JP4501210B2 - テレビ受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば地上波放送の他に、BS放送、CS放送等を受信し得るテレビ受信機に関する。詳しくは、裏録画等のための出力端子部を備えており、モニター操作手段を操作するのみで、その出力端子部の出力状態を所定時間だけモニター可能とすることによって、ユーザのモニター時の操作手間を軽減しようとしたテレビ受信機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、BS(Broadcasting Satellite)放送受信部を有するテレビ受信機では、従来より、BS放送の裏録画等のためにBS固定機能を備えている。このBS固定機能は、希望のBSチャネルを受信してから、BS固定キーで、BSチャネル固定およびBS電源入固定の状態とする機能である。このような状態でテレビ受信機の電源をオフしても、出力端子部には、希望のBSチャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0003】
また例えば、BS放送受信部およびCS(Communication Satellite)放送受信部を有するテレビ受信機では、BSチャネルまたはCSチャネルを受信してから、固定キーで、BSチャネル固定、BS電源入固定、あるいはCSチャネル固定、CS電源入固定の状態とする、固定機能を備えることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようにBS放送受信部およびCS放送受信部を有するテレビ受信機においては、裏録画等のために出力端子部に出力されている映像信号および音声信号をモニターして確認したい場合がある。
【0005】
そのため、従来この出力端子部の出力状態をモニターする機能を持つテレビ受信機が提案されている。しかし、このテレビ受信機では、一旦モニター状態となるとそのモニター状態を継続するものであり、ユーザは元の視聴状態に戻すための操作を行う必要があり、煩わしいものであった。
【0006】
そこで、この発明では、裏録画等のために出力端子部における出力をモニターする際のユーザの操作手間を軽減し得るテレビ受信機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るテレビ受信機は、それぞれ放送信号を受信して該放送信号に係る映像信号および音声信号を得る複数の受信部と、上記複数の受信部でそれぞれ得られた映像信号および音声信号を選択的に取り出す第1の信号切換部と、上記第1の信号切換部で取り出された上記映像信号による画像を表示する表示部と、上記第1の信号切換部で取り出された上記音声信号による音声を出力する音声出力部と、上記複数の受信部のうちの少なくとも1つの所定の受信部で得られた映像信号および音声信号を選択的に取り出す第2の信号切換部と、上記第2の信号切換部で取り出された上記映像信号および上記音声信号を出力する出力端子部と、モニター操作手段と、上記モニター操作手段が操作されるとき、所定時間の間、上記第2の信号切換部で取り出されている上記映像信号および上記音声信号と同じ映像信号および音声信号を、上記第1の信号切換部で取り出すように制御して出力モニター状態とする制御手段と、上記複数の受信部のうちの少なくとも1つの所定の受信部における電源入固定およびチャネル固定の固定入切の設定操作のための固定操作手段と、上記出力モニター状態で、上記固定操作手段が操作される場合であって、上記第2の信号切換部で取り出し可能な上記映像信号および上記音声信号を得る上記複数の受信部のうちの少なくとも1つの所定の受信部が、電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態にあるときには、上記電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態を解除する固定制御手段とを備えるものである。
【0008】
この発明においては、複数の受信部、例えば地上波放送受信部、BS放送受信部およびCS放送受信部を備えている。そして、この複数の受信部でそれぞれ得られた映像信号および音声信号が第1の信号切換部で選択的に取り出されることで、その取り出された映像信号および音声信号による画像や音声の視聴状態となる。
【0009】
また、複数の受信部の一部または全部、例えばBS放送受信部およびCS放送受信部でそれぞれ得られた映像信号および音声信号が第1の信号切換部で選択的に取り出され、その取り出された映像信号および音声信号が出力端子部に出力される。この出力端子部に出力される信号が裏録画等に利用されることとなる。
【0010】
ユーザがモニター操作手段の操作、例えばモニターキーの押し下げをすると、所定時間(例えば5秒間)の間、出力端子部に出力されていると同じ映像信号および音声信号が第1の信号切換部で取り出され、それによる画像や音声の視聴状態(出力モニター状態)となる。
【0011】
このように、ユーザは、モニター操作手段を操作するのみで、出力モニター状態として出力端子部の出力状態を確認できる。また、所定時間後には元の視聴状態に自動的に戻るため、ユーザは、元の視聴状態に戻す操作をしなくてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのBS放送受信部およびCS放送受信部を有するテレビ受信機100を示している。
【0013】
このテレビ受信機100は、CPU(Central Processing Unit)を備え、受信機全体の動作を制御するための制御部101を有している。この制御部101には、日付や時刻等の情報を得る時計部102と、制御部101の動作に伴って生成されるデータ等を記憶するメモリ103と、ユーザ操作のための複数の入力キー等が配された操作部104と、リモコン送信機(図示せず)からの例えば赤外線によるリモートコントロール信号を受信するリモコン信号受信部105と、後述するCS/BS出力端子にCS放送に係る映像信号や音声信号が出力されているとき発光するLED(Light Emitting Diode)106と、そのCS/BS出力端子にBS放送に係る映像信号や音声信号が出力されているとき発光するLED107とが接続されている。
【0014】
また、テレビ受信機100は、地上波放送の受信アンテナ111と、この受信アンテナ111で捕らえられた複数の放送信号より希望のチャネルの放送信号を選択し、その放送信号に対応する中間周波信号を得る地上波放送チューナ112と、このチューナ112より出力される中間周波信号に対して増幅や検波をし、地上波放送に係る映像信号Va、左右の音声信号Ala,Araを得る中間周波処理部113とを有している。
【0015】
また、テレビ受信機100は、BS放送の受信アンテナ(パラボラアンテナ)114と、この受信アンテナ114で捕らえられた放送信号の周波数を変換してBS−IF帯に変換するBS−LNB(Low Noise Block converter)115と、このLNB115より出力される複数のBS−IF信号より希望のチャネルのBS−IF信号を選択して復調し、BS放送に係る映像信号Vb、左右の音声信号Alb,Arbを得るBSセカンドコンバータモジュール116と、上述したLNB115に電源を供給するBS−LNB電源部117を有している。
【0016】
また、テレビ受信機100は、モジュール116に接続されるハイビジョン用の入出力端子部118と、この端子部118に接続されるデコーダ(図示せず)で得られる映像信号Vc、左右の音声信号Alc,Arcを入力する入力端子部119とを有している。
【0017】
入出力端子部118は、モジュール116よりデコーダに検波出力を供給するための検波出力端子118b、モジュール116よりデコーダにビットストリームを供給するためのビットストリーム出力端子118cおよびデコーダよりモジュール116にAFC信号を供給するためのAFC入力端子118aとからなっている。入力端子部119は、映像信号Vcを入力するための映像入力端子119a、左音声信号Alcを入力するための左音声入力端子119bおよび右音声信号Arcを入力するための右音声入力端子119cとからなっている。
【0018】
また、テレビ受信機100は、CS放送の受信アンテナ(パラボラアンテナ)121と、この受信アンテナ121で捕らえられた放送信号の周波数を変換してCS−IF帯に変換するCS−LNB122と、このLNB122より出力される複数のCS−IF信号より希望のチャネル(RFチャネル)のCS−IF信号を選択して復調し、さらに復調されたビットストリーム信号より希望のチャネル(プログラム番号)のビデオデータやオーディオデータを抽出し、CS放送に係る映像信号Vdおよび左右の音声信号Ald,Ardを得るCSディジタル放送受信システム123とを有している。
【0019】
なお、この受信システム123には、例えば放送会社等と電話回線を通じて各種情報を通信をするためのモデム124と、ユーザ登録番号(ID番号)やチャネルの契約、有料放送の購入状況などの情報が記憶されているICカード125を装着するカードインタフェース126とが接続されている。
【0020】
また、テレビ受信機100は、CS出力端子部127を有している。このCS出力端子部127は、映像信号を出力するための映像出力端子127a、左音声信号信号を出力するための左音声出力端子127bおよび右音声信号を出力するための右音声出力端子127cとからなっている。このCS出力端子部127には、受信システム123がパワーオンモードとされるときに出力される映像信号Vdおよび音声信号Ald,Ardが供給される。
【0021】
また、テレビ受信機100は、モジュール116より出力される映像信号Vbおよび音声信号Alb,Arbまたは入力端子部119に入力される映像信号Vcおよび音声信号Alc,Arcを選択的に取り出す入力切換回路(SW2)131を有している。この場合、入力切換回路131のa側の固定端子には信号Vb,Alb,Arbが供給され、そのb側の固定端子には信号Vc,Alc,Arcが供給される。
【0022】
また、テレビ受信機100は、中間周波処理部113より出力される映像信号Vaおよび音声信号Ala,Ara、受信システム123より出力される映像信号Vdおよび音声信号Ald,Ard、または入力切換回路131で取り出される信号(映像信号および音声信号)S2を、選択視聴画面用の信号(映像信号および音声信号)S1として、選択的に取り出す入力切換回路(SW1)132を有している。この場合、入力切換回路132のc側の固定端子には信号Va,Ala,Araが供給され、そのd側の固定端子には信号Vd,Ald,Ardが供給され、さらにそのe側の固定端子には信号S2が供給される。
【0023】
また、テレビ受信機100は、入力切換回路131で取り出される信号S2または受信システム123より出力される映像信号Vdおよび音声信号Ald,Ardを、CS/BS出力用の信号(映像信号および音声信号)S3として、選択的に取り出す入力切換回路(SW3)133を有している。この場合、入力切換回路133のf側の固定端子には信号S2が供給され、そのg側の固定端子には信号Vd,Ald,Ardが供給される。
【0024】
また、テレビ受信機100は、入力切換回路132で取り出される信号S1のうち、映像信号が入力され、その映像信号より輝度信号および色信号を分離する処理、分離された輝度信号を増幅する処理、分離された色信号を復調して色差信号を得る処理、さらには輝度信号および色差信号より3原色信号を得るマトリックス処理等をする映像処理部134と、この映像信号処理部134より出力される3原色信号が供給され、それによる画像を表示する表示部135とを有している。例えば、表示部135としては、陰極線管、またはLCD(Liquid Crystal
Display)等のフラットディスプレイが使用される。
【0025】
また、テレビ受信機100は、入力切換回路132で取り出される信号S1のうち、左右の音声信号が入力され、それらの音声信号を増幅する音声増幅部136と、この音声増幅部136で増幅された左右の音声信号による音声を出力するスピーカを備えてなる音声出力部137を有している。
【0026】
また、テレビ受信機100は、表示部135で表示される画像上に文字表示を行うための表示信号SCHを発生するOSD(On Screen Display)処理回路141を有している。このOSD処理回路141は、制御部101より供給される表示データに基づいて表示信号SCHを発生し、この表示信号SCHは映像処理部134に供給されて映像信号に係る3原色信号に合成される。
【0027】
また、テレビ受信機100は、映像処理部134より出力される3原色信号をミューティングするための映像消去回路142と、音声増幅部136の増幅率を変化させる等して出力音量を制御する音量制御回路143とを有している。映像消去回路142の動作は制御部101によって制御されるが、この映像消去回路142は消画機能などに用いられる。同様に、音量制御回路143の動作は制御部101によって制御されるが、この音量制御回路143は消音機能などにも用いられる。
【0028】
また、テレビ受信機100は、入力切換回路133で取り出される信号S3を裏録画用として出力するCS/BS出力端子部151と、入力切換回路133と出力端子部151との間に挿入され、VCR(Video Cassette Recorder)の簡単予約録画を行うために、制御部101の制御のもと、少なくとも映像信号をミューティングする消去回路152とを有している。出力端子部151は、映像信号を出力するための映像出力端子151a、左音声信号を出力するための左音声出力端子151bおよび右音声信号を出力するための右音声出力端子151cとからなっている。
【0029】
上述した構成において、地上波放送チューナ112、中間周波処理部113、入力切換回路132、映像処理部134、表示部135、音声増幅部136、音声出力部137、OSD処理回路141、映像消去回路142および音量制御回路143は、電源供給単位としてのAブロックを構成している。また、BSセカンドコンバータモジュール116およびBS−LNB電源部117は、電源供給単位としてのBブロックを構成している。また、CSディジタル放送受信システム123、モデム124およびカードインタフェース126は、電源供給単位としてのCブロックを構成している。なお、CS−LNB122の電源は、CSディジタル放送受信システム123を通して供給される。さらに、入力切換回路131,133および消去回路152は、電源供給単位としてのDブロックを構成している。
【0030】
なお、制御ラインを省略している部分もあるが、地上波放送チューナ112、モジュール116および受信システム123の動作は制御部101によって制御され、また入力切換回路131,132,133の切換動作も制御部101によって制御される。
【0031】
また、テレビ受信機100は、商用交流電圧(例えばAC100V)を入力する電源プラグ161と、この電源プラグ161に入力される交流電圧より上述したAブロックの電源として供給する直流電圧を得るメイン電源部162と、電源プラグ161とメイン電源部162との間に挿入されたメイン電源スイッチとしての接続スイッチ(SW11)163とを有している。接続スイッチ163のオンオフ動作は、制御部101によって制御される。
【0032】
また、テレビ受信機100は、電源プラグ161に入力される交流電圧より制御部101および上述したBブロックのBS−LNB電源部117に電源としてそれぞれ供給するための直流電圧を得ると共に、後述するDブロック電源部およびBS電源部に供給するための直流電圧を得るサブ電源部164と、このサブ電源部164とBS−LNB電源部117との間に挿入された接続スイッチ(SW12)165とを有している。接続スイッチ165のオンオフ動作は、制御部101によって制御される。
【0033】
なお、サブ電源部164と制御部101との間には接続スイッチは挿入されておらず、従って制御部101では、接続スイッチ(メイン電源スイッチ)163がオフの状態にあっても、リモコン信号受信部105で受信されたリモコン信号による操作または操作部104による操作を常に受け付けることができる。
【0034】
また、テレビ受信機100は、サブ電源部164からの直流電圧が入力され、上述したBブロックのモジュール116に電源として供給する種々の電圧値の直流電圧を得るBS電源部166と、サブ電源部164とBS電源部166との間に挿入された接続スイッチ(SW14)167と、サブ電源部164からの直流電圧が入力され、上述したDブロックに電源として供給する種々の電圧値の直流電圧を得るDブロック電源部168と、サブ電源部164とDブロック電源部168との間に挿入された接続スイッチ(SW13)169とを有している。接続スイッチ167,169のオンオフ動作は、制御部101によって制御される。
【0035】
また、テレビ受信機100は、電源プラグ161に入力される交流電圧よりCブロックに電源として供給する直流電圧を得るためのCS/CS−LNB電源部170とを有している。
【0036】
次に、図1に示すテレビ受信機100の動作を説明する。
電源スイッチ163がオフの状態で、ユーザ操作(ユーザのリモコン送信機による操作あるいは操作部104の操作)により電源オンの指示があると、制御部101の制御によって接続スイッチ163がオンとされ、それに伴ってメイン電源部162よりAブロックに電源が供給される。これにより、表示部135に入力切換回路132で取り出された信号S1に係る画像が表示されると共に、音声出力部137よりその信号S1に係る音声が出力される。
【0037】
ここで、ユーザ操作で地上波放送が選択される場合には、中間周波処理部113より、ユーザ操作で選択されたチャネルに係る映像信号Vaおよび音声信号Ala,Araが出力されると共に、入力切換回路132はc側に切り換えられる。そのため、表示部135には選択された地上波放送のチャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。
【0038】
このように地上波放送が選択される場合、BS固定切、CS固定切の状態にあるときは、Bブロックに電源が供給され、入力切換回路133はf側に接続され、CS/BS出力端子部151には、BS放送のラストチャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。入力切換回路131は、ラストチャネルによってa側あるいはb側に接続される。なおこのとき、受信システム123はパワーオフモードとされるので、受信システム123より映像信号および音声信号は出力されない。なお、受信システム123は、パワーオフモードであっても、少なくともモデム124およびカードインタフェース126の制御を行うことができる。
【0039】
また、地上波放送が選択される場合、BS固定入、CS固定切の状態にあるときは、Bブロックに電源が供給され、入力切換回路133はf側に接続され、CS/BS出力端子部151には、BS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。入力切換回路131は、固定チャネルによってa側あるいはb側に接続される。なおこのとき、受信システム123はパワーオフモードとされるので、受信システム123より映像信号および音声信号は出力されない。
【0040】
また、地上波放送が選択される場合、BS固定切、CS固定入の状態にあるときは、受信システム123はパワーオンモードとされ、入力切換回路133はg側に接続され、CS/BS出力端子部151には、CS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。なおこのとき、Bブロックに電源は供給されず、モジュール116より映像信号および音声信号は出力されない。なお、BS−LNB電源部117については、接続スイッチ(SW12)165を制御部101で制御することにより、電源を供給したままとすることができる。
【0041】
また、地上波放送が選択される場合、BS固定入、CS固定入の状態にあるときは、Bブロックに電源が供給され、入力切換回路133はf側に接続され、CS/BS出力端子部151には、BS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。入力切換回路131は、固定チャネルによってa側あるいはb側に接続される。このとき、受信システム123はパワーオンモードとされ、受信システム123よりCS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0042】
次に、ユーザ操作でBS放送が選択される場合には、Bブロックに電源が供給され、入力切換回路131よりBS放送に係る映像信号および音声信号が出力されると共に、入力切換回路132はe側に切り換えられる。そのため、表示部135にはBS放送の映像信号による画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声信号による音声が出力される。
【0043】
このようにBS放送が選択される場合、BS固定切、CS固定切の状態にあるときは、モジュール116はユーザ操作で選択されたチャネルの選局状態となり、入力切換回路131からはそのチャネルに係る映像信号および音声信号が取り出される。したがって、表示部135には選択されたチャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。なお、入力切換回路131は、選択チャネルによってa側あるいはb側に接続される。そしてこのとき、入力切換回路133はf側に接続され、CS/BS出力端子部151には、BS放送の選択されたチャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。なおこのとき、受信システム123はパワーオフモードとされるので、受信システム123より映像信号および音声信号は出力されない。
【0044】
また、BS放送が選択される場合、BS固定入、CS固定切の状態にあるときは、モジュール116は、BS放送の固定チャネルの選局状態に固定され、入力切換回路131からはそのチャネルに係る映像信号および音声信号が取り出される。したがって、表示部135にはBS放送の固定チャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。なお入力切換回路131は、固定チャネルによってa側あるいはb側に接続される。またこのとき、入力切換回路133はf側に接続され、CS/BS出力端子部151には、BS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。なおこのとき、受信システム123はパワーオフモードとされるので、受信システム123より映像信号および音声信号は出力されない。
【0045】
また、BS放送が選択される場合、BS固定切、CS固定入の状態にあるときは、モジュール116はユーザ操作で選択されたチャネルの選局状態となり、入力切換回路131からはそのチャネルに係る映像信号および音声信号が取り出される。したがって、表示部135には選択されたチャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。またこのとき、Cブロックに電源が供給され、入力切換回路133はg側に接続され、CS/BS出力端子部151には、CS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0046】
また、BS放送が選択される場合、BS固定入、CS固定入の状態にあるときは、モジュール116は、BS放送の固定チャネルの選局状態に固定され、入力切換回路131からはそのチャネルに係る映像信号および音声信号が取り出される。したがって、表示部135にはBS放送の固定チャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。またこのとき、入力切換回路133はf側に接続され、CS/BS出力端子部151にはBS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。なおこのとき、受信システム123はパワーオンモードとされるので、受信システム123よりCS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0047】
次に、ユーザ操作でCS放送が選択される場合には、受信システム123はパワーオンモードとされ、入力切換回路132はd側に切り換えられる。そのため、表示部135にはCS放送の映像信号による画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声信号による音声が出力される。
【0048】
このようにCS放送が選択される場合、BS固定切、CS固定切の状態にあるときは、受信システム123はユーザ操作で選択されたチャネル(プログラム番号)の選局状態となる。したがって、表示部135には選択されたチャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。そしてこのとき、入力切換回路133はg側に接続され、CS/BS出力端子部151には、CS放送の選択されたチャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。なおこのとき、Bブロックに電源は供給されず、モジュール116より映像信号および音声信号は出力されない。
【0049】
また、CS放送が選択される場合、BS固定入、CS固定切の状態にあるときは、受信システム123はユーザ操作で選択されたチャネル(プログラム番号)の選局状態となる。したがって、表示部135には選択されたチャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。そしてこのとき、Bブロックに電源が供給され、モジュール116はBS放送の固定チャネルの選局状態に固定され、入力切換回路133はf側に接続される。したがって、CS/BS出力端子部151には、BS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0050】
また、CS放送が選択される場合、BS固定切、CS固定入の状態にあるときは、受信システム123はCS放送の固定チャネル(プログラム番号)の選局状態となる。したがって、表示部135にはCS放送の固定チャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。そしてこのとき、入力切換回路133はg側に接続され、CS/BS出力端子部151には、CS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。なおこのとき、Bブロックに電源は供給されず、モジュール116より映像信号および音声信号は出力されない。
【0051】
また、CS放送が選択される場合、BS固定入、CS固定入の状態にあるときは、受信システム123はCS放送の固定チャネル(プログラム番号)の選局状態となる。したがって、表示部135にはCS放送の固定チャネルの画像が表示され、音声出力部137よりそのチャネルの音声が出力される。そしてこのとき、Bブロックに電源が供給され、モジュール116はBS放送の固定チャネルの選局状態に固定され、入力切換回路133はf側に接続される。したがって、CS/BS出力端子部151には、BS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0052】
次に、電源スイッチ163がオフの状態で、メイン電源オフ時の動作を説明する。この場合、Aブロックに電源が供給されないことから、表示部135には画像は表示されず、音声出力部137より音声は出力されない。
【0053】
このようなメイン電源オフ時に、BS固定切、CS固定切の状態にあるときは、Bブロック、さらにはDブロックに電源は供給されず、受信システム123はパワーオフモードとされ、モジュール116および受信システム123より映像信号および音声信号は出力されず、またCS/BS出力端子部151には映像信号および音声信号は出力されない。
【0054】
また、メイン電源オフ時に、BS固定入、CS固定切の状態にあるときは、Bブロックに電源が供給されてモジュール116はBS放送の固定チャネルの選局状態となると共に、Dブロックに電源が供給され入力切換回路133はf側に接続される。入力切換回路131は、BS放送の固定チャネルによってa側あるいはb側に接続される。したがって、CS/BS出力端子部151には、BS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0055】
また、メイン電源オフ時に、BS固定切、CS固定入の状態にあるときは、受信システム123はパワーオンモードとされて受信システム123はCS放送の固定チャネルの選局状態となると共に、Dブロックに電源が供給されて入力切換回路133はg側に接続される。したがって、CS/BS出力端子部151には、CS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。
【0056】
また、メイン電源オフ時に、BS固定入、CS固定入の状態にあるときは、Bブロックに電源が供給されてモジュール116はBS放送の固定チャネルの選局状態となると共に、Dブロックに電源が供給され入力切換回路133はf側に接続される。したがって、CS/BS出力端子部151には、BS放送の固定チャネルに係る映像信号および音声信号が出力される。またこのとき、受信システム123は、パワーオンモードとされ、CS放送の固定チャネルの選局状態となる。
【0057】
図2は、上述した、メイン電源オン時の各放送の選択時における選択視聴画面やCS/BS出力端子部151への出力状態およびCS出力端子部127への出力状態と、メイン電源オフ時におけるCS/BS出力端子部151への出力状態およびCS出力端子部127への出力状態とを、まとめて示したものである。
【0058】
次に、図3〜図11のフローチャートを使用して、モニターキーや固定キー等が操作された場合における制御部101の制御動作について説明する。
【0059】
まず、図3のフローチャートの制御動作を説明する。
メイン電源がオンとなると、ステップST1で、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニタキーの押し下げがあるときは、ステップST2で、選択視聴画面に係る放送やチャネルの情報(選択視聴情報)をレジスタAVSELに記憶する。
【0060】
次に、ステップST3で、消音オンに設定されているか否かを判定する。消音オンに設定されているときは、ステップST4で、フラグF_AMUTEを1とし、その後にステップST5に進む。一方、消音オンに設定されていないときは、ステップST6で、フラグF_AMUTEを0とし、その後にステップST5に進む。ステップST5では、消画オンに設定されているか否かを判定する。消画オンに設定されているときは、ステップST7で、フラグF_VMUTEを1とし、その後にステップST8に進む。一方、消画オンに設定されていないときは、ステップST9で、フラグF_VMUTEを0とし、その後にステップST8に進む。ステップST8では、タイマ(TMR)を0にリセットする。ステップST2〜ステップST8の処理を、モニターメモリ処理と呼ぶ。
【0061】
次に、ステップST10で、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST11で、入力切換回路(SW1)132をd側(CS側)に切り換え、その後にステップST12に進む。一方、CS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST13で、入力切換回路(SW1)132をe側(BS側)に切り換え、その後にステップST12に進む。なお、ステップST13では、Bブロックに電源を供給して、モジュール116を動作状態とする。
【0062】
ステップST12では、消音オフ、消画オフとして、モニター状態とする。この場合、OSD処理回路141よりCS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号に係る放送およびチャネルを表示するための文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。そして、ステップST14で、タイマが5秒を経過したか否かを判定する。5秒を経過したときは、ステップST15で、上述したステップST12によるOSD表示をオフし、その後にステップST16で、レジスタAVSELに記憶されている選択視聴情報に基づいて、入力切換回路(SW1)132の切り換えを、元の状態に戻す。
【0063】
次に、ステップST17で、フラグF_AMUTEが1であるか否かを判定する。F_AMUTE=1であるときは、ステップST18で、消音オンとして元の状態に戻し、その後にステップST19に進む。一方、F_AMUTE=0であるときは、元の状態が消音オフにあったので、消音オフの状態のまま、直ちにステップST19に進む。
【0064】
ステップST19では、フラグF_VMUTEが1であるか否かを判定する。F_VMUTE=1であるときは、ステップST20で、消画オンとして元の状態に戻し、その後に処理を終了する。一方、F_VMUTE=0であるときは、元の状態が消画オフにあったので、消画オフの状態のまま、直ちに処理を終了する。ステップST16〜ステップST20の処理を、モニター復帰処理と呼ぶ。
【0065】
図12は、図3のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0066】
消音オフおよび消画オフの状態にあり、また選択視聴画面として地上波放送(12チャネル)が選択されている状態にあり、さらにCS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151に出力されているBS放送(7チャネル)のモニター状態となる。
【0067】
つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135にBS放送(7チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(7チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141よりCS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT BS7」の文字が表示される。
【0068】
また、このモニター状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がc側に切り換えられ、表示部135に地上波放送(12チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137より地上波放送(12チャネル)に係る音声が出力される。
【0069】
この図3に示す制御動作によれば、モニターキーの押し下げをすることで、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号を、所定時間、例えば5秒間だけ視聴できる。また、この所定時間の後は、自動的に元の視聴状態に戻るため、ユーザ操作は不要であり、使い勝手のよいものとなる。
【0070】
次に、図4のフローチャートの制御動作を説明する。
メイン電源がオンとなると、ステップST21で、CS固定入に設定されているか否かを判定する。CS固定入に設定されていないときは、ステップST22で、BS固定入に設定されているか否かを判定する。BS固定入に設定されていないときは、ステップST23で、OSDバッファに固定切の情報を記憶し、ステップST24に進む。
【0071】
このステップST24では、選択視聴画面がCS放送であるか否か判定する。選択視聴画面がCS放送でないときは、ステップST25で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、その後にステップST26に進む。上述のステップST22で、BS固定入に設定されているときは、ステップST26Aで、OSDバッファにBS固定入の情報を記憶し、その後にステップST25で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、その後にステップST26に進む。
【0072】
上述のステップST21で、CS固定入に設定されているときは、ステップST26Bで、OSDバッファにCS固定入の情報を記憶し、その後にステップST26Cに進む。上述のステップST24で、選択視聴画面がCS放送であるときも、ステップST26Cに進む。このステップST26Cでは、入力切換回路(SW3)133をg側(CS側)に切り換え、その後にステップST26に進む。
【0073】
ステップST26では、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニタキーの押し下げがあるときは、ステップST27で、モニターメモリ処理をする(図3のステップST2〜ステップST9参照)。
【0074】
次に、ステップST28で、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST29で、入力切換回路(SW1)132をd側(CS側)に切り換え、その後にステップST30に進む。一方、CS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST31で、入力切換回路(SW1)132をe側(BS側)に切り換え、その後にステップST30に進む。なお、ステップST31では、Bブロックに電源を供給して、モジュール116を動作状態とする。
【0075】
ステップST30では、消音オフ、消画オフとして、モニター状態とする。この場合、OSD処理回路141よりCS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号に係る放送およびチャネルを表示するための文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。
【0076】
次に、ステップST32で、OSD処理回路141より、上述したようにOSDバッファに記憶されている情報に対応する文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。例えば、OSDバッファに固定切、BS固定入、CS固定入の情報が記憶されている場合、画像上には、それぞれ「固定切」、「BS固定入」、「CS固定入」が表示される。
【0077】
次に、ステップST33で、タイマが5秒を経過したか否かを判定する。5秒を経過していないときは、ステップST34で、固定キーの押し下げがあるか否かを判定する。固定キーの押し下げがあるときは、ステップST35で、タイマ(TMR)を0にリセットし、その後にステップST36に進む。固定キーの押し下げがないときは、ステップST33に戻る。
【0078】
このステップST36では、固定入(BS固定入、CS固定入の少なくともいずれか)に設定されているか否かを判定する。固定入に設定されていないときは、ステップST37で、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST38で、CS固定に設定し、OSDバッファにCS固定の情報を記憶し、その後にステップST32に戻る。一方、CS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST39で、BS固定に設定し、OSDバッファにBS固定の情報を記憶し、その後にステップST32に戻る。
【0079】
また、上述のステップST36で、固定入に設定されているときは、ステップST40で、固定切に設定し、OSDバッファに固定切の情報を記憶する。そして、ステップST41で、選択視聴画面がCS放送であるか否かを判定する。選択視聴画面がCS放送であるときは、ステップST42で、入力切換回路(SW3)133をg側(CS側)に切り換え、その後にステップST28に戻る。一方、選択視聴画面がCS放送でないときは、ステップST43で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、その後にステップST28に戻る。
【0080】
また、上述のステップST33で、タイマが5秒を経過したか否かを判定する。5秒を経過したときは、ステップST44で、上述したステップST30、ステップST32によるOSD表示をオフし、そしてステップST45で、モニター復帰処理をし(図3のステップST16〜ステップST20の処理参照)、その後に処理を終了する。
【0081】
図13は、図4のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0082】
消音オフおよび消画オンの状態にあり、また選択視聴画面としてBS放送(5チャネル)が選択されている状態にあり、さらにCS固定入に設定されていてCS/BS出力端子部151にCS放送(201チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151に出力されているCS放送(201チャネル)のモニター状態となる。
【0083】
つまり、入力切換回路132がd側に切り換えられ、表示部135にCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141よりCS/BS出力端子部151にCS放送(201チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、およびCS放送(201チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて、映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT CS201」、「CS201 固定」の文字が表示される。
【0084】
また、このモニター状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135は消画状態となり、音声出力部137よりBS放送(5チャネル)に係る音声が出力される。
【0085】
また、図14は、図4のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0086】
消音オフおよび消画オフの状態にあり、また選択視聴画面として地上波放送(12チャネル)が選択されている状態にあり、さらにBS固定入に設定されていてCS/BS出力端子部151にBS放送(11チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151に出力されているBS放送(11チャネル)のモニター状態となる。
【0087】
つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135にBS放送(11チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(11チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141よりCS/BS出力端子部151にBS放送(11チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、およびBS放送(11チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT BS11」、「BS11 固定」の文字が表示される。
【0088】
また、このモニター状態で、5秒が経過する前に、固定キーの押し下げがあるときは、固定切に設定されると共に、OSD処理回路141より出力されているBS放送(11チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが、固定切の設定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHに変更され、表示部135に「BS11 固定」の代わりに「固定切」が表示される。
【0089】
そして、この状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がc側に切り換えられ、表示部135には地上波放送(12チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137より地上波放送(12チャネル)に係る音声が出力される。
【0090】
この図4に示す制御動作によれば、モニターキーの押し下げをすることで、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号を視聴できる。また、表示部135には、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号に係る放送種類やチャネル、さらにその固定状態もOSD表示される。したがって、ユーザは、そのOSD表示によって、放送種類やチャネル、さらに固定状態を確認できる。
【0091】
また、モニター状態で、固定キーの押し下げをすることで、固定入から固定切に、あるいは固定切から固定入に設定できる。例えば、選択視聴画面がCS放送以外であって、CS固定入が設定されている場合、固定キーの押し下げを順次行うことで、CS固定入→固定切→BS固定入→固定切→BS固定入→・・・のように変化していく。また例えば、選択視聴画面がCS放送であって、BS固定入が設定されている場合、固定キーの押し下げを順次行うことで、BS固定入→固定切→CS固定入→固定切→CS固定入→・・・のように変化していく。
【0092】
ここで、固定切に設定する場合、選択視聴画面がCS放送である場合には、このCS放送の視聴状態となり、一方選択視聴画面がCS放送でない場合には、BS放送の視聴状態となる。
【0093】
次に、図5のフローチャートの制御動作を説明する。
メイン電源がオンとなると、ステップST51で、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニタキーの押し下げがあるときは、ステップST52で、モニターメモリ処理(図3のステップST2〜ステップST9参照)をし、その後にステップST53に進む。
【0094】
このステップST53では、選択視聴画面の視聴状態にあるか否かを判定する。選択視聴画面の視聴状態にあるときは、ステップST54で、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号のモニター状態(CS/BS出力モニター状態)とし、その後にステップST55に進む。
【0095】
このステップST55では、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST56で、入力切換回路(SW1)132をd側(CS側)に切り換え、その後にステップST57に進む。一方、CS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST58で、入力切換回路(SW1)132をe側(BS側)に切り換え、その後にステップST57に進む。なお、ステップST58では、Bブロックに電源を供給して、モジュール116を動作状態とする。
【0096】
ステップST57では、消音オフ、消画オフとして、モニター状態とする。この場合、CS/BSのモニター状態にあるときは、OSD処理回路141よりCS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号に係る放送およびチャネルを示すと共に、さらには固定状態を示す文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。一方、CS出力モニター状態にあるときは、OSD処理回路141より、CSディジタル放送受信システム123の受信チャネルを示すと共に、さらには固定状態を示す文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。
【0097】
次に、ステップST59で、タイマが5秒を経過したか否かを判定する。5秒を経過したときは、ステップST60で、上述したステップST57によるOSD表示をオフし、そしてステップST61で、モニター復帰処理をし(図3のステップST16〜ステップST20の処理参照)、その後に処理を終了する。
【0098】
また、上述のステップST59で、5秒が経過していないときは、ステップST62で、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニターキーの押し下げがあるときは、ステップST63で、タイマを0にリセットして、ステップST53に戻る。モニターキーの押し下げがないときは、ステップST59に戻る。
【0099】
また、上述のステップST53で、選択視聴画面の視聴状態にないときは、ステップST64で、CS/BS出力モニター状態にあるか否かを判定する。CS/BS出力モニター状態にないとき、つまりCS出力モニター状態にあるときは、ステップST60に進み、選択視聴画面の視聴状態に復帰するための処理をする。一方、CS/BS出力モニター状態にあるときは、ステップST65で、受信システム123より出力されている映像信号および音声信号をモニタするCS出力モニター状態とし、その後にステップST56に進む。
【0100】
図15は、図5のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0101】
消音オフおよび消画オフの状態にあり、また選択視聴画面として地上波放送(12チャネル)が選択されている状態にあり、さらにBS固定入に設定されていてCS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151に出力されているBS放送(9チャネル)のモニター状態となる。
【0102】
つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135にBS放送(9チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(9チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、およびBS放送(9チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT BS9」、「BS9 固定」の文字が表示される。
【0103】
また、このモニター状態で、5秒が経過する前に、モニターキーの押し下げがあるときは、CSディジタル放送受信システム123より出力されるCS放送(201チャネル)のモニター状態となる。つまり、入力切換回路132がd側に切り換えられ、表示部135にCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141より、CS出力端子部127にCS放送(201チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS OUT CS201」の文字が表示される。なお、この例のように、CS出力モニター状態においては、CS固定入およびBS固定入からCS固定切およびBS固定入に変化したときでないときは、CS固定切およびBS固定入に関する文字は制御部101の制御により表示しない。
【0104】
そして、この状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がc側に切り換えられ、表示部135には地上波放送(12チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137より地上波放送(12チャネル)に係る音声が出力される。
【0105】
この図5に示す制御動作によれば、モニターキーを押し下げることで、CS/BS出力端子部151に出力される映像信号および音声信号による画像や音声を視聴でき、さらにこの状態でモニターキーを押し下げることで、CSディジタル放送受信システム123の出力信号による画像や音声を視聴できる。つまり、2系統のモニターを行うことができる。なお、入力切換回路131の出力信号(BS放送信号)による画像や音声をさらに視聴できるようにしてもよい。
【0106】
次に、図6、図7のフローチャートの制御動作を説明する。
メイン電源がオンとなると、ステップST71で、CS固定入に設定されているか否かを判定する。CS固定入に設定されていないときは、ステップST72で、BS固定入に設定されているか否かを判定する。BS固定入に設定されていないときは、ステップST73で、CS固定入およびBS固定入に設定されているか否かを判定する。CS固定入およびBS固定入に設定されていないときは、ステップST74で、制御部101に内蔵されているOSDバッファに固定切の情報を記憶し、その後にステップST75に進む。
【0107】
このステップST75では、選択視聴画面がCS放送であるか否か判定する。選択視聴画面がCS放送でないときは、ステップST76で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、その後にステップST77に進む。上述のステップST73で、CS固定入およびBS固定入に設定されているときは、ステップST78で、OSDバッファにCS固定およびBS固定の情報を記憶し、その後にステップST76で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、その後にステップST77に進む。
【0108】
上述のステップST72で、BS固定入に設定されているときは、ステップST79で、OSDバッファにBS固定の情報を記憶し、その後にステップST76で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、その後にステップST77に進む。
【0109】
上述のステップST71で、CS固定入に設定されているときは、ステップST80で、OSDバッファにCS固定の情報を記憶し、その後にステップST81に進む。上述のステップST75で、選択視聴画面がCS放送であるときも、ステップST81に進む。このステップST81では、入力切換回路(SW3)133をg側(CS側)に切り換え、その後にステップST77に進む。
【0110】
ステップST77では、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニターキーの押し下げがあるときは、ステップST82で、モニターメモリ処理(図3のステップST2〜ステップST9参照)をし、その後にステップST83に進む。
【0111】
このステップST83では、選択視聴画面の視聴状態にあるか否かを判定する。選択視聴画面の視聴状態にあるときは、ステップST84で、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号のモニター状態(CS/BS出力モニター状態)とし、その後にステップST85に進む。
【0112】
このステップST85では、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST86で、入力切換回路(SW1)132をd側(CS側)に切り換え、その後にステップST87に進む。一方、CS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST88で、入力切換回路(SW1)132をe側(BS側)に切り換え、その後にステップST87に進む。なお、ステップST88では、Bブロックに電源を供給して、モジュール116を動作状態とする。
【0113】
ステップST87では、消音オフ、消画オフとして、モニター状態とする。この場合、CS/BSのモニター状態にあるときは、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号に係る放送およびチャネルを示すと共に、さらには固定状態を示す文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。一方、CS出力モニター状態にあるときは、OSD処理回路141より、CSディジタル放送受信システム123の受信チャネルを示すと共に、さらには固定状態を示す文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。
【0114】
次に、ステップST89で、OSD処理回路141より、上述したようにOSDバッファに記憶されている情報に対応する文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。例えば、OSDバッファに、固定切、BS固定入、CS固定入の情報が記憶されている場合、画像上には、それぞれ「固定切」、「BS固定」、「CS固定」の文字が表示される。また、OSDバッファに、CS固定入およびBS固定入の情報が記憶されている場合、画像上には、「CS・BS固定」の文字が表示される。
【0115】
次に、ステップST90で、タイマが5秒を経過したか否かを判定する。5秒を経過していないときは、ステップST91で、固定キーの押し下げがあるか否かを判定する。固定キーの押し下げがないときは、ステップST92で、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニターキーの押し下げがないときは、ステップST90に戻る。一方、モニターキーの押し下げがあるときは、ステップST93で、タイマ(TMR)を0にリセットし、その後にステップST83に進む。
【0116】
また、上述のステップST91で、固有キーの押し下げがあるときは、ステップST94で、タイマ(TMR)を0にリセットし、その後にステップST95に進む。このステップST95では、CS/BS出力モニター状態にあるか否かを判定する。CS/BS出力モニター状態にあるときは、ステップST96で、固定入(BS固定入、CS固定入の少なくともいずれか)に設定されているか否かを判定する。
【0117】
固定入に設定されていないときは、ステップST97で、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST98で、CS固定入、BS固定切に設定し、OSDバッファにCS固定入の情報を記憶する。一方、CS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST99で、BS固定入、CS固定切に設定し、OSDバッファにBS固定入の情報を記憶し、その後にステップST89に戻る。
【0118】
また、上述のステップST95で、CS/BS出力モニター状態になく、つまりCS出力モニター状態にあるときは、ステップST100で、BS固定入、CS固定切に設定されているか否かを判定する。BS固定入、CS固定切に設定されていないときは、ステップST101で、固定入(BS固定切およびCS固定入、またはBS固定入およびCS固定入のいずれか)に設定されているか否かを判定する。固定入に設定されていないときは、ステップST98に進み、CS固定入、BS固定切に設定し、OSDバッファにCS固定の情報を記憶する。一方、固定入に設定されているときは、ステップST102に進む。
【0119】
このステップST102では、CS固定入およびBS固定入に設定されているか否かを判定する。CS固定入およびBS固定入に設定されているときは、ステップST99に進み、BS固定入、CS固定切に設定し、OSDバッファにBS固定入の情報を記憶し、その後にステップST89に戻る。また、上述のステップST100で、BS固定入、CS固定切に設定されているときは、ステップST104で、CS固定入およびBS固定入に設定し、OSDバッファにCS固定入およびBS固定入の情報を記憶し、その後にステップST89に戻る。
【0120】
また、上述のステップST96で、固定入に設定されているときは、ステップST105で、CS固定入およびBS固定入に設定されているか否かを判定する。CS固定入およびBS固定入に設定されているときは、ステップST98に進み、CS固定入、BS固定切に設定し、OSDバッファにCS固定入の情報を記憶する。一方、CS固定入およびBS固定入に設定されていないときは、ステップST106に進む。上述したステップST102で、CS固定入およびBS固定入に設定されていないときも、このステップST106に進む。
【0121】
このステップST106では、固定切に設定し、OSDバッファに固定切の情報を記憶する。そして、ステップST107で、選択視聴画面がCS放送であるか否かを判定する。選択視聴画面がCS放送であるときは、ステップST108に進む。上述のステップST98の処理の後も、ステップST108に進む。
【0122】
ステップST108では、入力切換回路(SW3)133をg側(CS側)に切り換え、その後にステップST109に進む。このステップST109では、入力切換回路(SW1)132をd側(CS側)に切り換え、その後にステップST89に戻る。
【0123】
また、上述のステップST107で、選択視聴画面がCS放送でないときは、ステップST110で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、その後にステップST111に進む。このステップST111では、CS/BS出力モニター状態にあるか否かを判定する。CS/BS出力モニター状態にあるときは、ステップST112で、入力切換回路(SW1)132をe側(BS側)に切り換え、その後にステップST89に戻る。一方、CS/BS出力モニター状態にないときは、直ちにステップST89に戻る。
【0124】
また、上述のステップST90で、タイマが5秒を経過したか否かを判定する。5秒を経過したときは、ステップST113で、上述したステップST87、ステップST89によるOSD表示をオフし、そしてステップST114で、モニター復帰処理をし(図3のステップST16〜ステップST20の処理参照)、その後に処理を終了する。
【0125】
また、上述したステップST83で、選択視聴画面の視聴状態にないときは、ステップST115で、CS/BS出力モニター状態にあるか否かを判定する。CS/BS出力モニター状態にないとき、つまりCS出力モニター状態にあるときは、ステップST113に進み、選択視聴画面の視聴状態に復帰するための処理をする。一方、CS/BS出力モニター状態にあるときは、ステップST116で、受信システム123より出力されている映像信号および音声信号をモニタするCS出力モニター状態とし、その後にステップST86に進む。
【0126】
図16は、図6、図7のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0127】
消音オフおよび消画オフの状態にあり、また選択視聴画面として地上波放送(12チャネル)が選択されている状態にあり、またBS固定入に設定されていてCS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあり、またCS固定入に設定されていてCSディジタル放送受信システム123は201チャネルの受信状態にあり、さらにBS電源オン、CSパワーオンモードの状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151に出力されているBS放送(9チャネル)のモニター状態となる。
【0128】
つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135にBS放送(9チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(9チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、およびBS放送(9チャネル)、CS放送(201チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT BS9」、「CS201・BS9 固定」の文字が表示される。
【0129】
また、このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、固定キーの押し下げがあるときは、BS固定切に設定され、BS電源オフの状態となる。このとき、入力切換回路133がg側に切り換えられ、CS/BS出力端子部151にはCS放送(201チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力される。またこのとき、入力切換回路132がd側に切り換えられ、表示部135にCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される。
【0130】
そしてこの場合、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にCS放送(201チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、およびCS放送(201チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT CS201」、「CS201 固定」の文字が表示される。
【0131】
また、このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、モニターキーの押し下げがあるときは、CSディジタル放送受信システム123より出力されるCS放送(201チャネル)のモニター状態となる。この場合、入力切換回路132がd側に切り換えられ、表示部135にCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される状態が続く。
【0132】
そしてこの場合、OSD処理回路141より、受信システム123が201チャネルの受信状態にあること、およびおよびCS放送(201チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS OUT CS201」、「CS201 固定」の文字が表示される。
【0133】
また、このCS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、固定キーの押し下げがあるときは、CS固定切に設定され、CSパワーオフモードとなる。そのため、表示部135に画像は表示されず、また音声出力部137より音声は出力されない。またこのとき、BS電源オンの状態とされ、CS/BS出力端子部151には、BS放送に係る信号が出力される。
【0134】
そしてこの場合、OSD処理回路141より、CSパワーオフモードにあって受信システム123の出力がないこと、および固定切( BS固定切およびCS固定切)にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、例えば「CS OUT ____」、「固定切」の文字が表示される。
【0135】
また、この状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がc側に切り換えられ、表示部135には地上波放送(12チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137より地上波放送(12チャネル)に係る音声が出力される。ただし、BS固定切、CS固定切となり、またCSパワーオフモードとなる。
【0136】
また、図17は、図6、図7のフローチャートに示す制御動作に係る他の動作例を示している。
【0137】
消音オフおよび消画オフの状態にあり、また選択視聴画面として地上波放送(12チャネル)が選択されている状態にあり、またBS電源オンの状態にあると共にBS固定入に設定されていてCS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあり、さらにCSパワーオフモードの状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151に出力されているBS放送(9チャネル)のモニター状態となる。
【0138】
つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135にBS放送(9チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(9チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、およびBS放送(9チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT BS9」、「BS9 固定」の文字が表示される。
【0139】
また、このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、モニターキーの押し下げがあると、CSディジタル放送受信システム123の出力モニター状態となる。この場合、入力切換回路132がd側に切り換えられるが、CSパワーオフモードの状態にあるため、表示部135に画像は表示されず、また音声出力部137より音声は出力されない。
【0140】
そしてこの場合、OSD処理回路141より、CSパワーオフモードにあって受信システム123の出力がないことを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、例えば「CS OUT ____」の文字が表示される。
【0141】
また、このCS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、固定キーの押し下げがあると、BS固定入の他に、さらにCSパワーオンモードとされてCS固定入に設定される。この場合、入力切換回路132はd側に切り換えられたままにあり、表示部135にCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される。
【0142】
そしてこの場合、OSD処理回路141より、受信システム123が201チャネルの受信状態にあること、およびBS放送(9チャネル)、CS放送(201チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS OUT CS201」、「CS201・BS9 固定」の文字が表示される。
【0143】
また、このCS出力モニター状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がc側に切り換えられ、表示部135には地上波放送(12チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137より地上波放送(12チャネル)に係る音声が出力される。ただし、BS固定入およびCS固定入となり、またCSパワーオンモードとなる。
【0144】
また、図18は、図6、図7のフローチャートに示す制御動作に係るさらに他の動作例を示している。
【0145】
消音オフおよび消画オフの状態にあり、また選択視聴画面として地上波放送(12チャネル)が選択されている状態にあり、またBS電源オンの状態にあると共にBS固定入に設定されていてCS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあり、さらにCSパワーオンモードの状態にあってCS固定入に設定されているとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151に出力されているBS放送(9チャネル)のモニター状態となる。
【0146】
つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135にBS放送(9チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(9チャネル)に係る音声が出力される。そしてこの場合、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、CS放送(201チャネル)およびBS放送(9チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS/BS OUT BS9」、「CS201,BS9 固定」の文字が表示される。
【0147】
また、このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、モニターキーの押し下げがあると、CSディジタル放送受信システム123の出力モニター状態となる。この場合、入力切換回路132がd側に切り換えられ、表示部135にCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される。
【0148】
そしてこの場合、OSD処理回路141より、受信システム123が201チャネルの受信状態にあること、およびBS放送(9チャネル)、CS放送(201チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135に表示される画像上には、例えば「CS OUT CS201」、「CS201・BS9 固定」の文字が表示される。
【0149】
また、このCS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、固定キーの押し下げがあると、CS固定切およびCS固定切に設定され、CSパワーオフモードとなる。そのため、表示部135に画像は表示されず、また音声出力部137より音声は出力されない。
【0150】
そしてこの場合、OSD処理回路141より、CSパワーオフモードにあって受信システム123の出力がないこと、およびBS放送(9チャネル)の固定状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、例えば「CS OUT ____」、「BS9 固定」の文字が表示される。
【0151】
また、このCS出力モニター状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がc側に切り換えられ、表示部135には地上波放送(12チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137より地上波放送(12チャネル)に係る音声が出力される。ただし、CSパワーオフモードとなる。
【0152】
次に、図8のフローチャートの制御動作を説明する。
メイン電源がオンとなると、ステップST121で、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニタキーの押し下げがあるときは、ステップST122で、モニターメモリ処理(図3のステップST2〜ステップST9参照)をし、その後にステップST123に進む。
【0153】
このステップST123では、選択視聴画面の視聴状態にあるか否かを判定する。選択視聴画面の視聴状態にあるときは、ステップST124で、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号のモニター状態(CS/BS出力モニター状態)とし、その後にステップST125に進む。
【0154】
このステップST125では、予約スタンバイ機能によって、消去回路152がオン状態にあるか否かを判定する。消去回路152がオン状態にないときは、ステップST126に進む。このステップST126では、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST127で、入力切換回路(SW1)132をd側(CS側)に切り換え、その後にステップST128に進む。一方、CS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST129で、入力切換回路(SW1)132をe側(BS側)に切り換え、その後にステップST128に進む。なお、ステップST129では、Bブロックに電源を供給して、モジュール116を動作状態とする。
【0155】
ステップST128では、消音オフ、消画オフとして、モニター状態とする。この場合、CS/BSのモニター状態にあるときは、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151に出力されている映像信号および音声信号に係る放送およびチャネルを示すと共に、さらには固定状態を示す文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。一方、CS出力モニター状態にあるときは、OSD処理回路141より、CSディジタル放送受信システム123の受信チャネルを示すと共に、さらには固定状態を示す文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をする。
【0156】
次に、ステップST130で、タイマが5秒を経過したか否かを判定する。5秒を経過していないときは、ステップST131で、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニターキーの押し下げがあるときは、ステップST132で、タイマを0にリセットして、ステップST123に戻る。モニターキーの押し下げがないときは、ステップST130に戻る。
【0157】
また、上述したステップST130で、タイマが5秒を経過したときは、ステップST133で、上述したステップST128および後述するステップST140によるOSD表示をオフし、その後にステップST134で、消音オフ、消画オフとする。そして、ステップST135で、モニター復帰処理をし(図3のステップST16〜ステップST20の処理参照)、その後に処理を終了する。
【0158】
また、上述のステップST123で、選択視聴画面の視聴状態にないときは、ステップST136で、CS/BS出力モニター状態にあるか否かを判定する。CS/BS出力モニター状態にないとき、つまりCS出力モニター状態にあるときは、ステップST133に進み、選択視聴画面の視聴状態に復帰するための処理をする。一方、CS/BS出力モニター状態にあるときは、ステップST137で、受信システム123より出力されている映像信号および音声信号をモニタするCS出力モニター状態とし、その後にステップST138で、後述する「予約スタンバイ入」のOSD表示をオフし、ステップST127に進む。
【0159】
また、上述したステップST125で、消去回路152がオン状態にあるときは、ステップST139で、消音オン、消画オンとし、その後にステップST140で、OSD処理回路141より、「予約スタンバイ入」を表示する文字表示信号SCHを発生させてOSD表示をし、その後にステップST130に進む。
【0160】
なお、図8のフローチャートにおいて、ステップST122のモニターメモリ処理と、ステップST135のモニター復帰処理との間の処理を、予約スタンバイ表示付・2系統のモニター状態処理と呼ぶ。
【0161】
図19は、図8のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0162】
消音オフ、消画オフの状態にあり、また選択視聴画面としてBS放送(7チャネル)が選択されている状態にあり、また固定切(CS固定切、BS固定切)に設定されていて、CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力される状態にあり、さらに予約スタンバイ機能によって消去回路152がオン状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151のモニター状態となる。
【0163】
この場合、消去回路152がオン状態にあり、CS/BS出力端子部151には、BS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号は出力されていないため、消音オン、消画オンの状態とされる。そしてこの場合、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力される状態にあること、および固定切の状態にあること、さらに予約スタンバイ入にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、例えば「CS/BS OUT BS7」、「固定切」、「予約スタンバイ入」の文字が表示される。
【0164】
また、このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、モニターキーの押し下げがあるときは、CSディジタル放送受信システム123より出力されるCS放送(201チャネル)のモニター状態となり、入力切換回路132がd側に切り換えられる。しかし、CS固定に設定されていないため、CSパワーオフモードにあり、画像表示や音声出力はない。そして、この場合、OSD処理回路141より、CSディジタル放送受信システム123からの出力がないこと、および固定切にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、例えば「CS OUT ____」、「固定切」の文字が表示される。
【0165】
また、このCS出力モニター状態で、5秒が経過すると、元の視聴状態に戻る。つまり、入力切換回路132がe側に切り換えられ、表示部135にはBS放送(7チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(7チャネル)に係る音声が出力される。
【0166】
この図8に示す制御動作によれば、予約スタンバイモードに設定されている場合には、CS/BS出力端子部151の出力モニター状態で、映像消去回路142を動作させて表示部135に画像を表示させないものであり、また音量制御回路143を制御して音声出力部137に音声を出力させないものであり、ユーザは予約スタンバイモードにあることを、容易に認識できる。また同時に、予約スタンバイモードにある旨を表示部135にOSD表示するので、ユーザは、さらに認識が容易となる。
【0167】
次に、図9のフローチャートを使用して、CS、BS電源の制御動作を説明する。
ステップST141で、選択視聴画面がCS放送であるか否か判定する。選択視聴画面がCS放送であるときは、ステップST142で、フラグCS_POWERを1に設定し、ステップST143で、フラグBS_POWERを0に設定し、その後にステップST144に進む。一方、選択視聴画面がCS放送でないときは、ステップST145で、CS_POWERを0に設定し、ステップST146で、BS_POWERを1に設定し、その後にステップST144に進む。
【0168】
ステップST144では、固定入(BS固定入、CS固定入の少なくともいずれか)に設定されているか否かを判定する。固定入に設定されているときは、ステップST147で、CS固定入およびBS固定入に設定されているか否かを判定する。CS固定入およびBS固定入に設定されているときは、ステップST148で、CS_POWERを1に設定し、ステップST149で、BS_POWERを1に設定し、その後にステップST150に進む。
【0169】
上述のステップST147で、CS固定入およびBS固定入に設定されていないときは、ステップST151で、BS固定入に設定されているか否かを判定する。BS固定入に設定されているときは、ステップST149で、BS_POWERを1に設定し、その後にステップST150に進む。一方、BS固定入に設定されていないとき、つまりCS固定入に設定されているときは、ステップST152で、CS_POWERを1に設定し、その後にステップST150に進む。
【0170】
また、上述のステップST144で、固定入に設定されていないときは、ステップST153で、メイン電源オフの状態にあるか否かを判定する。メイン電源オフの状態にあるときは、ステップST154で、CS_POWERを0に設定し、ステップST155で、BS_POWERを0に設定し、その後にステップST150に進む。メイン電源オフの状態にないときは、そのままステップST150に進む。
【0171】
ステップST150では、CS_POWER=1であるか否かを判定する。CS_POWER=1であるときは、ステップST156で、CS放送の受信に係るCSパワーモードをオンとし、その後にステップST157に進む。一方、CS_POWER=1でないときは、CS放送の受信に係るCSパワーモードをオフとし、その後にステップST157に進む。
【0172】
ステップST157では、BS_POWER=1であるか否かを判定する。BS_POWER=1であるときは、ステップST159で、BS放送の受信に係るBブロックの電源がオンとなるBS電源オン状態として、処理を終了する。一方、BS_POWER=1でないときは、BS放送の受信に係るBブロックの電源がオフとなるBS電源オフ状態として、処理を終了する。
【0173】
この図9に示す制御動作によれば、選択視聴画面の選択や固定入の設定に応じて、CS放送に係るCSパワーモードやBS放送に係るBブロックの電源のオンオフを制御するものであり、消費電力の低減化を図ることができる。
【0174】
次に、図10のフローチャートの制御動作を説明する。
ステップST201で、モニターキーの押し下げがあるか否かを判定する。モニターキーの押し下げがあるときは、ステップST202で、メイン電源がオン状態にあるか否かを判定する。メイン電源がオン状態にないときは、ステップST203で、接続スイッチ163(SW11)をオンとして、メイン電源をオン状態とし、そしてステップST204で、視聴画面が安定するまで待ち、その後にステップST205に進む。
【0175】
このように、メイン電源をオン状態とする場合であっても、Dブロックの電源、CSパワーモード、BS電源の状態は、メイン電源オフ時のままとする。また、視聴画面が安定するまで待つ時間は、固定あるいは電源オフ時間等に対応して可変する。
【0176】
上述したステップST202で、メイン電源がオン状態にあるときは、ステップST206で、フラグF-TVを1に設定して、その後にステップST205に進む。このステップST205では、モニターメモリ処理(図3のステップST2〜ステップST9参照)をする。その後に、ステップST206で、予約スタンバイ表示付き・2系統のモニター状態処理(図8の参照)をし、ステップST207で、モニター復帰処理(図3のステップST16〜ステップST20参照)をする。
【0177】
そして、ステップST208で、F-TVが1であるか否かを判定する。F-TV=1であるときは、ステップST209で、F-TVを0とし、処理を終了する。一方、F-TV=1でないときは、ステップST210で、メイン電源をオフ状態とし、処理を終了する。
【0178】
図20は、図10のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0179】
メイン電源オフの状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、メイン電源オンの状態となり、CS/BS出力モニター状態となる。そして、このCS/BS出力モニター状態でモニターキーの押し下げがあると、CS出力モニター状態となる。そして、この状態で、5秒が経過すると、メイン電源がオフとなって、元の状態となる。
【0180】
この図10に示す制御動作によれば、メイン電源オフ時(スタンバイ時)に、モニターキーを押し下げることで、メイン電源オフ時の状態(CS/BS出力状態、CS出力状態)を、電源オンの操作をすることなく、簡易的にモニターすることができる。
【0181】
次に、図11のフローチャートの制御動作を説明する。この図11のフローチャートは、図8のステップST131,132の部分を、破線で示すように、変更したものである。
【0182】
ステップST131で、モニターキーの押し下げがないときは、ステップST221で、予約スタンバイ機能によって、消去回路152がオン状態にあるか否かを判定する。消去回路152がオン状態にないときは、ステップST222で、固定入(BS固定入、CS固定入の少なくともいずれか)に設定されているか否かを判定する。ステップST221で、消去回路152がオン状態にあるとき、およびステップST222で、固定入に設定されているときは、ステップST130に戻る。
【0183】
ステップST222で、固定入に設定されていないときは、ステップST223で、CS/BS出力モニター状態にあるか否かを判定する。CS/BS出力モニター状態にあるときは、ステップST224で、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST225で、チャネル切換キーの押し下げがあるか否かを判定する。チャネル切換キーの押し下げがあるときは、ステップST226で、CS放送のチャネルを切り換え、その後にステップ227に進む。一方、チャネル切換キーの押し下げがないときは、直ちにステップST227に進む。
【0184】
このステップST227では、入力(放送)切換キーの押し下げがあるか否かを判定する。入力切換キーの押し下げがあるときは、ステップST228で、レジスタAVSELに、BS放送に係る選択視聴情報を記憶し、ステップST229で、入力切換回路(SW1)132をe側(BS側)に切り換え、さらにステップST230で、入力切換回路(SW3)133をf側(BS側)に切り換え、ステップST230Aで、タイマ(TMR)を0にリセットし、その後にステップST130に戻る。一方、入力切換キーの押し下げがないときは、直ちにステップST130に戻る。
【0185】
また、上述したステップST224で、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されていないときは、ステップST231に進む。このステップST231では、チャネル切換キーの押し下げがあるか否かを判定する。チャネル切換キーの押し下げがあるときは、ステップST232で、BS放送のチャネルを切り換え、その後にステップ233に進む。一方、チャネル切換キーの押し下げがないときは、直ちにステップST233に進む。
【0186】
このステップST233では、入力(放送)切換キーの押し下げがあるか否かを判定する。入力切換キーの押し下げがあるときは、ステップST234で、レジスタAVSELに、CS放送に係る選択視聴情報を記憶し、ステップST235で、入力切換回路(SW1)132をd側(CS側)に切り換え、さらにステップST236で、入力切換回路(SW3)133をg側(CS側)に切り換え、ステップST230Aで、タイマ(TMR)を0にリセットし、その後にステップST130に戻る。一方、入力切換キーの押し下げがないときは、直ちにステップST130に戻る。
【0187】
また、上述したステップST223で、CS/BS出力モニター状態にないとき、つまりCS出力モニター状態にあるときは、ステップST237Aで、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されているか否かを判定する。CS放送に係る信号が出力されているときは、ステップST237で、チャネル切換キーの押し下げがあるか否かを判定する。チャネル切換キーの押し下げがあるときは、ステップST238で、CS放送のチャネルを切り換え、ステップST230Aで、タイマ(TMR)を0にリセットし、その後にステップST130に戻る。一方、チャネル切換キーの押し下げがないときは、直ちにステップST130に戻る。また、上述したステップST237Aで、CS/BS出力端子部151にCS放送に係る信号が出力されていないときは、直ちにステップST130に戻る。その他のステップは、図8に示すと同様とされている。
【0188】
図21は、図11のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0189】
消音オフ、消画オフの状態にあり、また選択視聴画面としてBS放送(7チャネル)が選択されている状態にあり、また固定切(CS固定切、BS固定切)に設定されていて、CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあり、さらに予約スタンバイ機能によって消去回路152がオフ状態にあり、この状態から選択視聴画面としてCS放送(201チャネル)が選択されるものとする。
【0190】
この場合、入力切換回路(SW1)132はd側に切り換えられる。これにより、表示部135にはCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される。またこの場合、入力切換回路(SW3)133がg側に切り換えられ、CS/BS出力端子部151にCS放送(201チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力される。
【0191】
この状態で、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151のモニター状態となる。この場合、入力切換回路(SW1)132はd側のままであり、表示部135にはCS放送(201チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりCS放送(201チャネル)に係る音声が出力される。また、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にCS放送(201チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、および固定切の状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、画像上に、例えば「CS/BS OUT CS201」、「固定切」の文字が表示される。
【0192】
このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、入力切換キーの押し下げがあるときは、選択視聴画面としてBS放送(7チャネル)が選択される。この場合、入力切換回路(SW1)132がe側に切り換えられ、表示部135にはBS放送(7チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(7チャネル)に係る音声が出力される。
【0193】
また、入力切換回路(SW3)133がf側に接続され、CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力される。さらに、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、および固定切の状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、画像上に、例えば「CS/BS OUT BS7」、「固定切」の文字が表示される。また、この場合、CSパワーオフモードとなる。
【0194】
また、このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、モニターキーの押し下げがあるときは、CSディジタル放送受信システム123の出力モニター状態となり、入力切換回路(SW1)132がd側に切り換えられる。しかし、CS固定に設定されていないため、CSパワーオフモードにあり、画像表示や音声出力はない。そして、この場合、OSD処理回路141より、CSディジタル放送受信システム123からの出力がないこと、および固定切にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、例えば「CS OUT ____」、「固定切」の文字が表示される。
【0195】
また、このCS出力モニター状態で、5秒が経過すると、上述したように、CS/BS出力モニター状態で、入力切換キーの押し下げにより、BS放送(7チャネル)が選択視聴画面として選択されたので、この場合、入力切換回路(SW1)132がe側に切り換えられ、表示部135にはBS放送(7チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(7チャネル)に係る音声が出力される。
【0196】
図22も、図11のフローチャートに示す制御動作に係る動作例を示している。
【0197】
消音オフ、消画オフの状態にあり、また選択視聴画面として地上波放送(12チャネル)が選択されている状態にあり、また固定切(CS固定切、BS固定切)に設定されていて、CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されている状態にあり、さらに予約スタンバイ機能によって消去回路152がオフ状態にあるとき、モニターキーの押し下げがあると、CS/BS出力端子部151のモニター状態となる。
【0198】
この場合、入力切換回路(SW1)132がe側に切り換えられ、表示部135にはBS放送(7チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(7チャネル)に係る音声が出力される。また、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、および固定切の状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、画像上に、例えば「CS/BS OUT BS7」、「固定切」の文字が表示される。
【0199】
このCS/BS出力モニター状態で、5秒が経過する前に、チャネル切換キーの押し下げがあると、BS放送のチャネルが、例えば9チャネルに切り換えられる。この場合、表示部135にはBS放送(9チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137よりBS放送(9チャネル)に係る音声が出力される。また、CS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力される。さらに、OSD処理回路141より、CS/BS出力端子部151にBS放送(9チャネル)に係る映像信号および音声信号が出力されていること、および固定切の状態にあることを表示するための文字表示信号SCHが発生されて映像処理部134に供給される。これにより、表示部135には、画像上に、例えば「CS/BS OUT BS9」、「固定切」の文字が表示される。
【0200】
また、この状態で、5秒が経過すると、モニター状態になる前の視聴状態に自動的に戻る。つまり、入力切換回路(SW1)132がc側に切り換えられ、表示部135には地上波放送(12チャネル)に係る画像が表示され、音声出力部137より地上波放送(12チャネル)に係る音声が出力される。
【0201】
この図11に示す制御動作によれば、CS/BS出力モニター状態やCS出力モニター状態で、固定切に設定されている場合には、チャネル切換キーを操作することで、チャネル切り換えを行うことができる。例えば、モニター状態前が地上波の視聴状態にあるときは、モニター状態で、CS/BS出力端子部151に出力されるBS放送のチャネルを切り換えることができる。これにより例えば、地上波放送を視聴しながら、モニター状態としてBSチャネルを切り換えることができ、そして5秒後に自動的に地上波の視聴状態に戻る。また例えば、入力切換キーでCS放送とBS放送を切り換えることもできる。なお、予約スタンバイ機能によって、消去回路152がオン状態にあるときは、チャネル切り換えや放送切り換えは不可能である。
【0202】
次に、図23のフローチャートを使用して、簡単予約録画のための制御部101の制御動作を説明する。
【0203】
ステップST301で、接続スイッチ(SW11)163をオンとし、メイン電源オンの状態とする。次に、ステップST302で、CSパワーオンモードまたはBS電源オン、およびDブロックの電源オン状態とする。この場合、CS/BS出力端子部151には、BS放送またはCS放送の映像信号および音声信号が出力されている。
【0204】
次に、ステップST303で、予約スタンバイキーの長押し(例えば、1秒以上の押し下げ継続)があるか否かを判定する。予約スタンバイキーの長押しがあるときは、ステップST304で、予約スタンバイモード切の状態にあるか否かを判定する。予約スタンバイモード切の状態にあるときは、ステップST305に進み、予約スタンバイモード入の状態にあるときは、ステップST306に進む。
【0205】
ステップST306では、予約スタンバイモード切に設定し、消去回路152をオフ状態として、ステップST303に戻る。消去回路152がオフ状態にあるとき、CS/BS出力端子部151には、BS放送またはCS放送の映像信号および音声信号が出力されている。また、ステップST305では、CS放送またはBS放送の番組予約があるか否かを判定する。番組予約がないときは、ステップST303に戻る。一方、番組予約があるときは、ステップST307に進む。
【0206】
このステップST307では、予約スタンバイモード入に設定し、消去回路152をオン状態とする。消去回路152がオン状態にあるとき、CS/BS出力端子部151には、BS放送またはCS放送の映像信号および音声信号は出力されない。これにより、CS/BS出力端子部151に接続されるVCR(Video Cassette Recorder)は、簡単予約録画のスタンバイ状態となる。
【0207】
ステップST307の処理の後に、ステップST308で、予約開始時刻になったか否かを判定する。予約開始時刻になったときは、ステップST309に進む。このステップST309では、モジュール116、受信システム123、入力切換回路133等を制御して、予約番組の映像信号および音声信号がCS/BS出力端子部151に出力可能な状態とすると共に、消去回路152をオフ状態とする。これにより、CS/BS出力端子部151には、予約番組の映像信号および音声信号が出力される。そして、このCS/BS出力端子部151に接続されるVCRは、録画を開始する。
【0208】
次に、ステップST310で、予約終了時刻になったか否かを判定する。予約終了時刻になったときは、ステップST311に進む。このステップST311では、消去回路152をオン状態とする。これにより、CS/BS出力端子部151には、映像信号および音声信号が出力されなくなる。これにより、CS/BS出力端子部151に接続されるVCRは、録画スタンバイ状態となる。このステップST311の処理の後に、ステップST303に戻る。
【0209】
図25Bは、図23に示す制御動作の動作例を示している。CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)の信号が出力されている状態(LED107が点灯)で、予約スタンバイキーの長押しがあると、予約スタンバイモード入に設定され、消去回路152がオン状態となり、CS/BS出力端子部151に信号が出力されない状態(LED106,107消灯)となる。これにより、CS/BS出力端子部151に接続されるVCRは録画スタンバイ状態となる。
【0210】
この状態で、CS予約番組の開始時刻になると、CS予約番組の受信状態となると共に、消去回路152がオフ状態となり、CS/BS出力端子部151にCS予約番組の信号が出力される状態(LED106点灯)となる。これにより、VCRで録画が開始される。
【0211】
この状態で、CS予約番組の終了時刻になると、消去回路152がオン状態となり、CS/BS出力端子部151に信号が出力されない状態(LED106,107消灯)となる。これにより、VCRは録画を停止し、録画スタンバイ状態となる。
【0212】
この状態で、予約スタンバイキーの長押しがあると、予約スタンバイモード切に設定され、消去回路152がオフ状態となり、CS/BS出力端子部151に信号が出力される状態となる。
【0213】
なお、図25Aは、従来の簡単予約録画の動作例を示している。CS/BS出力端子部にBS放送(7チャネル)の信号が出力されている状態で、メイン電源がオフとされると、CS/BS出力端子部に信号が出力されない状態となる。これにより、CS/BS出力端子部に接続されるVCRは録画スタンバイ状態となる。
【0214】
この状態で、CS予約番組の開始時刻になると、メイン電源がオンされると共に予約番組の受信状態となり、CS/BS出力端子部にCS予約番組の信号が出力される状態となる。これにより、VCRで録画が開始される。この状態で、予約番組の終了時刻になると、メイン電源がオフとされ、CS/BS出力端子部に信号が出力されない状態となる。これにより、VCRは録画を停止し、録画スタンバイ状態となる。そして、この状態で、メイン電源がオンとされると、CS/BS出力端子部に信号が出力される状態となる。
【0215】
次に、図24のフローチャートを使用して、簡単予約録画のための制御部101の他の制御動作を説明する。上述した図23における制御動作はユーザが予約スタンバイキーの長押しをすることで、消去回路152がオン状態となって予約スタンバイ状態となるものであるが、この図24における制御動作はユーザが自動スタンバイモード入に設定することで、消去回路152がオン状態となって予約スタンバイ状態となるものである。
【0216】
ステップST401で、接続スイッチ(SW11)163をオンとし、メイン電源オンの状態とする。次に、ステップST402で、CSパワーオンモードまたはBS電源オン、およびDブロックの電源オン状態とする。この場合、CS/BS出力端子部151には、BS放送またはCS放送の映像信号および音声信号が出力されている。
【0217】
次に、ステップST403で、自動スタンバイモード入にあるか否かを判定する。自動スタンバイモード入にあるときは、ステップST404に進み、自動スタンバイモード切にあるときは、ステップST405に進む。
【0218】
ステップST405では、消去回路152をオフ状態として、ステップST403に戻る。消去回路152がオフ状態にあるとき、CS/BS出力端子部151には、BS放送またはCS放送の映像信号および音声信号が出力されている。また、ステップST404では、CS放送またはBS放送の番組予約があるか否かを判定する。番組予約がないときは、ステップST403に戻る。一方、番組予約があるときは、ステップST406に進む。
【0219】
このステップST406では、消去回路152をオン状態とする。消去回路152がオン状態にあるとき、CS/BS出力端子部151には、BS放送またはCS放送の映像信号および音声信号は出力されない。これにより、CS/BS出力端子部151に接続されるVCRは、簡単予約録画のスタンバイ状態となる。
【0220】
ステップST406の処理の後に、ステップST407で、予約開始時刻になったか否かを判定する。予約開始時刻になったときは、ステップST408に進む。このステップST408では、モジュール116、受信システム123、入力切換回路133等を制御して、予約番組の映像信号および音声信号がCS/BS出力端子部151に出力可能な状態とすると共に、消去回路152をオフ状態とする。これにより、CS/BS出力端子部151には、予約番組の映像信号および音声信号が出力される。そして、このCS/BS出力端子部151に接続されるVCRは、録画を開始する。
【0221】
次に、ステップST409で、予約終了時刻になったか否かを判定する。予約終了時刻になったときは、ステップST410に進む。このステップST410では、消去回路152をオン状態とする。これにより、CS/BS出力端子部151には、映像信号および音声信号が出力されなくなる。これにより、CS/BS出力端子部151に接続されるVCRは、録画スタンバイ状態となる。このステップST410の処理の後に、ステップST403に戻る。
【0222】
図25Cは、図24に示す制御動作の動作例を示している。CS/BS出力端子部151にBS放送(7チャネル)の信号が出力されている状態(LED107が点灯)で、自動スタンバイモード入の設定があると、消去回路152がオン状態となり、CS/BS出力端子部151に信号が出力されない状態(LED106,107消灯)となる。これにより、CS/BS出力端子部151に接続されるVCRは録画スタンバイ状態となる。
【0223】
この状態で、CS予約番組の開始時刻になると、CS予約番組の受信状態となると共に、消去回路152がオフ状態となり、CS/BS出力端子部151にCS予約番組の信号が出力される状態(LED106点灯)となる。これにより、VCRで録画が開始される。
【0224】
この状態で、CS予約番組の終了時刻になると、消去回路152がオン状態となり、CS/BS出力端子部151に信号が出力されない状態(LED106,107消灯)となる。これにより、VCRは録画を停止し、録画スタンバイ状態となる。この状態で、自動スタンバイモード切に設定されると、消去回路152がオフ状態となり、CS/BS出力端子部151に信号が出力される状態となる。
【0225】
このように、本実施の形態において、簡単予約録画のスタンバイ状態とする際に、従来のようにメイン電源をオフするものでなく、CS/BS出力端子部151への出力経路に挿入された消去回路152をオン状態とするものである。したがって、簡単予約録画のスタンバイ状態であっても、地上波放送、BS放送、CS放送による画像や音声を視聴することができる。
【0226】
また、CS/BS出力端子部151にCS放送の信号が出力されている状態ではLED106が点灯し、CS/BS出力端子部151にBS放送の信号が出力されている状態ではLED107が点灯し、さらに簡単予約録画のスタンバイ状態で、CS/BS出力端子部151に信号が出力されていないときは、LED106,107の両方が消灯するものである。したがって、メイン電源をオフ状態としていても、ユーザは、CS/BS出力端子部151の出力状態を確認できる。この場合、2個のLED106,107を使用するのではなく、2色LEDを使用し、その発光色によって、BS放送の信号の出力か、CS放送の信号の出力かを区別できるようにしてもよい。
【0227】
なお、上述実施の形態においては、地上波放送、BS放送、CS放送の受信部を持つものを示したが、この発明はその他の放送の受信部をさらに持つテレビ受信機にも同様に適用できることは勿論である。
【0228】
【発明の効果】
この発明によれば、モニター操作手段を操作することで、例えば裏録画用の出力端子部の出力状態をモニターする状態となると共に、所定時間後に元の視聴状態に自動的に戻るものであり、ユーザは元の視聴状態に戻すための操作を行う必要がなく、ユーザのモニター時の操作手間を軽減でき、使い勝手が向上する。また、出力モニター状態では、出力端子部に出力されている映像信号および音声信号に係る情報(放送種類、チャネル等)を表示部に表示することで、ユーザは出力端子部の出力状態を、さらに容易に把握可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】メイン電源オン時、オフ時の各部の動作を示す図である。
【図3】制御部の制御動作を示すフローチャートである。
【図4】制御部の制御動作を示すフローチャートである。
【図5】制御部の制御動作を示すフローチャートである。
【図6】制御部の制御動作(1/2)を示すフローチャートである。
【図7】制御部の制御動作(2/2)を示すフローチャートである。
【図8】制御部の制御動作を示すフローチャートである。
【図9】制御部の制御動作を示すフローチャートである。
【図10】制御部の制御動作を示すフローチャートである。
【図11】制御部の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】図3のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図13】図4のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図14】図4のフローチャートに対応する他の動作例を説明するための図である。
【図15】図5のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図16】図6、図7のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図17】図6、図7のフローチャートに対応する他の動作例を説明するための図である。
【図18】図6、図7のフローチャートに対応するさらに他の動作例を説明するための図である。
【図19】図8のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図20】図10のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図21】図11のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図22】図11のフローチャートに対応する動作例を説明するための図である。
【図23】簡単予約録画のための制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図24】簡単予約録画のための制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図25】簡単予約録画の動作例を説明するための図である。
【符号の説明】
100・・・テレビ受信機、101・・・制御部、102・・・時計部、103・・・メモリ、104・・・操作部、105・・・リモコン信号受信部、106・・・CS出力表示用のLED、107・・・BS出力表示用のLED、111・・・地上波放送の受信アンテナ、112・・・地上波放送チューナ、113・・・中間周波処理部、114・・・BS放送の受信アンテナ、115・・・BS−LSB、116・・・BSセカンドコンバータモジュール、117・・・BS−LNB電源部、118・・・入力出力端子部、119・・・入力端子部、121・・・CS放送の受信アンテナ、122・・・CS−LNB、123・・・CSディジタル放送受信システム、124・・・モデム、125・・・ICカード、126・・・カードインタフェース、127・・・CS出力端子部、131〜133・・・入力切換回路、134・・・映像処理部、135・・・表示部、136・・・音声増幅部、137・・・音声出力部、141・・・OSD処理回路、142・・・映像消去回路、143・・・音量制御回路、151・・・CS/BS出力端子部、152・・・消去回路、161・・・電源プラグ、162・・・メイン電源部、163・・・接続スイッチ(電源スイッチ),165,167,169・・・接続スイッチ、164・・・サブ電源部、166・・・BS電源部、168・・・Dブロック電源部、CS/CS−LNB電源部

Claims (13)

  1. それぞれ放送信号を受信して該放送信号に係る映像信号および音声信号を得る複数の受信部と、
    上記複数の受信部でそれぞれ得られた映像信号および音声信号を選択的に取り出す第1の信号切換部と、
    上記第1の信号切換部で取り出された上記映像信号による画像を表示する表示部と、
    上記第1の信号切換部で取り出された上記音声信号による音声を出力する音声出力部と、
    上記複数の受信部のうちの少なくとも1つの所定の受信部で得られた映像信号および音声信号を選択的に取り出す第2の信号切換部と、
    上記第2の信号切換部で取り出された上記映像信号および上記音声信号を出力する出力端子部と、
    モニター操作手段と、
    上記モニター操作手段が操作されるとき、所定時間の間、上記第2の信号切換部で取り出されている上記映像信号および上記音声信号と同じ映像信号および音声信号を、上記第1の信号切換部で取り出すように制御して出力モニター状態とする制御手段と
    上記複数の受信部のうちの少なくとも1つの所定の受信部における電源入固定およびチャネル固定の固定入切の設定操作のための固定操作手段と、
    上記出力モニター状態で、上記固定操作手段が操作される場合であって、上記第2の信号切換部で取り出し可能な上記映像信号および上記音声信号を得る上記複数の受信部のうちの少なくとも1つの所定の受信部が、電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態にあるときには、上記電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態を解除する固定制御手段とを備えるテレビ受信機。
  2. 上記出力モニター状態で、上記出力端子部に出力されている上記映像信号および上記音声信号に係る情報を上記表示部に表示する表示制御手段をさらに備える請求項1に記載のテレビ受信機。
  3. 上記情報は、上記出力端子部に出力されている上記映像信号および上記音声信号に対応する放送種類およびチャネルを示す情報である請求項2に記載のテレビ受信機。
  4. 上記情報は、上記出力端子部に出力されている上記映像信号および上記音声信号を得ている上記受信部が電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態にあるとき、その旨を示す情報である請求項2に記載のテレビ受信機。
  5. 上記音声出力部より音声が出力されないようにする音声消去部をさらに備え、
    上記制御手段は、上記音声消去部の動作状態にあって上記音声出力部より音声が出力されていない状態で、上記モニター操作手段が操作されるとき、上記所定時間の間、上記音声消去部を非動作状態とする請求項1に記載のテレビ受信機。
  6. 上記表示部に画像が表示されないようにする画像消去部をさらに備え、
    上記制御手段は、上記画像消去部の動作状態にあって上記表示部に画像が表示されていない状態で、上記モニター操作手段が操作されるとき、上記所定時間の間、上記画像消去部を非動作状態とする請求項1に記載のテレビ受信機。
  7. 上記固定制御手段で上記電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態を解除するとき、上記制御手段は、上記第1の信号切換部で、解除されるまでは上記電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態にあった上記受信部で得られる映像信号および音声信号を取り出すように制御する、請求項1に記載のテレビ受信機。
  8. 前記固定制御手段は、上記出力モニター状態で上記固定操作手段が操作される場合であって、上記第2の信号切換部で取り出し可能な上記映像信号および音声信号を得る上記複数の受信部のうちの少なくとも1つの所定の受信部が、電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態にないとき、上記出力端子部に出力される映像信号および音声信号が特定の受信部で得られたものであるときには、上記特定の受信部を上記電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態とし、逆に上記出力端子部に出力される映像信号および音声信号が特定の受信部で得られたものでないときには、上記特定の受信部を除く他の受信部を上記電源入固定およびチャネル固定の固定入の状態とする、請求項1に記載のテレビ受信機。
  9. 上記制御手段は、
    上記出力モニター状態で上記モニター操作手段が操作されるとき、特定の受信部で得られる上記映像信号および上記音声信号を、上記第1の信号切換部で取り出すように制御して特定出力モニター状態とする、請求項1に記載のテレビ受信機。
  10. 上記第2の信号切換部と上記出力端子部との間に挿入される消去回路と、
    予約スタンバイモードに設定するモード設定手段と、
    上記モード設定手段で上記予約スタンバイモードに設定されるとき、上記消去回路を動作状態として上記第2の信号切換部で取り出される少なくとも上記映像信号を上記出力端子部に供給しないように制御する予約スタンバイ制御部と、
    上記表示部に画像が表示されないようにする画像消去部とをさらに備え、
    上記モード設定手段により上記予約スタンバイモードに設定されているとき、上記出力モニター状態で、上記画像消去部を動作状態とする、請求項1に記載のテレビ受信機。
  11. 上記第2の信号切換部と上記出力端子部との間に挿入される消去回路と、
    予約スタンバイモードに設定するモード設定手段と、
    上記モード設定手段で上記予約スタンバイモードに設定されるとき、上記消去回路を動作状態として上記第2の信号切換部で取り出される少なくとも上記映像信号を上記出力端子部に供給しないように制御する予約スタンバイ制御部とをさらに備え、
    上記表示制御手段は、上記モード設定手段により上記予約スタンバイモードに設定されているとき、上記表示部に上記予約スタンバイモードにある旨を表示する、請求項2に記載のテレビ受信機。
  12. チャネル切換操作手段と、
    上記モニター状態で、上記チャネル切換キーが操作されるとき、上記出力端子部に出力されている上記映像信号および上記音声信号を得ている上記受信部における受信チャネルの切り換えを制御するチャネル切換制御部とをさらに備える、請求項1に記載のテレビ受信機。
  13. 上記複数の受信部は、地上波放送受信部、BS放送受信部およびCS放送受信部であり、
    上記第2の信号切換部で取り出しが可能な上記映像信号および上記音声信号を得る受信部は、上記BS放送受信部および上記CS放送受信部である、請求項1に記載のテレビ受信機。
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