JP4511644B2 - タイヤ組み立て用ドラムの耐摩耗性エラストマー部材 - Google Patents
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Description
本出願は、1997年1月24日付けで提出した暫定的米国出願番号60/036,389(これは引用することによって本明細書に組み入れられる)の利点を請求するものである。
【0002】
【技術分野】
本発明は空気入りタイヤ用のタイヤ組み立て(tire−building)機に関する。より詳細には、本発明は、タイヤ組み立て機のエラストマー部材、即ち構成要素、例えばターン・アップブラダー(turn−up bladder)、センタースリーブ(center sleeve)またはビードロックスリーブ(bead lock sleeve)などに関し、このような部材は、この部材が上記組み立て機運転中にゴムまたは金属表面に加圧下で接触する時、上記組み立て機運転中に摩耗を受ける。更により詳細には、本発明は、空気入りタイヤ組み立て中に摩耗または損傷を受ける部材領域を保護してブラダーおよびスリーブの寿命を向上させる目的で、上記ブラダーまたはスリーブの内側表面または外側表面の一部に耐摩耗性硬質エラストマー材料のコート層を接着させておいたブラダーまたはスリーブに関する。
【0003】
【背景情報】
空気入りタイヤ製造用のタイヤ組み立て機では、この組み立て機の末端部に隣接させていろいろなエラストマー部材、例えば1対のターン・アップブラダーなどが用いられており、そのブラダーを膨張させると、タイヤ組み立て用マンドレルの上に置いたカーカスプライの末端部がビードリングの回りを上方にまくれ上がりそしてプライ材料に面するように戻る。このようなタイヤ組み立て用ドラムには、タイヤの円錐曲線回転形状を生じさせる時に上記ドラムの末端部分が内側、外側および半径方向に移動することを可能にするか或はビードリングを適切な位置に維持することを可能にするセンタースリーブまたはビードロックスリーブが含まれている可能性があり、それはエラストマー材料で作られている。このいろいろなスリーブおよびターン・アップブラダーは、それらがタイヤ構成要素内の未硬化ゴムまたは金属部分の特定領域、例えば機械的ビードロックまたはタイヤ組み立て機の他の部分などに加圧下で接触する時に摩耗を受けることから、このような部材の寿命は、そのようなスリーブまたはブラダーの特定領域の方が他の領域よりも迅速に摩滅することから短い。それによって、上記スリーブまたはブラダーを所望よりも頻繁に置き換える必要があることから空気入りタイヤの製造コストが高くなってしまう。しかしながら、特にターン・アップブラダーの場合、膨張時にカーカスプライおよびカーカスプライの末端部をビードリングの回りに巻き付けるに必要な所望のターン・アップ特性および性能が得られるように上記ブラダーを充分に柔軟なままにしておく必要があることから、上記摩耗問題そしてその結果として構成要素の損傷が起こらないようにそれらを適切に保護するのは困難である。
【0004】
上記エラストマー部材、例えばターン・アップブラダーなどに関する別の問題は、それらはエラストマー材料で作られておりそして上記組み立て機で加工すべき未加硫の生タイヤ構成要素は現実に粘着性を示すことから、上記エラストマー部材が上記未加硫の生エラストマータイヤ構成要素に粘着する傾向がある点である。上記ブラダーとタイヤ材料の間でそのような粘着が起こると、結果として、ターン・アップが満足されなくなりかつビードリングの回りにカーカス領域が望ましくなく粘着することが起こり得る。このような問題は、米国特許第4,381,331号および4,853,069号に示されているように、剥離用被膜を用いそして/または外側に露出したコードをターン・アップブラダーの構造に含めることで、ある程度であるが軽減された。
【0005】
そのような粘着問題を軽減する別の試みは、アクリロニトリルを25−40部とブタジエンを60−75部用いて作られたアクリロニトリルブタジエンゴムが約90−40部でポリ塩化ビニルが約10−60部のポリマーブレンド物で構成させた被膜を上記ブラダーの外側表面で用いることを伴う。そのようなポリマーブレンド物被膜は米国特許第5,213,823号に記述されている。
【0006】
そのような粘着問題に対して提案された更に別の解決法は、外側表面を低接着性のゴムポリマーで覆った生地被覆ブラダーの使用を伴う。そのようなブラダーは米国特許第5,250,142号および5,324,376号に記述されている。
【0007】
上記試みおよび提案は多少成功してはいるが、エラストマー製ブラダーおよび/またはスリーブの柔軟性および作用に実質的な影響を与えない安価で有効な手段で内側表面もしくは外側表面または両表面の特定領域が摩耗から保護されていてタイヤ組み立て用ドラムで用いるに適したターン・アップブラダーおよび/またはエラストマースリーブが必要とされているままである。
【0008】
【発明の要約】
本発明の目的はタイヤ組み立て用ドラムのための改良ターン・アップブラダーおよび/またはスリーブを提供することを包含し、ここでは、そのような部材にエラストマー材料のスリーブを含めて、上記部材の内側表面または外側表面の全体または少なくとも一部を耐摩耗性硬質エラストマー材料の層で覆うことにより、上記部材の柔軟性に実質的な影響を与えることなくそれの摩耗度合を低くする。
【0009】
本発明の更に別の目的は、上記エラストマー部材のベース層本体内に内部補強用コードを埋め込んだ(上記部材を補強するがそれの外側表面層から露出させないように)エラストマー部材を提供することにある。
【0010】
本発明のさらなる目的は、上記エラストマー部材は空気入りタイヤ製造中に未加硫の生タイヤ材料の粘性表面に接触するがそれらが粘着する度合を低くするように上記耐摩耗性の硬質材料の全部または一部に2番目の剥離被膜を取り付けたエラストマー部材を提供することにある。
【0011】
本発明のさらなる目的は、上記耐摩耗性硬質材料の層が片の形態である上記部材[この部材の製造中、上記片をエラストマー材料で出来ているベーススリーブの上に置いた後、それを、上記エラストマー製スリーブおよび/またはブラダーの最終加硫中にそれらに接着させる]を提供することにある。
【0012】
本発明の改良エラストマー部材をタイヤ組み立て機で用いることで上記目的を達成すると共に利点を得るが、本発明の一般的な特徴は、タイヤ組み立て機にエラストマー材料で出来ていて内側表面と外側表面を有するスリーブまたはブラダーを含めそして上記内側表面および外側表面の少なくとも1つの一部を耐摩耗性材料の層で覆うことを含めるとして述べることができる。
【0013】
本発明の1つの面では、改良エラストマー構成要素をタイヤ組み立て機で用いることで上記目的を達成し、ここでは、上記構成要素に外側表面と内側表面を持たせかつ上記構成要素をエラストマー材料で出来ている少なくとも2層、即ち層Aおよび層Bで構成させて層AのショアA硬度の方を層BのショアA硬度よりも高くする。しばしば、層Aを、これが上記タイヤ組み立て機運転中に金属表面または粘性ゴム表面に接触するように位置させ、そして層Bで上記構成要素の本体を構成させる。通常は、層Bに機械的補強材を金属またはポリマー製コードの形態で含め、そして層Bを層Aに直接接触させて層Aと層Bの間に生地補強材もコード補強材も存在させない。本発明の好適な面における構成要素は、パッセンジャー(passenger)タイヤ組み立て機用のターン・アップブラダーであり、そしてその外側表面の少なくとも一部が層Aであり、そして更にまた、層Aの外側を、未硬化ゴムのパッセンジャータイヤプライへの粘着を低くする粘着解放(adhesion release)材料で被覆する。
【0014】
本発明の好適な態様、即ち本出願者らが原理を適用することを意図した最良の様式を具体的に示す態様を、下記の説明の中に挙げ、本図に示し、そして添付請求の範囲内に詳細かつ明瞭に示して挙げる。
【0015】
図1は、タイヤ組み立て用ドラムの一部に取り付けたターン・アップブラダーの部分断面図であり、
図2は、図1に示した第一態様のターン・アップブラダーの縮尺部分断面図であり、これはタイヤ組み立て機に取り付ける前であり、
図3は、第二態様のターン・アップブラダーを示す図2と同様な部分断面図であり、
図4は、図3のブラダーを示す断面図であり、これは上記ブラダーを折り畳んでタイヤ組み立て機に取り付けるに適した状態にする前であり、
図5は、図2の線5−5で取った拡大断面図であり、
図6は、図4の線6−6で取った拡大断面図であり、
図7は、成形したままの成形用スリーブを示す部分断面図であり、これには耐摩耗性材料がしっかりと固定されており、
図8は、図7の成形用スリーブを示す拡大断面図であり、これは上記スリーブを折り畳んでタイヤ組み立て機に取り付けるに適した状態にした後であり、
図9は、図8の線9−9で取った拡大部分断面図であり、
図10は、耐摩耗性材料がしっかりと取り付けられているセンタースリーブを示す部分断面図であり、これはタイヤ組み立て用ドラムに取り付ける前であり、
図11は、図10の線11−11で取った拡大部分断面図であり、
図12は、別の種類の成形用スリーブを示す部分断面図であり、これはこれの一部として耐摩耗性材料(層A)を有し、そして
図13は、図12の線13−13で取った拡大部分断面図である。
【0016】
本図全体に渡って同様な番号は同様な部分を指す。
【0017】
【好適な態様の説明】
本改良エラストマー部材の第一態様を一般に1で表し、図1、2および5に示し、そしてこれは、一般に2(図1)で表すタイヤ組み立て用ドラムの一部に取り付けられているある種のビードターン・アップブラダーを示している。2番目の種類のエラストマー部材またはビードターン・アップブラダーを3で表し、図3、4および6に示す。本改良エラストマー部材の別の態様を図7−9に示し、一般に5で表し、そしてこれは、タイヤの第一段階組み立てが終了した後に行われるタイヤ成形で用いられるある種の成形用(shaping or forming)スリーブを表している。本エラストマー部材のさらなる態様を図10−11に示し、一般に8で表し、そしてこれは、タイヤの構成要素を適切な位置に固定させる目的で内側マンドレルまたはスリーブを膨張させた時に半径方向外側に膨張する種類のセンタースリーブ(タイヤ組み立て用ドラムで用いられる)を表している。本発明のさらなる態様を図12−13に示し、一般に10で表し、そしてこれは、ビード領域を密封する目的で使用可能な別の種類のスリーブを表し、これは、図7−9に示した成形用スリーブ5の代わりに使用可能である。
【0018】
この上で考察しかつ本図に示す上記いろいろなエラストマー部材は、タイヤ組み立て機で使用可能な本発明の改良を受けさせたいろいろな種類のエラストマー部材のいくつかを例示するものであり、本発明が提供する保護の範囲に無用な制限を与えるべきものでない、と言うのは、上記は他の種類のエラストマー部材と一緒に通常はスリーブの形態で即座に使用可能であり、いろいろなタイヤ組み立て機および関連した種類の装置で利用可能であるからである。
【0019】
図1、2および5に詳細に示すように、ターン・アップブラダー1は2つのベース層11および12を含み、これらのベース層はエラストマー材料で作られていて、その全体に渡って伸びている補強用コード13が内部に存在している。ブラダー1は1対の末端止め部材(end locking members)14および15内で終結しているが、それらはそれぞれ上記ブラダーを1対の取り付け用リング17および18でタイヤ組み立て機2に通常様式で固定するためのものである。通常の空気通路20がブラダー1の内部につながっていて、それによって、上記ブラダーを膨張させるための流体が上記内部に供給される。
【0020】
本発明の主要な特徴の1つに従い、耐摩耗性材料の層20(層A)(これは好適には片形態である)をベース層11(層B)の外側表面21(これは上記スリーブの内側表面である)の上に位置させた後、それらをブラダー1の加硫時に接着させる。耐摩耗性の硬質材料20にいろいろな構造を持たせることができる。層Aの耐摩耗性硬質材料は、一般に、選択したコンパンド用材料、例えばカーボンブラック充填材、芳香族加工油、硬化剤および添加剤、例えば酸化亜鉛、ステアリン酸、ワックス、樹脂、加工助剤、抗酸化剤、抗オゾン剤などと一緒に組み合わせたスチレン−ブタジエンゴム(SBR)を基とするエラストマーコンパンドである。本発明で使用する耐摩耗性硬質材料の製造で用いるに有用なSBR類は、結合しているスチレンを約20−28重量パーセント含み、通常は、乳化重合で製造されたものである。このようなSBRは約40−55の範囲の生ムーニー粘度を示す(212度FにおけるML−4)。このような有用な1つのSBRは、Ameripol Synpol Corporation(Akron、オハイオ州、米国)から入手可能なAmeripol 5−1502である。この上に記述したSBR類を表1に示す一般的な配合に従って通常技術でコンパンドにすることができる。
【0021】
【表1】
【0022】
硫黄で硬化し得る他の合成エラストマー類、例えばエチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)を上記SBRの代わりにか或はそれと組み合わせて用いることも可能である。天然ゴムを合成ゴム、例えばEPDMまたはSBRなどと組み合わせて用いることができるが、一般的には、これを単独で用いるのは不可能である。鉱物充填材、例えば粘土、シリカ、タルク、炭酸カルシウムなどをカーボンブラックと組み合わせてか或はそれの代わりに用いることも可能である。硬化材料20では、上述した充分な硬度および耐摩耗特性が達成される限り、いろいろなグレードのカーボンブラック、例えばN−550またはいろいろなグレードの混合物、例えばN−110とN−440などを用いることも可能である。
【0023】
本発明の耐摩耗性エラストマーコンパンドにいろいろなワックスを含めることも可能である。それらは、抗オゾン剤、光沢剤、加工剤などとして機能する。一般的には石油または合成ワックスを用いる。前者にはパラフィンワックスおよび微結晶性ワックスがある。好適な石油ワックスはパラフィンワックスであり、特に融点が約30−80℃のパラフィンワックスである。本発明で用いるに有用な具体的なパラフィンワックスは、Amocoから入手可能な溶融範囲が66−76℃のEskar R−45である。配合材料20(層A)ではまた融点が60−90℃の微結晶性ワックスも使用可能である。
【0024】
合成ワックスも使用可能であり、それらにはパラフィンワックス(例えばポリエチレンワックス、例えばPA−510または−520など)などの如きワックス、および他の合成ワックス、例えば分子量が500−700の脂肪酸エステルワックスなどが含まれる。
【0025】
また、上述したワックスの混合物を用いることも可能である。上述したワックスを一般に約0.5−4.0phrの量、しばしば約1.5−3.0phrの量で用いる。この使用するワックスの濃度は、ある程度、最終エラストマーコンパンドの特性をこの上に挙げた如き60−70の範囲のショアA硬度に維持する必要があることで決定される。
【0026】
上述した組成を持つように配合した耐摩耗性硬質材料20(層A)に硬化を、通常は該ブラダーまたはスリーブの組み立てを行った後、通常の条件下、例えば一般に約300−320度Fで約15−30分間、典型的には300−310度Fで20−25分間受けさせる。この硬化を受けさせた材料20は、本質的に、本発明のブラダーおよびスリーブに適当な性能を与えるに充分な耐摩耗性および硬度特性を示す。この材料は、一般に、ランボーン(Lambourne)試験において、表2に示す如き耐摩耗性を示す。一般的なランボーン試験手順では、3M Corporationが販売している研磨表面が120グリットの「Safety Walk」紙をサンプルに接触させて用いた。
【0027】
【表2】
【0028】
本発明で材料20として用いる耐摩耗性エラストマー材料は、同時に、23℃で60−70単位、典型的には62−68単位のショアA硬度特性を示す必要がある。本発明で材料20として用いるに有用な耐摩耗性硬質コンパンドが示す他の典型的な硬化後の特性を表3に示し、それらを従来技術の材料が示す特性と比較する。
【0029】
【表3】
【0030】
特別な1つの種類の有用な耐摩耗性材料20は、Bridgestone/Firestone,Incが配給していてCompound NB907として識別される材料である。これは、50−60重量%量のSBRポリマーと25−35重量%量のカーボンブラックと数多くのゴムコンパンドで用いられる種類のオイル、例えば芳香族、ナフテン系、パラフィン系または同様な材料(コンパンドのほぼ1−5重量%を構成する)から成っている。この上に記述した如きコンパンドで通常用いられる他の添加剤を最終配合に加えることも可能である。その結果として生じる耐摩耗性片20は、好適には約65−70デュロメーター(durometer)硬度(ショアA)を示す。
【0031】
上記は単に片20の例であり、ベース層11および12を形成する通常のより柔軟なエラストマー材料よりも堅い耐摩耗性材料が得られる限り、本発明の概念に影響を与えることなく変えることができる。
【0032】
層Bは、一般に、この層の硬度(ショアA)の方が層Aの硬度よりも低くなるように量を変化させる以外は層Aに関してこの上に記述したのと同じ成分を用いて配合可能である。例えば、層Aの硬度が60の時には層Bに52−58の硬度を持たせてもよい一方、層Aの硬度が70の時には層Bに62−67の硬度を持たせてもよい。その上、一般に、層Bの硬度(ショアA)を層Aの硬度よりも約3−8単位低くする。
【0033】
図1および2に示すように、耐摩耗性材料片20は、表面21の一部のみに接着していて、隣接する末端止め部材14から折り重ね(foldover)末端部23に向かって伸びており、この折り重ね末端部23は、図1に示すように、タイヤ組み立て用ドラム2の機械的ビードロックをその上に乗せた時に上記ビードロックに接触する特別な領域である。例として、ターン・アップブラダー1の縦方向の長さ全体を約25インチにした場合、耐摩耗性片20に約8インチの長さを持たせる。
【0034】
図3、4および6に示すターン・アップブラダー3は通常の環状スリーブ25(図4にはそれの半分が示されている)を含み、これは1対の通常の末端止め部材26および27内で終結しており、そしてこれをタイヤ組み立て機に取り付ける場合にこれを折り畳むと図3に示す構造を取る。
【0035】
図4および6に最もよく示されているように、耐摩耗性材料片20は、ターン・アップブラダー1の層11および12と同様なエラストマー材料で出来ているベース層28(これにはまた補強用コード13が含まれていてもよい)の外側表面29の上に乗っている。図4に示すように、耐摩耗性材料片20は、エラストマー製スリーブの縦方向の長さ大部分に渡ってそれの外側表面29の上を伸びている。
【0036】
更に本発明に従い、米国特許第4,853,069号(これの内容は引用することによって本明細書に組み入れられる)に開示されている種類の粘着解放被膜30を耐摩耗性材料片20の外側表面32の全部または一部に沿って位置させる。この上で引用した特許に示されているように、1つの種類の上記剥離被膜は本質的にクロロスルホン化ポリエチレンとカーボンブラックもしくはシリカ充填材と生粘着付与剤(green tackifying agent)と化学硬化系から成る。
【0037】
1つの例において、ターン・アップブラダー3の縦方向の長さは、図4の折り畳んでいない状態において18インチであり、この場合の耐摩耗性材料片20の長さは18インチでありそして粘着解放被膜30は片20の外側表面32を約14インチに渡って覆っている。
【0038】
図7−9に示す成形用スリーブ5は、この上に記述したベース層11、12および28と同様な通常のエラストマー材料で出来ているベース層またはスリーブ35を含み、そしてこの中に補強用コード13を含めてもよい。スリーブ35は通常の末端止め部材36内で終結している。本発明に従い、耐摩耗性材料片20は、それが図8の成形状態の時、スリーブ35の外側表面37に固定されいて、その長さ全体に渡って伸びていてもよい。例として、ベース層35の厚みは0.150インチであってもよく、この場合には片20に0.030インチの厚みを持たせる。
【0039】
図10および11に示す如きセンタースリーブ8は、環状の内部中心を有する通常の円柱形構造を有していて、リブ39の上に乗っており、そしてこれは、この上で考察したいろいろなベース層と同様な1対のベース層40および41で構成されており、そしてまたこれに補強用コード13を含めることも可能である。スリーブの内側表面および外側表面は両方ともそれらのいろいろな領域で有害な摩耗を受けることから、外側表面42と内側表面43の両方を耐摩耗性材料片20で覆っておく。例として、耐摩耗性材料20の外側片および内側片の厚みを0.020インチにしてもよく、この場合にはベース層40および41の各々に0.030インチの厚みを持たせる。また更に本発明に従い、耐摩耗性片20の露出表面の片方または両方に粘着解放材料の被膜30を取り付けることができることは容易に理解されるであろう。
【0040】
図12および13に示すスリーブ10の形状は一般に円柱形であり、環状止め部材45内の1つの末端部のみで終結している。図13に示すように、上記スリーブは、この上で考察したいろいろなベース層と同様な1対のベース層46および47で構成されており、これに補強用コード13を含めることも可能である。上記耐摩耗性材料の外側片20はベース層46の表面48上に位置していて、それの縦方向の長さ全体に渡って伸びている。スリーブの表面49が遭遇する摩耗が特に有害なことから、片47の表面49に沿って伸びるように1対の耐摩耗性片20を位置させる。
【0041】
例として、ベース層46および47各々の厚みを0.030インチにし、この場合、2つの隣接する片20各々に0.030インチの厚みを持たせ、表面48に沿って伸びる単片20に0.25インチの厚みを持たせる。再び、このような厚みは本発明の概念に影響を与えない限り多様であり、これを使用する個々の用途に応じて変えることができる。また、片20の1つ以上に粘着解放被膜層30を取り付けることも可能である。
【0042】
要約として、本発明の改良エラストマー部材に通常のエラストマースリーブまたはベース層を含めてこれの内部に補強用コードを埋め込んでもよいか或は埋め込まなくてもよく、そしてこのベース層またはスリーブの内側表面もしくは外側表面または両方に耐摩耗性材料の被膜を、好適には片の形態で、上記スリーブをタイヤ組み立て用ドラムで用いる場合の個々の用途に応じて、上記スリーブの保護すべき特定領域にか或はその長さ全体に渡って伸びるように位置させて取り付ける。この上で考察したように、耐摩耗性片20を、好適には、上記スリーブまたはベース層の製造中、上記スリーブが未加硫の生状態の時にそれの上に片形態で重ねて置く。上記片の2つの特定領域を保護する場合、製造コストおよび組み立てコストを低くする目的で、2つの個々別々の片を用いる代わりに連続片20を用いて、上記スリーブの特定の長さを保護するのが望ましい可能性がある。耐摩耗性片20は、上記エラストマースリーブまたはブラダーを通常の加硫工程で最終的に成形している間に上記スリーブまたはベース層に接着する。粘着解放被膜30を片20に付着させる場合も同様に、好適には、上記片をベース層に付着させた後であるが上記エラストマー部材の最終加硫および成形を行う前にそれらを接着させる。
【0043】
従って、タイヤ組み立て用ドラムに含める改良エラストマー部材は簡潔であり、有効かつ安全で安価な効率の良いデバイスを提供し、このデバイスは、この上に挙げた目的全部を達成し、従来のデバイスが直面している困難さをなくし、かつ本技術分野における問題を解決して、新規な結果を得るものである。
【0044】
この上で行った説明では、簡潔さ、明瞭さおよび理解の目的で特定の用語を用いてきたが、それによって従来技術の要求を越える無用な制限を含めるものでない、と言うのは、そのような用語は説明の目的で用いるものであり、幅広く解釈されるべきであることを意図する。
【0045】
更に、本発明の記述および説明は例としてであり、本発明の範囲をこの上に示したか或は記述した正確な詳細に限定するものでない。
【0046】
ここに本発明の特徴、見い出した事項および原理を記述してきたが、本改良部材を構成させて使用する様式、この構成の特徴、そして得られる有利で有用な新規結果、有用な新規構造物、デバイス、要素、装置、部品および組み合わせを添付請求の範囲に挙げる。
【0047】
本発明の特徴および態様は以下のとうりである。
【0048】
1. タイヤ組み立て機で用いるための改良エラストマー構成要素であって、上記構成要素が外側表面と内側表面を有していてエラストマー材料の少なくとも2層、即ち層Aおよび層Bで構成されており、ここで、層AのショアA硬度の方が層BのショアA硬度よりも高い構成要素。
【0049】
2. 層Aが該組み立て機運転中に金属表面または粘性ゴム表面に接触するように位置している第1項の構成要素。
【0050】
3. 層Bが該構成要素の本体を構成しており、層Bが金属またはポリマー製コードの機械的補強材を含み、そして層Bが層Aに直接接触していて層Aと層Bの間に生地もコードも存在していない第2項の構成要素。
【0051】
4. 層Aのエラストマー材料が硬化後に23℃で約60−70のショアA硬度を示す第1項記載の構成要素。
【0052】
5. 該エラストマー材料をランボーン試験において25%スリップで50秒間測定した時にそれが23℃で示す最大重量損失が0.110グラム未満である第4項記載の構成要素。
【0053】
6. 層Aのエラストマーがスチレンブタジエンゴムと粒子状充填材を含む第4項記載の構成要素。
【0054】
7. 該充填材がカーボンブラックである第4項記載の構成要素。
【0055】
8. エラストマー層Aがまた石油ワックスも含む第7項記載の構成要素。
【0056】
9. 該構成要素がターン・アップブラダーである第1項記載の構成要素。
【0057】
10. 該構成要素がターン・アップブラダーである第3項記載の構成要素。
【0058】
11. 該構成要素がターン・アップブラダーである第5項記載の構成要素。
【0059】
12. 該外側表面の少なくとも一部が層Aでありそして層Aの外側が未硬化ゴムタイヤプライへの粘着を低くする粘着解放材料で被覆されている第6項記載の構成要素。
【0060】
13. エラストマー材料であって、スチレン−ブタジエンゴム、カーボンブラック充填材、ワックス、加工油、硬化剤および硫黄を含んでいて硬化時に23℃で60−70のショアA硬度を示しかつランボーン試験において25%スリップで50秒間測定した時に23℃で示す最大重量損失が0.110グラム未満であるエラストマー材料。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ組み立て用ドラムの一部に取り付けたターン・アップブラダーの部分断面図である。
【図2】図1に示した第一態様のターン・アップブラダーの縮尺部分断面図であり、これはタイヤ組み立て機に取り付ける前である。
【図3】第二態様のターン・アップブラダーを示す図2と同様な部分断面図である。
【図4】図3のブラダーを示す断面図であり、これは上記ブラダーを折り畳んでタイヤ組み立て機に取り付けるに適した状態にする前である。
【図5】図2の線5−5で取った拡大断面図である。
【図6】図4の線6−6で取った拡大断面図である。
【図7】成形したままの成形用スリーブを示す部分断面図であり、これには耐摩耗性材料がしっかりと固定されている。
【図8】図7の成形用スリーブを示す拡大断面図であり、これは上記スリーブを折り畳んでタイヤ組み立て機に取り付けるに適した状態にした後である。
【図9】図8の線9−9で取った拡大部分断面図である。
【図10】耐摩耗性材料がしっかりと取り付けられているセンタースリーブを示す部分断面図であり、これはタイヤ組み立て用ドラムに取り付ける前である。
【図11】図10の線11−11で取った拡大部分断面図である。
【図12】別の種類の成形用スリーブを示す部分断面図であり、これはこれの一部として耐摩耗性材料(層A)を有している。
【図13】図12の線13−13で取った拡大部分断面図である。
Claims (1)
- エラストマー構成要素(1又は3又は5又は8又は10)を含んでなるタイヤ組み立て機(2)であって、上記構成要素がタイヤ組み立て機(2)における運転状態において取り付けた時、その少なくとも1個が摩耗に曝される1個の構成要素外側表面と1個の構成要素内側表面を規定し、上記構成要素が、ベース内側表面(43又は49)とベース外側表面(21又は29又は42又は48)を規定するエラストマーベース材料の少なくとも1層である層B(11,12又は28又は35又は40,41)、及び耐摩耗性材料の少なくとも1層である層A(20)を含んでなり、上記層A(20)は(a)上記ベース内側表面(43又は49)の少なくとも一部、(b)上記ベース外側表面(21又は29又は42又は48)の少なくとも一部及び(c)上記ベース内側表面(43又は49)の少なくとも一部と上記ベース外側表面(21又は29又は42又は48)の少なくとも一部の両方、のいずれかを覆って、上記タイヤ組み立て機(2)における運転状態において取り付けた時その少なくとも1個が磨耗に曝される1個の構成要素外側表面と1個の構成要素内側表面となるように、帯状形態で存在しており、こゝで層A(20)のシヨアA硬度の方が層B(11,12又は28又は35又は40,41)のシヨアA硬度よりも高い、タイヤ組み立て機。
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