JP2003345696A - Httpサーバ - Google Patents
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Abstract
ールの利点を活かした通信端末間のデータの送受信を可
能としたHTTPサーバを提供する。 【解決手段】 センターサーバ1,2は、それぞれ通信
端末11〜14,21〜24を管理し、管理情報を記憶
している。通信端末11から通信端末22へデータを転
送する場合、通信端末11はセンターサーバ1の送信用
URLへアクセスし、データ及び宛先情報をHTTPで
送る。センターサーバ1はセンターサーバ2へ転送先の
通信端末22を問い合わせ、肯定応答を受けてデータ及
び宛先情報をセンターサーバ2へ転送する。通信端末2
2は、センターサーバ2の受信用URLへアクセスし、
データの受信を問い合わせてデータの取り出しを要求す
る。センターサーバ2は、通信端末22からの要求に応
じてデータをHTTPにより転送し、通信端末11から
通信端末22へのデータ転送が完了する。
Description
信を行うネットワークシステムに関するものである。
を伝送する方法として、ファクシミリ通信が用いられて
きた。ファクシミリ通信は現在においても広く利用され
ており、多くの機能を備えるようになってきている。フ
ァクシミリ通信では、相手先との手順信号のやりとりに
よって相手先の受信能力を検出し、相手先の受信能力の
範囲内で画像データを送信する。これによって、ほとん
どの場合には相手先において画像データを受信すること
ができる。
1の通信であるため、相手先が話中などによって受信可
能な状態にないときに送信することはできない。また、
同じ画像データ(情報)を多くの相手先に送信する場合
でも、基本的にはそれぞれの相手先に対して画像データ
を送信する必要がある。さらに、例えば応用通信機能と
して時刻指定などの機能もあるが、その場合には送信す
る画像データを指定された時刻まで保持しておかなけれ
ばならず、大きなメモリ容量が必要となるという欠点が
ある。
ータ交換ネットワークが発達し、データ交換ネットワー
クを利用してデータの送受信が行われている。データ交
換ネットワーク上で通信端末間でデータの送受信を行う
方法として、電子メール(SMTP/POP)が広く用
いられている。電子メールでは、一旦、メールサーバに
データを送信してから配信する。そのため、送信元では
相手先の状態に拘わらず電子メールを送信することがで
きる。また、多くの相手先に送信する場合でも、相手先
のアドレスを記しておけば、1回のメールサーバへの送
信のみで済むという利点もある。
に送信するのみであり、ファクシミリ通信のように相手
先の受信能力を知る手段がない。そのため、送信した電
子メールを相手先で参照可能か否かは分からない。ま
た、例えば時刻指定などのようなファクシミリ通信にお
いて一般的に利用可能であった多くの機能を利用するこ
とができないという問題があった。
情に鑑みてなされたもので、HTTPを用い、ファクシ
ミリ通信や電子メールの利点を活かした通信端末間のデ
ータの送受信を可能としたHTTPサーバを提供するこ
とを目的とするものである。
Pサーバがそれぞれ管理している通信端末間でHTTP
による通信を行うシステムで用いられるHTTPサーバ
であって、HTTPによる通信を行う通信手段と、管理
下の通信端末の管理情報を保持する端末情報記憶手段
と、前記通信手段を介して転送すべきデータ及び該デー
タの転送先を示す宛先情報を受け取り前記転送先の通信
端末が管理下にない場合に前記データ及び前記宛先情報
を前記通信手段から他のHTTPサーバへ送信する制御
手段を有することを特徴とするものである。このような
本発明のHTTPサーバを利用することによって、複数
のHTTPサーバが協働してデータ及び宛先情報の転送
を行うことができるので、異なるHTTPサーバにおい
て管理されている通信端末間でのHTTPを用いた通信
を可能とすることができる。また、複数台のHTTPサ
ーバによって通信端末を分散して管理することができ、
負荷を分散することができる。
報の転送を行うために、他のHTTPサーバを管理する
ための情報を保持するサーバ情報記憶手段を設けておく
ことができる。そして制御手段は、宛先情報によって特
定される転送先の通信端末を管理していないとき、サー
バ情報記憶手段に記憶されている他のHTTPサーバの
情報を用いて他のHTTPサーバへの問い合わせを行
い、転送先の通信端末を管理する他のHTTPサーバへ
データ及び宛先情報を転送することができる。また、他
のHTTPサーバから通信端末に関する問い合わせを受
けたときには、その通信端末を管理していない場合に
は、サーバ情報記憶手段に記憶されている他のHTTP
サーバの情報を用いてさらに他のHTTPサーバへの問
い合わせを行うように構成することができる。このよう
にして連鎖的に問い合わせを行うことによって、直接通
信を行うことができないHTTPサーバで管理されてい
る通信端末との間での通信も可能となる。
には、管理下の通信端末の受信能力を記憶させておくこ
とができる。そして制御手段は、宛先情報によって特定
される転送先の通信端末にデータを転送する際に、その
通信端末の受信能力に合わせてデータを適宜変換して送
信することができる。あるいは、同様に端末情報記憶手
段に管理下の通信端末の受信能力を記憶させておき、他
のHTTPサーバからの通信端末の問い合わせに対して
該通信端末が管理下にある場合には当該通信端末の受信
能力を返送し、また他のHTTPサーバへの問い合わせ
により転送先の通信端末の受信能力を受け取ったときに
は、当該受信能力の範囲内で転送すべきデータを受け取
るように構成することができる。これによって、データ
を受け取った転送先の通信端末では、受信能力範囲内の
データを受け取ることができるので、確実にデータを参
照することができる。また、それぞれのHTTPサーバ
が管理する通信端末の受信能力に関する情報を共有して
利用することができる。受信能力としては、データサイ
ズ(記録紙サイズなどを含む)、符号化方式、カラー/
白黒などのようなファクシミリ通信時に利用していた受
信能力の他、通信方法(HTTP、POP、他)、ファ
イル(データ)形式、特定のアプリケーションの有無な
ど、様々な通信端末における情報を受信能力として記憶
しておくことができる。
用通信情報も受け取り、該応用通信情報に従って各種の
機能を提供することもできる。例えば転送開始時刻の指
定や、転送先の通信端末がデータを受け取り可能な有効
期限の指定、暗号化通信の指定、転送先のグループの指
定、掲示板への登録の指定など、種々の応用通信機能を
提供することが可能である。
の実施の一形態を示すブロック図、図2は、本発明のH
TTPサーバを複数台含むシステムの一例を示すブロッ
ク図である。図中、1〜3はセンターサーバ、4〜6は
データ交換ネットワーク、11〜14,21〜24は通
信端末、31は通信部、32は制御部、33は端末デー
タベース、34は原稿データベース、35はサーバデー
タベースである。図2に示す例では、本発明のHTTP
サーバであるセンターサーバを3台示しており、これら
がデータ交換ネットワーク4により通信可能に接続され
ている。また、センターサーバ1には4台の通信端末1
1〜14がデータ交換ネットワーク5によって通信可能
に接続され、センターサーバ1が通信端末11〜14の
受信能力等の情報を管理している。さらに、センターサ
ーバ2にも4台の通信端末21〜24がデータ交換ネッ
トワーク6によって通信可能に接続され、センターサー
バ2が通信端末21〜24の受信能力等の情報を管理し
ている。もちろん、センターサーバの数は3台に限られ
るものではないし、通信端末の数はそれぞれ4台に限ら
れるものではないことは言うまでもない。
あるいはインターネットなどのWANで構成される。こ
れらのデータ交換ネットワーク4〜6は、ここではそれ
ぞれのセンターサーバにおける通信端末の管理区分を示
す都合上、それぞれを分けて示しているが、それぞれの
データ交換ネットワーク4〜6が別のネットワークであ
る必要はない。例えばデータ交換ネットワーク4〜6が
すべてインターネットであってもよい。なお、データ交
換ネットワーク4〜6には、図2に示した機器の他、種
々のネットワーク機器が接続されていてかまわない。
いて通信端末11〜14,21〜24と通信を行い、さ
らにセンターサーバ間の通信を行って、通信端末間のデ
ータ転送を中継する。各センターサーバ1〜3の構成例
を図1に示している。各センターサーバ1〜3は、通信
部31、制御部32、端末データベース33、原稿デー
タベース34、サーバデータベース35などを含んで構
成することができる。ここでは一例としてセンターサー
バ1における各部の説明を行うこととするが、センター
サーバ2,3についても同様である。
を通じて通信端末11〜14との間でHTTPによる通
信を行う。この時、例えば通信端末11〜14がデータ
を送信する際に用いるURLと、通信端末11〜14が
データを受け取る際に用いるURLを異ならせておくと
よい。また、データ交換ネットワーク4を通じて他のセ
ンターサーバ2,3などとの通信も行う。なお、通信部
31はHTTP以外のプロトコルによる通信が可能であ
ってよい。例えばSMTP/POPに対応し、電子メー
ルの送受信が可能であってもよい。
ーバ1が提供する様々な機能を実現する。特に、通信部
31を介して通信端末11〜14からデータ及びそのデ
ータの転送先を示す宛先情報を受け取り、一旦、原稿デ
ータベース34に記憶させた後、宛先情報に従ってデー
タが転送先の通信端末へ転送されるように制御する。こ
のとき、転送先の通信端末が、センターサーバ1が管理
している通信端末(通信端末11〜14)である場合に
は、転送すべきデータを保持しておき、転送先の通信端
末からの受け取りの要求を受け、その要求に従ってデー
タを転送する。また、転送先の通信端末がセンターサー
バ1において管理していない通信端末である場合には、
後述するサーバデータベース35を利用して他のセンタ
ーサーバへ通信端末の問い合わせを行い、肯定応答を行
ったセンターサーバへ向けてデータ及び宛先情報を転送
する。肯定応答を行ったセンターサーバが存在しない場
合、そのデータ転送をエラーとするなど、所定の処理を
行うことになる。
い合わせを受けた場合には、端末データベース33を検
索し、当該通信端末が登録されていれば問い合わせ元の
センターサーバへ肯定応答を返す。そして、データ及び
宛先情報を受け取って原稿データベース34に記憶して
おき、転送先の通信端末からの受け取りの要求を受けて
データを転送する。
問い合わせを受けたが、当該通信端末が端末データベー
ス33に登録されていない場合には、サーバデータベー
ス35を利用してさらに他のセンターサーバへ通信端末
の問い合わせを行う。問い合わせたセンターサーバから
肯定応答が返された場合には、問い合わせ元のセンター
サーバへ肯定応答を行い、問い合わせ元のセンターサー
バから送られてくるデータ及び宛先情報を肯定応答を返
したセンターサーバへ中継転送する。また、問い合わせ
たセンターサーバから否定応答を受け取った場合には、
サーバデータベース35を利用してさらにそのほかのセ
ンターサーバへの問い合わせを行う。問い合わせ元のセ
ンターサーバ以外の通信可能なセンターサーバのいずれ
からも否定応答を受けた場合には、問い合わせ元のセン
ターサーバに対して否定応答を行う。
として、複数の転送先の指定を受けることができる。ま
た、転送先として予め登録されているグループや、転送
先を特定しない掲示板機能などの指定を受けるように構
成することも可能である。
3を参照し、転送先の通信端末の受信能力を取得し、通
信端末11〜14から受け取ったデータ、あるいは、他
のセンターサーバから受け取った通信端末11〜14を
転送先とするデータが、転送先の通信端末の受信能力の
範囲内であるか否かを判定する機能を有している。転送
先の通信端末の受信能力の範囲内であればそのままデー
タを転送可能であるが、受信能力の範囲外の機能を必要
とする場合には、そのままデータを転送してしまうと転
送先の通信端末においてデータを参照することができな
かったり、あるいは送信元の意図通りの結果が得られな
い場合が想定される。そのため、転送先の通信端末の受
信能力の範囲外の機能を必要とするデータについては、
転送先の通信端末の受信能力の範囲内となるようにデー
タの変換を行って、転送先の通信端末において支障なく
受信できるようにする。この変換処理は、例えば複数の
センターサーバをデータが転送される場合には、そのい
ずれのセンターサーバにおいて行ってもよい。
べきデータを受け取った時点で転送先の通信端末の受信
能力の範囲内であるか否かを判断し、範囲外である場合
には受け取りを拒否してエラーを送信元の通信端末に返
すように構成してもよい。この場合、転送先の通信端末
が他のセンターサーバにより管理されているときには、
他のセンターサーバに通信端末の問い合わせを行って肯
定応答を受け取る際に受信能力に関する情報も受け取
り、受信能力の範囲内か否かの判断を行えばよい。
端末11〜14から受け取る際に、応用通信機能を利用
する場合にはその指示(応用通信情報)も受け取る。そ
して、応用通信情報で指示されている応用通信機能を実
行するように制御する。このとき、他のセンターサーバ
に応用通信情報を転送すべきデータとともに送り、他の
センターサーバにおいて応用通信機能を実行する場合も
ある。
刻の指定や、転送先の通信端末がデータを受け取り可能
な有効期限の指定、暗号化通信の指定など、種々の応用
通信機能を提供することが可能である。上述の転送先の
グループの指定や、掲示板への登録の指定なども応用通
信としてもよい。転送開始時刻が指定されている場合に
は、指定の時刻が到来するまで、転送経路のいずれかの
センターサーバにおいて転送すべきデータを記憶したま
まとし、転送先の通信端末から受け取りの要求があって
も当該データを転送しないようにする。また、有効期限
が指定されている場合には、指定されている有効期限ま
では転送先の通信端末からの要求に応じて当該データを
転送するが、有効期限後は転送しない。この場合、有効
期限後は当該データを原稿データベース34から削除し
たり、あるいは再送のために原稿データベース34に残
しておいてもよい。暗号化通信が指定されている場合に
は、センターサーバ間及び転送先の通信端末へのデータ
転送の際に、データを暗号化して転送する。この場合、
送信元の通信端末からセンターサーバへのデータ転送に
ついても暗号化されていることが望ましい。他の機能に
おいても同様にして、当該機能に応じた制御及び処理を
行う。
1で管理する通信端末11〜14の管理情報を記憶し、
端末情報記憶手段として機能する。特に、受信能力等の
情報を記憶し、通信端末11〜14の受信能力の範囲内
でのデータ転送を行うために用いられる。図3は、端末
データベースが記憶する情報の一例の説明図である。こ
の例では、各通信端末11〜14の名称(端末名)とそ
の識別情報(端末ID)、パスワード、送信者情報、解
像度、記録紙、符号化方式、カラー受信、その他の各情
報を記憶可能である。端末IDは、システム全体におい
て当該通信端末を一意に識別するためのIDであり、セ
ンターサーバが異なっても重複しないように付与され
る。例えばセンターサーバのIDとセンターサーバ内で
の通信端末のIDを組み合わせて用いるなどによって、
システム内で重複しないID付与が可能である。端末名
については任意であるが、端末IDと同様にシステム内
で一意に特定できる名称としてもよい。
タを転送するために送信側からパスワードのデータが必
要であることを示し、記憶されているパスワードと送信
側から受け取ったパスワードとを比較し、一致している
場合にのみ、当該通信端末へのデータの転送を許可す
る。例えば通信端末12については、送信側からパスワ
ード「xyz」が送られてきたときのみ、通信端末12
へのデータの転送を行う。
者からのデータのみを当該通信端末へ転送することを示
している。例えば通信端末11では、「経理部」からの
データのみを転送することを示している。例えば通信端
末12ではパスワードの指定もあることから、送信者が
「総務部」であり、かつ、パスワード「xyz」が送ら
れてきたのみ、データを転送することになる。
報は、いずれも画像データを転送する場合の受信能力を
示しており、それぞれ、画像データを受信する場合の最
高解像度、最大記録紙サイズ、受信可能(復号可能)な
画像データの符号化方式、カラー画像の受信が可能か否
かを示している。例えば通信端末11では、200dp
iより高解像度の画像データは受信できないことを示し
ている。また、例えば通信端末14では、最大の記録紙
サイズがB4であるので、A3サイズの画像データは受
信できない。通信端末12では符号化方式としてJBI
Gで符号化された画像データの受信が可能であるが、カ
ラー画像の受信ができないことを示している。
プ1」、「グループ2」、「掲示板」という行が存在す
る。グループは、その他の欄に記憶されている1ないし
複数の通信端末に対して同じデータを転送することを指
示する際に利用することができる。送信時にグループを
指定するだけで、複数の宛先を指示した場合と同様に動
作するので、宛先の指示を簡略化することができる。例
えば「グループ1」では、端末ID「1111」と「2
222」が記憶されており、「グループ1」を指定する
ことによって、通信端末11及び通信端末12へのデー
タの転送を指示することができる。
照可能に公開する旨を指示する場合に利用される。「掲
示板」が指定されたデータについては、掲示板用のペー
ジに追加してHTTPによって参照可能にしたり、ある
いは、全ての通信端末を宛先として配信するように構成
してもよい。
が記憶する情報は一例であって、種々の管理情報を記憶
させておくことができる。また受信能力の情報として
も、上述の情報以外にも、各種の情報を記憶させておく
ことができる。例えばテキストデータのみかあるいは画
像データも受信可能か、あるいは、ファイル形式や利用
可能なソフトウェアなど、様々な情報を受信能力として
記憶させておくことができる。また、この端末データベ
ース33が記憶する通信端末の情報については、各通信
端末11〜14から登録可能に構成したり、あるいはセ
ンターサーバのオペレータが登録するなど、種々の方法
によって登録することができる。
として機能し、送信側の通信端末から受け取ったデータ
や、そのデータとともに受け取った宛先情報、さらに応
用通信に関する情報が付加されている場合にはその情報
などを記憶する。図4は、原稿データベースにおける管
理情報の一例の説明図である。この例では、転送すべき
データを特定するデータID、記憶しているデータのフ
ァイル名を示すデータファイル、転送先を示す受信対象
端末、転送したか否かなどを示す状態、転送すべきデー
タの属性情報を格納したファイル名を示す属性情報ファ
イル、応用通信に関する情報を記憶する応用通信情報の
各情報を記憶し、転送すべきデータの管理を行ってい
る。このデータIDについても端末IDと同様に、シス
テム全体においてデータを一意に識別するためのIDで
ある。あるいは、それぞれのセンターサーバにおいてデ
ータを一意に識別できるIDを付与してもよい。
可能なファイルとして管理しており、そのファイル名が
データファイル欄に記憶されている。また、当該データ
が送られてきたときに指定された転送先の情報(宛先情
報)を受信対象端末欄に記憶している。ここでは端末I
Dにより転送先を示している。もちろん、端末名やその
他の通信端末を特定する情報であってもよい。状態欄に
は、当該データが転送された(既読)か否か(未読)を
示している。転送先が複数指定されていたり、あるいは
掲示板が指定され、一部の通信端末にしかデータを転送
していない場合には「一部未読」として示している。転
送すべきデータの属性情報は、この例ではデータとは別
のファイルとして記憶しており、そのファイル名が属性
情報ファイル欄に記憶される。属性情報としては、例え
ば画像データであれば解像度やサイズ、符号化方式、カ
ラーか否かなど、転送先の受信能力との比較を行うこと
ができる情報が含まれていることが望ましい。もちろん
これらに限られるものではない。
関する指示を格納したファイルのファイル名が記憶され
ている。なお、指示されている応用通信の機能を括弧書
きして示している。例えばデータIDが「0001」の
データについては、時刻指定が行われている。この時刻
指定の機能は、指定されている時刻以後に転送を行う機
能である。従って、送信側からデータを受け取り、当該
データの転送先から受け取りの要求があっても、指定さ
れている時刻前においてはデータの転送を行わない。デ
ータIDが「0002」のデータについては、サブアド
レスの指示が行われている。この場合、転送先へデータ
を転送する際に、指示されているサブアドレスも転送す
る。転送先の通信端末では、サブアドレスを利用して例
えば受け取るユーザを特定したり、さらに転送する先を
指示するなど、受信後の処理に利用することができ、ま
た送信側から転送先における処理を指定することができ
る。データIDが「0004」ではパスワードが送られ
てきている。例えば親展通信などで転送先からのパスワ
ード入力を要求し、認証が得られた場合に転送先への転
送を行うことになる。このほかにも各種の応用通信の指
示を受け付けることができる。また、複数の応用通信機
能を組み合わせて指示することも可能である。
バ1から通信可能な他のセンターサーバに関する情報を
記憶している。例えば他のセンターサーバへのアドレス
などを記憶しておけばよい。
含むシステムの一例におけるデータの転送の動作の概要
の説明図である。ここでは通信端末11から通信端末2
2へデータを転送する場合を想定して、基本的な動作の
概要を示している。なお、センターサーバ1には予め端
末データベース33に各通信端末11〜14の受信能力
などの情報を含む管理情報が、また、センターサーバ2
には同じく端末データベース33に各通信端末21〜2
4の管理情報が、それぞれ登録、記憶されているものと
する。
ターサーバ1に対して送信用のURLを指定してセンタ
ーサーバ1との接続を図る。その後、(2)において、
転送すべきデータとともに、当該データの転送先となる
宛先情報(宛先の端末ID、ここでは通信端末22の端
末ID)、それに自装置の端末IDなどをセンターサー
バ1に対して送信する。なお、センターサーバ1との接
続時にセンターサーバ1から送信用のページを通信端末
11に送り、ページ内の送信指示などによって通信端末
11からセンターサーバ1への送信が行われるようにし
てもよい。宛先情報は、例えばセンターサーバ1へのア
クセスの際に用いる送信用URLの一部として構成され
ていてもよい。また、センターサーバ1との接続の際、
あるいはセンターサーバ1が通信端末11からデータ等
を受け取る際に、送信側の通信端末11の認証を行うよ
うに構成してもよい。
受け取った転送すべきデータ、宛先の端末ID、自装置
の端末IDを原稿データベース34に記憶させる。この
時、例えば図4に示したようなデータの管理情報を生成
しておく。また、センターサーバ1では、端末データベ
ース33を参照し、宛先の端末IDが登録されているか
否かを判定し、転送先となる通信端末がセンターサーバ
1で管理している通信端末であるか否かを判断する。こ
の例では、転送先となる通信端末はセンターサーバ1に
おいては管理していない。このような場合、センターサ
ーバ1はサーバデータベース35を参照し、通信可能な
他のセンターサーバに対して転送先となる通信端末の問
い合わせを行う。ここでは(3)において、センターサ
ーバ2への問い合わせを行う。
33を参照し、問い合わせを受けた通信端末を管理して
いるか否かを判定する。この例では、センターサーバ2
は転送先である通信端末22を管理しているので、
(4)において、問い合わせ元であるセンターサーバ1
に対して肯定応答を行う。
らの肯定応答を受け、(5)において、通信端末22に
転送すべきデータ、宛先情報、その他応用通信情報など
をセンターサーバ2に転送する。センターサーバ2で
は、センターサーバ1から送られてきた通信端末22宛
のデータ等を原稿データベース34に記憶させる。
2からの肯定応答によって宛先情報が正しい(受け取っ
たデータを転送可能である)ことが分かるので、図中の
破線で示すように送信側の通信端末11に対して肯定応
答を行うとよい。このとき、受け取った転送すべきデー
タを一意に特定するためのデータIDを返しておくとよ
い。
端末22からセンターサーバ1に対して受信用のURL
を指定してセンターサーバ2との接続を図る。そして
(7)において、自装置の端末IDを指定して受け取る
べきデータの有無を問い合わせる。センターサーバ2
は、通信端末22からの問い合わせに対し、原稿データ
ベース34を検索し、(8)において通信端末22が受
け取るべきデータに関する情報を送る。例えばデータ受
け取りのためのページ通信端末22に表示されるように
し、そのページに受け取るべきデータの一覧を表示させ
て、受け取るデータを選択可能に構成することができ
る。このとき、新着データの有無、新着データの数やデ
ータID、送信者情報や送信情報(送信時刻など)な
ど、各種の情報を通信端末22に対して提示することが
できる。もちろん、提示する情報は任意である。また、
通信端末22がセンターサーバ2と接続する際、あるい
はセンターサーバ2に対してデータの転送を要求する際
に、転送先の通信端末22の認証を行うように構成して
もよい。
択し、(9)においてデータの転送を要求する。この通
信端末22からの要求に従い、センターサーバ2は(1
0)において通信端末22を宛先としている選択された
データを通信端末22へ転送する。このようにして、通
信端末11から送信されたデータは通信端末22に届く
ことになる。なお、通信端末22に対してデータを転送
する際には、例えば属性情報ファイルなども転送可能に
構成してもよい。また、(7)における要求に対応し
て、通信端末22宛のデータを全て通信端末22に転送
するように構成してもよい。
ータの転送後、転送済のデータを自動的に削除する。あ
るいは、そのまま保存しておき、転送先の通信端末から
の指示に従って削除するようにしてもよい。
データを転送した後、(11)においてセンターサーバ
1に対して受信通知を行う。これを受けてセンターサー
バ1では、当該データの状態を「既読」状態とする。こ
の受信通知には、データIDを付加しておくことによっ
て、どのデータに対する受信通知かを特定することがで
きる。
1に対して受信確認を行うことができる。例えば(1
2)に示すようにセンターサーバ2からの受信通知がセ
ンターサーバ1に届く前に受信確認の要求を行うと、通
信端末11には(13)において未読状態である旨の通
知が行われる。また、(14)に示すようにセンターサ
ーバ2からの受信通知がセンターサーバ1に届いた後に
受信確認の要求を行うと、通信端末11には(15)に
おいて、転送先の通信端末22がデータを受信した旨
(「既読」状態)の通知が行われる。このようにして、
送信したデータが実際に転送先へ届いたか否かを確認す
ることができる。なお、受信確認の要求を行う際には、
(2)におけるデータ送信後にデータIDが返されてい
る場合には、そのデータIDを使用して受信確認を要求
するとよい。
サーバに管理されている通信端末であったが、送信元と
転送先の通信端末が同じセンターサーバにおいて管理さ
れている場合には、図5におけるセンターサーバ1とセ
ンターサーバ2との間の通信が行われないだけで、同様
の動作によってデータの転送が行われる。
末22に転送されたデータは、通信端末22の受信能力
の範囲を超えている可能性がある。そのため、通信端末
11からデータが送信されてから通信端末22にデータ
が転送されるまでの間に、通信端末22が受け取るデー
タが通信端末22の受信能力の範囲内であるようにす
る。そのために、転送経路上のセンターサーバ1または
センターサーバ2において、転送すべきデータが通信端
末22の受信能力の範囲内であるか否かをチェックす
る。通信端末22の受信能力はセンターサーバ2が端末
データベース33により管理しているので、例えばセン
ターサーバ1から転送すべきデータを受け取り、通信端
末22にデータを転送するまでの間に、転送すべきデー
タが通信端末22の受信能力の範囲を超えている場合に
は、受信能力範囲内となるように、データに対して適宜
変換処理を行う。または、例えばセンターサーバ2から
センターサーバ1への肯定応答(4)において通信端末
22の受信能力に関する情報を転送し、センターサーバ
1において適宜変換処理を行ってもよい。
サーバ1への肯定応答(4)において通信端末22の受
信能力に関する情報を転送し、転送すべきデータが通信
端末22の受信能力の範囲を超えている場合には、送信
側の通信端末11に対してエラーを返し、そのままでは
転送できない旨を通知してもよい。このとき、転送先の
通信端末の受信能力を超えている項目を送信元に返すよ
うにするとよい。又は、転送先の通信端末の受信能力を
送信側に転送し、その範囲内でのデータ送信を促しても
よい。あるいはまた、送信側の通信端末から予め転送先
の通信端末の受信能力に関する情報をセンターサーバに
問い合わせて取り出し、転送先の通信端末の受信能力を
確かめてからデータを送信するように構成してもよい。
この場合も、受信能力のチェックを行うことが望まし
い。
の範囲内でデータを受け取ることができる。従って、例
えばデータは受け取ったが参照や記録出力できない等と
いった事態を防止することができる。
ば図3に示す端末データベース33の例でも示した送信
者情報やパスワード等のチェックも含まれるが、例えば
これらのチェックは転送すべきデータを受け取ったセン
ターサーバ1において行い、解像度やサイズなどのチェ
ック及び変換処理などをセンターサーバ2において行う
など、転送経路中のセンターサーバが役割を分担しても
よい。
受信されたデータの通信履歴を管理するように構成する
ことができる。そして、通信端末からの問い合わせに対
して、その通信端末の通信履歴データ及び指定された通
信端末の通信履歴データを、問い合わせを行った通信端
末に送信することができる。さらに、通信管理機能をセ
ンターサーバ1〜3に持たせ、例えば通信端末毎、ある
いは通信端末を特定グループに分類したグループ毎に管
理する機能を提供してもよい。例えばグループ分けは端
末データベース33のグループを兼用したり、あるいは
別途、管理グループを設定しておくことができる。グル
ープごとにグループコードを設定しておき、送信あるい
は受信が行われた際に、グループコードによる認証を要
求したり、通信管理をグループ単位で集計することが可
能となる。
ともに電子メールの送受信機能を有していてもよい。そ
の場合、例えば転送先の通信端末に対して新着データの
到来を電子メールで知らせたり、転送後の受信完了通知
を送信側の通信端末に電子メールで通知したり、さらに
は通信管理データなど諸情報の通知を電子メールにて行
うなどといったサービスが可能となる。また、受信能力
の一つとして電子メールでの受信を含めておき、当該通
信端末へのデータ転送時に、転送すべきデータを電子メ
ールに変換して転送(通信端末からのPOPによる取り
出し要求に応じて転送)することも可能であるさらに、
複数のセンターサーバにて送受信データを配送する場合
にも電子メールの仕組みを利用することによりDNSの
ような既存の配送先検索機能を利用することができる。
例の説明図、図7は、センターサーバ間の問い合わせ時
の動作の一例の説明図である。図中、41〜47はセン
ターサーバである。上述の図5における説明では、セン
ターサーバ1からセンターサーバ2へ、直接、通信端末
22について問い合わせを行い、肯定応答を受けること
ができた場合の例を示している。しかし、センターサー
バ間の通信経路によっては、直接通信可能なセンターサ
ーバにおいては転送先の通信端末を管理していない場合
もある。このような場合には、問い合わせを受けたセン
ターサーバがさらに別のセンターサーバに対して問い合
わせを行って、転送先となる通信端末を管理しているセ
ンターサーバを特定し、1ないし複数のセンターサーバ
を中継してデータを転送することができる。
ターサーバ間において、直接、通信が可能である。例え
ばセンターサーバ42はセンターサーバ41,43,4
5と直接通信が可能であり、センターサーバ45はセン
ターサーバ42,44,46,47と直接通信が可能で
ある。なお、センターサーバ45は通信端末と直接通信
を行わず、またセンターサーバ44が直接通信を行う通
信端末についての管理を行うものとする。そのため、セ
ンターサーバ45は原稿データベースを有しておらず、
また、センターサーバ44は端末データベースを有して
いない。なお、センターサーバ44はセンターサーバの
うちセンターサーバ45に対してのみ固定的に通信を行
うものとし、サーバデータベースについても有していな
い。
ーサーバ41が管理する通信端末からセンターサーバ4
4が直接通信を行う通信端末へデータを転送する場合を
考える。この場合、センターサーバ41が通信端末から
データ及び宛先情報などを受け取ると、センターサーバ
41においては転送先の通信端末を管理していないの
で、図7(A)のに示すように、直接通信可能なセン
ターサーバ42に対して転送先の通信端末の問い合わせ
を行う。
送先の通信端末を管理していない。このような場合に、
センターサーバ42は、問い合わせ元であるセンターサ
ーバ41以外の直接通信可能なセンターサーバ(センタ
ーサーバ43,45)への問い合わせを行う。まずこの
例では、図7(A)のに示すように、センターサーバ
43に対して問い合わせを行う。しかしセンターサーバ
43では転送先の通信端末を管理していない。また、セ
ンターサーバ42のほかに直接通信が可能なセンターサ
ーバが存在しない。そのため、図7(A)のに示すよ
うに、センターサーバ43はセンターサーバ42に対し
て否定応答を行う。センターサーバ42は、この否定応
答を受け、さらに他のセンターサーバに対して問い合わ
せを行う。
センターサーバ42はセンターサーバ45に対して問い
合わせを行う。上述のようにセンターサーバ45はセン
ターサーバ44から通信可能な通信端末を管理している
ので、問い合わせを受けた通信端末が、センターサーバ
44から通信が可能な通信端末であることが分かる。従
って、センターサーバ45は図7(A)のに示すよう
にセンターサーバ42に対して肯定応答を行う。さらに
センターサーバ45から肯定応答を受けたセンターサー
バ42は、図7(A)のに示すようにセンターサーバ
41に対して肯定応答を行う。このようにして、センタ
ーサーバ41から直接通信できないセンターサーバ44
が直接通信を行う通信端末を宛先とする場合でも、転送
先となる通信端末が存在し、センターサーバ41はセン
ターサーバ42に対してデータを転送すればよいことが
わかる。
次に実際にデータ及び宛先情報などを転送する。図7
(B)に示すように、センターサーバ41はセンター
サーバ42に対してデータを転送する。センターサーバ
42は、先ほどの問い合わせ時にセンターサーバ45に
対して転送すればよいことがわかっているので、センタ
ーサーバ41から受け取ったデータ及び宛先情報などを
センターサーバ45へ転送する(図7(B))。さら
にセンターサーバ45は、受け取った宛先情報から転送
先の通信端末はセンターサーバ44から通信することが
わかるので、図7(B)において、センターサーバ4
5はセンターサーバ44に対してデータ及び宛先情報な
どを転送する。そして、センターサーバ44が転送先の
通信端末からの要求に対してデータを転送することにな
る。
ら、センターサーバ44は図7(B)において、セン
ターサーバ45に対して受信通知を返送する。センター
サーバ44から受信通知を受け取ったセンターサーバ4
5は、図7(B)においてセンターサーバ42に対し
て受信通知を返送する。さらにセンターサーバ45から
受信通知を受け取ったセンターサーバ42は、図7
(B)においてセンターサーバ41に対して受信通知
を返送する。このようにして、送信側の通信端末から送
信されたデータはセンターサーバ41,42,45,4
4を経由して転送先の通信端末まで転送され、また、そ
の受信通知がセンターサーバ44からセンターサーバ4
5,42を経由してセンターサーバ41に届くことにな
る。受信通知が返信された後に送信側の通信端末からセ
ンターサーバ41に問い合わせれば、転送先の通信端末
までデータが転送されたことを確認することができる。
行う通信端末から、センターサーバ44と直接通信を行
う通信端末へデータを転送する例を示したが、例えば同
じ送信側の通信端末からセンターサーバ43,46,4
7等と直接通信を行う通信端末にデータを転送する場合
についても同様である。これらのセンターサーバについ
てもセンターサーバ41から直接通信を行うことができ
ないが、他のセンターサーバを経由して問い合わせ及び
データ転送を行うことができる。
のみであるものとして説明してきた。しかしこれに限ら
ず、転送先を複数指定することもできる。また、例えば
図3に示した「グループ」や「掲示板」を指定すること
も可能である。複数の転送先が指定されていた場合に
は、指定された全ての転送先の通信端末のそれぞれに対
して、上述のような転送の処理を行えばよい。またグル
ープが指定された場合、指定されたグループに登録され
ている1ないし複数の通信端末が転送先として指定され
たものとして扱えばよい。これらによって送信側の通信
端末11においては1回の送信によって複数の転送先へ
のデータの送信(同報通信)が可能となる。なお、この
ように複数の転送先が指定されている場合(グループ指
定を含む)には、それぞれのセンターサーバにおいて管
理する全ての転送先へのデータの転送が終了するまで
は、転送するデータを削除できないようにしておく必要
がある。
ての通信端末から参照可能なようにデータの転送を行う
ことになる。図8は、宛先情報として掲示板が指定され
た場合のデータ転送の一例の説明図である。例えば図6
に示したように各センターサーバ41〜47が通信可能
に構成されている場合に、センターサーバ41に対して
送信側の通信端末から宛先情報として掲示板が指定され
てデータが送信されたとする。この場合、データは全て
の通信端末から参照可能となる必要があるため、全ての
センターサーバに対して転送される。
は、直接通信可能なセンターサーバ42へデータを転送
し、センターサーバ42は、センターサーバ41以外の
直接通信可能なセンターサーバ43,45へデータを転
送する。さらにセンターサーバ45は、センターサーバ
42以外の直接通信可能なセンターサーが44,46,
47へデータを転送する。なお、例えば他のセンターサ
ーバから送られてきたデータが既に存在する場合には、
そのデータに対する転送は行わない。これによって無限
に転送されるのを防止することができる。
転送を行うことによって、原稿データベースを有する全
てのセンターサーバが、掲示板が指定されたデータを記
憶することができる。その後、いずれの通信端末から受
け取り要求を受けた場合も、当該データを通信端末に提
示及び転送すればよい。なお、掲示板が指定された場合
にも、各センターサーバが通信可能な全ての通信端末に
対して転送が終了するまで、当該データの削除ができな
いようにしておく必要がある。あるいは、転送先からの
削除ができないようにし、期限の設定や送信側からの削
除を受けるようにしてもよい。
転送先の指定方法の一つでもあるし、また応用通信機能
の一つでもある。別の応用通信機能の例として、ここで
は時刻指定通信の例を取り上げ、以下に説明する。図9
は、本発明のHTTPサーバを複数台含むシステムの一
例において時刻指定を行った場合の動作の一例の説明図
である。なお、図5と同様の場合を想定し、図5と重複
する説明は省略する。
ターサーバ1に対して送信用のURLを指定してセンタ
ーサーバ1と接続し、(2)において転送すべきデータ
とともに宛先情報や自装置の端末IDなどをセンターサ
ーバ1に対して送信する。このとき、時刻指定に関する
情報を応用通信情報として、データ及び宛先情報ととも
にセンターサーバ1へ送信する。
受け取った転送すべきデータ、宛先の端末ID、自装置
の端末ID、応用通信情報を原稿データベース34に記
憶させる。その後、(3)において、センターサーバ2
への問い合わせを行う。センターサーバ2では、端末デ
ータベース33を参照し、問い合わせを受けた通信端末
を管理しているか否かを判定する。この例では、センタ
ーサーバ2は転送先である通信端末22を管理している
ので、(4)において、問い合わせ元であるセンターサ
ーバ1に対して肯定応答を行う。
らの肯定応答を受け、(5)において、通信端末22に
転送すべきデータ、宛先情報、応用通信情報などをセン
ターサーバ2に転送する。センターサーバ2では、セン
ターサーバ1から送られてきた通信端末22宛のデータ
等を原稿データベース34に記憶させる。
て時刻指定が行われている。そのため、指定された時刻
が到来するまでは、当該データの転送は行わない。すな
わち、(6)において転送先である通信端末22からセ
ンターサーバ2に対して受信用のURLを指定してセン
ターサーバ2と接続した後、(7)において、自装置の
端末IDを指定して受信すべきデータの情報を要求する
が、センターサーバ2は、通信端末22を宛先とするデ
ータが存在していても、指定された時刻より前であれ
ば、センターサーバ2は(8)においてデータ無し(あ
るいは他のデータの情報のみ)を返す。
において転送先である通信端末22からセンターサーバ
2に対して受信用のURLを指定してセンターサーバ2
と接続した後、(10)において、自装置の端末IDを
指定して受信すべきデータの情報の取得を要求すると、
今度は、時刻指定がなされていたデータについての情報
も(11)において受信データ情報として通信端末22
へ転送する。そして通信端末22から(12)において
当該データの取り出しを要求すれば、(13)において
当該データ(さらに属性情報など)がセンターサーバ2
から通信端末22へ転送される。このようにして、送信
側の通信端末11で指定した時刻以降にデータを転送先
の通信端末22へ転送することができる。
2はセンターサーバ1に対して受信通知を行い、以後、
送信側の通信端末11から(15)の受信確認をセンタ
ーサーバ1に対して行えば、(16)で受信通知を受け
取り、実際に通信端末22へデータが送られたことを確
認することができる。
すべきデータ毎に指示するほか、転送先毎に指定するこ
ともできる。また、指定された時刻が到来するまでは、
転送先の通信端末では当該データの存在を知らない。従
って、指定時刻までの当該データの消去は送信側の通信
端末からの指示によって可能とすることができる。この
場合も転送すべきデータ毎に指示するほか、転送先毎の
指定を可能とすることもできる。
った場合を示したが、これに限らず、各種の応用通信機
能を提供することができる。例えば有効期限を設定し、
当該有効期限内であれば転送先の通信端末からの要求に
対してデータを転送するが、有効期限を経過した場合に
は転送を行わないように構成することができる。なお、
有効期限内では転送先の通信端末からの指示あるいは各
センターサーバにおいて自動的にデータが削除されない
ようにし、送信側の通信端末あるいは各センターサーバ
のオペレータなどによる削除を可能にしておくとよい。
また、有効期限後は、当該データを削除したり、あるい
は、送信側からの新たな有効期限の設定や再送信の指示
に応じられるように保持しておくことができる。
通信が指定された場合には、少なくとも転送先の通信端
末とその通信端末への転送を行うセンターサーバとの間
の通信を暗号通信によって行う。この場合、送信側の通
信端末とセンターサーバとの間の通信及びセンターサー
バ間の通信は、予め暗号通信によって通信を行うように
設定しておくか、あるいはデータの送信より先に暗号通
信をセンターサーバに通知してからデータの送信を行う
ように構成するとよい。なお、センターサーバ間の通信
については、データの転送時に限らず、常に暗号通信を
行うようにしてもよい。あるいは、安全な通信経路を利
用してもよい。
通信端末に対して、データ受信後の処理を指示するよう
な諸情報(サブアドレス、パスワード、親展など)をデ
ータとともに転送する機能を設けてもよい。
信を行うセンターサーバまでデータを転送してから指定
された時刻まで転送を停止していたが、これに限らず、
例えば送信側の通信端末と直接通信を行うセンターサー
バにおいてデータを保持し、指定された時刻が過ぎた後
に他のセンターサーバへの転送を開始してもよい。ま
た、応用通信機能によって、当該応用機能を実行するの
に最適なセンターサーバを選択してもよい。なお、上述
の応用通信を行う場合についても、図6〜図8で説明し
たように複数のセンターサーバを経由してデータを転送
する場合についても同様に適用することが可能である。
バが、それぞれ管理する通信端末の受信能力に関する情
報を端末データベース33に保持し、必要に応じて他の
センターサーバに対して問い合わせを行うように構成し
た。このような構成によれば、1台のセンターサーバに
おける通信端末の管理負担を軽減し、またネットワーク
構成に応じたスケーラビリティを持たせることができ
る。しかし、本発明はこのような構成に限らず、例えば
各センターサーバにおいて、全ての通信可能な通信端末
に関する情報を保持するように構成してもよい。この場
合、通信端末に関する情報が更新されたり、新たに追加
あるいは削除された場合には、その情報を全てのセンタ
ーサーバに通知し、端末データベースの更新を行う必要
がある。あるいは、端末データベースを一括して保持す
るデータベースサーバを別途設けておき、各センターサ
ーバはデータベースサーバに常に問い合わせを行うよう
に構成することもできる。この場合、通信端末に関する
情報の更新はデータベースサーバにおいて行うだけでよ
い。しかし、この場合も全ての通信端末に関する情報を
集約する必要があり、また、全てのセンターサーバがデ
ータベースサーバへのアクセスが可能であるなど、ネッ
トワーク構成が制限される場合がある。
によれば、HTTPを用いてデータの転送を行うことが
できるとともに、電子メールの利点である相手先の状態
によらずに送信可能であり、また1回の送信によって複
数の宛先への送信が可能である。また、ファクシミリ通
信の利点である、相手先の受信能力に応じた通信が可能
であり、また、多くの応用通信機能を提供することがで
きる。本発明によれば、このように従来から利用されて
きたファクシミリ通信や電子メールの利点を活かした通
信端末間のデータの送受信を行うことができる。それと
ともに、複数のHTTPサーバを連携させてデータの転
送を行うので、柔軟な通信システムを構築することが可
能となるという効果がある。
ブロック図である。
の一例を示すブロック図である。
図である。
明図である。
の一例におけるデータの転送の動作の概要の説明図であ
る。
の説明図である。
タ転送の一例の説明図である。
の一例において時刻指定を行った場合の動作の一例の説
明図である。
ーク、11〜14,21〜24…通信端末、31…通信
部、32…制御部、33…端末データベース、34…原
稿データベース、35…サーバデータベース、41〜4
7…センターサーバ。
Claims (6)
- 【請求項1】 HTTPによる通信を行う通信手段と、
管理下の通信端末の管理情報を保持する端末情報記憶手
段と、前記通信手段を介して転送すべきデータ及び該デ
ータの転送先を示す宛先情報を受け取り前記転送先の通
信端末が管理下にない場合に前記データ及び前記宛先情
報を前記通信手段から他のHTTPサーバへ送信する制
御手段を有することを特徴とするHTTPサーバ。 - 【請求項2】 さらに、他のHTTPサーバを管理する
ための情報を保持するサーバ情報記憶手段を有し、前記
制御手段は、前記宛先情報によって特定される転送先の
通信端末を管理していないとき、前記サーバ情報記憶手
段に記憶されている前記他のHTTPサーバの情報を用
いて他のHTTPサーバへの問い合わせを行い、前記転
送先の通信端末を管理する他のHTTPサーバへ前記デ
ータ及び前記宛先情報を転送することを特徴とする請求
項1に記載のHTTPサーバ。 - 【請求項3】 前記制御手段は、他のHTTPサーバか
ら通信端末に関する問い合わせを受けたとき、該通信端
末を管理していない場合には、前記サーバ情報記憶手段
に記憶されている前記他のHTTPサーバの情報を用い
てさらに他のHTTPサーバへの問い合わせを行うこと
を特徴とする請求項2に記載のHTTPサーバ。 - 【請求項4】 前記端末情報記憶手段は、管理下の通信
端末の受信能力を記憶しており、前記制御手段は、前記
宛先情報によって特定される転送先の通信端末に前記デ
ータを転送する際に、該通信端末の受信能力に合わせて
前記データを適宜変換して送信することを特徴とする請
求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のHTTP
サーバ。 - 【請求項5】 前記端末情報記憶手段は、管理下の通信
端末の受信能力を記憶しており、前記制御手段は、他の
HTTPサーバからの通信端末の問い合わせに対して該
通信端末が管理下にある場合には前記受信能力を返送
し、また他のHTTPサーバへの問い合わせにより転送
先の通信端末の受信能力を受け取ったときには、当該受
信能力の範囲内で転送すべきデータを受け取ることを特
徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載
のHTTPサーバ。 - 【請求項6】 前記制御手段は、転送すべきデータの受
信の際に応用通信情報も受け取り、該応用通信情報に従
って各種の機能を提供することを特徴とする請求項1な
いし請求項5のいずれか1項に記載のHTTPサーバ。
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Cited By (2)
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JP2012235527A (ja) * | 2012-08-03 | 2012-11-29 | Sharp Corp | コンテンツ再生装置、テレビジョン受像機、情報提供システム、情報提供方法、情報提供プログラム、および記録媒体 |
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-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002155133A patent/JP4512309B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8780269B2 (en) | 2011-03-31 | 2014-07-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Contents playback device, television receiver, information provision system, information provision method, information provision program, and recording medium |
JP2012235527A (ja) * | 2012-08-03 | 2012-11-29 | Sharp Corp | コンテンツ再生装置、テレビジョン受像機、情報提供システム、情報提供方法、情報提供プログラム、および記録媒体 |
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