JP4499468B2 - 製袋機 - Google Patents

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この発明は、プラスチック袋を製造する製袋機に関するものである。
プラスチック袋として胴部、サイドガセット部および底ガセット部を有するものが使用されている。これまでにその製袋機も開発され、提案されている。特開2000−254984号公報(特許文献1)に記載されているものがそれである。
同公報の製袋機では、連続胴材が2層に重ね合わされ、その長さ方向に送られる。さらに、サイドガセット材があらかじめ2つ折りされ、これが連続胴材に供給され、その幅方向に配置される。それと並行し、底ガセット材が連続胴材に供給され、適宜2つ折りされる。さらに、サイドガセット材の供給前、その一端部がおよそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層のサイドガセット材間に折り込まれ、2つ折りされ、サイドガセット材の一端部によってサイドガセット材の補助ガセット部が形成される。そして、その補助ガセット部が底ガセット材の対応部を跨ぐ。底ガセット材は連続胴材の長さ方向にのび、その一側縁に沿って配置される。さらに、サイドガセット材および底ガセット材が両層の胴材間に配置され、連続胴材の長さ方向において、縦シール装置によって連続胴材と底ガセット材がヒートシールされ、連続胴材の幅方向において、横シール装置によって連続胴材とサイドガセット材がヒートシールされる。その後、連続胴材の幅方向において、カッタによって連続胴材がカットされる。そのカット位置はサイドガセット材の位置である。したがって、連続胴材によってプラスチック袋の胴部が形成され、サイドガセット材によってプラスチック袋のサイドガセット部が形成され、底ガセット材によってプラスチック袋の底ガセット部が形成される。
しかしながら、この場合、サイドガセット材だけではなく、底ガセット材を特別に供給する必要があり、その供給機構によって製袋機の構成が複雑化され、コストが高いという問題がある。底ガセット材供給機構によって製袋機全体が大型化され、所要スペースが増大するという問題もある。
さらに、プラスチック袋の製造後、その底ガセット部によってフラット底面を形成し、これを安定自立させることができるが、上記公報の製袋機では、サイドガセット材の一端部によってその補助ガセット部が形成され、これが底ガセット材の対応部を跨ぐことは前述したとおりである。したがって、プラスチック袋が製造されたとき、サイドガセット部の一端部に補助ガセット部が形成され、これが底ガセット部の両端部を跨ぐが、この構成が最良かどうかは問題である。プラスチック袋の自立性を高めるには、反対に、底ガセット部の両端部に補助ガセット部が形成され、これがサイドガセット部の一端部を跨ぐようにすることが好ましく、それを達成する製袋機の開発が強く要望されている。
したがって、この発明の目的は、特別の構成の製袋機を新たに提供し、胴部、サイドガセット部および底ガセット部を有するプラスチック袋を製造するにあたって、底ガセット材を特別に供給する必要がないようにすることにある。
他の目的は、プラスチック袋が製造されたとき、底ガセット部の両端部に補助ガセット部が形成され、これがサイドガセット部の一端部を跨ぐようにすることにある。
特開2000−254984号公報
この発明によれば、胴材送り機構にサイドガセット材供給機構が組み合わされ、連続胴材がその長さ方向に送られ、サイドガセット材の2つ折り後、サイドガセット材が連続胴材に供給され、その幅方向に配置される。さらに、連続胴材の送りにともない、胴材ガイド機構によって連続胴材が案内され、連続胴材が長さ方向折り曲げ線および長さ方向折り返し線に沿って折り曲げられ、折り返される。これによって胴材の2つ折り部が形成される。さらに、サイドガセット材の供給前、または供給後、その一端部がおよそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層のサイドガセット材間に折り込まれ、2つ折りされ、サイドガセット材の一端部によってサイドガセット材の補助ガセット部が形成され、これが胴材の2つ折り部を跨ぐ。さらに、切り開き部形成機構が特別に設けられ、サイドガセット材の位置において、胴材の2つ折り部に幅方向切り開き部が形成される。さらに、サイドガセット材折り戻し機構が特別に設けられ、幅方向切り開き部の形成と同時に、またはその後、サイドガセット材の補助ガセット部がもとの状態に折り戻される。さらに、補助ガセット部の折り戻しにともない、2つ折り部の対応部が幅方向切り開き部から開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層の2つ折り部間に折り込まれ、2つ折りされ、2つ折り部の対応部によって2つ折り部の補助ガセット部が形成され、これがサイドガセット材の折り戻し部を跨ぐ。そして、連続胴材によってプラスチック袋の胴部が形成され、サイドガセット材によってプラスチック袋のサイドガセット部が形成され、胴材の2つ折り部によってプラスチック袋の底ガセット部が形成される。
好ましい実施例では、連続胴材が2層に重ね合わされ、その長さ方向に送られ、サイドガセット材が両層の胴材間に配置される。さらに、連続胴材の送りにともない、胴材ガイド機構によって一方の層の胴材が案内され、その一側縁付近において、一方の層の胴材が長さ方向折り曲げ線および長さ方向折り返し線に沿って折り曲げられ、折り返され、これによって胴材の2つ折り部が形成され、その2つ折り部が両層の胴材間に配置される。
胴材ガイド機構は第1および第2ガイド機構からなる。そして、サイドガセット材の供給後、連続胴材の送りにともない、第1ガイド機構によって一方の層の胴材が案内され、一方の層の胴材が長さ方向折り曲げ線に沿って折り曲げられる。さらに、一方の層の胴材の折り曲げ後、連続胴材の送りにともない、第2ガイド機構によって一方の層の胴材が案内され、その折り曲げ部が長さ方向折り返し線に沿って折り返され、これによって胴材の2つ折り部が形成される。さらに、第1および第2ガイド機構によって一方の層の胴材が折り曲げられ、折り返され、胴材の2つ折り部が形成されるとき、その折り曲げおよび折り返し作用によって胴材の2つ折り部とサイドガセット材が組み合わされる。
以下、この発明の実施例を説明する。
図1はこの発明にかかる製袋機を示す。この製袋機は図18のプラスチック袋を製造するためのものである。特開2000−254984号公報に示されているものと同様、図18のプラスチック袋は胴部1,2、サイドガセット部3および底ガセット部4を有し、図19に示すように、胴部1,2が2層に重ね合わされ、サイドガセット部3は胴部1,2の両側縁5に沿ってのび、両層の胴部1,2間に折り込まれ、2つ折りされている。さらに、胴部1,2とサイドガセット部3が胴部1,2の両側縁5に沿ってヒートシールされ、そのヒートシール線6が胴部1,2の両側縁5に沿って形成されている。
さらに、上記公報のものと同様、底ガセット部4は胴部1,2の底縁7,8に沿ってのび、両層の胴部1,2間に折り込まれ、2つ折りされている。ただし、底ガセット部4は胴部1を折り曲げ、折り返し、2つ折りしたものである。したがって、胴部1の折り曲げ線7によって胴部1の底縁が形成されており、底ガセット部4はその折り返し線9を有する。さらに、底ガセット部4の自由側縁10が胴部2の底縁8にヒートシールされ、そのヒートシール線6が胴部2の底縁8に沿って形成されている。したがって、サイドガセット部3によってプラスチック袋を拡げ、その容量を増大することができ、底ガセット部4によってフラット底面を形成し、これを安定自立させることができる。
さらに、図18のプラスチック袋の場合、底ガセット部4の両端部がおよそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層の底ガセット部4間に折り込まれ、2つ折りされ、サイドガセット部3の一端部ではなく、底ガセット部4の両端部に補助ガセット部11が形成されている。そして、その補助ガセット部11がサイドガセット部3の一端部を跨ぎ、補助ガセット部11とサイドガセット部3が胴部1,2の底縁7,8に沿ってヒートシールされている。この結果、プラスチック袋をわずかに拡げるだけで、底縁7,8および補助ガセット部11によって図18のプラスチック袋を自立させることができ、その自立性は高い。
そして、そのプラスチック袋の製造工程において、図1の製袋機では、連続胴材1,2が2層に重ね合わされ、その長さ方向に送られる。連続胴材1,2は図19の胴部1,2を形成するためのものであり、プラスチックフィルムからなる。この実施例では、胴材送り機構に送りローラ12,13が使用されており、図2に示すように、一方の層の胴材1が水平方向に供給され、ガイドローラ14および送りローラ12に導かれ、他方の層の胴材2が上方から供給され、ガイドローラ14および送りローラ12に導かれ、両層の胴材1,2が互いに重ね合わされる。したがって、胴材1は下層の胴材であり、胴材2は上層の胴材である。さらに、その胴材1,2が送りローラ13に導かれ、駆動モータによって送りローラ12,13が駆動され、回転し、連続胴材1,2がその長さ方向に送られる。送りローラ12,13は間欠的に回転し、連続胴材1,2は間欠的に送られる。
さらに、この製袋機では、サイドガセット材供給機構が特別に設けられ、サイドガセット材3の2つ折り後、サイドガセット材3が連続胴材1,2に供給され、その幅方向に配置される。たとえば、両層の胴材1,2が互いに重ね合わされる前、連続胴材1,2の間欠送り毎に、サイドガセット材3が下層の胴材1に供給され、その上面に載せられ、幅方向に配置される。サイドガセット材3は図19のサイドガセット部3を形成するためのもので、プラスチックフィルムからなる。この実施例では、サイドガセット材3として2倍の幅のものが使用され、これが長さ方向中心線の両側で2つ折りされ、2層に重ね合わされる。そして、連続胴材1,2の間欠送り毎に、それが下層の胴材1に供給され、その上面に載せられ、幅方向に配置される。
なお、この実施例のサイドガセット材供給機構については、サイドガセット材3を長さ方向中心線の両側で2つ折りし、それを下層の胴材1に供給する必要があるが、その構成は特開2000−254984号公報に記載されており、説明は省略する。
さらに、この製袋機では、図3に示すように、連続胴材1,2の送りにともない、胴材ガイド機構によって一方の層の胴材1が案内され、その一側縁10付近において、一方の層の胴材1が長さ方向折り曲げ線7および長さ方向折り返し線9に沿って折り曲げられ、折り返され、2つ折りされる。これによって胴材1の2つ折り部4が形成され、胴材1の2つ折り部4が両層の胴材1,2間に配置される。その詳細は後述する。そして、胴材1の2つ折り部4によって図19の底ガセット部4が形成され、長さ方向折り曲げ線7によって図19の折り曲げ線7が形成され、長さ方向折り返し線9によって図19の折り返し線9が形成される。さらに、胴材1の一側縁10によって2つ折り部4の自由側縁10が形成され、図19の自由側縁10が形成される。さらに、胴材2の対応側縁8によって図19の底縁8が形成される。なお、長さ方向折り曲げ線7とは連続胴材1の長さ方向にのびる折り曲げ線のことであり、長さ方向折り返し線9とは連続胴材1の長さ方向にのびる折り返し線のことである。さらに、縦シール装置15が特別に設けられており、連続胴材1,2の長さ方向において、胴材1の2つ折り部4の形成前、または形成後、その自由側縁10が他方の層の胴材2の対応側縁8にヒートシールされる。その詳細も後述する。
さらに、この実施例では、一方の層の胴材1が折り曲げられる前、両層の胴材1,2が互いに重ね合わされる。さらに、連続胴材1,2の幅方向において、両層の胴材1,2が一定距離Lずれた状態で重ね合わされ、胴材1の一側縁10が他方の層の胴材2の対応側縁8を超え、一定距離L張り出す。そして、サイドガセット材3が両層の胴材1,2間に配置され、その一端部は他方の層の胴材2の対応側縁8に達する。さらに、連続胴材1,2の間欠送り毎に、サイドガセット材3の一端部において、ヒートシール装置または超音波シール装置16によって連続胴材1,2とサイドガセット材3がヒートシールまたは超音波シールされる。したがって、図4に示すように、胴材1,2およびサイドガセット材3にヒートシール部または超音波シール部17が形成され、一方の層の胴材1が一方の層のサイドガセット材3に付着し、他方の層の胴材2が他方の層のサイドガセット材3に付着する。その後、連続胴材1,2の送りにともない、胴材ガイド機構によって一方の層の胴材1が案内され、折り曲げられ、折り返され、2つ折りされるものである。
次に、胴材ガイド機構の構成を説明する。胴材ガイド機構は特別の構成のもので、第1および第2ガイド機構からなる。そして、サイドガセット材3の供給後、連続胴材1,2の送りにともない、第1ガイド機構によって一方の層の胴材1が案内され、一方の層の胴材1が長さ方向折り曲げ線7に沿って折り曲げられる。さらに、一方の層の胴材1の折り曲げ後、連続胴材1,2の送りにともない、第2ガイド機構によって一方の層の胴材1が案内され、その折り曲げ部4が長さ方向折り返し線9に沿って折り返され、これによって胴材1の2つ折り部4が形成される。
この実施例では、第1ガイド機構にプレート18およびガイドローラ19,20,21が使用されており、両層の胴材1,2がガイドローラ22を通り、プレート18およびガイドローラ19,20,21に導かれ、一旦引き下げられ、ガイドローラ19,21によって一方の層の胴材1が案内され、プレート18およびガイドローラ20によって他方の層の胴材2が案内される。そして、一方の層の胴材1の一側縁10付近において、ガイドローラ19によって一方の層の胴材1が折り曲げられ、起立する。これと同時に、他方の層の胴材2がプレート18を通り、その傾斜辺23に係合し、他方の層の対応側縁8付近において、傾斜辺23によって他方の層の胴材2が折り曲げられ、起立する。さらに、他方の層の胴材2がガイドローラ20に達し、ガイドローラ20によって他方の層の胴材2が案内され、これが完全に折り曲げられ、その後、両層の胴材1,2がガイドローラ21に達し、ガイドローラ21によって一方の層の胴材1が案内され、これが完全に折り曲げられる。したがって、一方の層の胴材1の一側縁10付近において、一方の層の胴材1が長さ方向折り曲げ線7に沿って折り曲げられるものであり、これによって胴材1の折り曲げ部4が形成される。
さらに、この実施例では、第1ガイド機構によって一方の層の胴材1が折り曲げられるとき、その折り曲げ幅は胴材1,2の一側縁10と対応側縁8間の距離Lに対応する。それと同時に、他方の層の胴材2が同距離Lの半分の折り曲げ幅をもって折り曲げられる。これによって自由側縁10と対応側縁8が整合する。さらに、サイドガセット材3の一端部で連続胴材1,2とサイドガセット材3がヒートシールまたは超音波シールされ、一方の層の胴材1が一方の層のサイドガセット材3に付着し、他方の層の胴材2が他方の層のサイドガセット材3に付着していることは前述したとおりである。したがって、他方の層の胴材2が起立し、折り曲げられるとき、胴材2によって他方の層のサイドガセット材3が引き上げられ、起立し、折り曲げられ、一方の層の胴材1によって一方の層のサイドガセット材3が保持される。したがって、サイドガセット材3の一端部が一旦開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、変形し、サイドガセット材3の一端部によってその変形端部24が形成される。さらに、一方の層の胴材1が完全に折り曲げられ、一方の層の胴材1によってサイドガセット材3の変形端部24が被覆される。
その後、連続胴材1,2の間欠送り毎に、ヒートシール装置または超音波シール装置25が胴材1,2および変形端部24に作用し、胴材1の折り曲げ部4がサイドガセット材3の変形端部24にヒートシールまたは超音波シールされ、付着する。したがって、図5に示すように、折り曲げ部4および変形端部24にヒートシール部または超音波シール部26が形成される。さらに、第2ガイド機構にプレート27およびガイドローラ28,29が使用されており、ヒートシールまたは超音波シール後、両層の胴材1,2がガイドローラ28を通り、ガイドローラ29に導かれ、再度引き上げられ、胴材1,2の一側縁10および対応側縁8付近において、両層の胴材1,2がプレート27を通り、その傾斜辺30に係合し、傾斜辺30によって両層の胴材1,2が案内され、胴材1の折り曲げ部4が折り返され、起立し、他方の層の胴材2が折り戻され、起立する。さらに、それがガイドローラ29に達し、ガイドローラ29によって両層の胴材1,2が案内され、胴材1の折り曲げ部4が2つ折りされ、他方の層の胴材2がもとの状態に折り戻される。したがって、胴材1の折り曲げ部4が長さ方向折り返し線9に沿って折り返され、2つ折りされ、これによって胴材1の2つ折り部4が形成され、胴材1の2つ折り部が両層の胴材1,2間に配置されるものである。これと同時に、両層の胴材1,2によってサイドガセット材3の変形端部24が閉じられ、これが両層のサイドガセット材3間に折り込まれ、2つ折りされる。したがって、サイドガセット材3の一端部によってその補助ガセット部24が形成され、これが胴材1の2つ折り部4を跨ぐ。
したがって、この製袋機では、第1および第2ガイド機構によって一方の層の胴材1が折り曲げられ、折り返され、胴材1の2つ折り部4が形成されるとき、その折り曲げおよび折り返し作用によってサイドガセット材3の一端部が折り曲げられ、折り込まれ、サイドガセット材3の補助ガセット部24が形成され、これが胴材1の2つ折り部4を跨ぐものである。これによって胴材1の2つ折り部4とサイドガセット材3が組み合わされ、一方の層のサイドガセット材3が胴材1と2つ折り部4間に配置され、他方の層のサイドガセット材3が胴材2と2つ折り部4間に挿入される。
さらに、この製袋機では、切り開き部形成機構が特別に設けられており、サイドガセット材3の位置において、胴材1の2つ折り部4に幅方向切り開き部31が形成される。さらに、サイドガセット材折り戻し機構が特別に設けられ、幅方向切り開き部31の形成と同時に、またはその後、サイドガセット材3の補助ガセット部24がもとの状態に折り戻される。さらに、補助ガセット部24の折り戻しにともない、図6に示すように、2つ折り部4の対応部が幅方向切り開き部31から開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層の2つ折り部4間に折り込まれ、2つ折りされ、2つ折り部4の対応部によって2つ折り部4の補助ガセット部11が形成され、これがサイドガセット材3の折り戻し部を跨ぐ。これによって幅方向切り開き部31が変形し、変位し、2つ折り部4の補助ガセット部11が形成されたとき、幅方向切り開き部31は一方の層の胴材1の長さ方向にのび、その一側縁10および折り曲げ線7に沿って配置される。そして、2つ折り部4の補助ガセット部11によって図19の補助ガセット部11が形成される。
切り開き部形成機構およびサイドガセット材折り戻し機構については、たとえば、2つ折り部4の形成前、まず、ミシン目形成機構32が一方の層の胴材1に作用し、胴材1にミシン目33が形成される。ミシン目33は一方の層の胴材1の幅方向にのび、2つ折り部4に対応する領域に形成され、その形成位置はサイドガセット材3の位置であり、サイドガセット材3の長さ方向中心線の延長線上である。そして、その状態で一方の層の胴材1が折り曲げられ、折り返され、その2つ折り部4が形成される。したがって、ミシン目33の位置において、サイドガセット材3の補助ガセット部24が胴材1の2つ折り部4を跨ぐ。
さらに、一対の丸棒34,35が胴材1,2の一方側に配置されており、胴材1の2つ折り部4に対向し、図7に示すように、胴材1,2の長さ方向および幅方向において、丸棒34,35はおよそ45°の角度をもって配置され、逆向きに傾斜する。さらに、胴材1,2の間欠送り毎に、サイドガセット材3が丸棒34,35の位置に達する。
その後、図8に示すように、一方の丸棒34がその長さ方向に移動し、両層の2つ折り部4間に挿入され、サイドガセット材3の長さ方向中心線上において、丸棒34が胴材1の折り返し線9に達し、そのミシン目33に押し付けられる。したがって、丸棒34によって胴材1の2つ折り部4が突き破られ、その丸棒34が両層のサイドガセット材3間に挿入される。その後、図9に示すように、その丸棒34が胴材1,2の幅方向に移動し、サイドガセット材2の補助ガセット部24に係合し、丸棒34によってサイドガセット材2の補助ガセット部24が押し戻される。したがって、胴材1の2つ折り部4がミシン目33で引き裂かれ、2つ折り部4に幅方向切り開き部31が形成される。さらに、その丸棒34がサイドガセット材3および2つ折り部4から引き出され、サイドガセット材2の補助ガセット部24がもとの状態に折り戻される。したがって、丸棒34の移動および補助ガセット部24の折り戻しにともない、2つ折り部4の対応部が幅方向切り開き部31から開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層の2つ折り部4間に折り込まれ、2つ折りされ、2つ折り部4の対応部によって2つ折り部4の補助ガセット部11が形成され、これがサイドガセット材3の折り戻し部を跨ぐ。
その後、図10に示すように、一方の丸棒34が胴材1,2の長さ方向に移動し、もとの位置に復帰する。これと同時に、他方の丸棒35がその長さ方向に移動し、両層の2つ折り部4間に挿入され、サイドガセット材3の長さ方向中心線上において、丸棒35が胴材1の折り返し線9に達する。したがって、その丸棒35が胴材1の幅方向切り開き部31を通り、両層のサイドガセット材2間に挿入される。その後、一方の丸棒34と同様、他方の丸棒35が胴材1,2の幅方向に移動し、サイドガセット材3および2つ折り部4から引き出される。したがって、サイドガセット材2の補助ガセット部24がもとの状態に折り戻され、2つ折り部4の対応部が幅方向切り開き部31から開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層の2つ折り部4間に折り込まれ、2つ折りされ、2つ折り部4の対応部によって2つ折り部4の補助ガセット部11が形成され、これがサイドガセット材3の折り戻し部を跨ぐ。
したがって、この実施例では、ミシン目形成機構32が一方の丸棒34と協同し、ミシン目形成機構32および一方の丸棒34によって切り開き部形成機構が構成され、胴材1の2つ折り部4に幅方向切り開き部31が形成されるものである。さらに、各丸棒34,35によってサイドガセット材折り戻し機構が構成され、幅方向切り開き部31の形成と同時に、およびその後、サイドガセット材3の補助ガセット部24がもとの状態に折り戻される。
さらに、この実施例では、胴材1の2つ折り部4の形成後、その自由側縁10が他方の層の胴材2の対応側縁8にヒートシールされる。たとえば、連続胴材1,2が縦シール装置15および横シール装置36を通り、送りローラ13に導かれ、連続胴材1,2の間欠送り毎に、その長さ方向において、縦シール装置15によって自由側縁10と対応側縁8がヒートシールされる。これと同時に、連続胴材1,2の長さ方向において、縦シール装置15によって2つ折り部4の補助ガセット部11とサイドガセット材3もヒートシールされ、その後、連続胴材1,2の間欠送り毎に、その幅方向において、横シール装置36によって連続胴材1,2とサイドガセット材3がヒートシールされる。これによって図18のヒートシール線6が形成されるものである。さらに、その後、連続胴材1,2の間欠送り毎に、その幅方向において、カッタ37によって連続胴材1,2がカットされる。そのカット位置はサイドガセット材3の位置である。この実施例では、連続胴材1,2およびサイドガセット材3がサイドガセット材3の長さ方向中心線に沿ってカットされる。これによって図18の両側縁5が形成されるものである。
したがって、連続胴材1,2によって図18の胴部1,2が形成され、サイドガセット材3によって図18のサイドガセット部3が形成され、胴材1の2つ折り部4によって図18の底ガセット部4が形成される。さらに、2つ折り部4の補助ガセット部11によって図18の補助ガセット部11が形成され、これがサイドガセット部3の一端部を跨ぐものである。
さらに、この製袋機では、両層の胴材1,2に同一幅のものが使用され、その幅方向において、両層の胴材1,2が一定距離Lずれた状態で重ね合わされる。したがって、胴材1の一側縁10が他方の層の胴材2の対応側縁8を超え、一定距離L張り出すことは前述したとおりであるが、他方の層の胴材2については、その他側縁38が一方の層1の対応側縁39を超え、一定距離L張り出す。そして、サイドガセット材3が両層の胴材1,2間に配置されたとき、その一端部が他方の層の対応側縁8に達し、他端部は一方の層の胴材1の対応側縁39に達する。さらに、サイドガセット材3の一端部と同様、その他端部において、ヒートシール装置または超音波シール装置16によって連続胴材1,2とサイドガセット材3がヒートシールまたは超音波シールされ、一方の層の胴材1が一方の層のサイドガセット材3に付着し、他方の層の胴材2が他方の層のサイドガセット材3に付着する。
さらに、胴材1の2つ折り部4および補助ガセット部11が形成されることも前述したとおりであるが、この実施例では、その後、図11に示すように、両層の胴材1,2がガイドローラ40を通り、プレート41およびガイドローラ42,43,44に導かれ、再度引き上げられる。さらに、ガイドローラ42,43によって他方の層の胴材2が案内され、プレート41およびガイドローラ43によって一方の層の胴材1が案内され、他方の層の胴材2の他側縁38付近において、ガイドローラ42によって他方の層の胴材2が折り曲げられ、起立する。その起立方向は前回と反対の方向であり、下方向である。これと同時に、一方の層の胴材1がプレート41を通り、その傾斜辺45に係合し、傾斜辺45によって一方の層の胴材1が折り曲げられ、起立する。その起立方向も前回と反対の方向であり、下方向である。さらに、一方の層の胴材1がガイドローラ43に達し、ガイドローラ43によって一方の層の胴材1が案内され、これが完全に折り曲げられ、その後、両層の胴材1,2がガイドローラ44に達し、ガイドローラ44によって他方の層の胴材2が案内され、これが完全に折り曲げられる。したがって、他方の層の胴材2の他側縁38付近において、他方の層の胴材2が長さ方向折り曲げ線46に沿って折り曲げられ、これによって胴材2の折り曲げ部47が形成される。
さらに、他方の層の胴材2が折り曲げられるとき、その折り曲げ幅は胴材1,2の他側縁38と対応側縁39間の距離Lに対応する。それと同時に、一方の層の胴材1が同距離Lの半分の折り曲げ幅をもって折り曲げられる。これによって他側縁38と対応側縁39が整合する。さらに、一方の層の胴材1が起立し、折り曲げられるとき、胴材1によって一方の層のサイドガセット材3が引き上げられ、起立し、折り曲げられ、他方の層の胴材2によって他方の層のサイドガセット材3が保持される。したがって、サイドガセット材3の他端部が一旦開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、変形し、サイドガセット材3の他端部によってサイドガセット材3の変形端部48が形成される。
その後、連続胴材1,2の間欠送り毎に、ヒートシール装置または超音波シール装置49が胴材1,2および変形端部48に作用し、胴材2の折り曲げ部47がサイドガセット材3の変形端部48にヒートシールまたは超音波シールされる。その後、図12に示すように、両層の胴材1,2がガイドローラ50を通り、ガイドローラ51に導かれ、再度引き下げられ、胴材1,2の他側縁38および対応側縁39付近において、両層の胴材1,2がガイドプレート52を通り、その傾斜辺53に係合し、傾斜辺53によって両層の胴材1,2が案内され、胴材2の折り曲げ部47が折り返され、起立し、一方の層の胴材1が折り戻され、起立する。さらに、それがガイドローラ51に達し、ガイドローラ51によって両層の胴材1,2が案内され、胴材2の折り曲げ部47が2つ折りされ、一方の層の胴材1がもとの状態に折り戻される。したがって、胴材2の折り曲げ部47が長さ方向折り返し線54に沿って折り返され、2つ折りされ、これによって胴材2の2つ折り部47が形成され、胴材2の2つ折り部47が両層の胴材1,2間に配置される。これと同時に、両層の胴材1,2によってサイドガセット材3の変形端部48が閉じられ、これが両層のサイドガセット材3間に折り込まれ、2つ折りされる。したがって、サイドガセット材3の他端部によってその補助ガセット部48が形成され、これが胴材2の2つ折り部47を跨ぐ。
さらに、他方の層の胴材2についても、それにミシン目55が形成される。ミシン目55は他方の層の胴材2の幅方向にのび、2つ折り部47に対応する領域に形成され、その形成位置はサイドガセット材3の位置であり、サイドガセット材3の長さ方向中心線の延長線上である。そして、その状態で他方の層の胴材2が折り曲げられ、折り返され、その2つ折り部47が形成される。したがって、ミシン目55の位置において、サイドガセット材3の補助ガセット部48が胴材2の2つ折り部47を跨ぐ。
さらに、一対の丸棒56,57が胴材2の2つ折り部47に対向する。胴材1,2の長さ方向および幅方向において、丸棒56,57はおよそ45°の角度をもって傾斜する。さらに、胴材1,2の間欠送り毎に、サイドガセット材3が丸棒56,57の位置に達する。
その後、前回と同様、一方の丸棒56がその長さ方向に移動し、両層の2つ折り部47間に挿入され、胴材2の折り返し線54に達し、そのミシン目55に押し付けられ、丸棒56によって胴材2の2つ折り部47が突き破られ、その丸棒56が両層のサイドガセット材3間に挿入される。さらに、その丸棒56が胴材1,2の幅方向に移動し、丸棒56によってサイドガセット材3の補助ガセット部48が押し戻され、胴材2の2つ折り部47がミシン目50で引き裂かれ、2つ折り部47に幅方向切り開き部が形成される。さらに、その丸棒56がサイドガセット材3および2つ折り部47から引き出され、サイドガセット材3の補助ガセット部48がもとの状態に折り戻される。それにともない、2つ折り部47の対応部が幅方向切り開き部から開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層の2つ折り部47間に折り込まれ、2つ折りされ、2つ折り部47の対応部によって2つ折り部47の補助ガセット部が形成され、これがサイドガセット材3の折り戻し部を跨ぐ。
さらに、一方の丸棒56が胴材1,2の長さ方向に移動し、もとの位置に復帰する。これと同時に、他方の丸棒57がその長さ方向に移動し、両層の2つ折り部47間に挿入され、胴材2の幅方向切り開き部を通り、両層のサイドガセット材3間に挿入される。その後、丸棒57が胴材1,2の幅方向に移動し、サイドガセット材3および2つ折り部47から引き出される。したがって、サイドガセット材3の補助ガセット部48がもとの状態に折り戻され、2つ折り部47の対応部が幅方向切り開き部から開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、2つ折り部47の対応部によって2つ折り部47の補助ガセット部が形成され、これがサイドガセット材3の折り戻し部を跨ぐ。
さらに、連続胴材1,2が縦シール装置15に導かれ、2つ折り部4の自由側縁10が他方の層の胴材2の対応側縁8にヒートシールされるとき、2つ折り部47の自由側縁38が一方の層の胴材1の対応側縁39にヒートシールされる。2つ折り部47の補助ガセット部についても、縦シール装置15によってそれとサイドガセット材3がヒートシールされる。その後、横シール装置36によって連続胴材1,2とサイドガセット材3がヒートシールされ、スリット刃58によって連続胴材1,2がスリットされる。その後、カッタ37によって連続胴材1,2およびサイドガセット材3がカットされるものである。
したがって、この製袋機では、プラスチック袋が2つずつ製造される。
なお、連続胴材1,2およびサイドガセット材3の材料については、基材にシーラントをラミネートしたラミネートフィルムが連続胴材1,2およびサイドガセット材3に使用されており、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのシーラントによって両層の胴材1,2の内面が形成され、ナイロンなどの基材によって両層の胴材1,2の外面が形成されている。さらに、2つ折りされた状態のサイドガセット材3において、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのシーラントによってサイドガセット材3の外面が形成され、ナイロンなどの基材によってサイドガセット材3の内面が形成されている。したがって、胴材1,2の一側縁10と対応側縁8を互いに整合させ、縦シール装置15によってそれをヒートシールすることができ、他側縁38と対応側縁39を互いに整合させ、縦シール装置15によってそれをヒートシールすることができる。縦シール装置15によって補助ガセット部とサイドガセット材3をヒートシールすることもできる。横シール装置36によって連続胴材1,2とサイドガセット材3をヒートシールすることもできる。
したがって、この製袋機の場合、連続胴材1,2の2つ折り部によってプラスチック袋の底ガセット部4が形成され、サイドガセット部3および底ガセット部4を有するプラスチック袋を製造するにあたって、サイドガセット材3だけを供給すればよく、底ガセット材を特別に供給する必要はない。したがって、底ガセット材供給機構を特別に設ける必要はなく、製袋機の構成が簡略化され、コストは低い。製袋機全体がコンパクト化され、所要スペースも小さい。連続胴材1,2に印刷を施すと、プラスチック袋の胴部1,2に印刷を施すことができ、その底ガセット部4に印刷を施すこともできる。底ガセット部4は一方の層の胴材1の2つ折り部4からなる。したがって、胴部1,2と底ガセット部4間に印刷ずれが生じることもない。
さらに、プラスチック袋が製造されたとき、底ガセット部4の両端部に補助ガセット部11が形成され、これがサイドガセット部3の一端部を跨ぐ。したがって、プラスチック袋の自立性を高めることができる。
なお、この製袋機では、サイドガセット材3の補助ガセット部24,48がもとの状態に折り戻され、それにともない、2つ折り部4,47の対応部がおよそ45°の角度をもって折り曲げられるが、これを達成するには、2つ折り部4,47の折り返し線9,54上において、2つ折り部4,47の対応部が図13の折り曲げ点59で折り曲げられるようにする必要がある。折り曲げ点59は折り返し線9,54とサイドガセット材3の交点である。したがって、たとえば、折り曲げ点59の付近の部分60において、クランプ装置によって両層の胴材1,2をクランプすることが好ましい。その後、丸棒によってサイドガセット材3の補助ガセット部24,48を折り戻すと、2つ折り部4,47の対応部をその折り曲げ点59で折り曲げることができ、およそ45°の角度をもって折り曲げることができる。
図14に示すように、適宜のプレート61を両層の2つ折り部4,47間に挿入し、プレート61によって2つ折り部4,47の対応部を案内し、これをその折り曲げ点59で折り曲げるようにしてもよい。
図15および図16に示すように、一対のプレート62を両層の2つ折り部4,47間に挿入してもよい。さらに、丸棒ではなく、適宜のプレート63によってサイドガセット材3の補助ガセット部24,48を折り戻し、これを各プレート62間に押し込むと、プレート62によって2つ折り部4,47の対応部を案内し、これを各プレート62間に押し込み、その折り曲げ点59で折り曲げることができる。
この他、胴材1のミシン目33がその一側縁10まで達していると、送りローラ12,13によってそれが送られるとき、一方の層の胴材1がミシン目33から引き裂かれるおそれがある。したがって、ミシン目33は一方の層の胴材1の一側縁10に達しないようにすることが好ましい。胴材2のミシン目55も同様である。
さらに、図17に示すように、両層の胴材1,2に捨て代64をもたせ、連続胴材1,2を間欠送りするとき、丸棒34,35,56,57またはプレート63を胴材1,2の捨て代64に後退させ、プレート61,62も胴材1,2の捨て代64に後退させる。そして、サイドガセット材3の補助ガセット部24,48を折り戻し、2つ折り部4,47の対応部を折り曲げ、その後、下流位置において、スリット刃によって連続胴材1,2をスリットし、その捨て代64を除去するようにしてもよい。
エアノズルを両層のサイドガセット材3間に挿入し、エアによってサイドガセット材3の補助ガセット部24,48を折り戻し、2つ折り部4,47を折り曲げることも考えられる。
さらに、この実施例では、サイドガセット材3の供給後、その一端部によってサイドガセット材3の補助ガセット部24,48が形成されるようにしたものを説明したが、必ずしもその必要はない。サイドガセット材3の供給前、その一端部をおよそ45°の角度をもって折り曲げ、両層のサイドガセット材3間に折り込み、2つ折りし、サイドガセット材3の一端部によってサイドガセット材3の補助ガセット部を形成する。そして、それを連続胴材1,2に供給し、その幅方向に配置するようにしてもよい。
胴材1,2の2つ折り部4,47において、あらかじめ幅方向切り開き部を形成する。その後、サイドガセット材3の補助ガセット部24,48をもとの状態に折り戻し、2つ折り部4,47の対応部が幅方向切り開き部から開かれ、2つ折り部4,47の対応部によって2つ折り部4,47の補助ガセット部11が形成されるようにしてもよい。
以上説明したように、この発明によれば、胴材の2つ折り部によってプラスチック袋の底ガセット部が形成され、サイドガセット部および底ガセット部を有するプラスチック袋を製造するにあたって、サイドガセット材だけを供給すればよく、底ガセット材を特別に供給する必要はない。したがって、底ガセット材供給機構を特別に設ける必要はなく、製袋機の構成が簡略化され、コストは低い。製袋機全体がコンパクト化され、所要スペースも小さい。連続胴材に印刷を施すと、プラスチック袋の胴部に印刷を施すことができ、その底ガセット部に印刷を施すこともできる。底ガセット部は一方の層の胴材の2つ折り部からなる。したがって、胴部と底ガセット部間に印刷ずれが生じることもない。さらに、プラスチック袋が製造されたとき、底ガセット部の両端部に補助ガセット部が形成され、これがサイドガセット部の一端部を跨ぐ。したがって、プラスチック袋の自立性を高めることができ、所期の目的を達成することができるものである。
この発明の実施例を示す斜視図である。 図1の連続胴材の折り曲げ工程を示す拡大図である。 図2の連続胴材の次の工程を示す拡大図である。 図2の胴材とサイドガセット材のヒートシール部または超音波シール部を示す説明図である。 図3の折り曲げ部と変形端部のヒートシール部または超音波シール部を示す説明図である。 図3の連続胴材の幅方向切り開き部を示す斜視図である。 図3の丸棒とサイドガセット材の関係を示す説明図である。 図7の丸棒が移動した状態を示す説明図である。 図8の丸棒の次の状態を示す説明図である。 図9の丸棒の次の状態を示す説明図である。 図3の連続胴材の次の工程を示す拡大図である。 図11の連続胴材の次の工程を示す拡大図である。 他の実施例を示す説明図である。 他の実施例を示す説明図である。 他の実施例を示す説明図である。 図14の連続胴材およびプレートの断面図である。 他の実施例を示す説明図である。 図1の製袋機で製造されるプラスチック袋の説明図である。 図18のプラスチック袋の分解図である。
符号の説明
1,2 連続胴材
3 サイドガセット材
4 胴材の2つ折り部
11 2つ折り部の補助ガセット部
31 幅方向切り開き部
18,27 プレート
19,20,21,28,29 ガイドローラ

Claims (3)

  1. 胴部、サイドガセット部および底ガセット部を有するプラスチック袋を製造する製袋機であって、
    連続胴材をその長さ方向に送る胴材送り機構と、
    サイドガセット材の2つ折り後、前記サイドガセット材を前記連続胴材に供給し、その幅方向に配置するサイドガセット材供給機構と、
    前記連続胴材の送りにともない、前記連続胴材を案内し、前記連続胴材を長さ方向折り曲げ線および長さ方向折り返し線に沿って折り曲げ、折り返し、これによって胴材の2つ折り部を形成する胴材ガイド機構とを備え、前記サイドガセット材の供給前、または供給後、その一端部がおよそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層のサイドガセット材間に折り込まれ、2つ折りされ、前記サイドガセット材の一端部によってサイドガセット材の補助ガセット部が形成され、これが前記胴材の2つ折り部を跨ぎ、さらに、
    前記サイドガセット材の位置において、前記胴材の2つ折り部に幅方向切り開き部を形成する切り開き部形成機構と、
    前記幅方向切り開き部の形成と同時に、またはその後、前記サイドガセット材の補助ガセット部をもとの状態に折り戻すサイドガセット材折り戻し機構とを備え、前記補助ガセット部の折り戻しにともない、前記2つ折り部の対応部が前記幅方向切り開き部から開かれ、およそ45°の角度をもって折り曲げられ、両層の2つ折り部間に折り込まれ、2つ折りされ、前記2つ折り部の対応部によって2つ折り部の補助ガセット部が形成され、これが前記サイドガセット材の折り戻し部を跨ぎ、
    前記連続胴材によって前記プラスチック袋の胴部を形成し、前記サイドガセット材によって前記プラスチック袋のサイドガセット部を形成し、前記胴材の2つ折り部によって前記プラスチック袋の底ガセット部を形成するようにしたことを特徴とする製袋機。
  2. 前記連続胴材が2層に重ね合わされ、その長さ方向に送られ、前記サイドガセット材が両層の胴材間に配置され、前記連続胴材の送りにともない、前記胴材ガイド機構によって一方の層の胴材が案内され、その一側縁付近において、前記一方の層の胴材が前記長さ方向折り曲げ線および長さ方向折り返し線に沿って折り曲げられ、折り返され、これによって前記胴材の2つ折り部が形成され、前記胴材の2つ折り部が両層の胴材間に配置されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の製袋機。
  3. 前記胴材ガイド機構は
    前記サイドガセット材の供給後、前記連続胴材の送りにともない、前記一方の層の胴材を案内し、前記一方の層の胴材を前記長さ方向折り曲げ線に沿って折り曲げる第1ガイド機構と、
    前記一方の層の胴材の折り曲げ後、前記連続胴材の送りにともない、前記一方の層の胴材を案内し、その折り曲げ部を前記長さ方向折り返し線に沿って折り返し、これによって前記胴材の2つ折り部を形成する第2ガイド機構とからなり、
    前記第1および第2ガイド機構によって前記一方の層の胴材が折り曲げられ、折り返され、前記胴材の2つ折り部が形成されるとき、その折り曲げおよび折り返し作用によって前記胴材の2つ折り部と前記サイドガセット材が組み合わされるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の製袋機。
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