JP4498086B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像素子の画素欠陥の補正に関するものである。
CCD等の撮像素子においては、2次元に配列された画素のうち、その製造過程もしくは製造後において、半導体の局部的な感度不良が生じることが知られている。これらの現象が起きると、入射した光量に応じた電荷出力が得られなくなるため、撮像画像上に被写体とは無関係に白点や黒点が見て取れ、いわゆる欠陥画素となって現れる。
こうした欠陥画素の撮像出力に起因する画質劣化を信号処理によって補正するために、従来から、撮像素子に含まれる欠陥画素についての欠陥データを、製造した半導体工場で検出して不揮発性メモリに予め記憶させるか、あるいは、撮像素子を用いた画像処理装置側において、撮像素子のシャッターを遮光状態としたとき、所定の出力レベルを超える画素(白点欠陥画素)、並びに、画像処理装置への入射光量を所定のレベルとしたとき、所定の出力レベルに達しない画素(黒点欠陥画素)の位置データを不揮発性メモリに記憶しておいて、通常撮像時に、この不揮発性メモリに記憶されている位置データに基づいて欠陥画素を特定し、その欠陥画素の撮像出力に代えて、例えば1画素前の撮像出力を置換することにより、欠陥画素補正を行っている。
ところで、近年の撮像素子に求められる画素数が、以前の数十万画素程度から数百万画素に増大したこともあり、撮像素子の製造技術の進歩にも関わらず、撮像素子に現れる欠陥画素の発生確率は増大する傾向にある。特に低コストが求められる民生機器に使用される撮像素子では、その製造歩留まりを上げるために、欠陥画素数を従来に比して桁違いに多く許容せざるを得なくなってきている。
したがって、従来のように、欠陥画素の位置データを高価な不揮発性メモリに記憶することが困難になってきている。
こうした状況に対して、例えば文献1では、通常の撮像時において、ある1画素とそれに隣接する同色画素との各画素信号間のレベル差を検出し、所定の閾値判定をすることで欠陥画素を検出し補正を行っている。これにより、欠陥画素の位置情報をあらかじめ記憶しておくための不揮発性メモリを省くことができる。同様に、例えば文献2では、撮像素子の所定領域に含まれる欠陥画素については不揮発性メモリに記憶し、所定領域外に含まれる欠陥画素については、不揮発性メモリに記憶した欠陥画素の補正を行った後に、通常撮像時に欠陥画素の検出と補正を同時に行うことにより、限られた不揮発性メモリであっても、多数の欠陥画素に対応している。
特開平06−030425号公報 特開2002−027323号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、通常撮像時に、ある一画素と隣接する同色画素との各画素信号間のレベル差を検出し、所定の閾値判定をすることで欠陥画素補正を行うのであるから、当然ながら被写体エッジ等の高周波成分をも誤検出して補正してしまう。このことは、正常画素の出力画像の画質を阻害してしまうことになり、この問題について十分検討されているとはいえなかった。また、ノイズ等の影響により、閾値付近で判定結果が細かく切替わってしまい、動画撮影時には、出力画像がちらついてしまうという問題もあった。よって、本発明の画像処理装置は、被写体エッジ等の高周波成分を誤検出するなど、欠陥画素の誤検出により画質劣化を起こすことなく適正な欠陥画素補正を可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルの平均値の、レベルの差を検出する第1の検出手段と、前記周辺画素から出力された信号のレベルの平均値を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段にて検出された前記レベルの差、および、前記第2の検出手段にて検出された前記平均値を用いて求めた混合比で、前記注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルを混合し、前記注目画素から出力された信号のレベルとする補正手段とを有することを特徴とする。
同様に、上述した課題を解決するために、本発明の画像処理方法は、注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルの平均値の、レベルの差を検出する第1の検出工程と、前記周辺画素から出力された信号のレベルの平均値を検出する第2の検出工程と、前記第1の検出工程にて検出された前記レベルの差、および、前記第2の検出工程にて検出された前記平均値を用いて求めた混合比で、前記注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルを混合し、前記注目画素から出力された信号のレベルとする補正工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、欠陥画素の誤検出や誤補正を防止し、ノイズの影響の少ない画質の良い画像を得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図9は、本発明の実施例1に係る画像処理装置300の構成を示すブロック図である。この構成は、例えば、CCDあるいはCMOSセンサなどの撮像素子を用いた単板式の画像処理装置(デジタルカラーカメラ等)であり、撮像素子を連続的または単発的に駆動して、動画像または静止画像を表わす画像信号を得る画像処理装置に適用すると好適である。撮影レンズ等からなる光学ブロック202を通った光線は、撮像素子100の受光面に導かれる。これにより、撮像素子100の受光面を構成するフォトダイオードには、被写体像に対応した画像信号が発生する。撮像素子100は、TG(タイミングジェネレータ)209によって駆動される。撮像素子100から出力された画像信号は、CDS(相関二重サンプリング・ホールド)回路203に入力される。そして、画像信号は、TG209によって定められたタイミング信号に従ってCDS回路203において、リセット雑音の除去等の所定の信号処理を施され、サンプルホールドされる。212は、撮像素子100のアナログ信号出力を増幅してカメラの感度を設定するゲインアンプであり、204は、撮像素子100のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器204である。A/D変換器204は、TG209から供給されるクロック信号に応じてA/D変換を行う。A/D変換器204においてデジタル信号に変換された画素信号は、補正手段である補正回路205において、補正が施され出力される。補正回路205の動作に関しては後述する。
補正回路205の出力はカメラ信号処理回路206に入力され、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の処理を施されてYCrCbの輝度と色差信号に変換される。カメラ信号処理回路206の出力は、記録回路207において圧縮等の処理が施された後に所定のフォーマットへ変換され、着脱可能な記録媒体208に記録される。また、カメラ信号処理回路206の出力は、表示回路210において、縮小・拡大処理やスーパーインポーズ等の処理が施された後に、例えばNTSC方式のアナログ信号等に変換され、ディスプレイ211で表示される。
次に、補正回路205の動作を図1に基づいて説明する。A/D変換器により、A/D変換された画像信号を欠陥画素検出手段101に入力することにより、式(1)のように、注目画素とその周辺画素の平均値との差分値Dを求め、出力する。
注目画素−注目画素の周辺画素の平均値=差分値D・・・・式(1)
また、画像信号を周辺レベル情報検出手段102に入力することにより、ある注目画素の周辺画素の平均値を検出し、出力する。注目画素に対応する周辺同色画素の一例を図2に示す。注目画素をGとした場合、その周囲のGの値の平均値を求め、周辺レベル情報として出力する。注目画素が、R,Bの場合も同様にして、周辺同色画素の平均値を求め、周辺レベル情報として出力する。この周辺レベル情報検出手段102により、注目画素の周囲の画素についての明るさ情報を検出することができる。
ゲイン設定手段103は、周辺レベル情報検出手段102の出力信号を入力とし、周辺レベル情報に応じたゲインgを出力する。図3(A)は、白点欠陥画素(白傷)を補正する場合の、周辺レベル情報とゲインの出力の対応の一例を示したものであり、横軸が周辺レベル情報、縦軸がゲインgである。白点欠陥画素補正を行う場合、予め定められた閾値Th1があり、閾値Th1よりも周辺レベル情報が小さい時はゲインgを大きくし、閾値Th1よりも周辺レベル情報が大きい時にはゲインgを小さくする。また、図3(B)は、黒点欠陥画素(黒傷)を補正する場合の、周辺レベル情報とゲインの出力の対応の一例を示したものであり、横軸が周辺レベル情報、縦軸がゲインgである。黒点欠陥画素補正を行う場合、予め定められた閾値Th1があり、閾値Th1よりも周辺レベル情報が小さい時はゲインgを小さくし、閾値Th1よりも周辺レベル情報が大きい時にはゲインgを大きくする。この対応は、工場出荷時にROMテーブルを作成して値を記憶させておく方法や、周辺レベル情報を基に、演算式でゲインgを算出して求める方法などがある。
また、白点欠陥画素補正と黒点欠陥画素補正の対応表の切替えは、欠陥画素検出手段101の出力信号である差分値Dの特性によって切替えを行う。切替えは、画像処理装置によって適宜設定可能とする。この切替え設定の一例としては、差分値Dが、ある閾値より小さい場合は黒傷欠陥画素補正とし、大きい場合は白傷欠陥画素補正とする方法がある。例えば、閾値を0と設定した場合には、差分値Dがプラスのときは白傷欠陥画素補正へ、差分値Dがマイナスのときは黒傷欠陥画素補正へと切替わる。
そして、欠陥画素検出手段101の出力信号である差分値Dと、ゲイン設定手段103の出力信号であるゲインgとかけ合わせた結果を差分値D’とする。
補正係数出力手段104の出力の一例を図4に示す。横軸が入力信号である差分値D’で、縦軸が出力信号である混合比kである。混合比kとは、欠陥画素補正手段105は入力された注目画素を欠陥画素として欠陥画素補正した値と、A/D変換器によりA/D変換された画像信号であり欠陥画素補正を施していない画像信号とを、どのような割合で混合するかを表す係数である。欠陥画素補正後の信号に混合比kを、欠陥画素補正前の信号に(1−k)をそれぞれ乗算し、乗算結果を加算することによって、注目画素の出力画像信号を求めることができる。この演算処理は、補正値決定手段106により行う。
まず、補正係数出力手段104は、図4に示すように二つの閾値Th2,Th3を使用し、差分値D’がTh2より小さい場合は0を出力し、Th2<差分値D’<Th3の場合は1を出力し、差分値D’がTh3より小さい値を出力するようにする。この対応は、工場出荷時にROMテーブルを使用して値を記憶させておく方法や、演算式を用いて演算によって求める方法などがある。このように差分値D’の値によりそれぞれの注目画素に対応する補正係数k(混合比k)を決定する。
図4からわかるように、Th3より差分値D’が大きい場合には、混合比kを少なくする、または、欠陥画素補正しない値を出力するために混合比kを0とする。このように、欠陥画素補正しないで出力した値の割合が大きくなるように設定することにより、被写体エッジ等の高周波成分の誤検出補正を防止することが可能となる。
欠陥画素補正手段105は入力された注目画素を欠陥画素として、欠陥画素補正した値を出力する。この欠陥画素補正は、例えば、注目画素の周辺の同色隣接画素からの信号の平均値を求め、補間することにより行うことができる。補正値決定手段106は、A/D変換器により、A/D変換された画像信号(補正前信号とよぶ)と、欠陥画素補正手段105の出力信号(補正後信号とよぶ)を入力信号とし、補正係数出力手段104からの出力信号である混合比kを制御信号として、式(2)によって線形合成し、出力信号とする。
補正後信号×混合比k+補正前信号×(1−k)=出力信号・・・・式(2)
このようにして各々の注目画素における出力信号を生成することにより、白点欠陥画素の場合、周辺レベル情報が大きい箇所、つまり明るい箇所では、欠陥画素補正を行っていない値が出力され、周辺レベル情報が小さい箇所、つまり暗い箇所では、欠陥画素補正を行った値が出力されるため、明るい箇所では欠陥画素補正による悪影響(ランダムノイズや過補正による影響)を小さくし、暗い箇所では欠陥画素補正により画質劣化を低減させることができ、良好な出力信号を得ることができる。また、黒点欠陥画素の場合、周辺レベル情報が大きい箇所、つまり明るい箇所では、欠陥画素補正を行った値が出力され、周辺レベル情報が小さい箇所、つまり暗い箇所では、欠陥画素補正を行っていない値が出力されるため、明るい箇所では欠陥画素補正により画質劣化を低減し、暗い箇所では欠陥画素補正による悪影響(ランダムノイズや過補正による影響)を小さくすることができる。
上述の構成により、被写体の状況または白傷か黒傷かに応じて、欠陥画素補正された値が出力される割合を調整することができ、それぞれの撮影条件に適応した画質のよい画像を得ることができる。
本発明の実施例2は、全体の構成は実施例1と同様であるので省略し、動作の異なる周辺レベル情報検出手段102について説明する。実施例1では、例えば注目画素がGの場合には周辺のGの信号を平均して周辺レベル情報を検出するというようにR,G,Bの画素でそれぞれが同色の信号を用いて周辺レベル情報を検出していたが、実施例2では注目画素の色がR,G,Bのどの色でも左右隣接4画素の平均値を求めて、周辺レベル情報とする。
注目画素に対応する周辺同色画素の一例を図5に示す。A/D変換器により、A/D変換された画像信号を周辺レベル情報検出手段102に入力することにより、ある注目画素の左右隣接4画素の平均値を求め出力する。注目画素をGとした場合、その左右隣接4画素の平均値を求め周辺レベル情報として出力する。R,Bの場合も同様にして平均値を求め、周辺レベル情報として出力する。この周辺レベル情報検出手段102により、注目画素の周囲の画素についての明るさ情報を検出することができる。
ゲイン設定手段103は、周辺レベル情報検出手段102の出力信号を入力とし、周辺レベル情報に応じたゲインgを出力する。そして、欠陥画素検出手段101の出力信号である差分値Dと、ゲイン設定手段103の出力信号であるゲインgとかけ合わせた結果を差分値D’とする。
その後、差分値D’を基に、混合比kを求める。補正値を生成する方法は実施例1と同様であるため説明を省略する。
本発明の実施例3は、全体の構成は実施例1と同様であるので省略し、動作の異なる周辺レベル情報検出手段102について説明する。
A/D変換器により、A/D変換された画像信号を周辺レベル情報検出手段102に入力することにより、ある注目画素の周辺画素の色毎の平均値を求める。この一例を図6に示す。図6(A)は注目画素がGの場合、図6(B)は注目画素がRの場合を示している。また、図6(C)は注目画素がBの場合を示している。例えば、注目画素がGの場合の場合には、周辺のGの6画素の平均値、周辺のRの2画素の平均値、周辺のBの2画素の平均値をそれぞれ求める。そして、注目画素の周辺の画素の色毎の平均値に固定係数(予めROMテーブルを作成して値を記憶させておく)をかけて和を求めることにより、周辺レベル情報として出力する。
この周辺レベル情報検出手段102により、注目画素の周囲の画素についての明るさ情報を検出することができる。
ゲイン設定手段103は、周辺レベル情報検出手段102の出力信号を入力とし、周辺レベル情報に応じたゲインgを出力する。そして、欠陥画素検出手段101の出力信号である差分値Dと、ゲイン設定手段103の出力信号であるゲインgとかけ合わせた結果を差分値D’とする。
その後、差分値D’を基に、混合比kを求める。補正値を生成する方法は実施例1と同様であるため説明を省略する。
本発明の実施例4の画像処理装置の全体図も図9と同じ構成である。実施例4での欠陥画素を補正する補正手段である補正回路の適用図を図7に示す。A/D変換器により、A/D変換された画像信号を欠陥画素検出手段101に入力することにより、注目画素とその周辺画素の平均値との差分値Dを求め、出力する。
補正係数出力手段104は、入力された欠陥画素検出手段101の出力信号である差分値Dに応じて、混合比kを出力する。この差分値Dと混合比kの対応の一例を図10に示す。横軸が入力信号である差分値Dで、縦軸が出力信号である混合比kである。補正係数出力手段104は、差分値DがTh4<D<Th5の場合は、0<k≦1を混合比kとして出力し、差分値DがTh4より小さい場合は0を混合比kとして出力する。また、Th5<Dの場合にはDの値が大きくなるほどkは0に近づく。これらの差分値と混合比の対応は、工場出荷時にROMテーブルに値を記憶させておく方法や、演算式にDを代入して算出する方法などがある。このように差分値Dの値によりそれぞれの補正係数kを決める。
欠陥画素補正手段105は、入力された注目画素の画像信号を欠陥画素補正した値を出力する。補正方法としては、例えば、注目画素の複数の周辺画素の信号の平均値を求め、注目画素の補正後信号とする方法がある。
この補正係数出力手段104の出力信号である混合比kを制御信号とし、欠陥画素補正手段105の出力信号である欠陥画素補正された値と、入力信号である欠陥画素補正されていない値とを線形合成する。この線形合成の方法は、実施例1で式(2)を用いて線形合成する方法と同じであるので、説明は省略する。このようにして補正値決定手段106の出力信号を生成することにより、閾値付近においてノイズ等の影響により、欠陥画素補正を行った値と行っていない値とがフレーム毎に細かく切替わって出力されてちらつきが起こることを低減することができる。
本発明の実施例5の適用図を図8に示す。図8は、図9の画像処理装置の構成のブロック図の補正回路205およびカメラ信号処理回路206の具体的な構成図を表している。欠陥画素検出手段101、欠陥画素補正手段105、補正値決定手段106は実施例4と同様であるので説明を省略し、本発明の新規要素についてのみ説明する。
カメラ信号処理回路206では、カメラ信号処理(アパーチャ補正、ガンマ補正、ホワイトバランス等の撮像系の信号処理)が行われる、この中で、画素からの信号を増幅する係数である回路ゲインや撮像素子を露出させるシャッタスピードに対する調整が行われる。補正係数出力手段104において、ゲインアンプ212により調整される回路ゲイン(ISO感度)が上がった場合には、図11の対応表の傾きを緩やかにすることによって、画像のS/Nの悪化を防止する。例えば、回路ゲインが上がった場合には、図11のTh7、Th8を固定した状態でTh6を小さくしTh9を大きくし、回路ゲインが下がった場合には、図11のTh7、Th8を固定した状態でTh6を大きくしTh9を小さくすると、傾きの緩やかさの調整ができる。なお、撮影条件に関する情報(回路ゲインやシャッタスピード等)は、CPU213を通じて補正係数出力手段104に伝えられる。
画像処理装置の構成を上述のようにすると、回路ゲインが上がることによりノイズが大きくなり、この影響で、撮影フレーム毎に補正値が大きく切替わってしまい、画面がちらついてしまうといった悪影響を、低減することができる。
また、補正係数出力手段104において、シャッタスピードが遅くなった場合は、図11のグラフの傾きを固定した状態で、Th6,Th7の値を小さくし、Th8,Th9の値を大きくする。また、シャッタスピードが速くなった場合は、図11のグラフの傾きを固定した状態で、Th6,Th7の値を大きくし、Th8,Th9の値を小さくする。シャッタスピードが遅くなると、欠陥画素のレベルが増大する。したがって図11の混合比kの値が1に対応する箇所を増やすことにより、欠陥画素補正された値が出力されやすくすることができ、欠陥画素による悪影響を低減することができる。また、シャッタスピードが速くなると、欠陥画素のレベルが小さくなるので、図11のグラフの傾きを固定した状態でTh6,Th7の値を大きくし、Th8,Th9の値を小さくし、混合比kの値が1に対応する箇所を減らすことにより、欠陥画素補正されていない値が出力されやすくすることができ、欠陥画素でない画素を誤って補正してしまう悪影響を低減することができる。
以上説明したように、回路ゲインやシャッタスピードなどの撮像条件に応じて、欠陥画素補正された値が出力される割合を調整することにより、それぞれの撮像条件に適応した画質の良い画像を得ることができる。
実施例1〜5で説明した欠陥画素補正方法によれば、白点欠陥画素は、明るい箇所では目立たず、暗い箇所では目立つという特長があるため、明るい箇所では、誤って行われる欠陥画素補正による悪影響を低減することができ、暗い箇所では欠陥画素補正によって、欠陥画素による画質劣化を低減することができる。黒点欠陥画素は、明るい箇所では目立ち、暗い箇所では目立たないという特徴があるため、明るい箇所では、欠陥画素補正によって、欠陥画素による画質劣化を低減することができ、暗い箇所では、誤って行われる欠陥画素補正による悪影響を低減することができる。また、実施例4,5のように、撮像条件に応じて閾値を変化させれば、補正を切替える閾値付近の値がノイズ等の影響により細かく変化してしまい画面がちらつくという問題を解決することができる。
実施例1〜3における補正回路の詳細を説明する図である。 実施例1における周辺レベル情報検出手段における周辺画素の模式図である。 実施例1〜3におけるゲイン設定手段における周辺レベル情報とゲインの関係図である。 実施例1〜3における補正係数出力手段における差分値と混合比の関係図である。 実施例2における周辺レベル情報検出手段における周辺画素の模式図である。 実施例3における周辺レベル情報検出手段における周辺画素の模式図である。 実施例4における補正回路の詳細を説明する図である。 実施例5における補正回路およびカメラ信号処理回路の詳細を説明する図である。 本発明の実施例1〜5に係わる画像処理装置のブロック図である。 実施例4の補正係数出力手段における差分値と混合比の関係図である。 実施例5の補正係数出力手段における差分値と混合比の関係図である。
符号の説明
101 欠陥画素検出手段
102 周辺レベル情報検出手段
103 ゲイン設定手段
104 補正係数出力手段
105 欠陥画素補正手段
106 補正値決定手段
202 光学ブロック
100 撮像素子
203 CDS回路
204 A/D変換器
205 補正回路
206 カメラ信号処理
207 記録回路
208 記録媒体
209 TG
210 表示回路
211 ディスプレイ
212 ゲインアンプ
213 CPU
300 画像処理装置

Claims (5)

  1. 注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルの平均値の、レベルの差を検出する第1の検出手段と、
    前記周辺画素から出力された信号のレベルの平均値を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段にて検出された前記レベルの差、および、前記第2の検出手段にて検出された前記平均値を用いて求めた混合比で、前記注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルを混合し、前記注目画素から出力された信号のレベルとする補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記第2の検出手段にて検出された前記平均値に応じたゲインを、前記第1の検出手段にて検出された前記レベルの差に掛ける乗算手段と、
    前記乗算手段で得られた結果に応じて、前記混合比を決定する決定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記乗算手段は、前記注目画素が白点欠陥画素であれば、前記平均値が閾値よりも大きな場合は、前記平均値が前記閾値よりも大きくない場合に比べて、前記ゲインを小さく設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記乗算手段は、前記注目画素が黒点欠陥画素であれば、前記平均値が閾値より小さな場合は、前記平均値が前記閾値より小さくない場合に比べて、前記ゲインを小さく設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルの平均値の、レベルの差を検出する第1の検出工程と、
    前記周辺画素から出力された信号のレベルの平均値を検出する第2の検出工程と、
    前記第1の検出工程にて検出された前記レベルの差、および、前記第2の検出工程にて検出された前記平均値を用いて求めた混合比で、前記注目画素から出力された信号のレベルと、前記注目画素の周辺画素から出力された信号のレベルを混合し、前記注目画素から出力された信号のレベルとする補正工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
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