JP4498533B2 - シャッター装置の軸部材の接続構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッター装置を構成する分割式の軸部材を接続するシャッター装置の軸部材の接続構造に係り、空間を仕切るシャッターカーテンを巻き取って収納する巻取軸の接続などに利用できる。
【0002】
【背景技術】
従来より、建物や地下街等の各種構造物には、シャッターカーテンを開閉させて空間を仕切るシャッター装置が設けられている。通常、このシャッター装置は、建物の出入口、通路の途中、通路空間とホール空間との境界位置、防災区画の境界位置等、各種構造物内の各部に形成された開口に設けられ、開口の前後の空間をシャッターカーテンを降ろして仕切るようになっている。従って、開口の大きさに応じ、そこに設けられるシャッター装置の大きさが定まることになる。
【0003】
ところで、このようなシャッター装置は、空間を仕切るシャッターカーテンの他に、各種の軸部材を構成部材として備えている。例えば、シャッターカーテンを巻き取って収納する巻取式のシャッター装置の場合には、シャッターカーテン自体を巻き取る巻取軸等があり、シャッターカーテンを送り込み収納するオバースライディング式のシャッター装置の場合には、シャッターカーテンの左右端部に設けられた開閉動作補助用のワイヤを巻き取る左右のドラムを連動させるための軸部材等があり、シャッターカーテンを構成する複数のパネルを分離しかつ重ね合わせて収納するタイプのシャッター装置の場合には、シャッターカーテンの左右端部に設けられた開閉動作補助用のチェーンを駆動する左右のスプロケットを連動させるための軸部材等がある。
【0004】
そして、シャッター装置を構成するこれらの各種の軸部材は、シャッター装置を設置すべき開口の大きさが大きくなり、シャッターカーテンの横幅が大きくなる程、必然的に長尺化するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したようにシャッター装置を構成する各種の軸部材が長尺化してくると、それに伴って運搬作業や設置作業が困難になってくる。そこで、このような場合には、運搬作業や設置作業の容易化を図るために、長尺化した軸部材を分割式のものとし、建築現場において接続して所定の寸法に仕上げるという方式を採ることが必要となってくる。
【0006】
この際、分割式とした軸部材の接続構造は、設置作業の容易化を図るという観点から建築現場において容易に接続することができる構造であることが好ましく、また、回転伝達を行うという軸部材としての機能を果たすことができるように接続されることが好ましい。
【0007】
本発明の目的は、分割式の軸部材を容易、かつ、より確実に接続することができるシャッター装置の軸部材の接続構造を提供するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シャッター装置を構成する分割式の軸部材を接続するシャッター装置の軸部材の接続構造であって、互いに接続される一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とに跨って接続用の中間部材が配置され、この中間部材が、一方の軸部材の端部および他方の軸部材の端部の双方に結合されていることを特徴とするものである。
【0009】
ここで、一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とは、中間部材を介して接続されるだけではなく、これらの端部どうしが溶接等により直接に結合されるようにしてもよい。
【0010】
このような本発明においては、接続用の中間部材を用いて一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とを接続するので、このような中間部材を用いずに一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とを直接に接続するのみの場合に比べ、接続作業を容易に行うことができるようになる。
【0011】
また、中間部材は、一方の軸部材の端部および他方の軸部材の端部の双方に結合されるので、これにより一方の軸部材と他方の軸部材とが接続される。このため、一方の軸部材の回転は、中間部材に伝達され、さらに中間部材から他方の軸部材に伝達され、これにより回転伝達という軸部材の機能が果たされるようになる。なお、前述したように、一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とを溶接等により直接に結合しておけば、中間部材を介しての回転伝達のみならず、一方の軸部材と他方の軸部材との間の直接の回転伝達も同時に行わせることができるようになる。
【0012】
さらに、中間部材を用いて接続するので、軸部材の端部自体の構造を接続のために特に複雑化するような必要もなく、軸部材自体の構造の簡易化を図ることも可能となり、これらにより前記目的が達成される。
【0013】
また、前述したシャッター装置の軸部材の接続構造において、一方の軸部材の端部には、第一中空部が形成され、他方の軸部材の端部には、第一中空部と対向する状態で第二中空部が形成され、これらの第一中空部および第二中空部に跨って中間部材が挿入配置されていることが望ましい。
【0014】
ここで、第一中空部および第二中空部は、一方の軸部材および他方の軸部材の長手方向(軸方向)の全長に渡ってそれぞれ形成されていてもよく、あるいは、一方の軸部材の端部および他方の軸部材の端部を含んで各軸部材の一部分に形成されていてもよく、要するに、少なくとも互いに接続される一方の軸部材の端部および他方の軸部材の端部に形成されていればよい。
【0015】
このように中間部材を第一中空部および第二中空部に跨って挿入配置した場合には、互いに接続される一方および他方の軸部材の外径寸法の範囲内に収まる状態で接続を行うことが可能となり、接続後には、分割されていない一本の軸部材と同様な外形を保つことができるようになる。従って、例えば、巻取式のシャッター装置を構成する巻取軸の場合には、シャッターカーテンを円滑かつ綺麗に巻き取ることができるようになり、使い勝手が向上する。
【0016】
さらに、上述のように中間部材を第一中空部および第二中空部に跨って挿入配置した構造を採る場合において、中間部材は、第一中空部および第二中空部に跨って挿入配置される中間軸と、この中間軸に直交または略直交する状態で取り付けられて第一中空部内に配置される板状部材により形成された第一中子と、中間軸に直交または略直交する状態で取り付けられて第二中空部内に配置される板状部材により形成された第二中子とを備え、一方の軸部材の端部と第一中子とが結合され、他方の軸部材の端部と第二中子とが結合されていることが望ましい。
【0017】
ここで、第一中子および第二中子は、板状部材により形成されていれば、その形状は、円盤状(後述する図4の場合等)、四角形等の多角形形状(後述する図9の場合等)など任意である。
【0018】
このように中間軸並びに第一中子および第二中子を備えてなる中間部材を用いた場合には、簡易な構造で確実に一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とを接続することができるようになる。
【0019】
また、上述した中間軸並びに第一中子および第二中子を備えてなる中間部材を用いた構造を採る場合において、第一中子は、第一中空部の内径寸法と略同じ外径寸法を有する円盤状部材とされ、かつ、中間軸に間隔をおいて複数枚取り付けられ、第二中子は、第二中空部の内径寸法と略同じ外径寸法を有する円盤状部材とされ、かつ、中間軸に間隔をおいて複数枚取り付けられていることが望ましい。
【0020】
このように第一中子および第二中子を円盤状部材により形成し、かつ、各中子の外径寸法と各中空部の内径寸法とを略同じにした場合には、一方の軸部材の端部と第一中子との結合、および他方の軸部材の端部と第二中子との結合を、より一層確実なものとすることが可能となるうえ、これらの結合作業も容易になる。
【0021】
そして、第一中子および第二中子をこのような円盤状部材とした場合において、一方および他方の軸部材が、それぞれ板状部材を円筒状に湾曲させてこの板状部材の平行二辺を突き合わせて溶接により接合して形成されているときには、第一中子および第二中子の外周面に、それぞれ凹部を形成し、これらの凹部に、一方および他方の軸部材のそれぞれの溶接部に形成された溶着ビードを収納配置するようにすることが望ましい。
【0022】
このように第一中子および第二中子の外周面に凹部を形成するようにした場合には、一方および他方の軸部材の端部の各中空部内に溶着ビードが突出していても、この溶着ビードを凹部に収納配置することができるので、一方の軸部材の端部と第一中子との結合、および他方の軸部材の端部と第二中子との結合を、支障なく容易に行うことが可能となる。
【0023】
また、以上に述べたシャッター装置の軸部材の接続構造において、前記中間部材による接続位置は、前記軸部材に作用する曲げモーメントが最大値をとる位置を避けた位置とされていることが望ましい。すなわち、互いに接続される一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部との端面同士が直接に接触するように配置される場合(例えば、後述する図2の場合等)には、その接触位置が曲げモーメント最大位置を避けた位置とされていればよく、互いに接続される一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部との端面同士の間に介在物がある場合(例えば、後述する図11の場合等)には、一方の軸部材の端部の端面と他方の軸部材の端部の端面との間(各端面位置を含む。)に曲げモーメント最大位置が来ないようにすればよい。また、各端面が軸方向に対して傾斜している場合あるいはカップリング状に噛み合っている場合には、それらの端面が軸方向に占める長さ部分に曲げモーメント最大位置が来ないようにすればよい。
【0024】
ここで、軸部材に作用する曲げモーメントは、軸部材の自重による分布荷重、巻取式のシャッター装置の場合におけるシャッターカーテンの自重による分布荷重、軸部材の両端を支持する軸受からの支点反力の他、巻取式のシャッター装置において巻取軸を下方から支持する補助ローラがある場合には、その補助ローラからの反力等も考慮して決定されるものである。例えば、巻取式のシャッター装置の場合において、軸受による軸部材の両端の支持が左右対象であり、軸部材の自重およびシャッターカーテンの自重による等分布荷重がかかり、さらに補助ローラが設置されていないものとすると、曲げモーメントが最大値をとる位置は、軸部材の中央位置となる。このような曲げモーメント最大位置は、数式を用いた材料力学上の古典的な解析により簡単に計算することができ、また、歪みゲージ等を用いた実測を行って決定することもできる。
【0025】
なお、上述した中間部材による接続位置のみならず、その近傍位置をも含め、曲げモーメント最大位置を避けるようにしておくことが、より一層好ましい。
【0026】
このように曲げモーメントが最大値をとる位置を避けて中間部材を配置した場合には、軸部材の接続部分に最も大きな曲げモーメントが作用することはなくなるので、接続強度を必要以上に確保しなければならないという事態を回避することができるとともに、軸部材を全体として見た場合における強度の低下も防ぐことができるようになる。
【0027】
以上において、本発明のシャッター装置の軸部材の接続構造は、シャッター装置を構成する軸部材であれば、いずれの軸部材に適用してもよく、例えば、シャッターカーテンを巻き取って収納する巻取式のシャッター装置の場合には、シャッターカーテン自体を巻き取る巻取軸等に適用でき、シャッターカーテンを送り込み収納するオバースライディング式のシャッター装置の場合には、シャッターカーテンの左右端部に設けられた開閉動作補助用のワイヤを巻き取る左右のドラムを連動させるための軸部材等に適用でき、シャッターカーテンを構成する複数のパネルを分離しかつ重ね合わせて収納するタイプのシャッター装置の場合には、シャッターカーテンの左右端部に設けられた開閉動作補助用のチェーンを駆動する左右のスプロケットを連動させるための軸部材等に適用できる。また、二軸式のシャッター装置の場合には、シャッターカーテン自体を巻き取る巻取軸だけではなく、この巻取軸と平行に配置されてシャッターカーテンの降下位置をずらす役割をする補助軸等に適用できる(後述する図14の場合等)。さらに、巻取軸の撓みを防止するための補助ローラを設置する場合において、この補助ローラが、ある程度、軸方向に長尺なものであれば、この補助ローラに本発明を適用してもよい。但し、これらのうち最も本発明を好適に適用できるのは、軸部材が、空間を仕切るシャッターカーテンを巻き取って収納する巻取軸の場合である。
【0028】
また、本発明の接続構造が適用される軸部材は、主として水平方向または略水平方向に配置された軸部材であるが、これに限定されるものではなく、例えば、垂直方向、斜め方向等、任意の方向に配置された軸部材に適用することができる。
【0029】
さらに、本発明において、軸部材の材質は、金属、合成樹脂、セラミックス、木材等、任意であり、要するに、回転伝達という軸部材の機能を果たすことができるものであればよい。また、中間部材の材質も、金属、合成樹脂、セラミックス、木材等、任意であり、要するに、ある程度の接続強度を確保できるものであればよい。但し、軸部材および中間部材のいずれについても、防災用シャッター装置の場合には、耐火性等の防災性能を有する材質であることが好ましく、また、溶接による結合を行う場合には、それに適した材質とすることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、本発明のシャッター装置の軸部材の接続構造を適用した本実施形態のシャッター装置10の全体構成が示されている。また、図2〜図8には、シャッター装置10の要部の詳細構成が示されている。
【0031】
図1において、シャッター装置10は、火災発生時等の非常時に、建物等の内部の空間を仕切って防火や防煙等を行う防災機能を有する防災用シャッター装置であり、例えば、通路空間の途中に設けられたり、あるいは通路空間とホール空間との境界位置に設けられたりして防災区画を形成する役割を果たすものである。また、シャッター装置10は、左右方向の断面幅の大きな空間を仕切ることができるものであり、建物内の大きな開口に設置される大開口用シャッター装置である。
【0032】
図1において、シャッター装置10は、上下動して空間を仕切るシャッターカーテン20と、このシャッターカーテン20を巻き取る巻取軸30と、シャッターカーテン20の図1中における左右両側端縁部分が挿入されてシャッターカーテン20の上下動を案内する左右の案内手段であるガイドレール40,41と、シャッターカーテン20の上下動および停止を行うためのモータおよびブレーキ等からなる開閉機50とを備えている。
【0033】
シャッターカーテン20は、通常時には、開閉機50のブレーキが作動することにより、巻取軸30に巻き取られた収納状態で保持され、この状態では、シャッターカーテン20の下端部に設けられた座板60が、天井1に形成されたシャッターカーテン20を通すためのスリット部分に設けられた、まぐさ70の位置まで上昇して収まるようになっている。
【0034】
一方、火災発生時等の非常時には、火災発生等に伴って発生する炎、煙、熱、臭い等が図示されないセンサで検出されると、このセンサからの信号により開閉機50のブレーキが解除されるようになっている。この結果、座板60を含むシャッターカーテン20の自重により、シャッターカーテン20は巻取軸30から繰り出されて下降し、座板60が床2に達することにより全閉状態となるようになっている。なお、このようなセンサを使用した自動閉鎖式ではなく、レバー操作等により人為的に開閉機50のブレーキを解除できる構成としてもよく、あるいはセンサによる自動閉鎖とレバー操作等による人為操作とを併用できる構成としてもよい。
【0035】
また、図示されないスイッチ等を操作すると、開閉機50のモータが駆動され、これにより巻取軸30が回転してシャッターカーテン20が巻取軸30に巻き取られて上昇し、座板60が天井1のまぐさ70の位置に達すると、開閉機50のモータが停止するとともに、ブレーキが作動するようになっている。なお、このようなモータ駆動による巻き取りではなく、チェーン引き操作やレバー操作等により手動で巻き取れる構成としてもよい。
【0036】
シャッターカーテン20は、複数枚(ここでは四枚とする。)のシート状部材21〜24を、上下方向の中間位置に設けられた中桟80により連結して形成されている。すなわち、シャッターカーテン20は、中桟80の上側部分を構成する横長の長方形形状のシート状部材21と、中桟80の下側部分の最も左側部分を構成する縦長の長方形形状のシート状部材22と、中桟80の下側部分の中央部分を構成する横長の長方形形状のシート状部材23と、中桟80の下側部分の最も右側部分を構成する縦長の長方形形状のシート状部材24とを備えて構成されている。
【0037】
これらのシート状部材21〜24としては、例えば、シリカクロスまたはガラスクロス、あるいはこれらに耐火被覆材としての耐火塗料や防水被覆材を吹き付け若しくは塗布しまたは含浸させて形成された布製のスクリーン等を好適に用いることができる。このような布製のスクリーンは、耐火性、遮熱性、遮煙性、防水性、耐風圧性等に優れたものであり、防災用シャッター装置としての機能を十分に果たすことができるものである。
【0038】
また、中桟80の下側部分には、複数(ここでは、二つとする。)の非常用の扉機構90,91が設けられている。これらの扉機構90,91は、それぞれカーテン表裏の空間を連通するように形成された縦長の長方形形状の開口である出入口92,93と、これらの出入口92,93を覆うカバーシート94,95とを備えて構成されている。カバーシート94,95は、シート状部材21〜24と同じ材質のシート状部材で形成され、十分な防災機能を有するものである。なお、カバーシート94,95は、出入口92,93を表裏両側から覆うように設けておくことが好ましい。
【0039】
これらの非常用の扉機構90,91は、火災発生時等の緊急時において建物等の内部にいる人々の避難経路を確保するために、すなわち火災発生等に伴いシャッターカーテン20が降ろされた後にその防災区画内に取り残された人々の逃げ道を確保するために、あるいは救助者や消防隊員等の通り道を確保するために設けられているものである。
【0040】
図2には、巻取軸30の接続部の拡大断面図が示され、図3には、その分解斜視図が示され、図4には、図2のA−A線断面図が示されている。図1に示すように、シャッター装置10を構成する軸部材である巻取軸30は、長手方向(軸方向)につき複数(ここでは、三つとする。)に分割された分割式の軸部材であり、最も左側の軸部材31と、中央の軸部材32と、最も右側の軸部材33とを順次連結して形成されている。また、各軸部材31〜33は、板状部材を円筒状に湾曲させてこの板状部材の平行二辺を突き合わせて溶接により接合して形成されている。なお、軸部材31と軸部材32との接続構造は、軸部材32と軸部材33との接続構造と全く同様であるので、以下では前者の接続構造のみを説明するものとする。
【0041】
図2〜図4において、互いに接続される一方の軸部材31の端部31Aには、中空部31Bが形成され、他方の軸部材32の端部32Aには、中空部32Bが形成され、これらの中空部31B,32Bは、連通されている。そして、これらの連通された中空部31B,32Bに跨って接続用の中間部材34が挿入配置されている。
【0042】
中間部材34は、中空部31B,32Bに跨って挿入配置される中空丸棒状の中間軸35と、この中間軸35に直交する状態で取り付けられて中空部31B内に配置される複数枚(ここでは、二枚とする。)の円盤状部材である中子36A,36Bと、中間軸35に直交する状態で取り付けられて中空部32B内に配置される複数枚(ここでは、二枚とする。)の円盤状部材である中子36C,36Dとを備えて構成されている。
【0043】
四枚の中子36A〜36Dは、すべて同じ外径寸法D2を有し、中空部31B,32Bの内径寸法と略同じである。ここで、略同じというのは、全く同じか、あるいは各中子36A〜36Dの外径寸法D2のほうが若干小さめの状態、例えば、1mm程度の隙間があく状態となることを意味する。また、各中子36A〜36Dの中間軸35への取り付けは、溶接等により行う。なお、各中子36A〜36Dの内径寸法と中間軸35の軸径寸法D1とは、隙間なく一致していることが好ましい。
【0044】
四枚の中子36A〜36Dの配置間隔の具体的数値例を挙げると、例えば、中間軸35の長さをL=1000mm等とすると、中間軸35の左端から中子36Aまでの間隔がL=10mm程度、中子36Aと中子36Bとの間の間隔がL=480mm程度、中子36Bと中子36Cとの間の間隔がL=20mm程度、中子36Cと中子36Dとの間の間隔がL=480mm程度、中間軸35の右端から中子36Dまでの間隔がL=10mm程度などとすることができる。また、中間軸35の軸径(直径)は例えばD1=30mm程度などとすることができ、各中子36A〜36Dの板厚は例えばT=4.5mm程度で、その外径(直径)は例えばD2=106.5mm程度などとすることができる。
【0045】
各中子36A〜36Dの外周面には、それぞれ凹部37が形成され、これらの凹部37には、軸部材31,32のそれぞれの溶接部に形成された溶着ビード38が収納配置されている(図4参照)。
【0046】
軸部材31の端部31Aおよび軸部材32の端部32Aには、それぞれ周方向の複数箇所(ここでは、四箇所とする。)に貫通孔39が設けられている。中子36A,36Bと軸部材31の端部31Aとの結合、および中子36C,36Dと軸部材32の端部32Aとの結合は、これらの貫通孔39を利用して溶接により行われる。また、軸部材31の端部31Aの端面31Cと、これに対向する軸部材32の端部32Aの端面32Cとは、全周に渡り溶接しておくことが好ましい。この際、溶着ビードが軸部材31,32の外周面よりも外側に突出しないように溶接部の外周面を仕上げておくことが好ましい。
【0047】
なお、図2〜図4の軸部材31と軸部材32との接続構造においては、軸部材31を本発明における一方の軸部材とし、軸部材32を本発明における他方の軸部材とすると、中空部31Bが本発明における第一中空部に該当し、中空部32Bが本発明における第二中空部に該当し、二枚の中子36A,36Bが本発明における第一中子に該当し、二枚の中子36C,36Dが本発明における第二中子に該当する。
【0048】
また、巻取軸30の分割位置、すなわち中間部材34の配置位置は、巻取軸30に作用する曲げモーメントが最大値をとる位置(ここでは、巻取軸30の中央位置となる。)を避けた位置とされている。
【0049】
さらに、巻取軸30の左右の端部には、中間部材34の略半分に相当する構成を有する端部材34Aが設けられ、これらの端部材34Aは軸受で支持されている。これらの端部材34Aの軸部材31,33への結合方法は、中間部材34の結合方法と同様である。
【0050】
図5には、座板60の拡大断面図が示され、図6には、上方から見た場合における座板60の分解平面図が示されている。図5は、図1のB−B線断面図であるが、他の箇所の断面構造も同様である。
【0051】
図5において、シート状部材22の下端部は折り返して袋状に形成され、この袋状部分の内部には、金属製の平板状の座板第一部材61が挿入されている。座板60は、この座板第一部材61と、シート状部材22を挟んで座板第一部材61の図5中左側に配置されて床面2に当接される金属製の座板第二部材62と、シート状部材22を挟んで座板第一部材61の図5中右側に配置された金属製の座板第三部材63とを備えて構成されている。これらの座板第一、第二、第三部材61,62,63は、これらを貫通するボルト64およびナット65により互いに連結されて一体化されている。
【0052】
また、図6に示すように、座板第一部材61は、長手方向につき複数(ここでは、三つとする。)の部材61A,61B,61Cに分割され、座板第二部材62は、長手方向につき複数(ここでは、二つとする。)の部材62A,62Bに分割され、座板第三部材63は、長手方向につき複数(ここでは、二つとする。)の部材63A,63Bに分割されている。そして、これらの座板第一、第二、第三部材61,62,63の分割位置は、互い違いになっている。
【0053】
なお、座板第一部材61を構成する各部材61A,61B,61C同士、座板第二部材62を構成する各部材62A,62B同士、座板第三部材63を構成する各部材63A,63B同士は、溶接やボルト締め等により直接に結合してもよく、あるいは直接に結合しなくてもよい。但し、気密性を向上させるという観点からは、座板第二部材62を構成する各部材62A,62B同士、座板第三部材63を構成する各部材63A,63B同士は、溶接やボルト締め等により直接に結合しておくことが好ましい。
【0054】
図7には、中桟80の拡大断面図が示され、図8には、中桟80の長手方向についての分割状態の説明図が示されている。図7は、図1のC−C線断面図であるが、他の箇所の断面構造も同様である。
【0055】
図7において、中桟80は、図中右側に開口部がくるように配置されるコの字状断面を有する中桟第一部材81と、図中上側に開口部がくるように配置されるコの字状断面を有する中桟第二部材82と、図中右側に開口部がくるように配置されるコの字状断面を有する中桟第三部材83と、L字状断面を有する中桟第四部材84とを備えて構成されている。これらの各部材81,82,83,84は、全て金属製である。
【0056】
中桟第二部材82は、中桟第一部材81の内側に挿入配置され、これらはねじ85Aにより固定されている。これらの中桟第一部材81と中桟第二部材82とによって囲まれた空間86内には、シート状部材21の袋状に形成された下端部に包まれた係止棒87が挿入配置されて空間86から抜けないようになっている。一方、中桟第三部材83および中桟第四部材84は、中桟第一部材81の内側であって中桟第二部材82の下側位置に挿入配置され、中桟第三部材83と中桟第四部材84とは、ねじ85Bにより固定され、また、中桟第一部材81と中桟第三部材83とは、ねじ85Cにより固定されている。これらの中桟第三部材83と中桟第四部材84とによって囲まれた空間88内には、シート状部材23の袋状に形成された上端部に包まれた係止棒89が挿入配置されて空間88から抜けないようになっている。
【0057】
また、図8に示すように、中桟第一部材81は、長手方向につき複数(ここでは、二つとする。)の部材81A,81Bに分割され、中桟第二部材82は、長手方向につき複数(ここでは、三つとする。)の部材82A,82B,82Cに分割され、中桟第四部材84は、長手方向につき複数(ここでは、三つとする。)の部材84A,84B,84Cに分割され、中桟第三部材83も中桟第四部材84と同じ位置で長手方向につき複数(ここでは、三つとする。)の部材83A,83B,83Cに分割されている。そして、これらの中桟第一部材81の分割位置と、中桟第二、第三、第四部材82,83,84の分割位置とは、異なるものとなっている。
【0058】
なお、中桟第一部材81を構成する各部材81A,81B同士、中桟第二部材82を構成する各部材82A,82B,82C同士、中桟第三部材83を構成する各部材83A,83B,83C同士、中桟第四部材84を構成する各部材84A,84B,84C同士は、溶接やボルト締め等により直接に結合してもよく、あるいは直接に結合しなくてもよい。但し、気密性を向上させるという観点からは、これらの各部材同士は、溶接やボルト締め等により直接に結合しておくことが好ましい。
【0059】
図1において、巻取軸30は、その周囲をケース100で覆われている。このケース100は、長手方向(巻取軸30の軸方向)につき複数(ここでは、三つとする。)の部材100A,100B,100Cに分割されている。また、まぐさ70も、長手方向につき複数(ここでは、三つとする。)の部材70A,70B,70Cに分割されている。
【0060】
なお、ケース100を構成する各部材100A,100B,100C同士、まぐさ70を構成する各部材70A,70B,70C同士は、溶接やボルト締め等により直接に結合してもよく、あるいは直接に結合せずに連続配置するだけとしてもよい。
【0061】
また、シャッターカーテン20には、中桟80の下側位置に、カバーシート94,95と同じ材質のシート状部材により形成された巻径調整用部材110が左右方向に適宜な間隔をおいて設けられている。この巻径調整用部材110は、シャッターカーテン20を巻取軸30に巻き取った際に、その巻径が扉機構90,91の存在による影響で軸方向について均一にならないことを防止若しくは緩和するためのものである。
【0062】
このような本実施形態においては、以下のようにしてシャッター装置10の運搬作業や設置作業が行われる。
【0063】
先ず、工場で製造されたシャッター装置10の構成部材のうち剛性部材については、分割した状態で建築現場に搬入する。すなわち、巻取軸30は、三つの軸部材31〜33に分割し、座板60を構成する座板第一、第二、第三部材61,62,63は、三つの部材61A,61B,61C、二つの部材62A,62B、二つの部材63A,63Bにそれぞれ分割し、中桟80を構成する中桟第一、第二、第三、第四部材81,82,83,84は、二つの部材81A,81B、三つの部材82A,82B,82C、三つの部材83A,83B,83C、三つの部材84A,84B,84Cにそれぞれ分割し、ケース100は、三つの部材100A,100B,100Cに分割し、まぐさ70は、三つの部材70A,70B,70Cに分割した状態で建築現場に搬入する。なお、ガイドレール40,41についても、長手方向(上下方向)の寸法が大きい場合には、複数の部材に分割して搬入するようにしてもよい。
【0064】
一方、シャッター装置10の構成部材のうち可撓性部材であるシャッターカーテン20を構成するシート状部材21〜24は、それぞれ折り畳んだ状態で建築現場に搬入する。
【0065】
なお、分割した状態の剛性部材、および折り畳んだ状態の可撓性部材は、運搬時や設置時の取扱いの容易性を考慮すると、いずれも12m以下の寸法に収まっていることが好ましく、より好ましくは8m以下の寸法、さらにより一層好ましくは6m以下の寸法としておくのがよい。
【0066】
次に、建築現場において、分割された状態の巻取軸30、座板60、中桟80、ケース100、まぐさ70を溶接やボルト締め等により結合して一体化するとともに、折り畳んだ状態のシャッターカーテン20を展開し、これらの構成部材を組み立ててシャッター装置10の据付作業を完了する。
【0067】
この際、分割された状態の巻取軸30の一体化には、中間部材34を用いての接続を行う。ここで、中間部材34は、互いに接続される一方の軸部材の端部または他方の軸部材の端部のいずれかの側に建築現場あるいは工場で予め結合しておき、その後、建築現場で、もう片方の側に結合するようにしてもよく、あるいは、建築現場で、互いに接続される一方および他方の軸部材の端部に形成された第一中空部および第二中空部に跨るように中間部材34を挿入配置した後、中間部材34と各軸部材の端部とを結合するようにしてもよい。
【0068】
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、接続用の中間部材34を用いて軸部材31の端部31Aと軸部材32の端部32Aとの接続、および軸部材32の端部32Aと軸部材33の端部33Aとの接続を行うので、このような中間部材34を用いずに各軸部材の端部同士の直接接続のみを行う場合に比べ、接続作業を容易に行うことができる。
【0069】
また、中間部材34は、一方の軸部材31の端部31Aおよび他方の軸部材32の端部32Aの双方に結合されるので、これにより軸部材31,32同士の接続を行うことができる。このため、一方の軸部材31の回転は、中間部材34に伝達され、さらに中間部材34から他方の軸部材32に伝達され、これにより回転伝達という巻取軸30の機能を発揮させることができる。なお、一方の軸部材31の端部31Aの端面31Cと他方の軸部材32の端部32Aの端面32Cとを突き合わせて全周溶接しておけば、強度的に向上するとともに、より一層確実に回転伝達を行うことができる。軸部材32,33の接続も同様である。
【0070】
さらに、中間部材34を用いて接続するので、各軸部材31〜33の端部自体の構造を接続のために特に複雑化するような必要もなく、中空円筒状の各軸部材31〜33をそのまま利用できることから、軸部材31〜33自体の構造の簡易化を図ることもできる。
【0071】
そして、中間部材34は、巻取軸30の左右の端部に設けられた端部材34Aと同様な構成を備えているので、容易に製造できるうえ、中間部材34を用いた軸部材31〜33同士の接続作業と、端部材34Aを用いた巻取軸30の左右の端部の仕上げ作業とに共通作業が生じることから、設置作業の容易化を図ることができる。
【0072】
また、中間部材34は、中空部31B,32Bに跨って挿入配置されるので、互いに接続される一方および他方の軸部材31,32の外径寸法の範囲内に収まる状態で接続を行うことができる。軸部材32,33の接続も同様である。従って、接続後には、分割されていない一本の巻取軸30と同様な外形を保つことができる。このため、シャッターカーテン20を円滑かつ綺麗に巻き取ることができる。
【0073】
さらに、中間部材34は、中間軸35と中子36A〜36Dとを備えて構成されているので、簡易な構造で確実に軸部材31〜33同士の接続を行うことができる。
【0074】
また、各中子36A〜36Dを円盤状部材により形成し、かつ、各中子36A〜36Dの外径寸法と各中空部31B,32Bの内径寸法とを略同じにしたので、中子36A〜36Dと軸部材31,32の端部31A,32Aとの結合を、より一層確実なものとすることができるうえ、これらの結合作業を容易に行うことができる。軸部材32,33の接続も同様である。
【0075】
そして、各中子36A〜36Dの外周面に凹部37を形成したので、各中空部31B,32B内に溶着ビード38(図4参照)が突出していても、この溶着ビード38を凹部37に収納配置することができるため、中子36A〜36Dと軸部材31,32の端部31A,32Aとの結合を、支障なく容易に行うことができる。軸部材32,33の接続も同様である。
【0076】
また、巻取軸30の分割位置、すなわち中間部材34の配置位置は、巻取軸30に作用する曲げモーメントが最大値をとる位置を避けた位置とされているので、巻取軸30の接続部分に最も大きな曲げモーメントが作用することはなくなることから、接続強度を必要以上に確保しなければならないという事態を回避することができるとともに、巻取軸30を全体として見た場合における強度の低下も防ぐことができる。
【0077】
さらに、シャッター装置10の構成部材のうち剛性部材、すなわち巻取軸30、座板60、中桟80、ケース100、まぐさ70を複数の部材に分割した状態で建築現場に搬入するとともに、シャッター装置10の構成部材のうち可撓性部材であるシャッターカーテン20を折り畳んだ状態で建築現場に搬入した後、建築現場において、分割された状態の巻取軸30、座板60、中桟80、ケース100、まぐさ70を溶接やボルト締め等により結合して一体化するとともに、折り畳んだ状態のシャッターカーテン20を展開し、これらの構成部材を組み立ててシャッター装置10を完成させるので、運搬作業や設置作業を容易に行うことができる。そして、このような運搬作業や設置作業の容易化という効果は、シャッター装置10を設置すべき開口が大きい程、顕著なものとなるので、シャッター装置10は、特に大開口用のシャッター装置として好適に適用できる。
【0078】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
【0079】
すなわち、前記実施形態では、シャッターカーテン20は、上下方向中間位置で中桟80により連結されていたが、本発明は、このような中桟80により連結されたシャッターカーテン20を備えたシャッター装置10への適用に限定されるものではなく、中桟80を用いないシャッターカーテンを備えたシャッター装置に適用してもよい。
【0080】
また、前記実施形態では、シャッターカーテン20には、扉機構90,91や巻径調整用部材110が設けられていたが、本発明は、これらの扉機構90,91や巻径調整用部材110が設けられていないシャッターカーテンを備えたシャッター装置に適用してもよい。
【0081】
さらに、前記実施形態では、シャッター装置10は、防火や防煙等を目的とする防災用のシャッター装置とされていたが、本発明の適用対象となるシャッター装置の設置目的は防災用に限定されるものではなく任意であり、例えば、日射遮蔽目的のシャッター装置、防犯目的のシャッター装置等であってもよく、要するに、装置構成部材として軸部材を備えたシャッター装置であればよい。
【0082】
そして、前記実施形態では、巻取軸30は、左右の軸受のみにより支持される構成とされていたが、巻取軸の軸方向の中間位置に、巻取軸および巻取軸に巻き取られた状態のシャッターカーテンを下方から支持する補助ローラを適宜設けるようにしてもよい。この際には、補助ローラからの反力を考慮して巻取軸に作用する曲げモーメントが最大となる位置を決定し、その位置を避けて中間部材34を配置するようにすればよい。
【0083】
また、前記実施形態では、軸部材31〜33の断面形状(外側の輪郭形状)は、円形状とされていたが、本発明における軸部材の断面形状は、これに限定されるものではなく、例えば、多角形状、楕円状等であってもよく、要するに、回転伝達という軸部材としての機能を果たすことができる形状であればよい。
【0084】
さらに、前記実施形態では、第一中空部31Bおよび第二中空部32Bの断面形状は、円形状とされていたが、本発明における第一中空部および第二中空部の断面形状は、これに限定されるものではなく、例えば、多角形状、楕円状等であってもよく、要するに、中間部材を挿入配置することができる形状であればよい。
【0085】
そして、前記実施形態では、軸部材31等の断面形状(外側の輪郭形状)と第一中空部31B等の断面形状(内側の輪郭形状)とは、ともに円形状で同じであり同心円状とされていたが、これに限定されるものではなく、例えば、同心円状ではなく偏心させてもよく、あるいは、軸部材の断面形状を多角形状とし、そこに形成される中空部の断面形状を円形状とするなど、内側と外側の輪郭形状を異なるものとしてもよい。
【0086】
また、前記実施形態では、中子36A〜36Dは、円盤状部材により形成されていたが、本発明における中子の形状は、これに限定されるものではなく、例えば、図9に示すような四角形等の多角形形状を有する板状部材により形成された中子200としてもよく、要するに、軸部材201と結合できる形状であればよい。
【0087】
そして、前記実施形態では、中間軸35は中空丸棒状とされていたが、本発明における中間軸の形状は、中空丸棒状に限定されるものではなく、例えば、中空ではなく中実丸棒状としてもよく、あるいは、丸棒状ではなく断面が例えば多角形や楕円等の棒状としてもよい。
【0088】
さらに、前記実施形態では、中間部材34と軸部材31〜33の各端部とは、溶接により結合されていたが、本発明における中間部材と一方および他方の軸部材の各端部との結合は、溶接による結合に限定されるものではなく、例えば、図10に示すように、ねじ300により中間部材301と軸部材の端部302とを結合するようにしてもよい。なお、ねじ300は、溶接を行うための仮止め用としたり、あるいは、ねじ300と溶接とを併用するようにしてもよい。
【0089】
そして、前記実施形態では、軸部材31〜33の各端部の対向する端面同士は、直接に接触するように突き合わされて配置されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、図11に示すように、中間軸400と、二枚の第一中子401と、二枚の第二中子402と、中間軸400の軸方向中央位置に設けられたフランジ403とを備えて構成された中間部材404を用い、一方の軸部材の端部405の端面406と他方の軸部材の端部407の端面408との間にフランジ403を挟み込むように配置してもよい。このようなフランジ403を備えた中間部材404を用いて接続作業を行えば、各軸部材に対する中間部材404の軸方向の位置決めを容易に行うことができる。なお、フランジ403の外径寸法は、各軸部材の外径寸法と同一とするか、若しくは溶接を行うことを考慮して若干小さめの寸法としておくことが好ましい。
【0090】
また、前記実施形態では、中間部材34は、軸部材31の端部31Aに形成された中空部31Bと、軸部材32の端部32Aに形成された中空部32Bとに跨って挿入配置されていたが、本発明における中間部材は、各中空部に跨って挿入配置される構成に限定されるものではなく、例えば、図12に示すように、軸部材の端部500の外周面と軸部材の端部501の外周面とに跨って配置されてこれらの外周面を覆うようなリング状の中間部材502としてもよい。このようなリング状の中間部材502を用いれば、巻取軸に大径部を形成できるので、巻径調整用部材110の代用とすることもできる。しかし、中間部材は、前記実施形態の中間部材34のように各中空部に跨って挿入配置されていることが好ましく、そうすることで、接続後には、分割されていない一本の巻取軸と同様な外形を保つことができ、シャッターカーテンを円滑かつ綺麗に巻き取ることができる。なお、図12のようなリング状の中間部材502と前記実施形態のような中間部材34とを併用するようにしてもよい。
【0091】
さらに、前記実施形態では、中間部材34を用いて接続を行うにあたり、軸部材31〜33の各端部自体には、特別な加工を施していなかったが、例えば、図13に示すように、一方の軸部材の端部600の外周を削って小径部601を形成するとともに、他方の軸部材の端部602の外周も削って小径部603を形成し、これらの小径部601,603に跨ってリング状の中間部材604を配置するようにしてもよい。このようにすれば、中間部材604が各軸部材の外周面から外側に突出することを回避することができる。
【0092】
そして、前記実施形態では、シャッターカーテン20自体を巻き取る巻取軸30に本発明が適用されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、図14に示すように、二軸式のシャッター装置700の場合には、シャッターカーテン701自体を巻き取る巻取軸702だけではなく、この巻取軸702と平行に配置されてシャッターカーテン701の降下位置をずらす役割をする補助軸703に本発明を適用してもよい。
【0093】
また、前記実施形態では、一つの接続位置(分割箇所)に対し、一つの中間部材34が配置されていたが、本発明における中間部材は、図15に示す中間部材800のように、複数(ここでは、二つとする。)の接続位置801,802に跨って配置されるものとしてもよい。
【0094】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明によれば、一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とに跨って配置される接続用の中間部材を用いて接続を行うので、分割式の軸部材を容易、かつ、より確実に接続することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のシャッター装置の全体構成図。
【図2】前記実施形態の巻取軸の接続部の拡大断面図。
【図3】前記実施形態の巻取軸の接続部の分解斜視図。
【図4】図2のA−A線断面図。
【図5】前記実施形態の座板の拡大断面図(図1のB−B線断面図)。
【図6】上方から見た場合における前記実施形態の座板の分解平面図。
【図7】前記実施形態の中桟の拡大断面図(図1のC−C線断面図)。
【図8】前記実施形態の中桟の長手方向についての分割状態の説明図。
【図9】本発明の第一の変形の形態を示す断面図。
【図10】本発明の第二の変形の形態を示す断面図。
【図11】本発明の第三の変形の形態を示す断面図。
【図12】本発明の第四の変形の形態を示す断面図。
【図13】本発明の第五の変形の形態を示す断面図。
【図14】本発明の第六の変形の形態を示す断面図。
【図15】本発明の第七の変形の形態を示す断面図。
【符号の説明】
10,700 シャッター装置
20,701 シャッターカーテン
30,702 巻取軸
31〜33,201 軸部材
31 一方の軸部材
32 他方の軸部材
31A,405,600 一方の軸部材の端部
32A,407,602 他方の軸部材の端部
34,301,404,502,604,800 中間部材
31B 第一中空部
32B 第二中空部
35,400 中間軸
36A,36B,401 第一中子
36C,36D,402 第二中子
37 凹部
38 溶着ビード
200 中子
302,500,501 軸部材の端部
Claims (6)
- シャッター装置を構成する分割式の軸部材を接続するシャッター装置の軸部材の接続構造であって、
互いに接続される一方の軸部材の端部と他方の軸部材の端部とに跨って接続用の中間部材が配置され、この中間部材は、前記一方の軸部材の端部および前記他方の軸部材の端部の双方に結合され、
前記一方の軸部材の端部には、第一中空部が形成され、前記他方の軸部材の端部には、前記第一中空部と対向する状態で第二中空部が形成され、これらの第一中空部および第二中空部に跨って前記中間部材が挿入配置され、
前記中間部材は、前記第一中空部および前記第二中空部に跨って挿入配置される中間軸と、この中間軸に直交または略直交する状態で取り付けられて前記第一中空部内に配置される板状部材により形成された第一中子と、前記中間軸に直交または略直交する状態で取り付けられて前記第二中空部内に配置される板状部材により形成された第二中子とを備え、前記一方の軸部材の端部と前記第一中子とが結合され、前記他方の軸部材の端部と前記第二中子とが結合され、
前記第一中子は、前記第一中空部の内径寸法と略同じ外径寸法を有する円盤状部材とされ、かつ、前記中間軸に間隔をおいて複数枚取り付けられ、
前記第二中子は、前記第二中空部の内径寸法と略同じ外径寸法を有する円盤状部材とされ、かつ、前記中間軸に間隔をおいて複数枚取り付けられ、
前記中間部材は、前記一方の軸部材の端面と前記他方の軸部材の端面との間に挟み込まれるフランジを備えていることを特徴とするシャッター装置の軸部材の接続構造。 - 請求項1に記載のシャッター装置の軸部材の接続構造において、前記フランジは、前記中間軸の軸方向中央位置に設けられていることを特徴とするシャッター装置の軸部材の接続構造。
- 請求項1に記載のシャッター装置の軸部材の接続構造において、前記フランジの外径寸法は、前記一方の軸部材および前記他方の軸部材の外径寸法と同一又はこれよりも若干小さく、前記フランジは、前記一方の軸部材および前記他方の軸部材に溶接されていることを特徴とするシャッター装置の軸部材の接続構造。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のシャッター装置の軸部材の接続構造において、前記一方および前記他方の軸部材は、それぞれ板状部材を円筒状に湾曲させてこの板状部材の平行二辺を突き合わせて溶接により接合して形成され、
前記第一中子および前記第二中子の外周面には、それぞれ凹部が形成され、これらの凹部には、前記一方および前記他方の軸部材のそれぞれの溶接部に形成された溶着ビードが収納配置されていることを特徴とするシャッター装置の軸部材の接続構造。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のシャッター装置の軸部材の接続構造において、前記中間部材による接続位置は、前記軸部材に作用する曲げモーメントが最大値をとる位置を避けた位置とされていることを特徴とするシャッター装置の軸部材の接続構造。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のシャッター装置の軸部材の接続構造において、前記軸部材は、空間を仕切るシャッターカーテンを巻き取って収納する巻取軸であることを特徴とするシャッター装置の軸部材の接続構造。
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