JP5928210B2 - 組版装置、組版方法、及び組版処理プログラム - Google Patents

組版装置、組版方法、及び組版処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データベース上のデータに基づき、DTP(Desk Top Publishing)データの作成及び編集を行うシステム等の技術分野に関する。
カタログやチラシなどの制作時、データベース上のデータを組版した後、修正指示が入った場合は、直接データベースを修正するのではなくDTPデータ上のレイアウトアイテム(コマともいう)を修正することが多い。また、データベースには登録されていないデータがDTPデータ上に存在することも多い。これらの修正内容や新規登録内容をデータベースに反映するには、最終DTPデータが完成した段階で、人手による作業が必要で、あった。
特許文献1に開示された発明では、印刷製版データ(DTPデータ)から必要な項目の情報を自動的に抽出し、データベースに登録可能なテキストデータファイルを生成する装置で、予め、小区画部分から抽出するべき文字情報の項目の定義と、その項目とデータベースの項目との紐付け、その項目をDTPデータから抽出する条件を設定し、抽出するレコードの単位で印刷製版データのオブジェクトに対して抽出部品登録(キー登録)を行うことで、人手による作業負荷やミスの低減を実現している。
特開2002−351895号公報
しかしながら、近年カタログやチラシなどでは、自動組版や手作業で1つのコマ内に複数の商品や、いわゆるセット商品を組み込んで制作されるなどレイアウト(デザイン)が複雑化している。そのため、従来の方法で抽出した後に、テキストデータを人手により修正するか、DTPデータ上のレイアウトアイテムをコピー&ペーストするなどの作業が必要となり、簡単に商品情報の抽出ができないという問題があった。例えばDTPデータ上の1つのコマ内に商品名のオブジェクト2個と、価格のオブジェクト1個が存在する場合、データベース上には2レコード分の商品情報が存在するが、DTPデータ上のレイアウトアイテムの価格のオブジェクトは1つしか存在しないため、抽出後に、テキストデータを人手で修正するもしくは、抽出前にDTPデータ上の価格のオブジェクトをコピー&ペーストする作業が必要となり、作業負荷がかかり、ミスを誘発する可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題等に鑑みてなされたものであり、作業負荷やミスを軽減することが可能な組版装置、組版方法、及び組版処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、組版データにおける複数のオブジェクトを表示させる表示制御手段と、商品を一意に決めるキー情報であってユーザにより指定された異なる複数の前記キー情報を受け付ける第1受付手段と、前記第1受付手段により受け付けられた複数の前記キー情報を前記組版データの非表示領域に記録することで保持させる第1記録手段と、前記表示制御手段により表示された前記オブジェクトのうちユーザにより選択された1つの選択オブジェクトに対して、前記第1受付手段により受け付けられた複数の前記キー情報を割り当てる割当手段と、前記割当手段により前記選択オブジェクトに対して割り当てられた複数の前記キー情報を、前記組版データにおける前記選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持させる第2記録手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の組版装置において、ユーザからの指示に応じて、前記組版データの非表示領域に保持された複数の前記キー情報を取得する第1取得手段と、前記第1取得手段により取得された複数の前記キー情報を前記非表示領域に保持する前記選択オブジェクトにおける商品情報を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段により取得された複数の前記キー情報ごとに対応する商品のテキストデータであって、前記第2取得手段により取得された商品情報をそれぞれ含む複数の前記商品のテキストデータを生成する生成手段と、前記生成された複数の前記商品のテキストデータを出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、コンピュータにより実行される組版方法であって、組版データにおける複数のオブジェクトを表示させるステップと、商品を一意に決めるキー情報であってユーザにより指定された異なる複数の前記キー情報を受け付けるステップと、前記受け付けられた複数の前記キー情報を前記組版データの非表示領域に記録することで保持させるステップと、前記表示された前記オブジェクトのうちユーザにより選択された1つの選択オブジェクトに対して、前記受け付けられた複数の前記キー情報を割り当てるステップと、前記選択オブジェクトに対して割り当てられた複数の前記キー情報を、前記組版データにおける前記選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持させるステップと、を含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、コンピュータに、組版データにおける複数のオブジェクトを表示させるステップと、商品を一意に決めるキー情報であってユーザにより指定された異なる複数の前記キー情報を受け付けるステップと、前記受け付けられた複数の前記キー情報を前記組版データの非表示領域に記録することで保持させるステップと、前記表示された前記オブジェクトのうちユーザにより選択された1つの選択オブジェクトに対して、前記受け付けられた複数の前記キー情報を割り当てるステップと、前記選択オブジェクトに対して割り当てられた複数の前記キー情報を、前記組版データにおける前記選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持させるステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複雑なレイアウトの組版データであっても、従来技術のような商品情報の抽出後にテキストデータを手で修正する、若しくは抽出前に組版データにおけるオブジェクトをコピー&ペーストする作業が不要となり、作業負荷やミスを軽減することができる。
本実施形態に係るDTP編集システムの概要構成例を示す図である。 キー情報登録処理を示すフローチャートである。 商品情報抽出処理を示すフローチャートである。 商品情報が組版されたDTPデータが修正される様子を示す図である。 キー情報登録処理において、キー情報一覧がDTPデータの非表示領域に保持される様子を示す図である。 キー情報登録処理において、オブジェクトに対してキー情報が割り当てられ、該オブジェクトの非表示領域に該キー情報が保持される様子を示す図である。 キー情報登録処理において、オブジェクトに対してキー情報が割り当てられ、該オブジェクトの非表示領域に該キー情報が保持される様子を示す図である。 (A)は、同一のキー情報が割り当てられた複数のオブジェクトの中に、項目が同じ複数のオブジェクトがある場合の例を示す図である。(B)は、2つのキー情報ごとに対応する商品のテキストデータの一例を示す図である。(C)は、同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトに同一の項目が紐付いた場合における商品のテキストデータの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、DTP編集システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
先ず、図1を参照して、本実施形態に係るDTP編集システムの構成及び機能について説明する。図1は、本実施形態に係るDTP編集システムの概要構成例を示す図である。図1に示すように、DTP編集システムSは、データベースサーバ1と、組版装置としての組版端末2とを備えて構成されており、データベースサーバ1と組版端末2とはLAN(Local Area Network)等のネットワーク3を介して接続されている。
データベースサーバ1は、例えばサーバコンピュータからなり、記憶部(例えばハードディスクドライブ等からなる)には、カタログ、チラシ、又は雑誌等のDTPデータ(組版データの一例)の基になる商品(カタログ等の版上に掲載される商品)のレコードを商品ごとに登録する商品データベースが構築されている。各レコードには、商品情報が、商品コード、商品名、商品の価格、商品の仕様(例えば、カラー、サイズ、素材等)、及び商品の画像ファイル名等の項目(フィールド)に区分されて含まれる。また、記憶部には、商品データベース上の商品の各項目(例えば、商品名、商品の価格、商品の仕様)と、文字スタイル(文字属性ともいう。文字の色、文字の大きさ、及び文字のフォント等)との対応関係を示す「項目−文字スタイル対応関係テーブル」が記憶されている。
組版端末2は、CPU,RAM,データ及びプログラムを記憶するROM等を備える処理部21、ハードディスクドライブ等を備える記憶部22、ディスプレイを備える表示部23、マウス及びキーボード等を備える操作部24、及びネットワーク3を介してデータベースサーバ1と通信を行うための通信部25を備えて構成されている。
そして、処理部21は、コンピュータとしてのCPUが例えば記憶部22に記憶されているDTP編集アプリケーションプログラム(本発明の組版処理プログラムを含む)を読み出し実行することにより、ユーザからの指示に従って、DTPデータを作成する。作成されたDTPデータは、記憶部22に記憶される。なお、DTPデータの作成方法は公知であるため、説明を省略する。また、処理部21は、本発明の表示制御手段、第1受付手段、第1記録手段、割当手段、第2記録手段、第1取得手段、第2取得手段、生成手段、及び出力手段等として機能し、後述する処理を行うようになっている。
DTPデータは、例えば商品情報が組版(流し込まれる)される複数のオブジェクト等により構成される。DTPデータにおける各オブジェクトは、DTPデータの表示処理によりディスプレイに表示された版面上に、ユーザにより視認可能なボックス(例えば、矩形状のボックス)として表示可能になっている。なお、版面上において、複数のオブジェクトが一纏まりとされた小区画部分(以下、「コマ」という)が複数配置される場合と、各オブジェクトがコマとは無関係に散らばって配置される場合とがある。コマ内には、例えば、ある商品、またはあるセット商品(2以上の商品からなる商品)の商品名、価格、及び画像等が表示される。商品名及び価格等の商品情報(文字データ)は、文字のオブジェクトに組版される(流し込まれる)ことにより表示される。一方、画像の商品情報(画像データ)は、画像のオブジェクトに組版されることにより表示される。
各オブジェクトには、版面上におけるオブジェクトの位置情報、及びオブジェクトのサイズ等がDTPデータ内に設定されている。また、DTPデータ内には、オブジェクトごとに情報を保持させる領域が設けられている。この領域には、表示領域と非表示領域とがある。表示領域に保持された情報は、DTPデータの表示処理によりディスプレイに表示される。表示領域に保持される情報としては、オブジェクトに組版された商品情報が該当する。一方、非表示領域に保持された情報は、DTPデータの表示処理によりディスプレイに表示されない。非表示領域に保持される情報としては、オブジェクトに対して割り当てられたキー情報が該当する。キー情報は、商品を一意に決める情報(例えば、商品コード)であり、ユーザによって指定される。また、1つのオブジェクトに対して、互いに異なる複数のキー情報を割り当て可能になっている。例えば、ある項目(例えば、価格)の商品情報が、複数の商品で共用される場合、当該項目に対応するオブジェクト(例えば、当該項目の商品情報が組版されたオブジェクト)に対して、それぞれの商品に対応するキー情報が割り当てられる。
次に、図2〜図7等を参照して、本実施形態に係る組版端末2における処理部21の処理について説明する。図2は、キー情報登録処理を示すフローチャートであり、図3は、商品情報抽出処理を示すフローチャートである。図4は、商品情報が組版されたDTPデータが修正される様子を示す図である。図5は、キー情報登録処理において、キー情報一覧がDTPデータの非表示領域に保持される様子を示す図である。図6及び図7は、キー情報登録処理において、オブジェクトに対してキー情報が割り当てられ、該オブジェクトの非表示領域に該キー情報が保持される様子を示す図である。
先ず、図2を参照して、キー情報登録処理について説明する。例えば修正されたDTPデータに係る版面の表示状態において、例えばDTPデータを編集するオペレータ(ユーザ)からのキー情報登録処理の開始指示に応じて図2に示す処理が開始される。なお、キー情報登録処理の説明においては、図4に示すように、商品データベースに登録されている商品コード「123-4567」のレコードと、商品コード「123-4568」のレコードの各商品について1つのコマ内に組版された後、価格のみに修正指示が入り、DTPデータだけ(つまり、データベースの修正はない)が修正(20,000円から19,800円に修正)された状態を想定する。
図2に示す処理が開始されると、図5(A)に示すような画面がディスプレイ上に表示される。図2に示すステップS1では、処理部21は、キー情報指定受付処理の実行指示があったか否かを判定する。例えば、図5(A)に示す画面の表示状態において、オペレータが操作部24を操作して、キー追加ボタン51を押下(例えばマウスでクリック)すると、処理部21は、キー情報指定受付処理の実行指示があったと判定し(ステップS1:YES)、キー情報指定受付処理を実行する(ステップS2)。
キー情報指定受付処理では、オペレータが操作部24を操作して、図5(B)に示す画面上のキー入力欄52にキー情報を入力(例えばキーボードから入力)することで指定し、OKボタン53を押下(例えばマウスでクリック)すると、処理部21は、指定されたキー情報を受け付ける。そして、処理部21は、受け付けたキー情報を、図5(A)に示す画面上のキー一覧部54に選択可能に表示させると共に、受け付けたキー情報を、図5(C)に示すように、DTPデータの非表示領域に記録(書き込む)ことで保持させる。このようなキー情報指定受付処理は、キー追加ボタン51が押下されるたびに実行され、これにより、複数の異なるキー情報をDTPデータの非表示領域に保持させることができる。
次に、図2に示すステップS3では、処理部21は、オブジェクト選択受付処理の実行指示があったか否かを判定する。例えば、DTPデータに係る版面の表示状態において、オペレータが操作部24を操作して、キー情報を割り当てたい所望のオブジェクトを版面上で選択すると、処理部21は、オブジェクト選択受付処理の実行指示があったと判定し(ステップS3:YES)、オブジェクト選択受付処理を実行する(ステップS4)。オブジェクト選択受付処理では、選択されたオブジェクト(以下、「選択オブジェクト」という)が受け付けられ選択保持される。このようなオブジェクト選択受付処理は、オブジェクトが選択されるたびに実行され、これにより、複数のオブジェクトを選択することができる。
次に、図2に示すステップS5では、処理部21は、キー情報割当処理の実行指示があったか否かを判定する。例えば、キー情報指定受付処理により、図5(A)に示す画面上のキー一覧部54にキー情報が選択可能に表示された場合において、オペレータが操作部24を操作して、キー一覧部54に表示されているキー情報を選択すると、処理部21は、キー情報割当処理の実行指示があったと判定し(ステップS5:YES)、キー情報割当処理を実行する。
キー情報割当処理では、先ず、処理部21は、オブジェクトが選択されているか否かを判定する(ステップS6)。そして、オブジェクトが選択されていないと判定された場合(ステップS6:NO)、オブジェクトが未選択であることを示すオブジェクト未選択アラートを出力し(ステップS7)、ステップS1に戻る。オブジェクト未選択アラートは、例えばディスプレイ上に表示される。一方、オブジェクトが選択されていると判定された場合(ステップS6:YES)、処理部21は、ステップS5で選択されたキー情報を取得する(ステップS8)。
次いで、処理部21は、ステップS4で選択された選択オブジェクトに対して、ステップS8で取得されたキー情報(つまり、ステップS2で受け付けられたキー情報)を割り当て、当該割り当てられたキー情報を、図6(C)に示すように、DTPデータの選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持(図6(C)に示す例では、「123-4567」を保持)させる(ステップS9)。
次いで、処理部21は、ステップS8で取得されたキー情報が割り当てられていない選択オブジェクトがあるか否かを判定する(ステップS10)。そして、キー情報が割り当てられていない選択オブジェクトがあると判定された場合(ステップS10:YES)、ステップS9に戻り、上記と同様の処理が行われる。これにより、例えば、図6(B),(C)に示すように、複数の選択オブジェクトが一つのキー情報に割り当てられ、当該割り当てられた各選択オブジェクトの非表示領域に当該キー情報が保持されることになる。一方、キー情報が割り当てられていない選択オブジェクトがないと判定された場合(ステップS10:NO)、ステップS11へ進む。
ステップS11では、処理部21は、キー情報登録処理を終了するか否かを判定する。例えば、オペレータからキー情報登録処理の終了指示があった場合に、キー情報登録処理を終了すると判定される。或いは、図5(A)に示す画面上のキー一覧部54に表示された全てのキー情報が上記ステップS5で選択された場合に、キー情報登録処理を終了すると判定される。そして、キー情報登録処理を終了すると判定された場合(ステップS11:YES)、図2に示す処理は終了する。
一方、キー情報登録処理を終了しないと判定された場合(ステップS11:NO)、選択オブジェクトの選択保持が解除され(ステップS12)、ステップS3に戻る。こうして、オペレータは、ステップS3において、次のキー情報に割り当てたい所望のオブジェクトを版面上で選択すると、オブジェクト選択受付処理が実行される。そして、オペレータは、キー一覧部54に表示されている次のキー情報を選択すると、キー情報割当処理が実行される。これにより、処理部21は、上記と同様、選択された選択オブジェクトに対してキー情報を割り当て、当該割り当てられたキー情報を、図7(C)に示すように、DTPデータの選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持(図7(C)に示す例では、「123-4568」を保持)させる。このとき、既に選択オブジェクトの非表示領域にキー情報が保持されている場合、該キー情報を後から選択されたキー情報で上書きをせず、選択されたキー情報を非表示領域に追記することで保持させる。これにより、図7(B),(C)に示すように、1つの選択オブジェクト(この例では、19,800円を有するオブジェクト)に対して異なる複数のキー情報が割り当てられ、該1つの選択オブジェクトに対して割り当てられた複数のキー情報が、該選択オブジェクトの非表示領域に保持されることになる。
以上のように、オペレータは、抽出するレコード単位でDTPデータ上のオブジェクトを選択してキー情報の登録を行うことができる。
そして、キー情報登録処理が終了すると、処理部21は、データベースサーバ1から、上述した項目−文字スタイル対応関係テーブルを取得し、キー情報登録処理によりキー情報が割り当てられた選択オブジェクトの文字スタイルに基づいて、当該選択オブジェクトが商品データベースのどの項目(例えば、商品名、商品の価格、商品の仕様)に該当するか紐付ける設定処理を行う。この設定処理により、項目と文字スタイルとの対応関係を示す設定ファイルが作成され、上記DTPデータを格納するDTPファイルに対応付けられて記憶部22に記憶保存される。DTPファイルと設定ファイルとはペアで管理される。
次に、図3を参照して、商品情報抽出処理について説明する。例えばオペレータにより所望のDTPファイルが指定され、商品情報抽出処理の開始指示に応じて図3に示す処理が開始される。図3に示す処理が開始されると、処理部21は、オペレータにより指定されたDTPファイルに格納されるDTPデータの非表示領域にキー情報が保持されているか否かを判定する(ステップS21)。そして、DTPデータの非表示領域にキー情報が保持されていないと判定された場合には(ステップS21:NO)、図3に示す処理は終了する。一方、DTPデータの非表示領域にキー情報が保持されていると判定された場合(ステップS21:YES)、処理部21は、DTPデータの非表示領域に保持されたキー情報をキー情報一覧として取得する(ステップS22)。
次いで、処理部21は、ステップS22で取得されたキー情報一覧からキー情報を1つ特定する(ステップS23)。次いで、処理部21は、キー情報一覧から特定したキー情報と一致するキー情報を非表示領域に保持するオブジェクト(つまり、上述した選択オブジェクト)を特定し、特定したオブジェクトのリストを作成する(ステップS24)。つまり、処理部21は、キー情報一覧から特定したキー情報と、オブジェクトの非表示領域に保持されるキー情報が一致するオブジェクトのリストを作成する。
次いで、処理部21は、ステップS24で作成したリストからオブジェクトを1つ特定する(ステップS25)。次いで、処理部21は、上記指定されたDTPファイルとペアで管理される設定ファイルに基づいて、リストから特定したオブジェクトの項目を特定する(ステップS26)。つまり、特定されたオブジェクトが商品データベースのどの項目に該当するかが判定される。例えば、特定されたオブジェクトの商品情報の文字スタイルが、設定ファイルによれば価格に該当する場合、当該価格が特定される。次いで、処理部21は、特定したオブジェクトの商品情報(つまり、オブジェクトにおける商品情報)を取得し、取得した商品情報と、特定した項目とを紐付けて保持する(ステップS27)。
次いで、処理部21は、ステップS24で作成されたリストの中で未だ項目が特定されていないオブジェクトがあるか否かを判定する(ステップS28)。上記リストの中で未だ項目が特定されていないオブジェクトがあると判定された場合(ステップS28:YES)、上記ステップS25に戻り、項目が特定されていないオブジェクトが特定され、上記と同様の処理が行われる。一方、上記リストの中で未だ項目が特定されていないオブジェクトがないと判定された場合(ステップS28:NO)、ステップS29へ進む。
ステップS29では、処理部21は、同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトに同一の項目が紐付いたか否かを判定する。図8(A)は、同一のキー情報が割り当てられた複数のオブジェクトの中に、項目が同じ複数のオブジェクトがある場合の例を示す図である。図8(A)には、項目が商品名であるオブジェクトが2つ、項目が画像であるオブジェクトが2つ示されている。図8(A)の場合、同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトに同一の項目(この例では、商品名と画像)が紐付いたと判定されることになる。そして、同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトに同一の項目が紐付いたと判定された場合(ステップS29:YES)、ステップS30へ進む。一方、同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトに同一の項目が紐付いてないと判定された場合(ステップS29:NO)、ステップS31へ進む。
ステップS30では、処理部21は、同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトで、且つ、同一の項目が紐付いた複数のオブジェクトそれぞれの商品情報(上記ステップS27で取得された商品情報)を連結(例えば、ABCチェアとDEFチェアとの間に所定の文字、記号、又は数字を挟んで連結)して新たな商品情報を生成し、生成された商品情報を、当該項目に紐付けて保持する。このとき、当該複数のオブジェクト対して上記ステップS27で保持された紐付け情報は消去される。
ステップS31では、ステップS22で取得されたキー情報一覧の中で未だ特定されていないキー情報があるか否かを判定する。上記キー情報一覧の中で未だ特定されていないキー情報があると判定された場合(ステップS31:YES)、上記ステップS23に戻り、特定されていないキー情報が特定され、上記と同様の処理が行われる。一方、上記キー情報一覧の中で未だ特定されていないキー情報がないと判定された場合(ステップS31:NO)、ステップS32へ進む。
ステップS32では、処理部21は、テキスト書き出し処理を実行する。テキスト書き出し処理では、処理部21は、上記キー情報一覧において特定されたキー情報に対応する商品のテキストデータであって、該キー情報が割り当てられたオブジェクトの商品情報を項目ごとに含むテキストデータを生成する。なお、キー情報一覧において複数のキー情報が特定された場合、複数のキー情報ごとに対応する商品のテキストデータが生成される。そして、処理部21は、生成したテキストデータを出力する。例えば、ディスプレイに表示されたり、データベースサーバ1に送信(書き戻す)される。データベースサーバ1に送信されたテキストデータは、商品データベースに追加登録される。
図8(B)は、2つのキー情報ごとに対応する商品のテキストデータの一例を示す図である。図8(B)の例では、2つのキー情報(123-4567と123-4568)ごとに対応する2つのレコードがテキストデータとして書き出される。また、図8(B)の例では、2つのキー情報を非表示領域に保持する価格のオブジェクトにおける商品情報(19,800円)が、それぞれのテキストデータに含まれている。図8(C)は、同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトに同一の項目が紐付いた場合(同一のキー情報を非表示領域に保持する複数のオブジェクトの項目が同一である場合)における商品のテキストデータの一例を示す図である。図8(C)の例では、1つのキー情報に対応する1つのレコードがテキストデータとして書き出される。また、図8(C)の例では、商品名、画像ファイル名が連結され新たな商品情報が生成されている。
以上説明したように、上記実施形態によれば、1コマに複数の商品情報を含む複雑なレイアウトのDTPデータであっても、従来技術のような商品情報の抽出後にテキストデータを手で修正する、若しくは抽出前にDTPデータにおけるオブジェクトをコピー&ペーストする作業が不要となり、作業負荷やミスを軽減することができる。
また、商品データベース上にセット商品としての商品情報が登録されていない場合、当該セット商品の商品情報を後から商品データベースに追加登録したいときに、コマ内に複数の商品で共通のオブジェクト(例えば、価格のオブジェクト)があった場合や、コマ内の複数のオブジェクトが商品データベースにおける同一の項目(例えば、商品名)に紐付く場合でも、抽出後に手作業での修正や抽出前にオブジェクトのコピー&ペーストすることなく、より効率良く商品情報を抽出することができる。しかも、複数のオブジェクトが商品データベースにおける同一の項目に紐付く場合に、それら複数のオブジェクトの商品情報を連結させて新たな商品情報を生成し、これを新たなセット商品のレコード中に含ませることができるので、より効率良く新たなセット商品のレコード(テキストデータ)を生成してデータベースに追加登録することができる。
さらに、従来技術では、レイアウトがきれいに整ったコマに対してコマ単位で対話的に領域指定することで抽出部品登録を行っていたが、上記実施形態では、オブジェクト単位で非表示領域にキー情報を保持しているため、コマがきれいに整っていない(例えば、各オブジェクトがコマとは無関係に散らばっている)上に、複数の商品で共通のオブジェクトがあるようなレイアウトのDTPデータでも容易に商品情報を抽出することができる。
1 データベースサーバ
2 組版端末
3 ネットワーク
21 処理部
22 記憶部
23 表示部
24 操作部
25 通信部
S DTP編集システム

Claims (4)

  1. 組版データにおける複数のオブジェクトを表示させる表示制御手段と、
    商品を一意に決めるキー情報であってユーザにより指定された異なる複数の前記キー情報を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段により受け付けられた複数の前記キー情報を前記組版データの非表示領域に記録することで保持させる第1記録手段と、
    前記表示制御手段により表示された前記オブジェクトのうちユーザにより選択された1つの選択オブジェクトに対して、前記第1受付手段により受け付けられた複数の前記キー情報を割り当てる割当手段と、
    前記割当手段により前記選択オブジェクトに対して割り当てられた複数の前記キー情報を、前記組版データにおける前記選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持させる第2記録手段と、
    を備えることを特徴とする組版装置。
  2. 請求項1に記載の組版装置において、
    ユーザからの指示に応じて、前記組版データの非表示領域に保持された複数の前記キー情報を取得する第1取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された複数の前記キー情報を前記非表示領域に保持する前記選択オブジェクトにおける商品情報を取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段により取得された複数の前記キー情報ごとに対応する商品のテキストデータであって、前記第2取得手段により取得された商品情報をそれぞれ含む複数の前記商品のテキストデータを生成する生成手段と、
    前記生成された複数の前記商品のテキストデータを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする組版装置。
  3. コンピュータにより実行される組版方法であって、
    組版データにおける複数のオブジェクトを表示させるステップと、
    商品を一意に決めるキー情報であってユーザにより指定された異なる複数の前記キー情報を受け付けるステップと、
    前記受け付けられた複数の前記キー情報を前記組版データの非表示領域に記録することで保持させるステップと、
    前記表示された前記オブジェクトのうちユーザにより選択された1つの選択オブジェクトに対して、前記受け付けられた複数の前記キー情報を割り当てるステップと、
    前記選択オブジェクトに対して割り当てられた複数の前記キー情報を、前記組版データにおける前記選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持させるステップと、
    を含むことを特徴とする組版方法。
  4. コンピュータに、
    組版データにおける複数のオブジェクトを表示させるステップと、
    商品を一意に決めるキー情報であってユーザにより指定された異なる複数の前記キー情報を受け付けるステップと、
    前記受け付けられた複数の前記キー情報を前記組版データの非表示領域に記録することで保持させるステップと、
    前記表示された前記オブジェクトのうちユーザにより選択された1つの選択オブジェクトに対して、前記受け付けられた複数の前記キー情報を割り当てるステップと、
    前記選択オブジェクトに対して割り当てられた複数の前記キー情報を、前記組版データにおける前記選択オブジェクトの非表示領域に記録することで保持させるステップと、
    を実行させることを特徴とする組版処理プログラム。
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