JP4500593B2 - 油圧緩衝器のシール構造 - Google Patents

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本発明は、自動車等のサスペンション装置に用いられる油圧緩衝器のシール構造に関する。
従来より、この種の油圧緩衝器のシール構造としては、特許文献1に示すものを例示することができる。
即ち、図6に示すように、インナーチューブ2の開口端部と、アウターチューブ3の開口端部内周との間にピストンロッド4を摺動自在に案内するロッドガイド5が設けられ、このロッドガイド5の上面にはオイルシール6が載置され、アウターチューブ3の上端部を内側に折り曲げることによってアウターチューブ3、オイルシー6ル及びロッドガイド5が一体的に加締固定されている。
そして、このアウターチューブ3内周とインナーチューブ2外周との間に形成されたリザーバ室R内には高圧ガスGが封入されている。
上記ロッドガイド5は、一枚の金属板をプレス成形することによって形成され、外周面がインナーチューブ2内周面に圧入される内側支持部8と、同じく外周面がアウターチューブ3内周面に圧入される外側支持部9とこれら両支持部8、9を連結すると共に、下面でインナーチューブ2の開口端部と当接してロッドガイド5の位置決めを行う連結部12とを備えている。
又、内側支持部8は、その内周面がピストンロッド4案内用の案内孔10となっており、この案内孔10内に圧入固定された耐磨耗性を有する環状のブッシュ11を介して前記ピストンロッド4が摺動自在に案内されるようになっている。
連結部12は、その上面外周部に環状の突状13が設けられており、この突状13の上面にオイルシール6の後述するインサートメタル17を載置することで、オイルシール6がロッドガイド5に対して正規の位置に位置決めされるようになっている。
外側支持部9は、その上部外周面に上方程内側に傾斜するリップ収納用傾斜面9aが形成されており、この傾斜面9aとアウターチューブ3内周面とで形成される空間部に後述するオイルシール6の外周リップ18が弾性変形した状態で挿入配置されるようになっている。
オイルシール6は、ピストンロッド4の外周に摺接する環状のダストリップ14及びオイルリップ15からなる内周リップ16と、この内周リップ16と一体形成されたインサートメタル17と、インサートメタル17の外周側下面に同じく一体形成された環状の外周リップ18とから構成されている。
この外周リップ18は、組立て時、上記リップ収納用傾斜面9aに沿って下方に移動することで上記空間内に弾性変形された状態で挿入配置されると共に、アウターチューブ3の内周面及び上記リップ収納用傾斜面9aに弾性的に当接することにより、アウターチューブ3内周面とオイルシール6外周面との隙間をシールしてリザーバ室R内の高圧ガスGが大気側に漏れないようにしている。
特開2003−343633号公報(図1,図3)
上記のように構成された油圧緩衝器のシール構造においては、特に、問題がある訳ではないが、以下に示す組立工程を採用する場合、この工程特有の課題の発生が考えられる。
この組立工程は、先ず、ピストンロッド4が挿入されたロッドガイド5の上面にオイルシール6をその外周リップ18の先端部のみがロッドガイド5のリップ収納用傾斜面9aに当接するように仮組付けてシール組付体を構成する。
次いで、図7に示すように、このシール組立体をインナーチューブ2の開口端部とアウターチューブ3の開口端部内周との間で正規の位置よりも上方、即ち、ロッドガイド5の外周リップ18がアウターチューブ3の開口端部よりも上方へ露出するように挿入して仮組付けする。
この状態で、アウターチューブ3の開口端部及び外周リップ18の間と、アウターチューブ3の内周面及びロッドガイド5の外側支持部9外周面間に形成される僅かな隙間とを介してリザーバ室Rに高圧ガスGを充填する。
高圧ガスGの充填が終了すると、シール組付体をインナーチューブ2の開口端部とアウターチューブ3の開口端部内周との間の正規の位置、即ち、インナーチューブ2の開口端部が上記連結部12の下面に当接するまで下降させる。
具体的には、オイルシール6のインサートメタル17上面に図示しない治具を当接させてこのインサートメタル17を下降させると共に、インサートメタル17下面がロッドガイド5の突条13に当接した後は、オイルシール6がロッドガイド5に対して正規の位置に組付けられた状態でロッドガイド5の連結部13下面にインナーチューブ2の開口端部が当接するまで下降させる。
このオイルシール6の下降に伴い、上記リップ収納用傾斜面9aに端部のみが当接した状態の外周リップ18はこの傾斜面9aに沿って下降することになり、先端側程拡径した状態に弾性変形することで外周リップ18の内周面がロッドガイド5のリップ収納用傾斜面9aに、又、外周面がアウターチューブ3の内周面に圧接してそれぞれの接触部分をシールする。
その後、アウターチューブ3の上端部を内側に折り曲げることによってアウターチューブ3、オイルシール6及びロッドガイド5を一体的に加締固定する。
上記した一連の組立工程では、高圧ガスGの充填作業も同時に行うので、高圧ガスGの充填作業のためにシール組立体を上記両チューブ2、3に対する正規位置よりも上方に一端、仮組付けする。
この仮組付け状態では、オイルシール6の外周リップ18がアウターチューブ3の開口端部よりも上方に位置しているので、シール組立体の下降工程で行われるオイルシール6の下降作業は、リップ収納用傾斜面9aに沿って下降する外周リップ18の先端部がアウターチューブ3の内周面の直径よりも大径に弾性変形する前にアウターチューブ3内に侵入するようにアウターチューブ3に対するシール組立体の仮組付け位置を設定しないと、オイルシール6の下降作業中に外周リップ18がアウターチューブ3の開口端部に接触してこの外周リップ18を傷つける虞がある。
従って、この位置設定作業は、慎重に行う必要があり、作業時間が長くなって組立てコストが嵩むと共に、外周リップ18に傷つきが生じた場合には、シール不良の原因になる場合も想定される。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するために創案されたものであって、その目的は、組立作業時にその組立作業に起因したシール不良を起すことのない油圧緩衝器のシール構造を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、アウターチューブとインナーチューブとを同芯に配置し、アウターチューブの開口端部内周とインナーチューブの開口端部との間にピストンロッドを摺動自在に案内するロッドガイドを設け、このロッドガイドにはその外周部にリップ収納用傾斜面を設けると共に、ロッドガイドの上面にオイルシールを載置し、このオイルシールにはピストンロッドの外周面に摺接してシールする環状の内周リップと、上記リップ収納用傾斜面とアウターチューブとで形成された空間部に弾性変形した状態で挿入されてアウターチューブの内周面をシールする同じく環状の外周リップとを設け、オイルシールの外周リップにこの外周リップが上記リップ収納用傾斜面に沿って空間部に挿入される際に、所定の荷重が加わるまではその拡径方向への変形を阻止する変形阻止手段を設けた油圧緩衝器のシール構造において、上記変形阻止手段を上記外周リップの先端部におけるリップ収納用傾斜面との当接部に設けられた吸盤作用をなす凹部で構成し、当該凹部を上記外周リップの全周に亘り所定間隔をおいて複数個設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、外周リップにこの外周リップがリップ収納用傾斜面に沿って空間部に挿入される際に、所定の荷重が加わるまではその拡径方向への変形を阻止する変形阻止手段を設けたので、例えば、ロッドガイドの上面にオイルシールをその外周リップの先端部のみがロッドガイドのリップ収納用傾斜面に当接するように仮組してシール組付体を構成し、この組立体をインナーチューブの開口端部とアウターチューブの開口端部内周との間の正規の位置まで下降させてシール構造の組立作業を行う場合、以下に示す、優れた効果を発揮する。
即ち、上記変形阻止手段によって所定の荷重が加わるまでは下降作業中に外周リップがリップ収納用傾斜面に沿って下降することがないので、従来のように、外周リップがリップ収納用傾斜面に沿って下降することで外周リップが拡径し、アウターチューブの開口端部に接触してこの外周リップを傷つけ、シール不良を起すといった虞を確実に払拭できる。
特にオイルシールをその外周リップの先端部がロッドガイドのリップ収納用傾斜面に当接するよう配置すると、先端部に設けた凹部の吸盤作用でオイルシールがロッドガイドに固定され、この吸盤作用で発生した固定力を超えた外力が作用しない限り、外周リップがリップ収納用傾斜面に沿って下方に移動しない。
以下に、本発明を自動車のサスペンション装置に使用される油圧緩衝器のシール構造に具体化した実施の形態を図に基づいて説明するが、このシール構造は、基本的には、従来例で示したものと同様の構造なので、同一部材には同一符号を付して説明する。
図1に示すように、アウターチューブ3とインナーチューブ2とが同芯に配設されると共に、インナーチューブ2の開口端部と、アウターチューブ3の開口端部内周との間にピストンロッド4を摺動自在に案内するロッドガイド5が設けられ、このロッドガイド5の上面にはオイルシール6が載置され、アウターチューブ3の上端部を内側に折り曲げることによってアウターチューブ3、オイルシー6ル及びロッドガイド5が一体的に加締固定されている。
そして、このアウターチューブ3内周とインナーチューブ2外周との間に形成されたリザーバ室R内には高圧ガスGが封入されている。
以下、更に詳述すると、上記ロッドガイド5は、一枚の金属板をプレス成形することによって形成され、外周面がインナーチューブ2内周面に圧入される内側支持部8と、同じく外周面がアウターチューブ3内周面に圧入される外側支持部9とこれら両支持部8、9を連結すると共に、下面でインナーチューブの開口端部と当接してロッドガイド5の位置決めを行う連結部12とを備えている。
又、内側支持部8は、その内周面がピストンロッド4案内用の案内孔10となっており、この案内孔10内に圧入固定された耐磨耗性を有する環状のブッシュ11を介して前記ピストンロッド4が摺動自在に案内されるようになっている。
連結部12は、その上面外周部に環状の突状13が設けられており、この突状13の上面にオイルシール6の後述するインサートメタル17を載置することで、オイルシール6がロッドガイド5に対して正規の位置に位置決めされるようになっている。
外側支持部9は、その上部外周面に上方程内側に傾斜するリップ収納用傾斜面9aが形成されており、この傾斜面9aとアウターチューブ3内周面とで形成される空間部に後述するオイルシール6の外周リップ18が弾性変形した状態で挿入配置されるようになっている。
オイルシール6は、ピストンロッド4の外周に摺接する環状のダストリップ14及びオイルリップ15からなる内周リップ16と、この内周リップ16と一体形成されたインサートメタル17と、インサートメタル17の外周側下面に同じく一体形成された環状の外周リップ18とから構成されている。
この外周リップ18は、下方に向かって伸びる筒状に形成されており、その先端部における傾斜面との当接部には、図2に示すように、本発明の変形阻止手段としての凹部19が設けられている。
凹部19は、図3に示すように、外側に向かって拡径する傾斜面状の拡径部20と、中央の平面部21とからなる断面台形状に形成されており、自身の弾性力により所謂吸盤作用を果すようになっている。
そして、この凹部19は、外周リップ18成形時に一体形成されると共に、図 4に示すように、外周リップ18の先端部全周に亘り所定間隔をおいて複数個設けられている。
従って、このオイルシール6をその外周リップ18の先端部がロッドガイド5のリップ収納用傾斜面9aに当接するよう配置すると、先端部に設けた凹部19の吸盤作用でオイルシール6がロッドガイド5に固定され、この吸盤作用で発生した固定力を超えた外力が作用しない限り、外周リップ18がリップ収納用傾斜面9aに沿って下方に移動しないようになっている。
又、外周リップ18は、リップ収納用傾斜面9aに沿って下方に移動することで上記空間内に弾性変形された状態で挿入配置されると共に、アウターチューブ3の内周面及びロッドガイド5のリップ収納用傾斜面9aに弾性的に当接することにより、アウターチューブ3内周面とオイルシール6外周面との隙間をシールしてリザーバ室R内のガスGが大気側に漏れないようにしている。
このように構成された油圧緩衝器のシール構造を組立てるには、先ず、ピストンロッド4が挿入されたロッドガイド5の上面に、オイルシール6をその外周リップ18の先端部に形成された凹部19がロッドガイド5のリップ収納用傾斜面9aに吸盤作用で固定するように当接させ、仮組付け状態のシール組付体を構成する。
次いで、このシール組立体をインナーチューブ2の開口端部とアウターチューブ3の開口端部内周との間で正規の位置よりも上方、即ち、図2に示すように、オイルシール6の外周リップ18がアウターチューブ3の開口端部よりも上方に位置するように挿入して仮組付けする。
この状態で、アウターチューブ3の開口端部及び外周リップ18の間と、アウターチューブ3の内周面及びロッドガイド5の外側支持部9外周面間に形成される僅かな隙間とを介してリザーバ室Rに高圧ガスGを充填する。
高圧ガスGの充填が終了すると、シール組付体を構成するオイルシール6のインサートメタル17に図示しない治具を当接し、このインサートメタル17を下方に押圧することでこのシール組付体をそのロッドガイド5の連結部12の下面がインナーチューブ2の開口端部に当接する正規の位置まで下降させる。
このとき、オイルシール6は、その外周リップ18に設けた変形阻止手段としての凹部19の吸盤作用でリップ収納用傾斜面9aに対して固定されているので、この吸盤作用による固定力を超えた外力がオイルシール6に加わらない限り、オイルシール6はこの傾斜面9aに沿って下降しない。
このため、治具によるシール組立体の押圧力を上記の吸盤作用による固定力よりも小さく設定した場合には、この外周リップ18がリップ収納用傾斜面9aに沿って下降することがないので、アウターチューブ3に対するシール組付体の仮組付け位置を正確に設定しなくても外周リップ18がアウターチューブ3の開口端部に接触してこの外周リップ18に傷つけてシール不良を起すと言った虞を確実に払拭できる。
従って、この場合にはアウターチューブ3に対するシール組付体の仮組付け位置設定作業に時間を費やす必要はなく、作業時間を短縮して組立コストを削減することができる。
尚、この場合、上記治具は、シール組立体がそのロッドロッドガイド5の連結部12の下面がインナーチューブ2の開口端部に当接する正規の位置まで下降するようストローク量が設定されており、上記連結部12の下面がインナーチューブ2の開口端部に当接した後も上記外周リップ18とリップ収納用傾斜面9aとの固定状態が外れるまでインサートメタル17を押圧し、両者の固定を外すようになっている。
又、治具によるシール組立体の押圧力を上記の吸盤作用による固定力よりも大きく設定した場合でも、リップ収納用傾斜面9aから外周リップ18が外れるまではリップ収納用傾斜面9aに沿って下降しないので、アウターチューブ3に対するシール組付体の仮組付け位置を外周リップ18が外れるまでのタイムラグ分だけ余裕を持って設定できる。
従って、この場合でも外周リップ18がアウターチューブ3の開口端部に接触してこの外周リップ18を傷つけてシール不良を起すと言った虞を確実に払拭できるのは勿論、アウターチューブ3に対するシール組付体の仮組付け位置設定作業にそれほど時間を費やす必要はなく、作業時間を短縮して組立コストを削減することができる。
以上のように、本実施の形態では、シール組立体の下降工程でオイルシール6の外周リップ18がアウターチューブ3の開口端部に接触して傷つき、シール不良を起すことを確実に防止できるばかりでなく、アウターチューブ3に対するシール組付体の仮組付け位置設定作業に時間を費やす必要もないので、組立作業を容易にして組立コストを削減することができる。
又、変形阻止手段としての吸盤作用をなす凹部18を外周リップ18に一体形成したので、安価に且つ簡単に具体化することができる。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して具体化することも可能である。
1)本実施の形態では、変形阻止手段としての吸盤作用をなす凹部19を外周リップ18に一体形成したが、これに限定されるものではなく、図5に示すように、外周リップを先端程縮径する逆円錐状の外周リップ22とすることで変形阻止手段を兼ねさせても良い。
この場合も、外周リップ22が自身の弾性力で拡径方向へ変形し難いので、上記の凹部19と同様の効果を発揮する。
又、この外周リップ22に上記凹部19を設けても良い。
2)本実施の形態では、ロッドガイド5として、一枚の金属板をプレス成形することで形成されるものを用いたが、これに限定されるものではなく、燒結成形等で形成されるロッドガイドを用いても良い。
本実施の形態では、自動車のサスペンション装置に使用される油圧緩衝器のシール構造を示したが、これに限定されるものではなく、一般的な油圧緩衝器のシール構造に具体化しても良い。
本発明を油圧緩衝器のシール構造に具体化した要部断面図である。 図1において、ロッドガイドにオイルシールを載置したシール組付体を示す要部断面図である。 図2の凹部を示す要部拡大断面図である。 図3の凹部を示す平面図である。 本発明の別例を示す要部拡大断面図である。 従来例を示す要部断面図である。 図6において、ロッドガイドにオイルシールを載置したシール組付体を示す要部断面図である。
符号の説明
2 インナーチューブ
3 アウターチューブ
4 ピストンロッド
5 ロッドガイド
6 オイルシール
9a リップ収納用傾斜面
16 内周リップ
18 外周リップ
19 凹部(変形阻止手段)
22 変形阻止手段を兼ねた外周リップ


Claims (2)

  1. アウターチューブとインナーチューブとを同芯に配置し、アウターチューブの開口端部内周とインナーチューブの開口端部との間にピストンロッドを摺動自在に案内するロッドガイドを設け、このロッドガイドにはその外周部にリップ収納用傾斜面を設けると共に、ロッドガイドの上面にオイルシールを載置し、このオイルシールにはピストンロッドの外周面に摺接してシールする環状の内周リップと、上記リップ収納用傾斜面とアウターチューブとで形成された空間部に弾性変形した状態で挿入されてアウターチューブの内周面をシールする同じく環状の外周リップとを設け、オイルシールの外周リップにこの外周リップが上記リップ収納用傾斜面に沿って空間部に挿入される際に、所定の荷重が加わるまではその拡径方向への変形を阻止する変形阻止手段を設けた油圧緩衝器のシール構造において、上記変形阻止手段を上記外周リップの先端部におけるリップ収納用傾斜面との当接部に設けられた吸盤作用をなす凹部で構成し、当該凹部を上記外周リップの全周に亘り所定間隔をおいて複数個設けたことを特徴とする油圧緩衝器のシール構造。
  2. 凹部は外側に向かって拡径する傾斜面状の拡径部と、中央の平面部とからなる断面台形状に形成されている請求項1記載の油圧緩衝器のシール構造。
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