JPH04170114A - 無線応答装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はデータを書き込んである応答器とこの応答器か
らのデータの読み出しを非接触で行う無線応答装置に関
するものである。

従来の技術 移動側と固定側の間の内の一方から他方に固有データを
伝送するには、従来ではデータ・キャリアなどと一般に
呼ばれている応答器を前記一方に取り付け、これを前記
他方からアクセスして応答器の内部に書き込まれている
前記固有データを読み出すように構成された無線応答装
置が知られている。

応答器とこの応答器からの情報の読み出しに使用される
質問器は、第２図に示すように構成されている。ここで
は応答器１は内部データとしての“個別データ”の書き
込まれた不揮発性メモリがデータ記憶部２に設けられて
おり、この応答器１に質問器３を近付けると、質問器３
のアンテナコイル４と応答器１のアンテナコイル５とか
で電磁結合して、質問器３の発振回路６から応答器１の
整流回路７に第１の周波数Ｆ８のキャリア信号８が供給
される。整流回路７ではキャリア信号８を整流平滑して
応答器１の内部回路の全電力を賄っている。応答器１の
データ記憶部２と出力回路９に電力が供給され、さらに
分周回路１０で前記キャリア信号８を分周して作った２
種類の基準クロック信号ｆ１．ｆ２が出力回路９に供給
されると、前記キャリア信号８の周波数Ｆ１とは異なる
周波数Ｆ２のキャリア信号１１を出力する出力回路９は
、データ記憶部２から読み出したコードが１ｇ　１１１
の場合には分周回路ｌＯから与えられる周波数ｆ１の信
号でキャリア信号１１を変調してアンテナコイル５に印
加し、コード“０”の場合には分周回路９から与えられ
る周波数ｆ２の信号でキャリア信号１１を変調してアン
テナコイル５に印加する。

このようにしてデータ記憶部２から読み出されたデータ
がＦＳＫ変調で送信されて質問器３のアンテナコイル４
に誘起される。アンテナコイル４に誘起した信号は質問
器３の復調回路１２で復調された後にパラレル変換して
出力される。

発明が解決しようとする課題 例えば、第１の周波数Ｆ１を“４００ＫＨｚ”、周波数
ｆ、（＝ＦＩ　／Ｎｌ　）を”５０に１１ｚ”、周波数
ｆ２　　（＝Ｆ１　／ＮＱ　’）を“４０ＫＨｚ”とす
ると、正規の質問器３は第２の周波数Ｆ２の信号を受信
して、復調回路１２は５０ＫＨｚの変調区間をコード“
１”、４０ＫＨ２の変調区間をコード“０”と復調する
ように構成されているが、このような従来の応答器１の
構成では、正規の質問器３を使用せずに不正に応答器１
に書き込まれている内部データの読み出されてしまう問
題がある。

具体的には、適当な周波数Ｆｘの交流磁界を応答器１の
アンテナコイル５に鎖交させると、分周回路！０から出
力回路９には周波数（Ｆｘ　／Ｎ、）。

（ＦＸ／Ｎ２）の分周信号が供給され、内部データに応
じてキャリア信号をＦＳＸ変調して発信を実施する。し
たがって、応答器１から発信されてくる信号の変調成分
を読み取ることによって、正規の質問器３を使用せずと
も応答器１に書き込まれている内部データを読み出すこ
とができ、内部データが不用意に漏洩する可能性が残さ
れている。

本発明は正規の質問器を使用しなければ応答器からのデ
ータの読み出しができない無線応答装置を提供すること
を目的とする。

課題を解決するための手段 本発明の無線応答装置は、質問器と応答器で構成され、
応答器を、質問器から送られてくる第１の周波数の交流
磁界に鎖交して、内部データに応じて前記第１の周波数
と特定の関係にある周波数で第１の周波数とは異なる第
２の周波数を変調して前記質問器に向けて発信するよう
構成するとともに、応答器の内部に第１の周波数を検出
する帯域通過フィルタを設け、この帯域通過フィルタの
出力に発生した信号に基づいて前記内部データの発信動
作を制御するように構成したことを特徴とする。

作用 この構成によると、第１の周波数の交流磁界を発生する
正規の質問器を応答器に近付けると、応答器に設けた帯
域通過フィルタの出力側には第１の周波数の信号が発生
し、帯域通過フィルタの出力側に第１の周波数の信号が
発生した状態では正規の質問器であると判定されて、内
部データの読み出しが許可される。

第１の周波数ではない適当周波数の交流磁界を応答器に
近付けると、この適当周波数の信号は応答器に設けた帯
域通過フィルタで遮断されて、こ”の帯域通過フィルタ
の出力側には信号が発生しない。帯域通過フィルタの出
力側に信号が発生しない状態では正規の質問器でないと
判定されて、内部データの読み出しが禁止される。

実施例 以下、本発明の実施例を第１図に基づいて説明する。な
お、従来例を示す第２図と同様の作用をなすものには同
一の符号を付けて説明する。

本発明の無線応答装置は第１図に示すように、帯域通過
フィルタ１３が応答器１に追加されており、分周回路ｌ
Ｏにはこの帯域通過フィルタ１３を介して質問器３の側
からの信号が入力されている。

ここで正規の質問器３から発生する第１の周波数Ｆ１を
４００ＫＨｚとすると、帯域通過フィルタ１３は中心周
波数が４００ＫＨｚに設定されている。

このように構成したため、応答器１に第１の周波数ＦＩ
の交流磁界を近付けると、帯域通過フィ６一 ルタ１３を介して分周回路１０に入力信号が印加されて
、出力回路９に周波数ｆｉ、ｆｚの信号が印加されてデ
ータ記憶部２に書き込まれている内部データに基づいて
第２の周波数Ｆ２の信号を周波数ｆ１．ｆ２でＦＳＸ変
調して従来と同様にアンテナコイル５から発信される。

正規の質問器３を使用せずに不正に内部データを読み出
そうとして、応答器１に第１の周波数Ｆ、ではない適当
周波数Ｆｘの交流磁界を近付けると、周波数Ｆ８の成分
は帯域通過フィルタ１３で遮断されて、分周回路ｌＯに
は入力信号が印加されない。そのため、出力回路９にお
ける。ＦＳＫ変調が実行されず、応答器１からの内部デ
ータの読み出しを実施できない。

上記の実施例では、分周回路１Ｇの入力信号のラインに
直列に帯域通過フィルタ１３を介装して、第１の周波数
の交流磁界でない場合のアクセスによる応答を禁止した
が、帯域通過フィルタ１３を介装する位置は整流回路７
の入力ラインに介装したり、帯域通過フィルタ１３の出
力に発生する信号レベルが規定レベル以下の場合には、
応答器１の帯域通過フィルタ１３の他の内部回路それ自
体が機能しないように構成することによっても、不正な
アクセスから応答器１の内部データを保護できる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、応答器の内部に　゛第１
の周波数を検出する帯域通過フィルタを設け、この帯域
通過フィルタの出力に発生した信号に基づいて前記内部
データの発信動作を制御するように構成したため、不正
なアクセスから応答器の内部データを保護することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の無線応答装置の一実施例の構成図、第
２図は従来の無線応答装置の構成図である。 １・・・応答器、３・・・質問器、８・・・第１の周波
数のキャリア信号、９・・・出力回路、１０・・・分周
回路、１３・・・帯域通過フィルタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、質問器と応答器で構成され、応答器を、質問器から
   送られてくる第１の周波数の交流磁界に鎖交して、内部
   データに応じて前記第１の周波数と特定の関係にある周
   波数で第１の周波数とは異なる第２の周波数を変調して
   前記質問器に向けて発信するよう構成するとともに、応
   答器の内部に第１の周波数を検出する帯域通過フィルタ
   を設け、この帯域通過フィルタの出力に発生した信号に
   基づいて前記内部データの発信動作を制御するように構
   成した無線応答装置。