置1が、図2および図7に示すフローチャートのような動作を行うことにより、複数の画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトするのと同様に、ページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトすることができるので、オペレータが手動でページ構成部品をレイアウトしなくても済み、作業性が高く効率の良い電子組版技術を提供することができる。
【0087】
「第2実施例」
インデックスなどのページ構成部品については、図13に示すような印刷物のページ毎に変化に富んだデザインを使用することが要望されることがある。図14に示す部品レイアウト装置2は、このような変化に富んだデザインが行われたページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトするためのページ構成部品レイアウト装置である。
【0088】
このページ構成部品レイアウト装置2は、一般的に使用されているパーソナルコンピュータであり、CPU21、表示部22、入力部23、ネットワークI/F24、メディアドライブ25、記憶部26、メモリ27より構成されている。CPU21、表示部22、入力部23、ネットワークI/F24、メディアドライブ25については、図1に示したページ構成部品レイアウト装置1の機能と同様なので、ここでの説明は省略する。
記憶部26は、メディアドライブ25で読み取られたプログラムを格納する。また、後述するページ構成部品データや画像部品ブロックデータ、レイアウト部品一覧データ、レイアウト対象ページデータに加え、条件設定データ、そして、ページ構成部品レイアウト装置1によってページ構成部品や画像部品ブロックがレイアウトされたレイアウト済みページデータについても、この記憶部26が記憶する。
【0089】
メモリ27は、記憶部26によって記憶されたプログラムをCPU21が実行するためのワークエリアである。CPU21によってプログラムが実行された結果、メモリ27において、レイアウト部品一覧データ設定部271、ページ構成部品作成部272、レイアウト情報設定部273、条件設定データ作成部274、レイアウト実行部275の機能が実現する。なお、レイアウト部品一覧データ設定部271、ページ構成部品作成部272、レイアウト情報設定部273、レイアウト実行部276、およびページ構成部品作成部272に備えられているオフセット設定部277、構成要素領域設定部278については、図1に示したページ構成部品レイアウト装置1の機能と同様なので、ここでの説明は省略する。
【0090】
条件設定データ作成部274は、レイアウト対象ページにレイアウトするページ構成部品を変更する際の条件設定データを作成する。図13に示すように、レイアウト対象ページ毎に異なったデザインのインデックスをレイアウトする場合、レイアウト対象ページ毎にレイアウトされるページ構成部品はそれぞれ異なったページ構成部品であるため、このようなレイアウトを実行するには、レイアウト対象ページ変更時に合わせてページ構成部品をも変更しなければならない。そこで、条件設定データ作成部274によって、ページ構成部品の変更を行うための条件設定データを作成する。
【0091】
条件設定データ処理部275は、条件設定データ作成部274で作成された条件設定データに基づいて、レイアウト部品一覧データ設定部271で設定されたレイアウト部品一覧データに対して変更を行う。当初のレイアウト部品一覧データで設定されたページ構成部品について、条件設定データによって条件設定データ処理部275が変更を行うことで、レイアウト対象ページの変更に伴うページ構成部品の変更が実行される。
【0092】
図15は、ページ構成部品レイアウト装置2の動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS21については、図2のステップS1と同様の処理を行うので説明を省略する。
ステップS22については、図2のステップS2と同様の処理を行うが、ここで作成されるページ構成部品は、図16に示すように、複数のページ構成部品PCD1乃至4である。
ステップS23、ステップS24については、図2のステップS3、S4と同様の処理を行うので説明を省略する。ただし、ステップS23で作成されるレイアウト部品一覧データの各レコードのフィールド項目における「ページ構成部品名」や「座標値」の指定はデフォルト値が一律に記入される。具体的には、ページ構成部品名には「PCD1」、座標値はページ構成部品PCD1の座標値が記入される。
【0093】
ステップS25で、オペレータが、条件設定データを作成する。図17(a)は、条件設定データを作成するために、条件設定データ作成部274が表示部12へ表示する条件設定メニューMJである。
条件設定メニューMJは、条件設定データ作成をオペレータに促すために、条件フィールド入力欄61、条件文入力欄62、条件文字列入力欄63、実行内容入力欄64、実行文字列(1)入力欄65、実行文字列(2)入力欄66、入力欄スクロールバー67,OKボタン68、キャンセルボタン69を備えている。
【0094】
条件フィールド入力欄61は、レイアウト部品一覧データにおけるフィールド項目の番号を入力するために使用する。オペレータが、条件設定に必要なフィールド項目の番号をレイアウト部品一覧データから選択し、この条件フィールド入力欄61にフィールド項目の番号について入力を行うことにより、ページ構成部品の変更条件となるフィールド項目が設定される。
【0095】
条件文入力欄62は、ページ構成部品の変更条件となる条件文を入力するために使用する。オペレータが、条件文入力欄62に対して、ページ構成部品の変更条件と、入力された条件文を条件設定データとして、条件設定データ作成部274が格納する。条件文としては、後述する条件文字列に関わりのある条件文を入力する。具体的には、「文字列一致」「文字列変化」という条件文が使用される。また、処理内容の区切りを示す「END」文を入力するのもこの条件文入力欄62に対してである。
【0096】
条件文字列入力欄63は、条件文入力欄62で入力された条件文の実行対象となる文字列を入力するために使用する。この条件文字列入力欄63に入力される条件文字列は、条件フィールド入力欄61で設定されたレイアウト部品一覧データの該当するフィールド項目に格納される文字列である。条件文字列入力欄63に入力された条件文字列について、条件文入力欄62で入力された条件文に基づく処理が、後述する条件設定データ処理部275で行われる。
【0097】
実行内容入力欄64は、後述する条件設定データ処理部275で行われる処理を設定するために使用する。オペレータが、この実行内容入力欄64に、条件設定データ処理部275で行われる処理について入力を行うことにより、条件設定データ処理部275が入力された内容を処理する。入力される実行内容としては、具体的には「ページ構成部品変更」「色番号加算」「オフセット加算」等である。これら実行内容入力を行った結果行われる処理については、条件設定データ処理部275の説明時に詳述する。
【0098】
実行文字列(1)入力欄65は、実行内容入力欄64で入力した処理を行う対象を入力するために使用する。例えば、「ページ構成部品変更」を実行内容入力欄64に入力した場合には、オペレータは、この実行文字列(1)入力欄65に変更したいページ構成部品名を入力する。その結果、後述する条件設定データ処理部275での処理実行時に、この実行文字列(1)入力欄65に入力したページ構成部品に変更する処理が行われる。
【0099】
実行文字列(2)入力欄66は、実行文字列(1)入力欄65と同様に、実行内容入力欄64で入力した処理を行う対象を入力するために使用する。
なお、実行文字列(1)入力欄65と実行文字列(2)入力欄66は、一つにまとめてもよい。その場合、複数の実行文字列を入力する際に「,(カンマ)」「:(コロン)」「;(セミコロン)」などの識別記号を用いることが望ましい。
【0100】
入力欄スクロールバー67は、条件設定に使用する入力欄61乃至66の表示をスクロールする際に使用する。オペレータは、入力部13を操作して、この入力欄スクロールバー67を動かすことにより、条件設定に使用する入力欄61乃至66の表示をスクロールすることができる。
【0101】
この条件設定メニューMJにおける条件設定について、オペレータが所望する条件設定を終えた場合にはOKボタン68を押下する。その結果条件設定データ作成部274が条件設定データを作成する。条件設定メニューMJを途中で中止する場合には、オペレータはキャンセルボタン69を押下すればよい。
【0102】
図17(b)は、ステップS25で作成された条件設定データの構成を示したものである。この図17(b)に示した条件設定データにおいて、条件文の項に格納されている「END」とは、条件設定データの区切りとして記入するためのものである。すなわち、1つの条件設定データにて複数の実行内容を格納する場合には、「END」という区切りを設定することにより、条件文の「文字列一致」「文字列変化」それぞれに対応する実行内容を一つの条件設定データに格納することができる。条件設定データ処理部275は、条件設定データに複数の実行内容が格納されている場合には、この「END」文によって区切られた条件設定を繰り返し実行する。このようにして作成された条件設定データは、記憶部26に記憶される。
【0103】
ステップS25にて条件設定データの作成が終了すると、条件設定データ処理部275の動作が行われる(ステップS26)。条件設定データ処理部275の動作については、図18を用いて説明する。
【0104】
図18は、条件設定データ処理部275の動作を説明するためのフローチャートである。ステップS261では、条件設定データの有無を判定する。条件設定データ処理部275が、記憶部16を検索し、条件設定データが記憶されていればステップS262へ移行する。条件設定データが存在しなければ、図15のフローチャートへ帰還する。
【0105】
ステップS262で、条件設定データ処理部275は、レイアウト部品一覧データをロードし、1レコードずつ読み取る。
【0106】
ステップS263において、条件設定データ処理部275は、レイアウト部品一覧データから読み取った1レコードに対して、ステップS25で作成された条件設定データに格納された条件内容の判定を行う。
【0107】
ステップS264において、レイアウト部品一覧データに対して、条件設定データ処理部275は、条件設定データの条件文に基づき、実行文字列に記載された内容をレイアウト部品一覧データに反映させる。
【0108】
ステップS265で、条件設定データ処理部275は、条件設定データに他の条件内容判定が存在しているかいないかを判定する。条件設定データ処理部275は、条件設定データに記述された条件設定処理を実行すると、条件設定データの条件文から「END」文を検索する。そして、「END」文の後にさらに条件文が記述されていれば、条件設定データに他の条件設定が格納されているものとして、ステップS263へ帰還し、発見した条件設定について、条件設定処理を繰り返す。「END」文以降に条件文が記述されていなければ、ステップS266へ移行する。
【0109】
ステップS266は、レイアウト部品一覧データの全てのレコードについて条件設定処理が行われたか否かを判定する。レイアウト部品一覧データについて、条件設定処理が行われていない次レコードが存在する場合には、ステップS262に帰還して、レイアウト部品一覧データの各レコードに対する条件設定処理を繰り返す。レイアウト部品一覧データのレコード全てについて条件設定処理が終了したならば、図15のフローチャートに帰還する。
【0110】
図19は、図18のフローチャートの動作により、レイアウト部品一覧データの各レコードに対して条件設定処理が行われる様子を示すための図である。
図19(a)に示すように、条件設定データにおいて、条件フィールド「6」、レイアウト部品一覧データにおけるフィールド項目6「カテゴリ」についての条件が設定されており、条件文として「文字列一致」、条件文字列として「くだもの」が設定されており、実行内容として「ページ構成部品変更」が設定されており、実行文字列として「PCD1」が設定されている。この場合、ステップS265の動作によって、レイアウト部品一覧データの最初のレコードのフィールド項目「6」、つまり「カテゴリ」に格納されている構成要素情報である文字列と、条件設定データに格納されている条件文字列とを比較する。レイアウト部品一覧データのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている文字列と、条件設定データの条件文字列が、ともに「くだもの」で一致しているので、条件設定データ処理部275は、設定されている実行内容「ページ構成部品変更」を実行する。条件設定データに設定されている実行文字列は「PCD1」なので、条件設定データ処理部275は、レイアウト部品一覧データにおける最初のレコードのページ構成部品名が格納されているフィールドにページ構成部品名「PCD1」を上書きし、ページ構成部品を変更する。その結果、図19(a)に示した結果を得ることができる。なお、この例では、レイアウト部品一覧データの一行目を対象とした動作なので、ページ構成部品名は実質変更されていない。
そして、条件設定データの他の条件内容の有無を判定する。ここでは、条件設定データの条件内容として「文字列一致」の他に「文字列変化」が格納されている。図19(a)に示した例では、条件設定データの先頭にある条件文字列「くだもの」に対するレイアウト部品一覧データのフィールド項目6「カテゴリ」に格納されている文字列「くだもの」を比較したので、文字列は変化していないと見なし、ステップS265の判定では他の条件設定は行われないものとして、次レコードに対する処理を行う。
【0111】
図19(b)は、レイアウト部品一覧データのレコードに対する条件設定処理が進行した場合である。「カテゴリ」が「くだもの」であるレコードについての条件設定は終了し、次の「カテゴリ」が「やさい」であるレコードについての条件設定処理が行われる。まず、ステップS263の条件内容判定において、条件設定データの先頭にある条件文「文字列一致」についての判定が行われる。ここで条件設定データが「文字列一致」であり、対象とする条件文字列が「くだもの」なので、判定の結果文字列が一致していないため、次の条件設定データと比較する。続く条件設定データの条件文字列として「やさい」が存在するので、条件文「文字列一致」が判定され、この条件文字列「やさい」に対応する実行内容「ページ構成部品変更」処理を行うことになる。条件設定データ処理部275は、実行内容「ページ構成部品変更」を実行し、該当する実行文字列「PCD2」を条件設定データより読み出し、レイアウト部品一覧データの該レコードのページ構成部品を格納するフィールドに実行文字列「PCD2」を上書きする。
そして、ステップS265における、条件設定データにおける他の条件判定の有無については、条件文字列が「くだもの」から「やさい」に変化したので、条件設定データに格納されている他の条件判定を処理する。条件設定データには、他の条件判定として条件文「文字列変化」が存在するので、該条件文に対応する条件設定をレコードに反映させる。具体的には、条件文「文字列変化」に対応する実行内容として「オフセット加算」「色番号加算」が条件設定データに格納されている。そこで、条件設定データ処理部275は、条件設定データに格納されている実行内容に対応する実行文字列を、レイアウト部品一覧データの該レコードのオフセット値を格納するフィールドに上書きする。その結果、図19(b)に示したようなレイアウト部品一覧データを得ることができる。
【0112】
図15に戻って、レイアウト対象ページに、条件設定処理が行われたレイアウト部品一覧データに記述された画像部品ブロックおよびページ構成部品をレイアウトするために、ステップS27乃至30の動作を実行する。これらの動作については、図2のフローチャートのステップS5乃至8の動作と同様なので、詳述しない。
【0113】
図14に示すページ構成部品レイアウト装置2が、図15および図18に示すフローチャートのような動作を行うことにより、複数の画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトするのと同様に、それぞれ異なったページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトすることができるので、オペレータが手動でページ構成部品をレイアウトしなくても済み、作業性が高く効率の良い電子組版技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのページ構成部品レイアウト装置の構成図である。
【図2】第1実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】ページ構成部品データを作成するのを説明するための図である。
【図4】レイアウト部品一覧データのフォーマットの一例を説明するための図である。
【図5】レイアウト情報設定メニューMLおよびレイアウト情報設定メニューMLによって作成されたレイアウト情報を示すための図である。
【図6】レイアウト情報の内容を示すための図である。
【図7】ページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトするプロセスを説明するための図である。
【図8】画像部品ブロックがレイアウト対象ページにレイアウトされた状態を示した図である。
【図9】「地紋」と判定されたページ構成部品が、レイアウト対象ページにレイアウトされる際の模式図である。
【図10】レイアウト領域LLに画像部品ブロックがレイアウトされた際、構成要素情報が一致している状態と不一致の状態を示すための図である。
【図11】複数の構成要素情報を配置したページ構成部品をレイアウト対象ページにレイアウトした状態を示すための図である。
【図12】オフセット量の変更によるページ構成部品の移動および色番号順による色の変更と、レイアウト対象ページにレイアウトされた画像部品ブロックとの関係を説明するための図である。
【図13】複数の異なったインデックスを示すための図である。
【図14】本発明の第2実施例としてのページ構成部品レイアウト装置の構成図である。
【図15】第2実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】複数のページ構成部品PCD1乃至4を示すための図である。
【図17】条件設定メニューMJおよび条件設定メニューMJによって作成された条件設定データを示すための図である。
【図18】条件設定データ処理部275の動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】レイアウト部品一覧データの各レコードに対して条件設定処理が行われる様子を示すための図である。
【符号の説明】
1、2 ページ構成部品レイアウト装置
11、21 CPU
12、22 表示部
13、23 入力部
14、24 外部ネットワークI/F
15、25 メディアドライブ
16、26 記憶部
17、27 メモリ
18、28 メディアディスク
31 図形作成ボタン
32 サイズ変形ボタン
33 色指定ボタン
34 構成要素配置領域指定ボタン
41 ページ構成部品名入力欄
42 構成要素項目入力欄
43 セパレータ文字入力欄
44 オフセット変更量入力欄
45、56、68 OKボタン
51 画像部品ブロックレイアウト入力部
52 ページ構成部品選択欄
53 ページ構成部品座標入力欄
54 ページ構成部品開始色番号入力欄
55 色番号順設定欄
61 条件フィールド入力欄
62 条件文入力欄
63 条件文字列入力欄
64 実行内容入力欄
65 実行文字列(1)入力欄
66 実行文字列(2)入力欄
171、271 レイアウト部品一覧データ作成部
172、272 ページ構成部品作成部
173、273 レイアウト情報作成部
174、276 レイアウト実行部
175、277 オフセット情報設定部
176、278 構成要素配置領域設定部
274 条件設定データ作成部
275 条件設定データ処理部
DP ダミーページ
LP、LP1〜LP6 レイアウト対象ページ
LL レイアウト領域
LV レイアウト画面
MJ 条件設定データ設定メニュー
ML レイアウト情報設定メニュー
MPV ページ構成部品作成メニュー
Mp1 ページ構成部品編集メニュー
Mp2 ページ構成部品設定メニュー
P1〜4 インデックス
PC ページ構成部品
PCD、PCD1〜4、PCDJ1〜3 ページ構成部品データ
Po ポインタ
Claims (9)
- 文字列や画像、図形などの構成要素情報により構成される画像部品ブロックをレイアウト対象ページに複数レイアウトする画像部品ブロックレイアウト装置において、複数の前記レイアウト対象ページに対応してページ構成部品をレイアウトするページ構成部品レイアウト装置であって、
少なくとも一種類の前記ページ構成部品を作成するページ構成部品作成手段と、
前記ページ構成部品のデータ名を格納したページ構成部品一覧データを作成するページ構成部品一覧データ作成手段と、
前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト情報を設定するレイアウト情報設定手段と、
前記作成されたページ構成部品一覧データと、前記設定されたレイアウト情報に基づいて、前記ページ構成部品を複数の前記レイアウト対象ページに対応してそれぞれレイアウトするレイアウト実行手段と、
を有し、
前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト位置の指定が、前記ページ構成部品一覧データ作成手段によって前記ページ構成部品一覧データに記述するか、あるいは前記レイアウト情報設定手段によって前記レイアウト情報に記述することの少なくとも一方によって実行可能とされてなり、
前記レイアウト実行手段は、
前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズ以上の場合、または前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報のいずれにおいても当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が指定されていない場合に、当該ページ構成部品を地紋としてレイアウトし、
前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報の少なくとも一方に当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が記述されている場合には、当該ページ構成部品を地紋以外としてレイアウトする、
ことを特徴とするページ構成部品レイアウト装置。 - 請求項1に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、
前記ページ構成部品作成手段は、前記作成したページ構成部品に対して前記レイアウト対象ページにおけるオフセット情報を設定するオフセット情報設定手段を備え、
前記レイアウト実行手段は、前記レイアウト情報および前記オフセット情報に基づいて複数の前記レイアウト対象ページそれぞれに対応した前記ページ構成部品をレイアウトすることを特徴とするページ構成部品レイアウト装置。 - 請求項2に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、
前記ページ構成部品作成手段が、前記ページ構成部品に前記構成要素情報を表示する領域を設定する構成要素情報領域設定手段を備えており、
前記レイアウト実行手段は、前記ページ構成部品をレイアウトする際に、前記構成要素情報領域に前記レイアウトされた画像部品ブロックの構成要素情報を前記ページ構成部品一覧データから抽出して表示すること、を特徴とするページ構成部品レイアウト装置。 - 請求項3に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、
前記レイアウト実行手段は、前記構成要素情報領域に前記レイアウトされた画像部品ブロックの構成要素情報を抽出して表示する際、単一の前記構成要素情報領域に前記構成要素情報を複数表示すること、を特徴とするページ構成部品レイアウト装置。 - 請求項4に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、
前記ページ構成部品作成手段が、前記構成要素情報を前記構成要素情報領域に複数表示するための分離識別子情報を設定する分離識別子情報設定手段を備え、
前記レイアウト実行手段は、前記設定されたページ構成部品の構成要素情報領域に前記構成要素情報を複数表示する際、前記設定された分離識別子を用いて単一の構成要素情報領域に前記構成要素情報を複数表示すること、を特徴とするページ構成部品レイアウト装置。 - 請求項5に記載のページ構成部品レイアウト装置であって、
前記複数のレイアウト対象ページそれぞれに対応した前記ページ構成部品をレイアウトする際、前記ページ構成部品の態様を変更するための条件を設定するページ構成部品レイアウト条件設定手段と、
前記ページ構成部品レイアウト条件設定手段で設定された条件に基づいて、前記ページ構成部品の態様を変更するページ構成部品レイアウト条件処理手段と、
を有すること、を特徴とするページ構成部品レイアウト装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のページ構成部品レイアウト装置であって、
前記画像部品ブロックレイアウト装置は、前記構成要素情報が格納された画像部品ブロック一覧データと前記レイアウト対象ページにおける画像部品ブロックレイアウト情報とから、前記複数の画像部品ブロックをレイアウト対象ページにレイアウトするものであって、前記ページ構成部品一覧データが前記画像部品ブロック一覧データに含まれること、を特徴とするページ構成部品レイアウト装置。 - 文字列や画像、図形などにより構成される画像部品ブロックをレイアウト対象ページに複数レイアウトする画像部品ブロックレイアウト方法において、複数の前記レイアウト対象ページに対応してページ構成部品をレイアウトするページ構成部品レイアウト方法であって、
少なくとも一種類の前記ページ構成部品を作成するページ構成部品作成工程と、
前記ページ構成部品のデータ名を格納したページ構成部品一覧データを作成するページ構成部品一覧データ作成工程と、
前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト情報を設定するレイアウト情報設定工程と、
前記作成されたページ構成部品一覧データと、前記設定されたレイアウト情報に基づいて、前記ページ構成部品を複数の前記レイアウト対象ページに対応してそれぞれレイアウトするレイアウト実行工程と、
を有し、
前記ページ構成部品の前記レイアウト対象ページにおけるレイアウト位置の指定が、前記ページ構成部品一覧データ作成において前記ページ構成部品一覧データに記述するか、あるいは前記レイアウト情報設定において前記レイアウト情報に記述することの少なくとも一方によって実行可能とされてなり、
前記レイアウト実行工程においては、
前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズ以上の場合、または前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報のいずれにおいても当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が指定されていない場合に、当該ページ構成部品を地紋としてレイアウトし、
前記ページ構成部品の面積サイズが前記レイアウト対象ページの面積サイズより小さく、かつ、前記ページ構成部品一覧データあるいは前記レイアウト情報の少なくとも一方に当該ページ構成部品についてのレイアウト位置情報が記述されている場合には、当該ページ構成部品を地紋以外としてレイアウトする、
ことを特徴とするページ構成部品レイアウト方法。 - コンピュータが有するCPUとメモリとを使用することにより前記コンピュータにおいて請求項8に記載の工程を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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