JP3947878B2 - ファクシミリ受信システム、情報端末装置及びそれらに用いるファクシミリ受信方法 - Google Patents

ファクシミリ受信システム、情報端末装置及びそれらに用いるファクシミリ受信方法 Download PDF

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Description

本発明はファクシミリ受信システム、情報端末装置及びそれらに用いるファクシミリ受信方法に関し、特にファクシミリ装置を中心に各部署に受信装置を置いて画データの転送を行うファクシミリ受信システムに関する。
従来、ファクシミリ装置においては、各部署に一台ずつあったものの、近年の電子メールの普及等によってファクシミリ装置の利用が少なくなってきている。しかしながら、ファクシミリ装置の利用をなくすわけには行かず、一つの方法として、数部署に一つのファクシミリ装置を共用することになる。
この場合、ファクシミリ装置を中心に各部署に受信装置を置き、ファクシミリ装置から画データを配信する方法が考えられる。この方法では、中心においたファクシミリ装置にて転送条件と転送先とを記憶しておき、ファクシミリ装置が受信した画データをその転送条件によって転送するというものである。
上記のような方法としては、送信側(FAX G/W側)で、転送先とそのアドレスとを示すテーブルを予め持っており、このテーブルに基づいて転送を行う方法(例えば、特許文献1,2参照)等が提案されている。
特開2000−224354号公報 特開2002−111950号公報
上述した従来のファクシミリ装置では、数部署に一つのファクシミリ装置を共用する場合、ファクシミリ装置にて集中的に処理できる反面、転送先の受信装置が変更されたりした場合にファクシミリ装置にある転送条件をそのつど変更しなければならないという問題がある。上記の特許文献1,2に記載の技術でも、転送先の受信装置が変更されると、テーブルの更新が必要となる。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、システム構成が変化した場合でも、ファクシミリの画データを受信できない装置でその画データを容易に受信することができるファクシミリ受信システム、情報端末装置及びそれらに用いるファクシミリ受信方法を提供することにある。
本発明によるファクシミリ受信システムは、ファクシミリ機能付きの第1の情報端末装置とファクシミリ機能なしの第2の情報端末装置とからなるファクシミリ受信システムであって、
前記第1の情報端末装置は、
前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータの転送先を特定するために、少なくとも発信者番号通知とダイヤルイン番号と付加番号とを含む発信者情報が添付されたブロードキャストを用いて探索を行う手段と、
前記ブロードキャストに対する応答の受信時に当該ファクシミリデータを前記転送先に転送する転送手段とを有し、
前記第2の情報端末装置は、
前記発信者情報と予め設定された応答条件とが一致した時に前記ブロードキャストに応答する手段を有し、
前記第1の情報端末装置が前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータを前記ブロードキャストに応答した前記第2の情報端末装置に転送している。
本発明による情報端末装置は、ファクシミリ機能を含む情報端末装置であって、
前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータの転送先を特定するために、少なくとも発信者番号通知とダイヤルイン番号と付加番号とを含む発信者情報が添付されたブロードキャストを用いて探索を行う手段と、
前記発信者情報と予め設定された応答条件とが一致した時に前記転送先から送られてくる前記ブロードキャストに対する応答の受信時に前記受信したファクシミリデータを当該転送先に転送する転送手段と
本発明によるファクシミリ受信方法は、ファクシミリ機能付きの第1の情報端末装置とファクシミリ機能なしの第2の情報端末装置とからなるシステムにおいてファクシミリデータを受信するためのファクシミリ受信方法であって、
前記第1の情報端末装置において、前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータの転送先を特定するために、少なくとも発信者番号通知とダイヤルイン番号と付加番号とを含む発信者情報が添付されたブロードキャストを用いて探索を行い、
前記第2の情報端末装置において、前記発信者情報と予め設定された応答条件とが一致した時に前記ブロードキャストに応答し、
前記第1の情報端末装置が前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータを前記ブロードキャストに応答した前記第2の情報端末装置に転送している。
すなわち、本発明のファクシミリ受信システムは、LAN(Local Area Network)を経由して繋がっているファクシミリ機能付きの情報端末装置とファクシミリ機能なしの情報端末装置とを利用している。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置にてファクシミリ機能を受信しようとする場合には、ファクシミリ機能付きの情報端末装置でファクシミリを受信し、これをファクシミリ機能なしの情報端末装置に転送することで実現している。
上記のように、本発明のファクシミリ受信システムは、ファクシミリ機能付きの情報端末装置にどの装置へ転送するかどうかを決めるための転送テーブルを予め持たず、そのつど転送先を決定して転送することを特徴とする。
より具体的に説明すると、本発明のファクシミリ受信システムでは、ファクシミリの画データの受信が可能なファクシミリ機能付きの情報端末装置と、ファクシミリの画データの受信ができずかつLANを介して画像の転送のみが可能なファクシミリ機能なしの情報端末装置を用意している。
本発明のファクシミリ受信システムでは、ファクシミリ機能付きの情報端末装置とファクシミリ機能なしの情報端末装置とをLANで繋げ、それらの装置間で画像転送を行うことで、すべての装置でファクシミリの画データの受信を行うことが可能となる。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置でファクシミリの画データを受信する場合には以下のように動作する。ファクシミリ機能付きの情報端末装置はファクシミリの画データを受信すると、受信装置の探索を行うためにファクシミリ送信者の情報の入ったブロードキャストを行う。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置では、ファクシミリの画データの送信者の情報を基に受信を行うかどうかを判断し、このブロードキャストの応答を返す。ファクシミリ機能付きの情報端末装置は応答のあったファクシミリ機能なしの情報端末装置に対してファクシミリの画データを転送する。ファクシミリ機能なしの情報端末装置はLAN上のファクシミリの画データを受信し、これを印刷する。
これによって、本発明のファクシミリ受信システムでは、ファクシミリを受信できない装置であっても、ファクシミリの受信が可能となる。つまり、本発明のファクシミリ受信システムでは、ブロードキャストにて送信先を検索し、ファクシミリ機能付きの情報端末装置で受信したファクシミリの画データをファクシミリ機能なしの情報端末装置に転送を行うことで、ファクシミリの画データを受信させる。
よって、本発明のファクシミリ受信システムでは、送信先を固定せず、送信先を必ず検索するため、ネットワーク(システム)の構成が変化した場合でもファクシミリの画データの転送が可能となる。
また、本発明のファクシミリ受信システムでは、ファクシミリの転送を行う時、ファクシミリの画データの転送元にて転送情報を持つ必要がない。本発明のファクシミリ受信システムでは、上記のように、ファクシミリ機能付きの情報端末装置で受信したファクシミリの画データをファクシミリ機能なしの情報端末装置に転送を行うことで、ファクシミリの画データを転送しようとするものである。転送情報は転送先で個々に持つことによって、転送先の装置、つまりファクシミリ機能なしの情報端末装置で設定を容易に変えることが可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、システム構成が変化した場合でも、ファクシミリの画データを受信できない装置でその画データを容易に受信することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるファクシミリ受信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例によるファクシミリ受信システムはファクシミリ機能付きの情報端末装置1と、ファクシミリ機能なしの情報端末装置2とから構成されている。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は電話回線200に接続されており、ファクシミリの画データの受信が可能である。また、ファクシミリ機能付きの情報端末装置1とファクシミリ機能なしの情報端末装置2とはそれぞれ、LAN(Local Area Network)100に接続されており、互いにデータの送受信が可能である。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1はLAN100に対してデータ送受信を制御するためのLAN制御部11と、ブロードキャストのデータや画データを記憶しておく記憶部12と、ブロードキャストへの応答の解析等を行う解析部13と、ブロードキャストや転送データの生成を行う生成部14と、ファクシミリ受信で受信した画データを転送データに変換するためのデータ変換部15と、ファクシミリ受信の制御を行うモデム制御部16とから構成されている。
LAN制御部11はブロードキャスト101の送信、ブロードキャストの応答102の受信、転送データ103の送信の各制御を行う。解析部13はファクシミリ機能なしの情報端末装置2から受信するブロードキャストの応答102のデータを解析し、要求ID(識別情報)及び要求先IP(Internet Protocol)アドレスを取出す。
生成部14は要求ID、自装置IPアドレス、TSI(Time Slot Interchanger)、発信者番号通知、ダイヤルイン番号、付加番号からブロードキャスト101を作成する。データ変換部15は自装置IPアドレス(要求元IPアドレス)、要求先IPアドレス、画データから転送データ103を作成する。モデム制御部16はファクシミリの画データを受信し、画データ、TSI、発信者番号通知、ダイヤルイン番号、付加番号を取出す。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置2はLAN100に対してデータを送受信を制御するためのLAN制御部21と、ブロードキャストや画データを記憶しておく記憶部22と、ブロードキャストの解析等を行う解析部23と、ブロードキャストの応答を生成する生成部24と、転送データを画データに変換するためのデータ変換部25と、変換された画データを印刷するための印刷部26とから構成されている。
LAN制御部21はブロードキャスト101の受信、ブロードキャストの応答102の送信、転送データ103の受信の各制御を行う。解析部23はファクシミリ機能付きの情報端末装置1から受信するブロードキャスト101のデータを解析し、要求ID、要求元IPアドレス、TSI、発信者番号通知、ダイヤルイン番号、付加番号、Fコードを取出す。
生成部24は要求ID、自装置IPアドレスからブロードキャストの応答102を作成する。データ変換部25は転送データ103から画データを取出す。印刷部26は取出された画データを印刷する。
図2は図1の記憶部12の構成例を示す図である。図2において、記憶部12はモデム制御部16にて相手ファクシミリ装置から受信した画データ121と、ブロードキャスト101に付加するための要求ID122と、ファクシミリ機能付きの情報端末装置1のIPアドレスである自装置IPアドレス123と、TSI124と、発信者番号通知125と、ダイヤルイン番号126と、付加番号127と、Fコード128と、生成部14で作成されたブロードキャスト101と、LAN制御部11で受信したブロードキャストの応答102と、ブロードキャストの応答102の送信元のIPアドレスである要求先IPアドレス129と、画データ121をファクシミリ機能なしの情報端末装置2に送信するための転送データ103とを蓄積している。
図3は図1の記憶部22の構成例を示す図である。図3において、記憶部22はLAN制御部21で受信したブロードキャスト101と、ブロードキャスト101を解析することで取出される要求ID222と、要求元IPアドレス223と、TSI224と、発信者番号通知225と、ダイヤルイン番号226と、付加番号227と、Fコード228と、ブロードキャスト101に対するブロードキャストの応答102と、ファクシミリ機能なしの情報端末装置2のIPアドレスである自装置IPアドレス229と、ブロードキャストの応答102を返すかどうかを決定するための応答条件230と、LAN制御部21で受信した転送データ103と、転送データ103から取出した画データ221とを蓄積している。
図4は本発明の一実施例で用いるブロードキャスト101のデータ構成を示す図である。図4において、要求ID301にはLAN100上でユニークな番号が採番されて設定される。この場合、要求ID301はユニークなIDであればよく、例えば、情報端末装置のIPアドレスに日時分秒を加えた文字列等を利用すればよい。
要求元のIPアドレス302にはブロードキャスト101を送信した情報端末装置のIPアドレスが設定される。本実施例ではファクシミリ機能付きの情報端末装置1のIPアドレスを、要求元のIPアドレス302として設定している。
TSI303にはファクシミリ信号のTSIに設定されるFAX(ファクシミリ)の発信元を示すIDが設定される。TSIの情報がない時にはブランクが設定される。
発信者番号通知304にはファクシミリの着信時に通知される発信者番号通知が設定される。同様に、ダイヤルイン番号、付加番号、Fコードの情報が、それぞれダイヤルイン番号305、付加番号306、Fコード307として設定される。これらの情報がない場合にはブランクが設定される。ここでは、現在、電話またはFAXのサービスとして付加される情報について記述したが、これ以外に関係する情報も設定可能である。
図5は本発明の一実施例で用いるブロードキャストの応答102のデータ構成を示す図である。図5において、要求ID401には対応するブロードキャスト101の要求ID301と同じものが設定される。
要求先のIPアドレス402にはブロードキャストの応答102を送信した情報端末装置のIPアドレスが設定される。本実施例ではファクシミリ機能なしの情報端末装置2のIPアドレスを、要求先のIPアドレス402として設定している。
図6は本発明の一実施例で用いる転送データ103のデータ構成を示す図である。図6において、要求先IPアドレス502にはブロードキャストの応答102に示された要求先のIPアドレス402が設定される。本実施例ではファクシミリ機能なしの情報端末装置2のIPアドレスを、要求先IPアドレス502として設定している。
要求元IPアドレス503には転送データ103を送信した情報端末装置のIPアドレスが設定される。本実施例ではファクシミリ機能付きの情報端末装置1のIPアドレスを、要求元IPアドレス503として設定している。
要求ID501にはブロードキャスト101の要求ID301が設定される。画データ504にはファクシミリ機能付きの情報端末装置で受信した画データが付加される。本実施例ではファクシミリ機能付きの情報端末装置1で受信したファクシミリの画データ121を画データ504として付加している。
画データ504は転送データ103として扱いやすい形式であればよく、TIFF(Tagged Image File Format)やPDF(Portable Document Format)といった画像ファイルの形式に変換をしたものがある。また、転送データ103としては、上記のような構成データが用意されていればよく、転送するのに適した形であれば、テキスト、バイナリ等のどのような形でもよい。
図7は本発明の一実施例で用いる応答条件230を示す図である。図7において、応答条件230は設定601と設定値602とからなる。設定601にはTSI、発信者番号通知、ダイヤルイン番号、付加番号、Fコードを示す識別コードが設定される。設定値602には設定601に対する値が設定される。
この応答条件230は複数用意することができ、ブロードキャスト101を解析した結果として出てくるTSI224、発信者番号通知225、ダイヤルイン番号226、付加番号227、Fコード228と比較するものである。
図8は本発明の一実施例によるファクシミリ受信システムの動作を示す図である。これら図1〜図8を参照して本発明の一実施例によるファクシミリ受信システムの動作について説明する。
まず、ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は電話回線200からファクシミリデータ(以下、FAXデータとする)201をモデム制御部16を通して受信する。ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は受信したFAXデータ201をいったん記憶部12に画データ121として蓄積する。
また、ファクシミリ機能付きの情報端末装置1はモデム制御部16を通して、FAXデータ201の発信者からの情報であるTSI、発信者番号通知、ダイヤルイン番号、付加番号、Fコードを受信すると、FAXデータ201と同様に、それぞれTSI124、発信者番号通知125、ダイヤルイン番号126、付加番号127、Fコード128として記憶部12に蓄積する。以下の説明では、TSI124、発信者番号通知125、ダイヤルイン番号126、付加番号127、Fコード128を発信者情報とする。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は生成部14にてブロードキャスト101のデータを作成する。生成部14は要求ID122を採番して用意するとともに、記憶部12に蓄積されている発信者情報を利用し、図2に示すブロードキャスト101を作成する。
自装置IPアドレス123は要求元のIPアドレス302として設定される。発信者情報は発信者から通知されるものや電話回線200の契約によって取得できるものであるため、必ずしもファクシミリ機能付きの情報端末装置1に通知されることはない、通知されなかったものについては、ブランクのデータとして処理を行う。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1はブロードキャスト101が生成されたら、このブロードキャスト101をLAN制御部11を通してLAN100にブロードキャストする。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置2はブロードキャスト101をLAN制御部21を通して受信する。ファクシミリ機能なしの情報端末装置2は受信したブロードキャスト101をいったん記憶部22に蓄積される。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置2は解析部23にてブロードキャスト101を解析し、要求ID、要求元IPアドレス、発信者情報を取出し、それぞれ要求ID222、要求元IPアドレス223、TSI224、発信者番号通知225、ダイヤルイン番号226、付加番号227、Fコード228として記憶部22に蓄積する。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置2は生成部24にて応答条件230と発信者情報とを比較する。生成部24は応答条件230に一致した発信者情報があれば、ブロードキャスト101に応答を返すため、ブロードキャストの応答102の生成を行う。生成部24は応答条件230に一致した発信者情報がなければ、ブロードキャストの応答102の生成を行わない。
生成部24はブロードキャストの応答102に、要求ID401として要求ID222を設定し、要求元のIPアドレス402として自装置IPアドレス2229を設定する。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置2は生成されたブロードキャストの応答102をいったん記憶部22に蓄積し、LAN制御部21を通してファクシミリ機能付きの情報端末装置1に送信する。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1はブロードキャストの応答102をLAN制御部11を通して受信し、受信したブロードキャストの応答102をいったん記憶部12に蓄積する。ファクシミリ機能付きの情報端末装置1はそのブロードキャストの応答102を解析部13にて解析し、要求ID401と要求元のIPアドレス402とを取出す。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は要求ID401が要求ID122と同じかどうかの判断を行い、同じ要求IDと分かると、要求元のIDアドレス402を記憶部12に要求先IPアドレス129として蓄積する。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は要求先が見つかったことを受けて、データ変換部15にて転送データ103を作成して記憶部12に蓄積する。ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は転送データ103の要求先IPアドレス502として要求先IPアドレス129を、要求元IPアドレス503として自装置IPアドレス123を、要求ID501として要求ID122をそれぞれ設定する。また、画データ504としては画データ121を添付する。
本実施例では電子メールのフォーマットに似た形にして転送データ103を生成しているが、特に転送が可能なフォーマットであればどのようなフォーマットでもよい。そして、転送データ103はLAN制御部11を通してファクシミリ機能なしの情報端末装置2に送信される。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置1は転送データ103の送信後、記憶部12に蓄積されている画データ121、発信者情報、ブロードキャスト101等の情報が不要となるため、自装置IPアドレス123を残して他の情報を削除する。
ファクシミリ機能なしの情報端末装置2は転送データ103をLAN制御部21を通して受信すると、受信した転送データ103をいったん記憶部22に蓄積する。転送データ103からはデータ変換部25にて画データ221が取出される。最後に、取出された画データ221は印刷部26にて印刷される。
このように、本実施例では、ファクシミリを受信できない情報端末装置であっても、ファクシミリの画データを受信することができる。つまり、本実施例では、ブロードキャスト101にて送信先を検索し、ファクシミリ機能付きの情報端末装置1で受信したファクシミリの画データをLAN100を通してファクシミリ機能なしの情報端末装置2に転送することで、ファクシミリ機能なしの情報端末装置2にファクシミリの画データを受信させることができる。よって、本実施例では、送信先を固定せず、送信先を必ず検索するため、ネットワーク(システム)の構成が変化した場合でも、ファクシミリの画データの転送が可能となる。
また、本実施例では、ファクシミリの画データの転送を行う時、ファクシミリの画データの転送元にて転送情報を持つ必要がない。本実施例では、上述したように、ファクシミリ機能付きの情報端末装置1で受信したファクシミリの画データをファクシミリ機能なしの情報端末装置2に転送することで、ファクシミリの画データを転送しようとするものである。その際、転送情報は転送先で個々に持つことによって、転送先の情報端末装置、つまりファクシミリ機能なしの情報端末装置2で設定を容易に変えることができる。
図9は本発明の他の実施例によるファクシミリ受信システムの構成を示すブロック図であり、図10は本発明の他の実施例によるファクシミリ機能付きの情報端末装置の記憶部の構成を示す図である。図9において、本発明の他の実施例はファクシミリ機能付きの情報端末装置3にタイマ制御部31を設け、記憶部32に複数のブロードキャストの応答102−1〜102−nを蓄積可能とした以外は図1に示す本発明の一実施例によるファクシミリ受信システムと同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の一実施例と同様である。
タイマ制御部31はブロードキャスト101を送信してからブロードキャストの応答102を受け付けるまでの時間のカウントダウンを行うタイマである。これによって、本実施例では、ブロードキャストの応答102を受け付ける時間を指定することができるようにしている。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置3において、FAXデータを受信してブロードキャスト101を送信する部分までの動作は、上述した本発明の一実施例と同様であるので、その説明を省略する。ブロードキャスト101を送信すると、タイマ制御部31はタイマのカウントダウンを開始する。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置3はカウントがゼロになった時点でブロードキャストの応答102の受信を受け付けないようにする。ファクシミリ機能なしの情報端末装置2はタイマのカウントがゼロになるまで、ブロードキャスト101の受信を受け付ける。
ファクシミリ機能付きの情報端末装置3において、ブロードキャスト102を受信してから転送データ103を送信する処理までの動作は、上述した本発明の一実施例と同様である。上述した本発明の一実施例では、転送データ103が送信されると、記憶部12に蓄積されている自装置IPアドレス123を残し、すべて削除しているが、本実施例では、記憶部32に蓄積されている画データ121、要求IDデータ122をも残すようにしている。
これによって、複数のファクシミリ機能なしの情報端末装置2からのブロードキャストの応答102に対して転送データ103の送信が可能となる。そして、タイマ制御部31にてタイマのカウントがゼロになった時点で、自装置IPアドレス123を残して記憶部32の内容をすべて削除する。
図11は本発明の他の実施例によるファクシミリ受信システムの動作を示す図である。これら図9〜図11を参照して本発明の他の実施例によるファクシミリ受信システムの動作について説明する。
図11においては複数のファクシミリ機能なしの情報端末装置2−1,2−2からブロードキャストの応答102−1,102−2が送信される処理を示している。
この場合、ブロードキャストの応答102−1,102−2を送信した複数のファクシミリ機能なしの情報端末装置2−1,2−2に対しては転送データ103−1,103−2が送信される。これによって、本実施例では、ファクシミリの同報受信が可能となる。また、従来であれば、同報数には限度が存在していたが、本実施例では、同報数に理論上、制限がなくなる。
図12は本発明の他の実施例によるファクシミリ受信システムの他の動作を示す図である。図12において、タイマ制御部31にてタイマのカウントがゼロになるまでに、複数のファクシミリ機能なしの情報端末装置2−1,2−2からブロードキャストの応答102−1,102−2が送信されなかった時の処理を示している。
この場合、ファクシミリ機能付きの情報端末装置3からは、どこへも転送データ103が送信されることはなく、そのまま、画データは削除されることになる。これによって、本実施例では、発信者がわからないファクシミリの画データやよくわからない発信者からのファクシミリの画データを削除することができる。
本発明は、ファクシミリ装置に限らず、あるデータを複数の宛て先に送信する場合や特定の送信先に送信する場合にも適用することが可能である。
本発明の一実施例によるファクシミリ受信システムの構成を示すブロック図である。 図1の記憶部の構成例を示す図である。 図3は図1の記憶部の構成例を示す図である。 本発明の一実施例で用いるブロードキャストのデータ構成を示す図である。 本発明の一実施例で用いるブロードキャストの応答のデータ構成を示す図である。 本発明の一実施例で用いる転送データのデータ構成を示す図である。 本発明の一実施例で用いる応答条件を示す図である。 本発明の一実施例によるファクシミリ受信システムの動作を示す図である。 本発明の他の実施例によるファクシミリ受信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施例によるファクシミリ機能付きの情報端末装置の記憶部の構成を示す図である。 本発明の他の実施例によるファクシミリ受信システムの動作を示す図である。 本発明の他の実施例によるファクシミリ受信システムの他の動作を示す図である。
符号の説明
1,3 ファクシミリ機能付きの情報端末装置
2,2−1,2−2 ファクシミリ機能なしの情報端末装置
11,21 LAN制御部
12,22,32 記憶部
13,23 解析部
14,24 生成部
15,25 データ変換部
16 モデム制御部
26 印刷部
31 タイマ制御部
100 LAN
101 ブロードキャスト
102,
102−1〜102−n ブロードキャストの応答
103,
103−1,103−2 転送データ
121,221,504 画データ
122,222,301,
401,501 要求ID
123,229 自装置IPアドレス
124,224,303 TSI
125,225,304 発信者番号通知
126,226,305 ダイヤルイン番号
127,227,306 付加番号
128,228,307 Fコード
129,502 要求先IPアドレス
200 電話回線
221
223,503 要求元IPアドレス
230 応答条件
302 要求元のIPアドレス
402 要求先のIPアドレス
601 設定
602 設定値

Claims (6)

  1. ファクシミリ機能付きの第1の情報端末装置とファクシミリ機能なしの第2の情報端末装置とからなるファクシミリ受信システムであって、
    前記第1の情報端末装置は、
    前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータの転送先を特定するために、少なくとも発信者番号通知とダイヤルイン番号と付加番号とを含む発信者情報が添付されたブロードキャストを用いて探索を行う手段と、
    前記ブロードキャストに対する応答の受信時に当該ファクシミリデータを前記転送先に転送する転送手段とを有し、
    前記第2の情報端末装置は、
    前記発信者情報と予め設定された応答条件とが一致した時に前記ブロードキャストに応答する手段を有し、
    前記第1の情報端末装置が前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータを前記ブロードキャストに応答した前記第2の情報端末装置に転送することを特徴とするファクシミリ受信システム。
  2. 前記転送手段は、予め設定された一定期間に応答した転送先の装置に前記受信したファクシミリデータを転送することを特徴とする請求項記載のファクシミリ受信システム。
  3. ファクシミリ機能を含む情報端末装置であって、
    前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータの転送先を特定するために、少なくとも発信者番号通知とダイヤルイン番号と付加番号とを含む発信者情報が添付されたブロードキャストを用いて探索を行う手段と、
    前記発信者情報と予め設定された応答条件とが一致した時に前記転送先から送られてくる前記ブロードキャストに対する応答の受信時に前記受信したファクシミリデータを当該転送先に転送する転送手段とを有することを特徴とする情報端末装置。
  4. 前記転送手段は、予め設定された一定期間に応答した転送先の装置に前記受信したファクシミリデータを転送することを特徴とする請求項記載の情報端末装置。
  5. ファクシミリ機能付きの第1の情報端末装置とファクシミリ機能なしの第2の情報端末装置とからなるシステムにおいてファクシミリデータを受信するためのファクシミリ受信方法であって、
    前記第1の情報端末装置において、前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータの転送先を特定するために、少なくとも発信者番号通知とダイヤルイン番号と付加番号とを含む発信者情報が添付されたブロードキャストを用いて探索を行い、
    前記第2の情報端末装置において、前記発信者情報と予め設定された応答条件とが一致した時に前記ブロードキャストに応答し、
    前記第1の情報端末装置が前記ファクシミリ機能にて受信したファクシミリデータを前記ブロードキャストに応答した前記第2の情報端末装置に転送することを特徴とするファクシミリ受信方法。
  6. 前記第1の情報端末装置が、前記ファクシミリデータを転送する際に、予め設定された一定期間に応答した転送先の装置に前記受信したファクシミリデータを転送することを特徴とする請求項記載のファクシミリ受信方法。
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