JP4503142B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、記憶内容の読み出しテストを比較的簡単に実行可能な半導体記憶装置に関し、特に電気的に書き込み/消去可能なフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、メモリの生産コストは、ウェハプロセス、アセンブリ、及びテストそれぞれに要するコストの総計となる。上記コストのうち、テスト(に要する)コストは、1台のテスタで単位時間当たり何個のチップをテストできるかに依存する。したがって、テストコストを下げてより安価なメモリを生産するためには、大容量化によってメモリの記憶容量が2〜4倍に増加しても、メモリの記憶容量の増加に対するテスト時間の長期化を最小限に抑えることが要求される。
【0003】
メモリのテスト時間を短縮するためには、
(1)書き込み、読み出し等の動作時間の高速化
(2)より不良検出能力の高いテストパターンの開発
(3)より高速に書き込み/読み出しを行うことのできるテストモード開発
が上げられる。
【0004】
(1)については、製品に対する高速化の要求が高まっているため、微細化によるトランジスタ性能の向上と負荷容量の低下により、テスト時間短縮のために格別の工夫をしなくとも比較的簡単に実現される傾向にある。
【0005】
(2)に関して、不良検出能力の高いテストパターンとして、様々なテストパターンが考えられているが、代表的なものにチェッカボードパターンがある。
【0006】
図95はチェッカボードパターンの例を示す説明図であり、図95は1ビット/セル(2値)のチェッカボードパターンを示している。
【0007】
図95に示すように、チェッカボードパターンCHK2は、隣り合うビット同士が常に“0”と“1”の関係になるようにした、繰り返し周期が2ビットのテストパターンであり、このチェッカボードパターンCHK2によってワード線のオープン(断線)及びショート、ビット線のオープン及びショート、フラッシュメモリに代表される不揮発性半導体記憶装置ならばフローティングゲート同士のショート不良を検出することができる。
【0008】
図96は2ビット/セル(4値)のチェッカボードパターンCHK4を示す説明図である。同図に示すように、図95で示したチェッカボードパターンCHK2を応用して、多値記憶である4値(2ビット/セル)に対応すべく、4ビットの繰り返し周期ごとに2ビットのビットパターンCHK4−A〜CHK4−Dが繰り返される。
【0009】
図97は3ビット/セル(8値)のチェッカボードパターンCHK8を示す説明図である。同図に示すように、多値記憶である8値(3ビット/セル)に対応すべく、8ビットの繰り返し周期ごとに3ビットのビットパターンが繰り返される。
【0010】
チェッカボードパターンCHK4及びチェッカボードパターンCHK8では、チェッカボードパターンCHK2の不良モード検出に加えて、同一ワード線及び同一ビット線内で全ての多値データの書き込み及び読み出しが可能か否かを検出することができる。
【0011】
(3)に関しても様々な方法が考えられているが、一般にテストモードをチップ内部に組み込むと、組み込んだ回路によってチップ面積が増大する傾向にあり、このとこはウェハプロセスに要するコストを増大させることになる。よってテストモードをチップ内に組み込む場合はトータルの生産コストが最小になるように留意する必要がある。
【0012】
次に、フラッシュメモリの製品動向、開発動向について述べる。
EPROM(電気的に書き込み可能な不揮発性半導体記憶装置)の代替としてコード記憶用から普及し始めたフラッシュメモリであるが、近年、コード記憶用フラッシュメモリよりも大容量なデータ記憶用フラッシュメモリが普及し始めている。このデータ記憶用フラッシュメモリは、ランダムに書き込み及び読み出しを行う場合は、コード記憶用フラッシュメモリより低速動作となってしまうが、シーケンシャルに書き込み及び読み出しを行う場合はコード記憶用フラッシュメモリよりも高速動作が可能な特徴を有している。このデータ記憶用フラッシュメモリは、加工パターンの微細化と、1メモリセルに多ビットのデータを記憶する多値化技術により、DRAMを上回る勢いで大容量化が進んでいる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
次に、フラッシュメモリに対するテスト時間について述べる。
コード記憶用フラッシュメモリでは、書き込みに対して遙かに読み出しが高速に行える構成であるため、全体のテスト時間に対する読み出しテストの時間はほとんど無視できるものであった。しかしながら、データ記憶用フラッシュメモリでは、コード記憶用フラッシュメモリよりも書き込みを高速化しており大容量であるため、読み出しテストに要する時間はテスト時間全体に対して無視できない時間となっている。
【0014】
例えば、256Mビットのフラッシュメモリでは、2Kバイトの書き込み/読み出し単位(以降、「セクタ」と称する。)が16K存在する構成、すなわち16Kセクタ構成となっている。セクタ毎の読み出しの頭出し(以降、「1stアクセス」と称する。)に約50μs、その後の1バイト毎のデータ転送に50ns要する。
【0015】
したがって、256Mビットのフラッシュメモリの全領域の読み出しテストを行うためには、約2.5s((50μs+50ns×2Kbyte)・16Ksector)必要となる。
【0016】
さらに、ウェハ状態のプロービング検査段階では、プローブ針の抵抗及び容量とプローブカードの抵抗及び容量のために、製品スペックの2ndアクセス50nsでの読み出しテストは困難であり、さらにテスト時間を要してしまう。
【0017】
フラッシュメモリでは、自動書き込み/消去機能を有したものが一般的になっている。この自動書き込み機能とはEEPROM内部の論理回路(以下、「制御回路」と称する。)に従い、書き込みパルス印加動作と、書き込みを行う対象メモリセルに所望のデータの書き込み(または消去)が行えたか否かを判定する動作(以下、「ベリファイ動作」と称する。)を繰り返し、対象メモリセルすべてが所望のデータを記憶していると判定された時点で、書き込みパルス印加動作とベリファイ動作の繰り返しを終了し、EEPROM外部に書き込み(または消去)が完了したことを知らせる信号を出力する機能である。
【0018】
「対象メモリセルすべての記憶内容が所望のデータであるか否か」を判定するために、全ラッチ判定回路(以下、「ALL判定回路」と称する。)が設けられる。ALL判定回路はメモリセルの読み出し結果を格納するために設けられたセンスラッチ群におけるセンスラッチの全てが“1”または“0”であることを判定する回路である。
【0019】
図98は従来のALL判定回路及びその周辺の概略を示すブロック図である。本明細書中ではメモリセルに“1”を書き込む場合を「書き込み」、“0”を書き込む場合を「消去」とする。また、図98において左側のメモリセル群31をLマット31、右側のメモリセル群32をRマット32と称して説明する。
【0020】
図98に示すように、Lマット31,Rマット32間にセンスラッチ群33が介挿され、センスラッチ群33はLマット31あるいはRマット32とセクタ単位でデータの授受を行う。センスラッチ群33のラッチデータはALL判定回路34に出力される。
【0021】
ALL判定回路34は、外部の制御用CPU35より制御信号LorR、0or1、ENABLEを受け、判定結果ALL34を制御用CPU35に出力する。LorRの“0”/“1”によってLマット31/Rマット32からの読み出しが指示され、0or1の“0”/“1”によって書き込みベリファイ/消去ベリファイが指示され、ENABLEの“0”/“1”によってALL判定回路34の非活性/活性が指示される。
【0022】
図99〜図102は従来のALL判定回路の動作原理を示す説明図である。ここでは、ALL判定回路がセンスラッチの全てが“0”であることを判定する機能を有しているとする。
【0023】
図99〜図102に示すように、Lマット31,Rマット32間にセンスラッチ群33が介挿され、センスラッチ群33の各ラッチL33のノードN11及びN12はそれぞれLマット31及びRマット32に1メモリセル単位で接続される。各ラッチL33のノードN11とノードN12とは論理的反転関係となるように構成される。なお、Lマット31を挟んでセンスラッチ群33と反対側にデータラッチ群36が設けられ、Rマット32を挟んでセンスラッチ群33と反対側にデータラッチ群37が設けられる。
【0024】
まず、初期設定としてENABLEを“1”にしてALL判定回路34を活性状態にする。
【0025】
そして、図99に示すように、Lマット31に対して書き込みベリファイを行うときは、LorR=“0”(L)、0or1=“1”に設定することにより、Lマット31から得られる読み出しデータがセンスラッチ群33の各ラッチL33にラッチされる。Lマット31に正常に“1”が書き込まれておれば、センスラッチ群33の全ラッチL33のノードN11が“1”、ノードN12が“0”となる。
【0026】
したがって、センスラッチ群33における全てのラッチL33のノードN12の状態(全て“0”であるか)をALL判定回路で判定(R側センスラッチ判定)することにより、Lマット書き込みベリファイを実行することができる。
【0027】
同様にして、図100に示すように、Lマット31に対して消去ベリファイを行うときは、LorR=“0”、0or1=“0”に設定して行う。Lマット31に正常に“0”が書き込まれておれば、センスラッチ群33の全ラッチL33のノードN11が“0”、ノードN12が“1”となる。
【0028】
したがって、センスラッチ群33における全てのラッチL33のノードN11の状態をALL判定回路で判定(L側センスラッチ判定)することにより、Lマット消去ベリファイを実行することができる。
【0029】
図101に示すように、Rマット32に対して書き込みベリファイを行うときは、LorR=“1”(R)、0or1=“1”に設定することにより、Rマット32から得られる読み出しデータがセンスラッチ群33の各ラッチL33にラッチされる。Rマット32に正常に“1”が書き込まれておれば、センスラッチ群33の全ラッチL33のノードN12が“1”、ノードN11が“0”となる。
【0030】
したがって、センスラッチ群33における全てのラッチL33のノードN11の状態をALL判定回路で判定(L側センスラッチ判定)することにより、Rマット書き込みベリファイを実行することができる。
【0031】
同様にして、図102に示すように、Rマット32に対して消去ベリファイを行うときは、LorR=“1”、0or1=“0”に設定して行える。Rマット32に正常に“0”が書き込まれておれば、センスラッチ群33の全ラッチL33のノードN12が“0”、ノードN11が“1”となる。
【0032】
したがって、センスラッチ群33における全てのラッチL33のノードN12の状態をALL判定回路で判定(R側センスラッチ判定)することにより、Rマット消去ベリファイを実行することができる。
【0033】
なお、ALL判定回路がR側及びL側センスラッチ判定のうち、いずれのセンスラッチ判定を行うかは、論理式{(LorR)XOR(0or1)}に基づき、“1”の場合にRラッチセンス判定、“0”の場合にL側センスラッチ判定を行うようにすればよい。
【0034】
このように、セクタ内の全メモリセルが“0”であるか否かを判定するALL判定回路の判定結果に基づくことにより、データの入出力ピンから各ビットの読み出しデータを出力することなく、書き込みベリファイ及び消去ベリファイ動作が実行できる。
【0035】
この場合、1セクタ辺り、通常の読み出しでは約150μs(50μs+50ns・2Kbyte)要していた時間を、50μs+α(α<1μs)で行うことができるため、読み出しテスト時間を約1/3に短縮することができる。
【0036】
しかしながら、この場合、セクタ内の書き込みデータは全て同一データであることが前提であるため、不良検出能力の高い、チェッカボードパターンCHK2,CHK4あるいはCHK8等のチェッカボードパターンによるテストの読み出しには使用てきないという問題点があった。
【0037】
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、回路面積を増大させず、比較的複雑なテストパターンによる高速な読み出しテストが実行可能な半導体記憶装置を得ることを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る請求項1記載の半導体記憶装置は、各々がN値(N≧2)の情報を記憶可能な複数のメモリセルと、テスト用読み出し動作時に、前記複数のメモリセルのうち所定数のメモリセルから所定数の読み出しデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記テスト用読み出し動作時に、前記所定数の読み出しデータをK個(K≧2)のグループに分類し、前記K個のグループそれぞれにおける前記読み出しデータが全て同一であるか否かに基づき判定結果を出力する判定手段とを備え、前記K個はN個を含み、前記複数のメモリセルは第1及び第2の方向によって規定されるマトリクス状に配置されたメモリセルを含み、前記所定数のメモリセルは前記第2の方向の位置が同一で、前記第1の方向にそって直列に配置されたメモリセルを含み、前記判定手段は、前記所定数のメモリセルが前記第2の方向に沿って前記N個間隔で同一のグループに分類されるように、前記所定数の読み出しデータを分類する。
【0040】
また、請求項2の発明は、請求項1記載の半導体記憶装置であって、前記N値は、2m(m≧1)値を含む。
【0041】
また、請求項3の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の半導体記憶装置であって、前記判定手段は、前記所定数の読み出しデータをセンスして記憶するセンス記憶手段と、前記センス記憶手段の記憶内容に基づき、前記K個のグループそれぞれにおける前記読み出しデータが全て同一であるか否かを判定して前記判定結果を出力する判定結果出力手段とを含む。
【0042】
また、請求項4の発明は、各々がN値(N≧2)の情報を記憶可能な複数のメモリセルと、テスト用読み出し動作時に、前記複数のメモリセルのうち所定数のメモリセルから所定数の読み出しデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記テスト用読み出し動作時に、前記所定数の読み出しデータをK個(K≧2)のグループに分類し、前記K個のグループそれぞれにおける前記読み出しデータが全て同一であるか否かに基づき判定結果を出力する判定手段とを備え、前記N値は3値以上の多値を含み、前記テスト用読み出し動作は読み出し条件が異なる第1〜第L(L≧2)の部分テスト用読み出し動作を含み、前記読み出しデータは第1〜第Lの1ビット読み出しデータを含み、前記データ読み出し手段は、前記第1〜第Lの部分テスト用読み出し動作実行時に前記所定数の前記第1〜第Lの1ビット読み出しデータをそれぞれ読み出し、前記判定結果は第1〜第Lの部分判定結果を含み、前記判定手段は、第i(i=1〜L)の前記部分テスト用読み出し動作時に、前記K個のグループそれぞれにおける第iの前記1ビット読み出しデータが全て同一であるか否かに基づき第iの前記部分判定結果を出力する。
【0043】
また、請求項5の発明は、各々がN値(N≧2)の情報を記憶可能な複数のメモリセルと、テスト用読み出し動作時に、前記複数のメモリセルのうち所定数のメモリセルから所定数の読み出しデータを読み出すデータ読み出し手段と、前記所定数の期待値データを記憶する期待値記憶手段と、前記テスト用読み出し動作時に、前記所定数の前記読み出しデータと前記所定数の前記期待値データとの比較結果に基づき判定結果を出力する判定手段とを備え、前記判定手段は、前記所定数の読み出しデータをセンスして記憶するセンス記憶手段と、前記センス記憶手段の記憶内容と前記で期待値記憶手段との記憶内容の比較結果に基づき、前記判定結果を出力する判定結果出力手段とを含み、前記N値は3値以上の多値を含み、前記テスト用読み出し動作は読み出し条件が異なる第1〜第L(L≧2)の部分テスト用読み出し動作を含み、前記読み出しデータは第1〜第Lの1ビット読み出しデータを含み、前記期待値データは第1〜第Lの1ビット期待値データを含み、前記データ読み出し手段は、前記第1〜第Lの部分テスト用読み出し動作実行毎に前記所定数の前記第1〜第Lの1ビット読み出しデータをそれぞれ読み出し、前記判定結果は第1〜第Lの部分判定結果を含み、前記判定手段は、第i(i=1〜L)の前記部分テスト用読み出し動作時に、前記所定数の第iの前記1ビット読み出しデータと前記所定数の前記第iの1ビット期待値データとの比較結果に基づき第iの前記部分判定結果を出力し、前記所定数の前記第2〜第Lの1ビット期待値データはそれぞれ、前記期待値記憶手段及び前記センス記憶手段それぞれの記憶内容に基づき前記所定数の前記第1〜第(L−1)の1ビット期待値データを変更して得られる。
【0046】
さらに、請求項6の発明は、請求項5記載の半導体記憶装置であって、前記期待値記憶手段は、前記複数のメモリセルと外部との間のデータ授受の際にデータを一時記憶するデータ記憶手段を含む。
【0047】
【発明の実施の形態】
<<実施の形態1>>
<全体構成>
図1はこの発明の実施の形態1であるフラッシュメモリの全体構成を示すブロック図である。なお、本発明では読み出し動作が特徴であるため、以下では読み出し動作に関連部分を中心に説明する。
【0048】
同図に示すように、メモリセルアレイ11,12間にYデコーダ・センスラッチ群3(以降、単に「センスラッチ群3」と称す。)が介挿される。メモリセルアレイ11,12はそれぞれマトリクス状に配置された、フラッシュメモリ構造の複数のメモリセルから構成される。
【0049】
メモリセルアレイ11に対しセンスラッチ群3と反対側の形成領域にYデコーダ・データラッチ群1(以降、単に「データラッチ群1」と称する。)が設けられ、メモリセルアレイ12に対しセンスラッチ群3と反対側の形成領域にYデコーダ・データラッチ群2(以降、単に「データラッチ群2」と称する。)が設けられる。
【0050】
メモリセルアレイ11,12はそれぞれX方向及びY方向で規定されるマトリクス状に配置された複数のメモリセルによって構成され、X方向に沿って複数のワード線が設けられ、Y方向に沿って複数のビット線が設けられる。
【0051】
メモリセルアレイ11及び12はそれぞれXデコーダ21及び22によってワード線の選択が行われ、選択されたワード線に接続されるセクタ単位のメモリセルとセンスラッチ群3との間でデータの授受が可能となる。なお、メモリセルアレイ11,12において選択されたセクタ単位のメモリセルはY方向の位置が同一でX方向に直列に接続された所定数のメモリセルとなる。
【0052】
センスラッチ群3はデータラッチ群1,2及びメモリセルアレイ11,12それぞれと間でデータの授受が可能である。したがって、センスラッチ群3は、読み出し時にメモリセルアレイ11あるいは12から選択されたセクタ単位のメモリセルから読み出しデータをセンスしてラッチし、データラッチ群1あるいはデータラッチ群2に転送することができる。なお、センスラッチ群3のYデコード機能は不良メモリ救済用にもたされているが、本発明との関連性は希薄であるため説明は省略する。
【0053】
データラッチ群1,2はそれぞれセンスラッチ群3との間でセクタ単位のデータの授受が可能であり、自身のYデコード結果に基づきラッチしたラッチデータを選択的に入出力バッファ8に出力したり、センスラッチ群3に出力したりする。したがって、データラッチ群1,2は、読み出し時にセンスラッチ群3から得たデータをYデコード結果に基づき選択的に入出力バッファ8に出力する。
【0054】
ALL判定回路5Aは、制御用CPU6の制御下で、センスラッチ群3のラッチデータに基づき、後に詳述するベリファイ判定処理を実行することによりベリファイ結果を得、その判定結果ALL5を制御用CPU6及び入出力バッファ8に出力する。
【0055】
Xデコーダ21,22はアドレスデコーダ9より得られるXアドレスのデコード結果に基づきメモリセルアレイ11,12からワード線を選択する。
【0056】
アドレスデコーダ9は入出力バッファ8を介して得られるアドレスをデコードしてXアドレスをXデコーダ21,22に出力し、Yアドレスをデータラッチ群1,2及びセンスラッチ群3内のYデコード部に出力する。
【0057】
コマンドデコーダ7は入出力バッファ8を介して得られるコマンドをデコードしてデコード結果を制御用CPU6に出力する。
【0058】
制御用CPU6はコマンドデコーダ7のデコード結果あるいはALL判定回路5Aの判定結果ALL5に基づき、Xデコーダ21,22、データラッチ群1,2、センスラッチ群3及びALL判定回路5Aを制御する。また、制御用CPU6は判定結果ALL5に基づく情報をステータスレジスタ16に格納し、入出力バッファ8を介して外部に出力することもできる。
【0059】
入出力バッファ8は外部入出力ピン群10との間でデータの授受を行い、外部入出力ピン群10にはチップイネーブル信号バーCE、ベリファイ動作等の完了の有無を示すREADY/BUSY信号、データ信号DATA、制御信号CMD等の授受を行う入出ピン等が含まれる。入出力バッファ8は判定結果ALL5を外部入出力ピン群10の一部を利用して外部に出力することもできる。
【0060】
<通常読み出し動作>
図1で示した実施の形態1のフラッシュメモリのメモリセルアレイ11,12内の複数のメモリセルはそれぞれ4値記憶が可能であり、3回の部分読み出し動作である第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3を実行することによって通常の読み出し動作が実行される。
【0061】
図2は実施の形態1のフラッシュメモリの読み出し方法を示す説明図である。同図に示すように、第1の読み出しREAD1ではワード線電圧VWLを3.0Vにしてワード線の選択を行い、第2の読み出しREAD2ではワード線電圧VWLを4.0Vにしてワード線の選択を行い、第3の読み出しREAD3ではワード線電圧VWLを2.0Vにしてワード線の選択を行う。
【0062】
図3〜図7は実施の形態1の読み出し原理を示す説明図である。これらの図において、データラッチ群1,2及びセンスラッチ群3はそれぞれ4個の1ビット記憶用ラッチL1,L3及びL2を有している。
【0063】
ラッチL1,L3はメモリセルアレイ11上のビット線に対応して設けられ、ラッチL2,L3はメモリセルアレイ12上のビット線に対応して設けられる。なお、説明の都合上、4個のラッチL1,L3及びL2を図示しているが、実際にはセクタ単位であるビット線数分存在する。
【0064】
また、図3〜図5に示すように、データラッチ群1,センスラッチ群3及びデータラッチ群2の各ラッチL1,L3及びL2に対応する、4個の選択メモリセルはそれぞれ図の上部から、“01”,“00”,“10”及び“11”で書き込まれていると仮定する。また、センスラッチ群3のラッチL3の左側のノードN1がラッチL1と接続され、右側のノードN2がラッチL2と接続される。ラッチL3の左側の数字がノードN1の状態、右側の数字がノードN2の状態を示している。
【0065】
まず、第1の読み出しREAD1を行い、図3に示すように、メモリセルアレイ12内の選択メモリセルからビット線上に得られる1ビット読み出しデータ(“1”,“1”,“0”,“0”)をセンスラッチ群3によりセンスしてラッチする。続いて、センスラッチ群3のラッチデータをデータラッチ群1にデータ転送する(転送処理)。この際、データラッチ群1に(“1”,“1”,“0”,“0”)が反転した(“0”,“0”,“1”,“1”)がラッチされる。
【0066】
次に、第2の読み出しREAD2を行い、図4に示すように、メモリセルアレイ12内の選択メモリセルの1ビット読み出しデータ(“1”,“0”,“0”,“0”)をセンスラッチ群3によりセンスしてラッチする。次に、センスラッチ群3のラッチデータをデータラッチ群1に転送する(転送処理)。
【0067】
そして、第3の読み出しREAD3を行い、図5に示すように、1ビット読み出しデータ(“1”,“1”,“1”,“0”)をセンスラッチ群3でラッチする。
【0068】
その後、センスラッチ群3のラッチデータをメモリセルアレイ12のビット線上にラッチデータを転送し(転送処理)、データラッチ群2のラッチデータの反転データをメモリセルアレイ12のビット線上に転送する(反転転送処理)ことにより演算処理を実行する。
【0069】
その結果、図6に示すように、センスラッチ群3及びデータラッチ群1双方から“1”が転送されたビット線のみが“1”となり、他のビット線が“0”となる。
【0070】
そして、メモリセルアレイ12のビット線上のデータをデータラッチ群2に転送することにより、ビット線上のデータがデータラッチ群2にラッチされる。
【0071】
そして、データラッチ群1のラッチデータとデータラッチ群2のラッチデータの反転データをそれぞれ出力する出力処理を実行することにより、データラッチ群1のラッチデータを上位ビット、データラッチ群2のラッチデータの反転データを下位ビットとした2ビットの4値データ(“01”,“00”,“10”,“11”)を出力することができる。
【0072】
なお、図10〜図19では、メモリセルアレイ12からの読み出し動作を示したが、データラッチ群1とデータラッチ群2との役割を逆にして上記読み出し動作を行うことにより、メモリセルアレイ11からの読み出し動作を行うことができる。
【0073】
図8は第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3の実行によってセンスラッチ群3にラッチされる値を示した説明図である。同図に示すように、選択メモリセルの記憶データが“11”の場合は第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3の実行時に“0”,“0”,“0”でラッチされ、選択メモリセルの記憶データが“10”の場合は第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3の実行時に“0”,“0”,“1”でラッチされ、選択メモリセルの記憶データが“00”の場合は第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3の実行時に“1”,“0”,“1”でラッチされ、選択メモリセルの記憶データが“01”の場合は第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3の実行時に“1”,“1”,“1”でラッチされる。
【0074】
<テスト用読み出し動作>
図9は実施の形態1のALL判定回路及びその周辺を示す回路図である。図9に示すように、メモリセルアレイ(Lマット)11,メモリセルアレイ(Rマット)12間にセンスラッチ群3が介挿され、センスラッチ群3はメモリセルアレイ11あるいはメモリセルアレイ12とデータの授受を行う。センスラッチ群3のラッチデータはALL判定回路5Aに出力される。
【0075】
ALL判定回路5Aは、外部の制御用CPU6より制御信号ENABLEを受け、判定結果ALL5を制御用CPU6及び入出力バッファ8に出力する。ENABLEの“0”/“1”によってALL判定回路5Aの非活性/活性が指示される。
【0076】
図10〜図15はテスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。図10〜図15に示すように、センスラッチ群3内に隣接して直列に配置された4個のラッチL3のノードN11対応してNMOSトランジスタQL0〜QL3のゲートが接続され、4個のラッチL3のノードN2に対応してNMOSトランジスタQR0〜QR3のゲートが接続される。
【0077】
そして、センスラッチ群3のラッチデータに対応して、ノードN11側に判定結果線CHK0L〜CHK3Lを設け、ノードN2側に判定結果線CHK0R〜CHK3R設けられる。判定結果線CHK0L〜CHK3Lには複数(図中では3個)のNMOSトランジスタQL0〜QL3のドレインがそれぞれ共通に接続され、判定結果線CHK0R〜CHK3Rには複数(図中では3個)のNMOSトランジスタQR0〜QR3のドレインがそれぞれ共通に接続される。なお、NMOSトランジスタQL0〜QL3及びQR0〜QR3のソースは接地される。
【0078】
すなわち、センスラッチ群3のラッチL3のノードN1は4個おきにNMOSトランジスタQLi(i=0〜3のいずれか)のゲートに接続され、ノードN2は4個おきにNMOSトランジスタQRiのゲートに接続される。NMOSトランジスタQLiのドレインは判定結果線CHKiLに接続され、ソースは接地される。NMOSトランジスタQRiのドレインは判定結果線CHKiRに接続され、ソースは接地される。
【0079】
そして、ALL判定回路5Aは、CHK0L〜CHK3Lより得られる判定結果信号ALL0L〜ALL3Lと、判定結果線CHK0R〜CHK3Rより得られ判定結果信号ALL0R〜ALL3Rとを判定結果ALL5として出力する。
【0080】
図16はALL判定回路5Aの一部の詳細を示す回路図である。同図に示すように、ALL判定回路5Aは抵抗R11ij(i=0〜3、j=RorL)、判定結果線CHKij、インバータI11ij,I12ij及びNMOSトランジスタQjiから構成される。
【0081】
前述したように、複数の選択トランジスタQjiはセンスラッチ群3の複数のラッチL3に対して4個置きに設けられ、対応するラッチL3のノードNC(j=Lの場合はN1、j=Rの場合はN2)にゲートが接続され、ドレインが判定結果線CHKijに接続され、ソースは接地される。
【0082】
判定結果線CHKijは抵抗R11ijを介して電源に接続され、判定結果線CHKijより得られる信号が、直列に接続されたインバータI11ij,I12ijを介して判定結果ALLijとして出力される。
【0083】
このような構成のALL判定回路5Aは、選択トランジスタQjiに対応するラッチL3のノードNCの値が全て“0”のとき判定結果ALLijが“H”となり、少なくとも一つが“1”のとき“L”となることにより、選択トランジスタQjiに対応するラッチL3のノードNCが全て“0”であるか否かを判定することができる。
【0084】
そして、8本の判定結果線CHKijより得られる判定結果ALLijからなる判定結果ALL5が入出力バッファ8に与えられ、最終的に入出力バッファ8の入出力信号線IO0〜IO7より得られる外部信号として外部に出力される。
【0085】
ALL判定回路5Aを用いて行うテスト用読み出し動作においても、前述した通常読み出し動作と同様、部分読み出し動作である第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3によって実行される。
【0086】
なお、図10〜図15の例では、チェッカボードパターンCHK4のうち、図96で示したビットパターンCHK4−Aを読み出し期待値とする場合のテスト用読み出し動作について説明する。すなわち、NMOSトランジスタQL0〜QL3(QR0〜QR3)ゲートに接続されるノードN1(N2)を有するラッチL3に対応するメモリセルの期待値データをそれぞれ“01”,“00”,“10”,“11”としたテスト用読み出し動作を説明する。
【0087】
まず、第1の読み出しREAD1を行うと、図10に示すように、正常時はセンスラッチ群3のラッチL3内に{CHK0L〜CHK3L(CHK0R〜CHK3R)}に対応して(“1”,“1”,“0”,“0”)となるラッチデータが格納される。なお、特に説明がない場合におけるラッチL3のラッチデータはノードN2側の値を意味する。
【0088】
その結果、判定結果ALL5の内容は図11で示すようになり、データ出力としてC3Hが出力される。すなわち、第1の読み出しREAD1の実行時に入出力バッファ8からC3Hを示すデータ出力があると正常と判断される。
【0089】
次に、第2の読み出しREAD2を行うと、図12に示すように、正常時はセンスラッチ群3のラッチL3内の{CHK0L〜CHK3L}に対応して(“1”,“0”,“0”,“0”)となるラッチデータが格納される。
【0090】
その結果、判定結果ALL5の内容は図13で示すようになり、データ出力としてE1Hが出力される。すなわち、第2の読み出しREAD2の実行時に入出力バッファ8からE1Hを示すデータ出力があると正常と判断される。
【0091】
次に、第3の読み出しREAD3を行うと、図14に示すように、正常時はセンスラッチ群3のラッチL3内に{CHK0L〜CHK3L}に対応して(“1”,“1”,“1”,“0”)となるラッチデータが格納される。
【0092】
その結果、判定結果ALL5の内容は図15で示すようになり、データ出力として87Hが出力される。すなわち、第3の読み出しREAD3の実行時に入出力バッファ8から87Hを示すデータ出力があると正常と判断される。テスト用読み出し動作時は、メモリセルアレイ11,12からの読み出しデータはセンスラッチ群3でセンスしてラッチされるため、ALL判定回路5Aによる判定精度の向上を図ることができる。
【0093】
図17〜図22はテスト用読み出し動作における読み出しエラー検出例を示す説明図である。
【0094】
まず、第1の読み出しREAD1を行った結果、図17に示すように、センスラッチ群3のラッチL3E1に誤って“1”がラッチされた場合、判定結果ALL5の内容は図18で示すようになり、データ出力として83Hが出力される。すなわち、第1の読み出しREAD1の実行時に入出力バッファ8から83Hを示すデータ出力がなされ、正常値C3Hと異なるため読み出しエラーと判断される。
【0095】
次に、第2の読み出しREAD2を行った結果、図19に示すように、センスラッチ群3のラッチL3E2に誤って“1”がラッチされた場合、判定結果ALL5の内容は図20で示すようになり、データ出力としてC1Hが出力される。すなわち、第2の読み出しREAD2の実行時に入出力バッファ8からC1Hを示すデータ出力がなされ、正常値E1Hと異なるため読み出しエラーと判断される。
【0096】
次に、第3の読み出しREAD3を行った結果、図21に示すように、センスラッチ群3のラッチL3E3に誤って“1”がラッチされた場合、判定結果ALL5の内容は図22で示すようになり、データ出力として07Hが出力される。すなわち、第3の読み出しREAD3の実行時に入出力バッファ8から07Hを示すデータ出力がなされ、正常値E8Hと異なるため読み出しエラーと判断される。
【0097】
このように、読み出し不良が発生すると、テスト用読み出し動作の部分読み出し動作である第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3の実行時における3回のデータ出力のうち少なくとも一つは正常値と異なるため、第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3に応じてALL判定回路5Aの判定結果ALL5を外部に出力することにより、テスト用読み出し動作を実行することができる。
【0098】
図10〜図22の例では、チェッカボードパターンCHK4のビットパターンCHK4−Aの読み出しテスト例を示したが、同様にして、チェッカボードパターンCHK4のビットパターンCHK4−B〜CHK4−Dについてのテスト用読み出し動作を実行することができる。
【0099】
図23はチェッカボードパターンCHK4の各ビットパターンの第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3動作時のデータ出力期待値を示す図である。同図を参照して、ビットパターンCHK4−A〜CHK4−Dそれぞれの場合において、データ出力期待値と第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3時のデータ出力値とを比較することにより、チェッカボードパターンCHK4のテスト用読み出し動作を実行することができる。
【0100】
このように、実施の形態1のフラッシュメモリは、選択されたメモリセルのデータを直接外部に出力することなく、判定結果ALL5を外部に出力するだけで、繰り返し周期4ビットの4値のチェッカボードパターンCHK4が正しく読み出せるか否かのテスト用読み出し動作を行うことができる。
【0101】
また、ALL判定回路5Aは、判定結果線CHK0L〜CHK03L及びCHK0R〜CHK03R、NMOSトランジスタQL0〜QL3及びQR0〜QR3、インバータI110L〜I113L及びインバータI110R〜I113R、並びに抵抗R110L〜R113L及びR110R〜R113Rによって構成されるため、ALL判定回路5Aを設けることによるフラッシュメモリのチップ面積の増加はほとんど生じない。
【0102】
図24及び図25は通常の読み出し動作によって行う、従来のテスト用読み出し動作を示すタイミング図である。また、図26は実施の形態1のテスト用読み出し動作の読み出し動作を示すタイミング図である。
【0103】
なお、図24及び図25並びに図26において、RCは読み出しコマンド、RVCは読み出しベリファイコマンド、SA(1),SA(2)はアドレス入力、DO0〜DO2047は1セクタ(2Kバイト)のデータ出力、DO(R1)〜DO(R3)は第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3後の判定結果出力、RSCはリセットコマンドを意味する。
【0104】
図24及び図25に示すように、内部動作として第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3実行後の2Kバイトのデータをすべてデータ出力としてIOピンから外部出力を行っているため、テスト用読み出し動作時間は1セクタ当たり146μs要する。
【0105】
一方、図26に示すように、実施の形態1のフラッシュメモリによるテスト用読み出し動作を実行すると、第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3それぞれ実行後の1バイトデータDO(R1)〜DO(R3)を合計3回、外部出力を行うだけで良いため、テスト用読み出し動作時間は1セクタ当たり46μsと従来の約1/3に短縮することができる。
【0106】
<<実施の形態2>>
図27は実施の形態2のフラッシュメモリのテスト用読み出し動作方法を示す説明図である。同図に示すように、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0、読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY1、読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY0、読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY1、読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY0、及び読み出しラッチリライト動作READ4−LATCHREWRITEの順に実行され、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0及び読み出しラッチリライト動作READ4−LATCHREWRITEではワード線電圧VWLを3.0Vにしてワード線の選択を行い、読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY1及び読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY0ではワード線電圧VWLを4.0Vにしてワード線の選択を行い、読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY1及び読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY0ではワード線電圧VWLを2.0Vにしてワード線の選択を行う。
【0107】
図28は実施の形態2で用いられるALL判定回路5Bの構成を示す回路図である。ALL判定回路5Bは抵抗R12、共通信号線23、インバータI11,I12及びNMOS構造の複数の選択トランジスタQSから構成される。
【0108】
複数の選択トランジスタQSはセンスラッチ群3の全てのラッチL3に対応して設けられ、対応するラッチL3のノードN1にゲートが接続され、ドレインが共通信号線23に接続され、ソースは接地される。
【0109】
共通信号線23は抵抗R12を介して電源に接続され、共通信号線23より得られる信号が、直列に接続されたインバータI11,I12を介して判定結果ALL5Bとして出力される。
【0110】
このような構成のALL判定回路5Bは、センスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値が全て“0”のとき判定結果ALL5Bが“L”となり、少なくとも一つが“1”のとき少なくとも一つの選択トランジスタQSがオン状態なって判定結果ALL5Bが“H”となることにより、センスラッチ群3の全ラッチL3のノードN1が“0”であるか否かを判定することができる。
【0111】
なお、ALL判定回路5AがALL判定回路5Bに置き換わる点を除いて実施の形態2のフラッシュメモリの他のハードウェア構成は図1で示した実施の形態1の構成と同様である。
【0112】
図29〜図85はテスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。これらの図において、データラッチ群1、センスラッチ群3及びデータラッチ群2はそれぞれ4個の1ビット読み出しデータ記憶用のラッチL1,L3及びL2を有している。
【0113】
ラッチL1,L3はメモリセルアレイ11上のビット線に対応して設けられ、ラッチL2,L3はメモリセルアレイ12上のビット線に対応して設けられる。なお、説明の都合上、4個のラッチL1,L3及びL2を図示しているが、実際にはセクタ単位であるビット線数分存在する。
【0114】
また、これらの図において、データラッチ群1,センスラッチ群3及びデータラッチ群2の各ラッチL1,L3及びL2に対応する、4値の選択メモリセルはそれぞれ図の上部から、“01”,“00”,“10”及び“11”の順で期待値データが設定されていると仮定する。すなわち、データラッチ群1には各期待値データの上位ビットである(“0”,“0”,“1”,“1”)がラッチされ、データラッチ群2には各期待値データの下位ビットの反転値である(“0”,“1”,“1”,“0”)が格納される。
【0115】
また、センスラッチ群3のラッチL3の左側のノードN1がラッチL1と接続され、右側のノードN2がラッチL2と接続される。ラッチL3の左側の数字がノードN1の状態、右側の数字がノードN2の状態を示している。単にラッチL2のラッチデータと述べる場合は、ノードN2側のラッチ内容を意味する。
【0116】
以下、これらの図を参照して、実施の形態2のテスト用読み出し動作を説明する。
【0117】
まず、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1を実行して、第1の読み出しREAD1後の期待値データ“01”と“00”に対応する1ビット読み出しデータ(センスラッチ群3の上から2つのラッチL3のラッチデータ)の読み出しベリファイを行う。
【0118】
まず、第1の読み出しREAD1を行い、図29に示すように、メモリセルアレイ12から読み出したデータ(“1”,“1”,“0”,“0”)をセンスラッチ群3にラッチする。
【0119】
次に、期待値“10”と“11”のビット(センスラッチ群3の下から2つのラッチL3のラッチデータ)をALL判定から除外するため、以下のシーケンスを実行する。
【0120】
メモリセルアレイ11のビット線を全てディスチャージ(“0”に設定)した後、センスラッチ群3のラッチデータに基づきメモリセルアレイ11のビット線を選択プリチャージ(ラッチデータ“1”に対応するビット線のみ“1”に設定、他は現状維持)する。その後、データラッチ群1のラッチデータに基づきメモリセルアレイ11のビット線を選択ディスチャージ(ラッチデータ“1”に対応するビット線のみ“0”に設定、他は現状維持)する。その結果、図30に示すように、メモリセルアレイ11のビット線が全て“0”となる。
【0121】
そして、メモリセルアレイ11のビット線上のデータをセンスラッチ群3でセンスしてラッチし直すことにより、図31に示すように、結果的にデータラッチ群1内のラッチデータ“1”のみをセンスラッチ群3のラッチデータ(ノードN2側)に転送することになり、センスラッチ群3のラッチデータは全て“1”となる。
【0122】
その後、図32に示すように、センスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値が全て“0”であるか否かをALL判定回路5Bの判定結果ALL5Bによって判定することにより、期待値“01”と“00”のビットに対する読み出しベリファイである読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1が完了する。
【0123】
図86は選択プリチャージの動作説明用の回路図である。図87は選択ディスチャージの動作説明用の回路図である。図88はラッチによるセンス動作説明用の回路図である。これらの図に示すように、ラッチLC(ラッチL1〜L3のいずれか)のノードND(ラッチL1のラッチデータが得られるノード、ラッチL2のラッチデータが得られるノード、ラッチL3のノードN1あるいはノードN2)に対応するビット線BL毎に、NMOSトランジスタQ1〜Q3が設けられる。
【0124】
NMOSトランジスタQ1のゲートはノードND及びNMOSトランジスタQ2の一方電極に接続され、一方電極は制御信号を受け、他方電極はNMOSトランジスタQ3を介してビット線BLに接続される。NMOSトランジスタQ2はゲートに制御信号を受け、他方電極はビット線BLに接続される。
【0125】
図86に示すように、選択プリチャージ動作は、NMOSトランジスタQ1の一方電極を“H”、NMOSトランジスタQ2のゲートを“L”、NMOSトランジスタQ3のゲートを“H”にする制御信号を付与して行われる。したがって、ラッチLCのノードNDより得られるラッチデータが“1”(“H”)であれば、NMOSトランジスタQ1がオン状態となりビット線BLに“H”が設定され、ラッチデータが“0”(“L”)であれば、ビット線BLは以前に設定された値を保持する。
【0126】
図87に示すように、選択ディスチャージ動作は、NMOSトランジスタQ1の一方電極を“L”、NMOSトランジスタQ2のゲートを“L”、NMOSトランジスタQ3のゲートを“H”にする制御信号を付与して行われる。したがって、ラッチLCのノードNDより得られるラッチデータが“1”(“H”)であれば、NMOSトランジスタQ1がオン状態となりビット線BLに“L”が設定され、ラッチデータが“0”(“L”)であれば、ビット線BLは以前に設定された値を保持する。
【0127】
図88に示すように、センス動作は、NMOSトランジスタQ1の一方電極を任意、NMOSトランジスタQ2のゲートを“H”、NMOSトランジスタQ3のゲートを“L”にする制御信号を付与して行われる。したがって、ビット線BLの電位がノードNDを介してラッチLCでセンスされた後、ラッチデータとしてラッチされる。
【0128】
図33〜図36に戻って、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1に続き読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0を実行して、期待値“10”と“11”のビット(センスラッチ群3の下から2つのラッチL3のラッチデータ)の読み出しベリファイを行う。
【0129】
まず、第1の読み出しREAD1を行い、図33に示すように、メモリセルアレイ12から読み出したデータ(“1”,“1”,“0”,“0”)をセンスラッチ群3にラッチする。
【0130】
次に、期待値“00”と“01”のビット(センスラッチ群3の上から2つのラッチL3のラッチデータ)をALL判定から除外するため、以下のシーケンスを実行する。
【0131】
メモリセルアレイ11のビット線を全てディスチャージした後、データラッチ群1のラッチデータに基づきメモリセルアレイ11のビット線を選択プリチャージする。その後、センスラッチ群3のラッチデータに基づきメモリセルアレイ11のビット線を選択ディスチャージする。その結果、図34に示すように、メモリセルアレイ11のビット線が全て“0”となる。
【0132】
そして、メモリセルアレイ11のビット線上のデータをセンスラッチ群3でセンスすることにより、図35に示すように、センスラッチ群3のラッチデータは全て“1”となる。
【0133】
その後、図36に示すように、センスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値が全て“0”であるか否かをALL判定回路5Bの判定結果ALL5Bによって判定することにより、期待値“10”と“11”のビットに対する読み出しベリファイである読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0が完了する。
【0134】
読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1の実行時に、期待値“00”の1ビット読み出しデータが誤って、第1の読み出しREAD1の実行時に(“1”,“0”,“0”,“0”)がセンスラッチ群3にラッチされると、図37〜図40に示す過程を経て、図40で示すセンスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値の一部(ハッチング部)に“1”が発生するため、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1によってエラーを検出することができる。
【0135】
同様に、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0の実行時に、期待値“10”の1ビット読み出しデータが誤って、第1の読み出しREAD1の実行時に(“1”,“1”,“1”,“0”)がセンスラッチ群3にラッチされると、図41〜図44に示す過程を経て、図44で示すセンスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値の一部(ハッチング部)に“1”が発生するため、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0によってエラーを検出することができる。
【0136】
次に、第2の読み出しREAD2に関連する読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY1及び読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY0を実行する場合に、データラッチ群1の内容を変更する準備動作を実行する。なお、この準備動作はメモリセルにアクセスしないためワード線の電位は任意である。
【0137】
まず、図45に示すように、メモリセルアレイ12のビット線を全てプリチャージした後、データラッチ群2のラッチデータに基づき選択ディスチャージを行った後、センスラッチ群3でメモリセルアレイ12のビット線をセンスする。
【0138】
そして、図46に示すように、メモリセルアレイ11のビット線を全てディスチャージした後、データラッチ群1のラッチデータに基づき選択プリチャージを実行し、さらにセンスラッチ群3のラッチデータに基づき選択プリチャージする。なお、2つの選択プリチャージの実行順序は問わない。
【0139】
そして、図47に示すように、メモリセルアレイ11のビット線の内容をデータラッチ群1でセンスすることにより、期待値“01”のビット線に対応するラッチデータを“0”、期待値“00”、“10”及び“11”に対応するラッチデータを“1”とした1ビット期待値データがデータラッチ群1にラッチされる。
【0140】
次に、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1と同様な処理を、図48〜図51で示すように実行することにより、第2の読み出しREAD2後の期待値“01”の1ビット読み出しデータの読み出しベリファイを行う読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY1を実行する。
【0141】
続いて、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0と同様な処理を、図52〜図55で示すように実行することにより、第2の読み出しREAD2後の期待値“00”、“10”及び“11”の1ビット読み出しデータの読み出しベリファイを行う読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY0を実行する。
【0142】
読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY1の実行時に、期待値“01”の1ビット読み出しデータが誤って、第2の読み出しREAD2の実行時に(“0”,“0”,“0”,“0”)がセンスラッチ群3にラッチされると、図56〜図59に示す過程を経て、図59で示すセンスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値の一部(ハッチング部)に“1”が発生するため、読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY1によってエラーを検出することができる。
【0143】
同様に、読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY0の実行時に、期待値“00”の1ビット読み出しデータが誤って、第1の読み出しREAD1の実行時に(“1”,“1”,“0”,“0”)がセンスラッチ群3にラッチされると、図60〜図63に示す過程を経て、図63で示すセンスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値の一部(ハッチング部)に“1”が発生するため、読み出しベリファイ動作READ2−VERIFY0によってエラーを検出することができる。
【0144】
続いて、第3の読み出しREAD3に関連する読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY1及び読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY0を実行する場合に、データラッチ群1の内容を変更する準備動作を実行する。なお、この準備動作はメモリセルにアクセスしないためワード線の電位は任意である。
【0145】
まず、図64に示すように、メモリセルアレイ12のビット線を全てプリチャージした後、データラッチ群2のラッチデータに基づき選択ディスチャージを行った後、センスラッチ群3でメモリセルアレイ12のビット線をセンスする。
【0146】
そして、図65に示すように、メモリセルアレイ11のビット線を全てディスチャージした後、データラッチ群1のラッチデータに基づき選択プリチャージした後、センスラッチ群3のラッチデータに基づき選択ディスチャージする。
【0147】
そして、図66に示すように、メモリセルアレイ11のビット線の内容をデータラッチ群1でセンスすることにより、期待値“01”,“00”及び“10”のビット線に対応するラッチデータを“0”、期待値“11”に対応するラッチデータを“1”とした1ビット期待値データデータがデータラッチ群1にラッチされる。
【0148】
次に、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY1と同様な処理を、図67〜図70で示すように実行することにより、第3の読み出しREAD3後の期待値“01”,“00”及び“10”の1ビット読み出しデータの読み出しベリファイを行う読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY1を実行する。
【0149】
続いて、読み出しベリファイ動作READ1−VERIFY0と同様な処理を、図71〜図74で示すように実行することにより、第3の読み出しREAD3後の期待値“11”の1ビット読み出しデータの読み出しベリファイを行う読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY0を実行する。
【0150】
読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY1の実行時に、期待値“10”の1ビット読み出しデータが誤って、第3の読み出しREAD3の実行時に(“1”,“1”,“0”,“0”)がセンスラッチ群3にラッチされると、図75〜図78に示す過程を経て、図78で示すセンスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値の一部(ハッチング部)に“1”が発生するため、読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY1によってエラーを検出することができる。
【0151】
同様に、読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY0の実行時に、期待値“11”の1ビット読み出しデータが誤って、第1の読み出しREAD1の実行時に(“1”,“1”,“1”,“1”)がセンスラッチ群3にラッチされると、図79〜図82に示す過程を経て、図82で示すセンスラッチ群3のラッチL3のノードN1の値の一部(ハッチング部)に“1”が発生するため、読み出しベリファイ動作READ3−VERIFY0によってエラーを検出することができる。
【0152】
最後に、読み出しラッチリライト動作READ4−LATCHREWRITEを実行する。
【0153】
まず、図83に示すように、第1の読み出しREAD1を実行してセンスラッチ群3に読み出しデータをラッチする。
【0154】
そして、図84に示すように、メモリセルアレイ11の全ビット線をディスチャージした後、データラッチ群2のラッチデータに基づき選択プリチャージする。
【0155】
その後、図85に示すように、メモリセルアレイ11のビット線の内容をデータラッチ群1によってセンスすることにより、データラッチ群1のラッチデータを初期値(“0”,“0”,“1”,“1”)に戻すことができる。
【0156】
なお、上述した実施の形態2のテスト用読み出し動作では、エラー検出した際にそのチップ(フラッシュメモリ)を不良とせず、テスト用読み出し動作を続行する場合は再度正しい期待値データを入力し直す必要がある。
【0157】
このようにして、実施の形態2のフラッシュメモリは部分読み出し動作である第k(k=1〜3)の読み出しREADの実行前にセクタ単位に期待値データをデータラッチ群1,2設定した後、第kの読み出しREADkを実行し、その後読み出しベリファイ動作READk−VERIFY1,0を実行し、ALL判定回路5Bから判定結果ALL5Bを出力することよってテスト用読み出し動作を行う。
【0158】
この際、メモリセルアレイ11,12からの読み出しデータはセンスラッチ群3でセンスしてラッチされるため、ALL判定回路5Bによる判定精度の向上を図ることができる。また、ALL判定回路5Bの構成はセンスラッチ群3のラッチL3に対応する選択トランジスタQS、共通信号線23、インバータI12,I13及び抵抗R12で済ますことができつため、ALL判定回路5Bを設けることによるフラッシュメモリのチップ面積の増大はほとんどない。
【0159】
図89及び図90は通常の読み出し動作の動作内容を示すタイミング図である。図91〜図94は実施の形態2のテスト用読み出し動作と動作内容を示すタイミング図である。図89及び図90と図91〜図94との比較結果からわかるように、通常の読み出し動作はセクタ毎にデータ出力時間(50ns×2Kバイト)を要するが、実施の形態2のテスト用読み出し動作では、期待値データ設定用のデータ入力時間(50ns×2Kバイト)を要するが、最初のセクタと同一の期待値データとなるセクタに関しては期待値データ設定用のデータ入力時間を必要としないため、多くのセクタで期待値データを共通に用いる場合は、通常の読み出し動作による判定より高速に読み出しエラーの有無を判定することができる。
【0160】
なお、図45〜図47で示した第2の読み出しREAD2の準備動作、及び図64〜図66で示した第3の読み出しREAD3の準備動作はメモリセルからのデータ読み出しを行わないため、他の動作に比べ無視できる時間との判断からこれらの準備動作については図91〜図94上での図示省略している。
【0161】
なお、図89及び図90並びに図91〜図94において、RCは読み出しコマンド、RVCは読み出しベリファイコマンド、SA(1),SA(2)はアドレス入力、DO0〜DO2047は1セクタ(2Kバイト)のデータ出力、DI0〜DI2047は1セクタのデータ入力、DO(ij)(i=1〜3,j=1,0)は第iの読み出しREADiに伴う読み出しベリファイ動作READi−VERIFYj後のデータ出力、RSCはリセットコマンドを意味する。
【0162】
実施の形態2のテスト用読み出し動作は実施の形態1のテスト用読み出し動作と比較すると、テスト開始時に1セクタ分のデータを入力させる必要がない点で、実施の形態1が優れている。
【0163】
一方、実施の形態2ではセクタ単位の期待値データを任意に設定できるが、実施の形態1は判定結果線に共通にwired-OR接続されているラッチに対応するメモリセルは全て同一のデータに設定する制約が生じる。このように、テストパターンを実施の形態1より複雑化できる点において実施の形態2は優れている。
【0164】
なお、上述した実施の形態1及び実施の形態2ではフラッシュメモリを例に挙げたが、フラッシュメモリ以外の不揮発性半導体記憶装置、揮発性の半導体記憶装置等、読み出しテストを行う全ての半導体記憶装置に本発明は適用可能である。
【0165】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明における請求項1記載の半導体記憶装置は、上記K個のグループに同一値が設定された比較的複雑なテストパターンを複数のメモリセルに書き込んだ後、上記テスト用読み出し動作を実行して判定結果を得ることにより、複数のメモリセルの読み出しテストを高速に行うことができる。
【0166】
また、判定手段はK個のグループそれぞれにおける読み出しデータが全て同一であるか否かを判定する機能を有するだけでよいため、判定手段を内部に設けることによる半導体記憶装置の回路面積の増加はほとんどない。
【0167】
加えて、請求項1記載の半導体記憶装置は、所定数のメモリセルを第2の方向にそってN個間隔で同一グループに分類するため、N値のチェッカボードパターンをテストパターンとした読み出しテストを行うことができる。
【0168】
請求項2記載の半導体記憶装置は、繰り返し周期がmビットのチェッカボードパターンをテストパターンとした読み出しテストを行うことができる。
【0169】
請求項3記載の半導体記憶装置は、所定数の読み出しデータをセンスしてセンス記憶手段に記憶させることにより、精度の高い判定結果を得ることができる。
【0170】
請求項4記載の半導体記憶装置は、第1〜第Lの部分判定結果よりなる判定結果を得ることにより、メモリセルに対する多値記憶状態の読み出しテストを支障無く行うことができる。
【0171】
この発明における請求項5記載の半導体記憶装置は、外部から所定数の期待値データを期待値記憶手段に記憶させることにより、任意のテストパターンによる読み出しテストを行うことができる。また、複数回読み出される所定数の読み出しデータ間で所定数の期待値データを共通利用する場合は、最初に1回だけ期待値記憶手段に所定数の期待値データを記憶させれば良いため、2回目以降の所定数の読み出しデータの読み出し時に所定数の期待値データを期待値記憶手段に記憶させる時間を省略できる分、高速に読み出しテストを行うことができる。
【0172】
また、判定手段は、所定数の読み出しデータと所定数の期待値データとの比較結果に基づき判定結果を出力する機能を有する構成でよいため、判定手段を内部に構成することによる半導体記憶装置の回路面積の増大はほとんどない。
【0173】
さらに、請求項5記載の半導体記憶装置は、所定数の読み出しデータをセンスしてセンス記憶手段に記憶させることにより、精度の高い判定結果を得ることができる。
【0174】
加えて、請求項5記載の半導体記憶装置は、第1〜第Lの部分判定結果よりなる判定結果を得ることにより、メモリセルに対する多値記憶状態の読み出しテストを支障無く行うことができる。この際、所定数の第2〜第Lの1ビット期待値データはそれぞれ、期待値記憶手段及びセンス記憶手段の記憶内容に基づき所定数の第1〜第(L−1)の1ビット期待値データを変更して得られるため、期待値記憶手段に記憶させる必要があるのは所定数の第1の1ビット期待値データだけで済ますことができる。
【0175】
請求項6記載の半導体記憶装置は、期待値記憶手段を期待値データ記憶専用に追加する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるフラッシュメモリの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1のフラッシュメモリの読み出し方法を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1の読み出し原理を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1の読み出し原理を示す説明図である。
【図5】 実施の形態1の読み出し原理を示す説明図である。
【図6】 実施の形態1の読み出し原理を示す説明図である。
【図7】 実施の形態1の読み出し原理を示す説明図である。
【図8】 第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3の実行によってセンスラッチ群3にラッチされる値を示した説明図である。
【図9】 実施の形態1のALL判定回路及びその周辺を示す回路図である。
【図10】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図11】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図12】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図13】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図14】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図15】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図16】 ALL判定回路5Aの一部の詳細を示す回路図である。
【図17】 テスト用読み出し動作における読み出しエラー検出例を示す説明図である。
【図18】 テスト用読み出し動作における読み出しエラー検出例を示す説明図である。
【図19】 テスト用読み出し動作における読み出しエラー検出例を示す説明図である。
【図20】 テスト用読み出し動作における読み出しエラー検出例を示す説明図である。
【図21】 テスト用読み出し動作における読み出しエラー検出例を示す説明図である。
【図22】 テスト用読み出し動作における読み出しエラー検出例を示す説明図である。
【図23】 チェッカボードパターンCHK4の各ビットパターンの第1〜第3の読み出しREAD1〜READ3動作時のデータ出力期待値を示す図である。
【図24】 従来のテスト用読み出し動作を示すタイミング図である。
【図25】 従来のテスト用読み出し動作を示すタイミング図である。
【図26】 実施の形態1のテスト用読み出し動作の読み出し動作を示すタイミング図である。
【図27】 実施の形態2のフラッシュメモリのテスト用読み出し動作方法を示す説明図である。
【図28】 実施の形態2で用いられるALL判定回路5Bの構成を示す回路図である。
【図29】 実施の形態2のフラッシュメモリにおけるテスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図30】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図31】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図32】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図33】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図34】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図35】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図36】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図37】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図38】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図39】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図40】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図41】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図42】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図43】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図44】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図45】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図46】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図47】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図48】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図49】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図50】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図51】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図52】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図53】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図54】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図55】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図56】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図57】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図58】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図59】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図60】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図61】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図62】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図63】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図64】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図65】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図66】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図67】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図68】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図69】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図70】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図71】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図72】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図73】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図74】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図75】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図76】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図77】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図78】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図79】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図80】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図81】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図82】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図83】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図84】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図85】 テスト用読み出し動作の動作原理を示す説明図である。
【図86】 選択プリチャージの動作説明用の回路図である。
【図87】 選択ディスチャージの動作説明用の回路図である。
【図88】 ラッチによるセンス動作説明用の回路図である。
【図89】 通常の読み出し動作の動作内容を示すタイミング図である。
【図90】 通常の読み出し動作の動作内容を示すタイミング図である。
【図91】 実施の形態2のテスト用読み出し動作の動作内容を示すタイミング図である。
【図92】 実施の形態2のテスト用読み出し動作の動作内容を示すタイミング図である。
【図93】 実施の形態2のテスト用読み出し動作の動作内容を示すタイミング図である。
【図94】 実施の形態2のテスト用読み出し動作の動作内容を示すタイミング図である。
【図95】 2値のチェッカボードパターンを示す説明図である。
【図96】 4値のチェッカボードパターンを示す説明図である。
【図97】 8値のチェッカボードパターンを示す説明図である。
【図98】 従来のALL判定回路及びその周辺の概略を示すブロック図である。
【図99】 従来のALL判定回路の動作原理を示す説明図である。
【図100】 従来のALL判定回路の動作原理を示す説明図である。
【図101】 従来のALL判定回路の動作原理を示す説明図である。
【図102】 従来のALL判定回路の動作原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 データラッチ群、3 センスラッチ群、5A,5B ALL判定回路、8 入出力バッファ、11,12 メモリセルアレイ。
Claims (6)
- 各々がN値(N≧2)の情報を記憶可能な複数のメモリセルと、
テスト用読み出し動作時に、前記複数のメモリセルのうち所定数のメモリセルから所定数の読み出しデータを読み出すデータ読み出し手段と、
前記テスト用読み出し動作時に、前記所定数の読み出しデータをK個(K≧2)のグループに分類し、前記K個のグループそれぞれにおける前記読み出しデータが全て同一であるか否かに基づき判定結果を出力する判定手段とを備え、
前記K個はN個を含み、
前記複数のメモリセルは第1及び第2の方向によって規定されるマトリクス状に配置されたメモリセルを含み、
前記所定数のメモリセルは前記第2の方向の位置が同一で、前記第1の方向にそって直列に配置されたメモリセルを含み、
前記判定手段は、前記所定数のメモリセルが前記第2の方向に沿って前記N個間隔で同一のグループに分類されるように、前記所定数の読み出しデータを分類する、
半導体記憶装置。 - 請求項1記載の半導体記憶装置であって、
前記N値は、2m(m≧1)値を含む、
半導体記憶装置。 - 請求項1あるいは請求項2に記載の半導体記憶装置であって、
前記判定手段は、
前記所定数の読み出しデータをセンスして記憶するセンス記憶手段と、
前記センス記憶手段の記憶内容に基づき、前記K個のグループそれぞれにおける前記読み出しデータが全て同一であるか否かを判定して前記判定結果を出力する判定結果出力手段とを含む、
半導体記憶装置。 - 各々がN値(N≧2)の情報を記憶可能な複数のメモリセルと、
テスト用読み出し動作時に、前記複数のメモリセルのうち所定数のメモリセルから所定数の読み出しデータを読み出すデータ読み出し手段と、
前記テスト用読み出し動作時に、前記所定数の読み出しデータをK個(K≧2)のグループに分類し、前記K個のグループそれぞれにおける前記読み出しデータが全て同一であるか否かに基づき判定結果を出力する判定手段とを備え、
前記N値は3値以上の多値を含み、
前記テスト用読み出し動作は読み出し条件が異なる第1〜第L(L≧2)の部分テスト用読み出し動作を含み、前記読み出しデータは第1〜第Lの1ビット読み出しデータを含み、
前記データ読み出し手段は、前記第1〜第Lの部分テスト用読み出し動作実行時に前記所定数の前記第1〜第Lの1ビット読み出しデータをそれぞれ読み出し、
前記判定結果は第1〜第Lの部分判定結果を含み、
前記判定手段は、第i(i=1〜L)の前記部分テスト用読み出し動作時に、前記K個のグループそれぞれにおける第iの前記1ビット読み出しデータが全て同一であるか否かに基づき第iの前記部分判定結果を出力する、
半導体記憶装置。 - 各々がN値(N≧2)の情報を記憶可能な複数のメモリセルと、
テスト用読み出し動作時に、前記複数のメモリセルのうち所定数のメモリセルから所定数の読み出しデータを読み出すデータ読み出し手段と、
前記所定数の期待値データを記憶する期待値記憶手段と、
前記テスト用読み出し動作時に、前記所定数の前記読み出しデータと前記所定数の前記期待値データとの比較結果に基づき判定結果を出力する判定手段とを備え、
前記判定手段は、
前記所定数の読み出しデータをセンスして記憶するセンス記憶手段と、
前記センス記憶手段の記憶内容と前記で期待値記憶手段との記憶内容の比較結果に基づき、前記判定結果を出力する判定結果出力手段とを含み、
前記N値は3値以上の多値を含み、
前記テスト用読み出し動作は読み出し条件が異なる第1〜第L(L≧2)の部分テスト用読み出し動作を含み、前記読み出しデータは第1〜第Lの1ビット読み出しデータを含み、前記期待値データは第1〜第Lの1ビット期待値データを含み、
前記データ読み出し手段は、前記第1〜第Lの部分テスト用読み出し動作実行毎に前記所定数の前記第1〜第Lの1ビット読み出しデータをそれぞれ読み出し、
前記判定結果は第1〜第Lの部分判定結果を含み、
前記判定手段は、第i(i=1〜L)の前記部分テスト用読み出し動作時に、前記所定数の第iの前記1ビット読み出しデータと前記所定数の前記第iの1ビット期待値データとの比較結果に基づき第iの前記部分判定結果を出力し、
前記所定数の前記第2〜第Lの1ビット期待値データはそれぞれ、前記期待値記憶手段及び前記センス記憶手段それぞれの記憶内容に基づき前記所定数の前記第1〜第(L−1)の1ビット期待値データを変更して得られる、
半導体記憶装置。 - 請求項5記載の半導体記憶装置であって、
前記期待値記憶手段は、前記複数のメモリセルと外部との間のデータ授受の際にデータを一時記憶するデータ記憶手段を含む、
半導体記憶装置。
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