JP4503911B2 - 撮像装置及び撮像装置における表示の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置における表示の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置からその操作者に各種の情報を提供する技術に関し、特に、撮像画像が表示される表示部にその情報を表示させて提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置の多くにはLCD(Liquid Crystal Display)等を用いた撮像画像をスルー表示させるための表示部が設けられており、ユーザ(撮像装置の操作者)はその表示部に表示されるスルー画を観察しながら静止画または動画の撮影を行なって撮影画像を記録することができる。このような撮影では記録対象である撮像素子の表面に結像した画像が表示部に表示されるので、いわゆるパララックス(視差)の問題が発生しないという利点を有している。
【0003】
従来、この表示部にスルー画を表示させるとき、動きのある被写体の表示が不自然な印象となってしまうことを避けるため、ある程度速いフレームレート、例えば1フレーム当たり1/30秒のフレームレートで1画面ずつ常に切り替えて表示することが行なわれていた。
【0004】
ところで、このような撮像装置の表示部には、上述したスルー画像の他に、例えば静止画像の記録可能残枚数、動画像の記録可能残時間、電源である電池の残量、露光条件などの各種の情報をユーザに提供するための画面(このような画面を「情報提供画面」と称することとする)を必要に応じて表示できる機能を有していることが多い。また、例えばマクロ撮影やストロボ撮影などの設定といった撮像装置の各種動作の設定の案内を行なうための情報提供画面が例えばメニュー形式の画面でその表示部に表示されることもある。
【0005】
また、これらの情報提供画面を前述したスルー画像に重畳してその表示部に表示させて利便性を向上させた撮像装置も少なくない。図4はこのようなスルー画と情報提供画面との重畳表示の例を示している。
同図において、(a)はスルー画の表示画面、(b)は情報提供画面の第一の例として撮像装置の各種動作の設定の案内を行なうためのメニュー画面がスルー画に重畳された表示画面、そして(c)は情報提供画面の第二の例として(b)のメニュー画面から選択された項目についての更に詳細な設定の案内を行なう表示画面、同図の例では「モードメニュー」が選択されたときにおけるモードメニューの詳細設定画面がスルー画に重畳された表示画面をそれぞれ示している。
【0006】
図4の(b)や(c)に示すような画像の重畳表示は、撮像装置に設けられているCPU(中央処理装置)が、撮像装置を構成している各部から必要な情報を収集する処理と、その収集された情報に基づいて情報提供画面を作成する処理とを行ない、表示部に表示させる画像についての画像処理を行なう表示画像処理部がこの情報提供画面とスルー画との重畳合成処理を行なうことによって例えば実現される。
【0007】
従来、この情報提供画面とスルー画との重畳表示を撮像装置の表示部で行なうときには、スルー画のみの表示を行なうときと同一のフレームレートで1画面ずつ常に切り替えて表示することが行なわれていた。
前述したように、この情報提供画面とスルー画との重畳表示を撮像装置の表示部で行なうためには、撮像装置に設けられているCPU(中央処理装置)は、撮像装置を構成している各部から必要な情報を収集する処理と、その収集された情報に基づいて情報提供画面を作成する処理との両処理(これらの処理を総称して「情報提供画面作成処理」と称することとする)を行なう必要がある。従って、この重畳表示を行なうときにスルー画のみの表示を行なうときと同一のフレームレートで1画面ずつ常に切り替えて表示するためには、CPUがこれらの処理を短時間で実行しなければならなかった。
【0008】
この問題に関し、情報提供画面を表示部に表示させるために従来行なわれていた表示処理の実行方法の一例を図5を参照しながら説明する。
同図において、(a)は表示部に表示させる画面の切り替えのタイミングを決定する垂直同期信号、(b)は撮像装置に備えられているCPUによって実行されている処理の内容をそれぞれ示している。なお、同図において、垂直同期信号の周期、すなわち画面切り替えのタイミング(つまりフレームレート)は1/30秒としている。
【0009】
CPUでは、スルー画である1フレームの画面を表示部に表示させるためにCPUとして行なう必要のあるスルー画処理がまず垂直同期信号の立下りのエッジに同期して開始される。
このスルー画処理が終了すると、CPUでは、次に、表示させるスルー画の露光を調節するためにCPUとして行なう必要のあるAE処理の実行が開始される。
【0010】
そして、その後、このAE処理が終了すると、前述した情報提供画面作成処理の実行がCPUで開始される。なお、図5においてはこの処理を「M」として示している。
ここで、スルー画の表示の切り替えは所定の間隔で行なうことが要求されているので、CPUは、次の垂直同期信号の立下りのエッジに同期して前述したスルー画処理を改めて開始する必要がある。そのため、CPUが情報提供画面作成処理を実行し得る時間として、前述したAE処理が終了してから次の垂直同期信号の立下りのエッジが検出されるまでのわずかな時間しか与えられていないこととなるが、この時間で情報提供画面作成処理を全て実行することは困難である。
【0011】
そこで、従来は、情報提供画面作成処理の全てを1フレーム中で許容されている時間内に完了させるのではなく、その許容時間内では部分的に処理を行なうようにし、数フレーム分の時間を費やして情報提供画面作成処理の全てを実行するようにしていた。このことを図5の例に沿って説明すれば、情報提供画面作成処理がM▲1▼、M▲2▼、M▲3▼の3つの処理に分割して実行するようにし、全体として1/10秒ごとの周期で情報提供画面作成処理が実行されるようにしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、従来の手法では、情報提供画面作成処理は、複数の処理に分割して断続的に処理しているため、全体の処理が完了するまでに数フレーム分の画像切り替えに相当する長い時間が費やされていた。そのため、特に撮像装置の各種動作の設定を行なうための情報提供画面の表示部への表示において、撮像装置に備えられている操作部に対してユーザにより行なわれた操作に基づく設定変更の指示が情報提供画面に反映されるまでの応答が遅く、煩わしい印象をユーザが感じてしまうことがあった。
【0013】
この問題を解決するために、CPUの処理速度を高めて情報提供画面の応答性を向上させる手法も考えられるが、この手法ではCPUによって消費される電力が大きくなってしまい、撮像装置の電源として電池が用いられるときにはその動作時間が短くなってしまう欠点がある。
【0014】
以上の問題を鑑み、スルー画と情報提供画面との重畳表示を行なうときに、装置の消費電力を増加させることなく情報提供画面の応答性を向上させることが本発明が解決しようとする課題である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の態様のひとつである撮像装置は、
被写体像を撮像して該被写体像の表されている撮像画像を出力する撮像手段と、
前記撮像画像を表示用のスルー画像に変換する変換手段と、
前記スルー画像が一定時間間隔で表示される表示手段と、
各種動作の設定の案内を行うメニュー画面を作成する作成手段と、
前記作成手段により作成されたメニュー画面を前記スルー画像に重畳して合成画像を生成する合成手段と、
前記合成画像を前記表示手段に表示させる指示を行なう指示手段と、
前記指示があった場合に、前記作成手段及び前記合成手段を制御して前記合成画像を生成させて前記表示手段で一定時間間隔で表示させると共に、該合成画像が該表示手段に表示される時間間隔を、前記メニュー画面の重畳されていない前記スルー画像が該表示手段に表示される時間間隔よりも、前記メニュー画面作成処理および合成画像作成処理の時間を含む新たなメニュー画面を表示手段に表示するために要する時間が入るよう長くする制御を行なう制御手段と、
を有する
ことを特徴とするものである。
【0016】
ここで、メニュー画面に提示される情報としては、例えば記録可能な静止画像の残枚数、記録可能な動画像の残時間、装置の電源である電池の残量やその残量に基づく動作可能残時間、露光条件などを示す情報があり、また、例えばマクロ撮影やストロボ撮影などといった撮像装置の動作の設定の案内を行なう情報などでもよい。
【0018】
上記の構成では、スルー画である撮影画像とメニュー画面とが重畳された合成画像の表示を行なうときに、表示手段に合成画像を順次表示させる時間間隔(すなわちフレームレート)を長くして、メニュー画面の作成、撮影画像とメニュー画面との重畳合成、及び合成画面の表示制御という一連の処理がその時間間隔内で実行可能となるようにする。こうすることにより、メニュー画面の作成処理の実行間隔をその作成処理を断続的に行なう従来の技術よりも短くすることができるので、メニュー画面の応答性が向上する。なお、このとき、各処理の処理速度自体は従来のものから変わっていないので、装置の消費電力が増加することはない。なお、メニュー画面が重畳されるスルー画のフレームレートは低下するが、重畳表示の場合にはユーザの関心の中心はメニュー画面によって提供される情報にあるので、スルー画に表されている動きのある被写体についての多少の不自然さは許容される。
【0019】
本発明の態様の別の態様のひとつである撮像装置における表示の制御方法は、
被写体像を撮像して該被写体像の表されている撮像画像を出力する撮像手段と、該撮像画像を表示用のスルー画像に変換する変換手段と、該スルー画像が一定時間間隔で表示される表示手段とを有する撮像装置における表示の制御方法であって、
情報が提示されるメニュー画面を表示させる指示に応じ、該メニュー画面の作成制御と、
作成された該メニュー画面の前記スルー画像への重畳による合成画像の生成制御と、
生成された該合成画像の前記表示手段での一定時間間隔での表示制御とを行うと共に、
該合成画像が該表示手段に表示される時間間隔を、該メニュー画面の重畳されていないスルー画像が該表示手段に表示される時間間隔よりも、前記メニュー画面作成処理および合成画像作成処理の時間を含む新たなメニュー画面を表示手段に表示するために要する時間が入るよう長くする制御を行なう
ことを特徴とするものである。
【0020】
この方法によれば、前述した本発明に係る撮像装置と同様の作用・効果が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、ここでは、被写体像を撮影して静止画像であるその被写体像を表現するデジタルデータである画像データが記録されるデジタルスチルカメラで本発明を実施する形態について説明する。
【0022】
図1は本発明を実施するデジタルスチルカメラの構成を示す図である。同図において、撮像処理部4、AE処理部5、DRAM6、画像処理部7、映像信号生成処理部8、CPU9、圧縮伸張処理部11、I/F部12、及びメニューデータ用メモリ14はいずれもバス18に接続されており、CPU9の管理の下でバス18を介して相互にデータ授受を行なうことができる。
【0023】
撮影レンズ1は、被写体像を2撮像素子の表面に結像させる。
撮像素子2は、撮影レンズ1の作用によって結像された被写体像を光電変換して画像を示す電気信号を出力するものであり、例えばCCD(Charge Coupled Device )である。
【0024】
TG(タイミング・ジェネレータ)3は、CPU9の指示に応じて撮像素子2の駆動のタイミングを示す所定間隔の信号を撮像素子2に与える。
撮像処理部4は、CDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング回路)やAGC(Automatic Gain Control:オートゲインコントロール回路)、ADC(Analog to Digital Converter)等を含んで構成され、撮像素子2から出力された電気信号に含まれ得るリセット雑音の除去や信号レベルの調節などをCPU9の指示に従って行ない、アナログ信号であるそれらの処理後の電気信号をデジタル信号である画像データに変換する。
【0025】
AE(Auto Exposure )処理部5は、自動露出調整のために、CPU9からの指示に従って画像データに基づいて被写体輝度を測定し、適切な露出条件の設定を行なう。
で表現されている画像を画像LCD17に表示させるために適切な露出調整を行なう。
【0026】
DRAM6は、撮像処理部4から出力された画像データ、着脱記録媒体13から読み出された画像データ、画像処理部7や圧縮伸張処理部11による処理が施される前後の画像データなどといった各種の画像データが一時的に格納されるランダム・アクセス・メモリである。
【0027】
画像処理部7は、撮像処理部4から出力される撮影画像データや圧縮伸張処理部11から出力された伸張処理後の画像データにホワイトバランスやγ補正等の補正処理を施す。
映像信号生成処理部8は、DRAM6に格納されている画像データよりその画像データで表現されている画像にリサイズ等の処理を施して画像表示用LCD17に表示させる映像信号を生成する。
【0028】
CPU(Central Processing Unit )9は予め用意されている制御プログラムを実行することによってこのデジタルスチルカメラ全体の動作制御を行なう中央演算装置である。
入力指示部10はこのデジタルスチルカメラを使用するユーザによって操作されるスイッチやボタン等である。CPU9はこの操作の内容を入力指示部10から取得することによって、その操作の内容に対応して示されているユーザからの指示の内容を取得する。
【0029】
圧縮伸張処理部11はDRAM6に格納されている画像データの圧縮処理及び伸張処理を行なう。なお、画像データの圧縮処理及び伸張処理では、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式による圧縮処理及び伸張処理等が行われる。
【0030】
I/F部12はこのデジタルスチルカメラと着脱記録媒体13との間でのデータの授受を行なうためのインタフェースを提供する。
着脱記録媒体13はメモリカード、すなわち画像データ等の各種データの記録を行なう半導体記録媒体であり、このデジタルスチルカメラに対して着脱可能に構成されている。
【0031】
メニューデータ用メモリ14は、CPU9によって生成される、画面表示用LCD17に表示させるメニュー形式の表示画面、例えば図4に示したような前述した情報提供画面に示す情報の内容を示すデータが格納されるメモリである。
メニュー画像用映像信号生成処理部15は、CPU9からの指示に従い、メニューデータ用メモリ14に格納されたデータで表現されている情報を表示するためのメニュー形式の情報提供画面を画像表示用LCD17に表示させる映像信号であるメニュー画面用映像信号を生成する。ここで、情報提供画面に提示される情報としては、例えば記録可能な静止画像の残枚数、記録可能な動画像の残時間、装置の電源である電池の残量やその残量に基づく動作可能残時間、露光条件などを示す情報があり、また、例えばマクロ撮影やストロボ撮影などといった撮像装置の動作の設定の案内を行なう情報などでもよい。
【0032】
合成処理部16は、映像信号生成処理部8から出力される映像信号とメニュー画像用映像信号生成処理部15から出力されるメニュー画面用映像信号とを合成し、映像信号で表現されている撮影画像とメニュー画面用映像信号で表現されている情報提供画面とが重畳合成された画像を表現する画像信号を生成する。なお、この合成処理を行なわないときには、合成処理部16は映像信号生成処理部8から出力される映像信号をそのまま何もせずに出力する。
【0033】
画像表示用LCD17は、合成処理部16から出力された映像信号で表現されている撮影画像と情報提供画面との重畳合成画像を表示する。
次に図2について説明する。同図は前述した制御プログラムが実行されることによって図1のCPU9によって行なわれる、スルー画表示処理の処理内容を示すフローチャートである。このスルー画表示処理は、図1に示すデジタルスチルカメラの動作動作状態を示す動作モードが撮影動作を行なうための撮影モードに設定され、且つ、撮像素子2に結像している被写体像を画像表示用LCD17に表示させる指示であるスルー画表示の指示設定がなされたときに開始される。
【0034】
まず、S101では、画像表示用LCD17に与えられる不図示の垂直同期信号がCPU9で観測され、垂直同期信号であるパルス信号がCPU9で検出されるまでS102以降の処理の実行がウェイト(停止)される。
S101において垂直同期信号が検出されると処理はS102へと進み、画像表示用LCD17に情報提供画面であるメニュー画面を表示させる旨のユーザからの指示設定を入力指示部10が取得していたか否かが判定される。そして、この判定結果がYes、すなわちメニュー画面を表示させる旨の指示設定がなされていたのであればS108に処理が進み、一方、この判定結果がNo、すなわちそのような指示がなされていなかったのであればS103に処理が進む。
【0035】
S103では、撮像画像を表現する電気信号の撮像素子2からの読み出し間隔、及び画像表示用LCD17に表示される画像の間隔(フレームレート)を決めるための垂直同期信号であるパルスの発生間隔が1/30秒に設定される。
S104では撮像処理、すなわちTG3に指示が与えられて駆動信号が撮像素子2へと出力され、被写体像が光電変換された電気信号の出力をその間隔で撮像素子2に行なわせる処理が行なわれる。
【0036】
S105ではスルー画処理、すなわち撮像素子2から出力された電気信号を撮像処理部4に処理させてその被写体像が表現されている画像データの生成を行なわせる処理が行なわれる。
S106ではAE処理、すなわち撮像処理部4から出力された画像データをAE処理部5に処理させて被写体輝度を測定し、画像データで表現されている画像を画像LCD17に表示させるために適切な露出条件を設定する処理が行なわれる。
【0037】
S107では映像信号生成処理、すなわち映像信号生成処理部8が撮像処理部4から出力された画像データで表現されている画像に対して画像表示用LCD17の表示画素数に応じたリサイズ処理を施すと共に画像表示用LCD17に表示させる映像信号を生成し、合成処理部16へと出力する処理が行なわれる。
【0038】
このS107の処理を終えた後はS116に処理が進む。
一方、S102の判定結果がNoであったときに実行されるS108では、画像表示用LCD17等に与えられる垂直同期信号であるパルスの発生間隔、すなわち画像表示用LCD17に表示される画像のフレームレートが前述したS103の処理の2倍である1/15秒に設定される。
【0039】
S108に続いて実行されるS109の撮像処理、S110のスルー画処理、S111のAE処理、及びS112の映像信号生成処理はそれぞれS104、S105、S106、及びS107の各処理と同様の処理である。
S113ではメニュー処理、すなわち画面表示用LCD17に表示させるメニュー形式の情報提供画面に示す情報をデジタルスチルカメラの各部から取得し、その取得された情報の内容を示すデータをメニューデータ用メモリ14に格納する処理が行なわれる。
【0040】
S114ではメニュー用映像信号生成処理、メニューデータ用メモリ14に格納されたデータで表現されている情報を表示するためのメニュー形式の情報提供画面を画像表示用LCD17に表示させるメニュー画面用映像信号をメニュー画像用映像信号生成処理部15に生成させる処理が行なわれる。
【0041】
S115では合成処理、すなわち、映像信号生成処理部8から出力される映像信号とメニュー画像用映像信号生成処理部15から出力されるメニュー画面用映像信号とを合成し、映像信号で表現されている撮影画像とメニュー画面用映像信号で表現されている情報提供画面とが重畳合成された画像を表現する画像信号を合成処理部16に生成させる処理が行なわれる。
【0042】
S116ではLCD表示処理、すなわち、合成処理部16から出力される画像信号で表現されている画像を画像表示用LCD17に表示させる処理が行なわれる。なお、この処理によって画像表示用LCD17に表示される画像は、このLCD表示処理がS107の処理に続いて行なわれるときには撮像処理部4から出力された画像データで表現される画像、すなわち撮像素子2に結像した被写体像が表されているスルー画のみの画像であり、このLCD表示処理がS115の処理に続いて行なわれるときには合成処理部16による合成処理によって生成された画像、すなわちスルー画である撮影画像とメニュー画面用映像信号で表現されている情報提供画面とが重畳合成された画像である。
【0043】
S117では、画像表示用LCD17での画像の表示をオフ(中止)させる旨のユーザからの指示を入力指示部10が取得したか否かが判定され、この判定結果がYesならばS118において画像表示用LCD17への電力の供給を中止して画像の表示をオフとし、その後はこのスルー画表示処理を終了する。一方、このS117の判定結果がYesならばS101へと処理が戻って上述した処理が繰り返される。
【0044】
以上までの処理がスルー画表示処理であり、この処理が図1のCPU9によって行なわれることによって、撮像素子2に結像した被写体像が表されているスルー画を画像表示用LCD17に表示でき、また、情報提供画面の重畳されたスルー画をユーザの設定指示に応じて画像表示用LCD17に表示させることができるようになる。
【0045】
上述したスルー画表示処理に示されている各ステップの処理が実行されるタイミングを図3に示す。同図において、(1)は情報提供画面を重畳表示せずにスルー画のみを画像表示用LCD17に表示させる場合、すなわち図2におけるS102の判定結果がNoであった場合を示しており、(2)は情報提供画面をスルー画に重畳させて画像表示用LCD17に表示させる場合、すなわち図2におけるS102の判定結果がYesであった場合を示している。なお、図3においては、図2に示した各処理ステップのうち処理完了までに要する時間が画像切り替えのフレームレートと比較して無視できないほど長いもののみを示している。具体的には、図2におけるS105及びS110のスルー画処理、S106及びS111のAE処理、並びにS113のメニュー処理を図3に示している。
【0046】
情報提供画面を重畳表示せずにスルー画のみを画像表示用LCD17に表示させる場合には、(1)に示すように、垂直同期信号、すなわちフレームレートが1/30秒に設定されていても、この時間内にS105のスルー画処理やS106のAE処理を含むS103からS107にかけて及びS116の処理を余裕を持って実行することができ、これらの処理の1/30秒間隔での実行の繰り返しが可能である。
【0047】
一方、情報提供画面をスルー画に重畳させて画像表示用LCD17に表示させる場合には、(2)に示すように垂直同期信号、すなわちフレームレートを(1)の場合よりも遅い1/15秒に設定し、その時間内にS110のスルー画処理やS111のAE処理を含むS108からS112にかけて及びS116の処理を実行すると共に、S113のメニュー処理を含むS113からS115にかけての処理の実行をもその時間内に完了させる。こうすることにより、S108からS112にかけて及びS116の処理の単位時間当たりの実行回数が削減されるのでその削減分だけS113からS115にかけての処理の実行にCPU9の処理時間を割くことが可能となり、これらの一連の処理を断続的に実行しないで済むようになるのである。
【0048】
また、図5に示したように処理を複数に分割して行なうときには、各処理を連携させるための処理が必要となってしまう場合が多いので、図2の(2)に示すようにS113のメニュー処理を含むS113からS115にかけての一連の処理を分割せずに実行することによってそのような連携処理が不要となり、結果として全体の処理量の削減にも寄与する。
【0049】
なお、このとき、情報提供画面が重畳されるスルー画のフレームレートは低下するが、重畳表示の場合にはユーザの関心の中心は情報提供画面によって提供される情報にあるので、スルー画に表されている動きのある被写体についての多少の不自然さは許容される。
【0050】
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の改良・変更が可能である。例えば、上述した実施形態は本発明をデジタルスチルカメラで実施する例を説明したが、動画像を撮影して記録するビデオカメラでも本発明を実施することが可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、スルー画を表示する表示部を有する撮像装置において、情報が提示されるメニュー画面を表示させる指示に応じてフレームレートを長くし、撮影画像にメニュー画面を重畳してなる合成画像の表示部への表示をその長くされたフレームレートで行なわせるようにしたので、メニュー画面の作成処理の実行間隔従来の技術よりも短くすることが可能となり、その結果、メニュー画面の応答性を向上させることが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するデジタルスチルカメラの構成を示す図である。
【図2】スルー画像表示処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図3】図2に示すスルー画表示処理に示されている各ステップの処理が実行されるタイミングの関係を示す図である。
【図4】スルー画と情報提供画面との重畳表示の例を示す図である。
【図5】従来行なわれていた表示処理の実行方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ
2 撮像素子
3 TG
4 撮像処理部
5 AE処理部
6 DRAM
7 画像処理部
8 映像信号処理部
9 CPU
10 入力指示部
11 圧縮伸張処理部
12 I/F部
13 着脱記録媒体
14 データ用メモリ
15 メニュー画像用映像信号生成処理部
16 合成処理部
17 画像表示用LCD
18 バス

Claims (2)

  1. 被写体像を撮像して該被写体像の表されている撮像画像を出力する撮像手段と、
    前記撮像画像を表示用のスルー画像に変換する変換手段と、
    前記スルー画像が一定時間間隔で表示される表示手段と、
    各種動作の設定の案内を行うメニュー画面を作成する作成手段と、
    前記作成手段により作成されたメニュー画面を前記スルー画像に重畳して合成画像を生成する合成手段と、
    前記合成画像を前記表示手段に表示させる指示を行なう指示手段と、
    前記指示があった場合に、前記作成手段及び前記合成手段を制御して前記合成画像を生成させて前記表示手段で一定時間間隔で表示させると共に、該合成画像が該表示手段に表示される時間間隔を、前記メニュー画面の重畳されていない前記スルー画像が該表示手段に表示される時間間隔よりも、前記メニュー画面作成処理および合成画像作成処理の時間を含む新たなメニュー画面を表示手段に表示するために要する時間が入るよう長くする制御を行なう制御手段と、
    を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体像を撮像して該被写体像の表されている撮像画像を出力する撮像手段と、該撮像画像を表示用のスルー画像に変換する変換手段と、該スルー画像が一定時間間隔で表示される表示手段とを有する撮像装置における表示の制御方法であって、
    情報が提示されるメニュー画面を表示させる指示に応じ、該メニュー画面の作成制御と、
    作成された該メニュー画面の前記スルー画像への重畳による合成画像の生成制御と、
    生成された該合成画像の前記表示手段での一定時間間隔での表示制御とを行うと共に、
    該合成画像が該表示手段に表示される時間間隔を、該メニュー画面の重畳されていないスルー画像が該表示手段に表示される時間間隔よりも、前記メニュー画面作成処理および合成画像作成処理の時間を含む新たなメニュー画面を表示手段に表示するために要する時間が入るよう長くする制御を行なう、
    ことを特徴とする撮像装置における表示の制御方法。
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