JPH05346978A - データキャリア及び識別システム - Google Patents

データキャリア及び識別システム

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Publication number
JPH05346978A
JPH05346978A JP4179166A JP17916692A JPH05346978A JP H05346978 A JPH05346978 A JP H05346978A JP 4179166 A JP4179166 A JP 4179166A JP 17916692 A JP17916692 A JP 17916692A JP H05346978 A JPH05346978 A JP H05346978A
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JP
Japan
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circuit
oscillation
command
data
unit
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Application number
JP4179166A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Fukuoka
真一郎 福岡
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 EEPROMをメモリとして用いたデータキ
ャリアにおいて、書込み時の発振回路の動作時間を正確
に制御できるようにすること。 【構成】 ライトコマンドが得られたときに一定時間ク
ロック信号を発振制御回路21内のカウンタによって計
数する。そしてそのカウンタの動作時間だけ発振回路1
3を動作させ、チャージポンプ回路14によって昇圧し
てメモリセル16にデータを書込むようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物流システム,電子乗車
券システム等の識別システム及びデータキャリアに関
し、特にデータキャリアへのデータ書込みに特徴を有す
るデータキャリア及び識別システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】物流システム等での物品,製品の識別等
を機械化するためには、種々の物品等を識別して管理す
るシステムが必要となる。そこで特開平1−163991号の
ように識別対象物にメモリを有するデータキャリアを設
け、外部からデータ伝送によってデータキャリアに必要
な情報を書込んでおき、必要に応じてその情報を読出す
ようにした識別システムが提案されている。このような
データキャリアはパレット等に取り付けて用いられ、パ
レットの搬送経路の側方に配置された書込/読出制御ユ
ニットからデータキャリアに必要なデータを書込み又は
読出すように構成される。このようなデータキャリアの
メモリとして、EEPROM(電気的にデータを消去可
能なPROM)を使用したものがある。
【0003】図11はメモリ部にEEPROMを含む従
来のデータキャリアの構成を示すブロック図である。本
図において、送受信部1は搬送ライン等に固定されたリ
ードライトヘッドより出力される信号を受信及び送信す
るものであり、送受信用のコイル2とコンデンサ3によ
り構成される。コイル2及びコンデンサ3は搬送周波数
に共振する同調回路を形成しており、例えばASK変調
された信号を受信するものである。送受信部1の出力は
電源供給部4に与えられる。電源供給部4は、搬送周波
数を整流する整流回路5とコンデンサ6及び定電圧回路
7を有しており、定電圧回路7により例えば3〜5Vの
定電圧Vddが出力される。又送受信部1の出力は復調回
路8及びキャリア検出部9に与えられる。復調回路8
は、送受信部1のコイル2の両端に直列接続される検波
用のダイオード8a,8bと、振幅変調されたパルス信
号からデータ信号と制御信号(コマンド)及びクロック
信号を復調するASK検波回路8cにより構成される。
更に、キャリア検出部9はダイオード9aと接地抵抗9
bにより構成される。キャリア検出部9は搬送波のキャ
リアをIFロジック回路11に与えるものである。
【0004】又データキャリアは、データを格納するメ
モリ部10が設けられている。メモリ部10は単一電源
で動作する素子であり、同一チップ内にデータの入出力
を制御するIFロジック回路11,タイマ12,発振回
路13,チャージポンプ回路14,高電圧スイッチング
回路15及びEEPROMのメモリセル16及びメモリ
アクセス回路17が含まれる。EEPROMは一般にメ
モリの読出しに例えば3〜5Vの直流電圧が必要であ
り、又メモリの消去と書込みに例えば15〜20Vの直
流電圧が必要な不揮発性メモリである。このため通常の
EEPROMは、3〜5Vの電源電圧Vddのみを用い
て、内部の発振回路13及びチャージポンプ回路14に
よって電圧変換を行い、15〜20Vの電圧Vppに昇圧
している。チャージポンプ回路14は発振回路から得ら
れる発振信号に基づいて高電圧を発生する昇圧回路であ
る。
【0005】次に、高電圧スイッチング回路15はメモ
リセル16へデータの消去再記録に際し高圧の電圧Vpp
を供給する。又メモリ部10のメモリアクセス回路17
はメモリセル16の各アドレスにデータの記録及び読出
しを制御する。一方、復調回路8及びキャリア検出部9
の出力はIFロジック回路11に与えられる。IFロジ
ック回路11はキャリア検出部9の出力信号により発振
回路13を動作させたり、復調回路8からの制御信号に
よりメモリアクセス回路17を動作させるものである。
IFロジック回路11には又残響制御回路18が接続さ
れる。残響制御回路18は、送受信部1で受信したAS
K変調された信号に対して、コイル2及びコンデンサ3
の共振回路の残留振動をキャリアのオフ時に制御する回
路である。即ち、データキャリアよりデータを伝送する
際、このデータ信号によりASKの残留振動を停止さ
せ、その出力を送受信部1を介してリードライトヘッド
に送信するものである。
【0006】一方、このデータキャリアに対向する位置
にデータ伝送を行うリードライトヘッドが設けられてい
る。リードライトヘッドは送受信部,変調及び復調回路
を有するもので、書込/読出制御ユニットにより各種の
データがデータキャリアに伝送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにEEPRO
Mをメモリとするデータキャリアは、データをメモリセ
ル16に記録するために一定時間発振回路13を動作さ
せるタイマが必要となる。このタイマ12はIC内のコ
ンデンサ及び抵抗による時定数回路によって形成され
る。しかるにIC内に形成した抵抗の抵抗値はばらつき
や温度による影響が大きく、例えば設定値に対して 0.5
〜2倍の範囲内でばらつくこととなる。そのため発振回
路13を動作させる動作時間は不完全な書込みを防止す
るために最も短い時間でも十分に書込みが可能となるよ
うに高電圧の発生時間を確保していた。
【0008】しかしながらチャージポンプ回路14を動
作させている間は、動作していないときに比べて数十倍
の消費電流が必要となり、電源供給部4より供給される
電圧Vddが徐々に低下してしまう。そしてリセット電圧
に達すればデータキャリアがリセットしてしまい、通信
が不能となるので結果的に通信距離が変動することとな
る。このようにメモリ部10内のタイマ時間のばらつき
によって通信距離が変動してしまうという問題点があっ
た。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、請求項1〜3の発明は、データ
キャリア内の昇圧回路を動作させる時間を正確に制御で
きるようにすることを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、書込/読出制御ユニットとの間で信号を送信及び受
信する送受信部と、送受信部の出力を検波して信号を復
調すると共にクロック信号を再生する復調回路と、送受
信部が受信する搬送波を整流して直流電圧を出力する電
源供給部と、ライトコマンドの受信後に復調回路より検
出されたクロック信号を計数するカウンタを含み一定時
間の発振制御信号を出力する発振制御回路、カウンタの
動作時間に基づいて制御され一定周波数の信号を発振す
る発振回路、発振回路の出力に基づいて高電圧を供給す
る昇圧回路、EEPROMによるメモリセル、及び受信
したコマンドに基づいてメモリセルをアクセスするメモ
リアクセス回路を有するメモリ部と、を具備することを
特徴とするものである。
【0011】本願の請求項3の発明は、データを保持す
るメモリを有し、識別対象物に取付けられるデータキャ
リアと、データキャリアにデータを伝送し送出されたデ
ータを受信するデータ伝送手段を有する書込/読出制御
ユニットと、を具備する識別システムであって、書込/
読出制御ユニットは、データの書込時にデータ及びアド
レスを含むライトコマンドを送出するライトコマンド送
出手段と、ライトコマンド送出後に発振開始コマンドを
送出し、所定時間後に発振停止コマンドを送出する発振
制御手段と、を具備するものであり、データキャリア
は、書込/読出制御ユニットとの間で信号を送信及び受
信する送受信部と、送受信部の出力を検波して信号を復
調すると共にクロック信号を再生する復調回路と、送受
信部が受信する搬送波を整流して直流電圧を出力する電
源供給部と、リードコマンド,ライトコマンド及び発振
制御コマンドをデコードすると共に発振制御コマンドの
受信時に発振を制御するコマンドデコード回路、コマン
ドデコード回路によりデコードされた発振制御信号に基
づいて発振を開始及び停止し一定周波数の信号を発振す
る発振回路、発振回路の出力に基づいて高電圧を供給す
る昇圧回路、EEPROMによるメモリセル、及び受信
したコマンドに基づいてメモリセルをアクセスするメモ
リアクセス回路を有するメモリ部と、を具備することを
特徴とするものである。
【0012】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1又は2
の発明によれば、データキャリアの送受信部が搬送波を
受信すると、電源供給部はこの信号を整流してメモリ部
に与える。又受信時に復調回路によってクロック信号が
復調される。そしてライトコマンドが受信されれば発振
制御回路によって一定時間復調回路から検出されたクロ
ック信号を計数し、その動作時間だけメモリ部内の発振
回路を起動している。そしてこの発振出力に基づいて高
電圧を発生させ、この電圧を用いてメモリ部内のEEP
ROMのメモリセルにデータを書込むようにしている。
【0013】又本願の請求項3の発明によれば、書込/
読出制御ユニット側ではデータキャリアへのデータの書
込み時にライトコマンドに続けて発振開始コマンドを送
出し、一定時間後に発振停止コマンドを送出する。デー
タキャリア側ではライトコマンド受信後に発振開始信号
が得られれば、コマンドデコード回路によって発振開始
コマンドをデコードし、メモリ部内の発振回路を発振さ
せる。そして発振停止コマンドが得られればこの発振を
停止させる。この間発振回路によって高電圧を昇圧回路
により昇圧し、EEPROMによるメモリセルにデータ
を書込むようにしている。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例におけるデータキ
ャリアの構成を示すブロック図である。尚従来例を示す
図11と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略
する。データキャリアは、送受信用のコイル2,コンデ
ンサ3を含む送受信部1と、電源供給部4とダイオード
8a,8bとASK検波回路8cを含む復調回路8と、
ダイオード9aと接地抵抗9bを含むキャリア検出部9
と、残響制御回路18を有することは従来例と同一であ
る。さて本実施例ではメモリ部20は従来例と同様にI
Fロジック回路11,発振回路13〜メモリアクセス回
路17までの各ブロックに加えて、タイマ12に代えて
発振制御回路21を設けている。又電源供給部4の電圧
Vdd、及びチャージポンプ回路Vddの電圧を検出する第
1,第2の電圧検知回路22,23が設けられる。発振
制御回路21はIFロジック回路11からのコマンド検
知信号等の出力及び電圧検知回路の出力に基づいて一定
時間発振回路13を動作させるものである。発振制御回
路21には復調回路8からの復調後のクロック信号CL
KAが与えられる。
【0015】図2は本発明の主要部である発振制御回路
21と電圧検知回路22,23及びその周辺回路の構成
を示すブロック図である。本図において発振制御回路2
1は、IFロジック回路11より得られるライトコマン
ド,コマンド受信完了信号,及びコマンド受信完了後の
CRCエラーがないことが示されるCRCエラー無信号
によって動作するアンド回路31、及びその論理積出力
によってセットされるRSフリップフロップ32を有し
ている。RSフリップフロップ32のQ出力はカウンタ
イネーブル信号としてカウンタ33に与えられ、又RS
フリップフロップ34のセット入力端に与えられる。カ
ウンタ33は復調回路8より得られるクロック信号CL
KAを計数し一定時間発振回路13を動作させるための
カウンタであって、そのアップカウント出力はオア回路
35を介してフリップフロップ34のリセット端子に与
えられる。データキャリアからのレスポンスの送信終了
信号がオア回路36に与えられる。又電源供給部4の出
力電圧Vddを検出する電圧検知回路22,チャージポン
プ回路14の出力電圧Vppを検出する電圧検出回路23
の出力が夫々インバータ37,38を介してオア回路3
6に与えられる。オア回路36の論理和出力は、カウン
タ33のクリア信号端及びRSフリップフロップ32の
リセット端子とオア回路35に与えられる。オア回路3
5はフリップフロップ34をリセットするものである。
フリップフロップ34はそのQ出力がアンド回路39に
与えられ、又発振回路13の発振制御信号として出力さ
れる。又チャージポンプ回路14の出力電圧Vppを検出
する電圧検知回路23の出力もアンド回路39に与えら
れる。
【0016】さてアンド回路39の論理積出力は図3に
示すように、モニタ信号としてIFロジック回路11の
マルチプレクサ41(MPX)に与えられる。IFロジ
ック回路11にはデータキャリアのステータス情報を保
持するステータスレジスタ42,送信データのCRCチ
ェックコードを保持するCRCレジスタ43を有してお
り、夫々の出力はP/S変換器44,45に与えられ
る。P/S変換器44,45はその出力をシリアル信号
に変換してマルチプレクサ41に与えるものである。又
メモリアクセス回路17より得られるメモリ読出データ
がP/S変換器46を介してマルチプレクサ41に与え
られる。マルチプレクサ41はIFロジック11の他の
ブロックからの切換信号によってこれらのデータを切換
えて送信データTXDとして残響制御回路18に与えて
いる。
【0017】次に本実施例のデータキャリアの動作につ
いて説明する。図4(a)はリードライトヘッドからの
ライトコマンド、(b)はこれに対するデータキャリア
のレスポンスを示しており、図4(c)〜(j)はデー
タキャリアの図2に示すc〜jの各部の波形を示すタイ
ムチャートである。図4,5において、図4は電源供給
部4の出力電圧Vddがリセット電圧以下に下がらない場
合のタイムチャートである。本図においてデータキャリ
ア(DC)が例えば搬送ラインに設けたリードライトヘ
ッド(RWH)に近接すると、データキャリアの送受信
部1が搬送波を受信し、キャリア検出部9がキャリア信
号を出力する。このキャリア信号から図4(a)に示す
ようなライトコマンドを受信すると、IFロジック回路
11ではこの信号を復調しCRCのチェックが行われ
る。図4(a),(c)に示すようにライトコマンドを
受信し、その受信が完了した後CRCエラーがなけれ
ば、アンド回路31によって論理積条件が成立し、RS
フリップフロップ32がセットされカウンタ33がイネ
ーブル状態となる。従ってカウンタ33はリードライト
ヘッドから連続して送出されるクロック信号CLKAを
計数する。このとき同時に図4(e)に示すようにフリ
ップフロップ34がセットされ、そのQ出力によって発
振回路13が動作する。従って発振を開始し、図4
(j)に示すようにチャージポンプ回路14の出力によ
って高電圧が発生する。
【0018】さてチャージポンプ回路14の出力電圧V
ppが閾値を越えれば図4(g),(h)に示すように電
圧検知回路23の出力がHレベルとなり、アンド回路3
9を介してモニタ信号がIFロジック回路11のマルチ
プレクサ41に加えられる。このライトコマンド受信後
はデータキャリアからレスポンスとして、図4(b)に
示すようにステータス(ST)及びモニタ信号が送信さ
れる。モニタ信号は電圧検知回路23の出力H又はLを
夫々「1」,「0」としてそのまま送出するものであ
り、マルチプレクサ41を介して送信データTXDとし
て残響制御回路18に出力される。こうしてデータキャ
リアから図4(b)に示すようにモニタとして連続して
「1」を送出する。
【0019】そしてカウンタがカウントアップすれば図
4(d)に示すようにカウントアップ出力が得られ、こ
れによってフリップフロップ34がリセットされ同時に
モニタ信号も「0」レベルとなる。そうすれば発振回路
13の発振が停止しチャージポンプ回路14が不動作と
なるため、図4(j)に示すように電圧Vppは徐々に低
下する。従って電圧検知回路23の出力も図4(g)に
示すようにLレベルに反転する。従ってモニタ出力は
「0」となってこのレベルがそのまま図4(b)に示す
ように送出される。そしてデータキャリアよりCRCレ
ジスタ43のCRCチェックコードがP/S変換器4
5,マルチプレクサ41を介して送出される。そしてレ
スポンスが終了すれば終了信号がオア回路36に加わ
る。従ってカウンタ33がリセットされ、同時にフリッ
プフロップ32,34もリセットされ、元の状態に復帰
することとなる。図4では電源供給部4の出力がリセッ
ト電圧に達することなく正常にデータが書込まれた状態
を示している。
【0020】一方書込みの途中で電圧検知回路23によ
ってVppが閾値以下となるのが検出された場合には、図
5(j),(g)に示すようにカウンタ33がリセット
され、同時にフリップフロップ32,34もリセットさ
れる。そしてフリップフロップ34の出力がアンド回路
39及びマルチプレクサ41を介してモニタとして
「0」レベルが図5(b)に示すように送出される。そ
の後CRCレジスタ43のCRCチェックコードがP/
S変換器45,マルチプレクサ41を介して送出され、
レスポンスが終了する。このように本実施例では発振回
路13の動作時間をカウンタ33がカウントアップする
までの時間としている。従って従来例のようにCRを用
いた時定数回路でないため、正確に発振回路13の動作
時間を規定することができ、時定数のばらつきによる伝
送距離のばらつきを防止することができる。
【0021】次に本願の識別システムの発明についての
第2実施例を説明する。図6は本願の第2実施例による
識別システムの構造を示すブロック図である。本図にお
いて識別システムは搬送ライン上を識別の対象となる部
品が搬送されるパレット51に直接取付けられるデータ
キャリア52と、データキャリア52にデータを書込み
及び読出すデータ伝送手段であるリードライトヘッド5
3、及びリードライトヘッド53に接続されてその動作
を制御するIDコントローラ54が設けられる。IDコ
ントローラ54は上位のコンピュータ55に接続されて
いる。リードライトヘッド53及びIDコントローラ5
4は書込/読出制御ユニットを構成している。
【0022】さてリードライトヘッド53及びIDコン
トローラ54は夫々第7図にブロック図を示すように、
データキャリア52へのデータの書込み及び読取りを制
御するマイクロプロセッサ(CPU)61とそのシステ
ムプログラム及びデータを保持するメモリ62が設けら
れる。IDコントローラ54内のマイクロプロセッサ6
1は図示のようにライトコマンドを送出するライトコマ
ンド送出手段61aを有しており、又ライトコマンド送
出後に一定時間発振を制御する発振制御手段61bを有
している。
【0023】さてリードライトヘッド53は所定周波数
のキャリアを断続する変調回路63、及びASK変調し
てデータキャリア52に高周波の信号を伝送する送信部
64を有している。又受信部65はデータキャリア52
から得られるキャリアと同一のキャリア周波数の減衰振
動を受信するものであり、受信信号は復調回路66に与
えられる。復調回路66は減衰の有無によってデータキ
ャリア52から伝送される信号を復調するものであり、
その出力はIDコントローラ54に与えられる。
【0024】図8は本実施例によるデータキャリア52
の構成を示すブロック図であり、第1実施例と同一部分
は同一符号を付して詳細な説明を省略する。本実施例で
は送受信部1,電源供給部4,復調回路8,キャリア検
出部9,残響制御回路18の構成は第1実施例と同様で
ある。又メモリ制御部70内に前述した第1実施例と同
様に、IFロジック回路11,発振回路13〜メモリア
クセス回路17までの各ブロックを有することは第1実
施例と同様である。本実施例ではIFロジック回路11
にはコマンドデコード回路71が接続される。コマンド
デコード回路71はIDコントローラ54側から送出さ
れるコマンドをデコードし、これに基づいて発振回路1
3の発振開始,停止を制御すると共に、ライトコマン
ド,リードコマンドであれば所定のアドレスに対応して
メモリをアクセスし、必要なデータをメモリに書込み又
は読出すものである。
【0025】次に本実施例の動作について説明する。図
9は本実施例のIDコントローラ54のフローチャー
ト、図10は伝送されるコマンドとその応答、及び発振
回路の動作を示すタイムチャートである。これらの図に
おいて書込/読出制御ユニットのIDコントローラ54
が動作を開始すると、データキャリアの近接を待受け、
近接すれば例えばライトコマンド又はリードコマンドを
送出する。図10(a)は書込/読出制御ユニット側か
ら送出されるコマンドを示している。こうしてライトコ
マンドを送出すると、ステップ81においてライトコマ
ンドが送出されたかどうかをチェックする。ライトコマ
ンドの送出であればコマンド送出後にステップ82に進
んでデータキャリア52からのレスポンスが受信された
かどうかをチェックする。そして図10(b)に示すレ
スポンスの受信を待受け、レスポンスがあればステップ
83に進んで発振開始コマンドを送出する。本実施例で
はデータキャリア52側に設けたコマンドデコード回路
71は発振開始コマンド,発振停止コマンドを他のコマ
ンドと同様にデコードし、発振の開始及び停止コマンド
によって発振回路13を制御する。発振開始コマンドが
与えられればデータキャリアは図10(c)に示すよう
に発振を開始する。一方IDコントローラ54ではタイ
マを起動する(ステップ84)。そしてステップ85,
86に進んでデータキャリア52からのレスポンス及び
タイムアップするかどうかをチェックする。こうしてタ
イムアップするまで発振を継続させておくことによって
発振回路13,チャージポンプ回路14を必要な時間だ
け連続して動作させることができる。この間に高電圧ス
イッチング回路15よりメモリセルに必要な電圧を与え
てライトコマンド内のデータを所定のアドレスに書込む
ものとする。
【0026】さてIDコントローラ54に設定したタイ
マがタイムアップすれば、ステップ87に進んで発振停
止コマンドを送出する。そしてレスポンスの受信を待受
けて処理を終える。ここでステップ80は書込/読出制
御ユニット側からデータキャリアにライトコマンドを送
出するライトコマンド送出手段61aを構成しており、
ステップ81〜88はライトコマンド送出後に発振を開
始する発振開始コマンド、このコマンド送出後の所定時
間後に発振を停止させる発振停止コマンドを送出する発
振制御手段61bを構成している。
【0027】こうすれば書込/読出制御ユニット側でデ
ータキャリア52の発振回路13の動作時間を規定する
ことができる。それ故、温度やCRの時定数のばらつき
の影響を受けることがなくなり、又伝送速度を変えても
対応することができる。又第1実施例と比較すればデー
タキャリアの構造が簡略化されるため、チップ面積を削
減することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に発明したように本発明によれ
ば、EEPROMをメモリとするデータキャリアを用い
た識別システムにおいて、データを書込むときの高電圧
を発生させるチャージポンプ回路の動作時間を正確に規
定することができる。そのためCRの時定数のばらつき
や温度等の影響が全くなくなる。従ってチャージポンプ
回路が動作することによる電圧降下による伝送距離のば
らつきをなくすことができる。更に本願の請求項3の発
明では、書込/読出制御ユニット側で昇圧回路の動作時
間を正確に制御することができ、データキャリアの構造
を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるデータキャリアの構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例による発振制御回路と電圧
検知回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例のIFロジック部の一部の
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例によるデータキャリアの動
作を示すタイムチャート(その1)である。
【図5】本発明の第1実施例によるデータキャリアの動
作を示すタイムチャート(その2)である。
【図6】本発明の第2実施例による識別システムの全体
構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施例によるIDコントローラとリードラ
イトヘッドの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例によるデータキャリアの構
成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例によるIDコントローラの
動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例によるIDコントローラ
及びデータキャリアの動作を示すタイムチャートであ
る。
【図11】従来のデータキャリアの一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 送受信部 4 電源供給部 8 復調回路 9 キャリア検出部 11 IFロジック回路 13 発振回路 14 チャージポンプ回路 15 高電圧スイッチング回路 16 メモリセル 17 メモリアクセス回路 18 残響制御回路 20,70 メモリ部 21 発振制御回路 22,23 電圧検知回路 52 データキャリア 53 リードライトヘッド 54 IDコントローラ 71 コマンドデコード回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込/読出制御ユニットとの間で信号を
    送信及び受信する送受信部と、前記送受信部の出力を検
    波して信号を復調すると共にクロック信号を再生する復
    調回路と、前記送受信部が受信する搬送波を整流して直
    流電圧を出力する電源供給部と、ライトコマンドの受信
    後に前記復調回路より検出されたクロック信号を計数す
    るカウンタを含み一定時間の発振制御信号を出力する発
    振制御回路、前記カウンタの動作時間に基づいて制御さ
    れ一定周波数の信号を発振する発振回路、前記発振回路
    の出力に基づいて高電圧を供給する昇圧回路、EEPR
    OMによるメモリセル、及び受信したコマンドに基づい
    て前記メモリセルをアクセスするメモリアクセス回路を
    有するメモリ部と、を具備することを特徴とするデータ
    キャリア。
  2. 【請求項2】 前記データキャリアのメモリ部は、前記
    電源供給部の出力電圧のレベルを検出する第1の電圧検
    知回路と、前記メモリ部の昇圧回路の出力電圧を検出す
    る第2の電圧検知回路と、を具備し、前記発振制御回路
    は、前記第1,第2の電圧検知回路の電圧低下検知出力
    が与えられ、前記カウンタをリセットするオア回路を含
    むものであることを特徴とする請求項1記載のデータキ
    ャリア。
  3. 【請求項3】 データを保持するメモリを有し、識別対
    象物に取付けられるデータキャリアと、前記データキャ
    リアにデータを伝送し送出されたデータを受信するデー
    タ伝送手段を有する書込/読出制御ユニットと、を具備
    する識別システムであって、前記書込/読出制御ユニッ
    トは、データの書込時にデータ及びアドレスを含むライ
    トコマンドを送出するライトコマンド送出手段と、ライ
    トコマンド送出後に発振開始コマンドを送出し、所定時
    間後に発振停止コマンドを送出する発振制御手段と、を
    具備するものであり、前記データキャリアは、書込/読
    出制御ユニットとの間で信号を送信及び受信する送受信
    部と、前記送受信部の出力を検波して信号を復調すると
    共にクロック信号を再生する復調回路と、前記送受信部
    が受信する搬送波を整流して直流電圧を出力する電源供
    給部と、リードコマンド,ライトコマンド及び発振制御
    コマンドをデコードすると共に前記発振制御コマンドの
    受信時に発振を制御するコマンドデコード回路、前記コ
    マンドデコード回路によりデコードされた発振制御信号
    に基づいて発振を開始及び停止し一定周波数の信号を発
    振する発振回路、前記発振回路の出力に基づいて高電圧
    を供給する昇圧回路、EEPROMによるメモリセル、
    及び受信したコマンドに基づいて前記メモリセルをアク
    セスするメモリアクセス回路を有するメモリ部と、を具
    備するものであることを特徴とする識別システム。
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