JP4504316B2 - インクジェット用記録材料 - Google Patents
インクジェット用記録材料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4504316B2 JP4504316B2 JP2006001452A JP2006001452A JP4504316B2 JP 4504316 B2 JP4504316 B2 JP 4504316B2 JP 2006001452 A JP2006001452 A JP 2006001452A JP 2006001452 A JP2006001452 A JP 2006001452A JP 4504316 B2 JP4504316 B2 JP 4504316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface layer
- recording sheet
- fine particles
- coating solution
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Description
支持体上に、平均二次粒子径が500nm以下の無機微粒子と樹脂バインダーを含有する多孔質のインク受容層と、粒子径15nm以上400nm以下の有機微粒子もしくは粒子径15nm以上400nm以下の有機微粒子と粒子径80nm以下の無機微粒子から実質的に構成される表面層を有するインクジェット用記録材料であって、前記支持体上に前記インク受容層の塗布液を塗布し、乾燥過程中の減率乾燥領域以後、もしくは乾燥終了後に、前記表面層の塗布液をインク受容層の空隙容量以下で、塗布液を塗布巾方向に均一に流出するためのスリットを持つ塗布装置あるいはグラビアロールを使用する塗布装置を用いて前計量にて塗布し、乾燥して得たものであり、前記表面層中に前記微粒子を98質量%以上含有し、前記表面層を構成する有機微粒子の比率が少なくとも50体積%以上であり、前記表面層の厚みは200nm以下であり、インクジェット用記録材料表面がJIS−B−0601に規定される基準長2.5mm、カットオフ値0.8mmで測定したときの算術平均粗さ(Ra)が0.2μm以下であり、JIS−Z−8741による20度鏡面光沢度が60%以上120%以下である事を特徴とするインクジェット用記録材料。
脂肪族ポリアミン類;
・アルキレンジアミン(例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)、
・ポリアルキレンポリアミン(例えば、ジエチレントリアミン、イミノビス(プロピルアミン)、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなど)、
・これらのアルキルまたはヒドロキシアルキル置換体(例えば、アミノエチルエタノールアミン、メチルイミノビス(プロピルアミン)など)
・脂環または複素環含有脂肪族ポリアミン(例えば、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカンなど)
・芳香環含有脂肪族アミン類(例えば、キシリレンジアミン、テトラクロル−p−キシリレンジアミンなど)
例えば、1,3−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、メンタンジアミン、4,4´−メチレンジシクロヘキサンジアミン(水添メチレンジアニリン)等。
例えば、ピペラジン、N−アミノエチルピペラジン、1,4−ジアミノピペラジン等。
・非置換芳香族ポリアミン(たとえば1,2−,1,3−および1,4−フェニレンジアミン、2,4´−および4,4´−ジフェニルメタンジアミン、ポリフェニルポリメチレンポリアミン、ジアミノジフェニルスルホン、ベンジジン,チオジアニリン,ビス(3,4−ジアミノフェニル)スルホン、2,6−ジアミノピリジン、m−アミノベンジルアミン、トリフェニルメタン−4,4´,4”−トリアミン、ナフチレンジアミンなど)
・核置換アルキル基(たとえばC1〜C4のアルキル基)を有する芳香族ポリアミン(例えば、2,4−および2,6−トリレンジアミン、クルードトリレンジアミン、ジエチルトリレンジアミン,4,4´−ジアミノ−3,3´−ジメチルジフェニルメタン、4,4´−ビス(o−トルイジン)、ジアニシジン、ジアミノジトリルスルホン、1,3−ジメチル−2,4−ジアミノベンゼン、1,3−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1,3−ジメチル−2,6−ジアミノベンゼン、1,4−ジエチル−2,5−ジアミノベンゼン、1,4−ジイソプロピル−2,5−ジアミノベンゼン、1,4−ジブチル−2,5−ジアミノベンゼン、2,4−ジアミノメシチレン、1,3,5−トリエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1,3,5−トリイソプロピル−2,4−ジアミノベンゼン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼン、2,3−ジメチル−1,4−ジアミノナフタレン、2,6−ジメチル−1,5−ジアミノナフタレン、2,6−ジイソプロピル−1,5−ジアミノナフタレン、2,6−ジブチル−1,5−ジアミノナフタレン、3,3´,5,5´−テトラメチルベンジジン、3,3´,5,5´−テトライソプロピルベンジジン、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´,5,5´−テトラエチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´,5,5´−テトライソプロピル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,3´,5,5´−テトラブチル−4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,5−ジエチル−3´−メチル−2´,4−ジアミノジフェニルメタン、3,5−ジイソプロピル−3´−メチル−2´,4−ジアミノジフェニルメタン、3,3´−ジエチル−2,2´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ジアミノ−3,3´−ジメチルジフェニルメタン、3,3´,5,5´−テトラエチル−4,4´−ジアミノベンゾフェノン、3,3´,5,5´−テトライソプロピル−4,4´−ジアミノベンゾフェノン、3,3´,5,5´−テトラエチル−4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、3,3´,5,5´−テトライソプロピル−4,4´−ジアミノジフェニルスルホンなど)
例えば、ジカルボン酸(ダイマー酸など)と過剰の(酸1モル当り2モル以上の)ポリアミン類:(上記アルキレンジアミン,ポリアルキレンポリアミンなど)との縮合により得られる低分子量(例えば分子量200〜5000)ポリアミドポリアミンなど)
例えば、分子量100〜5000のポリエーテルポリオール(ポリアルキレングリコールなど)のシアノエチル化物の水素化物など)
ジシアンジアミド、ジシアンジアミド・ホルマリン重縮合物、ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合物など。
ヒドラジン、モノアルキルヒドラジン、ヒドラジンの無機塩類(例えば、塩酸、硫酸、硝酸、亜硝酸、リン酸、チオシアン酸、炭酸などの無機塩類)、ヒドラジンの有機塩類(例えば、ギ酸、シュウ酸などの有機塩類)。
カルボヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、クエン酸トリヒドラジド、セバチン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド等。
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、クロトンアルデヒド、ベンズアルデヒド等のモノアルデヒド、グリオキザール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、マレインジアルデヒド、1,8−オクタンジアール、フタルアルデヒド、イソフタルアルデヒド、テレフタルアルデヒド、両末端アルデヒド化PVA等のジアルデヒド類、アリリデン酢酸ビニルジアセテート共重合体をケン化して得られる側鎖アルデヒド含有共重合体、ジアルデヒド澱粉、ポリアクロレイン等。
メチロールホスフィン、ジメチロール尿素、ジメチロールメラミン、トリメチロールメラミン、尿素樹脂初期重合物、メラミン樹脂初期重合物等。
ジビニルスルホン系化合物、β−ヒドロキシエチルスルホン系化合物等。
エピクロルヒドリン、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジ又はトリグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン、ポリエポキシ化合物等。
トリレンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネート、トリメチロールプロパン−トリレンジイソシアネートアダクト、トリフェニルメタントリイソシアネート、メチレンビス−4−フェニルメタントリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、及びこれらのケトオキシムブロック物又はフェノールブロック物、ポリイソシアネート等が挙げられる。
フェノール系樹脂初期縮合物、レゾルシノール系樹脂等。
・ジルコニウム塩(硝酸ジルコニウム、塩基性炭酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム、塩化ジルコニウム、ヒドロキシ塩化ジルコニウム、炭酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウム・アンモニウム、炭酸ジルコニウム・カリウム、フッ化ジルコニウム化合物等)
・チタン塩(4塩化チタン、乳酸チタン、テトライソプロピルチタネート等)
・アルミニウム塩(塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、乳酸アルミニウム等)
・カルシウム塩(塩化カルシウム、硫酸カルシウム、酢酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム等)
・マグネシウム塩(塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等)
・亜鉛塩(塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸亜鉛等)
<ポリオレフィン樹脂被覆紙用原紙の作製>
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)と針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)の1:1混合物をカナディアン スタンダード フリーネスで300mlになるまで叩解し、パルプスラリーを調製した。これにサイズ剤としてアルキルケテンダイマーを対パルプ0.5%、強度剤としてポリアクリルアミドを対パルプ1.0%、カチオン化澱粉を対パルプ2.0%、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂を対パルプ0.5%添加し、水で希釈して1%スラリーとした。このスラリーを長網抄紙機で坪量170g/m2になるように抄造し、乾燥調湿してポリオレフィン樹脂被覆紙の原紙とした。抄造した原紙に、密度0.918g/cm3の低密度ポリエチレン100部の樹脂に対して、10部のアナターゼ型チタンを均一に分散したポリエチレン樹脂組成物を320℃で溶融し、厚さ35μmになるように押出コーティングし、微粗面加工されたクーリングロールを用いて押出被覆し、表面(インク受容層塗設面)とした。もう一方の面には密度0.962g/cm3の高密度ポリエチレン樹脂70部と密度0.918g/cm3の低密度ポリエチレン樹脂30部のブレンド樹脂組成物を同様に320℃で溶融し、厚さ30μmになるように押出コーティングし、粗面加工されたクーリングロールを用いて押出被覆し、裏面とした。
<下塗り層1>
ゼラチン 100部
スルフォコハク酸−2−エチルヘキシルエステル塩 2部
クロム明ばん 8部
水にジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー(分子量9,000)4部と気相法シリカ(平均一次粒子径7nm、比表面積300m2/g)100部を添加し予備分散液を作製した後、高圧ホモジナイザーで処理して、固形分濃度20%のシリカ分散液を製造した。平均二次粒子径は130nmであった。
シリカ分散液1 (シリカ固形分として)100部
ポリビニルアルコール 23部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
ホウ酸 4部
ノニオン性界面活性剤 0.3部
(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
固形分濃度が12.85%になるように水で調整した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度30%) 1.67部
(XMM−2030、三井化学株式会社、平均粒子径34nm、Tg60℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液2に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
ウレタン樹脂有機微粒子水分散体(濃度34.4%) 0.73部
(スーパーフレックス130、第一工業製薬株式会社、平均粒子径20nm、
Tg101℃、MFT55℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.25%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液3に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
ウレタン樹脂有機微粒子水分散体(濃度30.3%) 0.83部
(スーパーフレックス820、第一工業製薬株式会社、平均粒子径30nm、
Tg46℃、MFT40℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.25%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液4に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度30%) 1.67部
(XMM−2024、三井化学株式会社、平均粒子径55nm、Tg100℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液5に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度29.9%) 1.67部
(XMM−2027、三井化学株式会社、平均粒子径97nm、
コアシェル型、コアTg60℃、シェルTg−20℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液6に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度29.9%) 1.00部
(XMM−2027、三井化学株式会社、平均粒子径97nm、
コアシェル型、コアTg60℃、シェルTg−20℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.3%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液7に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン酢酸ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度55%) 0.91部
(スミカフレックス500、住友化学工業株式会社、平均粒子径300nm、
Tg0℃、MFT0℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液8に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 0.5部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.25%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液9に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.0部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液10に変更し、塗布装置を斜線グラビアロールを用いた塗布装置からスライドビード塗布装置へ変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.0部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
変成エタノール 10部
アルキレングリコール系ノニオン性界面活性剤 0.1部
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート10の塗布装置をスライドビード塗布装置からスロットダイによるスロットコーター変更した以外は記録シート10と同様にして作成した。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液11に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.5部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.75%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液12に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニルアクリル酸エステル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.0部
(スミエリート1320、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg30℃、MFT40℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液13に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
ウレタン樹脂有機微粒子水分散体(濃度40%) 1.25部
(スーパーフレックス860、第一工業製薬株式会社、平均粒子径200nm、
Tg36℃、MFT28℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液14に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
アクリロニトリルブタジエン系樹脂有機微粒子水分散体(濃度38%) 1.32部
(Nipol1577、日本ゼオン株式会社、平均粒子径40nm、Tg26℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液15に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
フルオロオレフィンビニルエステル系樹脂有機微粒子水分散体(濃度45%)
1.11部
(フルオネートFEM610、大日本インキ化学工業株式会社、平均粒子径200nm、 MFT30℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液16に変更し、塗布装置を斜線グラビアロールを用いた塗布装置からスライドビード塗布装置へ変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
フルオロオレフィンビニルエステル系樹脂有機微粒子水分散体(濃度45%)
1.11部
(フルオネートFEM610、大日本インキ化学工業株式会社、平均粒子径200nm、 MFT30℃)
変成エタノール 10部
アルキレングリコール系ノニオン性界面活性剤 0.1部
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート17の塗布装置をスライドビード塗布装置からスロットダイによるスロットコーター変更した以外は記録シート17と同様にして作製した。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液17に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度29.9%) 1.67部
(XMM−2027、三井化学株式会社、平均粒子径97nm、
コアシェル型、コアTg60℃、シェルTg−20℃)
酸化セリウム水分散体(濃度15%) 1.33部
(ニードラールU−15、多木化学株式会社、粒子径8nm)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%、無機微粒子濃度0.2%)
スチレンアクリル樹脂の比重を1.08、酸化セリウムの比重を7.3として、体積%を算出すると、有機微粒子94.4体積%、無機微粒子5.6体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液18に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 0.4部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
五酸化アンチモン水分散体(濃度48.5%) 1.24部
(A−2550、日産化学工業株式会社、粒子径40nm)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.2%、無機微粒子濃度0.6%)
エチレン塩化ビニル樹脂の比重を1.11、五酸化アンチモンの比重を3.78として、体積%を算出すると、有機微粒子53.2体積%、無機微粒子46.8体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液19に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度29.9%) 0.67部
(XMM−2027、三井化学株式会社、平均粒子径97nm、
コアシェル型、コアTg60℃、シェルTg−20℃)
酸化ジルコニウム水分散体(濃度20%) 1.5部
(ZR50/20、Nyacol Nano Technologies,Inc.製、粒子径50nm)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.2%、無機微粒子濃度0.3%)
スチレンアクリル樹脂の比重を1.08、酸化ジルコニウムの比重を5.56として、体積%を算出すると、有機微粒子77体積%、無機微粒子23体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液20に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 0.4部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
コロイダルシリカ水分散体(濃度20%) 1.5部
(クォートロンPL−3L、扶桑化学工業株式会社、粒子径35nm)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.2%、無機微粒子濃度0.3%)
エチレン塩化ビニル樹脂の比重を1.11、コロイダルシリカ比重を2.1として、体積%を算出すると、有機微粒子55.8体積%、無機微粒子44.2体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液21に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.5部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
シリカ分散液1(平均一次粒子径7nm、 濃度20%) 0.5部
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.75%、無機微粒子濃度0.1%)
エチレン塩化ビニル樹脂の比重を1.11、気相法シリカ真比重を2.1として、体積%を算出すると、有機微粒子93体積%、無機微粒子7体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液22に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.5部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
アルミナ水和物分散液1(平均一次粒子径15nm、濃度30%) 0.33部
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.75%、無機微粒子濃度0.1%)
エチレン塩化ビニル樹脂の比重を1.11、アルミナ水和物真比重を2.9として、体積%を算出すると、有機微粒子95体積%、無機微粒子5体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液23に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 0.5部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
アナターゼ型酸化チタン水分散体(濃度6%) 1.67部
(タイノックA−6、多木化学株式会社、粒子径10nm)
(平均一次粒子径15nm、濃度30%) 1.57部
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.25%、無機微粒子濃度0.1%)
エチレン塩化ビニル樹脂の比重を1.11、アナターゼ型酸化チタン比重を3.9として、体積%を算出すると、有機微粒子90体積%、無機微粒子10体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液24に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 0.5部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
超微粒子酸化亜鉛粉体 0.1部
(NANOFINE−50 堺化学工業株式会社 粒子径20nm)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.25%、無機微粒子濃度0.1%)
エチレン塩化ビニル樹脂の比重を1.11、酸化亜鉛比重を5.4として、体積%を算出すると、有機微粒子92体積%、無機微粒子8体積%となった。
上記記録シート6のインク受容層塗布液1を、下記組成のインク受容層塗布液2に変更し、インク受容層塗布液2を下層、架橋剤含有塗布液を上層にしてスライドビード塗布装置にて同時重層塗布を行い、乾燥後表面層塗布液の塗布を行った。インク受容層塗布液2の塗布量はシリカ固形分換算で21g/m2、架橋剤含有塗布液の塗布量はアジピン酸ジヒドラジド換算で0.45g/m2とした以外は記録シート6と同様にして作製した。
シリカ分散液1 (シリカ固形分として)100部
アセトアセチル変性ポリビニルアルコール 23部
(アセトアセチル化度3%、ケン化度98%、平均重合度2350)
ノニオン性界面活性剤 0.3部
(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
固形分濃度が12.51%になるように水で調整した。
アジピン酸ジヒドラジド 100部
塩化ナトリウム 0.6部
ノニオン性界面活性剤 2部
(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
水にて全量を2000部とした。
上記記録シート6のインク受容層塗布液1を、下記組成のインク受容層塗布液3に変更し、インク受容層塗布液3の塗布量はシリカ固形分換算で22g/m2とした以外は記録シート6と同様にして作製した。
水にジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー(分子量9,000)4部と沈降法シリカ(吸油量200ml/100g、平均一次粒子径16nm、平均凝集粒子径9μm)100部を添加し、のこぎり歯状ブレード型分散機(ブレード周速30m/秒)を使用して予備分散液を作製した。次に得られた予備分散液をビーズミルで処理して、固形分濃度30%のシリカ分散液2を得た。平均二次粒子径は200nmであった。
シリカ分散液1 (シリカ固形分として)50部
シリカ分散液2 (シリカ固形分として)50部
ポリビニルアルコール 18部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
ホウ酸 3部
ノニオン性界面活性剤 0.3部
(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
固形分濃度が12.91%になるように水で調整した。
上記記録シート6のインク受容層塗布液1を、下記組成のインク受容層塗布液4に変更し、インク受容層塗布液4の塗布量はアルミナ固形分換算で30g/m2とした以外は記録シート6と同様にして作製した。
水に硝酸(2.5部)とアルミナ水和物(平均一次粒子径15nm)を添加し、のこぎり歯状ブレード型分散機を用いて、固形分濃度30%のアルミナ水和物分散液を作製した。平均二次粒子径は160nmであった。
アルミナ水和物分散液1 (アルミナ水和物固形分として)100部
ポリビニルアルコール 12部
(ケン化度88%、平均重合度3500)
ホウ酸 0.5部
ノニオン性界面活性剤 0.3部
(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)
固形分濃度が16.12%になるように水で調整した。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液25に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
ウレタン樹脂有機微粒子水分散体(濃度25%) 1.0部
(スーパーフレックス600、第一工業製薬株式会社、平均粒子径10nm、
Tg70℃、MFT84℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.25%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液26に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 2.0部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度1.0%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液27に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度30%) 1.67部
(XMM−2029、三井化学株式会社、平均粒子径69nm、
コアシェル型、コアTg60℃、シェルTg−20℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート9の表面層塗布液9の塗布装置を、斜線グラビアロールを用いた塗布装置からスプレー塗布装置へ変更した以外は、記録シート9と同様にして作成した。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液28に変更し、スライドビード塗布装置を用い、インク受容層塗布液1と同時重層塗布を行い、35℃及び50℃の熱風を順次吹き付けて乾燥した。インク受容層塗布液1の塗布量は、シリカ固形分換算で21g/m2、表面層塗布液の塗布量は、有機微粒子固形分換算で0.1g/m2とした。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度29.9%) 1.67部
(XMM−2027、三井化学株式会社、平均粒子径97nm、
コアシェル型、コアTg60℃、シェルTg−20℃)
変成エタノール 10部
アルキレングリコール系ノニオン性界面活性剤 0.1部
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液29に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン酢酸ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.0部
(スミカフレックス752、住友化学工業株式会社、平均粒子径500nm、
Tg15℃、MFT9℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液30に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン酢酸ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 1.0部
(スミカフレックス755、住友化学工業株式会社、平均粒子径500nm、
Tg−15℃、MFT0℃)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液31に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
コロイダルシリカ水分散体(濃度20%) 2.5部
(クォートロンPL−3L、扶桑化学工業株式会社、粒子径35nm)
水にて全量を100部とした。(無機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液32に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
五酸化アンチモン水分散体(濃度48.5%) 1.24部
(A−2550、日産化学工業株式会社、粒子径40nm)
水にて全量を100部とした。(無機微粒子濃度0.6%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液33に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度29.9%) 0.67部
(XMM−2027、三井化学株式会社、平均粒子径97nm、
コアシェル型、コアTg60℃、シェルTg−20℃)
酸化ジルコニウム水分散体(濃度20%) 1.5部
(ZR100/20、Nyacol Nano Technologies,Inc.製、粒子径100nm)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.2%、無機微粒子濃度0.3%)
スチレンアクリル樹脂の比重を1.08、酸化ジルコニウムの比重を5.56として、体積%を算出すると、有機微粒子77体積%、無機微粒子23体積%となった。
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液34に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
スチレンアクリル樹脂有機微粒子水分散体(濃度30%) 1.67部
(XMM−2027、三井化学株式会社、平均粒子径55nm、Tg100℃)
水溶性ポリビニルアルコール樹脂水溶液(濃度8%) 1.25部
(PVA235 株式会社クラレ 重合度3500)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.5%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液35に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 0.8部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
水溶性ポリビニルアルコール樹脂水溶液(濃度8%) 1.25部
(PVA124 株式会社クラレ 重合度2400)
水にて全量を100部とした。
(有機微粒子濃度0.4%、ポリビニルアルコール濃度0.1%)
上記記録シート1の表面層塗布液1を、下記組成の表面層塗布液37に変更した以外は記録シート1と同様にして作製した。
エチレン塩化ビニル樹脂有機微粒子水分散体(濃度50%) 0.2部
(スミエリート1010、住友化学工業株式会社、平均粒子径200nm、
Tg0℃、MFT2℃)
コロイダルシリカ水分散体(濃度20%) 2.0部
(クォートロンPL−3L、扶桑化学工業株式会社、粒子径35nm)
水にて全量を100部とした。(有機微粒子濃度0.1%、無機微粒子濃度0.4%)
エチレン塩化ビニル樹脂の比重を1.11、コロイダルシリカ比重を2.1として、体積%を算出すると、有機微粒子32体積%、無機微粒子68体積%となった。
上記記録シート3の作成において、使用するポリオレフィン樹脂被覆紙の表面作製時に使用するクーリングロールを微粗面加工から微粒面加工に変更する以外は記録シート3と同様にして作製した。
上記記録シート43の表面層塗布液3を、表面層塗布液5に変更した以外は記録シート43と同様にして作製した。
上記記録シート1の表面層塗布液1を塗布しない事以外は記録シート1と同様にして作製した。
上記記録シート27の表面層塗布液1を塗布しない事以外は記録シート27と同様にして作製した。
上記記録シート28の表面層塗布液1を塗布しない事以外は記録シート28と同様にして作製した。
上記記録シート29の表面層塗布液1を塗布しない事以外は記録シート29と同様にして作製した。
市販の顔料インクを用いたインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製、PX−G920)にてレッド、ブルー、グリーン、ブラックのベタ印字を行い、印字直後にPPC用紙を印字部に重ねて軽く圧着し、PPC用紙に転写したインク量の程度を目視で観察した。下記の基準で評価した。なお、印字メディアにはセイコーエプソン写真用紙を選択し、ドライバーによる色補正は行わない設定とした。
○:転写しない。
△:印字部にごくわずかに転写が観察されるが、実用上問題ない。
×:印字部に転写が観察される。
市販の染料インクを用いたインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製、PX−G820)にてレッド、ブルー、グリーン、ブラックのベタ印字を行い、印字直後にPPC用紙を印字部に重ねて軽く圧着し、PPC用紙に転写したインク量の程度を目視で観察した。下記の基準で評価した。また、PPC用紙を重ねていないブルーのベタ印字部分を遮光にて観察し、ブロンジング発生の有無を評価に加えた。なお、印字メディアにはエプソン写真用紙を選択し、ドライバーによる色補正は行わない設定とした。
○:転写せず、ブロンジングの発生も見られない。
△:転写せず、ブロンジングの発生は若干見られるが問題とはならないレベル。
×:印字部全体に濃い転写が観察され、強いブロンジングの発生が見られる。
白紙部の20度光沢度数値を、ISO準拠光沢計GM−26 PRO(株式会社村上色彩技術研究所製)で測定した。
白紙部を指の腹で強く擦り、光沢の変化から表面層の定着性を評価した。
○:問題なし。
△:実用限界。
×:不可。
−:表面層が無いため評価対象外。
市販の顔料インクを用いたインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製、PX−G920)にてブラックのベタ印字を行い、印字後24時間経時後、爪及び指で擦ってインクの剥離を評価した。印字メディアにはセイコーエプソン写真用紙を選択し、ドライバーによる色補正は行わない設定とした。
○:問題なし。
△:実用限界。
×:不可。
−:インク吸収性不良により評価できず。
市販の顔料インクを用いたインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製、PX−G920)にてブラックのベタ印字をA4用紙に連続して行い、ギザローラー跡が白く抜ける現象が視認された枚数を記載した。最大印字枚数は500枚とした。ギザローラーは各評価毎に洗浄を行った。印字メディアにはセイコーエプソン写真用紙を選択し、ドライバーによる色補正は行わない設定とした。なお、「−」表記はインク吸収性不良により評価できなかった事を示す。
光沢面印画紙として三菱製紙株式会社製Grace印画紙(高級光沢印画紙)を未露光のまま処理を行ったサンプル(白紙)と、上記1〜45の各白紙サンプルとの光沢の同等感について目視評価した。
○:光沢面印画紙よりも光沢が高い。
△:光沢面印画紙と光沢が同等である。
×:光沢面印画紙より光沢が低い。
表面層の光学干渉による、インクジェット用記録材料表面の着色を観察した。
○:着色は全く観察されない。
△:着色は観察されるが、非常に淡いため問題とはならない。
×:着色として認識される。
<印字部光沢差違>
画像作成ソフトを用い、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、ブルー、グリーン、ブラック各色を10%、20%、40%、60%、80%、100%の各濃度となるような矩形パターンを作製し、市販の顔料インクを用いたインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製、PX−G920)を用い、印字した。印字メディアにはセイコーエプソン写真用紙を選択し、ドライバーによる色補正は行わない設定とした。各濃度の矩形パターンの間には白地部分を残し、全体面積の40%は未印字とし白紙部分を残した。この印字物を用い、光沢の違和感の有無を評価した。
◎白紙部、印字部の光沢差違が非常に少なく、均一である。
○白紙部、印字部の光沢差違が少なく、比較的均一である。
△白紙部、印字部の光沢差違がある。
×白紙部、印字部の光沢差違が大きく、目立つ。
上記、印字部光沢差違試料の各印字部および白紙部の20度光沢値を、ISO準拠光沢計GM−26 PRO(株式会社村上色彩技術研究所製)で測定した。記録シート1種類あたり、印字部の合計43種の光沢データを示す。濃度0%位置に記載されている数値が、白紙光沢を示す。
Claims (1)
- 支持体上に、平均二次粒子径が500nm以下の無機微粒子と樹脂バインダーを含有する多孔質のインク受容層と、粒子径15nm以上400nm以下の有機微粒子もしくは粒子径15nm以上400nm以下の有機微粒子と粒子径80nm以下の無機微粒子から実質的に構成される表面層を有するインクジェット用記録材料であって、前記支持体上に前記インク受容層の塗布液を塗布し、乾燥過程中の減率乾燥領域以後、もしくは乾燥終了後に、前記表面層の塗布液をインク受容層の空隙容量以下で、塗布液を塗布巾方向に均一に流出するためのスリットを持つ塗布装置あるいはグラビアロールを使用する塗布装置を用いて前計量にて塗布し、乾燥して得たものであり、前記表面層中に前記微粒子を98質量%以上含有し、前記表面層を構成する有機微粒子の比率が少なくとも50体積%以上であり、前記表面層の厚みは200nm以下であり、インクジェット用記録材料表面がJIS−B−0601に規定される基準長2.5mm、カットオフ値0.8mmで測定したときの算術平均粗さ(Ra)が0.2μm以下であり、JIS−Z−8741による20度鏡面光沢度が60%以上120%以下である事を特徴とするインクジェット用記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001452A JP4504316B2 (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | インクジェット用記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001452A JP4504316B2 (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | インクジェット用記録材料 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007181980A JP2007181980A (ja) | 2007-07-19 |
JP2007181980A5 JP2007181980A5 (ja) | 2008-10-30 |
JP4504316B2 true JP4504316B2 (ja) | 2010-07-14 |
Family
ID=38338456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006001452A Expired - Fee Related JP4504316B2 (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | インクジェット用記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4504316B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4969414B2 (ja) * | 2007-11-05 | 2012-07-04 | 富士フイルム株式会社 | 顔料インク用インクジェット記録媒体 |
JP5180855B2 (ja) * | 2009-01-27 | 2013-04-10 | 三菱製紙株式会社 | インクジェット記録材料 |
US8252392B2 (en) * | 2009-11-05 | 2012-08-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium |
EP2679397B1 (en) * | 2012-06-28 | 2016-03-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium |
JP2020055996A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社リコー | インク、インク収容容器、印刷方法、及びインクジェット印刷装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003251915A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-09 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 顔料インク用インクジェット記録材料 |
JP2005161836A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-23 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録媒体の製造方法 |
JP2005231094A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録材料およびその製造方法 |
JP2005231095A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット用記録材料 |
JP2005262706A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録用紙及びその製造方法 |
JP2005271271A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法 |
-
2006
- 2006-01-06 JP JP2006001452A patent/JP4504316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003251915A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-09 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 顔料インク用インクジェット記録材料 |
JP2005161836A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-23 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録媒体の製造方法 |
JP2005231094A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット記録材料およびその製造方法 |
JP2005231095A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | インクジェット用記録材料 |
JP2005262706A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録用紙及びその製造方法 |
JP2005271271A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007181980A (ja) | 2007-07-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4616816B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP4504316B2 (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP2008126550A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JPWO2005075211A1 (ja) | インクジェット記録材料の製造方法 | |
JP2007055237A (ja) | 被記録媒体 | |
JP2006205422A (ja) | インクジェット記録材料及びその製造方法 | |
JP2010194788A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2005335120A (ja) | インクジェット記録材料及びその製造方法 | |
JP2006272562A (ja) | インクジェット記録用光沢紙 | |
JP2009234121A (ja) | グリコール系インク用インクジェット記録材料 | |
JP2008230206A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP2010228418A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2006256183A (ja) | インクジェット記録材料及びその製造方法 | |
JP2007152633A (ja) | 記録用紙 | |
JP2006264278A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2007237549A (ja) | インクジェット記録材料の製造方法 | |
JP2009172915A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP2006247941A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2005231295A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP2006198929A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2006088684A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP2010179516A (ja) | インクジェット用記録材料 | |
JP2018149762A (ja) | インクジェット記録材料の製造方法 | |
JP2006239920A (ja) | インクジェット記録材料 | |
JP2012201089A (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の製版方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080912 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080912 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100304 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100406 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100422 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4504316 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |