JP4501026B2 - ブーツバンド締付工具 - Google Patents

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本発明は、被締付部材に巻回されたブーツバンドを締め付けるために使用されるブーツバンド締付工具に関する。
ブーツバンドは、例えば、自動車の動力伝達部分を覆うブーツを締め付けて内部のグリース等がブーツの外側に流出したり、水や異物がブーツの内部に侵入することを防止するために用いられる。このブーツバンドは、管体等の相手部材が挿入されたブーツに対し、リング状となって外側から巻回され、この巻回状態で締め付けられることにより、ブーツを外周側から相手部材に押し付ける。これにより、上述した漏出及び侵入を防止するように作用する。
ブーツバンド締付工具は、このようなブーツバンドの締め付けを行うために用いられる。ブーツバンド締付工具として、手操作によって締め付けを行う手動構造を用いる場合、作業性が悪いばかりでなく、画一的な締め付け力を作用させることが難しいため、動力構造のブーツバンド締付工具が多用されている。
図12及び図13は、動力が入力されることによりブーツバンド6,7の締め付けを行う動力構造の従来のブーツバンド締付工具1を示し、一対のクランプ爪2,3を備えている。一対のクランプ爪2,3は、ヒンジ軸4によって連結されることによりヒンジ軸4を中心にして回動し、この回動によって開閉作動する。クランプ爪2,3は、図示を省略した本体に保持されており、本体に電力、流体圧等を入力することにより、本体から動力が伝達されて閉駆動する。
締め付け対象となるブーツバンド6,7は、被締付部材(図示省略)の外周側にリング状に巻回された状態でブーツバンド締付工具1により締め付けられる。この締め付けを行うため、ブーツバンド6,7には、一対の工具爪8a,8bが外周側に突出するように形成されている。そして、それぞれの工具爪8a、8bにブーツバンド締付工具1のクランプ爪2,3の先端を外側から係合させ、この係合状態で締付工具1に動力を入力してクランプ爪2,3を閉駆動することによりブーツバンド6,7を締め付ける。締め付けにあっては、一対の工具爪8a、8bが相互に係合する位置に移動するまで行われ、この移動によってブーツバンド6,7に形成した係合爪9が、ブーツバンドの対応した係合孔に係合して本締め付け状態となる。すなわち、一対の工具爪8a,8bが相互に係合するまでの直線移動距離が締め付け量(締め付け長さ)となるものである。
かかる締め付け量は、ブーツバンド6,7のリング状の径が被締付部材の径に応じて設定されるものであり、リング状に巻回された径(以下、リング径)により異なっている。すなわち、径の小さなブーツバンド6では、径の大きなブーツバンド7に比べてリング径が小さいため、締め付け量(一対の工具爪8a、8bの直線移動距離)も小さく設定される。このため、リング径の小さなブーツバンド6の工具爪8a,8bの間の直線距離、すなわちピッチL1と、リング径の大きなブーツバンド7における工具爪8a,8bの間の直線距離、すなわちピッチL2とは必然的に異なるものとなる。従来のブーツバンド締付工具1では、一対のクランプ爪2,3の間隔が工具爪8a,8bのピッチと合うように設定されている。
上述したように、従来のブーツバンド締付工具1では、締め付けを行うクランプ爪2,3の間隔がブーツバンド6,7の工具爪8a,8bのピッチ(すなわち、ブーツバンド6,7のリング径に応じた直線距離)に合わせて設定されているところから、工具爪8a,8bのピッチが異なるブーツバンドを締め付ける場合には、その工具爪8a,8bのピッチに合わせたクランプ爪間隔を有するブーツバンド締付工具1を用いる必要がある。このため、工具爪8a,8bのピッチが異なるたびに、そのピッチに合ったブーツバンド締付工具1に交換しなくてならず、締め付け作業が繁雑で、作業性が低下する問題を有している。
また、クランプ爪2,3の間隔が工具爪8a,8bのピッチと合っていない場合には、確実な締め付けができないものとなっている。例えば、ピッチが大きな工具爪8a、8bに合わせたブーツバンド締付工具1を用いて工具爪8a,8bのピッチが小さなブーツバンド6を締め付ける場合、いずれか一方のクランプ爪2,3の工具爪8a,8bへの係合が不完全となる。これにより、締め付け時にクランプ爪2,3が工具爪8a,8bから滑って外れて締め付けができないものとなる。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、ブーツバンドにおける工具爪のピッチ(すなわち、ブーツバンドのリング径に応じた直線距離)が異なっていても、ブーツバンドを確実に締め付けることができる汎用性のあるブーツバンド締付工具を提供することにより、ブーツバンド締め付けの作業性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、発明のブーツバンド締付工具は、リング状となって被締付部材に巻回されたブーツバンドの一対の工具爪のそれぞれに係合する開閉可能な一対のクランプ爪と、一対のクランプ爪を保持する本体に設けられ、動力が入力されることによりブーツバンドの締め付け方向にクランプ爪を閉駆動する動力機構と、少なくとも一方のクランプ爪と本体との間に掛け渡され、一対のクランプ爪を閉じ方向に付勢するねとを備えるブーツバンド締付工具において、前記一対のクランプ爪は、前記本体の一端側に挿入される一対の受けアーム部と、この一対の受けアーム部から前記本体の一端側開口の外部に夫々延長される一対の連結プレート部と、前記一対の連結プレート部に着脱自在に連結される一対のクランプ部と、前記一対の受けアーム部を貫通して受けアーム部をX字状に組み付けるヒンジ軸とを有し、前記受けアーム部がヒンジ軸を中心に回動することにより開閉される構造となっており、前記クランプ爪の一方を一方の工具爪に係合させた状態で当該係合部位を支点としてクランプ爪を開き、前記ねの付勢力によってクランプ爪の他方を他方の工具爪に係合させ、この係合状態で前記動力機構がクランプ爪を閉駆動するように用いられる
のブーツバンド締付工具では、一方のクランプ爪を一方の工具爪に係合させた状態で、他方のクランプ爪を開きながら他方の工具爪に当接させると、他方のクランプ爪がばね部材の付勢力によって閉じ方向に付勢されているため、他方のクランプ爪は他方の工具爪に確実に係合することができる。この状態では、動力機構に動力を入力してクランプ爪を閉駆動することによりブーツバンドを確実に締め付けることができる。
このようなブーツバンド締付工具では、工具爪のピッチが異なっていても、そのピッチに合わせてクランプ爪を調整することができるため、工具爪のピッチが異なるブーツバンド、すなわちリング径が異なっているブーツバンドにそのまま用いることができ、ブーツバンド締付工具の交換を不要とした汎用性のあるものとすることができる。また、クランプ爪を工具爪に確実に係合させることができるため、クランプ爪が外れることがなく、締め付け作業の信頼性を向上させることができる。
そして、本明のブーツバンド締付工具、前記ばねは、長さ方向一端側における先端側が固定ねじによって連結プレート部に固定された状態で、他端側が前記本体方向に延び、延びた延設端部が本体の外面を押圧していることを特徴とする。
発明のブーツバンド締付工具では、ばね部材として板ばねを用いることにより、その取り付けが容易なため、ばね部材の交換やメンテナンス等を簡単に行うことができる。また、嵩張ることがないため、ブーツバンド締付工具が大型化することもない。
本発明のブーツバンド締付工具によれば、工具爪のピッチに合わせたクランプ爪の調整が可能なため、ブーツバンドの締め付けを確実に行うことができると共に、リング径が異なっているブーツバンドにそのまま用いることができるため、ブーツバンド締付工具の交換が不要となり、締め付けの作業性が向上する。
図1〜図3は、本発明の一実施の形態のブーツバンド締付工具11を示す。この実施の形態のブーツバンド締付工具11は、本体12と、一対のクランプ爪13,14と、クランプ爪13,14を閉駆動させる動力機構15と、ばね部材としての板ばね16とを備えている。
本体12は、図3に示すように、内部に動力機構15が配置される所定長さの筒状に形成されている。本体12の一端側(図3における左端側)には、一対のクランプ爪13,14における受けアーム部17,18が挿入されている。また、本体12の他端側(図3における右端側)は開口されており、この他端側から動力機構15が挿入されるようになっている。
一対のクランプ爪13,14は、図1及び図2に示すように、X字状となるように組み付けられた状態で本体12に保持されている。それぞれのクランプ爪13,14は、受けアーム部17,18と、受けアーム部17,18の先端に着脱自在(取り換え自在)に連結されたクランプ部19,20とによって形成されており、クランプ部19,20が本体12の一端側から外部に抜き出されている。クランプ部19,20は、連結プレート部21,22を介して受けアーム部17,18に着脱自在に連結される。この連結は、複数のねじ23を締め付けることにより行われる。
一対のクランプ爪13,14は、受けアーム部17,18にヒンジ軸24を貫通することにより組み付けられており、ヒンジ軸24を中心に回動することにより、一対のクランプ爪13,14が開閉可能となっている。また、一対のクランプ爪13,14はヒンジ軸24を介して本体12に保持されるものである。
この実施の形態において、動力機構15は加圧空気によって作動する構造となっている。この動力機構15は、軸方向に沿って本体12内に挿入されたピストン26と、ピストン26の先端(左端)に連結された楔ブロック27とを備えている。
楔ブロック27の内面は、一対のクランプ爪13,14から離れる間隔が漸減する楔面27aとなっており、楔面27aに一対のクランプ爪13,14の受けアーム部17,18が挿入されている。従って、楔ブロック27がクランプ爪13,14の方向に進出することにより、受けアーム部17,18が閉じるように回動する。この回動により、一対のクランプ爪13,14(クランプ部19,20)が相互に閉じる閉駆動を行うことができる。
楔ブロック27の進出は、ピストン26が空気圧によって進出することにより行われるものであり、このための圧力空気を本体12に供給するため、本体12の他端側には空気圧源(図示省略)に接続される連結パイプ28が取り付けられている。なお、ピストン26の外周には、Oリング等からなるシールリング29が嵌め込まれることにより、ピストン26と本体12との間から空気が漏れることを防止している。さらに、本体12の内部には、一対のクランプ爪13,14から離れる方向にピストン26及び楔ブロック27を付勢するリターンスプリング31,32が配置されている。
図1は、動力機構15が駆動しない状態を示しており、クランプ部19,20が一定の間隔で離れた状態となるように一対のクランプ爪13,14が本体12に保持されている。この状態に対し、連結パイプ28を通じて空気圧源から加圧空気を供給することにより、ピストン26及び楔ブロック27が一対のクランプ爪13,14の方向に進出して受けアーム部17,18を閉じるように作用する。これにより、一対のクランプ爪13,14はヒンジ軸24を中心に回動して閉駆動する。この閉駆動により、後述するようにブーツバンドの締め付けが行われる。
ばね部材としての板ばね16は、一対のクランプ爪13,14を閉じ方向に付勢するものである。この実施の形態において、板ばね16は一方のクランプ爪13と本体12との間に掛け渡されている。すなわち、板ばね16は先端側が固定ねじ35によってクランプ爪13側の連結プレート部21に固定され、この固定状態で他端側が本体12方向に延びており、その延設端部が本体12の外面を押圧している。
このようにして板ばね16を配置することにより、一方のクランプ爪13は他方のクランプ爪14の方向に回動するように付勢されるため、一対のクランプ爪13,14を閉じ方向に付勢することが可能となっている。また、板ばね16の付勢力よりも大きな力を作用させることにより、一対のクランプ爪13,14を開くことが可能となっている。
なお、一対のクランプ爪13,14におけるクランプ部19,20の先端側の対向面には、ブーツバンドの工具爪に係合する係合凹部37,38が形成されている。
次に、以上のブーツバンド締付工具11によって締め付けられるブーツバンド70の一例を図5〜図9により説明する。
ブーツバンド70は、金属薄板がプレス打ち抜きおよび曲げ加工されることにより、帯状に形成されたバンド本体71からなり、このバンド本体71をリング状に巻回した状態で被締付部材(図示省略)の外周側に配置して締め付けが行われる。リング状に巻回されたバンド本体71は、図7及び図8に示すように、相互に重なり合う外側重なり部72及び内側重なり部73が形成され、この実施の形態のブーツバンド締付工具11を用いてこれらの重なり部72,73を縮径方向に引き寄せることにより被締付部材を締め付けるようになっている。図7は、締め付け前の仮止め状態を示す。
図5及び図6に示すように、バンド本体71には、内側重なり部73から外側重なり部72の方向に向かって、2つの係合爪75,76(第2の係合爪75,第1の係合爪76)、第1の工具爪77、2つの係合孔78,79(第2の係合孔78、第1の係合孔79)及び第2の工具爪80が順に形成されている。そして、リング状に巻回された状態での締め付けにより、係合爪75が係合孔78に入り込んで係合し、係合爪76が係合孔79に入り込んで係合する。これらの係合により、本締め付け状態となって被締付部材の締め付けが行われる。図8及び図9は、この本締め付け状態を示す。
第1の工具爪77及び第2の工具爪80は、バンド本体71から上方に起立するようにプレス加工されており、これらの工具爪77,80にブーツバンド締付工具11のクランプ爪13,14を係合させた状態で締め付けが行われる。締め付けに際しては、工具爪77,80を引き寄せるように行われ、この引き寄せによって工具爪77,80が図8及び図9に示す係合状態になったとき、係合爪75,76が対応した係合孔78,79に入り込んで係合して本締め付け状態となる。この場合、第1の工具爪77及び第2の工具爪80には、孔部77a,80aが形成されている。孔部77a,80aは図9に示すように、締め付け方向(工具爪77,80の引き寄せ方向)との反対側に形成されるものである。
このようなブーツバンド70に対し、図4(a)及び(b)で示すように、一対のクランプ爪13,14のクランプ部19,20を対応した工具爪77,80に円周方向の外側から係合させる。すなわち、一対のクランプ爪13,14によって工具爪77,80を挟み込むように係合させる。この係合では、クランプ部19,20の係合凹部37,38が工具爪77,80のそれぞれに当接するものである。その後、動力機構15に加圧空気を入力することにより、クランプ爪13,14を閉じ駆動する。これにより、工具爪77,80が引き寄せられて相互に係合すると共に係合爪77,76が係合孔78,79に係合して係合して締め付け状態となる。なお、図4においては、本体12を省略して示している。
以上のブーツバンド締付工具11では、一対のクランプ爪13,14の間隔が締め付けを行うブーツバンドのリング径に合わせて設定されることにより、図4(a)及び(b)で示すように、対応したリング径のブーツバンドの締め付けを行うが、この実施の形態のブーツバンド締付工具11では、リング径が異なるブーツバンド(すなわち、工具爪77,80のピッチが異なるブーツバンド)に対しても適用することができるものである。
例えば、クランプ爪13,14の間隔が小さなリング径L1に合わせて設定されているブーツ締付工具11(図4(a))を用いて図4(b)で示す大きなリング径L2のブーツバンドの締め付けを行う場合、いずれか一のクランプ爪(例えば、他方のクランプ爪14)を対応した工具爪(第1の工具爪77)に係合させ、係合部位を支点としてクランプ爪13,14の間隔を広げて他のクランプ爪(一方のクランプ爪13)を対向した工具爪(第2の工具爪80)の方向に移動させる。この操作の際には、一対のクランプ爪13,14が板ばね16によって閉じ方向に付勢されているため、移動したクランプ爪(一方のクランプ爪13)は工具爪(第2の工具爪)を乗り越えた後、戻り作動して同工具爪と係合する。これにより、一対のクランプ爪13,14が対応した工具爪77,80と確実に係合するため、リング径の大きなブーツバンドであっても、その締め付けを行うことができる。
以上のように、このような実施の形態では、工具爪77,80のピッチが異なっていても、そのピッチに合わせてクランプ爪13,14を調整することができるため、工具爪77,80のピッチが異なるブーツバンド、すなわちリング径が異なっているブーツバンドにそのまま用いることができる。このため、ブーツバンド締付工具の交換を不要とした汎用性のあるものとなる。また、クランプ爪を工具爪に確実に係合させることができるため、クランプ爪13,14が工具爪77,80から外れることがなく、締め付け作業の信頼性を向上させることができる。
図10は本発明の別の実施の形態を示す。この形態では、一対のクランプ爪13,14におけるクランプ部19,20に嵌合爪部37a,38aが形成されている。嵌合爪部37a,38aは、クランプ部19,20の係合凹部37,38に位置するように形成されるものである。これらの嵌合爪部37a,38aは、ブーツバンド70の工具爪77,80に形成された孔部77a,80aに入り込んで嵌合する。本発明においては、上述したように、リング径の異なったブーツバンドに対してもクランプ爪13,14が工具爪77,80に確実に係合するため、嵌合爪部37a,38aが工具爪77,80の孔部77a,80aに確実に嵌合することができる。このような嵌合により、クランプ爪13,14が工具爪77,80から外れることがなくなるため、ブーツバンドの締め付けをさらに確実に行うことが可能となっている。
図11本発明とはの例参考に示す。この参考例では、ばね部材として、コイルばね41を用いるものである。コイルばね41としては、引張りばねを用いるものであり、このばねが一対のクランプ爪13,14の連結プレート21,22に掛け渡されている。これによりクランプ爪13,14を閉じ方向に付勢しており、上述した板ばね16と同様に作用することができる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく種々変更が可能である。例えば、ばね部材としての板ばね16をクランプ爪13,14のそれぞれに対して配置しても良い。また、板ばね16としては、金属であっても良く、樹脂であっても良い。さらに、一対のクランプ爪13,14を閉じ駆動する動力機構15としては、電動モータや流体圧モータを駆動源とした機構、その他の機構を用いることができる。
本発明の一実施の形態におけるクランプ爪部分を示す断面図である。 クランプ爪の閉じ状態を示す断面図である。 一実施の形態のブーツ締付工具の内部を示す断面図である。 (a),(b)はブーツバンドの締め付け状態を示す側面図である。 ブーツバンドの一例の平面図である。 ブーツバンドの一例の側面図である。 ブーツバンドの仮止め状態を示す側面図である。 ブーツバンドの本締め付け状態を示す側面図である。 ブーツバンドの本締め付け状態を部分的に示す断面図である。 本発明の別の実施の形態を示す断面図である。 本発明とは別の参考例を示す断面図である。 従来のブーツバンド締付工具によって締め付けを行う状態を示す側面図である。 従来のブーツバンド締付工具によって締め付けを行う状態を示す側面図である。
符号の説明
11 ブーツ締付工具
12 本体
13,14 クランプ爪
15 動力機構
16 板ばね
70 ブーツバンド
77 第1の工具爪
80 第2の工具爪

Claims (1)

  1. リング状となって被締付部材に巻回されたブーツバンドの一対の工具爪のそれぞれに係合する開閉可能な一対のクランプ爪と、
    一対のクランプ爪を保持する本体に設けられ、動力が入力されることによりブーツバンドの締め付け方向にクランプ爪を閉駆動する動力機構と、
    少なくとも一方のクランプ爪と本体との間に掛け渡され、一対のクランプ爪を閉じ方向に付勢するねとを備えるブーツバンド締付工具において、
    前記一対のクランプ爪は、前記本体の一端側に挿入される一対の受けアーム部と、この一対の受けアーム部から前記本体の一端側開口の外部に夫々延長される一対の連結プレート部と、前記一対の連結プレート部に着脱自在に連結される一対のクランプ部と、前記一対の受けアーム部を貫通して受けアーム部をX字状に組み付けるヒンジ軸とを有し、前記受けアーム部がヒンジ軸を中心に回動することにより開閉される構造となっており、
    前記クランプ爪の一方を一方の工具爪に係合させた状態で当該係合部位を支点としてクランプ爪を開き、前記ねの付勢力によってクランプ爪の他方を他方の工具爪に係合させ、この係合状態で前記動力機構がクランプ爪を閉駆動するように用いられ、
    前記板ばねは、長さ方向一端側における先端側が固定ねじによって連結プレート部に固定された状態で、他端側が前記本体方向に延び、延びた延設端部が本体の外面を押圧していることを特徴とするブーツバンド締付工具。
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