JP4512009B2 - 板金ネスティング装置およびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、パンチ加工やレーザ加工等の板金加工のためのネスティングを行う板金ネスティング装置およびプログラムに関する。
一般的な板金加工工程の作業の流れを図4に示す。まず、配電盤や制御盤などの製品設計を行い、その製品を構成する部品の展開図を作成する。そして、その部品に対して金型の割付けを行い、金型が割付けられた部品をシート状素材から効率良く取るためのネスティングを行う。最後に、ネスティング結果を加工データとして出力し、加工を行う。
これらの作業はコンピュータ(板金用CAD/CAMシステム)上で行われるが、作業工程の中で生成される金型が割付けられた展開部品の形状は不定形であり、歩留り良く素材に部品を配置するネスティング作業は、非常に熟練を要する作業である。
この作業を支援するための自動化システム(自動ネスティングシステム)は、様々なシステムが開発されており、実用化されている。
しかし、与えられる部品データの組み合わせは様々であり、従来の自動ネスティングシステムは十分に対応できないケースが存在した。
従来の自動ネスティングシステムは、配置する展開部品を部品種単位で扱っていた。つまり、同じ部品種の部品を集中して配置しており、オペレータが操作すると、1素材に配置可能なケースでも、自動ネスティングシステムは2素材に配置してしまっていた。
簡単な具体例として、図3(A)に示す部品P1,P2を各3枚、部品P3を6枚ネスティングする場合を挙げる。この場合に、オペレータが行うと、図3(C)に示すように1枚の素材Wに配置されるケースでも、自動ネスティングシステムにより、図3(B)のように配置されることがある。この例では、1枚の素材Wに対し、部品P1の1枚と部品P3の2枚とが配置できずに余り、他の素材に配置することが必要となっている。
従来の自動ネスティングシステムでも、同じ部品同士を反転させてペアリングするような機能は持っているが、この例ではペアリング処理は対応できていない。オペレータが操作すれば、部品の形状に応じた組み合わせで配置すれば良いということが分かるが、このような処理をコンピュータ上で実現することは、非常に困難であった。
また、ネスティング作業において、最適な配置というものは、オペレータによってその判断に違いがあると考えられる。しかし、従来の自動ネスティングシステムでは、一つの結果しか提示されず、非常に画一的なシステムであることも問題であった。
この発明の目的は、歩留りの良い部品配置が効率的な演算で決定でき、また様々な部品配置結果を示すことのできる板金ネスティング装置およびプログラムを提供することである。
この発明の板金ネスティング装置(1)は、
ネスティングを行う板金の部品(P1〜P3)の種類、その種類毎の部品の必要枚数、および種類毎の部品の平面図形データを定めた情報であるネスティング要求部品データ(D)を記憶するネスティング要求部品記憶手段(3)と、
素材(W)に対する部品(P1〜P3)の配置順を決定する第1および第2の方法のうちのいずれを選択するかを設定規則(R1)に従って定める配置順決定方法選択手段(4)と、
この選択手段(4)で第1の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データ(D)の全部品(P1〜P3)の素材(W)に対する配置順を、部品種類を問わずに部品毎に決定する部品毎配置順決定手段(5)と、
前記選択手段(4)で第2の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データ(D)の全部品(P1〜P3)の素材(W)に対する配置順を、部品種類毎に決定する部品種類毎配置順決定手段(6)と、
前記部品毎配置順決定手段(5)および部品種類毎配置順決定手段(6)のいずれかで部品(P1〜P3)の配置順が決定されると、その決定された配置順で、素材(W)に対する各部品(P1〜P3)の配置位置を、素材(W)の平面図形データおよび部品(P1〜P3)の平面図形データから設定規則に従って定める部品配置位置決定手段(7)と、 この手段(7)で部品(P1〜P3)の配置位置が定められた結果を設定基準で評価することにより、または外部入力により、前記配置順決定方法選択手段(4)に再度の配置順の選択を行わせるか、または前記部品配置位置決定手段(7)で定められた部品の配置位置を採用するかの選択を行う評価手段(8)とを備えた、
ものである。
この構成によると、部品配置位置決定手段(7)が設けられていて、この手段(7)は配置順が与えられると、その順序に従って素材(W)に対する全ての部品(P1〜P3)の配置位置を決定する。この場合に、配置順に対して配置位置の結果が一つに定まるとすると、その配置順をどのように定めるかによって、配置位置の結果が異なることになる。したがって、配置順を種々変えて配置位置の結果を評価する処理を繰り返すことで、好適な配置結果が得られる。この場合に、この発明は、配置順の決定方法として、部品毎の配置順の決定と、部品種類毎の配置順の決定とを組み合わせることで、演算効率良く好適な配置結果を得ようとするものである。
その処理を順に説明すると、まずネスティング要求部品データ(D)が与えられたとする。配置順決定方法選択手段(4)は、第1の方法および第2の方法、つまり部品毎に配置順を決定するか、部品種類毎に配置順を決定するかを選択する。この選択は設定規則(R1)に従って行う。設定規則(R1)は適宜定めれば良く、例えば2つの方法を交互に選択するものとし、あるいは部品数や部品種類数に応じて定めるものとしても良い。
第1の方法が選択されると、部品毎配置順決定手段(5)により、全部品(P1〜P3)の素材(W)に対する配置順を、部品種類を問わずに部品毎に決定する。
第2の方法が選択されると、部品種類毎配置順決定手段(7)により、全部品(P1〜P3)の素材(W)に対する配置順を、部品種類毎に決定する。
いずれかの方法で配置順が決定されると、部品配置位置決定手段(7)は、その決定された配置順で、素材(W)に対する各部品(P1〜P3)の配置位置を、素材(W)の平面図形データおよび部品の平面図形データから設定規則に従って定める。
このように定められた部品配置位置の結果を、評価手段(8)によって評価し、その配置位置の結果を採用するかどうかを決定する。この評価,採用有無の選択は、自動で行うようにしても良く、またオペレータが行い、外部入力により採用有無の選択を行うようにしても良い。十分な結果が得られると、処理を終了する。そうでなければ、配置順決定方法選択手段(4)による第1,第2の方法の選択に戻り、部品毎配置順決定手段(5)または部品種類毎配置順決定手段(6)による配置順の決定、部品配置位置決定手段(7)による部品配置位置の決定、評価手段(8)による再度の評価を行う。
このように、部品(P1〜P3)を配置して行く順序を種々変えることで、最適な配置結果を得る。特に、この発明は、部品(P1〜P3)の配置順を決定する手段として、部品毎配置順を決定する手段(5)および部品種類毎に配置順を決定手段(6)を有していて、この2つの配置順決定手段(5,6)を配置順決定方法選択手段(4)で使い分けることができるため、最適な結果が得られる配置順を少ない繰替えし回数で得ることができる。例えば、繰り返し処理により配置順を種々変える場合に、部品毎の配置順決定方法と、部品種類毎の配置順決定方法との両方を交互にあるいは適宜の基準で両方用いることにより、部品毎の配置順決定方法だけ、または部品種類毎の配置順決定方法だけを採用する場合に比べて、少ない繰り返し回数で優れた部品配置位置の結果が得られる。また、繰り返し行われる部品配置結果として、様々な部品配置結果を示すことができる。
この発明の板金ネスティング用プログラム(2)は、コンピュータで実行可能なプログラムであって、
ネスティングを行う板金の部品の種類、その種類毎の部品の必要枚数、および種類毎の部品の平面図形データを定めた情報であるネスティング要求部品データを記憶する手順(S1)と、
素材に対する部品の配置順を決定する第1および第2の方法のうちのいずれを選択するかを設定規則に従って定める手順(S2)と、
この方法選択手順(S2)で第1の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データの全部品の素材に対する配置順を、部品種類を問わずに部品毎に決定する手順(S3)と、
前記方法選択手順(S2)で第2の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データの全部品の素材に対する配置順を、部品種類毎に決定する手順(S4)と、
前記部品毎に配置順を決定する手順(S3)および前記部品種類毎に配置順を決定する手順(S4)のいずれかで部品の配置順が決定されると、その決定された配置順で、素材に対する各部品の配置位置を、素材の平面図形データおよび部品の平面図形データから設定規則に従って定める手順(S5)と、
この手順(S5)で部品の配置位置が定められた結果を設定基準で評価することにより、または外部入力により、前記配置順決定方法選択の手順に戻り、再度の配置順の選択を行わせるか、または前記部品配置位置決定の手順で定められた部品の配置位置を採用するかの選択を行う手順(S9)とを含むものである。
この板金ネスティング用プログラム(2)は、コンピュータで実行することにより、この発明の板金ネスティング装置(1)につき説明した各処理が行われ、歩留りの良い部品配置が効率的な演算で決定できる。
この発明の板金ネスティング装置は、配置順決定方法選択手段と、部品毎配置順決定手段と、部品種類毎配置順決定手段と、部品配置位置決定手段と、前記配置順決定方法選択手段に再度の配置順の選択を行わせるか否かの選択を行う評価手段とを備えたものであるため、歩留りの良い部品配置が効率的な演算で決定でき、また様々な部品配置結果を示すことができる。
この発明の板金ネスティング用プログラムは、配置順の決定方法を選択する手順、配置順を部品毎に決定する手順、配置順を部品種類毎に決定する手順、決定された配置順で素材に対する各部品の配置位置を定める手順、および定められた部品の配置位置を採用するか否かの選択を行う手順を含むため、歩留りの良い部品配置が効率的な演算で決定することができる。
この発明の一実施形態を図1ないし図3と共に説明する。この板金ネスティング装置1は、図2に示す板金ネスティング用プログラム2、およびこのプログラム2を実行するコンピュータ(図示せず)によって構成される。
まず、板金ネスティング用プログラム2につき、図2と共に説明する。この板金ネスティング用プログラム2は、コンピュータで実行可能なプログラムであって、つぎの各手順を含む。
ネスティングを行う板金の部品P1〜P3(P11 〜P13 ,P21 〜P23 ,P31 〜P36 )(図1参照)の種類、その種類毎の部品の必要枚数、および種類毎の部品の平面図形データを定めた情報であるネスティング要求部品データ(D)を記憶する手順(S1)。
素材Wに対する部品P1〜P3の配置順を決定する第1および第2の方法のうちのいずれを選択するかを設定規則に従って定める手順(S2)。
この方法選択手順(S2)で第1の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データDの全部品P1〜P3の素材Wに対する配置順を、部品種類を問わずに部品毎に決定する手順(S3)。
前記方法選択手順(S2)で第2の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データDの全部品P1〜P3の素材Wに対する配置順を、部品種類毎に決定する手順(S4)。
前記部品毎に配置順を決定する手順(S3)および前記部品種類毎に配置順を決定する手順(S4)のいずれかで部品の配置順が決定されると、その決定された配置順で、素材Wに対する各部品P1〜P3の配置位置を、素材Wの平面図形データおよび部品P1〜P3の平面図形データから設定規則R2に従って定める手順(S5)。
この手順(S5)で部品P1〜P3の配置位置が定められた結果を設定基準で評価することにより、または外部入力により、前記配置順決定方法選択の手順(S2)に戻り、再度の配置順の選択を行わせるか、または前記部品配置位置決定手順(S5)で定められた部品の配置位置を採用するかの選択を行う手順(S9)とを含む。
この評価の手順(S9)は、この例では、評価値を算出する手順(S6)と、その算出された評価値を設定値と比較する手順(S7)とでなる。評価値を比較する手順(S7)では、設定値以上である場合は処理を終了し、設定値未満である場合は、配置順決定方法選択の手順(S2)に戻る処理を行う。評価値は、例えば歩留りである。
また、評価の手順(S9)では、部品配置位置の決定手順(S5)で決定された部品配置位置を、例えば画面表示装置14の画面に図として出力し、オペレータによる評価の結果入力される外部入力手段12からの可否入力によって、処理を終了するか、配置順決定方法選択の手順(S2)に戻る処理を行うものとしても良い。
評価の手順(S9)おいて、配置順決定方法選択の手順(S2)に戻る場合は、その評価値を配置順と共に記憶する手順(S8)を経て戻るようにする。この履歴記憶の手順(S8)では、評価値の最高値とその配置順とを記憶する。例えば、今回の評価値と評価値の最高値とを比較し、最高値を超える場合に、評価値の最高値およびその配置順の記憶内容を更新する。
なお、この板金ネスティング用プログラム2の詳細は、図1の板金ネスティング装置1の説明において行う。
図1は、板金ネスティング用プログラム2をコンピュータにインストールすることで形成される板金ネスティング装置1の各機能達成手段をブロックで示す概念構成の説明図である。
この板金ネスティング装置1は、ネスティング要求部品記憶手段3、配置順決定方法選択手段4、部品毎配置順決定手段5、部品種類毎配置順決定手段6、部品配置位置決定手段7、および評価手段8を備える。評価手段8は、評価値算出手段9および評価値比較手段11によって構成される。板金ネスティング装置1は、この他に、履歴記憶手段10、外部入力手段12、ネスティング結果出力手段13、および起動手段15を有しており、液晶表示装置等の画面表示装置14に接続されている。起動手段15は、この板金ネスティング装置1の処理を起動させる手段である。
ネスティング要求部品記憶手段3は、図2の手順S1を実行する手段であって、ネスティングを行う板金の部品P1(P11 〜P13 ),P2(P21 〜P23 ),P3(P31 〜P36 )の種類と、その種類毎の部品P1〜P3の必要枚数、および種類毎の部品P1〜P3の平面図形データを定めた情報であるネスティング要求部品データDを記憶する手段である。なお、ネスティング要求部品データDは、1度に行うネスティングについてのデータである。また、部品P1〜P3の平面図形データは、パンチ工具(図示せず)等を用いる加工の場合、工具割付けデータ共に示した図形データ、または工具割付けデータによって部品を代用して示す図形データであっても良い。部品種類のデータは、部品の品種番号等とされる。この実施形態では、例えば部品P1と部品P2のように、同じ形状で異なる方向の部品は異なる種類の部品としているが、このような形状が同じであって方向の異なる部品を同じ部品種類として取り扱うものとしても良い。部品P1〜P3の平面図形データは、例えば線データ等の集まり等によるベクトルデータとされる。
配置順決定方法選択手段4は、図2の手順(S2)を実行する手段であって、素材Wに対する部品P1〜P3の配置順を決定する第1の方法(部品毎に配置)と第2の方法(部品種類毎の方法)のうちのいずれを選択するかを、設定規則R1に従って定める手段である。設定規則R1は適宜定めれば良いが、例えば、繰り返し毎に第1の方法と第2の方法とを交互に選択するものとする。設定規則R1は、条件によって、繰り返し過程で毎回同じ方法を選択するものとしても良い。例えば、ネスティング要求部品データDの部品数が設定個数よりも少ない場合は、第1の方法を常に選択するものとしても良い。また、部品種類数が設定個数よりも少ない場合は、第1の方法を常に選択するものとしても良い。
部品毎配置順決定手段5は、図2の手順(S3)を実行する手段であり、配置順決定方法選択手段4で第1の方法が選択された場合に実行される。部品毎配置順決定手段5は、ネスティング要求部品データDの全部品P1〜P3の素材Wに対する配置順を、部品種類を問わずに部品P11 〜P13 ,P21 〜P23 ,P31 〜P36 毎に決定する。配置順の決定方法は、例えばランダムに決定する方法など、設定された方法であれば良いが、繰り返し過程で同じ配置順は採らないものとする。
部品種類毎配置順決定手段6は、図2の手順(S4)を実行する手段であり、配置順決定方法選択手段4で第2の方法が選択された場合に実行される。部品種類毎配置順決定手段6は、ネスティング要求部品データDの全部品P1(P11 〜P13 ),P2(P21 〜P23 ),P3(P31 〜P36 )の素材Wに対する配置順を、部品種類毎に決定する。すなわち、一つの部品種類の全ての部品P1(P11 〜P13 )につき連続した配置順とし、その後に別の部品種類の全ての部品P2(P21 〜P23 )につき連続した配置順とし、その後にさらに別の部品種類の全ての部品P3(P31 〜P36 )につき連続した配置順とする。どの部品種類を先の順位とするかは、設定された方法であれば良く、例えば部品の長辺寸法の大きい順に決定するなどの設定された方法であれば良いが、繰り返し過程で同じ配置順は採らないものとする。
部品配置位置決定手段7は、素材Wに対する各部品P1〜P3の配置位置を、素材Wの平面図形データおよび部品の平面図形データから設定規則R2に従って定める。素材Wの平面図形データは、例えば長方形素材を前提として縦横の寸法値だけであってもよい。素材Wの平面図形データは、部品配置位置決定手段7に一定の値等として設定されていても良く、またネスティングの都度、入力されるものとしても良い。部品配置位置決定手段7は、部品毎配置順決定手段5および部品種類毎配置順決定手段6のいずれかで部品の配置順が決定されると、その決定された配置順で、部品の配置位置を定める。
設定規則R2は、例えば、長方形素材Wの一つの角から順に、横方向(X方向)へ配置して行くものとし、横方向の同じ位置に配置できる余裕があれば、縦方向(Y方向)へ配置して行くものとされる。また、設定規則R2として、例えば図示の部品P1,P2のように凹凸のある部品の場合、凹凸が嵌まり合うように2枚を組み合わせる処理を行う規則を有するものとしても良い。
設定規則R2は、配置順が定まると部品配置位置の結果が一義的に定まる規則、つまり配置順に対して部品配置位置の結果が一つになる規則であることが好ましい。
評価手段8は、図2の手順(S9)を実行する手段であり、部品配置位置決定手段7で部品P1〜P3の配置位置が定められた結果を設定基準で評価することにより、または外部入力手段12からの外部入力により、配置順決定方法選択手段4に再度の配置順の選択を行わせるか、または部品配置位置決定手段7で定められた部品P1〜P3の配置位置を採用するかの選択を行う。
評価手段8は、この実施形態では、上記のように評価値算出手段9および評価値比較手段11によって構成される。
評価値算出手段9は、図2の手順(S6)を実行する手段であり、部品配置位置決定手段7で部品P1〜P3の配置位置が定められた結果に対して、評価値を算出する。評価値は、例えば素材Wに対する歩留りとされる。
評価値比較手段11は、図2の手順(S7)を実行する手段であり、評価値と設定基準としての設定値とを比較し、設定値以上である場合は処理を終了し、設定値未満である場合は、配置順決定方法選択手段4に戻る処理を行う。
ネスティング結果出力手段13は、評価手段8によって処理を終える場合に、その結果を画面表示装置14の画面に図形で表示する手段である。ネスティング結果出力手段13は、部品配置位置決定手段7で定めた部品配置位置の結果を画面表示装置14の画面に図形で表示するものとしても良い。
履歴記憶手段10は、図2の手順(S8)を実行する手段であり、評価手段8の評価結果で配置順決定方法選択手段4に戻る場合に、その評価値を配置順と共に記憶する。この履歴記憶手段10は、手順(S8)のように評価値の最高値とその配置順とを記憶する。
なお、評価手段8は、上記のように評価値で自動評価する他に、外部入力手段12からの可否判断結果の外部入力によって、処理を終了するか、配置順決定方法選択手段4に戻る処理を行うかを定めるものとしても良い。
その場合、ネスティング結果出力手段13は、部品配置位置決定手段7による部品配置位置の決定の都度、画面表示装置14に、その結果を図形で表示させるものとする。オペレータは、その画面を見て、外部入力手段12による可否の入力を行う。なお、ネスティング結果出力手段13は、評価値算出手段9で算出した結果を、部品配置位置の図面と共に表示し、オペレータの評価の支援を行うようにしても良い。
この構成の板金ネスティング装置1は、図2と共にその板金ネスティング用プログラム2の手順を説明したが、処理全体の流れを簡単に説明する。ネスティング要求部品データDが与えられると(S1)、配置順決定方法選択手段4は、第1,第2のいずれかの方法を選択する(S2)。この選択は設定規則R1に従って行う。
第1の方法が選択されると、部品毎配置順決定手段5により、全部品P1〜P3の素材Wに対する配置順を、部品種類を問わずに部品P11 〜P13 ,P21 〜P23 ,P31 〜P36 毎に決定する。
第2の方法が選択されると、部品種類毎配置順決定手段6により、全部品P1〜P3の素材Wに対する配置順を、部品種類毎に決定する。つまり同じ種類の部品につき連続し配置順とする。
いずれかの方法で配置順が決定されると、部品配置位置決定手段7は、その決定された配置順で、素材Wに対する全ての部品P1〜P3の配置位置を設定規則R2に従って定める。
このように定められた部品配置位置の結果を、評価手段8によって評価し、その配置位置の結果を採用するかどうかを決定する。十分な結果が得られると、処理を終了する。そうでなければ、配置順決定方法選択手段4による第1,第2の方法の選択に戻り、部品毎配置順決定手段5または部品種類毎配置順決定手段6による配置順の決定、部品配置位置決定手段7による部品配置位置の決定、評価手段8による再度の評価を行う。
例えば、図3(B)は好ましくない部品配置結果の例であり、このような場合は部品配置方法の選択から配置順決定、配置位置決定、評価までを繰り返す。図3(C)は好ましい部品配置結果であり、処理を終了する。
このように、繰り返し処理によって、部品を配置して行く順序を種々変えることで、最適な配置結果が得られる。特に、部品の配置順を決定する手段として、部品毎配置順を決定する手段5および部品種類毎に配置順を決定する手段6を有していて、この2つの配置順決定手段5,6を配置順決定方法選択手段4で使い分けることができるため、最適な結果が得られる配置順を少ない繰り返し回数で得ることができる。
例えば、繰り返し処理により配置順を種々変える場合に、部品毎の配置順決定方法と、部品種類毎の配置順決定方法との両方を交互にあるいは適宜の基準で両方用いることにより、部品毎の配置順決定方法だけ、または部品種類毎の配置順決定方法だけを採用する場合に比べて、少ない繰り返し回数で優れた部品配置位置の結果が得られる。
また、繰り返し行われる各回の部品配置結果をネスティング結果出力手段13で画面表示装置14に表示するようにした場合は、様々な部品配置結果を示すことができ、オペレータによる適切な評価を容易に行うことができる。
この発明の一実施形態にかかる板金ネスティング装置の概念構成を示すブロック図である。 この発明の一実施形態にかかる板金ネスティング用プログラムの流れ図である。 ネスティングを行う部品とその好ましくない部品配置位置の結果、および好ましい配置位置の結果を示す説明図である。 従来の一般的な板金加工工程の作業の流れ図である。
符号の説明
1…板金ネスティング装置
2…板金ネスティング用プログラム
3…ネスティング要求部品記憶手段
4…配置順決定方法選択手段
5…部品毎配置順決定手段
6…部品種類毎配置順決定手段
7…部品配置位置決定手段
8…評価手段
9…評価値算出手段
11…評価値比較手段
10…履歴記憶手段
12…外部入力手段
13…ネスティング結果出力手段
14…画面表示装置
15…起動手段
D…ネスティング要求部品データ
P1,P2,P3,P11 〜P13 ,P21 〜P23 ,P31 〜P36 …部品
W…素材

Claims (2)

  1. ネスティングを行う板金の部品の種類、その種類毎の部品の必要枚数、および種類毎の部品の平面図形データを定めた情報であるネスティング要求部品データを記憶するネスティング要求部品記憶手段と、
    素材に対する部品の配置順を決定する第1および第2の方法のうちのいずれを選択するかを設定規則に従って定める配置順決定方法選択手段と、
    この選択手段で第1の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データの全部品の素材に対する配置順を、部品種類を問わずに部品毎に決定する部品毎配置順決定手段と、
    前記選択手段で第2の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データの全部品の素材に対する配置順を、部品種類毎に決定する部品種類毎配置順決定手段と、
    前記部品毎配置順決定手段および部品種類毎配置順決定手段のいずれかで部品の配置順が決定されると、その決定された配置順で、素材に対する各部品の配置位置を、素材の平面図形データおよび部品の平面図形データから設定規則に従って定める部品配置位置決定手段と、
    この手段で部品の配置位置が定められた結果を設定基準で評価することにより、または外部入力により、前記配置順決定方法選択手段に再度の配置順の選択を行わせるか、または前記部品配置位置決定手段で定められた部品の配置位置を採用するかの選択を行う評価手段とを備えた、
    板金ネスティング装置。
  2. コンピュータで実行可能なプログラムであって、
    ネスティングを行う板金の部品の種類、その種類毎の部品の必要枚数、および種類毎の部品の平面図形データを定めた情報であるネスティング要求部品データを記憶する手順
    と、
    素材に対する部品の配置順を決定する第1および第2の方法のうちのいずれを選択するかを設定規則に従って定める手順と、
    この方法選択手順で第1の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データの全部品の素材に対する配置順を、部品種類を問わずに部品毎に決定する手順と、
    前記方法選択手順で第2の方法が選択された場合に実行されて、前記ネスティング要求部品データの全部品の素材に対する配置順を、部品種類毎に決定する手順と、
    前記部品毎に配置順を決定する手順および前記部品種類毎に配置順を決定する手順のいずれかで部品の配置順が決定されると、その決定された配置順で、素材に対する各部品の配置位置を、素材の平面図形データおよび部品の平面図形データから設定規則に従って定める手順と、
    この手順で部品の配置位置が定められた結果を設定基準で評価することにより、または外部入力により、前記配置順決定方法選択の手順に戻り、再度の配置順の選択を行わせるか、または前記部品配置位置決定の手順で定められた部品の配置位置を採用するかの選択を行う手順とを含む、
    板金ネスティング用プログラム。
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