JP5511193B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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本発明は,撮像されている画像を確認しながら撮像に係る撮影条件の設定を行える撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、デジタルカメラユーザのニーズは多様化し、様々な撮影方法が求められている。この要望に応えるために機能が増加しており、また、デジタルカメラ本体の小型化に伴い、操作部材は減少している。このため、多くの機能を少ない操作部材で実現するにために、メニューの階層化が深くなっており、簡単に所望の撮影条件の設定画面を呼び出し、設定を行うことが難しくなっている。
多機能化が進んでいる機能の例として、セルフタイマー撮影がある。近年のセルフタイマー撮影においては、10秒または2秒で自動的に1枚撮影する単純な設定だけではなく、他の撮影条件によっても撮影が行える。例えば特許文献1では、予め任意に設定された秒数後に、予め任意に設定された枚数を自動的に連続して撮影する設定にすることができる。また、顔検出機能によって検出された顔の数が増加したら、予め任意に設定された枚数の撮影が自動的に行われる設定にすることなどもできる。
撮影条件の設定方法として、例えば特許文献2では、撮影条件の設定候補となる表示アイテムを表示し、その中から任意の表示アイテムを選択することで撮影条件を設定する。この際、表示アイテムの設定操作がない期間を計るためのタイマーを設け、選択した表示アイテムの決定操作や表示終了の指示がなくとも、所定時間で自動的に設定を確定して表示アイテムの表示を終了する。
特願2008−185984号 特開2008−071166号公報
しかしながら、特許文献1では、セルフタイマー撮影で予め任意に設定できる秒数と枚数の設定方法については言及されていない。また、特許文献2では、選択した表示アイテムが表す撮影条件に関して詳細設定を変更したい場合、表示アイテムの選択からそのまま詳細設定を行うことができず、一度別画面であるメニュー画面などに遷移し、そこからしか詳細設定ができなかった。そのため、撮像に際して、今利用しようとしている撮影条件に関する詳細な設定を迅速に変更することができなかった。また、特許文献2の設定画面はタイマーで自動的に終了するため、簡易的な設定には便利であるが、詳細な設定の際にはユーザが十分な設定が行えないまま終了してしまう可能性がある。
本発明は上記課題に鑑み、撮像時のスルー表示中に撮影条件の簡易な設定を簡便に行え、かつ、スルー表示を終了することなく簡易な設定から詳細設定に移行可能な分かりやすいユーザーインターフェースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の撮像装置は、
撮像部で撮像された画像を表示部に逐次表示するスルー表示を行うよう制御する画像表示制御手段と、第1の操作手段と、第2の操作手段と、前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記スルー表示中に、撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更可能な特定の種別のセルフタイマー撮影を含む複数の種別のセルフタイマー撮影のそれぞれに対応する表示アイテムを複数表示するよう制御する表示制御手段と、
前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示すると、前記表示アイテムを自動的に非表示とするまでの所定時間の計時を開始するタイマー手段と、前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示している際に前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記タイマー手段での前記所定時間の計時を改めて行うようとともに、複数の前記表示アイテムのうち選択される表示アイテムを切り替え、切り替え後の表示アイテムに対応する種別のセルフタイマー撮影に設定し、前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示している際に表示アイテムの選択を変更する操作がなく前記タイマー手段で所定時間の経過を計時すると複数の前記表示アイテムを非表示にし、前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示した状態で、前記特定の種別のセルフタイマー撮影に設定するための表示アイテムが選択されると、該特定の種別のセルフタイマー撮影において現在設定されている撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方をスルー表示とともに表示するように制御し、前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記表示部に表示されるメニュー画面の下階層において、前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方が変更された場合に、変更された撮影枚数またはタイマー時間を前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間として設定し、前記特定の種別のセルフタイマー撮影に設定するための表示アイテムが選択されている際に前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記メニュー画面は表示させずに、前記タイマー手段による計時を停止し、前記スルー表示中に、撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更するための詳細設定表示を行い、該詳細設定表示がされている際のユーザー操作に応じて前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更するよう制御する制御手段と、シャッター操作部への操作に応じて、前記制御手段の制御に基づいて設定された種別のセルフタイマー撮影を開始する撮影処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、撮像時のスルー表示中に撮影条件の簡易な設定を簡便に行え、かつ、スルー表示を終了することなく簡易な設定から詳細設定に移行することで分かりやすいユーザーインターフェースを提供することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。尚、以下に説明する実施形態では、本発明による装置、方法を静止画像と動画との撮影が可能なデジタルカメラである撮像装置に適用した場合を例にして説明する。
[デジタルカメラの構成について]
図1は実施形態によるデジタルカメラの外観図である。図1において、28は表示部であり、画像や各種情報を表示する。72は電源スイッチであり、電源オン、電源オフを切り替える。61はシャッターボタンである。60はモード切替スイッチであり、デジタルカメラ100における各種モードを切り替える。より具体的には、静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のモードの切り替えが可能である。111は接続ケーブルであり、デジタルカメラ100と外部機器を接続する。112はコネクタであり、接続ケーブル111とデジタルカメラ100とを接続する。
70は操作部であり、ユーザからの各種操作を受け付ける。操作部70は図示の各種ボタンや、表示部28の画面上に設けられたタッチパネル等の操作部材を有する。操作部70の各種ボタンとは、具体的に例示すると、消去ボタン、メニューボタン、SETボタン、ディスプレイボタン、ズーム操作部、十字に配置された4方向ボタン(上ボタン、下ボタン、右ボタン、左ボタン)、ホイール73等である。200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。201は記録媒体スロットであり、記録媒体200を格納する。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。202は記録媒体スロット201の蓋である。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、103は撮影レンズ、101は絞り機能を備えるシャッター、22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像部である。23はA/D変換器であり、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する場合や、音声制御部11から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する場合に用いられる。102はバリアであり、デジタルカメラ100の、レンズ103を含む撮像部を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
12はタイミング発生部であり、撮像部22、音声制御部11、A/D変換器23、D/A変換器13にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生部12は、メモリ制御部15及びシステム制御部50により制御される。24は画像処理部であり、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、直接メモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。尚、メモリ32は、マイク10において録音された音声データ、静止画像、動画像および画像ファイルを構成する場合のファイルヘッダを格納するのにも用いられる。従って、メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
圧縮/伸張部16は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮、伸張する。圧縮/伸張部16は、シャッター101をトリガにしてメモリ32に格納された撮影画像を読み込んで圧縮処理を行い、処理を終えたデータをメモリ32に書き込む。また、記録媒体200の記録部19などからメモリ32に読み込まれた圧縮画像に対して伸張処理を行い、処理を終えたデータをメモリ32に書き込む。圧縮/伸張部16によりメモリ32に書き込まれた画像データは、システム制御部50のファイル部においてファイル化され、インターフェース18を介して記録媒体200に記録される。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。13はD/A変換器であり、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。28は表示部であり、LCD等の表示器上に、A/D変換器23からのアナログ信号に応じた表示を行う。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。
10はマイクである。マイク10から出力された音声信号は、アンプ等で構成される音声制御部11を介してA/D変換器23に供給され、A/D変換器23においてデジタル信号に変換された後、メモリ制御部15によってメモリ32に格納される。一方、記録媒体200に記録されている音声データは、メモリ32に読み込まれた後、D/A変換器13によりアナログ信号に変換される。音声制御部11は、このアナログ信号によりスピーカ39を駆動し、音声出力する。
不揮発性メモリ56は電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
50はシステム制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、上述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替えることができる。第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種設定が可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替える。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
30は電源部であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。33及び34はコネクタであり、電源部30と電源制御部80とを接続する。
40はRTC(Real Time Clock)であり、日付及び時刻を計時する。RTC40は、電源制御部80とは別に内部に電源部を保持しており、電源部30が落ちた状態であっても、計時状態を続ける。システム制御部50は起動時にRTC40より取得した日時を用いてシステムタイマを設定し、タイマ制御を実行する。
18はメモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。35は該記録媒体200とインターフェース18との接続のためのコネクタである。98は記録媒体着脱検知部であり、コネクタ35に記録媒体200が装着されているか否かを検知する。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部19、デジタルカメラ100とのインターフェース37、及び、記録媒体200とデジタルカメラ100とを接続するためのコネクタ36を備えている。
通信部110は、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信処理を行う。コネクタ(無線通信の場合はアンテナ)112は、通信部110を介してデジタルカメラ100を他の機器と接続する。
[デジタルカメラの全体動作について]
図3は、本実施形態のデジタルカメラ100の全体的な動作を説明するフローチャートである。このフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
電源スイッチ72が操作され電源がオンに切り替わると、ステップS301においてシステム制御部50はフラグや制御変数等を初期化する。続いて、ステップS302において、記録媒体200に記録されているファイルに関する管理処理を開始する。
次に、ステップS303、S305、S307において、システム制御部50は、モード切替スイッチ60の設定位置を判断する。静止画記録モードに設定されていたならば処理はステップS303からステップS304へ進み、静止画記録モード処理を実行する。ステップS304の静止画記録モード処理の詳細は図4を用いて後述する。モード切替スイッチ60が動画記録モードに設定されていたならば、処理はステップS303、S305を経てステップS306へ進み、動画記録モード処理を実行する。また、モード切替スイッチ60が再生モードに設定されていた場合、処理はステップS303、S305、S307を経てステップS308へ進み、再生モード処理を実行する。
また、その他のモードに設定されていた場合、処理はステップS309へ進み、システム制御部50は選択されたモードに応じた処理を実行する。その他のモードとしては例えば記録媒体200に格納されたファイルの送信を行う送信モード処理、外部機器からファイルを受信して記録媒体200に格納する受信モード処理が含まれる。ステップS304、S306、S308、S309のうちのモード切替スイッチ60によって設定されたモードに対応した処理を実行した後、処理はステップS310へ進む。ステップS310において、システム制御部50は電源スイッチ72の設定位置を判断する。電源スイッチ72が電源オンに設定されていれば、ステップS303に処理を戻す。一方、電源スイッチ72が電源オフに設定されていたならば、処理はステップS310からステップS311へ進み、制御部50は終了処理を行う。終了処理には、例えば以下の処理が含まれる。すなわち、表示部28の表示を終了状態に変更し、レンズバリア102を閉じて撮像部を保護する。また、フラグや制御変数等を含むパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源供給が不要な部分への電源を遮断する。ステップS311の終了処理が完了すると、本処理を終了し、電源をOFF状態へ移行する。
[静止画記録モード処理について]
図4静止画記録モード処理を示すフローチャートであり、前述した図3のステップS304の処理の詳細である。この静止画記録モード処理における各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。尚、図4に示される静止画記録モード処理は、モード切替スイッチ60により他のモードへの切替が行われた場合や電源スイッチ72がOFFにセットされた場合に、割り込み処理等により終了するものとする。
システム制御部50は、静止画記録モードを開始すると、ステップS401において撮影モードを確定する。撮影モードの確定は、不揮発性メモリ56より前回の静止画記録モード終了時における撮影モードを取得してシステムメモリ52に格納することでなされる。ここでいう撮影モードは、静止画を撮影するための撮影モードである。本実施の形態のデジタルカメラ100は以下のような撮影モードを有する。
・オートモード:カメラの各種パラメータが、計測された露出値に基づいてデジタルカメラ100に組み込まれたプログラムにより自動的に決定されるモード。
・マニュアルモード:カメラの各種パラメータをユーザが自由に変更可能なモード。
・シーンモード:撮影シーンに適したシャッター速度や絞り値、ストロボ発光状態、感度設定等の組み合わせが自動で設定される。
尚、シーンモードには以下のようなモードが含まれる。
・ポートレートモード:背景をぼかして人物を浮き立たせるようにして人物撮影に特化したモード。
・夜景モード:人物にストロボ光をあて背景を遅いシャッター速度で記録する、夜景シーンに特化したモード。
・風景モード:広がりのある風景シーンに特化したモード。
・ナイト&スナップモード:三脚なしで夜景と人物をきれいに撮るのに適したモード。
・キッズ&ペットモード:よく動き回る子供やペットをシャッターチャンスを逃さず撮影可能にしたモード。
・新緑&紅葉モード:新緑等の木々や葉を色鮮やかに撮影するのに適したモード。
・パーティーモード:蛍光灯や電球のもとで、手振れを抑えて被写体に忠実な色味で撮影するモード。
・スノーモード:雪景色をバックにしても人物が暗くならず、青みも残さず撮影するモード。
・ビーチモード:太陽光の反射の強い海面や砂浜でも、人物などが暗くならずに撮影可能なモード。
・花火モード:打ち上げ花火を最適な露出で鮮やかに撮影するためのモード。
・水族館モード:屋内の水槽内の魚などを撮影するのに適した感度、ホワイトバランス、色味を設定するモード。
・水中モード:水中に最適なホワイトバランスに設定し、青みを押さえた色合いで撮影するモード。
撮影モードを確定すると、続くステップS402において、撮像部22からの画像データを表示するスルー表示を行う(画像表示制御)。スルー表示は、撮像部22で撮像されている画像を記録媒体200に記録することなくほぼリアルタイムの動画で表示部28に表示するもので、これを見て撮影者は画角の確認や撮影のタイミングを計ることができる。
ステップS403において、システム制御部50は,電源制御部80を用いて電池等により構成される電源部30の残容量や、記録媒体200の有無や残容量がデジタルカメラ100の動作に問題があるか否かを判定する。問題があるならば、ステップS404に進み、表示部28を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、処理をステップS401に戻す。電源部30や記録媒体200の状態に問題が無いならば、ステップS405に進む。
ステップS405では、セルフタイマーボタンに対するユーザの操作があったか否かを判定する。セルフタイマーボタンは、セルフタイマー撮影についての設定の指示を行うため操作ボタンで、本実施の形態では、操作部70に含まれる下ボタンに割り当てられているものとする。セルフタイマーボタンへの操作があったと判定すると(第1の指示受付)ステップS406に進み、セルフタイマー設定処理を行う。セルフタイマー設定処理については図5を用いて後述する。セルフタイマー設定処理を終了するとステップS405へ処理を戻す。一方、ステップS405でセルフタイマーボタンへの操作がなかったと判定すると、ステップS407へ進む。
ステップS407では、ユーザからの各種撮影条件の設定操作(以下、撮影設定操作)があったか否かを判定する。なお、セルフタイマーボタンへの操作も撮影設定操作の一種であるが、ステップS405で前述したので、ここではセルフタイマーボタンへの操作は除いたその他の撮影設定操作があったか否かの判定とする。撮影設定操作があったと判定するとステップS408へ進み、操作に応じて撮影設定処理を行う。この撮影設定処理については図10を用いて後述する。撮影設定処理を行うとステップS405へ処理を戻す。一方、ステップS407で撮影設定処理が無かったと判定するとステップS409へ進む。
ステップS409において、システム制御部50は、スルー表示される画像信号中に人の顔が存在するか否かを検出する顔検出を行う。システム制御部50は、顔検出処理において人の顔が検出された場合、画像信号中において検出した顔の位置座標、サイズ(幅、高さ)、検出個数、信頼性係数等を顔情報としてシステムメモリ52に記憶する。顔検出処理において顔が検出されなかった場合はシステムメモリ52内の位置座標、サイズ(幅、高さ)、検出個数、信頼性係数等の領域に0を設定する。
続いてステップS410において、システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1がONしているか否かを判定する(撮影準備指示受付)。第1シャッタースイッチ信号SW1がOFFの場合は、処理はステップS405に戻る。一方、第1シャッタースイッチ信号SW1がONの場合は、ステップS411に進む。
ステップS411では撮影準備動作が行われる。システム制御部50は、測距処理を行って撮影レンズ103の焦点を被写体に合わせるとともに(オートフォーカス処理)、測光処理を行って絞り値及びシャッタースピードを決定する(露出決定処理)。尚、測光処理において、必要であればフラッシュの設定も行われる。このとき、ステップS409において顔が検出されていれば、検出した顔の範囲で測距を行う顔AFを行うようにすることも可能である。
次に、ステップS412、S413では、第1シャッタースイッチ信号SW1と第2シャッタースイッチ信号SW2のON/OFF状態を判定する。第1シャッタースイッチ信号SW1がONした状態で第2シャッタースイッチ信号SW2がONになると、処理はステップS412からステップS414へ進む。第1シャッタースイッチ信号SW1がOFFになると(第2シャッタースイッチ信号SW2がONせずに、更に第1シャッタースイッチ信号SW1も解除された場合)、処理はステップS413からステップS405へ戻る。また、第1シャッタースイッチ信号SW1がON、第2シャッタースイッチ信号SW2がOFFの間は、ステップS412,S413の処理が繰り返される。
第2シャッタースイッチ信号SW2がONになると、ステップS414において、システム制御部50は、表示部28の表示状態をスルー表示から固定色表示状態(例えば黒一色の表示)に設定する。そして、ステップS415において、システム制御部50は、露光処理や現像処理を含む撮影処理を実行する。尚、露光処理では、撮像部22、A/D変換器23を経て得られた画像データが、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いはA/D変換器23から直接メモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。また、現像処理では、システム制御部50が、メモリ制御部15そして必要に応じて画像処理部24を用いて、メモリ32に書き込まれた画像データを読み出して各種処理を行う。
次に、システム制御部50は、ステップS416において、表示部28に対し撮影処理で得られた画像データのクイックレビュー表示を行う。クイックレビュー表示とは、撮影画像の確認のために、被写体の撮影後記録媒体への記録前に、予め決められた時間(レビュー時間)だけ画像データを表示部28に表示する処理である。
ステップS417において、システム制御部50は撮影処理で得られた画像データを画像ファイルとして記録媒体200に対して書き込む記録処理を実行する。
ステップS418において、システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2のON/OFF状態を判定する。第2シャッタースイッチ信号SW2がONの場合は、ステップS418の判定を繰り返し、第2シャッタースイッチ信号SW2がOFFになるのを待つ。この間、上記クイックレビュー表示を継続させる。即ち、ステップS417の記録処理が終了した際に、第2シャッタースイッチ信号SW2が放されるまで表示部28におけるクイックレビュー表示を継続させる。このように構成することにより、ユーザは、シャッターボタン61の全押し状態を継続することで、クイックレビュー表示を用いた撮影画像データの確認を入念に行うことが可能となる。ステップS418において、第2シャッタースイッチ信号SW2がOFFであると判定されると、すなわちユーザがシャッターボタン61から手を放すなどして全押し状態が解除されると、ステップS419へ進む。
ステップS419において、システム制御部50は、予め定められたクイックレビュー表示のレビュー時間が経過したか否かを判定する。レビュー時間が経過していなければレビュー時間が経過するのを待ち、レビュー時間が経過するとステップS420に進む。
ステップS420において、システム制御部50は、表示部28の表示状態をクイックレビュー表示からスルー表示状態に戻す。この処理により、クイックレビュー表示によって撮影画像データを確認した後、表示部28の表示状態は次の撮影のために撮像部22からの画像データを逐次表示するスルー表示状態に自動的に切り替わることになる。
そして、ステップS421において、システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1のON/OFFを判定し、第1シャッタースイッチ信号SW1がONの場合はステップS412へ、OFFの場合はステップS405へ処理を戻す。即ち、シャッターボタン61の半押し状態が継続している(第1シャッタースイッチ信号SW1がON)場合は、システム制御部50は次の撮影に備える(ステップS412)。一方、シャッターボタン61が放された状態(第1シャッタースイッチ信号SW1がOFF)であったならば、システム制御部50は、一連の撮影動作を終えて撮影待機状態に戻る(ステップS405)。
なお、後述するセルフタイマー撮影に設定されていた場合は、ステップS412で第1シャッタースイッチ信号SW1がONした状態で第2シャッタースイッチ信号SW2がONになったと判定すると、予め定められたタイマー時間の計時を開始する。そしてタイマー時間の経過を待ってから(顔セルフタイマーの場合は、顔の検出数が増えるのを待ってから)、ステップS414以降の撮影動作を自動的に開始する。この際、複数枚の撮影枚数が設定されていれば、設定された撮影枚数分だけステップS414〜S417の処理を繰り返し、設定された撮影枚数の撮影を行う。
[セルフタイマー設定処理について]
図5はセルフタイマー設定処理のフローチャートであり、前述した図4のステップS406の処理の詳細である。このセルフタイマー設定処理における各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
セルフタイマー設定処理を開始するとまず、ステップS501でシステムメモリ52に現在のセルフタイマー設定を取得する。
ステップS502では、ステップS501で取得したセルフタイマー設定の設定内容に基づいて、セルフタイマー設定用のダイアログ表示を表示部28に表示する(アイテム表示制御)。
図6に、このときのセルフタイマー設定用のダイアログ表示の表示例を示す。
ダイアログ610には、設定可能なセルフタイマーの種別を表す表示アイテム(以下、アイコン)が複数表示(一覧表示)される。ダイアログ610に一覧されたアイコンから任意のアイコンを選択することで、アイコンが表しているセルフタイマーの種別に設定することができる。セルフタイマーの種別には以下の種別がある。
・カスタムセルフ:シャッターボタン操作による撮影指示後、ユーザが予め任意に設定したタイマー時間が経過すると、ユーザが予め任意に設定した枚数の撮影が自動的に行われるセルフタイマー撮影である。アイコン601がカスタムセルフを表すアイコンである。
・顔セルフタイマー:シャッターボタン操作時に顔検出できていた人数を記憶しておき、撮影指示の後に顔検出できた人数が増えると、ユーザが予め任意に設定した枚数の撮影が自動的に行われるセルフタイマー撮影である。アイコン602が顔セルフタイマーを表すアイコンである。
・2秒セルフ:シャッターボタン操作による撮影指示後、2秒が経過すると、1枚の撮影が自動的に行われるセルフタイマー撮影である。アイコン603が2秒セルフを表すアイコンである。
・10秒セルフ:シャッターボタン操作による撮影指示後、10秒が経過すると、1枚の撮影が自動的に行われるセルフタイマー撮影である。アイコン604が10秒セルフを表すアイコンである。
なお、アイコン605はどの種別のセルフタイマー撮影も行わないように設定するためのアイコンである。図6は、カスタムセルフに設定されている例である。そのため、ダイアログ610に表示されているアイコンのうち、カスタムセルフを表すアイコン601が強調表示され、カーソルがあたって選択状態となっていることを示している。このカーソルは操作部70に含まれる上ボタンあるいは下ボタン、またはホイール73への操作によって移動することができ、ユーザ任意のアイコンを選択することができる。
ダイアログ608には、ダイアログ610で選択されているアイコンが大きく表示されている。ダイアログ609には、ダイアログ610で選択されているアイコンが表すセルフタイマーの種別がどのようなものなのかを説明するガイダンス表示である。このダイアログ608、609の表示によって現在設定されているセルフタイマーの種別を撮影者に分かりやすく示している。
ダイアログ620には、現在設定されているセルフタイマーの種別において、さらに詳細にどのような設定となっているかが表示される。秒数表示606には、現在設定されているタイマー時間(この表示例では10秒)、枚数表示607には現在設定されている枚数(この表示例では3枚)が表示されている。図6の例では、シャッターボタン操作による撮影指示後、ユーザが予め任意に設定したタイマー時間である10秒が経過すると、ユーザが予め任意に設定した枚数である3枚の撮影が自動的に行われることを表している。なお、秒数表示606と枚数表示607は、後述する図5のステップS504の処理にて表示される。このように、セルフタイマーの種別を選択する画面で、選択中の種別では現在どのような詳細設定になっているかを同時に確認することができる。したがって撮影者は、選択中の種別のセルフタイマー撮影でどのような撮影が行われるかを容易に確認することができ、また、選択中の種別のセルフタイマーの詳細設定について変更すべきかどうかの判断が容易に行える。
ダイアログ630は、操作部70に含まれるメニューボタンを押下すると更に詳細な設定が行えることを示してる。メニューボタンを押下することによって行える詳細設定については、図7の表示例を用いて、図9で後述する。
ダイアログ610、608、609、620、630は全てスルー表示に重畳して表示されており、撮影者はセルフタイマー設定処理の最中でもスルー表示を見ることができる。そのため、セルフタイマー設定処理の最中にシャッターチャンスが来ても、撮影者はタイミングを逃すことなく撮影することが可能である。
図5のステップS502で、図6のような表示を行うと、続くステップS503では、設定されているセルフタイマーの種別が、任意に設定できるタイマー時間あるいは枚数の項目がある種別であるか否かを判定する。カスタムセルフであればタイマー時間、枚数ともにユーザが任意に設定可能なので、判定は真となる。顔セルフタイマーであれば枚数のみユーザが任意に設定可能なので判定は真となる。その他の種別については、タイマー時間、枚数ともにユーザによる設定はできないので、判定は偽となる。ステップS503で判定が真となるとステップS504へ進み、図6のダイアログ620内の秒数表示606と枚数表示607に、現在の設定値を表示し、ステップS505へ進む。一方、ステップS503で判定が偽となるとステップS505へ進む。
ステップS505では、セルフタイマー設定用のタイマーを開始する。これは、所定時間特定の操作もなければ、セルフタイマー設定処理を自動的に終了するためのタイマーである。これにより、特別な操作をしなくてもセルフタイマー撮影に係る設定を確定し、セルフタイマー設定用の表示を終了して元の表示に戻ることができるので、操作手順を減らすことができる。
ステップS506では、ダイアログ610で、現在選択されているアイコンの一つ前のアイコンを選択する操作があったか否か(カーソルを一つ前のアイコンに移動する操作があったか否か)を判定する(選択受付)。この操作は、操作部70に含まれる上ボタンの押下、左ボタン押下、ホイール73を反時計回りに回す操作のいずれかによって行われる。ステップS506で1つ前のアイコンを選択する操作があったと判定するとステップS507へ進み、ステップS505で開始したセルフタイマー設定用のタイマーをキャンセルする(停止して計時をクリアする)。そして、ステップS508でダイアログ610上で操作に応じたアイコンを選択状態とし、選択されたアイコンが表すセルフタイマーの種別に設定を更新する。設定の更新では、実際にデジタルカメラ100の設定を選択されたアイコンが表すセルフタイマーの種別に設定し、システムメモリ52に更新された設定を記憶する。また、設定に合わせてダイアログ610、608、609、620、630の表示を更新する。設定を更新するとステップS503に処理を戻す。その後ステップS505で再びセルフタイマー設定用のタイマーを開始する。一方、ステップS506で1つ前のアイコンを選択する操作がなかったと判定するとステップS509へ進む。
ステップS509では、ダイアログ610で、現在選択されているアイコンの一つ次のアイコンを選択する操作があったか否か(カーソルを一つ次のアイコンに移動する操作があったか否か)を判定する(選択受付)。この操作は、操作部70に含まれる下ボタンの押下、右ボタン押下、ホイール73を時計回りに回す操作のいずれかによって行われる。ステップS509で1つ前のアイコンを選択する操作があったと判定するとステップS510、ステップS511へと進む。ステップS510、S510の処理は前述したステップS507、S508の処理と同様なので説明を省略する。
ステップS512では、操作部70に含まれるメニューボタンを押下する操作(選択されているアイコンが表す種別のセルフタイマーの詳細設定の開始指示)があったか否かを判定する。メニューボタンが押下されたと判定するとステップS513へ進み、メニューボタンが押下されていないと判定するとステップS516へ進む。
ステップS513では、設定されているセルフタイマーの種別が、任意に設定できるタイマー時間あるいは枚数の項目がある種別であるか否かを判定する。この判定は前述したステップS503の判定と同様の判定である。ステップS513で判定が真となるとステップS514へ進み(第2の指示受付)、ステップS513で判定が偽となるとステップS516へ進む。
ステップS514では、ステップS505で開始したセルフタイマー設定用のタイマーをキャンセルする(停止して計時をクリアする)。続いてステップS515へ進み、詳細設定モード処理を行って、選択されている種別のセルフタイマーに係る詳細な設定を行う。詳細設定モード処理の詳細については図9を用いて後述する。詳細設定モードを終了するとステップS519へ進む。
一方、ステップS516では、第1シャッタースイッチ信号SW1がONになったか否か、すなわちシャッターボタン61に半押し操作があったか否かを判定する(撮影準備指示受付)。第1シャッタースイッチ信号SW1がONであればステップS519へ進み、OFFであればステップS517へ進む。なお、ステップS516で第1シャッタースイッチ信号SW1がONであればステップS519でセルフタイマー設定用の表示を終了した後、そのまま図4のステップS410で真の判定となり、ステップS411の撮影準備動作が行われる。
ステップS517では、操作部70に含まれるSETボタンが押下されたか否かを判定する(第1の終了受付)。SETボタンが押下された(第1の終了操作があった)と判定するとステップS519へ進み、押下されていないと判定するとステップS518へ進む。
ステップS518では、ステップS505で開始したセルフタイマー設定用のタイマーが完了したか否かを判定する。この判定はすなわち、ステップS505でタイマーを開始してから所定時間が経過してもセルフタイマーの設定に係る特定の操作がなかったか否かの判定である。タイマーが完了していなければステップS506へ戻り処理を繰り返す。タイマーが完了したと判定するとステップS519へ進む。
ステップS519では、セルフタイマー設定用の表示を終了する。具体的には、ダイアログ610、608、609、620、630の表示を消し、セルフタイマー設定処理に入る前の表示状態に戻す。ただしこの際、セルフタイマー設定処理に入る前に比べて、設定されたセルフタイマーの種別に変更があった場合には、スルー表示に重畳して表示される現在の撮影設定を表すアイコン等は更新される。ステップS519の処理を終えるとセルフタイマー設定処理を終了する。
このように、本願発明のセルフタイマー設定処理は、シャッターボタン61の半押し操作、SETボタン押下によってユーザ任意に終了することもできるし、セルフタイマー設定用タイマーによって自動的に終了することもできる。
なお、デジタルカメラ100は、ディスプレイオフのためのタイマーとオートパワーオフためのタイマーをセルフタイマー設定用のタイマーとは別途計時しているものとする。ディスプレイオフとは、省電を目的として、所定時間なんの操作もない場合に表示部28の表示をOFFとする機能である。ディスプレイオフによって表示部28がOFFとなった状態でなんらかの操作があると、表示部28の表示は再びONとなり、OFFとなる前の続きで表示が再開される。オートパワーオフとは、省電を目的として、ディスプレイオフの所定時間よりも更に長い所定時間なんの操作もない場合に、デジタルカメラ100の電源をOFFとする機能である。ディスプレイオフによって電源がOFFになると、再び電源スイッチ72等によって電源をONとする操作が無い限り、電源はOFFとなったままである。
[詳細設定モード処理について]
図9は詳細設定モード処理のフローチャートであり、図5のステップS515の処理の詳細である。この詳細設定モード処理における各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
詳細設定モード処理を開始すると、ステップS901で、表示部28に詳細設定画面を表示する(詳細設定表示制御)。
図7に詳細設定画面の表示例を示す。表示部28には、スルー表示に重畳して、図6で説明したダイアログ608、620と同じダイアログが表示される。詳細設定モードではセルフタイマーの種別の変更はできないので、ダイアログ610は表示しない。SETボタンの押下で設定を確定して詳細設定モードを抜けることが可能なことを示すガイダンス701も表示される。また、詳細設定モードにおいて(詳細設定表示中に)、カスタムセルフではタイマー時間と撮影枚数が任意に設定できるため、ダイアログ620上で秒数表示606と枚数表示607が任意に設定可能であることが識別可能な表示形態となる。また顔セルフタイマーでは撮影枚数が任意に設定できるため、ダイアログ620上で枚数表示607が任意に設定可能であることが識別可能な表示形態となる。図7はカスタムセルフの場合で、秒数表示606は右ボタンまたは左ボタンの操作で任意に変更可能であることが分かるように矢印のアイコンが表示されている。また、枚数表示607にも、図6の時とは異なるハイライト表示がなされており、設定が変更可能であることが識別可能に表示されている。なお、図9のステップS902で後述するように、この画面が表示されている最中にメニューボタンが押下されると、図5で前述したセルフタイマー設定処理に戻ることもできるので、その旨をガイダンスする表示を追加してもよい。
なお、図8に示すとおり、図6と図7の画面では、ダイアログ608,620の表示部28上での位置を動かさずに表示している。詳細設定モードで行える設定は、撮影待機中にメニューボタンを押下することで画面が切り替わって表示されるメニュー画面からも行える。しかしメニュー画面からの設定画面は図6とはレイアウトが異なっており、図6との関係性が分かりにくいために、ユーザにとって分かり難い操作となる可能性がある。しかし、本発明によればユーザは図6の状態から図7の状態へ遷移しても視線をあまり動かさずに、設定している詳細設定項目が図6において何にあたるのかを把握しながらセルフタイマーに係る詳細設定が可能となる。
図9のステップS901で詳細設定画面を表示すると、続いてユーザからの詳細設定操作を受け付ける。
ステップS902では、操作部70に含まれるメニューボタンが押下されたか否かを判定する。メニューボタンが押下されたと判定するとステップS903へ進み、詳細設定モードを終了して図5で前述したセルフタイマー設定処理のステップS501へ進む。このように、セルフタイマー設定処理と詳細設定モード処理との切り替えが可能である。例えば、カスタムセルフの詳細設定中に、セルフタイマーの種別を顔セルフタイマーに変更したい場合にはメニューボタンを押下してセルフタイマー設定処理に戻れば良い。ステップS902でメニューボタンが押下されていないと判定するとステップS904へ進む。
ステップS904では、操作部70に含まれる上ボタンあるいは下ボタンが押下されたか否かを判定する。押下されたと判定するとステップS905へ進み、現在設定している詳細項目を切替える(タイマー時間を設定するのか撮影枚数を設定するのかを変更する)。変更に応じて図7の秒数表示606と枚数表示607の表示形態が切り替わり、設定されるほうの項目に矢印アイコンが付され、他方の項目がハイライト表示となる。切替えるとステップS902へ処理を戻す。一方、ステップS904で上ボタンあるいは下ボタンの押下がなかったと判定するとステップS906へ進む。
ステップS906では、操作部70に含まれる右ボタンあるいは左ボタンが押下されたか否かを判定する(詳細設定操作受付)。押下されたと判定するとステップS907へ進み、押下されたボタンに応じて設定値を更新する。すなわち、現在設定している詳細項目がタイマー時間であれば、右ボタンの押下に応じてタイマー時間を増やし(例えば10秒から11秒に増やす)、左ボタンの押下に応じてタイマー時間を減らす。増減したタイマー時間に合わせて秒数表示606を更新する。同様に、現在設定している詳細項目が撮影枚数であれば、右ボタンあるいは左ボタンの押下に応じて撮影枚数を増減し、合わせて枚数表示607を更新する。ステップS907の処理を終えるとステップS902へ処理を戻す。一方、ステップS906で右ボタンあるいは左ボタンの押下がなかったと判定するとステップS908へ進む。
ステップS908では、第1シャッタースイッチ信号SW1がONになったか否か、すなわちシャッターボタン61に半押し操作があったか否かを判定する(撮影準備指示受付)。第1シャッタースイッチ信号SW1がONであればステップS910へ進み、OFFであればステップS909へ進む。なお、ステップS908で第1シャッタースイッチ信号SW1がONであればステップS910で詳細設定画面の表示を終了した後、そのまま図4のステップS410で真の判定となり、ステップS411の撮影準備動作が行われる。
ステップS909では、操作部70に含まれるSETボタンが押下されたか否かを判定する(第2の終了受付)。SETボタンが押下された(第2の終了操作があった)と判定するとステップS910へ進み、押下されていないと判定するとステップS902に戻り処理を繰り返す。
ステップS910では、詳細設定画面の表示を終了し、詳細設定モード処理を終了する。
この詳細設定モードでは、図5のセルフタイマー設定処理のように、自動的に詳細設定モードを終了するためのタイマーはない(ディスプレイオフ、オートパワーオフのためのタイマーは除く)。詳細設定モードに遷移する直前の図5のステップS514では、セルフタイマー設定用のタイマーをキャンセルしており、撮影者は、時間に制限されることなくじっくりと詳細設定を行うことができる。また、詳細設定画面はスルー表示に重畳して表示されている。さらに、第1シャッタースイッチ信号SW1が押下されると即座に詳細設定処理を抜けて撮影準備動作を行うことができる。そのため、詳細設定モード処理中にも、撮影者はスルー表示で被写体を常時確認でき、とっさのシャターチャンスも逃すことなく撮影することができる。
[撮影設定処理について]
図10は撮影設定処理のフローチャートであり、図4のステップS408の処理の詳細である。この撮影設定処理における各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56等に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。
撮影設定処理では、図4のステップS407で受け付けた操作に応じて各種の設定を行う。
すなわち、上ボタンが押下された場合(ステップS1001)、ISO感度の切り替えを行う(ステップS1002)。右ボタンが押下された場合(ステップS1003)、ストロボ設定の切り替えを行う(ステップS1004)。左ボタンが押下された場合(ステップS1005)、マクロの切り替えを行う(ステップS1006)。
ディスプレイボタンが押下された場合(ステップS1007)、表示部28に表示している様々な情報表示の形態を切り替える(ステップS1008)。メニューボタンが押下された場合(ステップS1009)、カメラ100の様々な設定を行うための設定画面(メニュー画面)へと遷移し、再度メニューボタンを押下することにより元の状態へと戻る(ステップS1010)。メニュー画面から設定できるものとしては例えば、分類情報の自動付与入/切設定がある。分類情報の自動付与入/切設定は、シーンモードならびに被写体条件により分類情報を自動付与するか否かのフラグであり、設定値(フラグのON/OFF値)はシステムメモリ52において保持される。このように分類情報の自動付与入/切設定を持たせることで、ユーザによって意図しない分類情報が付与されることを時々に応じて防止することが可能となる。また、図9で前述したセルフタイマーの詳細設定モードで設定可能な項目について、このメニュー画面のうちいくらか下階層で設定することもできる。
SETボタンが押下された場合(ステップS1011)、何も動作を行わない(ステップS21012)。
モード切替スイッチ60が操作された場合(ステップS1013)、撮影モードを変更する(ステップS1014)。
ズーム操作部が操作された場合(ステップS1015)、光学ズームあるいは電子ズームを行い、画角を切り替える(ステップS1016)。電源スイッチ72が押下された場合(ステップS1017)、全ての処理を終了し、電源がOFFとなり(ステップS1018)、本フローも終了となる。
その他、この撮影設定に関する処理、機能はここに挙げた限りではなく、また操作部材に対する機能の配置や操作方法の方法もここに挙げた限りではない。
以上説明したように、本発明によれば、撮像時のスルー表示中に撮影条件の簡易な設定を、タイマーを用いた自動終了等により簡便に行える。さらに、スルー表示を終了することなく、簡易な設定の表示から、選択中の簡易な設定に係る詳細設定のための表示に直接移行可能である。すなわち、簡易な設定と詳細な設定とをそれぞれ操作しやすい分かり易いユーザーインターフェースを提供することができる。撮影条件の設定の詳細さに応じてタイマーを使い分けていることで、簡易な設定ではタイマーで設定を自動的に終了できるため、終了のための特別な操作の必要がなく、簡単な操作方法となっている。一方、詳細な設定ではタイマによる自動終了がないため、時間をかけてじっくりと設定を行うことができる。いずれの場合においても、スルー表示を確認しながら行え、第2シャッタースイッチ信号SW2をONにすれば(シャッターボタン61を全押し操作すれば)即座に現在の設定で撮影が行える。そのため、撮影条件の設定中であってもとっさのシャッターチャンスに対応することができる。
なお、本実施の形態では撮影条件の設定として、セルフタイマーの設定について説明したが、本発明は他の撮影条件の設定についても適用可能である。
例えば、図10のステップS1003で右ボタンの操作を受け付けると、タイマーをスタートしてストロボ切替え用のダイアログ表示を、スルー表示に重畳して行う。ここでストロボの常時ON、OFF、オートの切替え操作が所定時間なければダイアログ表示は終了する。また、ダイアログ表示中に、ストロボの常時ONあるいはオートが選択されていた場合には、詳細設定モードに遷移することが可能である。詳細設定モードに以降する指示があるとタイマーを停止し、詳細設定画面をスルー表示に重畳して表示する。詳細設定画面では、発光量やスローシンクロ設定、赤目自動緩和設定等の詳細設定を行うことができる。また、図10のステップS1007でディスプレイボタンが押下されると行える撮影情報表示の表示/非表示設定と、詳細設定としてのヒストグラム表示やグリッドライン表示、3:2ガイド表示等の切り替えにも適用可能である。
表示形態についても、設定に係る表示(設定画面)をスルー表示に重畳させる表示方法で説明したが、スルー表示中の表示であればよく、スルー表示を縮小して表示し、設定画面とスルー表示を分離して表示する方法にも適用可能である。また、設定画面を第一の表示装置に表示し、スルー表示を第二の表示装置に表示する方法にも適用可能である。
以上、デジタルカメラにより本発明を説明したが、本発明の適用はこれに限られるものではなく、デジタルカメラと接続し、デジタルカメラをリモートコントロールするパーソナルコンピュータ等にも適用可能である。パーソナルコンピュータのディスプレイにはデジタルカメラが撮像した画像が随時送信され、スルー表示と同等のリアルタイム画像の表示、いわゆるライブビュー表示が可能である。このライブビュー表示に重畳して上述のセルフタイマー設定用表示を行うことができ、パーソナルコンピュータへの操作にもとづいて上述の各種操作を行い、接続されているデジタルカメラの設定を行うことができる。また、撮像手段を有する携帯電話や携帯端末、電子機器等、画像が撮像可能な装置であれば適用が可能である。
上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等が考えられる。また、光/光磁気、不揮発性の半導体メモリでもよい。
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、次のような方法が考えられる。すなわち、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくはプログラムデータファイルを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードするような方法である。
ここで、プログラムデータファイルは、本発明を形成するコンピュータプログラムを圧縮され自動インストール機能を含むファイル等も含む。
この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
また、上述の実施形態の機能を実現するプログラムを暗号化し記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、ネットワークを介してダウンロードさせることによって供給するような方法も考えられる。その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて本発明を実現することも可能である。
コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納される場合にも本発明に含まれる。また、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明の撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外観図である。 本実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 デジタルカメラ100の全体的な動作のフローチャートである。 デジタルカメラ100の静止画記録モードのフローチャートである。 デジタルカメラ100のセルフタイマー設定処理のフローチャートである。 セルフタイマー設定処理におけるセルフタイマー設定用のダイアログ表示の表示例である。 詳細設定モード処理における詳細設定画面の表示例である。 詳細設定画面とセルフタイマー設定用のダイアログ表示の関係を説明する図である。 デジタルカメラ100の詳細設定モード処理のフローチャートである。 デジタルカメラ100の撮影設定処理のフローチャートである。
22 撮像部
28 表示部
32 メモリ
50 システム制御部
52 システムメモリ
70 操作部
100 デジタルカメラ

Claims (9)

  1. 撮像部で撮像された画像を表示部に逐次表示するスルー表示を行うよう制御する画像表示制御手段と、
    第1の操作手段と、
    第2の操作手段と、
    前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記スルー表示中に、撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更可能な特定の種別のセルフタイマー撮影を含む複数の種別のセルフタイマー撮影のそれぞれに対応する表示アイテムを複数表示するよう制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示すると、前記表示アイテムを自動的に非表示とするまでの所定時間の計時を開始するタイマー手段と、
    前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示している際に前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記タイマー手段での前記所定時間の計時を改めて行うようとともに、複数の前記表示アイテムのうち選択される表示アイテムを切り替え、切り替え後の表示アイテムに対応する種別のセルフタイマー撮影に設定し、
    前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示している際に表示アイテムの選択を変更する操作がなく前記タイマー手段で所定時間の経過を計時すると複数の前記表示アイテムを非表示にし、
    前記表示制御手段で複数の前記表示アイテムを表示した状態で、前記特定の種別のセルフタイマー撮影に設定するための表示アイテムが選択されると、該特定の種別のセルフタイマー撮影において現在設定されている撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方をスルー表示とともに表示するように制御し、
    前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記表示部に表示されるメニュー画面の下階層において、前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方が変更された場合に、変更された撮影枚数またはタイマー時間を前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間として設定し、
    前記特定の種別のセルフタイマー撮影に設定するための表示アイテムが選択されている際に前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記メニュー画面は表示させずに、前記タイマー手段による計時を停止し、前記スルー表示中に、撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更するための詳細設定表示を行い、該詳細設定表示がされている際のユーザー操作に応じて前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更するよう制御する制御手段と、
    シャッター操作部への操作に応じて、前記制御手段の制御に基づいて設定された種別のセルフタイマー撮影を開始する撮影処理手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記詳細設定表示の前に前記特定の種別のセルフタイマー撮影に設定するための表示アイテムを選択した状態で複数の前記表示アイテムを表示している状態と、前記詳細設定表示とにおいて、前記特定の種別のセルフタイマー撮影において現在設定されている撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を、前記表示部上の同じ位置に表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 撮影準備指示を受け付ける撮影準備指示受付手段をさらに有し、
    前記撮影準備指示を受け付けると前記表示制御手段は複数の前記表示アイテムの表示を終了し、前記制御手段は前記詳細設定表示を終了するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 複数の前記表示アイテムの表示を終了させるための第1の終了操作を受け付ける第1の終了受付手段を更に有し、
    前記第1の終了受付手段によって前記第1の終了操作を受け付けると、前記表示制御手段は複数の前記表示アイテムの表示を終了するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記詳細設定表示を終了させるための第2の終了操作を受け付ける第2の終了受付手段を更に有し、
    前記第2の終了受付手段によって前記第2の終了操作を受け付けると、前記制御手段は前記詳細設定表示を終了するよう制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記詳細設定表示を終了し、前記表示制御手段による表示に戻すよう指示する指示手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 第1の操作手段と第2の操作手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    撮像部で撮像された画像を表示部に逐次表示するスルー表示を行うよう制御する画像表示制御ステップと、前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記スルー表示中に、撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更可能な特定の種別のセルフタイマー撮影を含む複数の種別のセルフタイマー撮影のそれぞれに対応する表示アイテムを複数表示するよう制御する表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップで複数の前記表示アイテムを表示すると、前記表示アイテムを自動的に非表示とするまでの所定時間の計時を開始するタイマーステップと、前記表示制御ステップで複数の前記表示アイテムを表示している際に前記第1の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記タイマーステップでの前記所定時間の計時を改めて行うようとともに、複数の前記表示アイテムのうち選択される表示アイテムを切り替え、切り替え後の表示アイテムに対応する種別のセルフタイマー撮影に設定し、前記表示制御ステップで複数の前記表示アイテムを表示している際に表示アイテムの選択を変更する操作がなく前記タイマーステップで所定時間の経過を計時すると複数の前記表示アイテムを非表示にし、
    前記表示制御ステップで複数の前記表示アイテムを表示した状態で、前記特定の種別のセルフタイマー撮影に設定するための表示アイテムが選択されると、該特定の種別のセルフタイマー撮影において現在設定されている撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方をスルー表示とともに表示するように制御し、
    前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて前記表示部に表示されるメニュー画面の下階層において、前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方が変更された場合に、変更された撮影枚数またはタイマー時間を前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間として設定し、
    前記特定の種別のセルフタイマー撮影に設定するための表示アイテムが選択されている際に前記第2の操作手段に対する操作が行われたことに応じて、前記タイマーステップによる計時を停止し、前記スルー表示中に、撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更するための詳細設定表示を行い、該詳細設定表示がされている際のユーザー操作に応じて前記特定の種別のセルフタイマー撮影における撮影枚数またはタイマー時間の少なくとも一方を変更するよう制御する制御ステップと、
    シャッター操作部への操作に応じて、前記制御ステップの制御に基づいて設定された種別のセルフタイマー撮影を開始する撮影処理ステップと、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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