JPH04298547A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH04298547A JPH04298547A JP3006917A JP691791A JPH04298547A JP H04298547 A JPH04298547 A JP H04298547A JP 3006917 A JP3006917 A JP 3006917A JP 691791 A JP691791 A JP 691791A JP H04298547 A JPH04298547 A JP H04298547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- tire
- release agent
- inner layer
- pneumatic tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 50
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims abstract description 50
- -1 polyoxypropylene Polymers 0.000 claims abstract description 20
- 229920005862 polyol Polymers 0.000 claims abstract description 18
- 150000003077 polyols Chemical class 0.000 claims abstract description 18
- 229920001451 polypropylene glycol Polymers 0.000 claims abstract description 18
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 7
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 abstract description 16
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 abstract description 7
- 229920005557 bromobutyl Polymers 0.000 abstract description 3
- 238000013329 compounding Methods 0.000 abstract 1
- 239000006082 mold release agent Substances 0.000 description 18
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 5
- 239000000047 product Substances 0.000 description 4
- 241000519995 Stachys sylvatica Species 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 229920002943 EPDM rubber Polymers 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 1
- 235000021355 Stearic acid Nutrition 0.000 description 1
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003712 anti-aging effect Effects 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 1
- 229920005556 chlorobutyl Polymers 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 239000000839 emulsion Substances 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000010445 mica Substances 0.000 description 1
- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 1
- QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N octadecanoic acid Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCCC(O)=O QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OQCDKBAXFALNLD-UHFFFAOYSA-N octadecanoic acid Natural products CCCCCCCC(C)CCCCCCCCC(O)=O OQCDKBAXFALNLD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001451 organic peroxides Chemical class 0.000 description 1
- 229920002857 polybutadiene Polymers 0.000 description 1
- 229920001195 polyisoprene Polymers 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 239000010734 process oil Substances 0.000 description 1
- 239000012744 reinforcing agent Substances 0.000 description 1
- 239000012763 reinforcing filler Substances 0.000 description 1
- 239000008117 stearic acid Substances 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 1
- 239000000454 talc Substances 0.000 description 1
- 229910052623 talc Inorganic materials 0.000 description 1
- 235000014692 zinc oxide Nutrition 0.000 description 1
- 239000011787 zinc oxide Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りタイヤに関し
、詳しくは、タイヤ加硫時において、内面離型剤を塗布
する必要のない空気入りタイヤに関する。
、詳しくは、タイヤ加硫時において、内面離型剤を塗布
する必要のない空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の空気入りタイヤにあっては、コー
ドで補強されたカーカスプライを、一対のビードコア間
に掛け渡し、このカーカスプライの両端をビードコアに
係止してカーカスが形成されている。また、カーカスの
クラウン部には、ベルトまたはブレーカーが配設され、
さらにその上面はトレッドゴムにより被覆保護されてい
る。カーカスのサイド部はサイドウォールにより、また
、内面は内層ゴムにより被覆保護されている。
ドで補強されたカーカスプライを、一対のビードコア間
に掛け渡し、このカーカスプライの両端をビードコアに
係止してカーカスが形成されている。また、カーカスの
クラウン部には、ベルトまたはブレーカーが配設され、
さらにその上面はトレッドゴムにより被覆保護されてい
る。カーカスのサイド部はサイドウォールにより、また
、内面は内層ゴムにより被覆保護されている。
【0003】上記構造の空気入りタイヤは、次の方法に
より製造される。
より製造される。
【0004】すなわち、所定の寸法に裁断された内層ゴ
ムを、円筒形の成型ドラムの側面に相当するドラム表面
に巻き付け、両端を接合してエンドレスにする。
ムを、円筒形の成型ドラムの側面に相当するドラム表面
に巻き付け、両端を接合してエンドレスにする。
【0005】この内層ゴムの上に、所定寸法に裁断され
たカーカスプライを1枚または複数枚巻き付け、それぞ
れの両端を接合してエンドレスにする。このようにして
カーカスプライが円筒形に形成される。
たカーカスプライを1枚または複数枚巻き付け、それぞ
れの両端を接合してエンドレスにする。このようにして
カーカスプライが円筒形に形成される。
【0006】前記カーカスプライの開口部近傍の外側面
上に、ビードフィラーを備えたビードコアを配置し、カ
ーカスプライの開口部における両端部を前記ビードコア
が芯となるように折り返す。次いで、カーカスプライの
軸方向中央部の外面にベルトまたはブレーカーを貼着し
、その側域部にサイドウォールゴムを貼着する。さらに
、前記ベルトの上面にトレッドゴムを貼着してグリーン
タイヤを形成する。
上に、ビードフィラーを備えたビードコアを配置し、カ
ーカスプライの開口部における両端部を前記ビードコア
が芯となるように折り返す。次いで、カーカスプライの
軸方向中央部の外面にベルトまたはブレーカーを貼着し
、その側域部にサイドウォールゴムを貼着する。さらに
、前記ベルトの上面にトレッドゴムを貼着してグリーン
タイヤを形成する。
【0007】このグリーンタイヤを加硫機に収めるわけ
であるが、加硫機に収める前に、グリーンタイヤの内面
に内面離型剤をスプレーで塗布する。内面離型剤として
は、通常、ポリシロキサンのエマルジョンにタルク、マ
イカなどの微粉末を分散させたものが使用される。なお
、加硫中における内層ゴムは、ブラダーの外面形状に添
って一様の厚さとなるように流動変形するが、内面離型
剤を塗布した際、エンドレスに形成された内層ゴムにお
ける接合部分の段差に内面離型剤が溜ると、この内面離
型剤を伴って流動変形する。これにより、内面離型剤が
内層ゴム中に入り込み、内層ゴムの内部において剥離し
やすい箇所ができる。これを防止するため、内面離型剤
を塗布する前に、前記接合部分に遮蔽板を当てている。 そして、内面離型剤を塗布した後に、前記遮蔽板を外し
ている。
であるが、加硫機に収める前に、グリーンタイヤの内面
に内面離型剤をスプレーで塗布する。内面離型剤として
は、通常、ポリシロキサンのエマルジョンにタルク、マ
イカなどの微粉末を分散させたものが使用される。なお
、加硫中における内層ゴムは、ブラダーの外面形状に添
って一様の厚さとなるように流動変形するが、内面離型
剤を塗布した際、エンドレスに形成された内層ゴムにお
ける接合部分の段差に内面離型剤が溜ると、この内面離
型剤を伴って流動変形する。これにより、内面離型剤が
内層ゴム中に入り込み、内層ゴムの内部において剥離し
やすい箇所ができる。これを防止するため、内面離型剤
を塗布する前に、前記接合部分に遮蔽板を当てている。 そして、内面離型剤を塗布した後に、前記遮蔽板を外し
ている。
【0008】内面離型剤が塗布されたグリーンタイヤを
加硫機に収納し、グリーンタイヤの内側にブチルゴム等
により形成されたブラダーを挿入する。次いで、加硫機
を閉じて、ブラダーの中に高温流体を導入しつつ、グリ
ーンタイヤを外側および内側から加熱して加硫成型する
。所定時間後、加硫機を開けてブラダーを引抜き、そし
て、製品タイヤを得る。
加硫機に収納し、グリーンタイヤの内側にブチルゴム等
により形成されたブラダーを挿入する。次いで、加硫機
を閉じて、ブラダーの中に高温流体を導入しつつ、グリ
ーンタイヤを外側および内側から加熱して加硫成型する
。所定時間後、加硫機を開けてブラダーを引抜き、そし
て、製品タイヤを得る。
【0009】なお、未加硫ゴムからなる内層ゴムをブラ
ダーと重ねて加圧および加熱すれば、未加硫ゴム自体が
接着剤として働いて内層ゴムとブラダーとが接着されや
すくなる。これにより、ブラダーの引き抜きが困難とな
ってしまう。しかし、前述したように、前もってグリー
ンタイヤの内面に内面離型剤を塗布することにより、両
者が接着してしまうようなことはなく、ブラダーの引抜
きが容易となる。また、ブラダーが膨脹する時、ブラダ
ーと内層ゴムとの滑りが良くなり、ゴム流れが均一とな
る。
ダーと重ねて加圧および加熱すれば、未加硫ゴム自体が
接着剤として働いて内層ゴムとブラダーとが接着されや
すくなる。これにより、ブラダーの引き抜きが困難とな
ってしまう。しかし、前述したように、前もってグリー
ンタイヤの内面に内面離型剤を塗布することにより、両
者が接着してしまうようなことはなく、ブラダーの引抜
きが容易となる。また、ブラダーが膨脹する時、ブラダ
ーと内層ゴムとの滑りが良くなり、ゴム流れが均一とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、内面離
型剤はタイヤ製造において大きな役割を果たすものであ
る。しかしながら、加硫前に塗布された内面離型剤が加
硫後に乾燥し、この乾燥物が成型された製品タイヤの内
面に、無定形で濃淡のある白い斑点として現れてしまう
といった問題があった。これにより、新品のタイヤであ
っても、このタイヤがあたかも長期間放置されてほこり
や塵が積もったかのような外観を呈する。また、上記の
ように、内面離型剤の使用は製品タイヤの商品価値を損
なう原因となるとともに、荷扱い時など、製品タイヤか
ら前記白い斑点が脱落して作業所を汚す原因にもなって
いた。
型剤はタイヤ製造において大きな役割を果たすものであ
る。しかしながら、加硫前に塗布された内面離型剤が加
硫後に乾燥し、この乾燥物が成型された製品タイヤの内
面に、無定形で濃淡のある白い斑点として現れてしまう
といった問題があった。これにより、新品のタイヤであ
っても、このタイヤがあたかも長期間放置されてほこり
や塵が積もったかのような外観を呈する。また、上記の
ように、内面離型剤の使用は製品タイヤの商品価値を損
なう原因となるとともに、荷扱い時など、製品タイヤか
ら前記白い斑点が脱落して作業所を汚す原因にもなって
いた。
【0011】さらに、内面離型剤を使用すれば、前述し
たように内層ゴムにおける接合部分に遮蔽板を着脱する
工程が必要となり、タイヤの成型工程を複雑なものにし
ていた。
たように内層ゴムにおける接合部分に遮蔽板を着脱する
工程が必要となり、タイヤの成型工程を複雑なものにし
ていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の問題を解
決するために、次のような手段を講じた。
決するために、次のような手段を講じた。
【0013】本発明の空気入りタイヤは、カーカスの内
面が内層ゴムにより被覆保護された空気入りタイヤにお
いて、前記内層ゴムが、ゴムにポリオキシプロピレンポ
リオールを配合してなるゴム組成物からなるものである
。
面が内層ゴムにより被覆保護された空気入りタイヤにお
いて、前記内層ゴムが、ゴムにポリオキシプロピレンポ
リオールを配合してなるゴム組成物からなるものである
。
【0014】
【作用】上記構成の空気入りタイヤにあっては、タイヤ
加硫時に、ゴム内部からポリオキシプロピレンポリオー
ルが析出する。このポリオキシプロピレンポリオールが
内面離型剤の役割をなし、ブラダーとグリーンタイヤと
が互いに接着するのを防止する。これにより、加硫後に
おいて、ブラダーの引抜きが容易となる。
加硫時に、ゴム内部からポリオキシプロピレンポリオー
ルが析出する。このポリオキシプロピレンポリオールが
内面離型剤の役割をなし、ブラダーとグリーンタイヤと
が互いに接着するのを防止する。これにより、加硫後に
おいて、ブラダーの引抜きが容易となる。
【0015】前記内層ゴムが複数層からなる場合には、
最内層ゴムにのみポリオキシプロピレンポリオールが配
合されていればよいが、これに限らず、最内層ゴム以外
の内層ゴムにも配合されていてもよい。
最内層ゴムにのみポリオキシプロピレンポリオールが配
合されていればよいが、これに限らず、最内層ゴム以外
の内層ゴムにも配合されていてもよい。
【0016】本発明で使用されるゴムには特に限定はな
く、天然ゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、
ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(B
R)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)などが使用し得
る。
く、天然ゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、
ポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(B
R)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)などが使用し得
る。
【0017】本発明に使用されるポリオキシプロピレン
ポリオールの配合量としては、ゴム100重量部(以下
、単に「部」という)に対して、0.1〜10部であり
、好ましくは1〜5部である。ポリオキシプロピレンポ
リオールの使用量が、ゴム100部に対して0.1部未
満であれば、ポリオキシプロピレンポリオールがタイヤ
の内面に充分に析出せず、離型効果は期待されない。 また、10部より多ければ、ポリオキシプロピレンポリ
オールが過剰に析出してしまい、タイヤの内面が粘々し
てほこりが付きやすくなり、タイヤとしての商品価値が
低下する。
ポリオールの配合量としては、ゴム100重量部(以下
、単に「部」という)に対して、0.1〜10部であり
、好ましくは1〜5部である。ポリオキシプロピレンポ
リオールの使用量が、ゴム100部に対して0.1部未
満であれば、ポリオキシプロピレンポリオールがタイヤ
の内面に充分に析出せず、離型効果は期待されない。 また、10部より多ければ、ポリオキシプロピレンポリ
オールが過剰に析出してしまい、タイヤの内面が粘々し
てほこりが付きやすくなり、タイヤとしての商品価値が
低下する。
【0018】ポリオキシプロピレンポリオールの好まし
い数平均分子量は、400〜5,000である。数平均
分子量が400未満であるポリオキシプロピレンポリオ
ールはゴムとの相溶性がよく、加硫後析出しにくい。ま
た、5,000より大きいポリオキシプロピレンポリオ
ールはゴムの内部に移行しにくく、結果として加硫後析
出しにくい。
い数平均分子量は、400〜5,000である。数平均
分子量が400未満であるポリオキシプロピレンポリオ
ールはゴムとの相溶性がよく、加硫後析出しにくい。ま
た、5,000より大きいポリオキシプロピレンポリオ
ールはゴムの内部に移行しにくく、結果として加硫後析
出しにくい。
【0019】本発明の空気入りタイヤを製造するにあた
り、公知の加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅
延剤、有機過酸化物、補強剤、充填剤、老化防止剤、粘
着付与剤、着色剤などを必要に応じて適宜添加すること
ができる。
り、公知の加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅
延剤、有機過酸化物、補強剤、充填剤、老化防止剤、粘
着付与剤、着色剤などを必要に応じて適宜添加すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤによれば、製造
時において内面離型剤を塗布する工程を省略することが
できる。したがって、内層ゴムの接合部分に遮蔽板を着
脱する必要もなくなり、タイヤ製造工程を簡略化するこ
とができる。
時において内面離型剤を塗布する工程を省略することが
できる。したがって、内層ゴムの接合部分に遮蔽板を着
脱する必要もなくなり、タイヤ製造工程を簡略化するこ
とができる。
【0021】また、従来のように、製品タイヤの内面に
白い斑点が現れるようなことがなく、商品価値を低下さ
せるおそれはない。
白い斑点が現れるようなことがなく、商品価値を低下さ
せるおそれはない。
【0022】
【実施例】本発明を一層明らかにするために、以下に実
施例を挙げる。
施例を挙げる。
【0023】実施例1〜3および比較例1〜4臭素化ブ
チルゴム、(GPF)カーボンブラック、ステアリン酸
、プロセスオイル、ブローンアスファルト10−20、
亜鉛華、促進剤DM、硫黄およびエクセノール3020
(旭硝子(株)製のポリオキシプロピレンポリオール、
数平均分子量3,000)をそれぞれ表1の割合(単位
は部)で混練し、ゴム組成物を得た。
チルゴム、(GPF)カーボンブラック、ステアリン酸
、プロセスオイル、ブローンアスファルト10−20、
亜鉛華、促進剤DM、硫黄およびエクセノール3020
(旭硝子(株)製のポリオキシプロピレンポリオール、
数平均分子量3,000)をそれぞれ表1の割合(単位
は部)で混練し、ゴム組成物を得た。
【0024】このようにして得られたゴム組成物を、加
硫されたブラダーと重ね合わせ、170℃、圧力20k
g/cm2のもとで60分間加硫した。加硫後における
ゴム組成物とブラダーとの離型性を調べた。離型性は、
ゴム組成物とブラダーとの粘着力により評価し、両者が
容易に剥がれた場合には○、剥がれにくかった場合には
×とした。結果を表1に記載する。
硫されたブラダーと重ね合わせ、170℃、圧力20k
g/cm2のもとで60分間加硫した。加硫後における
ゴム組成物とブラダーとの離型性を調べた。離型性は、
ゴム組成物とブラダーとの粘着力により評価し、両者が
容易に剥がれた場合には○、剥がれにくかった場合には
×とした。結果を表1に記載する。
【0025】また、上記ゴム組成物からなるタイヤ最内
層ゴムを使用して、規格11R22.5 14PRの
空気入りタイヤを製造した。このタイヤにおける内面の
汚れを目視により判定した。内面が黒々としている場合
には○、白っぽくなるか、粘々している場合には×と評
価した。結果を表1に併記する。
層ゴムを使用して、規格11R22.5 14PRの
空気入りタイヤを製造した。このタイヤにおける内面の
汚れを目視により判定した。内面が黒々としている場合
には○、白っぽくなるか、粘々している場合には×と評
価した。結果を表1に併記する。
【0026】また、エクセノール3020を使用せず、
従来のように内面離型剤を使用した場合(比較例1に相
当)についても、離型性および内面の汚れを調べた。
従来のように内面離型剤を使用した場合(比較例1に相
当)についても、離型性および内面の汚れを調べた。
【0027】
【表1】
【0028】表1から明らかなように、ゴム100部に
対してポリオキシプロピレンポリオールを0.1〜10
部の範囲で使用した場合は、ポリオキシプロピレンポリ
オールを全く使用しなかった場合(比較例2)あるいは
上記の範囲外で使用した場合(比較例3、4)と異なり
、離型性および内面の汚れの双方についてよい結果が得
られた。これにより、タイヤ加硫前において、グリーン
タイヤの内面に内面離型剤を塗布する必要がなく、しか
も、得られたタイヤにおいて、商品価値が低下するおそ
れもないことがわかる。商品価値が低下しない点に関し
ては、従来のように内面離型剤を使用した場合(比較例
1)と比べても明らかである。
対してポリオキシプロピレンポリオールを0.1〜10
部の範囲で使用した場合は、ポリオキシプロピレンポリ
オールを全く使用しなかった場合(比較例2)あるいは
上記の範囲外で使用した場合(比較例3、4)と異なり
、離型性および内面の汚れの双方についてよい結果が得
られた。これにより、タイヤ加硫前において、グリーン
タイヤの内面に内面離型剤を塗布する必要がなく、しか
も、得られたタイヤにおいて、商品価値が低下するおそ
れもないことがわかる。商品価値が低下しない点に関し
ては、従来のように内面離型剤を使用した場合(比較例
1)と比べても明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 カーカスの内面が内層ゴムにより被覆
保護された空気入りタイヤにおいて、前記内層ゴムが、
ゴム100重量部に対してポリオキシプロピレンポリオ
ール0.1〜10重量部を配合してなるゴム組成物から
なることを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006917A JPH04298547A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006917A JPH04298547A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04298547A true JPH04298547A (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=11651589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3006917A Withdrawn JPH04298547A (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04298547A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008524342A (ja) * | 2004-12-16 | 2008-07-10 | ランクセス・インク. | シリカ充填剤入りエラストマー組成物 |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP3006917A patent/JPH04298547A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008524342A (ja) * | 2004-12-16 | 2008-07-10 | ランクセス・インク. | シリカ充填剤入りエラストマー組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10632799B2 (en) | Film to keep tire surface clean and simultaneously prime for better adhesion of balance pad | |
JP2001129895A (ja) | 部分的に加硫された、付形されたゴム組成物、それの部材を有する物品、例えばタイヤの製造。 | |
EP1424221A1 (en) | Pneumatic tire and method of producing the same | |
EP1584492B1 (en) | A tire bead, tire bead rubber composition and method of making a tire bead | |
JP4511644B2 (ja) | タイヤ組み立て用ドラムの耐摩耗性エラストマー部材 | |
US6156143A (en) | Rubber tire components with reduced spider flow | |
CA2066519A1 (en) | Turnup bladder having outer layer pvc/acrylonitrile-butadiene rubber blend | |
JPH04298547A (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2014129509A1 (ja) | ゴム組成物、それを用いたタイヤの製造方法、並びに、該ゴム組成物を用いたタイヤ用ゴム部材 | |
JPH1044720A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3328152B2 (ja) | シリコーンオイル含有離型剤 | |
US2752978A (en) | Tubeless pneumatic tire and method of making same | |
US20220024166A1 (en) | Methods for retreading tires employing cushion gum with stable dinitrile oxide cure system | |
JP3792011B2 (ja) | ゴム組成物およびタイヤ | |
JPH07237405A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP2003170438A (ja) | タイヤの製造方法、及び空気入りタイヤ | |
JP2004224278A (ja) | 更生タイヤ用トレッド及び更生タイヤ | |
JPH0655661A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
JP2002103476A (ja) | 空気入りタイヤの製造方法 | |
US2947343A (en) | Chafer for tubeless tires | |
JPH079807A (ja) | 空気入りタイヤ及びその製造法 | |
US20240208170A1 (en) | Methods for retreading tires employing cushion gum with stable dinitrile oxide cure system | |
US3302680A (en) | Low moisture content pneumatic tire carcass rubberized laminates and vulcanizable rubbery polymers used therein | |
EP1097951A2 (en) | Tyre cushion made of synthetic rubber blend | |
JP3830367B2 (ja) | シリコーンオイル含有離型剤を用いて加熱加圧成型した成型品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |