JP4498494B2 - Icカード - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時間の計測が可能なICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
接触式ICカードは、一般的に、カードリーダライタ等のカード処理装置からクロック信号が供給される接続端子を有する。
カード処理装置とICカードとの間で通信を行う場合、カード処理装置からICカードにクロック信号を供給し、ICカードは前記クロック信号を用いてプロトコルに従って通信を行うことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ICカードには、カード処理装置から時間を示す情報が供給されることがある。
カード処理装置からの前記時間を示す情報に虚偽がある場合、ICカードに時間計測機能がないときは、ICカードで前記虚偽を検出することが困難である。更には、当該虚偽の情報に基づいてICカードが信号処理を行うおそれがある。
また、非接触式ICカードの場合、カード利用者は、意図しないうちに非接触式ICカードを種々の非接触式のカード処理装置に近づけるおそれがあり、種々の周波数の信号が入力されるおそれがある。
このため、ICカードが時間計測機能を有することが望ましい。
本発明の目的は、時間の計測が可能なICカードを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るICカードは、カード処理装置からクロック信号が供給され、前記クロック信号をカウントするカウンタと、前記カード処理装置からコマンドと前記コマンドの実行開始を示す第1の情報を含有する第1の電気信号が供給される制限手段であって、前記第1の情報が供給されてから経過した経過時間を前記カウンタのカウント数と前記クロック信号の周波数とに基づいて算出し、当該算出した前記経過時間に応じて前記コマンドを実行する制御手段と、前記クロック信号の周波数が、予め決められた周波数帯域内にある場合に、検出信号を生成して前記制御手段に供給する検出手段とを有し、前記制御手段は、前記検出手段から前記検出信号が供給された場合に、前記カウンタのカウント数と前記周波数帯域内の周波数とに基づいて前記経過時間を算出する。
【0006】
本発明に係るICカードでは、例えば、前記第1の電気信号は、カード処理装置からのコマンドをさらに有し、前記制御手段は、前記第1の情報が供給された後に前記コマンドが実行された場合は、前記第1の情報が供給された後であって前記コマンドが実行されていない間に前記カウンタでカウントされたカウント数と、前記クロック信号の周波数と、前記コマンドに対して予め割り当てられたカウント数または割当て時間とに基づき、前記経過時間を算出する構成としてもよい。
【0007】
本発明に係るICカードでは、例えば、前記第1の情報は、カード処理装置からのコマンドの実行開始を示す情報であり、前記第1の電気信号は、前記コマンドの実行終了を示す第の情報をさらに有し、前記制御手段は、前記第1の情報が供給されてから前記第の情報が供給されるまでの経過時間を算出する構成としてもよい。
【0008】
本発明に係るICカードでは、例えば、前記第1の情報は、カード処理装置からのコマンドの実行開始を示す情報であり、前記第1の電気信号は、前記コマンドの実行終了を示す第の情報をさらに有し、前記制御手段は、前記第1の情報が供給されてから前記コマンドの割当て時間が経過するまでに、前記第の情報が供給されたか否かを判定する構成としてもよい。
【0009】
本発明に係るICカードでは、例えば、前記第1の電気信号は、第2の情報と、前記第1の情報から前記第2の情報までの時間間隔を示す第3の情報とをさらに有し、前記制御手段は、前記第1の情報が供給されてから前記第2の情報が供給されるまでに経過した経過時間を算出し、算出した当該経過時間と前記第3の情報が示す時間間隔との差が、予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定する構成としてもよい。
【0010】
本発明に係るICカードでは、例えば、前記第1の電気信号は、第2の情報と、前記第1の情報の供給時刻に対応する第1の時刻情報と、前記第2の情報の供給時刻に対応する第2の時刻情報とをさらに有し、前記制御手段は、前記第1の情報が供給されてから前記第2の情報が供給されるまでに経過した経過時間を算出し、算出した当該経過時間と前記第1および第2の時刻情報が示す供給時刻の時間間隔との差が、予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定する構成としてもよい。
【0011】
カウンタにはクロック信号が供給され、このクロック信号をカウンタはカウントする。
制御手段は、第1の情報を含有する第1の電気信号が供給される。
この制御手段は、第1の情報が供給されてから経過した経過時間を、第1の情報が供給されてからカウンタでカウントされたカウント数と、クロック信号周波数とに基づいて算出することができる。
また、制御手段は、制御手段で算出した前記経過時間に基づいて信号処理を行うことで、ICカード内で自ら計測した時間に基づいてICカード内で信号処理を行うことができる。
【0012】
また、検出手段は、予め決められた周波数帯域内にクロック信号周波数が存在する場合に、検出信号を生成する。
したがって、ICカードは検出手段を備えることで、クロック信号周波数が不明な場合は、クロック信号周波数を検出することができ、クロック信号周波数を予め取り決めてある場合は、クロック信号周波数の確認をICカード内で行うことができる。
制御手段は、第1の情報が供給されてから経過した経過時間を、第1の情報が供給されてからカウンタでカウントされたカウント数と前記周波数帯域内の周波数とに基づいて算出することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0014】
第1の実施の形態
図1は、本発明に係るICカードの第1の実施の形態を説明する概略ブロック構成図である。第1の実施の形態では、ICカードが非接触式ICカードである場合を説明する。
【0015】
ICカード100は、第1のコイル1と、第2のコイル2と、電源回路8と、増幅回路5と、クロック信号生成回路6と、マイクロコンピュータ(マイコン)7とを有する。
【0016】
第1のコイル1は、電波信号を電気信号に変換する変換手段の一例である。
この第1のコイル1は、平面状のコイルで構成され、非接触式のカード処理装置150からの第1の電波信号J1を、電気信号E1に変換する。
また、第1のコイル1は、電気信号E3を第3の電波信号J3に変換する。
【0017】
第2のコイル2は、電波信号を電気信号に変換する変換手段の一例である。
この第2のコイル2は、平面状のコイルで構成され、カード処理装置150からの第2の電波信号J2を、第2の電気信号E2に変換する。
【0018】
電源回路8は、ICカード100の駆動電力を生成する電源供給手段の一例である。
この電源回路8は、前記第2の電気信号E2が供給され、前記第2の電気信号E2からICカード100の駆動電力Pを生成して増幅回路5、マイコン7およびクロック信号生成回路6に供給する。
【0019】
増幅回路5は、第1のコイル1とマイコン7との間に介在する。
増幅回路5は、第1のコイル1から出力された電気信号E1を増幅して第1の電気信号E51を生成し、この第1の電気信号E51をマイコン7に供給する。
また、マイコン7から出力された第3の電気信号E53を増幅して電気信号E3を生成し、この電気信号E3を第1のコイル1に供給する。
【0020】
クロック信号生成回路6は、クロック信号を生成する生成手段の一例である。
このクロック信号生成回路6は、所定周波数f2の第2の電気信号E2が供給され、第2の電気信号E2に基づいてクロック信号CLKを生成する。
このクロック信号生成回路6は、第2の電気信号E2を分周して1/M(Mは2以上の整数)の周波数fc(=f2/M)のクロック信号CLKを生成し、このクロック信号CLKをマイコン7に供給する。
【0021】
マイコン7は、ICカード100の全体の動作を司るコントローラであり、不図示の中央処理装置(CPU)とROMとRAMとを有し、例えば1チップマイコンで構成する。
マイコン7は、検出手段71と、カウンタ72と、制御手段73と、メモリ74とを有する。
【0022】
検出手段71は、クロック信号生成回路6で生成されたクロック信号CLKの周波数(クロック信号周波数)fcが、予め決められた第1の周波数帯域Bf1内にあるか否かを判定する。そして、検出手段71は、クロック信号周波数fcが第1の周波数帯域Bf1内にある場合に、検出信号SKを生成する。
この検出手段71からの検出信号SKにより、制御手段73は、クロック信号周波数fcが第1の周波数帯域Bf1内の周波数であることを知ることができる。
カウンタ72は、クロック信号CLKをカウントする。
【0023】
制御手段73は、第1および第2の情報をこの順に含有する第1の電気信号E51が供給される。
また、制御手段73は、クロック信号CLKを用いて演算を行う。
更に、制御手段73は、メモリ74のアクセス制御を行い、例えば、クロック信号周波数fcが第1の周波数帯域Bf1外にある場合は、カード処理装置150によるメモリ74へのアクセスを禁止する。
【0024】
制御手段73は、前記第1の情報が供給されてから前記第2の情報が供給されるまでの経過時間TMを、カウンタ72のカウント数とクロック信号CLKの周波数fcとに基づいて求める。
一例として、制御手段73は、検出手段71から検出信号SKが供給された場合に、カウンタ72のカウント数と前記第1の周波数帯域Bf1内の周波数とに基づいて経過時間TMを算出する。
【0025】
ICカード100の動作
次に、ICカード100の動作を、カード処理装置150の動作と共に説明する。
カード処理装置150は、所定周波数f2の第2の電波信号J2を生成して第2のコイル2に供給する。
第2のコイル2は、前記第2の電波信号J2を第2の電気信号E2に変換し、電源回路8およびクロック信号生成回路6に供給する。
【0026】
電源回路8は、前記第2の電気信号E2に基づき、ICカード100の駆動電力Pを生成して増幅回路5、マイコン7およびクロック信号生成回路6に供給する。
クロック信号生成回路6は、前記第2の電気信号E2に基づき、クロック信号CLKを生成してマイコン7に供給する。
なお、クロック信号生成回路6は、予め決められた第2の周波数帯域Bf2内に前記第2の電気信号E2の周波数f2が存在する場合に、クロック信号CLKを生成する構成としてもよい。
【0027】
マイコン7内の検出手段71と、カウンタ72と、制御手段73と、メモリ74とには、クロック信号生成回路6からのクロック信号CLKが供給される。
検出手段71は、クロック信号周波数fcが、予め設定された第1の周波数帯域Bf1内にある場合に、検出信号SKを生成して制御手段73に供給する。
また、カウンタ72は、クロック信号CLKをカウントし、カウント値を示す信号を制御手段73に供給する。
【0028】
一方、カード処理装置150は、前記第2の電波信号J2の生成以降に、第1および第2の情報をこの順に含有する第1の電波信号J1を生成し、この第1の電波信号J1を第1のコイル1に供給する。
第1のコイル1は、第1の電波信号J1を、前記第1および第2の情報を含有する電気信号E1に変換し、この電気信号E1を増幅回路5に供給する。
増幅回路5は、前記電気信号E1を増幅して第1の電気信号E51を生成し、この第1の電気信号E51をマイコン7に供給する。第1の電気信号E51は、前記第1および第2の情報をこの順に含有する。
【0029】
マイコン7内の制御手段73は、前記第1の電気信号E51が供給され、前記第1および第2の情報を検出する。
この制御手段73は、第1の情報を検出した時のカウンタ72のカウント値c1と第2の情報を検出した時のカウンタ72のカウント値c2とを内部メモリ73Mに書き込んで記憶する。
また、内部メモリ73Mには、前記第1の周波数帯域Bf1の中心周波数Bf1cの値が予め記憶されている。
【0030】
制御手段73は、検出手段71から検出信号SKが供給されることで、クロック信号周波数fcが前記第1の周波数帯域Bf1内にあることを検出する。
そして、制御手段73は、前記カウント値c1とカウント値c2とのカウント差(c2−c1)と前記第1の周波数帯域Bf1内の周波数である前記中心周波数Bf1cとに基づき、前記第1の情報が供給されてから第2の情報が供給されるまでの経過時間TMを算出し、算出結果を内部メモリ73Mに書き込んで記憶する。
例えば、|c2−c1|÷(中心周波数Bf1c)の演算を行うことで、経過時間TMを算出することができる。
【0031】
前記第1の情報を、カード処理装置150からのコマンドの実行開始を示す情報とし、前記第2の情報を、カード処理装置150からのコマンドの実行終了を示す情報とすることで、制御手段73は、コマンド実行時間を測定することができる。
さらに、制御手段73は、前記コマンドに対して割り当てた割当て時間TAを内部メモリ73Mに予め記憶しておき、経過時間TMが割当て時間TAを越えるか否かを判定することで、当該コマンドのタイムアウトを検出することができる。
また、制御手段73は、前記第1の情報が供給されてからカウント値を監視し、第1の情報の供給時から前記コマンドの割当て時間が経過するまでに、第2の情報が供給されたか否かを判定し、前記コマンドのタイムアウトの時点でコマンドを停止してもよい。
【0032】
例えば、前記コマンドは、カード処理装置150がICカード100のメモリ74にアクセスするリードコマンドまたはライトコマンドである。
リードコマンドやライトコマンドについて、前述の動作処理を行った場合には、例えば、第1の電気信号もしくは第1の情報などを供給することのないカード処理装置から、ICカード100のメモリ74へのアクセスを抑止することができる。また、タイムアウトの時点で当該コマンドを停止することで、当該時点以降のメモリアクセスを抑止することができる。
【0033】
前記コマンドがリードコマンドである場合は、制御手段73はメモリ74の記憶データを読み出し、前記記憶データを示す第3の電気信号E53を生成して増幅回路5に供給する。
増幅回路5は、前記第3の電気信号E53を増幅して電気信号E3を生成し、この電気信号E3を第1のコイル1に供給する。
第1のコイル1は、前記電気信号E3を第3の電波信号J3に変換し、この第3の電波信号J3をカード処理装置150に供給する。
カード処理装置150は、前記第3の電波信号J3を検出すると、リードコマンドの実行終了を示す前記第2の情報を含有する第1の電波信号J1を生成し、この第1の電波信号J1を第1のコイル1に供給する。
【0034】
前記コマンドがライトコマンドである場合は、制御手段73は第1の電気信号E51からライトデータを検出し、このライトデータをメモリ74に書き込む。
そして、制御手段73は、書込み終了を示す第3の電気信号E53を生成して増幅回路5に供給する。
増幅回路5は、前記第3の電気信号E53を増幅して電気信号E3を生成し、この電気信号E3を第1のコイル1に供給する。
第1のコイル1は、前記電気信号E3を第3の電波信号J3に変換し、この第3の電波信号J3をカード処理装置150に供給する。
カード処理装置150は、前記第3の電波信号J3を検出すると、ライトコマンドの実行終了を示す前記第2の情報を含有する第1の電波信号J1を生成し、この第1の電波信号J1を第1のコイル1に供給する。
【0035】
ところで、前記第1の情報を時間計測用の開始信号とし、前記第2の情報を時間計測用の終了信号とし、前記第1の情報が供給されてから前記第2の情報が供給されるまでに、複数のコマンドを実行してもよい。
第1の情報が供給されてから第2の情報が供給されるまでの期間内にリードコマンドおよびライトコマンドが行われた場合の制御手段73の動作例を、図2を参照して説明する。図2は、第1の電気信号により制御手段73に供給される情報を示す説明図である。
【0036】
時刻t10において、制御手段73は、第1の電気信号E51から第1の情報を検出し、時間計測の開始を認識する。そして、カウンタ72のカウント動作を制御してリセット値からカウントアップを開始させる。
時刻t11において、制御手段73は、第1の電気信号E51からリードコマンドの実行開始を示す第11の情報を検出し、カウンタ72のカウントアップを停止させる。
時刻t12において、制御手段73は、第1の電気信号E51からリードコマンドの実行終了を示す第12の情報を検出し、カウンタ72のカウントアップを再開させる。
【0037】
時刻t13において、制御手段73は、第1の電気信号E51からライトコマンドの実行開始を示す第13の情報を検出し、カウンタ72のカウントアップを停止させる。
時刻t14において、制御手段73は、第1の電気信号E51からライトコマンドの実行終了を示す第14の情報を検出し、カウンタ72のカウントアップを再開させる。
【0038】
時刻t20において、制御手段73は、第1の電気信号E51から第2の情報を検出し、時間計測の終了を認識する。そして、時刻t20でのカウンタ72のカウント値c20を読み取る。
次に、制御手段73は、リードコマンドに対して予め割り当てたカウント数c11と、ライトコマンドに対して予め割り当てたカウント数c13とを、前記カウント数c20に加算する。
制御手段73は、第1の情報が供給されてから第2の情報が供給されるまでの経過時間TMを、TM=(c20+c11+c13)/(中心周波数Bf1c)を計算することで、経過時間TMを求めることができる。
【0039】
例えば、(c20+c11+c13)=4000000000であり、中心周波数Bf1c=3.5712×106 (Hz)である場合には、経過時間TMは、4000000000/3.5712×106 =1120(秒)となる。
第1の周波数帯域Bf1の下限が3.5712×106 ×0.95(Hz)で、第1の周波数帯域Bf1の上限が3.5712×106 ×1.05(Hz)である場合、経過時間TM=1120×0.95〜1120×1.05(秒)であることを制御手段73は検出することができる。
【0040】
第2の周波数帯域Bf2の下限を3.5712×106 ×0.9(Hz)とし、第2の周波数帯域Bf2の上限を3.5712×106 ×1.1(Hz)としてもよい。
なお、制御手段73は、リードコマンドに対して予め割り当てた割当て時間TA1と、ライトコマンドに対して予め割り当てた割当て時間TA3とを用い、TM={TA1+TA3+(c20)/(中心周波数Bf1c)}を計算することで、経過時間TMを求めてもよい。
【0041】
また、第1の電気信号E51は、第1の情報から第2の情報までの時間間隔を示す第3の情報を含有する構成とし、制御手段73は、制御手段73が算出した前記経過時間TMと第3の情報が示す時間間隔との差が、予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定してもよい。
これにより、制御手段73は、第1または第2の電気信号E51,E2の異常を検出することができ、カード処理装置150からの時間の情報に誤りがあることを検出することができる。
【0042】
同様にして、第1の電気信号E51は、第1の情報の供給時刻に対応する第1の時刻情報と、第2の情報の供給時刻に対応する第2の時刻情報とを含有する構成とし、制御手段73は、第1および第2の時刻情報が示す供給時刻の時間間隔と前記経過時間TMとの差が、予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定してもよい。
これにより、制御手段73は、第1または第2の電気信号E51,E2の異常を検出することができ、カード処理装置150からの時間の情報に誤りがあることを検出することができる。
【0043】
第2の実施の形態
図3は、本発明に係るICカードの第2の実施の形態を説明する概略ブロック構成図である。第2の実施の形態では、ICカードが接触式ICカードである場合を説明する。なお、図1のICカードと同一構成部分には同一符号を付しており、同一構成部分の説明を適宜省略する。
ICカード200は、第1〜第4の接続端子11〜14と、電源回路18と、増幅回路15と、マイコン7とを有する。
【0044】
第1の接続端子11は、ICカード200の表面に形成され、接触式のカード処理装置250から電気信号E11が供給され、この電気信号E11を増幅回路15に供給する。
また、第1の接続端子11は、増幅回路15から電気信号E13が供給され、この電気信号E13をカード処理装置250に供給する。
第2の接続端子12は、ICカード200の表面に形成され、カード処理装置250から第2の電気信号としてクロック信号CLKが供給され、このクロック信号CLKをマイコン7に供給する。
【0045】
第3の接続端子13は、ICカード200の表面に形成され、カード処理装置250から接地電圧GNDが供給され、この接地電圧GNDを電源回路18、増幅回路15およびマイコン7に供給する。
第4の接続端子14は、ICカード200の表面に形成され、カード処理装置250から給電用の電気信号E14が供給され、この電気信号E14を電源回路18に供給する。
【0046】
電源回路18は、ICカード200の駆動電力を生成する電源供給手段の一例である。
この電源回路18は、前記電気信号E14からICカード200の駆動電力P0を生成して増幅回路15およびマイコン7に供給する。
【0047】
増幅回路15は、第1の接続端子11とマイコン7との間に介在する。
増幅回路15は、第1の接続端子11から出力された電気信号E11を増幅して第1の電気信号E51を生成し、この第1の電気信号E51をマイコン7に供給する。
また、マイコン7から出力された第3の電気信号E53を増幅して電気信号E13を生成し、この電気信号E13を第1の接続端子11に供給する。
【0048】
マイコン7は、ICカード200の全体の動作を司るコントローラであり、不図示のCPUとROMとRAMとを有し、例えば1チップマイコンで構成する。
マイコン7は、検出手段71と、カウンタ72と、制御手段73と、メモリ74とを有する。
【0049】
検出手段71は、クロック信号周波数fcが、予め決められた第1の周波数帯域Bf1内にあるか否かを判定する。そして、クロック信号周波数fcが第1の周波数帯域Bf1内にある場合に、検出信号SKを生成して制御手段73に出力する。
検出手段71からの検出信号SKにより、制御手段71はクロック信号周波数fcが第1の周波数帯域Bf1内の周波数であることを知ることができる。
カウンタ72は、クロック信号CLKをカウントする。
【0050】
制御手段73は、第1および第2の情報をこの順に含有する第1の電気信号E51が供給される。
また、制御手段73は、クロック信号CLKを用いて演算を行う。
更に、制御手段73は、メモリ74のアクセス制御を行い、例えば、クロック信号周波数fcが第1の周波数帯域Bf1外にある場合は、カード処理装置250によるメモリ74へのアクセスを禁止する。
【0051】
制御手段73は、前記第1の情報が供給されてから前記第2の情報が供給されるまでの経過時間TMを、カウンタ72のカウント数とクロック信号CLKの周波数fcとに基づいて求める。
一例として、制御手段73は、検出手段71から検出信号SKが供給された場合に、カウンタ72のカウント数と前記第1の周波数帯域Bf1内の周波数とに基づいて経過時間TMを算出する。
上記ICカード200はマイコン7を用い、時間計測についてICカード100と同様の動作を行う。
【0052】
なお、ICカード100,200において、メモリ74をマイコン7の外部に設けてもよい。
ICカード100のクロック信号生成回路6は、第2の電気信号E2と同一周波数f2のクロック信号CLKを生成する構成としてもよい。
また、上記実施の形態は本発明の例示であり、本発明は上記実施の形態に限定されない。
【0053】
【発明の効果】
本発明に係るICカードでは、制御手段は、第1の情報が供給されてからの経過時間を、カウンタのカウント数とクロック信号周波数とに基づいて算出するので、前記経過時間を計測することができる。
したがって、本発明によれば、時間計測が可能なICカードを提供することができる。
【0054】
また、検出手段を備えることで、クロック信号周波数が不明な場合は、クロック信号周波数を検出することができ、クロック信号周波数を予め取り決めてある場合は、クロック信号周波数の確認をICカード内で行うことができる。
制御手段は、前記クロック周波数が前記周波数帯域内にある場合に、カウンタのカウント数と前記周波数帯域内の周波数とに基づいて前記経過時間を算出することで、クロック信号周波数の正確な値が不明なときにも時間計測を行うことが可能である。
【0055】
また、カード処理装置からのコマンドの実行開始を示す情報が供給されてから当該コマンドの実行終了を示す情報が供給されるまでの経過時間を算出することで、コマンド実行時間をICカード側で計測することが可能である。
更に、コマンド実行時間が、予め割り当てられた割当て時間を越えるか否かを判定することで、前記コマンドのタイムアウトをICカード側で検出することが可能である。
前記コマンドをカード処理装置からのリードコマンドまたはライトコマンドとすることで、カード処理装置からの不正なメモリアクセスを検出することが可能である。
【0056】
特に、前記ICカードを非接触式ICカードとして検出手段を設けることで、カード利用者が意図しないうちに非接触式ICカードを非接触式のカード処理装置に近づけた場合にも、クロック信号周波数を検出することができ、ICカードの信号処理の信頼性を向上することが可能である。
制御手段は、前記クロック周波数が前記周波数帯域内にある場合に、カウンタのカウント数と前記周波数帯域内の周波数とに基づいて前記経過時間を算出することで、カード利用者が意図しないうちに非接触式ICカードを非接触式のカード処理装置に近づけた場合にも、ICカード内で時間計測を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るICカードの第1の実施の形態を説明する概略ブロック構成図である。
【図2】第1の電気信号により制御手段に供給される情報を例示する説明図である。
【図3】本発明に係るICカードの第2の実施の形態を説明する概略ブロック構成図である。
【符号の説明】
1…第1のコイル(第1の変換手段)、2…第2のコイル(第2の変換手段)、5,15…増幅回路、6,16…クロック信号生成回路(生成手段)、7…マイクロコンピュータ(マイコン)、8,18…電源回路(電源供給手段)、11〜14…第1〜第4の接続端子、71…検出手段、72…カウンタ、73…制御手段、73M…内部メモリ、74…メモリ、100…ICカード(非接触式ICカード)、150…非接触式のカード処理装置、200…ICカード(接触式ICカード)、250…接触式のカード処理装置、CLK…クロック信号、E51…第1の電気信号、E2…第2の電気信号、E53…第3の電気信号、GND…接地電圧(接地電位)、J1〜J3…第1〜第3の電波信号、SK…検出信号。

Claims (9)

  1. カード処理装置からクロック信号が供給され、前記クロック信号をカウントするカウンタと、
    前記カード処理装置からコマンドと前記コマンドの実行開始を示す第1の情報を含有する第1の電気信号が供給される制限手段であって、前記第1の情報が供給されてから経過した経過時間を前記カウンタのカウント数と前記クロック信号の周波数とに基づいて算出し、当該算出した前記経過時間に応じて前記コマンドを実行する制御手段と
    前記クロック信号の周波数が、予め決められた周波数帯域内にある場合に、検出信号を生成して前記制御手段に供給する検出手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段から前記検出信号が供給された場合に、前記カウンタのカウント数と前記周波数帯域内の周波数とに基づいて前記経過時間を算出する
    ICカード。
  2. 記制御手段は、前記第1の情報が供給された後に前記コマンドが実行された場合は、
    前記第1の情報が供給された後であって前記コマンドが実行されていない間に前記カウンタでカウントされたカウント数と、前記クロック信号の周波数と、前記コマンドに対して予め割り当てられたカウント数または割当て時間とに基づき、前記経過時間を算出する
    請求項記載のICカード。
  3. 記第1の電気信号は、前記コマンドの実行終了を示す第の情報をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の情報が供給されてから前記第の情報が供給されるまでの経過時間を算出する
    請求項1または2記載のICカード。
  4. 前記制御手段は、前記経過時間が前記コマンドの割当て時間を越えるか否かを判定する
    請求項記載のICカード。
  5. 前記コマンドは、前記カード処理装置が前記ICカード内のメモリにアクセスするリードコマンドまたはライトコマンドである
    請求項1〜4の何れかに記載のICカード。
  6. 前記第1の電気信号は、記第1の情報から前記第2の情報までの時間間隔を示す第3の情報をさらに有し、
    前記制御手段は、前記算出した第1の情報が供給されてから前記第2の情報が供給されるまで経過時間と前記第3の情報が示す時間間隔との差が、予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定する
    請求項に記載のICカード。
  7. 前記第1の電気信号は、記第1の情報の供給時刻に対応する第1の時刻情報と、前記第2の情報の供給時刻に対応する第2の時刻情報とをさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の情報が供給されてから前記第2の情報が供給されるまでに経過した経過時間を算出し、算出した当該経過時間と前記第1および第2の時刻情報が示す供給時刻の時間間隔との差が、予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定する
    請求項に記載のICカード。
  8. 前記ICカードは、非接触式ICカードであり、
    前記カード処理装置から少なくとも前記コマンドおよび前記第1の情報を含む第1の電波信号が供給され、この第1の電波信号を前記第1の電気信号に変換する第1の変換手段と、
    前記カード処理装置から前記クロック信号を含む第2の電波信号が供給され、この第2の電波信号を第2の電気信号に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の電気信号に基づいて前記ICカードの駆動電力を生成する電源供給手段と、
    前記第2の電気信号に基づいて前記クロック信号を生成する生成手段と
    をさらに有する
    請求項1〜の何れかに記載のICカード。
  9. 前記ICカードは、接触式ICカードであり、
    前記カード処理装置から前記第1の電気信号が供給される第1の接続端子と、
    前記カード処理装置から前記クロック信号が供給される第2の接続端子と
    をさらに有する
    請求項1〜の何れかに記載のICカード。
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