JP2011048453A - 情報処理装置、コンピュータプログラムおよび電子ファイル - Google Patents

情報処理装置、コンピュータプログラムおよび電子ファイル Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電子ファイルに跨って付与された付加情報間の関係を保持させること。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置1は、電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、複数の前記電子ファイルに跨る前記付加情報間の関係を示す関係情報を前記付加情報に付与する関係情報付与手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、コンピュータプログラムおよび電子ファイルに関する。
特許文献1には、複数の付箋情報を関係付けた関係付け情報を含む組情報を保持し、当該組情報に基づいて文書の表示画像に付箋情報の記述を付加して表示する付箋表示装置が記載されている。
特開2008−97074号公報
本発明の解決しようとする第1の課題は、複数の電子ファイルに跨って付与された付加情報間の関係を保持させることである。また、本発明の解決しようとする第2の課題は、電子ファイルに付与された付加情報間の参照順を保持させることである。
上記第1の課題を解決するために、本発明の請求項1に係る情報処理装置は、電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、複数の前記電子ファイルに跨る前記付加情報間の関係を示す関係情報を前記付加情報に付与する関係情報付与手段と、を有する。
また、本発明の請求項2に係る情報処理装置は、請求項1記載の情報処理装置であって、前記関係情報は、関係する複数の前記付加情報に共通に付与される固有の識別情報である群識別情報を含む。
また、本発明の請求項3に係る情報処理装置は、請求項2記載の情報処理装置であって、一の前記電子ファイルに付与された前記付加情報が有する前記群識別情報に相当する群識別情報を有する前記付加情報を、予め定められた保管場所に保管された他の前記電子ファイルから取得し、前記表示手段に表示させる他電子ファイル付加情報表示手段を有する。
また、本発明の請求項4に係る情報処理装置は、請求項1記載の情報処理装置であって、前記関係情報は、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報と、一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報又は一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報が付与された前記電子ファイルを特定する電子ファイル特定情報を含む。
また、本発明の請求項5に係る情報処理装置は、請求項4記載の情報処理装置であって、一の前記電子ファイルに付与された前記付加情報に関係付けられた前記付加情報を、前記参照情報及び前記電子ファイル特定情報を用いて辿ることにより取得し、表示手段に表示させる他電子ファイル付加情報表示手段を有する。
また、上記第2の課題を解決するために、本発明の請求項6に係る情報処理装置は、電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、前記付加情報に、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報を含む関係情報を付与する関係情報付与手段と、を有する。
また、本発明の請求項7に係る情報処理装置は、請求項4乃至6の何れかに記載の情報処理装置であって、互いに関係する一群の前記付加情報を、前記参照情報に基づいて、その参照順に整列させて表示する参照順整列表示手段を有する。
また、本発明の請求項8に係る情報処理装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の情報処理装置であって、前記付加情報に、当該付加情報が付与された日時を示す日時情報を付与する日時情報付与手段と、互いに関係する一群の前記付加情報を、前記日時情報に基づいて、その日時順に整列させて表示する日時順整列表示手段を有する。
また、本発明の請求項9に係る情報処理装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の情報処理装置であって、前記付加情報に、当該付加情報を付与した付与者を識別する情報である付与者識別情報を付与する付与者識別情報付与手段と、前記電子ファイルを閲覧する閲覧者を識別する情報である閲覧者識別情報を取得する閲覧者識別情報取得手段と、前記閲覧者識別情報と、前記付与者識別情報に基づいて、前記閲覧者により付与された前記付加情報に関係付けられた前記付加情報が新たに付与されていることを前記閲覧者に通知する通知手段と、を有する。
また、本発明の請求項10に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、複数の前記電子ファイルに跨る前記付加情報間の関係を示す関係情報を前記付加情報に付与する関係情報付与手段と、として機能させる。
また、本発明の請求項11に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、前記付加情報に、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報を含む関係情報を付与する関係情報付与手段と、として機能させる。
また、本発明の請求項12に係る電子ファイルは、主たる情報と、前記主たる情報に付与された付加情報と、前記付加情報に付与された、複数の前記電子ファイルに跨る前記付加情報間の関係を示す関係情報と、を有する。
また、本発明の請求項13に係る電子ファイルは、主たる情報と、前記主たる情報に付与された付加情報と、前記付加情報に付与された、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報を含む関係情報と、を有する。
上記請求項1に係る情報処理装置によれば、複数の電子ファイルに跨る付加情報間の関係を保持させることができる。
また、上記請求項2に係る情報処理装置によれば、関係する一群の付加情報を識別することができる。
また、上記請求項3に係る情報処理装置によれば、複数の電子ファイルに跨って付与された関係する付加情報を、群識別情報を用いて一の電子ファイルの表示時に表示することができる。
また、上記請求項4に係る情報処理装置によれば、付加情報が他の付加情報を参照し、あるいは参照される関係を保持させることができる。
また、上記請求項5に係る情報処理装置によれば、複数の電子ファイルに跨って付与された関係する付加情報を、参照情報を用いて一の電子ファイルの表示時に表示することができる。
また、上記請求項6に係る情報処理装置によれば、電子ファイルに付与された付加情報が他の付加情報を参照し、あるいは参照される関係を保持させることができる。
また、上記請求項7に係る情報処理装置によれば、関係する付加情報をその参照順に整列させて表示することができる。
また、上記請求項8に係る情報処理装置によれば、関係する付加情報をその付与日時順に整列させて表示することができる。
また、上記請求項9に係る情報処理装置によれば、ユーザに、当該ユーザが付与した付加情報に関連付けられた付加情報が新たに付与されていることを通知することができる。
また、上記請求項10に係るコンピュータプログラムによれば、コンピュータにより、複数の電子ファイルに跨って付与された付加情報間の関係を保持させることができる。
また、上記請求項11に係るコンピュータプログラムによれば、コンピュータにより、電子ファイルに付与された付加情報間の参照順を保持させることができる。
また、上記請求項12に係る電子ファイルによれば、複数の電子ファイルに跨る付加情報間の関係を保持させることができる。
また、上記請求項13に係る電子ファイルによれば、電子ファイルに付与された付加情報間の参照順を保持させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 電子ファイルの具体例である。 図2(d)時点における、電子ファイルの内容を模式的に示す図である。 図2(d)時点における、電子ファイルの内容を模式的に示す図である。 通知のダイアログを示す図である。 整列表示のダイアログを示す図である。 電子ファイルを閲覧している際に、表示されている付加情報に対し可能な操作の例を示す図である。 他の電子ファイルに付与された付加情報を参照する付加情報の付与の方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態における電子ファイルの具体例である。 図10に示す電子ファイルの内容を模式的に示す図である。 日時順整列表示のダイアログを示す図である。 参照順整列表示のダイアログを示す図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置1の機能ブロック図である。
情報処理装置1は、物理的には汎用の情報処理装置である、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インターフェース、モニタ及び外部記憶装置等を有する一般的なコンピュータを用いて実現される。そして、かかるコンピュータ上で、コンピュータを情報処理装置1として動作させるためのコンピュータプログラムを実行することにより、情報処理装置1は仮想的に実現される。コンピュータを情報処理装置1として動作させるためのコンピュータプログラムは、たとえばDVD−ROM(DVD−Read Only Memory)やCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の任意の情報記録媒体に記録して提供しても、インターネットに代表される公衆回線等の電気通信回線を介して、コンピュータ読み取り可能な電気信号として提供してもよい。
情報処理装置1は、モニタ等の画像表示装置や、キーボード、マウス等の入力装置により、ユーザに情報を提示したり、情報の入力を受け付けるユーザインタフェース2、HDD(Hard Disk Drive)等の情報記録装置である電子ファイル保管部3及び、半導体メモリ等の情報記憶装置からなる作業領域4を有している。そして、これらのユーザインタフェース2、電子ファイル保管部3及び作業領域4は、コンピュータ上で実行されるプログラムにより仮想的に実現される各機能ブロックにより制御される。以下、情報処理装置1に含まれる各機能ブロックを説明する。
表示手段として機能する表示部5は、ユーザインタフェース2により受け付けられたユーザの指示に従い、電子ファイル保管部3から電子ファイル(以降、「電子ファイルA」とする)を取得し、電子ファイルAに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する。その際、取得された電子ファイルAは、一旦、作業領域4に展開される。なお、電子ファイルAの作業領域4への展開は、常に全データを展開する必要はなく、その一部を展開するようにしてもよい。そして、表示部5は、作業領域4に展開された電子ファイルAに基づき、その主たる情報および付加情報を適宜整形し、ユーザインタフェース2のモニタ等に表示する。ここでいう主たる情報は、ユーザの閲覧に供されるものであればどのようなものであってもよいが、代表的なものとしては、文書データがある。そのほかにも、写真・イラスト等の画像データや、動画のデータ、あるいはそれらを組み合わせた情報であってもよい。また、付加情報は、主たる情報に後から付加的に付与される情報を指しており、代表的なものを挙げると、表示された主たる情報に付箋を模して重ねて表示されるテキスト情報である付箋情報や、主たる情報の一部を強調するなどの目的で重ねて表示される下線、囲み枠やチェックマーク等の図形情報、特定のタイミングで動画上あるいはその周囲に表示されるテキスト情報であるコメント情報などである。なお、本実施形態では、以後、主たる情報として文書データを、付加情報として付箋情報を例にとり説明するが、これに限定するものではない。
また、情報処理装置1は、付加情報付与手段として機能する付加情報付与部6を有しており、ユーザインタフェース2により得られたユーザの指示に基づいて、表示されている電子ファイルに付加情報を付与する。付加情報が付箋情報である場合には、表示されている電子ファイルにおける付箋の位置や大きさ、色、付箋内に表示されるべきテキストの内容、色、大きさ、フォント等が付加情報に含まれる。付与された付加情報は、表示部5によりユーザインタフェース2に表示される。
さらに、付加情報の付与と合わせて、付加情報識別情報付与手段として機能する付加情報識別情報付与部7により、個々の付加情報を特定する付加情報識別情報が付加情報に付与される。付加情報識別情報は、2以上の付加情報が同一の付加情報識別情報を持つことがないよう、固有の識別情報が都度生成される。
また、本実施形態の情報処理装置1には、関係情報付与手段として機能する関係情報付与部8、日時情報付与手段として機能する日時情報付与部9及び付与者識別情報付与手段として機能する付与者識別情報付与部10が設けられており、付加情報付与部6により電子ファイルに付加情報が付与された際に、それぞれ、関係情報、日時情報及び付与者識別情報を当該付加情報に付与する。
関係情報とは、複数の付加情報相互間の関係を示す情報である。関係情報の具体的内容は種々のものが考えられるが、本実施形態では、関係する一群の付加情報についてその群を特定する情報である群識別情報、ある付加情報が他の付加情報を参照しあるいは参照される関係にある場合に、その参照先又は被参照先の付加情報を特定する情報である参照情報、及び、参照先又は被参照先の付加情報が別の電子ファイルに付加されているものである場合に、当該別の電子ファイルを特定する情報である電子ファイル特定情報が含まれる。参照情報は、本実施形態では、付加情報識別情報である。
群識別情報は、関係情報付与部8に設けられた群識別情報付与手段として機能する群識別情報付与部11により、参照情報は、参照情報付与手段として機能する参照情報付与部12により、そして、電子ファイル特定情報は、電子ファイル特定情報付与手段として機能する電子ファイル特定情報付与部13によりそれぞれ付与される。
より具体的には、群識別情報は、付加情報が付加情報付与部6により新規に付与される際に、当該付加情報が他の付加情報と関係しない場合には、他と重複しない固有の群識別情報を生成し、当該付加情報に付与する。一方、新規に付与される付加情報が他の付加情報と関係している場合には、当該他の付加情報に付与されている群識別情報を取得し、新規に付与される当該付加情報に付与する。なお、群識別情報は、ここでは関係する一群の付加情報に同一の情報を付与することとしたが、これに限定されず、互いに関係することを示す情報、すなわち、互いに相当することを示す情報であれば、必ずしも同一でなくともよい。また、参照情報は、付加情報が付加情報付与部6により新規に付与される際に、当該付加情報に、ユーザにより指定された当該付加情報が参照する他の付加情報を特定する情報、本実施形態では、付加情報識別情報を参照先として付与する。同時に、当該付加情報が参照する他の付加情報に対しては、新規に付与される付加情報の付加情報識別情報を被参照先として付与する。なお、参照先及び被参照先は、本実施形態ではその双方を付与しているが、何れか片方であってもよい。
さらに加えて、付加情報には、日時情報付与手段として機能する日時情報付与部9により、付加情報が付与された日時を特定する情報である日時情報が、付与者識別情報付与手段として機能する付与者識別情報付与部10により、付加情報を付与した付与者を特定する情報である付与者識別情報がそれぞれ付加情報に付与される。付与者識別情報は、情報処理装置1をユーザが利用する際に入力したユーザ名や、情報処理装置1が、当該装置を利用可能なユーザを認証する際に使用する電子証明書などを利用してよい。
一方、表示部5が電子ファイルAに含まれる主たる情報及び付加情報を表示する際に、他電子ファイル付加情報表示手段として機能する他電子ファイル付加情報表示部14により、表示部5により表示されている電子ファイルAに付与された付加情報に関係付けられた、他の電子ファイル(以降、電子ファイルBとする)に付与された付加情報が合わせてユーザインタフェース2に表示される。すなわち、他電子ファイル付加情報表示部14は、電子ファイルAに含まれる付加情報に付与された関係情報を参照し、かかる付加情報に関係付けられた別の付加情報を有する電子ファイルBを電子ファイル保管部3より検索する。そして、電子ファイルBに付与された該当する付加情報を図示のごとく作業領域4に展開し、ユーザインタフェース2に表示する。
ここで、他電子ファイル付加情報表示部14は、電子ファイルBの全てを作業領域4に展開してもよいが、必要なのは電子ファイルAに付与された付加情報と関係する付加情報であるから、該当する付加情報のみを電子ファイル保管部3から読み込み、作業領域4に展開するようにすると、電子ファイルBの読み込み時間が短縮され、かつ、作業領域4の使用量が削減される。図中では、電子ファイルB中、作業領域に展開されない部分は破線で示した。なお、説明の都合により、他の電子ファイルとしては電子ファイルBのみを示したが、他の電子ファイルの数は1に限定されず、多数であってよい。電子ファイルAに付与された付加情報と関係する付加情報の数も同様であって、多数であってよい。
他電子ファイル付加情報表示部14が、電子ファイルAに付与された付加情報と関係する付加情報を有する他の電子ファイルを電子ファイル保管部3から検索する手法はどのようなものでもあってもよいが、第1の手法としては、電子ファイルAに付与された付加情報が有する群識別情報と同一の群識別情報を有する付加情報を、電子ファイル保管部3に保管された電子ファイルから検索する手法が挙げられる。この場合、電子ファイル保管部3の特定の場所、例えば、特定のドライブやフォルダを検索すべき場所として予め指定しておき、他電子ファイル付加情報表示部14に当該場所を検索させるようにしてよい。もちろん、検索すべき場所はユーザが任意に指定してよい。また、他電子ファイル付加情報表示部14が他の電子ファイルを検索する際には、必ずしも逐一他の電子ファイル全てを電子ファイル保管部3から読み込む必要はなく、他の電子ファイルに含まれる付加情報のみを読み込むようにしてよい。
第2の手法としては、電子ファイルAに付与された付加情報が有する電子ファイル特定情報を基に他の電子ファイルを電子ファイル保管部3より検索する手法が挙げられる。この場合、読み込んだ他の電子ファイルに付与された付加情報のうち、電子ファイルAに付与された付加情報と関係するものは参照情報により特定されるが、かかる特定された付加情報がさらに他の電子ファイルに付与された付加情報を参照し又は参照される場合、その付加情報が有する電子ファイル特定情報を基にさらに別の他の電子ファイルを検索する。以下同様に、参照情報及び電子ファイル特定情報を順番にたどっていくことにより、電子ファイルAに付与された付加情報に関係付けられた付加情報を取得する。
以上の第1の手法および第2の手法は、その何れかを用いても、その両方を用いても、あるいはさらに他の手法を用いてもよいが、本実施形態では、第一の手法を用いている。この手法では、関係する一群の付加情報の一部が後から削除された場合であっても、関係する付加情報は漏らさず抽出される。
日時順整列表示手段として機能する日時順整列表示部15は、特定の付加情報に関係する一群の付加情報を、その付与された日時順に整列させて一覧表示させる。より詳しくは、日時順整列表示部15は、ユーザインタフェース2が要求を受け付けると、指定された付加情報に関係する一群の付加情報を作業領域4から取得し、各付加情報に付与されている日時情報に基づいて整列させ、一覧表示する。整列の順は、日時情報の古い順でも新しい順でもよく、また、ユーザが選択するようにしてもよい。また、指定された付加情報に関係する一群の付加情報は、指定された付加情報と同一の群識別情報を有する付加情報を検索することにより取得される。
参照順整列表示手段として機能する参照順整列表示部16は、特定の付加情報に関係する一群の付加情報を、その参照順に整列させて一覧表示させる。より詳しくは、参照順整列表示部16は、ユーザインタフェース2が要求を受け付けると、指定された付加情報に関係する一群の付加情報を作業領域4から取得し、各付加情報に付与されている参照情報に基づいて整列させ、一覧表示する。整列の順は、参照の元となる付加情報から、その付加情報を参照する付加情報、さらにその付加情報を参照する付加情報へと参照の順としてよい。また、整列の順は昇順であっても降順であってもよく、ユーザが選択するようにしてもよい。また、ある付加情報を参照する付加情報は一のみであるとは限らない。このような場合、一群の付加情報を一覧表示する際には、その参照関係をツリー形式で表示するとよい。
通知手段として機能する通知部17は、情報処理装置1を操作しているユーザにより当該電子ファイルに付与された付加情報に関係付けられた付加情報が新たに付与されていることをユーザに通知する。
より詳しくは、通知部17は、表示部5が新たに電子ファイルを読み込み、表示する際に、閲覧者識別情報取得手段として機能する閲覧者識別情報取得部18より、ユーザインタフェース2を操作しているユーザである閲覧者を識別する情報である閲覧者識別情報を取得する。閲覧者取得情報は、閲覧者を特定できる情報であればどのようなものであってもよいが、付与者識別情報付与部10により付与者識別情報として用いられるものと同一のものであることが好ましく、例えば、情報処理装置1をユーザが利用する際に入力したユーザ名や、情報処理装置1が、当該装置を利用可能なユーザを認証する際に使用する電子証明書などを利用してよい。そして、通知部17は、読み込まれた電子ファイル、ここでは、電子ファイルAに付与されている付加情報及び、当該付加情報に関係づけられた他の電子ファイルに付与された付加情報(図中では、電子ファイルBの付加情報として示されている)のうち、閲覧者により付与された付加情報に関係付けられた新たな付加情報が付与されているか否かを判定する。
この判定には種々の手法があり、任意のものを使用してよい。本実施形態では、そのような手法の一例として、次のようにする。まず、閲覧者識別情報と一致する付与者識別情報を有する付加情報を抽出する。そして、それらの付加情報の参照情報のうち、被参照先となっている付加情報、換言すれば、それらの付加情報を参照する付加情報の日時情報を取得する。一方、通知部は、現在の閲覧者が、最後に電子ファイルAを閲覧した日時を任意の場所、例えば、閲覧者毎に割り当てられたデータ記憶領域等に記憶しておき、取得した付加情報の日時情報と、閲覧者が電子ファイルAを最後に閲覧した日時とを比較する。そして、閲覧者が電子ファイルAを最後に閲覧した日時より新しい日時情報を有する付加情報が存在すれば、閲覧者により付与された付加情報に関係付けられた新たな付加情報が付与されていると判断する。
上記判断が肯定であれば、通知部17は、ユーザインタフェース2に、閲覧者が付与した付加情報に関係付けられた新たな付加情報が存在する旨を表示し、閲覧者に通知する。またその際、新たな付加情報に該当する付加情報を表示するようにしてもよい。かかる表示は、新たな付加情報のみを単独で表示してもよいし、日時順整列表示部15又は参照順整列表示部16により、新たな付加情報を含む一群の付加情報を整列表示させてもよい。その際、新たな付加情報を何らかの手法で強調してもよい。例えば、新たな付加情報の表示色を変更する、太字又は太線で表示する、反転表示する、新たな付加情報であることを示す文字列や記号を付加して表示するなどである。
なお、上記判断の手法において、本実施形態では、閲覧者により付与された付加情報を参照する付加情報を抽出するようにしたが、これに換え、閲覧者により付与された付加情報に相当する群識別情報を有する付加情報を抽出するようにしてもよいし、全く別異の手法を用いてもよい。また、上記判断の手法では、閲覧者が電子ファイルAを最後に閲覧した日時を用いて新たな付加情報が付与されているか否かを判断したが、この他にも、例えば、閲覧者が電子ファイルAを最後に閲覧した際の付加情報の状態を記録しておき、当該記録と、現在電子ファイルAが有する付加情報の状態とを比較する等の手法によってもよい。
なお、本実施形態では、通知部17は、電子ファイルを閲覧すべく開いたときに、当該電子ファイルについての通知を行うものとしている。しかしながら、これ以外にも、例えば一定時間ごとに、電子ファイル保管部3に保管されている、現在の閲覧者が付与した付加情報を有する電子ファイルを調べ、かかる付加情報に新たに関係づけられた付加情報があれば通知するようにしてもよい。また、ユーザが情報処理装置1を用いて電子ファイルを閲覧していない時にも、通知部17のみ情報処理装置1のバックグラウンドで実行しておき、一定時間ごとに、電子ファイル保管部3に保管されている、閲覧者が作成した付加情報を有する電子ファイルを調べ、閲覧者が付与した付加情報に新たに関係づけられた付加情報があれば通知するようにしてもよい。
情報処理装置1の構成及び動作は以上説明のとおりである。続いて、情報処理装置1の理解を容易にするため、より具体的な例を用いて情報処理装置1の動作を説明する。なお、以下の説明は、情報処理装置1を具体化した一例であり、かかる説明内容に本発明を限定するものではない。
図2は、電子ファイルの具体例である。ここでは、第1のユーザ(以下、甲とする)により作成された電子ファイル20について、情報処理装置1を用い、甲及び第2のユーザ(以下、乙とする)により次のような操作がなされたものとする。
図2(a)は、甲により作成された電子ファイル20の表示像を示す図である。電子ファイル20は、ここでは、グラフが貼りこまれた文書データである。もちろん、グラフが張り込まれた文書データは、電子ファイルの一例であり、上述のとおり、電子ファイルはユーザの閲覧に供されるものであればどのようなものであってもよい。また、電子ファイル20のファイル名は、ここでは、“document1.xdw”とする。
図2(b)は、乙が電子ファイル20を閲覧し、付箋情報である付加情報21を付与した状態を示している。付加情報21は、乙が甲に電子ファイル20の修正を依頼する内容である「修正してください」というテキスト情報を含んでいる。
図2(c)は、甲により修正された電子ファイル22の表示像を示す図である。電子ファイル22は、電子ファイル20の内容、例えば、テキストや貼りこまれたグラフを修正したものであり、さらに、甲により新たに付加情報23が付与されている。付加情報23は、修正を終えた旨の内容であり、「修正しました」というテキスト情報を含む。また、付加情報23は、付加情報21を参照するものである。ここで、電子ファイル22は電子ファイル20とは別の新たな電子ファイルであり、ここでは、そのファイル名を“document2.xdw”とする。電子ファイル20を直接更新しない理由は種々考えられるが、例えば、版を更新する際に更新前の版を残しておきたい場合が考えられる。あるいは、電子ファイル20のように、一の電子ファイルが文書やグラフ、あるいはその他の形式のデータを含むものである場合に、個々のデータを編集するために、一旦電子ファイルを個々のデータに分割し、編集後のデータを再度一の電子ファイルとして作成する場合が考えられる。いずれにせよ、本実施形態では、電子ファイル20と電子ファイル22を別個のものとする理由は問わない。そして、電子ファイル22は、付加情報21を含んでいない。すなわち、図2(c)中の付加情報21は、他電子ファイル付加情報表示部14(図1参照)により、電子ファイル20に含まれる付加情報21が読み込まれ表示されている。
図2(d)は、乙が電子ファイル22を閲覧し、甲に対する返答として、さらに付加情報24を付与した状態である。付加情報24は、付加情報23を参照しており、内容として、甲に対する返答である「これで結構です」というテキスト情報を含んでいる。
図3及び図4は、図2(d)時点における、電子ファイル20の内容および電子ファイル22の内容を模式的に示す図である。
電子ファイル20(図3参照)は、文書データである主たる情報と、主たる情報に付与された付加情報21を有している。付加情報21は、その内容を示す図示した種々の情報を含んでいる。図中、「種類」とあるのは、付加情報21の種類を示している。ここでは、付加情報21は付箋情報であるから「付箋」となっている。「色」は付箋の色であり、赤、緑、青の輝度を256段階で指定している。この例では、赤が255、緑が255で青が191であるから、クリーム色である。「大きさ」は付箋の大きさであり、横方向の長さと縦方向の長さを指定している。単位は、ここでは、mmである。「位置」は付加情報21の表示位置であり、主たる情報である文書データの表示像の左上隅を起点とした相対位置で、その横方向位置、縦方向位置を指定している。単位は、mmである。「テキスト情報」は、付箋の中に表示するテキストであり、ここでは、「修正してください」となっている。「フォント情報」は、付箋の中に表示するテキストのフォントやサイズを指定する情報であり、ここでは、フォントはゴシック体、サイズは12ポイントである。「テキスト色」は付箋の中に表示するテキストの色を指定する。ここでは、赤、緑、青の輝度がすべて0であるから、黒色である。
そして、「識別情報」は付加情報識別情報に相当し、この付加情報21を識別するための固有の情報として「00001」が付与されている。本実施形態では、識別情報は通し番号となっているが、識別情報を発行する方法はどのようなものであってもよい。また、この通し場号は、電子ファイルごとの通し番号としてもよいし、全ての電子ファイルにつき通し番号を割り振ってもよいが、少なくとも、同じ電子ファイル中に同じ識別情報を有する付加情報が付与されることはない。
「群識別情報」は上述の群識別情報に相当する。ここでは、群識別情報は、8桁の16進数となっている。群識別情報を作成する手法はどのようなものであってもよいが、ここでは、電子ファイル20に、付与しようとしている付加情報の一部、例えば、ここまで説明した識別情報までの情報を付加した状態でハッシュ関数を用いてハッシュ値を計算することにより群識別情報である「36BD012A」を得ている。その他にも、コンピュータネットワーク上にサーバを用意しておき、情報処理装置1は、かかるサーバより群識別情報の発行を都度受ける等してもよい。いずれにせよ、同一の群識別情報が関係しない付加情報に付与されることがないか、または実質的にないと考えられる手法を用いるとよい。
「参照先」、「被参照先」は上述の参照情報に相当する。「参照先」は、付加情報21が参照する付加情報に、「被参照先」は、付加情報21を参照する付加情報に付与された識別情報を示す。付加情報21は、これに対する返答である付加情報23により参照されているから、「被参照先」に情報が存在しているが、この詳細は後述する。一方、付加情報21が参照する別の付加情報は存在しないので、「参照先」には情報が存在しない。
「参照先電子ファイル名」、「被参照先電子ファイル名」は、上述の電子ファイル特定情報に相当し、それぞれ同じ行中の参照先または被参照先として示された付加情報が付与された電子ファイルの電子ファイル名である。この「参照先電子ファイル名」又は「被参照先電子ファイル名」が空欄である場合、参照先または被参照先が存在しないか、または、参照先または被参照先の付加情報が同一の電子ファイルに付与されていることを示している。もちろん、必ず電子ファイル名を保持するようにしてもよい。
「作成日時」は、付加情報21を付与した日時であり、年月日及び時分秒の情報を含む。
また、「更新日時」は、一度付与された付加情報21の内容が編集された場合に、その編集を受けた日時を示す。
「付与者識別情報」は、上述の付与者識別情報に相当し、ここでは、便宜的に、「乙」とした。実際には、乙であることを示すデータであればどのようなものであってもかまわない。
そして、「関連文書格納」は、電子ファイル20に付与された付加情報を参照する又は付加情報に参照される付加情報を有する他の電子ファイルが格納される場所を示している。すなわち、他電子ファイル付加情報表示部14(図1参照)が他の電子ファイルを検索する際には、ここで指定された場所である「¥¥server¥documents¥」を検索することになる。
なお、以上の付加情報に含まれる情報として挙げた各情報及びその説明は、説明のため一具体例を挙げたものであり、種々変形してよいことは言うまでもない。
一方、電子ファイル22は、甲により更新された主たる情報に加え、付加情報23及び付加情報24を有している。
付加情報23は、甲により付与された「修正しました」というテキスト情報を持つ薄水色の付箋を示している。そして、その識別情報は「00002」であり、群識別情報は電子ファイル20の付加情報21(図3参照)と同一である。また、付加情報24は、乙により付与された「これで結構です」というテキスト情報を持つクリーム色の付箋を示し、識別情報は「00003」、群識別情報は付加情報21及び付加情報23と同じである。
付加情報23の参照情報には、参照先として、付加情報21を示す識別情報である「00001」が記録される。また、付加情報21を持つ電子ファイル20は、電子ファイル22とは別の電子ファイルであるから、参照先電子ファイル名に電子ファイル20の電子ファイル名である「document1.xdw」が記録される。さらに、付加情報23は、付加情報24により参照されているから、被参照先として、付加情報24を示す識別情報である「00003」が記録される。付加情報23と付加情報24は同一の電子ファイル22に付与された付加情報であるから、被参照先電子ファイル名は空欄で良い。
付加情報24の参照情報は、参照先の付加情報23を示す識別情報である「0002」のみが記録される。
一方、図3に戻ると、付加情報21は、付加情報23により参照されているため、被参照先に識別情報「00002」が、また、被参照先電子ファイル名に「document2.xdw」が記録される。
この状態で、甲が電子ファイル22を情報処理装置1により閲覧した場合を想定する。甲は、付加情報23を付与した後、電子ファイル22を閲覧していないものとする。
この場合の情報処理装置1の動作を、適宜図1乃至図4を参照しつつ説明すると、まず、表示部5は電子ファイル保管部3より電子ファイル22を読み出し、作業領域4に展開する。そして、他電子ファイル付加情報表示部14は、付加情報23及び付加情報24が有する群識別情報「36BD012A」と同じ群識別情報を持つ付加情報を有する電子ファイルを電子ファイル保管部3の「¥¥server¥documents¥」を検索する。その結果、電子ファイル20を発見し、群識別情報「36BD012A」を有する付加情報21を読み込み、作業領域4に展開する。すなわち、この具体例では、電子ファイル22が図1中電子ファイルAに、電子ファイル20が電子ファイルBに相当している。そして、表示部5により電子ファイル22の主たる情報及び付加情報23及び付加情報24が、他電子ファイル付加情報表示部14により付加情報21がユーザインタフェース2に表示され、図2(d)に示すような表示像が得られる。
このとき、通知部17は、閲覧者識別情報取得部18より、現在の閲覧者が甲であることを示す閲覧者識別情報を取得する。そして、電子ファイル22に関係付けられた付加情報より、甲により付与された付加情報を検索し、付加情報23を特定する。そして、付加情報23の参照情報のうち、被参照先となっている付加情報24を特定し、付加情報24の作成日時と、甲が最後に電子ファイル22を閲覧した日時とを比較する。ここでは、甲の最後の閲覧日時を2009年7月1日午前11時とすると、付加情報24はそれより後に付与されている。そのため、通知部17は、付加情報24は新たに付与された付加情報であると判断し、その旨を甲に通知する。この通知は、例えば、図5に示すダイアログをユーザインタフェース2に表示することによりなされる。同図では、付加情報24に関係する一群の付加情報が、その付与日時の新しい順に一覧で表示されており、新たに付加された付加情報24のテキスト情報の末尾には「(新規)」が追加され、甲に注意を促している。この例では、各付箋を付与した付与者名をテキスト情報と併せて表示しているが、付与者名を表示するか否かは任意である。もちろん、この通知の方法は様々であり、図5に示した形式に限定されない。
図6は、甲が、付加情報21,23,24のいずれかを指定して日時順あるいは参照順に整列表示させるよう情報処理装置1に指示したときに表示されるダイアログである。この例では、日時順と参照順が一致しているため、両者の表示に特段の差異はない。もちろん、この順を逆順としても差し支えないが、昇順、降順の別をユーザが選択するようにしておくことが好ましい。
図7は、電子ファイル22を閲覧している際に、表示されている付加情報に対し可能な操作の例を示す図である。情報処理装置1のユーザインタフェース2は、ここでは、いわゆる2ボタンマウスを用いたGUI(Graphical User Interface)を備えている。同図は、付箋として表示されている付加情報24にマウスカーソル30をあわせ、右クリックしてプルダウンメニュー31を表示させたときの表示像の一部である。プルダウンメニュー31に表示される各メニューが示す機能は、「コピー」は選択された付加情報24の複写、「削除」は選択された付加情報24の削除であり、「返答付箋」は、選択された付加情報24に対する返答である付箋、すなわち、選択された付加情報24を参照する付箋情報を新たに作成する。「返答テキスト」、「返答罫線」は同様に、選択された付加情報を参照する付加情報であるテキスト情報、罫線情報を新たに作成する。
「関連のみ表示」は、選択された付加情報24に関係する一群の付加情報のみを付加情報として表示し、他の付加情報を非表示とする。具体的には、付加情報のうち、選択された付加情報24と同一の群識別情報を持つ付加情報のみを表示すればよい。
「関連一覧(日時順)」及び「関連一覧(参照順)」は、それぞれ、選択された付加情報24に関係する付加情報を、それぞれ日時順整列表示部15又は参照順整列表示部16に図6に示したように一覧表示させる。
「特定付与者のみ表示」は、選択された付加情報24を付与した付与者によって付与された付加情報のみを付加情報として表示し、他の付加情報を非表示とする。具体的には、付加情報のうち、選択された付加情報24と同一の付与者識別情報を持つ付加情報のみを表示すればよい。
ところで、以上の説明において、甲は、電子ファイル22に付加情報23を付与するにあたり、電子ファイル20に付与された付加情報21を参照するよう、情報処理装置1に指定している。このような操作を実現する方法は種々のものが考えられるが、本実施形態が採用した一例を図8を用いて説明する。
図8は、他の電子ファイルに付与された付加情報を参照する付加情報の付与の方法を示す図である。情報処理装置1は、ユーザインタフェース2におけるGUIとして、複数の電子ファイルを同時に表示する機能を備えている。同図は、情報処理装置1のGUIであるウィンドウ25を示しており、ウィンドウ25はその中央で左右に分割され、左側には電子ファイル20が、右側には作成されたばかりの電子ファイル22が表示されている。この時、甲は、電子ファイル20に付された付加情報21に対し上述の「返答付箋」のメニューを選択し、付加情報23を作成する。図8は、この操作を終えた状態を示している。続いて、甲は、付加情報23を何らかの手法、例えば、マウスを用いたドラッグ&ドロップと呼ばれる操作により、付加情報23を電子ファイル22へと移動させる。この時の操作は図中破線矢印で示されている。かかる操作の結果、付加情報23は破線矩形で示すように電子ファイル22へと移動され、電子ファイル22には、付加情報21を参照する付加情報23が付与され、同時に、電子ファイル特定情報が追加される。そして、ウィンドウ25の右側には、他電子ファイル付加情報表示部14(図1参照)により付加情報21も表示されるから、図2(c)に示す表示像が得られることになる。
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、上述の第1の実施形態とは、複数の電子ファイルに跨る付加情報間の関係を示す関係情報を持たない点のみが異なっている。そのため、以降の説明では、第1の実施形態と同様の構成には同符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9は、第2の実施形態に係る情報処理装置101の機能ブロック図である。情報処理装置101では、電子ファイルに関係する付加情報は当該電子ファイルに付与されるため、表示部5が電子ファイル保管部3より電子ファイルAを作業領域4に展開すると、電子ファイルAに関係する付加情報をさらに電子ファイル保管部3より検索することはしない。そのため、情報処理装置101は、第1の実施形態に係る情報処理装置1が有していた他電子ファイル付加情報表示部14、電子ファイル特定情報付与部13を有さない。その他の構成については、第1の実施形態と同様である。
図10は、第2の実施形態における電子ファイル120の具体例である。電子ファイル120の主たる情報は、第1のユーザである甲により作成された文書データである。そして、同図には、電子ファイル120に対し、甲、第2のユーザである乙、第3のユーザである丙がそれぞれ付加情報として付箋情報を付加した状態での電子ファイル120の表示像が示されている。
図中示された付加情報121は、乙により付された「修正してください」という甲へのメッセージである。付加情報122は、付加情報121に対し、丙により付された「修正の要否検討してください」というメッセージである。そして、付加情報123は、付加情報121に対し甲により付された「修正しました」というメッセージ、付加情報124は、乙により付加情報123に対し付された「これで結構です」というメッセージである。
図11は、図10に示す電子ファイル120の内容を模式的に示す図である。付加情報121は、付加情報122及び付加情報123の双方に参照されているため、参照情報として、被参照先の情報を2つ持っている。また、付加情報122は参照先が付加情報121であることを示す参照先の情報を、付加情報123は参照先が付加情報121であり、さらに、付加情報124に参照されていることを示す被参照先の情報を有しており、付加情報124は、付加情報123を参照することを示す参照先の情報を有する。
この状態で、甲が電子ファイル120を情報処理装置1により開いた場合を想定する。この時、甲が最後に電子ファイル120を開いた時点が、乙が付加情報124を付与する前であったなら、通知部17(図9参照)は、第1の実施形態と同様に、甲によって付与された付加情報に新たに関係づけられた付加情報があることを通知する。
また、この状態で、甲が付加情報124を選択し、関係する付加情報を日時順に一覧表示するよう指示した際に、日時順整列表示部15(図9参照)により表示されるダイアログは、図12に示したとおりである。ここでは、付加情報121,122,123及び124の付与者及びテキスト情報が、新しく付与された順に一覧表示される。
一方、同じ状態で、甲が付加情報124を選択し、関係する付加情報を参照順に一覧表示するよう指示した際に、参照順整列表示部16(図9参照)により表示されるダイアログは、図13に示したとおりである。この例では、付加情報121を参照する付加情報は付加情報122及び付加情報123の2つがあるため、その参照順は図示の通りツリー形式で表示されている。
もちろん、以上説明した付加情報が含む情報の種類や内容、日時順整列表示部15及び参照順整列表示部16により表示される一覧表示の形式は、実施の一例である。一覧表示の整列順を入れ替えるなど、当業者が種々の変形を行ってよいことは言うまでもない。
1 情報処理装置、2 ユーザインタフェース、3 電子ファイル保管部、4 作業領域、5 表示部、6 付加情報付与部、7 付加情報識別情報付与部、8 関係情報付与部、9 日時情報付与部、10 付与者識別情報付与部、11 群識別情報付与部、12 参照情報付与部、13 電子ファイル特定情報付与部、14 他電子ファイル付加情報表示部、15 日時順整列表示部、16 参照順整列表示部、17 通知部、18 閲覧者識別情報取得部、20 電子ファイル、21 付加情報、22 電子ファイル、23 付加情報、24 付加情報、25 ウィンドウ、30 マウスカーソル、31 プルダウンメニュー、101 情報処理装置、120 電子ファイル、121,122,123,124 付加情報。

Claims (13)

  1. 電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、
    前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、
    複数の前記電子ファイルに跨る前記付加情報間の関係を示す関係情報を前記付加情報に付与する関係情報付与手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記関係情報は、関係する複数の前記付加情報に共通に付与される固有の識別情報である群識別情報を含む請求項1記載の情報処理装置。
  3. 一の前記電子ファイルに付与された前記付加情報が有する前記群識別情報に相当する群識別情報を有する前記付加情報を、予め定められた保管場所に保管された他の前記電子ファイルから取得し、前記表示手段に表示させる他電子ファイル付加情報表示手段を有する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記関係情報は、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報と、一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報又は一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報が付与された前記電子ファイルを特定する電子ファイル特定情報を含む請求項1記載の情報処理装置。
  5. 一の前記電子ファイルに付与された前記付加情報に関係付けられた前記付加情報を、前記参照情報及び前記電子ファイル特定情報を用いて辿ることにより取得し、表示手段に表示させる他電子ファイル付加情報表示手段を有する請求項4記載の情報処理装置。
  6. 電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、
    前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、
    前記付加情報に、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報を含む関係情報を付与する関係情報付与手段と、
    を有する情報処理装置。
  7. 互いに関係する一群の前記付加情報を、前記参照情報に基づいて、その参照順に整列させて表示する参照順整列表示手段を有する請求項4乃至6の何れかに記載の情報処理装置。
  8. 前記付加情報に、当該付加情報が付与された日時を示す日時情報を付与する日時情報付与手段と、
    互いに関係する一群の前記付加情報を、前記日時情報に基づいて、その日時順に整列させて表示する日時順整列表示手段を有する請求項1乃至7の何れかに記載の情報処理装置。
  9. 前記付加情報に、当該付加情報を付与した付与者を識別する情報である付与者識別情報を付与する付与者識別情報付与手段と、
    前記電子ファイルを閲覧する閲覧者を識別する情報である閲覧者識別情報を取得する閲覧者識別情報取得手段と、
    前記閲覧者識別情報と、前記付与者識別情報に基づいて、前記閲覧者により付与された前記付加情報に関係付けられた前記付加情報が新たに付与されていることを前記閲覧者に通知する通知手段と、
    を有する請求項1乃至8の何れかに記載の情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、
    前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、
    複数の前記電子ファイルに跨る前記付加情報間の関係を示す関係情報を前記付加情報に付与する関係情報付与手段と、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  11. コンピュータを、
    電子ファイルに含まれる主たる情報及び付加情報をユーザが閲覧可能に表示する表示手段と、
    前記付加情報を前記電子ファイルに付与する付加情報付与手段と、
    前記付加情報に、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報を含む関係情報を付与する関係情報付与手段と、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  12. 主たる情報と、
    前記主たる情報に付与された付加情報と、
    前記付加情報に付与された、複数の前記電子ファイルに跨る前記付加情報間の関係を示す関係情報と、
    を有する電子ファイル。
  13. 主たる情報と、
    前記主たる情報に付与された付加情報と、
    前記付加情報に付与された、少なくとも一の前記付加情報が参照する他の前記付加情報か、一の前記付加情報を参照する他の前記付加情報のいずれかを特定する情報である参照情報を含む関係情報と、
    を有する電子ファイル。
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