JP4503864B2 - 単水栓 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は単水栓に関し、詳しくは全体として袋状を成して内部に通水路を形成する本体ボデーの形態に特徴と有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
内部に弁体を収容し、その弁体による通水路の開閉によって吐水口からの吐水と止水とを行う水栓にあっては、従来その通水路を内部に形成する本体ボデーが全体として袋状を成している。
図3はその代表的な例としての単水栓を示したもので、図中200は全体として袋状を成す本体ボデーを示している。
本体ボデー200には、先端に吐水口202を有する吐水管204が一体に構成されている。
更にまたこの本体ボデー200には、図中下向きに突き出す形態で、配管との接続用の接続管部206が一体に構成されている。
【0003】
本体ボデー200には段付面208が形成されていて、この段付面208と、接続管部206の外周面の雄ねじに螺合された固定ナット210とにより、三角パッキン212を介してカウンター等取付基体を上下に挟み込む状態に、本体ボデー200がその取付基体に固定される。
【0004】
214は本体ボデー200内部に設けられた弁体で、この弁体214が本体ボデー200内部に一体に形成された弁座216から離間し又は弁座216に着座することによって、本体ボデー200内部に形成された通水路218が開放され又は遮断される。これにより吐水口202からの吐水と止水とが行われる。
尚220はスピンドルであり、222はそのスピンドル220を回転させて弁体214を操作するハンドルである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
同図に示しているように本体ボデー200は全体として袋状を成していることから、従来かかる本体ボデー200は吐水管204,接続管部206とともに一体の金属製の鋳物で構成されていた。
しかしながら本体ボデー200を吐水管204及び接続管部206と一体の鋳物品となした場合、必然的にコストが高くなってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の単水栓はこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、(イ)全体として袋状を成して内部に通水路を形成する本体ボデーと、(ロ)該本体ボデー内部に設けられ、弁座から離間し又は該弁座に着座して該通水路を開閉する弁体と、(ハ)先端の吐水口より吐水を行う吐水管とを備えた単水栓において、前記本体ボデーの前記弁座及び弁座より上流側の1次側部分と、下流側の2次側部分とを別体の部材にて構成してあり、前記2次側部分には前記吐水管が一体に構成してあるとともに、前記1次側部分が内筒、前記2次側部分が外筒としてそれぞれ構成してあり、且つ該内筒には径方向外方に突出するフランジ部が一体に設けてあって、該フランジ部の下面が取付基体に着座する段付面とされ、該外筒は該内筒に外嵌状態に嵌合しており、該外筒が前記取付基体の取付面の位置まで延びて前記フランジ部を覆っていることを特徴とする。
【0007】
請求項2のものは、請求項1において、前記2次側部分が樹脂製となしてあることを特徴とする。
【0008】
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記1次側部分が配管との接続用の接続管部と一体に構成してあることを特徴とする。
【0009】
【作用及び発明の効果】
上記のように本発明は、本体ボデーの弁座及び弁座より上流側の1次側部分と、下流側の2次側部分とを別体の部材にて構成したもので、このようにすることで、袋状を成す本体ボデーのうち2次側部分を樹脂製となすことができる(請求項2)。
これにより単水栓のコストを低廉化することができる。
【0010】
また本発明は、吐水管を本体ボデーの2次側部分と一体構成となしておくもので、2次側部分を請求項2に従い樹脂製とする場合には、吐水管も樹脂製とすることとなる。
尚、本発明では本体ボデーにおける1次側部分をも樹脂製となしておくことができる。
【0011】
上記1次側部分には配管との接続用の接続管部を一体に構成しておくことができる(請求項3)。
【0012】
【実施例】
次に本発明を単水栓に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は全体として袋状を成して内部に通水路12を形成する本体ボデーで、14はこの本体ボデー10から延び出した吐水管である。吐水管14は先端に吐水口16を有しており、通水路12を通じて供給された水が、この吐水口16から吐水される。
【0013】
本体ボデー10からは、図中下向きに配管との接続用の接続管部18が突き出している。
接続管部18の外周面には雄ねじが形成してあり、そこに固定ナット20が螺合されている。
本体ボデー10には段付面22が形成してあり、この段付面22と固定ナット20とにより、カウンター等取付基体26を上下両側から三角パッキン24を介して挟み込むようにして、単水栓がかかる取付基体26に固定される。
【0014】
28は、本体ボデー10の内部に形成された弁座30から離間し又は弁座30に着座することによって通水路12を開閉する弁体で、31はスピンドル、32は止ねじ34にてスピンドル31と一体回転状態に固定されたハンドルである。
スピンドル31には大径部36が設けられていて、その外周面に雄ねじ38が形成され、この雄ねじ38が本体ボデー10の上端部内周面に形成された雌ねじ40に螺合されている。
【0015】
而してこの単水栓の場合、弁体28が開弁している状態でハンドル32を回転操作すると、これと一体に回転するスピンドル31が雄ねじ38と雌ねじ40とのねじ送り作用で図中下向きに押し出され、弁体28を弁座30に押し付ける。
また一方逆方向にハンドル32を回転操作すると、上記と逆向きのねじ送り作用でスピンドル31が上向きに引き上げられ、弁体28が給水圧の作用で開弁動作する。
【0016】
本例では、本体ボデー10が内筒42と外筒44との別体の部材により構成されている。即ち弁座30及びそれより上流側の1次側部分が内筒42として、また下流側の2次側部分が外筒44として構成されている。
ここで外筒44は取付基体26の取付面の位置まで延びており、同部分が内筒42に外嵌してこれをカバーしている。
本例において、外筒44は吐水管14と一体構成とされており且つそれら全体が樹脂製とされている。
【0017】
一方内筒42には、図2にも示しているように上記弁座30と雌ねじ40とが設けられており、そしてそれらの間の位置において開口46が形成されている。
通水路12を通じて弁座30の上流側から流通して来た水は、この開口46から吐水管14へと流れ込み、先端の吐水口16から吐水される。
【0018】
図2に示しているように、この内筒42には径方向外方に突出するフランジ部48が設けられており、そのフランジ部48の下面が上記段付面22とされていて、この段付面22が取付基体26の上面に着座するようになっている。
本例において、内筒42には上記接続管部18が一体に構成されている。
ここで内筒42及び接続管部18は、金属の切削加工品にて構成することができる。或いはまたこれを樹脂にて構成することもできる。
【0019】
本例によれば、本体ボデー10の1次側部分である内筒42と、2次側部分である外筒44とを別体の部材にて構成し、本体ボデー10のうち外筒44を吐水管14とともに樹脂製となしていることから、水栓のコストを低廉化することができる。
【0020】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である単水栓を示す図である。
【図2】 図1の単水栓を各部材に分解して示す図である。
【図3】 従来の単水栓を示す図である。
【符号の説明】
10 本体ボデー
12 通水路
14 吐水管
16 吐水口
18 接続管部
28 弁体
30 弁座
42 内筒(1次側部分)
44 外筒(2次側部分)
Claims (3)
- (イ)全体として袋状を成して内部に通水路を形成する本体ボデーと、(ロ)該本体ボデー内部に設けられ、弁座から離間し又は該弁座に着座して該通水路を開閉する弁体と、(ハ)先端の吐水口より吐水を行う吐水管とを備えた単水栓において、
前記本体ボデーの前記弁座及び弁座より上流側の1次側部分と、下流側の2次側部分とを別体の部材にて構成してあり、
前記2次側部分には前記吐水管が一体に構成してあるとともに、
前記1次側部分が内筒、前記2次側部分が外筒としてそれぞれ構成してあり、且つ該内筒には径方向外方に突出するフランジ部が一体に設けてあって、該フランジ部の下面が取付基体に着座する段付面とされ、該外筒は該内筒に外嵌状態に嵌合しており、該外筒が前記取付基体の取付面の位置まで延びて前記フランジ部を覆っていることを特徴とする単水栓。 - 請求項1において、前記2次側部分が樹脂製となしてあることを特徴とする単水栓。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記1次側部分が配管との接続用の接続管部と一体に構成してあることを特徴とする単水栓。
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