JP3113006B2 - ファクシミリ文書通信システム - Google Patents

ファクシミリ文書通信システム

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JP3113006B2
JP3113006B2 JP03266862A JP26686291A JP3113006B2 JP 3113006 B2 JP3113006 B2 JP 3113006B2 JP 03266862 A JP03266862 A JP 03266862A JP 26686291 A JP26686291 A JP 26686291A JP 3113006 B2 JP3113006 B2 JP 3113006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシリ文書通信シ
ステムに関し、特に、デジタル通信網に接続された複数
の送受信装置の間でファックリミリ通信を行なうファク
シミリ文書通信システムにおいて、送受信するファクシ
ミリ文書に対して送受信者双方の目的にしたがって、保
存,分配,返信などの諸機能を指定して受信側処理が行
えるファクシミリ文書通信システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビジネス文書あるいは個人文書の遠隔地
への転送を迅速に行なう機器として、ファクシミリ装置
が普及し、さらにその高速化高解像化をめざしたディジ
タル回線利用のG4ファクシミリ装置が普及し始めてい
る。G4ファクシリミリ装置では、高速,高解像で、か
つ大量の文書を扱えることから、特に、ビジネス文書を
送受信する利用方法を想定した場合、一台のファクシミ
リ装置を複数の受信者が共同で利用する場合が多い。こ
の場合、各受信者に対してそれぞれの文書が分配される
ようになるのが望ましい。
【0003】ところで、このようなディジタル回線網か
ら受信されたファクシミリ信号の画像データは、常に、
紙に印刷出力する必要はなく、各ファクシミリ文書の画
像データを、例えば補助記憶装置上にデータファイルの
形で記録しておけば、受信されたファクシミリ文書は、
後に必要な時に、更に様々形態で利用可能となる。特
に、G4ファクシミリになると、送信されるファクシミ
リ文書の画像データの劣化は少ないため、受信されたフ
ァクリミリ文書の画像データを補助記憶装置上にデータ
ファイルの形で記録しておくことにより、ファクシミリ
文書の利用用途は広がる。
【0004】このようなファクシリ文書受信システムに
関しては、その利用形態の多様性が様々に予想されるこ
とから、従来から、次のような公知例でも明らかなよう
に色々な提案がなされ、利用形態の多様性を図かる利用
可能技術が開発されている。 (1)例えば、デジタルテクノロジー株式会社から販売
されているファックスサーバΣDX−1は、ファクシミ
リアダプタを介してファクシミリ回線に接続し、ラスタ
ーデータを直接に送受信するサーバ機能を提供するため
のワークステーション用パッケージソフトである。この
サーバ機能を利用すると、アナログ回線を利用するG3
ファクシミリからの文書データを、イメージデータとし
てワークステーションの予め定められた補助記憶領域に
保存することができる。 (2)株式会社リコーから販売されているファクスサー
バMessage Gatewayは、株式会社リコー
製のG4ファクシミリ同士をディジタル回線で結び、専
用のサーバマシンを介することで、ファクシミリ通信に
よる文書データをイメージデータとして補助記憶装置に
記録するサーバ機能を提供する。このサーバ機能では、
株式会社リコー製のファックシミリ装置の間ではある
が、送信先のダイヤル番号に対して送信したい相手の識
別子を独自の入力装置を使用して入力し、各々の文書を
受信者別に指定された補助記憶領域に保存することがで
きる。 (3)また、この種のファクシミリ装置に関する技術で
特許公報に記載されたものでは、特開平2−30214
3号公報に記載されているファクシミリ装置の提案例が
ある。このファクシミリ装置においては、ISDNのデ
ジタル通信網で利用できるサブアドレスにより、G4フ
ァクシミリからG3ファクシミリへの転送命令をサブア
ドレスから認識して、G4規格のファクシミリ信号をG
3規格のファクシミリ信号に変換する転送処理を行う。
【0005】このファクシミリ装置は、ISDN網より
G4規格により受信されたファクシミリ信号を受信し
て、画像信号として記憶装置に記憶し、サブアドレスに
より転送先のG3機器を判別して、記憶装置に記憶され
た画像信号を該当するサブアドレスが付与されたG3機
器に対して、G3規格のファクシミリ信号として再送出
する構成となっている。このファクシミリ装置は、いわ
ゆるG3機器のファクシミリ装置を、疑似的にG4機器
と同様に扱えるように、デジタル通信網で利用できるサ
ブアドレスの機器識別機能を利用して、それぞれG3機
器のファクシミリ装置に転送するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
において、上述した(1)の技術では、受信したファク
シミリ文書を予め定められた補助記憶領域のみに記録す
ることが可能となっているが、システム全体で一つに定
められた補助記憶領域のみに記録されるので、受信した
ファクシミリ文書をそれぞれの受信者別に個別に分配
し、個別のファクシミリ文書の受信側で処理までを指定
して処理を行うことはできない。
【0007】また、上述した(2)の技術では、送受信
双方で利用するファクシミリ装置が株式会社リコー製の
機械であることが条件であり、送信者による受信者別記
憶領域の指定以外の機能はなく、ファクシリ文書受信シ
ステムの様々な利用形態の多様性に対応したものではな
い。
【0008】また、上述した(3)の技術は、デジタル
通信網で利用できるサブアドレスの機器識別機能を利用
して、いわゆるG3機器のファクシミリ装置でも疑似的
にG4ファクシミリのデータを受信できるようにしてい
るものであり、サブアドレスで個別のG3ファクシミリ
装置を識別して、各ファクシミリ文書を転送できるよう
するものであるが、ISDNのデジタル通信網を用いた
本来の高速,高解像のG4規格のファクシミリ信号を利
用しておらず、受信されるファクシミリ文書は品質が低
下したものとなっている。また、デジタル通信網で利用
できるサブアドレスは機器識別のためだけに利用してい
る。
【0009】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、デジタル通信
網に接続された複数の送受信装置の間でファックリミリ
通信を行なうファクシミリ文書通信システムにおいて、
送受信するファクシミリ文書に対して送受信者双方の目
的にしたがって、保存,分配,返信などの諸機能をサブ
アドレスで指定して受信側処理を行えるようにしたファ
クシミリ文書通信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のファクシミリ文書通信システムは、基本構
成として、デジタル通信網に接続された複数の送受信装
置の間でファクシミリ通信を行うファクシミリ文書通信
システムであって、送信者がダイヤル番号に引き続いて
入力するサブアドレスにより受信側での送信文書に対す
る処理を指定してファクシミリ文書を送信し、受信側で
は受信したサブアドレスにより識別番号登録テーブルに
登録されたサブアドレス別の受信側処理を判別し、指定
された処理を行う
【0011】そのため、識別番号登録テーブルには、デ
ジタル通信網の回線に接続される複数の送受信装置の装
置識別番号以外のサブアドレス番号に対応して、受信側
での受信文書に対する処理を指定する情報が格納され
て、ファクシミリ文書を送信する際、送信者が受信側の
ダイヤル番号に引き続いて入力するサブアドレス番号に
より、受信側での送信したファクシミリ文書に対する受
信側処理を指定する。更に、送信元のダイヤル番号に
対応して受信側での処理を指定する送信者別受信処理登
録テーブルを備え、この送信者別受信処理登録テーブル
により、受信側の処理の1つとして、例えば、送信側か
ら受信したダイヤル番号により送信元を特定し、送信さ
れてきたファクシミリ文書を送信元に対応して送信者別
受信処理登録テーブルで予じめ指定された送信者別の保
存領域に保存する処理を行う。
【0012】
【作用】本発明のファクシミリ文書通信システムにおい
ては、デジタル通信網で利用できる機器識別のためのサ
ブアドレスを各々のファクシミリ受信側処理の指定のた
めの情報として利用する。そして、送受信するファクシ
ミリ文書に対して送受信者双方の目的にしたがって、保
存,分配,返信などの諸機能をサブアドレスで指定して
受信側の処理が行えるようにする。このため、本発明の
ファクシミリ文書通信システムは、受信側において、各
々の受信側処理の判別を行うための識別番号登録テーブ
ルが備えられる。デジタル通信網に接続された複数の送
受信装置の間でファクシミリ通信を行う場合に、送信者
がダイヤル番号に引き続いて入力するサブアドレスによ
り受信側での送信文書に対する処理を指定して、ファク
シミリ文書を送信すると、受信側では受信したサブアド
レスにより、識別番号登録テーブルに登録されたサブア
ドレス対応の受信側処理を判別し、指定された処理を行
う。
【0013】受信側で各々の受信側処理の判別を行うた
めに備えられる識別番号登録テーブルには、デジタル通
信網の回線に接続される複数の送受信装置の装置識別番
号以外のサブアドレス番号に対応して、受信側処理を指
定するための情報が予め格納される。ここで指定される
受信側処理の1つは、例えば送信側から受信したダイ
ヤル番号により送信元を特定し、送信されきたファク
ミリ文書を送信元に対応して送信者別受信登録テーブル
で予め指定された送信者別の保存領域に保存する処理で
ある。このため、第2の識別番号登録テーブルとして、
更に、送信元のダイヤル番号に対応して受信側処理を登
録する送信者別受信処理登録テーブルが備えられる
【0014】これにより、それぞれ送受信するファクシ
ミリ文書に対して送受信者双方の目的にしたがって、保
存,分配,返信などの諸機能がサブアドレスで指定され
て受信側処理が行えるようになる。このため、例えば、
一台のファクシミリ装置によって受信された多数の文書
を各個人宛に自動的に振り分ける受信側処理を指定する
ことが可能になるので、人手による手数を軽減すること
ができる。また、送信側と受信側の間で予めサブアドレ
ス指定する処理の識別番号を取り決めておくことによ
り、受信後の文書に対する管理方法を送受信双方から
指定することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。図1は本発明の一実施例にかかるファク
シミリ文書通信システムの全体構成を示す図である。図
1において、1は受信側の端末装置、2はディジタル通
信網である。3は送信側となるファクシミリ装置であ
る。11は通信制御装置、12は中央処理装置、13は
入出力装置、14は補助記憶装置、15は識別番号登録
テーブル、16は記憶領域である。端末装置1は、イメ
ージデータの処理が可能なデータ処理端末であり、オペ
レーティングシステムとしてマルチウィンドウシステム
などが動作可能なワークステーションが、ここでの端末
装置1として用いられる。端末装置1には、通信制御装
置11,中央処理装置12,入出力装置13,および補
助記憶装置14などのハードウェア装置が組合されて装
置を構成すると共に、システムを運転するオペレーティ
ングシステム,通信制御プログラム,ファクスサーバ機
能を提供するファクシミリ通信制御プログラムなどのシ
ステム要素が搭載されて、ここでのファクシミリ文書通
信システムの受信側システムを構成している。
【0016】通信制御装置11はディジタル通信網2に
接続されて、デジタル信号の通信制御を行う。中央処理
装置12は、データ処理およびシステム制御などを行
い、予めプログラムされた各種の処理を行う。入出力装
置13は、スキャナ,キーボード,マウス,ディスプレ
イ,レーザプリンタなどを有し、画面上にイメージを表
示出力すると共にイメージ入力も可能な入出力装置であ
る。また、補助記憶送置14はイメージデータを格納で
きるたけの十分な記憶領域を提供するディスク装置であ
り、例えば、数百Mバイトの記憶容量を有するハードデ
ィスク装置などが用いられる。この補助記憶装置14に
は、識別番号登録テーブル15および記憶領域16が設
けられる。記憶領域16はファクシミリ通信で受信した
画像データをファイルとして記録保存するための複数の
記憶領域であり、識別番号登録テーブル15には、サブ
アドレス番号に対応してファクシミリ通信での受信側処
理を指定する情報が格納されている。なお、ディジタル
通信網2は、例えばISDNなどのディジタル信号の通
信が可能な通信網であり、発信者番号通知,サブアドレ
ス番号通知な付加サービス機能がネットワーク側で提供
されている通信網である。また、ファクシミリ装置3は
ディジタル通信網2に接続された送信側の他のG4ファ
クシミリ装置を示している。
【0017】まず、ここでのファクシミリ文書通信シス
テムで利用するISDNのディジタル通信網2における
サブアドレスについて説明する。ディジタルG4ファク
シミリ装置が回線として利用するISDNにおいては、
送信先のダイヤル番号を入力する際に、それに引き続い
て6桁までの数字列(サブアドレス)を入力できる機能
が標準で備えられている。ISDN回線に接続される各
々の端末装置は、自装置にサブアドレスを任意に設定す
ることが可能となっており、通常、このサブアドレス
は、同じダイヤル番号の回線に接続された複数の受信装
置の中の任意の一台の装置を指定するために利用され
る。ISDN回線を利用する場合のサブアドレスの利用
法に関しての規定は設けられておらず、そのサブアドレ
スはISDN回線を利用するシステムによって、任意の
識別番号として解釈を行なうことが可能となっている。
【0018】本実施例のファクシリ文書通信システムで
は、受信側システムにおいて、前述したような識別番号
登録テーブル15を設け、予めサブアドレス番号とそれ
に一意に対応する受信者識別番号あるいは処理内容識別
番号などの受信側処理を指定するため情報をこの識別番
号登録テーブル15に登録しておく。例えば、受信側で
送信者として予想される相手に対し、事前にサブアドレ
スとして入力すべき識別番号とそれに対する受信側での
処理機能を連絡しておき、送信者が希望する受信側の個
別の受信者を特定する識別番号、あるいは受信者に対し
て希望する受信側処理の識別番号などを、送信時に送信
者がダイヤル番号に続くサブアドレス番号として入力す
る。これにより受信側では、送信されたきたファクシミ
リ文書を受信した時に、サブアドレス番号により予め
別番号登録テーブル15に登録されている識別番号を判
別して、その識別番号に対する受信側での指定された処
理を行う。
【0019】図2は、ファクシミリ文書通信システムに
おいて受信側での処理を指定して発呼する際のダイヤル
番号のデータ形式を説明する図である。このダイヤル番
号のデータ形式は、図2に示すように、前半部の通常の
ファクシミリ通信の際に入力されるダイヤル番号21
と、境界区切コード22と、後半部のサブアドレス23
とから構成されている。ここでのサブアドレス23は、
デジタル通信網(ISDN)上の通信プロトロルにおい
て規定されている副情報としての番号である。
【0020】本実施例のファクシミリ文書通信システム
においては、このサブアドレス23の各サブアドレス番
号に対応して、受信側が受信者識別番号および処理識別
番号をテーブル形式データとして前述の識別番号登録テ
ーブル15に一義的に定義しておき、この識別番号によ
り受信側でのファクシミリ文書の受信処理を指定してフ
ァクシミリ文書の送信を行う。受信者識別番号および処
理識別番号を登録している識別番号登録テーブル15の
テーブル構成例を次に説明する。
【0021】図3は、受信側処理を指定する識別番号登
録テーブルの構成例を説明する図である。識別番号登録
テーブルの第1の構成例として、受信者識別番号定義テ
ーブル31の構成例を図3(A)に示し、識別番号登録
テーブルの第2の構成例として、送信者識別番号定義テ
ーブル32の構成例を図3(B)に示す。更に、識別番
号登録テーブルの第3の構成例として、受信処理識別番
号定義テーブル33の構成例を図3(C)に示す。
【0022】図3(A)に示す受信者識別番号定義テー
ブル31は、サブアドレス番号31aに対応して対象受
信者31bおよびその保存領域31cを定義している識
別番号登録テーブルである。この受信者識別番号定義テ
ーブル31を用いることにより、サブアドレス番号によ
り対象受信者を特定し、当該対象受信者に対して送信さ
れたファクシミリ文書の画像データを格納する保存領域
(領域A,領域B,領域C)が指定された受信側での処
理が行なわれる。
【0023】図3(B)に示す送信者識別番号定義テー
ブル32は、対象送信者32aに対応して、ダイヤル番
号32b,保存領域32c,およびセキュリティ32d
を定義している識別番号登録テーブルである。この送信
者識別番号定義テーブル32を用いることにより、ある
特定の送信者からの文書を補助記憶装置の一箇所にまと
めて保存する受信側処理が行なわれる。この処理を行う
ため、送信者識別番号定義テーブル32から、送信者側
ファクシミリのダイヤル番号32b,それに対する保存
領域32cの定義データが読み出される。すなわち、サ
ブアドレス番号により、この受信側処理が指定されてい
ると、送信者側のファクシミリ装置から送信されてくる
ダイヤル番号と、送信者識別番号定義テーブル32に登
録しているダイヤル番号32bとが比較判別され、それ
に対する保存領域32cを判別して、所定の保存領域
に、受信したファクシミリ文書の画像データを格納す
る。この送信者識別番号定義テーブル32による処理で
は、特定の送信者からの文書を補助記憶装置の一箇所に
まとめて保存し、また、保存したファクシミリ文書を他
者からの読み取りを拒否できるように、セキュリティ情
報を付加するようにもできる。このため、送信者識別番
号定義テーブル32ではセキュリィ情報を付加するか付
加しないか指示も予め定義しておく。
【0024】図3(C)に示す処理識別番号定義テーブ
ル33は、サブアドレス番号33aに対応して対象とな
る処理33bを定義している識別番号登録テーブルであ
る。この処理識別番号定義テーブル33を用いることに
より、送信側から指定するサブアドレス番号33aによ
り対象となる処理33bを特定し、受信側の処理を行
う。例えば、返信要求処理,速達処理,指定した受信者
のみ可読の処理などの受信側の処理を、処理識別番号定
義テーブル33により直接的に指定して定義することが
できる。
【0025】次に、これらの受信側処理を指定する各々
の識別番号登録テーブルを用いて処理が行なわれるファ
クシミリ受信処理について説明する。図4は、送信者の
入力したサブアドレスにより受信側処理が指定された場
合の第1のファクシミリ受信処理の例を説明するフロー
チャートである。この受信側の処理例は、送信者の入力
したサブアドレスによって受信者を特定し、送信されて
きたファクシミリ文書を、予め各受信者に対して指定さ
れている保存領域に記録する保存する処理の例である。
【0026】図4のフローチャートを参照して第1のフ
ァクシミリ受信処理の一連の流れを説明する。まず、ス
テップ41において、送信者が送信先のダイヤル番号を
入力し、次に、ステップ42において、送信者が送信相
手の識別番号(受信対象識別番号)をサブアドレスに入
力する。そして、次のステップ43において、ファクシ
ミリ文書を送信する。すなわち、ある特定の受信者に対
してG4ファクシミリから文書を送ろうとする送信者
は、予め受信者から連絡された送信先の受信システムの
ダイヤル番号を入力し、続けて、やはり予め連絡された
受信者の特定の受信者識別番号をサブアドレスとして入
力して送信する。このサブアドレスとして入力する受信
者識別番号は、例えば、図3(A)に示すように受信者
織別番号テーブル31に登録されている各々の対象受信
者を指定する番号である。
【0027】ファクシミリ文書通信システムは受信側と
して、ステップ44において、ファクシミリ文書を受信
すると、ステップ45において、受信したサブアドレス
により受信者識別番号を識別番号登録テーブル、例え
ば、受信者識別番号定義テーブル31から検索する。次
に、ステップ46において、受信したファクシミリ文書
をイメージデータに変換する。そして、次のステップ4
7において、識別番号登録テーブルから検索された受信
者識別番号により指示されている各々の受信者毎の個別
の補助記憶装置の指定の保存領域にイメージデータを保
存する。その後、ステップ48において、受信者がイメ
ージ表示ツールを用いて受信した文書を画面表示し、文
書内容を確認し読み取ることになる。
【0028】このように、受信したファクシミリ文書の
信号中に含まれるサブアドレス番号を読み取り、受信者
識別番号定義テーブル31をサブアドレス番号(31
a)で検索することにより個別の受信者(31b)を判
別し、受信者別に指定されている補助記憶装置上の保存
領域(31c)にイメージデータのファイルとして保存
する。このイメージデータは描画可能なウィンドウシス
テム上の表示ツール等を使用して端末装の画面に表示
することが可能となっており、受信者はそれらのファイ
ルの保存場所にアクセスすることにより、自分に向けて
送信されたファクシミリ文書を自由に読み取ることがで
きる。
【0029】図5は、送信者の入力したサブアドレスに
より受信側処理が指定された場合の第2のファクシミリ
受信処理の例を説明するフローチャートである。この第
2のファクシミリ受信処理の例は、ある特定の送信者か
らの文書を補助記憶装置に一箇所にまとめて保存してお
く場合の処理例である。この場合、前述したように、識
別番号登録テーブルには、予め送信者識別番号に対応し
て、その送信者側ファクシミリ装置ダイヤル番号および
補助記憶装置上の保存領域を登録しておく。
【0030】図5のフローチャートを参照して第2のフ
ァクシミリ受信処理の一連の流れを説明する。まず、ス
テップ51において、送信者が送信先のダイヤル番号を
入力し、次に、ステップ52において、送信者が送信者
別受信処理を指定する識別番号をサブアドレスに入力す
る。そして、次のステップ43において、ファクシミリ
文書を送信する。この場合、ある受信システムに対して
G4ファクシミリから文書を送ろうとする送信者は、
受信者から連絡された送信先の受信システムのダイヤ
ル番号を入力し、続けて、送信者別受信処理を指定する
サブアドレスを入力して送信する。このサブアドレスの
入力により指定される送信者別受信処理は、受信者側で
予めテーブルに登録されている特定送信者からの送信文
書を受信して、該当する保存領域に格納する処理であ
る。この場合、特定の対象送信者の識別には送信者から
送られてくるダイヤル番号を用いる。
【0031】ファクシミリ文書通信システムは受信側と
して、ステップ54において、ファクシミリ文書を受信
すると、まず、受信したサブアドレスにより送信者別受
信処理であること確認した後、ステップ55において、
受信したダイヤル番号により送信者識別番号を識別番号
登録テーブルから検索する。次に、ステップ56におい
て、受信したファクシミリ文書をイメージデータに変換
する。そして、次のステップ57において、送信者識別
番号により指示されている補助記憶装置の指定の保存領
域にイメージデータを保存する。その後、ステップ58
において、受信者がイメージ表示ツールを用いて受信し
た文書を画面表示し、文書内容を確認し読み取ることに
なる。
【0032】この受信側の処理では、ファクシミリ文書
通信システムは、受信したファクシミリ文書が、送信者
識別番号定義テーブル32に予め登録されているダイヤ
ル番号のファクシミリ装置から送信されてきた文書であ
ることを識別し、更に送信者識別番号定義テーブル32
により、そのファクシミリ文書が保存されるべき各々の
送信者別の保存領域を検索して、指定された補助記憶装
置上の保存領域に保存する。受信者側では、その送信者
からの文書を読みたいときは、補助記憶装置の該当の保
存領域にアクセスすることで読み出すことができる。こ
の場合、それぞれの保存領域のファイルには、そのファ
イルを読むべき受信者の識別番号が付加されており、各
々の受信者は各々の保存領域に対する各ファクシミリ文
書の直接の受信者を表示させることにより、これを確認
することができる。
【0033】図6は、送信者の入力したサブアドレスに
より受信側処理が指定された場合の第3のファクシミリ
受信処理の例を説明するフローチャートである。この受
信側の処理例は、送信者の入力したサブアドレスによっ
て受信者を特定し、送信されてきたファクシミリ文書
が、予め各受信者に対して指定されている保存領域に記
録保存し、当該ファクシミリ文書が他者に読まれること
を回避するため更にセキュリテ情報を付加する場合の処
理例である。
【0034】図6のフローチャートを参照して第3のフ
ァクシミリ受信処理の一連の流れを説明する。まず、ス
テップ61において、送信者が送信先のダイヤル番号を
入力し、次に、ステップ62において、送信者が送信相
手の識別番号(受信対象識別番号)をサブアドレスに入
力する。そして、次のステップ63において、ファクシ
ミリ文書を送信する。ファクシミリ文書通信システムは
受信側として、ステップ64において、ファクシミリ文
書を受信すると、ステップ65において、受信したサブ
アドレスにより受信者識別番号を識別番号登録テーブル
から検索する。次に、ステップ66において、受信した
ファクシミリ文書をイメージデータに変換する。そし
て、次のステップ67において、識別番号登録テーブル
から検索された受信者識別番号により指示されている各
々の受信者毎の個別の補助記憶装置の指定された保存領
域にイメージデータを保存する。次に、ステップ68に
おいて、受信者識別番号に指定に従ってセキュリティ情
報を付加する。その後、ステップ69において、受信者
がイメージ表示ツールを用いて受信した文書を画面表示
し、文書内容を確認し読み取ることになる。この場合、
保存領域に保存されているファクシミリ文書にはセキュ
リティ情報が付加されており、真正な受信者識別番号に
対応する受信者のみが、当該ファクシミリ文書ファイル
をアクセスできる。
【0035】このように、第3のファクシミリ受信処理
の例では、個別の受信者が、ある特定の送信者からの送
信文書について、受信側の他者にその内容(情報)が伝
わることを回避したい場合、予め該当する送信者の識別
番号として、送信者側のファクシミリのダイヤル番号を
送信者別識別番号登録テーブル32に登録して、セキュ
リティ情報を付加する指定を定義しておく。送信者が受
信側処理の指定として、個別の受信者をサブアドレスで
指定して文書を送信すると、受信側システムは、例え
ば、受信した文書が既に送信者別識別番号登録テーブル
32に登録されているダイヤル番号32bの対象送信者
32aのファクシミリ装置からの送信である場合、補助
記憶装置上の指定の保存領域32cにファイルとして、
保存し、セキュリィティ32dの付加指示の定義によ
り、他者からの読み取りを拒否できるセキュリティ情報
を付加する。セキュリティ情報が付加された文書ファイ
ルに他者がアクセスしようとすると、端末装置上のオペ
レーティングシステムによって拒否される。
【0036】このセキュリティ情報の付加の指示は、送
信者側から特定の識別番号のサブアドレスを入力して送
信することにより指定するようにしてもよい。送信者が
送信したい文書については、その内容(情報)を指定し
た受信者以外の他者に伝わることを回避したい場合、フ
ァクシミリ文書の送信時にサブアドレスとして、受信者
から連絡された親展文書指定の識別番号を入力する。シ
ステムがその識別番号を読み取り、文書を補助記憶装置
上に記録する時に他者からの読み取りを拒否できるセキ
ュリティ情報を付加する。
【0037】図7は、送信者の入力したサブアドレスに
より受信側処理が直接的に指定された場合の第4のファ
クシミリ受信処理の例を説明するフローチャートであ
る。この受信側の処理例は、送信者の入力したサブアド
レスにより受信側処理として返信要求を付加する指示が
直接的に指定された返信要求付き受信処理の例である。
送信者が送るファクシミリ文書に対して受信者の特定の
処理を期待する場合、送信者側はその処理ごとに予め
録されている識別番号をサブアドレスとして指定する。
例えば、送信者側において送信文書に対して受信者から
の何らかの返信文書を希望する場合、送信者側では返信
要求付き受信側処理の指定をサブアドレス番号の識別番
号で指定する。この第4のファクシミリ受信処理の例
を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0038】この返信要求付きの受信処理では、まず、
ステップ71において、送信者が送信先のダイヤル番号
を入力し、次に、ステップ72において、送信者が返信
要求を指示する識別番号をサブアドレスに入力する。そ
して、次のステップ73において、ファクシミリ文書を
送信する。ファクシミリ文書通信システムは受信側とし
て、ステップ74において、ファクシミリ文書を受信す
ると、ステップ75において、受信したサブアドレスに
より識別番号登録テーブルから返信要求識別番号を検索
する。これにより、ここでの返信側の処理が返信要求付
きの処理であることが判別され、このため、返信文書の
送信を行うため、次のステップ76において、送信側の
ダイヤル番号を記録する。次に、ステップ77におい
て、受信したファクシミリ文書をイメージデータに変換
する。そして、次のステップ78において、受信者毎の
個別の補助記憶装置の指定された保存領域にイメージデ
ータを保存する。
【0039】次に、ステップ79において、受信者(返
信者)に対して返信要求のメッセージを送出する。これ
により、次にステップ80において、返信者がイメージ
表示ツールを用いて受信した文書を画面表示し、文書内
容を確認し読み取ることになる。次に、ステップ81に
おいて、返信者が文書を読み、返信文書を作成し、返信
指示を出す。そして、ステップ81において、記録して
ある送信側のダイヤル番号を使って、返信文書を送信す
る。この結果、送信側システムでは、ステップ83にお
いて、受信者側からの返信文書を受信する。このように
して、送信側がサブアドレス番号により受信側に返信要
求付加の指示を行い、ファクシミリ文書を送信した場
合、受信側では送信側のダイヤル番号を記録しておき、
返信要求のメッセージを出し、返信文書を逆送信できる
ようにする。返信文書が単なる受信確認の文書である場
合には、システムで返信文書を自動生成して返信文書を
逆送信するようにしてもよい。
【0040】このように第4のファクシミリ受信処理の
例では、ある送信文書に対して受信者からの何らかの返
信文書を希望する場合、送信者はこの返信要求を指示す
る受信側処理の識別番号をサブアドレス番号として入力
して指定する。受信側のシステムでは、受け取ったサブ
アドレス番号を、図3(C)に示すような処理識別番号
登録テーブル33により判別し、受信側処理の内容が返
信要求の付加されたものであることを判別する。すなわ
ち、受信したサブアドレス番号が既にテーブルに登録さ
れている識別番号(33a)である場合、さらにその文
書に対して要求される処理の内容(33b)をテーブル
から検索して、次のような処理を実行する。
【0041】まず、個別の受信対象となっている該当の
受信者に対し、返信(返答)を希望されている文書であ
る旨をメッセージとして端末装置上に表示する。これに
対して、該当の受信者は、システム上で返信用イメージ
データファイルを作成し、システムに対して返信命令を
出す。これは、例えば、該当の受信者が返信用イメージ
データファイルを適当なツールを使用して受信して保存
領域に格納されている元文書のイメージデータを加工す
ることによって作成する。システムは、送信者の使用し
たファクシミリ装置のダイヤル番号を一時的に記憶して
おり、返信命令を受けたシステムは、返信文書の返信の
ために記憶したおいた送信者側のファクノミリ装置のダ
イヤル番号を利用して返信文書を返信する。
【0042】このように、送信者が自分の送るファクシ
ミリ文書に対して、受信者側での特定の処理を期待する
場合、送信者側はその処理ごとに予め登録されている受
信側処理を指定している識別番号をサブアドレスとして
指定する。このような受信側処理の別の例として、ある
送信文書に対して着信から短時間のうちに受信者によっ
て読まれることを希望する場合の受信側処理(速達受信
機能)について説明する。この場合にも、送信者はこの
速達受信の受信側処理を指定する識別番号をサブアドレ
ス番号として入力して、この受信側処理を指定する。こ
の場合の受信側処理の例を図8に示す。
【0043】図8は、送信者の入力したサブアドレスに
より受信側処理が指定される場合の第5のファクシミリ
受信処理の例を説明するフローチャートである。この受
信側の処理例は、送信者の入力したサブアドレス番号に
より受信側処理として速達要求を付加する指示を行って
いる速達要求付き受信処理の例である。
【0044】この速達要求付きの受信処理では、まず、
ステップ85において、送信者が送信先のダイヤル番号
を入力し、次に、ステップ86において、送信者が速達
要求を指示する識別番号をサブアドレスに入力する。そ
して、次のステップ87において、ファクシミリ文書を
送信する。ファクシミリ文書通信システムは受信側とし
て、ステップ88において、ファクシミリ文書を受信す
ると、ステップ89において、受信したサブアドレスに
より識別番号登録テーブルから速達要求識別番号を検索
する。これにより、ここでの返信側の処理が速達要求受
信処理であることが判別され、ここでの処理で速達に対
する返信文書の送信を行うため、次のステップ90にお
いて、送信側のダイヤル番号を記録する。次に、ステッ
プ91において、受信したファクシミリ文書をイメージ
データに変換する。そして、次のステップ92におい
て、受信者毎の個別の補助記憶装置の指定された保存領
域にイメージデータを保存する。
【0045】次に、ステップ93において、受信者(速
達受信の返信者)に対して速達の返信要求のメッセージ
を送出する。次に、ステップ94において、指定時間の
経過を待ち、受信者の保存領域のアクセスの有無を判定
する。そして、次のステップ95において、判定した結
果のアクセスの有無に応じて速達受信の確認/未確認の
返信文書を作成する。次のステップ96において、記録
してある送信側のダイヤル番号を使って、返信文書を送
信する。この結果、送信側システムでは、ステップ97
において、受信者側からの返信文書を受信する。このよ
うにして、送信側がサブアドレス番号により受信側に速
復受信の返信要求付加の指示を行い、ファクシミリ文書
を送信した場合、受信側では送信側のダイヤル番号を記
録しておき、返信要求のメッセージを出し、速達受信に
対する返信文書を逆送信できるようにする。返信文書が
単なる受信確認の文書である場合には、システムで返信
文書を自動生成して返信文書を逆送信するようにしても
よい。
【0046】このように第5のファクシミリ受信処理の
例では、送信文書に対して受信者側で速達受信の返信の
逆送信を希望する場合、送信者はこれを指示する識別番
号をサブアドレス番号として指定する。受信側のシステ
ムは、例えば、サブアドレス番号から図3(C)に示す
ような処理識別番号登録テーブル33により、受信側処
理の内容を判別する。受信側のシステムでは、受け取っ
たサブアドレス番号を、処理識別番号登録テーブル33
により判別し、受信側処理の内容が速達受信の返信要求
の付加されたものであることを判別する。速達受信の返
信要求が付加された受信処理の場合、受信処理で次のよ
うな特別な速達受信のための処理を実行する。
【0047】速達受信の処理では、受信者に対して短時
間のうちに読まれることを希望されている文書である旨
をメッセージとして端末装置上に表示し、例えば、該当
する受信文書の内容も同じ端末装置上に強制的に表示し
て受信者に受信文書を読むことを促がす。もし、受信者
が指定された時間内にその文書を読まなければ、システ
ムは自動的に文書が未達である旨を送信側のファクシミ
リにメッセージとして送信する。また、時間内に読まれ
た場合も、その旨を送信者側のファクシミリ装置にメッ
セージとして送信する。
【0048】以上に説明した実施例は、送信者側と受信
者側との間で口頭その他の方法で予め受信識別番号のサ
ブアドレス番号と処理識別番号を確認しあっていること
を前提としている。もし、不特定多数としての送信者が
これらシステムに対し文書を送信した場合は、システム
はサブアドレスの指定がないことを認識して、受信者集
団の受信者を特定できないファイルとして、補助記憶装
置上の受信者グループの全員が読みにいける領域に記録
する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、従来、ファクシミ
リ装置によって、着信した文書は、紙面への印刷あるい
は受信者によらない一定の記憶領域への保存という形の
みの保存しか行えなかったが、本発明のファクシミリ
書通信システムによれば、サブアドレス番号により個別
の各個人宛にファクシミリ文書の送信が可能になり、個
人宛のファクシミリ文書を受信した際にその受信者を特
定でき、一台のファクシミリ装置によって受信された多
数の文書を各個人宛に自動的に振り分けることが可能と
なる。これにより、人手による配信の手数を軽減するこ
とができる。
【0050】また、従来は、ファクシミリ文書を送受信
する送受信者共に、送受信したい文書に対しそれを扱う
ファクシミリ装置のダイヤル番号以外は操作が不可能で
あっが、本発明のファクシミリ文書通信システムによれ
ば、送受信者の間で予めサブアドレスで指定する識別番
号に対応して受信側の処理を取り決めておくことによ
り、受信後の文書に対する受信側の処理を送受信者の双
方から指定することができ。これにより、大量にまた
複数の受信者に受信されるファクシミリ文書を受信後の
様々な用途に従って、補助記憶装置上のデータファイル
として保存する場合の文書管理が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例にかかるファクシミリ
文書通信システムの全体構成を示す図、
【図2】図2はファクシミリ文書通信システムにおいて
受信側での処理を指定して発呼する際のダイヤル番号の
データ形式を説明する図、
【図3】図3は受信側処理を指定する識別番号登録テー
ブルの構成例を説明する図、
【図4】図4は送信者の入力したサブアドレスにより受
信側処理が指定された場合の第1のファクシミリ受信処
理の例を説明するフローチャート、
【図5】図5は送信者の入力したサブアドレスにより受
信側処理が指定された場合の第2のファクシミリ受信処
理の例を説明するフローチャート、
【図6】図6は送信者の入力したサブアドレスにより受
信側処理が指定された場合の第3のファクシミリ受信処
理の例を説明するフローチャート、
【図7】図7は送信者の入力したサブアドレスにより受
信側処理が直接的に指定された場合の第4のファクシミ
リ受信処理の例を説明するフローチャート、
【図8】図8は送信者の入力したサブアドレスにより受
信側処理が指定される場合の第5のファクシミリ受信処
理の例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 端末装置 2 ディジタル通信網 3 ファクシミリ装置 11 通信制御装置 12 中央処理装置 13 入出力装置 14 補助記憶装置 15 識別番号登録テーブル 16 記憶領域 21 ダイヤル番号 22 境界区切コード 23 サブアドレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 輝雄 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 鮫島 吉喜 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 石川 利隆 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株 式会社内 (56)参考文献 特開 平2−79559(JP,A) 特開 平2−260940(JP,A) 特開 平2−94734(JP,A) 特開 平3−108949(JP,A) 特開 平4−40063(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/34 H04N 1/21

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ通信を行う際、ダイヤル番
    号に引き続いて入力するサブアドレスにより受信端末に
    送信するファクシミリ文書に対する処理を指定して、フ
    ァクシミリ送信を行う送信端末と、 サブアドレス別に受信側の処理を登録した識別番号登録
    テーブルを有し、サブアドレスにより指定された処理を
    判別し、受信側の処理を行う受信端末とからなるデジタ
    ル通信網に接続されたファクシミリ文書通信システムに
    おいて、 前記受信端末に、更に、送信元のダイヤル番号に対応し
    て受信側での処理を指定する送信者別受信処理登録テー
    ブルを備え、 受信側の処理の1つは、送信側から受信したダイヤル番
    号により送信元を特定し、送信されてきたファクシミリ
    文書を送信元に対応して送信者別受信処理登録テーブル
    で予め指定された送信者別の保存領域に保存する処理で
    あることを特徴とするファクシミリ文書信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリ文書通信
    システムにおいて、 受信側の処理の他の1つは、送信側から受信したダイヤ
    ル番号により、予じめ登録されたセキュリティレベルに
    対応して、受信したファクシミリ文書のセキュリティレ
    ベルを判定し、ファクシミリ文書を記録保存する際にセ
    キュリティレベル情報を付加することを特徴とするファ
    クシミリ文書通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のファクシミリ文書通信
    システムにおいて、 ファクシミリ文書を保存する際のセキュリティレベル情
    報の付加の指示を、送信者から特定の識別番号のサブア
    ドレスを入力して送信することにより行う ことを特徴と
    するファクシミリ文書通信システム。
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