JP4512309B2 - Httpサーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、HTTPによる通信を行うネットワークシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像データにより各種の情報を伝送する方法として、ファクシミリ通信が用いられてきた。ファクシミリ通信は現在においても広く利用されており、多くの機能を備えるようになってきている。ファクシミリ通信では、相手先との手順信号のやりとりによって相手先の受信能力を検出し、相手先の受信能力の範囲内で画像データを送信する。これによって、ほとんどの場合には相手先において画像データを受信することができる。
【0003】
しかし、基本的にファクシミリ通信は1対1の通信であるため、相手先が話中などによって受信可能な状態にないときに送信することはできない。また、同じ画像データ(情報)を多くの相手先に送信する場合でも、基本的にはそれぞれの相手先に対して画像データを送信する必要がある。さらに、例えば応用通信機能として時刻指定などの機能もあるが、その場合には送信する画像データを指定された時刻まで保持しておかなければならず、大きなメモリ容量が必要となるという欠点がある。
【0004】
最近ではインターネットやLANなどのデータ交換ネットワークが発達し、データ交換ネットワークを利用してデータの送受信が行われている。データ交換ネットワーク上で通信端末間でデータの送受信を行う方法として、電子メール(SMTP/POP)が広く用いられている。電子メールでは、一旦、メールサーバにデータを送信してから配信する。そのため、送信元では相手先の状態に拘わらず電子メールを送信することができる。また、多くの相手先に送信する場合でも、相手先のアドレスを記しておけば、1回のメールサーバへの送信のみで済むという利点もある。
【0005】
しかし電子メールでは、送信元から一方的に送信するのみであり、ファクシミリ通信のように相手先の受信能力を知る手段がない。そのため、送信した電子メールを相手先で参照可能か否かは分からない。また、例えば時刻指定などのようなファクシミリ通信において一般的に利用可能であった多くの機能を利用することができないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、HTTPを用い、ファクシミリ通信や電子メールの利点を活かした通信端末間のデータの送受信を可能としたHTTPサーバを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のHTTPサーバがそれぞれ管理している通信端末間でHTTPによる通信を行うシステムで用いられるHTTPサーバであって、送信用URLと受信用URLを用いてHTTPによる通信を行う通信手段と、管理下の通信端末の受信能力を含む管理情報を保持する端末情報記憶手段と、他のHTTPサーバを管理するための情報を保持するサーバ情報記憶手段と、前記通信手段を介して送信用URLに対して送られてきた転送すべきデータ及び該データの転送先を示す宛先情報を受け取り前記転送先の通信端末が管理下にない場合に前記サーバ情報記憶手段に記憶されている前記他のHTTPサーバの情報を用いて他のHTTPサーバへの問い合わせを行い前記転送先の通信端末を管理する他のHTTPサーバへ前記データ及び前記宛先情報を前記通信手段から送信するとともに管理下の転送先の通信端末からの受信用URLに対する転送要求に従ってデータを転送する制御手段を有し、前記制御手段は、管理下の転送先の通信端末に前記データを転送する際に、前記端末情報記憶手段に保持されている該通信端末の受信能力に合わせて前記データを適宜変換して転送することを特徴とするものである。
また同様のシステムで用いられるHTTPサーバであって、送信用URLと受信用URLを用いてHTTPによる通信を行う通信手段と、管理下の通信端末の受信能力を含む管理情報を保持する端末情報記憶手段と、他のHTTPサーバを管理するための情報を保持するサーバ情報記憶手段と、前記通信手段を介して送信用URLに対して送られてきた転送すべきデータ及び該データの転送先を示す宛先情報を受け取り前記転送先の通信端末が管理下にない場合に前記サーバ情報記憶手段に記憶されている前記他のHTTPサーバの情報を用いて他のHTTPサーバへの問い合わせを行い前記転送先の通信端末を管理する他のHTTPサーバへ前記データ及び前記宛先情報を前記通信手段から送信するとともに管理下の転送先の通信端末からの受信用URLに対する転送要求に従ってデータを転送する制御手段を有し、前記制御手段は、他のHTTPサーバからの通信端末の問い合わせに対して該通信端末が管理下にある場合には前記受信能力を返送し、また他のHTTPサーバへの問い合わせにより転送先の通信端末の受信能力を受け取ったときには、当該受信能力の範囲内となるように転送すべきデータを適宜変換して転送することを特徴とするものである。
このような本発明のHTTPサーバを利用することによって、複数のHTTPサーバが協働してデータ及び宛先情報の転送を行うことができるので、異なるHTTPサーバにおいて管理されている通信端末間でのHTTPを用いた通信を可能とすることができる。また、複数台のHTTPサーバによって通信端末を分散して管理することができ、負荷を分散することができる。
【0008】
他のHTTPサーバへのデータ及び宛先情報の転送を行うために、他のHTTPサーバを管理するための情報を保持するサーバ情報記憶手段を設けており、制御手段は、宛先情報によって特定される転送先の通信端末を管理していないとき、サーバ情報記憶手段に記憶されている他のHTTPサーバの情報を用いて他のHTTPサーバへの問い合わせを行い、転送先の通信端末を管理する他のHTTPサーバへデータ及び宛先情報を転送する。このとき、他のHTTPサーバから通信端末に関する問い合わせを受けたときには、その通信端末を管理していない場合には、サーバ情報記憶手段に記憶されている他のHTTPサーバの情報を用いてさらに他のHTTPサーバへの問い合わせを行うように構成することができる。このようにして連鎖的に問い合わせを行うことによって、直接通信を行うことができないHTTPサーバで管理されている通信端末との間での通信も可能となる。
【0009】
また、HTTPサーバの端末情報記憶手段には、管理下の通信端末の受信能力を記憶させており、制御手段は、宛先情報によって特定される転送先の通信端末にデータを転送する際に、その通信端末の受信能力に合わせてデータを適宜変換して送信する。あるいは、同様に端末情報記憶手段に管理下の通信端末の受信能力を記憶させ、他のHTTPサーバからの通信端末の問い合わせに対して該通信端末が管理下にある場合には当該通信端末の受信能力を返送し、また他のHTTPサーバへの問い合わせにより転送先の通信端末の受信能力を受け取ったときには、当該受信能力の範囲内で転送すべきデータを受け取るように構成している。これによって、データを受け取った転送先の通信端末では、受信能力範囲内のデータを受け取ることができるので、確実にデータを参照することができる。また、それぞれのHTTPサーバが管理する通信端末の受信能力に関する情報を共有して利用することができる。受信能力としては、データサイズ(記録紙サイズなどを含む)、符号化方式、カラー/白黒などのようなファクシミリ通信時に利用していた受信能力の他、通信方法(HTTP、POP、他)、ファイル(データ)形式、特定のアプリケーションの有無など、様々な通信端末における情報を受信能力として記憶しておくことができる。
【0010】
さらに、転送すべきデータの受信の際に応用通信情報も受け取り、該応用通信情報に従って各種の機能を提供することもできる。例えば転送開始時刻の指定や、転送先の通信端末がデータを受け取り可能な有効期限の指定、暗号化通信の指定、転送先のグループの指定、掲示板への登録の指定など、種々の応用通信機能を提供することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のHTTPサーバの実施の一形態を示すブロック図、図2は、本発明のHTTPサーバを複数台含むシステムの一例を示すブロック図である。図中、1〜3はセンターサーバ、4〜6はデータ交換ネットワーク、11〜14,21〜24は通信端末、31は通信部、32は制御部、33は端末データベース、34は原稿データベース、35はサーバデータベースである。図2に示す例では、本発明のHTTPサーバであるセンターサーバを3台示しており、これらがデータ交換ネットワーク4により通信可能に接続されている。また、センターサーバ1には4台の通信端末11〜14がデータ交換ネットワーク5によって通信可能に接続され、センターサーバ1が通信端末11〜14の受信能力等の情報を管理している。さらに、センターサーバ2にも4台の通信端末21〜24がデータ交換ネットワーク6によって通信可能に接続され、センターサーバ2が通信端末21〜24の受信能力等の情報を管理している。もちろん、センターサーバの数は3台に限られるものではないし、通信端末の数はそれぞれ4台に限られるものではないことは言うまでもない。
【0012】
データ交換ネットワーク4〜6は、LANあるいはインターネットなどのWANで構成される。これらのデータ交換ネットワーク4〜6は、ここではそれぞれのセンターサーバにおける通信端末の管理区分を示す都合上、それぞれを分けて示しているが、それぞれのデータ交換ネットワーク4〜6が別のネットワークである必要はない。例えばデータ交換ネットワーク4〜6がすべてインターネットであってもよい。なお、データ交換ネットワーク4〜6には、図2に示した機器の他、種々のネットワーク機器が接続されていてかまわない。
【0013】
各センターサーバ1〜3は、HTTPを用いて通信端末11〜14,21〜24と通信を行い、さらにセンターサーバ間の通信を行って、通信端末間のデータ転送を中継する。各センターサーバ1〜3の構成例を図1に示している。各センターサーバ1〜3は、通信部31、制御部32、端末データベース33、原稿データベース34、サーバデータベース35などを含んで構成することができる。ここでは一例としてセンターサーバ1における各部の説明を行うこととするが、センターサーバ2,3についても同様である。
【0014】
通信部31は、データ交換ネットワーク5を通じて通信端末11〜14との間でHTTPによる通信を行う。この時、例えば通信端末11〜14がデータを送信する際に用いるURLと、通信端末11〜14がデータを受け取る際に用いるURLを異ならせておくとよい。また、データ交換ネットワーク4を通じて他のセンターサーバ2,3などとの通信も行う。なお、通信部31はHTTP以外のプロトコルによる通信が可能であってよい。例えばSMTP/POPに対応し、電子メールの送受信が可能であってもよい。
【0015】
制御部32は各部を制御して、センターサーバ1が提供する様々な機能を実現する。特に、通信部31を介して通信端末11〜14からデータ及びそのデータの転送先を示す宛先情報を受け取り、一旦、原稿データベース34に記憶させた後、宛先情報に従ってデータが転送先の通信端末へ転送されるように制御する。このとき、転送先の通信端末が、センターサーバ1が管理している通信端末(通信端末11〜14)である場合には、転送すべきデータを保持しておき、転送先の通信端末からの受け取りの要求を受け、その要求に従ってデータを転送する。また、転送先の通信端末がセンターサーバ1において管理していない通信端末である場合には、後述するサーバデータベース35を利用して他のセンターサーバへ通信端末の問い合わせを行い、肯定応答を行ったセンターサーバへ向けてデータ及び宛先情報を転送する。肯定応答を行ったセンターサーバが存在しない場合、そのデータ転送をエラーとするなど、所定の処理を行うことになる。
【0016】
逆に他のセンターサーバから通信端末の問い合わせを受けた場合には、端末データベース33を検索し、当該通信端末が登録されていれば問い合わせ元のセンターサーバへ肯定応答を返す。そして、データ及び宛先情報を受け取って原稿データベース34に記憶しておき、転送先の通信端末からの受け取りの要求を受けてデータを転送する。
【0017】
また、他のセンターサーバから通信端末の問い合わせを受けたが、当該通信端末が端末データベース33に登録されていない場合には、サーバデータベース35を利用してさらに他のセンターサーバへ通信端末の問い合わせを行う。問い合わせたセンターサーバから肯定応答が返された場合には、問い合わせ元のセンターサーバへ肯定応答を行い、問い合わせ元のセンターサーバから送られてくるデータ及び宛先情報を肯定応答を返したセンターサーバへ中継転送する。また、問い合わせたセンターサーバから否定応答を受け取った場合には、サーバデータベース35を利用してさらにそのほかのセンターサーバへの問い合わせを行う。問い合わせ元のセンターサーバ以外の通信可能なセンターサーバのいずれからも否定応答を受けた場合には、問い合わせ元のセンターサーバに対して否定応答を行う。
【0018】
通信端末11〜14から受け取る宛先情報として、複数の転送先の指定を受けることができる。また、転送先として予め登録されているグループや、転送先を特定しない掲示板機能などの指定を受けるように構成することも可能である。
【0019】
さらに制御部31は、端末データベース33を参照し、転送先の通信端末の受信能力を取得し、通信端末11〜14から受け取ったデータ、あるいは、他のセンターサーバから受け取った通信端末11〜14を転送先とするデータが、転送先の通信端末の受信能力の範囲内であるか否かを判定する機能を有している。転送先の通信端末の受信能力の範囲内であればそのままデータを転送可能であるが、受信能力の範囲外の機能を必要とする場合には、そのままデータを転送してしまうと転送先の通信端末においてデータを参照することができなかったり、あるいは送信元の意図通りの結果が得られない場合が想定される。そのため、転送先の通信端末の受信能力の範囲外の機能を必要とするデータについては、転送先の通信端末の受信能力の範囲内となるようにデータの変換を行って、転送先の通信端末において支障なく受信できるようにする。この変換処理は、例えば複数のセンターサーバをデータが転送される場合には、そのいずれのセンターサーバにおいて行ってもよい。
【0020】
あるいは、通信端末11〜14から転送すべきデータを受け取った時点で転送先の通信端末の受信能力の範囲内であるか否かを判断し、範囲外である場合には受け取りを拒否してエラーを送信元の通信端末に返すように構成してもよい。この場合、転送先の通信端末が他のセンターサーバにより管理されているときには、他のセンターサーバに通信端末の問い合わせを行って肯定応答を受け取る際に受信能力に関する情報も受け取り、受信能力の範囲内か否かの判断を行えばよい。
【0021】
また制御部32は、転送するデータを通信端末11〜14から受け取る際に、応用通信機能を利用する場合にはその指示(応用通信情報)も受け取る。そして、応用通信情報で指示されている応用通信機能を実行するように制御する。このとき、他のセンターサーバに応用通信情報を転送すべきデータとともに送り、他のセンターサーバにおいて応用通信機能を実行する場合もある。
【0022】
応用通信機能としては、例えば転送開始時刻の指定や、転送先の通信端末がデータを受け取り可能な有効期限の指定、暗号化通信の指定など、種々の応用通信機能を提供することが可能である。上述の転送先のグループの指定や、掲示板への登録の指定なども応用通信としてもよい。転送開始時刻が指定されている場合には、指定の時刻が到来するまで、転送経路のいずれかのセンターサーバにおいて転送すべきデータを記憶したままとし、転送先の通信端末から受け取りの要求があっても当該データを転送しないようにする。また、有効期限が指定されている場合には、指定されている有効期限までは転送先の通信端末からの要求に応じて当該データを転送するが、有効期限後は転送しない。この場合、有効期限後は当該データを原稿データベース34から削除したり、あるいは再送のために原稿データベース34に残しておいてもよい。暗号化通信が指定されている場合には、センターサーバ間及び転送先の通信端末へのデータ転送の際に、データを暗号化して転送する。この場合、送信元の通信端末からセンターサーバへのデータ転送についても暗号化されていることが望ましい。他の機能においても同様にして、当該機能に応じた制御及び処理を行う。
【0023】
端末データベース33は、センターサーバ1で管理する通信端末11〜14の管理情報を記憶し、端末情報記憶手段として機能する。特に、受信能力等の情報を記憶し、通信端末11〜14の受信能力の範囲内でのデータ転送を行うために用いられる。図3は、端末データベースが記憶する情報の一例の説明図である。この例では、各通信端末11〜14の名称(端末名)とその識別情報(端末ID)、パスワード、送信者情報、解像度、記録紙、符号化方式、カラー受信、その他の各情報を記憶可能である。端末IDは、システム全体において当該通信端末を一意に識別するためのIDであり、センターサーバが異なっても重複しないように付与される。例えばセンターサーバのIDとセンターサーバ内での通信端末のIDを組み合わせて用いるなどによって、システム内で重複しないID付与が可能である。端末名については任意であるが、端末IDと同様にシステム内で一意に特定できる名称としてもよい。
【0024】
パスワードは、当該通信端末に対してデータを転送するために送信側からパスワードのデータが必要であることを示し、記憶されているパスワードと送信側から受け取ったパスワードとを比較し、一致している場合にのみ、当該通信端末へのデータの転送を許可する。例えば通信端末12については、送信側からパスワード「xyz」が送られてきたときのみ、通信端末12へのデータの転送を行う。
【0025】
また、送信者情報は、記憶されている送信者からのデータのみを当該通信端末へ転送することを示している。例えば通信端末11では、「経理部」からのデータのみを転送することを示している。例えば通信端末12ではパスワードの指定もあることから、送信者が「総務部」であり、かつ、パスワード「xyz」が送られてきたのみ、データを転送することになる。
【0026】
解像度、記録紙、符号化方式、カラーの情報は、いずれも画像データを転送する場合の受信能力を示しており、それぞれ、画像データを受信する場合の最高解像度、最大記録紙サイズ、受信可能(復号可能)な画像データの符号化方式、カラー画像の受信が可能か否かを示している。例えば通信端末11では、200dpiより高解像度の画像データは受信できないことを示している。また、例えば通信端末14では、最大の記録紙サイズがB4であるので、A3サイズの画像データは受信できない。通信端末12では符号化方式としてJBIGで符号化された画像データの受信が可能であるが、カラー画像の受信ができないことを示している。
【0027】
図3に示す例では、端末名の欄が「グループ1」、「グループ2」、「掲示板」という行が存在する。グループは、その他の欄に記憶されている1ないし複数の通信端末に対して同じデータを転送することを指示する際に利用することができる。送信時にグループを指定するだけで、複数の宛先を指示した場合と同様に動作するので、宛先の指示を簡略化することができる。例えば「グループ1」では、端末ID「1111」と「2222」が記憶されており、「グループ1」を指定することによって、通信端末11及び通信端末12へのデータの転送を指示することができる。
【0028】
また「掲示板」は、全ての通信端末から参照可能に公開する旨を指示する場合に利用される。「掲示板」が指定されたデータについては、掲示板用のページに追加してHTTPによって参照可能にしたり、あるいは、全ての通信端末を宛先として配信するように構成してもよい。
【0029】
なお、図3に示した端末データベース33が記憶する情報は一例であって、種々の管理情報を記憶させておくことができる。また受信能力の情報としても、上述の情報以外にも、各種の情報を記憶させておくことができる。例えばテキストデータのみかあるいは画像データも受信可能か、あるいは、ファイル形式や利用可能なソフトウェアなど、様々な情報を受信能力として記憶させておくことができる。また、この端末データベース33が記憶する通信端末の情報については、各通信端末11〜14から登録可能に構成したり、あるいはセンターサーバのオペレータが登録するなど、種々の方法によって登録することができる。
【0030】
原稿データベース34は、データ記憶手段として機能し、送信側の通信端末から受け取ったデータや、そのデータとともに受け取った宛先情報、さらに応用通信に関する情報が付加されている場合にはその情報などを記憶する。図4は、原稿データベースにおける管理情報の一例の説明図である。この例では、転送すべきデータを特定するデータID、記憶しているデータのファイル名を示すデータファイル、転送先を示す受信対象端末、転送したか否かなどを示す状態、転送すべきデータの属性情報を格納したファイル名を示す属性情報ファイル、応用通信に関する情報を記憶する応用通信情報の各情報を記憶し、転送すべきデータの管理を行っている。このデータIDについても端末IDと同様に、システム全体においてデータを一意に識別するためのIDである。あるいは、それぞれのセンターサーバにおいてデータを一意に識別できるIDを付与してもよい。
【0031】
この例では転送すべきデータは内部で識別可能なファイルとして管理しており、そのファイル名がデータファイル欄に記憶されている。また、当該データが送られてきたときに指定された転送先の情報(宛先情報)を受信対象端末欄に記憶している。ここでは端末IDにより転送先を示している。もちろん、端末名やその他の通信端末を特定する情報であってもよい。状態欄には、当該データが転送された(既読)か否か(未読)を示している。転送先が複数指定されていたり、あるいは掲示板が指定され、一部の通信端末にしかデータを転送していない場合には「一部未読」として示している。転送すべきデータの属性情報は、この例ではデータとは別のファイルとして記憶しており、そのファイル名が属性情報ファイル欄に記憶される。属性情報としては、例えば画像データであれば解像度やサイズ、符号化方式、カラーか否かなど、転送先の受信能力との比較を行うことができる情報が含まれていることが望ましい。もちろんこれらに限られるものではない。
【0032】
応用通信情報欄には、ここでは応用通信に関する指示を格納したファイルのファイル名が記憶されている。なお、指示されている応用通信の機能を括弧書きして示している。例えばデータIDが「0001」のデータについては、時刻指定が行われている。この時刻指定の機能は、指定されている時刻以後に転送を行う機能である。従って、送信側からデータを受け取り、当該データの転送先から受け取りの要求があっても、指定されている時刻前においてはデータの転送を行わない。データIDが「0002」のデータについては、サブアドレスの指示が行われている。この場合、転送先へデータを転送する際に、指示されているサブアドレスも転送する。転送先の通信端末では、サブアドレスを利用して例えば受け取るユーザを特定したり、さらに転送する先を指示するなど、受信後の処理に利用することができ、また送信側から転送先における処理を指定することができる。データIDが「0004」ではパスワードが送られてきている。例えば親展通信などで転送先からのパスワード入力を要求し、認証が得られた場合に転送先への転送を行うことになる。このほかにも各種の応用通信の指示を受け付けることができる。また、複数の応用通信機能を組み合わせて指示することも可能である。
【0033】
サーバデータベース35は、センターサーバ1から通信可能な他のセンターサーバに関する情報を記憶している。例えば他のセンターサーバへのアドレスなどを記憶しておけばよい。
【0034】
図5は、本発明のHTTPサーバを複数台含むシステムの一例におけるデータの転送の動作の概要の説明図である。ここでは通信端末11から通信端末22へデータを転送する場合を想定して、基本的な動作の概要を示している。なお、センターサーバ1には予め端末データベース33に各通信端末11〜14の受信能力などの情報を含む管理情報が、また、センターサーバ2には同じく端末データベース33に各通信端末21〜24の管理情報が、それぞれ登録、記憶されているものとする。
【0035】
まず(1)において、通信端末11はセンターサーバ1に対して送信用のURLを指定してセンターサーバ1との接続を図る。その後、(2)において、転送すべきデータとともに、当該データの転送先となる宛先情報(宛先の端末ID、ここでは通信端末22の端末ID)、それに自装置の端末IDなどをセンターサーバ1に対して送信する。なお、センターサーバ1との接続時にセンターサーバ1から送信用のページを通信端末11に送り、ページ内の送信指示などによって通信端末11からセンターサーバ1への送信が行われるようにしてもよい。宛先情報は、例えばセンターサーバ1へのアクセスの際に用いる送信用URLの一部として構成されていてもよい。また、センターサーバ1との接続の際、あるいはセンターサーバ1が通信端末11からデータ等を受け取る際に、送信側の通信端末11の認証を行うように構成してもよい。
【0036】
センターサーバ1では、通信端末11から受け取った転送すべきデータ、宛先の端末ID、自装置の端末IDを原稿データベース34に記憶させる。この時、例えば図4に示したようなデータの管理情報を生成しておく。また、センターサーバ1では、端末データベース33を参照し、宛先の端末IDが登録されているか否かを判定し、転送先となる通信端末がセンターサーバ1で管理している通信端末であるか否かを判断する。この例では、転送先となる通信端末はセンターサーバ1においては管理していない。このような場合、センターサーバ1はサーバデータベース35を参照し、通信可能な他のセンターサーバに対して転送先となる通信端末の問い合わせを行う。ここでは(3)において、センターサーバ2への問い合わせを行う。
【0037】
センターサーバ2では、端末データベース33を参照し、問い合わせを受けた通信端末を管理しているか否かを判定する。この例では、センターサーバ2は転送先である通信端末22を管理しているので、(4)において、問い合わせ元であるセンターサーバ1に対して肯定応答を行う。
【0038】
センターサーバ1は、センターサーバ2からの肯定応答を受け、(5)において、通信端末22に転送すべきデータ、宛先情報、その他応用通信情報などをセンターサーバ2に転送する。センターサーバ2では、センターサーバ1から送られてきた通信端末22宛のデータ等を原稿データベース34に記憶させる。
【0039】
なお、センターサーバ1はセンターサーバ2からの肯定応答によって宛先情報が正しい(受け取ったデータを転送可能である)ことが分かるので、図中の破線で示すように送信側の通信端末11に対して肯定応答を行うとよい。このとき、受け取った転送すべきデータを一意に特定するためのデータIDを返しておくとよい。
【0040】
その後、(6)において転送先である通信端末22からセンターサーバ1に対して受信用のURLを指定してセンターサーバ2との接続を図る。そして(7)において、自装置の端末IDを指定して受け取るべきデータの有無を問い合わせる。センターサーバ2は、通信端末22からの問い合わせに対し、原稿データベース34を検索し、(8)において通信端末22が受け取るべきデータに関する情報を送る。例えばデータ受け取りのためのページ通信端末22に表示されるようにし、そのページに受け取るべきデータの一覧を表示させて、受け取るデータを選択可能に構成することができる。このとき、新着データの有無、新着データの数やデータID、送信者情報や送信情報(送信時刻など)など、各種の情報を通信端末22に対して提示することができる。もちろん、提示する情報は任意である。また、通信端末22がセンターサーバ2と接続する際、あるいはセンターサーバ2に対してデータの転送を要求する際に、転送先の通信端末22の認証を行うように構成してもよい。
【0041】
通信端末22において受け取るデータを選択し、(9)においてデータの転送を要求する。この通信端末22からの要求に従い、センターサーバ2は(10)において通信端末22を宛先としている選択されたデータを通信端末22へ転送する。このようにして、通信端末11から送信されたデータは通信端末22に届くことになる。なお、通信端末22に対してデータを転送する際には、例えば属性情報ファイルなども転送可能に構成してもよい。また、(7)における要求に対応して、通信端末22宛のデータを全て通信端末22に転送するように構成してもよい。
【0042】
センターサーバ2は、通信端末22へのデータの転送後、転送済のデータを自動的に削除する。あるいは、そのまま保存しておき、転送先の通信端末からの指示に従って削除するようにしてもよい。
【0043】
またセンターサーバ2は、通信端末22へデータを転送した後、(11)においてセンターサーバ1に対して受信通知を行う。これを受けてセンターサーバ1では、当該データの状態を「既読」状態とする。この受信通知には、データIDを付加しておくことによって、どのデータに対する受信通知かを特定することができる。
【0044】
送信元の通信端末11は、センターサーバ1に対して受信確認を行うことができる。例えば(12)に示すようにセンターサーバ2からの受信通知がセンターサーバ1に届く前に受信確認の要求を行うと、通信端末11には(13)において未読状態である旨の通知が行われる。また、(14)に示すようにセンターサーバ2からの受信通知がセンターサーバ1に届いた後に受信確認の要求を行うと、通信端末11には(15)において、転送先の通信端末22がデータを受信した旨(「既読」状態)の通知が行われる。このようにして、送信したデータが実際に転送先へ届いたか否かを確認することができる。なお、受信確認の要求を行う際には、(2)におけるデータ送信後にデータIDが返されている場合には、そのデータIDを使用して受信確認を要求するとよい。
【0045】
上述の説明では、転送先が異なるセンターサーバに管理されている通信端末であったが、送信元と転送先の通信端末が同じセンターサーバにおいて管理されている場合には、図5におけるセンターサーバ1とセンターサーバ2との間の通信が行われないだけで、同様の動作によってデータの転送が行われる。
【0046】
上述のようにして通信端末11から通信端末22に転送されたデータは、通信端末22の受信能力の範囲を超えている可能性がある。そのため、通信端末11からデータが送信されてから通信端末22にデータが転送されるまでの間に、通信端末22が受け取るデータが通信端末22の受信能力の範囲内であるようにする。そのために、転送経路上のセンターサーバ1またはセンターサーバ2において、転送すべきデータが通信端末22の受信能力の範囲内であるか否かをチェックする。通信端末22の受信能力はセンターサーバ2が端末データベース33により管理しているので、例えばセンターサーバ1から転送すべきデータを受け取り、通信端末22にデータを転送するまでの間に、転送すべきデータが通信端末22の受信能力の範囲を超えている場合には、受信能力範囲内となるように、データに対して適宜変換処理を行う。または、例えばセンターサーバ2からセンターサーバ1への肯定応答(4)において通信端末22の受信能力に関する情報を転送し、センターサーバ1において適宜変換処理を行ってもよい。
【0047】
あるいは、センターサーバ2からセンターサーバ1への肯定応答(4)において通信端末22の受信能力に関する情報を転送し、転送すべきデータが通信端末22の受信能力の範囲を超えている場合には、送信側の通信端末11に対してエラーを返し、そのままでは転送できない旨を通知してもよい。このとき、転送先の通信端末の受信能力を超えている項目を送信元に返すようにするとよい。又は、転送先の通信端末の受信能力を送信側に転送し、その範囲内でのデータ送信を促してもよい。あるいはまた、送信側の通信端末から予め転送先の通信端末の受信能力に関する情報をセンターサーバに問い合わせて取り出し、転送先の通信端末の受信能力を確かめてからデータを送信するように構成してもよい。この場合も、受信能力のチェックを行うことが望ましい。
【0048】
いずれの場合も、通信端末22は受信能力の範囲内でデータを受け取ることができる。従って、例えばデータは受け取ったが参照や記録出力できない等といった事態を防止することができる。
【0049】
なお、受信能力のチェックの際には、例えば図3に示す端末データベース33の例でも示した送信者情報やパスワード等のチェックも含まれるが、例えばこれらのチェックは転送すべきデータを受け取ったセンターサーバ1において行い、解像度やサイズなどのチェック及び変換処理などをセンターサーバ2において行うなど、転送経路中のセンターサーバが役割を分担してもよい。
【0050】
このほか、各センターサーバ1〜3は、送受信されたデータの通信履歴を管理するように構成することができる。そして、通信端末からの問い合わせに対して、その通信端末の通信履歴データ及び指定された通信端末の通信履歴データを、問い合わせを行った通信端末に送信することができる。さらに、通信管理機能をセンターサーバ1〜3に持たせ、例えば通信端末毎、あるいは通信端末を特定グループに分類したグループ毎に管理する機能を提供してもよい。例えばグループ分けは端末データベース33のグループを兼用したり、あるいは別途、管理グループを設定しておくことができる。グループごとにグループコードを設定しておき、送信あるいは受信が行われた際に、グループコードによる認証を要求したり、通信管理をグループ単位で集計することが可能となる。
【0051】
また、センターサーバ1〜3がHTTPとともに電子メールの送受信機能を有していてもよい。その場合、例えば転送先の通信端末に対して新着データの到来を電子メールで知らせたり、転送後の受信完了通知を送信側の通信端末に電子メールで通知したり、さらには通信管理データなど諸情報の通知を電子メールにて行うなどといったサービスが可能となる。また、受信能力の一つとして電子メールでの受信を含めておき、当該通信端末へのデータ転送時に、転送すべきデータを電子メールに変換して転送(通信端末からのPOPによる取り出し要求に応じて転送)することも可能であるさらに、複数のセンターサーバにて送受信データを配送する場合にも電子メールの仕組みを利用することによりDNSのような既存の配送先検索機能を利用することができる。
【0052】
図6は、センターサーバ間の通信経路の一例の説明図、図7は、センターサーバ間の問い合わせ時の動作の一例の説明図である。図中、41〜47はセンターサーバである。上述の図5における説明では、センターサーバ1からセンターサーバ2へ、直接、通信端末22について問い合わせを行い、肯定応答を受けることができた場合の例を示している。しかし、センターサーバ間の通信経路によっては、直接通信可能なセンターサーバにおいては転送先の通信端末を管理していない場合もある。このような場合には、問い合わせを受けたセンターサーバがさらに別のセンターサーバに対して問い合わせを行って、転送先となる通信端末を管理しているセンターサーバを特定し、1ないし複数のセンターサーバを中継してデータを転送することができる。
【0053】
図6に示す例では、破線で接続されたセンターサーバ間において、直接、通信が可能である。例えばセンターサーバ42はセンターサーバ41,43,45と直接通信が可能であり、センターサーバ45はセンターサーバ42,44,46,47と直接通信が可能である。なお、センターサーバ45は通信端末と直接通信を行わず、またセンターサーバ44が直接通信を行う通信端末についての管理を行うものとする。そのため、センターサーバ45は原稿データベースを有しておらず、また、センターサーバ44は端末データベースを有していない。なお、センターサーバ44はセンターサーバのうちセンターサーバ45に対してのみ固定的に通信を行うものとし、サーバデータベースについても有していない。
【0054】
このようなシステム構成において、センターサーバ41が管理する通信端末からセンターサーバ44が直接通信を行う通信端末へデータを転送する場合を考える。この場合、センターサーバ41が通信端末からデータ及び宛先情報などを受け取ると、センターサーバ41においては転送先の通信端末を管理していないので、図7(A)の▲1▼に示すように、直接通信可能なセンターサーバ42に対して転送先の通信端末の問い合わせを行う。
【0055】
しかし、センターサーバ42においても転送先の通信端末を管理していない。このような場合に、センターサーバ42は、問い合わせ元であるセンターサーバ41以外の直接通信可能なセンターサーバ(センターサーバ43,45)への問い合わせを行う。まずこの例では、図7(A)の▲2▼に示すように、センターサーバ43に対して問い合わせを行う。しかしセンターサーバ43では転送先の通信端末を管理していない。また、センターサーバ42のほかに直接通信が可能なセンターサーバが存在しない。そのため、図7(A)の▲3▼に示すように、センターサーバ43はセンターサーバ42に対して否定応答を行う。センターサーバ42は、この否定応答を受け、さらに他のセンターサーバに対して問い合わせを行う。
【0056】
すなわち、図7(A)の▲4▼に示すように、センターサーバ42はセンターサーバ45に対して問い合わせを行う。上述のようにセンターサーバ45はセンターサーバ44から通信可能な通信端末を管理しているので、問い合わせを受けた通信端末が、センターサーバ44から通信が可能な通信端末であることが分かる。従って、センターサーバ45は図7(A)の▲5▼に示すようにセンターサーバ42に対して肯定応答を行う。さらにセンターサーバ45から肯定応答を受けたセンターサーバ42は、図7(A)の▲6▼に示すようにセンターサーバ41に対して肯定応答を行う。このようにして、センターサーバ41から直接通信できないセンターサーバ44が直接通信を行う通信端末を宛先とする場合でも、転送先となる通信端末が存在し、センターサーバ41はセンターサーバ42に対してデータを転送すればよいことがわかる。
【0057】
このようにして問い合わせが成功すると、次に実際にデータ及び宛先情報などを転送する。図7(B)▲1▼に示すように、センターサーバ41はセンターサーバ42に対してデータを転送する。センターサーバ42は、先ほどの問い合わせ時にセンターサーバ45に対して転送すればよいことがわかっているので、センターサーバ41から受け取ったデータ及び宛先情報などをセンターサーバ45へ転送する(図7(B)▲2▼)。さらにセンターサーバ45は、受け取った宛先情報から転送先の通信端末はセンターサーバ44から通信することがわかるので、図7(B)▲3▼において、センターサーバ45はセンターサーバ44に対してデータ及び宛先情報などを転送する。そして、センターサーバ44が転送先の通信端末からの要求に対してデータを転送することになる。
【0058】
データが転送先の通信端末に転送されたら、センターサーバ44は図7(B)▲4▼において、センターサーバ45に対して受信通知を返送する。センターサーバ44から受信通知を受け取ったセンターサーバ45は、図7(B)▲5▼においてセンターサーバ42に対して受信通知を返送する。さらにセンターサーバ45から受信通知を受け取ったセンターサーバ42は、図7(B)▲6▼においてセンターサーバ41に対して受信通知を返送する。このようにして、送信側の通信端末から送信されたデータはセンターサーバ41,42,45,44を経由して転送先の通信端末まで転送され、また、その受信通知がセンターサーバ44からセンターサーバ45,42を経由してセンターサーバ41に届くことになる。受信通知が返信された後に送信側の通信端末からセンターサーバ41に問い合わせれば、転送先の通信端末までデータが転送されたことを確認することができる。
【0059】
ここではセンターサーバ41と直接通信を行う通信端末から、センターサーバ44と直接通信を行う通信端末へデータを転送する例を示したが、例えば同じ送信側の通信端末からセンターサーバ43,46,47等と直接通信を行う通信端末にデータを転送する場合についても同様である。これらのセンターサーバについてもセンターサーバ41から直接通信を行うことができないが、他のセンターサーバを経由して問い合わせ及びデータ転送を行うことができる。
【0060】
これまでの動作の説明では、転送先が1つのみであるものとして説明してきた。しかしこれに限らず、転送先を複数指定することもできる。また、例えば図3に示した「グループ」や「掲示板」を指定することも可能である。複数の転送先が指定されていた場合には、指定された全ての転送先の通信端末のそれぞれに対して、上述のような転送の処理を行えばよい。またグループが指定された場合、指定されたグループに登録されている1ないし複数の通信端末が転送先として指定されたものとして扱えばよい。これらによって送信側の通信端末11においては1回の送信によって複数の転送先へのデータの送信(同報通信)が可能となる。なお、このように複数の転送先が指定されている場合(グループ指定を含む)には、それぞれのセンターサーバにおいて管理する全ての転送先へのデータの転送が終了するまでは、転送するデータを削除できないようにしておく必要がある。
【0061】
さらに、掲示板が指定された場合には、全ての通信端末から参照可能なようにデータの転送を行うことになる。図8は、宛先情報として掲示板が指定された場合のデータ転送の一例の説明図である。例えば図6に示したように各センターサーバ41〜47が通信可能に構成されている場合に、センターサーバ41に対して送信側の通信端末から宛先情報として掲示板が指定されてデータが送信されたとする。この場合、データは全ての通信端末から参照可能となる必要があるため、全てのセンターサーバに対して転送される。
【0062】
図8に示す例では、センターサーバ41は、直接通信可能なセンターサーバ42へデータを転送し、センターサーバ42は、センターサーバ41以外の直接通信可能なセンターサーバ43,45へデータを転送する。さらにセンターサーバ45は、センターサーバ42以外の直接通信可能なセンターサーが44,46,47へデータを転送する。なお、例えば他のセンターサーバから送られてきたデータが既に存在する場合には、そのデータに対する転送は行わない。これによって無限に転送されるのを防止することができる。
【0063】
このようにしてセンターサーバ間でデータ転送を行うことによって、原稿データベースを有する全てのセンターサーバが、掲示板が指定されたデータを記憶することができる。その後、いずれの通信端末から受け取り要求を受けた場合も、当該データを通信端末に提示及び転送すればよい。なお、掲示板が指定された場合にも、各センターサーバが通信可能な全ての通信端末に対して転送が終了するまで、当該データの削除ができないようにしておく必要がある。あるいは、転送先からの削除ができないようにし、期限の設定や送信側からの削除を受けるようにしてもよい。
【0064】
上述のグループ通信や掲示板機能などは、転送先の指定方法の一つでもあるし、また応用通信機能の一つでもある。別の応用通信機能の例として、ここでは時刻指定通信の例を取り上げ、以下に説明する。図9は、本発明のHTTPサーバを複数台含むシステムの一例において時刻指定を行った場合の動作の一例の説明図である。なお、図5と同様の場合を想定し、図5と重複する説明は省略する。
【0065】
まず(1)において、通信端末11はセンターサーバ1に対して送信用のURLを指定してセンターサーバ1と接続し、(2)において転送すべきデータとともに宛先情報や自装置の端末IDなどをセンターサーバ1に対して送信する。このとき、時刻指定に関する情報を応用通信情報として、データ及び宛先情報とともにセンターサーバ1へ送信する。
【0066】
センターサーバ1では、通信端末11から受け取った転送すべきデータ、宛先の端末ID、自装置の端末ID、応用通信情報を原稿データベース34に記憶させる。その後、(3)において、センターサーバ2への問い合わせを行う。センターサーバ2では、端末データベース33を参照し、問い合わせを受けた通信端末を管理しているか否かを判定する。この例では、センターサーバ2は転送先である通信端末22を管理しているので、(4)において、問い合わせ元であるセンターサーバ1に対して肯定応答を行う。
【0067】
センターサーバ1は、センターサーバ2からの肯定応答を受け、(5)において、通信端末22に転送すべきデータ、宛先情報、応用通信情報などをセンターサーバ2に転送する。センターサーバ2では、センターサーバ1から送られてきた通信端末22宛のデータ等を原稿データベース34に記憶させる。
【0068】
センターサーバ2では、応用通信情報として時刻指定が行われている。そのため、指定された時刻が到来するまでは、当該データの転送は行わない。すなわち、(6)において転送先である通信端末22からセンターサーバ2に対して受信用のURLを指定してセンターサーバ2と接続した後、(7)において、自装置の端末IDを指定して受信すべきデータの情報を要求するが、センターサーバ2は、通信端末22を宛先とするデータが存在していても、指定された時刻より前であれば、センターサーバ2は(8)においてデータ無し(あるいは他のデータの情報のみ)を返す。
【0069】
指定された時刻が到来し、その後に(9)において転送先である通信端末22からセンターサーバ2に対して受信用のURLを指定してセンターサーバ2と接続した後、(10)において、自装置の端末IDを指定して受信すべきデータの情報の取得を要求すると、今度は、時刻指定がなされていたデータについての情報も(11)において受信データ情報として通信端末22へ転送する。そして通信端末22から(12)において当該データの取り出しを要求すれば、(13)において当該データ(さらに属性情報など)がセンターサーバ2から通信端末22へ転送される。このようにして、送信側の通信端末11で指定した時刻以降にデータを転送先の通信端末22へ転送することができる。
【0070】
その後、(14)においてセンターサーバ2はセンターサーバ1に対して受信通知を行い、以後、送信側の通信端末11から(15)の受信確認をセンターサーバ1に対して行えば、(16)で受信通知を受け取り、実際に通信端末22へデータが送られたことを確認することができる。
【0071】
なお、上述のような時刻指定機能は、転送すべきデータ毎に指示するほか、転送先毎に指定することもできる。また、指定された時刻が到来するまでは、転送先の通信端末では当該データの存在を知らない。従って、指定時刻までの当該データの消去は送信側の通信端末からの指示によって可能とすることができる。この場合も転送すべきデータ毎に指示するほか、転送先毎の指定を可能とすることもできる。
【0072】
ここでは応用通信機能として時刻指定を行った場合を示したが、これに限らず、各種の応用通信機能を提供することができる。例えば有効期限を設定し、当該有効期限内であれば転送先の通信端末からの要求に対してデータを転送するが、有効期限を経過した場合には転送を行わないように構成することができる。なお、有効期限内では転送先の通信端末からの指示あるいは各センターサーバにおいて自動的にデータが削除されないようにし、送信側の通信端末あるいは各センターサーバのオペレータなどによる削除を可能にしておくとよい。また、有効期限後は、当該データを削除したり、あるいは、送信側からの新たな有効期限の設定や再送信の指示に応じられるように保持しておくことができる。
【0073】
また別の応用通信機能として、例えば暗号通信が指定された場合には、少なくとも転送先の通信端末とその通信端末への転送を行うセンターサーバとの間の通信を暗号通信によって行う。この場合、送信側の通信端末とセンターサーバとの間の通信及びセンターサーバ間の通信は、予め暗号通信によって通信を行うように設定しておくか、あるいはデータの送信より先に暗号通信をセンターサーバに通知してからデータの送信を行うように構成するとよい。なお、センターサーバ間の通信については、データの転送時に限らず、常に暗号通信を行うようにしてもよい。あるいは、安全な通信経路を利用してもよい。
【0074】
このほかの応用通信機能として、転送先の通信端末に対して、データ受信後の処理を指示するような諸情報(サブアドレス、パスワード、親展など)をデータとともに転送する機能を設けてもよい。
【0075】
上述の例では、転送先の通信端末と直接通信を行うセンターサーバまでデータを転送してから指定された時刻まで転送を停止していたが、これに限らず、例えば送信側の通信端末と直接通信を行うセンターサーバにおいてデータを保持し、指定された時刻が過ぎた後に他のセンターサーバへの転送を開始してもよい。また、応用通信機能によって、当該応用機能を実行するのに最適なセンターサーバを選択してもよい。なお、上述の応用通信を行う場合についても、図6〜図8で説明したように複数のセンターサーバを経由してデータを転送する場合についても同様に適用することが可能である。
【0076】
上述の説明では、それぞれのセンターサーバが、それぞれ管理する通信端末の受信能力に関する情報を端末データベース33に保持し、必要に応じて他のセンターサーバに対して問い合わせを行うように構成した。このような構成によれば、1台のセンターサーバにおける通信端末の管理負担を軽減し、またネットワーク構成に応じたスケーラビリティを持たせることができる。しかし、本発明はこのような構成に限らず、例えば各センターサーバにおいて、全ての通信可能な通信端末に関する情報を保持するように構成してもよい。この場合、通信端末に関する情報が更新されたり、新たに追加あるいは削除された場合には、その情報を全てのセンターサーバに通知し、端末データベースの更新を行う必要がある。あるいは、端末データベースを一括して保持するデータベースサーバを別途設けておき、各センターサーバはデータベースサーバに常に問い合わせを行うように構成することもできる。この場合、通信端末に関する情報の更新はデータベースサーバにおいて行うだけでよい。しかし、この場合も全ての通信端末に関する情報を集約する必要があり、また、全てのセンターサーバがデータベースサーバへのアクセスが可能であるなど、ネットワーク構成が制限される場合がある。
【0077】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、HTTPを用いてデータの転送を行うことができるとともに、電子メールの利点である相手先の状態によらずに送信可能であり、また1回の送信によって複数の宛先への送信が可能である。また、ファクシミリ通信の利点である、相手先の受信能力に応じた通信が可能であり、また、多くの応用通信機能を提供することができる。本発明によれば、このように従来から利用されてきたファクシミリ通信や電子メールの利点を活かした通信端末間のデータの送受信を行うことができる。それとともに、複数のHTTPサーバを連携させてデータの転送を行うので、柔軟な通信システムを構築することが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のHTTPサーバの実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のHTTPサーバを複数台含むシステムの一例を示すブロック図である。
【図3】端末データベースが記憶する情報の一例の説明図である。
【図4】原稿データベースにおける管理情報の一例の説明図である。
【図5】本発明のHTTPサーバを複数台含むシステムの一例におけるデータの転送の動作の概要の説明図である。
【図6】センターサーバ間の通信経路の一例の説明図。
【図7】センターサーバ間の問い合わせ時の動作の一例の説明図である。
【図8】宛先情報として掲示板が指定された場合のデータ転送の一例の説明図である。
【図9】本発明のHTTPサーバを複数台含むシステムの一例において時刻指定を行った場合の動作の一例の説明図である。
【符号の説明】
1〜3…センターサーバ、4〜6…データ交換ネットワーク、11〜14,21〜24…通信端末、31…通信部、32…制御部、33…端末データベース、34…原稿データベース、35…サーバデータベース、41〜47…センターサーバ。

Claims (4)

  1. 送信用URLと受信用URLを用いてHTTPによる通信を行う通信手段と、管理下の通信端末の受信能力を含む管理情報を保持する端末情報記憶手段と、他のHTTPサーバを管理するための情報を保持するサーバ情報記憶手段と、前記通信手段を介して送信用URLに対して送られてきた転送すべきデータ及び該データの転送先を示す宛先情報を受け取り前記転送先の通信端末が管理下にない場合に前記サーバ情報記憶手段に記憶されている前記他のHTTPサーバの情報を用いて他のHTTPサーバへの問い合わせを行い前記転送先の通信端末を管理する他のHTTPサーバへ前記データ及び前記宛先情報を前記通信手段から送信するとともに管理下の転送先の通信端末からの受信用URLに対する転送要求に従ってデータを転送する制御手段を有し、前記制御手段は、管理下の転送先の通信端末に前記データを転送する際に、前記端末情報記憶手段に保持されている該通信端末の受信能力に合わせて前記データを適宜変換して転送することを特徴とするHTTPサーバ。
  2. 送信用URLと受信用URLを用いてHTTPによる通信を行う通信手段と、管理下の通信端末の受信能力を含む管理情報を保持する端末情報記憶手段と、他のHTTPサーバを管理するための情報を保持するサーバ情報記憶手段と、前記通信手段を介して送信用URLに対して送られてきた転送すべきデータ及び該データの転送先を示す宛先情報を受け取り前記転送先の通信端末が管理下にない場合に前記サーバ情報記憶手段に記憶されている前記他のHTTPサーバの情報を用いて他のHTTPサーバへの問い合わせを行い前記転送先の通信端末を管理する他のHTTPサーバへ前記データ及び前記宛先情報を前記通信手段から送信するとともに管理下の転送先の通信端末からの受信用URLに対する転送要求に従ってデータを転送する制御手段を有し、前記制御手段は、他のHTTPサーバからの通信端末の問い合わせに対して該通信端末が管理下にある場合には前記受信能力を返送し、また他のHTTPサーバへの問い合わせにより転送先の通信端末の受信能力を受け取ったときには、当該受信能力の範囲内となるように転送すべきデータを適宜変換して転送することを特徴とするHTTPサーバ。
  3. 前記制御手段は、他のHTTPサーバから通信端末に関する問い合わせを受けたとき、該通信端末を管理していない場合には、前記サーバ情報記憶手段に記憶されている前記他のHTTPサーバの情報を用いてさらに他のHTTPサーバへの問い合わせを行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のHTTPサーバ。
  4. 前記制御手段は、転送すべきデータの受信の際に応用通信情報も受け取り、該応用通信情報に従って各種の機能を提供することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のHTTPサーバ。
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