JP4504228B2 - ロボットの制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに設定される基準可動部が予め定められる設定位置に達したことを判断すると、予め設定される作業内容を実行するロボットの制御装置および制御方法に関する。
図15は、ロボットによるワーク2の搬送動作を示す図である。ロボットは、図15(1)〜図15(6)の順に動作を行い、ロボットハンド1によってチャック3に保持されているワーク2を保持して、予め定められる場所にワーク2を搬送する。この場合の従来技術のプログラム例の一部を、以下の表1に示す。また図16は、表1に示すプログラムの動作を行った場合のロボットハンドの速度の時間変化を示すグラフである。
Figure 0004504228
ロボットの制御装置は、ハンド1を、ワーク2を保持するチャック3に向かって移動させ、ワーク2上の第1位置Aに移動して停止させる(LMOVE ♯A)。次に、ハンド1を第1位置Aからチャック3に近づいた第2位置Bに移動させて停止させる(LMOVE ♯B)次に、ハンド1を開く指令と、チャック3を開く指令を与えて(SIGNAL 1,2)、ハンド1を第2位置Bからチャック3に近づいた第3位置Cに移動させて停止させる(LMOVE ♯C)。次に、ハンド1を閉じる指令を与えて(SIGNAL −1)、ハンド1を第3位置Cから第4位置Dに移動させて停止させる。第4位置Dに移動したときには、ハンド1がワーク2を挟んだ状態となる。次に、ハンド1を、第4位置Dよりもチャック3から遠ざかる第5位置Eに移動させて停止させる(LMOVE ♯E)。次に別のワーク2をチャック3に供給する指令を与えて(SIGNAL 3)、ハンド1を第4位置Eから第1位置Aに移動させる。
このようにロボットハンドの制御装置は、予め定める設定位置B,C,Eにハンド1が達するとロボットを停止し、ハンド1を開閉させたり、チャック3の開閉指令を出力したり、ワークの供給指令を出力したりする。
また特許文献1に開示される制御装置は、ロボットによってレーザ溶接装置を予め定められる移動経路に沿って移動させる場合、レーザ溶接装置の予測位置が、予め定められる設定位置に到達したことを判断すると、設定位置通過信号を出力する。制御装置は、レーザ溶接装置の移動指令の変化と移動位置とに基づいて、予測位置を決定する。
また特許文献2に開示される制御装置は、ロボットによってハンドを水平方向および垂直方向に移動させて、ワークのハンドリングを行う。制御装置は、ハンドを水平方向に移動させて、ハンドリング位置よりも手前の設定位置に到達したことを判断して、設定位置通過信号を出力する。そして設定位置通過信号を出力するとハンドの垂直移動を開始する。これによってハンドは、滑らかな円弧の移動軌跡を描いてハンドリング位置に達する。
これらのようにロボットの制御装置は、ロボットに設けられるロボットハンドなどの基準可動部が予め定められる移動経路上の設定位置に達したことを判断すると、設定位置に応じた作業内容を実行する技術がある。
特開平9−258812号公報 特開昭58−177289号公報
図16に示す従来技術では、ハンド1が移動経路上の設定位置B,C,Eに達したときにハンド1の移動を停止させる。したがってハンド1が設定位置B,C,Eに移動する毎にハンド1の移動動作が分断されてしまい、ハンド1の平均速度が低下し、作業効率が低下してしまうという問題がある。
図17は、基準可動部の移動経路を説明するための図であり、図18は、基準可動部の移動速度の時間変化を示すグラフである。図18(1)は、移動開始位置Aから設定位置Cに移動する第1動作D1と、設定位置Cから移動終了位置Bに移動する第2動作D2とを個別に行う場合を示し、図18(2)は、第1動作D1と第2動作D2とを一部同時に行う場合を示す。
図17に示すように、基準可動部を移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動させる場合であっても、移動開始位置Aから移動終了位置Bに直接移動する移動経路18からずれて設定位置Cが設定される場合がある。この場合、基準可動部は、移動開始位置Aから設定位置Cに向かって進んで、設定位置Cで停止する。そして設定位置Cから移動終了位置Bに向かって移動する間に、設定位置Cに応じた作業内容を実行する。
この場合、図18(1)に破線で示すような移動開始位置Aから移動終了位置Bに直接進むという1つの単一動作D3が、移動開始位置Aから設定位置Cに移動する第1動作D1と、設定位置Cから移動終了位置Bに移動する第2動作D2とに分断されてしまう。したがって移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動する途中の設定位置Cに向かうために速度を低下しなければならず、移動開始位置Aから移動終了位置Bに達するまでの時間W1が、移動開始位置Aから移動終了位置Bに直接移動するまでの時間W2よりも長くなってしまう。
また移動開始位置Aから移動終了位置Bに直接移動する移動経路18から、ずれた位置に設定位置Cが設けられると、基準可動部の移動経路が増大してしまい、移動開始位置Aから移動終了位置Bに直接移動するよりも、移動時間がさらに長くなってしまう。
特許文献2に開示される技術では、図18(2)で示すように、基準可動部は、第1動作D1が完了する前に、第1動作D1とともに第2動作D2を開始する。この場合、図17の2点鎖線で示すように、基準可動部は、設定位置Cを通過せずに、設定位置Cの近傍を滑らかな軌跡17に沿って移動して移動開始位置Aから移動終了位置Bまで移動する。そして第1動作D1とともに第2動作が開始された時点tCで設定位置に応じた作業内容を実行する。この場合であっても、単一動作D3に比べて、第1動作D1と第2動作D2とを同時に行う期間W3と、その前後の期間W4,W5とにおいて基準可動部の速度が低下してしまう。したがって移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動するまでの時間W6が、移動開始位置Aから移動終了位置Bに直接移動するまでの時間W2よりも長くなってしまう。
したがって本発明の目的は、ロボットの基準可動部が予め定められる設定位置に達したときに設定位置に応じた作業内容を実行する場合において、基準可動部の速度低下を防ぐロボットの制御装置および制御方法を提供することである。
本発明は、多軸ロボットに設けられる基準可動部を予め定められる移動経路に沿って第1位置から第2位置まで移動させるときの、予め定められる制御時間間隔毎の複数の移動位置を計算する動作演算部と、
基準可動部を制御時間間隔毎に各移動位置に順次移動させるような、ロボットの各軸動作量を決定して、ロボットを制御する制御部と、
前記移動経路上に設定される設定位置を決定可能な設定位置関連情報と、基準可動部が設定位置を通過するときに行うべき作業内容情報とを記憶する情報記憶部と、
情報記憶部によって記憶される設定位置関連情報に基づいて、前記設定位置を計算する設定位置計算部と、
動作演算部の演算結果に基づいて制御部がロボットを制御する間に、基準可動部の位置する移動位置が前記設定位置を通過したことを判断すると、情報記憶部に記憶される作業内容情報に基づいて、設定位置に対応する作業内容を実行する作業内容実行部とを含み、
前記設定位置関連情報は、教示によって設定される関連位置を示す関連位置情報と、設定位置と関連位置との予め定められる関連性を示す位置関係情報とを含み、
前記設定位置計算部は、移動経路、関連位置情報および位置関係情報に基づいて、設定位置を計算することを特徴とするロボットの制御装置である。
また本発明は、基準可動部の移動指令が与えられる入力部をさらに含み、
制御部は、入力部から与えられる移動指令に従って、基準可動部が変位するようにロボットを制御可能であり、
設定位置計算部は、前記移動指令に従って変位した基準可動部の位置を前記関連位置として用いて、設定位置を計算することを特徴とする。
また本発明は、基準可動部を制御時間間隔毎に前記各移動位置に順次移動させる第1動作モードと、
基準可動部を第1位置から第2位置まで移動経路に沿って移動させる間に、基準可動部を設定位置で一時停止させる第2動作モードとの両方で、ロボットを制御可能であることを特徴とする。
また本発明は、多軸ロボットに設けられる基準可動部を予め定められる移動経路に沿って第1位置から第2位置まで移動させる制御装置のロボット制御方法であって、
第1位置を示す情報と、第2位置を示す情報と、基準可動部の移動経路上に設定される設定位置を決定可能な情報であって、教示によって設定される関連位置を示す関連位置情報、および設定位置と関連位置との予め定められる関連性を示す位置関係情報を含む設定位置関連情報と、基準可動部が設定位置を通過するときに行うべき作業内容情報とを記憶する情報記憶工程と、
基準可動部を予め定められる移動経路に沿って第1位置から第2位置まで移動させるときの、予め定められる制御時間間隔毎の複数の移動位置を計算する動作演算工程と、
情報記憶工程で記憶した関連位置情報および位置関係情報と予め定められる移動経路とに基づいて、設定位置を計算する設定位置計算工程と、
基準可動部を制御時間間隔毎に前記各移動位置に順次移動させるような、ロボットの各軸動作量を決定して、ロボットを制御する制御工程と、
制御工程を行っている間に、基準可動部の位置する移動位置が前記設定位置を通過したことを判断すると、情報記憶部に記憶される作業内容情報に基づいて、設定位置に対応する作業内容を実行する作業内容実行工程とを含むことを特徴とする制御装置のロボット制御方法である。
請求項1記載の本発明によれば、動作演算部によって、基準可動部を第1位置から第2位置まで移動させるときの、予め定められる制御時間間隔毎の複数の移動位置を計算する。そして制御部は、動作演算部によって演算された移動位置に基づいて、制御時間間隔毎のロボットの各軸動作量を決定する。制御部が各軸動作量をロボットに与えることによって、ロボットは、基準可動部を制御時間間隔毎に移動位置を順次移動させる。これによって基準可動部は、第1位置から第2位置まで予め定められる移動経路に沿って移動する。
また設定位置計算部は、情報記憶部から設定位置連情報を取得し、取得した設定位置関連情報に基づいて設定位置を計算する。そしてロボットが基準可動部を第1位置から第2位置まで移動させる間に、作業内容実行部は、基準可動部の位置する移動位置が、設定位置を通過したか否かを判断する。作業内容実行部は、基準可動部が設定位置を通過したことを判断すると、通過した設定位置に対応する作業内容を実行する。
たとえば作業内容実行部は、基準可動部が設定位置を通過したことを判断すると、設定位置通過信号を出力する。この場合、他の装置が設定位置通過信号を受信する。そして設定位置通過信号が、他の装置における動作開始指令として用いられる。これによって基準可動部が設定位置に位置してから、他の装置の動作を開始することができる。たとえばロボットハンドを停止させずに、ロボットが設定位置を通過したときにハンドおよびチャックの開閉を行うことができる。
また制御部が、動作演算部の演算結果に基づいてロボットを制御することによって、基準可動部は、第1位置から第2位置まで直接移動する移動速度で移動経路に沿って移動する。これによって移動経路上に設定位置が存在したとしても、基準可動部は、設定位置に達する前後で移動速度を低下させることがない。したがって基準可動部の移動時間の不所望な増長を防ぐことができる。これによってサイクルタイムを短縮することができ、ロボットの作業性を向上することができる。
また設定位置計算部によって設定位置が計算されるので、移動経路上に位置する設定位置を正確に決定させることができる。また作業者が制御装置に設定位置を直接教示する必要がなく、ロボット動作のための準備作業を容易に行うことができる。
また、設定位置関連情報は、教示によって設定される関連位置を示す関連位置情報と、設定位置と関連位置との予め定められる関連性を示す位置関係情報とを含む。これによって作業者は、関連位置と設定位置との関連性を考慮して、関連位置を教示することで、設定位置計算部によって設定位置を計算させることができ、設定位置を移動経路上に正確に配置することができる。たとえば設定位置の座標を直接教示する場合は、正確な移動経路上の座標を入力する必要があるが、本発明では、おおよその位置に関連位置を決定するだけで制御装置が正確な設定位置を計算するので、ロボットの教示動作を容易に行うことができる。たとえば関連情報は、移動開始位置および移動終了位置と、ハンドが移動開始位置から移動終了位置までを移動する補間経路タイプとを含む。
関連位置に対する設定位置および移動経路の関係の例示として、関連位置から移動経路まで延びる直線のうちで関連位置から移動経路までの距離が最も短くなる直線と、移動経路との交点が設定位置として決定される。この場合、作業者は、移動経路のおおよそを把握していると、所望とする設定位置に対応する関連位置を容易に決定することができる。
また第1位置と第2位置とのいずれかが微調整されて移動経路が変更された場合、設定位置計算部は、変更された移動経路に基づいて設定位置を再計算する。このように再計算されることで、第1位置と第2位置が変更されても設定位置が移動経路からずれることがなく、作業者は新たに設定位置を再教示する必要がない。これによって利便性を向上することができる。
また請求項記載の本発明によれば、作業者によって入力部が操作されることで、基準可動部が任意の位置に移動する。たとえば入力部は、ティーチペンダントなどによって実現される。作業者は、関連位置と設定位置との関連性を把握していれば、関連位置に基準可動部を配置したときに設定されるべき設定位置を判断することができる。これによって設定位置がどのあたりに位置するかをおおまかに把握した状態で、関連位置を設定することができ、関連位置の教示ミスを防ぐことができる。
また請求項記載の本発明によれば、第2動作モードでロボットを制御することによって、基準可動部は、第1位置から移動経路に沿って進み、設定位置で一時停止する。そして、設定位置から移動経路に沿って第2位置まで進む。このように第2動作モードでは、設定位置で基準可動部を停止させるので、作業者は、実際に基準可動部がどの位置に位置したときに、作業内容実行部が作業内容を実行するかを把握することができ、利便性を向上することができる。たとえば設定位置を微調整したい場合には、第2動作モードで基準可動部を設定位置で一時停止させた状態から、設定位置連情報を再教示してもよい。これによって作業者が希望する位置に正確に設定位置を設定することができ、利便性を向上することができる。
また作業者が第2動作モードを実行して設定位置の設定を確認したあと、第1動作モードを実行することによって、実際の基準可動部の移動動作においては、設定位置の存在に起因する、基準可動部の移動速度の低下を防ぐことができ、基準可動部の移動時間の不所望な増長を防ぐことができる。これによってロボットによる作業性を向上することができる。
また請求項4記載の本発明によれば、関連位置情報および位置関係情報を含む設定位置関連情報と第1位置を示す情報と第2位置を示す情報と作業内容情報とを記憶した状態で、ロボットの制御動作を開始する。制御動作を開始すると、まず第1位置から第2位置まで移動させるときの、予め定められる制御時間間隔毎の複数の移動位置を計算するとともに、設定位置関連情報に基づいて設定位置を計算する。そして基準可動部を前記各移動位置に順次移動させるような、ロボットの各軸動作量を決定して、ロボットを制御する。これによってロボットは、基準可動部を第1位置から第2位置まで移動経路に沿って移動させる。
またロボットによって基準可動部を移動させている間に、基準可動部の移動位置が設定位置を通過したことを判断すると、通過した設定位置に対応する作業内容を実行する。たとえば作業内容として設定位置通過信号を出力する。出力された設定位置通過信号は、他の装置によって受信される。そして他の動作における動作開始信号として用いられる。これによって基準可動部が設定位置に位置してから、他の装置の動作を開始することができる。
制御工程では、動作演算工程で演算された移動位置に基づくことによって、第1位置から第2位置まで直接移動する移動速度で基準可動部を移動させる。すなわち、第1位置と第2位置との間に設定位置が存在したとしても、設定位置に達する前後で基準可動部の移動速度を低下することがない。したがって設定位置の存在に起因する、基準可動部の移動速度の低下を防ぐことができ、基準可動部の移動時間の不所望な増長を防ぐことができる。これによってロボットによる作業性を向上することができる。また教示によって設定される関連位置を示す関連位置情報、および設定位置と関連位置との予め定められる関連性を示す位置関係情報を含む設定位置関連情報に基づいて設定位置を計算することで、設定位置を作業者が制御装置に教示する必要がなく、移動経路上に設定位置を正確に設定することができる。これによってロボットの教示動作を容易に行うことができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるロボットコントローラ24を示すブロック図であり、図2は、ロボットコントローラ24とロボット21,22とを含むロボット設備20を示す図である。
本発明のロボット設備20は、複数の多軸ロボット21,22と、各多軸ロボット21,22をそれぞれ個別に制御するロボットコントローラ24(以下、単にコントローラ24と称する)とを含んで構成される。本実施の形態では、ロボット設備20は、搬送対象物となるワーク2のプレス製造ラインに設けられる。製造ラインには、ワーク2をプレス加工するプレス装置1と、2つのロボット21,22とがそれぞれ配置される。第1ロボット21は、プレス装置1に対するワーク2の供給搬送を行い、第2ロボット22は、プレス装置1に対するワーク2の回収搬送を行う。具体的には、第1ロボット21は、把持したワーク2をプレス装置1に受け渡す。また第2ロボット22は、プレス装置1からプレス後のワーク2を受け取って把持する。
プレス装置1が複数並んで配置され、ワーク2が各プレス装置1によって順次プレス加工される場合には、各プレス装置1と各ロボットとがワーク2の搬送方向に交互に並んで配置される。この場合、ロボット21,22は、搬送方向上流側のプレス装置1からワーク2を回収し、回収したワーク2を搬送方向下流側のプレス装置1に供給する。このようにして複数のロボット21,22によるワーク2のプレス装置間搬送が行われる。
1つの注目するプレス装置1に対して、プレス前のワーク2を供給するロボット21と、プレス後のワーク2を回収するロボット22とが存在する場合、供給用ロボット21と、回収用ロボット22とがプレス装置近傍で接触するおそれがある。これを防ぐために、一方のロボット21のコントローラ24が、プレス装置1の近傍空間内の近接設定位置C1にロボットハンド19を移動させた場合、他方のロボット22のコントローラ24が注目するプレス装置1の近傍空間外の離反設定位置C2にロボットハンド19を移動させたことを示す離反信号を受信するのを待つ。一方のロボット21のコントローラ24は、離反信号を受信後、他方のロボット22のコントローラ24に対し、プレス装置1の空間に侵入するのを禁止する侵入禁止信号を出力するとともに、ロボットハンド19をプレス装置1の近傍空間に侵入させる。
次に、一方のロボット21のコントローラ24は、プレス装置1の近傍空間外の離反設定位置C2にロボットハンド19を移動させた場合、そのことを示す離反信号を出力する。これによってロボット同士の干渉を防いで、ワーク2のプレス装置間搬送を円滑に行うことができる。
図2に示すように、ロボット設備20における複数の多軸ロボット21,22は、たとえば、6軸垂直多関節型ロボットによって実現される。ロボット21,22は、プレス装置1を挟んで相互に間隔を開けて配置される。各ロボット21,22は、床上に設置される基台123上に、旋回体124が設けられる。旋回体124には、複数のアーム125,126,127が各軸まわりに角変位可能に設けられる。最も遊端部のアーム127の先端部128には、手首128が設けられる。この手首128には手先装置、いわゆるエンドエフェクタが設けられる。本実施の形態では、手先装置は、ワーク2を着脱可能に把持するロボットハンド19によって実現される。ロボットハンド19は、ロボット21に設けられる基準可動部となる。
各ロボット21,22は、各アーム125〜127の回転軸毎にサーボモータ45がそれぞれ設けられる。各サーボモータ45は、各アーム125〜127をそれぞれ個別に動作させる。各サーボモータ45がそれぞれ個別に角変位して各アーム125〜127を変位駆動することによって、ロボットハンド19を任意の位置および姿勢に移動させることができる。
コントローラ24は、ロボット21,22を制御するロボットの制御装置となる。本実施の形態では、ロボット21,22毎に設けられる各コントローラ24は、同様の構成を有する。したがって第1ロボット21のコントローラ24について説明し、第2ロボット22のコントローラ24の説明は省略する。
コントローラ24は、予め記憶されるプログラムに従ってロボットハンド19を移動させるために必要なロボット21の各サーボモータ45の動作量を決定する。そしてその動作量を、たとえば電流値として各サーボモータ45にそれぞれ与えることによって、ロボットハンド19を、予め定められる移動経路、移動速度および移動姿勢で移動させることができる。本実施の形態では、コントローラ24は、ロボットハンド19を移動開始位置から移動終了位置まで、予め定められる移動速度および移動経路で移動させる。またコントローラ24は、ロボットハンド19に把持指令および把持解除指令を与える。
また一方のコントローラ24は、ロボットハンド19が、移動経路に沿ってプレス装置1に近接する方向に移動しているときに、プレス装置1近傍に設定される近接設定位置C1に達したことを判断すると、他方のコントローラ24から離反信号を受信するまで、ロボットハンド19のプレス装置1の近傍空間への進入動作を待機する。そして他方のコントローラ24から離反信号を受信すると、他方のコントローラ24に侵入禁止信号を出力する。またロボットハンド19が、移動経路に沿ってプレス装置1から離反する方向に移動しているときに、プレス装置1近傍に設定される離反設定位置C2に達したことを判断すると、他方のコントローラ24に離反信号を出力する。
また他方のコントローラ24も同様の動作を行う。すなわち他方のコントローラ24は、ロボットハンド19が、移動経路に沿ってプレス装置1に近接する方向に移動しているときに、プレス装置1近傍に設定される近接設定位置C1に達したことを判断すると、一方のコントローラ24から離反信号を受信するまで、ロボットハンド19のプレス装置1の近傍空間への侵入動作を待機する。そして一方のコントローラ24から離反信号を受信すると、一方のコントローラ24に侵入禁止信号を出力する。またロボットハンド19が、移動経路に沿ってプレス装置1から離反する方向に移動しているときに、プレス装置1近傍に設定される離反設定位置C2に達したことを判断すると、一方のコントローラ24に離反信号を出力する。これによってロボット21,22同士の干渉を防いで、ワーク搬送を行うことができる。
図1に示すように、コントローラ24は、インターフェース部30と、ロボット動作演算部31と、制御部36とを有する。インターフェース部30は、外部装置または作業者に対する情報の受渡しを行う。ロボット動作演算部31は、予め定められる制御時間間隔毎にロボットハンド19が移動すべき移動位置を演算する。また制御部36は、ロボットハンド19が制御時間間隔毎に移動位置に移動するように、各サーボモータ45に電流を供給する。なお、コントローラ24内の各構成は、バスラインなどによって相互に通信可能に接続される。制御時間間隔は、たとえば数ミリ秒に設定される。
インターフェース部30は、第1CPU32と、第1メモリ33と、入出力部34とを含んで構成される。入出力部34は、コントローラ24と外部装置との情報の入出力動作、またはコントローラ24と作業者との情報の入出力動作を行う。本実施の形態では、入出力部34には、ティーチペンダントがケーブルによって接続される。ティーチペンダントは、作業者がロボットに動作位置を教示するための入力部となる。作業者は、ティーチペンダントを操作することでロボット21を動作させて、ロボットハンド19を変位させる。そしてロボットハンド19が移動すべき位置をコントローラ24の第1メモリ33に教示する。
また入出力部34は、第1CPU32から与えられる出力情報をティーチペンダントに与える。そしてティーチペンダントの表示部が出力情報を表示する。作業者は、表示部を確認しながら、操作部を操作することができる。また作業者は、ティーチペンダントを用いて、ロボットハンド19の位置を含むロボットの動作に係るロボット動作情報を第1メモリ33に記憶させることができる。
また入出力部34は、ティーチペンダントのほかに、他の外部装置に接続可能に構成されることで、コントローラ24と外部装置との情報の入出力動作を行うことができる。このようにコントローラ24は、ティーチペンダント以外の装置からも、ロボット動作情報を取得可能である。またティーチペンダントと同様の機能を有する操作部および表示部がコントローラ24の筐体部に設けられてもよい。
第1CPU32は、入出力部34の入出力動作を制御し、たとえば中央演算回路(
Central Processing Unit)によって実現される。第1メモリ33は、第1CPU32の演算プログラムおよびロボット動作情報を記憶する。また第1メモリ33は、第1CPU32から与えられる演算結果を記憶する。
第1CPU32は、第1メモリ33に記憶される演算プログラムを実行することによって、第1メモリ33に記憶されるロボット動作情報を解読し、ロボット動作情報に従ったロボット動作計画を生成する。そして第1CPU32は、生成したロボット動作計画をロボット動作演算部31に与える。
たとえばロボット動作情報には、ロボットハンド19の移動開始位置、移動終了位置、通過位置、移動経路を決定するために必要な移動経路決定情報、移動速度、ロボットハンド19の開閉位置と開閉指令などのロボットを動作するために必要な情報によって構成される。本実施形態では、ロボット動作情報は、ロボットハンド19の往路動作を示すロボット往路動作プログラムと、復路動作を示すロボット復路動作プログラムとを含む。ロボット往路動作プログラムは、一方のプレス装置1からワーク2を回収して、他方のプレス装置1にワーク2を供給するまでのロボットハンド19の動作プログラムである。またロボット復路動作プログラムは、ワーク2を供給した後で、他方のプレス装置1から一方のプレス装置1に移動するまでのロボットハンド19の動作プログラムである。
また第1CPU32によって生成されるロボット動作計画は、ロボット動作プログラムがコンピュータ処理可能に解読された情報である。本実施の形態では移動開始位置となる第1位置Aおよび移動終了位置となる第2位置Bのそれぞれの座標と、移動経路10を示す情報と、ロボットハンド19の移動速度の時間変化を示す情報を含む。
ロボット動作演算部31は、コントローラ通信部37と、パワーシーケンス部38と、第2CPU39と、第2メモリ40とを含んで構成される。コントローラ通信部37は、後述するサーボ通信部41および他のコントローラの通信部とに対して情報通信可能に設けられる。パワーシーケンス部38は、各サーボモータ45の始動手順および終了手順など、ロボットの動作計画とは無関係に設定されるロボット動作プログラムを記憶および実行する。
第2CPU39は、第1CPU32からロボット動作計画が与えられると、ロボット動作計画に基づいて、移動経路の補間処理を行い、ロボットハンド19が移動する移動経路上の複数の移動位置を演算する。具体的には、第2CPU39は、ロボット動作計画に示される移動速度と、加減速時における加速度と、移動開始位置と移動終了位置とに基づいて、各移動位置を演算する。ここで移動位置は、ロボットハンド19を予め定められる移動経路に沿って移動させるときの、予め定められる制御時間間隔毎にロボットハンド19が順次移動する位置である。本実施形態では、ロボットハンド19の移動位置は、ロボットハンド19の位置と姿勢とを表わす同時変換行列によって表わされる。
コントローラ通信部37は、第2CPU39が求めた各移動位置が順番に与えられ、その移動位置を示す情報を後述するサーボ通信部41に与える。また第2CPU39から設定位置出力信号が与えられると、他のコントローラに向けてその出力信号を出力する。第2メモリ40は、第2CPU39の演算プログラムを記憶するとともに、第2CPU39から与えられる演算結果を記憶する。
制御部36は、サーボ通信部41と、第3CPU42と、第3メモリ43と、アンプ44とを含んで構成される。サーボ通信部41は、コントローラ通信部37と情報通信可能に設けられる。また第3メモリ43は、第3CPU42の演算プログラムを記憶するとともに、第3CPU42から与えられる演算結果を記憶する。
第3CPU42は、コントローラ通信部37を介して、制御時間間隔毎のロボットハンド19の移動位置が順次与えられる。第3CPU42は、与えられたロボットハンド19の移動位置に基づいて、逆変換演算する。すなわち第3CPU42は、ロボットハンド19を目的とする移動位置に移動させるような、各ロボットアームの目標変位位置をそれぞれ求める。そして各ロボットアームが前記目標変位位置に移動するような、各サーボモータ45の動作量指令値を決定する。具体的には、第3CPU42は、各サーボモータ45に設けられるエンコーダからそれぞれ検出される各アームの検出変位位置を取得し、前記目標変位位置と検出変位位置とに基づいて、フィードバック制御によって各サーボモータ45の動作量指令値を求める。
このようにして第3CPU42は、制御時間間隔毎に各サーボモータ45の動作量指令値を演算し、各サーボモータの動作量指令値を対応する各アンプ44に個別に与える。各アンプ44は、第3CPU42から与えられる動作量指令値に基づいて、サーボモータ45の動作量指令値にしたがった電流を、対応するサーボモータ45に与える。これによって各サーボモータ45は、第3CPU42が演算した目標変位位置にロボットアームを移動させ、ロボットハンド19を移動位置に移動させることができる。このようにしてロボットハンド19の移動位置を制御時間間隔毎に順次変化させることによって、ロボットハンド19を移動経路に沿って移動させることができる。
本実施の形態では、コントローラ24は、ロボットハンド19が移動経路に沿って、移動開始位置から移動終了位置に移動する間に、ロボットハンド19の位置する移動位置が、設定位置を通過したことを判断すると、設定位置に応じた作業内容を実行する。具体的には、設定位置である離反設定位置C2を通過したときに設定位置通過信号である侵入禁止信号を出力する。このために、第1メモリ33は、設定位置関連情報と作業内容情報とが記憶される情報記憶部となる。ここで設定位置関連情報は、移動経路とともに設定されることで、移動経路上に設定される設定位置を決定可能な情報である。また作業内容情報は、ロボットハンド19が設定位置を通過するときに行うべき作業内容を示す情報である。このような設定位置関連情報および作業内容情報の一部または全てが、入出力部34を介して外部装置または作業者から予め入力される。
第1CPU32は、第1メモリ33に記憶される設定位置関連情報を取得し、取得した設定位置関連情報に基づいて、設定位置を計算する。すなわち第1CPU32は、設定位置を計算する設定位置計算部を兼ねる。そして第1CPU32は、ロボット21の動作計画とともに設定位置に関する情報を第2CPU39に与える。第2CPU39は、移動位置を計算するとともに、計算した移動位置が設定位置を通過したことを判断すると、第1メモリ33に記憶される作業内容情報に基づいて、設定位置に対応する作業内容を実行する。本実施の形態では、第2CPU39は、計算した移動位置が設定位置を通過したことを判断すると、コントローラ通信部37によって、設定位置通過信号を出力する。すなわち第2CPU39は、設定位置に対応する作業内容を実行する作業内容実行部となる。
このようなコントローラ24の電気的構成は、一例示であって他の形態をとりうることも可能である。たとえば1つのCPUによって第1〜第3CPUの演算動作を行ってもよい。また第3CPU42が逆変換演算を行い、アンプ44がサーボモータのフィードバック制御を行ってもよい。またコントローラ24のうち制御部36が残余の部分から分離していてもよい。またロボット毎にコントローラ24が設けられるとしたが、各ロボットを統括して制御する1つのロボットコントローラであってもよい。
図3は、設定位置関連情報を説明するための図である。本実施形態では、ロボットハンド19を移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動させる場合、移動開始位置Aと移動終了位置Bとを結ぶ直線に沿ってロボットハンド19が移動するように移動経路10が設定されている。また設定位置Cは、移動開始位置Aと移動終了位置Bとの間であって、移動経路10上に配置される。
また設定位置関連情報は、設定位置Cを決定するために必要であって、移動経路10と設定位置Eとに対して予め定められる関連性を有する関連位置Eと、その関連性を示す情報を含む。本実施の形態では、関連位置Eに最も近い移動経路上の位置が設定位置Cとして決定される。具体的には、関連位置Eを通過して移動経路10に垂直な平面が、移動経路10と交差する位置が設定位置Cとして決定される。この場合、関連位置Eから移動位置x〜x…まで延びる直線F1〜F5…は、移動位置xが移動終了位置Bに近づくにつれて徐々に長さが短くなったあとに徐々に長さが長くなる。そして、長さが最も短くなったあとで長さが長くなるときの移動位置xが、設定位置Cを通過した移動位置xとなる。
本実施形態では、移動経路10を決定するための移動経路決定情報として、移動開始位置Aと移動終了位置Bとを結ぶ直線が移動経路10となることが予め決定されている。また移動開始位置Aと移動終了位置Bとは、作業者などから教示される。この場合、第1CPU32は、移動経路決定情報と、移動開始位置Aと、移動終了位置Bとに基づいて、移動経路10を計算することができる。
また上述する設定位置Cと関連位置Eとの位置関係を示す位置関係情報が予め決定されていると、作業者などによって関連位置Eが教示されることによって、第1CPU32は、予め計算した移動経路10と関連位置Eとに基づいて、設定位置Cを計算することができる。すなわち前記移動経路決定情報と、前記位置関係情報とが予め設定された状態で、第1CPU32は、移動開始位置A、移動終了位置Bおよび関連位置Eが教示されることによって、移動経路上に設定される設定位置Cを計算することができる。
設定位置Cをコントローラ24に計算させるために、作業者は、移動経路決定情報と、位置関係情報とを選択したうえで、移動開始位置A、移動終了位置Bおよび関連位置Eを決定するだけでよい。これによって移動経路上に設定位置Cを間接的に決定することができ、設定位置Cを直接教示する場合に比べて、教示作業を容易にすることができる。
図4は、コントローラ24によるロボット制御手順を示すフローチャートである。移動開始位置A、移動終了位置Bおよび関連位置E、前記移動経路決定情報、位置関係情報、ロボットハンド19の速度設定および加速度設定、ロボットハンド19の開閉位置などの情報を示すロボット動作プログラムが、第1メモリ33に記憶された状態で、作業者または外部装置からロボットハンド19の動作開始指令が与えられると、ステップa1に進み、コントローラ24は、ロボット制御動作を開始する。
ステップa1では、第1CPU32が、第1メモリ33に記憶される移動開始位置A、移動終了位置B、移動経路決定情報とに基づいて、移動経路10を計算する。本実施の形態では、上述したように、移動開始位置Aから移動終了位置Bまで直線で結ばれる移動経路10を計算する。第1CPU32が移動経路10を計算すると、ステップa2に進む。
ステップa2では、第1CPU32が、ステップa1で計算した移動経路10と、第1メモリ33に記憶される位置関係情報と、関連位置Eとに基づいて、移動経路10上の設定位置Cを計算する。第1CPU32が設定位置Cを計算すると、ステップa3に進む。
ステップa3では、第1CPU32は、第1メモリ33に記憶されるロボット動作プログラムを解読する。第1CPU32は、解読した情報に基づいてロボット動作計画を生成する。そして生成したロボット動作計画を第2CPU39にそれぞれ与え、ステップa4に進む。
ステップa4では、第2CPU39が、ロボットハンド19を移動経路10に沿って移動させるときの、制御時間間隔毎の移動位置x〜x…を計算する。具体的には、第2CPU39は、1つ以前に演算した移動位置xi−1に対して、予め定められる制御時間間隔経過したときに移動する次の移動位置xを演算する。もし1つ以前に演算した移動位置が存在しない場合には、移動開始位置Aに対して、予め定められる制御時間間隔経過したときに移動する移動位置xを演算する。このようにして移動位置xを1つ計算すると、ステップa5に進む。
ステップa5では、第2CPU39は、ステップa4で計算した移動位置xが、ステップa2で計算された設定位置Cを通過した直後かどうかを判断し、通過した直後ではないと判断すると、ステップa6に進む。また通過した直後と判断するとステップa7に進む。ステップa7では、第2CPU39は、コントローラ通信部37を介して、他方のロボットコントローラに向けて設定位置通過信号を出力させ、ステップa6に進む。
ステップa6では、第2CPU39が、ステップa4で計算した移動位置xを、通信部37,41を介して第3CPU42に与える。第3CPU42は、第2CPU39から与えられる移動位置xを逆変換処理およびサーボ処理して、各アンプ44にそれぞれ与える動作量指令値を決定する。各アンプ44は、第3CPU42から与えられる動作量指令値に従った電流を対応するサーボモータ45に流すことによって、ロボットハンド19は、移動位置xに移動する。第2CPU39が第3CPU40に移動位置xを与えると、ステップa8に進む。
ステップa8では、第2CPU39は、ステップa4で計算した移動位置xが、ロボットハンド19の移動終了位置Bに達したか否かを判断する。移動終了位置Bに達していない場合には、ステップa4に戻り、ステップa4〜a8を繰返す。またステップa8において、ステップa4で計算した移動位置xがロボットハンド19の移動終了位置Bに達していると判断した場合には、ステップa9に進み、1つのロボット動作計画に対応する制御動作を終了する。
もし、1つの動作プログラムに複数のロボット動作計画が含まれる場合には、1つの動作計画が終了すると、ステップa1〜a8を繰返す。そして、全ての動作計画が完了したことを判断すると、ロボットの制御動作を終了する。
このように本実施の形態では、ロボット動作演算部31によって、ロボットハンド19を移動開始位置Aから移動終了位置Bまで移動させるときの、制御時間間隔毎の複数の移動位置xを計算する。そして制御部36は、ロボット動作演算部31によって演算された各移動位置xに基づいて、ロボット21の各軸動作量を決定する。そしてアンプ44によって、各軸動作量に応じた電流を各サーボモータ45に与える。
またインターフェース部30の第1CPU32が、設定位置Cを計算するための設定位置関連情報を取得し、設定位置関連情報に基づいて、設定位置Cを計算する。そして制御部36によってロボットハンド19を移動開始位置Aから移動終了位置Bまで移動させる間に、ロボット動作演算部31は、ロボットハンド19が次に移動する移動位置xが、設定位置Cを通過したか否かを判断する。ロボット動作演算部31は、ロボットハンド19が設定位置Cを通過したことを判断すると、設定位置通過信号を出力する。
本実施の形態では、設定位置として、図2に示すようにプレス装置1の近傍空間内に位置する近接設定位置C1と、プレス装置1の近傍空間外に位置する離反設定位置C2とがそれぞれ設定される。一方のロボット21のコントローラ24は、他方のロボット21のロボットコントローラ24から出力した侵入禁止信号を受信すると、自己の制御するロボット21のロボットハンド19をプレス装置の近傍空間に移動させることを待機する。そして、離反信号を受信すると、プレス装置1の近傍空間へのロボットハンド19の移動を再開する。これによってロボット同士の干渉を防いで、ワーク2のプレス装置間搬送を円滑に行うことができる。
また本実施の形態では、制御時に移動経路および設定位置Cを計算したが、第1CPU32がロボット制御に先立って移動経路および設定位置Cを計算しておき、その計算結果を第1メモリ33に記憶していてもよい。これによってロボット制御時に生じるコントローラの負荷を軽減することができる。
図5は、ロボットハンド19の移動速度の時間変化を示すグラフである。本実施の形態のロボットハンド19は、ロボット動作演算部31は、1または複数の設定位置Cが設定されたとしても、移動開始位置Aから移動終了位置Bまで直接移動する場合と同様のロボット動作計画を生成する。したがって図5に示すように、コントローラ24によって制御されるロボット21は、移動開始位置Aから移動終了位置Bまで直接移動する移動速度変化でロボットハンド19を移動させる。これによって設定位置Cに達する時点tCの前後でロボットハンド19の移動速度が低下することがない。したがって設定位置Cの存在に起因する、ロボットハンド19の移動速度の低下を防ぐことができ、ロボットハンド19の移動時間の不所望な増長を防ぐことができる。これによってサイクルタイムを短縮することができ、ロボットの作業性を向上することができる。
本実施形態では、ロボット21,22は、離反設定位置C2の前後で減速せずに移動する。これによってロボット21,22のサイクルタイムを向上することができる。また一方のロボット21のサイクルタイムを向上することで、他方のロボット22の待機時間も短くすることができ、他方のロボット22のサイクルタイムも向上することができる。これによってロボット同士の干渉を防ぐとともに、各ロボット21,22の作業性を向上することができる。
また本実施の形態によれば、インターフェース部30で、設定位置関連情報から設定位置Cが計算される。したがって作業者などが設定位置Cを直接教示する必要がない。作業者は、関連位置Eと設定位置Cとの関連性を把握していれば、関連性に基づいて、関連位置Eを教示することで、作業者が所望とする位置に位置する設定位置Cをコントローラ24に計算させることができる。この場合、設定位置Cに関連する関連位置Eのおおよその位置を教示するだけで、移動経路10上に設定位置Cを正確に決定させることができ、ロボットの教示動作を容易に行うことができる。
具体的には、移動経路10に対して垂直に延びて、設定位置Cを交差する平面上に関連位置Eを決定することによって、1つの設定位置Cを決定するための関連位置Eは、前記平面上に含まれる無数の位置のうち1つを指定すればよく、設定位置Cの座標を入力して教示する場合に比べて非常に容易に関連位置Eを決定することができる。
また作業者によってティーチペンダントが操作されることで、コントローラ24は、ティーチペンダントの操作内容に従った位置にロボットハンド19を移動させる。作業者は、関連位置Eと設定位置Cとの関連性を把握していれば、関連位置Eにロボットハンド19を配置したときに設定されるべき設定位置Cを判断することができる。したがって設定位置Cがどのあたりに位置するかを把握した状態で、関連位置Eを設定することができ、関連位置Eを直接入力する場合に比べて、関連位置Eの教示ミスを防ぐことができる。
また設定位置Cと関連位置Eとの関係性が予め第1メモリ33に記憶されていることで、関連位置Eを教示するだけで、設定位置Cを設定したと同等の効果を得ることができる。この場合、作業者は設定位置Cを決定するたびにプログラム作成などの複雑な作業を必要とせず、設定位置Cが複数ある場合でも、非常に容易に教示作業を行うことができる。
比較例として、移動開始位置Aと移動終了位置Bを設定したとしても、作業者には正確な移動経路を把握することができないから、一度ロボットを移動開始位置Aから移動終了位置Bまで移動経路に沿って移動するようにテスト動作させ、テスト動作時に設定位置Cを設定する必要がある。そしてさらに設定位置Cを設定したあとでテスト動作を行う必要がある。
これに対して本実施の形態では、ティーチペンダントによって移動開始位置A、移動終了位置Bの教示と、関連位置Eの教示とを一度の教示作業で行うことができ、ロボットをテスト動作させる回数を減らすことができる。したがってロボットの教示時間を短縮することができる。
また移動開始位置Aおよび移動終了位置Bの少なくともいずれかが微調整された場合、従来では、既に決定された設定位置Cは、移動開始位置Aから移動終了位置Bまで進む移動経路10からずれることになってしまう。これに対して本実施の形態では、関連位置Eを決定した後に、移動開始位置Aおよび移動終了位置Bのいずれかを微調整したとしても、その微調整された移動経路に応じて設定位置Cが再計算される。したがって移動開始位置Aおよび移動終了位置Bの微調整にともなって、設定位置Cを再設定する手間を省くことができる。
また本実施の形態では、コントローラ24は、ロボットハンド19の移動位置xが、設定位置Cを通過したと判断したときに、設定位置通過信号を出力する。したがってロボットハンド19の移動速度および加速度などを変更した場合であっても、変更前と変わらない位置で設定位置通過信号を出力することができる。これによってロボットハンド19の移動速度にばらつきがある場合であっても、信号を出力する位置が変化することがなく、ロボットの干渉を防ぐことができる。
図6は、ロボットハンド19の位置の時間変化を示す図である。図6に示すように、本実施の形態のロボットハンド19は、移動開始位置Aから移動を開始してから、予め定められる定速時点に達するまでの加速期間W10において、所定加速度で加速する。そして定速時点から予め定められる減速時点に達するまでの定速期間W11において、一定速度で移動する。そして減速時点から移動終了位置Bに移動するまでの減速期間W12において、負の加速度で減速する。
第2CPU39は、制御時間間隔dt毎に変化する移動位置xが、どの時点で設定位置Cを通過したか否かを、第1距離L1と、第2距離L2と、第3距離L3とを用いて判断する。ここで、第1距離L1は、移動開始位置Aから移動終了位置Bまでの移動経路10に沿う距離である。また第2距離L2は、移動終了位置Bから移動位置xまでの移動経路10に沿う距離である。また第3距離L3は、移動終了位置Bから設定位置Cまでの移動経路10に沿う距離である。
第2距離L2を第1距離L1で割算した値(L2/L1)となるパラメータ値Sは、ロボットハンド19が移動開始位置Aに位置するときは「1」である。そして時間が経過するとともに減少し、ロボットハンド19が移動終了位置Bに位置するときは、「0」となる。したがって移動終了位置BをBとし、移動開始位置をAとし、前記パラメータ値をSとすると、移動開始位置Aから移動位置xまでの距離L4は、B−(B−A)・Sで表わされる。
本実施の形態では、第2CPU39は、第1距離L1に対する第2距離L2の割合(L2/L1)が、第1距離L1に対する第3距離L3の割合(L3/L1)未満となると、移動位置xが設定位置Eを通過したことを判断する。このように移動開始位置Aから移動終了位置Bまでの移動量L1に対する、移動終了位置Bから移動位置xに移動するまでの移動量L2と、移動終了位置Bから設定位置Cに移動するまでの移動量L3とに基づいて、設定位置通過信号を出力するタイミングを決定する。
この場合、予めステップa2で、第1CPU32が、設定位置Cを計算するとともに、第1距離L1に対する第3距離L3の割合(L3/L1)を計算し、計算結果を動作計画に含めて、第2CPU39に与える。そしてステップa4で、第1CPU32は、ロボットの移動位置とともに、第1距離L1に対する第2距離L2の割合(L2/L1)を計算する。そしてステップa5で、第2CPU39は、第1距離L1に対する第3距離L3の割合(L3/L1)が、第1距離L1に対する第2距離L2の割合(L2/L1)未満に達したことを判断すると、ロボットハンド19が位置する移動位置xが設定位置Cを通過したと判断する。
このように移動開始位置Aから移動終了位置Bまでの全移動量と、移動位置xから開始位置Aまたは終了位置Bまでの移動量と、設定位置Cから開始位置Aまたは終了位置Bまでの移動量とに基づいて、信号の出力タイミングを決定することによって、図9に関して後述するように、移動経路が補正された場合でも、信号の出力タイミングが大きくずれることを防ぐことができる。
またコントローラ24は、第1の動作モードである通常動作モードと、第2の動作モードであるテスト動作モードとの両方でロボットを制御可能である。通常動作モードでは、コントローラ24は、ロボットハンド19を制御時間間隔dt毎に前記各移動位置xに順次移動させるように、ロボットを制御する。またテスト動作モードは、コントローラ24は、ロボットハンド19を移動開始位置Aから移動終了位置Bまで移動経路に沿って移動させる間に、ロボットハンド19を設定位置Cで一時停止するように、ロボットを制御する。
図7および図8は、通常動作モードとテスト動作モードとを説明するための図である。図7(1)は、通常動作モードのロボットハンド19の移動状態を示し、図7(2)は、テスト動作モードのロボットハンド19の移動状態を示す。また図8(1)通常動作モードの移動速度の時間変化を示し、図8(2)は、テスト動作モードの移動速度の時間変化を示す。
図7(1)および図8(1)に示すように、通常動作モードでは、コントローラ24は、設定位置Cでロボットハンド19を停止させずに移動させる。これに対して、図7(2)および図8(2)に示すように、テスト動作モードでは、コントローラ24は、設定位置Cでロボットハンド19を一旦停止させ、作業者から再始動指令が与えられると、ロボットハンド19の移動を再開させる。テスト動作モードでは、第2CPU39は、ステップa7で出力信号を出力するとともに、その場で待機することを示す指令を第3CPU42に与え、作業者から再始動指令が与えられると、ステップa8に進む。
作業者は、テスト動作モードを実行させることによって、実際にロボットハンド19がどの位置に位置したときに、設定位置通過信号を出力するのかを把握することができ、教示ミスを防止することができ、利便性を向上することができる。またたとえば設定位置Cを微調整したい場合には、テスト動作モードでロボットハンド19を停止させた状態から、ティーチペンダントなどによってロボットハンドを移動させて、関連位置Eの再教示を行わせるようにしてもよい。また希望とする設定位置と現在の設定位置との移動量を入力してもよい。これによってより確実に、作業者が希望する位置で設定位置通過信号を出力させるようにすることができる。また1つの設定位置関連情報から複数の設定位置が計算された場合に、作業者が所望とする設定位置を選択してもよい。
またテスト動作モードによって作業者による設定位置の確認が完了すると、作業者が通常動作モードを選択することによって、実際のロボットハンド19の移動動作において、設定位置Cの存在に起因する、ロボットハンド19の移動速度の低下を防ぐことができる。
図9は、第1実施形態の変形例における移動経路13を示す図である。移動開始位置Aと、移動終了位置Bと、途中位置Gとが教示され、移動開始位置Aから途中位置Gへ移動する移動経路14と、途中位置Gから移動終了位置Bへ移動する移動経路15とが設定される場合がある。
上述した第1実施形態では、ロボットハンド19は、移動開始位置Aから途中位置Gへ移動した後、途中位置Gから移動終了位置Bへ移動する。また移動開始位置Aと途中位置Gとの間に設定位置Cが設定される場合には、移動開始位置Aから途中位置Gへ移動する間に、移動位置xが設定位置Cを通過すると出力信号を出力する。
これに対して第1実施形態の変形例として、移動開始位置Aから途中位置Gへ移動する第1動作が完了するまえに、途中位置Gから移動終了位置Bへ移動する第2動作を開始させる。これによって図9に示すように、ロボットハンド19は、途中位置Gを通過せずに、途中位置Gの近傍を滑らかな軌跡に沿って移動して、移動開始位置Aから移動終了位置Bまで移動する。したがってロボットハンド19は、基準となる基準移動経路14に対して補正された補正移動経路13を移動する。
変形例では、移動開始位置Aから途中位置Gまでの基準移動経路14に沿う第1距離L1に対する、各移動位置xと途中位置Gまでの基準移動経路14に沿う第2距離L2と、設定位置Cと途中位置Gまでの基準移動経路14に沿う第3距離L3との割合に基づいて、設定位置通過信号を出力するタイミングを決定する。すなわち、ロボットハンド19を補正移動経路13に沿って移動させる場合に、第2距離L2を第1距離L1で割算した値(L2/L1)が、第3距離L3を第1距離L1で割算した値(L3/L1)よりも小さくなると、出力信号を出力する。
図9(2)に示すように、移動開始位置A、移動終了位置Bおよび途中位置Gの位置関係によっては、移動経路のうちで関連位置Eに最も近い位置を設定位置として決定する場合に、基準移動経路14によって設定される設定位置Cと、補正移動経路13によって設定される設定位置Kとが大きくずれる場合がある。本実施の形態では、上述した割合に基づいて設定位置が決定されるので、基準移動経路14を移動する場合の設定位置Cと補正移動経路13を移動する場合の設定位置Hとが大きくずれることを防ぐことができる。
図10は、他の設定位置関連情報を説明するための図である。上述する設定位置関連情報は、図3に示すように、関連位置Eに最も近い移動経路上の位置が設定位置Cとして設定されるとしたが、これ以外であってもよい。他の設定位置関連情報として、移動開始位置Aと移動終了位置Bとのいずれか一方から設定位置Cまでの移動経路10に沿った区間距離P1,P2の情報として設定される。この場合、設定位置関連情報は、区間距離P1,P2と、移動開始位置Aと移動終了位置Bとのいずれを基準として区間距離P1,P2を設定するかを示す距離関係情報とを含む。
たとえば距離関係情報として、移動開始位置Aを基準とすることが決定されていると、作業者によって区間距離P1が教示されることによって、第1CPU32は、予め計算した移動経路10と、教示される区間距離P1とに基づいて、図10(1)に示すように、移動開始位置Aから区間距離P1だけ、移動終了位置Bに向かって移動経路10に沿って移動した位置を、設定位置Cとして計算することができる。
またたとえば距離関係情報として、移動終了位置Bを基準とすることが決定されていると、作業者によって区間距離P1が教示されることによって、第1CPU32は、予め計算した移動経路10と、教示される区間距離P2とに基づいて、図10(2)に示すように、移動終了位置Bから区間距離P1だけ、移動開始位置Aに向かって移動経路10に沿って移動した位置を、設定位置Cとして計算することができる。
この場合、作業者は、移動開始位置Aまたは移動終了位置Bのいずれかと、設定位置Cとの距離P1,P2さえ把握していれば、所望の位置に設定位置Cを設定することができる。これによって設定位置Cを直接教示する場合に比べて、ロボット21の教示動作を容易に行うことができる。
またさらに他の設定位置関連情報として、ロボットハンド19が第1位置から第2位置まで移動する全移動量に対する、第1位置と第2位置とのいずれか一方から設定位置まで移動する設定位置移動量の割合の情報が設定されてもよい。たとえば設定位置に達するときのSパラメータを作業者が直接設定してもよい。この場合も、作業者は、おおよその移動経路を把握していれば、設定位置に関するSパラメータを入力することで、所望の位置に設定位置を設定することができる。これによって設定位置Cを直接教示する場合に比べて、ロボット21の教示動作を容易に行うことができる。
以上のような本実施の形態では、設定位置Cは、作業者から教示されるおおまかな位置または距離に基づいて、予め定める関連性に基づいて決定されるとした。この関連性は、上述した関連性以外であってもよい。たとえば関連位置Eを含む水平面または鉛直面が、移動経路と交差する位置を設定位置Cとしてもよい。また関連位置Eではなく、関連平面を設定してもよい。この場合、関連平面が移動経路に交差する位置を設定位置としてもよい。
また区間距離P1,P2に換えて、移動開始位置Aから移動終了位置Bまでの距離に対する設定位置Cから移動開始位置Aまたは位相終了位置までの移動量の割合が教示されてもよい。また本実施の形態では、移動位置xが設定位置Cを通過したかどうかを移動量の割合に基づいて判断したが、他の判断方法によって判断してもよい。また移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動する移動経路は、直線状でなくともよい。またロボットハンド19が設定位置に達するときの時間が設定位置間連情報として与えられてもよい。
また本実施の形態では、第2CPU39は、設定位置Cを移動位置が通過したときに、ロボットハンド19が設定位置Cを通過したとして判断した。しかしながらこれに限らず、移動位置が設定位置Cの近傍に設定される設定位置領域Cに入った場合に、ロボットハンド19が設定位置Cを通過したと判断してもよく、また移動位置が設定位置と一致したときにロボットハンド19が設定位置Cを通過したと判断してもよい。
図11は、本発明の他の実施の形態を説明するためのロボットの動作を示す図である。ロボットは、図11(1)〜図11(6)の順に動作を行い、ロボットハンド19によってチャックに保持されているワークを保持して、予め定められる場所にワークを搬送する。この場合のプログラム例の一部を、以下の表2に示す。また図12は、表2に示すプログラムの動作を行った場合のロボットハンドの速度の時間変化を示すグラフである。
ロボットハンド19が設定位置Cを通過したときに行うべき作業内容として、干渉防止ように設定位置通過信号を出力するとしたが、作業内容はこれに限らない。たとえばハンドの開閉、チャックの開閉、他の装置への動作指令を与えてもよい。
Figure 0004504228
コントローラ24は、ハンド19を、ワーク2を保持するチャック3に向かって移動させ、ワーク2上の第1位置Aに移動して停止させる(LMOVE ♯A)。次に、ハンド19を第1位置Aから第2位置Dに移動させる(LMOVE ♯D)間に、ハンド19が第1位置Aからチャック3に近づいた第1設定位置Bを通過したことを判断すると、ハンド19を開く指令と、チャック3を開く指令を与え(SIGPOINT ♯B、1,2)、ハンド19が第1設定位置Bからチャック3に近づいた第2設定位置Cを通過したことを判断するとハンド19を閉じる指令を与えて(SIGPOINT ♯C、−1)、ハンド19を第2位置Dに移動させて停止させる(LMOVE ♯D)。第2位置Dに移動したときには、ハンド19がワーク2を挟んだ状態となる。
次に、ハンド19を、第2位置Dから第1位置Aに移動させる(LMOVE ♯A)間に、ハンド19が第2位置Dから遠ざかる第3設定位置Eを通過したことを判断すると、別のワーク2をチャック3に供給する指令を与えて(SIGPOINT ♯E、3)、ハンド1を第4位置Eから第1位置Aに移動させる。
このようにロボットハンドの制御装置は、移動経路状に設定される予め定める設定位置B,C,Eを、ハンド19が通過したことを判断して、作業内容を実行する。また設定位置で停止させずにハンド19を移動させる。ハンドが停止するのは、第1位置Aに達した時点taと、第2位置Dに達した時点tdとである。図12には、実線で本発明のロボットハンド19の速度変化を示し、破線で従来技術の速度変化を示す。図12に示すように、本実施の形態では、各設定位置B,C,Eでハンド19を停止させずに移動させるので、ハンド19の移動動作が分断されることが防がれる。これによってロボットの動作時間を短縮することができ、作業効率を向上することができる。このようにプレス搬送以外に用いられるロボットであっても、同様の効果を得ることができる。
図13は、移動経路11が円弧状である場合を示す図である。上述した実施形態では、移動開始位置Aと移動終了位置Bとを結ぶ直線に沿ってロボットハンド19を移動させるとしたが、ロボットハンド19を移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動させる場合、通過位置Fを通過する円弧軌跡を描いて移動させてもよい。この場合、移動経路11は、移動開始位置A、移動終了位置Bおよび通過位置Fを通過し、予め定められる中心位置Oまわりに予め定められる半径Rを有する円弧軌跡となる。
たとえば設定位置関連情報として、関連位置Eと前記中心位置Oとを通過する平面が、移動経路11と交差する位置が設定位置Cとして決定される。具体的には、移動終了位置Bから中心位置Oまわりに関連位置Eまで角変位する円弧角度Q3を計算し、移動終了位置Bから中心位置Oまわりに移動経路11に沿って円弧角度Q3移動した位置を設定位置Cとする。
また他の設定位置関連情報として、移動開始位置Aと移動終了位置Bとのいずれか一方から中心位置Oまわりに移動経路11に沿って区間円弧角度Q3移動した位置を設定位置Cとしてもよい。この場合、設定位置関連情報は、区間円弧角度Q3と、移動開始位置Aと移動終了位置Bとのいずれを基準として区間円弧角度Q3を設定するかを示す距離関係情報とを含む。このように移動経路が円弧状軌跡を描く場合には、上述したような設定位置関連情報が与えられることによって、設定位置Cを計算することができる。
第2CPU39は、移動開始位置Aから移動終了位置Bまでの中心位置Oまわりの第1円弧角度Q1と、移動終了位置Bから移動位置xまでの中心位置Oまわりの第2円弧角度Q2と、移動終了位置Bから設定位置Cまでの中心位置Oまわりの第3円弧角度Q3とを用いて、ロボットハンド19の位置する移動位置xが設定位置Cを通過したか否かを判断してもよい。この場合、第1円弧角度Q1に対する第2円弧角度Q2の割合(Q2/Q1)が、第1円弧角度Q1に対する第3円弧角度Q3の割合(Q3/Q1)未満となると、移動位置xが設定位置Cを通過したことを判断する。
このように移動軌跡が円弧状である場合などでも、直線状である場合と同様にして、設定位置Cを移動位置が通過したか否かを判断することができる。また本実施例では、円弧角度の割合を用いて移動位置xが設定位置Cを通過したかどうかを判断したが、移動距離を用いても設定位置Cを通過したかどうかを判断することができる。
図14は、移動経路12が各軸補間によって求められる場合を説明するための図である。移動開始位置Aにおけるロボット21の各軸の変位量となる第1位置軸変位量(J1A,J2A,J3A,J4A,J5A,J6A)と、移動終了位置Bにおけるロボットの各軸の変位量となる第2位置軸変位量(J1B,J2B,J3B,J4B,J5B,J6B)とが各軸毎に設定される。この場合、各軸補間による移動経路12は、軸毎に独立して並列に、第1位置軸変位量から第2位置軸変位量となるように徐々に変化する。
この場合、移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動するまでに、各軸J1〜J6のうちで最も変化が大きい軸を最大変化軸Jmaxとすると、設定位置関連情報として、移動開始位置Aから移動終了位置に移動するまでの最大変化軸Jmaxの変位量が、関連位置Eにおける最大変化軸Jmaxの軸変位量(JmaxE)を通過するときのロボットハンド19の移動位置xが設定位置Cとして決定される。
たとえば移動開始位置Aから移動終了位置xにロボットハンド19が移動する場合に第1軸の変化量が最も大きい場合には、移動開始位置Aから移動終了位置Bに移動経路12に沿って移動する場合に、第1軸の変化量J1が、関連位置Eの第1軸の変化量J1Eに一致した位置が設定位置Cとして決定される。したがって設定位置Cの各軸J1〜J6の変位量(J1C,J2C,J3C,J4C,J5C,J6C)のうち、第1軸J1の変位量J1Cは、関連位置Eの第1軸J1の変位量J1Eと一致する。
また他の設定位置関連情報として、各軸の変化割合に基づいて設定位置Cを決定してもよい。この場合、前記最大変化軸Jmaxにおける移動開始位置の変位量をJmaxAとし、移動終了位置の変位量をJmaxBとし、関連位置Eの変位量をJmaxEとすると、移動位置xのうちで、最大変化軸Jmaxが、(JmaxE−JmaxA)/(JmaxB−JmaxA)を通過した位置を設定位置Cとしてもよい。また作業者が、関連位置Eを教示する代わりに、(JmaxE−JmaxA)/(JmaxB−JmaxA)を直接入力してもよい。
このように各軸補間の移動経路12が設定される場合であっても、上述したような設定位置関連情報が与えられることによって、設定位置Cを計算することができる。また設定位置Cを移動位置が通過したか否かを判断することができる。
以上のような本実施の形態は、本発明の一例示であり、発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば本実施の形態では、ロボットコントローラがプレス間搬送を行うロボットの制御を行うとしたが、他のロボットであっても同様に制御することができる。たとえば作業内容として出力される設定位置通過信号を、スポット接合ロボットの干渉防止などにも利用することができる。
本発明の実施の一形態であるロボットコントローラ24を示すブロック図である。 ロボットコントローラ24とロボット21,22とを含むロボット設備20を示す図である。 設定位置関連情報を説明するための図である。 コントローラ24によるロボット制御手順を示すフローチャートである ロボットハンド19の移動速度の時間変化を示すグラフである。 ロボットハンド19の位置の時間変化を示す図である。 通常動作モードとテスト動作モードとを説明するための図である。 通常動作モードとテスト動作モードとを説明するための図である。 第1実施形態の変形例における移動経路13を示す図である。 他の設定位置関連情報を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態を説明するためのロボットの動作を示す図である。 表2に示すプログラムの動作を行った場合のロボットハンドの速度の時間変化を示すグラフである。 移動経路11が円弧状である場合を示す図である。 移動経路12が各軸補間によって求められる場合を説明するための図である。 ロボットによるワーク2の搬送動作を示す図である。 表1に示すプログラムの動作を行った場合のロボットハンドの速度の時間変化を示すグラフである。 基準可動部の移動経路を説明するための図である。 基準可動部の移動速度の時間変化を示すグラフである。
符号の説明
10 移動経路
19 ロボットハンド19
20 ロボット設備
21,22 ロボット
30 インターフェース部
31 ロボット動作演算部
36 制御部
A 第1位置
B 第2位置
C 設定位置
E 関連位置
Xi 移動位置
dt 制御時間

Claims (4)

  1. 多軸ロボットに設けられる基準可動部を予め定められる移動経路に沿って第1位置から第2位置まで移動させるときの、予め定められる制御時間間隔毎の複数の移動位置を計算する動作演算部と、
    基準可動部を制御時間間隔毎に各移動位置に順次移動させるような、ロボットの各軸動作量を決定して、ロボットを制御する制御部と、
    前記移動経路上に設定される設定位置を決定可能な設定位置関連情報と、基準可動部が設定位置を通過するときに行うべき作業内容情報とを記憶する情報記憶部と、
    情報記憶部によって記憶される設定位置関連情報に基づいて、前記設定位置を計算する設定位置計算部と、
    動作演算部の演算結果に基づいて制御部がロボットを制御する間に、基準可動部の位置する移動位置が前記設定位置を通過したことを判断すると、情報記憶部に記憶される作業内容情報に基づいて、設定位置に対応する作業内容を実行する作業内容実行部とを含み、
    前記設定位置関連情報は、教示によって設定される関連位置を示す関連位置情報と、設定位置と関連位置との予め定められる関連性を示す位置関係情報とを含み、
    前記設定位置計算部は、移動経路、関連位置情報および位置関係情報に基づいて、設定位置を計算することを特徴とするロボットの制御装置。
  2. 基準可動部の移動指令が与えられる入力部をさらに含み、
    制御部は、入力部から与えられる移動指令に従って、基準可動部が変位するようにロボットを制御可能であり、
    設定位置計算部は、前記移動指令に従って変位した基準可動部の位置を前記関連位置として用いて、設定位置を計算することを特徴とする請求項1記載のロボットの制御装置。
  3. 基準可動部を制御時間間隔毎に前記各移動位置に順次移動させる第1動作モードと、
    基準可動部を第1位置から第2位置まで移動経路に沿って移動させる間に、基準可動部を設定位置で一時停止させる第2動作モードとの両方で、ロボットを制御可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のロボットの制御装置。
  4. 多軸ロボットに設けられる基準可動部を予め定められる移動経路に沿って第1位置から第2位置まで移動させる制御装置のロボット制御方法であって、
    第1位置を示す情報と、第2位置を示す情報と、基準可動部の移動経路上に設定される設定位置を決定可能な情報であって、教示によって設定される関連位置を示す関連位置情報、および設定位置と関連位置との予め定められる関連性を示す位置関係情報を含む設定位置関連情報と、基準可動部が設定位置を通過するときに行うべき作業内容情報とを記憶する情報記憶工程と、
    基準可動部を予め定められる移動経路に沿って第1位置から第2位置まで移動させるときの、予め定められる制御時間間隔毎の複数の移動位置を計算する動作演算工程と、
    情報記憶工程で記憶した関連位置情報および位置関係情報と予め定められる移動経路とに基づいて、設定位置を計算する設定位置計算工程と、
    基準可動部を制御時間間隔毎に前記各移動位置に順次移動させるような、ロボットの各軸動作量を決定して、ロボットを制御する制御工程と、
    制御工程を行っている間に、基準可動部の位置する移動位置が前記設定位置を通過したことを判断すると、情報記憶部に記憶される作業内容情報に基づいて、設定位置に対応する作業内容を実行する作業内容実行工程とを含むことを特徴とする制御装置のロボット制御方法。
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