JP4512811B2 - Game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大当たり時に普通電動役物が所定時間開放され、当該普通電動役物への遊技球の所定の入賞により遊技者にとって有利となる特別遊技状態生起の権利が発生する所謂第3種権利物の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、第3種権利物と言われるパチンコ機では、遊技球が打ち込まれる遊技領域に複数の図柄を変動表示する図柄表示部が設けられ、遊技球が所定の遊技球検出手段を通過した場合には、抽選が行われ、大当たりの場合には、図柄表示部に大当たり図柄が停止表示されて大当たりとなり、普通電動役物が所定時間開放され、当該普通電動役物への遊技球の所定の入賞により遊技者にとって有利となる特別遊技状態生起の権利が発生するようになっている。
【0003】
上記の第3種権利物と言われる遊技機において、図柄表示部に停止表示される大当たり図柄が「7,7,7」等の特定図柄の場合には次の大当たりの確率を高確率にし、図柄表示部に停止表示される大当たり図柄が「4,4,4」等の非特定図柄の場合には、次の大当たりの確率を通常の低確率のままにする確率変動機能を有する遊技機の場合には、初当たり時に権利を獲得できなかった場合(所謂パンクの発生した場合)には、次の大当たりの確率を高確率にする保険機能手段を備えたものは無かった。
【0004】
その理由としては、非特定図柄で大当たりとなったときに権利を獲得できなかった場合(パンクの発生した場合)に、遊技機が高確率状態となってしまうと、遊技者が意図的にパンクを発生させることによって、特定図柄(確率変動図柄)による大当たりを永久に狙うことが可能となるからである。従って、現在主流となっているCR第3種の遊技機においては、初当たり時の保険機能を備えたものは存在していない。
【0005】
しかしながら、上記の遊技機においても、大当たりとなったときに、極僅かの所定時間(一例として約5秒程度)しか開放されない普通電動役物に遊技球を上手く入賞させられない場合も生じ、この場合には、せっかく大当たりとなったのに権利を獲得できず、特別遊技を行えないという問題点があった。また、上記の権利を獲得できなかった場合(パンクの発生した場合)に、保険機能がないことは遊技者の遊技の意欲を著しく低下させる原因のともなっていた。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、確率変動機能を有する第3種の遊技機にも保険機能を持たせて遊技者が安心して遊技を行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の遊技機では、複数の図柄を変動表示可能な図柄表示部を設け、遊技球が所定の遊技球検出手段を通過した場合には、大当たり判定用のループカウンタから乱数を取得し、当該取得された乱数が特定の値の場合には、前記図柄表示部に大当たり図柄が表示される大当たり状態となり、普通電動役物の入賞口が所定時間開放され、当該普通電動役物への遊技球の所定の入賞により特別遊技状態生起の権利が発生し、第3種始動口へ遊技球を入賞させて大入賞口が開放され遊技球の入賞が可能となる遊技機であって、前記図柄表示部に大当たり図柄が表示された時に起動して、前記大当たり状態を通常時に比べて高確率で発生するようにし、且つ、前記特別遊技状態生起の権利が発生した場合に停止する保険機能手段と、前記大当たり状態が発生する確率を通常時に比べて高確率にする確率変動手段と、前記確率変動手段により前記大当たり状態が発生する確率を通常時に比べて高確率にするか否かを前記遊技球が所定の遊技球検出手段を通過した場合に、確率変動判定用のループカウンタから取得された乱数が予め確率変動と定められている値か否かに基づいて判定する確率変動判定手段と、前記確率変動判定手段の判定結果を報知する確率変動報知手段とを備え、前記確率変動判定手段の判定結果を前記確率報知手段により特別遊技状態生起の権利の発生中に報知することを特徴とする構成となっている。
【0008】
この構成の遊技機では、遊技球が所定の遊技球検出手段を通過した場合には、大当たり判定用のループカウンタから乱数を取得し、当該取得された乱数が特定の値の場合には、図柄表示部に大当たり図柄が表示される大当たり状態となり、保険機能手段が起動して、大当たり状態を通常時に比べて高確率で発生するようにする。従って、普通電動役物が所定時間開放されたにも関わらず、特別遊技状態生起の権利が発生しなかった場合には、次の大当たり状態の生起の確率が通常時よりも高くなる。尚、保険機能手段は特別遊技状態生起の権利が発生した場合には停止する。また、確率変動判定手段の判定結果を確率報知手段により特別遊技状態生起の権利の発生中に報知する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
なお、本発明では、複数の図柄を表示可能な図柄表示部に図柄を変動表示させる図柄変動制御手段と、所定条件の成立により大当たりを判定する大当たり判定手段とを設けるようにしても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態であるパチンコ機1についての機械的構成について、図面を参照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の部分には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示外の発射機に遊技球を供給し、また、賞品球を受ける上皿5が設けられ、上皿5の直下には、上皿5から溢れた賞品球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には、発射ハンドル7が設けられている。
【0015】
次に、遊技盤2の機械的構成について図2を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図である。遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域4の略中央には、液晶画面11を備えた図柄表示部8が設けられている。この図柄表示部8の液晶画面11には、普通図柄を表示する第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3が設けられている。また、図柄表示部8の右上方には電飾風車9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設けられている。
【0016】
また、図柄表示部8の直下には、普通図柄始動ゲート12が設けられており、普通図柄始動ゲート12を遊技球が通過した場合には、上記第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3の図柄が変動表示する。また、普通図柄始動ゲート12の直下には、普通入賞口15が設けられ、普通入賞口15の直下には、普通電動役物16が設けられている。普通電動役物16には、開閉扉16aが設けられ、開閉扉16aの内側には、球技球が停留される遊技球停留部16bが設けられている。また、普通電動役物16の左右には普通入賞口30及び普通入賞口31が各々設けられ、普通電動役物16下方には、入賞しなかった遊技球を回収するアウト口13が設けられている。
【0017】
さらに、図柄表示装置8の左方には普通入賞口19が設けられ、普通入賞口19の下方には普通入賞口20が設けられている。さらに、図柄表示部8の右方には、回転体22が設けられ、回転体22には、第3種始動口22aが設けられている。また、回転体22の下方には、大入賞口23が設けられ、大入賞口23には、開閉腕23a、23bが設けられている。また、図柄表示装置8には遊技球を暫時載置可能なステージ21が遊技盤2の表面に対して略垂直に設けられている。ステージ21に載った遊技球は、ステージ21の直下に設けられている普通図柄始動ゲート12に向かって落下するようになっている。
【0018】
また、図柄表示部8の上部には、各々2個ずつのLEDから成る普通図柄始動保留部25が設けられており、普通図柄始動ゲート12に入賞したいわゆる保留球の数を表示することができる。なお、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ランプ、風車及び多数の障害釘等が設けられている。
【0019】
次に、図柄表示部8の構造及び表示画面を図3を参照して説明する。図3は、図柄表示部8の正面図である。図3に示すように、図柄表示部8の液晶画面11には、左側に第1図柄表示部L1、右側に第2図柄表示部L2、中央に第3図柄表示部L3の3つが横方向に並べて設けられている。なお、図柄表示部8の液晶画面11は、上記の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3の表示以外に、確立変動突入か否かの報知や動画やメッセージ等も表示できるようになっている。また、図柄表示部8は、液晶表示装置を用いるだけでなく、CRT、LED、プラズマディスプレイ等の各種の表示装置を用いることが出来ることは言うまでもない。また、第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3の位置は任意に変更可能である。さらに、図柄表示部8は、裏面に図4に示す図柄表示基板44を備えている。
【0020】
上記の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3に各々表示される図柄の一例としては、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」の10種類があり、普通図柄始動ゲート12を遊技球が通過して、第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3の3つの図柄が特定の同じ数字や文字あるいは図柄等で揃った場合(例えば、図3に示す「7,7,7」で揃った場合)や、特定の数字や文字あるいは図柄の組み合わせ等で揃った場合には、大当たりとなる。
【0021】
そして、普通電動役物16の開閉扉16aが短時間(例えば、5秒間)開放されて、その間に遊技球停留部16bに遊技球が停留すれば、特別遊技状態を生起する権利が発生し、回転体22の第3種始動口22aに遊技球が所定個数(例えば16個)するまで権利発生状態となり、大入賞口23の開閉腕23a、23bの開閉が繰り返される。例えば、回転体22の第3種始動口22aに遊技球が1個数入賞すると大入賞口23の開閉腕23a、23bが開放され、所謂右打ちにより、大入賞口23に遊技球が10個入賞すると大入賞口23の開閉腕23a、23bが閉じるという動作を第3種始動口22aに遊技球が16個入賞するまで繰り返すことになる。そして、図4に示す賞品球払出装置49からは、大入賞口23へ遊技球が1個入賞する毎に例えば15個の賞球が払い出されることになる。
【0022】
また、本実施の形態のパチンコ機1では、次の大当たりの確率を高める確率変動か否かは、前記10図柄とは関係なく、後述する確率変動判定ループカウンタLC5の値に基づいて決定される。従って、大当たり時の図柄では、確率変動か否かは遊技者には分からないようになっている。確率変動突入の場合には、有利状態として次の大当たりを引く確率を高くするように変更される。大当たりの確率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、300分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利状態)では、確率は5倍にアップして60分の1となるが、必ずしもこの値に限られるものではない。なお、確率変動状態にならない場合には、その後に大当たりを引く確率は通常状態となる。
【0023】
また、図柄表示部8には、上記大当たり状態になった場合に、大当たり図柄が第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3に表示された後に、大当たり状態であることを示す「大当たり〜!!」の文字が表示される。
【0024】
次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気的構成について図4を参照して説明する。図4は、パチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けられ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47から構成され、主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニット50が設けられている。このCPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51、フラグやカウンタ値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラム及び各種の初期値のデータや図柄表示部8への表示内容のデータ等を記憶したROM53とが設けられており、これらは一つのLSIとして一体にモールディングされている。
【0025】
また、CPUユニット50には、割込リセット回路57が接続され、割込リセット回路57は、0.002秒(以下「2ms」と略す。)毎に、割込信号をCPU51に与えるようになっており、CPU51は、ROM53に記憶された制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御を行う。なお、CPU51の一例としては、8ビット、16ビット、32ビット、64ビット等のCPUが使用されている。
【0026】
また、主基板41には、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインターフェース54が設けられている。このI/Oインターフェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続されている。なお、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、及び電飾基板46にも、CPU(図示外)、RAM(図示外)、ROM(図示外)、I/Oインターフェース(図示外)が各々搭載されている。なお、主基板41はパチンコ機1の主制御を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音基板43はパチンコ機1の効果音の発生を制御し、図柄表示基板44は図柄表示部8の制御を行い、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制御し、中継基板47は、各スイッチや各ソレノイドとの配線の中継を行っている。
【0027】
ここで、電飾基板46には、普通図柄始動保留部25を構成する普通図柄記憶数表示LED59、その他のLED60及び電飾ランプ61が接続され、また、図柄表示基板44には図柄表示部8の液晶画面11の制御回路(図示外)が接続され、また、音基板43には、スピーカー48が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球払出装置49が接続され、さらに、中継基板47には、回転体22を回動する回転体モータ24、大入賞口23の開閉腕23a、23bを開閉する大入賞口開放ソレノイド70、普通電動役物開放ソレノイド71、回転体22の第3種始動口22aへ入賞した遊技球を検出する第3種始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート12を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ73、普通電動役物16内の遊技球停留部16bに停留した遊技球を検出するVスイッチ74、大入賞口23に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、普通入賞口19,20,30,31に入賞して図示外の案内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口スイッチ76が接続されている。
【0028】
また、電源基板42は、主基板41、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47に各々接続されて、直流の安定化された電力を供給するようになっている。なお、電源基板42には、交流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が設けられており、安定化された直流の12V及び5V等を供給できるようになっている。なお、図4では、特に図示しないが、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースラインで接続されている。
【0029】
次に、図5を参照して、RAM52の記憶エリアについて説明する。RAM52には、ループカウンタ記憶エリア52a、普通図柄乱数記憶エリア52c、普通図柄始動入賞数記憶エリア52e、大当たりフラグ記憶エリア52f、高確率フラグ記憶エリア52g、権利発生フラグ記憶エリア52h、初期設定記憶エリア52l、入賞球フラグ記憶エリア52m、予備記憶エリア52n、第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52q等が設けられている。また、ループカウンタ記憶エリア52aには、図示外の大当たり判定用ループカウンタLC1、普通図柄作成カウンタLC2、普通図柄作成カウンタLC3、普通図柄作成カウンタLC4、確率変動判定ループカウンタLC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7等が各々記憶されている。これらのカウンタは設定された範囲の数値内を循環するように、図4に示す割込リセット回路57からのリセット信号に従って、一定間隔の時間(例えば、2ms)毎に所定量ずつインクリメントされ、各々設定されている最大値になると、次は、「0」に戻るように構成されている。
【0030】
次に、各カウンタについて以下に詳述する。まず、大当たり判定用ループカウンタLC1のカウント値は、大当たりを判定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms)に1加算され300以上で0クリアされる。従って、大当たり判定用ループカウンタLC1のカウント値は、「0」から「299」までの何れかの値を取り、1周期は、600msとなる。また、普通図柄作成カウンタLC2のカウント値は、大当たりの場合は、大当たり図柄を決定するために使用される。また、はずれリーチの場合は、第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2に表示される図柄を決定するために使用される。さらに、はずれの場合は、第1図柄表示部L1に表示される第1停止図柄を決定するために使用される。この普通図柄作成カウンタLC2のカウント値は、電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2msのリセット毎)に1加算され10以上で0クリアされる。従って、普通図柄作成カウンタLC2のカウント値は、「0」から「9」までの何れかの値を取り、1周期は20msとなる。
【0031】
また、普通図柄作成カウンタLC3のカウント値は、はずれの場合は、第2図柄表示部L2に表示される第2停止図柄を決定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、10割込毎(20ms毎、普通図柄作成カウンタLC2の1周期毎)に「1」加算され、10以上で0クリアされる。従って、普通図柄作成カウンタLC3のカウント値は、「0」から「9」までの何れかの値を取り、1周期は、200msとなる。さらに、普通図柄作成カウンタLC4のカウント値は、はずれの場合は、第3図柄表示部L3に表示される第3停止図柄を決定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、100割込毎(200ms毎、普通図柄作成カウンタLC3の1周期毎)に1加算され10以上で0クリアされる。従って、普通図柄作成カウンタLC4のカウント値は、「0」から「9」までの何れかの値を取り、1周期は、2000msとなる。
【0032】
また、確率変動判定ループカウンタLC5の値は、第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3に停止した大当たり図柄に基づかずに確率変動突入か否かを決定するために使用される。確率変動判定ループカウンタLC5の値は、電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2msのリセット毎)に「1」加算され、10以上で0クリアされる。従って、確率変動判定ループカウンタLC5のカウント値は、「0」から「9」までの何れかの値を取り、1周期は、20msとなる。
【0033】
次に、リーチ判定カウンタLC6のカウント値は、はずれリーチを判定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加算され「200」以上で「0」クリアされる。従って、リーチ判定カウンタLC6のカウント値は、「0」から「199」までの何れかの値を取り、1周期は、400msとなる。なお、リーチ判定カウンタLC6のカウント値が、「20」から「39」までの間の場合には、はずれリーチの動作が行われる。このはずれリーチでは、第1図柄表示部L1に停止表示される第1停止図柄と、第2図柄表示部L2に停止表示される第2停止図柄とが、同じ図柄となり、第3図柄表示部L3の図柄が所定時間だけ変動表示し、結局、第3図柄表示部L3に停止表示される第3停止図柄は、第1停止図柄及び第2停止図柄とは異なる図柄となるものである。
【0034】
また、リーチパターン決定カウンタLC7のカウント値は、大当たり又ははずれリーチと判定された場合のリーチパターンを決定するために使用される。電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に1加算され「60」以上で「0」クリアされる。従って、リーチパターン決定カウンタLC7のカウント値は、「0」から「59」までの何れかの値を取り、リーチのパターンは60通りとなる。なお、1周期は、120msとなる。なお、大当たり判定用ループカウンタLC1の最大カウント値は、単一の設定値としても良いし、設定1、設定2、設定3というように、異なる値を選択して設定できる設定手段を設けても良い。
【0035】
ここで、図6を参照して、普通図柄乱数記憶エリア52cについて説明する。図6は、普通図柄乱数記憶エリア52cの模式図である。普通図柄乱数記憶エリア52cには、普通図柄始動ゲート12を遊技球が通過した時に、大当たり判定用ループカウンタLC1、普通図柄作成カウンタLC2,LC3,LC4、確率変動判定ループカウンタLC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の各々のカウント値を乱数として取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エリア4の4つの記憶エリアと、大当たりの判定処理を行うために記憶エリア1に記憶された各乱数をシフトして記憶する判定エリアが1つ設けられており、併せて5つの記憶エリアが設けられている。
【0036】
次に、図7を参照して、ROM53の記憶エリアについて説明する。図7は、ROM53の記憶エリアの模式図である。図7に示すように、ROM53には、制御プログラム記憶エリア53aと、大当たりリーチパターンテーブル記憶エリア53bと、はずれリーチパターンテーブル記憶エリア53c等が設けられている。さらに、ROM53には、図示外の各種の記憶エリアが設けられている。
【0037】
次に本実施の形態のパチンコ機1の作動内容の詳細について、図8乃至図11のフローチャート及び図12乃至図15のタイミングチャート及び図18乃至図19のフローチャートを参照して説明する。フローチャートの各ステップについては、以下「S」と略す。図8は、パチンコ機1のメインルーチンのフローチャートであり、図9は、パチンコ機1の大当たり判定処理のフローチャートであり、図10は、パチンコ機1の確率変動判定処理1のフローチャートであり、図11は、パチンコ機1の確率変動判定処理2のフローチャートである。
【0038】
図8に示すメインルーチンのフローチャートは、一定間隔の時間(例えば、2ms)で、図4に示す割込リセット回路57が発生するリセット信号に従って、主基板41のCPU51がスタートから順に処理を行い、スタートから終了までの処理を、2ms以内で行うようになっている。従って、2ms間隔でリセット信号が入力されるごとに、スタートから処理が繰り返し行われる。なお、図8に示すフローチャートの処理を行うプログラムはROM53の制御プログラム記憶エリア53aに記憶されている。
【0039】
図8に示すフローチャートでは、まず、最初のリセット信号が入ると、スタックポインタの指定アドレスをセットするためのスタックポインタセット処理を行う(S1)。次いで、RAM52の記憶内容をチェックするRAMチェックが行われる(S2)。このRAMチェック(S2)は、電源投入時の初期設定処理が行われているか否かを判断するものである。このとき、RAM52の初期設定記憶エリア52lにS3に示す電源投入時初期設定処理で書き込まれる所定の数値が書き込まれているか否かが判断される。
【0040】
初期設定記憶エリア52lに所定の数値が書き込まれていない場合は(S2:NO)、電源投入後の初期処理が行われていない状態であるので、電源投入時初期設定処理が行われる(S3)。この処理では、RAM52の各記憶エリアの記憶値をリセットし、さらに、ループカウンタ記憶エリア52aに記憶されている各ループカウンタの値を各々初期値(例えば、「0」)にセットし、初期設定記憶エリア52lに所定の数値を記憶させる。その後、処理を終了する。
【0041】
次のリセット信号で、また、スタートから処理が行われる。まず、RAMチェック(S2)では、初期設定記憶エリア52lに所定の数値が書き込まれているので、RAM52は正常と判断され(S2:YES)、次の液晶画面コマンド出力処理(S4)に移行する。この液晶画面コマンド出力処理(S4)では、I/Oインターフェース54を介して、図柄表示基板44に図柄表示部8を制御する信号が送られる。次いで、音コマンド出力処理(S5)に移行する。この音コマンド出力処理(S5)では、I/Oインターフェース54を介して、音基板43にスピーカー48を駆動するための信号が送られる。次いで、ランプコマンド出力処理(S6)を行う。このランプコマンド出力処理(S6)では、パチンコ機1に設けられている各種のランプの点滅の制御を行う信号を電飾基板46へ出力する。次いで、ポート出力処理を行う(S7)。このポート出力処理(S7)では、図示外のホール管理用コンピュータにパチンコ機1の大当たり情報、始動情報、確率変動情報等の各種の情報を出力ポート55を介して出力する。
【0042】
次いで、スイッチ読込処理(S8)が行われる。このスイッチ読込処理(S8)では、普通図柄始動ゲート12、普通電動役物16、第3種始動口22a、大入賞口23、普通入賞口19,20,30,31等への遊技球の入賞を検出するものである。このスイッチ読込処理(S8)では、具体的には、普通図柄始動ゲート12に設けられている普通図柄作動スイッチ73、普通電動役物16の遊技球停留部16bに設けられているVスイッチ74、第3種始動口22aからの遊技球の入賞を検出する第3種始動口スイッチ72、大入賞口23に設けられているカウントスイッチ75、普通入賞口19,20,30,31等からの遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチ76が遊技球の入賞を検出した場合には、RAM52の入賞球フラグ記憶エリア52mに各スイッチに対応したフラグが立つ。
【0043】
また、普通図柄始動ゲート12に設けられている普通図柄作動スイッチ73が遊技球の通過を検出した場合には、4個まで、入賞数がRAM52の普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶される。また、普通図柄始動ゲート12に設けられている普通図柄作動スイッチ73が遊技球の通過を検出した場合には、RAM52のループカウンタ記憶エリア52aに記憶されている大当たり判定用ループカウンタLC1、普通図柄作成カウンタLC2,LC3,LC4、確率変動判定ループカウンタLC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の各値を普通図柄乱数記憶エリア52cの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順次記憶させ、それに対応した普通図柄始動保留部25のLEDが点灯する。従って、最大の保留数は4回である。
【0044】
スイッチ読込処理(S8)が終了すると、次いで、ループカウンタ更新処理(S9)を行う。このループカウンタ更新処理(S9)では、RAM52のループカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている大当たり判定用ループカウンタLC1、普通図柄作成カウンタLC2,LC3,LC4、確率変動判定ループカウンタLC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の値を上記の所定量だけ増加する(インクリメントする)。なお、各ループカウンタに設定されている最大値を越える場合には、各ループカウンタの値は0クリアされ、「0」に戻るようにプログラムされている。
【0045】
次に、図8に示すパチンコ機1のメインルーチンでは、ループカウンタ更新処理S9が終了すると、パチンコ機1にエラーが発生しているか否かが判断され(S10)、パチンコ機1にエラーが発生している場合には(S10:YES)、条件装置処理(S11)、普通図柄処理(S12)を飛ばして処理を行い、図柄表示部8にエラー表示等をさせる。エラーが発生していないときには(S10:NO)、条件装置処理(S11)に進む。
【0046】
次いで、この条件装置処理(S11)では、普通電動役物16の開放、閉鎖、図柄表示部8への大当たりデモ表示処理、大入賞口23の開閉腕23a、23bの開放、閉鎖が行われる。一巡目の処理では、後述する普通図柄処理(S12)での大当たり判定処理がまだ行われていないので、条件装置処理(S11)では、何も行われず次の処理に進む。次いで、普通図柄処理(S12)が行われる。
【0047】
この普通図柄処理(S12)では、後述する大当たり判定処理等が行われる。次に、賞品球の払い出しを行う払出制御(S13)が行われ、枠ランプ制御(S14)を経てメインルーチンの処理が終了する。なお、このメインルーチンの処理は各サブルーチンの処理を含めて、2ms以内に終了する。そして、割込リセット回路57からのリセット信号により、CPU51は、図8に示すメインルーチンの処理を、スタートから繰り返し行う。従って、図8に示すメインルーチンの処理が、2ms単位で繰り返されていることになる。先の一巡目のメインルーチンの処理の普通図柄処理(S12)で大当たり状態と判定されれば、RAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶され、大当たりフラグがONし、次の二巡目の条件装置処理(S11)では、大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されていれば、普通電動役物16の開放が短時間(約5秒間)行われる。
【0048】
また、普通電動役物16の遊技球停留部16bに遊技球を停留することができ、権利を取得できれば、RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されて権利発生状態となる。このときに、右打ちにより回転体22の第3種始動口22aに遊技球が1個入賞すれば、大入賞口23の開閉腕23a、23bが開放され、大入賞口23に遊技球が例えば10個入賞すると開閉腕23a、23bが閉成され、第3種始動口22aに遊技球が例えば16個入賞するまで、この動作が繰り返される。
【0049】
ここで、遊技者が、遊技盤2の下側に設けられた発射ハンドル7を操作することによって、遊技球を遊技領域4に打ち込み、遊技球が普通図柄始動ゲート12を通過すると、図8に示すメインルーチンのスイッチ読込処理(S8)において、遊技球の普通図柄始動ゲート12の通過が検出される。具体的には、普通図柄始動ゲート12に設けられている普通図柄作動スイッチ73が遊技球の通過を検出したときに、RAM52のループカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている大当たり判定用ループカウンタLC1、普通図柄作成カウンタLC2,LC3,LC4,確率変動判定ループカウンタLC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の値を乱数としてRAM52の普通図柄乱数記憶エリア52cに記憶する。そして、ループカウンタ更新処理(S9)を経てS10に進む。通常時はパチンコ機1にエラーが発生していないので(S10:NO)、条件装置処理(S11)に進むが、まだ、大当たりの判定がなされていないので、条件装置処理(S11)では何もされず、普通図柄処理(S12)を行う。
【0050】
この普通図柄処理(S12)では、図9に示すフローチャートの大当たり判定処理を行う。図9に示すフローチャートの処理を行うプログラムはROM53の制御プログラム記憶エリア53aに記憶されている。図9に示す大当たり判定処理では、まず、普通図柄始動ゲート12を遊技球が通過したか否かが判断される(S21)。この判断は、普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶されている入賞球の数が0か否かで行われる。普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶されている入賞球の数が「0」の場合には(S21:NO)、大当たり判定処理を終了し、メインルーチンにリターンする。
【0051】
普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶されている入賞球の数が「0」でない、すなわち1〜4の何れかであると判断された場合には(S21:YES)、普通図柄乱数記憶エリア52cの記憶エリア1に記憶されている各乱数の値を判定エリアへシフトさせて読み出し、普通図柄乱数記憶エリア52c中の記憶エリア2乃至4に記憶されている各乱数の値を一つずつ記憶エリアをシフトする(S22)。すなわち、普通図柄乱数記憶エリア52cの記憶エリア2の記憶値を記憶エリア1へ、記憶エリア3の記憶値を記憶エリア2へ、記憶エリア4の記憶値を記憶エリア3へ移動させる。次いで、普通図柄始動入賞数記憶エリア52eの記憶数を「1」減算、すなわち入賞球数を減算する(S23)。
【0052】
次いで、大当たり判定を行う(S24)。大当たり判定用ループカウンタLC1の値は、本実施の形態では、「0」〜「299」の間をとるので、S22で判定エリアに読み出した大当たり判定用ループカウンタLC1の乱数の値も「0」〜「299」の何れかになっている。ここで、S22で読み出した乱数の値が大当たりの値としてROM53に記憶されている特定の値、例えば、「7」であるか否かが判定される。S22で読み出した乱数の値が「7」である場合には(S24:YES)、大当たりフラグをONするためにRAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」を記憶し(S25)、次いで大当たり図柄選択処理を行う(S26)。ここでは、普通図柄乱数記憶エリア52cの判定エリアに読み出されている普通図柄作成カウンタLC2の値に基づいて大当たり図柄を選択する。普通図柄作成カウンタLC2は、「0」〜「9」の間の何れかの数値である。なお、高確率状態では、乱数「7」以外に例えば「35」、「70」、「135」、「250」も大当たりとなる。
【0053】
ここで、判定エリアに読み出されている普通図柄作成カウンタLC2の値に対応して、次のように大当たり図柄が選択される(S26)。普通図柄作成カウンタLC2の値と第1図柄表示部L1に表示される第1停止図柄、第2図柄表示部L2に表示される第2停止図柄、第3図柄表示部L3に表示される第3停止図柄との関係は、0:「0、0、0」、1:「1、1、1」、2:「2、2、2」、3:「3、3、3」、4:「4、4、4」、5:「5、5、5」、6:「6、6、6」、7:「7、7、7」、8:「8、8、8」、9:「9、9、9」となる。選択された大当たり図柄を示すデータは、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶される(S26)。
【0054】
次いで、普通図柄乱数記憶エリア52cの判定エリアに読み出されているリーチパターン決定カウンタLC7の値に基づいて、大当たりリーチパターン選択処理が行われる(S27)。この大当たりリーチパターン選択処理では、図7に示すROM53の大当たりリーチパターンテーブル記憶エリアに記憶された大当たりリーチパターンテーブルを参照して、リーチパターンコマンドが選択される(S27)、そして、選択されたリーチパターンコマンドが主基板41のCPU51からI/Oインターフェース54を介して、図柄表示基板44の図示外のCPUと、音基板43の図示外のCPUと、電飾基板46の図示外のCPUとに各々送られる。
【0055】
図柄表示基板44では、図示外のCPUが、主基板41のCPU51から受信したリーチパターンコマンドに基づいて、図柄表示基板44に設けられた図示外のROMに記憶されているプログラム及び図柄変動表示のデータに基づいて図柄表示部8の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3に各々表示される図柄の変動表示及び停止表示を行う図柄表示処理を行う(S28)。
【0056】
なお、S22で読み出した大当たり判定用ループカウンタLC1の乱数の値が例えば、大当たりとされる「7」以外の場合には(S24:NO)、リーチ判定カウンタLC6の値によりはずれリーチ動作を行うか否かが判定される(S31)、リーチ判定カウンタLC6の値が、「20〜39」の場合には、はずれリーチと判定される(S31:YES)。はずれリーチと判定された場合には(S31:YES)、ROM53のはずれリーチパターンテーブル記憶エリア53cに記憶されているはずれリーチパターンテーブルを参照して、はずれリーチ図柄選択処理を行い(S32)、はずれリーチの図柄変動の動作を行って、最終的に、はずれの図柄を第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3に停止表示する(S33)。
【0057】
この図柄停止表示の処理(S33)では、具体的には、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o及び第2停止図柄記憶エリア52pに各々記憶している図柄データに基づいて、第1図柄表示部L1及び第2図柄表示部L2に同じ図柄を停止表示してリーチ状態を演出し、その後、第3停止図柄記憶エリア52qに記憶している図柄データに基づいて、第3図柄表示部L3に第3停止図柄を停止表示する(S33)。その後、メインルーチンにリターンする。ここで、はずれリーチの一例を説明すると、例えば、第1図柄表示部L1及び第2図柄表示部L2に、各々「6」を停止し、第3図柄表示部L3を所定時間変動表示させる。そして、第3図柄表示部L3に「5」を停止表示する。従って、停止図柄は、「6,5,6」となり、はずれとなる。
【0058】
次に、図9に示すS31でリーチと判定されなかった場合(S31:NO)には、普通図柄作成カウンタLC2、普通図柄作成カウンタLC3、普通図柄作成カウンタLC4から取得した乱数に基づいて、はずれ停止図柄作成処理(S34)を行い、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶させる(S34)。次いで、はずれの図柄停止表示の処理(S35)を行う。ここでは、RAM52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶している図柄データに基づいて、第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、図柄表示部L3に、各々、第1停止図柄、第2停止図柄、第3停止図柄を停止表示する(S35)。その後、図8に示すパチンコ機1メインルーチンにリターンする。
【0059】
なお、普通図柄処理(S12)では、次に、図10に示す確率変動判定処理1を行う。図10に示すフローチャートの処理を行うプログラムはROM53の制御プログラム記憶エリア53aに記憶されている。この確率変動判定処理1では、大入賞口23を開放させて多数の賞球の獲得を可能とする特別遊技状態への突入の権利発生か否かの判断及び確率変動(高確率状態)突入か否かの判断を行う。以下の説明では、高確率中は大当たり確率は60分の1となり、低確率中は大当たり確率は300分の1となる。
【0060】
図10に示す確率変動判定処理1では、まず、大当たりフラグがONか否か、即ち、大当たりとなっているか否かが判断される(S41)、RAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されている場合には、大当たりフラグがONなので(S41:YES)、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに「1」を記憶して、高確率フラグをONとして高確率状態とする(S42)。これは、本実施の形態のパチンコ機1は、所謂第3種権利物といわれるパチンコ機であるので、権利を取得できなかったときには、特別遊技状態に入れないので、保険機能として、次の大当たり確率を高めておくためである。
【0061】
次いで、権利が発生したか否かを判断する(S43)。大当たり後に約5秒間開放される普通電動役物16の開閉扉16a内の遊技球停留部16bに遊技球を停留させて、その遊技球がVスイッチ74を通過すればRAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されて権利が発生する。従って、権利が発生したか否かの判断は、RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されているか否かでする(S43)。RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されている場合には、権利が発生しているので(S43:YES)、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに記憶されている「1」をクリアして、高確率フラグをOFFとして低確率状態とする(S44)。これは、権利が発生したので、保険機能の必要が無くなったからである。また、権利が発生しなかった場合には(S43:NO)、メインルーチンにリターンする。
【0062】
次に、確率変動突入か否かを判断する(S45)。この判断は、前記大当たり判定処理のS22で普通図柄乱数記憶エリア52cの判定エリアへ読み出した確率変動判定ループカウンタLC5の乱数の値が、例えば「1,2,3,4,5」なら、次の大当たり確率を高くする確率変動とし(S45:YES)、判定エリアへ読み出した確率変動判定ループカウンタLC5の乱数の値が、「6,7,8,9,0」なら次の大当たり確率は通常状態(低確率状態)である非確率変動とする(S45:NO)。
【0063】
S45の判断で、確率変動突入と判断された場合には(S45:YES)、RAM52の予備記憶エリア52nに確率変動突入であることを記憶する(S46)。次いで、図16に示すように確率変動突入であることを示す「確率変動」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して確率変動突入を報知する(S47)。S45で確率変動突入と判断されなかった場合には(S43:NO)、図17に示すように非確率変動(通常確率)であることを示す「残念」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して(S50)、メインルーチンにリターンする。
【0064】
次いで、権利終了か否かを判断する(S48)。特別遊技状態が終了して権利が終了した場合には、RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hの「1」がクリアされているので、権利が終了と判断でき(S48:YES)、次いで、S49で予備記憶エリア52nに記憶した確率変動突入の記憶内容に基づいて高確率フラグ記憶エリア52gに「1」を記憶して高確率状態とする(S49)。そして、予備記憶エリア52nに記憶した確率変動突入の記憶内容をクリアして(S49)、メインルーチンにリターンする。
【0065】
次に、図12及び図13に示すタイミングチャートに従って、上記図10に示すフローチャートの確率変動判定処理1の動作を説明する。図12及び図13は、上記確率変動判定処理1に基づくパチンコ機1の図柄表示部8の液晶画面11の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3で変動表示される普通図柄の変動状態と、権利発生時に特別遊技状態を発生させる特別装置(上記CPU51が特別遊技状態の発生を制御している状態)の作動状態と、大当たり確率の高低の状態を示すタイミングチャートである。
【0066】
図12に示すように、図柄表示部8の液晶画面11の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3で変動表示される普通図柄の変動が開始して、t1のタイミングで大当たり図柄が停止表示されて、大当たりとなると(S41:YES)、大当たり確率が高確率となる(S42)、次いで、t2のタイミングで権利が発生すると(S43:YES)、大当たり確率が低確率となる(S44)。権利が発生したので、保険機能の必要が無いからである。
【0067】
次いで、権利発生のt2のタイミングと権利終了のt3のタイミングとの間で確率変動突入か否かが判断され(S45)、確率変動突入のときには(S45:YES)、RAM52の予備記憶エリア52nに確率変動突入を記憶して(S46)、図16に示すように確率変動突入であることを示す「確率変動」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して確率変動突入を報知する(S47)。t3のタイミングで、権利が終了すると(S48:YES)、大当たり確率を高確率にして(S49)、メインルーチンにリターンする。
【0068】
その後、また、t4のタイミングで大当たりとなると(S41:YES)、大当たり確率が高確率のままとなる(S42)、次いで、t5のタイミングで権利が発生すると(S43:YES)、大当たり確率が低確率となる(S44)。権利が発生したので、保険機能の必要が無いからである。
【0069】
次いで、権利発生のt5のタイミングと権利終了のt6のタイミングとの間で確率変動突入か否かが判断され(S45)、確率変動突入ではないときには(S45:NO)、図17に示すように、図柄表示部8の液晶画面11に「残念」との非確率変動であることを示す表示を行い(S50)、メインルーチンにリターンするので、t6のタイミングで権利終了しても大当たり確率は低確率のままとなる。
【0070】
次に、図13を参照して大当たりしたにも関わらず、権利が取得できず保険機能が作動する場合を説明する。図13に示すように、図柄表示部8の液晶画面11の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3で変動表示される普通図柄の変動が開始して、t11のタイミングで大当たり図柄が停止表示されて、大当たりとなると(S41:YES)、大当たり確率が高確率となる(S42)。
【0071】
次いで、t12のタイミングで普通電動役物16の遊技球停留部16bに上手く遊技球を停留できずに権利が発生しない所謂パンクが発生すると(S43:NO)、大当たり確率が高確率のままメインルーチンにリターンする。従って、次の大当たりまで高確率状態となり保険機能が作動することになる。この保険機能が作動中は、S45の確率変動突入の判定及びS46の確率変動突入の報知は行わないことになる。
【0072】
次いで、t13のタイミングで大当たりとなると(S41:YES)、大当たり確率が高確率のままとなる(S42)、次いで、t14のタイミングで権利が発生すると(S43:YES)、大当たり確率が低確率となる(S44)。権利が発生したので、保険機能の必要が無いからである。従って、t11のタイミングからt14のタイミングまで大当たり確率は高確率となっており、保険機能が作動したことになる。
【0073】
次いで、権利発生のt14のタイミングと権利終了のt15のタイミングとの間で確率変動突入か否かが判断され(S45)、確率変動突入ではないときには(S45:NO)、図17に示すように、図柄表示部8の液晶画面11に「残念」との非確率変動であることを示す表示を行い(S50)、メインルーチンにリターンするので、t15のタイミングで権利終了しても大当たり確率は低確率のままとなる。
【0074】
次に、上記確率変動処理1の変形例である確率変動判定処理2について図11を参照して説明する。なお、図11に示すフローチャートの処理を行うプログラムはROM53の制御プログラム記憶エリア53aに記憶されている。
【0075】
図11に示す確率変動判定処理2では、まず、大当たりフラグがONか否か、即ち、大当たりとなっているか否かが判断される(S51)、RAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されている場合には、大当たりフラグがONなので(S51:YES)、次いで、権利が発生したか否かを判断する(S52)。
【0076】
大当たり後に約5秒間開放される普通電動役物16の開閉扉16a内の遊技球停留部16bに遊技球を停留させて、その遊技球がVスイッチ74を通過すればRAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されて権利が発生する。従って、権利が発生したか否かの判断は、RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されているか否かでする(S52)。
【0077】
RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されている場合には、権利が発生しているので(S52:YES)、保険機能の必要が無く、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに「1」が記憶されていてもクリアして、高確率フラグをOFFとして低確率状態とする(S55)。
【0078】
次いで、確率変動突入か否かを判断する(S56)。この判断は、前記大当たり判定処理のS22で普通図柄乱数記憶エリア52cの判定エリアへ読み出した確率変動判定ループカウンタLC5の乱数の値が、例えば「1,2,3,4,5」なら、次の大当たり確率を高くする確率変動とし(S56:YES)、判定エリアへ読み出した確率変動判定ループカウンタLC5の乱数の値が、「6,7,8,9,0」なら次の大当たり確率は通常状態(低確率状態)である非確率変動とする(S56:NO)。
【0079】
S56の判断で、確率変動突入と判断された場合には(S56:YES)、RAM52の予備記憶エリア52nに確率変動突入であることを記憶する(S57)。次いで、図16に示すように確率変動突入であることを示す「確率変動」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して確率変動突入を報知する(S58)。S56で確率変動突入と判断されなかった場合には(S56:NO)、図17に示すように非確率変動(通常確率)であることを示す「残念」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して(S61)、メインルーチンにリターンする。
【0080】
S58の処理に次いで、権利終了か否かを判断する(S59)。特別遊技状態が終了して権利が終了した場合には、RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hの「1」がクリアされているので、権利が終了と判断でき(S59:YES)、次いで、S57で予備記憶エリア52nに記憶した確率変動突入の記憶内容に基づいて高確率フラグ記憶エリア52gに「1」を記憶して高確率状態とする(S60)。そして、予備記憶エリア52nに記憶した確率変動突入の記憶内容をクリアして(S60)、メインルーチンにリターンする。
【0081】
なお、上記S52の判断で、権利が発生しなかった(パンクした)と判断された場合には(S52:NO)、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに「1」を記憶して、高確率フラグをONとして高確率状態とする(S53)。これは、本実施の形態のパチンコ機1は、所謂第3種権利物といわれるパチンコ機であるので、権利を取得できなかったときには、特別遊技状態に入れないので、保険機能として、次の大当たり確率を高めておくためである。
【0082】
次いで、権利が発生したか否かを判断する(S54)。次の大当たりにより権利が権利が発生した場合には(S54:YES)、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに記憶されている「1」をクリアして、高確率フラグをOFFとして低確率状態とする(S55)。これは、権利が発生したので、保険機能の必要が無くなったからである。また、権利が発生しなかった場合には(S54:NO)、メインルーチンにリターンする。
【0083】
S54で権利が発生と判断され(S54:YES)、高確率フラグをOFFとして低確率状態とした場合には(S55)、次いで、確率変動突入か否かを判断する(S56)。この判断は、前記大当たり判定処理のS22で普通図柄乱数記憶エリア52cの判定エリアへ読み出した確率変動判定ループカウンタLC5の乱数の値が、「1,2,3,4,5」なら、次の大当たり確率を高くする確率変動とし(S56:YES)、判定エリアへ読み出した確率変動判定ループカウンタLC5の乱数の値が、「6,7,8,9,0」なら次の大当たり確率は通常状態(低確率状態)である非確率変動とする(S56:NO)。
【0084】
S56の判断で、確率変動突入と判断された場合には(S56:YES)、RAM52の予備記憶エリア52nに確率変動突入であることを記憶する(S57)。次いで、図16に示すように確率変動突入であることを示す「確率変動」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して確率変動突入を報知する(S58)。S56で確率変動突入と判断されなかった場合には(S56:NO)、図17に示すように非確率変動(通常確率)であることを示す「残念」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して(S61)、メインルーチンにリターンする。
【0085】
S58の処理に次いで、権利終了か否かを判断する(S59)。特別遊技状態が終了して権利が終了した場合には、RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hの「1」がクリアされているので、権利が終了と判断でき(S59:YES)、次いで、S57で予備記憶エリア52nに記憶した確率変動突入の記憶内容に基づいて高確率フラグ記憶エリア52gに「1」を記憶して高確率状態とする(S60)。そして、予備記憶エリア52nに記憶した確率変動突入の記憶内容をクリアして(S60)、メインルーチンにリターンする。
【0086】
次に、図14及び図15に示すタイミングチャートに従って、上記図11に示すフローチャートの確率変動判定処理2の動作を説明する。図14及び図15は、上記確率変動判定処理2に基づくパチンコ機1の図柄表示部8の液晶画面11の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3で変動表示される普通図柄の変動状態と、権利発生時に特別遊技状態を発生させる特別装置(上記CPU51が特別遊技状態の発生を制御している状態)の作動状態と、大当たり確率の高低の状態を示すタイミングチャートである。
【0087】
図14に示すように、図柄表示部8の液晶画面11の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3で変動表示される普通図柄の変動が開始して、t21のタイミングで大当たり図柄が停止表示されて、大当たりとなり(S51:YES)、t22のタイミングで権利が発生すると(S52:YES)、権利発生のt22のタイミングと権利終了のt23のタイミングとの間で確率変動突入か否かが判断され(S56)、確率変動突入のときには(S56:YES)、RAM52の予備記憶エリア52nに確率変動突入を記憶して(S57)、図16に示すように確率変動突入であることを示す「確率変動」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して確率変動突入を報知する(S58)。t23のタイミングで、権利が終了すると(S59:YES)、大当たり確率を高確率にして(S60)、メインルーチンにリターンする。
【0088】
その後、また、t24のタイミングで大当たりとなり(S51:YES)、t25のタイミングで権利が発生すると(S52:YES)、大当たり確率が低確率となる(S55)。権利が発生したので、保険機能の必要が無いからである。次いで、権利発生のt25のタイミングと権利終了のt26のタイミングとの間で確率変動突入か否かが判断され(S56)、確率変動突入ではないときには(S56:NO)、図17に示すように、図柄表示部8の液晶画面11に「残念」との非確率変動であることを示す表示を行い(S61)、メインルーチンにリターンするので、t26のタイミングで権利終了しても大当たり確率は低確率のままとなる。
【0089】
次に、図11及び図15を参照して大当たりしたにも関わらず、権利が取得できず保険機能が動作する場合を説明する。図15に示すように、図柄表示部8の液晶画面11の第1図柄表示部L1、第2図柄表示部L2、第3図柄表示部L3で変動表示される普通図柄の変動が開始して、t31のタイミングで大当たり図柄が停止表示されて、大当たりとなったが(S51:YES)、t32のタイミングで普通電動役物16の遊技球停留部16bに上手く遊技球を停留できずに権利が発生しない所謂パンクが発生すると(S52:NO)、大当たり確率を高確率にする(S53)。従って、次の大当たりまで高確率状態となり保険機能が作動することになる(S54:NO、メインルーチンへリターン)。
【0090】
次いで、t33のタイミングで大当たりとなり(S51:YES)、t34のタイミングで権利が発生すると(S52:YES)、大当たり確率が低確率となる(S55)。権利が発生したので、保険機能の必要が無いからである。従って、t32のタイミングからt34のタイミングまで大当たり確率は高確率となっており、保険機能が作動したことになる。
【0091】
次いで、権利発生のt34のタイミングと権利終了のt35のタイミングとの間で確率変動突入か否かが判断され(S56)、確率変動突入ではないときには(S56:NO)、図17に示すように、図柄表示部8の液晶画面11に「残念」との非確率変動であることを示す表示を行い(S61)、メインルーチンにリターンするので、t35のタイミングで権利終了しても大当たり確率は低確率のままとなる。
【0092】
次に、図18及び図19を参照して、確率変動判定処理の変形例である確率変動判定処理3及び確率変動判定処理4について説明する。図18は、確率変動判定処理3のフローチャートであり、図19は、確率変動判定処理4のフローチャートである。なお、図18及び図19に示すフローチャートの処理を行うプログラムはROM53の制御プログラム記憶エリア53aに記憶されている。
【0093】
まず、図18を参照して、確率変動判定処理3について説明する。この確率変動判定処理3では、確率変動か否かの判断は、図9に示す大当たり判定処理の大当たり判定時(S24)に同時に行うが、その結果を権利発生まで報知しないものである。
【0094】
図18に示す確率変動判定処理3では、まず、大当たりフラグがONか否か、即ち、大当たりとなっているか否かが判断される(S141)、RAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されている場合には、大当たりフラグがONなので(S141:YES)、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに「1」を記憶して、高確率フラグをONとして高確率状態とする(S142)。これは、本実施の形態のパチンコ機1は、所謂第3種権利物といわれるパチンコ機であるので、権利を取得できなかったときには、特別遊技状態に入れないので、保険機能として、次の大当たり確率を高めておくためである。
【0095】
次いで、権利が発生したか否かを判断する(S143)。RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されている場合には、権利が発生しているので(S143:YES)、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに記憶されている「1」をクリアして、高確率フラグをOFFとして低確率状態とする(S144)。これは、権利が発生したので、保険機能の必要が無くなったからである。また、権利が発生しなかった場合には(S143:NO)、メインルーチンにリターンする。
【0096】
次に、確率変動突入と前記大当たり判定時(S24)に判定されているか否かを判断する(S145)。このS145判断は、RAM52の予備記憶エリア52nに確率変動突入であることが記憶されているか否かで行う(S145)。確率変動突入と判定されている場合には(S145:YES)、次いで、図16に示すように確率変動突入であることを示す「確率変動」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して確率変動突入を報知し(S146)。権利終了後(S147:YES)、高確率フラグをONとして大当たり確率を高確率として(S148)、メインルーチンにリターンする。S145で確率変動突入と判定されていないと判断された場合には(S145:NO)、図17に示すように、図柄表示部8の液晶画面11に「残念」との非確率変動であることを示す表示を行い(S149)、メインルーチンにリターンする。
【0097】
次に、図19を参照して、確率変動判定処理4について説明する。この確率変動判定処理4では、確率変動か否かの判断は、図9に示す大当たり判定処理の大当たり判定時(S24)に同時に行うが、その結果を権利発生まで報知しないものである。
【0098】
図19に示す確率変動判定処理4では、まず、大当たりフラグがONか否か、即ち、大当たりとなっているか否かが判断される(S151)、RAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されている場合には、大当たりフラグがONなので(S151:YES)、次いで、権利が発生したか否かを判断する(S152)。
【0099】
RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hに「1」が記憶されている場合には、権利が発生しているので(S152:YES)、保険機能の必要が無く、RAM52の高確率フラグ記憶エリア52gに記憶されている「1」をクリアして、高確率フラグをOFFとして低確率状態とする(S155)。
【0100】
次いで、確率変動突入と前記大当たり判定時(S24)に判定されているか否かを判断する(S156)。このS156判断は、RAM52の予備記憶エリア52nに確率変動突入であることが記憶されているか否かで行う(S156)。確率変動突入と判定されている場合には(S156:YES)、図16に示すように確率変動突入であることを示す「確率変動」との文字を図柄表示部8の液晶画面11上に表示して確率変動突入を報知し(S157)、権利終了後(S158:YES)、高確率フラグをONとして大当たり確率を高確率として(S159)、メインルーチンにリターンする。S156で確率変動突入と判定されていないと判断された場合には(S156:NO)、図17に示すように、図柄表示部8の液晶画面11に「残念」との非確率変動であることを示す表示を行い(S160)、メインルーチンにリターンする。
【0101】
なお、上記のパチンコ機1では、権利発生中は、遊技者が発射ハンドル7を右一杯に回すことにより、遊技球を遊技領域4に右側に打ち込む所謂右打ちを行う。そして、回転体22の第3種始動口22aに遊技球が1個入賞する毎に大入賞口23の開閉腕23a、23bが開放され、大入賞口23に遊技球が10個入賞すると開閉腕23a、23bが閉成される。そして、上記動作が繰り返され、回転体22の第3種始動口22aに遊技球の16個目が入賞して大入賞口23の開閉腕23a、23bが開放され、大入賞口23に遊技球が10個入賞して開閉腕23a、23bが閉成されると権利は終了する。そして、RAM52の権利発生フラグ記憶エリア52hの権利発生フラグがクリアされる。
【0102】
以上説明したように、上記のパチンコ機1の確率変動判定処理1では、大当たりすると大当たり確率が高くなって保険機能が働き、権利発生で保険機能は終了する。そして、権利発生中に、確率変動突入の判定及び確率変動の報知がなされるので、確率変動機能を有するパチンコ機に保険機能を付加することができる。また、大当たり時には遊技者には確率変動か否かが不明なので、大当たり時に、非確率変動であることが遊技者に知られて、遊技者が故意に権利を発生させない所謂パンクを行って保険機能を用いて意図的に確率変動を狙うことを防止できる。
【0103】
また、上記のパチンコ機1の変形例の確率変動判定処理2では、大当たりしたにも関わらず権利を取得できない(所謂パンクが発生する)と、大当たり確率が高くなって保険機能が働き、権利発生で保険機能は終了する。そして、権利発生中に、確率変動突入の判定及び確率変動の報知がなされるので、確率変動機能を有するパチンコ機に保険機能を付加することができる。また、大当たり時には遊技者には確率変動か否かが不明なので、大当たり時に、非確率変動であることが遊技者に知られて、遊技者が故意に権利を発生させない所謂パンクを行って保険機能を用いて意図的に確率変動を狙うことを防止できる。
【0104】
さらに、上記のパチンコ機1の変形例の確率変動判定処理3では、大当たり時に同時に確率変動か否かの判定だけを行って、確率変動の報知は、権利発生中に行うものである。そして、確率変動判定処理3では、大当たりすると大当たり確率が高くなって保険機能が働き、権利発生で保険機能は終了する。そして、権利発生中に、確率変動の報知がなされるので、確率変動機能を有するパチンコ機に保険機能を付加することができる。また、大当たり時には遊技者には確率変動か否かの判定は行われているが、遊技者には報知せず権利発生中に確率変動の報知を行うので、大当たり時に、非確率変動であることが遊技者に知られて、遊技者が故意に権利を発生させない所謂パンクを行って保険機能を用いて意図的に確率変動を狙うことを防止できる。
【0105】
また、上記のパチンコ機1の変形例の確率変動判定処理4では、大当たり時に同時に確率変動か否かの判定だけを行って、確率変動の報知は、権利発生中に行うものである。そして、確率変動判定処理4では、大当たりしたにも関わらず権利を取得できない(所謂パンクが発生する)と、大当たり確率が高くなって保険機能が働き、権利発生で保険機能は終了する。そして、権利発生中に、確率変動の報知がなされるので、確率変動機能を有するパチンコ機に保険機能を付加することができる。また、大当たり時には遊技者には確率変動か否かが不明なので、大当たり時に、非確率変動であることが遊技者に知られて、遊技者が故意に権利を発生させない所謂パンクを行って保険機能を用いて意図的に確率変動を狙うことを防止できる。
【0106】
さらに、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変更が可能なことは言うまでもない。例えば、上記の確率等の各数値例は、単なる例示であって各種の変更が可能なことは言うまでもない。また、第3種始動口22aは回転体22に設けているが、回転体に限られず、他の構造の役物に第3種始動口を設けてもよい。また、大入賞口23は開閉腕23a、23bを開閉するものに限られず、扉を開閉するタイプのものであってもよい。さらに、権利発生は普通電動役物16の遊技球停留部16bに遊技球を停留することにより行っているが、必ずしもこの形式に限られず、普通電動役物16に遊技球を所定個数入賞させると権利が発生するものなど各種の変形が可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る発明の遊技機では、遊技球が所定の遊技球検出手段を通過した場合には、大当たり判定用のループカウンタから乱数を取得し、当該取得された乱数が特定の値の場合には、図柄表示部に大当たり図柄が表示される大当たり状態となり、保険機能手段が起動して、大当たり状態を通常時に比べて高確率で発生するようにする。従って、普通電動役物が所定時間開放されたにも関わらず、特別遊技状態生起の権利が発生しなかった場合には、次の大当たり状態の生起の確率が通常時よりも高くなり、保険機能手段は特別遊技状態生起の権利が発生した場合には停止するので、確率変動機能を持つ遊技機に特別遊技状態生起の権利の発生の保険機能を持たせることができ、遊技者が安心して遊技を行うことができる。
また、確率変動か否かは大当たり図柄とは関係なく確率変動判定用のループカウンタの値に基づいて決定される。従って、大当たり図柄では遊技者は確率変動であるか否かを知ることができず、大当たりを故意にパンクさせて保険機能手段が起動されることを防止できる。
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のパチンコ機の正面図である。
【図2】 パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】 パチンコ機の図柄表示部に大当たり図柄が表示された一例を示す正面図である。
【図4】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図である。
【図5】 パチンコ機のRAMの記憶エリアを示した模式図である。
【図6】 パチンコ機の普通図柄乱数記憶エリアを示した模式図である。
【図7】 パチンコ機のROMの記憶エリアを示した模式図である。
【図8】 パチンコ機のメインルーチンのフローチャートである。
【図9】 パチンコ機の大当たり判定処理のフローチャートである。
【図10】 パチンコ機の確率変動判定処理1のフローチャートである。
【図11】 パチンコ機の確率変動判定処理2のフローチャートである。
【図12】 パチンコ機の確率変動判定処理1の通常時タイミングチャートである。
【図13】 パチンコ機の確率変動判定処理1のパンク発生時のタイミングチャートである。
【図14】 パチンコ機の確率変動判定処理2の通常時タイミングチャートである。
【図15】 パチンコ機の確率変動判定処理2のパンク発生時のタイミングチャートである。
【図16】 パチンコ機の図柄表示部に確率変動の報知がなされた一例を示す正面図である。
【図17】 パチンコ機の図柄表示部に非確率変動の報知がなされた一例を示す正面図である。
【図18】 パチンコ機の確率変動判定処理3のフローチャートである。
【図19】 パチンコ機の確率変動判定処理4のフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 遊技盤
4 遊技領域
8 図柄表示部
11 液晶画面
L1 第1図柄表示部
L2 第2図柄表示部
L3 第3図柄表示部
12 普通図柄始動ゲート
15 普通入賞口
16 普通電動役物
16a 開閉扉
16b 遊技球停留部
22 回転体
22a 第3種始動口
23 大入賞口
23a、23b 開閉腕
24 回転体モータ
25 普通図柄始動保留部
40 制御部
41 主基板
42 電源基板
43 音基板
44 図柄表示基板
45 払出制御基板
46 電飾基板
47 中継基板
49 賞品球払出装置
50 CPUユニット
51 CPU
52 RAM
53 ROM[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a so-called third type right in which a normal electric power is released for a predetermined time at the time of a big hit and a special game state right that is advantageous to the player is generated by a predetermined winning of a game ball to the normal electric power. It relates to game machines.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a pachinko machine that is said to be a
[0003]
In the gaming machine referred to as the above-mentioned
[0004]
The reason for this is that if a right cannot be obtained when a big hit is made on a non-specific symbol (when a puncture occurs), the player intentionally punctures if the gaming machine enters a high probability state. This is because it is possible to aim for a big hit by a specific symbol (probability variation symbol) forever. Therefore, there is no
[0005]
However, even in the case of the above-mentioned gaming machine, there is a case in which a game ball cannot be successfully won by an ordinary electric accessory that is opened only for a very short predetermined time (about 5 seconds as an example) when a big hit occurs. In this case, there was a problem that even though it was a big hit, it was not possible to acquire the right and to perform a special game. Further, when the above-mentioned right cannot be obtained (when a puncture occurs), the lack of an insurance function has caused a significant decrease in the player's willingness to play.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and a gaming machine that allows a player to play a game with peace of mind by providing an insurance function to a third type gaming machine having a probability variation function. The purpose is to provide.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the gaming machine according to
[0008]
In the gaming machine of this configuration,When a game ball passes a predetermined game ball detection means, a random number is acquired from a loop counter for jackpot determination, and when the acquired random number is a specific value,The jackpot symbol is displayed on the symbol display section.RuJackpotStatusAndThe insurance function means is activated so that the jackpot state is generated with a higher probability than normal. Accordingly, if the right to generate the special gaming state does not occur even though the ordinary electric accessory is released for a predetermined time, the probability of occurrence of the next jackpot state becomes higher than normal. The insurance function means stops when a special gaming state right is generated. Also, the determination result of the probability variation determining means is notified by the probability notifying means during the occurrence of the right for occurrence of the special gaming state.The
[0009]
[0010]
[0011]
[0012]
[0013]
In the present invention, symbol variation control means for variably displaying symbols on a symbol display section capable of displaying a plurality of symbols, and jackpot determining means for determining a big hit when a predetermined condition is satisfied may be provided.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A mechanical configuration of a
[0015]
Next, the mechanical configuration of the
[0016]
Also, a normal symbol start gate 12 is provided immediately below the
[0017]
Further, an ordinary winning opening 19 is provided on the left side of the
[0018]
In addition, an upper part of the
[0019]
Next, the structure and display screen of the
[0020]
Examples of symbols displayed on the first symbol display portion L1, the second symbol display portion L2, and the third symbol display portion L3 are “1”, “2”, “3”, “4”, “ There are 10 types of “5”, “6”, “7”, “8”, “9”, “0”, and the game ball passes through the normal symbol start gate 12, and the first symbol display portion L1, second When the three symbols of the symbol display portion L2 and the third symbol display portion L3 are aligned with the same specific numbers, letters or symbols (for example, when the symbols are aligned with “7, 7, 7” shown in FIG. 3), If you get a combination of specific numbers, letters or designs, you will win a big hit.
[0021]
Then, if the open /
[0022]
Further, in the
[0023]
The
[0024]
Next, the electrical configuration of the
[0025]
An interrupt
[0026]
The
[0027]
Here, a normal symbol memory
[0028]
The
[0029]
Next, the storage area of the
[0030]
Next, each counter will be described in detail below. First, the count value of the jackpot determination loop counter LC1 is used to determine the jackpot. When the power is turned on, it starts from “0” and is incremented by 1 every interrupt (2 ms) and cleared to 0 when 300 or more. Accordingly, the count value of the jackpot determination loop counter LC1 takes any value from “0” to “299”, and one period is 600 ms. In addition, the count value of the normal symbol creation counter LC2 is used to determine the jackpot symbol in the case of jackpot. Further, in the case of outlier reach, it is used to determine the symbols displayed on the first symbol display portion L1 and the second symbol display portion L2. Furthermore, in the case of a loss, it is used to determine the first stop symbol displayed on the first symbol display portion L1. The count value of the normal symbol creation counter LC2 starts from “0” when the power is turned on, and is incremented by 1 every interrupt (every 2 ms reset) and cleared to 0 when 10 or more. Accordingly, the count value of the normal symbol creation counter LC2 takes any value from “0” to “9”, and one period is 20 ms.
[0031]
In addition, the count value of the normal symbol creation counter LC3 is used to determine the second stop symbol displayed on the second symbol display unit L2 when the count value is off. When the power is turned on, it starts from “0”, and is incremented by “1” every 10 interrupts (every 20 ms, every cycle of the normal symbol creation counter LC2). Accordingly, the count value of the normal symbol creation counter LC3 takes any value from “0” to “9”, and one period is 200 ms. Further, the count value of the normal symbol creation counter LC4 is used to determine the third stop symbol displayed on the third symbol display unit L3 when it is off. When the power is turned on, it starts from “0”, and is incremented by 1 every 100 interrupts (every 200 ms, every cycle of the normal symbol creation counter LC3). Accordingly, the count value of the normal symbol creation counter LC4 takes any value from “0” to “9”, and one period is 2000 ms.
[0032]
Further, the value of the probability variation determination loop counter LC5 determines whether or not the probability variation has entered without being based on the jackpot symbol stopped at the first symbol display portion L1, the second symbol display portion L2, and the third symbol display portion L3. Used for. The value of the probability variation determination loop counter LC5 starts from “0” when the power is turned on, and is incremented by “1” every interrupt (every 2 ms reset), and cleared to 0 when 10 or more. Accordingly, the count value of the probability variation determination loop counter LC5 takes any value from “0” to “9”, and one period is 20 ms.
[0033]
Next, the count value of the reach determination counter LC6 is used to determine outlier reach. When the power is turned on, it starts from “0”, and 1 is added every interrupt (every 2 ms), and “0” is cleared when “200” or more. Accordingly, the count value of the reach determination counter LC6 takes any value from “0” to “199”, and one period is 400 ms. When the count value of the reach determination counter LC6 is between “20” and “39”, a loss reach operation is performed. In this outlier reach, the first stop symbol stopped and displayed on the first symbol display portion L1 and the second stop symbol stopped and displayed on the second symbol display portion L2 are the same symbol, and the third symbol display portion L3. The third stop symbol displayed on the third symbol display section L3 is displayed differently from the first stop symbol and the second stop symbol.
[0034]
The count value of the reach pattern determination counter LC7 is used to determine the reach pattern when it is determined that the jackpot or out of reach reach. When the power is turned on, it starts from “0”, and 1 is added every interrupt (every 2 ms), and “0” is cleared when “60” or more. Accordingly, the count value of the reach pattern determination counter LC7 takes any value from “0” to “59”, and there are 60 reach patterns. One period is 120 ms. The maximum count value of the jackpot determination loop counter LC1 may be a single set value, or setting means for selecting and setting different values such as setting 1, setting 2, and setting 3 may be provided. good.
[0035]
Here, the normal symbol random
[0036]
Next, the storage area of the
[0037]
Next, details of the operation contents of the
[0038]
The flowchart of the main routine shown in FIG. 8 performs processing in order from the start by the
[0039]
In the flowchart shown in FIG. 8, first, when the first reset signal is input, stack pointer setting processing for setting the designated address of the stack pointer is performed (S1). Next, a RAM check for checking the stored contents of the
[0040]
If a predetermined numerical value is not written in the initial setting storage area 52l (S2: NO), the initial processing after power-on is not performed, so the power-on initial setting processing is performed (S3). . In this process, the stored value of each storage area of the
[0041]
The processing is performed from the start by the next reset signal. First, in the RAM check (S2), since a predetermined numerical value is written in the initial setting storage area 52l, the
[0042]
Next, a switch reading process (S8) is performed. In this switch reading process (S8), game balls are awarded to the normal symbol start gate 12, the normal
[0043]
When the normal
[0044]
When the switch read process (S8) is completed, a loop counter update process (S9) is then performed. In this loop counter update process (S9), the jackpot determination loop counter LC1, normal symbol creation counters LC2, LC3, LC4, probability variation determination loop counter LC5, reach determination counter stored in the loop
[0045]
Next, in the main routine of the
[0046]
Next, in the condition device process (S11), the ordinary
[0047]
In the normal symbol process (S12), a jackpot determination process, which will be described later, is performed. Next, a payout control (S13) for paying out the prize balls is performed, and the main routine process is terminated through the frame lamp control (S14). The processing of this main routine is completed within 2 ms including the processing of each subroutine. Then, in response to the reset signal from the interrupt
[0048]
If the game ball can be stopped at the game ball stop 16b of the ordinary
[0049]
Here, when the player operates the launch handle 7 provided on the lower side of the
[0050]
In this normal symbol process (S12), the jackpot determination process of the flowchart shown in FIG. 9 is performed. A program for performing the processing of the flowchart shown in FIG. 9 is stored in the control
[0051]
When it is determined that the number of winning balls stored in the normal symbol start winning
[0052]
Next, a jackpot determination is performed (S24). Since the value of the jackpot determination loop counter LC1 is between “0” and “299” in this embodiment, the random number value of the jackpot determination loop counter LC1 read into the determination area in S22 is also “0”. ~ "299". Here, it is determined whether or not the value of the random number read in S22 is a specific value stored in the
[0053]
Here, in accordance with the value of the normal symbol creation counter LC2 read to the determination area, the jackpot symbol is selected as follows (S26). The value of the normal symbol creation counter LC2, the first stop symbol displayed on the first symbol display portion L1, the second stop symbol displayed on the second symbol display portion L2, and the third symbol displayed on the third symbol display portion L3. The relationship with the stop symbol is as follows: 0: “0, 0, 0”, 1: “1, 1, 1”, 2: “2, 2, 2,” 3: “3, 3, 3”, 4: 4, 4, 4 ”, 5:“ 5, 5, 5 ”, 6:“ 6, 6, 6 ”, 7:“ 7, 7, 7 ”, 8:“ 8, 8, 8 ”, 9:“ 9, 9, 9 ". The data indicating the selected jackpot symbol is stored in the first stop symbol storage area 52o, the second stop
[0054]
Next, a jackpot reach pattern selection process is performed based on the value of the reach pattern determination counter LC7 read in the determination area of the normal symbol random
[0055]
On the
[0056]
If the value of the random number of the jackpot determination loop counter LC1 read in S22 is other than “7”, which is a jackpot (S24: NO), whether the reach operation is performed depending on the value of the reach determination counter LC6. When the value of the reach determination counter LC6 is “20 to 39”, it is determined that the reach is out of reach (S31: YES). If it is determined that the reach is out of reach (S31: YES), the outreach reach pattern table stored in the outreach reach pattern
[0057]
In the symbol stop display process (S33), specifically, the first symbol display section is based on the symbol data stored in the first stop symbol storage area 52o and the second stop
[0058]
Next, when it is not determined to be reach in S31 shown in FIG. 9 (S31: NO), based on the random numbers acquired from the normal symbol creation counter LC2, the normal symbol creation counter LC3, and the normal symbol creation counter LC4, it is lost. A stop symbol creation process (S34) is performed and stored in the first stop symbol storage area 52o, the second stop
[0059]
In the normal symbol processing (S12), next, probability
[0060]
In the probability
[0061]
Next, it is determined whether or not a right has been generated (S43). If the game ball is stopped at the game ball stop 16b in the open /
[0062]
Next, it is determined whether or not a probability fluctuation has entered (S45). This determination is performed if the random number value of the probability variation determination loop counter LC5 read to the determination area of the normal symbol random
[0063]
If it is determined in S45 that the probability fluctuation has entered (S45: YES), the fact that the probability fluctuation has entered is stored in the
[0064]
Next, it is determined whether or not the right is ended (S48). When the special game state is ended and the right is ended, “1” in the right generation
[0065]
Next, the operation of the probability
[0066]
As shown in FIG. 12, the variation of the normal symbol that is variably displayed on the first symbol display unit L1, the second symbol display unit L2, and the third symbol display unit L3 of the
[0067]
Next, it is determined whether or not a probability change has entered between the timing of the right generation t2 and the timing of the right end t3 (S45). When the probability change has entered (S45: YES), the
[0068]
Thereafter, when the jackpot is won at the timing t4 (S41: YES), the jackpot probability remains high (S42), and when a right is generated at the timing t5 (S43: YES), the jackpot probability is low. Probability (S44). This is because there is no need for an insurance function because a right has been generated.
[0069]
Next, it is determined whether or not a probability change has entered between the timing of right generation t5 and the timing of right end t6 (S45). If not a probability change entry (S45: NO), as shown in FIG. The display indicating that the change is non-probability “Sorry” is displayed on the
[0070]
Next, with reference to FIG. 13, a case will be described in which the right cannot be acquired and the insurance function is activated despite the big hit. As shown in FIG. 13, the variation of the normal symbol that is variably displayed on the first symbol display unit L1, the second symbol display unit L2, and the third symbol display unit L3 of the
[0071]
Next, when a so-called puncture that does not generate a right because the game ball cannot be stopped well at the game ball stop 16b of the ordinary
[0072]
Next, when the jackpot is won at timing t13 (S41: YES), the jackpot probability remains high (S42), and when a right is generated at timing t14 (S43: YES), the jackpot probability is low. (S44). This is because there is no need for an insurance function because a right has been generated. Accordingly, the jackpot probability is high from the timing of t11 to the timing of t14, and the insurance function is activated.
[0073]
Next, it is determined whether or not a probability change has entered between the timing of the right generation t14 and the timing of the right end t15 (S45). If the probability change has not occurred (S45: NO), as shown in FIG. The display indicating that the change is “probable” is not displayed on the
[0074]
Next, probability
[0075]
In the probability
[0076]
If the game ball is stopped at the game ball stop 16b in the open /
[0077]
When “1” is stored in the right occurrence
[0078]
Next, it is determined whether or not a probability fluctuation has entered (S56). This determination is performed if the random number value of the probability variation determination loop counter LC5 read to the determination area of the normal symbol random
[0079]
If it is determined in S56 that the probability fluctuation has been entered (S56: YES), the fact that the probability fluctuation has been entered is stored in the
[0080]
Following the processing of S58, it is determined whether or not the right has ended (S59). When the special game state is ended and the right is ended, “1” in the right generation
[0081]
If it is determined in S52 that no right has been generated (punctured) (S52: NO), “1” is stored in the high probability
[0082]
Next, it is determined whether or not a right has been generated (S54). When the right is generated by the next jackpot (S54: YES), “1” stored in the high probability
[0083]
If it is determined in S54 that a right has been generated (S54: YES) and the high probability flag is turned OFF to enter a low probability state (S55), it is then determined whether or not a probability fluctuation has entered (S56). This determination is performed if the random number value of the probability variation determination loop counter LC5 read to the determination area of the normal symbol random
[0084]
If it is determined in S56 that the probability fluctuation has been entered (S56: YES), the fact that the probability fluctuation has been entered is stored in the
[0085]
Following the processing of S58, it is determined whether or not the right has ended (S59). When the special game state is ended and the right is ended, “1” in the right generation
[0086]
Next, the operation of the probability
[0087]
As shown in FIG. 14, the variation of the normal symbol that is variably displayed on the first symbol display portion L1, the second symbol display portion L2, and the third symbol display portion L3 of the
[0088]
After that, when the right is generated at the timing of t24 (S51: YES) and the right is generated at the timing of t25 (S52: YES), the probability of the big hit is low (S55). This is because there is no need for an insurance function because a right has been generated. Next, it is determined whether or not a probability change has entered between the timing of the right generation t25 and the timing of the right end t26 (S56), and if it is not the probability change entry (S56: NO), as shown in FIG. The display indicating that the change is non-probability “unfortunate” is displayed on the
[0089]
Next, with reference to FIGS. 11 and 15, a case will be described in which the right cannot be acquired and the insurance function operates despite the big win. As shown in FIG. 15, the variation of the normal symbol that is variably displayed on the first symbol display portion L1, the second symbol display portion L2, and the third symbol display portion L3 of the
[0090]
Next, if the right is generated at the timing of t34 (S51: YES) and the right is generated at the timing of t34 (S52: YES), the jackpot probability is low (S55). This is because there is no need for an insurance function because a right has been generated. Accordingly, the jackpot probability is high from the timing t32 to the timing t34, and the insurance function is activated.
[0091]
Next, it is determined whether or not the probability fluctuation has entered between the timing of the right generation t34 and the timing of the right termination t35 (S56), and when it is not the probability fluctuation entry (S56: NO), as shown in FIG. The display indicating that the change is “probable” is not displayed on the
[0092]
Next, a probability
[0093]
First, the probability
[0094]
In the probability
[0095]
Next, it is determined whether or not a right has been generated (S143). If “1” is stored in the right occurrence
[0096]
Next, it is determined whether or not it is determined at the time of the probability change entry and the jackpot determination (S24) (S145). This determination of S145 is made based on whether or not a probability fluctuation entry has been stored in the
[0097]
Next, the probability
[0098]
In the probability
[0099]
When “1” is stored in the right occurrence
[0100]
Next, it is determined whether or not it is determined at the time of the probability change entry and the jackpot determination (S24) (S156). This determination of S156 is made based on whether or not a probability fluctuation entry has been stored in the
[0101]
In the
[0102]
As described above, in the probability
[0103]
Further, in the probability
[0104]
Further, in the probability
[0105]
In the probability
[0106]
Furthermore, it goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made. For example, each numerical example such as the above probability is merely an example, and it goes without saying that various changes can be made. Moreover, although the 3rd type starting port 22a is provided in the
[0107]
【The invention's effect】
As described above, in the gaming machine of the invention according to
Whether or not there is a probability change is determined based on the value of the loop counter for determining the probability change regardless of the jackpot symbol. Therefore, in the jackpot symbol, the player cannot know whether or not the probability change, and can prevent the insurance function means from being activated by intentionally puncturing the jackpot.
[0108]
[0109]
[0110]
[0111]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a pachinko machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of a game board of a pachinko machine.
FIG. 3 is a front view showing an example in which a jackpot symbol is displayed on a symbol display unit of the pachinko machine.
FIG. 4 is a block diagram showing an electrical configuration of the pachinko machine.
FIG. 5 is a schematic diagram showing a storage area of a RAM of a pachinko machine.
FIG. 6 is a schematic diagram showing a normal symbol random number storage area of a pachinko machine.
FIG. 7 is a schematic diagram showing a storage area of a ROM of a pachinko machine.
FIG. 8 is a flowchart of a main routine of the pachinko machine.
FIG. 9 is a flowchart of a jackpot determination process for a pachinko machine.
FIG. 10 is a flowchart of a probability
FIG. 11 is a flowchart of a pachinko machine probability
FIG. 12 is a normal timing chart of the probability
FIG. 13 is a timing chart when a puncture occurs in the probability
FIG. 14 is a normal timing chart of the probability
FIG. 15 is a timing chart when a puncture occurs in the probability
FIG. 16 is a front view showing an example in which a probability change is notified to the symbol display unit of the pachinko machine.
FIG. 17 is a front view showing an example in which notification of non-probability change is made on the symbol display section of the pachinko machine.
FIG. 18 is a flowchart of probability
FIG. 19 is a flowchart of probability
[Explanation of symbols]
1 Pachinko machine
2 Game board
4 game areas
8 Symbol display
11 LCD screen
L1 1st symbol display section
L2 2nd symbol display section
L3 3rd symbol display section
12 Normal design starting gate
15 Regular winning entrance
16 Ordinary electric equipment
16a door
16b Game ball stop
22 Rotating body
23 Grand Prize Winner
23a, 23b Open / close arm
24 Rotating body motor
25 Normal symbol start reservation
40 Control unit
41 Main board
42 Power supply board
43 sound board
44 design display board
45 Dispensing control board
46 Illuminated board
47 Relay board
49 Prize ball dispenser
50 CPU units
51 CPU
52 RAM
53 ROM
Claims (1)
前記図柄表示部に大当たり図柄が表示された時に起動して、前記大当たり状態を通常時に比べて高確率で発生するようにし、且つ、前記特別遊技状態生起の権利が発生した場合に停止する保険機能手段と、
前記大当たり状態が発生する確率を通常時に比べて高確率にする確率変動手段と、
前記確率変動手段により前記大当たり状態が発生する確率を通常時に比べて高確率にするか否かを前記遊技球が所定の遊技球検出手段を通過した場合に、確率変動判定用のループカウンタから取得された乱数が予め確率変動と定められている値か否かに基づいて判定する確率変動判定手段と、
前記確率変動判定手段の判定結果を報知する確率変動報知手段とを備え、
前記確率変動判定手段の判定結果を前記確率報知手段により特別遊技状態生起の権利の発生中に報知することを特徴とする遊技機。A symbol display unit capable of variably displaying a plurality of symbols is provided, and when a game ball passes a predetermined game ball detection means, a random number is acquired from a loop counter for jackpot determination, and the acquired random number If the values are the symbol display jackpot status next to the bonus game symbol still appears in the section, winning hole ordinary electric combination thereof is opened for a predetermined time, Ri by the predetermined winning the game balls to the ordinary electric combination thereof occurs right special game state occurs, a third type to the start hole by winning the game ball special winning opening is opened can win the game ball to become the gaming machine,
An insurance function that is activated when a jackpot symbol is displayed on the symbol display unit, and that the jackpot state is generated with a higher probability than normal time, and is stopped when the right to generate the special gaming state occurs Means,
Probability changing means for making the probability of occurrence of the jackpot state higher than normal,
When the game ball passes a predetermined game ball detection unit, whether or not the probability of occurrence of the jackpot state by the probability variation unit is higher than normal is acquired from a loop counter for probability variation determination Probability variation determining means for determining based on whether or not the random number is a value that is determined in advance as a probability variation ;
Probability variation notification means for notifying the determination result of the probability variation determination means,
A gaming machine characterized in that the result of determination by the probability variation determination means is notified by the probability notification means during the occurrence of a right for occurrence of a special gaming state .
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